JP2006313031A - 情報配信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 リモコン装置を用いて所定のサーバ装置と双方向通信が行えると共に、特にリモコン装置側から認証操作を要することなく認証手続きを確実に行うことが可能とする。
【解決手段】 多機能リモコン10は、ユーザの居宅H1内に設置されている給湯器41等を操作するリモコン機能部と、センターサーバ装置20とインターネット通信を行うための情報通信機能部とを備える。多機能リモコン10の情報通信機能部からは第1情報が発信可能とされ、センターサーバ装置20は、前記第1情報が発信された多機能リモコン10の認証を、多機能リモコン10が備えるブラウザの環境変数に基づいて実行する。この認証が成功したならば、前記第1情報に関連する加工情報である第2情報が、センターサーバ装置20から認証された多機能リモコン10に送信される。
【選択図】 図1
【解決手段】 多機能リモコン10は、ユーザの居宅H1内に設置されている給湯器41等を操作するリモコン機能部と、センターサーバ装置20とインターネット通信を行うための情報通信機能部とを備える。多機能リモコン10の情報通信機能部からは第1情報が発信可能とされ、センターサーバ装置20は、前記第1情報が発信された多機能リモコン10の認証を、多機能リモコン10が備えるブラウザの環境変数に基づいて実行する。この認証が成功したならば、前記第1情報に関連する加工情報である第2情報が、センターサーバ装置20から認証された多機能リモコン10に送信される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ユーザの宅内に備えられている家電機器や熱機器等を操作するリモコン装置に外部との情報通信機能を具備させた多機能リモコンと、この多機能リモコンと情報通信を行う所定のサーバ装置とを用いた情報配信システムに関するものである。
従来、各種家電機器や給湯器等の熱機器を操作するリモコン装置に、外部との情報通信機能を具備させて情報端末化し、このようなリモコン装置と所定のサーバ装置とをインターネット等を介して通信可能に接続してネットワーク化した情報配信システムが知られている。例えば特許文献1には、給湯器のリモコン装置を、インターネットを介してサーバ装置と接続し、該リモコン装置の表示部に前記サーバ装置から配信されるニュース等の情報を表示させるようにした情報配信システムが開示されている。
また、特許文献2には、ユーザの宅内に設置されている給湯器のリモコン装置とサーバ装置とをネットワーク接続し、前記給湯器のイベント情報(電源ON、OFF動作及びその時刻情報、温度設定情報など)を前記サーバ装置へ送信すると共に、かかるイベント情報に基づいて生成させた状態情報を、前記ユーザが保有している携帯電話等の情報端末機へ配信する情報配信システムが開示されている。また、特許文献2のシステムでは、リモコン装置からイベント情報をサーバ装置へ送信するに際し、当該給湯器に与えられている個別の識別情報(製品シリアル番号)を付すことが開示されている。
特開2003−163980号公報
特開2003−279121号公報
しかしながら、特許文献1の情報配信システムは、専らサーバ装置からニュース等の情報をリモコン装置で表示させるシステムであり、当該リモコン装置を用いて双方向通信を行うことができるシステムとは言えない。すなわち、リモコン装置にブラウザを具備させ、インターネットを経由してサーバ装置のコンテンツを閲覧させるシステムであって、ユーザ側とサーバ装置側との間で高度な双方向通信を行わせるシステムとしては不十分である。
一方、特許文献2の情報配信システムでは、リモコン装置からイベント情報をサーバ装置へ送信し、このイベント情報に応じた情報をユーザ側に提供する点で双方向通信性を有しているが、サーバ装置からの情報配信先が携帯電話等であって、リモコン装置自身を情報端末機化したシステムではない。すなわち、特許文献2の情報配信システムにおけるリモコン装置は、サーバ装置をブラウジングしているのではなく、イベント情報が発生する度に、その時刻情報を含むイベント情報と給湯器IDとをサーバ装置へ送信する送信端末としての機能しか具備されていない。従って、双方向通信を行うにはリモコン装置に加えた他の情報端末機(携帯電話やパソコン等)が必要であり、これら情報端末機を保有していないユーザにおいては有用な情報配信システムとならない。
また、双方向通信を行うときの別の問題として、サーバ装置に対する認証を如何に行わせるかという問題がある。セキュリティが必要なコンテンツを閲覧する場合、通常はパスワードの入力等が認証手続きとなるが、リモコン装置において度々パスワードの入力操作をユーザに負担させるのは適当でない。そこで、特許文献2のように給湯器自身に与えられている個別の識別情報をリモコン装置の記憶手段に格納しておいて認証を行わせることも考えられるが、かかる方式では、特定の一機種だけでなく複数の機種に対応可能なリモコン装置が導入されている場合、例えば機器の取り替えを行ったとき等には新たに識別情報を設定し直さねばならないという不具合が生じる。
従って本発明は、リモコン装置を用いて所定のサーバ装置と双方向通信が行えると共に、特にリモコン装置側から認証操作を要することなく認証手続きを確実に行うことが可能な情報配信システムを提供することを目的とする。
本発明の請求項1にかかる情報配信システムは、ユーザの居宅内に配置され、該居宅内に存在する宅内機器のリモコン機能部と、居宅外との情報通信を行うための情報通信機能部とを具備する多機能リモコンと、前記多機能リモコンと通信回線を介してデータの送受信を行うサーバ装置とを備え、前記多機能リモコンの情報通信機能部からは所定の第1情報が発信可能とされ、前記サーバ装置は、前記第1情報が発信された多機能リモコンの認証手段を有すると共に、前記第1情報に関連する加工情報である第2情報を認証された多機能リモコンに送信するよう構成された情報配信システムであって、前記情報通信機能部は、前記第1情報に付随させて、前記多機能リモコンに予め付与されている当該多機能リモコン固有の個体識別符号を同時発信し、前記認証手段は、前記個体識別符号に基づき認証を行うことを特徴とする。
この構成によれば、多機能リモコンから第1情報が発信され、これに対してサーバ装置は前記第1情報に関連する加工情報である第2情報が配信されるので、多機能リモコンとサーバ装置との間で双方向通信が可能となる。そして、個体認証は、前記第1情報と同時に送信される当該多機能リモコン固有の個体識別符号を用いて行われることから、サーバ装置のコンテンツを閲覧等する度にパスワード等を入力せずとも個体認証が自動的に行われるようになる。
上記構成において、前記個体識別符号が、多機能リモコンに備えられているネットワーク閲覧ソフトの環境変数であることが望ましい(請求項2)。一般にネットワーク閲覧ソフト(Webブラウザ等;以下、単に「ブラウザ」という場合がある)には、固有の環境変数が備えられている。かかる環境変数を個体識別符号としておけば、多機能リモコンでサーバ装置のコンテンツを閲覧するアクセスを行うだけで、ユーザの認証(多機能リモコンの認証)が行えるようになる。
上記請求項1又は2に記載の情報配信システムにおいて、前記サーバ装置は、前記宅内機器に関する機器関連情報を記憶する機器情報記憶手段を有し、前記第2情報は、前記個体識別符号に基づき特定された宅内機器に関する前記機器関連情報に基づいて生成される構成とすることが望ましい(請求項3)。この構成によれば、ユーザの多機能リモコンから第1情報が与えられると、機器情報記憶手段は当該多機能リモコンによる操作対象となる宅内機器を直ちに特定し、該宅内機器に関する第2情報を速やかに生成することが可能となる。
また、上記情報配信システムにおいて、前記サーバ装置が、所定のLAN回線を介して前記多機能リモコンと接続された第1サーバ装置と、インターネット回線を介して前記多機能リモコンと接続された第2サーバ装置とからなり、前記多機能リモコンの情報通信機能部は、前記第1サーバ装置及び第2サーバ装置に対して所定の第1情報が発信可能とされていると共に、前記第1サーバ装置及び第2サーバ装置のいずれからも第2情報を取得可能とされていることが望ましい(請求項4)。この構成によれば、多機能リモコンは、例えばマンション等の集合住宅等に設置されているローカルサーバ(第1サーバ装置)と、WWWサーバ装置(第2サーバ装置)のいずれに対しても、第1情報を送信し、第2情報の配信を受けることが可能となる。
さらに、請求項1〜4のいずれかの情報配信システムにおいて、前記第1情報が、サーバ装置に対する閲覧申請情報であってもよい(請求項5)。この場合、閲覧申請情報に対して、サーバ装置から所定のコンテンツが第2情報として多機能リモコンへ送信されるようになる。
また、前記第1情報が宅内機器の使用状況に関連する情報であり、前記第2情報が、前記宅内機器に対する使用サポート情報であってもよい(請求項6)。この場合、例えば宅内機器のイベント情報や故障情報等が第1情報としてサーバ装置へ送信され、これらイベント情報や故障情報等に対応させた利用アドバイス情報、修理情報等が第2情報として多機能リモコンへ送信される。
或いは、前記第1情報が所定の照会情報に関連する情報であり、前記第2情報が、前記照会情報に関する結果情報であってもよい(請求項7)。この場合、例えば宅内機器の使用料金照会情報等が第1情報としてサーバ装置へ送信され、これに対しサーバ装置側で管理されている課金情報等が第2情報として多機能リモコンへ送信される。
さらに、前記第1情報が宅内機器若しくはユーザの属性に関するメッセージ情報であり、前記第2情報が、前記メッセージ情報に対する回答情報であってもよい(請求項8)。この場合、例えばユーザ側からの宅内機器についての問い合わせ情報や、或いはサーバ装置のコンテンツに表示されたアンケートの回答情報等が第1情報としてサーバ装置へ送信され、これに対する回答情報、或いはアンケートの結果情報等が第2情報として多機能リモコンへ送信される。
請求項1にかかる情報配信システムによれば、多機能リモコンとサーバ装置との間で双方向通信が可能であるので、他の情報端末機器を要することなく、多機能リモコンで多様な情報配信を受けることが可能となる。また、パスワード等を入力せずとも個人認証が自動的に行われるので、ユーザの操作負担を大幅に軽減することができる。さらに、宅内機器ではなく、多機能リモコン自身に与えられている固有の個体識別符号を用いて認証が行われるので、宅内機器の取り替え等が行われても、識別符号の書き換え等を行う必要がないという利点もある。
請求項2にかかる情報配信システムによれば、多機能リモコンに備えられているブラウザの環境変数を利用してサーバ装置側で個体認証が行われるので、多機能リモコンからサーバ装置へのアクセス動作が行われると、特段ユーザの操作を要することなく、自動的に認証が行われるようになる。
請求項3にかかる情報配信システムによれば、サーバ装置において、多機能リモコンへ配信する第2情報を効率的に作成できるようになる。
請求項4にかかる情報配信システムによれば、多機能リモコンは、LAN接続された第1サーバ装置と、インターネット接続された第2サーバ装置との双方に対し、それぞれのカバー範囲に呼応した適宜な第1情報を送信し、これら第1、第2サーバ装置から第2情報の配信を受けることができ、ユーザの利便性が一層向上する。
請求項5にかかる情報配信システムによれば、セキュリティを要するサーバ装置のコンテンツを、多機能リモコンにおいて容易に閲覧できるようになる。
請求項6にかかる情報配信システムによれば、ユーザは、居宅内に設置している宅内機器に関し、簡易に利用アドバイス情報や修理情報等を取得できるようになる。
請求項7にかかる情報配信システムによれば、ユーザは、いわゆるビリングサービス等を簡単な操作で受けることが可能となる。
請求項8にかかる情報配信システムによれば、サーバ装置と多機能リモコンとの双方向通信性を一層向上させることができる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態の一例につき詳細に説明する。
(ハード構成の説明)
図1は、本発明の実施形態にかかる情報配信システムSの全体構成を概略的に示すシステム構成図である。この情報配信システムSは、マンション等の集合住宅Hにおける各ユーザの居宅H1、H2、H3、H4・・・Hn内に配置されている多機能リモコン10(図1では、ユーザの居宅H1以外は図示省略している)と、ASP(Application Service Provider)事業者等が保有しているセンターサーバ装置20(サーバ装置/第2サーバ装置)とが、インターネットIN(通信回線)を介してデータの送受信が可能に接続されてなる。
(ハード構成の説明)
図1は、本発明の実施形態にかかる情報配信システムSの全体構成を概略的に示すシステム構成図である。この情報配信システムSは、マンション等の集合住宅Hにおける各ユーザの居宅H1、H2、H3、H4・・・Hn内に配置されている多機能リモコン10(図1では、ユーザの居宅H1以外は図示省略している)と、ASP(Application Service Provider)事業者等が保有しているセンターサーバ装置20(サーバ装置/第2サーバ装置)とが、インターネットIN(通信回線)を介してデータの送受信が可能に接続されてなる。
ユーザの居宅H1は、いわゆるオール電化が導入されている居宅であり、電気式の給湯器41、電気式の床暖房装置42及び浴室暖房乾燥機43などの宅内機器が設置されている。多機能リモコン10は、これら宅内機器の運転制御を行うリモコン機能部と、インターネットINを介して前記センターサーバ装置20と情報通信を行うための情報通信機能部とを備えている。この情報通信機能部からは所定の第1情報が発信可能とされ、センターサーバ装置20は、前記第1情報が発信された多機能リモコン10の認証手段を有すると共に、前記第1情報に関連する加工情報である第2情報を認証された多機能リモコン10に送信する機能を備えている。これらの機能については、後記で詳述する。
集合住宅H内には及びローカルサーバ装置30(第1サーバ装置)が備えられており、各ユーザの居宅H1、H2、H3、H4・・・Hn内に配置されている多機能リモコン10とローカルサーバ装置30との間でデータの送受信が可能とされている。すなわち多機能リモコン10は、このローカルサーバ装置30に対しても所定の第1情報が発信可能とされ、そしてローカルサーバ装置30から前記第1情報に関連する加工情報である第2情報を受信可能とされている。
ここで、多機能リモコン10からセンターサーバ装置20に対して送信される第1情報、及び、この第1情報に対して、センターサーバ装置20から多機能リモコン10へ配信される第2情報の例としては、例えば図2に示すようなパターンIN.1〜IN.5を例示することができる。まずパターンIN.1は、第1情報として、多機能リモコン10からセンターサーバ装置20に保有されているコンテンツの閲覧を申請する閲覧申請情報Q1が発信され、これを受けて第2情報としてセンターサーバ装置20からコンテンツ配信情報A1が配信されるパターンである。ここでのコンテンツ配信情報A1は、ニュース、天気予報、文化情報、ショッピング情報等である。
次にパターンIN.2は、第1情報として、ユーザが保有している宅内機器の使用状況に関するイベント情報Q2(電源ON、OFF動作及びその時刻情報、温度設定情報など)が発信され、これを受けてセンターサーバ装置20で当該宅内機器についての利用状況分析A21が実行され、かかる分析から導出される利用アドバイス情報A22が第2情報として配信されるパターンである。ここで、前記イベント情報Q2は、宅内機器においてイベントが発生する毎に、あるいは一定期間プールした上でセンターサーバ装置20側へ自動送信されるようにすることが望ましい。また、イベント情報Q2及び利用状況分析A21の各種分析結果をASPデータベースにおいて保管・管理するようにしても良い。さらに、イベント情報Q2の発生元である宅内機器にひも付けされた宅内機器関連情報A23が存在する場合は、イベント情報Q2の受信をトリガーとし、これを第2情報として多機能リモコン10へ配信するようにしても良い。
パターンIN.3は、第1情報として、ユーザが保有している宅内機器の故障情報、或いは修理の問い合わせ情報Q3が発信され、これを受けてセンターサーバ装置20で故障に関する状態分析A31が実行され、かかる分析から導出される修理情報、或いは問い合わせ回答情報A32が第2情報として配信されるパターンである。この際、前記イベント情報Q2を参照するなどして故障原因を予測した状態分析A31を行うことが望ましく、これにより修理サービスマンがユーザ宅に赴く前に、故障対応準備(交換部品や測定器の準備)をある程度整えることが可能となる。
パターンIN.4は、第1情報として、多機能リモコン10から使用料金照会情報Q4が発信され、これを受けてセンターサーバ装置20から課金情報A4が第2情報として配信されるパターンである。このパターンIN.4は、例えばユーザの宅内機器がレンタルサービスを受けている場合のレンタル料金照会、例えば給湯器単体における電気使用料金の照会などに対するビリングサービスに用いることが出来る。なお、給湯器単体における電気使用料金等は、前記イベント情報Q2を参照する等して求めることができる。
最後にパターンIN.5は、第1情報として、予めセンターサーバ装置20から与えられているアンケート依頼情報A50に対するアンケート回答情報Q5(属性に関するメッセージ情報)が発信され、これを受けてセンターサーバ装置20でアンケート回答分析A51が実行され、かかる分析から導出されるアンケート結果情報A52(回答情報)が第2情報として配信されるパターンである。なお、前記アンケート回答分析A51の結果をASPデータベースにおいて保管・管理するようにしても良い。
一方、多機能リモコン10からローカルサーバ装置30に対して送信される第1情報、及び、この第1情報に対して、ローカルサーバ装置20から多機能リモコン10へ配信される第2情報の例としては、例えば図3に示すようなパターンLN.1〜LN.3を例示することができる。まずパターンLN.1は、第1情報として、多機能リモコン10からローカルサーバ装置30に保有されている新着データを照会する新着データ照会情報Q6が発信され、これを受けて第2情報としてローカルサーバ装置30からお知らせ情報A6等が配信されるパターンである(勿論、新着データ照会なしに、お知らせ情報A6を自動配信する構成でも良い)。ここでのお知らせ情報A6は、日常生活上の各種情報、回覧情報、行事情報等である。
パターンLN.2は、第1情報として、多機能リモコン10から共用施設の予約情報Q7が発信され、これを受けてローカルサーバ装置30から予約設定情報A7が第2情報として配信されるパターンである。かかる予約設定情報A7は、ローカルサーバ装置30に備えられている共用データベースで保管・管理されることが望ましい。また、パターンLN.3は、第1情報として、多機能リモコン10から共用施設の利用料金カウント値の照会である利用料金照会情報Q8が発信され、これを受けてローカルサーバ装置30から利用料金情報A8が第2情報として配信されるビリングサービスのパターンである。この他、上記と同様にアンケートの集計等に活用することも可能である。
次に図4は、多機能リモコン10の正面視における外観構造を示す平面図である。この多機能リモコン10には、筐体構造を備える本体ボディ100に、表示部11、電源スイッチ12、各種の操作ボタン13、LED表示ランプ14などが備えられている。
表示部11は、液晶タッチパネル等からなり、所定の画像情報を表示する表示手段、及びユーザからの宅内機器に対する操作情報の入力を受け付けると共にセンターサーバ装置20、ローカルサーバ装置30に向けての第1情報に関する入力操作を受け付ける入力手段として機能する。電源スイッチ12は、当該多機能リモコン10の電源ON/OFFを操作するためのスイッチである。なお、操作対象としている宅内機器の電源ON/OFF等の操作は、前記表示部11に表示されるコンテンツ(電源操作画面;端末機器操作モード時に表示)上で行われる。操作ボタン13は、表示部11の表示切り替え、運転モードの切り替え、温度設定などの操作を受け付ける操作キーである。LED表示ランプ14は、特にユーザに対して報知させたい情報が多機能リモコン10に到達し、ユーザがこれを未読である場合に点灯されるような報知ランプである。
表示部11には、リモコン操作モード時、情報通信モード時及び端末機器操作モード時で異なる画面が表示される。前記リモコン操作モード時には、操作対象となる宅内機器についての動作設定画面等が表示される。一方、前記情報通信モード時には、例えば図4に示すような、情報通信モード用のメインメニュー画面50が表示される。このメインメニュー画面50には、通信モードに応じて、「お知らせ」アイコン501、「天気」アイコン502などといった、複数のアイコンが準備されている。このようなアイコン部分をユーザが指先で押下することで、各々の通信モードに移行されるものである。さらに、端末機器操作モード時には、床暖房装置42や浴室暖房乾燥機43をそれぞれ単独的に、或いは併用的に電源ON/OFF制御が可能な画面が表示される。
なお、このような情報通信モード用のメインメニュー画面50においても、操作対象となる宅内機器に関する基礎情報を常時表示させるための機器情報表示部500が設けられる。図4の例では、当該多機能リモコン10が給湯器41等を操作対象としていることから、「給湯温度42℃ 15:06」というように、給湯温度と時刻情報とが機器情報表示部500に表示されている例を示している。
(電気的構成の説明)
続いて、多機能リモコン10の電気的な構成について説明する。図5は、多機能リモコン10の電気的構成を概略的に示すブロック図である。電気的構成として該多機能リモコン10は、前述の表示部11、電源スイッチ12、各種の操作ボタン13、LED表示ランプ14に加え、CPU(Central Processing Unit)等からなる制御手段15と、ROM(Read Only Memory)161とRAM(Random Access Memory)162とを備える記憶手段16と、センターサーバ装置20又は/及びローカルサーバ装置30との双方向通信を行わせる通信手段17と、ホームオートメーション(HA)延長端子181、182とを備えている。
続いて、多機能リモコン10の電気的な構成について説明する。図5は、多機能リモコン10の電気的構成を概略的に示すブロック図である。電気的構成として該多機能リモコン10は、前述の表示部11、電源スイッチ12、各種の操作ボタン13、LED表示ランプ14に加え、CPU(Central Processing Unit)等からなる制御手段15と、ROM(Read Only Memory)161とRAM(Random Access Memory)162とを備える記憶手段16と、センターサーバ装置20又は/及びローカルサーバ装置30との双方向通信を行わせる通信手段17と、ホームオートメーション(HA)延長端子181、182とを備えている。
制御手段15には、機能的に大別してリモコン機能部15aと、情報通信機能部15bとが備えられている。リモコン機能部15aは、当該多機能リモコン10が直接制御対象とする給湯器41と、前記HA延長端子181、182にそれぞれ接続された床暖房装置42及び浴室暖房乾燥機43とを、表示部11や操作ボタン13等から与えられる操作信号に応じて動作制御する機能部である。また、情報通信機能部15bは、センターサーバ装置20及びローカルサーバ装置30との双方向通信動作を制御する機能部である。なお、前記HA延長端子181、182は上記以外の各種の宅内機器が接続可能であり、またHA延長端子の数を3つ以上具備させるようにしても良い。
記憶手段16のROM161には、給湯器41の動作等を制御するための制御プログラム等が格納されている。またRAM162には、演算処理や制御処理などのデータが一時的に格納される他、センターサーバ装置20に対するネットワーク閲覧ソフトであるブラウザ(環境変数を含む)、センターサーバ装置20のURLアドレス、ローカルサーバ装置30に対するID等が格納され、さらには給湯器41等のイベント情報も一時的に格納される。通信手段17は、ルーター等を介してインターネット回線及びLAN回線に対して多機能リモコン10を通信可能に接続するものである。
次に図6は、実施形態にかかる情報配信システムSの機能的構成を示す機能ブロック図である。なお図6では、多機能リモコン10とセンターサーバ装置20とについての機能構成を示しているが、ローカルサーバ装置30についてはセンターサーバ装置20と類似する機能構成となることから図示を省略している。上述の通り、多機能リモコン10には、リモコン機能部15a、情報通信機能部15b及び記憶手段16が備えられている。前記リモコン機能部15aには、機器制御部151と、イベント情報取得部152とが具備されている。また情報通信機能部15bには、送信データ生成部153、認証データ生成部154、データ受信部155及び表示制御部156が備えられている。
さらに記憶手段16は、イベント情報記憶部163、プログラム格納部164及びブラウザ格納部165が備えられている。イベント情報記憶部163には、給湯器41等のイベント情報が一時的に格納される。プログラム格納部164には、給湯器41の動作等を制御するための制御プログラム等が格納される。さらにブラウザ格納部165には、ブラウザ並びにURLアドレス等が格納される。
リモコン機能部15aの機器制御部151は、ユーザからの操作信号の入力、予約情報等のむ入力を受けて、適宜プログラム格納部164に格納されている制御プログラムを読み出して給湯器41等の動作制御を行う。イベント情報取得部152は、給湯器41、床暖房装置42及び浴室暖房乾燥機43(図1参照)の電源ON/OFF、給湯器41における給湯温度設定情報などの宅内機器のイベント情報を時刻情報に関連付けて取得し、これを前記イベント情報記憶部163に記録する。
情報通信機能部15bの送信データ生成部153は、多機能リモコン10からセンターサーバ装置20(若しくはローカルサーバ装置30)に対して送信する第1情報を生成して送信する。すなわち、ユーザの操作により、或いは所定の周期毎に自動的に、図2に示したパターンIN.1〜IN.5についての情報Q1〜Q5(若しくはパターンLN.1〜LN.3についての情報Q6〜Q8)を生成する。
認証データ生成部154は、前記第1情報に付随させて送信する、当該多機能リモコン10に予め付与されている固有の個体識別符号からなる所定の認証データを生成するものである。この個体識別符号としては、好ましくはブラウザ格納部165に格納されているブラウザの環境変数を用いることができる。かかる環境変数は、各々のユーザ居宅に設置されている多機能リモコン10とセンターサーバ装置20他との間において、それぞれ所謂ブラウジングを可能とするためのブラウザに、それぞれ固有的に付与されている符号であり、容易に変更することはできない性質のものであることから、前記個体識別符号として好適に用いることができる。なお、上記の環境変数の他、当該多機能リモコン10に固有的に付与され、容易に変更することはできない性質の符号等を個体識別符号として用いるようにしても良い。
図7は、多機能リモコン10からセンターサーバ装置20へ第1情報が送信される場合の送信データ70の構造を模式的に示す図である。この送信データ70は、送信先を示すセンターサーバ装置20のURLアドレス71と、例えば閲覧申請情報(アクセス許可情報)等の第1情報72と、これらに付随されるブラウザの環境変数情報73とを含んで構成されている。環境変数情報73はブラウザ種別の判別等のために具備されるもので、通常、HTTP_USER_AGENTに4桁のメーカコード731と、12桁の個体識別番号732と付けた形式とされている。この個体識別番号732は、各プレイヤに対して固有的に割り振られる一意な番号であるので、個体識別のために有益である。なお、このような送信データ70に、ユーザパスワード等を添付するようにしても良い。
データ受信部155は、センターサーバ装置20(若しくはローカルサーバ装置30)から配信されてくる第2情報を受信する機能部である。すなわち、ユーザの操作に対応して、或いは所定の周期毎に自動的に、図2に示したパターンIN.1〜IN.5についての情報A1〜A52(若しくはパターンLN.1〜LN.3についての情報A6〜A8)を受領する。表示制御部156は、データ受信部155が受信した第2情報を、表示部11において適宜な形式で画像表示させるためのデータ情報等を生成する。
図6に戻って、センターサーバ装置20は、機能的にコンテンツデータベース21、ユーザデータベース22、認証処理部23及び配信データ生成部24を備えて構成されている。コンテンツデータベース21は、当該センターサーバ装置20が保有している各種サービスコンテンツが蓄積されるもので、適宜新情報のアップロード、更新、旧情報の削除などが行われるデータベースである。
ユーザデータベース22は、多機能リモコン10を保有しているユーザの各種管理情報(名前、住所、電話番号、属性等)を蓄積するデータベースである。このユーザデータベース22には、さらにユーザの居宅に設置されている多機能リモコン10のブラウザが備える環境変数73(個体識別番号732)と、各ユーザの認証データとを関連付けて管理する機器情報記憶部221(認証サーバとしても良い)が具備されている。ここで、前記個体識別番号732とユーザの居宅にて使用されている宅内機器の機種や型番等との関係も格納しておくことが望ましい。
認証処理部23は、当該センターサーバ装置20のURLアドレスにアクセスされる度に、前記環境変数73にて取得される個体識別番号732を用いて、前記機器情報記憶部221に認証問い合わせを行って個体認証を実行する。そして認証が成功した場合にのみ、多機能リモコン10に対するレスポンスを許容する処置を行う。なお、認証に失敗した場合は、所定のエラーレスポンス情報を生成する。
配信データ生成部24は、認証処理部23による認証が成功した場合に、多機能リモコン10から与えられる第1情報に呼応した、所定の第2情報を生成し、これを前記個体識別番号732から特定される多機能リモコン10へ向けて配信する。
図8は、多機能リモコン10とセンターサーバ装置20との間の認証動作を説明するためのフローチャートである。先ず、多機能リモコン10の送信データ生成部153(図6参照)からセンターサーバ装置20へ向けて、図7に示したような環境変数73を伴う送信データ70が送信される(ステップS1)。一方、センターサーバ装置20の認証処理部23では、この送信データ70に対応してユーザエージェントから個体識別番号732を取得する動作が実行(必要に応じてパスワードを取得する動作も実行)される(ステップS2)。
そして、個体識別番号732の取得に成功したかが確認され(ステップS3)、失敗した場合は、ID取得エラーを示すデータが配信データ生成部24で作成され、エラーレスポンスがセンターサーバ装置20から多機能リモコン10へ配信される(ステップS4)。これに対し、個体識別番号732の取得に成功した場合は、認証処理部23により、この取得された個体識別番号732(及びパスワード)を検索キーとして、ユーザデータベース22の機器情報記憶部221を認証検索する、個体認証のための処理動作が行われる(ステップS5)。
そして、認証に成功したかが確認され(ステップS6)、失敗した場合は、DB認証エラーを示すデータが配信データ生成部24で作成され、エラーレスポンスがセンターサーバ装置20から多機能リモコン10へ配信される(ステップS7)。これに対し、認証が成功した場合は、前記ステップS1で送信された第1情報に対応する第2情報(図2参照)が配信データ生成部24で生成され(ステップS8)、多機能リモコン10へ向けて配信される(ステップS9)。かかる第2情報は、正常レスポンスとして多機能リモコン10で受領されることとなる(ステップS10)。なお、多機能リモコン10とローカルサーバ装置30との間でも、同様な認証手順を行わせるようにしても良い。
(多機能リモコン10における表示画面の具体例の説明)
次に、図2に示したパターンIN.1〜IN.5、若しくは図3に示したパターンLN.1〜LN.3において、多機能リモコン10にて表示される表示画面の具体例をいくつか挙げて説明する。
次に、図2に示したパターンIN.1〜IN.5、若しくは図3に示したパターンLN.1〜LN.3において、多機能リモコン10にて表示される表示画面の具体例をいくつか挙げて説明する。
図9は、パターンIN.1における表示画面の一例である気象情報表示画面51を示す平面図である。この場合、図4に示した多機能リモコン10のメインメニュー画面50にて「天気」アイコン502が選択され、これに呼応してセンターサーバ装置20に備えられている天気情報コンテンツが配信される結果、前記気象情報表示画面51が多機能リモコン10の表示部11に表示されるものである。つまり、第1情報として、センターサーバ装置20の「天気情報コンテンツ」を閲覧したいという閲覧申請情報Q1が多機能リモコン10から送信(ブラウジング)され、図8で説明したような環境変数を用いた認証動作がセンターサーバ装置20で実行された上で、第2情報である「天気情報コンテンツ」がコンテンツ配信情報A1として配信されるものである。
前記気象情報表示画面51には、機器情報表示部511、カテゴリ表示部512、気象情報表示ウィンドゥ513、表示モード選択ボタン514及びメニュー表示ボタン515が備えられている。機器情報表示部511は、メインメニュー画面50における機器情報表示部500(図4参照)と同様な表示部であり、当該多機能リモコン10による操作対象の宅内機器についての基礎情報を常時表示するための表示部である。このような機器情報表示部511は、以後に説明する各種表示画面にも同様に具備されている(以後の表示画面での説明は省略する)。カテゴリ表示部512は現在表示されているコンテンツのカテゴリ名を表示するもので、図9では「天気」というカテゴリ名が表示されている例を示している。
気象情報表示ウィンドゥ513には、前記「天気情報コンテンツ」に応じた所定の天気情報画面が表示される。図例では、1日間の天気概況、気温、降水確率予報が示されている。表示モード選択ボタン514は「天気情報コンテンツ」の表示モードを切り替える操作を行うためのもので、ここでは現状の「1日予報」から「週間予報」への切り替えが可能とされている場合を例示している。またメニュー表示ボタン515は、現状の気象情報表示画面51からメインメニュー画面50へ復帰させる操作ボタンである(以後の表示画面でも同じ)。なお、この気象情報表示画面51において、ユーザが居住している地域のローカル天気情報(テレビ等で提供される地方別の天気情報よりもさらに局所的な天気情報)を提供するようにしても良い。
続いて、図10及び図11は、パターンLN.1において表示される一連の表示画面の一例を示す平面図である。ここでは、ユーザが居住する集合住宅の管理者等から所定の「お知らせ情報」が配信される例について説明する。この場合、図10(a)に示したメインメニュー画面50にて「お知らせ」アイコン501が選択される。この「お知らせ」アイコン501には、新着情報が存在することを示すキャラクタ501M(「NEW」という文字キャラクタ)が重畳表示され、ユーザの注意を惹く表示構成とされている。そして、「お知らせ」アイコン501が押下されると、図10(b)に示したサブメニュー画面52が表示され、その表示ウィンドゥ520には、選択アイコンとしての「お知らせ」アイコン521、「回覧」アイコン522、「アンケート」アイコン523、「年間行事」アイコン524及び「ご利用アドバイス」アイコン525が備えられている。
このサブメニュー画面52に表示された選択アイコンのいずれかを選択的に押下することで、図3に示す新着データ照会情報Q6(第1情報)が多機能リモコン10からローカルサーバ装置30へ送信され、これに対してローカルサーバ装置30から所定のお知らせ情報A6(第2情報)が照会元の多機能リモコン10へ配信される。図11は、「お知らせ」アイコン521が押下された場合における、配信画面の一例を示すものである。すなわち、先ず図11(a)に示すような情報メニュー画面53が表示され、その表示ウィンドゥ530に例えば情報のタイトルが列挙表示される。なお、新着情報については「NEW」キャラクタが付されている。
そして、例えば「ゴミ処理について」という情報メニューが選択された場合、図11(b)に示すような、詳細表示画面54が表示される。この詳細表示画面54には、年月日表示部541、タイトル表示部542、情報本文表示欄543が設定されている。なお情報本文表示欄543は、次頁キー544を押下することで続きの情報が表示される構成とされている。
続いて図12は、図10(b)に示したサブメニュー画面52において、「アンケート」アイコン523が押下された場合における、配信画面の一例を示すものである。この場合も、先ず図12(a)に示すようなアンケートメニュー画面55が表示され、その表示ウィンドゥ550にアンケート種別のタイトルが列挙表示される。そして、例えば「集会室のご利用について」というアンケート種別が選択された場合、図12(b)に示すような、アンケート回答画面56が表示される。このアンケート回答画面56には、年月日表示部561、設問表示部562、回答選択肢表示欄563及び回答選択ボタン564が設定されている。
かかるアンケート回答画面56を用いた回答情報(第1情報)はローカルサーバ装置30へ送信され、所定の集計処理等が実行される。そして、当該アンケートに関する結果情報(第2情報)が、適宜多機能リモコン10へ配信されるものである。なお、図12の事例では、多機能リモコン10とローカルサーバ装置30との間におけるアンケート処理を例示したが、これは多機能リモコン10とセンターサーバ装置20との間でも同様であり、この場合は図2に示したパターンLN.5のフローに応じて、同様な表示画面が多機能リモコン10にて表示されることとなる(具体例は省略する)。
次に図13は、図10(b)に示したサブメニュー画面52において、「ご利用アドバイス」アイコン525が押下された場合における、配信画面の一例を示すものである。すなわち図13は、図2に示すパターンIN.2における利用アドバイス情報A22として配信されたデータに基づくアドバイス表示画面57を示す平面図である。
このアドバイス表示画面57には、対象とする宅内機器の名称を表示する機器名表示欄571と、当該宅内機器についての利用状況データ等を概略的に表示する利用状況表示欄572と、前記利用状況データ等から推定される宅内機器の利用改善情報等を表示するアドバイス欄573とが備えられている。前記利用状況データ等は、多機能リモコン10から送信される当該宅内機器についてのイベント情報に基づき作成される。また、前記利用改善情報等は、センターサーバ装置20側で利用状況データ等を解析すると共に蓄積されている当該宅内機器についての利用実績データと照合し、予め準備された適宜なメッセージ情報を選択・抽出する処理を行うことで作成される。
図14及び図15は、パターンIN.3において表示される一連の表示画面の一例を示す平面図である。ここでは、ユーザ宅内の給湯器についての故障情報(第1情報)が多機能リモコン10から送信され、これを受けてセンターサーバ装置20から修理情報(第2情報)が配信される例について説明する。この場合、図10(a)に示したメインメニュー画面50にて「情報サービス」アイコン503が選択される。
図14は、かかる「情報サービス」アイコン503が選択された場合に、多機能リモコン10へ表示されるサブメニュー画面58を示している。このサブメニュー画面58の表示ウィンドゥ580には、選択アイコンとしての「機器情報」アイコン581、「故障通報」アイコン582及び「ビリングサービス」アイコン583が備えられている。この場合、「故障通報」アイコン582が選択される。なお、「機器情報」アイコン581は、例えば図2に示す宅内機器関連情報A23(宅内機器にひも付けされた各種の情報)を取得するためのものである。「ビリングサービス」アイコン583は課金情報A4若しくは図3に示す利用料金情報A8を取得するためのものである。
図15(a)は、「故障通報」アイコン582が選択された場合に表示される故障通報画面59の一例を示す平面図である。この故障通報画面59には、対象とする宅内機器の名称を表示する機器名表示欄591と、トラブルの内容を表示するトラブル種別表示ウィンドゥ592とが備えられている。機器名表示欄591には、例えば環境変数の個体識別番号に基づいて故障通報を実行したユーザの宅内機器名を特定する処理をセンターサーバ装置20で実行した上で表示させるようにしても良い。また、トラブル種別表示ウィンドゥ592には、当該宅内機器についてのトラブル類型選択肢593が列挙表示されている。なお、該トラブル種別表示ウィンドゥ592にトラブルシューティング画面を順次表示させるようにしても良い。
図15(b)は、トラブル種別表示ウィンドゥ592から、あるトラブル類型選択肢593が選択された場合に、多機能リモコン10に表示される修理情報画面60の一例を示す平面図である。この修理情報画面60には、対象とする宅内機器の名称を表示する機器名表示欄601と、トラブルの解決法を表示する表示ウィンドゥ602とが備えられている。そして前記表示ウィンドゥ602には、当該トラブルに関する適宜なメッセージ情報603が表示されるものである。
次に図16は、図3のパターンLN.3において表示される利用料金情報A8についての表示画面の一例であるビリングサービス画面61を示す平面図である。なお、図2のパターンIN.4において表示される課金情報A4についても同様な表示画面となる。この場合、図14に示すサブメニュー画面58において、利用料金照会のために「ビリングサービス」アイコン583が選択される。ビリングサービス画面61には、利用施設名表示欄611及び利用料金表示ウィンドゥ612が備えられている。そして、前記利用料金表示ウィンドゥ612には所定の利用料金情報613が表示される。ここでは、月別の使用料金を表示した例を示している。
以上、本発明にかかる情報配信システムSについて説明したが、かかる実施形態以外に種々の変形実施形態を採ることができる。例えば、上記実施形態では多機能リモコン10がセンターサーバ装置20と、集合住宅内に設置されているローカルサーバ装置30との双方に接続されている例について説明したが、戸建て住宅に設置された多機能リモコン10とセンターサーバ装置20とで構成される情報配信システムであっても良い。また、宅内機器として給湯器41等の熱機器を例示したが、その他の各種家電機器を対象とした多機能リモコン10としても良い。
さらに、上記実施形態ではオール電化が導入されている居宅を例示し、宅内機器の具体例として電気式の給湯器41、電気式の床暖房装置42などを挙げたが、勿論オール電化が導入されていない居宅等にも本発明は適用可能であり、宅内機器はガス式の給湯器や床暖房装置であっても良い。
10 多機能リモコン
11 表示部
15 制御手段
15a リモコン機能部
15b 情報通信機能部
16 記憶手段
20 センターサーバ装置
30 ローカルサーバ装置
70 送信データ
73 環境変数
732 個体識別記号
S 情報通信システム
H1、H2、H3、H4・・・Hn 各ユーザの居宅
IN インターネット(通信回線)
LN ローカルエリアネットワーク(LAN回線)
11 表示部
15 制御手段
15a リモコン機能部
15b 情報通信機能部
16 記憶手段
20 センターサーバ装置
30 ローカルサーバ装置
70 送信データ
73 環境変数
732 個体識別記号
S 情報通信システム
H1、H2、H3、H4・・・Hn 各ユーザの居宅
IN インターネット(通信回線)
LN ローカルエリアネットワーク(LAN回線)
Claims (8)
- ユーザの居宅内に配置され、該居宅内に存在する宅内機器のリモコン機能部と、居宅外との情報通信を行うための情報通信機能部とを具備する多機能リモコンと、
前記多機能リモコンと通信回線を介してデータの送受信を行うサーバ装置とを備え、
前記多機能リモコンの情報通信機能部からは所定の第1情報が発信可能とされ、
前記サーバ装置は、前記第1情報が発信された多機能リモコンの認証手段を有すると共に、前記第1情報に関連する加工情報である第2情報を認証された多機能リモコンに送信するよう構成された情報配信システムであって、
前記情報通信機能部は、前記第1情報に付随させて、前記多機能リモコンに予め付与されている当該多機能リモコン固有の個体識別符号を同時発信し、
前記認証手段は、前記個体識別符号に基づき認証を行うことを特徴とする情報配信システム。 - 前記個体識別符号が、多機能リモコンに備えられているネットワーク閲覧ソフトの環境変数であることを特徴とする請求項1に記載の情報配信システム。
- 前記サーバ装置は、前記宅内機器に関する機器関連情報を記憶する機器情報記憶手段を有し、
前記第2情報は、前記個体識別符号に基づき特定された宅内機器に関する前記機器関連情報に基づいて生成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報配信システム。 - 前記サーバ装置が、所定のLAN回線を介して前記多機能リモコンと接続された第1サーバ装置と、インターネット回線を介して前記多機能リモコンと接続された第2サーバ装置とからなり、
前記多機能リモコンの情報通信機能部は、前記第1サーバ装置及び第2サーバ装置に対して所定の第1情報が発信可能とされていると共に、前記第1サーバ装置及び第2サーバ装置のいずれからも第2情報を取得可能とされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の情報配信システム。 - 前記第1情報が、サーバ装置に対する閲覧申請情報であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の情報配信システム。
- 前記第1情報が宅内機器の使用状況に関連する情報であり、前記第2情報が、前記宅内機器に対する使用サポート情報であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の情報配信システム。
- 前記第1情報が所定の照会情報に関連する情報であり、前記第2情報が、前記照会情報に関する結果情報であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の情報配信システム。
- 前記第1情報が宅内機器若しくはユーザの属性に関するメッセージ情報であり、前記第2情報が、前記メッセージ情報に対する回答情報であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の情報配信システム。
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Family Applications (1)
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