JPWO2019098239A1 - デジタル/アナログ変換器 - Google Patents

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Abstract

スイッチのオン抵抗を考慮し、DAC性能を向上させたデジタル/アナログ変換器を提供する。デジタル/アナログ変換器(100)は、第1の抵抗列(13)及び第1のスイッチ群(14)を有する第1の部分回路(10)と、第2の部分回路(20B)と、第1の抵抗(R0)と、第3の抵抗列(33)及び第3のスイッチ群(34)を有する第3の部分回路(30)と、第4の抵抗列(44)及び第4のスイッチ群(45)を有する第4の部分回路(40)と、を備える。第1の抵抗(R0)の抵抗値をRとした場合、第4の抵抗列(44)の合成抵抗値は、2(n−m)Rであり、第1の抵抗列(13)の合成抵抗値は、(2m−1)Rであり、第3の抵抗列(33)の合成抵抗値は、(2m−1)Rであり、第2の部分回路(20,20B)の合成抵抗値は、R/(2(n−m)−1)である。

Description

本発明はデジタル/アナログ変換器(以降、DAC(digital to analog converter)と略す)に関する。
当技術分野では周知のように、DACは、nビットのデジタル値に対応したアナログ信号に変換するために、広範囲にわたる種々の用途において用いられている。
例えば、基準電圧間に2n個の同じ抵抗値の抵抗を縦続接続して配置された抵抗列は、これらの抵抗間でその基準電圧を分圧し、それら抵抗の全ての節点に選択スイッチが備わっており、nビットのデジタル値に対応した節点の電位が選択され出力される。
その部品数と設置面積を小さくするため種々の区分DAC(Segmented DAC)が考案されている。ここで、nビットのうち微調整に使用されるビット数をmビットとする。(n、mは整数)これらのデジタル/アナログ変換器として、例えば、特許文献1、2、非特許文献1が知られている。
上記先行技術文献では複数の抵抗が縦続接続された微調整に用いる粗調抵抗列の6ビットのデジタル値に対応した節点の電位をスイッチにより選択し、出力している。スイッチは理想的には0Ωのオン抵抗であるが、現実には有限のオン抵抗を持つため、DAC性能に影響を与えると言う課題がある。
米国特許第5969657号明細書 特許第3828667号公報 Walt Kester, MT−16 TUTORIAL "Basic DAC Architectures III: Segmented DACs" ANALOG DEVICES
そこで本発明は、スイッチのオン抵抗を考慮し、DAC性能を向上させたデジタル/アナログ変換器を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係るデジタル/アナログ変換器は、微調整用のmビット(mは正の整数)を含むnビット(nはmより大きい整数)のデジタル/アナログ変換器である。前記デジタル/アナログ変換器は、第1の部分回路と、第2の部分回路と、第1の抵抗と、第3の部分回路と、第4の部分回路と、を備える。前記第1の部分回路は、第1端と第2端を有し、前記第1端に高電位側の基準電位が印加される。前記第2の部分回路は、第3端と第4端を有し、前記第3端が前記第2端に電気的に接続される。前記第1の抵抗は、第5端と第6端を有し、前記第5端が前記第4端に電気的に接続される。前記第3の部分回路は、第7端と第8端を有し、前記第7端が前記第6端に電気的に接続されて、前記第8端に低電位側の基準電位が印加される。前記第4の部分回路は、第9端と第10端と第11端を有し、前記第9端が前記第3端に電気的に接続されて、前記第10端が前記第6端に電気的に接続されて、前記第11端からアナログ信号が出力される。前記第4の部分回路は、第4の抵抗列と、第4のスイッチ群と、を備える。前記第4の抵抗列は、前記第9端と前記第10端との間で直列接続された2(n−m)個の抵抗により構成されている。前記第4のスイッチ群は、前記第4の抵抗列における最も前記第9端側に位置する節点を除く他の節点をデジタル信号に応じて前記第11端に電気的に接続させる2(n−m)個のスイッチを有する。前記第1の部分回路は、第1の抵抗列と、第1のスイッチ群と、を備える。前記第1の抵抗列は、前記第1端と前記第2端との間で直列接続された2−1個の抵抗により構成されている。前記第1のスイッチ群は、前記第1の抵抗列における2個の節点を前記デジタル信号に応じて前記第1端に電気的に接続させる2個のスイッチを有する。前記第3の部分回路は、第3の抵抗列と、第3のスイッチ群と、を備える。前記第3の抵抗列は、前記第7端と前記第8端との間で直列接続された2−1個の抵抗により構成されている。前記第3のスイッチ群は、前記第3の抵抗列における2個の節点を前記デジタル信号に応じて前記第8端に電気的に接続させる2個のスイッチを有する。前記第1の抵抗の抵抗値をRとした場合、前記第4の抵抗列の合成抵抗値は、2(n−m)Rであり、前記第1の抵抗列の合成抵抗値は、(2−1)Rであり、前記第3の抵抗列の合成抵抗値は、(2−1)Rであり、前記第2の部分回路の合成抵抗値は、R/(2(n−m)−1)である。
本開示の一態様に係るデジタル/アナログ変換器は、微調整用のmビット(mは正の整数)を含むnビット(nはmより大きい整数)のデジタル/アナログ変換器である。前記デジタル/アナログ変換器は、第1の部分回路と、第2の部分回路と、第1の抵抗と、第3の部分回路と、第4の部分回路と、を備える。前記第1の部分回路は、第1端と第2端を有し、前記第1端に高電位側の基準電位が印加される。前記第2の部分回路は、第3端と第4端を有し、前記第3端が前記第2端に電気的に接続される。前記第1の抵抗は、第5端と第6端を有し、前記第5端が前記第4端に電気的に接続される。前記第3の部分回路は、第7端と第8端を有し、前記第7端が前記第6端に電気的に接続されて、前記第8端に低電位側の基準電位が印加される。前記第4の部分回路は、第9端と第10端と第11端を有し、前記第9端が前記第5端に電気的に接続されて、前記第10端が前記第6端に電気的に接続されて、前記第11端からアナログ信号が出力される。前記第4の部分回路は、第4の抵抗列と、第4のスイッチ群と、を備える。前記第4の抵抗列は、前記第9端と前記第10端との間で直列接続された2(n−m)−1個の抵抗により構成されている。前記第4のスイッチ群は、前記第4の抵抗列における2(n−m)個の節点をデジタル信号に応じて前記第11端に電気的に接続させる2(n−m)個のスイッチを有する。前記第1の部分回路は、第1の抵抗列と、第1のスイッチ群と、を備える。前記第1の抵抗列は、前記第1端と前記第2端のと間で直列接続された2−1個の抵抗により構成されている。前記第1のスイッチ群は、前記第1の抵抗列における2個の節点を前記デジタル信号に応じて前記第1端に電気的に接続させる2個のスイッチを有する。前記第3の部分回路は、第3の抵抗列と、第3のスイッチ群と、を備える。前記第3の抵抗列は、前記第7端と前記第8端との間で直列接続された2−1個の抵抗により構成されている。前記第3のスイッチ群は、前記第3の抵抗列における2個の節点を前記デジタル信号に応じて前記第8端に電気的に接続させる2個のスイッチを有する。前記第1の抵抗の抵抗値をRとした場合、前記第4の抵抗列の合成抵抗値は、(2(n−m)−1)Rであり、前記第1の抵抗列の合成抵抗値は、(2−1)Rであり、前記第3の抵抗列の合成抵抗値は、(2−1)Rであり、前記第2の部分回路の合成抵抗値は、R/(2(n−m))である。
図1は、実施の形態1のデジタル/アナログ変換器の回路図である。 図2は、従来のデジタル/アナログ変換器を模式的に表した回路図である。 図3は、同デジタル/アナログ変換器の回路図である。 図4は、同デジタル/アナログ変換器の出力電圧と6ビットのデジタル値の関係を示したグラフである。 図5は、同デジタル/アナログ変換器の積分非直線性誤差INLと6ビットのデジタル値の関係を示したグラフである。 図6は、実施の形態1のデジタル/アナログ変換器の回路図である。 図7は、(式11)の縦軸が出力電圧Vo、横軸がデジタル値pとしたときの関係を示すグラフである。 図8は、(式11)の縦軸が積分非直線性誤差INL、横軸がデジタル値pとしたときの関係を示すグラフである。 図9は、(式15)の縦軸が出力電圧Vo、横軸がデジタル値pとしたときの関係を示すグラフである。 図10は、(式17)の縦軸が積分非直線性誤差INL、横軸がデジタル値pとしたときの関係を示すグラフである。 図11は、実施の形態2のデジタル/アナログ変換器の回路図である。 図12は、同デジタル/アナログ変換器を6ビットとした場合の回路図である。 図13は、実施の形態3のデジタル/アナログ変換器の回路図である。 図14は、実施の形態4のデジタル/アナログ変換器の回路図である。 図15は、同デジタル/アナログ変換器の6ビットの場合の回路図である。 図16は、実施の形態5のデジタル/アナログ変換器の回路図である。 図17は、実施の形態6のデジタル/アナログ変換器の回路図である。
以下に、実施の形態に係るデジタル/アナログ変換器について図面を用いて説明をする。なお、各図面において、同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。また、各実施の形態における各構成要素は矛盾のない範囲で任意に組み合わせても良い。
(実施の形態1)
以下に、実施の形態1におけるデジタル/アナログ変換器100について図面を用いながら説明する。
図1は、実施の形態1のデジタル/アナログ変換器100の回路図を示している。
実施の形態1のデジタル/アナログ変換器100はnビットDACであり、微調整に使用されるビット数はmビットである。従って、粗調整に用いられるビット数はn−mビットになる。
デジタル/アナログ変換器100は、第1の部分回路10と、第2の部分回路20と、第3の部分回路30と、第4の部分回路40と、第1の抵抗R0(基準抵抗)と、を有している。第1の部分回路10は、第1端11と第2端12を有している。第2の部分回路20は、第3端21と第4端22を有している。第1の抵抗R0は、第5端51と第6端52を有している。第3の部分回路30は、第7端31と第8端32を有している。第4の部分回路40は、第9端41と第10端42と第11端43を有している。第1の部分回路10の第1端11は、高電位側の基準電位Vref+が印加される。第1の部分回路10の第2端12は、第2の部分回路20の第3端21および第4の部分回路40の第9端41と電気的に接続されている。第2の部分回路20の第4端22は、第1の抵抗R0の第5端51と電気的に接続されている。第1の抵抗R0の第6端52は、第3の部分回路30の第7端31および第4の部分回路40の第10端42と電気的に接続されている。第3の部分回路30の第8端32は、低電位側の基準電位Vref−が印加される。なお、第4の部分回路40の第11端43からは、デジタル信号に応じた出力電圧Voがアナログ信号として出力される。
第2の部分回路20は、第2の抵抗列23を備えている。第2の抵抗列23は、第3端21と第4端22のと間で並列接続された2(n−m)−1個の抵抗R(1)〜R(2(n−m)−1)により構成されている。第2の抵抗列23の合成抵抗値は、第1の抵抗R0の抵抗値の1/(2(n−m)−1)である。
第4の部分回路40は、第4の抵抗列44と、第4のスイッチ群45と、を備えている。第4の抵抗列44は、第9端41と第10端42との間で直列接続された2(n−m)個の抵抗R(1)〜R(2(n−m))により構成されている。第4のスイッチ群45は、第4の抵抗列44の各節点をデジタル信号に応じて第11端43に電気的に接続する2(n−m)個のスイッチSW(0)〜SW(2(n−m)−1)を有する。本実施形態における「節点」は、抵抗列を構成する抵抗同士の接続点、及び抵抗列の両端を含む。具体的には、2(n−m)個のスイッチSW(0)〜SW(2(n−m)−1)は、2(n−m)個の抵抗R(1)〜R(2(n−m))における最も第9端41側に位置する節点を除く他の2(n−m)個の節点(第4の抵抗列44における第10端42との接続点を含む)と、第11端43との間に電気的に接続されている。2(n−m)個のスイッチSW(0)〜SW(2(n−m)−1)は、デジタル信号に応じてオン/オフする。第4の抵抗列44の合成抵抗値は、第1の抵抗R0の抵抗値の2(m−n)倍である。
第1の部分回路10は、第1の抵抗列13と、第1のスイッチ群14と、を備えている。第1の抵抗列13は、第1端11と第2端12との間で直列接続された2−1個の抵抗R(1)〜R(2−1)により構成されている。第1のスイッチ群14は、第1の抵抗列13の各節点をデジタル信号に応じて第1端11に電気的に接続する2個のスイッチSW(0)〜SW(2−1)を有する。具体的には、2個のスイッチSW(0)〜SW(2−1)は、2−1個の抵抗R(1)〜R(2−1)における2個の節点(第1の抵抗列13の両端を含む)と、第1端11との間に電気的に接続されている。2個のスイッチSW(0)〜SW(2−1)は、デジタル信号に応じてオン/オフする。第1の抵抗列13の合成抵抗値は、第1の抵抗R0の抵抗値の2−1倍である。
第3の部分回路30は、第3の抵抗列33と、第3のスイッチ群34と、を備えている。第3の抵抗列33は、第7端31と第8端32との間で直列接続された2−1個の抵抗R(1)〜R(2−1)により構成されている。第3のスイッチ群34は、第3の抵抗列33の各節点をデジタル信号に応じて第8端32に電気的に接続する2個のスイッチSW(0)〜SW(2−1)を有する。具体的には、2個のスイッチSW(0)〜SW(2−1)は、2−1個の抵抗R(1)〜R(2−1)における2個の節点(第3の抵抗列33の両端を含む)と、第8端32との間に電気的に接続されている。2個のスイッチSW(0)〜SW(2−1)は、デジタル信号に応じてオン/オフする。第3の抵抗列33の合成抵抗値は、第1の抵抗R0の抵抗値の2−1倍である。
デジタル/アナログ変換器100は、上記構成としたことによりDAC性能を向上させている。デジタル/アナログ変換器100について説明する前に、従来のデジタル/アナログ変換器200について説明をする。以下の説明は、発明者が得た従来のデジタル/アナログ変換器200の課題に関する知見である。
図2に、説明のために非特許文献1に示される従来のデジタル/アナログ変換器200の回路図を模式的に表した図を示す。図2は6ビットDAC、すなわち、n=6である。また、微調整に用いられるビット数は3ビット、すなわち、m=3である。このとき、粗調整に用いられるビット数はn−m=6−3=3で3ビットとなる。このとき、微調整抵抗列201は、2−1=2−1=7個の抵抗202を直列接続して構成される。粗調整抵抗列203は、微調整抵抗列201の抵抗202の抵抗値に比べて抵抗値を1/2(n−m)=1/2(6−3)=1/2=1/8にした1個の抵抗204と微調整抵抗列201の抵抗202と同じ抵抗値の2(n−m)=2(6−3)=2=8個の抵抗205を縦続に接続している。抵抗値の小さい抵抗204の一端206に高電位側の基準電位Vref+を印加し、また、8個の抵抗205を縦続に接続した抵抗の他端207に低電位側の基準電位Vref−(接地で0V)を印加している。6ビットのデジタル値に対応した節点の電位が、スイッチ208〜210により選択されて出力電圧Voが端子211から出力される。
このとき、スイッチ208〜210は理想的には0Ωのオン抵抗であるが、実際には有限のオン抵抗を持っている。スイッチ208は高入力インピーダンスを持つオペアンプOPの入力などに接続されるため、スイッチ208のオン抵抗は問題にならない。しかし、スイッチ209、210は、微調整抵抗列201と粗調整抵抗列203とに接続されるため、スイッチ209、210のオン抵抗がDAC性能に影響を与える。
図3に、微調整抵抗列201と粗調整抵抗列203とに接続されるスイッチ209、210のオン抵抗を有限としたときの回路図を示す。ここで、6ビットのデジタル値をp、6ビットのデジタル値のうち粗調整に用いる上位3ビットのデジタル値をqとし、微調整に用いている下位3ビットの微調デジタル値をrとし、スイッチ209、210のオン抵抗をRonとする。
n=6とした場合を例として説明する。n=6の6ビットの2進値を[100100]とすると、6ビットのデジタル値p、粗調整用デジタル値q、微調整用デジタル値rは[数1](式1)〜[数3](式3)となる。
Figure 2019098239
Figure 2019098239
Figure 2019098239
まず、図3に示す、微調整抵抗列201の直列回路と、スイッチ209、210及び粗調整抵抗列203の1個の抵抗205と、の並列回路の合成抵抗Rzを求めると[数4](式4)になる。
Figure 2019098239
これより出力電圧Voは[数5](式5)になる。
Figure 2019098239
したがって、積分非直線性誤差(Integral Non−Linearity)をINLとすると、積分非直線性誤差INLは[数6](式6)になる。
Figure 2019098239
図4に出力電圧Voと6ビットのデジタル値の関係を示したグラフを示す。図5に積分非直線性誤差INLと6ビットのデジタル値の関係を示したグラフを示す。図4は[数5](式5)を縦軸が出力電圧Vo、横軸が6ビットのデジタル値pとしてグラフにしている。図5は[数6](式6)を縦軸が積分非直線性誤差INL、横軸が6ビットのデジタル値pとしてグラフにしている。
このようにスイッチ209、210のオン抵抗を考慮すると図5のように、積分非直線性誤差INLは右下がりの鋸波状の誤差が発生し、DAC性能を低下させてしまうことがわかる。
実施の形態1のデジタル/アナログ変換器100ではDAC性能の低下を抑制させ、従来のデジタル/アナログ変換器200に比べてDAC性能を向上させることができる。これについて、以下に説明する。
まず、第2の部分回路20と第4の部分回路40と第1の抵抗R0との合成抵抗Rzを求めると[数7]式(7)となる。
Figure 2019098239
ここで簡単化のために、第2の部分回路20を構成する抵抗R(1)〜R(2(n−m)−1)、第1の抵抗R0および、第4の部分回路40を構成する抵抗R(1)〜R(2(n−m))の抵抗値をすべてRとする。つまり、第2の部分回路20の各抵抗R(i)、第1の抵抗R0、第4の部分回路40の各抵抗R(i)の抵抗値の関係を[数8](式8)とする。iは、1〜2(n−m)−1の整数である。
Figure 2019098239
[数8](式8)を用いて[数7](式7)を整理すると[数9](式9)になる。
Figure 2019098239
同様に、図1における第1の部分回路10を構成する抵抗R(1)〜R(2−1)と、第3の部分回路30を構成する抵抗R(1)〜R(2−1)の抵抗値をすべてRとする。つまり、第1の部分回路10の各抵抗R(i)、第3の部分回路30の各抵抗R(i)の抵抗値の関係を[数10](式10)とする。iは、1〜2−1の整数である。
Figure 2019098239
[数10](式10)を用いると、第1の抵抗R0と第2の抵抗列23の合成抵抗Rzは、第1の抵抗列13を構成する各抵抗R(1)〜R(2−1)、および、第3の抵抗列33を構成する各抵抗R(1)〜R(2−1)と同じ抵抗値となる。このため,粗調整がおこなわれる高電位側の基準電位Vref+が印加される第1端11と低電位側の基準電位Vref−が印加される第8端32との間が等電位で分割される。また、微調整がおこなわれる第4の抵抗列44の区間においても等電位で分割されることになる。
図6に実施の形態1のデジタル/アナログ変換器100の一例の回路図を示す。図6に示したデジタル/アナログ変換器100は、6ビットの2進値として従来例と同じ[100100]を入力した場合の回路図を示している。第1端11に印加される高電位側の基準電位Vref+は例えば5Vとすることができる。また、第8端32に印加される低電位側の基準電位Vref−は例えばGND(0V)とすることができる。なお、デジタル/アナログ変換器100は、入力されるデジタル信号に応じて第1のスイッチ群14、第3のスイッチ群34、及び第4のスイッチ群45の各スイッチの接続設定(オン/オフ)がなされる。図6のデジタル/アナログ変換器100では、[100100]のデジタル信号に応じて、スイッチSW(4)、スイッチSW(4)、スイッチSW(4)が導通状態(オン)に設定されている。なお、以下の説明において低電位側の基準電位Vref−は0Vとして説明する。
図6において、6ビットのデジタル値をpとし、第1のスイッチ群14、第3のスイッチ群34、及び第4のスイッチ群45の全てのスイッチのオン抵抗の値をRonとする。第11端43からの出力電圧Voは[数11](式11)となる。
Figure 2019098239
したがって、積分非直線性誤差INLは[数12](式12)となる。
Figure 2019098239
図7は[数11](式11)を縦軸が出力電圧Vo、横軸がデジタル値p、図8は[数11](式11)を縦軸が積分非直線性誤差INL、横軸がデジタル値pで図にしたものである。
また、積分非直線性誤差INLの最大誤差成分をINLmax、最小誤差成分をINLminとすると、INLmaxは[数13](式13)となり、INLminは[数14](式14)となる。
Figure 2019098239
Figure 2019098239
出力電圧Voの出力レンジを積分非直線性誤差INLのこの最大誤差成分と最小誤差成分で狭めた出力特性とみなす。この場合、出力電圧Voは[数15](式15)となり、出力電圧Voの出力レンジは[数16](式16)となり、積分非直線性誤差INLは[数17](式17)となる。
Figure 2019098239
Figure 2019098239
Figure 2019098239
図9は[数15](式15)を縦軸が出力電圧Vo、横軸がデジタル値p、図10は[数17](式17)を縦軸が積分非直線性誤差INL、横軸がデジタル値pで図にしたものである。
図10に示すとおり積分非直線性誤差INLが0となるため、従来よりもデジタル/アナログ変換器100の性能を向上することができている。つまり、本開示のデジタル/アナログ変換器100は、スイッチのオン抵抗の影響を低減できるため、DAC性能を向上することができる。
また、第1のスイッチ群14におけるスイッチSW(0)〜SW(2−1)のそれぞれをPチャネル・トランジスタで構成することができる。また、第3のスイッチ群34におけるスイッチSW(0)〜SW(2−1)のそれぞれをNチャネル・トランジスタで構成することができる。この場合、一般的なPチャネル・トランジスタとNチャネル・トランジスタを並列接続したCMOSスイッチで構成された場合に比べてトランジスタ数を半減することができる。したがって、デジタル/アナログ変換器100の部品数と設置面積が削減でき、さらなるコスト低減が可能となる。
(実施の形態2)
以下に、実施の形態2のデジタル/アナログ変換器300について説明する。
図11は実施の形態2のデジタル/アナログ変換器300の回路図である。なお、デジタル/アナログ変換器300と、上述した実施の形態1のデジタル/アナログ変換器100(図1参照)との主たる相違は、第2の部分回路20Bを1個の抵抗RN2(1)で構成した点である。また、デジタル/アナログ変換器100と同様の構成については、同じ符号を付して説明する。
実施の形態2のデジタル/アナログ変換器300はnビットDACであり、微調整に使用されるビット数はmビットである。従って、粗調整に用いられるビット数はn−mビットになる。
デジタル/アナログ変換器300は、第1の部分回路10と、第2の部分回路20Bと、第3の部分回路30と、第4の部分回路40と、第1の抵抗R0と、を有している。第1の部分回路10は、第1端11と第2端12を有している。第2の部分回路20Bは、第3端21と第4端22を有している。第1の抵抗R0は、第5端51と第6端52を有している。第3の部分回路30は、第7端31と第8端32を有している。第4の部分回路40は、第9端41と第10端42と第11端43を有している。第1の部分回路10の第1端11は、高電位側の基準電位Vref+が印加される。第1の部分回路10の第2端12は、第2の部分回路20Bの第3端21および第4の部分回路40の第9端41と電気的に接続されている。第2の部分回路20Bの第4端22は、第1の抵抗R0の第5端51と接続されている。第1の抵抗R0の第6端52は、第3の部分回路30の第7端31および第4の部分回路40の第10端42と電気的に接続されている。第3の部分回路30の第8端32は、低電位側の基準電位Vref−が印加される。なお、第4の部分回路40の第11端43からは、デジタル信号に応じた出力電圧Voがアナログ信号として出力される。
第2の部分回路20Bは、第2の抵抗列23Bを備えている。第2の抵抗列23Bは、第3端21と第4端22の間に電気的に接続された1個の抵抗RN2(1)からなる。第2の抵抗列23B、つまり抵抗RN2(1)の抵抗値は、第1の抵抗R0の抵抗値の1/(2(n−m)−1)である。
第4の部分回路40は、第4の抵抗列44と、第4のスイッチ群45と、を備えている。第4の抵抗列44は、第9端41と第10端42との間で直列接続された2(n−m)個の抵抗R(1)〜R(2(n−m))により構成されている。第4のスイッチ群45は、第4の抵抗列44の各節点をデジタル信号に応じて第11端43に電気的に接続する2(n−m)個のスイッチSW(0)〜SW(2(n−m)−1)を有する。具体的には、2(n−m)個のスイッチSW(0)〜SW(2(n−m)−1)は、2(n−m)個の抵抗R(1)〜R(2(n−m))における最も第9端41側に位置する節点を除く他の2(n−m)個の節点(第4の抵抗列44における第10端42との接続点を含む)と、第11端43との間に電気的に接続されている。2(n−m)個のスイッチSW(0)〜SW(2(n−m)−1)は、デジタル信号に応じてオン/オフする。第4の抵抗列44の合成抵抗値は、第1の抵抗R0の抵抗値の2(m−n)倍である。
第1の部分回路10は、第1の抵抗列13と、第1のスイッチ群14と、を備えている。第1の抵抗列13は、第1端11と第2端12との間で直列接続された2−1個の抵抗R(1)〜R(2−1)により構成されている。第1のスイッチ群14は、第1の抵抗列13の各節点をデジタル信号に応じて第1端11に電気的に接続する2個のスイッチSW(0)〜SW(2−1)を有する。具体的には、2個のスイッチSW(0)〜SW(2−1)は、2−1個の抵抗R(1)〜R(2−1)における2個の節点(第1の抵抗列13の両端を含む)と、第1端11との間に電気的に接続されている。2個のスイッチSW(0)〜SW(2−1)は、デジタル信号に応じてオン/オフする。第1の抵抗列13の合成抵抗値は、第1の抵抗R0の抵抗値の2−1倍である。
第3の部分回路30は、第3の抵抗列33と、第3のスイッチ群34と、を備えている。第3の抵抗列33は、第7端31と第8端32との間で直列接続された2−1個の抵抗R(1)〜R(2−1)により構成されている。第3のスイッチ群34は、第3の抵抗列33の各節点をデジタル信号に応じて第8端32に電気的に接続する2個のスイッチSW(0)〜SW(2−1)を有する。具体的には、2個のスイッチSW(0)〜SW(2−1)は、2−1個の抵抗R(1)〜R(2−1)における2個の節点(第3の抵抗列33の両端を含む)と、第8端32との間に電気的に接続されている。2個のスイッチSW(0)〜SW(2−1)は、デジタル信号に応じてオン/オフする。第3の抵抗列33の合成抵抗値は、第1の抵抗R0の抵抗値の2−1倍である。
図12にデジタル/アナログ変換器300の一例の回路図を示す。図12示したデジタル/アナログ変換器300は、6ビットの2進値として従来例と同じ[100100]を入力した場合の回路図を示す。図12に示したデジタル/アナログ変換器300は実施の形態1のデジタル/アナログ変換器100と同様に、第11端43からの出力電圧Voは(式11)となり、積分非直線性誤差INLは[数12](式12)となる。このため、積分非直線性誤差INLの最大誤差成分をINLmax、最小誤差成分をINLminとすると、INLmaxは[数13](式13)となり、INLminは[数14](式14)となる。さらに、出力電圧Voの出力レンジを積分非直線性誤差INLのこの最大誤差成分と最小誤差成分で狭めた出力特性とみなす。この場合、出力電圧Voは[数15](式15)となり、出力電圧Voの出力レンジは[数16](式16)となり、積分非直線性誤差INLは[数17](式17)となる。このため、従来よりもデジタル/アナログ変換器300の性能を向上することができている。
実施の形態1のデジタル/アナログ変換器100(図1参照)では、第2の部分回路20の第2の抵抗列23を2(n−m)−1個の抵抗R(1)〜R(2(n−m)−1)を並列接続して構成していた。これに対して、実施の形態2のデジタル/アナログ変換器300では、第2の部分回路20Bの第2の抵抗列23Bを、抵抗値が第1の抵抗R0の1/(2(n−m)−1)である1個の抵抗RN2(1)で構成される。このため、部品数と設置面積が削減でき、実施の形態1のデジタル/アナログ変換器100に比べて低コストでデジタル/アナログ変換器300を製造することができる。
また、第1のスイッチ群14におけるスイッチSW(0)〜SW(2−1)のそれぞれをPチャネル・トランジスタで構成することができる。また、第3のスイッチ群34におけるスイッチSW(0)〜SW(2−1)のそれぞれをNチャネル・トランジスタで構成することができる。この場合、一般的なPチャネル・トランジスタとNチャネル・トランジスタを並列接続したCMOSスイッチで構成された場合に比べてトランジスタ数を半減することができる。したがって、デジタル/アナログ変換器300の部品数と設置面積が削減でき、さらなるコスト低減が可能となる。
(実施の形態3)
以下に、実施の形態3のデジタル/アナログ変換器400について説明する。
図13は実施の形態3のデジタル/アナログ変換器400の回路図である。なお、デジタル/アナログ変換器400と、上述した実施の形態1のデジタル/アナログ変換器100(図1参照)との主たる相違は、第4の部分回路40Cが第1の抵抗R0に対してのみ並列接続した点である。また、デジタル/アナログ変換器100と同様の構成については、同じ符号を付して説明する。
実施の形態3のデジタル/アナログ変換器400はnビットDACであり、微調整に使用されるビット数はmビットである。従って、粗調整に用いられるビット数はn−mビットになる。
デジタル/アナログ変換器400は、第1の部分回路10と、第2の部分回路20Cと、第3の部分回路30と、第4の部分回路40Cと、第1の抵抗R0(基準抵抗)と、を有している。第1の部分回路10は、第1端11と第2端12を有している。第2の部分回路20Cは、第3端21と第4端22を有している。第1の抵抗R0は、第5端51と第6端52を有している。第3の部分回路30は、第7端31と第8端32を有している。第4の部分回路40Cは、第9端41と第10端42と第11端43を有している。第1の部分回路10の第1端11は、高電位側の基準電位Vref+が印加される。第1の部分回路10の第2端12は、第2の部分回路20Cの第3端21と接続されている。第2の部分回路20Cの第4端22は、第1の抵抗R0の第5端51および第4の部分回路40Cの第9端41と電気的に接続されている。第1の抵抗R0の第6端52は、第3の部分回路30の第7端31および第4の部分回路40Cの第10端42と電気的に接続されている。第3の部分回路30の第8端32は、低電位側の基準電位Vref−が印加される。なお、第4の部分回路40Cの第11端43からは、デジタル信号に応じた出力電圧Voがアナログ信号として出力される。
第2の部分回路20Cは、第2の抵抗列23Cを備えている。第2の抵抗列23Cは、第3端21と第4端22との間で並列接続された2(n−m)個の抵抗RN3(1)〜RN3(2(n−m))により構成されている。第2の抵抗列23Cの合成抵抗値は、第1の抵抗R0の抵抗値の1/(2(n−m))である。
第4の部分回路40Cは、第4の抵抗列44Cと、第4のスイッチ群45Cと、を備えている。第4の抵抗列44Cは、第9端41と第10端42との間で直列接続された2(n−m)−1個の抵抗RM3(1)〜RM3(2(n−m)−1)により構成されている。第4のスイッチ群45は、第4の抵抗列44Cの各節点をデジタル信号に応じて第11端43に電気的に接続する2(n−m)個のスイッチSWM3(0)〜SWM3(2(n−m)−1)を有する。具体的には、2(n−m)個のスイッチSWM3(0)〜SWM3(2(n−m)−1)は、2(n−m)−1個の抵抗RM3(1)〜RM3(2(n−m)−1)における2(n−m)個の節点(第4の抵抗列44Cの両端を含む)と、第11端43との間に電気的に接続されている。2(n−m)個のスイッチSWM3(0)〜SWM3(2(n−m)−1)は、デジタル信号に応じてオン/オフする。第4の抵抗列44Cの合成抵抗値は、第1の抵抗R0の抵抗値の2(m−n)−1倍である。
第1の部分回路10は、第1の抵抗列13と、第1のスイッチ群14と、を備えている。第1の抵抗列13は、第1端11と第2端12との間で直列接続された2−1個の抵抗R(1)〜R(2−1)により構成されている。第1のスイッチ群14は、第1の抵抗列13の各節点をデジタル信号に応じて第1端11に電気的に接続する2個のスイッチSW(0)〜SW(2−1)を有する。具体的には、2個のスイッチSW(0)〜SW(2−1)は、2−1個の抵抗R(1)〜R(2−1)における2個の節点(第1の抵抗列13の両端を含む)と、第1端11との間に電気的に接続されている。2個のスイッチSW(0)〜SW(2−1)は、デジタル信号に応じてオン/オフする。第1の抵抗列13の合成抵抗値は、第1の抵抗R0の抵抗値の2−1倍である。
第3の部分回路30は、第3の抵抗列33と、第3のスイッチ群34と、を備えている。第3の抵抗列33は、第7端31と第8端32との間で直列接続された2−1個の抵抗R(1)〜R(2−1)により構成されている。第3のスイッチ群34は、第3の抵抗列33の各節点をデジタル信号に応じて第8端32に電気的に接続する2個のスイッチSW(0)〜SW(2−1)を有する。具体的には、2個のスイッチSW(0)〜SW(2−1)は、2−1個の抵抗R(1)〜R(2−1)における2個の節点(第3の抵抗列33の両端を含む)と、第8端32との間に電気的に接続されている。2個のスイッチSW(0)〜SW(2−1)は、デジタル信号に応じてオン/オフする。第3の抵抗列33の合成抵抗値は、第1の抵抗R0の抵抗値の2−1倍である。
まず、第2の部分回路20Cと第4の部分回路40Cと第1の抵抗R0との合成抵抗Rzを求めると[数18](式18)となる。
Figure 2019098239
ここで簡単化のため実施の形態1の[数8](式8)と同様に、第2の部分回路20Cを構成する抵抗RN3(1)〜RN3(2(n−m))、第1の抵抗R0および第4の部分回路40Cを構成する抵抗RM3(1)〜RM3(2(n−m)−1)の抵抗値をすべてRとする。
[数8](式8)と同様の式を用いて[数18](式18)を整理すると[数19](式19)になる。
Figure 2019098239
さらに[数10](式10)に示すように、第1の部分回路10を構成する抵抗R(1)〜R(2−1)と、第3の部分回路30を構成する抵抗R(1)〜R(2−1)の抵抗値をすべてRとする。
デジタル/アナログ変換器400に[数10](式10)を用いると、第2の抵抗列23Cと第4の抵抗列44Cと第1の抵抗R0との合成抵抗Rzは、第1の抵抗列13を構成する抵抗R(1)〜R(2−1)の各抵抗値および第3の抵抗列33を構成する抵抗R(1)〜R(2−1)の各抵抗値と同じ抵抗値と等しくなる。そのため、粗調整は等間隔で基準電位Vref+が分割され、かつ、微調整も等間隔で基準電位Vref+が分割される(低電位側の基準電位Vref−を、0Vとする)。
したがって、出力電圧Voは、実施の形態1と同様に[数11](式11)となり、積分非直線性誤差INLは、実施の形態1と同様に[数12](式12)となる。このため、積分非直線性誤差INLの最大誤差成分をINLmax、最小誤差成分をINLminとすると、INLmaxは[数13](式13)となり、INLminは[数14](式14)となる。
出力電圧Voの出力レンジを積分非直線性誤差INLのこの最大誤差成分と最小誤差成分で狭めた出力特性とみなす。この場合、出力電圧Voは[数15](式15)となり、出力電圧Voの出力レンジは[数16](式16)となり、積分非直線性誤差INLは[数17](式17)となる。積分非直線性誤差INLが0となるため、従来よりもデジタル/アナログ変換器400の性能を向上することができている。つまり、本開示のデジタル/アナログ変換器400は、スイッチのオン抵抗の影響を低減できるため、DAC性能を向上することができる。
また、第1のスイッチ群14におけるスイッチSW(0)〜SW(2−1)のそれぞれをPチャネル・トランジスタで構成することができる。また、第3のスイッチ群34におけるスイッチSW(0)〜SW(2−1)のそれぞれをNチャネル・トランジスタで構成することができる。この場合、一般的なPチャネル・トランジスタとNチャネル・トランジスタを並列接続したCMOSスイッチで構成された場合に比べてトランジスタ数を半減することができる。したがって、デジタル/アナログ変換器400の部品数と設置面積が削減でき、さらなるコスト低減が可能となる。
(実施の形態4)
以下に、実施の形態4のデジタル/アナログ変換器500について説明する。
図14は実施の形態4のデジタル/アナログ変換器500の回路図である。なお、デジタル/アナログ変換器500と、上述した実施の形態3のデジタル/アナログ変換器400との主たる相違は第2の部分回路20Dを1個の抵抗RN4(1)で構成した点である。また、デジタル/アナログ変換器400と同様の構成については、同じ符号を付して説明する。
実施の形態4のデジタル/アナログ変換器500はnビットDACであり、微調整に使用されるビット数はmビットである。従って、粗調整に用いられるビット数は(n−m)ビットになる。
デジタル/アナログ変換器500は、第1の部分回路10と、第2の部分回路20Dと、第3の部分回路30と、第4の部分回路40Cと、第1の抵抗R0を有している。第1の部分回路10は、第1端11と第2端12を有している。第2の部分回路20Dは、第3端21と第4端22を有している。第1の抵抗R0は、第5端51と第6端52を有している。第3の部分回路30は、第7端31と第8端32を有している。第4の部分回路40Cは、第9端41と第10端42と第11端43を有している。第1の部分回路10の第1端11は、高電位側の基準電位Vref+が印加される。第1の部分回路10の第2端12は、第2の部分回路20Dの第3端21と接続されている。第2の部分回路20Dの第4端22は、第1の抵抗R0の第5端51および第4の部分回路40Cの第9端41と電気的に接続されている。第1の抵抗R0の第6端52は、第3の部分回路30の第7端31および第4の部分回路40Cの第10端42と電気的に接続されている。第3の部分回路30の第8端32は、低電位側の基準電位Vref−が印加される。なお、第4の部分回路40Cの第11端43からは、デジタル信号に応じた出力電圧Voがアナログ信号として出力される。
第2の部分回路20Dは、第2の抵抗列23Dを備えている。第2の抵抗列23Dは、第3端21と第4端22のと間に電気的に接続された1個の抵抗RN4(1)からなる。第2の抵抗列23Dつまり抵抗RN4(1)の抵抗値は、第1の抵抗R0の抵抗値の1/(2(n−m))である。
第4の部分回路40Cは、第4の抵抗列44Cと、第4のスイッチ群45Cと、を備えている。第4の抵抗列44Cは、第9端41と第10端42との間で直列接続された2(n−m)−1個の抵抗RM3(1)〜RM3(2(n−m)−1)により構成されている。第4のスイッチ群45は、第4の抵抗列44Cの各節点をデジタル信号に応じて第11端43に電気的に接続する2(n−m)個のスイッチSWM3(0)〜SWM3(2(n−m)−1)を有する。具体的には、2(n−m)個のスイッチSWM3(0)〜SWM3(2(n−m)−1)は、2(n−m)−1個の抵抗RM3(1)〜RM3(2(n−m)−1)における2(n−m)個の節点(第4の抵抗列44Cの両端を含む)と、第11端43との間に電気的に接続されている。2(n−m)個のスイッチSWM3(0)〜SWM3(2(n−m)−1)は、デジタル信号に応じてオン/オフする。第4の抵抗列44Cの合成抵抗値は、第1の抵抗R0の抵抗値の2(m−n)−1倍である。
第1の部分回路10は、第1の抵抗列13と、第1のスイッチ群14と、を備えている。第1の抵抗列13は、第1端11と第2端12との間で直列接続された2−1個の抵抗R(1)〜R(2−1)により構成されている。第1のスイッチ群14は、第1の抵抗列13の各節点をデジタル信号に応じて第1端11に電気的に接続する2個のスイッチSW(0)〜SW(2−1)を有する。具体的には、2個のスイッチSW(0)〜SW(2−1)は、2−1個の抵抗R(1)〜R(2−1)における2個の節点(第1の抵抗列13の両端を含む)と、第1端11との間に電気的に接続されている。2個のスイッチSW(0)〜SW(2−1)は、デジタル信号に応じてオン/オフする。第1の抵抗列13の合成抵抗値は、第1の抵抗R0の抵抗値の2−1倍である。
第3の部分回路30は、第3の抵抗列33と、第3のスイッチ群34と、を備えている。第3の抵抗列33は、第7端31と第8端32との間で直列接続された2−1個の抵抗R(1)〜R(2−1)により構成されている。第3のスイッチ群34は、第3の抵抗列33の各節点をデジタル信号に応じて第8端32に電気的に接続する2個のスイッチSW(0)〜SW(2−1)を有する。具体的には、2個のスイッチSW(0)〜SW(2−1)は、2−1個の抵抗R(1)〜R(2−1)における2個の節点(第3の抵抗列33の両端を含む)と、第8端32との間に電気的に接続されている。2個のスイッチSW(0)〜SW(2−1)は、デジタル信号に応じてオン/オフする。第3の抵抗列33の合成抵抗値は、第1の抵抗R0の抵抗値の2−1倍である。
図15にデジタル/アナログ変換器500の一例の回路図を示す。図15に示したデジタル/アナログ変換器500は、6ビットの2進値として従来例と同じ[100100]を入力した場合の回路図を示す。図15に示したデジタル/アナログ変換器500は実施の形態3のデジタル/アナログ変換器400と同様に、第11端43からの出力電圧Voは[数11](式11)となり、積分非直線性誤差INLは[数12](式12)となる。このため、積分非直線性誤差INLの最大誤差成分をINLmax、最小誤差成分をINLminとすると、INLmaxは[数13](式13)となり、INLminは[数14](式14)となる。さらに、出力電圧Voの出力レンジを積分非直線性誤差INLのこの最大誤差成分と最小誤差成分で狭めた出力特性とみなす。この場合、出力電圧Voは[数15](式15)となり、出力電圧Voの出力レンジは[数16](式16)となり、積分非直線性誤差INLは[数17](式17)となる。このため、従来よりもデジタル/アナログ変換器500の性能を向上することができている。
実施の形態3のデジタル/アナログ変換器400(図13参照)では、第2の部分回路20Cの第2の抵抗列23Cを2(n−m)個の抵抗RN3(1)〜RN3(2(n−m))を並列接続して構成していた。これに対して、実施の形態4のデジタル/アナログ変換器500では、第2の部分回路20D第2の抵抗列23Dを、抵抗値が第1の抵抗R0の1/2(n−m)である1個の抵抗RN4(1)で構成される。このため、部品数と設置面積が削減でき、実施の形態3のデジタル/アナログ変換器400に比べて低コストでデジタル/アナログ変換器500を製造することができる。
また、第1のスイッチ群14におけるスイッチSW(0)〜SW(2−1)のそれぞれをPチャネル・トランジスタで構成することができる。また、第3のスイッチ群34におけるスイッチSW(0)〜SW(2−1)のそれぞれをNチャネル・トランジスタで構成することができる。この場合、一般的なPチャネル・トランジスタとNチャネル・トランジスタを並列接続したCMOSスイッチで構成された場合に比べてトランジスタ数を半減することができる。したがって、デジタル/アナログ変換器500の部品数と設置面積が削減でき、さらなるコスト低減が可能となる。
(実施の形態5)
以下に、実施の形態5のデジタル/アナログ変換器600について説明する。
図16は実施の形態5のデジタル/アナログ変換器600の回路図である。なお、デジタル/アナログ変換器600は、実施の形態1のデジタル/アナログ変換器100(図1参照)の変形例である。デジタル/アナログ変換器600とデジタル/アナログ変換器100の回路構成は同様であり、その相違点は、デジタル信号を入力した際のスイッチの接続形態が相違する点である。なお、デジタル/アナログ変換器100と同様の構成については、同じ符号を付して説明を簡略化する。
実施の形態5のデジタル/アナログ変換器600は、デジタル/アナログ変換器100と同様に第1の部分回路10、第2の部分回路20、第3の部分回路30、第4の部分回路40および第1の抵抗R0を備えている。
そして、デジタル/アナログ変換器600では、第1の部分回路10(第1の抵抗列13)と第3の部分回路30(第3の抵抗列33)のスイッチ制御を、6ビットのデジタル値のうち粗調整に用いる上位3ビットのデジタル値をqとした時、デジタル値q以下の全てのスイッチをオンさせる制御を行うものである。
言い換えると、デジタル信号を入力した際に、第1の部分回路10においては、第1の抵抗列13の2個の節点のうち、デジタル信号に応じた節点、及び当該節点よりも外側の節点を第1端11に電気的に接続する。第3の部分回路30においては、第3の抵抗列33の2個の節点のうち、デジタル信号に応じた節点、及び当該節点よりも外側の節点を第8端32に電気的に接続する。
なお、第1の抵抗列13において、第2の部分回路20に電気的に接続される側(第2端12側)を内側と定義し、第2の部分回路20と反対の側(第1端11側)を外側と定義する。つまり、第1の抵抗列13において抵抗R(2−1)の側が内側となり、抵抗R(1)の側が外側となる(図1参照)。第3の抵抗列に33おいて、第2の部分回路20に電気的に接続される側(第7端31側)を内側と定義し、第2の部分回路20と反対の側(第8端32側)を外側と定義する。つまり、第3の抵抗列33において抵抗R(1)の側が内側となり、抵抗R(2−1)の側が外側となる(図1参照)。
より具体的には、デジタル/アナログ変換器600では、6ビットの2進値である[100100]のデジタル信号の入力に応じて、第1の抵抗列13の2個の節点のうち、一つの節点がスイッチSW(4)のオンにより第1端11に電気的に接続される。さらに、第1の抵抗列13の2個の節点のうち、スイッチSW(4)が電気的に接続された節点よりも外側の節点も、スイッチSW(3)〜SW(0)のオンにより第1端11に電気的に接続される。
また、6ビットの2進値である[100100]のデジタル信号の入力に応じて、第3の抵抗列33の2個の節点のうち、一つの節点がスイッチSW(4)のオンにより第8端32に電気的に接続される。さらに、第3の抵抗列33の2個の節点のうち、スイッチSW(4)が電気的に接続された節点より外側の節点も、スイッチSW(5)〜SW(7)のオンにより第8端32に電気的に接続される。
このスイッチ制御において、第1のスイッチ群14におけるオン状態となるスイッチ(図16におけるスイッチSWT(3)〜SWT(0))のオン抵抗と、デジタル値に応じて接続される節点より外側に位置する抵抗(図16における抵抗R(1)〜R(3))と、の合成抵抗をRonTとする。また、第3の抵抗列33におけるオン状態となるスイッチ(図16におけるSW(5)〜SW(7))のオン抵抗と、デジタル値に応じて接続される節点より外側に位置する抵抗(図16における抵抗R(5)〜R(7))と、の合成抵抗をRonBとする。この場合、合成抵抗RonTは[数20](式20)となり、合成抵抗RonBは[数21](式21)となる。
Figure 2019098239
Figure 2019098239
これより、図16において、6ビットのデジタル値をPとすると、出力電圧Voは[数22](式22)となる。
Figure 2019098239
したがって、積分非直線性誤差INLは[数23](式23)となる。
Figure 2019098239
以上より、出力電圧Vo、および、積分非直線性誤差INLは、実施の形態1のデジタル/アナログ変換器100に対して誤差成分が低減され、よりDAC性能を向上させることができる。
また、第1のスイッチ群14におけるスイッチSW(0)〜SW(2−1)のそれぞれをPチャネル・トランジスタで構成することができる。また、第3のスイッチ群34におけるスイッチSW(0)〜SW(2−1)のそれぞれをNチャネル・トランジスタで構成することができる。この場合、一般的なPチャネル・トランジスタとNチャネル・トランジスタを並列接続したCMOSスイッチで構成された場合に比べてトランジスタ数を半減することができる。したがって、デジタル/アナログ変換器600の部品数と設置面積が削減でき、さらなるコスト低減が可能となる。
(実施の形態6)
以下に、実施の形態6のデジタル/アナログ変換器700について説明する。
図17は実施の形態6のデジタル/アナログ変換器700の回路図である。なお、デジタル/アナログ変換器700は、実施の形態3のデジタル/アナログ変換器400(図13参照)の変形例である。デジタル/アナログ変換器700とデジタル/アナログ変換器400の回路構成は同様であり、その相違点は、デジタル信号を入力した際のスイッチの接続形態が相違する点である。なお、デジタル/アナログ変換器400と同様の構成については、同じ符号を付して説明を簡略化する。
実施の形態6のデジタル/アナログ変換器700は、デジタル/アナログ変換器400と同様に第1の部分回路10、第2の部分回路20C、第3の部分回路30、第4の部分回路40Cおよび第1の抵抗R0を備えている。
そして、デジタル/アナログ変換器700では、第1の部分回路10(第1の抵抗列13)と第3の部分回路30(第3の抵抗列33)のスイッチ制御を、6ビットのデジタル値のうち粗調整に用いる上位3ビットのデジタル値をqとした時、デジタル値q以下の全てのスイッチをオンさせる制御を行うものである。
言い換えると、デジタル信号を入力した際に、第1の部分回路10においては、第1の抵抗列13の2個の節点のうち、デジタル信号に応じた節点、及び当該節点よりも外側の節点を第1端11に電気的に接続する。第3の部分回路30においては、第3の抵抗列33の2個の節点のうち、デジタル信号に応じた節点、及び当該節点よりも外側の節点を第8端32に電気的に接続する。
なお、第1の抵抗列13において、第2の部分回路20に電気的に接続される側(第2端12側)を内側と定義し、第2の部分回路20と反対の側を外側(第1端側)と定義する。つまり、第1の抵抗列13において抵抗R(2−1)の側が内側となり、抵抗R(1)の側が外側となる(図13参照)。第3の抵抗列に33おいて、第2の部分回路20に電気的に接続される側(第7端31側)を内側と定義し、第2の部分回路20と反対の側を外側(第8端32側)と定義する。つまり、第3の抵抗列33において抵抗R(1)の側が内側となり、抵抗R(2−1)の側が外側となる(図13参照)。
より具体的には、デジタル/アナログ変換器700では、6ビットの2進値である[100100]のデジタル信号の入力に応じて、第1の抵抗列13の2個の節点のうち、一つの節点がスイッチSW(4)のオンにより第1端11に電気的に接続される。さらに、第1の抵抗列13の2個の節点のうち、スイッチSW(4)が電気的に接続された節点よりも外側の節点も、スイッチSW(3)〜SW(0)のオンにより第1端11に電気的に接続される。
また、6ビットの2進値である[100100]のデジタル信号の入力に応じて、第3の抵抗列33の2個の節点のうち、一つの節点がスイッチSW(4)のオンにより第8端32に電気的に接続される。さらに、第3の抵抗列33の2個の節点のうち、スイッチSW(4)が電気的に接続された節点よりも外側の節点も、スイッチSW(5)〜SW(7)により第8端32に電気的に接続される。
このスイッチ制御において、第1のスイッチ群14におけるオン状態となるスイッチ(図17におけるスイッチSWT(3)〜SWT(0))のオン抵抗と、デジタル値に応じて接続される節点より外側に位置する抵抗(図17における抵抗R(1)〜R(3))の合成抵抗のRonTとする。また、第3の抵抗列33におけるオン状態となるスイッチ(図17におけるSW(5)〜SW(7))のオン抵抗と、デジタル値に応じて接続される節点より外側に位置する抵抗(図17における抵抗R(5)〜R(7))と、の合成抵抗をRonBとする。この場合、合成抵抗RonTは[数20](式20)となり、合成抵抗RonBは[数21](式21)となる。この関係は実施の形態5のデジタル/アナログ変換器600と同じとなる。
したがって、出力電圧Voは[数22](式22)となり、積分非直線性誤差INLは[数23](式23)となる。これらの関係も実施の形態5のデジタル/アナログ変換器600と同じとなる。
以上より、実施の形態6のデジタル/アナログ変換器700において、実施の形態5のデジタル/アナログ変換器600と同様に、実施の形態3のデジタル/アナログ変換器400に対して誤差成分が低減され、よりDAC性能を向上させることができる。
なお、上述した各実施の形態においては、6ビットのデジタル/アナログ変換器を例として説明したが、本開示のデジタル/アナログ変換器は、6ビットに限られるものではない。デジタル/アナログ変換器をnビットとしたときでも、上述したn,mを用いた関係を満たすことにより同様の効果を得ることができる。
(まとめ)
第1の態様に係るデジタル/アナログ変換器(100,300,600)は、微調整用のmビット(mは正の整数)を含むnビット(nはmより大きい整数)のデジタル/アナログ変換器である。デジタル/アナログ変換器(100,300,600)は、第1の部分回路(10)と、第2の部分回路(20,20B)と、第1の抵抗(R0)と、第3の部分回路(30)と、第4の部分回路(40)と、を備える。
第1の部分回路(10)は、第1端(11)と第2端(12)を有し、第1端(11)に高電位側の基準電位(Vref+)が印加される。第2の部分回路(20,20B)は、第3端(21)と第4端(22)を有し、第3端(21)が第2端(12)に電気的に接続される。第1の抵抗(R0)は、第5端(51)と第6端(52)を有し、第5端(51)が第4端(22)に電気的に接続される。第3の部分回路(30)は、第7端(31)と第8端(32)を有し、第7端(31)が第6端(52)に電気的に接続されて、第8端(32)に低電位側の基準電位(Vref−)が印加される。第4の部分回路(40)は、第9端(41)と第10端(42)と第11端(43)を有し、第9端(41)が第3端(21)に電気的に接続されて、第10端(42)が第6端(52)に電気的に接続されて、第11端(43)からアナログ信号が出力される。
第4の部分回路(40)は、第4の抵抗列(44)と、第4のスイッチ群(45)と、を備える。第4の抵抗列(44)は、第9端(41)と第10端(42)との間で直列接続された2(n−m)個の抵抗(R)により構成されている。第4のスイッチ群(45)は、第4の抵抗列(44)における最も第9端(41)側に位置する節点を除く他の節点をデジタル信号に応じて第11端(43)に電気的に接続させる2(n−m)個のスイッチ(SW)を有する。
第1の部分回路(10)は、第1の抵抗列(13)と、第1のスイッチ群(14)と、を備える。第1の抵抗列(13)は、第1端(11)と第2端(12)との間で直列接続された2−1個の抵抗(R)により構成されている。第1のスイッチ群(14)は、第1の抵抗列(13)における2個の節点をデジタル信号に応じて第1端(11)に電気的に接続させる2個のスイッチ(SW)を有する。
第3の部分回路(30)は、第3の抵抗列(33)と、第3のスイッチ群(34)と、を備える。第3の抵抗列(33)は、第7端(31)と第8端(32)との間で直列接続された2−1個の抵抗(R)により構成されている。第3のスイッチ群(34)は、第3の抵抗列(33)における2個の節点をデジタル信号に応じて第8端(32)に電気的に接続させる2個のスイッチ(SW)を有する。
第1の抵抗(R0)の抵抗値をRとした場合、第4の抵抗列(44)の合成抵抗値は、2(n−m)Rであり、第1の抵抗列(13)の合成抵抗値は、(2−1)Rであり、第3の抵抗列(33)の合成抵抗値は、(2−1)Rであり、第2の部分回路(20,20B)の合成抵抗値は、R/(2(n−m)−1)である。
第2の態様に係るデジタル/アナログ変換器(100,600)では、第1の態様において、第2の部分回路(20)は、第3端(21)と第4端(22)のと間に電気的に接続された第2の抵抗列(23)を有する。第2の抵抗列(23)は、2(n−m)−1個の抵抗(R)の並列接続により構成されている。
第3の態様に係るデジタル/アナログ変換器(100,600)では、第2の態様において、第2の抵抗列(23)と第3の抵抗列(33)と第4の抵抗列(44)とを構成するすべての抵抗の抵抗値の各々が、第1の抵抗(R0)の抵抗値と同じである。
第4の態様に係るデジタル/アナログ変換器(300)では、第1の態様において、第2の部分回路(20B)は、第3端(21)と第4端(22)との間に電気的に接続された第2の抵抗列(23B)を有する。第2の抵抗列(23B)は、1個の抵抗(RN2)により構成されている。
第5の態様に係るデジタル/アナログ変換器(400,500,700)は、微調整用のmビット(mは正の整数)を含むnビット(nはmより大きい整数)のデジタル/アナログ変換器である。デジタル/アナログ変換器(400,500,700)は、第1の部分回路(10)と、第2の部分回路(20C,20D)と、第1の抵抗(R0)と、第3の部分回路(30)と、第4の部分回路(40C)と、を備える。
第1の部分回路(10)は、第1端(11)と第2端(12)を有し、第1端(11)に高電位側の基準電位(Vref+)が印加される。第2の部分回路(20C,20D)は、第3端(21)と第4端(22)を有し、第3端(21)が第2端(12)に電気的に接続される。第1の抵抗(R0)は、第5端(51)と第6端(52)を有し、第5端(51)が第4端(22)に電気的に接続される。第3の部分回路(30)は、第7端(31)と第8端(32)を有し、第7端(31)が第6端(52)に電気的に接続されて、第8端(32)に低電位側の基準電位(Vref−)が印加される。第4の部分回路(40C)は、第9端(41)と第10端(42)と第11端(43)を有し、第9端(41)が第5端(51)に電気的に接続されて、第10端(42)が第6端(52)に電気的に接続されて、第11端(43)からアナログ信号が出力される。
第4の部分回路(40C)は、第4の抵抗列(44C)と、第4のスイッチ群(45C)と、を備える。第4の抵抗列(44C)は、第9端(41)と第10端(42)との間で直列接続された2(n−m)−1個の抵抗(RM3)により構成されている。第4のスイッチ群(45C)は、第4の抵抗列(44C)における2(n−m)個の節点をデジタル信号に応じて第11端(43)に電気的に接続させる2(n−m)個のスイッチ(SWM3)を有する。
第1の部分回路(10)は、第1の抵抗列(13)と、第1のスイッチ群(14)と、を備える。第1の抵抗列(13)は、第1端(11)と第2端(12)との間で直列接続された2−1個の抵抗(R)により構成されている。第1のスイッチ群(14)は、第1の抵抗列(13)における2個の節点をデジタル信号に応じて第1端(11)に電気的に接続させる2個のスイッチ(SW)を有する。
第3の部分回路(30)は、第3の抵抗列(33)と、第3のスイッチ群(34)と、を備える。第3の抵抗列(33)は、第7端(31)と第8端(32)との間で直列接続された2−1個の抵抗(R)により構成されている。第3のスイッチ群(34)は、第3の抵抗列(33)における2個の節点をデジタル信号に応じて第8端(32)に電気的に接続させる2個のスイッチ(SW)を有する。
第1の抵抗(R0)の抵抗値をRとした場合、第4の抵抗列(44C)の合成抵抗値は、(2(n−m)−1)Rであり、第1の抵抗列(13)の合成抵抗値は、(2−1)Rであり、第3の抵抗列(33)の合成抵抗値は、(2−1)Rであり、第2の部分回路(20C,20D)の合成抵抗値は、R/(2(n−m))である。
第6の態様に係るデジタル/アナログ変換器(400,700)では、第5の態様において、第2の部分回路(20C)は、第3端(21)と第4端(22)との間に電気的に接続された第2の抵抗列(23C)を有する。第2の抵抗列(23C)は、2(n−m)個の抵抗(RN2)の並列接続により構成されている。
第7の態様に係るデジタル/アナログ変換器(400,700)では、第6の態様において、第2の抵抗列(23C)と第3の抵抗列(33)と第4の抵抗列(44C)とを構成するすべての抵抗の抵抗値の各々が、第1の抵抗(R0)の抵抗値と同じである。
第8の態様に係るデジタル/アナログ変換器(500)では、第5の態様において、第2の部分回路(20D)は、第3端(21)と第4端(22)の間に電気的に接続された第2の抵抗列(23D)を有する。第2の抵抗列(23D)は、1個の抵抗(RN4)により構成されている。
第9の態様に係るデジタル/アナログ変換器(400,500,700)では、第1〜第8の態様のいずれかにおいて、第1のスイッチ群(14)は、第1の抵抗列(13)の2個の節点のうち、入力されたデジタル信号に応じた節点、及び当該節点よりも第2の部分回路(20C,20D)と反対の側に在る節点を、第1端(11)に電気的に接続するように構成されている。第3のスイッチ群(34)は、第3の抵抗列(33)の2個の節点のうち、入力されたデジタル信号に応じた節点、及び当該節点よりも第2の部分回路(20C,20D)と反対の側に在る節点を、第8端(32)に電気的に接続するように構成されている。
第10の態様に係るデジタル/アナログ変換器(100,300,400,500,600,700)では、第1〜第9の態様のいずれかにおいて、第1のスイッチ群(14)を構成する各スイッチはPチャンネル・トランジスタで構成されている。第3のスイッチ群(34)を構成する各スイッチはNチャンネル・トランジスタで構成されている。
本開示は、デジタル/アナログ変換器の性能を向上させることができているため、各種センサなどに有用である。
100,300,400,500,600,700 デジタル/アナログ変換器
10 第1の部分回路
11 第1端
12 第2端
13 第1の抵抗列
14 第1のスイッチ群
SW スイッチ
抵抗
20,20B,20C,20D 第2の部分回路
21 第3端
22 第4端
23,23B,23C,23D 第2の抵抗列
,RN2,RN3,RN4 抵抗
30 第3の部分回路
31 第7端
32 第8端
33 第3の抵抗列
34 第3のスイッチ群
SW スイッチ
抵抗
40,40C 第4の部分回路
41 第9端
42 第10端
43 第11端
44,44C 第4の抵抗列
45,45C 第4のスイッチ群
SW,SWM3 スイッチ
,RM3 抵抗
R0 第1の抵抗
51 第5端
52 第6端
Vref+ 高電位側の基準電位
Vref− 低電位側の基準電位

Claims (10)

  1. 微調整用のmビット(mは正の整数)を含むnビット(nはmより大きい整数)のデジタル/アナログ変換器であって、
    前記デジタル/アナログ変換器は、
    第1端と第2端を有し、前記第1端に高電位側の基準電位が印加される第1の部分回路と、
    第3端と第4端を有し、前記第3端が前記第2端に電気的に接続された第2の部分回路と、
    第5端と第6端を有し、前記第5端が前記第4端に電気的に接続された第1の抵抗と、
    第7端と第8端を有し、前記第7端が前記第6端に電気的に接続されて、前記第8端に低電位側の基準電位が印加される第3の部分回路と、
    第9端と第10端と第11端を有し、前記第9端が前記第3端に電気的に接続されて、前記第10端が前記第6端に電気的に接続されて、前記第11端からアナログ信号が出力される第4の部分回路と、を備え、
    前記第4の部分回路は、
    前記第9端と前記第10端のと間で直列接続された2(n−m)個の抵抗により構成された第4の抵抗列と、
    前記第4の抵抗列における最も前記第9端側に位置する節点を除く他の節点をデジタル信号に応じて前記第11端に電気的に接続させる2(n−m)個のスイッチを有した第4のスイッチ群を備えており、
    前記第1の部分回路は、
    前記第1端と前記第2端のと間で直列接続された2−1個の抵抗により構成された第1の抵抗列と、
    前記第1の抵抗列における2個の節点を前記デジタル信号に応じて前記第1端に電気的に接続させる2個のスイッチを有する第1のスイッチ群と、を備えており、
    前記第3の部分回路は、
    前記第7端と前記第8端のと間で直列接続された2−1個の抵抗により構成された第3の抵抗列と、
    前記第3の抵抗列における2個の節点を前記デジタル信号に応じて前記第8端に電気的に接続させる2個のスイッチを有する第3のスイッチ群と、を備えており、
    前記第1の抵抗の抵抗値をRとした場合、
    前記第4の抵抗列の合成抵抗値は、2(n−m)Rであり、
    前記第1の抵抗列の合成抵抗値は、(2−1)Rであり、
    前記第3の抵抗列の合成抵抗値は、(2−1)Rであり、
    前記第2の部分回路の合成抵抗値は、R/(2(n−m)−1)である、
    デジタル/アナログ変換器。
  2. 前記第2の部分回路は、前記第3端と前記第4端のと間に電気的に接続された第2の抵抗列を有し、
    前記第2の抵抗列は、2(n−m)−1個の抵抗の並列接続により構成されている、
    請求項1に記載のデジタル/アナログ変換器。
  3. 前記第2の抵抗列と前記第3の抵抗列と前記第4の抵抗列とを構成するすべての抵抗の抵抗値の各々が、前記第1の抵抗の抵抗値と同じである、
    請求項2に記載のデジタル/アナログ変換器。
  4. 前記第2の部分回路は、前記第3端と前記第4端との間に電気的に接続された第2の抵抗列を有し、
    前記第2の抵抗列は、1個の抵抗により構成されている、
    請求項1に記載のデジタル/アナログ変換器。
  5. 微調整用のmビット(mは正の整数)を含むnビット(nはmより大きい整数)のデジタル/アナログ変換器であって、
    前記デジタル/アナログ変換器は、
    第1端と第2端を有し、前記第1端に高電位側の基準電位が印加される第1の部分回路と、
    第3端と第4端を有し、前記第3端が前記第2端に電気的に接続された第2の部分回路と、
    第5端と第6端を有し、前記第5端が前記第4端に電気的に接続された第1の抵抗と、
    第7端と第8端を有し、前記第7端が前記第6端に電気的に接続されて、前記第8端に低電位側の基準電位が印加される第3の部分回路と、
    第9端と第10端と第11端を有し、前記第9端が前記第5端に電気的に接続されて、前記第10端が前記第6端に電気的に接続されて、前記第11端からアナログ信号が出力される第4の部分回路と、を備え、
    前記第4の部分回路は、
    前記第9端と前記第10端との間で直列接続された2(n−m)−1個の抵抗により構成された第4の抵抗列と、
    前記第4の抵抗列における2(n−m)個の節点をデジタル信号に応じて前記第11端に電気的に接続させる2(n−m)個のスイッチを有した第4のスイッチ群を備えており、
    前記第1の部分回路は、
    前記第1端と前記第2端との間で直列接続された2−1個の抵抗により構成された第1の抵抗列と、
    前記第1の抵抗列における2個の節点を前記デジタル信号に応じて前記第1端に電気的に接続させる2個のスイッチを有する第1のスイッチ群と、を備えており、
    前記第3の部分回路は、
    前記第7端と前記第8端のと間で直列接続された2−1個の抵抗により構成された第3の抵抗列と、
    前記第3の抵抗列における2個の節点を前記デジタル信号に応じて前記第8端に電気的に接続させる2個のスイッチを有する第3のスイッチ群と、を備えており、
    前記第1の抵抗の抵抗値をRとした場合、
    前記第4の抵抗列の合成抵抗値は、(2(n−m)−1)Rであり、
    前記第1の抵抗列の合成抵抗値は、(2−1)Rであり、
    前記第3の抵抗列の合成抵抗値は、(2−1)Rであり、
    前記第2の部分回路の合成抵抗値は、R/(2(n−m))である、
    デジタル/アナログ変換器。
  6. 前記第2の部分回路は、前記第3端と前記第4端との間に電気的に接続された第2の抵抗列を有し、
    前記第2の抵抗列は、2(n−m)個の抵抗の並列接続により構成されている、
    請求項5に記載のデジタル/アナログ変換器。
  7. 前記第2の抵抗列と前記第3の抵抗列と前記第4の抵抗列とを構成するすべての抵抗の抵抗値の各々が、前記第1の抵抗の抵抗値と同じである、
    請求項6に記載のデジタル/アナログ変換器。
  8. 前記第2の部分回路は、前記第3端と前記第4端の間に電気的に接続された第2の抵抗列を有し、
    前記第2の抵抗列は、1個の抵抗により構成されている、
    請求項5に記載のデジタル/アナログ変換器。
  9. 前記第1のスイッチ群は、前記第1の抵抗列の前記2個の節点のうち、入力された前記デジタル信号に応じた節点、及び当該節点よりも前記第2の部分回路と反対の側に在る節点を、前記第1端に電気的に接続するように構成されており、
    前記第3のスイッチ群は、前記第3の抵抗列の前記2個の節点のうち、入力された前記デジタル信号に応じた節点、及び当該節点よりも前記第2の部分回路と反対の側に在る節点を、前記第8端に電気的に接続するように構成されている、
    請求項1から請求項8のいずれか一つに記載のデジタル/アナログ変換器。
  10. 前記第1のスイッチ群を構成する各スイッチはPチャンネル・トランジスタで構成されており、
    前記第3のスイッチ群を構成する各スイッチはNチャンネル・トランジスタで構成されている、
    請求項1から請求項9のいずれか一つに記載のデジタル/アナログ変換器。
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