JPWO2019053911A1 - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

腐敗を防ぐための温度管理を行う場合に、料理の種類に応じて調理を良好に行えるようにする。加熱調理器は、予約調理での料理ごとの加熱部(22)に対する制御内容、および食材が腐食し易い温度よりも高い、料理ごとの適温を示す予約調理情報を記憶する記憶部(41)を備え、加熱制御部(制御部34)は、予約調理情報を参照し、調理中の期間の順序として、まず調理期間を設け、次に食材を適温に保温する適温保持期間を設ける。

Description

本発明は、食材を加熱調理する加熱調理器に関する。
従来、特許文献1に記載されているように、ユーザが設定した予約時刻にまたは予約時間後に調理を完了させる、予約調理が可能な加熱調理器が知られている。
予約調理を行った場合、予約時点から調理完了時刻(予約時刻または予約時間完了時刻)までの時間が長いと、加熱調理器内に雑菌が繁殖し、加熱調理器内の食材が腐敗してしまうことがある。この現象は、特に夏場等、加熱調理器周囲の温度が高い場合に顕著になる。
そこで、特許文献1に記載の加熱調理器では、予約調理が予約された後に、食材を収容している鍋内の温度を雑菌が発生しない温度に加熱する加熱殺菌を行い、予約時刻の到達前に、設定された料理についての加熱を行うようにしている。
国際公開公報「国際公開第2015/064307号公報」
ところが、予約調理では、予約時点がユーザの出勤前の早朝であり、調理完了時刻がユーザの帰宅後の夕方や夜である場合など、予約時点から調理完了時刻まで長時間になることが多い。このような場合には加熱殺菌の時間が長くなる。
一方、加熱殺菌であっても、料理の種類によって適温が異なる。例えば、牛すじを調理する場合には、牛すじを柔らかくするために、比較的高温にて加熱殺菌するのが好ましい。また、ポトフの調理をする場合には、高温で加熱殺菌を行うと、食材が柔らかくなり過ぎたり変色したりするので、比較的低温にて加熱殺菌するのが好ましい。
これに対し、上記従来の特許文献1に記載の構成では、加熱殺菌を料理の種類に関係なく一定の温度に行っているので、料理によっては仕上がり状態が劣化するという問題点を有している。この点は、加熱殺菌を行う場合に限らず、食材が腐敗し易い温度よりも高い温度を保持する、腐敗を防ぐための温度管理を行う場合においても同様である。
したがって、本発明は、腐敗を防ぐための温度管理を行う場合において、料理の種類に応じて調理を良好に行うことができる加熱調理器の提供を目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る加熱調理器は、食材を収容する容器と、前記容器を加熱する加熱部と、前記食材の温度を検出する温度検出部と、前記加熱部の動作を制御する加熱制御部とを備え、予約調理を行う加熱調理器において、前記予約調理での料理ごとの前記加熱制御部による前記加熱部の制御内容、および前記食材が腐食し易い温度よりも高い、料理ごとの適温保持期間の適温を示す予約調理情報を記憶する記憶部を備え、前記加熱制御部は、前記予約調理の際に、設定された料理に応じた前記予約調理情報を参照し、調理中の期間の順序として、まず前記食材を加熱調理する調理期間を設け、次に前記食材を前記適温に保温する前記適温保持期間を設けることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、食材の調理中に食材が腐敗する事態を防止することができる。また、適温保持期間では、単に、食材の腐敗を防止するだけでなく、食材を料理に応じた適温に保持しているので、例えば肉を主とした料理における肉や、野菜を主とした料理における野菜をさらに良好な状態に調理することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態の加熱調理器の蓋体を閉じた状態の斜視図である。 図1に示した加熱調理器の蓋体を開いた状態の斜視図である。 図1に示した加熱調理器の制御装置の構成を示すブロック図である。 図1に示した加熱調理器の予約調理モードにおける経過時間と食材の温度との関係を示すグラフである。 本発明の他の実施形態の加熱調理器の予約調理モードにおける経過時間と温度との関係を示すグラフである。 本発明のさらに他の実施形態の加熱調理器の予約調理モードにおける経過時間と食材の温度との関係を示すグラフである。 本発明のさらに他の実施形態の加熱調理器の通常調理モードにおける経過時間と食材の温度との関係を示すグラフである。 本発明のさらに他の実施形態の予約調理モードにおける経過時間と食材の温度との関係を示すグラフである。 本発明のさらに他の実施形態の加熱調理器が組み込まれている通信システムの構成を示すブロック図である。 図9に示した加熱調理器の制御システムの構成を示すブロック図である。 図9に示したクラウドサーバシステム構成を示すブロック図である。 図9に示した携帯端末装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図9に示した携帯端末装置のシステム構成を示すブロック図である。 図9に示した携帯端末装置による予約時刻変更の処理手順を示すフローチャートである。 図15の(a)〜(e)は図9に示した携帯端末装置によって表示される各画面を示す図である。 図9に示した通信システムの加熱調理器における、各現在時刻(予約変更時点)と予約変更可能な範囲との関係を示す説明図である。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。図1は、本発明の実施形態の加熱調理器の蓋体を閉じた状態の斜視図である。図2は、図1に示した加熱調理器の蓋体を開いた状態の斜視図である。
(加熱調理器の概要)
図1および図2に示すように、加熱調理器1は、調理器本体部11、蓋体12および内鍋(容器)13を備えている。
(調理器本体部)
調理器本体部11は、内鍋収容部21、加熱部22、温度センサ(温度検出部)23および重量センサ(温度検出部)24を備えている。
内鍋収容部21は、調理器本体部11に形成された凹部であり、内鍋(容器)13を収容する。加熱部22は、内鍋収容部21に収容された内鍋13すなわち食材を加熱する。加熱部22は、例えば誘導加熱コイルからなるものの、これに限定されず、従来周知の加熱手段を使用可能である。温度センサ23は内鍋13の温度を検知する。重量センサ24は、内鍋13が収容している食材の重さを検出する。
(蓋体)
蓋体12は、調理器本体部11に開閉可能に取り付けられ、調理器本体部11に収納された内鍋13の開口を開閉するようになっている。蓋体12は、外蓋31、内蓋32および撹拌機構33を備えている。
外蓋31は、ヒンジバネ31aを介して調理器本体部11と連結されている。内蓋32は、外蓋31に着脱可能に取り付けられ、蓋体12の閉状態において内鍋13を塞ぐようになっている。
外蓋31の内部には、制御部(加熱制御部、温度検出部)34、モータ35およびスピーカ36が設けられている。
制御部34は、CPUからなり、加熱調理器1における各種動作を制御する。制御部34は、ROM(Read Only Memory)が記憶しているプログラムや入力データ等に基づいて加熱部22や撹拌機構33等を制御し、選択された料理に応じた調理を加熱調理器1に実行させる。なお、制御部34の配置場所は特に限定されず、例えば、調理器本体部11に配置されていてもよい。モータ35は撹拌機構33を回転させる。スピーカ36はユーザに情報を通知する音声を出力する。
外蓋31の上面には、操作および表示のための操作・表示部37が設けられている。操作・表示部37は、表示部371を有し、表示部371の周りに種々の操作ボタン372を有している。操作ボタン372には、各種選択ボタン、スタート・決定ボタンおよび取消しボタンの他、加熱調理器1に対して各種動作を指令する種々のボタンが含まれている。スタート・決定ボタンは、予約調理を含む調理の開始を指示するための操作ボタンである。
表示部371は、操作ボタン372に対するユーザの操作等に応じて、ユーザが選択する各種情報を表示する。
(撹拌機構)
撹拌機構33は、モータ35に駆動されて回転し、調理中に内鍋13内の食材を適宜撹拌する。撹拌機構33は、内蓋32における内鍋13との対向面側に着脱可能に取り付けられ、2本の撹拌アーム331および回転体332を有する。撹拌アーム331は、回転体332に取り付けられ、撹拌機構33の非使用時には倒伏状態(実線)となり、撹拌機構33の使用時には起立状態(二点鎖線)となる。
(内鍋13)
内鍋13は、調理器本体部11の内鍋収容部21に配置される。内鍋13には、料理の種類に応じて、調理対象となる食材(野菜、肉、魚、調味料等)が収容される。内鍋13は、例えばアルミニウム等の高熱伝導部材で形成されている。
(加熱調理器の制御装置)
図3は、加熱調理器1の制御装置の構成を示すブロック図である。図3に示すように、加熱調理器1の制御装置は制御部34を備え、制御部34には、加熱部22、温度センサ23、重量センサ24、モータ駆動回路38、スピーカ駆動回路39、操作・表示部37、計時部40および記憶部41が接続されている。
モータ駆動回路38は、制御部34に制御されてモータ35を駆動し、スピーカ駆動回路39は、制御部34に制御されてスピーカ36を駆動する。計時部40はタイマ機能を有し時間を計時する。
記憶部41は、料理ごとの調理について、制御部34が加熱部22および撹拌機構33等に対して行う制御内容の情報を記憶している。特に、加熱調理器1は予約調理により、多数の料理について調理の開始から終了まで自動的に行うようになっている。そこで、記憶部41は、予約調理について、料理ごとの調理の開始から調理の完了までの加熱部22および撹拌機構33等に対して制御部34が行う制御内容の情報(以下、予約調理情報と称する)を記憶している。予約調理情報には、料理ごとの適温保持期間(腐敗を防ぐための温度管理期間)の適温が含まれる。また、記憶部41は、予約調理ではない通常調理について、料理ごとの調理の開始から調理の完了までの加熱部22および撹拌機構33等に対して制御部34が行う制御内容の情報(以下、通常調理情報と称する)を記憶している。
また、記憶部41は、操作ボタン372による各種設定や調理等の際のスピーカ36による発話すべき情報を記憶している。
したがって、制御部34は、記憶部41が記憶している制御内容に従って、加熱部22、モータ35を駆動するモータ駆動回路38、およびスピーカ36を駆動するスピーカ駆動回路39の動作を制御する。
具体的には、制御部34は、記憶部41が記憶している予約調理情報に基づいて、予約調理を実行するために各部を制御する。この場合、制御部34は、食材の温度が予約調理情報に規定された所定の温度となるように、加熱部22の動作を制御する。
制御部34は、温度センサ23が検知する内鍋13の温度、重量センサ24が検知する食材の重量、および加熱部22による加熱時間によって、間接的に、内鍋13内の食材の温度を検知する。
すなわち、加熱調理器1は、温度センサ23が検知する温度、食材の重量および加熱時間と食材の温度とを対応付けたデータを記憶部41に格納している。制御部34は、上記データを参照して、温度センサ23が検知する温度、食材の重量および加熱時間から、内鍋13内の食材の温度を検知する。
したがって、本実施形態において、食材の温度を検出する温度検出部は、温度センサ23、重量センサ24および制御部34によって構成される。なお、温度検出部の構成は、上記構成に限定されず、従来周知の種々の構成を適用可能である。また、食材の温度は、食材表面の温度であっても、食材内部の温度であってもよい。
(無水調理のための構成)
本実施形態の加熱調理器1は無水調理器である。無水料理器は、内鍋13内の食材から生じた蒸気を結露させて内鍋13内に戻し蒸気を循環させることにより、食材から出る水分だけで調理を行う調理器である。これにより、食材の栄養素や風味を活かした調理が可能となっている。加熱調理器1では、内蓋32の透明材料からなる窓部32aが外蓋31の開口部31bに位置する。内鍋13の食材から生じた水蒸気は、内蓋32に付着し、冷却されて水滴になり、内鍋13内に戻される。
(加熱調理器の動作)
上記の構成において、加熱調理器1の動作について以下に説明する。なお、調理完了時刻は予約時刻または予約時間完了時刻に相当するが、ここでは、調理完了時刻を予約時刻として説明する。
加熱調理器1は、例えば、カレー、ポトフ、牛すじを含む料理、肉じゃが、あるいはケーキ等、多数の料理を自動的に調理することができる。ユーザは、加熱調理器1を使用する際に、操作ボタン372を操作し、表示部371に表示されるメニューから調理する料理を選択し、かつ通常調理モードまたは予約調理モードを選択する。通常調理モードでは、加熱調理器1は、スタート・決定ボタンのオン後、通常に調理を開始し、調理が完了すると動作を終了する。予約調理モードでは、加熱調理器1は、予約時刻に調理が完了するように動作する。
図4は、予約調理モードにおける経過時間と食材の温度との関係を示すグラフである。なお、図4のグラフは、料理が例えばカレーである場合の経過時間に対する食材の温度の推移を示している。食材の温度の制御は、制御部34が予約調理情報を参照し、加熱部22の動作を制御することに行われる。
予約調理モードでは、調理開始時刻から予約時刻(予約調理の完了時刻)までの間に、調理期間、適温保持期間および仕上げ期間がこの順序にて存在する。仕上げ期間の後は保温期間である。なお、これら各期間には、撹拌機構33を適宜動作させて食材を撹拌してもよい。各期間中、撹拌機構33を連続して動作させてもよいし、断続的(例えば一定時間毎)に動作させてもよい。また、本実施形態の加熱調理器1では、調理開始時刻は予約調理の設定完了時刻となる。これらの点は、以下の他の実施形態の加熱調理器1においても同様である。
調理期間では、料理の種類に応じた食材の加熱調理を通常に行う。但し、料理の完了は、調理期間のみにて完了する構成、調理期間および下記の仕上げ期間を通じて完了する構成、あるいは調理期間、下記の適温保持期間および下記の仕上げ期間を経て完了する構成のいずれであってもよい。この点は、以下の他の実施形態の加熱調理器1においても同様である。
調理期間では、具体的には、調理開始後に食材を100℃まで加熱して柔らかくし、その温度を所定時間維持した後、例えば加熱を停止して食材の温度を低下(例えば55℃まで低下)させ、食材に調味料等の味を浸み込ませるようにしている。
適温保持期間では、食材の温度を料理ごとに設定された適温に保持する。適温保持期間の適温(温度)は、料理に応じて設定される温度であり、料理がさらに美味しくなるように食材を加熱する温度、かつ加熱のし過ぎによる食材の劣化を防止する温度である。また、食材(食品)が腐食し易い温度よりも高い温度である。
具体的には、肉を主とした料理(例えばビーフシチュー等)において、適温を比較的高い温度(例えば85℃)とすることによって、肉を通常調理よりも柔らかいホロホロした食感にすることができる。一方、野菜を主とした料理(例えばポトフ等)において、適温を比較的低い温度(例えば65℃)とすることによって、野菜の変色を抑制したり、野菜から味や水分が過度に流出することを抑制することができる。
なお、肉を主とした料理(例えばビーフシチュー等)での適温保持期間の適温は、85℃に限定されず、75℃以上98℃以下、好ましくは75℃以上90℃以下、より好ましくは80℃以上90℃以下とすることができる。同様に、野菜を主とした料理(例えばポトフ等)での適温保持期間の適温は、65℃に限定されず、55℃以上70℃未満、好ましくは60℃以上68℃以下、より好ましくは62℃以上68℃以下とすることができる。
図4の例では、調理期間の終了時点の温度が適温保持期間の適温よりも低いので、食材を再度加熱し、食材の温度を適温まで上昇させている。
仕上げ期間では、食材の温度が、予約時刻までに適温保持期間の適温よりも高い仕上げ温度(例えば95〜100℃)になるように、食材を加熱する。
保温期間では、加熱調理器1の動作の終了が指示されるまで、予約時刻以降も予約時刻の時点の温度を維持する。なお、制御部34は、高温での保温期間が長くなる場合、食材の劣化が進むのを避けるため、保温期間に加熱部22を適宜オンオフするなどの動作を行って食材の高温状態が継続されるのを回避するようにしてもよい。
また、予約調理では、予約時点から予約時刻までの時間は、通常、予約調理の設定毎に変化する。この場合、予約時点から予約時刻までの時間の変化には、調理期間および仕上げ期間の長さ(時間)は変化させず、適温保持期間の長さ(時間)を変化させることにより対応する。この点は、以下の他の実施形態においても同様である。
(加熱調理器の利点)
本実施形態の加熱調理器1では、調理期間にて、料理に応じて食材を加熱調理し、次に、適温保持期間にて、食材を料理に応じた適温(食材が腐食し易い温度よりも高い温度)に保持し、その後、仕上げ期間にて、予約時刻の直前に食材の温度を適温保持期間の適温よりも高い仕上げ温度に加熱している。
これにより、予約調理の予約時点から予約時刻までの間に内鍋13内の食材が腐敗する事態を防止することができる。さらに、適温保持期間では、単に、内鍋13内の食材の腐敗を防止するだけでなく、内鍋13内の食材を料理に応じた適温に保持しているので、例えば肉を主とした料理における肉や、野菜を主とした料理における野菜をさらに良好な状態に調理することができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(加熱調理器の構成および動作)
図5は、本実施形態の加熱調理器2の予約調理モードにおける経過時間と食材の温度との関係を示すグラフである。図5のグラフは、料理が例えばカレーである場合の経過時間に対する食材の温度の推移を示している。
本実施形態の加熱調理器2の予約調理モードでは、調理開始時刻から予約時刻までの間に、調理期間および適温保持期間がこの順序にて存在する。予約時刻の後は保温期間である。
図5に示す、予約調理モードでの制御部34による温度制御では、図4に示した仕上げ期間を省略している。食材を調理する場合のこのような温度制御は、適温保持期間の適温が予約時刻(予約調理終了時点)での温度として許容できる程度に高い温度である場合、あるいは料理の種類が、適温保持期間の適温を予約時刻(予約調理終了時点)の温度として許容できる場合に使用可能である。
本実施形態の加熱調理器2の他の構成は、前述した実施形態の加熱調理器1と同様である。また、本実施形態の加熱調理器2の予約調理モードに関する構成は、他の実施形態の加熱調理器に対しても同様に適用可能である。
(加熱調理器の利点)
本実施形態の加熱調理器2では、調理期間にて、料理に応じて食材を加熱調理し、次に、予約時刻に到達するまで、適温保持期間にて、食材を料理に応じた適温(食材が腐食し易い温度よりも高い温度)に保持している。
これにより、予約調理の予約時点から予約時刻までの間に内鍋13内の食材が腐敗する事態を防止することができる。さらに、適温保持期間では、単に、内鍋13内の食材の腐敗を防止するだけでなく、内鍋13内の食材を料理に応じた適温に保持しているので、例えば肉を主とした料理における肉や、野菜を主とした料理における野菜をさらに良好な状態に調理することができる。
〔実施形態3〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(加熱調理器の構成および動作)
図6は、本実施形態の加熱調理器1の予約調理モードにおける経過時間と食材の温度との関係を示すグラフである。図6のグラフは、料理が例えば食材として牛すじを含む料理であり、調理開始時刻が7:00、予約時刻が17:00である場合の経過時間に対する食材の温度の推移を示している。
図6に示すように、料理が食材として牛すじを含む料理である場合の予約調理モードでは、実施形態1の場合と同様、調理開始時刻から予約時刻までの間に、調理期間、適温保持期間および仕上げ期間がこの順序にて存在する。但し、適温保持期間は、第1適温保持期間と第2適温保持期間とに分かれている。これは、食材として牛すじを含む料理(例えば牛すじの煮込み)の場合、長時間(例えば2時間超)、高温(例えば85℃)にて保温し続けると牛すじが黒く変色したりする。そこで、第1適温保持期間は適温85℃にて2時間とし、その後の第2適温保持期間は適温を65℃とすることによって、牛すじを柔らかい食感にしながら、牛すじが変色したりすることを抑制することができる。なお、第1適温保持期間の適温は、75℃以上98℃以下、好ましくは75℃以上90℃以下、より好ましくは80℃以上90℃以下としてもよい。また、第2適温保持期間の適温は、55℃以上70℃未満、好ましくは60℃以上68℃以下、より好ましくは62℃以上68℃以下としてもよい。
具体的には、料理が食材として牛すじを含む料理である場合の図6に示す予約調理モードでは、調理期間が130分(加加熱期間80分(食材温度100℃)、その後加熱部22オフ)であり、第1適温保持期間が120分(適温(食材温度)85℃)であり、第2適温保持期間が320分(適温(食材温度)65℃)であり、仕上げ期間が30分(食材温度100℃)である。
なお、ここでの仕上げ期間は、第2適温保持期間の適温(65℃)からの加熱により仕上げ期間の最終温度すなわち仕上げ温度(100℃)に食材温度を昇温できるので、30分としている。しかしながら、これに限定されず、仕上げ期間は、第2適温保持期間の適温(あるいは適温保持期間が一つのみの場合の適温)から仕上げ温度まで食材温度を昇温できるように、例えば90分などに、適宜設定すればよい。この点は、予約調理モードに仕上げ期間を有する他の実施形態の加熱調理器1においても同様である。また、本実施形態の加熱調理器1の他の構成は、前述した実施形態1の加熱調理器1と同様である。
また、本実施形態において、予約調理ごとの予約時点から予約時刻までの時間の変化は、第2適温保持期間の長さ(時間)を変化させることにより対応する。また、予約時点から予約時刻までの時間が短く、第2適温保持期間を無くすだけでは対応しきれない場合には、さらに第1適温保持期間を短くする。
(加熱調理器の利点)
本実施形態の加熱調理器1では、調理期間にて、料理に応じて食材を加熱調理し、次に、予約時刻に到達するまで、第1および第2適温保持期間にて、食材を料理に応じた適温(食材が腐食し易い温度よりも高い温度)に保持している。
これにより、予約調理の予約時点から予約時刻までの間に内鍋13内の食材が腐敗する事態を防止することができる。さらに、適温保持期間では、単に、内鍋13内の食材の腐敗を防止するだけでなく、内鍋13内の食材を料理に応じた適温に保持しているので、例えば肉を主とした料理における肉や、野菜を主とした料理における野菜をさらに良好な状態に調理することができる。
さらに、適温保持期間として互いに適温が異なる第1および第2適温保持期間を有しているので、適温保持期間において食材をさらに良好な状態に保持することができる。
〔実施形態4〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(加熱調理器の構成および動作)
図7は、本実施形態の加熱調理器1の通常調理モードにおける経過時間と食材の温度との関係を示すグラフである。図8は、本実施形態の加熱調理器1の予約調理モードにおける経過時間と食材の温度との関係を示すグラフである。図7および図8のグラフは、料理がポトフである場合の制御部34による温度制御である。
図7に示す通常調理モードでは、調理開始時点(スタート・決定ボタンオン時点)から調理期間となり、調理期間の後は保温期間となっている。なお、保温期間は特に無くてもよい。調理期間における昇温時の温度(100℃)の加熱時間は45分である。
一方、図8に示す予約調理モードでは、実施形態1の場合と同様、調理期間、適温保持期間および仕上げ期間がこの順序にて存在する。調理期間における昇温時の温度(100℃)の加熱時間は、通常調理モードの場合よりも短く、15分である。適温保持期間の適温は、料理がポトフの場合、低めの温度(65℃)となる。
このように、予約調理モードでは、通常調理モードよりも調理期間での昇温時の加熱時間を短くしているのは、調理期間の後に適温保持期間と仕上げ期間とが存在することによる。すなわち、適温保持期間では、調理期間よりも低い温度ではあるが、調理期間より通常長い時間、食材が継続して加熱されるので、調理期間は通常調理モードの調理期間よりも短くするのが好ましい。
本実施形態の加熱調理器1の予約調理モードでの温度制御は、ポトフ以外の他の料理の調理においても適用可能である。また、本実施形態の加熱調理器1の構成は、他の実施形態の加熱調理器に対しても同様に適用可能である。さらに、本実施形態の加熱調理器1の他の構成は、前述した実施形態1の加熱調理器1の構成と同様である。
(加熱調理器の利点)
本実施形態の加熱調理器1では、調理期間にて、料理に応じて食材を加熱調理し、次に、適温保持期間にて、食材を料理に応じた適温(食材が腐食し易い温度よりも高い温度)に保持し、その後、仕上げ期間にて、予約時刻の直前に食材の温度を適温保持期間の温度よりも高い仕上げ温度に加熱している。また、予約調理モードでは、適温保持期間が存在することにより、通常調理モードの場合よりも調理期間が短くなっている。したがって、調理期間および適温保持期間を通した食材に対する加熱により料理を美味しく良好に仕上げることができる。本実施形態の加熱調理器1のその他の利点は、前述した実施形態1の加熱調理器1と同様である。
〔実施形態5〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態の加熱調理器3は、予約調理を一旦設定した後に、例えば帰宅時間の変更等に応じて、調理完了時刻である予約時刻を変更可能な構成となっている。この場合、前述した調理期間と仕上げ期間との間の適温保持期間の変更は、調理の仕上がりに対する影響が小さいので、予約時刻が変更された場合、予約時刻の変更に応じて適温保持期間を変更するようになっている。
(通信システム)
図9は、本実施形態の加熱調理器3が組み込まれている通信システム100の構成を示すブロック図である。なお、加熱調理器3は、前述した加熱調理器1にクラウドサーバ200および携帯端末装置300との通信機能を付加し、かつこれらと通信することにより、予約時刻の変更を可能とした構成である。本実施形態の加熱調理器3は、通信システム100に組み込まれており、携帯端末装置300によって予約時刻を変更可能となっている。
図9に示すように、通信システム100は、加熱調理器3と、クラウドサーバ200(サーバ)と、携帯端末装置300と、無線LANアクセスポイント101と、インターネット102(通信ネットワーク)と、データ通信ネットワーク103と、基地局104とを含んでいる。
加熱調理器3は、無線LAN(Local Area Network)に接続して通信を行う機能を備えている。無線LANアクセスポイント101は、加熱調理器3とともに建屋400内に設置された電波中継機である。
クラウドサーバ200は、加熱調理器3に関する情報、特に各種料理についての予約調理情報および通常調理情報を登録している。クラウドサーバ200は、インターネット102に接続されており、インターネット102を介して加熱調理器3および携帯端末装置300と通信することができる。
携帯端末装置300は、スマートフォン、タブレットなどの携帯型の端末装置であり、無線LANを含むインターネット通信の機能を備えている。
(加熱調理器3の制御システム)
加熱調理器3の制御システムは、図3に示した加熱調理器1の制御装置に通信部51を加えた構成である。図10は、加熱調理器3の制御システムの構成を示すブロック図である。なお、図10では、図3に示した記憶部41をROM41aおよびRAM41bとして示している。
図10に示すように、加熱調理器3の制御部34は、調理の予約時刻を予約設定する予約設定部110と、調理を制御する調理制御部120とを有している。調理制御部120の機能は前述の実施形態1〜4に示した制御部34の機能に相当する。
予約設定部110は、操作・表示部37を用いてユーザにより設定された調理の予約情報を受け付けて、クラウドサーバ200に通知する。また、携帯端末装置300による予約情報の変更要求を受けて、予約情報を変更する。予約設定部110は、これらの機能を実現するために、予約受付部111、予約登録部112および予約変更部113を有している。
予約受付部111は、ROM41aに予め記憶されている予約調理情報から、ユーザによって指定された料理に対応する予約調理情報を読み出して、この予約調理情報と、ユーザによって設定(予約)された予約時刻の時刻データとを組み合わせた予約データ(予約情報)を生成する。また、予約受付部111は、生成した予約データをRAM41bに書き込む。
予約登録部112は、予約受付部111によって生成された予約データをクラウドサーバ200に登録するために、通信部51により予約データをクラウドサーバ200へ送信するように通信部51を制御する。
予約変更部113は、携帯端末装置300から予約時刻の変更の要求を受けたとき、時刻データで規定される予約時刻が、変更可能であるか否かを判定する。予約変更部113は、予約時刻の変更が変更可能な時間条件を満たすときに、RAM41bに記憶されている時刻データを要求に応じて書き替えるとともに、クラウドサーバ200へ予約時刻を変更したことを通知(変更完了通知)するように通信部51を制御する。また、予約変更部113は、予約時刻の変更が変更可能な時間条件を満たさないために不可であるときに、クラウドサーバ200へ予約時刻の変更が不可であることを通知(変更不可通知)するように通信部51を制御する。
また、予約変更部113は、ユーザが操作・表示部37を操作することでも、予約時刻の変更が変更可能な時間条件を満たすときに、RAM41bに記憶されている時刻データを要求に応じて書き替えるとともに、予約時刻を変更したメッセージを表示部371に表示させる。
調理制御部120は、RAM41bに記憶されている予約データの予約調理情報に基づいて、調理を実行するために各部を制御する。この場合の調理制御部120の動作は、前述した実施形態の制御部34の動作と同様である。また、調理制御部120は、調理における時間管理を行うために、時間管理部121を有している。
調理制御部120は、調理が終了したことをクラウドサーバ200へ通知するように通信部51を制御する。
(クラウドサーバ)
図11は、クラウドサーバ200のシステム構成を示すブロック図である。図11に示すように、クラウドサーバ200は、インターネット102を介して加熱調理器3および携帯端末装置300のいずれとも通信が可能である。また、クラウドサーバ200は、サーバコンピュータであり、記憶装置201と、通信部202とを備えている。記憶装置201は、予約データをユーザごとに記憶している。また、クラウドサーバ200は、予約データを管理するために、予約データ管理部203を備えている。
予約データ管理部203は、予約データ取得部203aと、予約データ提供部203bと、中継処理部203cとを有している。
予約データ取得部203aは、加熱調理器3から送信されて通信部202によって受信された予約データを取得して、記憶装置201に書き込む。
予約データ提供部203bは、携帯端末装置300から予約データの送信の要求を受けたときに、記憶装置201から読み出した予約データを携帯端末装置300に送信するように通信部202を制御する。
中継処理部203cは、加熱調理器3と携帯端末装置300との間のデータのやり取りを中継する。具体的には、中継処理部203cは、携帯端末装置300からの時刻データの変更要求を加熱調理器3に転送するように通信部202を制御する。また、中継処理部203cは、加熱調理器3から送信された、時刻データの変更完了通知および時刻データの変更不可通知を携帯端末装置300に転送するように通信部202を制御する。さらに、中継処理部203cは、時刻データの変更完了通知を受けると、記憶装置201における予約データ(時刻データ)を変更後の内容に書き替える。
(携帯端末装置のハードウェア構成)
図12は、携帯端末装置300のハードウェア構成を示すブロック図である。携帯端末装置300は、専用のOS(Operating System)を実装した通信端末装置であり、以下のように、アプリケーションプログラムを実行する環境を備えている。
図12に示すように、携帯端末装置300は、CPU(Central Processing Unit)301と、RAM(Random Access Memory)302と、ROM(Read Only Memory)303と、補助メモリ304と、表示パネル305(表示部)と、タッチパネルを306と、スピーカ307と、通信部308とを備えている。
CPU301は、携帯端末装置300のシステムプログラムを実行する処理装置である。具体的には、CPU301は、システムプログラムの実行に際して、RAM302、補助メモリ304、タッチパネル306などからデータを受け取り、当該データに対して演算または加工を施した結果を、RAM302、補助メモリ304、表示パネル305などに出力する。
RAM302は、携帯端末装置300における主記憶装置を構成するメモリであり、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などによって構成される。
ROM303は、システムプログラムの他、携帯端末装置300の起動時やリセット時に実行されるBIOS(Basic Input Output System)などの、携帯端末装置300の動作に不可欠なプログラムを記憶している。
補助メモリ304は、アプリケーションプログラムを記憶するために設けられている。補助メモリ304は、例えばフラッシュメモリによって構成されている。
表示パネル305は、携帯端末装置300の基本操作を実現するための画面、アプリケーションプログラムが実行された結果として表示される画面などを表示するために設けられている。表示パネル305としては、液晶表示パネル、EL(Electro-Luminescence)表示パネルなどの平板型表示パネルが用いられる。
タッチパネル306は、表示パネル305上に配置されており、表示パネル305に表示された画面上でのタッチ操作を受け入れて、タッチ操作信号を入力信号として出力する。
スピーカ307は、携帯端末装置300の操作音、アプリケーションプログラムが実行された結果として出力される音声などを出力するために設けられている。
通信部308は、インターネット102を介した通信および携帯電話ネットワークを介した通信を行うための通信回路を含む部分である。
(携帯端末装置のシステム構成)
図13は、携帯端末装置300のシステム構成を示すブロック図である。図13に示すように、携帯端末装置300は、予約変更処理を行うための予約変更処理部310を有している。予約変更処理部310は、予約変更受付部311(取得部)と、時刻変更設定部312(変更要求生成部)とを有している。
予約変更受付部311は、予約変更処理部310の起動時に、クラウドサーバ200から予約データを取得して、RAM302に書き込んでおく。予約変更受付部311は、RAM302に記憶されている予約データに基づいて、予約されている料理および予約時刻を表示するための後述する予約料理画面320(図15の(a)参照)を表示する。また、予約変更受付部311は、予約調理情報に基づいて、予約されている料理の詳細を表示するための後述する料理詳細画面330(図15の(b)参照)を表示する。また、予約変更受付部311は、当該料理詳細画面330における予約時刻の変更の操作を受けて、時刻変更設定部312に予約時刻変更の要求があったことを通知する。
時刻変更設定部312は、予約変更受付部311からの上記の通知を受けると、予約データの時刻データに基づいて、予約時刻を変更する変更要求を生成する。時刻変更設定部312は、変更要求を生成するために、後述する予約時刻変更画面340(図15の(c)参照)を表示するように表示パネル305を制御する。また、時刻変更設定部312は、予約時刻変更画面340上でのユーザの操作によって時刻の変更が決定されると、変更された時刻データTDをクラウドサーバ200に送信するように通信部308を制御する。
(通信システムによる予約時刻変更動作)
上記の構成においえ、通信システム100による予約時刻を変更する動作について説明する。図14は、携帯端末装置300による予約時刻変更の処理手順を示すフローチャートである。図15の(a)〜(e)は携帯端末装置300によって表示される各画面を示す図である。
まず、加熱調理器3が無線LANアクセスポイント101に接続されている必要がある。このため、ユーザは、操作・表示部37の表示部371に表示されるガイドメッセージにしたがって、接続のための手続を行う。具体的には、ユーザは、表示部371に表示される、無線LANのオン・オフを選択する画面、無線LANアクセスポイント101への接続に同意を求める画面、接続動作の指示入力を促す画面において、スタート・決定ボタンを操作することで、接続のための手続を実行する。
加熱調理器3がこのようにして無線LANアクセスポイント101に接続された状態で、ユーザが予約時刻を設定してスタート・決定ボタンを操作すると、予約受付部111は、予約データを、通信部51に、予約時刻および最長可能予約時刻などの情報と併せてクラウドサーバ200へ送信させる。これにより、クラウドサーバ200には、予約データが登録される。最長可能予約時刻は、加熱開始時刻(調理開始時刻)から、加熱調理器3に上限時間として設定されている例えば15時間後の時刻である。
このような状態で、携帯端末装置300において予約変更処理部310が起動すると、予約変更処理部310は、図14のフローチャートに示す手順にしたがって、予約変更処理を実行する。
まず、予約変更受付部311は、図15の(a)に示す予約料理画面320を表示パネル305に表示させる(ステップS1)。予約料理画面320は、予約された料理(予約料理)の名称を明示する料理名表示部320aを有している。料理名表示部320aは、料理詳細画面330を呼び出すために、料理詳細画面330とリンクされている。
次いで、予約変更受付部311は、予約料理画面320上で予約料理が選択されたか否かを判定する(ステップS2)。予約料理の選択は、ユーザが予約料理画面320上で料理名表示部320aをタップすることで行われる。予約変更受付部311は、予約料理が選択されるまで待機する(ステップS2のNO)。
予約変更受付部311は、予約料理画面320上で予約料理が選択されたと判定すると(ステップS2のYES)、図15の(b)に示す料理詳細画面330を表示パネル305に表示させる(ステップS3)。料理詳細画面330は、予約料理の詳細(人数、材料、カロリーなど)を明示するとともに、予約時刻の変更を指示するための指示ボタン330aを有している。
次いで、予約変更受付部311は、料理詳細画面330上で指示ボタン330aが操作されることによって時刻変更が指示されたか否かを判定する(ステップS4)。予約変更受付部311は、時刻変更が指示されるまで待機する(ステップS4のNO)。
予約変更受付部311が、料理詳細画面330上で時刻変更が指示されたと判定すると(ステップS4のYES)、時刻変更設定部312は、図15の(c)に示す予約時刻変更画面340を表示パネル305に表示させる(ステップS5)。
予約時刻変更画面340は、予約時刻変更画面340上でのX1方向へのフリック操作(スクロール操作)によって、表示される時刻が戻る方向に予約時刻変更画面340を移動させる。一方、予約時刻変更画面340は、予約時刻変更画面340上でのX2方向へのフリック操作によって、表示される時刻が進む方向に予約時刻変更画面340を移動させる。また、予約時刻変更画面340は、ユーザによって指定された時刻を変更すべき予約時刻(変更時刻)として決定するための決定ボタン340aを有している。
また、予約時刻変更画面340は、予約時刻の変更が可能な後述する時間範囲を明示している。このため、時刻変更設定部312(時間範囲表示制御部)は、予約を変更しようとしている現在時刻を基準として、後述する予約変更部113が定める上記の時間範囲を算出して、当該時間範囲を表示パネル305に表示させる。
次いで、時刻変更設定部312は、予約時刻変更画面340上で決定ボタン340aが操作されることによって、指定された時刻が変更時刻として決定されたか否かを判定する(ステップS6)。時刻変更設定部312は、変更時刻が決定されるまで待機する(ステップS6のNO)。
時刻変更設定部312が、指定された時刻が変更時刻として決定されたと判定すると(ステップS6のYES)、通信部51は、時刻変更設定部312の制御によって、当該変更時刻のデータ(変更時刻データ)をクラウドサーバ200に送信する(ステップS7)。
ここで、クラウドサーバ200は、受信した変更時刻データを時刻データの変更要求として受けて、中継処理部203cによって加熱調理器3に転送する。加熱調理器3において、予約変更部113は、受信した変更時刻データから、変更時刻の受け付けが可能であるか否かを判定する。予約変更部113は、具体的には、以下のように(1)〜(3)のそれぞれの場合に規定される時間範囲に変更時刻があるか否かで、変更時刻の受け付けが可能であるか否かを判定する。また、予約変更部113は、(4)の場合には、予約変更の可能な時間範囲外であるため、変更を受け付けない。なお、現在時刻は、予約時刻の変更を要求した時点の時刻であり、加熱終了時刻は前述した調理期間の終了時刻である。
図16には、上記(1)〜(4)の場合の現在時刻(予約変更時点)と予約変更可能な範囲との関係を図示した。
(1)現在時刻から加熱調理終了時刻まで1時間以上ある場合
加熱調理終了時刻から最長可能予約時刻までの時間範囲
(2)現在時刻から加熱調理終了時刻まで1時間未満である場合
現在時刻から1時間後より最長可能予約時刻までの時間範囲
(3)現在時刻が加熱調理終了時刻から変更締切時刻(予約時刻の30分前)までの間の時刻である場合
現在時刻から1時間後より最長可能予約時刻までの時間範囲
(4)現在時刻が変更締切時刻以降の時刻である場合
変更不可
例えば、朝7時に予約時刻14時で予約(加熱調理終了時刻:10時)を開始した場合、予約時刻の変更が受け付け可能となるのは、7時から13時30分までである。
なお、加熱調理器3は、加熱調理終了時刻より手前の時刻への予約時刻の変更は受け付けない。加熱調理終了時刻より手前の時刻への予約時刻の変更指示が入力された場合、加熱調理器3は、ピピッという報知音を発し、予約時刻を自動的に加熱調理終了時刻へ変更する。
例えば、現在時刻7時30分に予約時刻の変更作業を行う場合、加熱調理終了時刻と現在時刻との差が1時間以上であることから、(1)の場合に相当するので、予約時刻の変更可能範囲は、10時から22時までとなる。
また、現在時刻9時20分に変更作業を行う場合、加熱調理終了時刻と現在時刻との差が1時間未満であることから、(2)の場合に相当するので、予約時刻の変更可能範囲は、10時20分から22時までとなる。
さらに、現在時刻11時に予約時刻を変更する場合、(3)の場合に相当するので、予約変時刻の変更更可範囲は、12時から22時までとなる。
予約変更部113は、変更時刻の受け付け(予約事項の変更)が不可であると判定した場合、変更不可通知を生成する。一方、変更時刻の受け付けが可能であると判定した場合、RAM41bにおける時刻データの予約時刻を変更時刻に書き替えて、変更完了通知を生成する。通信部51は、予約変更部113からの変更完了通知または変更不可通知をクラウドサーバ200に送信すると、クラウドサーバ200は、受信した変更完了通知または変更不可通知を、中継処理部203cによって携帯端末装置300に転送する。
携帯端末装置300において、予約変更受付部311は、所定時間内に変更不可通知を受信したか否かを判定する(ステップS8)。予約変更受付部311は、所定時間内に変更不可通知を受信したと判定すると(ステップS8のYES)、図15の(d)に示すエラー通知画面350を表示パネル305に表示させる(ステップS9)。エラー通知画面350は、設定時間が誤りであるため、再設定を促すメッセージを明示している。
予約変更受付部311は、所定時間内に変更不可通知を受信したと判定すると(ステップS8のNO)、変更完了通知を受信したか否かを判定する(ステップS10)。予約変更受付部311は、変更完了通知が受信されるまで待機する(ステップS10のNO)。
予約変更受付部311は、変更完了通知を受信したと判定すると(ステップS10のYES)、図15の(e)に示す変更完了通知画面360を表示パネル305に表示させて(ステップS11)、処理を終える。変更完了通知画面360は、予約時刻を変更したことを通知するメッセージを明示している。
以上のように、本実施形態に係る通信システム100において、加熱調理器3は、インターネット102に接続されるクラウドサーバ200を介して携帯端末装置300と通信可能に設けられている。また、加熱調理器3は、予約時刻をクラウドサーバ200に登録しておくことで、携帯端末装置300が、クラウドサーバ200から予約時刻を取得して予約時刻の変更を要求すると、その要求をクラウドサーバ200経由で受けて、予約時刻を変更する。
これにより、帰宅予定が変わるなどの理由によって予約時刻を変更したい場合に、外出先から携帯端末装置300を操作することによって予約時刻を変更することができる。また、携帯端末装置300は、無線LANアクセスポイント101にも接続可能であるので、建屋400内において、加熱調理器3が設置された部屋とは異なる場所から、予約時刻を変更することができる。これにより、わざわざ加熱調理器3が設置された部屋に行って予約時刻を変更する必要がなくなる。
また、予約時刻の変更要求をそのまま受け付けると、調理仕上がりの状態に加熱過多や加熱不足といった不具合が生じる虞がある。そこで、携帯端末装置300の変更要求に対して、上述のように予約時刻の予約料理の調理に支障を来さないと想定される時間範囲でしか予約時刻を変更できないように変更に制限を設けている。これにより、上記のような調理仕上がりの状態に不都合が生じることを抑制できる。
〔実施形態6〕
本実施形態の加熱調理器1(加熱調理器2〜3についても同様)を使用する場合の特に好ましい料理の例について説明する。
例えば、一般の鍋を使用して、栗きんとんを作る場合、(1)鍋で食材であるさつまいもを茹でる、(2)鍋の湯を捨てる、(3)茹でたさつまいもを潰して練り上げるという各工程が必要である。
一方、本実施形態の加熱調理器1は、無水調理が可能であり、食材を加熱し、食材を撹拌機構33にて撹拌することができる。したがって、栗きんとんを作る場合、上記(1)〜(3)の一連の工程を自動的に行うことができる。
具体的には、加熱調理器1では、無水調理によるゆで機能にて、さつまいもを加熱し、さつまいもと調味料が含んでいる水分のみでさつまいもを茹でることができる。したがって、上記(2)湯を捨てる、という工程が不要となる。また、茹でて柔らかくなったさつまいもを撹拌機構33により撹拌して潰し、かつ加熱しながら練り上げることができる。したがって、加熱調理器1を使用して栗きんとんを作る場合、加熱調理器1にさつまいもと調味料を入れてスイッチを押すだけで、上記(1)〜(3)の工程が完了する。
加熱調理器1の無水調理機能および撹拌機構33を使用してできる料理は、その他、マッシュポテトやスイートポテトの生地などがある。また、無水調理ではないもの、撹拌機構33を使用してできる料理にはポタージュなどがある。ポタージュは、加熱調理器1の内鍋13に食材、水および調味料を加え、食材を茹でた後に撹拌機構33にて潰すことにより、食材を自動的にスープ状にすることができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能であり、実施形態に開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、実施形態に開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る加熱調理器は、食材を収容する容器(内鍋13)と、前記容器を加熱する加熱部22と、前記食材の温度を検出する温度検出部(温度センサ23、重量センサ24および制御部34)と、前記加熱部22の動作を制御する加熱制御部(制御部34)とを備え、予約調理を行う加熱調理器において、前記予約調理での料理ごとの前記加熱制御部による前記加熱部22の制御内容、および前記食材が腐食し易い温度よりも高い、料理ごとの適温保持期間の適温を示す予約調理情報を記憶する記憶部41を備え、前記加熱制御部は、前記予約調理の際に、設定された料理に応じた前記予約調理情報を参照し、調理中の期間の順序として、まず前記食材を加熱調理する調理期間を設け、次に前記食材を前記適温に保温する前記適温保持期間を設ける。
上記構成によれば、調理期間にて、料理に応じて食材を加熱調理し、次に、適温保持期間にて、食材を料理に応じた適温(食材が腐食し易い温度よりも高い温度)に保持する。
これにより、食材の調理中に食材が腐敗する事態を防止することができる。また、適温保持期間では、単に、食材の腐敗を防止するだけでなく、食材を料理に応じた適温に保持しているので、例えば肉を主とした料理における肉や、野菜を主とした料理における野菜をさらに良好な状態に調理することができる。
本発明の態様2に係る加熱調理器は、上記態様1において、前記加熱制御部(制御部34)は、前記予約調理の際に、設定された料理に応じた前記予約調理情報を参照し、前記適温保持期間の次に、予約調理の完了時刻に前記食材の温度を仕上げ温度に昇温した状態とする構成としてもよい。
上記構成によれば、予約調理の完了時刻には、食材の温度が調理の仕上げ温度となる。したがって、ユーザは、予約調理の完了時刻に、仕上げ温度に昇温された料理を食することができる。
本発明の態様3に係る加熱調理器は、上記態様1または2において、前記適温保持期間の前記適温は、肉を主とした料理の調理の場合は、野菜を主とした料理の調理の場合よりも高温となっている構成としてもよい。
上記構成によれば、適温保持期間の適温は、肉を主とした料理(例えば食材として牛すじを含む料理)の調理の場合は、野菜を主とした料理の調理(例えばポトフ)の場合よりも高温となっている。これにより、肉を主とした料理、および野菜を主とした料理のそれぞれについて、調理期間および適温保持期間を通して良好な調理を行うことができる。
本発明の態様4に係る加熱調理器は、上記態様1から3のいずれか一態様において、前記加熱制御部(制御部34)は、前記適温保持期間として、第1適温保持期間および前記第1適温保持期間に続く第2適温保持期間を設け、前記第1適温保持期間の適温は第2適温保持期間の適温よりも高くなっている構成としてもよい。
上記構成によれば、第1適温保持期間では、食材を相対的に高い適温に保持し、第2適温保持期間では、食材を相対的に低い適温に保持する。これにより、例えば肉を主とした料理(例えば食材として牛すじを含む料理)の調理をする場合に、第1適温保持期間にてさらに食材(例えば肉)を柔らかくすることができる。また、第1適温保持期間の長さを料理に応じて設定することにより、第1適温保持期間にて食材(例えば肉)を加熱し過ぎて食材が変色したりするといった事態を防止することができる。この結果、調理期間から第1および第2第1適温保持期間を通して、食材をさらに良好に調理することができる。
本発明の態様5に係る加熱調理器は、上記態様1から4のいずれか一態様において、前記予約調理に加えて、予約を要せず、前記調理期間の後に前記適温保持期間を設けない通常調理が可能であり、前記記憶部41は、前記通常調理での料理ごとの前記加熱制御部(制御部34)による前記加熱部22の制御内容を示す通常調理情報を記憶しており、前記予約調理の前記調理期間は、前記通常調理の前記調理期間よりも短くなっている構成としてもよい。
上記構成によれば、予約調理では、料理に応じた適温保持期間を設けることにより、調理期間が通常調理の調理期間よりも短くなっている。これにより、例えば、ポトフ等の野菜を主とした調理において、適温保持期間を設けたことにより、食材が柔らかくなり過ぎたり、変色したりするといった事態を防止し、調理期間および適温保持期間を通じて良好な調理が可能となる。
本発明の態様6に係る加熱調理器は、上記態様1から3のいずれか一態様において、前記適温保持期間の前記適温は、肉を主とした料理の調理では75℃以上98℃以下とする構成としてもよい。
上記の構成によれば、適温保持期間の適温は、肉を主とした料理、例えば食材として牛すじを含む料理の調理では75℃以上98℃以下となる。これにより、適温保持期間によって肉をさらに柔らかく良好な状態に仕上げることができる。
本発明の態様7に係る加熱調理器は、上記態様1から3のいずれか一態様において、前記適温保持期間の前記適温は、野菜を主とした料理の調理では55℃以上70℃未満とする構成としてもよい。
上記の構成によれば、適温保持期間の適温は、野菜を主とした料理、例えばポトフの調理では55℃以上70℃未満となる。これにより、適温保持期間によって野菜が柔らかくなり過ぎたり、変色したりすることなく、料理を良好な状態に仕上げることがでる。
また、本発明の各態様に係る加熱調理器は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを加熱調理器が備える加熱制御部として動作させることにより加熱調理器をコンピュータにて実現させるプログラム、及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の範疇に入る。
1,2 加熱調理器
11 調理器本体部
12 蓋体
13 内鍋(容器)
21 内鍋収容部
22 加熱部
23 温度センサ(温度検出部)
24 重量センサ(温度検出部)
31 外蓋
32 内蓋
33 撹拌機構
34 制御部(加熱制御部、温度検出部)
35 モータ
36 スピーカ
37 操作・表示部
371 表示部
372 操作ボタン

Claims (7)

  1. 食材を収容する容器と、前記容器を加熱する加熱部と、前記食材の温度を検出する温度検出部と、前記加熱部の動作を制御する加熱制御部とを備え、予約調理を行う加熱調理器において、
    前記予約調理での料理ごとの前記加熱制御部による前記加熱部の制御内容、および前記食材が腐食し易い温度よりも高い、料理ごとの適温保持期間の適温を示す予約調理情報を記憶する記憶部を備え、
    前記加熱制御部は、前記予約調理の際に、設定された料理に応じた前記予約調理情報を参照し、調理中の期間の順序として、まず前記食材を加熱調理する調理期間を設け、次に前記食材を前記適温に保温する前記適温保持期間を設けることを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記加熱制御部は、前記予約調理の際に、設定された料理に応じた前記予約調理情報を参照し、前記適温保持期間の次に、予約調理の完了時刻に前記食材の温度が仕上げ温度に昇温した状態とする仕上げ期間を設けることを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記適温保持期間の前記適温は、肉を主とした料理の調理の場合は、野菜を主とした料理の調理の場合よりも高温となっていることを特徴とする請求項1または2に記載の加熱調理器。
  4. 前記加熱制御部は、前記適温保持期間として、第1適温保持期間および前記第1適温保持期間に続く第2適温保持期間を設け、前記第1適温保持期間の適温は第2適温保持期間の適温よりも高くなっていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  5. 前記予約調理に加えて、予約を要せず、前記調理期間の後に前記適温保持期間を設けない通常調理が可能であり、
    前記記憶部は、前記通常調理での料理ごとの前記加熱制御部による前記加熱部の制御内容を示す通常調理情報を記憶しており、
    前記予約調理の前記調理期間は、前記通常調理の前記調理期間よりも短くなっていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  6. 前記適温保持期間の前記適温は、肉を主とした料理の調理では75℃以上98℃以下とすることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  7. 前記適温保持期間の前記適温は、野菜を主とした料理の調理では55℃以上70℃未満とすることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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