JPWO2019178613A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JPWO2019178613A5
JPWO2019178613A5 JP2020548962A JP2020548962A JPWO2019178613A5 JP WO2019178613 A5 JPWO2019178613 A5 JP WO2019178613A5 JP 2020548962 A JP2020548962 A JP 2020548962A JP 2020548962 A JP2020548962 A JP 2020548962A JP WO2019178613 A5 JPWO2019178613 A5 JP WO2019178613A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cells
item
follistatin
cell
subject
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020548962A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021515576A (ja
Publication date
Application filed filed Critical
Priority claimed from PCT/US2019/022821 external-priority patent/WO2019178613A1/en
Publication of JP2021515576A publication Critical patent/JP2021515576A/ja
Publication of JPWO2019178613A5 publication Critical patent/JPWO2019178613A5/ja
Priority to JP2023129040A priority Critical patent/JP2023138660A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Description

一部の実施形態では、本発明は、フォリスタチン遺伝子とジヒドロ葉酸還元酵素(DHFR)遺伝子との両方を発現するように形質導入された改変B細胞を提供する。
特定の実施形態では、例えば、以下が提供される:
(項目1)
フォリスタチン遺伝子を含む組換えB細胞。
(項目2)
前記フォリスタチン遺伝子が、プロモーターに作動可能に連結している、項目1に記載のB細胞。
(項目3)
前記フォリスタチン遺伝子が、ヒトフォリスタチン遺伝子である、項目1または2に記載のB細胞。
(項目4)
前記フォリスタチン遺伝子が、ヒトフォリスタチンFST-344のスプライス部位バリアントである、項目1から3のいずれか一項に記載のB細胞。
(項目5)
前記B細胞が、ヒトB細胞である、先行する項目のいずれか一項に記載のB細胞。
(項目6)
前記B細胞が、前記フォリスタチン遺伝子を形質導入されているかまたは転位されている、先行する項目のいずれか一項に記載のB細胞。
(項目7)
前記B細胞が、トランスポゾン系を使用して、前記フォリスタチン遺伝子を形質導入されているため、前記フォリスタチン遺伝子を含む、項目1から6のいずれか一項に記載のB細胞。
(項目8)
前記トランスポゾン系が、スリーピングビューティートランスポゾン系またはPiggybacトランスポゾン系である、項目7に記載のB細胞。
(項目9)
前記B細胞が、前記フォリスタチン遺伝子を保有するウイルスによる形質導入により、前記フォリスタチン遺伝子を発現する、項目1から7のいずれか一項に記載のB細胞。
(項目10)
前記B細胞が、前記フォリスタチン遺伝子を含むレトロウイルス、レンチウイルス、アデノウイルスまたはアデノ随伴ウイルスにより形質導入されているため、前記フォリスタチン遺伝子を含む、項目1から7のいずれか一項に記載のB細胞。
(項目11)
前記B細胞が、標的化組込み手法を使用して、前記フォリスタチン遺伝子を含有するように操作される、項目1から7のいずれか一項に記載のB細胞。
(項目12)
前記標的化組込みが、1または複数のジンクフィンガーヌクレアーゼ、転写活性化因子様エフェクターヌクレアーゼ(TALEN)、および/またはCRISPR/Cas9系が挙げられるがこれらに限定されないCRISPR/Cas系を利用する、項目11に記載のB細胞。
(項目13)
前記B細胞が、レトロウイルスベクター、レンチウイルスベクター、アデノ随伴ウイルスベクター、アデノウイルスベクター、任意の他のRNAまたはDNAウイルスベクターからなる群より選択される方法を使用して、フォリスタチンをコードする核酸を導入することによって、前記フォリスタチン遺伝子を、リポフェクション、ポリカチオン複合体形成、エレクトロポレーション等のような化学的または物理的手段を使用して導入されたフォリスタチンをコードする非ウイルスDNAおよび/またはRNAを含有するように操作される、項目1から7のいずれか一項に記載のB細胞。
(項目14)
前記フォリスタチンタンパク質が、前記組換えB細胞によって分泌される、先行する項目のいずれか一項に記載のB細胞。
(項目15)
フォリスタチンを被験体に送達する方法であって、フォリスタチン遺伝子を含む組換えB細胞を投与するステップを含む方法。
(項目16)
フォリスタチンを、それを必要とする被験体に送達する方法であって、項目1から14のいずれか一項に記載の組換えB細胞を投与するステップを含む方法。
(項目17)
前記被験体が、哺乳動物である、項目15または16に記載の方法。
(項目18)
前記被験体が、ヒトである、項目15から17のいずれか一項に記載の方法。
(項目19)
前記被験体が、筋ジストロフィーを有する、項目15から18のいずれか一項に記載の方法。
(項目20)
前記被験体が、ベッカー型筋ジストロフィーを有する、項目15から19のいずれか一項に記載の方法。
(項目21)
前記組換えB細胞の前記被験体へ前記投与するステップが、前記被験体の疾患、障害、または状態の処置をもたらす、項目15から20のいずれか一項に記載の方法。
(項目22)
前記組換えB細胞の前記被験体へ前記投与するステップが、筋ジストロフィーの処置をもたらす、項目15から20のいずれか一項に記載の方法。
(項目23)
前記組換えB細胞の前記被験体へ前記投与するステップが、前記被験体の体重を増加させる、項目15から22のいずれか一項に記載の方法。
(項目24)
前記被験体が、少なくとも約4%体重を増加させる、項目23に記載の方法。
(項目25)
有意な体重の増加が、30日以内に生じる、項目24に記載の方法。
(項目26)
有意な体重の増加が、約30日の間に生じる、項目24に記載の方法。
(項目27)
前記組換えB細胞の前記被験体へ前記投与するステップが、前記被験体の筋肉量を増加させる、項目15から26のいずれか一項に記載の方法。
(項目28)
前記組換えB細胞の前記被験体へ前記投与するステップが、前記被験体の強度をより強くする、項目15から27のいずれか一項に記載の方法。
(項目29)
前記組換えB細胞の前記投与するステップが、前記被験体のフォリスタチン血漿中レベルを上昇させる、項目15から28のいずれか一項に記載の方法。
(項目30)
フォリスタチン遺伝子を含む組換えB細胞を投与することによって、筋障害を処置、予防、または軽減する方法。
(項目31)
項目1から13のいずれか一項に記載の組換えB細胞を投与することによって、筋ジストロフィーを処置、予防、または軽減する方法。
(項目32)
前記組換えB細胞が、前記被験体から得られたB細胞または前記被験体から得られた細胞に由来するB細胞に由来する、項目1から13のいずれか一項に記載の組換えB細胞。
(項目33)
前記組換えB細胞が、前記被験体から得られたB細胞の前駆細胞に由来する、項目32に記載の組換えB細胞。
(項目34)
前記組換えB細胞が、前記B細胞またはB細胞の前駆細胞へと分化した、前記被験体から得られた細胞に由来する、項目32に記載の組換えB細胞。
(項目35)
前記組換えB細胞が、
(a)前記被験体の血液から免疫細胞を採取および単離するステップと;
(b)前記フォリスタチンをコードするDNAを前記細胞に形質導入するステップと;
(c)選択された細胞をex vivoで拡大増殖させるステップと;
(d)ex vivoで前記拡大増殖させた細胞を形質細胞および/または形質芽細胞へと分化させるステップ
とによって操作される、項目1から13および32から34のいずれか一項に記載の組換えB細胞。
(項目36)
ステップaから単離された前記免疫細胞が、CD19陽性細胞である、項目35に記載の組換えB細胞。
(項目37)
前記ステップbの形質導入するステップは、エレクトロポレーションによる、項目35または36に記載の組換えB細胞。
(項目38)
前記エレクトロポレーションには、前記スリーピングビューティートランスポゾン系が利用される、項目37に記載の組換えB細胞。
(項目39)
前記分化した細胞が、CD38(+)およびCD20(-)である、項目35から38のいずれか一項に記載の組換えB細胞。
(項目40)
項目35から39のいずれか一項に記載の組換えB細胞を被験体に投与するステップを含む方法。
(項目41)
2またはそれよりも多い逐次用量の遺伝子改変B細胞を被験体に投与するステップを含む、項目15から31および35から40のいずれか一項に記載の方法。
(項目42)
投与するステップが、最適に満たない単回用量濃度で2またはそれよりも多い用量の前記遺伝子改変B細胞を含む、項目41に記載の方法。
(項目43)
投与するステップが、3またはそれよりも多い用量の遺伝子改変B細胞を含む、項目41に記載の方法。
(項目44)
前記遺伝子改変B細胞が、前記被験体に対して自家である、項目41に記載の方法。
(項目45)
前記遺伝子改変B細胞が、前記被験体に対して同種異系である、項目41に記載の方法。
(項目46)
前記被験体が、ヒトである、項目41に記載の方法。
(項目47)
前記遺伝子改変B細胞が、CD20-、CD38-かつCD138-である、項目41に記載の方法。
(項目48)
前記遺伝子改変B細胞が、CD20-、CD38+かつCD138+である、項目41に記載の方法。
(項目49)
前記遺伝子改変B細胞が、CD20-、CD38+かつCD138-である、項目41に記載の方法。
(項目50)
前記投与するステップが、静脈内、腹腔内、皮下、髄腔内、前房内または筋肉内注射を含む、項目41に記載の方法。
(項目51)
前記投与するステップが、静脈内注射を含む、項目50に記載の方法。
(項目52)
前記遺伝子改変B細胞が、培養後2日目または3日目に操作される、項目15から31および35から51のいずれか一項に記載の方法。
(項目53)
前記遺伝子改変B細胞が、エレクトロポレーションを含む方法を使用して操作される、項目52に記載の方法。
(項目54)
(a)前記遺伝子改変B細胞が、in vitro培養の1日目から12日目までの範囲の日に被験体への投与のために収集され、
(b)前記遺伝子改変B細胞が、操作後の培養における4日目、5日目、6日目、または7日目、または8日目に、被験体への投与のために収集される、
項目15から31および35から53のいずれか一項に記載の方法。
(項目55)
前記遺伝子改変B細胞が、操作後の培養の開始から8日目またはそれよりも後に、被験体への投与のために収集される、項目15から31および35から54のいずれか一項に記載の方法。
(項目56)
前記遺伝子改変B細胞が、操作後の培養の開始から10日目またはそれより前に、被験体への投与のために収集される、項目55に記載の方法。
(項目57)
前記収集された遺伝子改変B細胞が、有意なレベルの炎症性サイトカインを産生しない、項目15から31および35から56のいずれか一項に記載の方法。
(項目58)
前記遺伝子改変B細胞が、有意なレベルの炎症性サイトカインを産生しないことが決定される培養中の時点で収集される、項目15から31および35から57のいずれか一項に記載の方法。
(項目59)
前記遺伝子改変B細胞を、操作前および操作後の培養期間全体にわたって、IL-2、IL-4、IL-10、IL-15、IL-31および多量体化CD40リガンドのそれぞれを含む培養系において成長させる、項目15から31および35から58のいずれか一項に記載の方法。
(項目60)
前記多量体化CD40リガンドが、抗his抗体を使用して多量体化される、HISタグ付きCD40リガンドである、項目59に記載の方法。
(項目61)
前記被験体へ前記投与するステップの前に、前記遺伝子改変B細胞を拡大増殖させるステップをさらに含む、項目15から31および35から60のいずれか一項に記載の方法。
(項目62)
拡大増殖させた遺伝子改変B細胞の最終集団が、高い程度の多クローン性を示す、項目61に記載の方法。
(項目63)
拡大増殖させた遺伝子改変B細胞の最終集団におけるあらゆる特定のB細胞クローンが、総B細胞集団の0.2%未満を構成する、項目61に記載の方法。
(項目64)
拡大増殖させた遺伝子改変B細胞の最終集団におけるあらゆる特定のB細胞クローンが、総B細胞集団の0.05%未満を構成する、項目61に記載の方法。
(項目65)
前記遺伝子改変B細胞が、選択可能なマーカーをコードするポリヌクレオチドを含む、項目15から31および35から64のいずれか一項に記載の方法。
(項目66)
前記選択可能なマーカーが、メトトレキセートに対して増強された耐性を有するヒトDHFR遺伝子である、項目65に記載の方法。
(項目67)
メトトレキセートに対して増強された耐性を有する前記ヒトDHFR遺伝子が、アミノ酸22におけるロイシンからチロシンへの置換変異およびアミノ酸31におけるフェニルアラニンからセリンへの置換変異を含有する、項目66に記載の方法。
(項目68)
投与のための収集の前に、前記遺伝子改変B細胞をメトトレキセートで処置するステップを含む、項目15から31および35から67のいずれか一項に記載の方法。
(項目69)
前記メトトレキセートによる処置が、100nM~300nMの間である、項目68に記載の方法。
(項目70)
前記メトトレキセートによる処置が、200nMである、項目69に記載の方法。
(項目71)
前記遺伝子改変B細胞が、前記被験体に投与されると、多様な組織へと遊走する、項目15から31および35から70のいずれか一項に記載の方法。
(項目72)
前記被験体に投与される遺伝子改変B細胞の集団のうち少なくとも1個の遺伝子改変B細胞が、骨髄、腸、筋肉、脾臓、腎臓、心臓、肝臓、肺および脳からなる群より選択される1種または複数種の組織へと遊走する、項目15から31および35から71のいずれか一項に記載の方法。
(項目73)
前記被験体に投与される遺伝子改変B細胞の集団のうち少なくとも1個の遺伝子改変B細胞が、前記被験体の骨髄、腸、筋肉、脾臓、腎臓、心臓、肝臓、肺および脳へと遊走する、項目72に記載の方法。
(項目74)
フォリスタチン遺伝子とDHFR遺伝子とを発現するように形質導入された改変B細胞。
(項目75)
筋障害を処置するための方法であって、フォリスタチンを発現するように遺伝子改変されたB細胞を被験体に投与するステップを含む方法。
(項目76)
前記筋障害が、筋ジストロフィー、炎症性筋障害、筋損傷または筋外傷、筋廃用、および筋萎縮または筋衰弱から選択される、項目75に記載の方法。
(項目77)
前記筋ジストロフィーが、デュシェンヌ型筋ジストロフィー、ベッカー型筋ジストロフィーまたは顔面肩甲上腕型筋ジストロフィーである、項目75または76に記載の方法。
(項目78)
前記炎症性筋障害が、封入体筋炎である、項目75または76に記載の方法。
(項目79)
前記筋廃用が、長期の床上安静または四肢固定の後に起こる、項目75または76に記載の方法。
(項目80)
前記筋萎縮または筋衰弱が、加齢、がんまたは慢性疾患によって引き起こされる、項目75または76に記載の方法。
(項目81)
前記筋障害が、筋肉減少症である、項目75に記載の方法。
(項目82)
前記筋障害が、脊髄性筋萎縮(SMA)である、項目75に記載の方法。
(項目83)
前記筋障害が、筋萎縮性側索硬化症(ALS)である、項目75に記載の方法。
(項目84)
前記筋障害が、ポンペ病である、項目75に記載の方法。
(項目85)
前記フォリスタチンが、配列番号1~4のうちのいずれか1つに示されるアミノ酸配列を含む、項目75から84のいずれか一項に記載の方法。

Claims (20)

  1. フォリスタチン遺伝子を含む組換えB細胞であって、前記B細胞が、必要に応じてプロモーターに作動可能に連結している前記フォリスタチン遺伝子を形質導入されているかまたは転位されている、組換えB細胞
  2. 前記フォリスタチン遺伝子が、ヒトフォリスタチン遺伝子である、請求項1に記載のB細胞。
  3. 前記フォリスタチン遺伝子が、ヒトフォリスタチンFST-344のスプライス部位バリアントである、請求項に記載のB細胞。
  4. 前記フォリスタチン遺伝子が、配列番号1~4のうちのいずれか1つに示されるアミノ酸配列をコードする、請求項2に記載のB細胞。
  5. 前記B細胞が、ヒトB細胞である、請求項1から4のいずれか一項に記載のB細胞。
  6. 前記B細胞が、トランスポゾン系を使用して、前記フォリスタチン遺伝子を形質導入されているため、前記フォリスタチン遺伝子を含み、必要に応じて、前記トランスポゾン系が、スリーピングビューティートランスポゾン系またはPiggybacトランスポゾン系である、請求項1からのいずれか一項に記載のB細胞。
  7. 前記B細胞が、前記フォリスタチン遺伝子を保有するウイルスによる形質導入により、前記フォリスタチン遺伝子を発現し、必要に応じて、前記B細胞が、前記フォリスタチン遺伝子を含むレトロウイルス、レンチウイルス、アデノウイルスまたはアデノ随伴ウイルスにより形質導入されているため、前記フォリスタチン遺伝子を含む、請求項1からのいずれか一項に記載のB細胞。
  8. 前記B細胞が、標的化組込み手法を使用して、前記フォリスタチン遺伝子を含有するように操作されており、必要に応じて、前記標的化組込みが、1または複数のジンクフィンガーヌクレアーゼ、転写活性化因子様エフェクターヌクレアーゼ(TALEN)、および/またはCRISPR/Cas系を利用し、必要に応じて、前記CRISPR/Cas系が、CRISPR/Cas9系を含む、請求項1からのいずれか一項に記載のB細胞。
  9. 前記B細胞が、レトロウイルスベクター、レンチウイルスベクター、アデノ随伴ウイルスベクター、アデノウイルスベクター、任意の他のRNAまたはDNAウイルスベクターからなる群より選択される方法を使用して、フォリスタチンをコードする核酸を導入することによって、前記フォリスタチン遺伝子を、リポフェクション、ポリカチオン複合体形成、エレクトロポレーション等のような化学的または物理的手段を使用して導入されたフォリスタチンをコードする非ウイルスDNAまたはRNAを含有するように操作される、請求項1からのいずれか一項に記載のB細胞。
  10. 前記フォリスタチンタンパク質が、前記組換えB細胞によって分泌される、請求項1から9のいずれか一項に記載のB細胞。
  11. 前記B細胞が、
    (i)CD20-、CD38-かつCD138-、
    (ii)CD20-かつCD38+、
    (iii)CD20-、CD38+かつCD138+、または
    (iv)CD20-、CD38+かつCD138-
    である、請求項1から10のいずれか一項に記載の組換えB細胞。
  12. 前記組換えB細胞が、
    (i)被験体から得られたB細胞、
    (ii)被験体から得られた細胞に由来するB細胞
    (iii)被験体から得られたB細胞の前駆細胞、または
    (iv)前記B細胞またはB細胞の前駆細胞へと分化した、前記被験体から得られた細胞
    に由来する、請求項1から1のいずれか一項に記載の組換えB細胞。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載の組換えB細胞を産生するin vitroの方法であって、免疫細胞、例えば、CD19陽性細胞が、被験体の血液から採取および単離されたものであり、かつ
    (i)前記フォリスタチンをコードするDNAを、例えば、前記スリーピングビューティートランスポゾン系を利用するなど、エレクトロポレーションにより、前記細胞に転位または形質導入するステップと;
    (ii)選択された細胞をex vivoで拡大増殖させるステップと;
    (iii)ex vivoで前記拡大増殖させた細胞を形質細胞または形質芽細胞へと分化させるステップと
    によって操作されており、必要に応じて、前記分化した細胞が、CD38(+)およびCD20(-)である、方法
  14. 前記組換えB細胞が、
    (i)培養後2日目または3日目に操作される、
    (ii)in vitro培養の1日目から12日目までの範囲の日に、および操作後の培養における4日目、5日目、6日目、7日目、または8日目に、被験体への投与のために収集される、あるいは
    (iii)有意なレベルの炎症性サイトカインを産生しないことが決定される培養中の時点で収集される、あるいは
    (iv)操作前および操作後の培養期間全体にわたって、IL-2、IL-4、IL-10、IL-15、IL-21および多量体化CD40リガンドのそれぞれ、好ましくは抗his抗体を使用して多量体化されたHISタグ付きCD40リガンドを含む培養系において成長させる、請求項13に記載の方法。
  15. 前記被験体への前記投与の前に、前記遺伝子改変B細胞を拡大増殖させるステップをさらに含む、請求項13または14に記載の方法であって、ここで、
    (i)拡大増殖させた遺伝子改変B細胞の最終集団が、高い程度の多クローン性を示す、あるいは
    (ii)拡大増殖させた遺伝子改変B細胞の最終集団におけるあらゆる特定のB細胞クローンが、総B細胞集団の0.05%未満または0.2%未満を構成する、方法。
  16. 前記遺伝子改変B細胞が、選択可能なマーカーをコードするポリヌクレオチドを含み、好ましくは、前記選択可能なマーカーが、必要に応じて、アミノ酸22におけるロイシンからチロシンへの置換変異およびアミノ酸31におけるフェニルアラニンからセリンへの置換変異を含有する、メトトレキセートに対して増強された耐性を有するヒトDHFR遺伝子である、請求項13から15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 投与のための収集の前に、前記遺伝子改変B細胞をメトトレキセートで処置するステップを含み、必要に応じて、前記メトトレキセートによる処置が、100nM~300nMの間、好ましくは200nMである、請求項13から16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 筋障害を処置、予防、または軽減するための方法における使用のための組成物であって、前記組成物は、請求項1から12のいずれか一項に記載の組換えB細胞を含み、好ましくは、前記筋障害は、デュシェンヌ型筋ジストロフィー、ベッカー型筋ジストロフィーまたは顔面肩甲上腕型筋ジストロフィーなどの筋ジストロフィー、封入体筋炎などの炎症性筋障害、筋損傷または筋外傷、長期の床上安静または四肢固定の後などの筋廃用、筋肉減少症、脊髄性筋萎縮(SMA)、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、ポンペ病、中心コア病、ならびに加齢、がんまたは慢性疾患などの後の筋萎縮もしくは筋衰弱からなる群より選択される、組成物。
  19. 前記方法が、2またはそれよりも多い逐次用量の前記組成物を被験体に投与することを含み、必要に応じて、
    (i)投与は、前記遺伝子改変B細胞の最適に満たない単回用量濃度で、2、3またはそれよりも多い用量の前記組成物を含む、あるいは
    (ii)前記遺伝子改変B細胞は、前記被験体に対して自家または同種異系である、あるいは
    (iii)前記被験体が、ヒトである
    ことを特徴とする、請求項18に記載の組成物。
  20. 前記組成物が、静脈内、腹腔内、皮下、髄腔内または筋肉内注射のために製剤化される、請求項18または19に記載の組成物。
JP2020548962A 2018-03-16 2019-03-18 フォリスタチンを分泌するように遺伝子操作されたb細胞ならびにフォリスタチン関連疾患、状態、障害を処置するために、ならびに筋肉の成長および強度を増強するためにこれを使用する方法 Pending JP2021515576A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023129040A JP2023138660A (ja) 2018-03-16 2023-08-08 フォリスタチンを分泌するように遺伝子操作されたb細胞ならびにフォリスタチン関連疾患、状態、障害を処置するために、ならびに筋肉の成長および強度を増強するためにこれを使用する方法

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201862644362P 2018-03-16 2018-03-16
US201862644356P 2018-03-16 2018-03-16
US62/644,356 2018-03-16
US62/644,362 2018-03-16
PCT/US2019/022821 WO2019178613A1 (en) 2018-03-16 2019-03-18 B cells genetically engineered to secrete follistatin and methods of using the same to treat follistatin-related diseases, conditions, disorders and to enhance muscle growth and strength

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023129040A Division JP2023138660A (ja) 2018-03-16 2023-08-08 フォリスタチンを分泌するように遺伝子操作されたb細胞ならびにフォリスタチン関連疾患、状態、障害を処置するために、ならびに筋肉の成長および強度を増強するためにこれを使用する方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021515576A JP2021515576A (ja) 2021-06-24
JPWO2019178613A5 true JPWO2019178613A5 (ja) 2022-03-29

Family

ID=65995892

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020548962A Pending JP2021515576A (ja) 2018-03-16 2019-03-18 フォリスタチンを分泌するように遺伝子操作されたb細胞ならびにフォリスタチン関連疾患、状態、障害を処置するために、ならびに筋肉の成長および強度を増強するためにこれを使用する方法
JP2023129040A Pending JP2023138660A (ja) 2018-03-16 2023-08-08 フォリスタチンを分泌するように遺伝子操作されたb細胞ならびにフォリスタチン関連疾患、状態、障害を処置するために、ならびに筋肉の成長および強度を増強するためにこれを使用する方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023129040A Pending JP2023138660A (ja) 2018-03-16 2023-08-08 フォリスタチンを分泌するように遺伝子操作されたb細胞ならびにフォリスタチン関連疾患、状態、障害を処置するために、ならびに筋肉の成長および強度を増強するためにこれを使用する方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20210047619A1 (ja)
EP (1) EP3765601A1 (ja)
JP (2) JP2021515576A (ja)
CN (1) CN111936617A (ja)
AU (1) AU2019233929A1 (ja)
CA (1) CA3093716A1 (ja)
RU (1) RU2020133851A (ja)
WO (1) WO2019178613A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10240125B2 (en) 2013-03-14 2019-03-26 Immusoft Corporation Methods for in vitro memory B cell differentiation and transduction with VSV-G pseudotyped viral vectors
CA3061048A1 (en) * 2017-04-27 2018-11-01 Immusoft Corporation B cells for in vivo delivery of therapeutic agents and dosages thereof
CN113677354A (zh) * 2019-01-23 2021-11-19 综合医院公司 B细胞免疫疗法
CA3094859A1 (en) * 2020-10-01 2022-04-01 Entos Pharmaceuticals Inc. Proteolipid vesicles formulated with fusion associated small transmembrane proteins

Family Cites Families (49)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR901228A (fr) 1943-01-16 1945-07-20 Deutsche Edelstahlwerke Ag Système d'aimant à entrefer annulaire
US4937190A (en) 1987-10-15 1990-06-26 Wisconsin Alumni Research Foundation Translation enhancer
US5124259A (en) 1989-08-23 1992-06-23 Mitsui Toatsu Chemicals, Inc. Method for electroporation
DE4223128C2 (de) 1991-07-15 1995-06-14 Handtmann Albert Maschf Verfahren und Vorrichtung zum Vereinzeln und Aufbringen einer Darmraupe auf ein Füllrohr
US5283185A (en) 1991-08-28 1994-02-01 University Of Tennessee Research Corporation Method for delivering nucleic acids into cells
US5420032A (en) 1991-12-23 1995-05-30 Universitge Laval Homing endonuclease which originates from chlamydomonas eugametos and recognizes and cleaves a 15, 17 or 19 degenerate double stranded nucleotide sequence
US5792632A (en) 1992-05-05 1998-08-11 Institut Pasteur Nucleotide sequence encoding the enzyme I-SceI and the uses thereof
ATE274340T1 (de) 1993-08-10 2004-09-15 Gore & Ass Zelleinkapselungsvorrichtung
US5651981A (en) 1994-03-29 1997-07-29 Northwestern University Cationic phospholipids for transfection
CA2190628C (en) 1995-06-07 2000-05-30 Mark D. Butler An implantable containment apparatus for a therapeutical device and method for loading and reloading the device therein
US5626561A (en) 1995-06-07 1997-05-06 Gore Hybrid Technologies, Inc. Implantable containment apparatus for a therapeutical device and method for loading and reloading the device therein
AU6854696A (en) 1995-09-22 1997-04-09 Gore Hybrid Technologies, Inc. Improved cell encapsulation device
US6013516A (en) 1995-10-06 2000-01-11 The Salk Institute For Biological Studies Vector and method of use for nucleic acid delivery to non-dividing cells
US6218181B1 (en) 1998-03-18 2001-04-17 The Salk Institute For Biological Studies Retroviral packaging cell line
US6946292B2 (en) 2000-10-06 2005-09-20 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Cells producing antibody compositions with increased antibody dependent cytotoxic activity
WO2002066003A1 (fr) 2001-02-19 2002-08-29 Pola Chemical Industries Inc. Composition utilisee dans l'electroporation
JP4968498B2 (ja) 2002-01-23 2012-07-04 ユニバーシティ オブ ユタ リサーチ ファウンデーション ジンクフィンガーヌクレアーゼを用いる、標的化された染色体変異誘発
CN1929734A (zh) * 2002-02-21 2007-03-14 惠氏公司 含卵泡抑素区的蛋白质
US20030232410A1 (en) 2002-03-21 2003-12-18 Monika Liljedahl Methods and compositions for using zinc finger endonucleases to enhance homologous recombination
JP2006502748A (ja) 2002-09-05 2006-01-26 カリフォルニア インスティテュート オブ テクノロジー 遺伝子ターゲッティングを誘発するキメラヌクレアーゼの使用方法
US8409861B2 (en) 2003-08-08 2013-04-02 Sangamo Biosciences, Inc. Targeted deletion of cellular DNA sequences
US7888121B2 (en) 2003-08-08 2011-02-15 Sangamo Biosciences, Inc. Methods and compositions for targeted cleavage and recombination
JP4688483B2 (ja) * 2004-04-15 2011-05-25 株式会社テクノネットワーク四国 フォリスタチン変異体ポリペプチド
CN1993146A (zh) * 2004-06-01 2007-07-04 健泰科生物技术公司 抗体-药物偶联物和方法
US20060063231A1 (en) 2004-09-16 2006-03-23 Sangamo Biosciences, Inc. Compositions and methods for protein production
CA2538208A1 (en) * 2005-05-04 2006-11-04 Universite Laval Modulation of myostatin and use thereof in cell transplantation-based treatment of muscle disease
CA2615532C (en) 2005-07-26 2016-06-28 Sangamo Biosciences, Inc. Targeted integration and expression of exogenous nucleic acid sequences
DK2650365T3 (en) 2005-10-18 2016-12-05 Prec Biosciences RATIONAL MEGANUCLEASES constructed with altered sequence specificity and DNA binding affinity
US7799555B2 (en) 2006-02-10 2010-09-21 Bio-Rad Laboratories, Inc. Apparatus for high-throughput electroporation
AU2008317354B2 (en) 2007-10-25 2014-04-10 Ospedale San Raffaele S.R.L. Methods and compositions for targeted integration
US8551780B2 (en) 2008-02-01 2013-10-08 H. Lee Moffitt Cancer Center & Research Institute, Inc. Electroporation buffer composition and method of use
EP2281050B1 (en) 2008-04-14 2014-04-02 Sangamo BioSciences, Inc. Linear donor constructs for targeted integration
SG191561A1 (en) 2008-08-22 2013-07-31 Sangamo Biosciences Inc Methods and compositions for targeted single-stranded cleavage and targeted integration
EP2358868B1 (en) 2008-11-21 2014-11-12 California Institute of Technology In vitro human b lymphopoiesis culture system
WO2011085247A2 (en) 2010-01-08 2011-07-14 Immusoft Corporation Vectors and methods for transducing b cells
JP2013518602A (ja) 2010-02-09 2013-05-23 サンガモ バイオサイエンシーズ, インコーポレイテッド 部分的に一本鎖のドナー分子による標的化ゲノム改変
EP2548958B1 (en) 2010-03-15 2017-11-22 Yamaguchi University Agent for improving gene transfer efficiency to mammalian cells
CN103025344B (zh) 2010-05-17 2016-06-29 桑格摩生物科学股份有限公司 新型dna-结合蛋白及其用途
MX367842B (es) * 2012-02-07 2019-09-09 Global Bio Therapeutics Inc Método compartimentado de administración de ácidos nucleicos y composiciones y usos del mismo.
CN104902915B (zh) * 2013-01-25 2018-07-06 夏尔人类遗传性治疗公司 治疗杜兴氏肌营养不良的卵泡抑素
US10240125B2 (en) 2013-03-14 2019-03-26 Immusoft Corporation Methods for in vitro memory B cell differentiation and transduction with VSV-G pseudotyped viral vectors
RU2751920C2 (ru) * 2014-04-10 2021-07-20 Сиэтл Чилдрен'С Хоспитал (Дба Сиэтл Чилдрен'С Ресёрч Инститьют) Экспрессия трансгенов, регулируемая лекарственным средством
US10010498B2 (en) * 2014-06-04 2018-07-03 Acceleron Pharma Inc. Methods for treatment of amyotrophic lateral sclerosis with follistatin fusion proteins
EP3152237B1 (en) * 2014-06-04 2020-04-01 Acceleron Pharma Inc. Methods and compositions for treatment of disorders with follistatin polypeptides
US10842886B2 (en) * 2014-10-10 2020-11-24 Research Institute At Nationwide Children's Hospital Guided injections for AAV gene transfer to muscle
EP3234107B1 (en) * 2014-12-19 2022-09-14 Immusoft Corporation B cells for in vivo delivery of therapeutic agents
US10350245B2 (en) * 2015-01-21 2019-07-16 Fred Hutchinson Cancer Research Center Point-of-care and/or portable platform for gene therapy
EP3277823B1 (en) * 2015-04-03 2023-09-13 Dana-Farber Cancer Institute, Inc. Composition and methods of genome editing of b-cells
CA2992551A1 (en) * 2015-07-21 2017-01-26 Novartis Ag Methods for improving the efficacy and expansion of immune cells

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Porada et al. Mesenchymal stem cells as therapeutics and vehicles for gene and drug delivery
WO2018184484A1 (zh) 细胞因子组合
RU2020133851A (ru) B-клетки, генетически модифицированные для секреции фоллистатина, и способы их применения для лечения связанных с фоллистатином заболеваний, состояний, нарушений и для увеличения роста и силы мышц
US20240033300A1 (en) Method for treating autoimmune disease using cd4 t-cells with engineered stabilization of expression of endogenous foxp3 gene
EP2913059B1 (en) Novel method for treating spinal cord injury using hmgb1 fragment
EP3964531A1 (en) Protein molecule and use thereof
JP5036546B2 (ja) 胸腺特異的タンパク質
CN112567026B (zh) Il-31改善用于癌症的基于巨噬细胞的过继性细胞疗法的功效
CN106167789B (zh) 低氧处理的间充质干细胞及其应用
ES2665328T3 (es) Células que expresan STRO-1bright para tratar la enfermedad de injerto contra huésped
JP2020517692A5 (ja)
WO2024119686A1 (zh) 嵌合转换受体基因修饰的nk细胞制备方法及应用
JPH09508116A (ja) 末梢血単核細胞溶解活性を刺激するためのil−10の使用
JPWO2019178613A5 (ja)
JP2004026802A (ja) 人間あるいは動物体内の癌あるいは腫瘍を治療する薬物を製造する方法
CN111499766B (zh) 针对慢性淋巴细胞白血病的免疫效应细胞、其制备方法和应用
JP2003531816A (ja) 遺伝子導入産物に機能的寛容を誘導する方法
Liao et al. Mesenchymal stem cells and their immunomodulatory properties
RU2019136194A (ru) В-клетки для доставки терапевтических средств in vivo и их дозы
Mei et al. Stem cells as vehicles for gene therapy in lung repair
CN113388643A (zh) 一种具有分子开关的基因序列、质粒和免疫细胞
KR20220095228A (ko) 암의 t 세포 치료를 위한 세포독성 효과기 기억 t 세포를 생산하는 방법
CN117338914A (zh) 一种同种异体树突细胞肿瘤疫苗及其制备方法和应用
CN116103240A (zh) 增强免疫细胞持久性的方法
Lee et al. 323. Efficient Generation of CART Cells by Homology Directed Transgene Integration into the TCR-Alpha Locus