JPWO2019171253A5 - - Google Patents
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Description
上述の説明および実施例は、本発明のある特定の具体的な態様を詳述し、本発明者らが企図する最良の形態を記載している。しかしながら、上述の詳細がいくら本文中に現れる場合であっても、本発明が多くの方法で実施され得、本発明が、添付の特許請求の範囲およびその任意の均等物に従って解釈されるべきであることが、理解される。
非限定に、本発明は以下の態様を含む。
[態様1]
抗PD-1抗体であって、前記抗体の濃度が約100mg/mlから約300mg/mlの間である、抗PD-1抗体と、
二糖と、
緩衝液と、
キレート化剤と、
ポリソルベートと
を含む医薬組成物であって、
前記医薬組成物のpHが約4.5~約5.5であり、前記医薬組成物が、約1センチポアズ(cP)から約20cPの間の粘度を有する、医薬組成物。
[態様2]
ポリソルベートがポリソルベート80(PS80)である、態様1に記載の医薬組成物。
[態様3]
ポリソルベートの濃度が約0.01~約0.3mg/mlである、態様1から2のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様4]
0.2mg/mlのPS80を含む、態様3に記載の医薬組成物。
[態様5]
緩衝液がヒスチジン緩衝液である、態様1から4のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様6]
ヒスチジンの濃度が約20mMである、態様5に記載の医薬組成物。
[態様7]
緩衝液が酢酸塩緩衝液である、態様1から4のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様8]
キレート化剤がEDTAであり、および/またはキレート化剤の濃度が約0.01~約0.3mg/mLの範囲である、態様1から7のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様9]
EDTAが、EDTA二ナトリウム、EDTA二ナトリウム二水和物、またはEDTA二ナトリウムとEDTA二ナトリウム二水和物の組合せを含む、態様8に記載の医薬組成物。
[態様10]
EDTAの濃度が、約0.04mg/mL、約0.045mg/mL、または約0.05mg/mLである、態様9に記載の医薬組成物。
[態様11]
二糖がスクロースである、態様1から10のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様12]
二糖がトレハロースである、態様1から10のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様13]
トレハロースがトレハロース二水和物である、態様12に記載の医薬組成物。
[態様14]
二糖の濃度が、約25mg/mLから約100mg/mLの間、約50mg/mLまたは約84mg/mLである、態様1から13のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様15]
約25mMから約300mMの間、約50mM、約100mM、約150mM、約200mM、または約250mMの濃度でアルギニンをさらに含む、態様1から14のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様16]
プロリンをさらに含む、態様1から15のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様17]
プロリンの濃度が、約25mMから約300mMの間、または約100mMもしくは約200mMである、態様16に記載の医薬組成物。
[態様18]
抗体の濃度が、約140mg/ml、約145mg/ml、約150mg/ml、約155mg/ml、約160mg/ml、約165mg/ml、約170mg/ml、約175mg/ml、約180mg/ml、約185mg/ml、約190mg/ml、約195mg/ml、および約200mg/mlからなる群から選択される、態様1から17のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様19]
抗体の濃度が、約140mg/ml~約200mg/ml、145mg/ml~約160mg/ml、または約148mg/ml~約152mg/mlである、態様1から17のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様20]
約150mg/mlの抗PD-1抗体と、
約20mMのヒスチジン緩衝液と、
約84mg/mlのトレハロースと、
約0.2mg/mlのPS80と、
約0.45または約0.5mg/mlのEDTAと
を含むか、またはそれらからなり、
pH5.0+/-0.5である、態様1に記載の医薬組成物。
[態様21]
組成物の粘度が、20℃で約10cPから約18cPの間である、態様20に記載の医薬組成物。
[態様22]
組成物の粘度が、20℃で約15cPである、態様21に記載の医薬組成物。
[態様23]
約150mg/mlの抗PD-1抗体と、
約20mMのヒスチジン緩衝液と、
約100mMのアルギニンHClと、
約50mg/mlのトレハロースと、
約0.2mg/mlのPS80と、
約0.45または約0.5mg/mlのEDTAと
を含むか、またはそれらから本質的になり、
pH5.0+/-0.5である、態様1に記載の医薬組成物。
[態様24]
組成物の粘度が、20℃で約10cPから約18cPの間である、態様23に記載の医薬組成物。
[態様25]
組成物の粘度が、20℃で約15cPである、態様24に記載の医薬組成物。
[態様26]
EDTAが、EDTA二ナトリウム、EDTA二ナトリウム二水和物、またはEDTA二ナトリウムとEDTA二ナトリウム二水和物の組合せを含む、態様20から25のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様27]
抗体が、ヒトまたはヒト化モノクローナル抗体である、態様1から26のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様28]
抗体がIgG4抗体である、態様1から27のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様29]
抗体がIgG4 S228P抗体である、態様28に記載の医薬組成物。
[態様30]
抗体が、配列番号2に示されるVH配列のVH相補性決定領域1(CDR1)、VH CDR2、およびVH CDR3を含む重鎖可変領域(VH);ならびに/または配列番号3に示されるVL配列のVL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含む軽鎖可変領域(VL)を含む、態様1から29のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様31]
VH CDR1が配列番号4に示されるアミノ酸配列を含み、VH CDR2が配列番号5に示されるアミノ酸配列を含み、VH CDR3が配列番号6に示されるアミノ酸配列を含み、VL CDR1が配列番号7に示されるアミノ酸配列を含み、VL CDR2が配列番号8に示されるアミノ酸配列を含み、VL CDR3が配列番号9に示されるアミノ酸配列を含む、態様30に記載の医薬組成物。
[態様32]
抗体が、配列番号2に示される重鎖可変領域アミノ酸配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列および配列番号3に示される軽鎖可変領域アミノ酸配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む、態様1から29のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様33]
抗体が、配列番号2に示されるアミノ酸配列、またはCDR内ではない残基において1つもしくは複数の保存的アミノ酸置換を有するバリアントを含む重鎖可変領域(VH)および/あるいは配列番号3に示されるアミノ酸配列、またはCDR内ではないアミノ酸において1つもしくは複数のアミノ酸置換を有するそのバリアントを含む軽鎖可変領域(VL)を含む、態様1から29のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様34]
抗体が、配列番号10のC末端リジンを有するかまたは有さない、配列番号10に示されるアミノ酸配列を含む重鎖;および配列番号11に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、態様1から33のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様35]
抗体が、主要グリカン種としてG0FおよびG1Fを含むAsn294でのグリコシル化を示す、態様34に記載の医薬組成物。
[態様36]
グリコシル化が、マイナーグリカン種として、切断されたおよび/またはアフコシル化された複合型二分岐構造、高マンノース型Man5構造、ならびにシアル化された、コア-フコシル化された複合型二分岐オリゴ糖をさらに含む、態様35に記載の医薬組成物。
[態様37]
凍結乾燥されているか、または凍結乾燥されていない、態様1から36のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様38]
20℃で約10~約18cPの粘度を有する、態様1から20、23、または27から37のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様39]
抗体が、PF-06801591、ニボルマブ、ペンブロリズマブ、セミプリマブ、もしくはスパルタリズマブ、または前述のいずれかの抗原結合部分である、態様1から27のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様40]
約150mg/mlの抗PD-1抗体であって、配列番号10のC末端リジンを有するかまたは有さない、配列番号10に示されるアミノ酸配列を含む重鎖;および配列番号11に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖を含む抗PD-1抗体と、
約20mMのヒスチジン緩衝液と、
約84mg/mlのトレハロースと、
約0.2mg/mlのPS80と、
約0.45または約0.5mg/mlのEDTAと
を含むか、またはそれらから本質的になる医薬組成物であって、
pH5.0+/-0.5であり、20℃で約10~約18cPの粘度を有する医薬組成物。
[態様41]
約150mg/mlの抗PD-1抗体であって、配列番号10のC末端リジンを有するかまたは有さない、配列番号10に示されるアミノ酸配列を含む重鎖;および配列番号11に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖を含む抗PD-1抗体と、
約20mMのヒスチジン緩衝液と、
約84mg/mlのトレハロースと、
約0.2mg/mlのPS80と、
約0.45または約0.5mg/mlのEDTAと
を含むか、またはそれらから本質的になる医薬組成物であって、
pH5.0+/-0.5であり、20℃で約10~約18cPの粘度を有する医薬組成物。
[態様42]
EDTAが、EDTA二ナトリウム、EDTA二ナトリウム二水和物、またはEDTA二ナトリウムとEDTA二ナトリウム二水和物の組合せを含む、態様40または41に記載の医薬組成物。
[態様43]
トレハロースがトレハロース二水和物である、態様40から42のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様44]
抗酸化物質を含まない、態様1から43のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様45]
抗酸化物質が、L-メチオニン、またはその薬学的に許容される塩である、態様44に記載の医薬組成物。
[態様46]
メチオニンを含まない、態様1から43のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様47]
アルギニンを含まない、態様1から22または27から46のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様48]
疾患を処置する方法であって、態様1から47のいずれか一項に記載の医薬組成物の有効量を、そのような疾患を有する対象に投与するステップを含む方法。
[態様49]
医薬組成物が150mg/mLの抗PD-1抗体を含む、態様48に記載の方法。
[態様50]
がんの処置を必要とする対象におけるがんを処置する方法であって、(1)態様1から47のいずれか一項に記載の医薬組成物の有効量、および(2)がんの細胞に対する免疫応答を誘発することができるワクチンの有効量を対象に投与するステップを含む方法。
[態様51]
がんの処置のために対象に投与されたワクチンの免疫原性または治療効果を増強する方法であって、態様1から47のいずれか一項に記載の医薬組成物の有効量を、ワクチンを受けた対象に投与するステップを含む方法。
[態様52]
医薬組成物が、単回の2mLの皮下注射として投与される、態様48から51のいずれか一項に記載の方法。
[態様53]
医薬組成物が、3週間に1回投与される、態様48から52のいずれか一項に記載の方法。
[態様54]
医薬組成物が、4週間に1回投与される、態様48から52のいずれか一項に記載の方法。
[態様55]
医薬組成物が、300mgの用量で皮下に投与される、態様48から54のいずれか一項に記載の方法。
[態様56]
対象が、クリゾチニブ、パルボシクリブ、タラゾパリブ、抗CTLA4抗体、抗4-1BB抗体、抗OX40抗体、第2のPD-1抗体、CD40アゴニスト、TLRアゴニスト、CAR-T細胞、および化学療法剤からなる群から選択される少なくとも1種の他の治療剤を投与される、態様48から55のいずれか一項に記載の方法。
[態様57]
疾患ががんである、態様48から56のいずれか一項に記載の方法。
[態様58]
がんが、胃がん、肉腫、リンパ腫、ホジキンリンパ腫、白血病、頭頸部がん、頭頸部扁平上皮がん、胸腺がん、上皮がん、唾液腺がん、肝がん、胃がん、甲状腺がん、肺がん、卵巣がん、乳がん、前立腺がん、食道がん、膵がん、神経膠腫、白血病、多発性骨髄腫、腎細胞癌、膀胱がん、子宮頸がん、絨毛腫、結腸がん、口腔がん、皮膚がん、および黒色腫からなる群から選択される、態様57に記載の方法。
[態様59]
対象におけるがんを処置するための医薬を製造するための、態様1から47のいずれか一項に記載の医薬組成物の使用。
[態様60]
医薬の投与パターンが、8週間に1回の医薬の用量の投与を含む、対象におけるがんを処置するための医薬を製造するための、態様1から47のいずれか一項に記載の医薬組成物の使用。
[態様61]
用量の体積が、約2.5ml以下、2.0ml以下、1.5ml以下、または1.0ml以下である、態様60に記載の使用。
[態様62]
用量の投与が皮下である、態様59から61のいずれか一項に記載の使用。
[態様63]
対象がヒトである、態様59から62のいずれか一項に記載の使用。
非限定に、本発明は以下の態様を含む。
[態様1]
抗PD-1抗体であって、前記抗体の濃度が約100mg/mlから約300mg/mlの間である、抗PD-1抗体と、
二糖と、
緩衝液と、
キレート化剤と、
ポリソルベートと
を含む医薬組成物であって、
前記医薬組成物のpHが約4.5~約5.5であり、前記医薬組成物が、約1センチポアズ(cP)から約20cPの間の粘度を有する、医薬組成物。
[態様2]
ポリソルベートがポリソルベート80(PS80)である、態様1に記載の医薬組成物。
[態様3]
ポリソルベートの濃度が約0.01~約0.3mg/mlである、態様1から2のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様4]
0.2mg/mlのPS80を含む、態様3に記載の医薬組成物。
[態様5]
緩衝液がヒスチジン緩衝液である、態様1から4のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様6]
ヒスチジンの濃度が約20mMである、態様5に記載の医薬組成物。
[態様7]
緩衝液が酢酸塩緩衝液である、態様1から4のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様8]
キレート化剤がEDTAであり、および/またはキレート化剤の濃度が約0.01~約0.3mg/mLの範囲である、態様1から7のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様9]
EDTAが、EDTA二ナトリウム、EDTA二ナトリウム二水和物、またはEDTA二ナトリウムとEDTA二ナトリウム二水和物の組合せを含む、態様8に記載の医薬組成物。
[態様10]
EDTAの濃度が、約0.04mg/mL、約0.045mg/mL、または約0.05mg/mLである、態様9に記載の医薬組成物。
[態様11]
二糖がスクロースである、態様1から10のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様12]
二糖がトレハロースである、態様1から10のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様13]
トレハロースがトレハロース二水和物である、態様12に記載の医薬組成物。
[態様14]
二糖の濃度が、約25mg/mLから約100mg/mLの間、約50mg/mLまたは約84mg/mLである、態様1から13のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様15]
約25mMから約300mMの間、約50mM、約100mM、約150mM、約200mM、または約250mMの濃度でアルギニンをさらに含む、態様1から14のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様16]
プロリンをさらに含む、態様1から15のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様17]
プロリンの濃度が、約25mMから約300mMの間、または約100mMもしくは約200mMである、態様16に記載の医薬組成物。
[態様18]
抗体の濃度が、約140mg/ml、約145mg/ml、約150mg/ml、約155mg/ml、約160mg/ml、約165mg/ml、約170mg/ml、約175mg/ml、約180mg/ml、約185mg/ml、約190mg/ml、約195mg/ml、および約200mg/mlからなる群から選択される、態様1から17のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様19]
抗体の濃度が、約140mg/ml~約200mg/ml、145mg/ml~約160mg/ml、または約148mg/ml~約152mg/mlである、態様1から17のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様20]
約150mg/mlの抗PD-1抗体と、
約20mMのヒスチジン緩衝液と、
約84mg/mlのトレハロースと、
約0.2mg/mlのPS80と、
約0.45または約0.5mg/mlのEDTAと
を含むか、またはそれらからなり、
pH5.0+/-0.5である、態様1に記載の医薬組成物。
[態様21]
組成物の粘度が、20℃で約10cPから約18cPの間である、態様20に記載の医薬組成物。
[態様22]
組成物の粘度が、20℃で約15cPである、態様21に記載の医薬組成物。
[態様23]
約150mg/mlの抗PD-1抗体と、
約20mMのヒスチジン緩衝液と、
約100mMのアルギニンHClと、
約50mg/mlのトレハロースと、
約0.2mg/mlのPS80と、
約0.45または約0.5mg/mlのEDTAと
を含むか、またはそれらから本質的になり、
pH5.0+/-0.5である、態様1に記載の医薬組成物。
[態様24]
組成物の粘度が、20℃で約10cPから約18cPの間である、態様23に記載の医薬組成物。
[態様25]
組成物の粘度が、20℃で約15cPである、態様24に記載の医薬組成物。
[態様26]
EDTAが、EDTA二ナトリウム、EDTA二ナトリウム二水和物、またはEDTA二ナトリウムとEDTA二ナトリウム二水和物の組合せを含む、態様20から25のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様27]
抗体が、ヒトまたはヒト化モノクローナル抗体である、態様1から26のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様28]
抗体がIgG4抗体である、態様1から27のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様29]
抗体がIgG4 S228P抗体である、態様28に記載の医薬組成物。
[態様30]
抗体が、配列番号2に示されるVH配列のVH相補性決定領域1(CDR1)、VH CDR2、およびVH CDR3を含む重鎖可変領域(VH);ならびに/または配列番号3に示されるVL配列のVL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含む軽鎖可変領域(VL)を含む、態様1から29のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様31]
VH CDR1が配列番号4に示されるアミノ酸配列を含み、VH CDR2が配列番号5に示されるアミノ酸配列を含み、VH CDR3が配列番号6に示されるアミノ酸配列を含み、VL CDR1が配列番号7に示されるアミノ酸配列を含み、VL CDR2が配列番号8に示されるアミノ酸配列を含み、VL CDR3が配列番号9に示されるアミノ酸配列を含む、態様30に記載の医薬組成物。
[態様32]
抗体が、配列番号2に示される重鎖可変領域アミノ酸配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列および配列番号3に示される軽鎖可変領域アミノ酸配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む、態様1から29のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様33]
抗体が、配列番号2に示されるアミノ酸配列、またはCDR内ではない残基において1つもしくは複数の保存的アミノ酸置換を有するバリアントを含む重鎖可変領域(VH)および/あるいは配列番号3に示されるアミノ酸配列、またはCDR内ではないアミノ酸において1つもしくは複数のアミノ酸置換を有するそのバリアントを含む軽鎖可変領域(VL)を含む、態様1から29のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様34]
抗体が、配列番号10のC末端リジンを有するかまたは有さない、配列番号10に示されるアミノ酸配列を含む重鎖;および配列番号11に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、態様1から33のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様35]
抗体が、主要グリカン種としてG0FおよびG1Fを含むAsn294でのグリコシル化を示す、態様34に記載の医薬組成物。
[態様36]
グリコシル化が、マイナーグリカン種として、切断されたおよび/またはアフコシル化された複合型二分岐構造、高マンノース型Man5構造、ならびにシアル化された、コア-フコシル化された複合型二分岐オリゴ糖をさらに含む、態様35に記載の医薬組成物。
[態様37]
凍結乾燥されているか、または凍結乾燥されていない、態様1から36のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様38]
20℃で約10~約18cPの粘度を有する、態様1から20、23、または27から37のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様39]
抗体が、PF-06801591、ニボルマブ、ペンブロリズマブ、セミプリマブ、もしくはスパルタリズマブ、または前述のいずれかの抗原結合部分である、態様1から27のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様40]
約150mg/mlの抗PD-1抗体であって、配列番号10のC末端リジンを有するかまたは有さない、配列番号10に示されるアミノ酸配列を含む重鎖;および配列番号11に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖を含む抗PD-1抗体と、
約20mMのヒスチジン緩衝液と、
約84mg/mlのトレハロースと、
約0.2mg/mlのPS80と、
約0.45または約0.5mg/mlのEDTAと
を含むか、またはそれらから本質的になる医薬組成物であって、
pH5.0+/-0.5であり、20℃で約10~約18cPの粘度を有する医薬組成物。
[態様41]
約150mg/mlの抗PD-1抗体であって、配列番号10のC末端リジンを有するかまたは有さない、配列番号10に示されるアミノ酸配列を含む重鎖;および配列番号11に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖を含む抗PD-1抗体と、
約20mMのヒスチジン緩衝液と、
約84mg/mlのトレハロースと、
約0.2mg/mlのPS80と、
約0.45または約0.5mg/mlのEDTAと
を含むか、またはそれらから本質的になる医薬組成物であって、
pH5.0+/-0.5であり、20℃で約10~約18cPの粘度を有する医薬組成物。
[態様42]
EDTAが、EDTA二ナトリウム、EDTA二ナトリウム二水和物、またはEDTA二ナトリウムとEDTA二ナトリウム二水和物の組合せを含む、態様40または41に記載の医薬組成物。
[態様43]
トレハロースがトレハロース二水和物である、態様40から42のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様44]
抗酸化物質を含まない、態様1から43のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様45]
抗酸化物質が、L-メチオニン、またはその薬学的に許容される塩である、態様44に記載の医薬組成物。
[態様46]
メチオニンを含まない、態様1から43のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様47]
アルギニンを含まない、態様1から22または27から46のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[態様48]
疾患を処置する方法であって、態様1から47のいずれか一項に記載の医薬組成物の有効量を、そのような疾患を有する対象に投与するステップを含む方法。
[態様49]
医薬組成物が150mg/mLの抗PD-1抗体を含む、態様48に記載の方法。
[態様50]
がんの処置を必要とする対象におけるがんを処置する方法であって、(1)態様1から47のいずれか一項に記載の医薬組成物の有効量、および(2)がんの細胞に対する免疫応答を誘発することができるワクチンの有効量を対象に投与するステップを含む方法。
[態様51]
がんの処置のために対象に投与されたワクチンの免疫原性または治療効果を増強する方法であって、態様1から47のいずれか一項に記載の医薬組成物の有効量を、ワクチンを受けた対象に投与するステップを含む方法。
[態様52]
医薬組成物が、単回の2mLの皮下注射として投与される、態様48から51のいずれか一項に記載の方法。
[態様53]
医薬組成物が、3週間に1回投与される、態様48から52のいずれか一項に記載の方法。
[態様54]
医薬組成物が、4週間に1回投与される、態様48から52のいずれか一項に記載の方法。
[態様55]
医薬組成物が、300mgの用量で皮下に投与される、態様48から54のいずれか一項に記載の方法。
[態様56]
対象が、クリゾチニブ、パルボシクリブ、タラゾパリブ、抗CTLA4抗体、抗4-1BB抗体、抗OX40抗体、第2のPD-1抗体、CD40アゴニスト、TLRアゴニスト、CAR-T細胞、および化学療法剤からなる群から選択される少なくとも1種の他の治療剤を投与される、態様48から55のいずれか一項に記載の方法。
[態様57]
疾患ががんである、態様48から56のいずれか一項に記載の方法。
[態様58]
がんが、胃がん、肉腫、リンパ腫、ホジキンリンパ腫、白血病、頭頸部がん、頭頸部扁平上皮がん、胸腺がん、上皮がん、唾液腺がん、肝がん、胃がん、甲状腺がん、肺がん、卵巣がん、乳がん、前立腺がん、食道がん、膵がん、神経膠腫、白血病、多発性骨髄腫、腎細胞癌、膀胱がん、子宮頸がん、絨毛腫、結腸がん、口腔がん、皮膚がん、および黒色腫からなる群から選択される、態様57に記載の方法。
[態様59]
対象におけるがんを処置するための医薬を製造するための、態様1から47のいずれか一項に記載の医薬組成物の使用。
[態様60]
医薬の投与パターンが、8週間に1回の医薬の用量の投与を含む、対象におけるがんを処置するための医薬を製造するための、態様1から47のいずれか一項に記載の医薬組成物の使用。
[態様61]
用量の体積が、約2.5ml以下、2.0ml以下、1.5ml以下、または1.0ml以下である、態様60に記載の使用。
[態様62]
用量の投与が皮下である、態様59から61のいずれか一項に記載の使用。
[態様63]
対象がヒトである、態様59から62のいずれか一項に記載の使用。
Claims (63)
- 抗PD-1抗体であって、前記抗体の濃度が約100mg/mlから約300mg/mlの間である、抗PD-1抗体と、
二糖と、
緩衝液と、
キレート化剤と、
ポリソルベートと
を含む医薬組成物であって、
前記医薬組成物のpHが約4.5~約5.5であり、前記医薬組成物が、約1センチポアズ(cP)から約20cPの間の粘度を有する、医薬組成物。 - ポリソルベートがポリソルベート80(PS80)である、請求項1に記載の医薬組成物。
- ポリソルベートの濃度が約0.01~約0.3mg/mlである、請求項1から2のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 0.2mg/mlのPS80を含む、請求項3に記載の医薬組成物。
- 緩衝液がヒスチジン緩衝液である、請求項1から4のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- ヒスチジンの濃度が約20mMである、請求項5に記載の医薬組成物。
- 緩衝液が酢酸塩緩衝液である、請求項1から4のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- キレート化剤がEDTAであり、および/またはキレート化剤の濃度が約0.01~約0.3mg/mLの範囲である、請求項1から7のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- EDTAが、EDTA二ナトリウム、EDTA二ナトリウム二水和物、またはEDTA二ナトリウムとEDTA二ナトリウム二水和物の組合せを含む、請求項8に記載の医薬組成物。
- EDTAの濃度が、約0.04mg/mL、約0.045mg/mL、または約0.05mg/mLである、請求項9に記載の医薬組成物。
- 二糖がスクロースである、請求項1から10のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 二糖がトレハロースである、請求項1から10のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- トレハロースがトレハロース二水和物である、請求項12に記載の医薬組成物。
- 二糖の濃度が、約25mg/mLから約100mg/mLの間、約50mg/mLまたは約84mg/mLである、請求項1から13のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 約25mMから約300mMの間、約50mM、約100mM、約150mM、約200mM、または約250mMの濃度でアルギニンをさらに含む、請求項1から14のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- プロリンをさらに含む、請求項1から15のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- プロリンの濃度が、約25mMから約300mMの間、または約100mMもしくは約200mMである、請求項16に記載の医薬組成物。
- 抗体の濃度が、約140mg/ml、約145mg/ml、約150mg/ml、約155mg/ml、約160mg/ml、約165mg/ml、約170mg/ml、約175mg/ml、約180mg/ml、約185mg/ml、約190mg/ml、約195mg/ml、および約200mg/mlからなる群から選択される、請求項1から17のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 抗体の濃度が、約140mg/ml~約200mg/ml、145mg/ml~約160mg/ml、または約148mg/ml~約152mg/mlである、請求項1から17のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 約150mg/mlの抗PD-1抗体と、
約20mMのヒスチジン緩衝液と、
約84mg/mlのトレハロースと、
約0.2mg/mlのPS80と、
約0.45または約0.5mg/mlのEDTAと
を含むか、またはそれらからなり、
pH5.0+/-0.5である、請求項1に記載の医薬組成物。 - 組成物の粘度が、20℃で約10cPから約18cPの間である、請求項20に記載の医薬組成物。
- 組成物の粘度が、20℃で約15cPである、請求項21に記載の医薬組成物。
- 約150mg/mlの抗PD-1抗体と、
約20mMのヒスチジン緩衝液と、
約100mMのアルギニンHClと、
約50mg/mlのトレハロースと、
約0.2mg/mlのPS80と、
約0.45または約0.5mg/mlのEDTAと
を含むか、またはそれらから本質的になり、
pH5.0+/-0.5である、請求項1に記載の医薬組成物。 - 組成物の粘度が、20℃で約10cPから約18cPの間である、請求項23に記載の医薬組成物。
- 組成物の粘度が、20℃で約15cPである、請求項24に記載の医薬組成物。
- EDTAが、EDTA二ナトリウム、EDTA二ナトリウム二水和物、またはEDTA二ナトリウムとEDTA二ナトリウム二水和物の組合せを含む、請求項20から25のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 抗体が、ヒトまたはヒト化モノクローナル抗体である、請求項1から26のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 抗体がIgG4抗体である、請求項1から27のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 抗体がIgG4 S228P抗体である、請求項28に記載の医薬組成物。
- 抗体が、配列番号2に示されるVH配列のVH相補性決定領域1(CDR1)、VH CDR2、およびVH CDR3を含む重鎖可変領域(VH);ならびに/または配列番号3に示されるVL配列のVL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含む軽鎖可変領域(VL)を含む、請求項1から29のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- VH CDR1が配列番号4に示されるアミノ酸配列を含み、VH CDR2が配列番号5に示されるアミノ酸配列を含み、VH CDR3が配列番号6に示されるアミノ酸配列を含み、VL CDR1が配列番号7に示されるアミノ酸配列を含み、VL CDR2が配列番号8に示されるアミノ酸配列を含み、VL CDR3が配列番号9に示されるアミノ酸配列を含む、請求項30に記載の医薬組成物。
- 抗体が、配列番号2に示される重鎖可変領域アミノ酸配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列および配列番号3に示される軽鎖可変領域アミノ酸配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む、請求項1から29のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 抗体が、配列番号2に示されるアミノ酸配列、またはCDR内ではない残基において1つもしくは複数の保存的アミノ酸置換を有するバリアントを含む重鎖可変領域(VH)および/あるいは配列番号3に示されるアミノ酸配列、またはCDR内ではないアミノ酸において1つもしくは複数のアミノ酸置換を有するそのバリアントを含む軽鎖可変領域(VL)を含む、請求項1から29のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 抗体が、配列番号10のC末端リジンを有するかまたは有さない、配列番号10に示されるアミノ酸配列を含む重鎖;および配列番号11に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、請求項1から33のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 抗体が、主要グリカン種としてG0FおよびG1Fを含むAsn294でのグリコシル化を示す、請求項34に記載の医薬組成物。
- グリコシル化が、マイナーグリカン種として、切断されたおよび/またはアフコシル化された複合型二分岐構造、高マンノース型Man5構造、ならびにシアル化された、コア-フコシル化された複合型二分岐オリゴ糖をさらに含む、請求項35に記載の医薬組成物。
- 凍結乾燥されているか、または凍結乾燥されていない、請求項1から36のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 20℃で約10~約18cPの粘度を有する、請求項1から20、23、または27から37のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 抗体が、PF-06801591、ニボルマブ、ペンブロリズマブ、セミプリマブ、もしくはスパルタリズマブ、または前述のいずれかの抗原結合部分である、請求項1から27のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 約150mg/mlの抗PD-1抗体であって、配列番号10のC末端リジンを有するかまたは有さない、配列番号10に示されるアミノ酸配列を含む重鎖;および配列番号11に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖を含む抗PD-1抗体と、
約20mMのヒスチジン緩衝液と、
約84mg/mlのトレハロースと、
約0.2mg/mlのPS80と、
約0.45または約0.5mg/mlのEDTAと
を含むか、またはそれらから本質的になる医薬組成物であって、
pH5.0+/-0.5であり、20℃で約10~約18cPの粘度を有する医薬組成物。 - 約150mg/mlの抗PD-1抗体であって、配列番号10のC末端リジンを有するかまたは有さない、配列番号10に示されるアミノ酸配列を含む重鎖;および配列番号11に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖を含む抗PD-1抗体と、
約20mMのヒスチジン緩衝液と、
約84mg/mlのトレハロースと、
約0.2mg/mlのPS80と、
約0.45または約0.5mg/mlのEDTAと
を含むか、またはそれらから本質的になる医薬組成物であって、
pH5.0+/-0.5であり、20℃で約10~約18cPの粘度を有する医薬組成物。 - EDTAが、EDTA二ナトリウム、EDTA二ナトリウム二水和物、またはEDTA二ナトリウムとEDTA二ナトリウム二水和物の組合せを含む、請求項40または41に記載の医薬組成物。
- トレハロースがトレハロース二水和物である、請求項40から42のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 抗酸化物質を含まない、請求項1から43のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 抗酸化物質が、L-メチオニン、またはその薬学的に許容される塩である、請求項44に記載の医薬組成物。
- メチオニンを含まない、請求項1から43のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- アルギニンを含まない、請求項1から22または27から46のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 対象における疾患を処置する方法に使用するための、請求項1から47のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 150mg/mLの抗PD-1抗体を含む、請求項48に記載の医薬組成物。
- がんの処置を必要とする対象におけるがんを処置する方法に使用するための、請求項1から47のいずれか一項に記載の医薬組成物であって、
当該方法が、(1)請求項1から47のいずれか一項に記載の医薬組成物の有効量、および(2)がんの細胞に対する免疫応答を誘発することができるワクチンの有効量を対象に投与するステップを含む、
前記医薬組成物。 - がんの処置のために対象に投与されたワクチンの免疫原性または治療効果を増強する方法に使用するための、請求項1から47のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 単回の2mLの皮下注射として投与される、請求項48から51のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 3週間に1回投与される、請求項48から52のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 4週間に1回投与される、請求項48から52のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 300mgの用量で皮下に投与される、請求項48から54のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 対象が、クリゾチニブ、パルボシクリブ、タラゾパリブ、抗CTLA4抗体、抗4-1BB抗体、抗OX40抗体、第2のPD-1抗体、CD40アゴニスト、TLRアゴニスト、CAR-T細胞、および化学療法剤からなる群から選択される少なくとも1種の他の治療剤を投与される、請求項48から55のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 疾患ががんである、請求項48から56のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- がんが、胃がん、肉腫、リンパ腫、ホジキンリンパ腫、白血病、頭頸部がん、頭頸部扁平上皮がん、胸腺がん、上皮がん、唾液腺がん、肝がん、胃がん、甲状腺がん、肺がん、卵巣がん、乳がん、前立腺がん、食道がん、膵がん、神経膠腫、白血病、多発性骨髄腫、腎細胞癌、膀胱がん、子宮頸がん、絨毛腫、結腸がん、口腔がん、皮膚がん、および黒色腫からなる群から選択される、請求項57に記載の医薬組成物。
- 対象におけるがんを処置するための医薬を製造するための、請求項1から47のいずれか一項に記載の医薬組成物の使用。
- 医薬の投与パターンが、8週間に1回の医薬の用量の投与を含む、対象におけるがんを処置するための医薬を製造するための、請求項1から47のいずれか一項に記載の医薬組成物の使用。
- 用量の体積が、約2.5ml以下、2.0ml以下、1.5ml以下、または1.0ml以下である、請求項60に記載の使用。
- 用量の投与が皮下である、請求項59から61のいずれか一項に記載の使用。
- 対象がヒトである、請求項59から62のいずれか一項に記載の使用。
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