JP2002061039A - 芯鞘型複合紡績糸及び織編物 - Google Patents

芯鞘型複合紡績糸及び織編物

Info

Publication number
JP2002061039A
JP2002061039A JP2000242939A JP2000242939A JP2002061039A JP 2002061039 A JP2002061039 A JP 2002061039A JP 2000242939 A JP2000242939 A JP 2000242939A JP 2000242939 A JP2000242939 A JP 2000242939A JP 2002061039 A JP2002061039 A JP 2002061039A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
sheath
core
fiber
spun yarn
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000242939A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3578064B2 (ja
Inventor
Yoshinobu Miyamoto
義信 宮本
Shinpei Suda
進平 酢田
Mitsuo Tanida
光雄 谷田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP2000242939A priority Critical patent/JP3578064B2/ja
Publication of JP2002061039A publication Critical patent/JP2002061039A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3578064B2 publication Critical patent/JP3578064B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Knitting Of Fabric (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 短繊維の風合いを有しながら高強力であり、
しかも、耐熱性、耐光性、耐塩素性に優れる複合紡績糸
及びそれを用いた織編物を提供する。 【解決手段】 ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾ
ール(PBO)繊維からなる芯部を、短繊維からなる鞘
部で被覆してなる高強力に優れた芯鞘型複合紡績糸であ
る。PBO繊維の複合紡績糸全体に占める重量比は3〜
50重量%であることが好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高強力を有する合
成繊維と短繊維とからなる芯鞘型複合紡績糸に関するも
のであって、特に、短繊維の風合いを持ちながら引張強
度に優れる芯鞘型複合紡績糸、及び、それを用いた織編
物に関するものである。本発明の芯鞘型複合紡績糸は、
特に、オートバイ等の防護被服や、登山等の職業やレジ
ャーに使用するジーンズ調の被服等に好適に用いられる
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高強力を有する複合紡績糸に関し
ては、種々の開発が行われており、得られる繊維の形態
も多様である。一般的には、芯部にポリエステル繊維を
用い、これを短繊維で複合紡績した芯鞘型複合紡績糸が
あるが、この複合紡績糸(コアヤーン複合糸)は、被覆
性が低く、きれいな外観が得られていない。また、強力
はあるものの、耐熱性が低いことから、過酷な条件下
(高熱環境下、高摩擦力等)では、芯部のポリエステル
繊維が溶融し、すぐに切断してしまうという問題があ
る。
【0003】高強力を有する複合紡績糸としては、ま
た、芯部にアラミド繊維を用い、短繊維で複合紡績した
複合糸もあるが、上記と同様に被覆性が低く、きれいな
外観が得られていない。また、アラミド繊維は紫外線を
あびると著しく強力が低下するため、被覆性の低い複合
紡績糸では、せっかく高強力を有するアラミド繊維を使
用しても、その特徴が生かし切れない。また、アラミド
繊維は耐塩素性・耐酸性に問題を有していることから、
この複合糸を使用した布帛を染色加工する場合、特に塩
素漂白工程において、物性劣化が激しく用途が限定され
てしまうという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な点に鑑みてなされたものであり、短繊維の風合いを有
しながら高強力であり、しかも、耐熱性、耐光性、耐塩
素性に優れる複合紡績糸及びそれを用いた織編物を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の芯鞘型複合紡績
糸は、鞘部が短繊維で形成され、芯部がポリパラフェニ
レンベンゾビスオキサゾール繊維(以下、PBO繊維と
いう。)で形成されたものである。
【0006】また、本発明の織編物は、かかる芯鞘型複
合紡績糸を少なくとも一部に用いたものである。
【0007】PBO繊維は、高強力で耐熱性、耐薬品性
に優れる合成繊維であり、鞘部の短繊維により安定して
被覆されることから、本発明によれば、短繊維の風合い
を持ちながら高強力であり、しかも、耐熱性、耐光性、
耐塩素性に優れる複合紡績糸及び織編物が得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施に関連する事
項について詳細に説明する。
【0009】本発明において鞘部を形成する短繊維とし
ては、綿、ウール、麻などの天然繊維、ポリエステル、
ポリアミドなどの耐候性のある合成繊維、レーヨン、ポ
リノジックなどの再生繊維、並びに、アセテートなどの
半合成繊維等、耐光性のある短繊維が挙げられる。これ
らは、1種単独で用いても、あるいは2種以上混合して
用いてもよい。混合して用いる場合、その混率は要求さ
れる商品の特性に沿うようなものであれば問わない。ま
た、繊維の断面形状も問わない。
【0010】鞘部を形成する短繊維としては、綿などの
天然繊維が特に好適である。これにより、得られる複合
紡績糸において、高強力でありながら、染色性や風合い
等の点で天然繊維の良さを出すことができる。
【0011】鞘部を形成する短繊維の繊維長は、20〜
130mmであることが望ましい。20mm未満である
と、紡績の操業性が著しく低下する。130mmを超え
ると、短繊維の風合いが得られるとは言えない。繊維長
は、好ましくは25〜120mm、更に好ましくは30
〜110mmである。
【0012】鞘部を形成する短繊維の繊度は、0.4〜
20dtexであることが望ましい。0.4dtex未
満であると、紡績の操業性が著しく低下する。20dt
exを超えると、短繊維の風合いは得られるが、とても
ちくつき不快感である。繊度は、好ましくは0.6〜1
8dtex、さらに好ましくは0.7〜16dtexで
ある。
【0013】本発明において芯部を形成するPBO繊維
の形態は特に限定されず、フィラメント糸、紡績糸等が
挙げられる。また、PBO繊維の単糸繊度も特に限定さ
れない。なお、芯部はPBO繊維単独で形成されている
ことが好ましいが、PBO繊維を主成分とする限り他の
繊維が混合されていてもよい。
【0014】芯部を形成するPBO繊維の引張強度及び
引張弾性率は、特に限定されないが、好ましくは、引張
強度が40g/dtex以上、引張弾性率が1,300
g/dtex以上である。
【0015】芯部を形成するPBO繊維の複合紡績糸全
体に占める重量割合は、3〜50重量%であることが好
ましい。3重量%未満であると、PBO繊維の効果があ
まりなく、高強力を得にくい。50重量%を越えると、
芯部が露出して、きれいな外観が得られず、また耐光性
が著しく低下する。好ましくは5〜45重量%、さらに
好ましくは8〜40重量%に設定することである。
【0016】本発明における芯鞘型複合紡績糸の撚り係
数はインチ方式で2.0〜6.0の範囲内であることが
望ましい。撚り係数が2.0未満であると、糸強力が出
にくく、望まれる糸強力が得られない。また、紡績の操
業性が著しく低下する。撚り係数が6.0を越えると、
スナールが強すぎて製織性が著しく低下する。また、望
まれる糸強力を得にくい。撚り係数は、好ましくは2.
3〜5.7、更に好ましくは2.5〜5.5である。こ
こに、撚り係数Kは、Tをインチ当たりの撚り数、Ne
を英式綿番手として、T=K×Ne1/2の関係を有す
る。
【0017】本発明において、PBO繊維からなる芯部
を短繊維からなる鞘部で被覆する方法は、特に限定され
ないが、耐光性に問題があるPBO繊維を鞘部の短繊維
で安定して被覆し、耐光性に優れる複合紡績糸を得るた
めには、以下の方法を採用することが特に好適である。
【0018】この好適な方法とは、PBO繊維からなる
繊維束を、第1の短繊維束と第2の短繊維束とを用い
て、二段階にて被覆する方法である。詳細には、第1の
短繊維束をドラフトしてそのフリース中央にPBO繊維
の繊維束を重ね合わせてなる繊維束Aと、第2の短繊維
束をドラフトしてなる繊維束Bとを、所定の間隔をおい
て並走させ、繊維束Bで繊維束Aを包み込むように、両
者を合流させて実撚りをかけることにより、芯鞘型複合
紡績糸を製造する。
【0019】図1は、この製造方法を具体的した製造装
置の概略図である。この製造装置では、第1の短繊維束
である粗糸aと第2の短繊維束である粗糸bとが、互い
に平行にドラフト装置1に供給されてドラフトされる。
そして、フロントローラー2の上流において、粗糸aの
フリース中央に、PBO繊維からなるマルチフィラメン
ト糸または紡績糸の繊維束cが重ね合わせられて、繊維
束Aとなる。この繊維束Aと、ドラフトされた粗糸bか
らなる繊維束Bとを、両者の間隔wが2〜10mmとな
るように調整しながら、フロントローラー2から出てき
たところで両者を合体させ、実撚りをかけて芯鞘型複合
紡績糸としてボビン3に巻き取るようになっている。
【0020】このようにして得られた複合紡績糸は、図
2に示すように、芯部にPBO繊維の繊維束cが存在
し、その周囲の鞘部に粗糸a及び粗糸bからなる短繊維
が存在する芯鞘構造となっている。
【0021】本発明の織編物は、上記芯鞘型複合紡績糸
を少なくとも一部に用いた織物または編物である。織編
物の形態は、特に限定されず、目的、用途により適宜に
選択することができる。
【0022】
【実施例】以下に実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれら実施例により限定されるものではな
い。
【0023】(実施例1)芯部を形成する繊維束とし
て、PBO繊維からなるマルチフィラメント糸(56d
tex/36f、引張強度42g/dtex)を用い、
鞘部を形成する短繊維として、米綿を主体とする綿繊維
の粗糸(70ゲレン/15yd)を用いて、PBO繊維
と綿繊維との重量比が10重量%/90重量%である芯
鞘型複合糸10’S(英式綿番手)を製造した。
【0024】製造は、図1に示す製造装置を用いて、フ
ロントローラー2の上流において、ドラフトされる綿繊
維の粗糸aのフリース中央にPBO繊維のマルチフィラ
メント糸cを重ね合わせ、この重ね合わせた繊維束A
と、ドラフトされる綿繊維の粗糸bからなる繊維束Bと
を、両者の間隔wが4mmとなるように調整しながら、
フロントローラー2から出てきたところで合流させ、撚
り係数3.7で実撚りをかけて芯鞘型複合紡績糸を製造
した。
【0025】得られた複合紡績糸は、芯にPBOフィラ
メントが存在し、鞘に綿繊維が存在する芯鞘構造を有す
るものであった。
【0026】(実施例2)芯部を形成する繊維束とし
て、PBO繊維からなる紡績糸(英式綿番手40’S)
を用い、鞘部を形成する短繊維として、米綿を主体とす
る綿繊維の粗糸(70ゲレン/15yd)を用いて、P
BO繊維と綿繊維との重量比が25重量%/75重量%
である芯鞘型複合糸10’S(英式綿番手)を実施例1
と同様の方法により製造した。
【0027】得られた複合紡績糸は、芯にPBO紡績糸
が存在し、鞘に綿繊維が存在する芯鞘構造を有するもの
であった。
【0028】(比較例1)芯部を形成する繊維束とし
て、高強力ポリエステルフィラメント(56dtex/
36f、引張強度9g/dtex)を用い、鞘部を形成
する短繊維として、米綿を主体とする綿繊維の粗糸(1
40ゲレン/15yd)を用いて、ポリエステル繊維と
綿繊維との重量比が10重量%/90重量%である芯鞘
型複合糸10’S(英式綿番手)を製造した。
【0029】製造は、図1に示す製造装置において粗糸
bを用いることなく行い、フロントローラー2の上流に
おいてドラフトされる綿繊維の粗糸aのフリース中央に
ポリエステルフィラメントcを重ね合わせ撚り係数3.
7で実撚りをかけて複合紡績糸を得た。
【0030】得られた複合紡績糸は、芯部のポリエステ
ルフィラメントがはみ出ており、芯鞘構造とは言い難い
ものだった。
【0031】(比較例2)芯部を形成する繊維束とし
て、アラミド繊維の紡績糸(英式綿番手40’S)を用
い、鞘部を形成する短繊維として、米綿を主体とする綿
繊維の粗糸(140ゲレン/15yd)を用いて、アラ
ミド繊維と綿繊維との重量比が25重量%/75重量%
である芯鞘型複合糸10’S(英式綿番手)を比較例1
と同様の方法により製造した。
【0032】得られた複合紡績糸は、芯部のアラミド紡
績糸がはみ出ており、芯鞘構造とは言い難いものだっ
た。
【0033】以上の実施例1,2及び比較例1,2の各
複合紡績糸について、単糸強力、糸均斉度、被覆性、耐
熱性、耐光性、耐塩素性を測定した。結果を表1に示
す。
【0034】
【表1】 なお、各測定方法は以下の通りである。
【0035】イ.単糸強力(g):定速伸長型引張試験
器テンソラピッド(ツエルヴェーガウスター社製)を用
い、試料長50cm、引張速度30cm/minで測定
した。
【0036】ロ.糸均斉度(U%):イヴネステスター
UT−III型(ツエルヴェーガウスター社製)を用
い、糸速400m/minの条件で1分間を採用した。
【0037】ハ.被覆性:セルロース系繊維のみを染色
する直接染料(0.3重量%濃度)にて片染実施後、8
人の官能検査により評価し、非常に良いを「◎」、良い
を「○」、普通を「△」で表した。
【0038】ニ.耐熱性:実施例及び比較例で製造した
各芯鞘型複合紡績糸について、経糸に綿16’Sと該複
合紡績糸10’Sとを9対1の割合で使用し、また、緯
糸に綿10’Sと該複合紡績糸10’Sとを3対1の割
合で使用して、125本/インチ×50本/インチの綾
2重織の布帛を製造した。得られた各布帛について、J
IS−L−1056−B法に基づき、5cm×8cmの
試験片を採取し、ロータ型摩擦溶融試験機の試験片取付
バーに取り付けて、木製回転体を1400rpmで回転
させて耐熱性試験を行った。試験片の破損までの時間が
40秒以上のものを「○」、それ未満のものを「×」と
評価した。
【0039】ホ.耐光性:JIS−L−0842に基づ
き、各複合糸を大きさ10mm×60mmの厚紙に巻き
付け、カーボンアーク灯形耐光試験機に取り付けて20
時間照射した。それぞれの複合糸について、試験後の単
糸強力を測定し、試験前の単糸強力に対する保持率を求
め、保持率が70%以上のものを「○」、それ未満のも
のを「×」と評価した。
【0040】ト.耐塩素性:各複合糸を大きさ10mm
×60mmの厚紙に巻き付けて、漂白剤(5%次亜塩素
酸ソーダ溶液)に30時間浸透させて行った。それぞれ
の複合糸について、試験後の単糸強力を測定し、試験前
の単糸強力に対する保持率を求め、保持率が80%以上
のものを「○」、それ未満のものを「×」と評価した。
【0041】表1に示すように、実施例1,2の複合紡
績糸は、比較例1,2の複合紡績糸に対して、単糸強力
が高く、短繊維の被覆性に優れていた。また、比較例1
の複合紡績糸を用いた布帛は、耐熱性試験で硬化して実
用性に欠けるものであったが、実施例1,2の複合紡績
糸は耐熱性が大幅に改善されていた。また、比較例2の
複合紡績糸は、耐塩素性試験及び耐熱性試験の試験後の
単糸強力が著しく低下し、実用性に欠けるものであった
が、実施例1,2の複合紡績糸は、短繊維の被覆性に優
れていたことから耐光性が高く、また、耐塩素性も大幅
に改善されていた。
【0042】(実施例3)実施例2で得られた芯鞘型複
合紡績糸を用いて、経糸に、綿16’Sと該芯鞘型複合
紡績糸10’Sとを9対1の割合で使用し、また、緯糸
に、綿10’Sと該芯鞘型複合紡績糸10’Sとを3対
1の割合で使用して、なるべく該芯鞘型複合紡績糸が裏
側に出るように、125本/インチ×50本/インチの
綾2重織の布帛を製造した。
【0043】(比較例3)経糸に綿16’Sを用い、緯
糸に綿10’Sを用いて、125本/インチ×50本/
インチの綾2重織の綿100%の布帛を製造した。
【0044】実施例3と比較例3の布帛について、抗張
力と引裂強力を測定した。結果を表2に示す。
【0045】
【表2】 なお、各測定方法は下記の通りである。
【0046】チ.抗張力(N):JIS−L−1096
のストリップ法に従い、幅5cm×長さ30cmの試験
片を、たて・よこ各3枚採取し、つかみ幅3cm、つか
み間隔20cmとし、1分当たり20cmの引張速度で
切断時の強さをn=3の平均値で表した。
【0047】リ.引裂強力(N):JIS−L−109
6のシングルタング法に従い、6.3cm×10cmの
試験片を、たて・よこ各3枚採取し、試験片の両つかみ
の中央で長辺のほぼ中央に辺と直角に2cmの切れ目を
鋭利な刃により入れ、残りの4.3cmが引き裂かれた
時に示す荷重で表した。
【0048】表2に示すように、実施例3の布帛は、比
較例3の布帛に対し、高い引裂強力と抗張力を有してい
た。
【0049】
【発明の効果】本発明の芯鞘型複合紡績糸であると、高
強力で耐熱性・耐塩素性に優れるPBO繊維を短繊維で
被覆したことから、短繊維の風合いを持ちながら高強力
であり、しかも、耐熱性、耐塩素性に優れる。また、P
BO繊維が短繊維で安定して被覆されているため、PB
O繊維が直射日光に暴露されることがなく、耐光性にも
優れる。また、耐塩素性に優れることから、漂白等の洗
濯にも問題がない。
【0050】かかる芯鞘型複合紡績糸を用いた本発明の
織編物は、短繊維の風合いを持ちながら、高強力、高摩
耗強力を備えるため、特に、オートバイ等の防護被服
や、登山等の職業やレジャーに使用するジーンズ調の被
服等に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の芯鞘型複合紡績糸を製造する装置の一
例を示す概略図である。
【図2】本発明の一例にかかる芯鞘型複合紡績糸の拡大
図である。
【符号の説明】
a,b……粗糸 c……PBO繊維 A,B……繊維束 1……ドラフト装置 2……フロントローラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷田 光雄 富山県射水郡大門町犬内50番地 東洋紡績 株式会社庄川工場内 Fターム(参考) 4L002 AA01 AA02 AA05 AB01 AC00 EA05 FA02 4L036 MA04 MA08 MA09 MA33 MA35 MA39 PA21 PA31 PA46 RA24 UA02 UA07 4L048 AA06 AA08 AA19 AA48 AB01 AB07 AC09 CA00 CA01 CA09 DA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鞘部が短繊維で形成され、芯部がポリパラ
    フェニレンベンゾビスオキサゾール繊維で形成された芯
    鞘型複合紡績糸。
  2. 【請求項2】前記ポリパラフェニレンベンゾビスオキサ
    ゾール繊維の重量比が3〜50重量%であることを特徴
    とする請求項1記載の芯鞘型複合紡績糸。
  3. 【請求項3】鞘部を形成する短繊維が天然繊維であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の芯鞘型複合紡績糸。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項に記載された
    芯鞘型複合紡績糸を少なくとも一部に用いた織編物。
JP2000242939A 2000-08-10 2000-08-10 芯鞘型複合紡績糸の製造方法及び織編物 Expired - Fee Related JP3578064B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000242939A JP3578064B2 (ja) 2000-08-10 2000-08-10 芯鞘型複合紡績糸の製造方法及び織編物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000242939A JP3578064B2 (ja) 2000-08-10 2000-08-10 芯鞘型複合紡績糸の製造方法及び織編物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002061039A true JP2002061039A (ja) 2002-02-28
JP3578064B2 JP3578064B2 (ja) 2004-10-20

Family

ID=18733874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000242939A Expired - Fee Related JP3578064B2 (ja) 2000-08-10 2000-08-10 芯鞘型複合紡績糸の製造方法及び織編物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3578064B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006214015A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Toyobo Co Ltd 防護カバー

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006214015A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Toyobo Co Ltd 防護カバー

Also Published As

Publication number Publication date
JP3578064B2 (ja) 2004-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Basu Progress in air-jet spinning
JP3296447B2 (ja) 複合糸及びその製造法
JP2008063686A (ja) 複合紡績糸
JP2009209488A (ja) 複合紡績糸及び織編物
JP3578064B2 (ja) 芯鞘型複合紡績糸の製造方法及び織編物
JP2004183191A (ja) 伸縮性紡績糸及び織編物並びにその製造方法
JPH01213430A (ja) 空気仮撚法による麻/ポリエステル混紡糸
JP3289800B2 (ja) 防シワ性に優れた麻複合糸及び布帛
JP3433562B2 (ja) 高強力複合糸およびその製造方法
JP3818514B2 (ja) 長短複合紡績糸を用いたアクリレート系織編物
JP2550132B2 (ja) 空気仮撚法による麻/レーヨン/ポリエステル混紡糸
JP2000220049A (ja) 潜在伸縮特性を有する長短複合紡績糸
JP2570941B2 (ja) 長・短複合紡績糸および織物
WO2024013792A1 (ja) 多層構造紡績糸、その製造方法、生地及び衣類
JP3962994B2 (ja) 長短複合紡績糸及びその製造方法
JPH01213428A (ja) 空気仮撚法による麻/レーヨン混紡糸
JP3307731B2 (ja) 複合紡績糸およびその製造方法
JPH07157935A (ja) ソフトでバルキー性及び耐摩耗性の優れた複合糸
JP2004084102A (ja) ポリエステル複合糸
JPH09250039A (ja) 複合糸及びその製造方法
JPH07189063A (ja) ソフトで張り腰のある風合いを有する複合紡績糸及びその製造法
JPH06248527A (ja) ストレッチ紡績糸及びその製造法
JP2843504B2 (ja) ウールカーペットおよびその製法
JP2003073942A (ja) コアスパン糸およびその製造方法
JPH0987940A (ja) 複合糸

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040420

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040602

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040622

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040705

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100723

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100723

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110723

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120723

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees