JP2001355856A - 電子レンジシステムおよび電子レンジ - Google Patents

電子レンジシステムおよび電子レンジ

Info

Publication number
JP2001355856A
JP2001355856A JP2000180039A JP2000180039A JP2001355856A JP 2001355856 A JP2001355856 A JP 2001355856A JP 2000180039 A JP2000180039 A JP 2000180039A JP 2000180039 A JP2000180039 A JP 2000180039A JP 2001355856 A JP2001355856 A JP 2001355856A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microwave oven
heating
information
dish
cooking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000180039A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3921036B2 (ja
Inventor
Kazuhiko Ishikawa
和彦 石川
Kazuo Wanda
一男 椀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2000180039A priority Critical patent/JP3921036B2/ja
Priority to KR1020027017075A priority patent/KR20030014268A/ko
Priority to CNB018111408A priority patent/CN1186563C/zh
Priority to US10/275,625 priority patent/US6936802B2/en
Priority to EP01934536A priority patent/EP1291582A4/en
Priority to PCT/JP2001/004715 priority patent/WO2001096786A1/ja
Publication of JP2001355856A publication Critical patent/JP2001355856A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3921036B2 publication Critical patent/JP3921036B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24CDOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
    • F24C7/00Stoves or ranges heated by electric energy
    • F24C7/02Stoves or ranges heated by electric energy using microwaves
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/66Circuits
    • H05B6/68Circuits for monitoring or control
    • H05B6/688Circuits for monitoring or control for thawing

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 実用性に優れた電子レンジと電子レンジシス
テムを提供する。 【解決手段】 ホームページ格納部421のホームペー
ジには、複数の料理に関する情報と、料理を加熱調理す
るために前記電子レンジの異なる機種間に共通した加熱
制御コードを含む前記複数の料理のそれぞれに対応した
料理データが含まれる。電子レンジ1は、加熱動作を実
行するための該電子レンジの機種に適合した手順を示す
手順情報(加熱シーケンス、加熱モードデータ、ヒータ
降下時間データ)が複数種類格納されたメモリを有す
る。電子レンジ1にて、ホームページの所望料理を加熱
調理する際には、パソコン2を経由して供給される所望
料理に対応の加熱制御コードに基づいて、または電子レ
ンジ1に固有の標準の料理を加熱調理する際には予め対
応して登録された対応の加熱制御コードに基づいて、メ
モリから読出された1種類以上の手順情報に従い加熱動
作が実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電子レンジシステ
ムと電子レンジに関して、特に、通信回線を介して受信
した情報に基づいて動作する電子レンジシステムと該電
子レンジシステムに適用することができる電子レンジに
関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】外部
の通信ネットワークから与えられる情報に従って家庭機
器を制御する装置が特開平10−276478号公報に
開示される。この公報では、家庭内の各種の家電機器を
含んで、これを制御する家電機器制御装置においてイン
ターネット、家電機器制御のサーバおよびリモコンを介
して各家電機器がホームページのホストコンピュータか
ら該機器の制御情報を取込んで、これに従い機能を達成
する技術が示される。
【0003】この公報では、制御情報が調理に関する調
理情報である場合も述べられているが、ユーザが所望す
るような調理情報をホームページから入手して、家電機
器である電子レンジに供給して、該電子レンジにてどの
ように加熱調理のための処理が行なわれるかの具体的な
ものが何ら示されていなくて、極めて実現性および実用
性に乏しいといえる。
【0004】それぞれゆえにこの発明の目的は、実用性
優れた電子レンジシステムおよび電子レンジを提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のある局面に係
る電子レンジシステムは、通信回線と、情報処理装置
と、情報処理装置と通信する電子レンジと、ホストコン
ピュータとを備える。
【0006】情報処理装置は、出力部と、外部操作され
る入力部と、通信回線を介して情報を送受信する送受信
部と、送受信部により受信された情報を含む各種情報を
記憶するための情報記憶部とを有する。
【0007】ホストコンピュータは、通信回線に接続さ
れて、出力部に表示されるホームページ画面に対応した
ホームページ情報が格納される情報格納部を有する。
【0008】ホームページ情報には、複数の料理に関す
る情報と、料理を加熱調理するために電子レンジの異な
る機種間に共通した加熱制御コードを含む複数の料理の
それぞれに対応した料理データと、料理データを通信回
線を経由して情報処理装置に転送するために入力部を介
して操作される転送指示ボタンの情報とが含まれる。
【0009】電子レンジは、加熱動作を実行するための
該電子レンジの機種に適合した手順を示して、加熱制御
データにより特定される手順情報が複数種類格納された
手順格納手段を有して、ホームページ情報の複数の料理
のうちの所望料理を加熱調理する際には、情報処理装置
から供給される該所望料理に対応の加熱制御コードに基
づいて手順格納手段から読出された1種類以上の手順情
報に従い加熱動作を実行する。
【0010】また、この発明の他の局面に係る電子レン
ジシステムは、通信回線と、情報処理装置と、料理を加
熱調理するために加熱動作する電子レンジと、中継装置
と、ホストコンピュータとを備える。
【0011】情報処理装置は、出力部と、外部操作され
る入力部と、通信回線を介して情報を送受信する送受信
部とを有する。中継装置は、情報記憶部を有して、電子
レンジと情報処理装置との間で伝送される情報を中継す
るために、一方端に電子レンジが、および他方端に情報
処理装置がそれぞれ接続される。ホストコンピュータ
は、通信回線に接続されて、出力部に表示されるホーム
ページ画面に対応したホームページ情報が格納される情
報格納部を有する。
【0012】ホームページ情報には、複数の料理に関す
る情報と、料理を加熱調理するための電子レンジの異機
種間で共通の加熱制御コードを含む複数の料理のそれぞ
れに対応した料理データと、料理データを通信回線を経
由して情報処理装置に転送するために入力部を介して操
作される転送指示ボタンの情報とが含まれる。
【0013】電子レンジは、加熱動作を実行するための
該電子レンジの機種に適合した手順を示し、加熱制御コ
ードにより特定される手順情報が複数種類格納された手
順格納手段を有して、ホームページ情報の複数の料理の
うちの所望料理を加熱調理する際には、中継装置を介し
て情報処理装置から供給された該所望料理の加熱制御コ
ードに基づいて、手順格納手段から読出された1種類以
上の手順情報に従い、加熱動作を実行する。
【0014】上述の電子レンジシステムでは、ホームペ
ージ情報の複数料理のそれぞれの料理データは、電子レ
ンジの異なる機種間に共通する加熱制御コードを含む。
そして、各機種の電子レンジにおいて、ホームページ情
報の複数料理のうちの所望料理が加熱調理される際に
は、供給された該所望料理の加熱制御コードにより特定
されながら手順格納手段から読出された1種類以上の手
順情報に従い、加熱動作が実行される。
【0015】したがって、電子レンジにダウンロードす
る新たな料理の料理データをホストコンピュータ側で開
発する際には、電子レンジの1つの機種において該料理
の加熱動作に適用される1種類以上の手順情報を特定す
る加熱制御コードを決定して該料理の料理データに登録
するだけで良く、各機種に適合した複数種類の加熱情報
などを準備する必要はなくなるから、ホストコンピュー
タ側における料理データの作成、ならびにホームぺージ
情報の作成が容易となり、実用的である。
【0016】このようなことから、該電子レンジシステ
ムに適用される電子レンジの機種が増えたとしても、ホ
ームページ情報におけるある料理の料理データの加熱制
御コードは1種類だけでよいから、ホストコンピュータ
においてホームページ情報のためのメモリ拡張は必要と
されない。
【0017】また、電子レンジでは、加熱動作を実行す
るために加熱制御コードにより特定される手順情報は、
該電子レンジの機種に適合した手順を示すものであるか
ら、常に、各機種独自の最適の手順に従い加熱調理を行
なうことができて実用性に優れる。
【0018】上述の電子レンジシステムにおいて、電子
レンジはさらに、移動自在なヒータを有して、複数種類
の手順情報には、ヒータの移動量を指示する情報が含ま
れてもよい。
【0019】したがって、電子レンジで加熱調理が行な
われる際には、ヒータの移動量は、物理的な値でなく
て、加熱制御コードにより特定することができて、ヒー
タの移動を伴う料理の料理データの容量を小さくでき
て、データの供給(ダウンロード)を速やかに行なうこ
とができる。
【0020】上述の電子レンジシステムでは、電子レン
ジはさらに、該電子レンジで加熱調理可能な1つ以上の
料理のそれぞれに対応して、加熱制御コードが予め書込
まれた加熱制御コード格納手段を有して、1つ以上の料
理のうちから選択された所定料理を加熱調理する際に
は、加熱制御コード格納手段から読出された該所定料理
に対応の加熱制御コードに基づいて、手順格納手段から
読出された1種類以上の手順情報に従い、加熱動作を実
行するように構成されてもよい。
【0021】したがって、電子レンジでは、ホストコン
ピュータのホームページ情報から供給(ダウンロード)
された加熱制御コードのみならず、内部の加熱制御コー
ド格納手段に格納されていた所定料理に対応の加熱制御
コードを用いて、上述と同様にして、該所定料理を該機
種独自の最適の手順に従い加熱調理できる。
【0022】上述の電子レンジシステムにおいては、加
熱制御コード格納手段には、選択された料理に対応の加
熱制御コードは、該選択料理と対応付けられて任意に追
加して格納されるように構成されてもよい。
【0023】したがって、電子レンジでは、該電子レン
ジで加熱調理可能な1つ以上の料理の中から選択された
料理に対応の加熱制御コードは、加熱制御コード格納手
段に該選択料理と対応付けて追加格納できる。それゆえ
に、該電子レンジで加熱調理可能な料理の全てについて
対応の加熱制御コードを加熱制御コード格納手段に追加
格納できるから、料理を加熱調理する際には、加熱制御
コード格納手段から対応の加熱制御コードを読出すだけ
で加熱調理が可能となり、使い勝手に優れる。
【0024】上述の電子レンジシステムにおいて、選択
料理は、複数の料理のうちの所望料理であってもよい。
したがって、ホストコンピュータのホームページ情報か
ら供給(ダウンロード)された加熱制御コードを、該所
望料理と対応付けて加熱制御コード格納手段に追加して
格納できるから、該所望料理を加熱調理する際には、対
応の加熱制御コードは加熱制御コード格納手段から読出
すだけでよくなって、ホームページ情報から供給(ダウ
ンロード)する手間は省略できる。
【0025】この発明の他の局面に係る電子レンジは、
料理を加熱調理するために加熱動作する電子レンジであ
って、複数の料理のそれぞれに対応して、該料理を加熱
調理するための電子レンジの異機種間で共通の加熱制御
コードが格納されたコード格納手段と、加熱動作を実行
するための該電子レンジの機種に適合した手順を示す手
順情報が複数種類格納された手順格納手段と、複数料理
のうち外部操作により選択された料理に対応したコード
格納手段中の加熱制御コードに基づいて、手順格納手段
から読出された1種類以上の手順情報に従い、加熱動作
を実行する。
【0026】したがって、料理の加熱制御コードを開発
する際には、電子レンジの1つの機種において該料理の
加熱動作に適用される1種類以上の手順情報を特定する
加熱制御コードを決定するだけでよくて、各機種に適合
した複数種類の加熱情報などを準備する必要はなくなる
から、加熱制御コードの開発が容易となり、実用的であ
る。
【0027】また、電子レンジの機種が増えたとして
も、ある料理の加熱制御コードは1種類でだけでよいか
ら、加熱制御コードの開発がより容易となる。
【0028】また、電子レンジでは、加熱動作を実行す
るために加熱制御コードにより特定される手順情報は、
該電子レンジの機種に適合した手順を示すものであるか
ら、常に、各機種独自の最適の手順に従い加熱調理を行
なうことができて実用性に優れる。
【0029】上述の電子レンジにおいて、複数種類の手
順情報には、1種類以上の加熱シーケンス情報が含まれ
て、加熱シーケンス情報は、加熱動作を実行するための
該電子レンジの機種に適合した1種類以上のシーケンス
の組合わせからなるように構成されてもよい。
【0030】したがって、手順情報には、加熱動作を実
行するための該電子レンジの機種に適合した1種類以上
のシーケンスの組合わせからなるものが含まれるので、
電子レンジの機種に適合した加熱シーケンスに基づい
て、常に、各機種独自の最適の加熱調理を行なうことが
こできる。
【0031】上述の電子レンジにおいて、加熱シーケン
ス情報により示される1種類以上のシーケンスの組み合
わせは、シーケンスを制御するための1種類以上のパラ
メータを含み、1種類以上のパラメータの値は、指示さ
れた任意量に従い可変調整される。
【0032】したがって、加熱調理に適用される1種類
以上のシーケンスの組合せにおいては、たとえば、該シ
ーケンスに従う加熱動作がより的確に、また調理対象に
応じて臨機応変になされるように、シーケンス制御パラ
メータ値を指示された任意量に従って可変調整できるの
で、利便性に優れるとともに、常に、適正な加熱調理状
態を得ることができる。
【0033】上述の電子レンジにおいては、1種類以上
のパラメータには、加熱動作の期間を示す期間パラメー
タがさらに含まれてもよい。
【0034】したがって、シーケンスに従う加熱動作が
より的確に、また調理対象に応じて臨機応変になされる
ように、シーケンス制御のための加熱動作期間を示す期
間パラメータ値を指示された任意量に従って可変調整で
きる。
【0035】上述の電子レンジにおいて、任意量は、電
子レンジの異機種間について共通していてもよく、また
電子レンジの機種毎に異なってもよい。
【0036】したがって、電子レンジ機種にかかわらず
調整量が一律であるような種類のパラメータの値は、共
通した任意量で調整でき、また、電子レンジ機種により
調整量がまちまちであるような種類のパラメータの値
は、各機種独自の調整量で調整できて、機種によらず常
に最適なシーケンス制御を行なわせることができる。
【0037】上述の電子レンジにおいては、通信網を介
して供給される所望料理に対応した加熱制御コードを含
む料理情報を受信する受信部をさらに有して、コード格
納手段には、外部操作による選択の対象外とされる1つ
以上の料理のそれぞれに対応して、加熱制御コードが格
納されてもよい。
【0038】したがって、コード格納手段には、外部操
作による選択の対象外とされる1つ以上の料理のそれぞ
れに対応して加熱制御コードを、言換えると、たとえば
受信部により受信された所望料理に対応した加熱制御コ
ードを格納することができる。
【0039】上述の電子レンジはさらに、移動自在なヒ
ータを有して、複数種類の手順情報には、ヒータの移動
量を指示する情報が含まれてもよい。
【0040】したがって、電子レンジで加熱調理が行な
われる際には、ヒータの移動量は、物理的な値でなく
て、加熱制御コードにより特定することができる。それ
ゆえに、加熱制御コードによりヒータの移動量を含む複
数種類の手順情報を一括指定できて、便利である。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、この発明の各実施の形態に
ついて説明する。
【0042】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1による電子レンジシステムの概略構成図であ
る。図2は、図1の各部のブロック構成を示す図であ
る。
【0043】図1において、電子レンジシステムは宅外
にはインターネット5とこれに接続されたホストコンピ
ュータ4が設けられ、宅内には電子レンジ1、インター
ネット5にモデム6を介して接続されるパソコン(パー
ソナルコンピュータの略)2、およびパソコン2と電子
レンジ1との間の信号を変換しながら通信を中継して両
者を接続するための中継装置であり、かつACアダプタ
8から電源供給される中継BOX3が設けられる。宅内
において電子レンジ1と中継BOX3とは3線ケーブル
9を介して着脱自在に接続される。この接続時には、図
示されるように3線ケーブル9の一端にあるコネクタC
Nが電子レンジ1の図示されない入出力端子に接続され
る。また、宅内においてパソコン2と中継BOX3とは
RS−232Cに従って通信するため、RS−232C
ケーブル7を介して着脱自在に接続される。なお、パソ
コン2は携帯型情報処理端末装置であってもよい。
【0044】宅外のホストコンピュータ4にはインター
ネット5を介してアクセスされる各種のホームページに
関する情報が登録される。ホストコンピュータ4は該ホ
ストコンピュータ4自体を集中的に制御および管理する
ための処理部41、ホームページの画面を構成するため
の情報(以下、ホームページ情報という)を含む各種情
報が格納されるメモリ領域であるホームページ格納部4
21を有するメモリ42、入力部43、出力部44およ
びインターネット5と該ホストコンピュータ4とを通信
接続するための通信部45を含む。
【0045】ホストコンピュータ4は、ホームページ情
報をインターネット5を介してパソコン2を含む外部の
情報処理端末装置に供給するためのサーバとして機能す
る。
【0046】なお、ここでは、ホストコンピュータ4に
登録された情報にアクセスするための通信網としてイン
ターネット5を挙げているが、これに限定されない。つ
まり、専用または公衆の各種の通信網であってよい。
【0047】図2において電子レンジ1は制御部10A
と加熱部10Bとを含む。制御部10Aはマイコン(マ
イクロコンピュータの略)10、たとえばマスクROM
(リードオンリメモリの略)からなるメモリ11A、た
とえば不揮発性メモリからなるメモリ11B、表示部で
あるLCD(液晶ディスプレイ)パネル13、LCDパ
ネル13を駆動するためのLCDドライバ12、コネク
タCNが接続される入出力端子を含むI/F部(インタ
フェースの略)14、外部操作可能な入力部15、およ
び該電子レンジ1の各部に電源を供給するための電源回
路16を含む。入力部15とLCDパネル13とは一体
的に設けられるタッチパネルを構成する。
【0048】電子レンジ1は製品開発の過程において各
種の機能面で改良が加えられる。その結果、同じ料理を
加熱調理する場合であっても加熱の方法、加熱のための
出力レベル(電力レベル、温度など)および加熱時間な
どが電子レンジ1の機種ごとに異なったものとなる。し
たがって電子レンジ1は該電子レンジ1の機種に適応し
た調理のための情報をストアしている。
【0049】加熱部10Bは、マイコン10の制御に従
いメモリ11Aまたは11Bに格納された情報に従う加
熱調理のための加熱動作をする。加熱動作のために加熱
部10Bはセンサ部60、ブザー61、リレーなど6
2、リレーなど62を介してマイコン10により制御さ
れるターンテーブルモータ63、庫内において上下方向
に自在に移動可能なヒータ64、および加熱のためのマ
イクロ波を発生するマグネトロン65を含む。なお、こ
こでは加熱部10Bにおける加熱動作は公知の技術に従
うので詳細説明は省略する。
【0050】パソコン2はCPU(中央処理装置の略)
20、各種プログラムを含む情報が格納される不揮発性
のメモリ21、表示部22、出力部23、外部操作可能
な入力部24、RS−232Cケーブル7とCPU20
とを接続するためのRS−232Cポート25およびモ
デム6とCPU20とを接続するためのI/F部26を
含む。
【0051】中継BOX3は、マイコン30、たとえば
フラッシュメモリからなるメモリ31、RS−232C
ケーブル7とマイコン30とを接続するための送受信部
32、3線ケーブル9とマイコン30とを接続するため
のI/F部33、および各部に電源供給するための電源
回路34を含む。マイコン30は、図示されないCPU
およびメモリを含んで構成される。
【0052】なお、3線ケーブル9を介しての通信には
UART(Universal AsynchronousReceiver Transmitt
erの略)が採用される。また、中継BOX3が設けられ
ない場合には、電子レンジ1はパソコン2と直接に通信
することができる。
【0053】ここではホストコンピュータ4のメモリ4
2から、ユーザが使用する電子レンジ1の機種にマッチ
した料理情報を受理して、電子レンジ1のメモリ11に
ダウンロードするための所定プログラムPROは、パソ
コン2のメモリ21にストアされている。
【0054】なお、電子レンジ1は、インターネット5
を介して公開される料理情報による加熱調理機能の他
に、標準で固有に備えている各種の料理の料理情報(ゆ
でる、温め、解凍のための情報などを含む)による加熱
調理機能も有している。この標準で固有に備えられる料
理情報を、以下、標準料理情報と呼び、標準料理情報に
対応の料理の名称を標準料理名という。
【0055】ここで、ホストコンピュータ4の中でイン
ターネット5を介して公開される料理情報を用いて宅内
の電子レンジ1にて調理する手順を以下に説明する。
【0056】図3は、図2のメモリ11Aの記憶内容を
示す図である。メモリ11Aには、加熱ブロックデータ
群111、パターンデータ群112、加熱モードデータ
群113およびヒータ降下時間テーブル114が格納さ
れる。
【0057】加熱ブロックデータ群111には複数個の
標準料理のそれぞれについて、標準料理名HNと、加熱
パターンコードHPCが登録される。加熱ブロックデー
タ群111において標準料理名HNを参照すると、“ア
ップルパイ”については(*)が付与されて、この標準
料理は後述する裏メニューに含まれることが指示されて
いる。加熱データブロック群111において、その他の
標準料理は後述する表メニューに含まれる。加熱パター
ンコードHPCは、電子レンジ1の異なる機種間であっ
ても、同一の料理名であれば、同一のものが適用され
る。
【0058】パターンデータ群112は、複数の異なる
加熱動作のシーケンスを示す加熱パターンデータFLi
(i=1、2、3、…、n)が登録される。加熱パター
ンデータFLiで示されるシーケンスは、複数の異なる
他の加熱パターンデータFLiの組み合わせによるシー
ケンスを示す場合もある。
【0059】加熱モードデータ群113は、電子レンジ
1の複数種類の加熱モードのそれぞれに対応して、該加
熱モードに関する設定情報を示す加熱モードデータMD
iを含む。加熱モードデータMDiのそれぞれには、対
応する加熱モードを一意に指定するための加熱モードコ
ードMODiが登録される。また、加熱モードデータM
Diのそれぞれには、加熱モードコードMODiに追加
して、オーブン温度HET、加熱時間(秒)HTMおよ
びマイクロ波出力レベルMOLが登録される。オーブン
温度HETは該動作モードにおけるヒータ64の加熱に
よるオーブンの温度を示す。加熱時間(秒)HTMは、
該動作モードにおけるヒータ64またはマグネトロン6
5を用いた加熱調理のための時間期間を示す。マイクロ
波出力レベルMOLは該動作モードにおけるマグネトロ
ン65によるマイクロ波の出力レベルを示す。図示され
るように、たとえば加熱モードデータMD1〜MD4の
それぞれには、加熱モードコードMODiとしてトース
ター、レンジ、オーブンおよびグリルのそれぞれを示す
コードが割当てられている。
【0060】図4(A)と(B)は、図3のヒータ降下
時間テーブル114の内容例を示す図である。図4
(A)には、電子レンジ1の機種が“A”であった場合
のヒータ降下時間テーブル114の内容が示される。ま
た、図4(B)には、電子レンジ1の機種が“B”であ
った場合のヒータ降下時間テーブル114の内容例が示
される。電子レンジ庫内にあるヒータ64を下降させる
ことが可能で、下降量をたとえば、下降のためのヒータ
64の駆動時間で管理している場合には、ヒータ64の
下降量を、具体的な駆動時間値ではなく、料理名MNを
キーワードとして管理することができる。
【0061】図4(A)と(B)のヒータ降下時間テー
ブル114のそれぞれは、複数の料理のそれぞれについ
て料理名MN、ヒータ位置コードHLCおよびヒータ降
下時間データHDTが対応付けて登録される。同一の料
理名MNについて電子レンジ1の異機種間で共通した値
であるヒータ位置コードHLCは、対応するヒータ降下
時間データHDTを一意に特定するための情報である。
ヒータ降下時間データHDTは、対応する料理名MNの
料理が電子レンジ1にてヒータ64を用いて加熱調理さ
れる場合に、ヒータ64が初期位置から降下を開始して
加熱のための適切な位置にまで降下し、降下終了するま
での、ヒータ64の降下のための駆動時間を示す。
【0062】図4(A)および(B)に示されるよう
に、電子レンジ1の機種が異なれば、同一料理名MNの
料理を加熱調理する場合であっても、対応のヒータ降下
時間データHDTは異なることがわかる。たとえば、料
理名MNが“トースト”である場合、機種Aの電子レン
ジ1の場合、ヒータ降下時間データHDTは107であ
り、機種Bの電子レンジ1のヒータ降下時間データHD
Tは133である。
【0063】本実施の形態では、電子レンジ1の入力部
15を外部操作することによって、ユーザが選択できる
複数の標準料理名HNからなるメニューを“表メニュ
ー”と呼び、選択できないメニューを“裏メニュー”と
呼ぶ。したがって、表メニューとして登録されている標
準料理名HNに対応の加熱パターンコードHPCに基づ
いて、対応する加熱パターンデータFLi、モードデー
タMDiおよびヒータ降下時間データHDTを特定し
て、読出し、これら読出されたデータに基づいて対応の
標準料理を電子レンジ1にて加熱調理することができる
が、裏メニューとして登録されている標準料理名HNに
対応の加熱パターンコードHPCを用いても該電子レン
ジ1では該料理を加熱調理することはできない。図3で
は、たとえば、機種Aの電子レンジ1では“アップルパ
イ”が裏メニューとして登録されているが、機種“B”
の電子レンジ1では、たとえば“食パン、シフォンケー
キおよびスポンジケーキ”などが裏メニューとして登録
されているかもしれない。このように電子レンジ1の機
種ごとに加熱機能が異なるために、機種ごとに裏メニュ
ーとして登録される標準料理名HNも異なることにな
る。
【0064】このような裏メニューの標準料理名HN
は、電子レンジ1の入力部15から選択できなくても、
インターネット5などを介して電子レンジ1について新
たな加熱調理動作を行なわせようとする目的で使用され
ることを想定して、基本的な料理についての加熱パター
ンのすべてを電子レンジ1に予め記憶しておくことが望
ましい。そのため、電子レンジ1では、裏メニューの料
理は選択できないが、これらに対応する加熱パターンコ
ードHPC、加熱パターンデータFLi、ヒータ降下時
間データHDTおよび加熱モードデータMDiはメモリ
11Aに予め登録されている。
【0065】なお、メモリ11Aの内容は該電子レンジ
1の工場出荷時などにおいて予め書込まれていると想定
する。
【0066】次に、加熱パターンデータFLiの作成に
ついて説明する。一般に調理は、「野菜をゆでる、肉を
解凍する、沸騰させる、材料を煮込む、材料をかき混ぜ
るおよび材料を裏返す」などの基本的な動作とその基本
動作の変形や組合せによりなされる。そこで、電子レン
ジ1の各機種ごとに、たとえば「野菜をゆでる」ための
最適な固有の加熱制御方法があり、それらを基本の加熱
パターンデータFLiとして開発する。このように加熱
パターンデータFLiやこの加熱パターンデータFLi
を複数個組合せた加熱パターンデータFLiを電子レン
ジ1の各機種ごとに開発し、標準料理のレシピをこれら
加熱パターンデータFLiで構成する。これにより、将
来、新しい加熱制御方法が開発された場合には、後述す
るように、インターネット5を介してホームページ格納
部421から受信した情報により、この新しい加熱制御
方法を実現することが可能となる。
【0067】図5は、ある機種の電子レンジにおける標
準料理“ゆで野菜”の加熱制御を示すフローチャートで
ある。ユーザが、電子レンジ1の入力部15を操作して
標準料理名HN“ゆで野菜”を指定して、加熱調理を指
示すると、加熱ブロックデータ群111の対応する加熱
パターンコードHPCに基づいて、対応の加熱パターン
データFLi、加熱モードデータMDiおよびヒータ降
下時間データHDTが必要に応じて読出されて、読出さ
れたこれらデータが設定されるとともに、読出された対
応の加熱パターンデータFLiに従う図5の加熱動作の
シーケンスがマイコン10の制御の下に開始される。
【0068】まず、マグネトロン65に通電が行なわれ
てマイクロ波の出力がなされる(S1a、S2a)。次
に、センサ部60中の重量センサにより電子レンジ1の
庫内に入れられた食器を含む食材(野菜)の重量が測定
されて、測定された重量は変数Gに格納される(S3
a)。次に、変数Gは「ゆで野菜」専用の計算式「A1
×G+B」に代入されて、電子レンジ1の庫内に入って
いる野菜の分量に応じた理想的な加熱時間が算出されて
変数Ti1に設定される(S4a)。
【0069】次に変数Ti1の値をカウントダウンしな
がら、Ti1<0となるまでマイクロ波を用いた加熱調
理が継続されて、変数Ti1<0となったときには、マ
グネトロン65によるマイクロ波出力がOFFされて加
熱調理は終了する(S5a〜S7a)。
【0070】このような図5のフローチャートに従うシ
ーケンスは、電子レンジ1で野菜をゆでる場合の、1つ
の加熱パターンデータFLiとして、予めメモリ11A
のパターンデータ群112に記憶させれている。この記
憶はたとえば電子レンジ1の工場出荷時などに行なわれ
る。
【0071】図6は、ある機種の電子レンジ1にて「煮
込み」調理を行なう場合の加熱制御のフローチャートで
ある。ここでは、図5に示されるフローチャートに従う
シーケンスが加熱パターンデータFLiとして予め登録
されていると想定する。
【0072】ユーザが、電子レンジ1の入力部15を操
作して標準料理名HN“煮込み”を指定して、加熱調理
を指示すると、対応する加熱パターンコードHPCに基
づいて、対応の加熱パターンデータFLi、加熱モード
データMDiおよびヒータ降下時間データHDTが必要
に応じて読出されて、読出されたこれらデータが設定さ
れるとともに、対応の加熱パターンデータFLiに従う
図6の加熱動作のシーケンスがマイコン10の制御の下
に開始される。
【0073】まず、加熱動作が開始されると、センサ部
60中の重量センサにより電子レンジ1の庫内に入れら
れた食器を含む食材の重量が測定されて、測定された重
量は変数Gに格納される(S1aとS2a)。
【0074】次に、重量が設定された変数Gは標準料理
「煮込み」専用の計算式「A2×G+B2」に代入され
て、電子レンジ1の庫内に入っている食材の分量に応じ
た理想的な煮込みのための加熱調理時間データが該式に
基づいて算出されて、変数Ti2に設定されて、その
後、マグネトロン65は駆動されて、マイクロ波の出力
が行なわれる(S3およびS4)。
【0075】その後、マグネトロン65の通電のON/
OFFを決定するための固定周期を示す時間データ(た
とえば、32秒)が変数Cに設定される(S5)。
【0076】その後、変数Ti2およびCのカウントダ
ウンが、変数Ti2<0となるまで繰返される(S6で
NO、S7)。そして、16<Cが成立する期間は、マ
グネトロン65は通電状態とされてマイクロ波出力は継
続されて、ヒータ64はOFFされて(S8でON、S
10)、一方、C<16が成立する期間は、マグネトロ
ン65は非通電状態とされて、マイクロ波出力はOFF
されるとともにヒータ64は通電されてON状態にさ
れ、加熱のためのパワーが下げられるように制御が行な
われて、煮込み用の加熱が行なわれる(S8でYES、
S9)。
【0077】その後、変数Ti2<0が成立すると、マ
グネトロン65およびヒータ64の通電は停止して、加
熱調理は終了する(S12)。
【0078】このようなフローチャートに従うシーケン
スを、この電子レンジ1で煮込み調理を行なうときの1
つの加熱パターンFLiとして、予め、たとえば電子レ
ンジ1の工場出荷時などにおいてメモリ11Aのパター
ンデータ群112に登録しておく。
【0079】図7は、図5と図6に示される加熱パター
ンを組合せた場合のフローチャートである。たとえば図
7には、標準料理名HN「シチュー」の加熱調理を行な
う場合の加熱制御のためのフローチャートが示される。
【0080】動作においてユーザが電子レンジ1の入力
部を操作して標準料理名HN「シチュー」を指定し、加
熱調理の開始を指示すると、対応する加熱パターンコー
ドHPCが加熱ブロックデータ群111から読出され
て、読出された加熱パターンコードHPCに基づいて、
加熱パターンFLi、モードデータMDiおよびヒータ
降下時間データHDTが必要に応じて読出されるので、
これらデータに基づいて各種データが電子レンジ1にお
いて設定されるとともに、読出された加熱パターンデー
タFLiで示されるシーケンスに従う加熱調理が開始さ
れる。ここでは、図7に示されるような加熱パターンデ
ータFLiが読出される。
【0081】図7のフローチャートを見ても分かるよう
に、図5と図6の加熱パターンデータFLiが組合わせ
られた加熱パターンデータFLiが、標準料理名HN
「シチュー」の加熱調理のためのシーケンスに採用され
ているから、標準料理名HN「シチュー」の加熱調理が
なされる際には、図5で示される「ゆで野菜」のための
シーケンスが実行されて、その後シチューとして煮込む
ための図6で示されるシーケンスが実行される。
【0082】なお、ここでは、ゆで野菜のための加熱パ
ターンデータFLiに従う加熱調理において、食材の重
量測定(S3a)が行なわれているので、その後に連続
して行なわれる煮込みのための加熱調理のシーケンスに
おいては、食材の重量測定(S2)は省略されている。
【0083】このように電子レンジ1の機種に固有の加
熱パターンデータFLiを、標準料理のための加熱シー
ケンスを構成するのに組合せて用いることができる。
【0084】なお、上述した図5〜図7のフロチャート
においては、シーケンス制御のための各種変数A1、B
1、A2およびB2の値は、電子レンジ1の機種に固有
の値である。
【0085】(実施の形態2)前述した実施の形態1の
「ゆで野菜」の加熱パターンデータFLiのシーケンス
では測定した食材の重量(G)に基づき、最適な加熱時
間(Ti1)を算出しているが、これは、電子レンジ1
の基本的な加熱制御手順をベースとした補正に相当す
る。この補正がない場合は、電子レンジ1が表示する材
料の分量または電子レンジ1の料理ブックに掲載されて
いる材料の分量を必ず守る必要があり、加熱調理時間
は、常に同じ長さとなり、最適に調理できるように補正
することができない。
【0086】上述は加熱調理の対象となる食材の分量に
基づく加熱調理時間の補正であったが、ここでは、加熱
調理時間を、ユーザが指示する分だけ補正した後に、補
正された加熱時間に基づいて加熱調理が行なわれる。図
8は、本実施の形態2に係る「ゆで野菜」の基本的な加
熱パターンにおいて加熱調理時間が一律に増減されるフ
ローチャートである。ここでは、加熱調理時間の増減
は、基本的な加熱パターンデータFLiのそれに対し
て、電子レンジ1の異機種に共通して一律に10%だけ
行なわれる。
【0087】まず、動作においてユーザが電子レンジ1
の入力部15を操作して、標準料理名HNとして「ゆで
野菜増」または「ゆで野菜減」を指定して加熱調理の開
始が指示されると、マグネトロン65に通電が行なわれ
てマイクロ波の出力がなされ、食材の重量測定が行なわ
れ、「ゆで野菜」専用の計算式(A1×G+B1)を用
いて基本的な加熱パターンデータFLiに対応の加熱調
理時間(Ti1)が算出される(S1a〜S4a)。
【0088】その後、マイコン10は、指定された標準
料理名HN中にキーワード“時間増”が含まれていれ
ば、「1.1×Ti1」の計算を行ない、キーワード
「時間減」が含まれていれば、「0.9×Ti1」の計
算を行ない、この計算結果を加熱調理時間データTi1
として最終的に決定する(S20〜S23)。その後
は、図5と同様にして、加熱調理時間を示す変数Ti1
のカウントダウンが行なわれながら加熱調理が進行し
て、Ti1<0になればマグネトロン65によるマイク
ロ波出力がOFFされて加熱調理は終了する(S5a〜
S7a)。
【0089】上述した図8のフローチャートにおいて
は、電子レンジ1に異機種間で一律に設定された値(1
0%)だけ加熱調理時間データTi1の増減が図られて
いるが、基本の加熱パターンデータFLiの加熱調理時
間データTi1を任意の係数を用いて補正するようにし
てもよい。この任意係数は、電子レンジ1の機種毎に個
別に設定される。また、この任意係数は、電子レンジ1
で加熱調理される料理名毎に異ならせてもよい。
【0090】図9は、本実施の形態2による標準料理名
HN「ゆで野菜」の基本的な加熱パターンデータFLi
において、「強」、「弱」といったキーワードを考慮し
て加熱調理時間が補正されるフローチャートである。
【0091】動作において、ユーザが電子レンジ1の入
力部を操作して基本料理名HN「ゆで野菜強」または
「ゆで野菜弱」を指定して加熱調理の開始を指示する
と、マグネトロン65に通電が行なわれて食材の重量測
定が行なわれ、「ゆで野菜」専用の計算式に重量値
(C)が代入されて、基本的な加熱パターンデータFL
iに対応の加熱調理時間(Ti1)が算出される(S1
a〜S4a)。
【0092】次に、入力部15を介して指定された基本
料理名HNがキーワード「強設定」を含んでいれば、
「(1+a)×Ti1」の計算が行なわれ、キーワード
「弱設定」を含んでいれば「(1−a)×Ti1」の計
算が行なわれて、この計算結果が最終的な加熱調理時間
データTi1として設定される(S24〜S27)。
【0093】その後は、前述と同様にして加熱調理時間
データTi1のカウントダウンが行なわれながら加熱調
理が進行して、Ti1<0となれば、マイクロ波の出力
がOFFされて加熱調理が終了する。
【0094】図9に示されるように、加熱出力を、加熱
調理時間データTi1の補正を行なうことによって強弱
制御することができる。
【0095】(実施の形態3)図10は、本実施の形態
3において、標準料理名HN「ハンバーグ」が指定され
て加熱調理が行なわれる場合の処理フローチャートであ
る。
【0096】動作において、ユーザが、電子レンジ1の
入力部15を操作して標準料理名HN「ハンバーグ」を
指定して、加熱調理の開始を指示すると、対応する加熱
パターンコードHPCに基づいて、対応の加熱パターン
データFLi、加熱モードデータMDiおよびヒータ降
下時間データHDTが必要に応じて読出されて、読出さ
れたこれらデータが設定されるとともに、対応の加熱パ
ターンデータFLiに従う図10の加熱動作のシーケン
スがマイコン10の制御の下に開始される。
【0097】まず、ヒータ64に通電が行なわれて、加
熱動作が開始し、その後食材の重量測定が行なわれ、測
定して得られた重量は変数Gに設定されて、次に変数G
を用いて加熱調理時間データが「A3×G+B3」を用
いて算出されて、変数Ti3に設定される(S30〜S
33)。
【0098】このようにして加熱調理時間データTi3
を算出後、よりよい仕上がり状態となるようにヒータ6
4が、庫内の食材方向に降下する。ヒータ64は所定時
間降下することにより、適切な位置にて固定されて加熱
調理が行なわれる。
【0099】ヒータ64を適切な位置にまで降下させる
ために、ヒータ降下時間テーブル114が参照されて該
標準料理名「ハンバーグ」に対応のヒータ降下時間デー
タHDTが求められている。具体的には、たとえば電子
レンジ1が機種Aの場合、標準料理名HN「ハンバー
グ」の場合、対応の加熱パターンコードHPCにより特
定されるヒータ位置コードHLCは「H−HMBG」で
あるから、これに対応するヒータ降下時間データHDT
(47unit)(ただし1unitは、たとえば20
msecとする)が読出されて、電子レンジ1が機種B
の場合は、図4(B)のテーブル114から、同様にし
て(99unit)が読出されて、変数Thtに設定さ
れる(S34)。
【0100】次に、図示されないヒータ64を降下させ
るためのモータが、リレーなど62を介して駆動される
ので、ヒータ64の降下が変数Thtがカウントダウン
されながら行なわれて、その後「Tht<0」になると
ヒータ64の降下が停止してヒータ64は適切な位置に
固定される(S35〜S37)。
【0101】その後、加熱調理時間データTi3がカウ
ントダウンされながら、ヒータ64を用いた加熱調理が
行なわれるが、「Ti3<0」になるとヒータ64の出
力はOFFされて一連の加熱調理は終了する(S38〜
S40)。
【0102】このように電子レンジ1の庫内に可動なヒ
ータ64を保有することにより、可動ヒータ64の移動
量を時間などの物理量でなく、加熱パターンコードHP
Cで指定される電子レンジ1の異機種間で共通のヒータ
位置コードHLCで扱うことにより、電子レンジ1の異
なる機種間であっても、同一の標準料理名HNに対する
ヒータ位置コードHLCを共有化できる。
【0103】(実施の形態4)ここで、ホームページの
サーバであるホストコンピュータ4の中でインターネッ
ト5を介して公開される料理情報を用いて宅内の電子レ
ンジ1にて調理する手順を以下に説明する。
【0104】図11、図12および図13は、図1のホ
ストコンピュータ4のホームページ格納部421に格納
されるホームページ情報に従って表示されるホームペー
ジ画面の例を示す図である。図11、図12および図1
3には、本出願人がインターネットを介して提供してい
るホームページの画面例が示されている。ユーザにより
パソコン2が操作されて、インターネット5を介してホ
ストコンピュータに対応の所定アドレスがアクセスされ
ると、図11のホームページ画面がパソコン2の出力部
23に表示されて、図11のホームページ画面の矢印A
で示される項目「電子レンジ」をユーザが入力部24に
よりクリックすることにより、次に図12に示されるホ
ームページ画面が示される。図12のホームページ画面
には、6月の毎日についての料理がカレンダー形式で示
されている。ここでは、一例として「6月のメニューカ
レンダー」のタイトルを有するホームページ画面が示さ
れているが、次画面、または前画面が指定されることに
よりたとえば1年分についての毎月のメニューカレンダ
ーがホームページ画面にて示される。
【0105】次に、ユーザが図12のホームページ画面
の矢印Aで示される料理をクリックして指定すると、次
に図13のホームページ画面が表示されて、指定された
料理の仕上がり状態を示す映像、材料の情報、作り方の
情報などが表示される。ここでは、図13のホームペー
ジ画面例のみを示しているが、予め準備された、たとえ
ば図12のホームページ画面で示される1年分の各料理
について上述した図13のホームページ画面のためのホ
ームページ情報がホームページ格納部421に予め準備
されている。
【0106】そして、ユーザが図13のホームページ画
面を見て、矢印Aの項目「調理データのダウンロード」
を指定してクリックすると、応じてホストコンピュータ
4からインターネット5を介して図13に示される料理
に関して電子レンジ1を介してユーザに表示すべきデー
タと電子レンジ1の加熱部10Bを用いて加熱調理する
ために用いられる加熱データがパソコン2にダウンロー
ドされる。
【0107】なお、パソコン2のメモリ21には、矢印
Aの項目のクリックに応じた機能を有効とするための専
用プログラムPROが予めインストールされている。
【0108】図14(A)と(B)は、ホストコンピュ
ータ4において作成された各料理についての料理情報M
Iを含むホームページ情報を示す図である。なお、図示
されるホームページ情報HMDは図13のホームページ
画面に対応の情報であり、ホームページ画面にて表示さ
れてホームページ画面を構成するための画面データDS
15と電子レンジ1にて表示される表示データDS13
および電子レンジ1の加熱動作を制御するための加熱パ
ターンコードDS141からなる料理情報MIとからな
る。
【0109】画面データDS15は、図13のホームペ
ージ画面にてユーザに対して表示される画面を構成する
データであり、矢印Aで示される項目“調理データのダ
ウンロード”は図14(A)のデータDS15中の転送
ボタンB1に対応する。
【0110】したがって、ユーザにより図13の矢印A
の項目“調理データのダウンロード”が指定されてクリ
ックされると、図14(A)の転送ボタンB1がクリッ
クされてホストコンピュータ4の処理部41は、対応す
る表示データDS13および加熱パターンコードDS1
41からなる料理情報MIを通信部45とインターネッ
ト5を介してパソコン2にダウンロードする。
【0111】表示データDS13は、対応する料理の料
理名MNと、必要な食材を示す材料データIDと作り方
の手順を示す作り方データJDとを含む。材料データI
Dと作り方データJDは、ホストコンピュータ4におい
て所定手順に従い予め作成されたデータである。
【0112】図14(B)には、図14(A)に示され
た料理情報MIを形式変換して得られるデータリストが
示される。図14(B)では、料理情報MIを構成する
複数種類のデータのそれぞれについて、そのデータ内容
DCと、アドレスAD、および容量CAが示される。図
14(A)の表示データDS13と加熱パターンコード
DS141のそれぞれは、ホストコンピュータ4の処理
部41にて図14(B)に示されるようにして電子レン
ジ1のマイコン10が認識可能な形式のデータに変換さ
れて、ホームページ格納部421に格納されている。
【0113】図14(B)のデータはインターネット5
を介してパソコン2にダウンロードされる場合には、処
理部41によりさらに特定のコードに変換される。処理
部41はインターネット5を介してホームページ情報H
MDがアクセスされると、転送ボタンB1がクリックさ
れてダウンロード要求されていないか判定し、クリック
された場合はアクセスされたホームページ情報HMDに
対応の料理情報MIはパソコン2にダウンロードされ
る。
【0114】図15は、図1のパソコン2における料理
情報のダウンロードに関する操作概要を示すフローチャ
ートである。図において宅内のユーザはパソコン2の入
力部24を操作してインターネット5を介してホームペ
ージのホストコンピュータ4をアクセスするので(図1
5のF1)、ホストコンピュータ4のホームページ格納
部421中のホームページ情報HMDの画面データDS
15を含むホームページ画面のためのデータがパソコン
2に送信されて図11のホームページ画面が出力部23
に表示される(F2)。図11のホームページ画面の矢
印Aで示される項目“電子レンジ”が入力部24により
クリックされると、画面が切換わり図12のホームペー
ジ画面が表示される(F3とF4)。
【0115】次に、図12のホームページ画面で、矢印
Aが示す“豆腐バーグ”が入力部24にてクリックされ
ると画面が切換わり、図13に示す“豆腐バーグ”の画
面が表示される(F5とF6)。
【0116】次に、ユーザが図13の矢印Aが指示する
項目“調理データのダウンロード”を入力部24にてク
リックするとホストコンピュータ4中のホームページ格
納部421における対応する図14(A)と(B)の表
示データDS13と加熱パターンコードDS141から
なる料理情報MIはパソコン2に送信され、メモリ21
に一旦格納される(F8、F9)。
【0117】パソコン2のメモリ21には、購入した中
継BOX3に付属のフレキシブルディスクから専用プロ
グラムPROをインストールすることによりホームペー
ジ画面の転送ボタンB1が操作されたことによる機能が
有効となる。専用プログラムPROはダウンロードする
料理情報MIの指定とダウンロードされた料理情報MI
の格納先の指定を自動的に行なって、転送ボタンB1を
1回クリックするだけで料理情報MIをダウンロードす
る機能を有するとともに、パソコン2に一旦格納された
料理情報MIを中継BOX3に送信する機能を有する。
【0118】パソコン2と電子レンジ1の通信方式は一
般的なものが必要とされるので、安定した双方向通信を
行なうために規格化されているRS−232C方式がこ
こでは採用されている。
【0119】図16は、図1の中継BOX3の動作の概
略を示すフローチャートである。パソコン2側において
前述したようにして料理情報MIのダウンロード要求が
生じるとパソコン2側から中継BOX3に通信要求が送
信されてパソコン2からRS−232C方式に従って表
示および加熱データDS13および加熱パターンコード
DS141からなる料理情報MIが送信されて、中継B
OX3の送受信部32およびマイコン30を介してメモ
リ31に格納される(図16のF10〜F12)。その
後、マイコン30は電子レンジ1側に料理情報の格納が
完了した旨の情報格納完了通知を送信する(F12
1)。
【0120】なお、メモリ31には、複数の料理につい
ての料理情報MIを格納することができる。
【0121】電子レンジ1のマイコン10からの要求に
より、中継BOX3のマイコン30はメモリ31に格納
しているすべての料理名MNをケーブル9を介して電子
レンジ1のマイコン10に送信する(F13とF1
4)。
【0122】その後、電子レンジ1のマイコン10から
の指示により、中継BOX3内のマイコン30はメモリ
31に格納されている1つ以上の料理情報MIの中か
ら、指定された料理名MNに対応する表示データDS1
3および加熱パターンコードDS141を電子レンジ1
のマイコン10に送信する(F16)。
【0123】図17は、図1の電子レンジの動作の概略
を示すフローチャートである。図18(A)〜(D)
は、図17のフローチャートにおける電子レンジ側の表
示画面例を説明する図である。図19は、図17のフロ
ーチャートにおける中継BOX側のメモリ31の格納内
容例を示す図である。
【0124】図18(A)〜(D)では、図2の入力部
15とLCDパネル13とが一体的に構成されてなるタ
ッチパネルの表示画面例が示されている。図18(A)
の初期画面では、電子レンジ1にて加熱調理可能な標準
料理名HNが一覧表示されている。電子レンジ1ではイ
ンターネット5とパソコン2および中継BOX3を介し
てホームページのホストコンピュータ4から料理情報M
Iを受信して表示するために、図18(B)の画面にお
いて、インターネットキー174が表示されて、操作さ
れる。インターネットキー174が操作されると、図1
8(C)の画面が表示される。図18(B)では、図1
7の手順にしたがって、中継BOX3から受信した料理
名MNが一覧表示されている。図18(D)の画面に
は、受信された料理名MN、材料データIDおよび作り
方データJDが表示される料理名表示領域175、材料
表示領域176および作り方表示領域177が示される
とともに、受信された加熱パターンデータDS141に
従って電子レンジ1にて加熱調理を開始させるために操
作されるスタートキー173が示される。
【0125】中継BOX3のメモリ31には、たとえば
最大5つの料理情報MIが格納可能であり、図19では
インターネット5とパソコン2を介してホームページの
ホストコンピュータ4から受理した5つの料理情報MI
が予め格納されている。各料理情報MIは、料理名M
N、材料データID、作り方データJDおよび加熱パタ
ーンコードDS141からなる。
【0126】図17の電子レンジ1の動作を図18
(A)〜(D)と図19を参照して説明する。なお、中
継BOX3のメモリ31には図19の内容が予め格納さ
れていると想定する。
【0127】まず、ユーザにより電子レンジ1の電源回
路16に関連の図示されない電源スイッチが操作されて
電子レンジ1に対して電源供給されると、図18(A)
の画面がLCDパネル13に表示される(F161)。
【0128】次に、ユーザが図1のコネクタCNを電子
レンジ1の図示されない入出力端子に接続するので、中
継BOX3が電子レンジ1に接続される。このとき、メ
モリ31に図19で示されるような1つ以上の料理情報
MIが格納されていることに応じて、中継BOX3のマ
イコン30から情報格納完了通知がケーブル9を介して
電子レンジ1のマイコン10に送信される。マイコン1
0は、情報格納完了通知を受信して、図18(B)に示
されるように、インターネットキー174が反転表示な
どされてその表示態様が変更される。ユーザはインター
ネットキー174の表示態様が変更されていることに応
じて、中継BOX3のメモリ31に既に料理情報MIが
格納完了している旨を知ることができる(F163)。
【0129】ユーザは、中継BOX3のメモリ31に既
に料理情報MIが格納されている旨を示す図18(B)
のインターネットキー174の表示態様を確認して、イ
ンターネットキー174を操作するとマイコン10はケ
ーブル9を介して中継BOX3のマイコン30にすべて
の料理名MNを要求する(F17、F18)。
【0130】マイコン30はすべての料理名MNの要求
に応答して、図19のメモリ31からすべての料理名M
Nを読出して、ケーブル9を介して電子レンジ1に送信
するので、電子レンジ1のマイコン10はすべての料理
名MNiを受信して、図18(C)のようにLCDパネ
ル13に表示する(F19〜F20)。
【0131】図18(C)のように表示されたすべての
料理名MNのうち、ユーザにより、たとえば矢印Aで示
される“豆腐バーグ”が操作(タッチ)されて指定され
ると、マイコン10は指定された料理名MN(“豆腐バ
ーグ”)に対応の表示データDS13と加熱パターンコ
ードDS141をケーブル9を介して中継BOX3に要
求する(F21とF22)。
【0132】中継BOX3のマイコン30は、電子レン
ジ1からの料理名MN(“豆腐バーグ”)に対応のデー
タ要求に応答して、メモリ31から料理名MN(“豆腐
バーグ”)に対応する表示データDS13(料理名MN
3、材料データIDおよび作り方データJD)と加熱パ
ターンコードDS141を読出し送信するので、電子レ
ンジ1のマイコン10はこの表示データDS13と加熱
パターンコードDS141を受信して一旦、内部メモリ
に書込み格納させる(F22とF23)。
【0133】そして、マイコン10は指定された料理の
加熱調理を開始させるためのユーザの指示入力を促すた
めに、図18(D)の画面をLCDパネル13に表示す
る(F24)。図18(D)スタートキー173が操作
されると加熱パターンコードDS141に従う加熱部1
0Bによる加熱調理が開始される。図18(D)には受
信された表示データDS13中の料理名MN、材料デー
タIDおよび作り方データJDが料理名表示領域17
5、材料表示領域176および作り方表示領域177に
それぞれ表示される。
【0134】ホストコンピュータ4から供給される料理
情報MIには、図14(A)および(B)で示されたよ
うに、加熱パターンコードDS141が含まれて、加熱
パターンコードDS141を受信した電子レンジ1で
は、受信した加熱パターンコードDS141で指示され
る加熱パターンデータFLi、加熱モードデータMDi
およびヒータ位置データHDTをメモリ11Aから必要
に応じて読出し、読出され加熱パターンデータFLiを
含むデータに従った加熱動作が行なわれる。
【0135】図20(A)と(B)は、ホストコンピュ
ータ4において作成された各料理についての料理情報M
Iの他の例と電子レンジ1において設定された情報を示
す図である。料理名MNが「スポンジケーキ」であっ
て、加熱パターンコードDS141として「M−SPO
NG」を有した図20(A)の料理情報MIがダウンロ
ードされた場合には、電子レンジ1では次のような加熱
動作が行なわれる。
【0136】つまり、電子レンジ1では、中継BOX3
側から与えられた加熱パターンコードDS141を受理
して、受理した加熱パターンコードDS141で示され
る加熱パターンデータFLiをパターンデータ群112
から読出すとともに、同様にして加熱パターンコードD
S141(M−SPONG)で示される加熱モードデー
タMDiを加熱モードデータ群113から読出し、読出
されたこれら加熱モードデータMDiおよび加熱パター
ンデータFLiを用いて、加熱調理が行なわれる。たと
えば電子レンジ1が機種Aの場合、図20(B)に示さ
れるように「加熱モード:上下火オーブン、ヒータ64
により得られるオーブンの温度:170℃、加熱時間
(秒):Aa×G+Baが、スポンジケーキを加熱調理
するためのデータとして得られ、これら得られたこれら
データと読出された加熱パターンデータFLiに従うシ
ーケンスとに基づいて最適な加熱調理が行なわれる。一
方、電子レンジ1の機種がBの場合、図20(B)に示
されるように、加熱モード:マイクロ波および上下火オ
ーブン、ヒータ64によるオーブンの温度:160℃、
加熱時間(秒):Ab×G+Bbおよびマイクロ波の出
力レベル700Wがスポンジケーキを加熱調理するため
のデータとして得られ、得られたこの加熱データと読出
された加熱パターンデータFLiに従うシーケンスとに
基づいて、電子レンジ1において最適な加熱調理が行な
われる。
【0137】図21(A)と(B)は、ホストコンピュ
ータ4において作成された各料理についての料理情報M
Iのさらなる他の例と電子レンジ1において設定された
情報を示す図である。図21(A)では、ホストコンピ
ュータ4からダウンロードされた料理情報MIは、料理
名MNが「ホイル焼き」に対応するものであって、加熱
パターンコードDS141として「M−HOIR:H−
HOIR」が設定されている。
【0138】電子レンジ1にて図21(A)の料理情報
MI中の加熱パターンコードDS141に従って加熱調
理が行なわれる際には、前述と同様にして加熱パターン
コードDS141に対応したデータがメモリ11Aから
読出される。たとえば、電子レンジ1の機種がAの場
合、加熱パターンコード(M−HOIR)に基づいて、
パターンデータ群112から対応の加熱パターンデータ
FLiが読出されるとともに、加熱モードデータ群11
3から対応の加熱モードデータMDiが読出される。ま
た、加熱パターンコード(H−HOIR)に基づいて、
ヒータ降下時間テーブル114(図4(A)参照)か
ら、対応のヒータ位置コードHLCで示されるヒータ降
下時間データHDTが読出される。
【0139】これにより、機種Aの電子レンジ1の場合
には、図21(B)で示されるように「加熱モード:ト
ースター、加熱時間(秒):Aa×G+Ba、ヒータ降
下時間:49unit」が加熱調理のためのデータとし
て得られて、このデータと読出された加熱パターンデー
タFLiのシーケンスとに基づいて、該電子レンジ1で
「ホイル焼き」についての最適な加熱のためのヒータ6
4の位置が確保されて、加熱調理が行なわれる。
【0140】同様にして、電子レンジ1の機種がBの場
合は、「加熱モード:トースター、加熱時間:Ab×G
+Bb、ヒータ降下時間:90unit」が加熱調理の
ためのデータとして得られて、このデータと読出された
加熱パターンデータFLiのシーケンスとに基づいて、
該電子レンジ1において最適な加熱とヒータ64の位置
が確保されて、加熱調理が行なわれる。
【0141】(実施の形態5)本実施の形態では、電子
レンジ1が出荷された後も新しい加熱パターンが開発さ
れた場合には、インターネット5を経由してホストコン
ピュータ4側からパソコン2または中継BOX3などを
介して加熱パターンのデータを電子レンジ1のメモリ1
1Bにダウンロードして記憶することができる。
【0142】加熱パターン方式の基本は、電子レンジ1
の機種ごとに最適な加熱制御データ、すなわち加熱パタ
ーンデータFLiおよび加熱モードデータMDiおよび
ヒータ降下時間データHDTを有し、それを電子レンジ
1の異なる機種間で共用される加熱パターンコードで指
定することにある。よって、ここで、インターネット5
を経由してダウンロードされる加熱パターンコードDS
141により特定される加熱パターンデータFLi、加
熱モードデータMDiおよびヒータ降下時間データHD
Tは機種限定の加熱情報である。ホストコンピュータ4
のホームページからダウンロードされた新しい加熱パタ
ーンコードDS141を、電子レンジ1のメモリ11B
に追加記憶させることで、電子レンジ1において標準料
理メニューの他に、ここに記憶された加熱パターンコー
ドDS141を用いた新規のメニューを加熱調理するこ
とができる。
【0143】メモリ11Bへのデータの記憶は次のよう
に行なわれる。つまり、ユーザが、図12および図13
の画面を確認して所望料理に対応の料理情報MIのダウ
ンロードを要求すると、中継BOX3のメモリ31に
は、図19に示される形式に従い、所望料理の料理情報
MIが格納される。ユーザは、図18(C)の料理名M
Nの一覧表示画面にて、所望料理の料理情報MIがメモ
リ31に格納されていることを確認して、所望料理名M
Nを、入力部15を操作して指定することで、指定され
た料理名MNと対応の加熱パターンコードDS141の
要求が中継BOX3に送信される。中継BOX3のマイ
コン30は、この要求を受信するので、要求された料理
名MNと対応の加熱パターンコードDS141をメモリ
31から読出して、電子レンジ1に送信する。電子レン
ジ1のマイコン10は、要求した料理名MNと対応の加
熱パターンコードDS141を受信して、メモリ11B
に書込む。
【0144】図22と図23のそれぞれは、機種Aと機
種Bの電子レンジ1のメモリ11Bのそれぞれに、新し
い加熱パターンコードが登録された状態を示す図であ
る。図示されるように、メモリ11Aには、標準料理名
HNと対応の加熱パターンコードHPCが記憶されてい
る状態において、新たな料理名MN、すなわち「焼き
豚」、「蒸らし」および「おこわ」と、これらに対応し
た加熱パターンコードDS141とが受信されて、メモ
リ11Bに格納されている。
【0145】電子レンジ1では、メモリ11Aまたは1
1Bに記憶された複数の料理名中から所望の料理名HN
またはMNを入力部15を操作して指定すると、対応の
加熱パターンコードHPCまたはDS141がメモリ1
1Aまたは11Bから読出されて、読出された該加熱パ
ターンコードに従って対応の加熱パターンデータFL
i、加熱モードデータMDi(加熱時間、ヒータ64に
よるオーブンの温度のデータなど)およびヒータ64の
降下時間データHDTが必要に応じて決定されることに
より、決定された加熱パターンデータFLiのシーケン
スに従い電子レンジ1において、機種が異なっても、所
望料理について常に最適な仕上がり状態を得ることがで
きる。
【0146】(実施の形態6)次に実施の形態6につい
て説明する。
【0147】本実施の形態では、中継BOX3が省略さ
れて、電子レンジとパソコンとが直接に通信可能なよう
に、中継BOX3の機能がパソコンに設けられる場合が
説明される。図24は、この発明の実施の形態6による
電子レンジシステムの概略構成図である。図25は、図
24の電子レンジ1Aとパソコン2Aとのブロック構成
を示す図である。
【0148】図24では、電子レンジ1Aとパソコン2
Aのそれぞれは、両者間にIrDA(Infrared Data As
sociationの略)による無線通信を行なうために赤外線
受発光部66と27を備える。図24の電子レンジ1A
とパソコン2Aのそれぞれと図2の電子レンジ1とパソ
コン2のそれぞれとを比較し異なる点は電子レンジ1A
が図2のI/F部14に代替して赤外線受発光部66に
関連のIrDAI/F部141を設けパソコン2Aが図
2のRS−232Cポート25に代替して赤外線受発光
部27に関連のIrDAI/F部251を設けた点にあ
る。電子レンジ1Aとパソコン2Aのその他の構成は図
2のそれらと同様であり説明を省略する。このようにI
rDAを用いた無線通信が行なわれるので、電子レンジ
システムにおいてケーブル配線の手間が省略されてシス
テムを容易に敷設することができる。
【0149】本実施の形態では、パソコン2Aに、上述
した各実施の形態で説明された中継BOX3の機能が設
けられることになるから、このような構成であっても、
上述した各実施の形態で示された特徴を得ることができ
る。なお、ここでは、該電子レンジシステムの動作に関
する詳細説明は省略される。
【0150】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0151】
【発明の効果】本発明に係る電子レンジシステムでは、
ホストコンピュータ側で電子レンジにダウンロードする
新たな料理の料理データを開発する際には、電子レンジ
の1つの機種において該料理の加熱動作に適用される1
種類以上の手順情報を特定する加熱制御コードを決定し
て該料理の料理データに登録するだけで良く、各機種に
適合した複数種類の加熱情報を準備する必要はなくなる
から、ホストコンピュータ側における料理データの作
成、ならびにホームぺージ情報の作成が容易となり、実
用的である。
【0152】このようなことから、該電子レンジシステ
ムに適用される電子レンジの機種が増えたとしても、ホ
ームページ情報におけるある料理の料理データの加熱制
御コードは1種類だけでよいから、ホストコンピュータ
においてホームページ情報のためのメモリ拡張は必要と
されない。
【0153】また、該システムの電子レンジでは、加熱
動作を実行するために加熱制御コードにより特定される
手順情報は、該電子レンジの機種に適合した手順を示す
ものであるから、常に、各機種独自の最適の手順に従い
加熱調理を行なうことができて実用性に優れる。
【0154】また、本発明に係る電子レンジでは、料理
の加熱制御コードを開発する際には、電子レンジの1つ
の機種において該料理の加熱動作に適用される1種類以
上の手順情報を特定する加熱制御コードを決定するだけ
でよくて、各機種に適合した複数種類の加熱情報などを
準備する必要はなくなるから、加熱制御コードの開発が
容易となり、実用的である。
【0155】また、電子レンジの機種が増えたとして
も、ある料理の加熱制御コードは1種類でだけでよいか
ら、加熱制御コードの開発がより容易となる。
【0156】また、電子レンジでは、加熱動作を実行す
るために加熱制御コードにより特定される手順情報は、
該電子レンジの機種に適合した手順を示すものであるか
ら、常に、各機種独自の最適の手順に従い加熱調理を行
なうことができて実用性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による電子レンジシ
ステムの概略構成図である。
【図2】 図1の各部のブロック構成を示す図である。
【図3】 図2のメモリ11Aの記憶内容を示す図であ
る。
【図4】 (A)と(B)は、図3のヒータ降下時間テ
ーブル114の内容例を示す図である。
【図5】 ある機種の電子レンジにおける標準料理“ゆ
で野菜”の加熱制御を示すフローチャートである。
【図6】 ある機種の電子レンジにて「煮込み」調理を
行なう場合の加熱制御のフローチャートである。
【図7】 図5と図6に示される加熱パターンを組合せ
た場合のフローチャートである。
【図8】 本実施の形態2に係る「ゆで野菜」の基本的
な加熱パターンにおいて加熱調理時間が一律に増減され
るフローチャートである。
【図9】 本実施の形態2による標準料理名HN「ゆで
野菜」の基本的な加熱パターンデータFLiにおいて、
「強」、「弱」といったキーワードを考慮して加熱調理
時間が補正されるフローチャートである。
【図10】 本実施の形態3において、標準料理名HN
「ハンバーグ」が指定されて加熱調理が行なわれる場合
の処理フローチャートである。
【図11】 図1のホストコンピュータ4のホームペー
ジ格納部421に格納されるホームページ情報に従って
表示されるホームページ画面の例を示す図である。
【図12】 図1のホストコンピュータ4のホームペー
ジ格納部421に格納されるホームページ情報に従って
表示されるホームページ画面の例を示す図である。
【図13】 図1のホストコンピュータ4のホームペー
ジ格納部421に格納されるホームページ情報に従って
表示されるホームページ画面の例を示す図である。
【図14】 (A)と(B)は、ホストコンピュータ4
において作成された各料理についての料理情報MIを含
むホームページ情報を示す図である。
【図15】 図1のパソコン2における料理情報のダウ
ンロードに関する操作概要を示すフローチャートであ
る。
【図16】 図1の中継BOX3の動作の概略を示すフ
ローチャートである。
【図17】 図1の電子レンジの動作の概略を示すフロ
ーチャートである。
【図18】 (A)〜(D)は、図17のフローチャー
トにおける電子レンジ側の表示画面例を説明する図であ
る。
【図19】 図17のフローチャートにおける中継BO
X側のメモリ31の格納内容例を示す図である。
【図20】 (A)と(B)は、ホストコンピュータ4
において作成された各料理についての料理情報MIの他
の例と電子レンジ1において設定された情報を示す図で
ある。
【図21】 (A)と(B)は、ホストコンピュータ4
において作成された各料理についての料理情報MIのさ
らなる他の例と電子レンジ1において設定された情報を
示す図である。
【図22】 機種Aの電子レンジ1のメモリ11Bに、
新しい加熱パターンコードが登録された状態を示す図で
ある。
【図23】 機種Bの電子レンジ1のメモリ11Bに、
新しい加熱パターンコードが登録された状態を示す図で
ある。
【図24】 この発明の実施の形態6による電子レンジ
システムの概略構成図である。
【図25】 図24の電子レンジ1Aとパソコン2Aと
のブロック構成を示す図である。
【符号の説明】
1,1A 電子レンジ、2,2A パソコン、3 中継
BOX、4 ホストコンピュータ、5 インターネッ
ト、31 メモリ、64 ヒータ、114 ヒータ降下
時間テーブル、421 ホームページ格納部、FLi
加熱パターンデータ、MDi 加熱モードデータ、HM
D ホームページ情報、B1 転送ボタン、MI 料理
情報、DS13 表示データ、HPC,DS141 加
熱パターンコード、DS15 画面データ群、DS1
6,MTD 機種データ、HN,MN料理名、ID 材
料データ、JD 作り方データ。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線と、 出力部と、外部操作される入力部と、前記通信回線を介
    して情報を送受信する送受信部と、前記送受信部により
    受信された情報を含む各種情報を記憶するための情報記
    憶部とを有する情報処理装置と、 前記情報処理装置と通信する電子レンジと、 前記通信回線に接続されて、前記出力部に表示されるホ
    ームページ画面に対応したホームページ情報が格納され
    る情報格納部を有するホストコンピュータとを備え、 前記ホームページ情報には、 複数の料理に関する情報と、料理を加熱調理するために
    前記電子レンジの異なる機種間に共通した加熱制御コー
    ドを含む前記複数の料理のそれぞれに対応した料理デー
    タと、前記料理データを前記通信回線を経由して前記情
    報処理装置に転送するために前記入力部を介して操作さ
    れる転送指示ボタンの情報とが含まれて、 前記電子レンジは、 該電子レンジの機種に適合した加熱動作の手順を示し
    て、前記加熱制御コードにより特定される手順情報が複
    数種類格納された手順格納手段を有して、 前記ホームページ情報の複数の料理のうちの所望料理を
    加熱調理する際には、前記情報処理装置から供給される
    該所望料理に対応の前記加熱制御コードに基づいて前記
    手順格納手段から読出された1種類以上の前記手順情報
    に従い加熱動作を実行することを特徴とする、電子レン
    ジシステム。
  2. 【請求項2】 通信回線と、 出力部と、外部操作される入力部と、前記通信回線を介
    して情報を送受信する送受信部とを有する情報処理装置
    と、 料理を加熱調理するために加熱動作する電子レンジと、 情報記憶部を有して、前記電子レンジと前記情報処理装
    置との間で伝送される情報を中継するために、一方端に
    前記電子レンジが、および他方端に前記情報処理装置が
    それぞれ接続された中継装置と、 前記通信回線に接続されて、前記出力部に表示されるホ
    ームページ画面に対応したホームページ情報が格納され
    る情報格納部を有するホストコンピュータとを備え、 前記ホームページ情報には、 複数の料理に関する情報と、料理を加熱調理するための
    前記電子レンジの異機種間で共通の加熱制御コードを含
    む前記複数の料理のそれぞれに対応した料理データと、
    前記料理データを前記通信回線を経由して前記情報処理
    装置に転送するために前記入力部を介して操作される転
    送指示ボタンの情報とが含まれて、 前記電子レンジは、 該電子レンジの機種に適合した加熱動作の手順を示し
    て、前記加熱制御コードにより特定される手順情報が複
    数種類格納された手順格納手段を有して、 前記ホームページ情報の複数の料理のうちの所望料理を
    加熱調理する際には、前記中継装置を介して前記情報処
    理装置から供給された該所望料理の前記加熱制御コード
    に基づいて、前記手順格納手段から読出された1種類以
    上の前記手順情報に従い、前記加熱動作を実行すること
    を特徴とする、電子レンジシステム。
  3. 【請求項3】 前記電子レンジはさらに、 移動自在なヒータを有して、 前記複数種類の手順情報には、前記ヒータの移動量を指
    示する情報が含まれることを特徴とする、請求項1また
    は2に記載の電子レンジシステム。
  4. 【請求項4】 前記電子レンジはさらに、 該電子レンジで加熱調理可能な1つ以上の料理のそれぞ
    れに対応して、前記加熱制御コードが予め書込まれた加
    熱制御コード格納手段を有して、 前記1つ以上の料理のうちから選択された所定料理を加
    熱調理する際には、前記加熱制御コード格納手段から読
    出された該所定料理に対応の前記加熱制御コードに基づ
    いて、前記手順格納手段から読出された1種類以上の前
    記手順情報に従い、前記加熱動作を実行することを特徴
    とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の電子レン
    ジシステム。
  5. 【請求項5】 前記加熱制御コード格納手段には、選択
    された料理に対応の前記加熱制御コードは、該選択料理
    と対応付けられて任意に追加して格納されることを特徴
    とする、請求項4に記載の電子レンジシステム。
  6. 【請求項6】 前記選択料理は、前記ホームページ情報
    の複数の料理のうちの所望料理であることを特徴とす
    る、請求項5に記載の電子レンジシステム。
  7. 【請求項7】 料理を加熱調理するために加熱動作する
    電子レンジであって、 複数の料理のそれぞれに対応して、該料理を加熱調理す
    るための前記電子レンジの異機種間で共通の加熱制御コ
    ードが格納されたコード格納手段と、 前記加熱動作を実行するための該電子レンジの機種に適
    合した手順を示す手順情報が複数種類格納された手順格
    納手段と、 前記複数料理のうち外部操作により選択された料理に対
    応した前記コード格納手段中の前記加熱制御コードに基
    づいて、前記手順格納手段から読出された1種類以上の
    前記手順情報に従い、前記加熱動作を実行することを特
    徴とする、電子レンジ。
  8. 【請求項8】 前記複数種類の手順情報には、1種類以
    上の加熱シーケンス情報が含まれて、 前記加熱シーケンス情報は、前記加熱動作を実行するた
    めの該電子レンジの機種に適合した1種類以上のシーケ
    ンスの組合わせからなることを特徴とする、請求項7に
    記載の電子レンジ。
  9. 【請求項9】 前記加熱シーケンス情報により示される
    前記1種類以上のシーケンスの組み合わせは、前記シー
    ケンスを制御するための1種類以上のパラメータを含
    み、前記1種類以上のパラメータの値は、指示された任
    意量に従い可変調整されることを特徴とする、請求項8
    に記載の電子レンジ。
  10. 【請求項10】 前記1種類以上のパラメータには、前
    記加熱動作の期間を示す期間パラメータがさらに含まれ
    ることを特徴とする、請求項9に記載の電子レンジ。
  11. 【請求項11】 前記任意量は、前記電子レンジの異機
    種間について共通していることを特徴とする、請求項9
    または10に記載の電子レンジ。
  12. 【請求項12】 前記任意量は、前記電子レンジの機種
    毎に異なることを特徴とする、請求項9ないし11のい
    ずれかに記載の電子レンジ。
  13. 【請求項13】 通信網を介して供給される所望料理に
    対応した前記加熱制御コードを含む料理情報を受信する
    受信部をさらに有して、 前記コード格納手段には、 前記外部操作による選択の対象外とされる1つ以上の料
    理のそれぞれに対応して、前記加熱制御コードが格納さ
    れることを特徴とする、請求項7ないし12のいずれか
    に記載の電子レンジ。
  14. 【請求項14】 前記電子レンジはさらに、 移動自在なヒータを有して、 前記複数種類の手順情報には、前記ヒータの移動量を指
    示する情報が含まれることを特徴とする、請求項1ない
    し13のいずれかに記載の電子レンジ。
JP2000180039A 2000-06-15 2000-06-15 電子レンジシステムおよび電子レンジ Expired - Fee Related JP3921036B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000180039A JP3921036B2 (ja) 2000-06-15 2000-06-15 電子レンジシステムおよび電子レンジ
KR1020027017075A KR20030014268A (ko) 2000-06-15 2001-06-04 정보를 수신하여 수신 정보에 의거하여 동작하는 전자렌지 시스템과 전자 렌지
CNB018111408A CN1186563C (zh) 2000-06-15 2001-06-04 接收信息并基于接收信息动作的微波炉系统及微波炉
US10/275,625 US6936802B2 (en) 2000-06-15 2001-06-04 Microwave oven system operated based on received information received by it and microwave oven
EP01934536A EP1291582A4 (en) 2000-06-15 2001-06-04 MICROWAVE OVEN SYSTEM BASED ON INFORMATION BASED ON IT AND MICROWAVE OVEN
PCT/JP2001/004715 WO2001096786A1 (fr) 2000-06-15 2001-06-04 Systeme de four a micro-ondes fonctionnant sur la base d'informations qu'il reçoit et four a micro-ondes

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000180039A JP3921036B2 (ja) 2000-06-15 2000-06-15 電子レンジシステムおよび電子レンジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001355856A true JP2001355856A (ja) 2001-12-26
JP3921036B2 JP3921036B2 (ja) 2007-05-30

Family

ID=18681206

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000180039A Expired - Fee Related JP3921036B2 (ja) 2000-06-15 2000-06-15 電子レンジシステムおよび電子レンジ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6936802B2 (ja)
EP (1) EP1291582A4 (ja)
JP (1) JP3921036B2 (ja)
KR (1) KR20030014268A (ja)
CN (1) CN1186563C (ja)
WO (1) WO2001096786A1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1324638A2 (en) * 2001-12-28 2003-07-02 Lg Electronics Inc. Device and method for storing and managing recipe data for microwave oven
KR20030064569A (ko) * 2002-01-28 2003-08-02 주식회사 엘지이아이 전자레인지의 조리데이터 관리방법 및 장치
KR20040050450A (ko) * 2002-12-10 2004-06-16 엘지전자 주식회사 인터넷 가스오븐레인지 및 그 제어방법
CN102681458A (zh) * 2012-05-31 2012-09-19 华中科技大学 炒菜控制方法及装置
JP2019164689A (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 大阪瓦斯株式会社 レシピ情報管理装置
JP7462467B2 (ja) 2020-04-21 2024-04-05 シャープ株式会社 加熱調理器

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020078335A (ko) * 2001-04-09 2002-10-18 삼성전자 주식회사 인터넷 전자레인지 메모리 팩의 데이터 처리방법
US7133739B2 (en) * 2001-11-01 2006-11-07 Salton, Inc. Intelligent microwave oven
JP2003214627A (ja) * 2002-01-22 2003-07-30 Toshiba Corp 加熱制御システム
CN101247458B (zh) * 2002-02-19 2011-01-05 夏普株式会社 数据传输方法、信息终端装置、主机装置
KR100575311B1 (ko) * 2003-07-16 2006-05-02 엘지전자 주식회사 인터넷 전자레인지 및 그 통신 방법
US7183518B2 (en) * 2004-09-24 2007-02-27 Michael Near System of food storage preparation and delivery in finished cooked state
DE102005042803A1 (de) * 2005-09-08 2007-03-22 BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH Vorrichtung mit einer Recheneinheit zum automatischen Erstellen und/oder Konzipieren eines Gesamtprodukts
EP1977168A4 (en) * 2006-01-26 2015-06-03 Lg Electronics Inc METHOD FOR CONTROLLING COOKING APPARATUS
ITMI20072129A1 (it) * 2007-11-07 2009-05-08 Whirlpool Co Interfaccia utente per il comando di un elettrodomestico collegata a distanza a quest'ultimo
JP5253913B2 (ja) * 2008-07-31 2013-07-31 株式会社東芝 加熱調理器
DE102008055585B3 (de) * 2008-12-23 2010-04-29 Jiri Burda Modulares Heiz- und Beleuchtungssystem zum Aufbau von Leucht- und Heizelementen
TWI425776B (en) * 2009-08-31 2014-02-01 A powerline communication apparatus without city power supply noise interference and the method thereof
US8927909B2 (en) 2010-10-11 2015-01-06 Stmicroelectronics, Inc. Closed loop temperature controlled circuit to improve device stability
US20130052616A1 (en) * 2011-03-17 2013-02-28 Sears Brands, L.L.C. Methods and systems for device management with sharing and programming capabilities
US9129302B2 (en) 2011-03-17 2015-09-08 Sears Brands, L.L.C. Methods and systems for coupon service applications
US9438678B2 (en) 2011-03-17 2016-09-06 Sears Brands, L.L.C. Methods and systems for appliance community service management
CN104136852B (zh) * 2012-03-02 2017-03-22 松下电器产业株式会社 信息终端、信息终端的控制方法以及信息终端的控制程序
US9295106B2 (en) * 2013-02-19 2016-03-22 Pioneering Technology Corp. Safety timer for cooking appliance
JP5690897B1 (ja) * 2013-09-19 2015-03-25 シャープ株式会社 加熱調理器
FR3018171B1 (fr) * 2014-03-10 2017-01-27 Eurokera Plan de travail en vitroceramique
FR3018172B1 (fr) * 2014-03-10 2017-01-27 Eurokera Plan de travail en vitroceramique
US10067482B2 (en) * 2014-05-16 2018-09-04 Emerson Climate Technologies Retail Solutions, Inc. Menu and firmware management for equipment
CN105988379A (zh) * 2015-02-09 2016-10-05 林哲玮 智能料理控制系统
KR102424691B1 (ko) * 2015-11-16 2022-07-26 삼성전자주식회사 조리장치 및 그 제어방법
CN105570940B (zh) * 2016-02-23 2017-06-06 美的集团股份有限公司 微波炉语音控制方法及微波炉
JP1562586S (ja) 2016-06-01 2016-11-07
KR20180032234A (ko) * 2016-09-21 2018-03-30 엔에이치엔엔터테인먼트 주식회사 요리 지원 서비스 제공 방법 및 시스템
KR102373824B1 (ko) * 2017-09-06 2022-03-15 삼성전자주식회사 조리장치 및 그 제조방법
JP1599562S (ja) 2017-09-28 2018-03-12

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5940708U (ja) * 1982-09-09 1984-03-15 シャープ株式会社 加熱調理装置
JPS59138822A (ja) * 1983-01-28 1984-08-09 Toshiba Corp 調理器
JPH02106620A (ja) 1988-10-13 1990-04-18 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 炊飯電子レンジ
JPH10276478A (ja) 1997-03-31 1998-10-13 Toshiba Corp 家電機器制御装置
JP3800715B2 (ja) * 1997-04-21 2006-07-26 松下電器産業株式会社 加熱調理器
JP3924914B2 (ja) 1998-04-23 2007-06-06 松下電器産業株式会社 加熱調理機器ネットワークシステムおよびその通信方法
EP0971174A3 (en) 1998-06-18 2000-07-05 Ncr International Inc. Kitchen appliance
JP2000134676A (ja) 1998-10-28 2000-05-12 Sharp Corp データ放送を用いた機器制御データ更新システム
EP1041860A3 (en) 1999-03-31 2004-01-21 Sharp Kabushiki Kaisha Microwave oven system receiving information through the internet and operating in accordance with the received information, microwave oven, relay apparatus, information processing apparatus, host computer and computer readable recording medium recording home page information
KR100631192B1 (ko) * 1999-08-19 2006-10-04 삼성전자주식회사 전자렌지 및 그 제어방법

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1324638A2 (en) * 2001-12-28 2003-07-02 Lg Electronics Inc. Device and method for storing and managing recipe data for microwave oven
EP1324638A3 (en) * 2001-12-28 2005-10-19 Lg Electronics Inc. Device and method for storing and managing recipe data for microwave oven
KR20030064569A (ko) * 2002-01-28 2003-08-02 주식회사 엘지이아이 전자레인지의 조리데이터 관리방법 및 장치
KR20040050450A (ko) * 2002-12-10 2004-06-16 엘지전자 주식회사 인터넷 가스오븐레인지 및 그 제어방법
CN102681458A (zh) * 2012-05-31 2012-09-19 华中科技大学 炒菜控制方法及装置
JP2019164689A (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 大阪瓦斯株式会社 レシピ情報管理装置
JP7076239B2 (ja) 2018-03-20 2022-05-27 大阪瓦斯株式会社 レシピ情報管理装置
JP7462467B2 (ja) 2020-04-21 2024-04-05 シャープ株式会社 加熱調理器

Also Published As

Publication number Publication date
WO2001096786A1 (fr) 2001-12-20
JP3921036B2 (ja) 2007-05-30
KR20030014268A (ko) 2003-02-15
EP1291582A1 (en) 2003-03-12
EP1291582A4 (en) 2004-12-29
CN1186563C (zh) 2005-01-26
CN1441891A (zh) 2003-09-10
US20030141295A1 (en) 2003-07-31
US6936802B2 (en) 2005-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3921036B2 (ja) 電子レンジシステムおよび電子レンジ
KR101644482B1 (ko) 조리 기기, 전자 라이브러리 및 그 방법
KR100494608B1 (ko) 가열 조리가 요구되는 요리 메뉴를 간단하게 설정 가능한전자 레인지
JP6961645B2 (ja) 調理装置及び調理システム
US9572361B2 (en) System for automating cooking steps
KR20190057202A (ko) 무선 제어 요리 시스템
JP4693494B2 (ja) レシピ作成キッチンシステム
KR20190057201A (ko) 조리시스템용 보조버튼
CN102056356B (zh) 智能加热装置与温度测量装置
CN105204451A (zh) 自动烹饪系统及其控制方法
WO2018200974A1 (en) Control system for cooking
JP2003307313A (ja) 加熱調理システムおよび加熱調理器
JP2007107766A (ja) 調理システム
TWI418255B (zh) 智慧型加熱裝置與溫度量測裝置
JPH1114065A (ja) 料理支援システムおよび調理装置
JP2002078608A (ja) 保温釜およびこの保温釜と通信可能なセンター装置
US11805940B2 (en) Food processor for controlling another household appliance
KR20170022077A (ko) 셀프 레시피 프로그램기능이 구비된 전기오븐과 그 제어방법
JP2001330253A (ja) 電子レンジシステム
JP4670443B2 (ja) 電気炊飯器
JP2002360419A (ja) 調理機器用制御装置
JP6076171B2 (ja) 加熱調理器
JP6869206B2 (ja) 加熱調理器および加熱調理器の調理システム
JP7183052B2 (ja) 通信システム
JP2007334721A (ja) ネットワーク家電

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040524

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050526

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050614

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20060602

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100223

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110223

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120223

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120223

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130223

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130223

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140223

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees