JP2002255591A - ガラスパネルの製造方法 - Google Patents

ガラスパネルの製造方法

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浩一 坂口
Shigeki Nakagaki
茂樹 中垣
Motoki Hashizume
元樹 橋詰
Shinjiro Doken
新二郎 堂見
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Abstract

(57)【要約】 【課題】金属材料の酸化物の発生を抑制し、金属材料と
板ガラスとの接合及びそれによる気密封止を安定して行
うことができるようにする。 【解決手段】一対の板ガラス1A・1Bを間隙部Vを介
して上下対面配置すると共に、溶融金属材料5を貯留し
てある貯留部6aから、溶融金属材料5を前記間隙部V
の周縁部に供給し充填することにより、前記板ガラス1
A・1B同士を接合し、前記間隙部Vを気密に封止して
あるガラスパネルPの製造方法であって、前記貯留部6
aに貯留される溶融金属材料5の表面が接する雰囲気を
不活性ガス雰囲気にした状態で、前記周縁部に溶融金属
材料5を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の板ガラスを
間隙部を介して上下対面配置すると共に、溶融金属材料
を貯留してある貯留部から、溶融金属材料を前記間隙部
の周縁部に供給し充填することにより、前記板ガラス同
士を接合し、前記間隙部を気密に封止してあるガラスパ
ネルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のガラスパネルは、図6に示すよ
うに、一対の板ガラス1A・1Bを間隙部Vを介して上
下対向配置すると共に、間隙部Vの周縁部に、溶融ハン
ダ(前記溶融金属材料に相当)10を充填し、その溶融
ハンダ10が固化することで両板ガラス1A・1Bを直
接接合して気密ガラスパネルが形成される(例えば、国
際公開WO00/58234号公報参照)。そして、前
記溶融ハンダ10の充填は、図に示すように、溶融ハン
ダ10を保温状態で貯留自在な貯留容器(貯留部に相
当)11を設け、前記貯留容器11の下方部に横向きに
溶融ハンダ10を排出自在な排出口11aを形成し、例
えば両板ガラス1A・1Bの間隙部Vに挿入して溶融ハ
ンダ10を沿わせながら前記間隙部Vへ導入自在な導入
板11bを、前記貯留容器11内から前記排出口11a
を貫通して先端が突出する状態に設けた金属充填具12
を使用して、図に示すように、前記導入板11bの先端
部が前記間隙部V内に位置するように充填具12を配置
すると共に、前記貯留容器11内の溶融ハンダ10を排
出口11aから送り出す。溶融ハンダ10は、前記導入
板11bに沿いながら前記間隙部V内に進入して充填さ
れる。そして、前記充填具12を、両板ガラス1A・1
Bの辺に沿わせて移動させながら溶融ハンダ10の充填
を全周にわたって実施することで、両板ガラス1A・1
Bの接合、封止を行うものである。そして、この種のガ
ラスパネル製造においては、上述の接合、封止作業は大
気雰囲気下で実施可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、一般に金属
材料10は固相状態・液相状態のいずれの状態において
も、酸素を多量に含む大気雰囲気下では酸化が進行し易
いため、殊に貯留容器11内に貯留される溶融金属材料
の表面において金属材料の酸化が進行して、固形状の酸
化物が形成され易いという欠点がある。前述の技術にお
いては、貯留部11内の溶融ハンダ10の流動が穏やか
な定常状態では前記酸化物は溶融ハンダ10表面に浮い
た状態で保たれ、特に問題は発生しない。しかし、何ら
かの条件の変化により酸化物が溶融ハンダ10内部に巻
き込まれた場合、例えばその酸化物が充填具12内にお
ける排出口11a等の溶融ハンダ10の間隙部Vへの供
給流路中に混入して、供給流路がつまってしまい、間隙
部V内へ溶融ハンダ10が必要十分に充填されないとい
う不具合が起きうる。また、酸化物が間隙部V内へ充填
される溶融ハンダ10に混入している場合には、そのま
ま酸化物が両板ガラス1A・1Bの接合、封止箇所に残
ってしまい、封止が不十分や不均一になったり、酸化物
が導入板11b上に付着したままの状態で両板ガラス1
A・1Bの辺に沿って移動し、スジ状の溶融ハンダ10
が充填されない箇所が形成されてしまうという不具合が
起きうる。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、金属材料の酸化物の発生を抑制
し、金属材料と板ガラスとの接合及びそれによる気密封
止を安定して行うことができるガラスパネルの製造方法
を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の特
徴構成は、図3・4・5に例示するごとく、一対の板ガ
ラス1A・1Bを間隙部Vを介して上下対面配置すると
共に、溶融金属材料5を貯留してある貯留部6aから、
溶融金属材料5を前記間隙部Vの周縁部に供給し充填す
ることにより、前記板ガラス1A・1B同士を接合し、
前記間隙部Vを気密に封止してあるガラスパネルPの製
造方法であって、前記貯留部6aに貯留される溶融金属
材料5の表面が接する雰囲気を不活性ガス雰囲気にした
状態で、前記周縁部に溶融金属材料5を供給するところ
にある。
【0006】〔作用効果〕貯留部に貯留される溶融金属
材料の表面が接する雰囲気を不活性ガス雰囲気にするの
で、その溶融金属の表面にはほとんど酸素が存在せず、
その表面における酸化の進行は抑制され、酸化物があま
り形成されなくなる。そして、この状態を維持して間隙
部の周縁部に金属材料を供給し、充填するので、溶融金
属材料の間隙部への供給流路中や間隙部に充填される溶
融金属材料に酸化物が混入する虞を低減することができ
る。よって、一対の板ガラスの接合、封止を均一に且つ
確実に行うことができるようになる。
【0007】請求項2記載の発明の特徴構成は、上記請
求項1記載の特徴構成に加えて、前記貯留部が金属製で
あり、図5に例示するごとく、貯留部6aの内壁のうち
溶融金属材料と接触していない被接触部が接する雰囲気
をも、不活性ガス雰囲気にしてあるところにある。
【0008】〔作用効果〕貯留部が金属製であること
は、機械的強度、耐久性の点で有利である。金属製貯留
部内壁のうち、貯留している溶融金属材料と接している
部分は外部(大気)雰囲気から遮断されているため、そ
の部分では酸化は進行し難く、また、貯留部の内壁のう
ち溶融金属材料と接触していない被接触部が接する雰囲
気をも、不活性ガス雰囲気にすることにより、貯留部を
構成している金属部材表面の酸化が抑制され、その酸化
物の溶融金属材料への混入が少なくなるため、貯留部を
金属製とする前述の長所を活かすことができる。さら
に、貯留部に一定量貯留された溶融金属材料を間隙部へ
供給するにつれて、貯留部内における金属材料の貯留量
は減少し、貯留部の内壁のうち溶融状態の金属材料と接
触していない被接触部の割合も増加するが、例えばかか
る作業の途中で貯留部に溶融金属材料を追加して、溶融
金属材料がその内壁部の被接触部に接触するようになっ
たとしても、その際、貯留部の内壁部表面から溶融金属
材料に酸化物が混入する虞を低減し、一対の板ガラスの
接合、封止を均一に且つ確実に行うことができる。
【0009】尚、上述のように、図面との対照を便利に
するために符号を記したが、該記入により本発明は添付
図面の構成に限定されるものではない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 〔第1実施形態〕図1・2は、本発明のガラスパネル製
造方法によって形成したガラスパネルPを示すもので、
このガラスパネルPは、一対の板ガラス1間に、板面に
沿って間隔をあけて多数のスペーサ2を介在させること
により、一対の板ガラス1を間隙部Vを介して上下対向
配置してあると共に、両板ガラス1A,1Bの外周部間
にわたって金属製の外周シール部4を設け、前記一対の
板ガラス1の内の何れか一方の板ガラス1Bに、両板ガ
ラス1間の間隙部Vを減圧密閉するための吸引部3を設
けて構成したガラスパネル本体P1に対して、その吸引
部3から前記間隙部V内の空気を吸引した状態で密閉し
て形成してある。
【0011】前記一対の板ガラス1の内の一方の板ガラ
ス1A、及び、他方の板ガラス1Bは、共にフロート板
ガラス(厚み寸法は、例えば、2.65mm〜3.2m
m)で構成してあり、縁部どうしが重なる状態に一体化
してある。
【0012】前記スペーサ2は、圧縮強度が490MP
a(5000kg/cm2 )以上の材料が好ましく、本
実施形態においては、それぞれインコネル718で形成
してある。強度が低いと、板ガラス1に作用する大気圧
によってスペーサ2が破壊し、前記間隙部Vを形成でき
なくなる危険性があり、両板ガラス同士が直接に接当し
てガラスパネルそのものの断熱性能が低下したり、板ガ
ラスが破損したりする。また、スペーサ2の形状は、円
柱形状に成形してあり、形状寸法は、直径が0.3mm
〜1.0mmで、高さ寸法が0.2mmに設定してあ
る。そして、スペーサ2は、円柱形状に形成してあるこ
とによって、両板ガラス1に対する接当部分に角部がで
き難く、板ガラス1に対して優しい状態の支持を叶え、
破壊し難くすることができる。一方、各スペーサ2は、
板面方向に沿った縦横に、20mmの間隔で夫々設置し
てある。
【0013】前記外周シール部4は、また、両板ガラス
1A,1Bどうしの周縁部間にわたって、溶融させたハ
ンダ(溶融金属材料5に相当)5Aを一体的に位置させ
て接合し、前記間隙部Vの密閉を図ってある。そして、
前記間隙部Vは、前記吸引部3からの吸引減圧操作によ
って、例えば、減圧環境(0.13Pa(1.0×10
-3Torr)以下)を呈する状態に構成してある。
【0014】前記ハンダ5Aは、Sn・Zn・Ti・O
等を含むもので構成してある。本実施形態においては、
例えば、重量%で表して0.001〜3.0%のTi、
72〜99.9%のSn、0.1〜10.0%のZnか
らなり、且つ、Pbが0.1%未満であり実質的に含有
しないものが挙げられる。さらにその範囲において、S
nとZnとの合計に対するZnの比率が8〜10%であ
り、Cuを実質的に含まないものが最も好ましい。
【0015】そして、前記ハンダ5Aは、図3・4に示
す金属充填具(以後、単に充填具という)Dによって両
板ガラスの隙間に充填される。前記充填具Dは、ガラス
パネル形成基台B上に設置されたガラスパネル本体P1
の辺に沿って移動自在に形成された供給塔6を設け、供
給塔6の下端側から側方に張出し設置された上下に非常
に薄く(0.1mm)横方向に長い偏平な導入板7を設
けて構成されている。前記供給塔6は、溶融したハンダ
5Aを貯留する貯留部6a、貯留部6aを加熱並びに保
温自在とする電熱ヒータ6b、貯留部6aの底部と導入
板7の支持部分とを結ぶ導入路6c等を有して構成して
あり、ガラスパネル形成基台Bに設けられたレール8上
を移動自在に設置されている。
【0016】さらに、図3に示すように、前記貯留部6
aに貯留されるハンダ5Aの表面には、不活性ガス供給
機16から不活性ガスを吹き付け自在に構成してある。
前記不活性ガス供給機16は不活性ガス充填ボンベ・レ
ギュレーター・供給ホース等からなり、ハンダ5Aの表
面(液面)の全体には万遍なく不活性ガスが吹き付けら
れ、ハンダ5Aの表面での酸化が抑制される。本発明に
おいて使用する不活性ガスは、通常使用範囲の温度域に
おいてハンダ5Aとの反応性が実質上無視できる気体で
あれば如何なるものでもよく、例えば、酸素成分を極力
排した窒素ガス、アルゴンガス、ヘリウムガス等を使用
する。また、この際不活性ガスを加熱したものを用いる
のが、ガスの通流による冷却での貯留部及びハンダ5A
の温度低下を抑制できるため、より好ましい。
【0017】前記導入板7は、前記導入路6cの開口
(排出口に相当)9の中央部に位置する状態に取り付け
てあり、前記貯留部6a・導入路6c内の溶融したハン
ダ5Aが、導入板7の上下両面に沿って両板ガラス間の
隙間に導入される。そして、導入板7を両板ガラス1の
間隙部Vに差し込んで、表面が不活性ガス雰囲気にさら
された溶融状態のハンダ5Aを供給しながら供給塔6を
ガラスパネル本体P1の周縁部に沿ってレール8上を移
動させることで、両板ガラス1の辺全長にわたって、ハ
ンダ5Aで直接接合することができる。
【0018】前記吸引部3について説明する。前記吸引
部3は、図1・2に示すように、前記上方の板ガラス1
Bに形成した吸引口1aと、その吸引口1aに固定され
た吸引用ガラス細管1bと、前記吸引口1a及び前記ガ
ラス細管1bを含めて上から覆うキャップ1cとを設け
て構成してある。そして、前記ガラス細管1bから前記
間隙部Vのガスを吸引した状態で、ガラス細管1b先端
部を加熱して封じきった後、その上から前記キャップ1
cを取り付けることによって吸引部3は構成される。
【0019】次に、前記ガラスパネルPの形成方法につ
いて説明する。 [1] 予め、前記一対の板ガラス1を、所定の寸法に
切断しておく。 [2] 前記一方の板ガラス1Aを、まず、ガラスパネ
ル形成基台B上に設置した後、スペーサ2を所定位置に
載置し、続いて、他方の板ガラス1Bを重なるように配
置する。 [3] 両板ガラス1の間隙部Vに、前記充填具Dの導
入板7を挿入し、貯留部6a・導入路6c・不活性ガス
供給機16で溶融状態にあるハンダ5Aを、その表面が
接する雰囲気が不活性ガス雰囲気となるようにした状態
で、間隙部Vに供給する。そして、充填具D全体を、ガ
ラスパネル本体P1の辺に沿って一定の速度で移動させ
ながら全長にわたってハンダ5Aを充填し、両板ガラス
1を接合する。 [4] 以下、前記[3]の工程を、ガラスパネル本体
P1の各辺に実施することで、全周にわたる外周シール
部4を形成することが出来る。 [5] そして、前記吸引部3を使用して、両板ガラス
1間の間隙部Vを減圧環境にすることで、断熱性能の高
いガラスパネルPを形成することができる。こうして形
成されたガラスパネルPは、前記ハンダ5Aが、両板ガ
ラス1の外周に確実に充填され、且つ、両板ガラス1を
強力に接合一体化されている。
【0020】〔第2実施形態〕例えば図5に示すよう
に、貯留部6aに蓋17を設けて密閉自在な状態に構成
し、そして、前記蓋17には、貯留部6a内のガスを排
出するための排出路18、及び、貯留部6a内に不活性
ガスを供給するための供給路19を設けて、溶融状態の
ハンダ5Aの表面だけでなく、貯留部6aの内壁のうち
溶融状態のハンダ5Aと接触していない被接触部が接す
る雰囲気をも、不活性ガス雰囲気としてもよい。前記排
出路18と前記供給路19には夫々バルブが設けてあ
り、供給路19側の圧力を排出路18側の圧力よりも少
し高くしておくことにより、貯留部6a内全域を確実に
不活性ガス雰囲気に維持することができる。また、図5
には示していないが、蓋17に溶融ハンダ5A補給用の
扉を設けても良い。その場合でも、前述の通りの圧力設
定により、扉開放時でも貯留部6a内から外部に向けて
不活性ガスが流れ出す形になり、貯留部6a内への大気
の流入は抑制される。その他の構成は第1実施形態と同
様である。
【0021】〔別実施形態〕以下に他の実施形態を説明
する。 〈1〉 本発明のガラスパネルは、多種にわたる用途に
使用することが可能で、例えば、建築用・乗物用(自動
車の窓ガラス、鉄道車両の窓ガラス、船舶の窓ガラス)
・機器要素用(プラズマディスプレイの表面ガラスや、
冷蔵庫の開閉扉や壁部、保温装置の開閉扉や壁部)等に
用いることが可能である。また、ガラスパネルは、両板
ガラス間の間隙部減圧環境を、先の実施形態で説明した
ように0.13Pa(1.0×10-3Torr)以下を
呈する状態に構成するものに限らず、減圧度そのものは
任意に設定することが可能である。更には、大気圧と等
圧の環境とすることも可能である。 〈2〉 前記板ガラスは、先の実施形態で説明した厚み
2.65mm〜3.2mmの板ガラスに限るものではな
く、他の厚みの板ガラスであってもよい。また、一方の
板ガラスと他方の板ガラスとの厚み寸法が異なるものを
組み合わせてガラスパネルを構成してあってもよい。ま
た、ガラスの種別は任意に選定することが可能であり、
例えば型板ガラス、すりガラス(表面処理により光を拡
散させる機能を付与したガラス)、網入りガラス、又
は、強化ガラスや、熱線吸収・紫外線吸収・熱線反射等
の機能を付与した板ガラスや、それらとの組み合わせで
あってもよい。また、ガラスの組成については、ソーダ
珪酸ガラス(ソーダ石灰シリカガラス)や、ホウ珪酸ガ
ラスや、アルミノ珪酸ガラスや、各種結晶化ガラスであ
ってもよい。 〈3〉 前記スペーサは、先の実施形態で説明したイン
コネル718製のスペーサに限るものではなく、例え
ば、ステンレス鋼や、それ以外にも、他の金属・石英ガ
ラス・セラミックス、ガラス・低融点ガラス等であって
もよく、要するに、外力を受けて両板ガラスどうしが接
することがないように変形しにくいものであればよい。 〈4〉 前記外周シール部4は、先の実施形態で説明し
たハンダ5Aを使用して形成するものに限らず、例え
ば、錫・ビスマス・鉛・亜鉛・インジウム・アンチモン
等の何れか一種、又は、二種以上を主成分とする金属材
料を使用して形成するものであってもよい。更には、銀
・アルミニウム・銅等の何れか一種、又は、二種以上を
添加してあってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガラスパネルを示す一部切欠き斜視図
【図2】ガラスパネルを示す断面図
【図3】本発明に係るガラスパネルの製造方法を示す説
明断面図
【図4】本発明に係るガラスパネルの製造方法を示す説
明平面図
【図5】本発明に係るガラスパネルの製造方法を示す説
明断面図
【図6】従来のガラスパネルの製造方法を示す要部断面
【符号の説明】
1 板ガラス 1A 一方の板ガラス 1B 他方の板ガラス 5 溶融金属材料 6a 貯留部 V 間隙部 P ガラスパネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋詰 元樹 大阪府大阪市中央区北浜四丁目7番28号 日本板硝子株式会社内 (72)発明者 堂見 新二郎 大阪府大阪市中央区北浜四丁目7番28号 日本板硝子株式会社内 Fターム(参考) 4G061 AA09 BA01 BA02 BA10 BA11 CB04 CB14 CD25 DA24 DA44 DA61 DA67

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の板ガラスを間隙部を介して上下対
    面配置すると共に、溶融金属材料を貯留してある貯留部
    から、溶融金属材料を前記間隙部の周縁部に供給し充填
    することにより、前記板ガラス同士を接合し、前記間隙
    部を気密に封止してあるガラスパネルの製造方法であっ
    て、 前記貯留部に貯留される溶融金属材料の表面が接する雰
    囲気を不活性ガス雰囲気にした状態で、前記周縁部に溶
    融金属材料を供給するガラスパネルの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記貯留部が金属製であり、その内壁の
    うち溶融金属材料と接触していない被接触部が接する雰
    囲気をも、不活性ガス雰囲気にしてある請求項1記載の
    ガラスパネルの製造方法。
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