JPWO2019168845A5 - - Google Patents

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[0142]上記の本発明の好ましい形態は、例示としてのみ使用されるべきであり、本発明の範囲を解釈するために限定的な意味で使用されるべきではない。
以下に、実施態様を記載する。
態様1
カードスライバーであって、円形、3.0未満のデニール、5~30の1インチあたりのクリンプ頻度(CPI)を有する酢酸セルロースステープルファイバー(CAステープルファイバー)を含み、前記スライバーが、少なくとも10,000ジュールの繊維間凝集エネルギーを有する、カードスライバー。
態様2
態様1に記載のカードスライバーであって、
前記CAステープルファイバーが、1撚り、20m/分の速度で、および10グラムの入力張力を用いて、前記CAステープルファイバーを作製するために使用されるフィラメントで、ASTM D3412/3412M-13に従って測定される場合、0.11~0.2未満のクリンプされていない繊維間動摩擦係数(F/F CODF)を有する、カードスライバー。
態様3
態様1または2のいずれか1項に記載のカードスライバーであって、
前記CAステープルファイバーが、前記CAステープルファイバーを作製するために使用されたフィラメントの2フィートのサンプル長さで、前後に3回ラビングし、静電場計を使用して測定した場合に、65%の相対湿度で1.0kV未満の静電気電荷を有する、カードスライバー。
態様4
態様1~3のいずれか1項に記載のカードスライバーであって、
前記スライバーが、4.5%以下または4%以下の変動係数(CVm)を有する、カードスライバー。
態様5
態様1~4のいずれか1項に記載のカードスライバーであって、
前記スライバーが、Keisokki繊維長さ分布試験機によって決定される場合、15%以下の短繊維含有量(1/2インチ未満)を有する、カードスライバー。
態様6
態様1~5のいずれか1項に記載のカードスライバーであって、
前記スライバー中の前記ステープルファイバーの少なくとも10重量%かつ最大55%が、CAステープルファイバーであり、当該CAステープルファイバーが、仕上げ剤でコーティングされる、カードスライバー。
態様7
態様1~6のいずれか1項に記載のカードスライバーであって、
前記CAステープルファイバーが、0.5~1.9のデニール、8~19のCPIを有し、前記ファイバーを作製するために使用される前記酢酸セルロースが、少なくとも2.2のアセチル置換度を有する、カードスライバー。
態様8
態様1~7のいずれか1項に記載のカードスライバーであって、
前記CAステープルファイバーが、6:1~14:1のCPI:DPF比を有する、カードスライバー。
態様9
態様1~8のいずれか1項に記載のカードスライバーであって、
前記CAステープルファイバーの少なくとも90%が、1.0~1.5の形状係数を有する、カードスライバー。
態様10
態様1~9のいずれか1項に記載のカードスライバーであって、
前記CAステープルファイバーの少なくとも90重量%が、10mm~150mmの切断長さを有する、カードスライバー。
態様11
態様1~10のいずれか1項に記載のカードスライバーであって、
前記CAステープルファイバーが、乾燥重量基準で2.0重量%未満のFOYの量の仕上げ剤でコーティングされている、カードスライバー。
態様12
態様1~11のいずれか1項に記載のカードスライバーであって、
前記CAステープルファイバーが、ASTM D3822に従って測定される場合、少なくとも0.9グラムフォース/デニールのテナシティを有するか、またはASTM D3822に従って測定される場合、少なくとも0.9グラムフォース/デニールのテナシティを有するフィラメントから作製される、カードスライバー。
態様13
態様1~12のいずれか1項に記載のカードスライバーであって、
前記CAステープルファイバーが、ASTM D3822に従って測定される場合、少なくとも15%の破断点伸びを有するか、または前記スライバーが、ASTM D3822に従って測定される場合、少なくとも15%の破断点伸びを有するフィラメントから作製されたステープルファイバーから得られる、カードスライバー。
態様14
態様1~13のいずれか1項に記載のカードスライバーであって、
少なくとも15,000ジュールまたは少なくとも20,000ジュールの繊維間凝集エネルギーを有する、カードスライバー。
態様15
延伸された1つ以上のカードスライバーから得られ、前記カードステープルスライバーのうち少なくとも1つは円形、3.0未満のデニール、5~30の1インチあたりのクリンプ頻度(CPI)を有する酢酸セルロースステープルファイバー(CAステープルファイバー)を含み、前記少なくとも1つのスライバーが、少なくとも10,000ジュールの繊維間凝集エネルギーを有する、紡績糸。
態様16
態様15記載の紡績糸であって、
前記CAステープルファイバーが、1撚り、20m/分の速度で、および10グラムの入力張力を用いて、前記CAステープルファイバーを作製するために使用されるフィラメントで、ASTM D3412/3412M-13に従って測定される場合、0.11~0.2未満のクリンプされていない繊維間動摩擦係数(F/F CODF)を有し、前後に3回ラビングした、前記CAステープルファイバーを作製するために使用されたフィラメントの2フィートのサンプル長さで測定した場合、65%の相対湿度で1.0kV未満の静電気電荷を有する、紡績糸。
態様17
態様15または16のいずれか1項に記載の紡績糸であって、
前記糸が、10重量%~70重量%のCAステープルファイバーを含有する、紡績糸。
態様18
態様15~17のいずれか1項に記載の紡績糸であって、
前記糸が、次の特徴:(i)100%の前記CAステープルファイバーを含有するサンプルで、ASTM D2256に従って測定される場合、少なくとも150g-Nの破断力、(ii)100%の前記CAステープルファイバーを含有するサンプルで、ASTM D2256に従って測定される場合、少なくとも0.85gF/デニールのテナシティ、または(iii)100%の前記CAステープルファイバーを含有するサンプルで、ASTM D2256に従って測定される場合、少なくとも13%の破断点伸び、のうちの少なくとも1つを有する、紡績糸。
態様19
態様15~18のいずれか1項に記載の紡績糸であって、
総デニールが300未満であり、1インチあたりの撚りが4未満である、紡績糸。
態様20
紡績糸から得られた織物であって、前記糸が、一定量の紡績仕上げ剤を含有するCAステープルファイバー(CAステープルファイバー)を含むカードスライバーから得られ、前記織物が、紡績仕上げ剤を含有しないか、または前記CAステープルファイバー上の前記量未満である一定量の紡績仕上げ剤を含有し、前記ステープルCAステープルファイバーが、円形、3.0未満のデニール、5~30の1インチあたりのクリンプ頻度(CPI)を有し、前記1つ以上のカードスライバーが、少なくとも10,000ジュールの繊維間凝集エネルギーを有する、織物。
態様21
態様21記載の織物であって、
前記CAステープルファイバーが、1撚り、20m/分の速度で、および10グラムの入力張力を用いて、前記CAステープルファイバーを作製するために使用されるフィラメントで、ASTM D3412/3412M-13に従って測定した場合、0.1~0.2未満の無撚繊維間動摩擦係数(F/F CODF)、ならびに前記CAステープルファイバーを作製するために使用された2フィートのサンプル長さのフィラメントを前後に3回ラビングして測定した場合、65%の相対湿度で1.0未満の静電気電荷を有する、織物。
態様22
カードスライバーであって、円形、3.0未満のデニール、5~30の1インチあたりのクリンプ頻度(CPI)を有する酢酸セルロースステープルファイバー(CAステープルファイバー)を含み、前記スライバーが、少なくとも0.2かつ1以下のスクループ値を有するCAステープルファイバーから得られる、カードスライバー。
態様23
態様22記載のカードスライバーであって、
前記CAファイバーが、繊維間ステープルパッド摩擦において少なくとも0.20かつ1以下、または少なくとも0.30かつ0.8以下、または少なくとも0.35かつ0.65以下の摩擦係数を有する、カードスライバー。
態様24
態様22または23のいずれか1項に記載のカードスライバーであって、
前記CAファイバーが、繊維金属間ステープルパッド摩擦において少なくとも0.10かつ0.4以下の摩擦係数を有する、カードスライバー。
態様25
態様22~24のいずれか1項に記載のカードスライバーであって、
前記CAステープルファイバーが、静電場計を使用して測定した場合、前後に3回ラビングした前記CAステープルファイバーを作製するために使用されたフィラメントの2フィートのサンプル長さで、65%の相対湿度で1.0kV未満の静電気電荷を有する、カードスライバー。
態様26
態様22~25のいずれか1項に記載のカードスライバーであって、
前記CAステープルファイバーが、1撚り、20m/分の速度で、および10グラムの入力張力を用いて、前記CAステープルファイバーを作製するために使用されるフィラメントで、ASTM D3412/3412M-13に従って測定される場合、0.11~0.2未満のクリンプされていない繊維間動摩擦係数(F/F CODF)を有する、カードスライバー。
態様27
態様22~26のいずれか1項に記載のカードスライバーであって、
前記スライバーが、4.5%以下または4%以下の変動係数(CVm)を有する、カードスライバー。
態様28
態様22~27のいずれか1項に記載のカードスライバーであって、
前記スライバーが、Keisokki繊維長さ分布試験機によって決定される場合、15%以下の短繊維含有量(1/2インチ未満)を有する、カードスライバー。
態様29
態様22~28のいずれか1項に記載のカードスライバーであって、
前記スライバー中の前記ステープルファイバーの少なくとも10重量%かつ最大55%が、CAステープルファイバーであり、当該CAステープルファイバーが、仕上げ剤でコーティングされている、カードスライバー。
態様30
態様22~29のいずれか1項に記載のカードスライバーであって、
前記CAステープルファイバーが、0.5~1.9のデニール、8~19のCPIを有し、前記ファイバーを作製するために使用される前記酢酸セルロースが、少なくとも2.2のアセチル置換度を有する、カードスライバー。
態様31
態様22~30のいずれか1項に記載のカードスライバーであって、
前記CAステープルファイバーが、6:1~14:1のCPI:DPF比を有する、カードスライバー。
態様32
態様22~31のいずれか1項に記載のカードスライバーであって、
前記CAステープルファイバーの少なくとも90%が、1.0~1.5の形状係数を有する、カードスライバー。
態様33
態様22~32のいずれか1項に記載のカードスライバーであって、
前記CAステープルファイバーの少なくとも90重量%が、10mm~150mmの切断長さを有する、カードスライバー。
態様34
態様22~33のいずれか1項に記載のカードスライバーであって、
前記CAステープルファイバーが、乾燥重量基準で2.0重量%未満のFOYの量の仕上げ剤でコーティングされている、カードスライバー。
態様35
態様22~34のいずれか1項に記載のカードスライバーであって、
前記CAステープルファイバーが、ASTM D3822に従って測定される場合、少なくとも0.9グラムフォース/デニールのテナシティを有するか、またはASTM D3822に従って測定される場合、少なくとも0.9グラムフォース/デニールのテナシティを有するフィラメントから作製される、カードスライバー。
態様36
態様22~35のいずれか1項に記載のカードスライバーであって、
前記CAステープルファイバーが、ASTM D3822に従って測定される場合、少なくとも15%の破断点伸びを有するか、または前記スライバーが、ASTM D3822に従って測定される場合、少なくとも15%の破断点伸びを有するフィラメントから作製されたステープルファイバーから得られる、カードスライバー。
態様37
態様22~36のいずれか1項に記載のカードスライバーであって、
少なくとも15,000ジュールまたは少なくとも20,000ジュールの繊維間凝集エネルギーを有する、カードスライバー。
態様38
延伸された1つ以上のカードスライバーから得られ、前記カードステープルスライバーのうち少なくとも1つは円形、3.0未満のデニール、5~30の1インチあたりのクリンプ頻度(CPI)を有する酢酸セルロースステープルファイバー(CAステープルファイバー)を含み、前記スライバーが、少なくとも0.2かつ1以下のスクループ値を有するCAステープルファイバーから得られる、紡績糸。
態様39
態様38記載の紡績糸において、
前記糸が、次の特徴:(i)100%の前記CAステープルファイバーを含有するサンプルで、ASTM D2256に従って測定される場合、少なくとも150g-Nの破断力、または(ii)100%の前記CAステープルファイバーを含有するサンプルで、ASTM D2256に従って測定される場合、少なくとも0.85gF/デニールのテナシティ、または(iii)100%の前記CAステープルファイバーを含有するサンプルで、ASTM D2256に従って測定される場合、少なくとも13%の破断点伸び、のうちの少なくとも1つを有する、紡績糸。
態様40
態様38または39のいずれか1項に記載の紡績糸であって、
総デニールが300未満であり、1インチあたりの撚りが4未満である、紡績糸。
態様41
紡績糸から得られた織物であって、前記糸が、一定量の紡績仕上げ剤を含有するCAステープルファイバー(CAステープルファイバー)を含むカードスライバーから得られ、前記織物が、紡績仕上げ剤を含有しないか、または前記CAステープルファイバー上の前記量未満である一定量の紡績仕上げ剤を含有し、前記ステープルCAステープルファイバーが、円形、3.0未満のデニール、5~30の1インチあたりのクリンプ頻度(CPI)を有し、前記1つ以上のカードスライバーが、少なくとも0.2かつ最大1のスクループ値を有するCAステープルファイバーから作製される、織物。
態様42
態様41記載の織物であって、
前記CAステープルファイバーが、1撚り、20m/分の速度で、および10グラムの入力張力を用いて、前記CAステープルファイバーを作製するために使用されるフィラメントで、ASTM D3412/3412M-13に従って測定される場合、0.1~0.2未満の無撚繊維間動摩擦係数(F/F CODF)を有する、織物。

Claims (19)

  1. カードスライバーであって、円形、3.0未満のデニール、5~30の1インチあたりのクリンプ頻度(CPI)を有する酢酸セルロースステープルファイバー(CAステープルファイバー)を含み、前記スライバーが、
    a.少なくとも10,000ジュールの繊維間凝集エネルギーを有する、または
    b.少なくとも0.2かつ1以下のスクループ値を有するCAステープルファイバーから得られる、
    カードスライバー。
  2. 前記CAステープルファイバーが、ASTM D3412/3412M-13に従って、1撚り、20m/分の速度で、および10グラムの入力張力を用いて、前記CAステープルファイバーを作製するために使用されるフィラメントで測定される場合、0.11~0.2未満のクリンプされていない繊維間動摩擦係数(F/F CODF)を有する、請求項1に記載のカードスライバー。
  3. 前記CAステープルファイバーが、前記CAステープルファイバーを作製するために使用されたフィラメントの2フィートのサンプル長さで、前後に3回ラビングし、静電場計を使用して測定した場合に、65%の相対湿度で1.0kV未満の静電気電荷を有する、請求項1または2のいずれか1項に記載のカードスライバー。
  4. 前記スライバーが、4.5%以下または4%以下の変動係数(CVm)を有する、請求項1~3のいずれか1項に記載のカードスライバー。
  5. 前記スライバーが、Keisokki繊維長さ分布試験機によって決定される場合、15重量%以下の短繊維含有量(1/2インチ未満)を有する、請求項1~4のいずれか1項に記載のカードスライバー。
  6. 前記スライバー中の前記ステープルファイバーの10重量%55重量%が、CAステープルファイバーであり、当該CAステープルファイバーが、仕上げ剤でコーティングされる、請求項1~5のいずれか1項に記載のカードスライバー。
  7. 前記CAステープルファイバーが、0.5~1.9のデニール、8~19のCPIを有し、前記ファイバーを作製するために使用される前記酢酸セルロースが、少なくとも2.2のアセチル置換度を有する、請求項1~6のいずれか1項に記載のカードスライバー。
  8. 前記CAステープルファイバーが、6:1~14:1のCPI:DPF比を有する、請求項1~7のいずれか1項に記載のカードスライバー。
  9. 前記CAステープルファイバーの少なくとも90重量%が、1.0~1.5の形状係数を有する、請求項1~8のいずれか1項に記載のカードスライバー。
  10. 前記CAステープルファイバーの少なくとも90重量%が、10mm~150mmの切断長さを有する、請求項1~9のいずれか1項に記載のカードスライバー。
  11. 前記CAステープルファイバーが、乾燥重量基準で2.0重量%未満のFOYの量の仕上げ剤でコーティングされている、請求項1~10のいずれか1項に記載のカードスライバー。
  12. 前記CAステープルファイバーが、ASTM D3822に従って測定される場合、少なくとも0.9グラムフォース/デニールのテナシティを有するか、またはASTM D3822に従って測定される場合、少なくとも0.9グラムフォース/デニールのテナシティを有するフィラメントから作製される、請求項1~11のいずれか1項に記載のカードスライバー。
  13. 前記CAステープルファイバーが、ASTM D3822に従って測定される場合、少なくとも15%の破断点伸びを有するか、または前記スライバーが、ASTM D3822に従って測定される場合、少なくとも15%の破断点伸びを有するフィラメントから作製されたステープルファイバーから得られる、請求項1~12のいずれか1項に記載のカードスライバー。
  14. 少なくとも15,000ジュールまたは少なくとも20,000ジュールの繊維間凝集エネルギーを有する、請求項1~13のいずれか1項に記載のカードスライバー。
  15. 請求項1~14のいずれか1項に記載のカードスライバーから得られ紡績糸であって、延伸されている紡績糸。
  16. 前記糸が、10重量%~70重量%のCAステープルファイバーを含有する、請求項15に記載の紡績糸。
  17. 前記糸が、次の特徴:(i)100%の前記CAステープルファイバーを含有するサンプルで、ASTM D2256に従って測定される場合、少なくとも150g-Nの破断力、(ii)100%の前記CAステープルファイバーを含有するサンプルで、ASTM D2256に従って測定される場合、少なくとも0.85gF/デニールのテナシティ、または(iii)100%の前記CAステープルファイバーを含有するサンプルで、ASTM D2256に従って測定される場合、少なくとも13%の破断点伸び、のうちの少なくとも1つを有する、請求項15または16に記載の紡績糸。
  18. 総デニールが300未満であり、1インチあたりの撚りが4未満である、請求項15~17のいずれか1項に記載の紡績糸。
  19. 請求項15~18のいずれか1項に記載の紡績糸から得られた織物であって、前記糸が、一定量の紡績仕上げ剤を含有するCAステープルファイバー(CAステープルファイバー)を含むカードスライバーから得られ、前記織物が、紡績仕上げ剤を含有しないか、または前記CAステープルファイバー上の前記量未満である一定量の紡績仕上げ剤を含有する、織物。
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