JPH10276478A

JPH10276478A - 家電機器制御装置

Info

Publication number: JPH10276478A
Application number: JP9081034A
Authority: JP
Inventors: Toshiaki Kawaguchi; 俊朗河口; Yasuo Nogiwa; 靖雄野際
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1997-03-31
Filing date: 1997-03-31
Publication date: 1998-10-13

Abstract

(57)【要約】【課題】基本機能を重点的に備えながらも外部から通
信機能を介して情報を設定することにより多数の機能を
柔軟に達成し得る家電機器を提供し得るように外部のホ
ストと通信して家電機器を制御する家電機器制御装置を
提供する。【解決手段】複数の家電機器１９がリモコン１５を介
してサーバ１１に接続されている家電機器制御装置１は
サーバ１１からインターネット３、イントラネット５を
介してホストに接続され、該ホストからサーバ１１を介
して情報を受け取り、該情報をリモコン１５を介して家
電機器１９に設定することにより、家電機器１９は該情
報に従って所望の機能を自在に達成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、各家電機器の機器
情報、機器制御情報、運用情報、管理情報、履歴情報、
サービス情報を含む各種情報を記憶しているホストに通
信回線を介して接続され、該ホストに対して情報を要求
し、該ホストから情報を受け取って各家電機器を制御す
る家電機器制御装置に関し、具体的には各家電機器とし
ては動力制御に主体をおいた基本的な構成の家電機器を
制御する家電機器制御装置であって、インターネットを
介して所定のホームページのホストにアクセスし、該ホ
ストからの情報に基づいて各家電機器を制御する家電機
器制御装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】家電機器としては、例えば電子レンジ、
電磁調理器、冷蔵庫、エアコン、洗濯機、テレビ、ビデ
オ、更には近年パソコン等があるが、これらのうちパソ
コン等の僅かな機器のみが場合によってネットワークを
介して家庭外の装置と接続して使用されているが、その
他のものはほとんど家庭内で単独で使用されているもの
である。

【０００３】このように従来の家電機器は、多くのもの
が家庭内で単独で使用されるものであるため、それ自体
で多くの機能を達成し得るように種々の複雑な機能をも
行うことができるように設計され、複雑で高級なものと
なっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の家電機器は多くのものが家庭内で単独で使用されるも
のであるため、それ自体で多くの機能を達成し得るよう
に複雑化するあまり、例えば動力制御関係などの肝心な
基本機能がおろそかになりがちであるという問題があ
る。

【０００５】また、各家電機器の使用形態、機能等は、
日進月歩に変化するものであるが、従来の家電機器の機
能はほぼ固定のものであるため、このような変化に追従
することができず、変化に従って買い換えなければなら
ず、非常に非経済的であるという問題がある。

【０００６】更に、多くの家電機器を使用している場
合、これらを制御するリモコンは各機器毎に異なり、多
くのリモコンが必要となるという問題もある。

【０００７】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、基本機能を重点的に備えなが
らも外部から通信機能を介して情報を設定することによ
り多数の機能を柔軟に達成し得る家電機器を提供し得る
ように外部のホストと通信して家電機器を制御する家電
機器制御装置を提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１記載の本発明は、各家電機器の機器情報、
機器制御情報、運用情報、管理情報、履歴情報、サービ
ス情報を含む各種情報を記憶しているホストに通信回線
を介して接続され、該ホストに対して情報を要求し、該
ホストから情報を受け取って各家電機器を制御する家電
機器制御装置であって、通信回線を介して前記ホストに
接続され、ホストに対して情報を要求し、ホストからの
情報を受け取り、該情報を記憶するサーバと、該サーバ
および各家電機器と情報の授受を行い、家電機器を作動
するに必要な情報を前記サーバからまたは該サーバを介
して前記ホストから受け取り、該情報を記憶表示すると
ともに、この表示された情報の選択機能を有し、この選
択された情報に基づいて家電機器を作動させるのに必要
な情報を家電機器に供給して家電機器を作動させ、家電
機器からその作動状態の情報を受け取り、該情報の表示
および家電機器の制御を行うリモコンと、該リモコンと
情報の授受を行い、リモコンからの情報を記憶し、該情
報に基づいた各種動作をリモコンからの指示により行
い、作動状態においては作動状態の情報をリモコンに伝
達する各家電機器とを有することを要旨とする。

【０００９】請求項１記載の本発明にあっては、各家電
機器はリモコンを介してサーバおよびホストとネットワ
ーク化されており、リモコンはサーバおよび各家電機器
と情報の授受を行い、家電機器を作動するに必要な情報
をサーバからまたはサーバを介してホストから受け取
り、該情報を家電機器に供給して家電機器を作動させる
ため、各家電機器はリモコンからの情報を変更すること
により所望の機能を達成することができ、情報を更新す
ることにより機能の変化などにも容易に追従して、種々
の機能を容易に実現することができることに加えて、構
成としては動力制御関係にコストをかけて充実すること
ができ、簡単化経済化を図りながら基本的な機能に重点
を置き、信頼性の高い家電機器を構築することができ
る。

【００１０】また、請求項２記載の本発明は、請求項１
記載の発明において、前記リモコンが、複数設けられ、
該複数のリモコン間でファミリメールを行うファミリメ
ール手段を有することを要旨とする。

【００１１】請求項２記載の本発明にあっては、複数の
リモコン間でファミリメールを行うことができるため、
公衆回線を使用する必要がなく、経済的であるととも
に、家庭内での情報の授受も円滑化される。

【００１２】更に、請求項３記載の本発明は、請求項１
記載の発明において、前記リモコンが、家電機器にアク
セスして、家電機器に記憶されている情報を取得する家
電機器記憶情報取得手段と、サーバに対して家電機器の
機器登録要求を行い、サーバから機器登録情報を受け取
り、該機器登録情報を家電機器に設定する機器登録情報
設定手段とを有し、各家電機器が、リモコンからの前記
機器登録情報を受け取り、該情報に基づいて該家電機器
の状態を所定の状態に設定する状態設定手段を有し、サ
ーバが、リモコンからの前記機器登録要求に応じてホス
トに機器情報を確認する機器情報確認手段を有すること
を要旨とする。

【００１３】請求項３記載の本発明にあっては、リモコ
ンは家電機器にアクセスして機器情報を取得し、該機器
情報に基づいてサーバに機器登録要求を行って機器登録
情報を受け取り、該機器登録情報を家電機器に設定して
家電機器を所定の状態に設定して作動させるものである
ため、機器登録情報を変更することにより所望の機能を
家電機器で達成することができ、機能の変化などにも容
易に追従して、種々の機能を容易に実現することができ
る。

【００１４】請求項４記載の本発明は、請求項１記載の
発明において、前記各家電機器が、初期状態においては
リモコンから情報を供給されるまで不必要な情報を記憶
してなく、操作パネルもないことを要旨とする。

【００１５】請求項４記載の本発明にあっては、例えば
出荷時のような初期状態においては各家電機器に例えば
レシピ等の情報を記憶しておく必要がなく、また操作パ
ネルも必要ないため、経済化を図ることができる。

【００１６】

【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。

【００１７】図１は、本発明の一実施形態に係わる家電
機器制御装置の全体構成を示す図である。同図に示す家
電機器制御装置１は、インターネット３およびイントラ
ネット５を介してホスト７に接続され、該ホスト７にア
クセスして、各家電機器を制御する機器制御情報等を受
け取るようになっている。また、家電機器制御装置１
は、インターネット３に直接接続され、ホスト７と通信
して情報の授受を行うサーバ１１、該サーバ１１にＰＨ
Ｓトランシーバネット１３を介して接続されている複数
のリモコン１５、該リモコン１５にＩｒＤＡ（ホームア
プライアンスプロトコル）ネット１７を介して接続され
ているエアコン１９ａ、冷蔵庫１９ｂ、電子レンジ１９
ｃ、電磁調理器１９ｄなどの複数の家電機器１９から構
成されている。図２は、図１の家電機器制御装置１を実
際に家庭に設置した場合の立体図である。

【００１８】ホスト７は、インターネットに所定のホー
ムページを開設しているものであって、各家電機器１９
の機器情報、機器制御情報、運用情報、管理情報、履歴
情報、サービス情報を含む各種情報をインタラクティブ
家電フォーマット（インタラクティブ家電言語）で記憶
しており、サーバ１１を介した家電機器制御装置１から
の情報要求に対して所定の情報を提供する。具体的に
は、家電機器制御装置１がサーバ１１からインターネッ
ト３、イントラネット５を介してホスト７にアクセスし
て、家電機器１９を作動させるための機器制御情報を要
求すると、ホスト７は該家電機器１９用の機器制御情報
をイントラネット５、インターネット３を介して家電機
器制御装置１に送信する。家電機器制御装置１は、該機
器制御情報をサーバ１１を介して受信して記憶する。そ
して、この機器制御情報はサーバ１１からリモコン１５
を介して家電機器１９に設定され、これにより家電機器
１９は所定の動作を行うことができるようになる。な
お、ホスト７から家電機器制御装置１に供給される各種
情報にはプログラムも含むことは勿論のことである。

【００１９】ホスト７は、データベース機能、通信機
能、更新機能を有し、具体的には図３に示すように、ホ
スト制御部１１１、表示部１１２、表示位置ドライバ１
１３、表示情報記憶部１１４、キーボード１１５、キー
ボードドライバ１１６、認証情報記憶部１１７、ネット
ワーク情報記憶部１１８、プログラム記憶部１１９、通
信ドライバ１２１、通信部１２２、通信プロトコル記憶
部１２３から構成されている。

【００２０】プログラム記憶部１１９は、ホスト７を制
御するためのプログラムを記憶しており、該プログラム
記憶部１１９に記憶されたプログラムに従ってホスト制
御部１１１がホスト７の動作を制御する。

【００２１】認証情報記憶部１１７は、インターネット
およびパソコンネット等のネットワークで情報交換する
場合の相手を認識、識別するための登録情報を記憶して
いるものであり、ネットワークで情報のセキュリティを
守るために必要なものである。該認証情報記憶部１１７
に記憶される情報としては、利用者、情報提供、転送
先、更新などに関する情報があるが、利用者は本ネット
ワークを利用する人を登録記憶し、情報提供は利用者、
提供先、転送先への開示情報の種類を記憶し、また開示
情報形態（文字だけか、音声や画像を含めるかなど）も
記憶し、転送先は研究所や技術部等のように情報を必要
とするどの部署へ情報を転送するかなどの登録情報を記
憶し、更に更新は提供する情報を利用者や提供者側から
更新してもよい情報かどうかの登録情報を記憶してい
る。

【００２２】ネットワーク情報記憶部１１８は、ネット
ワークで提供されるすべての情報、例えば文字情報、画
像情報、音声情報、プログラム情報等を記憶する。文字
情報は、文字で表現される情報を記憶し、画像情報は画
像で表現される情報を記憶し、音声情報は音声で表現さ
れる情報を記憶し、プログラム情報はネットワークで利
用されるすべての機器を作動させるための制御コード情
報を記憶している。これらの情報は組み合わせて使用さ
れる場合もあれば、単独で使用される場合もある。

【００２３】該ホスト７を中心とした情報の流れは、図
４に示すように、（１）提供先ホストがホスト７に情報
を登録記憶する流れ、（２）ホスト７から提供先ホスト
に情報を提供する流れ、（３）ホスト７がサーバ１１に
対して情報を登録記憶するものであって、例えばホスト
７がサーバ１１にメンテナンス等の情報を要求する流
れ、（４）サーバ１１がホスト７から情報を得るもので
あって、サーバ１１がホスト７に情報を供給する流れな
どがある。

【００２４】サーバ１１は、例えばリモコン１５からの
制御によりホスト７に対して機器制御情報を含む各種情
報を要求し、この要求に対してホスト７から返送されて
くる情報を受け取って記憶し、リモコン１５に提供する
機能を有し、本家電機器制御装置１の窓口となる。サー
バ１１は本家電機器制御装置の情報端末であるリモコン
１５とＰＨＳトランシーバネット１３を介してＰＨＳト
ランシーバモードで通信を行うとともに、ファミリメー
ルサーバとしてファミトラネットを構成している。

【００２５】サーバ１１は、データベース機能、通信機
能、更新機能、学習機能を有し、具体的には図５に示す
ように、サーバ制御部２１１、表示部２１２、表示ドラ
イバ２１３、スイッチ２１４、スイッチドライバ２１
５、ＰＩＭ制御・メール制御部２１６、認証情報記憶部
２１７、ネットワーク情報記憶部２１８、プログラム記
憶部２１９、通信ドライバ２２０、通信部２２１、通信
プロトコル記憶部２２２から構成されている。

【００２６】プログラム記憶部２１９は、サーバ１１を
制御するためのプログラムを記憶しており、該プログラ
ム記憶部２１９に記憶されたプログラムに従ってサーバ
制御部１１１がサーバ１１の動作を制御する。

【００２７】認証情報記憶部２１７は、インターネット
およびパソコンネット等のネットワークで情報交換する
場合のホスト７を認識、識別するとともに、他のサーバ
を認識、識別するための登録情報を記憶しているもので
あり、ネットワークで情報のセキュリティを守るために
必要なものである。該認証情報記憶部２１７に記憶され
る情報としては、ホスト、家電機器、利用者、更新など
に関する情報があるが、ホストはネットワークで情報更
新を行うホストやサーバを登録記憶し、家電機器はサー
バのもとで情報交換する家電機器を登録記憶し（種類、
メーカ、型式、機能、制御項目など）、利用者はサーバ
を利用する人を登録記憶し、更新は利用するすべての情
報をどの利用者、家電機器、ホストがどの情報を更新で
きるかを登録記憶している。

【００２８】ネットワーク情報記憶部２１８は、ネット
ワークで提供されるすべての情報、例えば文字情報、画
像情報、音声情報、プログラム情報等を記憶する。文字
情報は、文字で表現される情報を記憶し、画像情報は画
像で表現される情報を記憶し、音声情報は音声で表現さ
れる情報を記憶し、プログラム情報はネットワークで利
用されるすべての機器を作動させるための制御コード情
報を記憶している。これらの情報は組み合わせて使用さ
れる場合もあれば、単独で使用される場合もある。

【００２９】該サーバ１１を中心とした情報の流れは、
図６に示すように、（１）ホスト７がサーバ１１に対し
て情報を登録記憶する流れであって、ホスト７がサーバ
１１にメンテナンス等の情報を要求する流れ、（２）サ
ーバ１１がホスト７から情報を得る流れであって、サー
バ１１がホスト７に情報を要求する流れ、（３）サーバ
１１が他のサーバに情報を提供する流れであって、サー
バ１１が他のサーバに情報を要求する流れ、（４）他の
サーバがサーバ１１の情報を得る流れであって、他のサ
ーバがサーバ１１に情報を要求する流れなどがある。

【００３０】リモコン１５は、サーバ１１とＰＨＳトラ
ンシーバネット１３を介して接続され、各家電機器１９
とＩｒＤＡネット１７を介して接続されて、サーバ１１
および各家電機器１９と情報の授受を行う各家電機器１
９とサーバ１１を接続するためのゲートウェイとして機
能し、各家電機器を作動するに必要な情報をサーバ１１
からまたはサーバ１１を介してホスト７から受け取り、
該情報を記憶表示するとともに、この表示された情報の
選択機能を有し、この選択された情報に基づいて家電機
器１９を作動させるのに必要な情報を家電機器１９に供
給して家電機器１９を作動させ、家電機器１９からその
作動状態の情報を受け取り、該情報の表示および家電機
器１９の制御を行うとともに、更にリモコン１５間での
ファミリメールを行うファミリメール端末として機能
し、メッセージの入力および表示を行うことができる。

【００３１】リモコン１５は、通信機能、表示機能、選
択機能、データベース保持機能、行程制御機能を有し、
具体的には図７に示すように、リモコン制御部３１１、
液晶表示部３１２、表示位置ドライバ３１３、表示情報
記憶部３１４、タッチパネル３１５、座標ドライバ３１
６、座標・コード情報記憶装置３１７、ＰＩＭ制御・メ
ール制御部３１８、プログラム記憶部３１９、通信ドラ
イバ３２０、通信部３２１、通信プロトコル３２２から
構成されている。

【００３２】プログラム記憶部３１９は、リモコン１５
を制御するためのプログラムとネットワークで利用され
る情報を記憶している。プログラムは表示、タッチパネ
ル、通信、電源、入力制御等のプログラムを含み、ネッ
トワークで利用される情報は家電機器の制御プログラ
ム、コード、ファミリメール情報、ホスト検索情報等を
含む。また、プログラム記憶部３１９は繰り返し利用す
る情報も一時的に記憶する。

【００３３】座標・コード情報記憶部３１７はタッチパ
ネルから情報を得るためのタッチ位置とタッチした時に
発生するコード情報の関係を記憶している。

【００３４】表示情報記憶部３１４は液晶表示位置３１
２に表示する文字情報、画像情報、プログラム情報の位
置と表示情報を記憶し、タッチパネル座標・コード情報
と関係付けて生成される。

【００３５】ＰＩＭ制御・メール制御部３１８は家計
簿、住所録、スケジュール等の情報とメール情報等を記
憶している。

【００３６】該リモコン１５を中心とした情報の流れの
うちサーバ１１への機器登録１に関する情報の流れは、
図８に示すように、（１）リモコン１５から家電機器１
９にメーカ、機種、動力等の機器情報を要求する流れ、
（２）家電機器１９がリモコン１５にメーカ、機種、動
力等の機器情報を送信する流れ、（３）リモコン１５が
サーバ１１に機器登録を要求する流れ、（４）サーバ１
１がホスト７に機器登録情報を要求する流れ、（５）ホ
スト７がサーバ１１にリモコン動作環境情報等の機器登
録情報を送信する流れ、（６）サーバ１１がリモコン１
５にリモコン動作環境情報を送信する流れなどがある。

【００３７】また、リモコン１５を中心とする情報の流
れのうちサーバ１１への別の機器登録２に関する情報の
流れは、図９に示すように、（１）リモコンが家電機器
１９にメーカ、機種、動力等の機器情報を要求するとと
もにリモコン動作環境を要求する流れ、（２）家電機器
１９がリモコン１５にメーカ、機種、動力等の機器情報
を送信するとともに、リモコン動作環境を送信する流
れ、（３）リモコン１５がサーバ１１に機器登録を要求
する流れ、（４）サーバ１１がホスト７に機器登録確認
情報を送信する流れなどがある。

【００３８】更に、リモコン１５を中心とする情報の流
れのうちリモコン１５への機器登録に関する情報の流れ
は、図１０に示すように、（１）リモコンが家電機器１
９にメーカ、機種、動力等の機器情報を要求するととも
にリモコン動作環境を要求する流れ、（２）家電機器１
９がリモコン１５にメーカ、機種、動力等の機器情報を
送信するとともに、リモコン動作環境情報を送信する流
れなどがある。

【００３９】リモコン１５の動作環境情報は次の通りで
ある。リモコン１５はリモコンを構成する基本表示部品
を有し、該基本表示部品はウィンドウ（Windows ）にお
けるボタンである。家電機器１９は表示部品の表示位置
とメッセージ情報を有する。家電機器１９はタッチパネ
ルの座標位置と座標位置に対する制御コードの情報を有
する。家電機器１９はどのタイミング（その都度、一括
等）で送信するか、タイマ予約等の設定方法等の制御プ
ログラムを有する。機種情報などの付加情報を有する。
通信プロトコル情報は標準化される。

【００４０】各家電機器１９は、ＩｒＤＡネット１７を
介してリモコン１５と接続され、該リモコン１５と情報
の授受を行い、リモコンからの情報を記憶し、該情報に
基づいた各種動作をリモコンからの指示により行い、作
動状態においては作動状態の情報をリモコンに伝達する
ものであり、特にスイッチ入力や表示等の操作パネルを
持たないでネットワーク化されている。

【００４１】各家電機器１９は、動力制御機能、通信機
能、情報判別機能、外部環境入力制御、自己診断機能、
フェールセーフ機能、自己修復機能、機器判別機能など
のような基本的な機能のみを重点的に備えているもので
あって、各種機能を実現するために制御情報をリモコン
１５、サーバ１１を介してホスト７から通信機能を介し
て受け取って作動したり、またこの受け取った制御情報
を更新し、これにより多数の機能を柔軟に達成し得るよ
うになっている。そして、使用されない機能は出荷時に
は組み込まれず、プログラムはシンプルな構成および構
造のものとなっている。リモコン表示、リターン制御コ
ード情報等を記憶するとともに、リモコン１５を使用し
てリモートコントロール環境を構築している。

【００４２】各家電機器１９は、具体的には図１１に示
すように、機器制御部４１１、表示装置４１２、表示ド
ライバ４１３、動力部４１４、動力制御ドライバ４１
５、動力制御部４１６、自己診断部４１７、プログラム
記憶部４１８、機器制御情報記憶部４１９、プログラム
記憶部４２０、リモコン動作環境情報記憶部４２１、通
信ドライバ４２２、通信部４２３、通信プロトコル記憶
部４２４から構成されている。

【００４３】動力制御部４１６は動力を制御し、自己診
断部は動力の故障診断、自己修復等を制御し、機器制御
情報記憶部４１９はアプリケーションプログラムを記憶
し、リモコン動作環境情報記憶部４２１はリモコン表
示、タッチパネル座標、制御コードなどを記憶してい
る。

【００４４】次に、以上のように構成される家電機器制
御装置の作用について図１２以降を参照して説明する。

【００４５】まず、図１２を参照して、家電機器１９を
登録する場合の処理について説明する。家電機器１９が
新たに接続された場合には、まずリモコン１５から家電
機器１９に対して機器情報要求信号を送信し（）、こ
れに対して家電機器１９が機器情報をリモコン１５に送
信することにより、リモコン１５はどのような機種の家
電機器が接続されたかを識別することができる（）。
そして、リモコン１５は家電機器１９から機器情報を受
け取ると、サーバ１１に対してこの新たに接続された家
電機器１９に対する機器登録要求を行う（）。サーバ
１１はリモコン１５からの機器登録要求に対して該家電
機器１９に対する機器登録情報が保存していた場合に
は、該機器登録情報をホスト７に送信して機器情報確認
処理をホスト７に行う（）。ホスト７は該機器登録情
報を確認し、確かなものであることを確認すると機器確
認情報をサーバ１１に返送する（）。サーバ１１はホ
スト７から機器確認情報を受け取ると、リモコン１５に
対して前記機器登録情報を送り（）、リモコン１５は
家電機器１９に対して該機器登録情報を送り（）、こ
れにより家電機器１９は登録されたことになり、家電機
器１９に設けられたインタラクティブＬＥＤが点灯し、
登録されたことを表示する。これにより家電機器１９は
作動し得るようになる。

【００４６】なお、リモコン１５がサーバ１１に機器登
録要求した場合に、該家電機器１９に対する機器登録情
報がサーバ１１に保存されていない場合には、サーバ１
１はホスト７に機器登録情報を要求し、ホスト７から機
器登録情報を受け取ることになる。

【００４７】次に、図１３を参照して、制御環境を設定
する処理について説明する。リモコン１５はサーバ１１
に対して制御環境の検索を行うと（）、サーバ１１は
ホスト７に該検索を行い（）、ホスト７から制御環境
が読み込まれる（）。該制御環境はサーバ１１からリ
モコン１５に読み込まれ（）、更にリモコン１５から
家電機器１９に書き込みまたは選択が行われる（）。
家電機器１９に読み込みまたは選択が行われると家電機
器１９はその読み込みまたは選択が行われたことを示す
表示が行われ（）、それから学習が行われる（）。

【００４８】次に、図１４を参照して、リモコン１５が
有するファミリメール機能、閲覧機能について説明す
る。ホスト７は定期的にサーバ１１を更新しており
（）、リモコン１５はサーバ１１をまたサーバ１１は
リモコン１５を閲覧するとともに（）、またファミリ
メールを行う（）。

【００４９】特に、ファミリメールは各リモコン１５間
で行うことができるものであり、具体的には複数のリモ
コン１５は家庭内の各部屋毎などに設けられ、リモコン
１５の液晶表示部３１２を使用して各部屋間でメールを
伝送し、これによりファミリメールを行うようになって
いる。

【００５０】また、リモコン１５はサーバ１１に対して
検索を行い（）、サーバ１１はホスト７に検索を行っ
て（）、ホスト７からサーバ１１に読み込みが行われ
（）、更にサーバ１１からリモコン１５に読み込みが
行われる（）。

【００５１】図１５は、サーバ１１内における例えば調
理情報構成を示す図である。サーバ１１内では調理情報
は同図に示すように階層構造に構築されている。また、
このように調理情報に対してホスト７でも、同様に図１
６に示すように階層構造に構築され、これに従ってリモ
コン１５では図１７に示すように液晶表示部３１２に表
示される。これに対して、図１７の最下部に示すような
機器構成を有する家電機器１９のアプリケーションとし
て機器の制御情報が上述したように供給され、家電機器
１９はこの機器制御情報、すなわちアプリケーションに
基づいて所望の機能を達成するようになっている。

【００５２】なお、家電機器１９は同図に示すようにＯ
Ｓ、動力制御、アプリケーションのみから主として構成
され、このアプリケーション部分にリモコン１５を介し
て機器制御情報が入力されることにより、所望の機能を
達成することができるようになっている。従って、この
機器制御情報を可変することにより、別の機能を達成す
ることができるし、機能の変化に柔軟に追従することが
できるようになっているとともに、比較的簡単な構成と
なっているものであるため、特に動力制御機能を充実さ
せることができる。

【００５３】以上のように、本実施形態の家電機器制御
装置１は、各家電機器１９は機器制御情報が入力される
ことにより所望の機能を達成することができるものであ
るため、例えば調理関係に関してはレシピ、管理、行程
などの情報の更新が容易であり、家電機器１９に不必要
な情報を記憶する必要がない。また、例えば電磁調理器
と電子レンジが得意とする調理行程を分担し、エアコ
ン、こたつ、ホットカーペット、ストーブの暖房能力を
選択するなどのように機器の協調制御を行うことができ
る。

【００５４】また、本実施形態の家電機器制御装置１は
ホスト７を含んでネットワーク化されているため、サー
バ１１を目指した情報伝達を行うことができ、例えば電
子新聞、電子出版物、広告、通販カタログ、広報、イン
ターネット塾、公共料金などの情報伝達が可能である。
サーバ１１を利用することにより、各家庭に入る情報の
交通整理を行い、新聞、塾、公衆、公告、公共刊行、公
共料金等を一元化することができる。

【００５５】更に、公衆回線を使用することなく、ファ
ミリメールを行うことができる。家庭の情報のファイヤ
ウォールができ、家庭単位で情報のセキュリティを確保
することができる。家庭に必要な情報、例えば鍵、健
康、帳簿、学習等の情報を簡単かつ安全に管理構築する
ことができる。

【００５６】従来、家電機器毎に設けられていたリモコ
ンを本家電機器制御装置１のリモコン１５で一元化する
ことができるとともに、部屋毎にリモコン１５を通して
ネットワーク化することができ、更にファミリメールを
行うことができる。また、各家電機器１９と双方向通信
を行うことができ、各家電機器１９に表示機能を必要と
しない。

【００５７】各家電機器１９はプログラムが簡単にな
り、家電機器１９としては動力制御とフェールセーフ機
能だけでよい。機能の更新が容易であり、メンテナンス
が効率的になる。各家電機器１９に設けたインタラクテ
ィブＬＥＤにより各家電機器１９がネットインかどうか
を確認することができる。例えば、電子レンジ、電磁調
理器、フードプロセッサ等の家電機器１９では、出荷時
に不必要なレシピを記憶する必要がなく、経済的であ
る。各家電機器１９は操作パネルを必要とせず、動力制
御関係にコストをかけることができる。また、家事の現
場で行程管理、指示を行うことができる。

【００５８】例えば、冷蔵庫のような家電機器１９にお
いては、食品管理プログラムをインプリメントする必要
がなく、食品認識装置も不要であり、操作パネルが不要
であり、動力制御にコストをかけることができる。ま
た、外出先から保存食品を知ることもできる。

【００５９】更に、例えば、エアコンのような家電機器
１９においては、リモコン１５で人のいる場所の環境を
知ることができ、運転状態を手元で知ることができる。
また、メンテナンスのためのパネルが不要であり、メン
テナンスのための機種毎の対比表が不要である。設置さ
れた環境で快適性を評価し改善することができるととも
に、他のエアコンと協調制御を行うことができる。

【００６０】

【発明の効果】以上説明したように、請求項１記載の本
発明によれば、各家電機器はリモコンを介してサーバお
よびホストとネットワーク化されており、リモコンはサ
ーバおよび各家電機器と情報の授受を行い、家電機器を
作動するに必要な情報をサーバからまたはサーバを介し
てホストから受け取り、該情報を家電機器に供給して家
電機器を作動させるものであるので、各家電機器はリモ
コンからの情報を変更することにより所望の機能を自在
に達成することができ、機能の変化などにも容易に追従
して、種々の機能を容易に実現することができることに
加えて、構成としては動力制御関係にコストをかけて充
実することができ、簡単化経済化を図りながら基本的な
機能に重点を置き、信頼性の高い家電機器を構築するこ
とができる。

【００６１】また、請求項２記載の本発明によれば、複
数のリモコン間でファミリメールを行うことができるの
で、公衆回線を使用する必要がなく、経済的であるとと
もに、家庭内での情報の授受も円滑化される。

【００６２】更に、請求項３記載の本発明によれば、リ
モコンは家電機器にアクセスして機器情報を取得し、該
機器情報に基づいてサーバに機器登録要求を行って機器
登録情報を受け取り、該機器登録情報を家電機器に設定
して家電機器を所定の状態に設定して作動させるもので
あるので、機器登録情報を変更することにより所望の機
能を家電機器で達成することができ、機能の変化などに
も容易に追従して、種々の機能を容易に実現することが
できる。

【００６３】請求項４記載の本発明によれば、例えば出
荷時のような初期状態においては各家電機器に例えばレ
シピ等の情報を記憶しておく必要がなく、また操作パネ
ルも必要ないので、経済化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態に係わる家電機器制御装置
の全体構成を示す図である。

【図２】図１の家電機器制御装置を実際に家庭に設置し
た場合の立体図である。

【図３】図１の家電機器制御装置に使用されているホス
トの構成を示すブロック図である。

【図４】図１の家電機器制御装置におけるホストを中心
とした情報の流れを示す図である。

【図５】図１の家電機器制御装置に使用されているサー
バの構成を示すブロック図である。

【図６】図１の家電機器制御装置におけるサーバを中心
とした情報の流れを示す図である。

【図７】図１の家電機器制御装置に使用されているリモ
コンの構成を示すブロック図である。

【図８】図１の家電機器制御装置におけるリモコンを中
心とした情報の流れを示す図である。

【図９】図１の家電機器制御装置におけるリモコンを中
心とした情報の別の流れを示す図である。

【図１０】図１の家電機器制御装置におけるリモコンを
中心とした情報の更に別の流れを示す図である。

【図１１】図１の家電機器制御装置に使用されている家
電機器の構成を示すブロック図である。

【図１２】図１の家電機器制御装置において機器登録処
理を示す説明図である。

【図１３】図１の家電機器制御装置において制御環境処
理を示す説明図である。

【図１４】図１の家電機器制御装置において閲覧／メー
ル動作環境を示す説明図である。

【図１５】図１の家電機器制御装置においてサーバ内に
おける調理情報構成を示す図である。

【図１６】図１の家電機器制御装置において調理情報の
階層化を示す説明図である。

【図１７】図１の家電機器制御装置において調理情報の
流れを示す説明図である。

【符号の説明】

１家電機器制御装置３インターネット５イントラネット７ホスト１１サーバ１３ＰＨＳトランシーバネット１５リモコン１７ＩｒＤＡネット１９家電機器

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】各家電機器の機器情報、機器制御情報、
運用情報、管理情報、履歴情報、サービス情報を含む各
種情報を記憶しているホストに通信回線を介して接続さ
れ、該ホストに対して情報を要求し、該ホストから情報
を受け取って各家電機器を制御する家電機器制御装置で
あって、通信回線を介して前記ホストに接続され、ホストに対し
て情報を要求し、ホストからの情報を受け取り、該情報
を記憶するサーバと、該サーバおよび各家電機器と情報の授受を行い、家電機
器を作動するに必要な情報を前記サーバからまたは該サ
ーバを介して前記ホストから受け取り、該情報を記憶表
示するとともに、この表示された情報の選択機能を有
し、この選択された情報に基づいて家電機器を作動させ
るのに必要な情報を家電機器に供給して家電機器を作動
させ、家電機器からその作動状態の情報を受け取り、該
情報の表示および家電機器の制御を行うリモコンと、該リモコンと情報の授受を行い、リモコンからの情報を
記憶し、該情報に基づいた各種動作をリモコンからの指
示により行い、作動状態においては作動状態の情報をリ
モコンに伝達する各家電機器とを有することを特徴とす
る家電機器制御装置。
【請求項２】前記リモコンは、複数設けられ、該複数
のリモコン間でファミリメールを行うファミリメール手
段を有することを特徴とする請求項１記載の家電機器制
御装置。
【請求項３】前記リモコンは、家電機器にアクセスし
て、家電機器に記憶されている情報を取得する家電機器
記憶情報取得手段と、サーバに対して家電機器の機器登
録要求を行い、サーバから機器登録情報を受け取り、該
機器登録情報を家電機器に設定する機器登録情報設定手
段とを有し、各家電機器は、リモコンからの前記機器登録情報を受け
取り、該情報に基づいて該家電機器の状態を所定の状態
に設定する状態設定手段を有し、サーバは、リモコンからの前記機器登録要求に応じてホ
ストに機器情報を確認する機器情報確認手段を有するこ
とを特徴とする請求項１記載の家電機器制御装置。
【請求項４】前記各家電機器は、初期状態においては
リモコンから情報を供給されるまで不必要な情報を記憶
してなく、操作パネルもないことを特徴とする請求項１
記載の家電機器制御装置。