JP2002069743A - 生分解性繊維及び不織布 - Google Patents
生分解性繊維及び不織布Info
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- JP2002069743A JP2002069743A JP2000268957A JP2000268957A JP2002069743A JP 2002069743 A JP2002069743 A JP 2002069743A JP 2000268957 A JP2000268957 A JP 2000268957A JP 2000268957 A JP2000268957 A JP 2000268957A JP 2002069743 A JP2002069743 A JP 2002069743A
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- fiber
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- Biological Depolymerization Polymers (AREA)
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- Nonwoven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 紡糸性に優れた生分解性繊維及びそれを用い
た不織布を提供する。 【解決手段】 生分解性繊維は、融点が135℃以下の
生分解性樹脂と、澱粉と、前記樹脂及び澱粉を相溶化す
るソルビタン脂肪酸エステルとからなる樹脂組成物を溶
融紡糸してなる。そして、不織布はこの生分解性繊維を
用いてなる。
た不織布を提供する。 【解決手段】 生分解性繊維は、融点が135℃以下の
生分解性樹脂と、澱粉と、前記樹脂及び澱粉を相溶化す
るソルビタン脂肪酸エステルとからなる樹脂組成物を溶
融紡糸してなる。そして、不織布はこの生分解性繊維を
用いてなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、澱粉を含有した生
分解性繊維及び不織布に関するものである。
分解性繊維及び不織布に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、澱粉を含有する生分解性繊維
として樹脂と澱粉とを含んだ生分解性繊維が種々提案さ
れている。澱粉は安価で生分解性に優れるため、得られ
る生分解性繊維も安価で生分解性に優れるという利点が
ある。
として樹脂と澱粉とを含んだ生分解性繊維が種々提案さ
れている。澱粉は安価で生分解性に優れるため、得られ
る生分解性繊維も安価で生分解性に優れるという利点が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、澱粉を含有
する生分解性繊維は一般に紡糸性に劣るという問題があ
った。これは、樹脂と澱粉が相溶性を有しないことが大
きな理由であった。
する生分解性繊維は一般に紡糸性に劣るという問題があ
った。これは、樹脂と澱粉が相溶性を有しないことが大
きな理由であった。
【0004】本発明は、上記のような従来技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、樹脂と澱粉との相溶性を向上させることに
より紡糸性に優れた生分解性繊維及びそれを用いた不織
布を提供することにある。
る問題点に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、樹脂と澱粉との相溶性を向上させることに
より紡糸性に優れた生分解性繊維及びそれを用いた不織
布を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、融点が135℃以下の
樹脂と、澱粉と、前記樹脂及び澱粉を相溶化する相溶化
剤とからなる樹脂組成物を溶融紡糸してなることを要旨
とする。
めに、請求項1に記載の発明は、融点が135℃以下の
樹脂と、澱粉と、前記樹脂及び澱粉を相溶化する相溶化
剤とからなる樹脂組成物を溶融紡糸してなることを要旨
とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の生分解性繊維において、前記相溶化剤がノニオン性界
面活性剤であることを要旨とする。請求項3に記載の発
明は、請求項2に記載の生分解性繊維において、前記ノ
ニオン性界面活性剤がソルビタン脂肪酸エステルである
ことを要旨とする。
の生分解性繊維において、前記相溶化剤がノニオン性界
面活性剤であることを要旨とする。請求項3に記載の発
明は、請求項2に記載の生分解性繊維において、前記ノ
ニオン性界面活性剤がソルビタン脂肪酸エステルである
ことを要旨とする。
【0007】請求項4に記載の発明は、請求項1から請
求項3のいずれか一項に記載の生分解性繊維において、
前記樹脂が生分解性樹脂であることを要旨とする。請求
項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか
一項に記載の生分解性繊維を用いて形成したことを要旨
とする。
求項3のいずれか一項に記載の生分解性繊維において、
前記樹脂が生分解性樹脂であることを要旨とする。請求
項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか
一項に記載の生分解性繊維を用いて形成したことを要旨
とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を詳細に説明する。本実施形態における生分解性繊
維は、樹脂と澱粉と相溶化剤とからなる樹脂組成物を溶
融紡糸してなる。
形態を詳細に説明する。本実施形態における生分解性繊
維は、樹脂と澱粉と相溶化剤とからなる樹脂組成物を溶
融紡糸してなる。
【0009】前記樹脂には、融点が135℃以下で生分
解性を有する樹脂が用いられる。このような樹脂として
は、例えばポリブチレンサクシネート、ポリブチレンサ
クシネート−アジペート、ポリカプロラクトン等の脂肪
族ポリエステルが挙げられる。その他、近年生分解性を
有するとの報告のある低密度ポリエチレンを用いてもよ
く、この場合には紡糸性に優れることから線状低密度ポ
リエチレンが好ましい。これらは単独であるいは二種以
上の混合物として用いられる。
解性を有する樹脂が用いられる。このような樹脂として
は、例えばポリブチレンサクシネート、ポリブチレンサ
クシネート−アジペート、ポリカプロラクトン等の脂肪
族ポリエステルが挙げられる。その他、近年生分解性を
有するとの報告のある低密度ポリエチレンを用いてもよ
く、この場合には紡糸性に優れることから線状低密度ポ
リエチレンが好ましい。これらは単独であるいは二種以
上の混合物として用いられる。
【0010】前記澱粉としては、生澱粉のほか、アセチ
ル化澱粉やアルキル化澱粉等の澱粉誘導体が挙げられ
る。これらは単独であるいは二種以上の混合物として用
いられる。
ル化澱粉やアルキル化澱粉等の澱粉誘導体が挙げられ
る。これらは単独であるいは二種以上の混合物として用
いられる。
【0011】前記樹脂及び澱粉を相溶化する相溶化剤と
しては、ソルビタン脂肪酸エステル(例えばソルビタン
モノパルミテートやソルビタンセスキオレート)、グリ
セリン脂肪酸エステル(例えばグリセリンステアリン酸
エステル)等のノニオン性界面活性剤が挙げられ、その
中でもソルビタン脂肪酸エステルが特に好ましい。な
お、上記のノニオン性界面活性剤は相溶化剤として好適
なものであるが、相溶化剤はそれらに限定されない。
しては、ソルビタン脂肪酸エステル(例えばソルビタン
モノパルミテートやソルビタンセスキオレート)、グリ
セリン脂肪酸エステル(例えばグリセリンステアリン酸
エステル)等のノニオン性界面活性剤が挙げられ、その
中でもソルビタン脂肪酸エステルが特に好ましい。な
お、上記のノニオン性界面活性剤は相溶化剤として好適
なものであるが、相溶化剤はそれらに限定されない。
【0012】樹脂組成物中に占める澱粉の量の好ましい
範囲は、10〜20重量%である。この量が10重量%
未満では、相対的に樹脂の量が増えるので材料コストが
上昇するとともに生分解性が低下する。逆に20重量%
を超えると、紡糸性がやや低下するおそれがある。
範囲は、10〜20重量%である。この量が10重量%
未満では、相対的に樹脂の量が増えるので材料コストが
上昇するとともに生分解性が低下する。逆に20重量%
を超えると、紡糸性がやや低下するおそれがある。
【0013】樹脂組成物中に占める相溶化剤の量の好ま
しい範囲は、0.2〜2.0重量%である。この量が
0.2重量%未満では、樹脂と澱粉とを十分に相溶させ
るのが困難となり、逆に2.0重量%を超えると、材料
コストが上昇するとともに成形性が低下する。
しい範囲は、0.2〜2.0重量%である。この量が
0.2重量%未満では、樹脂と澱粉とを十分に相溶させ
るのが困難となり、逆に2.0重量%を超えると、材料
コストが上昇するとともに成形性が低下する。
【0014】生分解性繊維の繊維径は特に限定されるも
のではないが、20μm以上が好ましい。これが20μ
m未満では強度が不十分となるおそれがある。不織布
は、上記の生分解性繊維よりなるウェブを積層して、そ
のウェブ間をニードルパンチ、熱処理等により結合する
ことによって形成されている。
のではないが、20μm以上が好ましい。これが20μ
m未満では強度が不十分となるおそれがある。不織布
は、上記の生分解性繊維よりなるウェブを積層して、そ
のウェブ間をニードルパンチ、熱処理等により結合する
ことによって形成されている。
【0015】次に、上記のように構成された生分解性繊
維及び不織布の作用を説明する。生分解性繊維を製造す
る場合には、まず、澱粉を高濃度に含有したマスターバ
ッチを作製する。マスターバッチの作製は、樹脂と澱粉
と相溶化剤とを押出機で混練してペレット状に押出成形
することにより行われる。続いて、そのマスターバッチ
に対し、澱粉の濃度が所望の値となるようにさらに樹脂
を添加する。そして、混練後、溶融状態で細孔から吐出
させ、固化・延伸させることで生分解性繊維が得られ
る。なお、マスターバッチの作製の際及び紡糸の際、原
料の混練は、樹脂の融点以上135℃以下の温度下にお
いて行われる。この温度が融点未満では三者を十分に分
散させることができず、逆に135℃を超えると澱粉に
焦げが生じて変質してしまうおそれがある。
維及び不織布の作用を説明する。生分解性繊維を製造す
る場合には、まず、澱粉を高濃度に含有したマスターバ
ッチを作製する。マスターバッチの作製は、樹脂と澱粉
と相溶化剤とを押出機で混練してペレット状に押出成形
することにより行われる。続いて、そのマスターバッチ
に対し、澱粉の濃度が所望の値となるようにさらに樹脂
を添加する。そして、混練後、溶融状態で細孔から吐出
させ、固化・延伸させることで生分解性繊維が得られ
る。なお、マスターバッチの作製の際及び紡糸の際、原
料の混練は、樹脂の融点以上135℃以下の温度下にお
いて行われる。この温度が融点未満では三者を十分に分
散させることができず、逆に135℃を超えると澱粉に
焦げが生じて変質してしまうおそれがある。
【0016】この生分解性繊維は、例えば不織布とされ
て育苗床等の園芸用資材に用いられる。なお、生分解性
繊維の用途として園芸用資材は好適ではあるが、それに
限定されるものではない。
て育苗床等の園芸用資材に用いられる。なお、生分解性
繊維の用途として園芸用資材は好適ではあるが、それに
限定されるものではない。
【0017】以上詳述した本実施形態によれば次のよう
な効果が発揮される。 ・ 樹脂及び澱粉を相溶化する相溶化剤を含むので、樹
脂と澱粉との相溶性を向上させることができ、紡糸時の
詰まりや澱粉の脱落を防いで紡糸性を向上させることが
できる。
な効果が発揮される。 ・ 樹脂及び澱粉を相溶化する相溶化剤を含むので、樹
脂と澱粉との相溶性を向上させることができ、紡糸時の
詰まりや澱粉の脱落を防いで紡糸性を向上させることが
できる。
【0018】・ 樹脂と澱粉との相溶性が向上したこと
で、従来よりも高濃度(20重量%)の澱粉を繊維に含
有させることが可能となった。このため、生分解性を向
上させることができると共に、材料コストを低減するこ
とができる。また、澱粉を多く含むことで生分解性繊維
の吸放湿性を向上させることもできる。
で、従来よりも高濃度(20重量%)の澱粉を繊維に含
有させることが可能となった。このため、生分解性を向
上させることができると共に、材料コストを低減するこ
とができる。また、澱粉を多く含むことで生分解性繊維
の吸放湿性を向上させることもできる。
【0019】・ 入手容易なノニオン性界面活性剤を相
溶化剤として用いることで、経済性及び利便性を向上さ
せることができる。 ・ ソルビタン脂肪酸エステルを相溶化剤として用いる
ことで、樹脂と澱粉の相溶性を一層向上させることがで
きる。これは、ソルビタン脂肪酸エステル分子中の五員
環と澱粉のグルコース残基とが構造的に近く相性が良い
ためと推察される。
溶化剤として用いることで、経済性及び利便性を向上さ
せることができる。 ・ ソルビタン脂肪酸エステルを相溶化剤として用いる
ことで、樹脂と澱粉の相溶性を一層向上させることがで
きる。これは、ソルビタン脂肪酸エステル分子中の五員
環と澱粉のグルコース残基とが構造的に近く相性が良い
ためと推察される。
【0020】・ 生分解性を有する樹脂を用いることに
より、繊維中の少なくとも樹脂と澱粉とが生分解される
ので、生分解性を向上させることができる。他方、相溶
化剤は分子量がそれほど大きいものではないので、樹脂
と澱粉が生分解される過程で相溶化剤も分解されると推
察される。
より、繊維中の少なくとも樹脂と澱粉とが生分解される
ので、生分解性を向上させることができる。他方、相溶
化剤は分子量がそれほど大きいものではないので、樹脂
と澱粉が生分解される過程で相溶化剤も分解されると推
察される。
【0021】・ 融点が135℃以下の樹脂を用いてい
るので、135℃以下に加熱すれば溶融混練を行うこと
ができる。このため、混練時に澱粉に焦げが生じるおそ
れが少ない。
るので、135℃以下に加熱すれば溶融混練を行うこと
ができる。このため、混練時に澱粉に焦げが生じるおそ
れが少ない。
【0022】
【実施例】次に、実施例、比較例及び参考例を挙げて本
発明をさらに具体的に説明する。 [紡糸性の評価] (比較例1)ポリブチレンサクシネート(昭和高分子工
業(株)製、ビオノーレ#1020(以下ビオノーレ#
1020という))を以下の条件で溶融紡糸して、繊度
7.4d(デニール)(直径29.2μm)の繊維を得
た。この繊維の強伸度をオートグラフAG−500C
((株)島津製作所製)を用い、JIS L 1013 8・5に準拠
して測定したところ、強度3.7g/d、伸度56.5
%であった。 溶融紡糸装置:(株)中部化学機械製作所製、ポリマーメイトV スクリュー径25mm、L/D=26 紡糸条件 :紡糸温度130℃、口金の孔数36 吐出速度12〜24g/分、巻取速度50〜750m/分 延伸温度:ロール1、接触ヒータ、ロール2、熱処理 50℃−50℃−50℃−60℃ 延伸倍率:糸切れの起こる直前の整数倍率 フィルタ:50メッシュと200メッシュのステンレスメッシュ 40〜80のステンレスサンド (比較例2)ポリブチレンサクシネート−アジペート
(昭和高分子工業(株)製、ビオノーレ#3020(以
下ビオノーレ#3020という))を比較例1と同様の
条件で溶融紡糸して、繊度6.4d(直径27.1μ
m)の繊維を得た。この繊維の強伸度を測定したとこ
ろ、強度4.2g/d、伸度72.5%であった。
発明をさらに具体的に説明する。 [紡糸性の評価] (比較例1)ポリブチレンサクシネート(昭和高分子工
業(株)製、ビオノーレ#1020(以下ビオノーレ#
1020という))を以下の条件で溶融紡糸して、繊度
7.4d(デニール)(直径29.2μm)の繊維を得
た。この繊維の強伸度をオートグラフAG−500C
((株)島津製作所製)を用い、JIS L 1013 8・5に準拠
して測定したところ、強度3.7g/d、伸度56.5
%であった。 溶融紡糸装置:(株)中部化学機械製作所製、ポリマーメイトV スクリュー径25mm、L/D=26 紡糸条件 :紡糸温度130℃、口金の孔数36 吐出速度12〜24g/分、巻取速度50〜750m/分 延伸温度:ロール1、接触ヒータ、ロール2、熱処理 50℃−50℃−50℃−60℃ 延伸倍率:糸切れの起こる直前の整数倍率 フィルタ:50メッシュと200メッシュのステンレスメッシュ 40〜80のステンレスサンド (比較例2)ポリブチレンサクシネート−アジペート
(昭和高分子工業(株)製、ビオノーレ#3020(以
下ビオノーレ#3020という))を比較例1と同様の
条件で溶融紡糸して、繊度6.4d(直径27.1μ
m)の繊維を得た。この繊維の強伸度を測定したとこ
ろ、強度4.2g/d、伸度72.5%であった。
【0023】(比較例3)ポリブチレンサクシネート−
アジペート(昭和高分子工業(株)製、ビオノーレ#3
001(以下ビオノーレ#3001という))80重量
%と生澱粉(コーンスターチ)20重量%とからなるマ
スターバッチを作製し、そのマスターバッチに対し澱粉
濃度が3重量%となるようにビオノーレ#1020を添
加した。そして、比較例1と同様の条件で溶融紡糸し
て、繊度15.2d(直径41.8μm)の繊維を得
た。この繊維の強伸度を測定したところ、強度2.9g
/d、伸度65.5%であった。
アジペート(昭和高分子工業(株)製、ビオノーレ#3
001(以下ビオノーレ#3001という))80重量
%と生澱粉(コーンスターチ)20重量%とからなるマ
スターバッチを作製し、そのマスターバッチに対し澱粉
濃度が3重量%となるようにビオノーレ#1020を添
加した。そして、比較例1と同様の条件で溶融紡糸し
て、繊度15.2d(直径41.8μm)の繊維を得
た。この繊維の強伸度を測定したところ、強度2.9g
/d、伸度65.5%であった。
【0024】(比較例4)ビオノーレ#3001 80
重量%とアセチル化澱粉(日本コーンスターチ(株)
製、AC−30、(以下AC−30という))20重量
%とからなるマスターバッチを作製し、そのマスターバ
ッチに対し澱粉濃度が3重量%となるようにビオノーレ
#1020を添加した。そして、比較例1と同様の条件
で溶融紡糸して、繊度15.8d(直径42.6μm)
の繊維を得た。この繊維の強伸度を測定したところ、強
度2.9g/d、伸度84.5%であった。
重量%とアセチル化澱粉(日本コーンスターチ(株)
製、AC−30、(以下AC−30という))20重量
%とからなるマスターバッチを作製し、そのマスターバ
ッチに対し澱粉濃度が3重量%となるようにビオノーレ
#1020を添加した。そして、比較例1と同様の条件
で溶融紡糸して、繊度15.8d(直径42.6μm)
の繊維を得た。この繊維の強伸度を測定したところ、強
度2.9g/d、伸度84.5%であった。
【0025】(比較例5)比較例4において、マスター
バッチに対し澱粉濃度が5重量%となるようにビオノー
レ#1020を添加するよう変更した。その他は比較例
4と同様にして操作したところ、紡糸パックに詰まりが
生じて紡糸できなかった。
バッチに対し澱粉濃度が5重量%となるようにビオノー
レ#1020を添加するよう変更した。その他は比較例
4と同様にして操作したところ、紡糸パックに詰まりが
生じて紡糸できなかった。
【0026】(実施例1)ビオノーレ#3020 5
6.8重量%とAC−30 40重量%とソルビタンモ
ノパルミテート(Atlas Powder Co.製、スパン#40
(以下スパン#40という))3.2重量%とからなる
マスターバッチを作製し、そのマスターバッチに対し澱
粉濃度が5重量%、相溶化剤濃度が0.4重量%となる
ようにビオノーレ#3020を添加した。そして、比較
例1と同様の条件で溶融紡糸して、繊度22.1d(直
径50.5μm)の繊維を得た。この繊維の強伸度を測
定したところ、強度3.0g/d、伸度81.0%であ
った。
6.8重量%とAC−30 40重量%とソルビタンモ
ノパルミテート(Atlas Powder Co.製、スパン#40
(以下スパン#40という))3.2重量%とからなる
マスターバッチを作製し、そのマスターバッチに対し澱
粉濃度が5重量%、相溶化剤濃度が0.4重量%となる
ようにビオノーレ#3020を添加した。そして、比較
例1と同様の条件で溶融紡糸して、繊度22.1d(直
径50.5μm)の繊維を得た。この繊維の強伸度を測
定したところ、強度3.0g/d、伸度81.0%であ
った。
【0027】(実施例2)実施例1のマスターバッチに
対し澱粉濃度が10重量%、相溶化剤濃度が0.8重量
%となるようにビオノーレ#3020を添加し、比較例
1と同様の条件で溶融紡糸して、繊度29.2d(直径
58.0μm)の繊維を得た。この繊維の強伸度を測定
したところ、強度2.0g/d、伸度104.0%であ
った。
対し澱粉濃度が10重量%、相溶化剤濃度が0.8重量
%となるようにビオノーレ#3020を添加し、比較例
1と同様の条件で溶融紡糸して、繊度29.2d(直径
58.0μm)の繊維を得た。この繊維の強伸度を測定
したところ、強度2.0g/d、伸度104.0%であ
った。
【0028】(実施例3)ビオノーレ#3020 5
6.4重量%とAC−30 40重量%とソルビタンセ
スキオレート(Atlas Powder Co.製、スパン#83(以
下スパン#83という))3.6重量%とからなるマス
ターバッチを作製し、そのマスターバッチに対し澱粉濃
度が10重量%、相溶化剤濃度が0.9重量%となるよ
うにビオノーレ#3020を添加した。そして、比較例
1と同様の条件で溶融紡糸して、繊度19.5d(直径
47.4μm)の繊維を得た。この繊維の強伸度を測定
したところ、強度1.9g/d、伸度79.0%であっ
た。
6.4重量%とAC−30 40重量%とソルビタンセ
スキオレート(Atlas Powder Co.製、スパン#83(以
下スパン#83という))3.6重量%とからなるマス
ターバッチを作製し、そのマスターバッチに対し澱粉濃
度が10重量%、相溶化剤濃度が0.9重量%となるよ
うにビオノーレ#3020を添加した。そして、比較例
1と同様の条件で溶融紡糸して、繊度19.5d(直径
47.4μm)の繊維を得た。この繊維の強伸度を測定
したところ、強度1.9g/d、伸度79.0%であっ
た。
【0029】(実施例4)実施例3のマスターバッチに
対し、澱粉濃度が20重量%、相溶化剤濃度が1.8重
量%となるようにビオノーレ#3020を添加し、比較
例1と同様の条件で溶融紡糸して、繊度19.6d(直
径47.5μm)の繊維を得た。この繊維の強伸度を測
定したところ、強度0.7g/d、伸度112.0%で
あった。
対し、澱粉濃度が20重量%、相溶化剤濃度が1.8重
量%となるようにビオノーレ#3020を添加し、比較
例1と同様の条件で溶融紡糸して、繊度19.6d(直
径47.5μm)の繊維を得た。この繊維の強伸度を測
定したところ、強度0.7g/d、伸度112.0%で
あった。
【0030】比較例1,2及び実施例1〜4に関しては
紡糸性は良好であったが、比較例3,4に関しては、延
伸時に澱粉の脱落が発生して紡糸性は不良であった。ま
た、上記したように比較例5では紡糸パックに詰まりが
生じて紡糸できなかった。 [吸放湿特性の評価] (比較例6)比較例2で得られた繊維をクリンパー(株
式会社ランノ製作所製)を使って捲縮し、トウカッター
(インテック株式会社製)でカットして約51mmの長
さとした。その後、この繊維をサンプルオープナー(イ
ンテック株式会社製)、サンプルローラーカード(イン
テック株式会社製)、ニードルパンチ不織布製造装置
(大和機工株式会社製)に順次供給し、目付約200g
/m2の不織布を得た。
紡糸性は良好であったが、比較例3,4に関しては、延
伸時に澱粉の脱落が発生して紡糸性は不良であった。ま
た、上記したように比較例5では紡糸パックに詰まりが
生じて紡糸できなかった。 [吸放湿特性の評価] (比較例6)比較例2で得られた繊維をクリンパー(株
式会社ランノ製作所製)を使って捲縮し、トウカッター
(インテック株式会社製)でカットして約51mmの長
さとした。その後、この繊維をサンプルオープナー(イ
ンテック株式会社製)、サンプルローラーカード(イン
テック株式会社製)、ニードルパンチ不織布製造装置
(大和機工株式会社製)に順次供給し、目付約200g
/m2の不織布を得た。
【0031】続いて、その不織布の標準状態(温度20
℃、相対湿度65%)における水分率と、高湿度状態
(温度40℃、相対湿度90%)における水分率を吸放
湿試験器(株式会社ナガノ科学機械製作所製)を使って
それぞれ測定したところ、標準状態における水分率は
0.5重量%、高湿度状態における水分率は0.7重量
%であった。なお、各水分率は下記の2式に基づいてそ
れぞれ算出した。 標準状態における水分率 = (標準状態の質量/絶乾
質量−1)×100 高湿度状態における水分率=(高湿度状態の質量/絶乾
質量−1)×100 ただし、式中の「標準状態の質量」は前記標準状態に2
4時間放置された不織布の質量であり、「高湿度状態の
質量」は前記高湿度状態に24時間放置された不織布の
質量である。また、「絶乾質量」は、70℃で減圧下1
0時間乾燥した後の不織布の質量である。 (実施例5)実施例4で得られた繊維を用いて、比較例
6の場合と同様にして不織布を作製した。その水分率を
測定したところ、標準状態における水分率は2.3重量
%、高湿度状態における水分率は3.5重量%であっ
た。
℃、相対湿度65%)における水分率と、高湿度状態
(温度40℃、相対湿度90%)における水分率を吸放
湿試験器(株式会社ナガノ科学機械製作所製)を使って
それぞれ測定したところ、標準状態における水分率は
0.5重量%、高湿度状態における水分率は0.7重量
%であった。なお、各水分率は下記の2式に基づいてそ
れぞれ算出した。 標準状態における水分率 = (標準状態の質量/絶乾
質量−1)×100 高湿度状態における水分率=(高湿度状態の質量/絶乾
質量−1)×100 ただし、式中の「標準状態の質量」は前記標準状態に2
4時間放置された不織布の質量であり、「高湿度状態の
質量」は前記高湿度状態に24時間放置された不織布の
質量である。また、「絶乾質量」は、70℃で減圧下1
0時間乾燥した後の不織布の質量である。 (実施例5)実施例4で得られた繊維を用いて、比較例
6の場合と同様にして不織布を作製した。その水分率を
測定したところ、標準状態における水分率は2.3重量
%、高湿度状態における水分率は3.5重量%であっ
た。
【0032】比較例6においては、標準状態と高湿度状
態とで水分率の差が0.2ポイントであるのに対し、実
施例5においては1.2ポイントであった。このことか
ら、澱粉を含有させることで吸放湿性の高い繊維を得ら
れることが示された。
態とで水分率の差が0.2ポイントであるのに対し、実
施例5においては1.2ポイントであった。このことか
ら、澱粉を含有させることで吸放湿性の高い繊維を得ら
れることが示された。
【0033】[生分解性の評価] (参考例1)ビオノーレ#3001 100%からなる
フィルム(縦5cm×横5cm×厚さ約400μm)を
作製した。このフィルムを花壇の土壌に埋設し、一ヶ月
後と三ヶ月後に掘り出してフィルムの厚さと重量につい
て残留率を測定するとともに、形態の観察を行った。
フィルム(縦5cm×横5cm×厚さ約400μm)を
作製した。このフィルムを花壇の土壌に埋設し、一ヶ月
後と三ヶ月後に掘り出してフィルムの厚さと重量につい
て残留率を測定するとともに、形態の観察を行った。
【0034】(参考例2)4重量%の生澱粉(コーンス
ターチ)が添加されたビオノーレ#3001からなるフ
ィルム(同)を作製した。このフィルムを花壇の土壌に
埋設し、参考例1と同様にして残留率の測定及び形態の
観察を行った。
ターチ)が添加されたビオノーレ#3001からなるフ
ィルム(同)を作製した。このフィルムを花壇の土壌に
埋設し、参考例1と同様にして残留率の測定及び形態の
観察を行った。
【0035】(参考例3)8重量%の生澱粉(コーンス
ターチ)が添加されたビオノーレ#3001からなるフ
ィルム(同)を作製した。このフィルムを花壇の土壌に
埋設し、参考例1と同様にして残留率の測定及び形態の
観察を行った。
ターチ)が添加されたビオノーレ#3001からなるフ
ィルム(同)を作製した。このフィルムを花壇の土壌に
埋設し、参考例1と同様にして残留率の測定及び形態の
観察を行った。
【0036】(参考例4)15重量%の生澱粉(コーン
スターチ)が添加されたビオノーレ#3001からなる
フィルム(同)を作製した。このフィルムを花壇の土壌
に埋設し、参考例1と同様にして残留率の測定及び形態
の観察を行った。
スターチ)が添加されたビオノーレ#3001からなる
フィルム(同)を作製した。このフィルムを花壇の土壌
に埋設し、参考例1と同様にして残留率の測定及び形態
の観察を行った。
【0037】参考例1〜4において測定された残留率の
結果を下記の表1に示す。
結果を下記の表1に示す。
【0038】
【表1】 埋設後一ヶ月では、参考例1〜4のいずれの場合も厚さ
及び重量にあまり変化が見られなかった。ただし、参考
例3,4では白化が認められた。埋設後三ヶ月を経る
と、参考例1では依然変化が見られないのに対し、参考
例2,3では部分的にフィルムに破断が認められ、参考
例4ではフィルムがその形状を既に留めていなかった。
このことから、澱粉濃度の増加に伴って生分解速度が上
昇することが示された。
及び重量にあまり変化が見られなかった。ただし、参考
例3,4では白化が認められた。埋設後三ヶ月を経る
と、参考例1では依然変化が見られないのに対し、参考
例2,3では部分的にフィルムに破断が認められ、参考
例4ではフィルムがその形状を既に留めていなかった。
このことから、澱粉濃度の増加に伴って生分解速度が上
昇することが示された。
【0039】なお、前記実施形態を次のように変更して
構成することもできる。 ・ 生分解性繊維の原料となる樹脂として、生分解性を
有する樹脂に代えて、生分解性を有しない樹脂を用いて
もよい。また、生分解性を有する樹脂と生分解性を有し
ない樹脂とを混合して用いてもよい。この場合でも、少
なくとも繊維中の澱粉は生分解されうる。
構成することもできる。 ・ 生分解性繊維の原料となる樹脂として、生分解性を
有する樹脂に代えて、生分解性を有しない樹脂を用いて
もよい。また、生分解性を有する樹脂と生分解性を有し
ない樹脂とを混合して用いてもよい。この場合でも、少
なくとも繊維中の澱粉は生分解されうる。
【0040】・ 前記実施形態においてマスターバッチ
の作製を省略し、樹脂と澱粉と相溶化剤とを溶融混練し
たらそのまま細孔から吐出させ、固化させて生分解性繊
維を製造するように変更してもよい。
の作製を省略し、樹脂と澱粉と相溶化剤とを溶融混練し
たらそのまま細孔から吐出させ、固化させて生分解性繊
維を製造するように変更してもよい。
【0041】次に、前記実施形態から把握できる技術的
思想について以下に記載する。 ・ 融点が135℃以下の樹脂と、澱粉と、前記樹脂及
び澱粉を相溶化する相溶化剤とからなる樹脂組成物を溶
融紡糸法により繊維化することを特徴とする生分解性繊
維の製造方法。このように構成した場合、紡糸性に優れ
た生分解性繊維を得ることができる。
思想について以下に記載する。 ・ 融点が135℃以下の樹脂と、澱粉と、前記樹脂及
び澱粉を相溶化する相溶化剤とからなる樹脂組成物を溶
融紡糸法により繊維化することを特徴とする生分解性繊
維の製造方法。このように構成した場合、紡糸性に優れ
た生分解性繊維を得ることができる。
【0042】・ 樹脂と澱粉と相溶化剤とからマスター
バッチを作製した後、そのマスターバッチに樹脂をさら
に添加して溶融紡糸法により繊維化することを特徴とす
る生分解性繊維の製造方法。このように構成した場合、
マスターバッチを一旦作製しておくことで、生分解性繊
維の製造を容易化することができる。
バッチを作製した後、そのマスターバッチに樹脂をさら
に添加して溶融紡糸法により繊維化することを特徴とす
る生分解性繊維の製造方法。このように構成した場合、
マスターバッチを一旦作製しておくことで、生分解性繊
維の製造を容易化することができる。
【0043】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明
によれば、樹脂と澱粉との相溶性を向上させることによ
り紡糸性を向上させることができる。
ため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明
によれば、樹脂と澱粉との相溶性を向上させることによ
り紡糸性を向上させることができる。
【0044】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、経済性及び利便性を向上さ
せることができる。請求項3に記載の発明によれば、請
求項2に記載の発明の効果に加え、樹脂と澱粉の相溶性
が一層向上されるので、紡糸性をさらに向上させること
ができる。
に記載の発明の効果に加え、経済性及び利便性を向上さ
せることができる。請求項3に記載の発明によれば、請
求項2に記載の発明の効果に加え、樹脂と澱粉の相溶性
が一層向上されるので、紡糸性をさらに向上させること
ができる。
【0045】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
から請求項3のいずれか一項に記載の発明の効果に加
え、生分解性を向上させることができる。請求項5に記
載の発明によれば、不織布において請求項1から請求項
4のいずれか一項に記載の発明の効果と同様の効果を奏
することができる。
から請求項3のいずれか一項に記載の発明の効果に加
え、生分解性を向上させることができる。請求項5に記
載の発明によれば、不織布において請求項1から請求項
4のいずれか一項に記載の発明の効果と同様の効果を奏
することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D04H 1/42 D04H 1/42 Z (72)発明者 原田 敏明 岐阜県羽島郡笠松町北及47 岐阜県製品技 術研究所 内 (72)発明者 山下 典男 岐阜県羽島郡笠松町北及47 岐阜県製品技 術研究所 内 Fターム(参考) 4J002 AB042 BB031 CF031 CF191 EH046 GK01 4L035 BB31 EE01 EE20 FF05 JJ14 4L047 AA26 BA03 BA08 CB10
Claims (5)
- 【請求項1】 融点が135℃以下の樹脂と、澱粉と、
前記樹脂及び澱粉を相溶化する相溶化剤とからなる樹脂
組成物を溶融紡糸してなることを特徴とする生分解性繊
維。 - 【請求項2】 前記相溶化剤がノニオン性界面活性剤で
あることを特徴とする請求項1に記載の生分解性繊維。 - 【請求項3】 前記ノニオン性界面活性剤がソルビタン
脂肪酸エステルであることを特徴とする請求項2に記載
の生分解性繊維。 - 【請求項4】 前記樹脂が生分解性樹脂であることを特
徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の
生分解性繊維。 - 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれか一項に
記載の生分解性繊維を用いて形成したことを特徴とする
不織布。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000268957A JP2002069743A (ja) | 2000-09-05 | 2000-09-05 | 生分解性繊維及び不織布 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000268957A JP2002069743A (ja) | 2000-09-05 | 2000-09-05 | 生分解性繊維及び不織布 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002069743A true JP2002069743A (ja) | 2002-03-08 |
Family
ID=18755656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000268957A Pending JP2002069743A (ja) | 2000-09-05 | 2000-09-05 | 生分解性繊維及び不織布 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002069743A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101099254B1 (ko) | 2009-05-29 | 2011-12-27 | 박재희 | 생분해성 수지의 망 제조방법 |
JP2016210824A (ja) * | 2015-04-28 | 2016-12-15 | 株式会社白石バイオマス | 樹脂成形用組成物及びそれを用いた成形物 |
-
2000
- 2000-09-05 JP JP2000268957A patent/JP2002069743A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101099254B1 (ko) | 2009-05-29 | 2011-12-27 | 박재희 | 생분해성 수지의 망 제조방법 |
JP2016210824A (ja) * | 2015-04-28 | 2016-12-15 | 株式会社白石バイオマス | 樹脂成形用組成物及びそれを用いた成形物 |
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