JP3800715B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は発熱体で被加熱物を加熱する加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の可動式発熱体で加熱をする加熱調理器には、特開平8−110055号広報に示すようなものがあった。以下、その構成について図12を参照しながら説明する。
【0003】
図12に示すように加熱室1にオーブン調理時とグリル調理時に兼用する上発熱体2を備え、オーブン調理時は上発熱体2を加熱室壁3に対向させ、グリル調理時は被加熱物5を載置する被加熱物載置台6の上面に対向するように回動可能に配置し、さらに被加熱物載置台6の下にグリル調理用の下発熱体7を配置した構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の加熱調理器では、オーブン調理とグリル調理に上発熱体を兼用している。
【0005】
このような従来の構成では、グリル調理時は上発熱体と下発熱体からの熱により被加熱物が加熱調理されるが、一般的にグリル調理は対流よりも輻射による加熱が中心になる。特に上発熱体の輻射成分は被加熱物に対向している側の成分のみが加熱に寄与し、被加熱物に面していない反対側の成分がまったく有効に利用されていない。しかも対流成分も上方に逃げるだけで被加熱物を効率よく加熱できないという課題があった。
【0006】
また、上発熱体が線状の発熱体であるため、被加熱物の表面では発熱体の発熱部からの輻射成分が発熱部の真下をピークとして遠ざかるほど減衰するという分布をなし、焼きむらの原因になるという課題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、加熱室内でそれぞれ独立して動く可動式発熱体および可動式反射板を備え、グリル調理時は可動式発熱体と可動式反射板が被加熱物に対向する位置まで移動して加熱調理するものである。
【0008】
上記発明によれば、グリル調理時には高輻射でしかもむらなく被加熱物を加熱調理することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明は、加熱室内でそれぞれ独立して動く可動式発熱体および可動式反射板を備え、いずれも非使用時は加熱室壁に対向するように配置し、使用時は前記可動式発熱体が被加熱物に対向する位置に移動し、加熱目的により前記可動式反射板を前記被加熱物に対向する位置まで移動するものである。
【0010】
そして、グリル調理時には高輻射でしかもむらなく被加熱物を加熱調理することができる。
【0011】
また、加熱室内でそれぞれ独立して動く可動式発熱体および可動式反射板と、前記可動式反射板を常に前記可動式発熱体に対向するように付勢手段であるばねと、被加熱物を載置するオーブン皿とを備え、前記可動式発熱体と前記可動式反射板は、いずれも非使用時は加熱室壁に対向するように配置し、使用時はいずれも被加熱物に対向する位置に移動する構成で、前記オーブン皿使用時に前記可動式反射板の動きが規制されるものである。
【0012】
そして、グリル調理時には高輻射でしかもむらなく被加熱物を加熱調理することができるだけでなく、反射板の作動機構をばねを使った簡単な構成で実現できる。
【0013】
さらに、加熱室内に設けた可動式発熱体と一体で移動する可動式反射板と複数の発熱部からなる加熱室上部または底部の発熱体から構成し、前記可動式発熱体と前記可動式反射板は、いずれも非使用時は加熱室壁に対向するように配置し、前記可動式発熱体の使用時はいずれも被加熱物に対向する位置に移動する構成で、前記加熱室上部または底部に設けた発熱体の一部と前記可動式発熱体を同時に通電するものである。
【0014】
そして、グリル調理時には総入力電力を増やさずに短時間で被加熱物の上面と下面を加熱調理できる。
【0015】
さらに、加熱室内に設けた可動式発熱体と、被加熱物を載置する角型オーブン皿と、被加熱物を載置する回転載置台からなり、前記オーブン皿の使用時と前記回転載置台の使用時で前記可動式発熱体の位置を変えるものである。
【0016】
そして、オーブン調理時とグリル調理時のそれぞれの被加熱物に対して最適加熱ができ、好ましい仕上がりが得られる。
【0017】
さらに、主要部が直線状の発熱部からなる発熱体と、複数の平面で形成した反射板からなり、前記発熱部から各反射板で反射した反射成分を被加熱物の受熱面上での照射範囲を一致させたものである。
【0018】
そして、グリル調理時に、被加熱物表面をむらなく加熱し、好ましい状態にしあげることができる。
【0019】
そして、主要部が複数の直線状の発熱部からなる発熱体と、前記各発熱部に対向するように配置した反射板からなり、前記各発熱部からの各反射板で反射した反射成分が被加熱物の受熱面上で重ならないようにしたものである。
【0020】
そして、グリル調理時に、被加熱物表面を広い範囲でむらなく加熱し、好ましい状態にしあげることができる。
【0021】
さらに、加熱室内に設けた可動式発熱体と一体で移動する可動式反射板と、前記加熱室内に高周波を照射する高周波発生装置からなり、前記可動式発熱体と前記可動式反射板は、いずれも非使用時は加熱室壁に対向するように配置し、前記可動式発熱体の使用時はいずれも被加熱物に対向する位置に移動する構成で、高周波加熱時は前記可動式反射板を前記可動式発熱体の使用時とは異なる位置に移動し、かつ前記被加熱物の加熱目的により前記可動式反射板の位置を変化させるものである。
【0022】
そして、高周波加熱時は被加熱物の加熱目的に合せて均一な加熱ができ、好ましい仕上がりが得られるものである。
【0023】
さらに、加熱室内に設けた可動式発熱体と一体で移動する可動式反射板と、前記加熱室内に高周波を照射する高周波発生装置からなり、前記可動式発熱体と前記可動式反射板は、いずれも非使用時は加熱室壁に対向するように配置し、前記可動式発熱体の使用時はいずれも被加熱物に対向する位置に移動する構成で、高周波加熱中は前記可動式反射板を発熱体使用時の位置とは異なる範囲で移動を続けるものである。
【0024】
そして、高周波加熱時は被加熱物の加熱目的に合せて均一な加熱ができ、好ましい仕上がりが得られるものである。
【0025】
さらに、加熱室内に設けた可動式発熱体と一体で移動する可動式反射板と、前記加熱室内に高周波を照射する高周波発生装置からなり、前記可動式発熱体と前記可動式反射板は、いずれも非使用時は加熱室壁に対向するように配置し、前記可動式発熱体の使用時はいずれも被加熱物に対向する位置に移動する構成で、前記被加熱物を間に介して前記可動式反射板と対向する前記加熱室壁に前記高周波を照射する開口部を設けたものである。
【0026】
そして、電波分布に対する可動式反射板の影響が、高周波を照射する開口部が可動式反射板と直交する位置関係にある場合より強く現れ、高周波加熱時に被加熱物の加熱目的に合せてより均一な加熱ができ、好ましい仕上がりが得られるものである。
【0027】
さらに加熱室内に設けた発熱部をループ状に形成した一対の可動式発熱体と、前記加熱室の壁面に設けた開口部から前記加熱室内に高周波を照射する高周波発生装置からなり、前記可動式発熱体のループ状発熱部が前記開口部を遮らない配置としたものである。
【0028】
そして、高周波加熱時に被加熱物の加熱目的に合せて均一な加熱ができ、好ましい仕上がりが得られるだけでなく、高周波による発熱体の異常発熱を防止できるものである。
【0029】
以下本発明の実施例1について図面を参照して説明する。
(実施例1)
図1は本発明の実施例1の加熱調理器のグリル調理時を示す正面断面図、図2(a)は同加熱調理器のグリル調理時を示す側面図、(b)は同加熱調理器の裏面図である。
【0030】
図1において、加熱室7の上部と底部にそれぞれ上発熱体8と底部発熱体9a、9bを備え、また加熱室7内には左右に一対の可動式発熱体10a、10bを回動自在に備えている。上発熱体8は加熱室7の上部全面を加熱範囲とし、底部発熱体9a、9bは加熱室7の底部の左右の各半分ずつを加熱範囲としている。使用時はこれらの発熱体はオーブン調理やグリル調理の加熱目的に合せて組み合わせ使用する。また、可動式発熱体10a、10bに対向する位置に可動式反射板11a、11bを備え、グリル加熱時に可動式発熱体10a、10bの輻射成分を被加熱物側12に反射し加熱する。可動式発熱体10a、10bと可動式反射板11a、11bは非使用時は加熱室壁13に対向する位置にあり、オーブン調理時は可動式発熱体10a、10bが回転移動し、グリル調理時は可動式発熱体10a、10bと反射板11a、11bがそれぞれ回転移動する。14はグリル調理時や高周波加熱時の被加熱物12を載置する回転載置台で15は載置台モータ、16は高周波発生装置17からの高周波を加熱室に放射する開口部、18はオーブン調理時に被加熱物を載置するオーブン皿で加熱室壁13左右のレール19で支持されているオーブン調理はメニューの種類や量に応じて上下のレール19を使い分け、また2段で調理をする場合もある。
【0031】
次に、図2において可動式発熱体10aと可動式反射板11aは回転載置台14上の被加熱物12に対向する位置にある。可動式発熱体10aの根元部の回転軸20は加熱室壁13の後部を貫通し、回転自在に支持されている。回転軸20はギア21と一体になり、発熱体駆動モータ22の軸側のギア23と噛み合っている。また、可動式反射板11aの回転軸24は可動式発熱体10aの回転軸20と同軸でそれぞれ独立して回転するように形成されて加熱室壁13を貫通している。可動式反射板11aの回転軸24もギア25と一体になり反射板駆動モータ26の軸側のギア27と噛み合っている。この2個のモータ22、26により可動式発熱体10a可動式反射板11aそれぞれ独立して回転移動できる。
【0032】
さらに、ギア23と27にはそれぞれカム23a、27aが形成されスイッチ28、29を作動させる。これらのスイッチ28、29は可動式発熱体10aと可動式反射板11aのそれぞれの位置を検出しモータ22、26の回転を制御する構成である。
【0033】
もう一方の可動式発熱体10bと可動式反射板11bは、本実施例ではそれぞれ可動式発熱体10aと可動式反射板11aと連動する構成でモータ22と26により常に左右対称に回転移動するが、左右がそれぞれ独立して動く構成でもよい。
【0034】
次に動作、作用を説明する。可動式発熱体10a、10bと可動式反射板11aは、非使用時や高周波加熱時は左右の加熱室壁13に対向する位置に配置する構成である。オーブン調理は対流を中心とする加熱で、メニューにより上段で調理するものや下段で調理するものがあり、また2段で大量の調理をする場合もある。この可動式発熱体10a、10bはこのような調理内容に対応して、必要に応じて上発熱体8と底部発熱体9の組み合わせで調理を行う。可動式発熱体を使用するオーブン調理時は可動式発熱体10a、10bだけがオーブン皿18に対向する位置まで回転移動し加熱を行う。次にグリル調理は輻射を中心とする加熱で被加熱物の表面に好ましい焼き色をつけて加熱調理を行うものであるが、調理時は可動式発熱体10a、10bと可動式反射板11a、11bが被加熱物12に対向する位置まで回転移動し、底部発熱体9a、9bと共に加熱調理する。可動式発熱体10a、10bの発熱部表面からは輻射熱が放射され、被加熱物12に対向する側の成分は直接被加熱物12に照射し、さらに反対側の面から発生した輻射成分は可動式反射板11a、11bで反射して被加熱物12に照射するので、被加熱物は強い輻射で加熱されることになる。
【0035】
(実施例2)
図3は本発明の実施例2の加熱調理器のオーブン調理時を示す正面断面図、図4(a)は同加熱調理器のグリル調理時を示す側面図、(b)は同加熱調理器のグリル調理時を示す裏面図である。
【0036】
図3において、加熱室7の上部と底部にそれぞれ上発熱体8と底部発熱体9a、9bを備え、また加熱室7内には左右に一対の可動式発熱体10a、10bを回動自在に備えている。上発熱体8は加熱室7の上部全面を加熱範囲とし、底部発熱体9a、9bは加熱室7の底部の左右の各半分ずつを加熱範囲としている。使用時はこれらの発熱体はオーブン調理やグリル調理の加熱目的に合せて組み合わせ使用する。また、可動式発熱体10aに対向する位置に可動式反射板11aを備え、グリル加熱時に可動式発熱体10aの輻射成分を被加熱物側12に反射し加熱する。可動式発熱体10a、10bと可動式反射板11a、11bは非使用時は加熱室壁13に対向する位置にあり、グリル調理時は可動式発熱体10a、10bと反射板11a、11bがそれぞれ回転移動する。
【0037】
18はオーブン調理時に被加熱物を載置するオーブン皿で加熱室壁13の左右のレール19で支持されている。オーブン調理はメニューの種類や量に応じて上下のレール19を使い分け、また2段で調理をする場合もある。可動式反射板11a、11bとオーブン皿18の位置関係は、可動式反射板11a、11bの最大外形の回転半径内にオーブン皿18を配置している。14はグリル調理時や高周波加熱時の被加熱物を載置する回転載置台で15は載置台モータ、16は高周波発生装置17からの高周波を加熱室に放射する開口部である。
【0038】
次に、図4(a)において可動式発熱体10aと可動式反射板11aは回転載置台14上の被加熱物12に対向する位置にある。可動式発熱体10aの根元部の回転軸20は加熱室壁13の後部を貫通し、回転自在に支持されている。回転軸20はギア21と一体になり、発熱体駆動モータ22の軸側のギア23と噛み合っている。また、可動式反射板11aの回転軸24は可動式発熱体10aの回転軸20と同軸でそれぞれ独立して回転するように形成されて加熱室壁13を貫通している。可動式反射板11aの回転軸24先端にはレバー30を設け、レバー30端部を付勢手段であるバネ31で付勢している。バネ31の他端は本体側の支持部32に系止している。このバネ31により可動式反射板11aに回転力が発生し可動式発熱体10aに近づく方向に作用する。このモータ22とバネ31の付勢力により可動式発熱体10a可動式反射板11aはそれぞれ独立して回転移動できる。
【0039】
さらに、ギア23にはカム23aが形成されスイッチ28を作動させる。このスイッチ28は可動式発熱体10aの位置を検出しモータ22の回転を制御する構成である。
【0040】
もう一方の可動式発熱体10bは、本実施例では可動式発熱体10aと連動する構成でモータ22により常に左右対称に回転移動するが、左右の可動式発熱体10a、10bがそれぞれ独立して動く構成でもよい。
【0041】
次に動作、作用を説明する。可動式発熱体10a、10bと可動式反射板11a、11bは、非使用時や高周波加熱時は左右の加熱室壁13に対向する位置に配置する構成である。
【0042】
グリル調理時は可動式発熱体10a、10bと可動式反射板11a、11bが被加熱物12に対向する位置まで回転移動し、底部発熱体9a、9bと共に加熱調理する。可動式発熱体10a、10bの発熱部表面からは輻射熱が放射され、被加熱物12に対向する側の成分は直接被加熱物12に照射し、さらに反対側の面から発生した輻射成分は可動式反射板11a、11bで反射して被加熱物12に照射するので、被加熱物は強い輻射で加熱される。
【0043】
可動式発熱体10a、10bを使用するオーブン調理時、上段レール19にオーブン皿18置き調理を始めると、可動式反射板11a、11bはオーブン皿18に動きが拘束され、可動式発熱体10a、10bだけがオーブン皿18に対向する位置まで回転移動し加熱調理を行う。
【0044】
(実施例3)
図5(a)は本発明の実施例3の加熱調理器の発熱体の回路図、(b)は同加熱調理器の発熱体の動作図である。基本構成については実施例1、実施例2と共通であるため、図1およびの図4(a)を説明に使用する。
【0045】
本実施例の基本構成は実施例1および実施例2と共通であるため詳細な説明は省略し異なる部分について説明する。
【0046】
図5(a)回路図に示すように、上発熱体8、底部発熱体9a、9b、可動式発熱体10a、10bの通電をそれぞれリレー33,34a、34b、35a、35bで単独で制御する。各リレーはグリル調理の状態を示す。また、図5(b)は動作図でオーブン調理で(1)オーブン皿を一段で使う場合、(2)2段で使う場合、(3)グリル調理の場合の動作状態を示す。各発熱体の消費電力は、上発熱体8が1300Wで他はすべて650Wである。
【0047】
一方、グリル調理時は載置台14上に被加熱物12が載置されている。
次に動作、作用を説明する。本実施例のグリル調理時は、可動式発熱体10aと可動式反射板11aが被加熱物12に対向する位置に移動し、図5(b)に示すように底部発熱体9aと可動式発熱体10aが同時に通電され、被加熱物12が回転しながら加熱調理される。可動式発熱体10aの発熱部表面からは輻射熱が放射され、被加熱物12に対向する側の成分は直接被加熱物12に照射し、さらに反対側の面から発生した輻射成分は可動式反射板11aで反射して被加熱物12に照射するので、被加熱物は強い輻射で加熱される。
【0048】
(実施例4)
図6は本発明の実施例4の加熱調理器のグリル調理時を示す正面断面図である。
【0049】
本実施例の基本構成は実施例1と共通であるため詳細な説明は省略し異なる箇所について説明する。
【0050】
図6において、可動式発熱体10a、10bおよび可動式反射板11a、11bは、非使用時は加熱室壁13に対向する位置に配置されているが、先ずオーブン調理時は可動式発熱体10a、10bだけがオーブン皿18に対向する位置10(O)に回転移動し上発熱体8と底部発熱体9a、9bの組み合わせでメニューや量に対応した加熱を行う。次にグリル調理時は可動式発熱体10a、10bが10(G)の位置まで回転移動し、回転載置台14上の被加熱物12に対向する。この位置はオーブン調理の位置10(O)より、さらに被加熱物12に接近している。この時、可動式反射板11a、11bも可動式発熱体10a、11bも同時に回転移動し、被加熱物12に対向する。
【0051】
この可動式発熱体10a、10bを10(O)および10(G)の位置まで回転移動させるために、図2(b)のギア23にカム23aをさらに1個所追加しモータ22を制御する構成である。
【0052】
次に動作、作用を説明する。本実施例のグリル調理時の可動式発熱体10a,10bの位置10(G)は、オーブン調理時の位置 10(O)よりも被加熱物12に近づくので,被加熱物12に到達する直接輻射成分と反射した輻射成分の総和を大きくできる。
【0053】
(実施例5)
図7は本発明の実施例5の加熱調理器のグリル時の反射板の照射範囲を示す断面図。
【0054】
図7において、発熱部が直線状の発熱体36と複数の反射面から形成された反射板37が被加熱物38に対向している。本実施例では反射板37を3枚の反射面37a、37b、37cで形成している。発熱体36の輻射成分で各反射面37a、37b、37cで反射した輻射成分の照射範囲La、Lb、Lcをそれぞれほぼ同じ範囲になるように構成している。
【0055】
次に動作、作用を説明する。
発熱体からの輻射成分で各反射面で反射した輻射成分の総和が、被加熱物の表面で急激な変化をしない。
【0056】
(実施例6)
図8は本発明の実施例6の加熱調理器のグリル時の反射板の照射範囲を示す断面図。
【0057】
図8において、直線状の発熱部36a、36bからなる発熱体36と各発熱部36a、36bに対向する複数の反射面から形成された反射板37が被加熱物38に対向している。本実施例では反射板37は連続する反射面37a、37b、37cが発熱部36aと対向し、反射面37d、37e、37fが発熱部36bに対向するように配置されている。発熱部36aの輻射成分で各反射面37a、37b、37cで反射した輻射成分の照射範囲La、Lb、Lcをそれぞれほぼ同じ範囲とし、また発熱部36bの輻射成分で各反射面37d、37e、37fで反射した輻射成分の照射範囲Ld、Le、Lfをそれぞれほぼ同じ範囲となるように構成している。さらに、発熱部36aからの反射成分の照射範囲と発熱部36bからの反射成分の照射範囲は、互いに重なり合わず、かつ隙間ができないように構成している。
【0058】
次に動作、作用を説明する。
各発熱部からの輻射成分で各反射面で反射した輻射成分の総和が、被加熱物の表面で急激な変化をしない。
【0059】
(実施例7)
図9は本発明の実施例7の加熱調理器の高周波加熱時の反射板の位置を示す断面図、図10は同加熱調理器の反射板角度と電波分布の関係を示す図である。
【0060】
本実施例の基本構成は実施例1と共通であるため詳細な説明は省略し異なる箇所について説明する。
【0061】
図9において、加熱室7の左右に一対の可動式発熱体10a、10bと可動式反射板11aが非使用時は加熱室壁13に対向する位置に配置され、オーブン調理やグリル調理の使用時は可動式発熱体10a、10bと可動式反射板11aが被加熱物12に対向する位置に回転移動する。さらに、この可動式発熱体10aと可動式反射板11aは高周波加熱時は可動式発熱体10aの使用時の位置とは異なる位置に回転移動する構成である。また、加熱室壁13に高周波を発生する開口部16を設け、回転載置台14は高周波加熱時にも回転する。17は高周波発生装置である。
【0062】
図10は被加熱物12牛肉のスライス300グラムをマイナス20℃で冷凍したものを高周波出力500Wで1分30秒解凍したときの温度分布を示し、斜線部は温度が先に上がった範囲を示すものである。実施例では、反射板角度が垂直のときは中央の温度上昇が低く未解凍部分が多いことを示し、45度の時に中央部も加熱され未解凍範囲が少なくなっていることを示している。この図から可動式反射板11aの角度により電波分布が変化することを示している。
【0063】
次に動作、作用を説明する。
一般に回転載置台を使って高周波加熱をすると周囲、特に角部が強く中央部が弱くなる傾向にある。そのため牛肉やミンチ肉の冷凍品の解凍時は均一な解凍がむつかしいとされていたが、可動式反射板10aの位置を移動することにより電波分布を変化させることができる。
【0064】
(実施例8)
図11は本発明の実施例8の加熱調理器の高周波加熱時の反射板の動きを示す断面図である。
【0065】
基本構成は実施例7と共通であるので詳細な説明は省略し、異なる箇所について説明する
図11では、加熱室7の左右に一対の可動式発熱体10a、10bと可動式反射板11aが非使用時は加熱室壁13に対向する位置に配置され、オーブン調理やグリル調理の使用時は可動式発熱体10a、10bと可動式反射板11aが被加熱物12に対向する位置に回転移動する。さらに、この可動式発熱体10aと可動式反射板11aは高周波加熱時は可動式発熱体10aの使用時の位置とは異なる範囲で回転移動を続ける構成である。また、加熱室壁13に高周波を発生する開口部16を設け、回転載置台14は高周波加熱時に回転する。17は高周波発生装置である。
【0066】
次に動作、作用を説明する。
一般に回転載置台を使って高周波加熱をすると周囲、特に角部が強く中央部が弱くなる傾向にある。そのため牛肉やミンチ肉の冷凍品の解凍時は均一な解凍がむつかしいとされていたが、可動式反射板10aを一定の範囲で動かし続けることにより、被加熱物の中心付近と周辺部の電波分布を連続的に変化させることができる。
【0067】
(実施例9)
図9を用い本発明の実施例9について説明する。
【0068】
基本構成は実施例7と共通であるので詳細な説明は省略し、異なる箇所について説明する。
【0069】
図9において、加熱室7の左右に一対の可動式発熱体10a、10bと可動式反射板11aが非使用時は加熱室壁13に対向する位置に配置され、オーブン調理やグリル調理の使用時は可動式発熱体10a、10bと可動式反射板11aが被加熱物12に対向する位置に回転移動する。可動式反射板11aはSUS材で平板状に形成している。また、被加熱物12を間に介して可動式反射板11aと対向する位置の加熱室壁13に高周波を発生する開口部16を設けている。回転載置台14は高周波加熱時にも回転する。17は高周波発生装置である。
【0070】
次に動作、作用を説明する。
本実施例では、加熱室壁13の開口部16から照射された高周波の一部は直接被加熱物12に当たり吸収されるが、残りは加熱室壁13で反射をしながら被加熱物12に吸収され、また減衰する。この開口部16に対向する位置にある可動式反射板11aにも開口部16から照射された高周波が直接当たり反射する。この可動式反射板11aの角度を調整することにより、図10の冷凍スライス肉の解凍例で示したように被加熱物12の熱分布を制御できる。この熱分布の変化は、可動式反射板11aが非使用時に対向する加熱室壁と隣り合う壁に開口部16を設けた場合に比べて顕著に出てくる。これは開口部16からの直接波が可動式反射板11aに当たり、強い反射波の影響が出るものと考えられる
(実施例10)
図9を用い本発明の実施例10について説明する。
【0071】
基本構成は実施例7と共通であるので詳細な説明は省略し、異なる箇所について説明する
図9において、加熱室7の左右に一対の可動式発熱体10a、10bと可動式反射板11aが非使用時は加熱室壁13に対向する位置に配置され、オーブン調理やグリル調理の使用時は可動式発熱体10a、10bと可動式反射板11aが被加熱物12に対向する位置に回転移動する。可動式発熱体10a、10bの発熱部はループ状に形成され、開口部16を遮らない配置にしている。可動式反射板11aはSUS材で平板状に形成している。回転載置台14は高周波加熱時にも回転する。17は高周波発生装置である。
【0072】
次に動作、作用を説明する。
一般に高周波を放射する開口部付近に金属が存在すると著しい発熱やスパークなどの現象が発生しやすいが、本実施例では、高周波加熱時は右側の可動式発熱体10bの発熱部が開口部16を遮る位置にないため、開口部16から放射される高周波に対して高周波的にほとんど妨げとならず可動式発熱体10bの温度上昇を少なくでき、電波分布的にも影響は少ない。
【0073】
【発明の効果】
以上の説明から明らかのように本発明の加熱調理器によれば、次の効果が得られる。
【0074】
また、グリル調理時に可動式発熱体と可動式反射板を被加熱物に対向する位置まで移動することにより、高輻射でしかもむらなく被加熱物を加熱調理することができる。
【0075】
また、オーブン皿により動きが拘束される可動式反射板に、常に可動式発熱体に対向するように付勢するばねを設けることにより、反射板の作動機構を簡単な構成で実現でき、グリル調理時には高輻射でしかもむらなく被加熱物を加熱調理することができる。
【0076】
また、可動式発熱体と可動式反射板を被加熱物に対向する位置に移動し、加熱室上部または底部に設けた発熱体の一部と可動式発熱体を同時に通電することにより、グリル調理時には短時間で被加熱物の上面と下面を加熱調理できる。
【0077】
また、オーブン皿の使用時と回転載置台の使用時で可動式発熱体の位置を変えることにより、オーブン調理時とグリル調理時のそれぞれの被加熱物に対して最適加熱ができ、好ましい仕上がりが得られる。
【0078】
また、複数の平面で形成した反射板で反射した反射成分の、被加熱物の受熱面上での各照射範囲を一致させることにより、被加熱物表面をむらなく加熱し、好ましい状態にしあげることができる。
【0079】
また、主要部が複数の直線状の発熱部からなる発熱体と、各発熱部に対向するように配置した反射板からなり、各発熱部からの各反射板で反射した反射成分が被加熱物の受熱面上で重ならないようにすることにより、被加熱物表面を広い範囲でむらなく加熱し、好ましい状態にしあげることができる。
【0080】
また、高周波加熱時は可動式反射板を可動式発熱体の使用時とは異なる位置に移動し、かつ被加熱物の加熱目的により可動式反射板の位置を変化させることにより、高周波加熱時は被加熱物の加熱目的に合せて均一な加熱ができ、好ましい仕上がりを得ることができる。
【0081】
また、高周波加熱中は可動式反射板を発熱体使用時の位置とは異なる範囲で移動を続けることにより、高周波加熱時は被加熱物の加熱目的に合せて均一な加熱ができ、好ましい仕上がりを得ることができる。
【0082】
そしてまた、可動式発熱体と一体で移動する可動式反射板に対向する加熱室壁に、高周波を照射する開口部を設けることにより、電波分布に対する可動式反射板の影響を強くでき、高周波加熱時に被加熱物の加熱目的に合せてより均一な加熱ができ、好ましい仕上がりを得ることができる。
【0083】
さらにまた、可動式発熱体のループ状発熱部を開口部を遮らない配置とすることにより、高周波による発熱体の異常発熱を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の加熱調理器のグリル調理時を示す正面断面図
【図2】(a)同加熱調理器のグリル調理時を示す側面図
(b)同加熱調理器のグリル調理時を示す裏面図
【図3】本発明の実施例2の加熱調理器のオーブン調理時を示す正面断面図
【図4】(a)同加熱調理器のグリル調理時を示す側面図
(b)同加熱調理器のグリル調理時を示す裏面図
【図5】(a)本発明の実施例3の加熱調理器の発熱体の回路図
(b)同加熱調理器の発熱体の動作図
【図6】本発明の実施例4の加熱調理器のグリル調理時を示す正面断面図
【図7】本発明の実施例5の加熱調理器の反射板の照射範囲を示す断面図
【図8】本発明の実施例6の加熱調理器の反射板の照射範囲を示す断面図
【図9】本発明の実施例7の加熱調理器の高周波加熱時の反射板の位置を示す断面図
【図10】同加熱調理器の反射板角度と電波分布の関係を示す図
【図11】本発明の実施例8の加熱調理器の高周波加熱時の反射板の動きを示す断面図
【図12】従来例の加熱調理器の断面図
【符号の説明】
7 加熱室
10a 可動式発熱体
10b 可動式発熱体
11a 可動式反射板
11b 可動式反射板
11 高周波発生装置
12 被加熱物
13 加熱室壁

Claims (4)

  1. 加熱室内でそれぞれ独立して動く可動式発熱体および可動式反射板と、前記可動式反射板を常に前記可動式発熱体に対向するように付勢するばねなどの付勢手段と、被加熱物を載置するオーブン皿とを備え、前記可動式発熱体と前記可動式反射板はいずれも非使用時は加熱室壁に対向するように配置し、使用時はいずれも被加熱物に対向する位置に移動するとともに、前記オーブン皿使用時に前記可動式反射板の動きが拘束されることを特徴とする加熱調理器。
  2. 加熱室内に設けた可動式発熱体と一体で移動する可動式反射板と、前記加熱室内に高周波を照射する高周波発生装置からなり、前記可動式発熱体と前記可動式反射板は、いずれも非使用時は加熱室壁に対向するように配置し、前記可動式発熱体の使用時はいずれも被加熱物に対向する位置に移動するとともに、高周波加熱中は前記可動式反射板を発熱体使用時の位置とは異なる範囲で移動を続けることを特徴とする加熱調理器。
  3. 加熱室内に設けた可動式発熱体と一体で移動する可動式反射板と、前記加熱室内に高周波を照射する高周波発生装置からなり、前記可動式発熱体と前記可動式反射板は、いずれも非使用時は加熱室壁に対向するように配置し、前記可動式発熱体の使用時はいずれも被加熱物に対向する位置に移動するとともに、前記被加熱物を間に介して前記可動式反射板と対向する前記加熱室壁に前記高周波を照射する開口部を設けた加熱調理器。
  4. 加熱室内に設けた発熱部をループ状に形成した一対の可動式発熱体と、前記加熱室の壁面に設けた開口部から前記加熱室内に高周波を照射する高周波発生装置からなり、前記可動式発熱体のループ状発熱部が前記開口部を遮らない配置した請求項3に記載の加熱調理器。
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