JPWO2019142377A1 - 変換器およびアンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

変換器(1)において、誘電体基板(3)を介した導波管(2)の一方の端部の直上に位置している導体パターン(4)の一方の端部に環状のパターンである電気的開放部(4a)を有する。

Description

この発明は、導波管を伝搬する信号と平面回路を伝搬する信号とを相互に変換する変換器およびこれを備えたアンテナ装置に関する。
従来から、導波管を伝搬する信号と平面回路を伝搬する信号とを相互に変換する変換器が知られている。例えば、導波管とマイクロストリップ線路とを接続した変換器が、導波管からマイクロストリップ線路へ信号を伝搬させ、または、マイクロストリップ線路から導波管へ信号を伝搬させる。このような変換器は、マイクロ波帯またはミリ波帯の高周波信号を伝送させるアンテナ装置に広く用いられている。
例えば、特許文献1には、導波管と、誘電体基板および導体基板からなる多層基板とを備えた変換器が記載されている。多層基板における導波管が接続される側の面には接地板が設けられ、接地板とは反対側の面に導体パターンが形成されている。接地板の一部は開口しており、この開口部分を取り囲むように多層基板の内層に環状の導体パターンが形成されている。環状の導体パターンを、上記開口部分の端部から管内波長の4分の1波長の奇数倍のパターン幅とすることで、電波漏洩を防止するためのチョークとして機能する。
従来の変換器は、一般に、誘電体基板の正面に設けた導体パターンと背面に設けた接地導体との間を電気的に接続する多数のスルーホールを形成して電波漏洩を防止していた。これに対して、特許文献1に記載された変換器では、チョークとして機能する環状の導体パターンを形成することで、スルーホールを形成することなく、電波漏洩を防止することができる。
特開2017−85420号公報
特許文献1に記載された変換器では、接地板の開口部分を取り囲むように、開口部分の端部から管内波長の4分の1波長の奇数倍のパターン幅の導体パターンを形成するため、小型化が制限されるという課題があった。
また、特許文献1に記載された変換器において、小型化を優先して環状の導体パターンを削除すると、導波管の直上から管内波長の4分の1波長の長さの導体パターンが残る。この導体パターンは先端が開放されているため、開放された先端部から不要な電波が放射される。
この発明は上記課題を解決するものであり、小型かつ電波の不要放射を抑圧することができる変換器およびこれを備えたアンテナ装置を得ることを目的とする。
この発明に係る変換器は、導波管、誘電体基板、導体パターン、接地導体、および1つまたは複数のスロットを備える。誘電体基板は、背面側に導波管の一方の端部が接続されている。導体パターンは、誘電体基板の正面に設けられ、一方の端部に信号の入出力端子を有し、他方の端部に電気的に開放された電気的開放部を有する。接地導体は、誘電体基板の背面に設けられる。スロットは、接地導体における導波管の一方の端部に覆われた領域に設けられる。この構成において、導体パターンの一部は、誘電体基板を介した導波管の一方の端部の直上に位置し、電気的開放部は、環状のパターンである。
この発明によれば、誘電体基板を介した導波管の一方の端部の直上に位置する導体パターンの一方の端部に環状のパターンの電気的開放部を有することで、特許文献1に記載されたチョーク構造を設ける必要がなく、より小型の変換器を実現できる。さらに、電気的開放部が環状のパターンであることから、チョークがなくても電波漏洩を防止することができる。これにより、小型かつ電波の不要放射を抑圧することができる。
この発明の実施の形態1に係る変換器の構成を示す上面図である。 実施の形態1に係る変換器を、図1のA−A線で切った断面を示す断面矢示図である。 実施の形態1における導波管を示す斜視図である。 実施の形態1における導体パターンを示す平面図である。 実施の形態1における矩形状のスロットを有した接地導体を示す平面図である。 実施の形態1におけるH字形状のスロットを有した接地導体を示す平面図である。 変換器の不要放射特性の電磁界解析結果を示すグラフである。 この発明の実施の形態2に係る変換器の構成を示す上面図である。 実施の形態2に係る変換器の正面を示す平面図である。 この発明の実施の形態3に係る変換器の構成を示す上面図である。 実施の形態3に係る変換器の正面を示す平面図である。 実施の形態3に係る変換器の変形例の正面を示す平面図である。 実施の形態3に係る変換器の別の変形例の正面を示す平面図である。 実施の形態2に係る変換器と実施の形態3に係る変換器の不要放射特性の電磁界解析結果を示すグラフである。
以下、この発明をより詳細に説明するため、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る変換器1の構成を示す上面図である。図2は、変換器1を、図1のA−A線で切った断面を示す断面矢示図である。図に示すx軸、y軸およびz軸は、互いに直交する3軸であり、x軸に平行な方向をx軸方向、y軸に平行な方向をy軸方向、z軸に平行な方向をz軸方向とする。x軸方向のうち、矢印方向をプラスx方向と呼び、プラスx方向とは逆の方向をマイナスx方向と呼ぶ。y軸方向のうち、矢印方向をプラスy方向と呼び、プラスy方向とは逆の方向をマイナスy方向と呼ぶ。z軸方向のうち、矢印方向をプラスz方向と呼び、プラスz方向とは逆の方向をマイナスz方向と呼ぶ。xy平面において、z軸を中心としたx軸からy軸への回転角度をΦとし、zx平面において、y軸を中心としたz軸からx軸への回転角度をθとする。
変換器1は、導波管2を伝搬する信号と、導体パターン4を含んだ平面回路を伝搬する信号と、を相互に変換する。変換器1は、図1および図2に示すように、導波管2、誘電体基板3、導体パターン4、スロット5および接地導体6を備えて構成される。
導波管2は、一方の端部が誘電体基板3に接続されている中空導波管である。誘電体基板3は、導波管2が背面に接続され、導体パターン4が正面に形成されている。誘電体基板3は、樹脂材料で構成された平板状の部材である。誘電体基板3は単層基板であってもよいが、複数の誘電体基板と導体基板とが積層された多層誘電体基板であってもよい。
導体パターン4は、一方の端部に入出力端子4bが設けられ、他方の端部に電気的開放部4aが設けられた帯状のパターンである。導体パターン4は、例えば、導電性の金属箔(銅箔など)を誘電体基板3の正面に圧着し、金属箔をパターニングすることにより形成される。導体パターン4は、パターニングされた金属板を誘電体基板3の正面に取り付けて形成してもよい。また、入出力端子4bには、信号が入出力される。電気的開放部4aは、環状の導体パターンであり、電気的に開放されている。
導体パターン4の一部は、図1に示すように、誘電体基板3を介した導波管2の一方の端部の直上に位置している。誘電体基板3の背面には、図2に示すように、接地導体6が全面に形成されている。接地導体6における導波管2の一方の端部に覆われた領域には、スロット5が設けられる。
導体パターン4の一部は、誘電体基板3を介したスロット5の直上に位置している。
なお、図1および図2では、誘電体基板3の正面に設けられた導体パターン4が、接地導体6とともに、マイクロストリップ線路を構成している。ただし、導体パターン4は、接地導体6とともに、ストリップ線路、コプレーナ線路および接地導体付きのコプレーナ線路のうちのいずれかを構成してもよい。
図3は、導波管2を示す斜視図である。図3に示すように、導波管2は、金属製の管壁を有した中空の金属管である。また、導波管2のxy断面は、図1に破線で示すように、y軸に平行な長辺とx軸に平行な短辺とを有した長方形である。導波管2は、図2に示す開口縁部bで接地導体6に接合され、電気的に短絡されている。
なお、導波管2は任意の構成であるものとする。例えば、導波管2は、管内に誘電体が充填したものであってもよい。また、導波管2は、金属製の管壁に代えて、複数のスルーホールが形成された管壁を有し、管内に誘電体が充填したものであってもよい。導波管2は、xy断面である長方形の角部に曲率を持たせた形状であってもよく、リッジ型の導波管であってもよい。
電気的開放部4aが形成される位置は、誘電体基板3を介した導波管2の直上の位置aから、マイナスx方向に管内波長の2分の1波長の0倍または1以上の整数倍だけ離れた位置である。なお、位置aは、誘電体基板3を介した導波管2の開口中心の直上の位置である。図1の例では、誘電体基板3を介した導波管2の直上の位置aからマイナスx方向(入出力端子4bと対向する側)に管内波長の2分の1波長のゼロ倍だけ離れた位置、すなわち電気的開放部4aが位置aから形成されている。
電気的開放部4aは、管内波長の2分の1波長の1以上の自然数倍の全周長さを有する環状のパターンである。電気的開放部4aは、環状のパターンであって、先端開放部分が存在しないため、不要な電波の放射を抑圧することができる。
また、特許文献1に記載された変換器では、多数のスルーホールを形成することなく、不要な電波の漏洩を抑圧するために、スロット端部から管内波長の4分の1波長の奇数倍のパターン幅を有した環状の導体パターンをチョークとして設けていた。
これに対し、実施の形態1に係る変換器1は、電気的開放部4aを有することにより、チョークとして機能する環状の導体パターンが不要である。例えば、導体パターン4は、スロット5を取り囲む部分がなく、特許文献1に記載された変換器に比べて、y軸方向の寸法が削減される。これにより、変換器1は、上記従来の変換器に比べて小型化することができる。
図1の例では、電気的開放部4aが、折り曲げ部4a−1および折り曲げ部4a−2を有した正三角形の環状のパターンである。三角形は、全周が管内波長の2分の3波長の環状、すなわち、一辺が管内波長の2分の1波長の長さである。折り曲げ部4a−1および折り曲げ部4a−2は、管内波長の2分の1波長の長さの位置で導体パターンを折り曲げて形成されている。これにより、折り曲げ部4a−1および折り曲げ部4a−2のそれぞれが電界の節となって原理的にはエネルギーが存在しないため、不要な電波の放射が発生しにくい。
なお、三角形の環状のパターンとした電気的開放部4aは一例であり、四角以上の多角形状の環状パターンであってもよく、滑らかな曲線状の環状パターンであってもよい。
さらに、図1では、電気的開放部4aのパターン幅の一部が、位置aから折り曲げ部4a−1,4a−2へ向けてパターン幅が小さくなる、いわゆるテーパ状になっているが、電気的開放部4aのパターン幅は任意であるものとする。
図4は、導体パターン4を示す平面図である。図4に示すように、導体パターン4は、電気的開放部4aと入出力端子4bとに加え、スタブ4c、変換部4dおよびインピーダンス変成部4e〜4gを有する。スタブ4cおよびインピーダンス変成部4e〜4gは、スタブ4cが有するインピーダンスと、導波管2が有するインピーダンスとを調整する、すなわち、反射整合をとる整合素子として機能する。
スタブ4cは、変換部4dのプラスy方向とマイナスy方向とにそれぞれ延びた導体のパターンであり、図1に示すように、誘電体基板3を介したスロット5の直上に設けられている。スタブ4cにおけるプラスy方向とマイナスy方向とに変換部4dから直線上に延びた長さは、管内波長の4分の1波長の長さに相当する。なお、スタブ4cは、先端が開放されている。
変換部4dとインピーダンス変成部4e〜4gとは、パターン幅に対応した特性インピーダンスを有する。変換部4dは、パターン幅に対応した特性インピーダンスZ4dを有し、インピーダンス変成部4eは、パターン幅に対応した特性インピーダンスZ4eを有する。インピーダンス変成部4fは、パターン幅に対応した特性インピーダンスZ4fを有し、インピーダンス変成部4gは、パターン幅に対応した特性インピーダンスZ4gを有する。入出力端子4bは、パターン幅に対応した特性インピーダンスZ4bを有する。
仮に、入出力端子4bと変換部4dが隣り合わせで設けられた場合、入出力端子4bの特性インピーダンスZ4bと変換部4dの特性インピーダンスZ4dとの不整合に起因して不要な電波の放射が増大して電力の損失が大きくなる。そこで、実施の形態1における導体パターン4では、インピーダンス変成部4e〜4gが変換部4dと入出力端子4bとの間のインピーダンス整合を行う。
インピーダンス変成部4eの特性インピーダンスZ4eは、入出力端子4bの特性インピーダンスZ4bよりも小さくかつ変換部4dの特性インピーダンスZ4dよりも大きい。すなわち、Z4d<Z4e<Z4bの関係が成り立つ。
インピーダンス変成部4fの特性インピーダンスZ4fは、入出力端子4bの特性インピーダンスZ4bと等しくかつインピーダンス変成部4eの特性インピーダンスZ4eよりも大きく、Z4e<Z4f=Z4bの関係が成り立つ。
インピーダンス変成部4gの特性インピーダンスZ4gは、インピーダンス変成部4fの特性インピーダンスZ4fと入出力端子4bの特性インピーダンスZ4bのいずれよりも小さくかつインピーダンス変成部4eの特性インピーダンスZ4eよりも大きい。Z4e<Z4g<Z4f=Z4bの関係が成り立つ。
実施の形態1に係る変換器1は、入出力端子4bよりも拡大されたパターン幅を有するインピーダンス変成部4eおよびインピーダンス変成部4gを備える。この構成を有することで、変換部4dと入出力端子4bとの間がインピーダンス整合されて電力の損失が低減される。なお、図4に示したスタブ4c、変換部4dおよびインピーダンス変成部4e〜4gは一例であり、反射整合条件に応じてスタブ4cの数およびインピーダンス変成部の段数は変更される。
図5は、矩形状のスロット5を有した接地導体6を示す平面図である。スロット5は、接地導体6における導波管2の一方の端部に覆われた領域、すなわち、開口縁部bに囲まれた領域に設けられる。図1から図5では、スロット5が、開口縁部bに囲まれた領域に1つだけ形成された場合を示したが、複数のスロット5を、開口縁部bに囲まれた領域に設けてもよい。接地導体6は、導電性の金属箔(銅箔など)を、誘電体基板3の背面側に圧着することで形成される。また、接地導体6は、誘電体基板3の背面に金属板を取り付けて形成してもよい。
図6は、H字形状のスロット5Aを有した接地導体6を示す平面図である。これまで、矩形状のスロット5を示したが、図6に示すように、スロット5の代わりに、H字形状のスロット5Aを接地導体6に設けてもよい。この場合においても、スロット5Aは、接地導体6における導波管2の一方の端部に覆われた領域、すなわち、開口縁部bに囲まれた領域に設けられる。
次に動作について説明する。
例えば、導波管2から基本モードの信号が入力されると、入力された信号は、接地導体6に設けられたスロット5に結合する。スロット5と結合した信号は、導体パターン4と結合する。電気的開放部4aは、管内波長の2分の1波長の1以上の自然数倍の全周長さを有した環状のパターン(図2では、管内波長の2分の3波長の全周長さ)である。このため、導体パターン4と結合した信号は、電気的開放部4aで全反射されて、入出力端子4bへ伝搬される。
次に、実施の形態1に係る変換器1の構造の有効性について説明する。
図7は、変換器1および従来の変換器の不要放射特性の電磁界解析結果を示すグラフである。図7において、横軸は、zx平面におけるy軸を中心としたz軸からx軸への回転角度θであり、縦軸は、xy平面におけるz軸を中心としたx軸からy軸への回転角度Φに応じた不要な電波の放射量(ゲイン)である。図7は、Φ=0(deg.)に対する、θ=−90(deg.)から+90(deg.)の間の不要電波の放射量を示している。
実線で示すデータD1は、図1および図2に示した変換器1の構造を電磁界解析して得られた不要放射特性を示すデータである。破線で示すデータD2は、変換器1の構成要素のうち、電気的開放部4aおよびスタブ4cを有さない従来の変換器の構造を電磁界解析して得られた不要放射特性を示すデータである。図7に示すように、従来の変換器では、Φ=0(deg.)における不要電波の最大放射量が、θ=−60(deg.)で−2(dB)である。一方、変換器1では、Φ=0(deg.)における不要電波の最大放射量が、θ=−60(deg.)で−6.54(dB)である。不要電波の放射量は、ΔG=4.54(dB)だけ改善している。なお、この有効性は、後述する実施の形態2および実施の形態3に係る変換器においても同様である。
以上のように、実施の形態1に係る変換器1において、誘電体基板3を介した導波管2の一方の端部の直上に位置する導体パターン4の一方の端部に環状のパターンの電気的開放部4aを有している。このため、変換器1は、特許文献1に記載されたチョーク構造が不要であり、小型化を実現することができる。電気的開放部4aが環状のパターンであることから、チョークがなくても、電波漏洩を防止することができる。これにより、変換器1は、小型かつ電波の不要放射を抑圧することができる。
実施の形態1に係る変換器1において、導体パターン4は、電気的開放部4aから入出力端子4bに向けて延びた帯状のパターンである。帯状のパターンは、異なる特性インピーダンスとなる複数のパターン幅をそれぞれ有する。これにより、帯状のパターンにおけるインピーダンスが整合されて、電力損失が低減される。
実施の形態1に係る変換器1において、電気的開放部4aは、管内波長の2分の1波長の1以上の自然数倍の全周長さを有した環状のパターンである。例えば、電気的開放部4aは、1辺が管内波長の2分の1波長の長さである正三角形の環状のパターンであり、同じパターン幅の環状のパターンまたは一部のパターン幅が異なる環状のパターンである。電気的開放部4aには、先端開放部分が存在しないことから、不要な電波の放射を抑圧することができる。また、管内波長の4分の1波長の奇数倍の長さを有したチョークが不要であるため、変換器1の小型化を実現できる。
実施の形態2.
図8は、この発明の実施の形態2に係る変換器1Aの構成を示す上面図である。また、図9は、実施の形態2に係る変換器1Aの正面を示す平面図である。変換器1Aは、導波管2を伝搬する信号と、導体パターン7を含む平面回路を伝搬する信号とを相互に変換する。変換器1Aは、図8および図9に示すように、導波管2、誘電体基板3、スロット5、導体パターン7、浮遊導体8aおよび浮遊導体8bを備え、図2と同様に、誘電体基板3の背面側には、接地導体6が設けられている。図8に示すように、位置aは誘電体基板3を介した導波管2の開口中心の直上の位置である。図9に示すように、cは変換部7cのパターン幅である。浮遊導体8aおよび浮遊導体8bは、y軸方向の長さがL2、x軸方向の長さがL3の矩形状の導体パターンである。
導体パターン7は、電気的開放部7aと入出力端子7bとに加えて、変換部7cおよびインピーダンス変成部7dを有する。浮遊導体8aおよび浮遊導体8bの一部は、誘電体基板3を介した導波管2の一方の端部の直上に位置し、誘電体基板3を介したスロット5の直上にも位置している。浮遊導体8aおよび浮遊導体8bのそれぞれと変換部7cとの間は、図9に示すように間隔L1だけ離れている。浮遊導体8aと浮遊導体8bとは、位置aを通るx軸対称の位置関係にある。また、L3はL2よりも長く、L2はL1よりも長い。
電気的開放部7aは、管内波長の2分の1波長の1以上の自然数倍の全周長さを有する環状のパターンである。また、電気的開放部7aは、環状のパターンであって、先端開放部分が存在しないため、不要な電波の放射を抑圧することができる。電気的開放部7aを設けることで、特許文献1に記載された管内波長の4分の1波長の奇数倍のパターン幅を有するチョークが不要になる。このため、変換器1Aは、従来の変換器に比べて小型化することができる。
図8および図9では、電気的開放部7aが、折り曲げ部7a−1および折り曲げ部7a−2を有した正三角形の環状のパターンである。この三角形は、一辺が管内波長の2分の1波長分の長さであり、全周が管内波長の2分の3波長の長さである。折り曲げ部7a−1および折り曲げ部7a−2は、管内波長の2分の1波長の長さの位置で導体パターンを折り曲げて形成されている。これにより、折り曲げ部7a−1および折り曲げ部7a−2のそれぞれが電界の節となって原理的にはエネルギーが存在しないため、不要な電波の放射が発生しにくい。
なお、三角形の環状のパターンとした電気的開放部7aは一例であり、四角以上の多角形状の環状パターンであってもよく、滑らかな曲線状の環状パターンであってもよい。
電気的開放部7aのパターン幅の一部がテーパ状になっているパターンを例示したが、電気的開放部7aのパターン幅は任意であるものとする。
実施の形態1に係る変換器1では、電気的開放部4aの位置が、誘電体基板3を介した導波管2の直上の位置aから管内波長の2分の1波長のゼロ倍だけ離れた位置であった。これに対し、実施の形態2に係る変換器1Aでは、電気的開放部7aが、誘電体基板3を介した導波管2の直上の位置aから管内波長の2分の1波長だけ離れた位置に形成されている。
また、実施の形態1に係る変換器1では、スタブ4cおよびインピーダンス変成部4e〜4gによって、変換部4dが有する特性インピーダンスZ4dと入出力端子4bが有する特性インピーダンスZ4bとを調整していた。これに対して、実施の形態2に係る変換器1Aでは、インピーダンス変成部7d、浮遊導体8aおよび浮遊導体8bによって、変換部7cが有する特性インピーダンスと入出力端子7bが有する特性インピーダンスとを調整している。
浮遊導体8aおよび浮遊導体8bのそれぞれと変換部7cとは間隔L1だけ離れているので、変換部7cにおいて寄生キャパシタンスまたは寄生インダクタ成分が付加される。これによって、変換部7cと入出力端子7bとの間のインピーダンスの急激な変化を緩和することが可能であり、変換器1Aは、電力の損失を効果的に低減できる。
なお、実施の形態2に係る変換器1Aは、変換部7cと入出力端子7bとの間のインピーダンスの急激な変化を緩和できるので、広帯域の信号を扱うことが可能となる。
図8および図9に示す浮遊導体8aおよび浮遊導体8bの形状は一例であり、五角以上の多角形状または滑らかな曲線状の形状であってもよい。
以上のように、実施の形態2に係る変換器1Aは、誘電体基板3の正面上に設けられた浮遊導体8aおよび浮遊導体8bを備えている。浮遊導体8aおよび浮遊導体8bのそれぞれの一部は、誘電体基板3を介した導波管2の一方の端部の直上に位置している。このように構成することにより、実施の形態1と同様の効果が得られ、さらに導体パターン7における変換部7cと入出力端子7bとの間のインピーダンスの急激な変化が緩和されるので、広帯域の信号を扱うことが可能となる。
実施の形態3.
図10は、この発明の実施の形態3に係る変換器1Bの構成を示す上面図である。また、図11は、実施の形態3に係る変換器1Bの正面を示す平面図である。変換器1Bは、導波管2を伝搬する信号と導体パターン7を含む平面回路を伝搬する信号とを相互に変換する。変換器1Bは、図10および図11に示すように、導波管2、誘電体基板3、スロット5、導体パターン7、浮遊導体8aおよび浮遊導体8bを備えており、図2に示した変換器1と同様に、誘電体基板3の背面側には接地導体6が設けられている。図10に示すように、位置aは、誘電体基板3を介した導波管2の開口中心の直上の位置である。図11において、cは、変換部7cのパターン幅である。浮遊導体8aおよび浮遊導体8bは、y軸方向の長さがL2、x軸方向の長さがL3の矩形状の導体パターンである。
実施の形態2に係る変換器1Aにおいて、浮遊導体8aおよび浮遊導体8bは、図9に示したように、y軸方向の長さがL2、x軸方向の長さがL3の矩形状の導体パターンであった。これに対して、実施の形態3に係る変換器1Bが備える浮遊導体8aおよび浮遊導体8bは、図11に示すように、浮遊導体の一部に四角形の切り欠き部9aおよび切り欠き部9bを備えている。2つの切り欠き部9aおよび2つの切り欠き部9bのそれぞれは、誘電体基板3を介して、スロット5の長手方向(y軸方向)に沿った同一の直線上に配置されている。
導体パターン7は、電気的開放部7aと入出力端子7bとに加えて、変換部7cおよびインピーダンス変成部7dを有する。浮遊導体8aおよび浮遊導体8bの一部は、誘電体基板3を介した導波管2の一方の端部の直上に位置し、誘電体基板3を介したスロット5の直上にも位置している。浮遊導体8aおよび浮遊導体8bのそれぞれと変換部7cとの間は、図11に示すように間隔L1だけ離れている。浮遊導体8aと浮遊導体8bとは、位置aを通るx軸対称の位置関係にある。また、L3は、L2よりも長く、L2は、L1よりも長い。
電気的開放部7aは、管内波長の2分の1波長の1以上の自然数倍の全周長さを有する環状のパターンである。また、電気的開放部7aは、環状のパターンであって、先端開放部分が存在しないため、不要な電波の放射を抑圧することができる。電気的開放部7aを設けることで、特許文献1に記載された管内波長の4分の1波長の奇数倍のパターン幅を揺するチョークが不要になる。このため、変換器1Aは、従来の変換器に比べて小型化することができる。
図10および図11では、電気的開放部7aが、折り曲げ部7a−1および折り曲げ部7a−2を有した正三角形の環状のパターンである。この三角形は、一辺が管内波長の2分の1波長分の長さであり、全周が管内波長の2分の3波長の長さである。折り曲げ部7a−1および折り曲げ部7a−2は、管内波長の2分の1波長の長さの位置で導体パターンを折り曲げて形成されている。これにより、折り曲げ部7a−1および折り曲げ部7a−2のそれぞれが電界の節となって原理的にはエネルギーが存在しないため、不要な電波の放射が発生しにくい。
なお、電気的開放部7aが三角形の環状パターンである構成を示したが、これは、一例であり、四角以上の多角形の環状パターンであってもよいし、滑らかな曲線状の環状パターンであってもよい。また、電気的開放部7aのパターン幅の一部がテーパ状になっているパターンを例示したが、電気的開放部7aのパターン幅は任意であるものとする。
実施の形態1に係る変換器1では、電気的開放部4aの位置が、誘電体基板3を介した導波管2の直上の位置aから管内波長の2分の1波長のゼロ倍だけ離れた位置であった。これに対して、実施の形態3に係る変換器1Bでは、電気的開放部7aが、誘電体基板3を介した導波管2の直上の位置aから管内波長の2分の1波長だけ離れた位置に形成されている。
また、実施の形態1に係る変換器1では、スタブ4cおよびインピーダンス変成部4e〜4gによって、変換部4dが有する特性インピーダンスZ4dと入出力端子4bが有する特性インピーダンスZ4bとを調整していた。これに対して、実施の形態3に係る変換器1Bでは、インピーダンス変成部7d、浮遊導体8aおよび浮遊導体8bによって、変換部7cが有する特性インピーダンスと入出力端子7bが有する特性インピーダンスとを調整している。
浮遊導体8aが備える切り欠き部9aと浮遊導体8bが備える切り欠き部9bは、浮遊導体上で電界が節となる位置に配置されている。切り欠き部9aおよび切り欠き部9bによって、浮遊導体8aおよび浮遊導体8bの端部を中心として広く分布していた電流が、切り欠き部9aおよび切り欠き部9bに集中する。四角形である切り欠き部9aおよび切り欠き部9bのy軸方向の2辺に電流がそれぞれに対して反対方向に流れ、2辺の間隔が波長に対して短いため、電流による放射のほとんどが打ち消される。また、四角形である切り欠き部9aおよび切り欠き部9bのx軸方向の1辺に流れる電流は、1辺が波長に対して短いため、効率よく空間へ放射されない。以上の原理によって、浮遊導体8aおよび浮遊導体8bが備える切り欠き部9aおよび切り欠き部9bによって、不要放射を抑圧することが可能である。
図10および図11に示す浮遊導体8aおよび浮遊導体8bの形状は、矩形状の導体の一部に四角形の切り欠きを設けた浮遊導体の一例である。図12および図13は、実施の形態3に係る変換器1Bの変形例の正面を示す平面図である。図12に示すように、浮遊導体8aおよび浮遊導体8bは、五角以上の多角形状であってもよいし、図13に示すように、滑らかな曲線形状の輪郭線を一部に有した形状であってもよい。また、図10から図13までに示した切り欠き部9aおよび切り欠き部9bの形状も一例であって、三角形以上の多角形状または滑らかな曲線状の輪郭線を有した形状であってもよい。
次に、実施の形態3に係る変換器1Bの構造の有効性について説明する。
図14は、実施の形態2に係る変換器1Aと実施の形態3に係る変換器1Bの不要放射特性の電磁界解析結果を示すグラフである。図14において、横軸は、zx平面におけるy軸を中心としたz軸からx軸への回転角度θであり、縦軸は、xy平面におけるz軸を中心としたx軸からy軸への回転角度Φに応じた不要な電波の放射量(ゲイン)である。図14は、Φ=0(deg.)に対する、θ=−90(deg.)の間の不要電波の放射量を示している。
図14において、実線で示すデータD4は、図10および図11に示した変換器1Bの構造を電磁界解析して得られた不要放射特性を示すデータである。破線で示すデータD3は、図8および図9に示した変換器1Aの構造を電磁界解析して得られた不要放射特性を示すデータである。変換器1Aでは、Φ=0(deg.)における不要電波の最大放射量が、θ=0(deg.)で−5.13(dB)である。一方、変換器1Bでは、Φ=0(deg.)における不要電波の最大放射量が、θ=0(deg.)で−8.10(dB)である。不要電波の放射量は、変換器1Bにおいて、ΔG1=2.97(dB)だけ改善している。
以上のように、実施の形態3に係る変換器1Bは、誘電体基板3の正面上に設けられた浮遊導体8aおよび浮遊導体8bの一部に設けられた四角形の切り欠き部9aおよび切り欠き部9bを備える。切り欠き部9aおよび切り欠き部9bは、誘電体基板3を介して、スロット5の長手方向(y軸方向)に沿った同一の直線上に配置されている。この構成を有することにより、実施の形態1と同様の効果が得られ、さらに浮遊導体8aおよび浮遊導体8bからの放射が低減される。
実施の形態1に係る変換器1、実施の形態2に係る変換器1Aおよび実施の形態3に係る変換器1Bは、アンテナ装置に搭載してもよい。この場合、変換器1、変換器1Aおよび変換器1Bのそれぞれが小型化できるので、これらのいずれかを備えたアンテナ装置についても小型化することが可能である。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、実施の形態のそれぞれの自由な組み合わせまたは実施の形態のそれぞれの任意の構成要素の変形もしくは実施の形態のそれぞれにおいて任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係る変換器は、小型かつ電波の不要放射を抑圧することができるので、例えば、車載用のアンテナ装置に利用することが可能である。
1,1A,1B 変換器、2 導波管、3 誘電体基板、4,7 導体パターン、4a,7a 電気的開放部、4a−1,4a−2,7a−1,7a−2 折り曲げ部、4b,7b 入出力端子、4c スタブ、4d,7c 変換部、4e〜4g,7d インピーダンス変成部、5,5A スロット、6 接地導体、8a,8b 浮遊導体、9a,9b 切り欠き部。

Claims (15)

  1. 導波管と、
    前記導波管の一方の端部が背面側に接続された誘電体基板と、
    前記誘電体基板の正面に設けられ、一方の端部に信号の入出力端子を有し、他方の端部に電気的に開放された電気的開放部を有した導体パターンと、
    前記誘電体基板の背面に設けられた接地導体と、
    前記接地導体における前記導波管の一方の端部に覆われた領域に設けられた1つまたは複数のスロットとを備え、
    前記導体パターンの一部は、前記誘電体基板を介した前記導波管の一方の端部の直上に位置し、
    前記電気的開放部は、環状のパターンであること
    を特徴とする変換器。
  2. 前記導体パターンは、前記電気的開放部から前記入出力端子に向けて延びた帯状のパターンであり、
    前記帯状のパターンは、異なる特性インピーダンスとなる複数のパターン幅をそれぞれ有すること
    を特徴とする請求項1記載の変換器。
  3. 前記誘電体基板の正面に設けられた浮遊導体を備え、
    前記浮遊導体の一部は、前記誘電体基板を介した前記導波管の一方の端部の直上に位置すること
    を特徴とする請求項1記載の変換器。
  4. 前記導体パターンは、マイクロストリップ線路、ストリップ線路、コプレーナ線路および前記接地導体を有するコプレーナ線路のうちのいずれかを構成すること
    を特徴とする請求項1記載の変換器。
  5. 前記電気的開放部は、前記誘電体基板を介した前記導波管の一方の端部の直上の位置から、前記入出力端子と対向する側に管内波長の2分の1波長の0倍または1以上の整数倍だけ離れた位置にあること
    を特徴とする請求項1記載の変換器。
  6. 前記電気的開放部は、管内波長の2分の1波長の1以上の自然数倍の全周長さの環状のパターンであること
    を特徴とする請求項1記載の変換器。
  7. 前記電気的開放部は、1辺が管内波長の2分の1波長の長さである三角形の環状のパターンであること
    を特徴とする請求項1記載の変換器。
  8. 前記電気的開放部は、同じパターン幅の環状のパターンまたは一部のパターン幅が異なる環状のパターンであること
    を特徴とする請求項1記載の変換器。
  9. 前記浮遊導体は、矩形状または多角形状のパターンであること
    を特徴とする請求項3記載の変換器。
  10. 前記浮遊導体は、少なくとも一つ以上の切り欠き部を有し、
    前記切り欠き部は、前記誘電体基板を介して前記スロットの長手方向に沿った直線上に配置されること
    を特徴とする請求項3または請求項9記載の変換器。
  11. 前記スロットは、矩形状またはH字形状であること
    を特徴とする請求項1記載の変換器。
  12. 前記誘電体基板は、複数の基板で構成された多層誘電体基板であること
    を特徴とする請求項1記載の変換器。
  13. 前記導波管は、金属製の管壁を有した中空導波管であること
    を特徴とする請求項1記載の変換器。
  14. 前記導波管は、金属製の管壁を有し、一部に誘電体が充填されている、または、管壁に複数のスルーホールが形成され、一部に誘電体が充填されていること
    を特徴とする請求項1記載の変換器。
  15. 請求項1から請求項14のいずれか1項記載の変換器を備えたアンテナ装置。
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