JPWO2019194063A1 - 空調換気装置及び空調換気方法 - Google Patents

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Abstract

室外熱交換器(20)が配置される室外熱交換器用通風路(S2)を画定している室外熱交換器用通風路画定部材(92)に、各々外部空間(RB)に通じる室外熱交換器用第1吸気口(92a)及び室外熱交換器用排気口(92b)と、被空調室(RA)に通じる室外熱交換器用第2吸気口(92c)とが形成されている。室外送風機(50)は、外部空間(RB)の空気である外部空気が室外熱交換器用第1吸気口(92a)から吸い込まれると共に、被空調室(RA)の室内空気が室外熱交換器用第2吸気口(92c)から吸い込まれ、吸い込まれた外部空気及び室内空気が室外熱交換器(20)を通過し、室外熱交換器用排気口(92b)から外部空間(RB)に排出される気流を、室外熱交換器用通風路(S2)に形成する。

Description

本発明は、空調換気装置及び空調換気方法に関する。
特許文献1に開示されるように、被空調室を換気する機能と、冷凍サイクルを用いて被空調室を空調する機能とを有する空調換気装置が知られている。被空調室の換気には、室外送風機が利用される。即ち、室外送風機が、冷凍サイクルを構成する室外熱交換器の熱交換を促進する役割と、被空調室の空気を被空調室の外部に排出する役割とを兼ねる。
特開2009−79783号公報
上記空調換気装置は、被空調室の換気と並行して被空調室を空調する機能は有さない。しかし、被空調室を換気することで、被空調室の温度環境が悪化する場合がある。このため、被空調室を換気しながら、被空調室を空調する機能が望まれる。
また、上記空調換気装置で被空調室を換気するには、冷凍サイクルを構成する室内熱交換器と室外熱交換器の各々を通過する気流の風路を構成している状態から、被空調室の空気を外部に排気する気流の風路を構成する状態への切り替えが必要である。この切り替えを実現するために、上記空調換気装置は、複雑な構成を必要とする。
本発明の目的は、複雑な構成を必要とせずに、被空調室の空調と被空調室の換気とを並行して行える空調換気装置及び空調換気方法を提供することである。
本発明に係る空調換気装置では、室内熱交換器及び室外熱交換器の一方が、冷媒を蒸発させる蒸発器として機能し、他方が、冷媒を凝縮させる凝縮器として機能する。協働機器群は、冷媒が循環する冷凍サイクルを、室内熱交換器及び室外熱交換器と共に構成する。
室内熱交換器は、室内熱交換器用通風路画定部材によって画定される室内熱交換器用通風路に配置される。室内熱交換器用通風路画定部材には、各々空調の対象である被空調室に通じる室内熱交換器用吸気口及び室内熱交換器用排気口が形成されている。室内熱交換器用通風路は、室内熱交換器用吸気口と室内熱交換器用排気口とを連通させる。
室内送風機は、室内熱交換器用通風路に配置される。室内送風機は、被空調室の空気である室内空気が室内熱交換器用吸気口から吸い込まれ、吸い込まれた室内空気が、室内熱交換器を通過して、室内熱交換器用排気口から被空調室に排出される気流を、室内熱交換器用通風路に形成する。
室外熱交換器は、室外熱交換器用通風路画定部材によって画定される室外熱交換器用通風路に配置される。室外熱交換器用通風路画定部材には、各々被空調室と隔離された外部空間に通じる室外熱交換器用第1吸気口及び室外熱交換器用排気口と、被空調室に通じる室外熱交換器用第2吸気口とが形成されている。室外熱交換器用通風路は、室外熱交換器用第1吸気口及び室外熱交換器用第2吸気口と、室外熱交換器用排気口とを連通させる。
室外送風機は、室外熱交換器用通風路に配置される。室外送風機は、外部空間の空気である外部空気が室外熱交換器用第1吸気口から吸い込まれると共に、被空調室の室内空気が室外熱交換器用第2吸気口から吸い込まれ、吸い込まれた外部空気及び室内空気のうち少なくとも外部空気が室外熱交換器を通過し、かつ外部空気及び室内空気が、室外熱交換器用排気口から外部空間に排出される気流を、室外熱交換器用通風路に形成する。
上記構成によれば、室内空気が室内熱交換器を通過することによって室内空気の温度が調整されることと並行して、室外熱交換器用第2吸気口から外部空間への室内空気の排出が行われる。このため、被空調室の空調と被空調室の換気とを並行して行える。
また、被空調室の換気は、室外熱交換器用通風路画定部材に室外熱交換器用第2吸気口が形成されていることにより実現されるため、複雑な構成を必要としない。
実施の形態1に係る空調換気装置の冷房運転状態の構成を示す概念図 実施の形態1に係る空調換気装置の暖房運転状態の構成を示す概念図 実施の形態2に係る空調換気装置の冷房運転状態の構成を示す概念図 実施の形態3に係る空調換気装置の冷房運転状態の構成を示す概念図 実施の形態4に係る空調換気装置の冷房運転状態の構成を示す概念図 実施の形態5に係る空調換気装置の冷房運転状態の構成を示す概念図 実施の形態6に係る空調換気装置の冷房運転状態の構成を示す概念図 実施の形態7に係る空調換気装置の冷房運転状態の構成を示す概念図 実施の形態8に係る空調換気装置の冷房運転状態の構成を示す概念図
以下、図面を参照し、実施の形態1−8に係る空調換気装置について説明する。図中、同一又は対応する部分に同じ符号を付す。
[実施の形態1]
図1に示すように、本実施の形態に係る空調換気装置100は、空調の対象である被空調室RAを空調する空調機器80を備える。空調機器80は、一方が冷媒を蒸発させる蒸発器として機能し、他方が冷媒を凝縮させる凝縮器として機能する室内熱交換器10及び室外熱交換器20と、冷媒が循環する冷凍サイクルを、室内熱交換器10及び室外熱交換器20と共に構成する協働機器群30とを有する。
協働機器群30は、冷媒を圧縮する圧縮機31と、冷媒を膨張させる膨張器32と、上述した室内熱交換器10、室外熱交換器20、圧縮機31、及び膨張器32を接続する閉回路を構成し、内部を冷媒が流れる冷媒配管33とを含む。なお、膨張器32は、キャピラリーチューブ(capillary tube)によって構成される。
また、協働機器群30は、空調機器80が構成する冷凍サイクルにおける冷媒の流れを切り替える四方弁34も含む。四方弁34によって冷媒の流れを切り替えることで、空調機器80が被空調室RAを冷房する冷房運転状態と、空調機器80が被空調室RAを暖房する暖房運転状態との切り替えが可能である。図1には、冷房運転状態の空調機器80を例示している。
また、空調機器80は、被空調室RAの空気である室内空気と室内熱交換器10との間の熱交換を促進する室内送風機40と、建物の壁WLによって被空調室RAと隔離された外部空間RBの空気である外部空気と室外熱交換器20との熱交換を促進する室外送風機50とを有する。
また、空調機器80は、圧縮機31、室内送風機40、及び室外送風機50に電力を供給する電源回路60と、電源回路60から圧縮機31、室内送風機40、及び室外送風機50の各々に供給される電力の制御、並びに四方弁34の切り替えの制御を行う制御装置70とを有する。電源回路60及び制御装置70の各々は、回路基板に実装されて構成されている。
また、本実施の形態に係る空調換気装置100は、以上説明した空調機器80を収容する筐体90を備える。筐体90は、室内熱交換器10及び室内送風機40が配置される室内熱交換器用通風路S1を画定している室内熱交換器用通風路画定部材91と、室外熱交換器20及び室外送風機50が配置される室外熱交換器用通風路S2を画定している室外熱交換器用通風路画定部材92とを有する。
室内熱交換器用通風路画定部材91には、各々被空調室RAに通じる室内熱交換器用吸気口91a及び室内熱交換器用排気口91bが形成されている。室内熱交換器用通風路S1は、室内熱交換器用吸気口91aと室内熱交換器用排気口91bとを連通させている。室内送風機40は、室内熱交換器用吸気口91aから室内熱交換器用排気口91bに至る室内空気の気流を、室内熱交換器用通風路S1に形成する。
室外熱交換器用通風路画定部材92には、各々外部空間RBに通じる室外熱交換器用第1吸気口92a及び室外熱交換器用排気口92bが形成されている。室外熱交換器用第1吸気口92aは、外部空気吸気用ダクトD1を介して外部空間RBに通じ、室外熱交換器用排気口92bは、排気用ダクトD2を介して外部空間RBに通じている。
また、室外熱交換器用通風路画定部材92には、被空調室RAに通じる室外熱交換器用第2吸気口92cも形成されている。室外熱交換器用第2吸気口92cは、被空調室RAの内部に面している。
具体的には、室外熱交換器用第2吸気口92cは、筐体90の、被空調室RAの内部に面する複数の外面のうち、室内熱交換器用排気口91bが開口している外面とは交差する方向に延在する外面に、開口している。
室外熱交換器用通風路S2は、室外熱交換器用第1吸気口92a及び室外熱交換器用第2吸気口92cと、室外熱交換器用排気口92bとを連通させている。室外送風機50は、室外熱交換器用第1吸気口92aから室外熱交換器用排気口92bに至る外部空気の気流を、室外熱交換器用通風路S2に形成する。
この外部空気の気流を形成する室外送風機50の動作によって、室外熱交換器用通風路S2の内部における室外熱交換器用第2吸気口92cと面する領域の気圧が、被空調室RAの気圧よりも低くなる。このため、被空調室RAの室内空気が、自ずと室外熱交換器用第2吸気口92cから室外熱交換器用通風路S2に吸い込まれ、外部空気と共に室外熱交換器用排気口92bから外部空間RBに排気される。
なお、室外熱交換器用第2吸気口92cは、室外送風機50によって形成される気流の流れの方向に関して、室外熱交換器20よりも上流に配置されている。このため、室内空気は外部空気と一緒に室外熱交換器20を通過して、室外熱交換器用排気口92bから外部空間RBに排気される。
また、筐体90は、圧縮機31、膨張器32、冷媒配管33、及び四方弁34が収容される機械収容部S3を画定する機械収容部画定部材93と、電源回路60及び制御装置70を収容する回路基板収容部S4を画定する回路基板収容部画定部材94とを有する。
機械収容部S3及び回路基板収容部S4は、室内熱交換器用通風路S1と室外熱交換器用通風路S2との間に構成される。つまり、室内熱交換器用通風路画定部材91と、室外熱交換器用通風路画定部材92とは、機械収容部画定部材93及び回路基板収容部画定部材94によって隔離されている。
以下、被空調室RAを冷房する場合における空調換気装置100の動作を説明する。
被空調室RAを冷房する場合は、圧縮機31で圧縮された冷媒が、凝縮器としての室外熱交換器20に供給される。室外熱交換器20で凝縮された冷媒は、膨張器32で膨張された後、蒸発器としての室内熱交換器10で蒸発され、再び圧縮機31に戻される。このように冷凍サイクルを構成することで、室内熱交換器10が冷却され、室外熱交換器20が発熱した状態となる。
そして、冷凍サイクルが構成された状態で、室内送風機40が、室内熱交換器用通風路S1に、室内熱交換器10を通過する室内空気の気流を形成する。具体的には、室内熱交換器用通風路S1には、室内空気が室内熱交換器用吸気口91aから吸い込まれ、吸い込まれた室内空気が、室内熱交換器10を通過して、室内熱交換器用排気口91bから被空調室RAに排出される気流が形成される。
これにより、室内空気が室内熱交換器10と熱交換されることで、室内空気が室内熱交換器10によって冷却される。つまり、被空調室RAの冷房が実現される。
一方、室外送風機50は、上述した冷凍サイクルが構成された状態で、室外熱交換器用通風路S2に、室外熱交換器20を通過する外部空気及び室内空気の気流を形成する。具体的には、室外熱交換器用通風路S2には、外部空気が室外熱交換器用第1吸気口92aから吸い込まれると共に、被空調室RAの室内空気が室外熱交換器用第2吸気口92cから吸い込まれ、吸い込まれた外部空気及び室内空気の双方が、室外熱交換器20を通過して室外熱交換器用排気口92bから外部空間RBに排出される気流が形成される。
このようにして、外部空気及び室内空気が室外熱交換器20と熱交換されることで、室外熱交換器20からの排熱が実現される。室内空気は、室内熱交換器10によって吸熱されたことにより、外部空気よりも低温になりうる。このため、外部空気のみならず室内空気も室外熱交換器20に通すことで、外部空気のみを室外熱交換器20に通す場合に比べて、排熱を効率的に行える。
また、室内空気が、被空調室RAから、室外熱交換器用第2吸気口92c、室外熱交換器用通風路S2、及び排気用ダクトD2を通って外部空間RBに排気されることに伴い、室内空気以外の空気が、被空調室RAに新たに供給される。これにより、被空調室RAの換気が実現される。なお、排気された室内空気の入れ替わりとして、被空調室RAに新たに供給される空気は、新鮮な外部空気であってもよいし、被空調室RA以外の居住空間の空気であってもよい。
次に、図2を参照し、被空調室RAを暖房する場合における空調換気装置100の動作を説明する。
図2に示すように、被空調室RAを暖房する場合は、圧縮機31で圧縮された冷媒が、凝縮器としての室内熱交換器10に供給される。室内熱交換器10で凝縮された冷媒は、膨張器32で膨張された後、蒸発器としての室外熱交換器20で蒸発され、再び圧縮機31に戻される。このように冷凍サイクルを構成することで、室内熱交換器10が発熱し、室外熱交換器20が冷却された状態となる。
そして、冷凍サイクルが構成された状態で、室内送風機40が、室内熱交換器用通風路S1に、室内熱交換器10を通過する室内空気の気流を形成する。これにより、室内空気が室内熱交換器10と熱交換されることで、室内空気が室内熱交換器10によって加温される。つまり、被空調室RAの暖房が実現される。
一方、室外送風機50は、上述した冷凍サイクルが構成された状態で、室外熱交換器用通風路S2に、室外熱交換器20を通過する外部空気及び室内空気の気流を形成する。これにより、被空調室RAの換気が実現されると共に、室外熱交換器20が外部空気及び室内空気と熱交換することで、室外熱交換器20の、外部空気及び室内空気からの吸熱が実現される。
室内空気は、室内熱交換器10によって加温されたことにより、外部空気よりも温かくなりうる。このため、外部空気のみならず室内空気も室外熱交換器20に通すことで、外部空気のみを室外熱交換器20に通す場合に比べて、吸熱を効率的に行える。つまり、室内空気の熱を室外熱交換器20で回収できる。
また、室内熱交換器10で加温された室内空気を室外熱交換器20に通すことで、室外熱交換器20に霜が付くことを抑制できる。この点について具体的に説明する。従来は、外部空気の温度が低く湿度が高いときに、外部空気中の水分に起因して室外熱交換器20に霜が付き、室外熱交換器20の熱交換の効率が著しく低下する場合があった。
これに対し、本実施の形態では、外部空気のみならず、室内熱交換器10で加温された室内空気も室外熱交換器20に通すので、室外熱交換器20に霜が付くことを抑制できる。また、仮に室外熱交換器20に霜が付いても、加温された室内空気によって霜を溶かすことができる。このため、外部空気の温度が低く湿度が高い場合であっても、室外熱交換器20の熱交換の効率が低下することが防止される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、室内空気が室内熱交換器10を通過することによって室内空気の温度が調整されることと並行して、室外熱交換器用第2吸気口92cから外部空間への室内空気の排出が行われる。このため、被空調室RAの空調と、被空調室RAの換気とを並行して行える。
また、被空調室RAの換気は、室外熱交換器用通風路画定部材92に室外熱交換器用第2吸気口92cが形成されていることにより実現されるため、被空調室RAを換気する機能を実現するに当たって、複雑な構成を必要としない。
また、室外熱交換器用第2吸気口92cが室外熱交換器20よりも上流に配置されているので、外部空気のみならず室内空気も室外熱交換器20を通過する。このため、外部空気のみを室外熱交換器20に通す場合に比べて、室外熱交換器20の熱交換の効率を高めることができる。この結果、室内空気を室外熱交換器20に通さずに排気する場合に比べて、エネルギーのロスを抑制できる。
特に、室外熱交換器20が蒸発器として機能し、室内熱交換器10が凝縮器として機能する暖房運転状態においては、加温された室内空気によって、室外熱交換器20への霜の付着を抑制できる。このため、外部空気の相対湿度が高い場合でも、室外熱交換器20の熱交換の効率を良好に維持できる。
また、室内熱交換器用通風路画定部材91と室外熱交換器用通風路画定部材92とが、両者の間に介在する機械収容部画定部材93及び回路基板収容部画定部材94によって隔離されている。この結果、室外熱交換器用第2吸気口92cが、室内熱交換器用吸気口91aよりも室内熱交換器用排気口91bから遠い位置に配置されている。つまり、室外熱交換器用第2吸気口92cは、室内熱交換器用吸気口91aよりも室内熱交換器用排気口91bから離れた位置において、被空調室RAの内部に面している。
このため、室内熱交換器用通風路画定部材91と室外熱交換器用通風路画定部材92とが、共通の筐体90の一部分を構成しているにも関わらず、室内熱交換器用排気口91bから排出された直後の室内空気が、充分に被空調室RA内を循環せずに室外熱交換器用第2吸気口92cから取り込まれてしまうショートサーキット(short circuit)が生じにくい。
なお、室外熱交換器用第2吸気口92cを、筐体90の、被空調室RAの内部に面する複数の外面のうち、室内熱交換器用排気口91bが開口している外面とは交差する方向に延在する外面に開口させたことも、上述したショートサーキットの抑制に寄与している。
[実施の形態2]
上記実施の形態1の構成に対して、室外熱交換器用第2吸気口92cから室外熱交換器用通風路S2に吸い込む室内空気の量を調整する手段を付加してもよい。以下、その具体例について説明する。
図3に示すように、本実施の形態に係る空調換気装置200は、室外熱交換器用第2吸気口92cに設けられたダンパ201をさらに備える。ダンパ201は、室外熱交換器用第2吸気口92cから室外熱交換器用通風路S2への室内空気の流入量を調整できる構成を有する。
具体的には、ダンパ201は、室外熱交換器用第2吸気口92cを全閉又は全開にすることができ、かつ開度を調整できる構成を有する。ここで“開度”とは、室外熱交換器用第2吸気口92cの開口の面積のうち、室内空気の通過を許容する領域の面積の割合を意味する。
ダンパ201は、制御装置70によって制御される。制御装置70は、単位時間当たりの換気の量を指定する旨のユーザの操作に応じてダンパ201の開度を制御する他、圧縮機31が作動を開始した直後の期間は、ダンパ201を全閉する制御を行う。ダンパ201を全閉とし、外部空間RBへの室内空気の排出を遮断することで、被空調室RAの快適性を速やかに高めることができる。
また、本実施の形態に係る空調換気装置200は、室内空気の温度を検出する室内温度センサ202と、外部空気の温度を検出する外部温度センサ203とを備える。室内温度センサ202は、室内熱交換器用吸気口91aに面する位置に配置され、外部温度センサ203は、室外熱交換器用第1吸気口92aに面する位置に配置される。そして、制御装置70は、室内温度センサ202及び外部温度センサ203の検出結果に基づくダンパ201の制御も行う。
具体的には、制御装置70は、室内温度センサ202の検出結果の変化量、具体的には室内温度の差分が、快適性が保たれる温度変化の許容値として予め定められた差分閾値を超えた場合には、ダンパ201の開度を低下させる制御を行う。これにより、外部空間RBへの室内空気の排出が制限されるので、室内温度の急激な変化が抑制される。
また、制御装置70は、空調機器80が被空調室RAを暖房している状態において、外部温度センサ203の検出結果が、霜が生成するおそれがある温度として予め定められた下限閾値を下回った場合には、ダンパ201の開度を高める制御を行う。これにより、室外熱交換器20を通過する、加温された室内空気の量が増えるので、室外熱交換器20に霜が付着することを未然に防止できる。他の効果は、実施の形態1と同様である。
[実施の形態3]
上記実施の形態1では、室外熱交換器用第1吸気口92aと、室外熱交換器用第2吸気口92cとを別々の位置に配置したが、室外熱交換器用第1吸気口92aが、室外熱交換器用第2吸気口92cを兼ねることもできる。以下、その具体例について説明する。
図4に示すように、本実施の形態に係る空調換気装置300は、外部空気吸気用ダクトD1を備える点では、実施の形態1と共通するが、外部空気吸気用ダクトD1に、貫通孔301が形成されている点で、実施の形態1と相違する。
外部空気吸気用ダクトD1の一端の開口は、外部空間RBに面している。外部空気吸気用ダクトD1の他端の開口は、室外熱交換器用第1吸気口92aに接続されている。貫通孔301は、外部空気吸気用ダクトD1の一端から他端までの間における被空調室RAに面する部分に形成されている。
このため、室外送風機50が作動しているときに、外部空気吸気用ダクトD1の一端の開口から外部空気が吸い込まれると共に、貫通孔301から室内空気が吸い込まれる。この結果、室外熱交換器用第1吸気口92aから室外熱交換器用通風路S2に、外部空気及び室内空気が導入される。従って、室外熱交換器用第1吸気口92aが、図1に示した室外熱交換器用第2吸気口92cを兼ねる。
本実施の形態によれば、外部空気吸気用ダクトD1に、室内空気が取り込まれる貫通孔301を形成するので、貫通孔301を、図1に示す室外熱交換器用第2吸気口92cよりも、室内熱交換器用排気口91bから遠い位置に配置することが容易である。このため、実施の形態1に比べて、室内熱交換器用排気口91bから室外熱交換器用通風路S2への室内空気のショートサーキットが一層生じにくい。
また、貫通孔301は、外部空気吸気用ダクトD1の一端から他端までの間における被空調室RAに面する任意の位置に配置できるので、貫通孔301を配置する位置の設計の自由度が高い。他の効果は実施の形態1と同様である。
[実施の形態4]
上記実施の形態3の構成に対して、室外熱交換器用通風路S2に吸い込まれる室内空気の量を調整する手段を付加してもよい。以下、その具体例について説明する。
図5に示すように、本実施の形態に係る空調換気装置400は、外部空気吸気用ダクトD1の貫通孔301に設けられたダンパ401をさらに備える。ダンパ401によって、貫通孔301から室外熱交換器用通風路S2に吸い込まれる室内空気の量を調整できる。
また、本実施の形態では、外部温度センサ203は、外部空気吸気用ダクトD1の一端の開口の周囲に配置されている。室内温度センサ202及び外部温度センサ203の検出結果に基づく制御装置70の動作は、実施の形態2と同様である。他の効果は、実施の形態3と同様である。
[実施の形態5]
上記実施の形態1では、室外熱交換器用第1吸気口92aに外部空気吸気用ダクトD1が接続され、室外熱交換器用排気口92bに排気用ダクトD2が接続されていたが、室外熱交換器用第1吸気口92a及び室外熱交換器用排気口92bが、外部空間RBに面している場合には、外部空気吸気用ダクトD1及び排気用ダクトD2を省略してもよい。以下、その具体例について説明する。
図6に示すように、本実施の形態では、筐体90が、被空調室RAと外部空間RBとを区分する建物の壁WLを貫いた状態で設置される。室内熱交換器用通風路画定部材91が、被空調空間RAに配置され、室内熱交換器用吸気口91a及び室内熱交換器用排気口91bが、被空調空間RAに面している点は、実施の形態1と同様である。
一方、室外熱交換器用通風路画定部材92が外部空間RBに配置されている点は、実施の形態1と相違する。室外熱交換器用第1吸気口92a及び室外熱交換器用排気口92bは、外部空間RBに面している。このため、図1に示した外部空気吸気用ダクトD1及び排気用ダクトD2が不要である。
但し、本実施の形態に係る空調換気装置500は、室内空気を室外熱交換器用通風路S2に取り込むために、室内空気吸気用ダクトD3を備える。
室内空気吸気用ダクトD3の一端の開口は、被空調室RAの内部に面している。室内空気吸気用ダクトD3の他端の開口は、室外熱交換器用第2吸気口92cに接続されている。室内空気吸気用ダクトD3が、被空調室RAから壁WLを隔てた室外熱交換器用通風路S2へと室内空気を案内することにより、被空調室RAの換気が実現される。
また、室内空気吸気用ダクトD3の一端の開口は、室内熱交換器用吸気口91aよりも室内熱交換器用排気口91bから離れた位置において、被空調室RAの内部に面している。これにより、室内熱交換器用排気口91bから室外熱交換器用通風路S2への室内空気のショートサーキットが抑制される。他の効果は、実施の形態1と同様である。
[実施の形態6]
上記実施の形態5の構成に対して、室外熱交換器用通風路S2に吸い込まれる室内空気の量を調整する手段を付加してもよい。以下、その具体例について説明する。
図7に示すように、本実施の形態に係る空調換気装置600は、室内空気吸気用ダクトD3の一端の開口に設けられたダンパ(damper)601をさらに備える。ダンパ601によって、被空調室RAから室外熱交換器用通風路S2に吸い込まれる室内空気の量を調整できる。
また、本実施の形態では、外部温度センサ203は、室外熱交換器用通風路画定部材92の外面における室外熱交換器用第1吸気口92aの周囲に配置されている。室内温度センサ202及び外部温度センサ203の検出結果に基づく制御装置70の動作は、実施の形態2と同様である。他の効果は、実施の形態5と同様である。
[実施の形態7]
上記実施の形態5及び6では、図6及び図7に示したように、室内空気吸気用ダクトD3が、筐体90の外部に配置されていたが、室内空気吸気用ダクトD3を筐体90の内部に配置してもよい。以下、その具体例について説明する。
図8に示すように、本実施の形態に係る空調換気装置700においては、被空調室RAから室外熱交換器用第2吸気口92cを介して室外熱交換器用通風路S2へと室内空気を案内する室内空気吸気用ダクトD4が、筐体90の内部に配置されている。
室内空気吸気用ダクトD4は、筐体90の内部において、室内熱交換器用通風路S1及び機械収容部S3に面する部分を通り、室内熱交換器用吸気口91aの位置から室外熱交換器用第2吸気口92cの位置にわたって延在している。
即ち、室内空気吸気用ダクトD4の一端の開口は、室内熱交換器用吸気口91aの位置において被空調室RAの内部に面しており、室内空気吸気用ダクトD4の他端の開口は、室外熱交換器用第2吸気口92cに接続されている。
本実施の形態によれば、室内熱交換器用吸気口91aが、空調のために室内空気を取り込む部分としての役割と、換気のために室内空気を取り込む部分としての役割とを兼ねる。このため、空調換気装置700の、被空調室RAに露出している部分の外観を簡素化することで美観を高めることができる。
なお、被空調室RAの換気を行う際、室外熱交換器用通風路S2の内面、室外熱交換器20、及び室外送風機50に、被空調室RA内の塵埃が付着することを抑制するために、室内空気に対して塵埃を除去するフィルタリングを施してから、その室内空気を室外熱交換器用通風路S2に取り込むことが好ましい。
この点、本実施の形態によれば、室内熱交換器用吸気口91aに設置されるフィルタが、室内熱交換器用通風路S1に流入する室内空気から塵埃を除去する役割と、室外熱交換器用通風路S2に流入する室内空気から塵埃を除去する役割とを兼ねることができる。このため、フィルタが1つで済むという利点がある。
[実施の形態8]
上記実施の形態1−7の構成に対して、室外熱交換器用第1吸気口92aから室外熱交換器用通風路S2に吸い込まれる外部空気の量を調整する手段を付加してもよい。以下、その具体例について説明する。
図9に示すように、本実施の形態に係る空調換気装置800は、室外熱交換器用第1吸気口92aに設けられたダンパ801をさらに備える。ダンパ801によって、外部空間RBから室外熱交換器用通風路S2に吸い込まれる外部空気の量を調整できる。
制御装置70は、被空調室RAの暖房が行われている際、外部温度センサ203の検出結果に基づいて、室外熱交換器20に霜が付くおそれがあると判定される場合に、ダンパ801の開度を低下させる制御を行う。これにより、室外熱交換器用通風路S2に流れ込む室内空気及び外部空気のうち、室内空気の割合が自ずと高められ、室外熱交換器20への霜の付着が抑制される。
また、制御装置70は、空調機器80に対して、被空調室RAの空調は行わせずに、被空調室RAの換気だけを行わせる制御も行う。被空調室RAが浴室である場合を例に挙げて説明する。制御装置70は、ユーザが、浴室である被空調室RAを空調しながら使用した後、浴室である被空調室RAから退出した時点で、ユーザの操作を契機として、室外送風機50を作動させたまま、圧縮機31及び室内送風機40を停止させ、かつダンパ801を全閉とする。
これにより、浴室である被空調室RAの空調を停止させて、換気だけを継続できる。ダンパ801を全閉とすることで、室外送風機50の空気を循環させる能力を、被空調室RAの換気に集中させることができる。このため、被空調室RAの換気を速やかに行える。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限られない。以下に述べる変形も可能である。
図1には、室外熱交換器用第2吸気口92cが、室外熱交換器20よりも上流に配置された構成を例示したが、室外熱交換器用第2吸気口92cは、室外熱交換器20よりも下流に配置されていてもよい。その場合、外部空気及び室内空気のうち外部空気のみが室外熱交換器20を通過するが、被空調室RAの換気は実現される。
図1には、筐体90が被空調室RAに配置されていることにより、室内熱交換器用吸気口91a、室内熱交換器用排気口91b、及び室外熱交換器用第2吸気口92cが、被空調室RAに露出している構成を例示したが、筐体90を配置する場所は、特に限定されない。室内熱交換器用吸気口91a、室内熱交換器用排気口91b、及び室外熱交換器用第2吸気口92cの各々を、図示せぬダクトによって被空調室RAと連通させる場合は、筐体90を被空調室RAとは別の場所に配置してもよいし、室内熱交換器用通風路画定部材91と室外熱交換器用通風路画定部材92とを分離して配置してもよい。
図1には、室内送風機40及び室外送風機50として軸流送風機を例示したが、送風機の種類はこれに限られない。室内送風機40、室外送風機50として、遠心送風機、斜流送風機、又は横流送風機を用いてもよい。室内送風機40と室外送風機50の種類が異なっていてもよい。室内送風機40は、室内熱交換器10の上流に配置されていてもよいし、室外送風機50は、室外熱交換器20の上流に配置されていてもよい。膨張器32は、電子膨張弁であってもよい。
図4及び図5には、外部空気吸気用ダクトD1に貫通孔301が1つ形成されている構成を例示したが、外部空気吸気用ダクトD1に貫通孔301を複数形成してもよい。貫通孔301を複数形成する場合、全ての貫通孔301にダンパ401を設けてもよい。制御装置70は、それら複数のダンパ401を同じ開度に制御してもよいし、個々のダンパ401の開度を異ならせてもよい。
図6及び図7には、被空調室RAと外部空間RBとを区分する区分部材としての壁WLを筐体90が貫通している構成を例示したが、区分部材は、建物の天井であってもよい。つまり、筐体90を天井に設置してもよい。また、被空調室RAと外部空間RBとを連通させる図示せぬ窓枠に、筐体90を固定することで、室内熱交換器用通風路画定部材91を被空調空間RAに配置し、室外熱交換器用通風路画定部材92を外部空間RBに配置してもよい。
図7には、室内空気吸気用ダクトD3の、外部空間RAに面する方の開口に、ダンパ601を設けた構成を例示したが、ダンパ601は、室内空気吸気用ダクトD3の内部又は室外熱交換器用第2吸気口92cのいずれの箇所に設置してもよい。
図8には、室内熱交換器用吸気口91aの位置に室内空気吸気用ダクトD4を開口させた構成を例示したが、室内送風機40及び室外送風機50の作動中に、室外熱交換器用通風路S2における室外熱交換器20より上流部分の気圧が、室内熱交換器用通風路S1における室内熱交換器10より上流部分の気圧より低い場合には、室内空気吸気用ダクトD4を、室外熱交換器用通風路S2の上流部分に開口させてもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされる。また、上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本出願は、2018年4月2日に出願された日本国特許出願である特願2018−070546号に基づく。本明細書中に、その特願2018−070546号の明細書、特許請求の範囲、及び図面全体を参照として取り込むものとする。
本発明に係る空調換気装置及び空調換気方法は、被空調室の空調及び換気に用いることができる。
10…室内熱交換器、20…室外熱交換器、30…協働機器群、31…圧縮機、32…膨張器、33…冷媒配管、34…四方弁、40…室内送風機、50…室外送風機、60…電源回路、70…制御装置、80…空調機器、90…筐体、91…室内熱交換器用通風路画定部材、91a…室内熱交換器用吸気口、91b…室内熱交換器用排気口、92…室外熱交換器用通風路画定部材、92a…室外熱交換器用第1吸気口、92b…室外熱交換器用排気口、92c…室外熱交換器用第2吸気口、93…機械収容部画定部材、94…回路基板収容部画定部材、100…空調換気装置、200…空調換気装置、201…ダンパ、202…室内温度センサ、203…外部温度センサ、300…空調換気装置、301…貫通孔、400…空調換気装置、401…ダンパ、500…空調換気装置、600…空調換気装置、601…ダンパ、700…空調換気装置、800…空調換気装置、801…ダンパ、D1…外部空気吸気用ダクト、D2…排気用ダクト、D3…室内空気吸気用ダクト、D4…室内空気吸気用ダクト、S1…室内熱交換器用通風路、S2…室外熱交換器用通風路、S3…機械収容部、S4…回路基板収容部、RA…被空調室、RB…外部空間、WL…建物の壁。
本発明に係る空調換気装置では、室外熱交換器が、冷媒を蒸発させる蒸発器として機能を有し、室内熱交換器が、冷媒を凝縮させる凝縮器として機能を有する。協働機器群は、冷媒が循環する冷凍サイクルを、室内熱交換器及び室外熱交換器と共に構成する。
室外送風機は、室外熱交換器用通風路に配置される。室外送風機は、外部空間の空気である外部空気が室外熱交換器用第1吸気口から吸い込まれると共に、被空調室の室内空気が室外熱交換器用第2吸気口から吸い込まれ、吸い込まれた外部空気及び室内空気が室外熱交換器を通過し、かつ外部空気及び室内空気が、室外熱交換器用排気口から外部空間に排出される気流を、室外熱交換器用通風路に形成する。外部温度センサは、外部空気の温度を検出する。ダンパは、室外熱交換器用第2吸気口から室外熱交換器用通風路への室内空気の流入量を調整できる構成を有する。制御装置は、外部温度センサの検出結果が、霜が生成するおそれがある温度として予め定められた下限閾値を下回った場合に、ダンパに、室外熱交換器用第2吸気口から室外熱交換器用通風路への室内空気の流入量を増大させる。

Claims (10)

  1. 一方が冷媒を蒸発させる蒸発器として機能し、他方が前記冷媒を凝縮させる凝縮器として機能する室内熱交換器及び室外熱交換器と、
    前記冷媒が循環する冷凍サイクルを、前記室内熱交換器及び前記室外熱交換器と共に構成する協働機器群と、
    各々空調の対象である被空調室に通じる室内熱交換器用吸気口及び室内熱交換器用排気口が形成されており、前記室内熱交換器用吸気口と前記室内熱交換器用排気口とを連通させる室内熱交換器用通風路を画定しており、前記室内熱交換器用通風路に前記室内熱交換器が配置される室内熱交換器用通風路画定部材と、
    前記室内熱交換器用通風路に配置されており、前記被空調室の空気である室内空気が前記室内熱交換器用吸気口から吸い込まれ、吸い込まれた前記室内空気が、前記室内熱交換器を通過して、前記室内熱交換器用排気口から前記被空調室に排出される気流を、前記室内熱交換器用通風路に形成する室内送風機と、
    各々前記被空調室と隔離された外部空間に通じる室外熱交換器用第1吸気口及び室外熱交換器用排気口と、前記被空調室に通じる室外熱交換器用第2吸気口とが形成されており、前記室外熱交換器用第1吸気口及び前記室外熱交換器用第2吸気口と、前記室外熱交換器用排気口とを連通させる室外熱交換器用通風路を画定しており、前記室外熱交換器用通風路に前記室外熱交換器が配置される室外熱交換器用通風路画定部材と、
    前記室外熱交換器用通風路に配置されており、前記外部空間の空気である外部空気が前記室外熱交換器用第1吸気口から吸い込まれると共に、前記被空調室の前記室内空気が前記室外熱交換器用第2吸気口から吸い込まれ、吸い込まれた前記外部空気及び前記室内空気のうち少なくとも前記外部空気が前記室外熱交換器を通過し、かつ前記外部空気及び前記室内空気が、前記室外熱交換器用排気口から前記外部空間に排出される気流を、前記室外熱交換器用通風路に形成する室外送風機と、
    を備える、空調換気装置。
  2. 前記室外熱交換器用第2吸気口が、前記室外送風機によって形成される前記気流の流れの方向に関して、前記室外熱交換器よりも上流に配置されており、
    前記室外熱交換器用第1吸気口から吸い込まれた前記外部空気のみならず、前記室外熱交換器用第2吸気口から吸い込まれた前記室内空気も前記室外熱交換器を通過する、
    請求項1に記載の空調換気装置。
  3. 前記室外熱交換器が、前記蒸発器としての機能を有し、
    前記室内熱交換器が、前記凝縮器としての機能を有する、
    請求項2に記載の空調換気装置。
  4. 前記室外熱交換器用第2吸気口が、前記室内熱交換器用吸気口よりも前記室内熱交換器用排気口から離れた位置において、前記被空調室の内部に面している、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の空調換気装置。
  5. 前記室外熱交換器用第2吸気口から前記室外熱交換器用通風路への前記室内空気の流入量を調整するダンパをさらに備える、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の空調換気装置。
  6. 一端の開口が前記外部空間に面し、他端の開口が前記室外熱交換器用第1吸気口に接続される外部空気吸気用ダクトをさらに備え、
    前記外部空気吸気用ダクトの前記一端から前記他端までの間における前記被空調室に面する部分に、前記室内空気が吸い込まれる貫通孔が形成されていることにより、前記室外熱交換器用第1吸気口が、前記室外熱交換器用第2吸気口を兼ねる、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の空調換気装置。
  7. 前記貫通孔から前記外部空気吸気用ダクトの内部への前記室内空気の流入量を調整するダンパをさらに備える、
    請求項6に記載の空調換気装置。
  8. 前記室外熱交換器用通風路画定部材が、前記外部空間に配置され、かつ前記室外熱交換器用第1吸気口及び前記室外熱交換器用排気口が、前記外部空間に面しており、
    一端の開口が前記被空調室の内部に面し、他端の開口が前記室外熱交換器用第2吸気口に接続される室内空気吸気用ダクトをさらに備える、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の空調換気装置。
  9. 前記室内空気吸気用ダクトの前記一端の前記開口から前記室内空気吸気用ダクトの内部への前記室内空気の流入量を調整するダンパをさらに備える、
    請求項8に記載の空調換気装置。
  10. 一方が冷媒を蒸発させる蒸発器として機能し、他方が前記冷媒を凝縮させる凝縮器として機能する室内熱交換器及び室外熱交換器を用いて、前記冷媒が循環する冷凍サイクルを構成した状態で、空気調和の対象となる被空調室から前記被空調室の空気である室内空気を吸い込み、吸い込んだ前記室内空気を、前記室内熱交換器を通過させて、前記被空調室に戻す気流を形成することにより、前記室内空気と前記室内熱交換器との間で熱交換を行わせる室内熱交換ステップと、
    前記冷凍サイクルを構成した状態で、前記被空調室と隔離させた外部空間から前記外部空間の空気である外部空気を吸い込み、吸い込んだ前記外部空気を、前記室外熱交換器を通過させて、前記外部空間に戻す気流を形成し、かつ該外部空気の気流を利用して、前記被空調室から前記室内空気を吸い込み、吸い込んだ前記室内空気を前記外部空間に排出する室外熱交換及び換気ステップと、
    を有する、空調換気方法。
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