JP2931810B1 - 生分解性セルロースアセテート成形品およびたばこ用フィルタープラグ - Google Patents
生分解性セルロースアセテート成形品およびたばこ用フィルタープラグInfo
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Abstract
と酢酸臭の発生を抑制し得るセルロースアセテートの生
分解促進手段を提供する。 【解決手段】リンの酸素酸、硫黄の酸素酸および窒素の
酸素酸、それら酸素酸の部分エステルもしくは水素塩、
炭酸およびその水素塩、スルホン酸、並びにカルボン酸
からなる群の中から選ばれた少なくとも1種の化合物か
らなる分解促進剤と、窒素含有化合物、ヒドロキシ化合
物、含酸素複素環式化合物、および含硫黄複素環式化合
物からなる群の中から選ばれた少なくとも1種の化合物
からなる反応制御剤との複合体をセルロースアセテート
に含有させる。
Description
スアセテート成形品およびその製造方法、並びに喫煙物
品用フィルタープラグに関する。
して、例えば、たばこ用フィルター素材および衣料用等
の織布のための繊維として、フィルムとして、その他射
出成形や押出し成形等による成形品として、広範に利用
されている。
酸エステル化したものであり、本質的には生分解可能な
物質である。しかし、実際には、セルロースアセテート
は、必ずしも生分解性が良好であるとはいえない。
成形品は、例えば土壌中に埋設されたとしても、1〜2
年ではまだその原形を留めており、これらの成形品が完
全に生分解されるまでには非常に長い時間を要する。こ
れらの成形品は、廃棄物として埋立てに供されることも
あり、また、場合によっては廃棄物として回収されずに
自然環境中に放置されることもある。従って、セルロー
スアセテートの生分解性を促進させることが急務となっ
ている。
トの生分解性に関し種々の研究が行われている。それら
の研究報告よると、セルロースアセテートの生分解速度
は、セルロースアセテートのDS(Degree of Substitu
tion:グルコース単位骨格当りのアセチル基の数)に依
存する。すなわち、セルロースアセテートのDSが減少
すると、セルロースアセテートの生分解速度は速くな
る。また、その生分解機構は、以下のように考えられて
いる。
チル基が微生物から放出される菌体外酵素によって切断
され、その結果セルロースアセテートのDSが減少す
る。その後、このDSが減少したセルロースアセテート
は、環境中に広く存在するセルラーゼ等によって容易に
酵素分解を受け、最終的には微生物代謝を受けて二酸化
炭素と水に資化される。ここで、生分解速度の律速段階
は、初めのアセチル基の切断にあると考えられている。
トの生分解速度を促進させる手法がいくつか提案されて
いる。例えば、特開平6−199901号公報には、酢
酸より酸解離定数の大きい酸化合物をセルロースアセテ
ートに添加することによりセルロースアセテートの生分
解性をコントロールする手法が開示されている。しか
し、この手法では、酸化合物をセルロースアセテートに
添加した時点からその酸化合物の影響によりセルロース
アセテートは化学的に加水分解反応を起こし、セルロー
スアセテートのDSが減少し始める。すなわち、この酸
化合物を添加したセルロースアセテート組成物(製品)
は、経時的にDSが減少するため、出発原料のセルロー
スアセテートのDSを維持し得ないものとなる。
に大きく影響し、例えば、たばこ用フィルターでは、セ
ルロースアセテートのDSが変わることによって、たば
この喫味が大きく変化する。従って、たばこ製品の品質
管理上、たばこ用フィルターとしてのセルロースアセテ
ートは、たばこを喫煙するまでの通常の環境下でそのD
Sが設計値から経時的に変化することは全く好ましくな
い。
ロースアセテートのアセチル基の化学的加水分解反応
は、その進行に伴い、すなわちセルロースアセテートの
DSの低下に伴い、酢酸を生成させる。すなわち、セル
ロースアセテートから離脱したアセチル基は酢酸として
遊離する。この遊離した酢酸は、セルロースアセテート
製品に強い酢酸臭を与える。種々の製品において、この
酢酸臭は好ましい要素ではない。例えば、たばこ用フィ
ルターでは、酢酸臭を呈することによってたばこの喫味
は大きく悪化する。
時的なセルロースアセテートのDS値の変化と酢酸臭の
発生を抑制し得るセルロースアセテートの生分解促進手
段を提供することを課題とする。
解決するために鋭意研究した結果、セルロースアセテー
トの分解を促進する所定の分解促進剤をその分解反応を
抑制する所定の反応制御剤と複合化させることによっ
て、セルロースアセテートの通常の使用条件では分解促
進剤の分解促進作用を抑制し得、セルロースアセテート
が水と接触したときに初めて複合体において反応制御剤
が分解促進剤との複合化を解離して分解促進剤を遊離さ
せ、もって分解促進剤の分解促進作用を発揮させること
ができることを見出し、本発明を完成するに至った。
リンの酸素酸、硫黄の酸素酸および窒素の酸素酸、それ
ら酸素酸の部分エステルもしくは水素塩、炭酸およびそ
の水素塩、スルホン酸、並びにカルボン酸からなる群の
中から選ばれた少なくとも1種の化合物からなる分解促
進剤と、窒素含有化合物、ヒドロキシ化合物、含酸素複
素環式化合物、および含硫黄複素環式化合物からなる群
の中から選ばれた少なくとも1種の化合物からなる反応
制御剤との複合体をセルロースアセテートに含有させる
ことによって解決される。
ースアセテートに含有された分解促進剤と反応制御剤と
の複合体を包含する本発明のセルロースアセテート組成
物は、セルロースアセテートのDS値の経時的変化を抑
制し得るので、設計通りの製品性能を維持するとともに
酢酸臭の発生が抑制され、しかも水と接触して初めて分
解を開始する成形品を与える。
は、繊維等の成形品として提供される。
セテート繊維を含むたばこ用フィルタープラグであっ
て、各セルロースアセテート繊維は少なくともその表面
領域にリンの酸素酸、硫黄の酸素酸および窒素の酸素
酸、それら酸素酸の部分エステルもしくは水素塩、炭酸
およびその水素塩、スルホン酸、並びにカルボン酸から
なる群の中から選ばれた少なくとも1種の化合物からな
る分解促進剤と、窒素含有化合物、ヒドロキシ化合物、
含酸素複素環式化合物、および含硫黄複素環式化合物か
らなる群の中から選ばれた少なくとも1種の化合物から
なる反応制御剤との複合体を含有することを特徴とする
たばこ用フィルタープラグが提供される。
は、2.0ないし2.6のDS値を有することが好まし
い。
ン酸、ポリリン酸、フィチン酸、リン酸スターチ、リン
酸セルロース、リン酸水素カルシウム、レシチンおよび
リン酸ジ2−エチルヘキシルエステル;並びにメタクリ
ル酸2−ヒドロキシエチルリン酸エステル、メタクリル
酸2−ヒドロキシエチルフェニルリン酸エステルおよび
メタクリル酸2−ヒドロキシエチルアルキルリン酸エス
テル並びにこれらのポリマーもしくはコポリマーからな
る群の中から選ばれた少なくとも1種からなることが好
ましい。また、反応制御剤は、ピロリドン構造を有する
化合物、オキサゾリドン構造を有する化合物、イミド構
造を有する化合物、ピリジン構造を有する化合物、アミ
ンオキシド構造を有する化合物、ピラジン構造を有する
化合物、ポリビニルアルコールもしくはその誘導体、ア
ルキルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロース、シ
ョ糖脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エス
テル、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレン脂肪酸アミド、および脂肪酸アルカノール
アミドからなる群の中から選ばれた少なくとも1種から
なることが好ましい。
剤は、セルロースアセテートに対し、0.01〜40重
量%の割合で含有され、および/または反応制御剤は、
セルロースアセテートに対し0.01〜50重量%の割
合で含有される。
含めて詳しく説明する。
テートは、セルロースアセテートであればよく、そのD
S値に特に制限はない。例えば、DS2.0〜2.6の
セルロースジアセテート、DS2.6以上のセルロース
トリアセテート等を用いることができる。また、生分解
性のよい領域であるDS2.0以下のセルロースアセテ
ートを用いることもできる。特に、たばこ用フィルター
を製造しようとする場合には、喫味の観点から、DS
2.0〜2.6のセルロースジアセテートが好ましく用
いられる。
有される複合体は、所定の分解促進剤と反応制御剤を化
学的相互作用(例えば、水素結合等)により複合化した
ものである。
学的加水分解を促進させるものであり、本発明では、リ
ンの酸素酸、硫黄の酸素酸および窒素の酸素酸、それら
酸素酸の部分エステルもしくは水素塩、炭酸およびその
水素塩、スルホン酸、並びにカルボン酸からなる群の中
から選ばれる。これら化合物の2種以上の混合物も使用
することができる。
われるものであり、プロトンとして解離し得る水素が酸
素原子に結合した酸であって、好ましくは一般式 EOn (OH)m (ここで、Eは、リン、硫黄または窒素)で表されるも
のであり、適切な場合にはそれらの縮合物も含まれる。
より具体的には、リンの酸素酸には、リン酸(本明細書
において、リン酸とは、オルトリン酸を指す)、ピロリ
ン酸、メタリン酸、ポリリン酸、次リン酸が含まれる。
硫黄の酸素酸には、硫酸が含まれる。また、窒素の酸素
酸には、硝酸、亜硝酸が含まれる。これらのもの以外の
酸素酸としては、亜リン酸、次亜リン酸、次亜硝酸等が
ある。また、酸素酸の部分エステルは、酸素酸の全てで
はないヒドロキシル基がエステル化された化合物であ
り、例えば、リン酸の部分エステルには、PO(OR)
(OH)2 およびPO(OR)2 (OH)が含まれる。
水素塩は、酸性塩ともいわれるもので、酸素酸の塩の電
気的陽性成分にカチオンで置換し得る水素イオンを含む
化合物であり、水中で、当該塩が水素塩と平衡状態にあ
る化合物については、その塩を含み、さらには、水酸化
リン酸塩等のような複塩も含まれる。
促進剤と複合化して、セルロースアセテート成形品の通
常の保存条件下では当該分解促進剤のセルロースアセテ
ートに対する分解作用を抑制するものであり、水との接
触によりその複合作用を解離して分解促進剤を遊離させ
その分解作用を発揮させるものであり、本発明では、窒
素含有化合物、ヒドロキシ化合物、含酸素複素環式化合
物、および含硫黄複素環式化合物からなる群の中から選
ばれる。これら化合物の2種以上の混合物も用いられ
る。
む化合物であり、例えば、アンモニアやアミン類、アミ
ンオキシド類、アミド類、ウレタン類、イミド類、ニト
ロ化合物、ニトロソ化合物、含窒素複素環式化合物(窒
素を複素環員として含む化合物)を例示することができ
る。ヒドロキシ化合物は、ヒドロキシル基(−OH)を
有する化合物であり、例えば、アルコール類(多価アル
コールを含む)、ポリビニルアルコール類、ポリグリセ
リン類、糖類等を例示することができる。含酸素複素環
式化合物は、酸素を複素環員として含む化合物であり、
含硫黄複素環式化合物は、硫黄を複素環員として含む化
合物である。
御剤とは化学的相互作用(例えば、水素結合等)により
複合化させた状態でセルロースアセテートに含有されて
いる。
解促進剤および反応制御剤は、安全であり、また大量か
つ受け入れ可能な価格で供給されるものであることが望
ましい。さらに、一般に、セルロースアセテートをたば
こ用フィルター等を製造するために繊維状に成形する場
合、紡糸ノズルからセルロースアセテート溶液(紡糸原
液)を吐出させる紡糸法により製造されるが、これらの
製造工程を考慮すると、本発明に用いられる分解促進剤
および反応制御剤は、セルロースアセテートを溶解する
ための溶媒(例えば、アセトン、塩化メチレン/メタノ
ール混合溶媒、ジメチルスルホキシド等)に可溶である
か、または溶媒に不溶な場合であっても、紡糸工程上、
繊維の物性に影響のない程度までに微粉末化し得る化合
物であるものが好ましい。
よびセルロースアセテートに対する生分解性の促進効果
の点から、本発明において用いる分解促進剤は、リン
酸、ポリリン酸およびそれらの部分エステルもしくは水
素塩であることが好ましい。そのような部分エステルも
しくは水素塩としては、例えば、フィチン酸、リン酸ス
ターチ、リン酸セルロース、リン酸水素カルシウム、レ
シチン、リン酸ジ2−エチルヘキシルエステル、HEM
A(メタクリル酸2−ヒドロキシエチル)リン酸エステ
ル、HEMAフェニルリン酸エステル、HEMAアルキ
ルリン酸エステル、さらには、HEMAリン酸エステ
ル、HEMAフェニルリン酸エステル、HEMAアルキ
ルリン酸エステルのポリマーもしくはコポリマーを好ま
しく例示することができる。
よび酢酸臭の抑制効果の点から、本発明に用いる反応制
御剤は、ピロリドン構造を有する化合物(例えば、2−
ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、ポリビニル
ピロリドン)、オキサゾリドン構造を有する化合物(例
えば、2−オキサゾリドン、3−メチル−2−オキサゾ
リドン、ポリビニルオキサゾリドン)、イミド構造を有
する化合物(例えば、フタルイミド、コハク酸イミド、
リボフラビン、ポリビニルフタルイミド)、ピリジン構
造を有する化合物(例えば、ピリジン、ニコチン酸、ニ
コチン酸アミド、ポリビニルピリジン)、アミンオキシ
ド構造を有する化合物(例えば、N−メチルモルホリン
N−オキシド、N−メチルピペリジンN−オキシド、ト
リエチルアミンN−オキシド)、ピラジン構造を有する
化合物(例えば、ピラジン、メチルピラジン)、ポリビ
ニルアルコールもしくはその誘導体(例えば、ポリビニ
ルアセタール、ポリビニルブチラール)、アルキルセル
ロース(例えば、メチルセルロース、エチルセルロー
ス)、ヒドロキシアルキルセルロース(例えば、ヒドロ
キシエチルセルロース、ヒドロキシブチルセルロー
ス)、ショ糖脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂
肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、または脂肪酸アルカ
ノールアミドからなることが好ましい。これらの2種以
上の混合物を用いることもできる。
制御剤の添加量により、セルロースアセテートの生分解
速度および成形製品の酢酸臭抑制レベルを設計すること
ができる。
目的とする生分解速度により任意に設定することができ
る。例えば、速く生分解させようとするときは、多量の
分解促進剤を添加すればよい。しかし、得られるセルロ
ースアセテート組成物の成形性を考慮すると、分解促進
剤は、セルロースアセテートに対し、0.01〜40重
量%の割合で添加することが好ましく、0.01〜15
重量%の割合で添加することがさらに好ましい。
酢酸臭の抑制レベルに応じて設定することができる。例
えば、成形品の酢酸臭をより一層抑制する場合には、そ
れだけ多量の反応制御剤を添加すればよい。しかし、反
応抑制剤の添加量が多すぎると、セルロースアセテート
組成物の成形性が低下する。他方、反応制御剤の量が少
なすぎると、酢酸臭の抑制効果が期待できない。以上の
観点から、反応制御剤の添加量は、セルロースアセテー
トに対し0.01〜50重量%であることが好ましく、
セルロースアセテートに対して0.01〜25重量%で
あることがさらに好ましい。また、セルロースアセテー
ト成形品の酢酸臭発生を完全に抑制しようとするとき
は、反応制御剤は分解促進剤の添加量に対し、化学当量
かもしくはそれ以上であることが望ましい。
本発明の複合体を含有させること以外は通常の方法によ
り種々の構造に成形することができる。例えば、セルロ
ースアセテートのアセトン、塩化メチレン等の溶液に反
応制御剤および分解促進剤を添加した後通常の手法によ
り成形する方法、可塑剤等を配合した熱成形可能なセル
ロースアセテートに反応制御剤および分解促進剤を溶融
混合した後、通常の手法により成形する方法等が挙げら
れる。
ルロースアセテート繊維は、例えば、以下のようにして
製造することができる。
合体を含有する溶液(紡糸原液)を調製する。溶媒とし
ては、塩化メチレン、アセトン等の単独溶媒、あるいは
塩化メチレンとメタノール等の混合溶媒を使用すること
ができる。セルロースアセテートの濃度は、一般に、1
5〜35重量%であり、好ましくは18〜30重量%で
ある。この紡糸原液には、分解促進剤と反応制御剤と
は、上記範囲の割合で含有される。この紡糸原液は、セ
ルロースアセテート用の溶媒に分解促進剤と反応制御剤
を溶解もしくは分散させた溶液と、セルロースアセテー
ト用の溶媒にセルロースアセテートを溶解させた溶液と
を混合することによって、または、セルロースアセテー
トの溶液に直接、分解促進剤と反応制御剤を添加するこ
とによって調製することができる。後者の場合、分解促
進剤と反応制御剤の添加の順序は、反応制御剤の効果を
効率的に引き出すために、まず反応制御剤を添加し、そ
れから分解促進剤を添加することが好ましい。
するセルロースアセテート紡糸原液を紡糸ノズル装置に
供給し、高温雰囲気中に吐出する乾式紡糸法により紡糸
し、セルロースアセテート繊維を得る。また、乾式紡糸
ではなく、湿式紡糸を行ってもよい。さらに紡糸に際し
ては、上記のように、均一分散された紡糸原液をそのま
ま繊維状に紡糸してもよいが、複合体を含有するセルロ
ースアセテート紡糸原液と、これらの化合物が添加され
ていないセルロースアセテート紡糸原液とを用いて、少
なくとも複合体を含有するセルロースアセテートが繊維
表面に現れるように、繊維サイドバイサイド型、または
鞘芯型等に複合紡糸する方法を用いることもできる。さ
らに紡糸原液の調製に際しては、その特性を損なわない
範囲でその他の添加剤を併用することもできる。例え
ば、酸化チタンなどの光分解促進剤を含有させることに
より、本発明の生分解性促進と相まって、セルロースア
セテート組成物の分解性をさらに高めることができる。
また、例えば、紡糸原液の均一性を高めるために、ある
いは粘度調節のために、分散剤、乳化剤、可溶化剤、粘
度調節剤等を併用してもよい。この記載からもわかるよ
うに、本発明のたばこ用フィルタープラグを構成する各
セルロースアセテート繊維は、少なくともその表面領域
に本発明の複合体を含有する。なお、セルロースアセテ
ート繊維は、フィブリルの形態にあってもよい。フィブ
リルの形態にある場合には、以下述べるもののような他
の材料、または通常の繊維の形態にある本発明のセルロ
ースアセテートと併用することが好ましい。
ート繊維は、慣用の方法によりたばこ用フィルターとし
て製造される。その製造方法ならびにフィルター構造に
は特に制限はなく、例えば、以下のようにして製造する
ことができる。
をトウの形態とし、これを、たばこフィルタープラグ巻
上装置にて、開繊し、可塑剤(例えば、トリアセチルグ
リセリン)を添着した後、繊維ロッド形状に成形し、必
要な長さに切断してフィルタープラグを形成する。な
お、フィルタープラグの作製を容易にするために、繊維
束としての総繊度を適宜設定する。あるいは、セルロー
スアセテート繊維を1〜100mmにカットしてなる短
繊維から作製した不織布シートを用い、通常のプラグ巻
上装置でロッド状に成形することもできる。本発明のセ
ルロースアセテート繊維は、単独で使用してフィルター
を製造してもよく、あるいは本発明のセルロースアセテ
ート繊維を一構成材料として、これに他の構成材料を併
用することによってもフィルターを製造し得る。そのよ
うな他の構成材料としては、天然もしくは半合成材料
(例えば、パルプ、リンター、木綿、麻、ビスコースレ
ーヨン、銅アンモニアレーヨン、リヨセル、羊毛等、あ
るいはポリヒドロキシアルカノエート等の微生物生産系
の生分解性高分子)、通常の合成材料(例えば、ポリプ
ロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレ
ート等のポリエステル、ポリアミド)、生分解性合成材
料(例えば、ポリ乳酸、ポリカプロラクトン、ポリブチ
レンサクシネート、ポリビニルアルコール)、光分解性
材料等を繊維や不織布の形態で用いることができる。そ
の場合、特に生分解性に優れた材料を使用することが好
ましい。また、繊維ではないが、でんぷんの発泡体も生
分解性に優れた材料として使用できる。
りに水溶性接着剤を用いることもできる。可塑剤を使用
した場合では、セルロースアセテート繊維同士は溶融接
着により強固に結合しており、その結果、自然環境中に
投棄されたたばこ用フィルターは長期間安定的にロッド
形状を保持している。これに対し、水溶性接着剤を使用
した場合には、セルロースアセテート繊維同士の接着点
は、自然環境中に投棄された際に、多量の水(雨、海
水、川水、湖水等)によって容易に解離される。その結
果、たばこ用フィルターは、ロッド形状を容易に崩壊す
ることができる。ロッド形状が崩壊したセルロースアセ
テート繊維は、自然環境中では、例えば地表に広がりを
もって展開され、生分解速度に影響する素材の微生物環
境との接触面積が大きくなり、結果として、たばこ用フ
ィルターの分解性はより一層促進される。そのため、本
発明のセルロースアセテートの生分解性促進と相まっ
て、たばこ用フィルターの分解性をさらに高めることが
できる。
は、ステープル、フィラメントのいずれであってもよい
が、本発明のたばこ用フィルターを構成するセルロース
アセテート繊維としては、繊維トウと呼ばれる形状とす
ることが好ましく、トウの総繊度は任意とすることがで
きる。例えば、0.5から15デニールの繊維を3,0
00〜500,000本収束させ、25mm長さ当り1
0〜50個の捲縮を付与したバンド状の繊維トウが好ま
しい。さらに、各繊維の断面形状は、丸形、四角形等特
に限定されないが、たばこ用フィルターとしての濾過性
能の観点から、多葉状の断面形状が好ましく、その中で
も製造工程安定性の点から、Y字状の断面形状が好まし
く用いられる。
ト組成物およびたばこ用フィルターは、以下の特徴を持
つ。すなわち、セルロースアセテート成形品の製造工程
中および成形製品の段階では、分解促進剤は反応制御剤
との化学的相互作用(例えば、水素結合等)により安定
化され、その結果、セルロースアセテートの化学的加水
分解反応を生じさせることがない。従って、当該成形製
品は本発明の複合体を含有しない通常のセルロースアセ
テート成形品の性質を呈する。しかし、本発明の成形製
品が自然環境中に投棄されると、これに含まれる分解促
進剤と反応制御剤の複合体は、多量の水(雨、海水、川
水、湖水等)によってその相互作用を解離し、分解促進
剤が遊離の状態となる。そこで初めて、分解促進剤はそ
の機能(分解促進機能)を発現する。すなわち、分解促
進剤とともに反応制御剤を併用することによって、セル
ロースアセテートの生分解性の促進をもたらす分解促進
剤の反応性を成形製品中と自然環境中で制御することが
可能となる。このように本発明の成形製品は、製品とし
て通常に使用される段階では、セルロースアセテートの
化学的加水分解反応は進行しないことから、出発原料の
セルロースアセテートの性質(DS)を維持しており、
また、酢酸による臭気も生じない。そして、自然環境中
では、水との接触により反応制御剤から解離した分解促
進剤の作用によってセルロースアセテート成形品は顕著
に生分解される。
28重量%になるようアセトンに溶解させ、セルロース
アセテート溶液を得た。この溶液に、ポリビニルピロリ
ドン(平均分子量(重量平均分子量。以下、同じ)2
5,000)をセルロースアセテートに対して25重量
%の割合で添加し、攪拌して均一にした。ついで、リン
酸をセルロースアセテートに対して5重量%の割合で添
加し、再び均一になるまで攪拌した。こうして得たセル
ロースアセテート溶液を、ガラス板上に流延し、乾燥し
て、厚さ約100μmのセルロースアセテートフィルム
を得た。得られたフィルムから、複合体を構成する分解
促進剤および反応制御剤は、フィルム中に均一に溶解、
分散しており、セルロースアセテートフィルムの成形性
に影響を与えるものではないことを確認した。
28重量%になるようアセトンに溶解させ、セルロース
アセテート溶液を得た。この溶液に、2−ピロリドンを
セルロースアセテートに対して25重量%の割合で添加
し、攪拌して均一にした。ついで、リン酸をセルロース
アセテートに対して5重量%の割合で添加し、再び均一
になるまで攪拌した。このようにして得たセルロースア
セテート溶液を、ガラス板上に流延し、乾燥して、厚さ
約100μmのセルロースアセテートフィルムを得た。
得られたフィルムから、複合体を構成する分解促進剤お
よび反応制御剤は、フィルム中に均一に溶解、分散して
おり、セルロースアセテートフィルムの成形性に影響を
与えるものではないことを確認した。
28重量%になるようアセトンに溶解させ、セルロース
アセテート溶液を得た。この溶液に、N−メチルモルホ
リンN−オキシドをセルロースアセテートに対して25
重量%の割合で添加し、攪拌して均一にした。ついで、
リン酸をセルロースアセテートに対して5重量%の割合
で添加し、再び均一になるまで攪拌した。このようにし
て得たセルロースアセテート溶液を、ガラス板上に流延
し、乾燥して、厚さ約100μmのセルロースアセテー
トフィルムを得た。得られたフィルムから、複合体を構
成する分解促進剤および反応制御剤は、フィルム中に均
一に溶解、分散しており、セルロースアセテートフィル
ムの成形性に影響を与えるものではないことを確認し
た。
28重量%になるようアセトンに溶解させ、セルロース
アセテート溶液を得た。この溶液に、ポリビニルブチラ
ール(平均分子量2,000)をセルロースアセテート
に対して25重量%の割合で添加し、攪拌して均一にし
た。ついで、リン酸をセルロースアセテートに対して5
重量%の割合で添加し、再び均一になるまで攪拌した。
このようにして得たセルロースアセテート溶液を、ガラ
ス板上に流延し、乾燥して、厚さ約100μmのセルロ
ースアセテートフィルムを得た。得られたフィルムか
ら、複合体を構成する分解促進剤および反応制御剤は、
フィルム中に均一に溶解、分散しており、セルロースア
セテートフィルムの成形性に影響を与えるものではない
ことを確認した。
28重量%になるようアセトンに溶解させ、セルロース
アセテート溶液を得た。この溶液に、ポリビニルピロリ
ドン(平均分子量25,000)をセルロースアセテー
トに対して25重量%の割合で添加し、攪拌して均一に
した。ついで、ポリリン酸をセルロースアセテートに対
して5重量%の割合で添加し、再び均一になるまで攪拌
した。このようにして得たセルロースアセテート溶液
を、ガラス板上に流延し、乾燥して、厚さ約100μm
のセルロースアセテートフィルムを得た。得られたフィ
ルムから、複合体を構成する分解促進剤および反応制御
剤は、フィルム中に均一に溶解、分散しており、セルロ
ースアセテートフィルムの成形性に影響を与えるもので
はないことを確認した。
28重量%になるようアセトンに溶解させ、セルロース
アセテート溶液を得た。この溶液に、2−ピロリドンを
セルロースアセテートに対して25重量%の割合で添加
し、攪拌して均一にした。ついで、ポリリン酸をセルロ
ースアセテートに対して5重量%の割合で添加し、再び
均一になるまで攪拌した。このようにして得たセルロー
スアセテート溶液を、ガラス板上に流延し、乾燥して、
厚さ約100μmのセルロースアセテートフィルムを得
た。得られたフィルムから、複合体を構成する分解促進
剤および反応制御剤は、フィルム中に均一に溶解、分散
しており、セルロースアセテートフィルムの成形性に影
響を与えるものではないことを確認した。
28重量%になるようアセトンに溶解させ、セルロース
アセテート溶液を得た。この溶液に、N−メチルモルホ
リンN−オキシドをセルロースアセテートに対して25
重量%の割合で添加し、攪拌して均一にした。ついで、
ポリリン酸をセルロースアセテートに対して5重量%の
割合で添加し、再び均一になるまで攪拌した。このよう
にして得たセルロースアセテート溶液を、ガラス板上に
流延し、乾燥して、厚さ約100μmのセルロースアセ
テートフィルムを得た。得られたフィルムから、複合体
を構成する分解促進剤および反応制御剤は、フィルム中
に均一に溶解、分散しており、セルロースアセテートフ
ィルムの成形性に影響を与えるものではないことを確認
した。
28重量%になるようにアセトンに溶解させ、セルロー
スアセテート溶液を得た。この溶液に、ポリビニルブチ
ラール(平均分子量2,000)をセルロースアセテー
トに対して25重量%になるように添加し、攪拌して均
一にした。ついで、ポリリン酸をセルロースアセテート
に対して5重量%の割合で添加し、再び均一になるまで
攪拌した。このようにして得たセルロースアセテート溶
液を、ガラス板上に流延し、乾燥して、厚さ約100μ
mのセルロースアセテートフィルムを得た。得られたフ
ィルムから、複合体を構成する分解促進剤および反応制
御剤は、フィルム中に均一に溶解、分散しており、セル
ロースアセテートフィルムの成形性に影響を与えるもの
ではないことを確認した。
28重量%になるようアセトンに溶解させ、セルロース
アセテート溶液を得た。この溶液に、リン酸をセルロー
スアセテートに対して5重量%の割合で添加し、攪拌し
て均一にした。このようにして得たセルロースアセテー
ト溶液を、ガラス板上に流延し、乾燥して、厚さ約10
0μmのセルロースアセテートフィルムを得た。
28重量%になるようアセトンに溶解させ、セルロース
アセテート溶液を得た。この溶液に、ポリリン酸をセル
ロースアセテートに対して5重量%の割合で添加し、攪
拌して均一にした。このようにして得たセルロースアセ
テート溶液を、ガラス板上に流延し、乾燥して、厚さ約
100μmのセルロースアセテートフィルムを得た。
28重量%になるようアセトンに溶解させ、セルロース
アセテート溶液を得た。この溶液を、ガラス板上に流延
し、乾燥して、厚さ約100μmのセルロースアセテー
トフィルムを得た。
評価>実施例1〜実施例8および比較例1〜比較例3で
得られたセルロースアセテートフィルムを用いて、それ
らフィルムの酢酸臭気レベルを評価した。酢酸臭気レベ
ルは、製造直後の各フィルムから直ちに円形片(直径5
cm)を打ち抜き、これを臭気袋に詰め、50℃の恒温
室に放置し、1週間後の臭気袋内の酢酸濃度をガス検知
管法により測定した。また同時に、官能試験法によりフ
ィルムの酢酸臭気レベルを評価した。結果を表1に示
す。
とによって、分解促進剤を添加したことに起因する酢酸
臭の発生レベルを抑制できることがわかる。すなわち、
セルロースアセテート成形品(フィルム)の製造工程中
およびその製品の段階では、分解促進剤は反応制御剤に
より安定化され、分解促進剤の作用が抑制されているこ
とがわかる。また、反応抑制剤の種類を選択することに
よって、分解促進の抑制の程度を任意に設定することが
できることもわかる。
加量を、セルロースアセテートに対して5重量%、10
重量%、15重量%、20重量%、30重量%の割合で
用いた以外は、実施例1と同様にして、5種のセルロー
スアセテートフィルムを成形した。
た各種添加量のセルロースアセテートフィルムを用い
て、セルロースアセテートフィルムの酢酸臭気レベルと
ポリビニルピロリドンの添加量との関係を調べた。その
結果を表2に示す。なお、評価試験は上記の酢酸濃度の
測定および酢酸臭気レベルの評価における方法に従って
行った。
択することによって、分解促進剤の添加に起因する酢酸
臭の発生レベルを任意に設定することができることがわ
かる。
スアセテートに対して1重量%、5重量%、10重量
%、15重量%、20重量%、30重量%の割合で用い
た以外は、実施例3と同様にしてセルロースアセテート
フィルムを成形した。
た各種添加量のセルロースアセテートフィルムを用い
て、セルロースアセテートフィルムの酢酸臭気レベルと
N−メチルモルホリンN−オキシドの添加量との関係を
調べた。その結果を表3に示す。なお、評価試験は上記
の酢酸濃度の測定および酢酸臭気レベルの評価における
方法に従って行った。
択することによって、分解促進剤添加に起因する酢酸臭
の発生レベルを任意に設定することができることがわか
る。
加量をセルロースアセテートに対して10重量%とし、
リン酸の添加量をセルロースアセテートに対して1重量
%とした以外は、実施例1と同様にして、セルロースア
セテートフィルムを得た。
用いて、セルロースアセテートフィルムの酢酸臭気レベ
ルとリン酸の添加量との関係を調べた。その結果を表4
に示す。なお、評価試験は上記の酢酸濃度の測定および
酢酸臭気レベルの評価における方法に従って行った。
択することによって、酢酸臭の発生レベルを任意に設定
することができることがわかる。
スアセテートに対して1重量%とし、リン酸の添加量を
セルロースアセテートに対して1重量%とした以外は、
実施例3と同様にして、セルロースアセテートフィルム
を得た。
用いて、セルロースアセテートフィルムの酢酸臭気レベ
ルとリン酸の添加量との関係を調べた。その結果を表5
に示す。なお、評価試験は上記の酢酸濃度の測定および
酢酸臭気レベルの評価における方法に従って行った。
択することによって、酢酸臭の発生レベルを任意に設定
することができることがわかる。
1〜比較例3で得られたセルロースアセテートフィルム
を用いて、それらフィルムが多量の水に接触した際に示
すフィルムの酸性度を評価した。すなわち、製造したフ
ィルムから円形片(直径5cm)を打ち抜き、これを1
00mLの水中に浸漬した状態で室温に1日間放置し、
その時の浸漬水のpHを通常のpHメーターで測定し
た。結果を表6に示す。
も、分解促進剤は、多量の水との接触により、併用する
反応制御剤の影響を受けず、その機能を発現することが
できることがわかる。すなわち、本発明によるセルロー
スアセテート組成物中に含有される分解促進剤と反応制
御剤の複合体は、多量の水によってその相互作用を解離
し、分解促進剤が遊離の状態となることがわかる。
よび比較例1〜比較例3で得られたセルロースアセテー
トフィルムを用いて、それらフィルムの生分解性を評価
した。すなわち、製造した各フィルムから円形片(直径
5cm)を打ち抜き、これを土壌中に埋設し、60日後
のフィルムの重量減少率を測定した。重量減少率は、土
壌埋設前後のフィルム重量(乾燥重量)から算出した。
結果を表7に示す。
も、セルロースアセテート組成物の生分解速度の促進が
達成されていることがわかる。すなわち、酢酸臭を抑制
する反応制御剤の併用は、分解促進剤によるセルロース
アセテートの生分解速度の促進効果に負の影響を及ぼす
ものではないことがわかる。
時的なセルロースアセテートのDS値の変化と酢酸臭の
発生を抑制し得、しかも生分解性に優れたセルロースア
セテート成形品が提供される。
Claims (13)
- 【請求項1】 リンの酸素酸、硫黄の酸素酸および窒素
の酸素酸、それら酸素酸の部分エステルもしくは水素
塩、炭酸およびその水素塩、スルホン酸、並びにカルボ
ン酸からなる群の中から選ばれた少なくとも1種の化合
物からなる分解促進剤と、窒素含有化合物、ヒドロキシ
化合物、含酸素複素環式化合物、および含硫黄複素環式
化合物からなる群の中から選ばれた少なくとも1種の化
合物からなる反応制御剤との複合体をセルロースアセテ
ートに含有させた生分解性セルロースアセテートから成
形された成形品。 - 【請求項2】 該セルロースアセテートが、2.0ない
し2.6のDS値を有することを特徴とする請求項1記
載の成形品。 - 【請求項3】 該分解促進剤が、リン酸、ポリリン酸、
フィチン酸、リン酸スターチ、リン酸セルロース、リン
酸水素カルシウム、レシチンおよびリン酸ジ2−エチル
ヘキシルエステル;並びにメタクリル酸2−ヒドロキシ
エチルリン酸エステル、メタクリル酸2−ヒドロキシエ
チルフェニルリン酸エステルおよびメタクリル酸2−ヒ
ドロキシエチルアルキルリン酸エステル並びにこれらの
ポリマーもしくはコポリマーからなる群の中から選ばれ
た少なくとも1種からなることを特徴とする請求項1ま
たは2記載の成形品。 - 【請求項4】 該反応制御剤が、ピロリドン構造を有す
る化合物、オキサゾリドン構造を有する化合物、イミド
構造を有する化合物、ピリジン構造を有する化合物、ア
ミンオキシド構造を有する化合物、ピラジン構造を有す
る化合物、ポリビニルアルコールもしくはその誘導体、
アルキルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロース、
ショ糖脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エ
ステル、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレン脂肪酸アミド、および脂肪酸アルカノール
アミドからなる群の中から選ばれた少なくとも1種から
なることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項
記載の成形品。 - 【請求項5】 該分解促進剤が、セルロースアセテート
に対し、0.01〜40重量%の割合で含有されている
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載
の成形品。 - 【請求項6】 該反応制御剤が、セルロースアセテート
に対し0.01〜50重量%の割合で含有されているこ
とを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項記載の
成形品。 - 【請求項7】 繊維の形態にある請求項1ないし6のい
ずれか1項記載の成形品。 - 【請求項8】 セルロースアセテート繊維を含むたばこ
用フィルタープラグであって、各セルロースアセテート
繊維は少なくともその表面領域にリンの酸素酸、硫黄の
酸素酸および窒素の酸素酸、それら酸素酸の部分エステ
ルもしくは水素塩、炭酸およびその水素塩、スルホン
酸、並びにカルボン酸からなる群の中から選ばれた少な
くとも1種の化合物からなる分解促進剤と、窒素含有化
合物、ヒドロキシ化合物、含酸素複素環式化合物、およ
び含硫黄複素環式化合物からなる群の中から選ばれた少
なくとも1種の化合物からなる反応制御剤との複合体を
含有することを特徴とするたばこ用フィルタープラグ。 - 【請求項9】 該セルロースアセテートが、2.0ない
し2.6のDS値を有することを特徴とする請求項8記
載のたばこ用フィルタープラグ。 - 【請求項10】 該分解促進剤が、リン酸、ポリリン
酸、フィチン酸、リン酸スターチ、リン酸セルロース、
リン酸水素カルシウム、レシチンおよびリン酸ジ2−エ
チルヘキシルエステル;並びにメタクリル酸2−ヒドロ
キシエチルリン酸エステル、メタクリル酸2−ヒドロキ
シエチルフェニルリン酸エステルおよびメタクリル酸2
−ヒドロキシエチルアルキルリン酸エステル並びにこれ
らのポリマーもしくはコポリマーからなる群の中から選
ばれた少なくとも1種からなることを特徴とする請求項
8または9記載のたばこ用フィルタープラグ。 - 【請求項11】 該反応制御剤が、ピロリドン構造を有
する化合物、オキサゾリドン構造を有する化合物、イミ
ド構造を有する化合物、ピリジン構造を有する化合物、
アミンオキシド構造を有する化合物、ピラジン構造を有
する化合物、ポリビニルアルコールもしくはその誘導
体、アルキルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロー
ス、ショ糖脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪
酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、および脂肪酸アルカ
ノールアミドからなる群の中から選ばれた少なくとも1
種からなることを特徴とする請求項8ないし10のいず
れか1項記載のたばこ用フィルタープラグ。 - 【請求項12】 該分解促進剤が、セルロースアセテー
トに対し、0.01ないし40重量%の割合で含有され
ていることを特徴とする請求項8ないし11のいずれか
1項記載のたばこ用フィルタープラグ。 - 【請求項13】 該反応制御剤が、セルロースアセテー
トに対し0.01〜50重量%の割合で含有されている
ことを特徴とする請求項8ないし12のいずれか1項記
載のたばこ用フィルタープラグ。
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