JPWO2019093325A1 - ガラスパネル - Google Patents

ガラスパネル Download PDF

Info

Publication number
JPWO2019093325A1
JPWO2019093325A1 JP2019552808A JP2019552808A JPWO2019093325A1 JP WO2019093325 A1 JPWO2019093325 A1 JP WO2019093325A1 JP 2019552808 A JP2019552808 A JP 2019552808A JP 2019552808 A JP2019552808 A JP 2019552808A JP WO2019093325 A1 JPWO2019093325 A1 JP WO2019093325A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
glass plates
pair
metal material
peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019552808A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6952126B2 (ja
Inventor
昭人 竹内
昭人 竹内
哲男 皆合
哲男 皆合
木島 義文
義文 木島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Sheet Glass Co Ltd filed Critical Nippon Sheet Glass Co Ltd
Publication of JPWO2019093325A1 publication Critical patent/JPWO2019093325A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6952126B2 publication Critical patent/JP6952126B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C27/00Joining pieces of glass to pieces of other inorganic material; Joining glass to glass other than by fusing
    • C03C27/06Joining glass to glass by processes other than fusing
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B3/00Window sashes, door leaves, or like elements for closing wall or like openings; Layout of fixed or moving closures, e.g. windows in wall or like openings; Features of rigidly-mounted outer frames relating to the mounting of wing frames
    • E06B3/66Units comprising two or more parallel glass or like panes permanently secured together
    • E06B3/663Elements for spacing panes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Abstract

周辺封止用金属材料に対する保護材の保護機能を低下させないようにする。対向する一対のガラス板1A,1Bと、一対のガラス板1A,1B間に配設されるスペーサーによって形成される間隙部Vと、一対のガラス板1A,1Bの周縁部V1に充填され、ガラス板1A,1Bと直接接合して間隙部Vを気密に封止する周辺封止用金属材料と、一対のガラス板1A,1Bの端面1AE,1BEどうしに亘って接着され、一対のガラス板1A,1Bの周縁部V1に充填された周辺封止用金属材料3を覆う保護材21とを備える。一対のガラス板1A,1B夫々の端面1AE,1BEは、それら端面1AE,1BEにガラス板の長手方向に沿った溝22が複数本設けられた状態で保護材21で覆われてある。

Description

本発明は、対向する一対のガラス板と、前記一対のガラス板間に配設されるスペーサーによって形成される間隙部と、前記一対のガラス板の周縁部に充填され、前記一対のガラス板と直接接合して前記間隙部を気密に封止する周辺封止用金属材料と、前記一対のガラス板の端面どうしに亘って接着され、前記一対のガラス板の周縁部に充填された周辺封止用金属材料を覆う保護材とを備えたガラスパネルに関する。
従来、前記ガラスパネルにおいて、両ガラス板の周縁部に充填して間隙部を気密に封止する周辺封止用金属材料は、ハンダと称するガラス板よりも融点の低い低融点金属が使用されている(例えば、特許文献1参照)。
そして、前記周辺封止用金属材料が外気に曝されていると、周辺封止用金属材料とガラス板との界面に外気中の水分が侵食して両ガラス板間とのシール性が低下したり、周辺封止用金属材料の表面が腐食により酸化物が形成されて、その形成された酸化物が水分により浸食されやすくなって、周辺封止用金属材料と両ガラス板との間のシール性能が、より低下する虞がある。そのために、一対のガラス板の端面同士に亘って接着する保護材で、前記周辺封止用金属材料のような接合材料を覆うことが考えられている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−167241号公報 国際公開第2005/000762号
上述した従来のガラスパネルにおいて、一対のガラス板夫々の端面は、設定寸法に切断された板ガラスの切りっぱなし面をそのまま使用しており(図10(b)参照)、その切りっぱなし面は、一般的に、ガラス板の長手方向に波を打ったような凹凸の破断面であったり、不規則な凹凸のガラス特有の貝殻状の破断面が形成されており、それらの凹凸破断面に沿って保護材の端縁部から被覆された周辺封止用金属材料にかけて外部から浸水して、周辺封止用金属材料を酸化させたり、保護材が剥離して周辺封止用金属材料に対する保護機能が低下する虞がある。
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、周辺封止用金属材料に対する保護材の保護機能を低下させないようにする点にある。
本発明の第1の特徴構成は、対向する一対のガラス板と、前記一対のガラス板間に配設されるスペーサーによって形成される間隙部と、前記一対のガラス板の周縁部に充填され、前記一対のガラス板と直接接合して前記間隙部を気密に封止する周辺封止用金属材料と、前記一対のガラス板の端面どうしに亘って接着され、前記一対のガラス板の周縁部に充填された周辺封止用金属材料を覆う保護材とを備えたガラスパネルであって、前記一対のガラス板夫々の端面は、それら端面にガラス板の長手方向に沿った溝が複数本設けられた状態で前記保護材で覆われたところにある。
本発明の第1の特徴構成によれば、一対のガラス板の端面に設けた溝には、ガラス板の端面に塗布する保護材が入り込みやすくなり、その溝に入った保護材の嵌入部が、ガラス板との物理的係合作用(アンカー効果)により、強固な接着性を発揮して保護材の剥離を防止する。その上、溝がガラス板の長手方向に沿って複数本設けてあるために、それらの溝に入った保護材の嵌入部が、ガラス板の長手方向と交差する厚み方向に保護材の端縁部から侵入しようとする水分に対する堰の役目を担い、保護材による周辺封止用金属材料に対する保護機能の低下を防止できる。
従って、周辺封止用金属材料による一対のガラス板間のシール性の低下を防止して前記間隙部の気密性を高く維持できる。
本発明の第2の特徴構成は、前記保護材は、経時的に粘性が大きくなる素材から成る。
本発明の第2の特徴構成によれば、保護材に経時的に粘性が大きくなる素材を使用すれば、保護材を一対のガラス板夫々の端面に塗布した時に、複数本の溝に入り込みやすく、溝に保護材が入り込んだ後には、粘性が大きくなって保護材がガラス板の端面から脱落しにくくなり、保護機能を長期にわたり維持することが出来る。
本発明の第3の特徴構成は、前記素材は、紫外線照射により粘性が大きくなるものである。
本発明の第3の特徴構成によれば、短時間で保護材による保護機能を発揮できる。
本発明の第4の特徴構成は、前記周辺封止用金属材料の外側端面にガラス板の長手方向に沿った溝が形成され、その溝は、前記一対のガラス板の端面に形成された溝よりも大きな幅である。
本発明の第5の特徴構成は、前記溝は、前記ガラス板夫々の端面において、その全長に亘って形成されてある。
本発明の第6の特徴構成は、前記周辺封止用金属材料の外側端面は、前記一対のガラス板の端面よりも前記間隙部側に凹入している。
ガラスパネルの一部切欠き斜視図である。 ガラスパネルの吸引孔周辺縦断面図である。 ガラスパネルの製造方法を示すフローチャートである。 周辺封止ステップを示す要部縦断面図である。 導入板の作用説明図である。 吸引孔封止前の吸引孔周辺部拡大図である。 ガラスパネルの周縁部に対する保護材の形成の作用説明図である。 ガラスパネルの周縁部に対する保護材の形成の作用説明図である。 ガラスパネルの周縁部に対する保護材の形成の作用説明図である。 ガラスパネル周縁部の拡大縦断面図である。 別実施形態のガラスパネル周縁部の拡大縦断面図である。 複数の溝形成後のガラス板のエッジ面の顕微鏡写真である。 溝形成前のガラス板のエッジ面の顕微鏡写真である。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1において、ガラスパネルPは、対向する一対のガラス板1A,1Bと、一対のガラス板1A,1B間に、マトリックス状に一定のスペーサーピッチPdで複数の柱状のスペーサー2を介在させることにより形成される間隙部Vと、間隙部Vの周縁部V1をシールする周辺封止用金属材料3と、一対のガラス板1A,1Bの内の一方のガラス板1Aを貫通する吸引孔4とを有する。吸引孔4は、その吸引孔4の周りにまで至って覆う吸引孔封止用金属材料15で封止されてある。
ガラスパネルPにおいて、2枚のガラス板1A,1Bは透明なフロートガラスであり、間隙部Vが1.33Pa(1.0×10-2Torr)以下に減圧されている。これは、間隙部Vは、その内部の空気が吸引孔4を介して排出されることによって減圧され、間隙部Vの減圧状態を維持するために周辺封止用金属材料3及び吸引孔封止用金属材料15によって封止されている。
スペーサー2は円柱状であり、その直径が0.3〜1.0mm程度、高さが30μm〜1.0mm程度である。このスペーサー2は、ガラス板1A,1Bに作用する大気圧に起因する圧縮応力を負荷されても坐屈しない材料、例えば、圧縮強度が4.9×108Pa(5×103kgf/cm2)以上の材料、好ましくは、ステンレス鋼(SUS304)等により形成されている。
図3は、図1のガラスパネルPの製造方法を示すフローチャートである。
まず、フロートガラスから成る所定の厚さの2枚のガラス素板(不図示)を所定の寸法、例えば、1200mm×900mmに夫々切断し、同一形状且つ同一サイズであるガラス板1A,1Bを準備し(ステップS31)、ガラス板1Aに、その四隅のうちいずれか1つの近傍において吸引孔4をドリル等によって穿設する(ステップS32)(穿設ステップ)。
次に、クリーンルームやケミカルクリーンルーム等の空気の汚染状態を化学的又は物理的に制御可能な空間内において、純水ブラシ洗浄、液体洗浄法、光洗浄の少なくとも1つの方法を用いて一対のガラス板1A,1Bを洗浄する(ステップS33)(洗浄ステップ)。この液体洗浄法では、純水、脱イオン水などが用いられる。また、洗浄液は、例えば、アルカリ洗剤又はオゾン水を含有する。また、該洗浄液には、研磨材が含有されていてもよい。研磨材としては、例えば酸化セリウムを主成分とする微粒子が用いられる。
そして、吸引孔4が穿設されていない洗浄されたガラス板1Bに、複数のスペーサー2をマトリックス状に一定のスペーサーピッチPdで配置し、洗浄されたガラス板1Aを重ね合わせることで、一対のガラス板1A,1Bのペアリングを行う(ステップS34)。
さらに、ペアリングされた一対のガラス板1A,1Bをほぼ水平に保ち、溶解温度が250℃以下である周辺封止用金属材料3を用いて、一対のガラス板1A,1Bの周縁部V1を封止する(ステップS35)(周辺封止)。
図4は、図3のステップS35における周辺封止を説明するのに用いられる図である。
図4において、金属導入装置5は、高部6aと、高部6aより低い低部6bとを有して段差状に形成された定盤6を有し、高部6aにおいて一対のガラス板1A,1Bを保持すると共に、低部6bにおいて一対のガラス板1A,1Bにハンダを供給する供給塔7を保持する。段差状定盤6の低部6bには、上記一対のガラス板1A,1Bに沿って2本のレール部材12が配され、上記供給塔7はレール部材12上を走行する移動機構13の上に載置されている。
供給塔7は、液相又は固相のハンダを貯留する横断面長方形の坩堝部9と、坩堝部9の側壁部に内蔵されると共に坩堝部9内に貯留されたハンダを加熱する電熱ヒーター10と、坩堝部9の底部に連通すると共に一対のガラス板1A,1Bの周縁部V1の外側に向かって開口する断面長尺状の導入路11と、導入路11の中位に水平に配された導入板8とを備える。導入板8は、導入路11から延伸して一対のガラス板1A,1Bの周縁部V1に嵌入しており、これにより、ハンダは、その表面張力と相俟って間隙部Vに侵入する。加えて、坩堝部9内で液位ΔHにあるハンダの重力が導入板8の部位においてハンダに印加され、これにより、一対のガラス板1A,1Bの周縁部V1へのハンダの侵入を促進する。
また、図5に示すように、導入板8は、その移動方向で上下に複数回波打つ状態の屈曲部8Aが間隔を空けて2箇所に形成された形状の物でも良い(蛇腹形状)。
つまり、屈曲部8Aを有する導入板8の移動によって、バネ作用を有する屈曲部8Aが、ガラス板の表面を軽く擦りつけるようになり、ハンダのガラス面への付着性をより向上させて、間隙部Vの気密性が確実化される効果を発揮できるようになる。
また、導入板8は、バネ作用を有する弓状の形状や、屈曲部を有さない平板状であっても良い。ただし、上述の理由により、屈曲部8Aを有する導入板8の方が有利である。
一方、移動機構13は、一対のガラス板1A,1Bの周縁部V1に沿ってレール部材12上を一定速度で移動するので、一対のガラス板1A,1Bの開先部分14から導入板8を間隙部Vに挿入すると、周辺封止用金属材料3が導入板8を介して一対のガラス板1A,1Bの周縁部V1全体に亘って侵入する。これにより、一対のガラス板1A,1B間に形成された間隙部Vの周縁部V1を、周辺封止用金属材料3によって気密に封止される。
図6に示すように、開先部分14とは、ガラスパネルPの角部に設けてあり、導入板8を間隙部Vに挿入する際に、容易に実施できるよう、一対のガラス板1A,1Bの間隙部V側の角部を面取りしてある箇所である。
続くステップS36において、吸引孔4の近傍において排気カップで吸引孔4を覆うようにガラス板1Aの大気側の主面に取付け、この排気カップに接続された不図示のロータリーポンプやターボ分子ポンプによる吸引により、間隙部Vの圧力を1.33Pa以下にまで減圧するべく間隙部Vの気体分子を外部へ排出する真空引きを行う(ステップS36)。
ただし、本ステップで用いるポンプは上述のロータリーポンプやターボ分子ポンプに限られず、排気カップに接続でき、吸引可能なものであればよい。
次いで、吸引孔4を覆い被さるように吸引孔封止用金属材料15を滴下させて、吸引孔4の近傍のガラス表面と吸引孔封止用金属材料15を接着させて封止する(ステップS37)。
これにより、一対のガラス板1A,1B間に形成された間隙部Vが密閉される。
尚、上述した各工程のうち、吸引孔4の近傍のガラス表面と吸引孔封止用金属材料15を接着させて封止する(ステップS37)までの各工程は、夫々、空気の汚染状態を化学的又は物理的に制御可能な空間内で実施される。
本実施の形態では、液体洗浄法を用いて一対のガラス板1A,1Bを洗浄するが、これに限るものではなく、純水ブラシ洗浄法、超音波洗浄法、アルカリ水洗浄法、加熱洗浄法、真空(凍結)洗浄法、UV洗浄法、オゾン洗浄法、及びプラズマ洗浄法の少なくとも1つを用いて一対のガラス板1A,1Bを洗浄してもよい。これにより、一対のガラス板1A,1Bの主面から分解又は飛散し得る気体分子の発生を抑制することができ、もってガラスパネルPの初期性能を長時間に亘って発揮することができる。
本実施の形態では、周辺封止用金属材料3として、溶解温度が250℃以下であるハンダ、例えば91.2Sn−8.8Zn(共晶点温度:198℃)の組成を有するハンダにTiを加えたハンダを用いて一対のガラス板1A,1Bの周縁部V1を封止する。しかし、周辺封止用金属材料3(ハンダ)は、これに限るものではなく、Sn、Cu、In、Bi、Zn、Pb、Sb、Ga、及びAgから成る群から選択された少なくとも1つの材料を含む金属材料であって溶解温度が250℃以下となる封着材を用いて一対のガラス板1A,1Bの周縁部V1を封止してもよい。
また、上記周辺封止用金属材料3は、Tiに代わって、又は、Tiに加えて、Al、Cr、及びSiから成る群から選択された少なくとも1つの材料を含んでいてもよい。これにより、周辺封止用金属材料3と一対のガラス板1A,1Bのガラス成分との接着性を向上させることができる。
本実施の形態では、吸引孔封止用金属材料15として、溶解温度が250℃以下であるハンダ、例えば91.2Sn−8.8Zn(共晶点温度:198℃)の組成を有するハンダにTiを加えたハンダを用いて吸引孔4を封止する。しかし、吸引孔封止用金属材料15(ハンダ)は、これに限るものではなく、Sn、Cu、In、Bi、Zn、Pb、Sb、Ga、及びAgから成る群から選択された少なくとも1つの材料を含む金属材料であって溶解温度が250℃以下となる封着材を用いて吸引孔4を封止してもよい。
尚、Snを選択した場合、90%以上あればよく、また、Cuを添加したSnの場合、Cuの量は、0.1%以下にする必要がある。
また、上記吸引孔封止用金属材料15は、Tiに代わって、又は、Tiに加えて、Al、Cr、及びSiから成る群から選択された少なくとも1つの材料を含んでいてもよい。
さらに、吸引孔封止用金属材料15は、周辺封止用金属材料3と異なる成分のハンダを用いても良い。
尚、吸引孔封止用金属材料15または周辺封止用金属材料3にTi(チタン)を含有させることにより、ガラスの密着性が向上する。
本実施の形態では、間隙部Vの圧力を1.33Pa以下にまで減圧するが、これに限るものではなく、ほぼ真空になるまで間隙部Vの圧力を減圧してもよい。これにより、ガラスパネルPの断熱性能を更に高めることができる。
本実施の形態では、一対のガラス板厚みTgの下限は、0.3mm以上である。また、好ましくは、0.5mm以上である。さらに好ましくは、1mm以上である。一対のガラス板厚みTgが薄ければガラス自体の蓄熱量が小さくなるので、周辺封止の際に、単位時間あたりの空気中への放熱量が上昇し、周辺封止用金属材料3が冷却されやすい。従って、溶融した周辺封止用金属材料3の固化を促進させることが可能となる。ただし、ガラス板は薄くなるとガラス板の剛性が低下するため、同じ大きさの外力によるガラス板の変形量が大きくなる。従って、ガラスパネルPにおいて、吸引孔4の間隙部側表面付近に発生する引張応力が大きくなる。
一対のガラス板厚みTgの上限は、15mm以下である。好ましくは、12mm以下である。さらに好ましくは、10mm以下である。厚いガラス板を用いるとガラス板の剛性は増加するため、同じ大きさの外力によるガラス板の変形量が小さくなる。従って、ガラスパネルPにおいて、吸引孔4の間隙部側表面付近に発生する引張応力が小さくなるため、長期耐久性が向上する。一方で、ガラス板厚みTgが厚くなると、吸引孔封止の際に、吸引孔封止用金属材料15の吸引孔4への流入量が減少する。そのため、間隙部側の吸引孔封止用金属材料15のはみ出しが小さくなり、吸引孔4の間隙部側表面付近に発生する引張応力を緩和させることが困難となる。
一対のガラス板1A,1Bは、フロートガラスであるが、これに限るものではない。一対のガラス板1A,1Bには、上記のような用途に応じて、例えば、型板ガラス、表面処理により光拡散機能を備えたすりガラス、網入りガラス、線入ガラス板、強化ガラス、倍強化ガラス、低反射ガラス、高透過ガラス板、セラミックガラス板、熱線や紫外線吸収機能を備えた特殊ガラス、又は、これらの組み合わせ等、種々のガラスを適宜選択して使用することができる。
さらに、一対のガラス板1A,1Bの組成についても、ソーダ珪酸ガラス、ソーダ石灰ガラス、ホウ珪酸ガラス、アルミノ珪酸ガラス、各種結晶化ガラス等を使用することができる。
本実施の形態では、開先部分14はガラス板1A,1Bの間隙部V側の角部を平面状に面取りしているが、これに限られるものではなく、曲面状に面取りをする等、導入板8を容易に挿入可能とする形態であれば、適宜選択してガラス板1A,1Bに設ける事ができる。
本実施の形態では、スペーサーピッチPdは、5〜100mmであり、好ましくは、5〜80mm、さらに好ましくは、5〜60mmである。
また、スペーサー2はステンレス鋼により形成されているが、これに限るものではない。スペーサー2は、例えば、インコネル、鉄、アルミニウム、タングステン、ニッケル、クロム、チタン等の金属、炭素鋼、クロム鋼、ニッケル鋼、ニッケルクロム鋼、マンガン鋼、クロムマンガン鋼、クロムモリブデン鋼、珪素鋼、真鍮、ハンダ、ジュラルミン等の合金、又は、セラミックやガラス等、高剛性を有するもので形成されてもよい。また、スペーサー2も、円柱状に限らず、角形状や球状等の各種形状であってもよい。
本実施の形態では、間隙部高Vhは30μm〜1mmである。ただし、スペーサー2の高さと略同一である。
尚、間隙部Vには、間隙部V内の気体分子を吸着するべく蒸発型ゲッターを用いたり、加熱されて活性化することにより気体分子を吸着して除去する非蒸発型ゲッターを用いたりしてもよく、また、非蒸発型ゲッターと蒸発型ゲッターとを併用してもよい。また、間隙部Vにおいて、ゲッター材(吸着剤)及び吸着剤収容孔は2ヶ所以上でもよい。
本実施の形態では、周辺封止用金属材料3は、金属導入装置5を用いて形成されたが、これに限定されるものではない。周辺封止用金属材料3は、陽極接合法、超音波接合法、多段接合法、レーザー接合法及び圧着接合法のいずれか一つの接合方法を用いて形成されてもよい。これにより、周辺封止用金属材料3の一対のガラス板1A,1Bへの付着性を向上させることができる。
また、ガラスパネルPの平面に対する厚み方向視における周辺封止用金属材料3の幅Rwは1mm以上10mm以下である。幅Rwが1mmより小さいと、ガラスパネルPの間隙部Vの封止を保持することが困難となる。また、10mmを超えると、周辺金属封止材料3を通じて発生する熱交換量が過大となる。さらに好ましくは、幅Rwは1mm以上5mm以下である。この場合、ガラスパネルPの間隙部Vの封止を保持する事に加え、さらに熱交換量を低減させることができる。
本実施の形態では、封止後の吸引孔封止用金属材料15がガラス板1Aの大気側表面より突出している部分を突出部16とする。突出部16の突出部直径Dw(図1のガラス板1Aと接触する接触部33の幅と同じ)は2〜30mmである。さらに好ましくは、2〜15mmである。ただし、突出部直径Dwはいずれの場合も後述の吸引孔径Swよりは大きい。
また、突出部16の突出部厚みDgは0.1〜20mmである。好ましくは、0.1〜10mmである。
本実施の形態では、吸引孔径Swは、2〜10mmである。好ましくは2〜5mmである。強化ガラスの場合は、吸引孔径Swは、ガラス厚より大きく10mm以下が望ましい。これは、風冷強化の際に、吸引孔4を通じて風を通すためである。
また、吸引孔4の少なくとも下部の縁部は曲面状に形成されていてもよく、または面取りされていてもよい(縁部に微小面を設けていてもよい)。
図7A,図7C,図8に示すように、前記ガラスパネルPのエッジ部PEは、合成樹脂材料又はゲルコート剤から成る保護材21で保護されている。
つまり、保護材21は、一対のガラス板1A,1Bの端面1AE,1BE同士に亘って塗布して接着し、両ガラス板1A,1Bの周縁部V1に充填した周辺封止用金属材料3を覆ってあり、ガラス板1A,1Bと周辺封止用金属材料3との接合部を外部と遮断する。これにより、外部から侵入する水や湿度の大きい外気との接触を遮断して、ガラスパネルPの間隙部Vの気密性を維持できるように構成したり、ガラス板1A,1Bの端面1AE,1BEが他物と接触をして破損するのを防止してある。
前記保護材21の樹脂材料としては、グレージングチャンネルの可塑剤が侵入しにくい材料で、例えばUV硬化性樹脂を用いることができる。前記ゲルコート剤としては、例えば、二酸化珪素(SiO2)や二酸化ジルコニウム(ZrO2)を含むものを用いることが出来る。
ガラスパネルPのエッジ部PEには、保護材21を塗布又は接着させる前に、プライマー処理を行うことが望ましい。
プライマー材料としては、オルガノシラン等のシラン含有カップリング材を使用し、これを酢酸水溶液などで加水分解させ、この溶液をガラスパネルPのエッジ部PEに塗布する。
図7A,7B,7Cに示すように、前記両ガラス板1A,1B夫々の端面1AE,1BEには、保護材21による保護(図7C)の前で周辺封止用金属材料3による両ガラス板1A,1Bの周縁部V1への充填後に(図7A)、回転する金属ブラシ20により、ガラス板1A,1Bの端面1AE,1BEに付着した余剰の周辺封止用金属材料3の除去と、一対のガラス板1A,1B夫々の端面1AE,1BEに対して長手方向に沿った複数本の溝22を形成してある(図7B)。
尚、各溝22の幅は0.2μm〜10.0μmで、深さは0.01〜0.20μmである。つまり、溝22の幅が前記数値より狭く、また、深さが深いと保護材21が溝22に入りにくく溝22内が空洞になり、密着性が悪くなる。また、溝22の幅が広すぎたり、浅いと、アンカー効果が得られにくい。
ガラス板1A,1Bの端面1AE,1BEに付着した余剰の周辺封止用金属材料3があると、プライマーを塗布しても、そのプライマーが薄く塗れずに厚い膜を形成しやすく、そのために、保護材21の接着性が向上しない。これに対し、金属ブラシ20により両ガラス板1A、1Bの端面1AE,1BEに付着した周辺封止用金属材料3を除去すると、ガラス板端面に対する保護材21の接着性が向上し、その上、金属ブラシ20により溝22が形成される。
また、図8に示すように、前記周辺封止用金属材料3の外側端面3Eにも溝22が形成されているが、その外側端面3Eの溝22は、両ガラス板1A、1Bの端面1AE,1BEに形成される溝22よりも大きな幅である。さらに、図9に示すように、外側端面3Eを両ガラス板1A、1Bの端面1AE,1BEよりも間隙部V側に凹入させて、溝22よりも大きな幅の凹入溝23を形成してもよい。
図10A,10Bの顕微鏡写真に示すように、ガラス板1A、1Bの端面1AE,1BEは、通常切断したままの面(図10B)に対し、金属ブラシ20により余剰の周辺封止用金属材料3を除去した後のガラスエッジ面(図10A)には、その全長に亘る複数の溝22が形成されていることが分かる。
〔別実施形態〕
以下に他の実施の形態を説明する。
なお、以下の他の実施形態において、上記実施形態と同様の部材には同一の符号を附してある。
〈1〉 前記ガラス板1A,1Bの端面に形成する溝22は、金属ブラシ20により形成する以外に、他の方法により形成しても良い。例えば、表面凹凸度の粗い円盤型のグラインダーやダイヤモンド、アルミナ、SiC砥粒を含有する樹脂ブラシ、研磨紙、フィルム材、スポンジ材、砥石などにより溝22を形成しても良い。
〈2〉 前記保護材21は、シリコン系、ブチルゴム系、EPDM系接着剤、ホットメルト系接着剤であっても良い。また、保護材21を塗布する前に、プライマー(エポキシ系、メタクリル系など、有機官能基とアルコキシ基などの異なる2つの官能基を併せ持つシランカップリング材を選択しても良い。また、シランカップリング材は、樹脂自体に混合しても良い。
〈3〉 前記保護材21は、ゴム系、アクリル系、シリコン系粘着剤を使用したテープ材を使用しても良い。
〈4〉 前記周辺封止用金属材料の外側端面は、図9に示すように、一対のガラス板の端面よりも間隙部側に凹入してあっても良い。
〈5〉 前記溝22は、ガラス板1A、1B夫々の端面において、必ずしもその全長に亘る必要はない。
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
本発明は、断熱性能の高いガラスパネルとして利用することができる。例えば、建築用・乗物用(自動車・鉄道車両・船舶等の窓ガラス)、または冷蔵庫や保温装置等の各種装置の扉や壁部等において、長期耐久性を要する断熱性ガラスパネルとして利用することができる。
1A,1B:ガラス板、1AE,1BE:端面、2:スペーサー(ピラー)、3:周辺封止用金属材料(ハンダ)、3E:外側端面、4:吸引孔、5:金属導入装置、6:定盤、6a:高部、6b:低部、7:供給塔、8:導入板、8A:屈曲部、9:坩堝部、10:電熱ヒーター、11:導入路、12:レール部材、13:移動機構、14:開先部分、15:吸引孔封止用金属材料(ハンダ)、16:突出部、21:保護材、22:溝、23:凹入溝、V:間隙部、V1:周縁部、P:ガラスパネル、PE:エッジ部、Dw:突出部直径、Dg:突出部厚み、Tg:ガラス板厚み、Pd:スペーサーピッチ(間隔)、Rw:周辺封止金属幅、Sw:吸引孔径

Claims (6)

  1. 対向する一対のガラス板と、
    前記一対のガラス板間に配設されるスペーサーによって形成される間隙部と、
    前記一対のガラス板の周縁部に充填され、前記一対のガラス板と直接接合して前記間隙部を気密に封止する周辺封止用金属材料と、
    前記一対のガラス板の端面どうしに亘って接着され、前記一対のガラス板の周縁部に充填された周辺封止用金属材料を覆う保護材とを備えたガラスパネルであって、
    前記一対のガラス板夫々の端面は、それら端面にガラス板の長手方向に沿った溝が複数本設けられた状態で前記保護材で覆われてあるガラスパネル。
  2. 前記保護材は、経時的に粘性が大きくなる素材から成る請求項1に記載のガラスパネル。
  3. 前記素材は、紫外線照射により粘性が大きくなるものである請求項2に記載のガラスパネル。
  4. 前記周辺封止用金属材料の外側端面にガラス板の長手方向に沿った溝が形成され、その溝は、前記一対のガラス板の端面に形成された溝よりも大きな幅である請求項1〜3のいずれか1項に記載のガラスパネル。
  5. 前記溝は、前記ガラス板夫々の端面において、その全長に亘って形成されてある請求項1〜4のいずれか1項に記載のガラスパネル。
  6. 前記周辺封止用金属材料の外側端面は、前記一対のガラス板の端面よりも前記間隙部側に凹入している請求項1〜5のいずれか1項に記載のガラスパネル。
JP2019552808A 2017-11-10 2018-11-06 ガラスパネル及びガラスパネルの形成方法 Active JP6952126B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017217845 2017-11-10
JP2017217845 2017-11-10
PCT/JP2018/041182 WO2019093325A1 (ja) 2017-11-10 2018-11-06 ガラスパネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019093325A1 true JPWO2019093325A1 (ja) 2020-11-26
JP6952126B2 JP6952126B2 (ja) 2021-10-20

Family

ID=66437787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019552808A Active JP6952126B2 (ja) 2017-11-10 2018-11-06 ガラスパネル及びガラスパネルの形成方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6952126B2 (ja)
WO (1) WO2019093325A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020195662A1 (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 ガラスパネルユニット及びガラスパネルユニットの製造方法
TWI754486B (zh) * 2020-12-10 2022-02-01 昌陽科技有限公司 玻璃基板裂片裝置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02132629U (ja) * 1989-04-05 1990-11-05
JPH0617579A (ja) * 1992-04-06 1994-01-25 Kazuo Kuroiwa 真空断熱ガラス板及びその製造方法
JP2000086305A (ja) * 1998-09-17 2000-03-28 Nippon Sheet Glass Co Ltd ガラスパネル
JP2000248846A (ja) * 1999-03-01 2000-09-12 Nippon Sheet Glass Co Ltd ガラスパネル
JP2002167241A (ja) * 2000-11-30 2002-06-11 Nippon Sheet Glass Co Ltd ガラスパネルの製造方法
WO2005000762A1 (ja) * 2003-06-30 2005-01-06 Nippon Sheet Glass Company, Limited エッジ部保護部材及び該保護部材を備えるガラスパネル、並びにガラスパネルのエッジ部保護方法
JP2011023265A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Seiko Epson Corp 電気光学装置、電気光学装置の製造方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02132629U (ja) * 1989-04-05 1990-11-05
JPH0617579A (ja) * 1992-04-06 1994-01-25 Kazuo Kuroiwa 真空断熱ガラス板及びその製造方法
JP2000086305A (ja) * 1998-09-17 2000-03-28 Nippon Sheet Glass Co Ltd ガラスパネル
JP2000248846A (ja) * 1999-03-01 2000-09-12 Nippon Sheet Glass Co Ltd ガラスパネル
JP2002167241A (ja) * 2000-11-30 2002-06-11 Nippon Sheet Glass Co Ltd ガラスパネルの製造方法
WO2005000762A1 (ja) * 2003-06-30 2005-01-06 Nippon Sheet Glass Company, Limited エッジ部保護部材及び該保護部材を備えるガラスパネル、並びにガラスパネルのエッジ部保護方法
JP2011023265A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Seiko Epson Corp 電気光学装置、電気光学装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6952126B2 (ja) 2021-10-20
WO2019093325A1 (ja) 2019-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6952126B2 (ja) ガラスパネル及びガラスパネルの形成方法
JP2008542578A (ja) 絶縁ガラスユニットおよび方法
EP1013869A1 (en) Glass panel and method of forming the same
WO2001096255A1 (fr) Panneau de verre
KR102391705B1 (ko) 글라스 패널
EP1195496A2 (en) Glass panel
KR100326089B1 (ko) 유리 패널
JP7041163B2 (ja) ガラスパネル
JP6991238B2 (ja) ガラスパネル
WO2002044097A1 (fr) Panneau de verre et procede de fabrication correspondant
JPWO2019093322A1 (ja) ガラスパネル及びガラス窓
JP7075413B2 (ja) ガラスパネルの製造方法
JP2002255591A (ja) ガラスパネルの製造方法
WO2004039743A1 (ja) 電磁波シールドガラスパネル
JP2001335346A (ja) ガラスパネル
JP2000248846A (ja) ガラスパネル
JPWO2019093326A1 (ja) 溶融金属供給装置、これを用いたガラスパネルの製法及びガラスパネル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200501

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210413

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210927

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6952126

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150