JPWO2019159279A1 - エレベータのガイドレール加工装置及びガイドレール加工方法 - Google Patents

エレベータのガイドレール加工装置及びガイドレール加工方法 Download PDF

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Abstract

エレベータのガイドレール加工装置は、ガイドレールが昇降路内に設置されている状態で、ガイドレールに対して加工を施す。また、ガイドレール加工装置は、ウインチ、ウインチに巻き取られる吊り下げ部材、及び吊り下げ部材を介して前記ウインチから吊り下げられている加工装置本体を有している。加工装置本体は、ガイドレールの制動面に加工を施す加工具を有している。ウインチは、昇降体に取り付けられ、昇降体の昇降に伴って昇降路内を昇降する。

Description

この発明は、昇降路に設置された状態のガイドレールに対して加工を施すエレベータのガイドレール加工装置及びガイドレール加工方法に関するものである。
従来のエレベータでは、工場に設置された専用の加工設備を用いて、複数本のガイドレールが効率良く高精度に加工され製造される(例えば、特許文献1参照)。
また、従来のエレベータガイドレールの研削装置では、かご上部に枠体が設置されている。枠体には、ガイドレールを研削するグラインダが設けられている。また、枠体のグラインダの上下には、それぞれ複数のローラが設けられている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、従来のガイドレール清掃装置では、ガイドレールに接する複数の板状の清掃体が清掃体取り付け部材に取り付けられている。清掃体取り付け部材の上下には、それぞれ複数の駆動ローラが設けられている。これらの駆動ローラには、それぞれ減速機構を介してモータが接続されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2003−285216号公報 特開平9−323873号公報 実開平2−15978号公報
従来のエレベータのリニューアル工事において、既設のかごを新設のかごと入れ換える場合がある。この場合、既設のかごに搭載されている既設の非常止め装置も、新設の非常止め装置に入れ換えられる。また、既設のガイドレールの案内面は、既設のかごに搭載されているガイド装置との長期間の接触により摩耗し、非常止め装置に対する摩擦係数が小さくなっていることがある。このため、既設のかごを新設のかごと入れ換える場合、既設のガイドレールも新設のガイドレールと入れ換えられる。
しかし、この場合、既設のガイドレールの撤去、新設のガイドレールの設置、新設のガイドレールの位置決め等に多大な手間がかかり、工期が長くなる。また、コストも高くなる。
これに対して、特許文献1に示された従来のガイドレールの加工設備は、あくまで新しいガイドレールを製造するための装置であり、工場に設置されている。このため、既設のガイドレールに加工を施そうとすると、昇降路からガイドレールを取り外し、工場に搬送して加工を施し、さらに昇降路に搬入し、再度据え付ける必要がある。従って、結局は工期が長くなる。
また、特許文献2の研削装置では、グラインダが枠体を介してかごに固定されている。このため、ガイドレールの継ぎ目の段差を削る加工など、部分的な加工は可能である。しかし、かごを走行させながらガイドレールの全体に渡って連続して加工を施そうとすると、かごの振動の影響を受け、均等な加工ができない。
さらに、特許文献3の清掃装置は、単に清掃体によりガイドレールの表面を清掃するものであり、ガイドレールの制動面に対して加工を施すことはできない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、昇降路にガイドレールを設置したまま、ガイドレールの制動面に対して、連続して安定した加工を施すことができるエレベータのガイドレール加工装置及びガイドレール加工方法を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータのガイドレール加工装置は、昇降体の非常停止時に非常止め装置が接する制動面を有しているガイドレールに対して、ガイドレールが昇降路内に設置されている状態で加工を施すエレベータのガイドレール加工装置であって、昇降体に取り付けられ、昇降体の昇降に伴って昇降路内を昇降するウインチ、ウインチに巻き取られる吊り下げ部材、及び吊り下げ部材を介してウインチから吊り下げられており、かつ制動面に加工を施す加工具を有している加工装置本体を備えている。
また、この発明に係るエレベータのガイドレール加工装置は、昇降体の非常停止時に非常止め装置が接する制動面を有しているガイドレールに対して、ガイドレールが昇降路内に設置されている状態で加工を施すエレベータのガイドレール加工装置であって、ガイドレールに沿って移動可能な枠体、及び可撓性を有する接続部材を介して、枠体に吊り下げられており、かつ制動面に加工を施す加工具を有している加工装置本体を備えている。
この発明に係るエレベータのガイドレール加工方法は、昇降体の非常停止時に非常止め装置が接する制動面を有しているガイドレールに対して、ガイドレールが昇降路内に設置されている状態で加工を施すエレベータのガイドレール加工方法であって、昇降体にウインチを取り付け、制動面に加工を施す加工具を有している加工装置本体を、ウインチに設けられている吊り下げ部材を介して昇降路内に吊り下げる吊り下げ工程、及び加工具により制動面に加工を施しながら、ウインチにより加工装置本体をガイドレールに沿って移動させる加工工程を含み、加工工程では、吊り下げ部材の長さよりも短い距離だけ昇降体を移動させる工程と、ウインチにより加工装置本体をガイドレールに沿って移動させる工程とを交互に実施する。
また、この発明に係るエレベータのガイドレール加工方法は、昇降体の非常停止時に非常止め装置が接する制動面を有しているガイドレールに対して、ガイドレールが昇降路内に設置されている状態で加工を施すエレベータのガイドレール加工方法であって、昇降路内に枠体を配置するとともに、制動面に加工を施す加工具を有している加工装置本体を、可撓性を有する接続部材を介して枠体に吊り下げる吊り下げ工程、及び加工具により制動面に加工を施しながら、枠体をガイドレールに沿って移動させる加工工程を含む。
この発明のエレベータのガイドレール加工装置及びガイドレール加工方法によれば、昇降路にガイドレールを設置したまま、ガイドレールの制動面に対して、連続して安定した加工を施すことができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータを示す構成図である。 図1のII−II線に沿うかごガイドレールの断面図である。 図1の加工装置本体の詳細な構成を示す斜視図である。 図3の加工装置本体を図3とは異なる角度から見た斜視図である。 図3の加工装置本体を図3及び図4とは異なる角度から見た斜視図である。 図3の加工装置本体を図3〜5とは異なる角度から見た斜視図である。 図3の加工装置本体をかごガイドレールにセットした状態を示す斜視図である。 図4の加工装置本体をかごガイドレールにセットした状態を示す斜視図である。 図5の加工装置本体をかごガイドレールにセットした状態を示す斜視図である。 図7の加工具とかごガイドレーとの接触状態を示す断面図である。 実施の形態1のガイドレール加工方法を示すフローチャートである。 図11のステップS5の状態を模式的に示す構成図である。 図11のステップS6の状態を模式的に示す構成図である。 図11のステップS8の状態を模式的に示す構成図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータを示す構成図である。 図15の枠体を示す正面図である。 図15の状態から、枠体を停止させたまま、かごを上昇させた状態を示す正面図である。 図15の第2の加工装置本体をかごガイドレールに装着した状態を模式的に示す側面図である。 この発明の実施の形態3によるエレベータを示す構成図である。 図19の枠体を示す正面図である。 図20の枠体の幅寸法を拡大した状態を示す正面図である。 かごガイドレールの間隔が図19とは異なるエレベータに実施の形態3のガイドレール加工装置を適用した状態を示す構成図である。 この発明の実施の形態4によるエレベータを示す構成図である。 この発明の実施の形態5によるエレベータを示す構成図である。 この発明の実施の形態6によるエレベータを示す構成図である。 この発明の実施の形態7によるエレベータを示す構成図である。 この発明の実施の形態8によるエレベータを示す構成図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータを示す構成図であり、リニューアル工事中の状態を示している。図1において、昇降路1内には、一対のかごガイドレール2が設置されている。各かごガイドレール2は、複数本のレール部材を上下方向に継ぎ合わせて構成されている。また、各かごガイドレール2は、複数のレールブラケット9を介して昇降路壁に対して固定されている。
昇降体であるかご3は、一対のかごガイドレール2間に配置されている。また、かご3は、かごガイドレール2に沿って昇降路1内を昇降する。
かご3の上部には、懸架体4の第1の端部が接続されている。懸架体4としては、複数本のロープ又は複数本のベルトが用いられている。懸架体4の第2の端部には、図示しない釣合おもりが接続されている。かご3及び釣合おもりは、懸架体4により昇降路1内に吊り下げられている。
懸架体4の中間部は、図示しない巻上機の駆動シーブに巻き掛けられている。かご3及び釣合おもりは、駆動シーブを回転させることにより、昇降路1内を昇降する。昇降路1内には、図示しない一対の釣合おもりガイドレールが設置されている。釣合おもりは、釣合おもりガイドレールに沿って昇降路1内を昇降する。
かご3の下部には、非常止め装置5が搭載されている。非常止め装置5は、一対のかごガイドレール2を把持することにより、かご3を非常停止させる。
かご3の上部の幅方向両端部とかご3の下部の幅方向両端部とには、かごガイドレール2に接するかごガイド装置6がそれぞれ取り付けられている。各かごガイド装置6としては、スライディングガイドシュー又はローラガイド装置が用いられている。
かご3の下部には、ウインチ10が設けられている。ウインチ10は、かご3の昇降に伴って昇降路1内を昇降する。ウインチ10からは、吊り下げ部材8を介して、加工装置本体7が吊り下げられている。
吊り下げ部材8は、ウインチ10に巻き取られる部材である。ウインチ10は、吊り下げ部材8を巻き取ることによって、かご3に対して加工装置本体7を上昇させる。また、ウインチ10は、吊り下げ部材8を送り出すことによって、かご3に対して加工装置本体7を下降させる。
加工装置本体7は、かごガイドレール2に対して加工を施す。図1では加工装置本体7を単なるボックスで示しているが、詳細な構成は後述する。吊り下げ部材8としては、可撓性を有する部材、例えば、ロープ、ワイヤ又はベルトが用いられる。
ガイドレール加工装置100は、ウインチ10、吊り下げ部材8、及び加工装置本体7を有している。また、ガイドレール加工装置100は、昇降路1に設置された状態のかごガイドレール2に加工を施す際に使用されるもので、通常運転時には撤去される。
図2は、図1のII−II線に沿うかごガイドレール2の断面図である。かごガイドレール2は、ブラケット固定部2aと、案内部2bとを有している。ブラケット固定部2aは、レールブラケット9に固定される部分である。案内部2bは、ブラケット固定部2aの幅方向中央からかご3側へ直角に突出し、かご3の昇降を案内する。また、案内部2bは、かご3の非常停止時に非常止め装置5により把持される。
さらに、案内部2bは、互いに対向する一対の制動面2cと、先端面2dとを有している。先端面2dは、案内部2bのブラケット固定部2aとは反対側、即ちかご3側の端面である。一対の制動面2c及び先端面2dは、通常運転時にはかごガイド装置6が接する案内面として機能する。また、一対の制動面2cは、かご3の非常停止時に非常止め装置5が接する面である。
図3は、図1の加工装置本体7の詳細な構成を示す斜視図である。図4は、図3の加工装置本体7を図3とは異なる角度から見た斜視図である。図5は、図3の加工装置本体7を図3及び図4とは異なる角度から見た斜視図である。図6は、図3の加工装置本体7を図3〜5とは異なる角度から見た斜視図である。
加工装置本体7は、フレーム11、接続具12、加工具13、駆動装置14、第1のガイドローラ15、第2のガイドローラ16、第1の押付ローラ17、第2の押付ローラ18、第1の先端面ローラ19、及び第2の先端面ローラ20を有している。
フレーム11は、フレーム本体21とフレーム分割体22とを有している。接続具12、加工具13、駆動装置14、第1のガイドローラ15、第2のガイドローラ16、第1の先端面ローラ19、及び第2の先端面ローラ20は、フレーム本体21に設けられている。
第1の押付ローラ17及び第2の押付ローラ18は、フレーム分割体22に設けられている。
接続具12は、フレーム本体21の上端部に設けられている。接続具12には、吊り下げ部材8が接続される。
駆動装置14は、フレーム本体21の加工具13とは反対側に配置されている。また、駆動装置14は、加工具13を回転させる。駆動装置14としては、例えば電動モータが用いられている。
加工具13は、制動面2cに加工を施す。加工具13としては、例えば、円筒状の平形砥石が用いられる。平形砥石の外周面には、多数の砥粒が設けられている。また、加工具13として、切削工具等を用いてもよい。加工具13の外周面を制動面2cに接触させた状態で加工具13を回転させることにより、制動面2cの少なくとも一部の表面、即ち一部の表面又は全体の表面を削り取ることができる。これにより、例えば制動面2cの表面粗さを粗くし、非常止め装置5に対する制動面2cの摩擦係数をより適正な値にすることができる。
フレーム本体21には、図示しないカバーが設けられている。加工具13により制動面2cに加工を施す際には、加工屑が発生する。カバーは、加工屑が加工装置本体7の周囲に散乱することを防止する。
第1のガイドローラ15及び第2のガイドローラ16は、加工具13と並んでフレーム本体21に設けられている。吊り下げ部材8によりフレーム11を吊り下げた状態で、第1のガイドローラ15は加工具13の上方に配置され、第2のガイドローラ16は加工具13の下方に配置される。加工具13は、第1のガイドローラ15と第2のガイドローラ16との中間に配置されている。
第1のガイドローラ15及び第2のガイドローラ16は、加工具13とともに制動面2cに接することにより、加工具13の外周面を制動面2cに平行に接触させる。即ち、加工具13の幅方向全体で加工具13の外周面を制動面2cに均等に接触させる。
ガイドローラ15,16の制動面2cとの接触部である2本の線分と、加工具13の制動面2cとの接触部である1本の線分とは、1つの平面内に存在できるように設定されている。
第1の押付ローラ17は、第1のガイドローラ15との間に案内部2bを挟み込む。第2の押付ローラ18は、第2のガイドローラ16との間に案内部2bを挟み込む。即ち、加工具13、第1のガイドローラ15、及び第2のガイドローラ16が、加工対象となっている側の制動面2cに接するとき、第1の押付ローラ17及び第2の押付ローラ18は、反対側の制動面2cに接する。
加工具13及びローラ15,16,17,18の回転軸は、互いに平行又はほぼ平行である。
第1の先端面ローラ19は、フレーム本体21の上端部に設けられている。第2の先端面ローラ20は、フレーム本体21の下端部に設けられている。即ち、第1及び第2の先端面ローラ19,20は、上下方向に互いに間隔をおいて配置されている。
フレーム分割体22は、ガイドローラ15,16と押付ローラ17,18との間に案内部2bを挟み込む挟み込み位置と、挟み込み位置よりも押付ローラ17,18がガイドローラ15,16から離れた解放位置との間で、フレーム本体21に対して直線的に移動可能になっている。
フレーム本体21には、フレーム本体21に対するフレーム分割体22の移動を案内する一対の棒状のフレームガイド23が設けられている。フレームガイド23は、フレーム分割体22を貫通している。
フレーム本体21の上下端部には、一対のロッド固定部24が設けられている。フレーム分割体22には、ロッド固定部24に対向する一対の対向部25が設けられている。各ロッド固定部24には、フレームばねロッド26が固定されている。各フレームばねロッド26は、対向部25を貫通している。
フレームばねロッド26には、フレームばね受け27が取り付けられている。フレームばね受け27と対向部25との間には、それぞれフレームばね28が設けられている。各フレームばね28は、フレーム分割体22を挟み込み位置へ移動させる力を発生している。
フレームばね28による押付ローラ17,18の加圧力は、加工装置本体7の重心位置の偏心によって、加工装置本体7が傾こうとする力に打ち勝ち、ガイドローラ15,16の外周面と制動面2cとの平行を維持できるような大きさに設定されている。
また、フレームばね28による押付ローラ17,18の加圧力は、加工具13を回転させながら加工装置本体7をかごガイドレール2に沿って移動させたときにも、ガイドローラ15,16の外周面と制動面2cとの平行を維持できるような大きさに設定されている。
フレーム本体21とフレーム分割体22との間には、図示しない解放位置保持機構が設けられている。解放位置保持機構は、フレームばね28のばね力に抗して、フレーム分割体22を解放位置に保持する。
加工具13及び駆動装置14は、加工位置と離隔位置との間でフレーム本体21に対して直線的に移動可能になっている。加工位置は、ガイドローラ15,16が制動面2cに接した状態で、加工具13が制動面2cに接する位置である。離隔位置は、ガイドローラ15,16が制動面2cに接した状態で、加工具13が制動面2cから離れる位置である。
上記のように、押付ローラ17,18は、制動面2cに対して直角の方向へ移動可能になっている。また、加工具13及び駆動装置14も、制動面2cに対して直角の方向へ移動可能になっている。
図4に示すように、駆動装置14は、平板状の可動支持部材29に取り付けられている。フレーム本体21には、一対の棒状の駆動装置ガイド30が固定されている。可動支持部材29は、駆動装置ガイド30に沿ってスライド可能になっている。これにより、加工具13及び駆動装置14は、フレーム本体21に対して直線的に移動可能になっている。
可動支持部材29とフレーム本体21との間には、加工具ばね31が設けられている。加工具ばね31は、加工具13及び駆動装置14を加工位置側へ移動させる力を発生する。加工具ばね31による加工具13の加圧力は、ビビリなどの不具合が発生しない大きさに設定されている。
フレーム本体21と可動支持部材29との間には、図示しない離隔位置保持機構が設けられている。離隔位置保持機構は、加工具ばね31のばね力に抗して、加工具13及び駆動装置14を離隔位置に保持する。
なお、図7は、図3の加工装置本体7をかごガイドレール2にセットした状態を示す斜視図である。図8は、図4の加工装置本体7をかごガイドレール2にセットした状態を示す斜視図である。図9は、図5の加工装置本体7をかごガイドレール2にセットした状態を示す斜視図である。
図10は、図7の加工具13とかごガイドレール2との接触状態を示す断面図である。加工具13の外周面の幅寸法は、制動面2cの幅寸法よりも大きい。これにより、加工具13は、制動面2cの幅方向の全体に接触している。
次に、図11は、実施の形態1のガイドレール加工方法を示すフローチャートである。加工装置本体7によりかごガイドレール2に加工を施す場合、まず図示しない制御装置及び電源をかご3に搬入する(ステップS1)。制御装置は、加工装置本体7及びウインチ10を制御する装置である。また、ガイドレール加工装置100を昇降路1のピットに搬入する(ステップS2)。
続いて、かご3を昇降路1の下部に移動させておき、吊り下げ工程を実施する。即ち、ガイドレール加工装置100をかご3に接続する(ステップS3)。具体的には、ウインチ10をかご3の下部に取り付け、吊り下げ部材8を介して加工装置本体7をウインチ10から吊り下げる。また、ガイドレール加工装置100を制御装置及び電源に接続する(ステップS4)。そして、加工装置本体7をかごガイドレール2にセットする(ステップS5〜S6)。
具体的には、図12に示すように、加工具13が離隔位置に保持され、フレーム分割体22が解放位置に保持された状態で、ガイドローラ15,16を一方の制動面2cに接触させる(ステップS5)。また、先端面ローラ19,20を先端面2dに接触させる。
この後、図13に示すように、フレーム分割体22を挟み込み位置に移動させ(ステップS6)、ガイドローラ15,16と押付ローラ17,18との間に案内部2bを挟み込ませる。
このようにして加工装置本体7をかごガイドレール2にセットした後、加工工程を実施する。加工工程では、加工装置本体7を停止させたまま、吊り下げ部材8の長さよりも短い距離だけ、かご3を上昇させる(ステップS7)。即ち、ウインチ10により吊り下げ部材8を送り出しながら、かご3を上昇させる。この後、加工具13を回転させる(ステップS8)。
そして、図14に示すように、加工具13及び駆動装置14を加工位置に移動させ、ウインチ10により加工装置本体7を上昇させる(ステップS9)。即ち、加工具13によって制動面2cに加工を施しながら、加工装置本体7をかごガイドレール2に沿って移動させる。このとき、かご3は停止している。
この後、加工具13を離隔位置に移動させ、加工具13の回転を停止させる(ステップS10)。そして、かご3が最上階に達しているかどうかを確認する(ステップS11)。最上階に達していなければ、ステップS7に戻る。即ち、加工工程では、吊り下げ部材8の長さよりも短い距離だけかご3を移動させる工程と、ウインチ10により加工装置本体7をかごガイドレール2に沿って移動させる工程とを交互に実施する。
かご3が最上階に到着していた場合、かご3を最下階へ移動させながら、加工量の測定を行う(ステップS12)。この例では、かご3の上昇時のみ制動面2cに加工を施すので、かご3の下降時には、加工具13を制動面2cから離しておくことが好ましい。加工量の測定は、例えば、案内部2bの厚さ寸法を測定、又は制動面2cの表面粗さを測定することにより行う。
かご3が最下階に到着すると、加工量が予め設定した値に達していたかどうかを確認する(ステップS13)。加工量が不十分であった場合、ガイドローラ15,16と押付ローラ17,18との間に案内部2bを挟み込み、ステップS7〜13を再度実施する。加工量が十分であった場合、加工完了となる。
反対側の制動面2cに対して加工を施す場合、図3とは左右対称の加工装置本体7を用いるか、又は図3の加工装置本体7を上下反対向きに吊り下げればよい。後者の場合、フレーム本体21の下端部にも接続具12を追加すればよい。
上記の加工方法を残りのかごガイドレール2に対しても施すことにより、全ての制動面2cに加工を施すことができる。また、2台以上の加工装置本体7により2面以上の制動面2cに同時に加工を施すこともできる。
次に、実施の形態1のエレベータのリニューアル方法について説明する。実施の形態1では、既設のかごガイドレール2を残したまま、既設のかご3及び既設の非常止め装置5を新設のかご及び新設の非常止め装置に入れ換える。また、実施の形態1のリニューアル方法は、レールリフレッシュ工程及び入れ換え工程を含む。
レールリフレッシュ工程では、既設のかごガイドレール2の制動面2cの少なくとも一部を、上記のようなガイドレール加工装置100を用いて削り取る加工を施す。このとき、既設のかご3にウインチ10が接続され、吊り下げ部材8を介して加工装置本体7がウインチ10から吊り下げられる。
この後、入れ換え工程を実施する。入れ換え工程では、既設のかごガイドレール2を残したまま、既設のかご3及び既設の非常止め装置5が、新設のかご及び新設の非常止め装置に入れ換えられる。
このようなガイドレール加工装置100及びガイドレール加工方法では、ウインチ10に設けられた吊り下げ部材8を介して、加工装置本体7が昇降路1内に吊り下げられている。これにより、加工具13により制動面2cに加工を施しながら、ウインチ10により加工装置本体7をかごガイドレール2に沿って移動させることができる。
このため、昇降路1にかごガイドレール2を設置したまま、制動面2cに対して、連続して安定した加工を施すことができる。また、非常止め装置5に対するかごガイドレール2の摩擦係数を昇降路1にかごガイドレール2を設置したまま、より適正化することができる。
また、ウインチ10により加工装置本体7をかごガイドレール2に沿って移動させるので、加工時の加工装置本体7の移動速度を自由に設定することができる。例えば、ウインチ10のモータの回転数をインバータで制御することで、加工装置本体7の移動速度を自由に設定することができる。そして、加工品質が最も良くなる移動速度で加工することで、加工後の制動面2cの状態を安定させることができる。
また、加工装置本体7の上昇時のみ加工する場合、加工装置本体7を下降させる際には、加工装置本体7をできるだけ速く下降させた方が、全体の作業時間が短くなり、作業性が向上する。速度調整可能なウインチ10を用いる場合、このような作業性の向上が可能となる。
一方、加工装置本体7をかご3から吊り下げ、かご3の移動により加工装置本体7を移動させながらかごガイドレール2に加工を施す方法もある。しかし、この方法では、加工装置本体7の移動速度は、かご3の移動速度と同じになり、移動速度の設定には制限がある。また、かご3の移動速度の自由度を高めるためには、かご3の移動を制御する機器及びソフトウェアに変更を加える必要があり、多大な手間を要する。
また、実施の形態1のガイドレール加工装置100及びガイドレール加工方法では、かご3が停止した状態で、ウインチ10を用いて加工装置本体7を移動させる。このため、制動面2cの加工中にはかご3が振動することがなく、かご3の振動が加工装置本体7に伝わることを防止できる。これにより、加工不具合の発生を抑制し、制動面2cに安定して加工を施すことができる。
また、かご3を移動させる工程と、ウインチ10により加工装置本体7を移動させる工程とを繰り返すことで、昇降行程が長い場合でも、かごガイドレール2のほぼ全長に渡って、制動面2cに均等に加工を施すことができる。
また、加工装置本体7にガイドローラ15,16を設けたので、加工具13の外周面をより確実に制動面2cに平行に接触させることができ、削り残しを発生させずに、制動面2cに均等に加工を施すことができる。
また、ガイドローラ15,16と押付ローラ17,18との間に案内部2bを挟み込むので、加工具13の外周面をより安定して制動面2cに平行に接触させることができる。また、制動面2cに上下方向に対しての傾きがあった場合にも、加工具13の外周面と制動面2cとの平行を維持することができる。
また、フレーム本体21に接続具12が設けられているので、接続具12に吊り下げ部材8を接続して昇降路1内に吊り下げた状態で、加工装置本体7をかごガイドレール2に沿って移動させることができる。
また、加工具13の上方に第1のガイドローラ15が配置され、加工具13の下方に第2のガイドローラ16が配置されている。このため、加工具13の外周面と制動面2cとの平行をより安定して維持することができる。これにより、かごガイドレール2の上下方向の傾き、曲がり、又はうねりがあった場合にも、加工具13の外周面と制動面2cとの平行を維持することができる。
また、加工具13は、第1及び第2のガイドローラ15,16の中間位置に配置されている。このため、フレーム本体21に対する加工具13の移動方向を制動面2cに直角な方向とすることができる。これにより、加工具13を制動面2cに押し付ける力を安定させることができる。また、加工のムラ、即ち削り取る量の不均一が発生することがなく、安定した加工を施すことができる。
また、フレーム11は、フレーム本体21とフレーム分割体22とに分割されている。また、フレームばね28は、フレーム分割体22を挟み込み位置側へ移動させる力を発生する。このため、簡単な構成により、ガイドローラ15,16と押付ローラ17,18との間に案内部2bを安定して挟み込むことができる。
また、加工具13及び駆動装置14は、加工位置と離隔位置との間で移動可能である。また、加工具ばね31は、加工具13及び駆動装置14を加工位置側へ移動させる力を発生する。このため、簡単な構成により、加工具13を安定して制動面2cに押し当て、安定した加工を施すことができる。また、加工具13を離隔位置に移動させることで、制動面2cを加工せずに加工装置本体7をかごガイドレール2に沿って移動させることもできる。
また、制動面2cの加工を行う工程で、1回の加工毎にかご3を上昇させず、加工量がOKになるまで、その位置の加工を繰り返すことも可能である。この場合、図11のステップS7〜S10の次に、ステップS13を実施し、加工量が不十分であれば、かご3を停止させたまま加工装置本体7を下降させ、ステップS8〜S10を実施する。そして、加工量が十分な場合、ステップS11を実施し、最上階であれば加工完了となる。また、最上階でなければ、ステップS7に戻る。
但し、この場合、加工の開始点は毎回同じ位置になり、他の位置よりも深く加工され過ぎ、開始点だけ案内部2bの厚みが小さくなる不具合が発生し易い。また、加工の終了点も同じ位置になり、同様の不具合が発生し易い。
これに対して、図11の加工方法であれば、加工回数毎に、即ちかご3を最下階へ移動させる毎に、加工の開始位置及び終了位置を変更することができる。例えば、かごガイドレール2の最下部の加工開始位置を毎回少し変えることで、加工の開始位置及び終了位置を変更することができる。これにより、案内部2bの厚みをより均一に加工することができる。
また、上記のようなエレベータのリニューアル方法では、既設のかごガイドレール2の制動面2cの少なくとも一部を削り取る加工を施した後、既設のかごガイドレール2を残したまま、既設のかご3及び既設の非常止め装置5を、新設のかご及び新設の非常止め装置に入れ換える。
このため、新設の非常止め装置に対する既設のかごガイドレール2の摩擦係数を昇降路1にかごガイドレール2を設置したまま、より適正化することができる。これにより、既設のかごガイドレール2を取り換えることなく、エレベータのリニューアルを実現することができ、工期を大幅に短縮することができるとともに、工事にかかる費用も大幅に削減することができる。
また、レールリフレッシュ工程では、加工装置本体7が、吊り下げ部材8を介してウインチ10に接続され、昇降路1内に吊り下げられる。そして、加工具13を回転させながら、加工装置本体7がかごガイドレール2に沿って移動する。このため、かごガイドレール2のほぼ全長に渡って、制動面2cに安定して加工を施すことができる。
また、既設のかご3が設置された状態で、ウインチ10を利用して、加工装置本体7をかごガイドレール2に沿って移動させるので、加工時に発生する加工屑等が新設のかご及び新設の非常止め装置5に付着することを防止できる。
実施の形態2.
次に、図15は、この発明の実施の形態2によるエレベータを示す構成図であり、リニューアル工事中の状態を示している。図15において、実施の形態2のガイドレール加工装置101は、ウインチ10、吊り下げ部材8、枠体40、第1の接続部材41A、第2の接続部材41B、第1の加工装置本体7A、及び第2の加工装置本体7Bを有している。
枠体40は、吊り下げ部材8を介してウインチ10から吊り下げられている。また、枠体40は、かごガイドレール2に沿って移動可能である。
第1の加工装置本体7Aの構成は、実施の形態1の加工装置本体7の構成と同じである。第2の加工装置本体7Bの構成も、実施の形態1の加工装置本体7の構成と同じである。
第1の加工装置本体7Aは、第1の接続部材41Aを介して、枠体40に吊り下げられている。第2の加工装置本体7Bは、第2の接続部材41Bを介して、枠体40に吊り下げられている。即ち、第1及び第2の加工装置本体7A,7Bは、枠体40に支持されている。
第1及び第2の接続部材41A,41Bとしては、可撓性を有する部材、例えば、ロープ、ワイヤ又はベルトが用いられる。
図16は、図15の枠体40を示す正面図である。枠体40は、上部横フレーム42、下部横フレーム43、第1の縦フレーム44、第2の縦フレーム45、複数の枠体ガイド装置46、及び複数の離脱防止部材47を有している。
また、ガイドレール加工装置101は、昇降路1に設置された状態のかごガイドレール2に加工を施す際に使用されるもので、通常運転時には撤去される。
上部横フレーム42には、吊り下げ部材8が接続されている。下部横フレーム43は、上部横フレーム42の真下に配置されている。枠体40が吊り下げ部材8によりかごガイドレール2間に吊り下げられたとき、上部横フレーム42及び下部横フレーム43は、水平である。
第1及び第2の縦フレーム44,45は、上部横フレーム42と下部横フレーム43とを連結している。上部横フレーム42、下部横フレーム43、第1の縦フレーム44、及び第2の縦フレーム45としては、例えば、角パイプ状の構造体、又は角パイプを組み合わせた矩形の構造体が用いられている。
枠体ガイド装置46は、枠体40の上部の幅方向両端部と枠体40の下部の幅方向両端部とにそれぞれ取り付けられている。各枠体ガイド装置46としては、かごガイド装置6と同様に、スライディングガイドシュー又はローラガイド装置が用いられている。枠体ガイド装置46がかごガイドレール2に接することにより、枠体40は、かごガイドレール2に案内されて移動する。
第1及び第2の縦フレーム44,45には、2個ずつの離脱防止部材47がそれぞれ取り付けられている。各離脱防止部材47は、第1又は第2の加工装置本体7A,7Bのかごガイドレール2とは反対側の面に対向している。
各離脱防止部材47と第1又は第2の加工装置本体7A,7Bとの間の隙間寸法は、第1又は第2の加工装置本体7A,7Bと離脱防止部材47とが接触した場合にも、加工具13及びローラ15,16,17,18が制動面2cから外れない寸法に設定されている。
各離脱防止部材47は、防止部材本体47aと振動吸収部材47bとを有している。各防止部材本体47aの基端部は、第1又は第2の縦フレーム44,45に固定されている。各振動吸収部材47bは、対応する防止部材本体47aの先端部に固定されている。
各振動吸収部材47bは、加工装置本体7A,7Bが離脱防止部材47に接触したときに、離脱防止部材47を通して加工装置本体7A,7Bに伝わる枠体40の振動を吸収する。振動吸収部材47bとしては、例えばばねを用いることができる。また、振動吸収部材47bは、防止部材本体47aよりも弾性率の低い材料、例えばゴム又は樹脂からなる部材により構成してもよい。他の構成は、実施の形態1と同様である。
実施の形態2のガイドレール加工装置101によるガイドレール加工方法も、実施の形態1と同様に、吊り下げ工程と加工工程とを含む。吊り下げ工程では、ウインチ10をかご3に取り付ける。また、吊り下げ部材8を介して、ウインチ10から枠体40を吊り下げる。
また、第1の接続部材41Aを介して枠体40に第1の加工装置本体7Aを吊り下げるとともに、第2の接続部材41Bを介して枠体40に第2の加工装置本体7Bを吊り下げる。
加工工程では、吊り下げ部材8の長さよりも短い距離だけかご3を移動させる工程と、第1及び第2の加工装置本体7A,7Bをかごガイドレール2に沿って移動させる工程とを交互に実施する。
図17は、図15の状態から、枠体40を停止させたまま、かご3を上昇させた状態を示す正面図である。かご3を移動させる工程では、図15の状態から、ウインチ10により吊り下げ部材8を送り出しながら、かご3を上昇させる。
第1及び第2の加工装置本体7A,7Bを移動させる工程では、かご3を停止させたまま、ウインチ10により枠体40を上昇させながら、第1及び第2の加工装置本体7A,7Bによりかごガイドレール2に加工を施す。他のガイドレール加工方法は、実施の形態1と同様である。また、リニューアル方法も、実施の形態1と同様である。
このようなガイドレール加工装置101及びガイドレール加工方法によっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、ウインチ10から吊り下げ部材8を介して枠体40が吊り下げられ、枠体40に接続部材41A,41Bを介して加工装置本体7A,7Bが吊り下げられている。このため、加工装置本体7A,7Bをより安定してかごガイドレール2に装着することができる。また、枠体40の振動が加工装置本体7A,7Bに伝わることを抑制することができる。従って、制動面2cに安定して加工を施すことができる。
また、枠体40には、第1及び第2の加工装置本体7A,7Bが支持されている。このため、一対のかごガイドレール2に対して同時に加工を施すことができ、作業効率を向上させることができる。
また、枠体40には、枠体ガイド装置46が設けられている。このため、枠体40をより安定してかごガイドレール2に沿って移動させることができる。
また、枠体40には、離脱防止部材47が設けられている。このため、加工装置本体7A,7Bがかごガイドレール2から離脱することをより確実に防止することができる。
また、枠体40及び加工装置本体7A,7Bがかごガイドレール2に装着された状態では、離脱防止部材47と加工装置本体7A,7Bとの間に隙間がある。このため、ウインチ10によって枠体40が移動したときに生じる枠体40の振動が、離脱防止部材47を通して加工装置本体7A,7Bに伝わることがない。従って、制動面2cに安定して加工を施すことができる。
また、離脱防止部材47には、振動吸収部材47bが設けられている。このため、加工装置本体7A,7Bが離脱防止部材47に接触した場合にも、枠体40の振動が加工装置本体7A,7Bに伝わることが抑制される。これにより、制動面2cに安定して加工を施すことができる。
なお、枠体に吊り下げられる加工装置本体の数は2台に限定されず、例えば、1台又は4台であってもよい。
また、振動吸収部材は、離脱防止部材の基端部又は中間部に設けてもよい。また、振動吸収部材は、加工装置本体の離脱防止部材に対向する部分に設けてもよい。
ここで、図18は、図15の第2の加工装置本体7Bをかごガイドレール2に装着した状態を模式的に示す側面図である。図18に示す装着状態では、接続部材41Bの加工装置本体7Bへの取り付け位置、即ち加工装置本体7Bの吊り下げ位置Pは、加工装置本体7Bの重心gを通る鉛直線L1よりも、先端面2d側に位置している。また、接続部材41Bは、上方へ行くに従ってブラケット固定部2aに近付く方向へ傾斜している。
このような状態で枠体40が上昇する場合、加工装置本体7Bは常にかごガイドレール2の方へ引き寄せられながら上昇することになる。このため、加工装置本体7Bがかごガイドレールから離脱することなく、かごガイドレール2のほぼ全長に渡って、制動面2cに安定して加工を施すことができる。
これに対して、図18の2点鎖線に示すように、上方へ行くに従ってブラケット固定部2aから離れる方向へ接続部材41Bが傾斜している場合、加工装置本体7Bはかごガイドレール2から離脱する方向へ引き寄せられる。このため、制動面2cに安定して加工を施すことができない。
このため、加工装置本体7A,7Bを対応するかごガイドレール2に装着し、第1及び第2の先端面ローラ19,20を先端面2dに接触させた状態で、接続部材41A,41Bは、鉛直、又は、上方へ行くに従ってブラケット固定部2aに近付く方向へ傾斜しているのが好適である。
また、加工装置本体7A,7Bを対応するかごガイドレール2に装着し、第1及び第2の先端面ローラ19,20を先端面2dに接触させた状態で、吊り下げ位置Pは、鉛直線L1上、又は鉛直線L1よりも先端面2d側に位置するのが好適である。
実施の形態2では、接続部材41A,41Bの上端は、上部横フレーム42に接続されている。このため、上部横フレーム42に接続部材41A,41Bを接続するための孔を設けておけば、接続部材41A,41Bの傾斜角度を容易に設定できる。
実施の形態3.
次に、図19は、この発明の実施の形態3によるエレベータを示す構成図であり、リニューアル工事中の状態を示している。図20は、図19の枠体40を示す正面図である。実施の形態3の上部横フレーム42及び下部横フレーム43は、それぞれ第1の分割フレーム48aと第2の分割フレーム48bとを有している。
第2の分割フレーム48bは、第1の分割フレーム48aに挿入されている。また、第2の分割フレーム48bは、第1の分割フレーム48aに対してスライド可能である。即ち、第2の分割フレーム48bの第1の分割フレーム48aへの挿入量は、調整可能になっている。
これにより、上部横フレーム42及び下部横フレーム43は、かご3の幅方向に伸縮可能となっている。従って、かご3の幅方向への枠体40の寸法は、可変となっている。図21は、図20の枠体40の幅寸法を拡大した状態を示す正面図である。このように、枠体40の幅寸法は、一対のかごガイドレール2の間隔に合わせて変更可能である。
第1の分割フレーム48aと第2の分割フレーム48bとの間には、第1の分割フレーム48aに対する第2の分割フレーム48bのスライドを許容したり阻止したりするための止め具48cが設けられている。止め具48cとしては、例えばねじが用いられている。他の構成及び加工方法は、実施の形態2と同様である。
このようなガイドレール加工装置101及びガイドレール加工方法によっても、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
また、かご3の幅方向への枠体40の寸法が可変であるため、例えば図22に示すように、図19とはかご3のサイズが異なるエレベータにも、共通の枠体40を適用することができる。また、一対のかごガイドレール2の間隔は、物件毎に異なるが、あらゆるエレベータのかごガイドレール2に対して、共通の枠体40を用いて、より安定して加工を施すことができる。
実施の形態4.
次に、図23は、この発明の実施の形態4によるエレベータを示す構成図であり、リニューアル工事中の状態を示している。実施の形態4のリニューアル方法では、既設のかご3を撤去してから、レールリフレッシュ工程を実施する。
また、実施の形態4のガイドレール加工方法の吊り下げ工程では、昇降路1の上部に配置されている構造体50にウインチ10を取り付ける。そして、加工工程では、ウインチ10により、かごガイドレール2に沿って枠体40を移動させる。
構造体50としては、例えば、かごガイドレール2の上部に支持されている支持枠、又は昇降路1の天井に配置されている建築梁が挙げられる。ガイドレール加工装置101の構成は、実施の形態2と同様である。
このようなガイドレール加工装置101及びガイドレール加工方法によっても、ウインチ10をかご3に取り付けることによる効果を除いて、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
また、かご3の移動と枠体40の移動とを交互に繰り返す必要がないので、かごガイドレール2に対する加工を連続的にスムーズに実施することができる。
実施の形態5.
次に、図24は、この発明の実施の形態5によるエレベータを示す構成図であり、リニューアル工事中の状態を示している。実施の形態5のガイドレール加工装置102は、実施の形態2のガイドレール加工装置101に加えて、滑車49を有している。滑車49は、かご3の下部に取り付けられている。
ウインチ10は、昇降路1の下部に設置されている。昇降路ピットの床面には、支持台51が固定されている。かごガイドレール2の下端は、支持台51上に載せられている。ウインチ10は、例えば支持台51に取り付けることができる。
吊り下げ部材8の中間部は、滑車49に巻き掛けられている。吊り下げ部材8のウインチ10とは反対側の端部は、枠体40に接続されている。他の構成は、実施の形態2と同様である。
実施の形態5のガイドレール加工方法における吊り下げ工程は、昇降路1の下部にウインチ10を設置する工程と、かご3に滑車49を取り付ける工程と、吊り下げ部材8を滑車49に巻き掛ける工程と、吊り下げ部材8枠体40を接続して枠体40を昇降路1内に吊り下げる工程とを含む。
また、加工工程では、かご3を移動させる工程と、ウインチ10によりかごガイドレール2に沿って枠体40を移動させる工程とを交互に実施する。制御装置及び電源は、昇降路ピットに搬入してもよい。他のガイドレール加工方法は、実施の形態2と同様である。
このようなガイドレール加工装置102及びガイドレール加工方法によっても、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
実施の形態6.
次に、図25は、この発明の実施の形態6によるエレベータを示す構成図であり、リニューアル工事中の状態を示している。実施の形態6のガイドレール加工装置103は、実施の形態2のガイドレール加工装置101から、ウインチ10を取り除いたものである。そして、実施の形態6では、吊り下げ部材8の上端がかご3の下部に接続されている。これにより、枠体40は、吊り下げ部材8を介して、かご3から吊り下げられている。他の構成は、実施の形態2と同様である。
実施の形態6のガイドレール加工方法における吊り下げ工程では、吊り下げ部材8を介して、枠体40をかご3から吊り下げる。また、加工工程では、かご3を移動させることによって、枠体40及び加工装置本体7A,7Bをかごガイドレール2に沿って移動させる。他のガイドレール加工方法は、実施の形態2と同様である。
このようなガイドレール加工装置103及びガイドレール加工方法によっても、ウインチ10を用いることによる効果を除いて、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
実施の形態7.
次に、図26は、この発明の実施の形態7によるエレベータを示す構成図であり、リニューアル工事中の状態を示している。実施の形態7のガイドレール加工装置104では、第1及び第2の縦フレーム44,45の上部に、昇降体接続部としての複数のかご接続部40aが設けられている。かご接続部40aは、かご3の下部に接続されている。
また、実施の形態7では、吊り下げ部材8及び枠体ガイド装置46が用いられていない。他の構成は、実施の形態6と同様である。
実施の形態7のガイドレール加工方法における吊り下げ工程では、枠体40をかご3の下部に固定する。他のガイドレール加工方法は、実施の形態6と同様である。
このようなガイドレール加工装置104及びガイドレール加工方法によっても、吊り下げ部材8及び枠体ガイド装置46を用いることによる効果を除いて、実施の形態6と同様の効果を得ることができる。
実施の形態8.
次に、図27は、この発明の実施の形態8によるエレベータを示す構成図であり、リニューアル工事中の状態を示している。実施の形態8のガイドレール加工装置104では、第1及び第2の縦フレーム44,45の下部に、昇降体接続部としての複数のかご接続部40bが設けられている。かご接続部40bは、かご3の上部に接続されている。他の構成は、実施の形態7と同様である。
実施の形態8のガイドレール加工方法における吊り下げ工程では、枠体40をかご3の上部に固定する。他のガイドレール加工方法は、実施の形態7と同様である。
このようなガイドレール加工装置104及びガイドレール加工方法によっても、実施の形態7と同様の効果を得ることができる。
なお、昇降体接続部の数及び位置は、実施の形態7、8に限定されない。
また、実施の形態7、8の枠体40に枠体ガイド装置46を設けてもよい。
また、実施の形態4〜8の枠体40についても、実施の形態3と同様に、幅方向寸法を変更可能としてもよい。
また、加工具を制動面に安定して平行に当てることができれば、押付ローラは省略してもよい。
また、上記の例では、加工具及び押付ローラを制動面に押し付ける力をばねにより発生させたが、例えば、空圧シリンダ、油圧シリンダ、又は電動アクチュエータにより発生させてもよい。
また、接続具は、フレームに一体に形成してもよい。
また、実施の形態4以外の実施の形態では、既設のかごにガイドレール加工装置を接続したが、新設のかごに接続してもよい。
また、上記の例では、昇降体がかごであり、加工対象がかごガイドレールである場合を示した。しかし、この発明は、昇降体が釣合おもりであり、加工対象が釣合おもりガイドレールである場合にも適用できる。例えば、かご及び釣合おもりの両方に非常止め装置が搭載されている場合には、かごガイドレール及び釣合おもりガイドレールの両方に加工を施せばよい。
また、上記の例では、加工装置本体を上昇させる際にガイドレールに加工を施したが、加工装置本体を下降させる際にガイドレールに加工を施してもよい。
また、上記の例では、リニューアル工事の際にガイドレールに加工を施した。しかし、例えば、新設のエレベータにおいて制動面の表面粗さを調整したい場合、又は既設のエレベータの保守時に制動面をリフレッシュしたい場合にも、この発明を適用できる。
また、この発明は、機械室を有するエレベータ、機械室レスエレベータ、ダブルデッキエレベータ、ワンシャフトマルチカー方式のエレベータなど、種々のタイプのエレベータに適用できる。ワンシャフトマルチカー方式は、上かごと、上かごの真下に配置された下かごとが、それぞれ独立して共通の昇降路を昇降する方式である。
1 昇降路、2 かごガイドレール、2c 制動面、7 加工装置本体、7A 第1の加工装置本体、7B 第2の加工装置本体、8 吊り下げ部材、10 ウインチ、13 加工具、40 枠体、40a,40b かご接続部(昇降体接続部)、41A 第1の接続部材、41B 第2の接続部材、46 枠体ガイド装置、47 離脱防止部材、47b 振動吸収部材、49 滑車、50 構造体、100,101,102,103,104 ガイドレール加工装置。

Claims (18)

  1. 昇降体の非常停止時に非常止め装置が接する制動面を有しているガイドレールに対して、前記ガイドレールが昇降路内に設置されている状態で加工を施すエレベータのガイドレール加工装置であって、
    前記昇降体に取り付けられ、前記昇降体の昇降に伴って前記昇降路内を昇降するウインチ、
    前記ウインチに巻き取られる吊り下げ部材、及び
    前記吊り下げ部材を介して前記ウインチから吊り下げられており、かつ前記制動面に加工を施す加工具を有している加工装置本体
    を備えているエレベータのガイドレール加工装置。
  2. 昇降体の非常停止時に非常止め装置が接する制動面を有しているガイドレールに対して、前記ガイドレールが昇降路内に設置されている状態で加工を施すエレベータのガイドレール加工装置であって、
    前記ガイドレールに沿って移動可能な枠体、及び
    可撓性を有する接続部材を介して、前記枠体に吊り下げられており、かつ前記制動面に加工を施す加工具を有している加工装置本体
    を備えているエレベータのガイドレール加工装置。
  3. 前記枠体は、前記ガイドレールに接する枠体ガイド装置を有している請求項2記載のエレベータのガイドレール加工装置。
  4. 前記枠体は、前記加工装置本体の前記ガイドレールからの離脱を防止する離脱防止部材を有しており、
    前記離脱防止部材は、前記加工装置本体の前記ガイドレールとは反対側の面に対向している請求項2又は請求項3に記載のエレベータのガイドレール加工装置。
  5. 前記離脱防止部材は、振動吸収部材を有しており、
    前記振動吸収部材は、前記加工装置本体が前記離脱防止部材に接触したときに、前記離脱防止部材を通して前記加工装置本体に伝わる前記枠体の振動を吸収する請求項4記載のエレベータのガイドレール加工装置。
  6. 前記昇降体の幅方向への前記枠体の寸法が可変となっている請求項2から請求項5までのいずれか1項に記載のエレベータのガイドレール加工装置。
  7. ウインチ、及び
    前記ウインチに巻き取られる吊り下げ部材
    をさらに備え、
    前記枠体は、前記吊り下げ部材を介して前記ウインチから吊り下げられる請求項2から請求項6までのいずれか1項に記載のエレベータのガイドレール加工装置。
  8. 前記昇降路の下部に設けられているウインチ、
    前記ウインチに巻き取られる吊り下げ部材、及び
    前記昇降体に設けられている滑車
    をさらに備え、
    前記吊り下げ部材の中間部は、前記滑車に巻き掛けられ、
    前記吊り下げ部材の前記ウインチとは反対側の端部は、前記枠体に接続される請求項2から請求項6までのいずれか1項に記載のエレベータのガイドレール加工装置。
  9. 可撓性を有しており、前記昇降体から前記枠体を吊り下げる吊り下げ部材
    をさらに備えている請求項2から請求項6までのいずれか1項に記載のエレベータのガイドレール加工装置。
  10. 前記枠体には、前記昇降体に接続される昇降体接続部が設けられている請求項2から請求項6までのいずれか1項に記載のエレベータのガイドレール加工装置。
  11. 昇降体の非常停止時に非常止め装置が接する制動面を有しているガイドレールに対して、前記ガイドレールが昇降路内に設置されている状態で加工を施すエレベータのガイドレール加工方法であって、
    前記昇降体にウインチを取り付け、前記制動面に加工を施す加工具を有している加工装置本体を、前記ウインチに設けられている吊り下げ部材を介して前記昇降路内に吊り下げる吊り下げ工程、及び
    前記加工具により前記制動面に加工を施しながら、前記ウインチにより前記加工装置本体を前記ガイドレールに沿って移動させる加工工程
    を含み、
    前記加工工程では、
    前記吊り下げ部材の長さよりも短い距離だけ前記昇降体を移動させる工程と、
    前記ウインチにより前記加工装置本体を前記ガイドレールに沿って移動させる工程と
    を交互に実施するエレベータのガイドレール加工方法。
  12. 昇降体の非常停止時に非常止め装置が接する制動面を有しているガイドレールに対して、前記ガイドレールが昇降路内に設置されている状態で加工を施すエレベータのガイドレール加工方法であって、
    前記昇降路内に枠体を配置するとともに、前記制動面に加工を施す加工具を有している加工装置本体を、可撓性を有する接続部材を介して前記枠体に吊り下げる吊り下げ工程、及び
    前記加工具により前記制動面に加工を施しながら、前記枠体を前記ガイドレールに沿って移動させる加工工程
    を含むエレベータのガイドレール加工方法。
  13. 前記吊り下げ工程では、ウインチに設けられている吊り下げ部材を介して前記枠体を前記昇降路内に吊り下げる請求項12記載のエレベータのガイドレール加工方法。
  14. 前記吊り下げ工程では、前記昇降体に前記ウインチを取り付け、
    前記加工工程では、
    前記吊り下げ部材の長さよりも短い距離だけ前記昇降体を移動させる工程と、
    前記ウインチにより前記ガイドレールに沿って前記枠体を移動させる工程と
    を交互に実施する請求項13に記載のエレベータのガイドレール加工方法。
  15. 前記吊り下げ工程では、前記昇降路の上部に配置されている構造体に前記ウインチを取り付け、
    前記加工工程では、前記ウインチにより前記ガイドレールに沿って前記枠体を移動させる請求項13に記載のエレベータのガイドレール加工方法。
  16. 前記吊り下げ工程は、
    前記昇降路の下部に前記ウインチを設置する工程と、
    前記昇降体に滑車を取り付ける工程と、
    前記吊り下げ部材を前記滑車に巻き掛ける工程と、
    前記吊り下げ部材の前記ウインチとは反対側の端部に前記枠体を接続して前記枠体を前記昇降路内に吊り下げる工程と
    を含み、
    前記加工工程では、
    前記昇降体を移動させる工程と、
    前記ウインチにより前記ガイドレールに沿って前記枠体を移動させる工程と
    を交互に実施する請求項13記載のエレベータのガイドレール加工方法。
  17. 前記吊り下げ工程では、可撓性を有する吊り下げ部材を介して、前記枠体を前記昇降体から吊り下げ、
    前記加工工程では、前記昇降体によって前記枠体を移動させる請求項12記載のエレベータのガイドレール加工方法。
  18. 前記吊り下げ工程では、前記枠体を前記昇降体に固定し、
    前記加工工程では、前記昇降体によって前記枠体を移動させる請求項12記載のエレベータのガイドレール加工方法。
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