JP2013211729A - 集合住宅用情報システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電子的なアンケート調査が行える集合住宅用情報システムにおいて、アンケート調査の実施者側からはアンケート回答者が特定できないようにする。
【解決手段】住宅情報端末13のそれぞれは、インターホン回線12およびゲートウェイ装置17を経由して広域ネットワーク2に接続可能であり、表示部13aと、アンケートの回答を選択させる回答操作部13gと、ゲートウェイ装置17を通じて広域ネットワーク2上のサーバ装置3からアンケート画面情報を受信して表示部13aに表示させ、回答操作部13gの操作に基づいて回答情報を生成する制御部13bとを備え、ゲートウェイ装置17は、住宅識別情報がハッシュ関数によって匿名化された回答情報をサーバ装置3に転送する。
【選択図】図1

Description

本発明は、各住宅の住宅情報端末をインターホン回線に接続して通話信号を伝送させる集合住宅用情報システムの改良に関する。
近時、上記のような集合住宅用情報システムにおいて、電子掲示板を利用してアンケート調査を行う技術が提案されている。
たとえば次の特許文献1には、集合住宅用インターホンシステムにおいて、管理人室親機より居室親機に対してアンケート画像を送信して、居室親機はアンケートに対する回答の選択を受け付けて回答情報を管理室親機に返信することの記載がある。
特開2010-074457号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されているようなアンケート調査では、回答情報に居室番号が含まれている。そのため無記名式としてアンケート調査をする場合でも、その匿名性に必ずしも納得しない居住者が存在するため、アンケート内容によっては充分な回答率が得られないという問題があった。そこで本発明は、アンケート調査の実施者側からは、原理的にアンケート回答者が特定できない集合住宅用情報システムを提供することを目的とする。
本発明による集合住宅用情報システムでは、住宅情報端末のそれぞれは、インターホン回線およびゲートウェイ装置を経由して広域ネットワークに接続可能であり、表示部と、アンケートの回答を選択させる回答操作部と、前記ゲートウェイ装置を通じて広域ネットワーク上のサーバ装置からアンケート画面情報を受信して前記表示部に表示させ、前記回答操作部の操作に基づいて回答情報を生成する制御部とを備え、前記ゲートウェイ装置は、
住宅識別情報がハッシュ関数によって匿名化された回答情報を前記サーバ装置に転送する。
前記制御部は、前記サーバ装置から新着情報通知を受信すると、通知画面を前記表示部にポップアップ表示させてもよい。
前記アンケート画面情報および回答情報はHTML文書で構成されてもよい。
本発明では、ゲートウェイ装置が、住宅識別情報がハッシュ関数によって匿名化された回答情報を前記サーバ装置に送信する。したがって、サーバ装置3では、異なる住宅からの回答情報を区別できても、回答情報の送信元の住宅を特定することはできない。これによって居住者のプライバシーが確保されるので、アンケート内容がデリケートなものであっても、高い回答率が期待できる。
本発明を適用した集合住宅用情報システムの例を示したシステム図である。 住宅情報端末の例の正面図である。 住宅情報端末、ゲートウェイ装置、およびサーバ装置の基本動作の例を示したフロー図である。 (a)〜(e)は、住宅情報端末における各種表示画面の例である。 (a)〜(c)はそれぞれ、住宅情報端末、ゲートウェイ装置、サーバ装置のプロトコルスタックの構成図である。 インターホンプロトコルによる通信データの概略構造の例を示すフォーマット図である。
本発明に係る集合住宅管理システムは、インターホンシステムをベースとして、そこに火災等に対するセキュリティサービスや、電子掲示板等の情報サービスを付加したものである。
図1に示すように、実施形態として例示するシステム1は、システム全体を制御する制御装置11より棟内回線(インターホン回線)12が集合住宅棟の各住宅、共用部、管理人室まで敷設され、この回線に、住宅情報端末13等の端末装置が分岐器14を介して接続されている。
棟内回線12は、インターホンシステムにおいて不可欠な通話信号、映像信号、制御信号等がパケット方式で伝送される。この回線に使用されるケーブルの種別に特に制限はなく、必要な通信帯域が確保できるならば、安価なツイストペアのケーブルとしてもよい。
この例では、制御装置11から4系統の棟内回線12を導出させ、それによって住宅情報端末13を接続する回線、管理人室インターホン15を接続する回線、ロビーインターホン16を接続する回線、ゲートウェイ装置17を接続する回線を分離した形態としている。このような形態とすれば、例えばロビーインターホン16のみ棟内回線12より電源を供給することも可能になる。しかしながら制御装置11はルータ機能(ハブ機能)を有するので、特別な要請がなければ、端末装置の種別毎に回線を分離する必要は特にない。また回線の系統数も特に制限されない。
住宅情報端末13は、通信部13a、制御部13b、表示部13c、操作部13d、音声部13e等を備え、ドアホン13hやセキュリティセンサ13iが接続されている。通信部13aは、棟内回線12に対して規定されたインターホンプロトコルに従って信号伝送を行う。制御部13bはブラウザ13fによって、トップ画面、通話画面、セキュリティ画面、情報サービス画面等を表示部13cに表示させ、更に状態ランプ13jも点灯制御する。住宅情報端末13における基本画面、すなわちトップ画面、通話画面、セキュリティ画面等は、住宅情報端末13内にローカル文書として準備されている。
図2に示すように、表示部13cは例えばカラータッチパネルであり、各種フォントや映像等が表示できる。音声部13eはスピーカ、マイク等からなる。操作部13dは、物理的なボタンあるいはタッチパネルに適宜表示されるソフト的なボタンからなり、後述するアンケートに対する回答情報を生成するための回答操作部13gを構成する。ここでは、物理的なボタンとして、復旧/警報停止ボタン、火災確認ボタン、メニューボタン、終了ボタン、解錠ボタン、通話ボタンが設けられているが、メニューボタンに新着情報を示すランプを内蔵させてもよい。
ゲートウェイ装置17は、棟内回線12と広域ネットワーク2とを跨いだ信号伝送、具体的には住宅情報端末13とサーバ装置3との間の信号伝送を中継する。そのため棟内回線12に対応した通信部17a、棟内回線12と広域ネットワーク2との間でプロトコルを双方向に変換する中継部17b、広域ネットワーク2に対応した通信部17cを備えている。またゲートウェイ装置17は、住宅情報端末13あるいはメンテナンス用端末からアクセスされるウェブサーバ部17dも備える。ウェブサーバ部17dは、住宅情報端末13で生成されたアンケートに対する回答情報中の住宅識別情報を匿名化する処理を実行するとともに、システム1のメンテナンス画面を提供する。
メンテナンス画面は、ゲートウェイ装置17に着脱自在に接続したメンテナンス端末4等によってアクセスされる。なおサーバ装置3のURLは、住宅情報端末13に予め設定されているが、このメンテナンス用ホームページを通じて書換えも可能である。
サーバ装置3は、広域ネットワーク2に対応した通信部3a、ウェブサーバ部3b、記憶部3c等を備えている。記憶部3cには、電子掲示板の記事等を構成するHTML文書や、画像ファイル、住宅の識別情報等が格納されている。また記憶部3cには、ゲートウェイ装置17から送信されてきた回答情報が蓄積され集計処理が行われる。
ここでシステム1の基本動作を簡単に説明する。すなわちシステム1は、主たる機能の一つとしてインターホン機能を提供する。すなわちロビーインターホン16で部屋番号を指定した呼出操作がなされると、対応した住宅の住宅情報端末13では呼出音が鳴動して来訪者の映像が表示部13cに映される。その住宅情報端末13で応答操作がなされると、ロビーインターホン16との間で相互通話が可能になる。住宅情報端末13で所定操作をすればロビー扉の電気錠18が解錠できる。また住宅情報端末13と管理人室インターホン15との間での呼出通話、住宅情報端末13同士の呼出通話も提供される。これらの相互通話は一方の終了操作または所定時間の経過によって遮断される。
またシステム1は、セキュリティ機能を有する。たとえば住宅情報端末13は、住宅内のセキュリティセンサ13iが作動すれば警報音を鳴動させる。またモード切替操作によってセキュリティセンサ13iをオン、オフすることもできる。管理人室インターホン15は警報監視盤としての機能を有する。すなわち管理人室インターホン15は、棟内共用部および各住宅のセキュリティセンサ13iの作動状態、住宅情報端末13の操作等から異常を検知したときには、共用部に設置された音響装置(図示なし)や、各住宅の住宅情報端末13を作動させて地区鳴動や全棟鳴動等を行う。
またシステム1は、棟外の広域ネットワーク2上のサーバ装置3によって各住宅に電子掲示板の記事やアンケートを配信し、アンケートの回答情報を集計する情報サービス機能も有する。この点は大きな特徴なので、以下にその情報サービスについて詳細に説明する。電子掲示板の記事は、単ページのものでも複数ページのものでもよい。
住宅情報端末13とサーバ装置3との間で信号伝送を行わせるため、棟内回線12と広域ネットワーク2との間には、プロトコル変換等を行って信号伝送を中継するゲートウェイ装置17が設けられている。VPNルータ5は、ゲートウェイ装置17とサーバ装置3との間で暗号化通信を提供するために設けられているが、必須ではなく省略してもよい。
情報サービスには、住宅情報端末13とサーバ装置3との間での信号伝送が必要であるが、本発明では、HTTPによって伝送を行うことにする。ただしHTTPは、クライアントのHTTPリクエストに対して、サーバからHTTPレスポンスが返信されるだけのシンプルなプロトコルであり、サーバから自発的な情報発信はできない。そこでサーバから情報発信するのと実質的に等価な機能を実現するため、クライアントがサーバをポーリングする方法を提案する。すなわち住宅情報端末13はダミーのHTTPリクエストをサーバ装置3に定期的に送信することとし、サーバ装置3が適宜そのHTTPレスポンスの中に発信したい情報を埋め込む。
ここで情報サービスは電子掲示板を利用したアンケート調査であると想定して、システム1の基本動作を以下に説明する。
サーバ装置3は、電子掲示板の記事(アンケートを含む)が管理者によって新規登録されると、新着情報通知を生成して住宅情報端末13に自動的に発信する。管理者はたとえばマンション管理組合、あるいは自治会等の担当者である。新着情報通知の配信は、住宅情報端末13のポーリングに対する応答という形で行われる。記事はたとえばHTML文書で構成され、ヘッドライン(タイトル)と記事本文とを含むが、更に、JPEG画像等への参照を含んでもよい。また記事は複数ページで構成されてもよい。記事がアンケートであれば、記事本文のページと、回答ページとで構成し、回答ページに回答ボタン(回答操作部13gとなる)を含めてもよい。住宅情報端末13は、そのHTML文書から記事やアンケートの表示画面を生成する。新着情報通知には、記事の識別情報(URL)と、記事から抽出したヘッドラインとを含めるとよい。
住宅情報端末13は、新着情報通知を受信すると、着信音を鳴動させるとともに、通知画面をポップアップ表示させるとともに、新着情報ランプを点滅させる。通知画面には、記事のヘッドラインが表記されるとよい。また記事本文を閲覧するための確認ボタンも配置されるとよい。ポップアップ表示は所定時間で消えてもよい。
また住宅情報端末13のトップ画面から所定手順の操作がなされると、最近登録された記事のヘッドラインが一覧表示される。この一覧表示画面には、所望の記事を閲覧するための詳細ボタンが記事毎に配置されている。一覧表示画面は、サーバ装置3からその都度読み出して表示してもよいが、住宅情報端末13がそれまでに受信した新着情報通知から予め生成したものを表示してもよい。
住宅情報端末13は、ポップアップ表示された通知画面の確認ボタンあるいは一覧表示画面中の詳細ボタンの操作がなされると、その記事の識別情報を含ませた要求信号をサーバ装置3に送信する。サーバ装置3はその要求信号を受信すると、対応した記事を返信する。住宅情報端末13はその記事を受信すると、ヘッドラインと記事本文とからなる記事画面を表示する。
また住宅情報端末13は、その記事がアンケートであれば、記事画面に回答を選択させるための回答ボタン(回答操作部13g)も含めて表示し、回答操作を受け付けて、回答情報を生成する。この動作は、ブラウザ13fがアンケートに含まれたスクリプトを実行することでなされる。なおそのスクリプトには、その回答情報を受け付けるサーバ装置3の受付画面のURLを含ませておけば、複数のアンケート調査が同時に行われた場合でも、アンケートと受付ページとの対応関係が維持され混乱が生じない。
回答情報はHTTPリクエストに含ませて住宅情報端末13から送信される。一般にHTTPリクエストは、リクエスト行(必須)と付加情報(省略可)とで構成される。リクエスト行は、メソッド、オブジェクトのURL、HTTPのバージョン番号が並んだ文字列であるが、GETメッソドであれば、URLの後に「?名前=値」の形式で任意のパラメータが付記できる。よって、受付ページのURLを指定したHTTPリクエストにおいて、そのパラメータに回答情報を含ませればよい。あるいは、POSTメッソドとして、HTTPリクエストに続くリクエストボディ内に回答情報を含ませてもよい。
このような方法を採用すれば、HTTPによって住宅情報端末13からサーバ装置3の受付画面に回答情報を送信でき、その受付画面に設定された例えばPHP(登録商標)やPearl(登録商標)等のサーバサイドプログラムによって蓄積処理や集計処理が行われる。
これらのサーバサイドプログラムは、HTTPリクエストが指定するURLから、その送信元の住宅を特定できるので、アンケートの回答は基本的に記名回答になる。たとえばHTTPリクエストの付加情報に、ブラウザ13fの種別を通知するためのユーザエージェントフィールドが含まれるが、そのフィールドの値(文字列)には、棟番号、住宅番号等の住宅識別情報が埋め込まれている。
これに対して無記名回答は、たとえばゲートウェイ装置17が、住宅情報端末13から送信されてきた回答情報を含むHTTPリクエストをサーバ装置3に転送する過程で、そこに含まれる住宅識別情報を匿名化することによって実現できる。そのためには住宅情報端末13は、回答情報を含ませたHTTPリクエストの送信先として、ゲートウェイ装置17の受付画面のURLを指定する。その受付画面には、住宅識別情報を匿名化するためのサーバサイドプログラムが設定されている。よってゲートウェイ装置17は、住宅情報端末13から回答情報を含ませたHTTPリクエストを受信する毎に、HTTPレスポンスを返信するとともに、そのHTTPリクエスト中の住宅識別情報を匿名化して、その匿名化された住宅識別情報を含ませたHTTPリクエストをサーバ装置3に転送する。要するにゲートウェイ装置17は、住宅情報端末13が回答情報をサーバ装置3に送信する際に、プロクシサーバ(代理サーバ)として機能する。
匿名化処理は、たとえば住宅識別情報に所定のハッシュ関数を適用すればよい。ハッシュ関数は、入力データからそのデータを代表する出力データを算出する関数であり、原理的には複数通りの入力データから同一の出力データが算出されるn対1の変換である。しかしながら出力データとなりえる値の個数が充分あって、入力データに対して出力データがほとんど重複せずに選択されるならば、現実的には1対1の変換とみなしてよい。入力データと、それにハッシュ関数が適用された出力データとの関係は、たとえば個人とその指紋との関係にたとえられる。つまり複数の人間が同一の指紋を有する確率は極めて低いがゼロではない。また指紋からその持ち主がどのような者か知ることはできない。ハッシュ関数として利用できる関数は公知であり、特に限定されない。ゲートウェイ装置17が、そのようにして住宅識別情報が匿名化されたHTTPリクエストをサーバ装置3に転送する。
サーバ装置3は、この場合、ゲートウェイ装置17から送信されてきたHTTPリクエストに含まれた回答情報の送信元の住宅は特定できない。しかしながら、複数の回答情報について、それらの住宅識別情報、つまりハッシュ値が同一であれば、同一住宅からの重複した回答情報であり、同一でないならば、異なる住宅からの回答情報であると判断することによって、集計処理がダブルカントなしに正常に行われる。
つまり、サーバ装置3は、ハッシュ値に基づいて同一の住宅情報端末13から複数回の回答情報が送られてきていると判断すれば、その最後の回答情報のみを対象として、ゲートウェイ装置3毎に回答情報を集計処理する。これにより無記名のアンケート調査が可能となり、居住者のプライバシーが確保され、アンケートに対する高い回答率が期待できる。
また住宅識別情報は、ハッシュ関数に替えて、所定の暗号関数によって匿名化してもよい。この場合、サーバ装置3はその暗号値を解読できないようにする。そうすれば、サーバ装置3は、暗号値と住宅とが1対1に対応することを前提として、回答情報を正しく集計処理できる。しかしながら一般には、ハッシュ関数の方が暗号関数よりも高速に処理でき、かつ得られる関数値が圧倒的に小さいので、ハッシュ関数を採用する方がより実用的といえる。
図3は、システム1のアンケート調査に関する基本動作を時系列的に示している。
時刻T1〜T2では、住宅情報端末13はポーリングによって、ダミーのHTTPリクエストを定期的に送信している。しかしこの時点では、サーバ装置3に発信すべき新着情報通知がないので、空のHTTPレスポンスが返信されている。
時刻T3では、サーバ装置3に電子掲示板の記事(アンケート)が新規登録されたため、その新着情報通知を自動的に生成するとともに、記事一覧表を自動的に更新している。
時刻T4では、サーバ装置3は、住宅情報端末13からのダミーのHTTPリクエストに対して、その新着情報通知を含ませたHTTPレスポンスを返信している。
時刻T5では、住宅情報端末13は、新着情報の通知画面をポップアップ表示し、確認操作を受けて、通知された記事を指定したHTTPリクエストを送信している。サーバ装置3は、そのHTTPリクエストに対して、アンケートを含ませたレスポンスを返信している。
時刻T6では、住宅情報端末13はそのレスポンスを受信して、アンケート画面を表示し、回答操作を受けて回答情報を生成し、その回答情報を含ませたHTTPリクエストをゲートウェイ装置17に送信している。ゲートウェイ装置17は、そのHTTPリクエストを受けて、受付画面を含ませたHTTPレスポンスを返信するとともに、住宅識別情報をハッシュ関数によって匿名化したHTTPリクエストをサーバ装置に転送している。
時刻T7では、住宅情報端末13は、その受付画面を表示している。
時刻T8では、サーバ装置3は、ゲートウェイ装置17からのHTTPリクエストに対して、空のHTTPレスポンスを返信するとともに、そこに含まれた回答情報を蓄積して集計処理を行っている。
図4の(a)〜(e)は、住宅情報端末13における各種表示画面の例である。
図4(a)はトップ画面W1の例である。上段部は、お知らせアイコンが配置されている。中段部は、現在のセキュリティモードを示す状態アイコン(在宅、外出等)と、モード切替ボタンとが配置されている。下段部は、呼出/伝言ボタン、情報ボタン、記録管理ボタンが配置されている。
図4(b)は、情報サービス画面W2の例である。この画面はトップ画面の情報ボタンの操作によって呼び出される。情報サービスのサブカテゴリを呼び出すためのボタンが配置されている。
図4(c)は、電子掲示板カテゴリに限定された記事一覧画面W3の例である。この画面は情報サービス画面W2のデジタル掲示板ボタンの操作によって呼び出される。画面には、アンケートを含めた記事のヘッドラインが一覧表示されており、そのそれぞれに対応して詳細ボタンが配置されている。
図4(d)は、記事画面W4の例である。この画面には、回答画面W5を呼び出すためのアンケートボタンが配置されている。
図4(e)は、回答画面W5の例である。設問毎に、「はい」、「いいえ」の回答ボタンが配置されている。
図4(f)は、新着情報画面W5の例である。この画面は、トップ画面W1の表示中(消灯中を含む)に新着情報が受信されると、所定時間ポップアップ表示される。記事のヘッドラインが表記され、確認ボタンが配置されている。確認ボタンの操作によって、図4(d)に示した記事画面W4が呼び出される。
これらの画面の中で、トップ画面W1および新着情報画面W6は、その画面情報が住宅情報端末13にローカルファイルとして予め用意されている。それ以外の情報サービス画面W2、記事一覧画面W3、記事画面W4、回答画面W5は、サーバ装置3に保存されており、住宅情報端末13のブラウザ13fによって読み出される。
この実施形態では、電子回覧板の記事、アンケート、アンケートの回答情報等がHTTPによって伝送されているが、以下に、HTTPによる信号伝送の仕組みを詳細に説明する。
図5の(a)〜(c)に示すように、住宅情報端末13、ゲートウェイ装置17、サーバ装置3はそれぞれプロトコルスタックPSを構成している。プロトコルスタックPSは概念的な階層的構造であり、データ送信時には、通信データが上層から下層に向けて順番に流れて棟内回線12に出力される。その際、各階層では適宜必要なヘッダが追加される。一方受信時には棟内回線12から入力された通信データが下層から上層に向けて順番に流れていく。その際、各階層で不要になったヘッダは除去される。
住宅情報端末13のプロトコルスタックPSは、アプリケーション層が最上位に置かれ、その下に順番に、インターホンプロトコル層、TCP/UDP層、IP層、データリンク・物理層が置かれている。
アプリケーション層は、住宅情報端末13の制御プログラムと、情報サービス画面を表示させるブラウザプログラムとが置かれている。
インターホンプロトコル層は、アプリケーション層から制御され、通信相手の情報端末のアプリケーション層との間で各種コマンド信号や応答送信を伝送する。
ここにインターホンプロトコルは、棟内回線12に対して規定された独自プロトコルであって、情報端末間で相互に伝送されるコマンド信号、応答信号は、送信元識別情報、送信先識別情報、コマンドコード、コマンドパラメータ等にフィールド区分されたフォーマットを有する。識別情報はローカルIPアドレスでもよいが、独自の識別情報でもよい。住宅情報端末13のブラウザ13fは、HTTPメッセージ(リクエスト、レスポンス)を伝送するので、インターホンプロトコルのコマンド信号および応答信号は、その内部にHTTPメッセージを包含させるための仕組みが必要となる。これは、たとえばインターホンプロトコルのコマンド信号や応答信号において、HTTPメッセージを示すコードを定義し、そのコマンドパラメータに、HTTPメッセージの本体を埋め込む等によって実現できる(図6参照)。
TCP/UDP層は、送信元の情報端末におけるアプリケーションと、送信先の情報端末におけるアプリケーションとの間で規定される信号伝送を制御する。送信時にはこの層においてインターホンプロトコルの通信データに、通信エラーを回復させるための情報や、送信元、送信先のアプリケーションを特定するポート番号等を含んだヘッダが付加される。なお呼出信号等の制御信号は、確実ではあるが若干低速なTCPによって伝送し、音声信号や映像信号は不確実ではあるが高速なUDPによって伝送することが望ましい。音声信号や映像信号は所定のコーデックにより符号化された形態で伝送するとよい。
IP層は、送信元の情報端末と、送信先の情報端末との間で規定される中継可能な信号伝送を制御する。送信時にはここで送信元、送信先のローカルIPアドレス等を含んだヘッダが付加される。
データリンク・物理層は、ケーブルによって物理的に接続された情報端末間での信号伝送を行う。特にシステム1では棟内回線12をツイストペア線で構成しているので、IP層で規定された通信パケット(IPパケット)が、差動シリアル通信によって伝送される。シリアル通信は同期式でも非同期式でもよい。
ゲートウェイ装置17のプロトコルスタックPSは、インターホンプロトコルと広域ネットワークプロトコルとの相互変換のための中継プログラムが最上位に置かれている。そしてその下に、インターホンプロトコル層、TCP/UDP層、IP層、データリンク・物理層からなる棟内回線側スタックと、HTTP層、TCP/UDP層、IP層、データリンク・物理層からなる広域ネットワーク側スタックとが並列に配置されている。
サーバ装置3のプロトコルスタックPSは、電子掲示板のHTMLファイル等を提供するウェブサーバプログラムが置かれ、その下に、HTTP層、TCP/UDP層、IP層、データリンク・物理層が置かれている。
上記のようなプロトコルスタックPSを構成した場合、住宅情報端末13のブラウザプログラムから発信されたHTTPリクエストは、インターホンプロトコルの通信データに組み込まれた形で、棟内回線12を通じてゲートウェイ装置17まで伝送される。ゲートウェイ装置17の中継プログラムは、そのインターホンプロトコルの通信データからHTTPリクエストを抽出して、通常のHTTPリクエストを再構築する。ゲートウェイ装置17で再構築されたHTTPリクエストは、広域ネットワーク2を通じてサーバ装置3まで伝送される。
対して、サーバ装置3から発信されたHTTPレスポンスは、広域ネットワーク2を通じてゲートウェイ装置17まで伝送される。ゲートウェイ装置17の中継プログラムは、そのHTTPレスポンスを組み込んだインターホンプロトコルの通信データを生成する。ゲートウェイ装置17で生成された通信データは、棟内回線12を通じて住宅情報端末13まで伝送される。住宅情報端末13の制御プログラムは、その通信データからHTTPレスポンスを抽出してブラウザプログラムに渡す。
このような手順により、住宅情報端末13とサーバ装置3との間での棟内回線12を通じたHTTPリクエスト、レスポンスの伝送が可能になる。
図6は、インターホンプロトコルによる通信データの概略構造を示すフォーマット図である。このように、このようにHTTPメッセージは、HTTPメッセージを示す識別コード(コマンドコード)に続くマンドパラメータとして、インターホンプロトコルの通信データに収容されている。この通信データ20が、データリンク・物理層によって更に細かいパケットに分割されて棟内回線12によって伝送される。
1 集合住宅用情報システム
12 インターホン回線
13 住宅情報端末
13a 表示部
13b 制御部
13f ブラウザ
13g 回答操作部
17 ゲートウェイ装置
2 広域ネットワーク
3 サーバ装置

Claims (3)

  1. 各住宅の住宅情報端末をインターホン回線に接続して通話信号を伝送させる集合住宅用情報システムにおいて、
    住宅情報端末のそれぞれは、
    インターホン回線およびゲートウェイ装置を経由して広域ネットワークに接続可能であり、
    表示部と、アンケートの回答を選択させる回答操作部と、前記ゲートウェイ装置を通じて広域ネットワーク上のサーバ装置からアンケート画面情報を受信して前記表示部に表示させ、前記回答操作部の操作に基づいて回答情報を生成する制御部とを備え、
    前記ゲートウェイ装置は、
    住宅識別情報がハッシュ関数によって匿名化された回答情報を前記サーバ装置に転送する、集合住宅用情報システム。
  2. 請求項1に記載の集合住宅用情報システムにおいて、
    前記制御部は、前記サーバ装置から新着情報通知を受信すると、通知画面を前記表示部にポップアップ表示させる、集合住宅用情報システム。
  3. 請求項1または2に記載の集合住宅用情報システムにおいて、
    前記アンケート画面情報および回答情報はHTML文書で構成されている、集合住宅用情報システム。
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