JPWO2019177142A5 - - Google Patents

Claims (16)

1. 式（Ｉ）
   

   

   
   （式中、
   環Ａは、窒素原子、酸化されていてもよい硫黄原子及び酸素原子から選択される１又は２個のヘテロ原子を含む５から７員の複素環であり；
   Ｒ^１、Ｒ^２、Ｒ^３及びＲ^４は、それぞれ独立して、水素原子、Ｃ_１－６アルキル基、ハロゲン原子、アミノ基、－ＳＨ、Ｃ_１－６アルキルチオ基、Ｃ_２－６アルケニルチオ基、Ｃ_１－６アルキル－カルボニル基、ホルミル基、Ｃ_６－１０アリール基、Ｃ_１－６アルコキシカルボニル基、５又は６員ヘテロアリール基、又はオキソ基であり；Ｒ^１及びＲ^２は、互いに結合して、置換されていてもよい５又は６員環を形成してもよく；
   ｎは０、１、又は２である）
   で示される複素環化合物又はその塩、及び式（ＩＩ）
   Ｓ＝Ｃ＝Ｎ－Ｒ^５ （ＩＩ）
   （式中、Ｒ^５は、Ｃ_１－６アルキル基、Ｃ_１－６ハロアルキル基、Ｃ_２－６アルケニル基、Ｃ_６－１０アリール基、又は５又は６員ヘテロアリール基である）
   で示されるイソチオシアネート化合物から選択される少なくとも１種を有効成分として含有する、低酸素障害、虚血再灌流障害又は炎症の予防又は治療剤、移植用細胞保護剤、又は生体保存剤。
2. 環Ａが、チアゾリン、チアゾール、チアゾリジン、チオモルホリン、チオフェン、ピロール、モルホリン、アゼパン、ピリジン、ピラジン、フラン、２，３－ジヒドロ－４Ｈ－１，４－チアジン、又はイミダゾールである、請求項１に記載の剤。
3. 有効成分が式（Ｉ）で示される複素環化合物又はその塩である、請求項１又は２に記載の剤。
4. 有効成分が式（ＩＩ）で示されるイソチオシアネート化合物である、請求項１に記載の剤。
5. 低酸素障害又は虚血再灌流障害又は炎症の予防又は治療剤である、請求項１～４のいずれか１項に記載の剤。
6. 移植用細胞保護剤である、請求項１～４のいずれか１項に記載の剤。
7. 生体保存剤である、請求項１～４のいずれか１項に記載の剤。
8. 鼻腔投与用の請求項１～７のいずれか１項に記載の剤。
9. TRPA1作動薬を有効成分として含有する低酸素障害、虚血再灌流障害又は炎症の予防又は治療剤。
10. TRPA1作動薬を有効成分として含有する移植用細胞保護剤。
11. TRPA1作動薬を有効成分として含有する生体保存剤。
12. 鼻腔投与用の請求項９～１１のいずれか１項に記載の剤。
13. 移植用細胞を、式（Ｉ）
    

    

    
    （式中、各記号は請求項１で定義した通りである）
    で示される複素環化合物又はその塩、及び
    式（ＩＩ）
    Ｓ＝Ｃ＝Ｎ－Ｒ^５ （ＩＩ）
    （式中、Ｒ^５は請求項１で定義した通りである）
    で示されるイソチオシアネート化合物から選択される少なくとも１種の化合物と接触させることを含む、移植用細胞の保護方法。
14. 生体を、式（Ｉ）
    

    

    
    （式中、各記号は請求項１で定義した通りである）
    で示される複素環化合物又はその塩、及び
    式（ＩＩ）
    Ｓ＝Ｃ＝Ｎ－Ｒ^５ （ＩＩ）
    （式中、Ｒ^５は請求項１で定義した通りである）
    で示されるイソチオシアネート化合物から選択される少なくとも１種の化合物と接触させることを含む、生体の保存方法。
15. 移植用細胞を、TRPA1作動薬と接触させることを含む、移植用細胞の保護方法。
16. 生体を、TRPA1作動薬と接触させることを含む、生体の保存方法。