JPWO2019112059A1 - ショベル - Google Patents

ショベル Download PDF

Info

Publication number
JPWO2019112059A1
JPWO2019112059A1 JP2019558309A JP2019558309A JPWO2019112059A1 JP WO2019112059 A1 JPWO2019112059 A1 JP WO2019112059A1 JP 2019558309 A JP2019558309 A JP 2019558309A JP 2019558309 A JP2019558309 A JP 2019558309A JP WO2019112059 A1 JPWO2019112059 A1 JP WO2019112059A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face
excavator
construction surface
target construction
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019558309A
Other languages
English (en)
Inventor
泉川 岳哉
岳哉 泉川
塚本 浩之
浩之 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd filed Critical Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Publication of JPWO2019112059A1 publication Critical patent/JPWO2019112059A1/ja
Priority to JP2023191823A priority Critical patent/JP2023184732A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/08Superstructures; Supports for superstructures
    • E02F9/10Supports for movable superstructures mounted on travelling or walking gears or on other superstructures
    • E02F9/12Slewing or traversing gears
    • E02F9/121Turntables, i.e. structure rotatable about 360°
    • E02F9/123Drives or control devices specially adapted therefor
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/28Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets
    • E02F3/30Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets with a dipper-arm pivoted on a cantilever beam, i.e. boom
    • E02F3/32Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets with a dipper-arm pivoted on a cantilever beam, i.e. boom working downwardly and towards the machine, e.g. with backhoes
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/28Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets
    • E02F3/36Component parts
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/2004Control mechanisms, e.g. control levers
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/2025Particular purposes of control systems not otherwise provided for
    • E02F9/2033Limiting the movement of frames or implements, e.g. to avoid collision between implements and the cabin
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/26Indicating devices
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/26Indicating devices
    • E02F9/261Surveying the work-site to be treated
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/26Indicating devices
    • E02F9/261Surveying the work-site to be treated
    • E02F9/262Surveying the work-site to be treated with follow-up actions to control the work tool, e.g. controller
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/26Indicating devices
    • E02F9/264Sensors and their calibration for indicating the position of the work tool
    • E02F9/265Sensors and their calibration for indicating the position of the work tool with follow-up actions (e.g. control signals sent to actuate the work tool)

Abstract

本発明の実施形態に係るショベル(100)は、下部走行体(1)と、下部走行体(1)に旋回可能に搭載される上部旋回体(3)と、目標施工面としての上り法面(BS)に関する情報と上部旋回体(3)の向きに関する情報とに基づいて上部旋回体(3)を上り法面(BS)に正対させるようにアクチュエータを動作させる正対制御を実行可能なコントローラ(30)と、を備える。コントローラ(30)は、例えば、所定のスイッチが操作された場合に、正対制御を実行する。

Description

本開示は、ショベルに関する。
従来、ショベルが法面等の目標施工面に対して正対しているか否かを操作者に認識させることができるショベルが知られている(特許文献1参照)。このショベルは、目標施工面の延長方向又はその延長方向に垂直な方向を表す画像をカメラ画像に重畳表示することで、ショベルが目標施工面に正対しているか否かを操作者に認識させるようにしている。カメラ画像は、ショベルに取り付けられている複数のカメラが取得した画像を合成して生成される俯瞰画像である。
国際公開第2017/026469号
しかしながら、上述のショベルは、ショベルが目標施工面に正対しているか否かを操作者に認識させることができるのみである。そのため、ショベルが目標施工面に正対していない場合、ショベルをその目標施工面に正対させたい操作者は、旋回操作を行う必要がある。この点において、上述のショベルは、操作者に煩わしさを感じさせてしまうおそれがある。
そこで、ショベルを目標施工面に正対させる際の煩わしさを低減できるショベルを提供することが望ましい。
本発明の実施形態に係るショベルは、下部走行体と、前記下部走行体に旋回可能に搭載される上部旋回体と、目標施工面に関する情報と前記上部旋回体の向きに関する情報とに基づいて前記上部旋回体を前記目標施工面に正対させるようにアクチュエータを動作させる正対制御を実行可能な制御装置と、を備える。
上述の手段により、ショベルを目標施工面に正対させる際の煩わしさを低減できるショベルが提供される。
本発明の実施形態に係るショベルの側面図である。 図1のショベルの駆動系の構成例を示すブロック図である。 図1のショベルに搭載される油圧システムの構成例を示す概略図である。 図1のショベルに搭載される油圧システムの一部を抜き出した図である。 図1のショベルに搭載される油圧システムの一部を抜き出した図である。 図1のショベルに搭載される油圧システムの一部を抜き出した図である。 図1のショベルの駆動系の別の構成例を示すブロック図である。 正対処理のフローチャートである。 正対処理が実行される際のショベルの上面図である。 正対処理が実行される際のショベルの上面図である。 正対処理が実行される際のショベルの斜視図である。 正対処理が実行される際のショベルの斜視図である。 正対処理が実行される際のショベルの上面図である。 正対処理が実行される際のショベルの上面図である。 電気式操作装置を含む操作システムの構成例を示す図である。
図1は本発明の実施形態に係る掘削機としてのショベル100の側面図である。ショベル100の下部走行体1には旋回機構2を介して上部旋回体3が旋回可能に搭載されている。上部旋回体3にはブーム4が取り付けられている。ブーム4の先端にはアーム5が取り付けられ、アーム5の先端にはエンドアタッチメントとしてのバケット6が取り付けられている。
ブーム4、アーム5及びバケット6は、アタッチメントの一例としての掘削アタッチメントを構成している。そして、ブーム4は、ブームシリンダ7で駆動され、アーム5は、アームシリンダ8で駆動され、バケット6は、バケットシリンダ9で駆動される。ブーム4にはブーム角度センサS1が取り付けられ、アーム5にはアーム角度センサS2が取り付けられ、バケット6にはバケット角度センサS3が取り付けられている。
ブーム角度センサS1はブーム4の回動角度を検出するように構成されている。本実施形態では、ブーム角度センサS1は加速度センサであり、上部旋回体3に対するブーム4の回動角度(以下、「ブーム角度」とする。)を検出できる。ブーム角度は、例えば、ブーム4を最も下げたときに最小角度となり、ブーム4を上げるにつれて大きくなる。
アーム角度センサS2はアーム5の回動角度を検出するように構成されている。本実施形態では、アーム角度センサS2は加速度センサであり、ブーム4に対するアーム5の回動角度(以下、「アーム角度」とする。)を検出できる。アーム角度は、例えば、アーム5を最も閉じたときに最小角度となり、アーム5を開くにつれて大きくなる。
バケット角度センサS3はバケット6の回動角度を検出するように構成されている。本実施形態では、バケット角度センサS3は加速度センサであり、アーム5に対するバケット6の回動角度(以下、「バケット角度」とする。)を検出できる。バケット角度は、例えば、バケット6を最も閉じたときに最小角度となり、バケット6を開くにつれて大きくなる。
ブーム角度センサS1、アーム角度センサS2、及び、バケット角度センサS3はそれぞれ、可変抵抗器を利用したポテンショメータ、対応する油圧シリンダのストローク量を検出するストロークセンサ、連結ピン回りの回動角度を検出するロータリエンコーダ、ジャイロセンサ、又は、加速度センサとジャイロセンサの組み合わせ等であってもよい。
上部旋回体3には運転室であるキャビン10が設けられ且つエンジン11等の動力源が搭載されている。また、上部旋回体3には、コントローラ30、表示装置40、入力装置42、音声出力装置43、記憶装置47、機体傾斜センサS4、旋回角速度センサS5、カメラS6、通信装置T1及び測位装置P1等が取り付けられている。
コントローラ30は、ショベル100の駆動制御を行う主制御部として機能するように構成されている。本実施形態では、コントローラ30は、CPU、RAM、ROM等を含むコンピュータで構成されている。コントローラ30の各種機能は、例えば、ROMに格納されたプログラムをCPUが実行することで実現される。各種機能は、例えば、操作者によるショベル100の手動操作をガイド(案内)するマシンガイダンス機能、及び、操作者によるショベル100の手動操作を自動的に支援するマシンコントロール機能を含む。コントローラ30に含まれるマシンガイダンス装置50は、マシンガイダンス機能及びマシンコントロール機能を実行するように構成されている。
表示装置40は、各種情報を表示するように構成されている。表示装置40は、CAN等の通信ネットワークを介してコントローラ30に接続されていてもよく、専用線を介してコントローラ30に接続されていてもよい。
入力装置42は、操作者が各種情報をコントローラ30に入力できるように構成されている。入力装置42は、キャビン10内に設置されたタッチパネル、ノブスイッチ及びメンブレンスイッチ等を含む。
音声出力装置43は、音声を出力するように構成されている。音声出力装置43は、例えば、コントローラ30に接続される車載スピーカであってもよく、ブザー等の警報器であってもよい。本実施形態では、音声出力装置43は、コントローラ30からの音声出力指令に応じて各種情報を音声出力するように構成されている。
記憶装置47は、各種情報を記憶するように構成されている。記憶装置47は、例えば、半導体メモリ等の不揮発性記憶媒体である。記憶装置47は、ショベル100の動作中に各種機器が出力する情報を記憶してもよく、ショベル100の動作が開始される前に各種機器を介して取得する情報を記憶してもよい。記憶装置47は、例えば、通信装置T1等を介して取得される目標施工面に関する情報を記憶していてもよい。目標施工面は、ショベル100の操作者が設定したものであってもよく、施工管理者等が設定したものであってもよい。
機体傾斜センサS4は仮想水平面に対する上部旋回体3の傾斜を検出するように構成されている。本実施形態では、機体傾斜センサS4は上部旋回体3の前後軸回りの傾斜角及び左右軸回りの傾斜角を検出する加速度センサである。上部旋回体3の前後軸及び左右軸は、例えば、ショベル100の旋回軸上の一点であるショベル中心点で互いに直交する。
旋回角速度センサS5は、上部旋回体3の旋回角速度を検出するように構成されている。旋回角速度センサS5は、上部旋回体3の旋回角度を検出或いは算出するように構成されていてもよい。本実施形態では、旋回角速度センサS5は、ジャイロセンサである。旋回角速度センサS5は、レゾルバ、ロータリエンコーダ等であってもよい。
カメラS6は、空間認識装置の一例であり、ショベル100の周辺の画像を取得するように構成されている。本実施形態では、カメラS6は、ショベル100の前方の空間を撮像する前カメラS6F、ショベル100の左方の空間を撮像する左カメラS6L、ショベル100の右方の空間を撮像する右カメラS6R、及び、ショベル100の後方の空間を撮像する後カメラS6Bを含む。
カメラS6は、例えば、CCD又はCMOS等の撮像素子を有する単眼カメラであり、撮影した画像を表示装置40に出力する。カメラS6は、ステレオカメラ、距離画像カメラ等であってもよい。また、カメラS6は、超音波センサ、ミリ波レーダ、LIDAR又は赤外線センサ等の他の空間認識装置で置き換えられてもよく、他の空間認識装置とカメラとの組み合わせで置き換えられてもよい。
前カメラS6Fは、例えば、キャビン10の天井、すなわちキャビン10の内部に取り付けられている。但し、前カメラ6Fは、キャビン10の屋根、すなわちキャビン10の外部に取り付けられていてもよい。左カメラS6Lは、上部旋回体3の上面左端に取り付けられ、右カメラS6Rは、上部旋回体3の上面右端に取り付けられ、後カメラS6Bは、上部旋回体3の上面後端に取り付けられている。
通信装置T1は、ショベル100の外部にある外部機器との通信を制御する。本実施形態では、通信装置T1は、衛星通信網、携帯電話通信網又はインターネット網等を介した外部機器との通信を制御する。外部機器は、例えば、外部施設に設置されたサーバ等の管理装置であってもよく、ショベル100の周囲の作業者が携帯しているスマートフォン等の支援装置であってもよい。外部機器は、例えば、1又は複数のショベル100に関する施工情報を管理できるように構成されている。施工情報は、例えば、ショベル100の稼動時間、燃費及び作業量等の少なくとも1つに関する情報を含む。作業量は、例えば、掘削した土砂の量、及び、ダンプトラックの荷台に積み込んだ土砂の量等である。ショベル100は、通信装置T1を介し、所定の時間間隔でショベル100に関する施工情報を外部機器に送信するように構成されている。
測位装置P1は、上部旋回体3の位置を測定するように構成されている。測位装置P1は、上部旋回体3の向きを測定できるように構成されていてもよい。本実施形態では、測位装置P1は、例えばGNSSコンパスであり、上部旋回体3の位置及び向きを検出し、検出値をコントローラ30に対して出力する。そのため、測位装置P1は、上部旋回体3の向きを検出する向き検出装置として機能し得る。向き検出装置は、上部旋回体3に取り付けられた方位センサであってもよい。
図2は、ショベル100の駆動系の構成例を示すブロック図であり、機械的動力系、作動油ライン、パイロットライン及び電気制御系をそれぞれ二重線、実線、破線及び点線で示している。
ショベル100の駆動系は、主に、エンジン11、レギュレータ13、メインポンプ14、パイロットポンプ15、コントロールバルブ17、操作装置26、吐出圧センサ28、操作圧センサ29、コントローラ30及び比例弁31等を含む。
エンジン11は、ショベル100の駆動源である。本実施形態では、エンジン11は、例えば、所定の回転数を維持するように動作するディーゼルエンジンである。また、エンジン11の出力軸は、メインポンプ14及びパイロットポンプ15のそれぞれの入力軸に連結されている。
メインポンプ14は、作動油ラインを介して作動油をコントロールバルブ17に供給するように構成されている。本実施形態では、メインポンプ14は、斜板式可変容量型油圧ポンプである。
レギュレータ13は、メインポンプ14の吐出量を制御するように構成されている。本実施形態では、レギュレータ13は、コントローラ30からの制御指令に応じてメインポンプ14の斜板傾転角を調節することによってメインポンプ14の吐出量を制御する。例えば、コントローラ30は、操作圧センサ29等の出力を受信し、必要に応じてレギュレータ13に対して制御指令を出力し、メインポンプ14の吐出量を変化させる。
パイロットポンプ15は、パイロットラインを介して操作装置26及び比例弁31を含む各種油圧制御機器に作動油を供給する。本実施形態では、パイロットポンプ15は、固定容量型油圧ポンプである。但し、パイロットポンプ15は、省略されてもよい。この場合、パイロットポンプ15が担っていた機能は、メインポンプ14によって実現されてもよい。すなわち、メインポンプ14は、コントロールバルブ17に作動油を供給する機能とは別に回路を設け、絞り等により作動油の供給圧力を低下させた後で、操作装置26等に作動油を供給する機能を備えていてもよい。
コントロールバルブ17は、ショベル100における油圧システムを制御する油圧制御装置である。本実施形態では、コントロールバルブ17は、制御弁171〜176を含む。コントロールバルブ17は、制御弁171〜176を通じ、メインポンプ14が吐出する作動油を1又は複数の油圧アクチュエータに選択的に供給できる。制御弁171〜176は、メインポンプ14から油圧アクチュエータに流れる作動油の流量、及び、油圧アクチュエータから作動油タンクに流れる作動油の流量を制御するように構成されている。油圧アクチュエータは、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、バケットシリンダ9、左側走行用油圧モータ1L、右側走行用油圧モータ1R及び旋回用油圧モータ2Aを含む。旋回用油圧モータ2Aは、電動アクチュエータとしての旋回用電動発電機であってもよい。
操作装置26は、操作者がアクチュエータの操作のために用いる装置である。アクチュエータは、油圧アクチュエータ及び電動アクチュエータの少なくとも一方を含む。本実施形態では、操作装置26は、パイロットラインを介して、パイロットポンプ15が吐出する作動油を、コントロールバルブ17内の対応する制御弁のパイロットポートに供給する。パイロットポートのそれぞれに供給される作動油の圧力(パイロット圧)は、原則として、油圧アクチュエータのそれぞれに対応する操作装置26の操作方向及び操作量に応じた圧力である。操作装置26のうちの少なくとも1つは、パイロットライン及びシャトル弁32を介して、パイロットポンプ15が吐出する作動油を、コントロールバルブ17内の対応する制御弁のパイロットポートに供給できるように構成されている。
吐出圧センサ28は、メインポンプ14の吐出圧を検出するように構成されている。本実施形態では、吐出圧センサ28は、検出した値をコントローラ30に対して出力する。
操作圧センサ29は、操作装置26を用いた操作者の操作内容を検出するように構成されている。本実施形態では、操作圧センサ29は、アクチュエータのそれぞれに対応する操作装置26の操作方向及び操作量を圧力の形で検出し、検出した値をコントローラ30に対して出力する。操作装置26の操作内容は、操作圧センサ以外の他のセンサを用いて検出されてもよい。
マシンコントロール用制御弁として機能する比例弁31は、パイロットポンプ15とシャトル弁32とを接続する管路に配置され、その管路の流路面積を変更できるように構成されている。本実施形態では、比例弁31は、コントローラ30が出力する制御指令に応じて動作する。そのため、コントローラ30は、操作者による操作装置26の操作とは無関係に、パイロットポンプ15が吐出する作動油を、比例弁31及びシャトル弁32を介し、コントロールバルブ17内の対応する制御弁のパイロットポートに供給できる。
シャトル弁32は、2つの入口ポートと1つの出口ポートを有する。2つの入口ポートのうちの一方は操作装置26に接続され、他方は比例弁31に接続されている。出口ポートは、コントロールバルブ17内の対応する制御弁のパイロットポートに接続されている。そのため、シャトル弁32は、操作装置26が生成するパイロット圧と比例弁31が生成するパイロット圧のうちの高い方を、対応する制御弁のパイロットポートに作用させることができる。
この構成により、コントローラ30は、特定の操作装置26に対する操作が行われていない場合であっても、その特定の操作装置26に対応する油圧アクチュエータを動作させることができる。
次に、コントローラ30に含まれているマシンガイダンス装置50について説明する。マシンガイダンス装置50は、例えば、マシンガイダンス機能を実行するように構成されている。本実施形態では、マシンガイダンス装置50は、例えば、目標施工面とアタッチメントの作業部位との距離等の作業情報を操作者に伝える。目標施工面に関する情報は、例えば、記憶装置47に予め記憶されている。マシンガイダンス装置50は、通信装置T1を介し、目標施工面に関する情報を外部機器から取得してもよい。目標施工面に関する情報は、例えば、基準座標系で表現されている。基準座標系は、例えば、世界測地系である。世界測地系は、地球の重心に原点をおき、X軸をグリニッジ子午線と赤道との交点の方向に、Y軸を東経90度の方向に、そしてZ軸を北極の方向にとる三次元直交XYZ座標系である。目標施工面は、基準点との相対的な位置関係に基づいて設定されてもよい。この場合、操作者は、施工現場の任意の点を基準点と定めてもよい。アタッチメントの作業部位は、例えば、バケット6の爪先又はバケット6の背面等である。マシンガイダンス装置50は、表示装置40又は音声出力装置43等を介して作業情報を操作者に伝えることでショベル100の操作をガイドするように構成されていてもよい。
マシンガイダンス装置50は、操作者によるショベル100の手動操作を自動的に支援するマシンコントロール機能を実行してもよい。例えば、マシンガイダンス装置50は、操作者が手動で掘削操作を行っているときに、目標施工面とバケット6の先端位置とが一致するようにブーム4、アーム5及びバケット6の少なくとも1つを自動的に動作させてもよい。
本実施形態では、マシンガイダンス装置50は、コントローラ30に組み込まれているが、コントローラ30とは別に設けられた制御装置であってもよい。この場合、マシンガイダンス装置50は、例えば、コントローラ30と同様、CPU及び内部メモリを含むコンピュータで構成される。そして、マシンガイダンス装置50の各種機能は、CPUが内部メモリに格納されたプログラムを実行することで実現される。また、マシンガイダンス装置50とコントローラ30とはCAN等の通信ネットワークを通じて互いに通信可能に接続される。
具体的には、マシンガイダンス装置50は、ブーム角度センサS1、アーム角度センサS2、バケット角度センサS3、機体傾斜センサS4、旋回角速度センサS5、カメラS6、測位装置P1、通信装置T1及び入力装置42等から情報を取得する。そして、マシンガイダンス装置50は、例えば、取得した情報に基づいてバケット6と目標施工面との間の距離を算出し、音声及び画像表示の少なくとも1つにより、バケット6と目標施工面との間の距離の大きさをショベル100の操作者に伝えるようにする。
そのため、マシンガイダンス装置50は、位置算出部51、距離算出部52、情報伝達部53及び自動制御部54を有する。
位置算出部51は、測位対象の位置を算出するように構成されている。本実施形態では、位置算出部51は、アタッチメントの作業部位の基準座標系における座標点を算出する。具体的には、位置算出部51は、ブーム4、アーム5及びバケット6のそれぞれの回動角度からバケット6の爪先の座標点を算出する。位置算出部51は、バケット6の爪先の中央の座標点だけでなく、バケット6の爪先の左端の座標点、及び、バケット6の爪先の右端の座標点を算出してもよい。
距離算出部52は、2つの測位対象間の距離を算出するように構成されている。本実施形態では、距離算出部52は、バケット6の爪先と目標施工面との間の鉛直距離を算出する。距離算出部52は、ショベル100が目標施工面に正対しているか否かをマシンガイダンス装置50が判断できるよう、バケット6の爪先の左端及び右端のそれぞれの座標点とそれらに対応する目標施工面との距離(例えば鉛直距離)を算出してもよい。
情報伝達部53は、各種情報をショベル100の操作者に伝えるように構成されている。本実施形態では、情報伝達部53は、距離算出部52が算出した各種距離の大きさをショベル100の操作者に伝える。具体的には、視覚情報及び聴覚情報の少なくとも1つを用いて、バケット6の爪先と目標施工面との間の鉛直距離の大きさをショベル100の操作者に伝える。
例えば、情報伝達部53は、音声出力装置43による断続音を用いて、バケット6の爪先と目標施工面との間の鉛直距離の大きさを操作者に伝えてもよい。この場合、情報伝達部53は、鉛直距離が小さくなるほど、断続音の間隔を短くしてもよい。情報伝達部53は、連続音を用いてもよく、音の高低及び強弱等の少なくとも1つを変化させて鉛直距離の大きさの違いを表すようにしてもよい。また、情報伝達部53は、バケット6の爪先が目標施工面よりも低い位置になった場合には警報を発してもよい。警報は、例えば、断続音より顕著に大きい連続音である。
また、情報伝達部53は、バケット6の爪先と目標施工面との間の鉛直距離の大きさを作業情報として表示装置40に表示させてもよい。表示装置40は、例えば、カメラS6から受信した画像データと共に、情報伝達部53から受信した作業情報を画面に表示する。情報伝達部53は、例えば、アナログメータの画像又はバーグラフインジケータの画像等を用いて鉛直距離の大きさを操作者に伝えるようにしてもよい。
自動制御部54は、アクチュエータを自動的に動作させることで操作者によるショベル100の手動操作を自動的に支援する。例えば、自動制御部54は、操作者が手動でアーム閉じ操作を行っている場合に、目標施工面とバケット6の爪先の位置とが一致するようにブームシリンダ7、アームシリンダ8及びバケットシリンダ9の少なくとも1つを自動的に伸縮させてもよい。この場合、操作者は、例えば、アーム操作レバーを閉じ方向に操作するだけで、バケット6の爪先を目標施工面に一致させながら、アーム5を閉じることができる。この自動制御は、入力装置42の1つである所定のスイッチが押下されたときに実行されるように構成されていてもよい。所定のスイッチは、例えば、マシンコントロールスイッチ(以下、「MCスイッチ」とする。)であり、ノブスイッチとして操作装置26の先端に配置されていてもよい。
自動制御部54は、MCスイッチ等の所定のスイッチが押下されたときに、上部旋回体3を目標施工面に正対させるために旋回用油圧モータ2Aを自動的に回転させてもよい。この場合、操作者は、所定のスイッチを押下するだけで、若しくは、所定のスイッチを押下した状態で旋回操作レバーを操作するだけで、上部旋回体3を目標施工面に正対させることができる。或いは、操作者は、所定のスイッチを押下するだけで、上部旋回体3を目標施工面に正対させ且つマシンコントロール機能を開始させることができる。以下では、上部旋回体3を目標施工面に正対させる制御を「正対制御」と称する。正対制御では、マシンガイダンス装置50は、バケット6の爪先の左端の座標点と目標施工面との間の鉛直距離である左端鉛直距離と、バケット6の爪先の右端の座標点と目標施工面との間の鉛直距離である右端鉛直距離とが等しくなった場合に、ショベル100が目標施工面に正対していると判断する。但し、左端鉛直距離と右端鉛直距離とが等しくなった場合ではなく、すなわち左端鉛直距離と右端鉛直距離との差がゼロになった場合ではなく、その差が所定値以下になった場合に、ショベル100が目標施工面に正対していると判断してもよい。マシンガイダンス装置50は、旋回用油圧モータ2Aを自動的に回転させた後で、ショベル100が目標施工面に正対していると判断した場合、視覚情報及び聴覚情報の少なくとも1つを用い、正対制御が完了したことを操作者に知らせてもよい。すなわち、マシンガイダンス装置50は、上部旋回体3を目標施工面に正対させたことを操作者に知らせてもよい。
本実施形態では、自動制御部54は、各アクチュエータに対応する制御弁に作用するパイロット圧を個別に且つ自動的に調整することで各アクチュエータを自動的に動作させることができる。例えば、正対制御では、自動制御部54は、左端鉛直距離と右端鉛直距離との差に基づいて旋回用油圧モータ2Aを動作させてもよい。具体的には、自動制御部54は、所定のスイッチが押下された状態で旋回操作レバーが操作されると、上部旋回体3を目標施工面に正対させる方向に旋回操作レバーが操作されたか否かを判断する。例えば、バケット6の爪先と目標施工面(上り法面)との間の鉛直距離が大きくなる方向に旋回操作レバーが操作された場合、自動制御部54は、正対制御を実行しない。一方で、バケット6の爪先と目標施工面(上り法面)との間の鉛直距離が小さくなる方向に旋回操作レバーが操作された場合、自動制御部54は、正対制御を実行する。その結果、自動制御部54は、左端鉛直距離と右端鉛直距離との差が小さくなるように旋回用油圧モータ2Aを動作させることができる。その後、自動制御部54は、その差が所定値以下或いはゼロになると、旋回用油圧モータ2Aを停止させる。或いは、自動制御部54は、その差が所定値以下或いはゼロとなる旋回角度を目標角度として設定し、その目標角度と現在の旋回角度(検出値)との角度差がゼロになるように旋回角度制御を行ってもよい。この場合、旋回角度は、例えば、基準方向に関する上部旋回体3の前後軸の角度である。
また、自動制御部54は、掘削操作又は法面仕上げ操作等の目標施工面に関する操作が行われているときに、上部旋回体3が目標施工面に正対している状態が維持されるようにアクチュエータを自動的に動作させてもよい。例えば、自動制御部54は、掘削反力等により上部旋回体3の向きが変わり、上部旋回体3が目標施工面に正対しなくなった場合、上部旋回体3を速やかに目標施工面に正対させるために、旋回用油圧モータ2Aを自動的に動作させてもよい。或いは、自動制御部54は、目標施工面に関する操作が行われているときに、掘削反力等によって上部旋回体3の向きが変化しないように、アクチュエータを予防的に動作させてもよい。
次に図3を参照し、ショベル100に搭載される油圧システムの構成例について説明する。図3は、図1のショベル100に搭載される油圧システムの構成例を示す概略図である。図3は、図2と同様に、機械的動力系、作動油ライン、パイロットライン及び電気制御系を、それぞれ二重線、実線、破線及び点線で示している。
油圧システムは、エンジン11によって駆動されるメインポンプ14L、14Rから、センターバイパス管路40L、40R及びパラレル管路42L、42Rの少なくとも1つを経て作動油タンクまで作動油を循環させている。メインポンプ14L、14Rは、図2のメインポンプ14に対応する。
センターバイパス管路40Lは、コントロールバルブ17内に配置された制御弁171、173、175L及び176Lを通る作動油ラインである。センターバイパス管路40Rは、コントロールバルブ17内に配置された制御弁172、174、175R及び176Rを通る作動油ラインである。制御弁175L、175Rは、図2の制御弁175に対応する。制御弁176L、176Rは、図2の制御弁176に対応する。
制御弁171は、メインポンプ14Lが吐出する作動油を左側走行用油圧モータ1Lへ供給し、且つ、左側走行用油圧モータ1Lが吐出する作動油を作動油タンクへ排出するために作動油の流れを切り換えるスプール弁である。
制御弁172は、メインポンプ14Rが吐出する作動油を右側走行用油圧モータ1Rへ供給し、且つ、右側走行用油圧モータ1Rが吐出する作動油を作動油タンクへ排出するために作動油の流れを切り換えるスプール弁である。
制御弁173は、メインポンプ14Lが吐出する作動油を旋回用油圧モータ2Aへ供給し、且つ、旋回用油圧モータ2Aが吐出する作動油を作動油タンクへ排出するために作動油の流れを切り換えるスプール弁である。
制御弁174は、メインポンプ14Rが吐出する作動油をバケットシリンダ9へ供給し、且つ、バケットシリンダ9内の作動油を作動油タンクへ排出するために作動油の流れを切り換えるスプール弁である。
制御弁175L、175Rは、メインポンプ14L、14Rが吐出する作動油をブームシリンダ7へ供給し、且つ、ブームシリンダ7内の作動油を作動油タンクへ排出するために作動油の流れを切り換えるスプール弁である。
制御弁176L、176Rは、メインポンプ14L、14Rが吐出する作動油をアームシリンダ8へ供給し、且つ、アームシリンダ8内の作動油を作動油タンクへ排出するために作動油の流れを切り換えるスプール弁である。
パラレル管路42Lは、センターバイパス管路40Lに並行する作動油ラインである。パラレル管路42Lは、制御弁171、173、175Lの何れかによってセンターバイパス管路40Lを通る作動油の流れが制限或いは遮断された場合に、より下流の制御弁に作動油を供給できるように構成されている。パラレル管路42Rは、センターバイパス管路40Rに並行する作動油ラインである。パラレル管路42Rは、制御弁172、174、175Rの何れかによってセンターバイパス管路40Rを通る作動油の流れが制限或いは遮断された場合に、より下流の制御弁に作動油を供給できるように構成されている。
レギュレータ13L、13Rは、メインポンプ14L、14Rの吐出圧に応じてメインポンプ14L、14Rの斜板傾転角を調節することによって、メインポンプ14L、14Rの吐出量を制御する。レギュレータ13L、13Rは、図2のレギュレータ13に対応する。レギュレータ13Lは、例えば、メインポンプ14Lの吐出圧の増大に応じてメインポンプ14Lの斜板傾転角を調節して吐出量を減少させる。レギュレータ13Rについても同様である。吐出圧と吐出量との積で表されるメインポンプ14の吸収パワー(吸収馬力)がエンジン11の出力パワー(出力馬力)を超えないようにするためである。
吐出圧センサ28Lは、吐出圧センサ28の一例であり、メインポンプ14Lの吐出圧を検出し、検出した値をコントローラ30に対して出力する。吐出圧センサ28Rについても同様である。
ここで、図3の油圧システムで採用されるネガティブコントロール制御について説明する。
センターバイパス管路40Lには、最も下流にある制御弁176Lと作動油タンクとの間に絞り18Lが配置されている。メインポンプ14Lが吐出した作動油の流れは、絞り18Lで制限される。そして、絞り18Lは、レギュレータ13Lを制御するための制御圧を発生させる。制御圧センサ19Lは、制御圧を検出するためのセンサであり、検出した値をコントローラ30に対して出力する。同様に、センターバイパス管路40Rには、最も下流にある制御弁176Rと作動油タンクとの間に絞り18Rが配置されている。メインポンプ14Rが吐出した作動油の流れは、絞り18Rで制限される。そして、絞り18Rは、レギュレータ13Rを制御するための制御圧を発生させる。制御圧センサ19Rは、制御圧を検出するためのセンサであり、検出した値をコントローラ30に対して出力する。
コントローラ30は、制御圧センサ19Lが検出した制御圧に応じてメインポンプ14Lの斜板傾転角を調節することによって、メインポンプ14Lの吐出量を制御する。コントローラ30は、制御圧が大きいほどメインポンプ14Lの吐出量を減少させ、制御圧が小さいほどメインポンプ14Lの吐出量を増大させる。
具体的には、図3で示されるように、ショベル100における油圧アクチュエータが何れも操作されていない待機状態の場合、メインポンプ14Lが吐出する作動油は、センターバイパス管路40Lを通って絞り18Lに至る。そして、メインポンプ14Lが吐出する作動油の流れは、絞り18Lの上流で発生する制御圧を増大させる。その結果、コントローラ30は、メインポンプ14Lの吐出量を許容最小吐出量まで減少させ、吐出した作動油がセンターバイパス管路40Lを通過する際の圧力損失(ポンピングロス)を抑制する。
一方、何れかの油圧アクチュエータが操作された場合、メインポンプ14Lが吐出する作動油は、操作対象の油圧アクチュエータに対応する制御弁を介して、操作対象の油圧アクチュエータに流れ込む。そして、メインポンプ14Lが吐出する作動油の流れは、絞り18Lに至る量を減少或いは消失させ、絞り18Lの上流で発生する制御圧を低下させる。その結果、コントローラ30は、メインポンプ14Lの吐出量を増大させ、操作対象の油圧アクチュエータに十分な作動油を循環させ、操作対象の油圧アクチュエータの駆動を確かなものとする。なお、上述のメインポンプ14Lに関する説明は、メインポンプ14Rにも同様に適用される。
上述のような構成により、図3の油圧システムは、待機状態においては、メインポンプ14L、14Rにおける無駄なエネルギ消費を抑制できる。無駄なエネルギ消費は、メインポンプ14L、14Rが吐出する作動油がセンターバイパス管路40L、40Rで発生させるポンピングロスを含む。また、図3の油圧システムは、油圧アクチュエータを作動させる場合には、メインポンプ14L、14Rから必要十分な作動油を作動対象の油圧アクチュエータに供給できる。
次に、図4A〜図4Cを参照し、アクチュエータを自動的に動作させる構成について説明する。図4A〜図4Cは、油圧システムの一部を抜き出した図である。具体的には、図4Aは、ブームシリンダ7の操作に関する油圧システム部分を抜き出した図であり、図4Bは、バケットシリンダ9の操作に関する油圧システム部分を抜き出した図であり、図4Cは、旋回用油圧モータ2Aの操作に関する油圧システム部分を抜き出した図である。
図4Aにおけるブーム操作レバー26Aは、操作装置26の一例であり、ブーム4を操作するために用いられる。ブーム操作レバー26Aは、パイロットポンプ15が吐出する作動油を利用し、操作内容に応じたパイロット圧を制御弁175L、175Rのパイロットポートに作用させる。具体的には、ブーム操作レバー26Aは、ブーム上げ方向に操作された場合に、操作量に応じたパイロット圧を制御弁175Lの右側パイロットポートと制御弁175Rの左側パイロットポートに作用させる。また、ブーム操作レバー26Aは、ブーム下げ方向に操作された場合には、操作量に応じたパイロット圧を制御弁176Rの右側パイロットポートに作用させる。
操作圧センサ29Aは、操作圧センサ29の一例であり、ブーム操作レバー26Aに対する操作者の操作内容を圧力の形で検出し、検出した値をコントローラ30に対して出力する。操作内容は、例えば、操作方向及び操作量(操作角度)等である。
比例弁31AL、31ARは、比例弁31の一例であり、シャトル弁32AL、32ARは、シャトル弁32の一例である。比例弁31ALは、コントローラ30が出力する電流指令に応じて動作する。そして、比例弁31ALは、パイロットポンプ15から比例弁31AL及びシャトル弁32ALを介して制御弁175Lの右側パイロットポート及び制御弁175Rの左側パイロットポートに導入される作動油によるパイロット圧を調整する。比例弁31ARは、コントローラ30が出力する電流指令に応じて動作する。そして、比例弁31ARは、パイロットポンプ15から比例弁31AR及びシャトル弁32ARを介して制御弁175Rの右側パイロットポートに導入される作動油によるパイロット圧を調整する。比例弁31AL、31ARは、制御弁175L、175Rを任意の弁位置で停止できるようにパイロット圧を調整可能である。
この構成により、コントローラ30は、例えば、操作者によるブーム上げ操作とは無関係に、パイロットポンプ15が吐出する作動油を、比例弁31AL及びシャトル弁32ALを介し、制御弁175Lの右側パイロットポート及び制御弁175Rの左側パイロットポートに供給できる。すなわち、コントローラ30は、ブーム4を自動的に上げることができる。また、コントローラ30は、操作者によるブーム下げ操作とは無関係に、パイロットポンプ15が吐出する作動油を、比例弁31AR及びシャトル弁32ARを介し、制御弁175Rの右側パイロットポートに供給できる。すなわち、コントローラ30は、ブーム4を自動的に下げることができる。
図4Bにおけるバケット操作レバー26Bは、操作装置26の一例であり、バケット6を操作するために用いられる。バケット操作レバー26Bは、パイロットポンプ15が吐出する作動油を利用し、操作内容に応じたパイロット圧を制御弁174のパイロットポートに作用させる。具体的には、バケット操作レバー26Bは、バケット開き方向に操作された場合に、操作量に応じたパイロット圧を制御弁174の右側パイロットポートに作用させる。また、バケット操作レバー26Bは、バケット閉じ方向に操作された場合に、操作量に応じたパイロット圧を制御弁174の左側パイロットポートに作用させる。
操作圧センサ29Bは、操作圧センサ29の一例であり、バケット操作レバー26Bに対する操作者の操作内容を圧力の形で検出し、検出した値をコントローラ30に対して出力する。
比例弁31BL、31BRは、比例弁31の一例であり、シャトル弁32BL、32BRは、シャトル弁32の一例である。比例弁31BLは、コントローラ30が出力する電流指令に応じて動作する。そして、比例弁31BLは、パイロットポンプ15から比例弁31BL及びシャトル弁32BLを介して制御弁174の左側パイロットポートに導入される作動油によるパイロット圧を調整する。比例弁31BRは、コントローラ30が出力する電流指令に応じて動作する。そして、比例弁31BRは、パイロットポンプ15から比例弁31BR及びシャトル弁32BRを介して制御弁174の右側パイロットポートに導入される作動油によるパイロット圧を調整する。比例弁31BL、31BRは、制御弁174を任意の弁位置で停止できるようにパイロット圧を調整可能である。
この構成により、コントローラ30は、操作者によるバケット閉じ操作とは無関係に、パイロットポンプ15が吐出する作動油を、比例弁31BL及びシャトル弁32BLを介し、制御弁174の左側パイロットポートに供給できる。すなわち、コントローラ30は、バケット6を自動的に閉じることができる。また、コントローラ30は、操作者によるバケット開き操作とは無関係に、パイロットポンプ15が吐出する作動油を、比例弁31BR及びシャトル弁32BRを介し、制御弁174の右側パイロットポートに供給できる。すなわち、コントローラ30は、バケット6を自動的に開くことができる。
図4Cにおける旋回操作レバー26Cは、操作装置26の一例であり、上部旋回体3を旋回させるために用いられる。旋回操作レバー26Cは、パイロットポンプ15が吐出する作動油を利用し、操作内容に応じたパイロット圧を制御弁173のパイロットポートに作用させる。具体的には、旋回操作レバー26Cは、左旋回方向に操作された場合に、操作量に応じたパイロット圧を制御弁173の左側パイロットポートに作用させる。また、旋回操作レバー26Cは、右旋回方向に操作された場合には、操作量に応じたパイロット圧を制御弁173の右側パイロットポートに作用させる。
操作圧センサ29Cは、操作圧センサ29の一例であり、旋回操作レバー26Cに対する操作者の操作内容を圧力の形で検出し、検出した値をコントローラ30に対して出力する。
比例弁31CL、31CRは、比例弁31の一例であり、シャトル弁32CL、32CRは、シャトル弁32の一例である。比例弁31CLは、コントローラ30が出力する電流指令に応じて動作する。そして、比例弁31CLは、パイロットポンプ15から比例弁31CL及びシャトル弁32CLを介して制御弁173の左側パイロットポートに導入される作動油によるパイロット圧を調整する。比例弁31CRは、コントローラ30が出力する電流指令に応じて動作する。そして、比例弁31CRは、パイロットポンプ15から比例弁31CR及びシャトル弁32CRを介して制御弁173の右側パイロットポートに導入される作動油によるパイロット圧を調整する。比例弁31CL、31CRは、制御弁173を任意の弁位置で停止できるようにパイロット圧を調整可能である。
この構成により、コントローラ30は、操作者による左旋回操作とは無関係に、パイロットポンプ15が吐出する作動油を、比例弁31CL及びシャトル弁32CLを介し、制御弁173の左側パイロットポートに供給できる。すなわち、コントローラ30は、上部旋回体3を自動的に左旋回させることができる。また、コントローラ30は、操作者による右旋回操作とは無関係に、パイロットポンプ15が吐出する作動油を、比例弁31CR及びシャトル弁32CRを介し、制御弁173の右側パイロットポートに供給できる。すなわち、コントローラ30は、上部旋回体3を自動的に右旋回させることができる。
ショベル100は、アーム5を自動的に開閉させる構成、及び、下部走行体1を自動的に前進・後進させる構成を備えていてもよい。この場合、アームシリンダ8の操作に関する油圧システム部分、左側走行用油圧モータ1Lの操作に関する油圧システム部分、及び、右側走行用油圧モータ1Rの操作に関する油圧システム部分は、ブームシリンダ7の操作に関する油圧システム部分等と同じように構成されてもよい。
次に、図5を参照し、マシンガイダンス装置50の別の構成例について説明する。図5は、ショベル100の駆動系の別の構成例を示すブロック図であり、図2に対応する。図5の駆動系は、マシンガイダンス装置50が旋回角度算出部55及び相対角度算出部56を含む点で、図2の駆動系と相違するが、その他の点で共通する。そのため、共通部分の説明を省略し、相違部分を詳細に説明する。
旋回角度算出部55は、上部旋回体3の旋回角度を算出する。上部旋回体3の現在の向きを特定するためである。本実施形態では、旋回角度算出部55は、測位装置P1としてのGNSSコンパスの出力に基づき、基準方向に関する上部旋回体3の前後軸の角度を旋回角度として算出する。旋回角度算出部55は、旋回角速度センサS5の出力に基づいて旋回角度を算出してもよい。また、旋回角度算出部55は、施工現場に基準点が設定されている場合には、旋回軸から基準点を見た方向を基準方向としてもよい。
旋回角度は、アタッチメント稼動面が延びる方向を示す。アタッチメント稼動面は、例えば、アタッチメントを縦断する仮想平面であり、旋回平面に垂直となるように配置される。旋回平面は、例えば、旋回軸に垂直な旋回フレームの底面を含む仮想平面である。マシンガイダンス装置50は、例えば、アタッチメント稼動面AF(図8A参照。)が目標施工面の法線を含んでいると判断した場合に、上部旋回体3が目標施工面に正対していると判断する。
相対角度算出部56は、上部旋回体3を目標施工面に正対させるために必要な旋回角度としての相対角度を算出する。相対角度は、例えば、上部旋回体3を目標施工面に正対させたときの上部旋回体3の前後軸の方向と、上部旋回体3の前後軸の現在の方向との間に形成されている相対的な角度である。本実施形態では、相対角度算出部56は、記憶装置47に記憶されている目標施工面に関する情報と、旋回角度算出部55が算出した旋回角度とに基づいて相対角度を算出する。
自動制御部54は、所定のスイッチが押下された状態で旋回操作レバーが操作されると、上部旋回体3を目標施工面に正対させる方向に旋回操作レバーが操作されたか否かを判断する。そして、上部旋回体3を目標施工面に正対させる方向に旋回操作レバーが操作されたと判断した場合、自動制御部54は、相対角度算出部56が算出した相対角度を目標角度として設定する。そして、旋回操作レバーが操作された後の旋回角度の変化が目標角度に達した場合に、上部旋回体3が目標施工面に正対したと判定し、旋回用油圧モータ2Aの動きを停止させる。
このようにして、図5のマシンガイダンス装置50は、図2のマシンガイダンス装置50と同様に、上部旋回体3を目標施工面に正対させることができる。
次に、図6、図7A、図7B、図8A及び図8Bを参照し、コントローラ30が上部旋回体3を目標施工面に正対させる処理(以下、「正対処理」とする。)の一例について説明する。図6は、正対処理のフローチャートである。コントローラ30は、MCスイッチが押下されたときにこの正対処理を実行する。図7A及び図7Bは、正対処理が実行される際のショベル100の上面図であり、図8A及び図8Bは、正対処理が実行される際のショベル100を左後方から見たときのショベル100の斜視図である。具体的には、図7A及び図8Aは、上部旋回体3が目標施工面に正対していない状態を示し、図7B及び図8Bは、上部旋回体3が目標施工面に正対している状態を示す。図7A、図7B、図8A及び図8Bにおける目標施工面は、例えば図1に示すような上り法面BSである。そして、領域NSは、上り法面BSが完成していない状態、すなわち、図1に示すように地表面ESが上り法面BSと一致していない状態を表し、領域CSは、上り法面BSが完成した状態、すなわち、地表面ESが上り法面BSと一致している状態を表す。
上部旋回体3が目標施工面に正対している状態は、例えば、図7Bに示すように、仮想水平面上で、目標施工面の向き(延長方向)を表す線分L1と、上部旋回体3の前後軸を表す線分L2との間に形成される角度αが90度になっている状態を含む。線分L1で表される目標施工面の向きとしての法面の延長方向は、例えば、斜面長方向に垂直な方向である。斜面長方向は、例えば、法面の上端(法肩)と下端(法尻)とを最短距離で結ぶ仮想線分に沿った方向である。上部旋回体3が目標施工面に正対している状態は、仮想水平面上で、上部旋回体3の前後軸を表す線分L2と、目標施工面の向き(延長方向)に垂直な線分L3との間に形成される角度β(図9A参照。)が0度になっている状態として定義されてもよい。なお、線分L3で表される方向は、目標施工面に下ろした垂線の水平成分の方向に対応している。
図8A及び図8Bの仮想円筒体CBは目標施工面(上り法面BS)の法線の一部を表し、一点鎖線は仮想的な旋回平面SFの一部を表し、破線は仮想的なアタッチメント稼動面AFの一部を表す。アタッチメント稼動面AFは、旋回平面SFに垂直となるように配置されている。そして、図8Bに示すように、上部旋回体3が目標施工面に正対している状態では、アタッチメント稼動面AFは、仮想円筒体CBで表されるような法線の一部を含むように、すなわち、アタッチメント稼動面AFが法線の一部に沿って延びるように配置されている。
自動制御部54は、例えば、アタッチメント稼動面AFと目標施工面(上り法面BS)とが垂直になるときの旋回角度を目標角度として設定する。そして、自動制御部54は、測位装置P1等の出力に基づいて現在の旋回角度を検出し、目標角度と現在の旋回角度(検出値)との差を算出する。そして、自動制御部54は、その差が所定値以下又はゼロとなるように旋回用油圧モータ2Aを動作させる。具体的には、自動制御部54は、目標角度と現在の旋回角度との差が所定値以下又はゼロとなったときに、上部旋回体3が目標施工面に正対したと判定する。また、自動制御部54は、所定のスイッチが押下された状態で旋回操作レバーが操作されると、上部旋回体3を目標施工面に正対させる方向に旋回操作レバーが操作されたか否かを判断する。例えば、目標角度と現在の旋回角度との差が大きくなる方向に旋回操作レバーが操作された場合、自動制御部54は、上部旋回体3を目標施工面に正対させる方向に旋回操作レバーが操作されていないと判断し、正対制御を実行しない。一方で、目標角度と現在の旋回角度との差が小さくなる方向に旋回操作レバーが操作された場合、自動制御部54は、上部旋回体3を目標施工面に正対させる方向に旋回操作レバーが操作されたと判断し、正対制御を実行する。その結果、目標角度と現在の旋回角度との差が小さくなるように旋回用油圧モータ2Aを動作させることができる。その後、自動制御部54は、目標角度と現在の旋回角度との差が所定値以下或いはゼロになると、旋回用油圧モータ2Aを停止させる。
図7Bで示す事例は、アタッチメント稼動面AFが法線(仮想円筒体CB)を含んだ状態を示す一つの事例であり、目標施工面の向きを示す線分L1と上部旋回体3の前後軸を示す線分L2との間に形成される角度αは90°となっている。但し、アタッチメント稼動面AFが法線(仮想円筒体CB)を含んだ状態であれば、角度αは、必ずしも90度になる必要はない。例えば、ショベル100が設置される地面は起伏が大きい地面である場合が多いため、アタッチメント稼動面AFが法線(仮想円筒体CB)を含んだ状態であっても、角度αが90度になるとは限らないためである。
上述の図7A、図7B、図8A及び図8Bに関する説明を踏まえ、改めて図6を参照し、正対処理の流れについて説明する。最初に、コントローラ30に含まれるマシンガイダンス装置50は、正対ずれが生じているか否かを判定する(ステップST1)。本実施形態では、マシンガイダンス装置50は、記憶装置47に予め記憶されている目標施工面に関する情報と、向き検出装置としての測位装置P1の出力とに基づいて正対ずれが生じているか否かを判定する。目標施工面に関する情報は、目標施工面の向きに関する情報を含む。測位装置P1は、上部旋回体3の向きに関する情報を出力する。マシンガイダンス装置50は、例えば、図8Aに示すように、アタッチメント稼動面AFが目標施工面の法線を含んでいない状態では、目標施工面とショベル100との正対ずれが生じていると判定する。このような状態では、図7Aに示すように、目標施工面の向きを表す線分L1と上部旋回体3の向きを表す線分L2との間に形成される角度αは90度以外の角度となる。
なお、マシンガイダンス装置50は、カメラS6が撮像した画像に基づいて正対ずれが生じているか否かを判定してもよい。例えば、マシンガイダンス装置50は、カメラS6が撮像した画像に各種画像処理を施すことで、作業対象である法面の形状に関する情報を導き出し、導き出した情報に基づいて正対ずれが生じているか否かを判定してもよい。或いは、マシンガイダンス装置50は、超音波センサ、ミリ波レーダ、距離画像センサ、LIDAR又は赤外線センサ等のカメラS6以外の他の空間認識装置の出力に基づき、正対ずれが生じているか否かを判定してもよい。
正対ずれが生じていないと判定した場合(ステップST1のNO)、マシンガイダンス装置50は、正対制御を実行することなく、今回の正対処理を終了させる。
正対ずれが生じていると判定した場合(ステップST1のYES)、マシンガイダンス装置50は、ショベル100の周囲に障害物が存在しないか否かを判定する(ステップST2)。本実施形態では、マシンガイダンス装置50は、カメラS6が撮像した画像に画像認識処理を施すことで、撮像した画像内に所定の障害物に関する画像が存在するか否かを判定する。所定の障害物は、例えば、人、動物、機械及び建造物等の少なくとも1つである。そして、ショベル100の周囲に設定される所定範囲に関する画像内に所定の障害物に関する画像が存在しないと判定した場合にショベル100の周囲に障害物が存在しないと判定する。所定範囲は、例えば、上部旋回体3を目標施工面に正対させるためにショベル100を動かした場合にショベル100に接触してしまう物体が存在し得る範囲を含む。図7Aにおけるクロスハッチングパターンで表される範囲RAは所定範囲の一例である。但し、所定範囲は、例えば旋回軸2Xから所定距離の範囲内等、より広い範囲として設定されていてもよい。
マシンガイダンス装置50は、超音波センサ、ミリ波レーダ、距離画像センサ、LIDAR又は赤外線センサ等のカメラS6以外の他の空間認識装置の出力に基づき、ショベル100の周囲に障害物が存在しないか否かを判定してもよい。
ショベル100の周囲に障害物が存在すると判定した場合(ステップST2のNO)、マシンガイダンス装置50は、正対制御を実行することなく、今回の正対処理を終了させる。正対制御の実行によってショベル100と障害物とが接触してしまうのを防止するためである。この場合、マシンガイダンス装置50は、警報を出力させてもよい。また、マシンガイダンス装置50は、通信装置T1を介し、障害物の存否、障害物の位置及び障害物の種類等の障害物に関する情報を外部機器に送信してもよい。また、マシンガイダンス装置50は、通信装置T1を介し、他のショベルが取得した障害物に関する情報を受信してもよい。
ショベル100の周囲に障害物が存在しないと判定した場合(ステップST2のYES)、マシンガイダンス装置50は、正対制御を実行する(ステップST3)。図7A、図7B、図8A及び図8Bの例では、マシンガイダンス装置50の自動制御部54は、比例弁31CL(図4C参照。)に対して電流指令を出力する。そして、パイロットポンプ15から出て比例弁31CL及びシャトル弁CLを通る作動油によって生成されるパイロット圧を制御弁173の左側パイロットポートに作用させる。左側パイロットポートでパイロット圧を受けた制御弁173は、右方向に変位し、メインポンプ14Lが吐出する作動油を旋回用油圧モータ2Aの第1ポート2A1に流入させる。また、制御弁173は、旋回用油圧モータ2Aの第2ポート2A2から流出する作動油を作動油タンクに流出させる。その結果、旋回用油圧モータ2Aは、順方向に回転し、図7Aの矢印で示すように旋回軸2X回りに上部旋回体3を左方向に旋回させる。その後、自動制御部54は、図7Bに示すように角度αが90度になるところで、或いは、角度βが0度になるところで、比例弁31CLに対する電流指令の出力を中止し、制御弁173の左側パイロットポートに作用しているパイロット圧を低減させる。制御弁173は、左方向に変位して中立位置に戻り、メインポンプ14Lから旋回用油圧モータ2Aの第1ポート2A1に向かう作動油の流れを遮断する。また、制御弁173は、旋回用油圧モータ2Aの第2ポート2A2から作動油タンクに向かう作動油の流れを遮断する。その結果、旋回用油圧モータ2Aは、順方向への回転を停止し、上部旋回体3の左方向への旋回を停止させる。
このように、本発明の実施形態に係るショベル100は、下部走行体1と、下部走行体1に旋回可能に搭載される上部旋回体3と、目標施工面に関する情報と上部旋回体3の向きに関する情報とに基づいて上部旋回体3を目標施工面に正対させるようにアクチュエータを動作させる正対制御を実行可能な制御装置としてのコントローラ30と、を備える。目標施工面は、例えば、下り法面、上り法面、水平面及び鉛直面等の少なくとも1つを含む。目標施工面に関する情報は、例えば、目標施工面の向きに関する情報を含む。目標施工面の向きは、例えば、目標施工面の延長方向、及び、目標施工面に下ろした垂線の水平成分の方向等の少なくとも1つに基づいて決定される。この構成により、ショベル100は、ショベル100を目標施工面に正対させる際にショベル100の操作者が感じる煩わしさを低減できる。ショベル100の操作者は、上部旋回体3を目標施工面に正対させるために、旋回用油圧モータ2A等のアクチュエータを手動で動作させる必要がないためである。また、ショベル100の操作者は、表示装置40に表示された正対コンパス等の画像を見て上部旋回体3が目標施工面に正対しているか否かを確認する必要がないためである。
コントローラ30は、所定のスイッチが操作された場合に、正対制御を実行するように構成されていてもよい。例えば、MCスイッチが操作された場合に正対制御を実行するように構成されていてもよい。この場合、コントローラ30は、マシンコントロール機能を開始させるためのMCスイッチが押下されたときに上部旋回体3を目標施工面に自動的に正対させることができる。すなわち、コントローラ30は、マシンコントロール機能の一環として正対制御を実行できる。そのため、コントローラ30は、マシンコントロール機能を実行する場合において、ショベル100を目標施工面に正対させる際にショベル100の操作者が感じる煩わしさを低減できる。その結果、コントローラ30は、ショベル100の作業効率を向上させることができる。
コントローラ30は、正対制御を実行しているときに旋回操作レバー26Cが操作された場合には、正対制御の実行を中止してもよい。操作者による手動操作を優先させるためである。この構成により、操作者は、正対制御が実行されている場合であっても、すなわち、アクチュエータが自動的に動作させられている場合であっても、操作装置26を介してアクチュエータを手動で動作させることができる。
コントローラ30は、ステップST1において正対ずれが生じていると判定した場合であっても、その正対ずれが大きい場合には、正対制御を実行しないようにしてもよい。具体的には、自動制御部54は、正対ずれが生じていると判定した時点における角度αが第1閾値よりも小さい場合、すなわち、角度βが第2閾値(90度から第1閾値を差し引いた値)よりも大きい場合には、正対制御を実行しないように構成されていてもよい。操作装置26が操作されていない状態での自動制御によるショベル100の動作量が大きくなり過ぎて操作者に不安感を抱かせてしまうのを防止するためである。
言い換えれば、コントローラ30は、目標施工面の向きと上部旋回体3の向きの間の角度が所定の角度範囲内にある場合に限り、正対制御を実行できるように構成されていてもよい。例えば、コントローラ30は、図7Aに示すように角度αが第1閾値以上で且つ90度以下の場合、或いは、角度βが0度以上で且つ第2閾値以下の場合に限り、正対制御を実行できるように構成されていてもよい。
コントローラ30は、上部旋回体3の周囲に障害物が存在しないことを確認した場合に正対制御を実行できるように構成されていてもよい。正対制御を実行しているときの上部旋回体3と障害物との接触を防止するためである。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳説した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態に制限されることはない。上述した実施形態は、本発明の範囲を逸脱することなしに、種々の変形又は置換等が適用され得る。また、別々に説明された特徴は、技術的な矛盾が生じない限り、組み合わせが可能である。
例えば、上述の実施形態では、コントローラ30は、旋回用油圧モータ2Aを自動的に動作させることで上部旋回体3を目標施工面に正対させるようにしている。但し、コントローラ30は、旋回用電動発電機を自動的に動作させることで上部旋回体3を目標施工面に正対させるようにしてもよい。
また、コントローラ30は、他のアクチュエータを動作させることで上部旋回体3を目標施工面に正対させるようにしてもよい。例えば図9A及び図9Bに示すように、コントローラ30は、左側走行用油圧モータ1L及び右側走行用油圧モータ1Rを自動的に動作させることで上部旋回体3を目標施工面に正対させるようにしてもよい。
図9A及び図9Bは、正対処理が実行される際のショベル100の上面図であり、図7A及び図7Bに対応する。すなわち、図9Aは、上部旋回体3が目標施工面に正対していない状態を示し、図9Bは、上部旋回体3が目標施工面に正対している状態を示す。
図9A及び図9Bの例では、コントローラ30は、右側走行用油圧モータ1Rを順回転させ且つ左側走行用油圧モータ1Lを逆回転させて超信地旋回を実行することで、上部旋回体3を目標施工面に正対させるようにしている。
また、上述の実施形態では、操作装置26として油圧式操作装置が採用されているが、電気式操作装置が採用されてもよい。図10は、電気式操作装置を含む操作システムの構成例を示す。具体的には、図10の操作システムは、ブーム操作システムの一例であり、主に、パイロット圧作動型のコントロールバルブ17と、電気式操作レバーとしてのブーム操作レバー26Aと、コントローラ30と、ブーム上げ操作用の電磁弁60と、ブーム下げ操作用の電磁弁62とで構成されている。図10の操作システムは、アーム操作システム及びバケット操作システム等にも同様に適用され得る。
パイロット圧作動型のコントロールバルブ17は、図3に示すように、ブームシリンダ7に関する制御弁175L、175Rを含む。電磁弁60は、パイロットポンプ15と制御弁175Lの右側パイロットポート及び制御弁175Rの左側パイロットポートのそれぞれとを繋ぐ油路の流路面積を調整できるように構成されている。電磁弁62は、パイロットポンプ15と制御弁175Rの右側パイロットポートとを繋ぐ油路の流路面積を調整できるように構成されている。
手動操作が行われる場合、コントローラ30は、ブーム操作レバー26Aの操作信号生成部が出力する操作信号(電気信号)に応じてブーム上げ操作信号(電気信号)又はブーム下げ操作信号(電気信号)を生成する。ブーム操作レバー26Aの操作信号生成部が出力する操作信号は、ブーム操作レバー26Aの操作量及び操作方向に応じて変化する電気信号である。
具体的には、コントローラ30は、ブーム操作レバー26Aがブーム上げ方向に操作された場合、レバー操作量に応じたブーム上げ操作信号(電気信号)を電磁弁60に対して出力する。電磁弁60は、ブーム上げ操作信号(電気信号)に応じて流路面積を調整し、制御弁175Lの右側パイロットポートと制御弁175Rの左側パイロットポートとに作用するパイロット圧を制御する。同様に、コントローラ30は、ブーム操作レバー26Aがブーム下げ方向に操作された場合、レバー操作量に応じたブーム下げ操作信号(電気信号)を電磁弁62に対して出力する。電磁弁62は、ブーム下げ操作信号(電気信号)に応じて流路面積を調整し、制御弁175Rの右側パイロットポートに作用するパイロット圧を制御する。
自動制御を実行する場合、コントローラ30は、ブーム操作レバー26Aの操作信号生成部が出力する操作信号の代わりに、補正操作信号(電気信号)に応じてブーム上げ操作信号(電気信号)又はブーム下げ操作信号(電気信号)を生成する。補正操作信号は、マシンガイダンス装置50が生成する電気信号であってもよく、マシンガイダンス装置50以外の制御装置が生成する電気信号であってもよい。
本願は、2017年12月7日に出願した日本国特許出願2017−235556号に基づく優先権を主張するものであり、この日本国特許出願の全内容を本願に参照により援用する。
1・・・下部走行体 1L・・・左側走行用油圧モータ 1R・・・右側走行用油圧モータ 2・・・旋回機構 2A・・・旋回用油圧モータ 3・・・上部旋回体 4・・・ブーム 5・・・アーム 6・・・バケット 7・・・ブームシリンダ 8・・・アームシリンダ 9・・・バケットシリンダ 10・・・キャビン 11・・・エンジン 13、13L、13R・・・レギュレータ 14、14L、14R・・・メインポンプ 15・・・パイロットポンプ 17・・・コントロールバルブ 18L、18R・・・絞り 19L、19R・・・制御圧センサ 26・・・操作装置 26A・・・ブーム操作レバー 26B・・・バケット操作レバー 26C・・・旋回操作レバー 28、28L、28R・・・吐出圧センサ 29、29A、29B、29C・・・操作圧センサ 30・・・コントローラ 31、31AL、31AR、31BL、31BR、31CL、31CR、・・・比例弁 32、32AL、32AR、32BL、32BR、32CL、32CR・・・シャトル弁 40・・・表示装置 42・・・入力装置 43・・・音声出力装置 47・・・記憶装置 50・・・マシンガイダンス装置 51・・・位置算出部 52・・・距離算出部 53・・・情報伝達部 54・・・自動制御部 60、62・・・電磁弁 171〜174、175L、175R、176L、176R・・・制御弁 S1・・・ブーム角度センサ S2・・・アーム角度センサ S3・・・バケット角度センサ S4・・・機体傾斜センサ S5・・・旋回角速度センサ S6・・・カメラ S6B・・・後カメラ S6F・・・前カメラ S6L・・・左カメラ S6R・・・右カメラ P1・・・測位装置 T1・・・通信装置

Claims (9)

  1. 下部走行体と、
    前記下部走行体に旋回可能に搭載される上部旋回体と、
    目標施工面に関する情報と前記上部旋回体の向きに関する情報とに基づいて前記上部旋回体を前記目標施工面に正対させるようにアクチュエータを動作させる正対制御を実行可能な制御装置と、を備える、
    ショベル。
  2. 前記制御装置は、所定のスイッチが操作された場合に、前記正対制御を実行する、
    請求項1に記載のショベル。
  3. 前記制御装置は、前記正対制御を実行しているときに旋回操作レバーが操作された場合に、前記正対制御の実行を中止する、
    請求項2に記載のショベル。
  4. 前記制御装置は、前記目標施工面の向きと前記上部旋回体の向きの間の角度が所定の角度範囲内にある場合に、前記正対制御を実行可能にする、
    請求項1に記載のショベル。
  5. 前記制御装置は、前記上部旋回体の周囲に障害物が存在しないことを確認した場合に、前記正対制御を実行可能にする、
    請求項1に記載のショベル。
  6. 前記制御装置は、前記上部旋回体を前記目標施工面に正対させたことを操作者に知らせる、
    請求項1に記載のショベル。
  7. 前記制御装置は、前記上部旋回体が前記目標施工面に正対している状態が維持されるように前記アクチュエータを動作させる、
    請求項1に記載のショベル。
  8. 外部機器に施工情報を送信する通信装置を備える、
    請求項1に記載のショベル。
  9. 障害物に関する情報を送受信可能な通信装置を備える、
    請求項1に記載のショベル。
JP2019558309A 2017-12-07 2018-12-07 ショベル Pending JPWO2019112059A1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023191823A JP2023184732A (ja) 2017-12-07 2023-11-09 ショベル

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017235556 2017-12-07
JP2017235556 2017-12-07
PCT/JP2018/045181 WO2019112059A1 (ja) 2017-12-07 2018-12-07 ショベル

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023191823A Division JP2023184732A (ja) 2017-12-07 2023-11-09 ショベル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2019112059A1 true JPWO2019112059A1 (ja) 2020-11-26

Family

ID=66750992

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019558309A Pending JPWO2019112059A1 (ja) 2017-12-07 2018-12-07 ショベル
JP2023191823A Pending JP2023184732A (ja) 2017-12-07 2023-11-09 ショベル

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023191823A Pending JP2023184732A (ja) 2017-12-07 2023-11-09 ショベル

Country Status (6)

Country Link
US (1) US11686065B2 (ja)
EP (1) EP3722517B1 (ja)
JP (2) JPWO2019112059A1 (ja)
KR (1) KR102635054B1 (ja)
CN (1) CN111433413A (ja)
WO (1) WO2019112059A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220119228A1 (en) * 2020-10-21 2022-04-21 Cashman Dredging And Marine Contracting, Co., Llc Lidar loading system
WO2022210619A1 (ja) 2021-03-31 2022-10-06 住友重機械工業株式会社 ショベル及びショベルの制御装置
CN117098895A (zh) * 2021-03-31 2023-11-21 住友重机械工业株式会社 挖土机及挖土机的控制装置

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5424499A (en) * 1977-07-27 1979-02-23 Mitsubishi Electric Corp Movable mechanism
JPS57160598U (ja) * 1981-03-27 1982-10-08
JPH0559745A (ja) * 1992-02-24 1993-03-09 Hitachi Constr Mach Co Ltd 腕式作業機の作業具軌跡制御装置
JPH05112977A (ja) * 1991-10-24 1993-05-07 Fujita Corp 建設作業車の自動制御装置
JPH07288753A (ja) * 1994-04-14 1995-10-31 Ohbayashi Corp 遠隔操縦システムにおける映像伝達装置の姿勢保持装置
JPH09256407A (ja) * 1996-03-22 1997-09-30 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 油圧ショベルの自動制御装置
JP2004107925A (ja) * 2002-09-17 2004-04-08 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の掘削作業教示装置
JP2006144349A (ja) * 2004-11-18 2006-06-08 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の安全装置
JP2008106440A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Hitachi Constr Mach Co Ltd 油圧ショベルのフロント位置合わせ制御装置
JP2008179940A (ja) * 2005-03-31 2008-08-07 Hitachi Constr Mach Co Ltd 作業機械の周囲監視装置
JP2013217137A (ja) * 2012-04-11 2013-10-24 Komatsu Ltd 油圧ショベルの掘削制御システム及び掘削制御方法
WO2017026469A1 (ja) * 2015-08-10 2017-02-16 住友建機株式会社 ショベル

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5826397U (ja) 1981-08-12 1983-02-19 土井 彦正 水切板を開閉出来る石けん箱
KR100353566B1 (ko) 1997-02-13 2003-01-06 히다치 겡키 가부시키 가이샤 유압셔블의경사면굴삭제어장치,목표경사면설정장치및경사면굴삭형성방법
US6158539A (en) * 1998-09-24 2000-12-12 Risley Enterprises Ltd. Levelling system and method for off-road vehicles
US8817238B2 (en) * 2007-10-26 2014-08-26 Deere & Company Three dimensional feature location from an excavator
JP5054833B2 (ja) * 2011-02-22 2012-10-24 株式会社小松製作所 油圧ショベルの表示システム及びその制御方法
CL2012000933A1 (es) * 2011-04-14 2014-07-25 Harnischfeger Tech Inc Un metodo y una pala de cable para la generacion de un trayecto ideal, comprende: un motor de oscilacion, un motor de izaje, un motor de avance, un cucharon para excavar y vaciar materiales y, posicionar la pala por medio de la operacion del motor de izaje, el motor de avance y el motor de oscilacion y; un controlador que incluye un modulo generador de un trayecto ideal.
DE112012006937T5 (de) * 2012-09-25 2015-06-11 Volvo Construction Equipment Ab Automatisches Planiersystem für Baumaschine und Verfahren zum Steuern desselben
US9043098B2 (en) 2012-10-05 2015-05-26 Komatsu Ltd. Display system of excavating machine and excavating machine
CN102877501B (zh) * 2012-10-31 2015-01-14 三一重机有限公司 具有自动控制与精细作业功能的液压控制系统及挖掘机
NL2011713C2 (en) * 2013-10-31 2015-05-04 Forage Innovations Bv Method and assembly for assisting the backward movement of an arrangement comprising a propelled vehicle and a towed implement.
US9828747B2 (en) 2014-05-15 2017-11-28 Komatsu Ltd. Display system for excavating machine, excavating machine, and display method for excavating machine
US9624648B2 (en) 2014-05-15 2017-04-18 Komatsu Ltd. Display system for excavating machine, excavating machine, and display method for excavating machine
US10161111B2 (en) * 2014-09-09 2018-12-25 Komatsu Ltd. Display system of excavation machine, excavation machine, and image display method
CN107208397B (zh) * 2014-12-24 2020-04-07 沃尔沃建筑设备公司 建筑设备的回转控制装置及其控制方法
US9617709B2 (en) * 2015-02-02 2017-04-11 Komatsu Ltd. Work vehicle and method of controlling work vehicle
JP6493805B2 (ja) 2015-07-24 2019-04-03 Toto株式会社 浴室
EP3399111B1 (en) 2015-12-28 2020-04-15 Sumitomo (S.H.I.) Construction Machinery Co., Ltd. Shovel

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5424499A (en) * 1977-07-27 1979-02-23 Mitsubishi Electric Corp Movable mechanism
JPS57160598U (ja) * 1981-03-27 1982-10-08
JPH05112977A (ja) * 1991-10-24 1993-05-07 Fujita Corp 建設作業車の自動制御装置
JPH0559745A (ja) * 1992-02-24 1993-03-09 Hitachi Constr Mach Co Ltd 腕式作業機の作業具軌跡制御装置
JPH07288753A (ja) * 1994-04-14 1995-10-31 Ohbayashi Corp 遠隔操縦システムにおける映像伝達装置の姿勢保持装置
JPH09256407A (ja) * 1996-03-22 1997-09-30 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 油圧ショベルの自動制御装置
JP2004107925A (ja) * 2002-09-17 2004-04-08 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の掘削作業教示装置
JP2006144349A (ja) * 2004-11-18 2006-06-08 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の安全装置
JP2008179940A (ja) * 2005-03-31 2008-08-07 Hitachi Constr Mach Co Ltd 作業機械の周囲監視装置
JP2008106440A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Hitachi Constr Mach Co Ltd 油圧ショベルのフロント位置合わせ制御装置
JP2013217137A (ja) * 2012-04-11 2013-10-24 Komatsu Ltd 油圧ショベルの掘削制御システム及び掘削制御方法
WO2017026469A1 (ja) * 2015-08-10 2017-02-16 住友建機株式会社 ショベル

Also Published As

Publication number Publication date
EP3722517A1 (en) 2020-10-14
JP2023184732A (ja) 2023-12-28
CN111433413A (zh) 2020-07-17
EP3722517A4 (en) 2021-04-07
US20200291606A1 (en) 2020-09-17
KR20200090794A (ko) 2020-07-29
US11686065B2 (en) 2023-06-27
KR102635054B1 (ko) 2024-02-07
WO2019112059A1 (ja) 2019-06-13
EP3722517B1 (en) 2023-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2019139102A1 (ja) ショベル及びショベルの管理システム
JPWO2019151335A1 (ja) ショベル及びショベルの管理システム
EP4012111B1 (en) Excavator
JP2023184732A (ja) ショベル
JPWO2019131979A1 (ja) ショベル
JP7439053B2 (ja) ショベル及びショベルの管理装置
JPWO2019181872A1 (ja) ショベル
US20210262196A1 (en) Excavator and control apparatus for excavator
JPWO2019131980A1 (ja) ショベル
WO2020196888A1 (ja) ショベル及び施工システム
US20220010521A1 (en) Shovel and construction system
JP7275108B2 (ja) ショベル
CN114174595B (zh) 挖土机及挖土机的控制装置
WO2022210619A1 (ja) ショベル及びショベルの制御装置
WO2022210667A1 (ja) ショベル及びショベルの制御装置
JP2024001736A (ja) ショベル
US20240141618A1 (en) Shovel and shovel control system
JP2023151600A (ja) ショベル及びショベルの制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20210826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230124

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20230324

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230711

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20230911

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231109

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20240130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240430