JPWO2019049953A1 - 買物支援システム及び買物支援方法 - Google Patents

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Abstract

買物の効率の向上を図ることができる買物支援システム及び買物支援方法を提供する。買物支援システム(1)は、読取装置(2)を備える。読取装置(2)は、読取空間(20)に、顧客が少なくとも1つの商品(91)を持ち帰るための容器(92)に収納された商品(91)を、容器(92)ごと収容した状態で、商品(91)から商品(91)に関する商品情報を読み取る。読取空間(20)は、電波遮蔽性を有する遮蔽部材(21)で囲まれた空間である。

Description

本開示は、買物支援システム及び買物支援方法に関し、より詳細には、買物の支援を行う買物支援システム及び買物支援方法に関する。
特許文献1には、店舗における店員の無人化を狙ったシステム(POSシステム)が記載されている。
特許文献1に記載されたシステムは、商品を収納するかごと、取引端末装置とから構成されている。かごは、商品情報(商品データ)を読み取るスキャナ、及び商品情報を外部に送信する送信回路を有している。取引端末装置は、商品情報を受信する受信回路、かごが収納した商品の重量を計量する計量器、及び商品情報に対応する重量データと計量器の計量値とを比較する制御部を有している。取引端末装置は、計量器の計量値が重量データの合計重量に一致した場合に、精算処理を行う。
しかし、特許文献1に記載の構成では、精算処理後に、店舗の従業員(店員)又は顧客が、かご内の商品を袋(いわゆる買物袋)等に移す、袋詰作業が必要である。結果的に、精算処理の開始から、商品が顧客に渡るまでに掛かる時間が長くなって、レジでの待ち時間等、買物に掛かる時間の増加につながる可能性がある。
特開平5−89364号公報
本開示は上記事由に鑑みてなされており、買物の効率の向上を図ることができる買物支援システム及び買物支援方法を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る買物支援システムは、読取装置を備える。前記読取装置は、読取空間に、顧客が少なくとも1つの商品を持ち帰るための容器に収納された前記商品を、前記容器ごと収容した状態で、前記商品から前記商品に関する商品情報を読み取る。前記読取空間は、電波遮蔽性を有する遮蔽部材で囲まれた空間である。
本開示の一態様に係る買物支援方法は、読取空間に、顧客が少なくとも1つの商品を持ち帰るための容器に収納された前記商品を、前記容器ごと収容した状態で、前記商品から前記商品に関する商品情報を読み取る。前記読取空間は、電波遮蔽性を有する遮蔽部材で囲まれた空間である。
図1は、実施形態1に係る買物支援システムの一部破断した概略斜視図である。 図2は、同上の買物支援システムを適用したカウンタ台の外観斜視図である。 図3は、同上の買物支援システムの概略構成を示すブロック図である。 図4は、同上の買物支援システムの動作を示すフローチャートである。 図5A〜図5Fは、同上の買物支援システムにおける、商品の投入から商品の排出までの動作の説明図である。 図6A及び図6Bは、同上の買物支援システムにおける、商品の受け渡しから退店までの動作の説明図である。 図7A〜図7Cは、同上の買物支援システムにおける、商品情報の読み取りから商品の排出までの動作の説明図である。 図8は、実施形態2に係る買物支援システムの1つ目の態様を示す一部破断した概略斜視図である。 図9は、同上の買物支援システムの2つ目の態様を示す一部破断した概略斜視図である。 図10は、同上の買物支援システムの3つ目の態様を示す一部破断した概略斜視図である。
(実施形態1)
(1)概要
本実施形態に係る買物支援システムは、例えば、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、百貨店、ドラッグストア、家電量販店又はホームセンター等の小売店の店舗に導入され、顧客による商品の購入(つまり「買物」)を支援するシステムである。
買物支援システム1は、図1に示すように、商品91から商品情報を読み取る読取装置2を備えている。読取装置2は、容器92に収納された商品91を容器92ごと読取空間20に収容した状態で、商品91から商品情報を読み取る。つまり、読取装置2では、容器92に収納された状態で容器92ごと読取空間20に収容された商品91から、商品情報を読み取ることが可能である。「読取空間」は、少なくとも電波遮蔽性を有する遮蔽部材21で囲まれた空間である。「容器」は、顧客が少なくとも1つの商品を持ち帰るために使用する入れ物であって、商品91が入る大きさで、かつ商品91を出し入れするための開口を有する入れ物であればよく、例えば、袋、かご、箱、カート又はバッグ等である。すなわち、読取装置2は、荷詰めされた状態の商品91が容器92ごと読取空間20に収容された後、読取空間20から商品91が容器92ごと取り出されるまでの読取期間に、商品91から商品情報を読み取ることができる。本開示でいう「荷詰め」は、1乃至複数の商品91を、容器92に隙間なく詰め込むことだけでなく、隙間を空けて容器92に収納する(入れる)作業も含んでいる。
本実施形態では、容器92がポリエチレン製又はポリプロピレン製の買物袋(いわゆるレジ袋)である場合を例として説明する。本開示でいう「商品情報」は、商品を識別するための情報であって、例えば、日本国で用いられているJAN(Japanese Article Number)コード等の商品識別コードである。この種の商品識別コードには、JANコードの他、EPC(Electronic Product Code)欧州等で用いられているEAN(European Article Number)コード、及び米国等で用いられているUPC(Universal Product Code)等がある。本実施形態では、商品91を容器92(ここでは「買物袋」)に収納する荷詰め(袋詰め)の作業は、店員又は顧客が行う。
本実施形態に係る買物支援システム1では、例えば、図5A〜図5Fに示すように、店舗において顧客90が商品91を購入するに際して、従来とは異なるスタイルの買物を実現可能である。すなわち、従来の一般的な買物スタイルでは、まず顧客90が所望の商品91をピックアップし、次にレジにてバーコード等を用いて商品情報の読み取りが行われる。そして、読み取られた商品情報に従って精算が行われ、精算が完了すると、店員又は顧客90が、商品91を容器92に収納する「荷詰め」を行い、容器92に収納された状態の商品91を容器92ごと顧客90が持ち帰る。これに対して、本実施形態に係る買物支援システム1を用いた場合、まず顧客90が所望の商品91をピックアップし、次に商品91を容器92に収納する「荷詰め」を行ってから、商品91が容器92ごと読取空間20に収容される。そして、読取空間20にて商品情報の読み取りが行われた後、読み取られた商品情報に従って精算が行われ、精算が完了すると、容器92に収納された状態の商品91を容器92ごと顧客90が持ち帰る。
言い換えれば、従来の買物スタイルでは、精算の完了後に荷詰めが行われるのに対し、本実施形態に係る買物支援システム1によれば、精算前に予め荷詰めが行われ、荷詰めされた状態の商品91から読み取られた商品情報が精算に用いられる。このように、本実施形態に係る買物支援システム1によれば、顧客90が商品91をピックアップしてから商品91を持ち帰るまでの手順が、従来とは異なることになる。その結果、顧客90は精算が完了すると、既に荷詰めされた状態にある商品91を、そのまま持ち帰ることができ、買物の効率の向上を図ることが可能である。これに対して、従来の買物スタイルでは、仮に精算前に荷詰めを行ったとしても、精算処理のために容器92から商品91を一旦取り出さなければならず、二度手間になる。
また、本実施形態では、読取装置2は、読取空間20にて商品91から読み出した商品情報を、販売システム4(図2及び図3参照)に送信する。販売システム4は、商品91の販売処理を行うためのシステムである。ここでいう「販売処理」は、売主(店舗)から買主(顧客)に商品91の所有権を移転し、これに対する対価(代金)を買主が売主に支払う行為(売買)に必要な種々の処理を意味する。例えば、特定の商品の販売に際して顧客90の年齢確認を行う年齢確認処理、及び顧客90から購入を希望する商品の指定を受け付ける注文処理等が、販売処理に含まれる。本開示でいう「年齢確認」は、例えば、煙草及び酒類等のように法令等によって特定年齢未満の人への販売が規制されている商品を販売する場合等において、対象者(購入者等)の年齢が特定年齢以上であるか否かを確認者(販売者等)が確認することを意味する。販売システム4には、商品91についての精算処理を実行する精算システム3(図2及び図3参照)が接続されている。そのため、販売システム4が読取装置2から受信した商品情報を精算システム3に送信(転送)することで、精算システム3では、商品情報を用いた精算処理が可能になる。
すなわち、買物支援システム1が導入された店舗では、顧客90は、1乃至複数の商品91を店内でピックアップし、商品91を容器92に収納する作業(荷詰め)を行った後、商品情報を読取装置2に読み取らせて、商品91の精算等を行う。このとき、読取装置2は、容器92に収納された状態の商品91から商品情報の取得を実行する。そして、読取装置2が取得した商品情報が、読取装置2から販売システム4を介して精算システム3に送信されることにより、精算システム3での精算等が可能になる。これにより、顧客90においては、商品91をピックアップして容器92に収納し、精算システム3にて精算を行った後、容器92に収納された状態の商品91を受け取る、という一連の流れで、買物を済ませることができる。結果的に、顧客90が店舗で商品91を購入する過程において、店員の介入が必須でなくなる。その結果、買物支援システム1によれば、顧客90の買物に掛かる店員及び顧客90の手間を軽減することができる。
(2)詳細
以下、本実施形態に係る買物支援システム1について詳しく説明する。本実施形態では、買物支援システム1が導入される店舗としてコンビニエンスストアを例に説明する。また、本実施形態では、ポリエチレン製の買物袋(いわゆるレジ袋)を容器92の例とする。ここで、容器92に商品91を収納する主体は、顧客90に限らず、店員であってもよい。
(2.1)買物支援システム
ここではまず、本実施形態に係る買物支援システム1の全体構成について説明する。買物支援システム1は、図2及び図3に示すように、読取装置2、精算システム3及び販売システム4を備えている。ただし、精算システム3及び販売システム4が買物支援システム1の構成要素に含まれていることは必須ではない。また、本実施形態では、買物支援システム1は、書込装置11、駆動装置12、排出装置13、携帯端末14及びゲート装置15を更に備えているが、これらの構成は買物支援システム1に必須の構成ではない。
販売システム4は、管理装置41、供給ユニット42、表示装置43、入力装置44、音声出力部45及び撮像装置46を有している。供給ユニット42、表示装置43、入力装置44、音声出力部45及び撮像装置46は、いずれも管理装置41の周辺装置であって、管理装置41に接続されている。
管理装置41は、読取装置2から送信された商品情報を受信する。また、管理装置41は、精算システム3に接続されている。さらに、管理装置41は、例えば、POS(Point Of Sales)端末からなる店舗端末と通信可能に構成されている。管理装置41は、読取装置2から受信した商品情報に基づいて、精算システム3での精算処理に必要な情報を精算システム3に送信する送信処理等、所定の処理を実行する。また、管理装置41は、書込装置11、駆動装置12、排出装置13、携帯端末14及びゲート装置15とも通信を行うことにより、これらの装置を制御可能に構成されている。
供給ユニット42は、特定の商品(例えば煙草)を顧客90に供給する装置である。表示装置43は、顧客90に向けて各種の表示を行う装置である。入力装置44は、例えばジェスチャ検出等により、顧客90の操作を受け付ける装置である。さらに、入力装置44は、マイクロホンを含み、マイクロホンから出力された音声信号に対して音声認識及び意味解析の処理を施す機能を有している。そのため、顧客90においては音声による操作(音声入力)も可能である。音声出力部45は、スピーカを含み、音声によって顧客90に向けて各種の情報を提示する装置である。
つまり、販売システム4は、表示装置43、入力装置44及び音声出力部45をユーザインタフェースとして用いることにより、表示又は音声によって各種の情報を顧客90に提示したり、顧客90の操作(音声入力を含む)を受け付けたりすることができる。ただし、販売システム4による情報の提示は、表示と音声との少なくとも一方で実現されればよく、表示と音声とのいずれか一方で実現されてもよいし、表示と音声との組み合わせで実現されてもよい。
一例として、販売システム4は、来客検知時及び精算処理の完了時に、「いらっしゃいませ。」、「ありがとうございました。」等のメッセージを顧客90に提示することができる。これにより、顧客90に対して、店員が接客するのに近い親近感を与えることができる。また、顧客90は、例えば、入力装置44を操作して支払方法を選択し、表示装置43に表示される精算金額を支払うことにより精算を行う。さらに、販売システム4は、表示装置43及び音声出力部45にて、買物支援システム1の利用手順を顧客90に提示することも可能である。この場合に、表示装置43及び音声出力部45は、例えば、来客が有ると、まずは商品91の投入を促し、次にファストフード又は煙草等の購入の有無を確認するなど、順を追って、利用手順を説明することが好ましい。
また、撮像装置46は、顧客90を撮像するカメラである。撮像装置46は、例えば、管理装置41及び携帯端末14と共に年齢確認システムを構築する。言い換えれば、年齢確認システムは、管理装置41と、撮像装置46と、携帯端末14と、を備えている。年齢確認システムは、店員(確認者)による顧客90(対象者)の年齢確認を支援するシステムである。
携帯端末14は店員によって携帯される端末である。携帯端末14は、電波を媒体とする無線通信により、管理装置41との間で双方向の通信が可能である。管理装置41は、年齢確認の対象となる対象者(顧客90)を撮像した画像の画像データを含む要求信号を携帯端末14に送信する。携帯端末14は、受信した要求信号に含まれる画像データを用いて、対象者を撮像した画像を含む年齢確認画面を表示する。この状態において、確認者(店員)は、携帯端末14に表示されている年齢確認画面を見て対象者の年齢確認を行う。携帯端末14は、このようにして確認者が行った年齢確認の結果を確認者の操作として受け付けると、年齢確認の結果を含む応答信号を管理装置41に送信する。
要するに、買物支援システム1においては、対象者を撮像した画像の画像データが管理装置41から携帯端末14に送信されるので、確認者は、携帯端末14に表示される年齢確認画面にて対象者の画像を見て、対象者の年齢確認を行うことができる。しかも、携帯端末14側で行われた年齢確認の結果は、携帯端末14から、要求信号の送信元である管理装置41に返信されるので、年齢確認のための一連の処理は、管理装置41側で開始され管理装置41側で完了することになる。したがって、確認者は、携帯端末14を携帯していれば、対象者から離れた場所に居たとしても、その場に居ながらにして、つまりその場から移動することなく、対象者の年齢確認を行うことができる。また、対象者においては、年齢確認のために、離れた場所に居る確認者の到着を待つ必要がない。結果的に、買物支援システム1によれば、人(店員及び顧客90)の手間を軽減しつつ、年齢確認を実現することができる。
読取装置2は、荷詰めされた状態で容器92ごと読取空間20に収容された商品91から、商品情報を読み取る装置である。そのため、顧客90は、店内でピックアップした商品91について、先に、商品91を容器92に収納する作業(荷詰め)を行い、その後、商品91を容器92ごと読取空間20に置くことによって、読取装置2に商品情報の読み取りを行わせることができる。したがって、顧客90においては、商品情報の読み取り後に、荷詰めを行う必要がなく、容器92に収納された状態の商品91を、そのまま容器92ごと持ち帰ることができ、買物支援システム1によって買物を効率よく行うことができる。
特に、容器92が例えばエコバッグである場合等で、商品91をピックアップしながら容器92に収納することができる場合には、顧客90は、商品91のピックアップと商品91の荷詰めと、を同時に行うことができる。そのため、買物支援システム1によれば、単独での「荷詰め」という作業が不要になり、買物の効率の更なる向上を図ることができる。ただし、顧客90が商品91のピックアップと商品91の荷詰めと、を同時に行うことは、買物支援システム1に必須の事項でなく、例えば、顧客90は、商品91のピックアップ後、精算処理の開始までの間に、商品91の荷詰めを行ってもよい。
詳しくは後述するが、読取装置2は、商品91に付された電子タグ93と、電波を媒体とする無線通信を行うことにより商品情報を読み取るように構成されている。電子タグ93は、RF(Radio Frequency)タグであって、読取装置2は、商品91から直接的に商品情報を読み取るのではなく、商品91に付された電子タグ93から非接触で商品情報を読み取る。
また、容器92に複数の商品91が収納されている場合には、読取装置2は、これら複数の商品91から、複数の商品91の商品情報をまとめて読み取ることが可能である。ここで、読取装置2は、複数の商品91から、複数の商品情報を一括で取得してもよいし、商品情報を1つずつ取得してもよい。これにより、顧客90は、一旦、複数の商品91を容器92に収納すれば、その後、精算処理が完了してこれら複数の商品91を持ち帰るまで、これら複数の商品91をばらすことなく一まとめにして扱うことができる。
書込装置11は、商品91を読取空間20に容器92ごと収容した状態で、電子タグ93に対して書込情報の書き込みを行う装置である。書込情報は、例えば、電子タグ93が付された商品91について精算処理が完了していることを表す清算済み情報等を含んでいる。すなわち、精算システム3による精算処理が完了した商品91については、書込装置11によって清算済み情報を含む書込情報が書き込まれることにより、精算処理が完了していることの証明となる。書込装置11は、例えば、管理装置41が精算システム3から精算処理の完了の通知を受け付けたことをトリガにして、清算済み情報を含む書込情報を電子タグ93に書き込む書込処理を実行する。本実施形態では、書込装置11は、読取装置2と兼用されている。つまり、電子タグ93を対象にしてデータ(情報)の読み取り及び書き込みが可能なリーダライタが、読取装置2及び書込装置11として機能する。
ゲート装置15は、読取装置2と同様に、商品91に付された電子タグ93と、電波を媒体とする無線通信を行うことにより商品情報を読み取るように構成されている。ゲート装置15は、例えば、店舗の出入口101(図6B参照)に設置されている。ゲート装置15は、電波を媒体とする無線通信により、管理装置41との間で双方向の通信が可能である。ゲート装置15は、顧客90が出入口101を通って店舗から出る(退店する)際に、顧客90が持つ容器92内の商品91に付された電子タグ93と、非接触で通信を行う。このとき、ゲート装置15は、少なくとも精算済み情報が電子タグ93に書き込まれているか否かを判断し、精算済み情報が書き込まれていなければ報知を行う。すなわち、ゲート装置15では、店舗から持ち出される商品91について、精算処理が正常に完了していることを確認することができる。ゲート装置15が行う報知の態様は、特に限定しないが、例えば、ゲート装置15自体が表示又は音声によって報知してもよいし、ゲート装置15が管理装置41に報知信号を送信することで、販売システム4又は携帯端末14にて報知を行ってもよい。
ところで、買物支援システム1は、図2に示すように、例えば、店舗のレジカウンタに設置される1つのカウンタ台8周辺に設けられている。つまり、カウンタ台8周辺には、買物支援システム1が設けられている。このようなカウンタ台8は、1つの店舗に対して複数設置されていてもよい。
以下では、特に断りがない限り、カウンタ台8の上面81が水平面となる向きで、カウンタ台8が設置されていることとして説明する。つまり、カウンタ台8の上面81に直交する方向が上下方向(鉛直方向)となる。さらに、以下では、カウンタ台8を正面から見た左右方向を「左右方向」とし、カウンタ台8の奥行方向を「前後方向」として説明する。ただし、これらの方向は買物支援システム1の使用時の方向を限定する趣旨ではなく、例えば、カウンタ台8の上面81が水平面に対して多少傾斜した状態で、買物支援システム1が使用されていてもよい。
図2の例では、読取装置2(書込装置11を兼ねる)及び管理装置41はカウンタ台8に内蔵される。図2の例では、カウンタ台8を正面から見て、読取装置2(書込装置11を兼ねる)が左側に位置し、管理装置41が右側に位置している。
カウンタ台8において幅方向(左右方向)の中央部と左端部との間の位置には、読取空間20となる空洞部が形成されている。カウンタ台8は、読取空間20に商品91を投入するための投入口201と、読取空間20から商品91を排出するための排出口202と、を有している。つまり、カウンタ台8には、カウンタ台8の外部空間から、カウンタ台8の内部の読取空間20にアクセスするための開口部として、投入口201と排出口202との2つの開口部が形成されている。
本実施形態では、読取空間20の投入口201は、カウンタ台8の前面、つまりカウンタ台8の正面に配置されている。一方、読取空間20の排出口202は、カウンタ台8の上面81に配置されている。そのため、顧客90は、例えば、カウンタ台8の正面に立ち、カウンタ台8の正面に設けられた投入口201を通して読取空間20に商品91を投入し、カウンタ台8の上面81に設けられた排出口202を通して読取空間20から商品91を取り出すことができる。さらに、本実施形態では、投入口201は、カウンタ台8の真正面ではなく、斜め上方に向けられている。これにより、例えば、カウンタ台8の正面に立った顧客90は、投入口201から読取空間20に商品91を投入しやすくなる。
また、買物支援システム1は、読取空間20の投入口201を塞ぐ蓋体24を更に備えている。蓋体24は、側面視において、読取空間20とは反対側に凸となるように湾曲した形状に形成されている。蓋体24は、駆動装置12によって駆動され、投入口201を開放する開位置と投入口201を塞ぐ閉位置との間で移動する。駆動装置12は、読取空間20への商品91の投入が完了したときに蓋体24を開位置から閉位置に移動させる。駆動装置12は、例えば、入力装置44が顧客90の特定の操作を受け付けたことをトリガにして、蓋体24を閉位置に移動させる。ただし、駆動装置12が蓋体24を閉位置に移動させるタイミングは、顧客90の操作に依らずに、例えば、後述する排出装置13の重量センサ等を用いて自動で決定されてもよい。本実施形態では、管理装置41が、読取装置2と連動させて駆動装置12を制御する。
また、買物支援システム1は、読取空間20の排出口202を塞ぐシャッタ25を更に備えている。シャッタ25は、排出装置13によって駆動され、排出口202を開放する開位置と排出口202を塞ぐ閉位置との間で移動する。排出装置13は、精算処理が完了したときにシャッタ25を閉位置から開位置に移動させ、読取空間20から商品91を排出する。排出装置13は、例えば、管理装置41が精算システム3から精算処理の完了の通知を受け付けたことをトリガにして、シャッタ25を開位置に移動させる。ただし、排出装置13がシャッタ25を開位置に移動させるタイミングは、精算システム3からの精算処理の完了の通知に依らずに、例えば、上述した書込装置11での清算済み情報を含む書込情報の書込処理の完了をトリガにして決定されてもよい。
供給ユニット42は、カウンタ台8の上方に位置するように、天井に吊り下げられている。表示装置43は、供給ユニット42の下面に固定されており、例えばプロジェクションマッピング技術により、スクリーンに対して映像を投影するように構成されている。ここでは、表示装置43は、カウンタ台8の上面81のうち、カウンタ台8を正面から見て排出口202の右側の領域に映像を投影する。つまり、カウンタ台8の上面81のうち排出口202の右側の領域が、表示装置43のスクリーンとなる。入力装置44は、カウンタ台8の上面81上であって、カウンタ台8を正面から見てスクリーンの奥に設置されている。入力装置44には、音声出力部45が一体に設けられている。
また、上述した買物支援システム1の各部の位置関係及び形状等は、一例に過ぎず、適宜変更が可能である。例えば、カウンタ台8を正面から見て、読取装置2が右側、管理装置41が左側に配置されていてもよいし、カウンタ台8が平面視でL字状であってもよい。さらに、例えば、読取装置2はカウンタ台8とは別に設けられていてもよい。
(2.2)読取装置
次に、読取装置2について、更に詳しく説明する。
読取装置2は、読取空間20において、商品91に付された電子タグ93から商品情報を読み取ることにより、商品情報を取得するように構成されている。すなわち、読取装置2は、商品91に付された電子タグ93との間で電波を媒体として無線通信を行うことにより、電子タグ93に記憶されている商品情報を取得する。
電子タグ93は、例えば、パッシブ型のRFタグであって、少なくとも商品情報を記憶するメモリを有している。ここにおいて、複数の商品91には複数の電子タグ93が一対一で対応付けられている。電子タグ93には、対応する商品91についての商品情報が記憶されており、電子タグ93は、対応する商品91に付されている。
電子タグ93は商品91と一体に取り扱い可能な状態で商品91に付されていればよく、電子タグ93が商品91に付される具体的な態様としては、様々な態様がある。本実施形態では一例として、電子タグ93はシール状であって商品91に貼り付けられている。その他、電子タグ93は、例えば、紐等で商品91に繋がっていてもよいし、商品91の梱包材に一体化されていてもよいし、商品91に埋め込まれていてもよいし、商品91に組み込まれていてもよい。さらに、例えば、塗布型半導体等の技術を用いることにより、電子タグ93は、商品91自体、又は商品91の梱包材等の表面に、印刷にて直接的に形成されていてもよい。
本実施形態に係る読取装置2は、図1に示すように、遮蔽部材21と、アンテナ22と、装置本体23と、を有している。遮蔽部材21が読取装置2の構成要素に含まれることは買物支援システム1に必須の事項ではなく、遮蔽部材21は読取装置2の構成要素に含まれなくてもよい。本実施形態では、読取装置2は、RFID(Radio Frequency Identification)システムを構成するリーダライタであって、上述したように書込装置11としての機能を兼ねている。
遮蔽部材21は、電波遮蔽性を有しており、読取空間20を囲むように設けられている。言い換えれば、読取空間20は遮蔽部材21にて規定され、遮蔽部材21にて囲まれた範囲(空間)が読取空間20として機能する。これにより、遮蔽部材21は、読取空間20からの電波の漏洩を低減するためのシールドとして機能する。
本実施形態では、遮蔽部材21は、後壁211、左側壁212、右側壁213及び底板214を有している。後壁211は、矩形板状に形成されている。左側壁212は、後壁211の左端縁から前方に突出し、右側壁213は、後壁211の右端縁から前方に突出する。より詳細には、左側壁212及び右側壁213の各々は、読取空間20とは反対側に凸となるように湾曲した形状の蓋体24に合わせて、上端縁と前端縁との間の角部が丸くカーブした形状に形成されている。ここでは、後壁211、左側壁212及び右側壁213は、一体に形成されている。底板214は、矩形板状に形成されており、後壁211、左側壁212及び右側壁213にて囲まれた空間(読取空間20)の下面に沿って配置されている。読取空間20は、これら後壁211、左側壁212、右側壁213及び底板214で囲まれた空間である。
さらに、本実施形態では、上述した蓋体24及びシャッタ25についても、電波遮蔽性を有しており、読取空間20を囲む遮蔽部材を兼ねている。すなわち、蓋体24及びシャッタ25が閉じた(閉位置にある)状態では、読取空間20の投入口201にある蓋体24及び排出口202にあるシャッタ25についても、読取空間20からの電波の漏洩を低減するためのシールドとして機能する。
遮蔽部材21(蓋体24及びシャッタ25を含む)は、一例として、所定の厚みを有する樹脂成形品を基材と、金属蒸着等により基材の表面に形成された金属製のシールド膜とを有している。これにより、遮蔽部材21は、少なくともシールド膜にて電波の少なくとも一部を低減(遮蔽)することができ、電波遮蔽性を有することになる。
アンテナ22は、後壁211、左側壁212、右側壁213及び蓋体24に設けられている。本実施形態では、アンテナ22は、後壁211、左側壁212、右側壁213及び蓋体24の内側面(つまり読取空間20側の面)に設けられた4枚のパッチアンテナ221(マイクロストリップアンテナ)を有している。このアンテナ22により、読取装置2は、遮蔽部材21で囲まれた読取空間20に位置する電子タグ93との間で、通信媒体となる電波を送受信し、無線通信を行う。
ここにおいて、読取空間20を囲む遮蔽部材21は上述したように電波遮蔽性を有するので、アンテナ22から送信される電波が届く範囲が規制される。そのため、アンテナ22から通信用の電波が必要以上に広範囲に送信されることが抑制され、例えば、カウンタ台8付近に置かれた商品等、読取空間20外に存在する商品を、商品情報の読取対象から除外することができる。
パッチアンテナ221は、偏波面を考慮し、円偏波のアンテナにて構成されることが好ましい。4枚のパッチアンテナ221は、水平面内での読取空間20の範囲を規定する後壁211、左側壁212、右側壁213及び蓋体24にそれぞれ設けられている。アンテナ22は、給電線222により装置本体23と電気的に接続されている。すなわち、本実施形態では、アンテナ22は、読取空間20に対して四方(前方、後方、左方及び右方)から電波を送受信可能となるように配置されている。
ただし、この例に限らず、アンテナ22は、読取空間20に対して下方及び上方からも電波を送受信可能となるように、例えば、底板214及びシャッタ25にパッチアンテナが設けられてもよい。各パッチアンテナ221は、楕円偏波のアンテナにて構成されてもよい。また、各パッチアンテナ221は、直線偏波とし、偏波面が互いに異なるように構成されてもよい。
装置本体23は、電子タグ93との通信用の電波の強度(電波強度)を調節可能に構成されている。本実施形態では、装置本体23は、「強」、「中」、及び「弱」等の複数段階の電波強度の中から一の電波強度を選択して使用する。これら複数段階の電波強度は、「強」、「中」、「弱」の順に電波の強度が低くなり、アンテナ22から送信された電波の届く距離が短くなる。したがって、例えば、電波強度が「強」である場合には、電波強度が「弱」である場合に比べて、アンテナ22からより遠くにまで電波が届くことになり、読取装置2は、アンテナ22からより離れた位置にある電子タグ93との通信が可能になる。また、ヌル点の抑制にもつながる。
ところで、底板214は、定位置に固定されているのではなく、排出装置13によって駆動される。すなわち、排出装置13は、底板214を上下方向に移動させることにより、読取空間20からの商品91の排出を可能とする。具体的には、排出装置13は、底板214を下端位置と上端位置との間で、上下方向に沿って直進移動(昇降)させることによって、後壁211、左側壁212及び右側壁213と、底板214との相対的な位置関係を変化させる。
底板214が下端位置にある状態では、底板214は、後壁211、左側壁212及び右側壁213の下端部と略同じ高さに位置する(図7A参照)。底板214が上端位置にある状態では、底板214は、後壁211、左側壁212及び右側壁213の上端部と略同じ高さに位置する(図7C参照)。
これにより、底板214が下端位置にあれば、底板214は読取空間20の下方に位置し、底板214の上面が読取空間20の底面203として機能する。つまり、容器92に収納された商品91が読取空間20に収容された状態では、読取空間20の底面203上に、商品91が容器92ごと載せ置かれる。そのため、底板214は、少なくとも商品91の重量を支えるのに十分な強度を有する。一方、底板214が上端位置にあれば、底板214は読取空間20の上方に位置し、底板214の上面が読取空間20の上方に位置する排出面204として機能する。つまり、底板214の上面に容器92ごと載せ置かれた商品91は、読取空間20の上方に位置する排出面204上に、容器92に収納された状態で排出される。そのため、底板214の上面に容器92ごと載せ置かれた商品91は、底板214の上昇に伴って上昇し、底板214が上端位置に達すると、読取空間20の排出口202を通して読取空間20から排出されることになる。
言い換えれば、底板214は、排出装置13により、定位置に固定された後壁211、左側壁212及び右側壁213で囲まれた読取空間20内において、後壁211、左側壁212及び右側壁213等に対して相対的に移動する。このように、排出装置13は、読取空間20の上方に位置する排出面204上に、容器92に収納された商品91を容器92ごと排出することにより、読取空間20から商品91を排出する。
本実施形態では、排出装置13は、少なくとも底板214を上下方向に沿って直進移動(昇降)させるための昇降機構を有している。より詳細には、排出装置13は、電動機(モータ)を含み、パンタグラフ式やラックピニオン式等、電動機で発生する駆動力により底板214を上下方向に直進移動させることが可能な適宜の機構で実現される。ここにおいて、投入口201は斜め上方に向けられており、読取空間20は、上方ほど前後方向の寸法が小さくなっているので、排出装置13は、底板214と、後壁211及び蓋体24との干渉を回避するための機構を採用することが好ましい。すなわち、排出装置13は、例えば、底板214の上昇時に、底板214を後方に移動させ、かつ後壁211を後方に移動させる機構等を採用することが好ましい。さらに、排出装置13は、底板214の上昇時における商品91又は容器92の巻き込みを防止するための機構を採用することが好ましい。
また、排出装置13は、上述したようにシャッタ25を駆動する機能を有している。ここでは、排出装置13は、底板214に連動してシャッタ25を駆動するように構成されている。シャッタ25は、定常時には、読取空間20の排出口202を塞ぐ閉位置に位置しており、排出装置13が、底板214を駆動して上端位置に移動させるのに伴って、読取空間20の排出口202を開放する開位置に移動する。
さらに、排出装置13は、底板214上に置かれた物体の重量を計測する重量センサを有している。排出装置13は、重量センサの計測結果を用いることにより、底板214が上端位置にある状態で、底板214の上面(排出面204)上に商品91が載っているか否かを判定することが可能である。そのため、排出装置13は、排出面204から商品91が持ち去られたことを検知可能である。また、底板214が下端位置にある状態では、排出装置13は、重量センサの計測結果を用いることにより、底板214の上面(読取空間20の底面203)上に商品91が載せられたことを検知可能である。
(2.3)買物支援システムの動作
以下、本実施形態に係る買物支援システム1の動作、つまり買物支援システム1を用いた買物支援方法について、図4〜図6Bを参照して説明する。図4は、買物支援システム1の動作を概略的に表すフローチャートである。図5A〜図6Bは、買物支援システム1を用いた顧客90の買物に係る一連の動作を模式的に表しており、供給ユニット42等の図示を適宜省略している。
買物支援システム1は、図4に示すように、まず来客の有無を判定する(S1)。買物支援システム1は、例えば、人感センサ等により、顧客90がカウンタ台8の前に来たことをもって、「来客有り」と判定する(S1:Yes)。来客が無ければ(S1:No)、買物支援システム1は、例えば、電力消費を抑えた待機モードで動作する。本実施形態では、買物支援システム1が待機モードにある状態で、図5Aに示すように、蓋体24が開位置に位置して読取空間20の投入口201は開放されており、シャッタ25が閉位置に位置して読取空間20の排出口202は閉塞されていると仮定する。
図5Aに示す状態では、顧客90がカウンタ台8の前に来たため、買物支援システム1は、「来客有り」と判定し(S1:Yes)、顧客90による商品91の投入を受け付ける(S2)。このとき、買物支援システム1は、例えば、表示又は音声によって、「いらっしゃいませ。商品を投入し、投入後に投入完了ボタンを押してください。」等のメッセージを顧客90に提示する。この時点で、顧客90は既に商品91の荷詰めを終えており、商品91を収納した状態の容器92(買物袋)を持っている。このとき、読取空間20の投入口201が開放された状態にあるので、図5Bに示すように、顧客90は、容器92に収納された状態の商品91を、投入口201から読取空間20に容器92ごと投入することができる。顧客90は、商品91の投入が完了すると、入力装置44に対して、商品91の投入の完了を示す特定の操作(投入完了ボタンの押操作)を行う。
買物支援システム1は、商品91の投入が完了したか否かを判定する(S3)。買物支援システム1は、商品91の投入が完了していなければ(S3:No)、商品91の投入を受け付ける処理(S2)を継続する。買物支援システム1は、入力装置44にて商品91の投入の完了を示す特定の操作を受け付けると、商品91の投入が完了したと判定し(S3:Yes)、駆動装置12にて蓋体24を閉じる処理を実行する(S4)。このとき、買物支援システム1は、図5Cに示すように、駆動装置12にて蓋体24を開位置から閉位置に移動させることにより蓋体24を閉じ、読取空間20の投入口201を閉塞する。ここで、商品91の投入が完了したか否かを判定する処理(S3)では、入力装置44に対する顧客90の特定の操作による判定だけでなく、例えば、排出装置13の重量センサ等を併用してもよい。つまり、入力装置44に対して顧客90の特定の操作が行われ、かつ底板214の上面上に商品91が載せられたことを重量センサ等で検知したことをもって、買物支援システム1は、商品91の投入が完了したと判定する。これにより、商品91が読取空間20に投入されていない状態で、蓋体24を閉じる処理が開始することを防止でき、顧客90にとっての買物支援システム1の使い勝手が向上する。
次に、図5Dに示す状態で、買物支援システム1は、荷詰めされた状態で容器92ごと読取空間20に収容された商品91から、読取装置2にて商品情報を読み取る(S5)。このとき、蓋体24及びシャッタ25は共に閉位置にあるため、読取空間20の投入口201及び排出口202は共に閉塞された状態にある。この状態で、読取装置2は、商品91に付された電子タグ93と、電波を媒体とする無線通信を行うことにより商品情報を読み取る。その後、買物支援システム1は、読み取った商品情報を含む、精算システム3での精算処理に必要な情報を、販売システム4から精算システム3に送信する送信処理を実行し、精算システム3での精算処理を開始する(S6)。精算処理では、販売システム4は、購入リストを含む精算確認画面を表示装置43に表示させる等、単なるユーザインタフェースとして機能し、決済自体は精算システム3にて行われる。ここで、商品91に特定年齢未満の人への販売が規制されている商品が含まれていれば、精算処理(S6)の開始前に、買物支援システム1は、上述した年齢確認システムにて年齢確認処理を実行する。年齢確認に成功した場合(顧客90の年齢が特定年齢以上であると店員が判定した場合)にのみ、買物支援システム1は、精算処理(S6)を開始する。
買物支援システム1は、商品91の精算が完了したか否かを判定する(S7)。買物支援システム1は、商品91の精算が完了していなければ(S7:No)、精算処理(S6)を継続する。図5Eに示すように顧客90が精算を行うことによって、商品91の精算が完了すると、精算システム3は販売システム4に対して精算処理の完了の通知を行う。買物支援システム1は、販売システム4にて精算処理の完了の通知を受け付けると、商品91の精算が完了したと判定し(S7:Yes)、書込装置11にて清算済み情報を含む書込情報の書込処理を実行する(S8)。このとき、読取空間20の投入口201及び排出口202は共に閉塞された状態で、書込装置11は、商品91に付された電子タグ93と、電波を媒体とする無線通信を行うことにより書込情報の書き込みを行う。
次に、買物支援システム1は、図5Fに示すように、排出装置13にて商品91の排出を行う(S9)。このとき、排出装置13は、シャッタ25を開け、かつ底板214を駆動して上端位置に移動させる。これにより、排出装置13は、読取空間20の上方に位置する排出面204上に商品91を容器92ごと排出する。このとき、買物支援システム1は、例えば、表示又は音声によって、「商品をお取りください。ありがとうございました。」等のメッセージを顧客90に提示する。
この状態で、買物支援システム1は、排出面204上の商品91が持ち去られたか否かを判定する(S10)。買物支援システム1は、商品91が持ち去られていなければ(S10:No)、底板214が上端位置に位置する状態を維持する。図6Aに示すように、顧客90が商品91を容器92ごと持ち去ると、買物支援システム1は、商品91が持ち去られたと判定し(S10:Yes)、排出装置13にて、底板214を駆動して下端位置に移動させ、かつシャッタ25を閉じる(S11)。その後、買物支援システム1は、駆動装置12にて蓋体24を開ける処理を実行する(S12)。
上記より、顧客90においては、精算の完了後に、荷詰めを行う必要がなく、容器92に収納された状態の商品91を、そのまま容器92ごと持ち帰ることができ、買物支援システム1によって買物を効率よく行うことができる。しかも、買物支援システム1は、図6Bに示すように、顧客90が出入口101を通って店舗から出る(退店する)際には、出入口101に設置されたゲート装置15にて、顧客90が持つ容器92内の商品91に付された電子タグ93と、非接触で通信を行う。これにより、買物支援システム1は、電子タグ93に精算済み情報が書き込まれていなければ報知を行うことができる。さらに、買物支援システム1は、電子タグ93に精算済み情報が書き込まれていなければ出入口101の自動扉が開かないように、ゲート装置15と出入口101の自動扉とを連動させてもよい。
また、精算処理が完了した商品91の電子タグ93に精算済み情報が書き込まれることは、買物支援システム1に必須の構成ではなく、買物支援システム1は、例えば、以下のような手段で精算済みか否かを判断してもよい。すなわち、買物支援システム1は、商品91の精算が完了したと判定した場合、例えば、店舗端末等にて、この商品91の商品情報に対応する精算済みフラグの値を「1」に変更する。精算済みフラグは、店舗端末等からゲート装置15に送信されることによって、ゲート装置15での精算済みか否かの判断に利用される。例えば、ゲート装置15が電子タグ93から読み取った商品情報に対応する精算済みフラグの値が「0」であれば、この商品91についての精算処理が未完了と判断されるので、買物支援システム1は報知を行う。
次に、図7A〜図7Cを参照して、商品情報の読み取り(図4のS5)から商品91の排出(図4のS9)に係る買物支援システム1の動作について、更に詳しく説明する。図7A〜図7Cは、カウンタ台8内の読取空間20の様子を模式的に表している。図7A〜図7Cでは、ペットボトル飲料、箱入り菓子及び缶ジュースといった複数の商品91を例示しているが、商品91は1つでもよい。
まず、図7Aに示すように、読取空間20に商品91が容器92ごと収容された状態で、読取装置2は、アンテナ22から容器92内の商品91に向けて電波を送信する。これにより、読取装置2は、商品91に付された電子タグ93との間で無線通信を行い、商品情報の読み取りを行う。ここで、読取空間20に商品91が複数ある場合には、読取装置2は、複数の商品91の全てについて、順番に又は一斉に商品情報の読み取りを行う。商品情報の読み取りが完了し、精算処理も完了すると、書込装置11は、アンテナ22から容器92内の商品91に向けて電波を送信して、電子タグ93に対し清算済み情報を含む書込情報の書込処理を実行する。
その後、排出装置13は、図7Bに示すように、シャッタ25を開位置に移動させ、読取空間20の排出口202を開放する。さらに、排出装置13は、底板214を駆動して下端位置から上端位置に移動させることにより、読取空間20から、商品91を容器92ごと排出する。すなわち、底板214上の商品91は、図7Bに示すように、底板214が上方に移動するのに伴って、読取空間20の上面側の排出口202から容器92ごと上方にせり出す。さらに、底板214が上方に移動することで、底板214上の商品91は、図7Cに示すように、読取空間20から容器92ごと完全に排出される。このとき、容器92は、持ち手を含め自立した姿勢を維持する。
ここにおいて、買物支援システム1は、図7Aに示すように読取装置2にて商品情報を読み取る際、例えば、排出装置13にて底板214を駆動することにより、アンテナ22と商品91との相対的な位置関係を変化させてもよい。一例として、買物支援システム1は、排出装置13にて底板214を上下方向に沿って移動させながら、又は排出装置13にて底板214を振動させながら、読取装置2にて商品情報を読み取ることにより、読取装置2での商品情報の読み取りの確実性が向上する。また、排出装置13にて底板214を駆動する構成に限らず、例えば、アンテナ22を機械的に移動させたり、ビームフォーミングにてアンテナ22の通信領域を移動させたりしてもよい。
(3)変形例
実施形態1は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。実施形態1は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、買物支援システム1と同様の機能は、買物支援方法、コンピュータプログラム、又はコンピュータプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。一態様に係る買物支援方法は、読取空間20に、顧客90が少なくとも1つの商品91を持ち帰るための容器92に収納された商品91を、容器92ごと収容した状態で、商品91から商品91に関する商品情報を読み取る。読取空間20は、電波遮蔽性を有する遮蔽部材21で囲まれた空間である。
以下、実施形態1の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
本開示における買物支援システム1は、例えば、読取装置2等に、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における買物支援システム1としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1乃至複数の電子回路で構成される。ここでいうIC又はLSI等の集積回路は、集積の度合いによって呼び方が異なっており、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又はULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれる集積回路を含む。さらに、LSIの製造後にプログラムされる、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はLSI内部の接合関係の再構成若しくはLSI内部の回路区画の再構成が可能な論理デバイスについても、プロセッサとして採用することができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。ここでいうコンピュータシステムは、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを含む。したがって、マイクロコントローラについても、半導体集積回路又は大規模集積回路を含む1ないし複数の電子回路で構成される。
また、買物支援システム1における複数の機能が、1つの筐体内に集約されていることは買物支援システム1に必須の構成ではなく、買物支援システム1の構成要素は、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。さらに、買物支援システム1の少なくとも一部の機能は、例えば、クラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。反対に、実施形態1において、複数の装置に分散されている買物支援システム1の少なくとも一部の機能が、1つの筐体内に集約されていてもよい。
また、買物支援システム1の用途はコンビニエンスストアに限らず、コンビニエンスストア以外の店舗に買物支援システム1が設置されていてもよい。
実施形態1では、アンテナ22は、後壁211、左側壁212、右側壁213及び蓋体24の内側面(つまり読取空間20側の面)に設けられた4枚のパッチアンテナ221を有しているが、この構成に限らない。例えば、アンテナ22自体が、後壁211、左側壁212、右側壁213及び蓋体24を構成してもよい。さらに、アンテナ22の表面は電気絶縁性を有するスペーサ膜で覆われていてもよい。これにより、後壁211等の内側面に設けられたアンテナ22と電子タグ93との接触を低減でき、電子タグ93からの商品情報の読取率を向上させることができる。
また、アンテナ22は、パッチアンテナ221に限らず、例えば、モノポールアンテナ、逆F形アンテナ又はスロットアンテナ等であってもよい。さらに、アンテナ22を構成するアンテナ要素(パッチアンテナ221)の数は、4つに限らず、1〜3つ、又は5つ以上であってもよい。複数のアンテナ要素は、後壁211、左側壁212、右側壁213及び蓋体24の内側面のうち同一面に設けられてもよいし、互いに対向する一対の面に設けられてもよい。互いに対向する一対の面に設けられた一対のアンテナ要素は、対向方向と交差する方向において互いにずれた位置関係にあってもよい。さらに、アンテナ22は、後壁211、左側壁212、右側壁213及び蓋体24に限らず、例えば、底板214及びシャッタ25等に設けられてもよい。
また、遮蔽部材21(蓋体24及びシャッタ25を含む)は、金属蒸着に限らない。例えば、遮蔽部材21(蓋体24及びシャッタ25を含む)自身が金属製でシールドを構成してもよいし、遮蔽部材21(蓋体24及びシャッタ25を含む)に貼り付けられる金属板がシールドを構成してもよい。さらに、例えば、カウンタ台8のフレーム等、カウンタ台8の少なくとも一部にも、金属製のシールドが形成されていてもよい。シールドは、金属製に限らず、例えば、電波を吸収する電波吸収体にて構成されていてもよい。
また、電子タグ93は、パッシブ型のRFタグに限らず、アクティブ型のRFタグであってもよい。さらに、読取装置2は、電子タグ93から商品情報の読み取りを行う構成に限らず、例えば、バーコード及び二次元コード等から商品情報を読み取る構成であってもよい。また、読取装置2は、商品91から直接的に商品情報を読み取る構成であってもよい。この場合、読取装置2は、例えば、画像認識等の手段により、商品91から直接的に商品情報を読み取ることができる。読取装置2は、画像認識等の手段と電子タグ93から読み取った情報とを組み合わせて、商品情報の読み取りを行ってもよい。
また、読取装置2は、読取空間20において商品情報を読み取る際、電波強度を一定としてもよいし、電波強度を変化させてもよい。例えば、読取装置2は、蓋体24又はシャッタ25が閉位置にあるときに電波強度を「強」、蓋体24又はシャッタ25が開位置にあるときに電波強度を「弱」とするように、蓋体24又はシャッタ25の開/閉に合わせて、電波強度を変化させてもよい。
また、書込装置11は読取装置2と兼用される構成に限らず、書込装置11が読取装置2と別々に設けられていてもよい。
また、販売システム4において販売処理のための契約が成立しない場合、買物支援システム1は顧客90への商品91の受け渡しを行わなくてもよい。例えば、未成年の顧客90に対して酒類等、販売できない商品91が含まれている場合、及び顧客90が商品91の購入を取り消す場合等には、販売システム4にて、購入取消処理が行われる。この場合、商品91は、顧客90に受け渡されることなく、店舗に返品される。
また、買物支援システム1は、実施形態1のように店員の操作を必要とせずに商品91の購入が可能な態様に限らず、例えば、いわゆる有人レジのようにレジカウンタに店員が居る状況で使用されてもよい。さらに、商品91を容器92に収納する荷詰めの作業は、店員又は顧客が行わなくてもよく、例えば、商品91が容器92に収納された状態で店舗に陳列されていてもよいし、袋詰装置等を用いて自動的に荷詰めが行われてもよい。さらに、顧客90においては、商品情報の読み取り後に、容器92に収納された状態の商品91を、そのまま容器92ごと持ち帰ることは必須ではなく、商品91のみを持ち帰ってもよいし、商品91を別の容器に詰め替えて持ち帰ってもよい。
また、販売システム4(管理装置41)が精算システム3と通信可能であることは、買物支援システム1に必須の構成ではなく、販売システム4が精算システム3と通信可能でなくてもよい。例えば、販売システム4自体に、商品情報に基づいて商品91についての精算処理を行う機能があってもよい。
また、実施形態1では、顧客90は、ピックアップした商品91を買物かごに一旦収納し、その後、買物かごから容器92(買物袋等)に商品を移す「袋詰め」を行うことを想定しているが、この点は買物支援システム1に必須の構成ではない。例えば、顧客90がピックアップした商品91を、直接、買物袋等の容器92に直接収納してもよいし、顧客90がピックアップした商品91を買物カートに一旦収納し、その後、買物カートから容器92に商品91を移してもよい。
本開示において、顧客90が商品91を持ち帰るための「容器92」は、店舗等から顧客90が商品91を持ち出すための容器92であればよく、例えば、買物カート等であってもよい。すなわち、顧客90が、購入した商品91を、買物カートに載せたままの状態で駐車場等まで運ぶような場合には、顧客90は、容器92としての買物カートに商品91を収納した(載せた)状態で、商品91を店舗から持ち出すことになる。そのため、買物カートは、顧客90が商品91を持ち帰るための「容器92」に該当する。この場合、読取装置2は、容器92としての買物カートに収納された商品91を、容器92としての買物カートごと読取空間20に収容した状態で、商品91から商品情報を読み取ることになる。
また、実施形態1では、蓋体24及びシャッタ25の各々の移動方向は左右方向、つまり蓋体24及びシャッタ25の各々は横開きであるが、この構成に限らない。例えば、蓋体24(又はシャッタ25)は上下方向(又は前後方向)に移動する縦開きであってもよいし、蓋体24及びシャッタ25の各々は回転を伴って開閉する開き戸であってもよい。
また、読取空間20は、遮蔽部材21で囲まれていればよく、読取空間20の全周が遮蔽部材21で完全に塞がれている必要はない。例えば、実施形態1における蓋体24(又はシャッタ25)が省略され、読取空間20が前方(又は上方)に開放されていてもよい。さらに、遮蔽部材21は、電波遮蔽性を有していればよいので、例えば、網形状(又は貫通孔を有する形状)であってもよい。つまり、遮蔽部材21は、電波を完全に遮蔽する必要はなく、少しでも電波の漏洩を低減(遮蔽)できればよい。このように、読取空間20は、少しでも電波の漏洩が低減される空間であればよく、遮蔽部材21にて外部から完全に遮蔽された空間である必要はない。そのため、読取空間20は、例えば、少なくとも一面が簡素な遮蔽部材21で囲まれただけの空間であってもよい。さらには、例えば、読取空間20からの電波の漏洩による問題が生じない場合等においては、読取空間20は、遮蔽部材21で囲まれなくてもよく、完全な開放空間であってもよい。
また、表示装置43は、プロジェクションマッピング技術により対象物に対して映像を投影する構成に限らず、例えば、タッチパネルディスプレイであってもよい。さらに、入力装置44は、例えば、メカニカルスイッチを有する入力装置44が、買物支援システム1に対する顧客90の入力手段の少なくとも一部に採用されてもよい。
(実施形態2)
本実施形態に係る買物支援システム1は、図8〜図10に示すように、種々の態様で読取空間20に収容された商品91についても商品情報の読み取りが可能に構成されている点で、実施形態1に係る買物支援システム1と相違する。以下、実施形態1と同様の構成については、共通の符号を付して適宜説明を省略する。
図8に示す例では、読取装置2は、読取空間20に収容され、商品91(第1商品)とは別の商品であって容器92外にある商品94(第2商品)から、商品94に関する商品情報を更に読み取るように構成されている。すなわち、例えば、ドッグフードのような大型の商品、大根のような長尺の商品、又はケーキのように潰れやすい商品等にあっては、容器92に収納することが困難な場合がある。このような商品については、容器92に収納せず容器92外にある状態で、容器92に収納された商品91と共に、読取空間20に収容される。図8の例では、商品94についても、容器92内の商品91と同様に電子タグ93が付されており、読取装置2は、商品94に付された電子タグ93と無線通信することにより、商品94の商品情報を読み取る。このように、容器92外の商品94は1つに限らず、複数の商品94が読取空間20に収容されてもよい。
図9に示す例では、読取装置2は、読取空間20に収容された状態の容器92に関する商品情報を更に読み取るように構成されている。すなわち、例えば、バケツ、洗面器、又はバッグ等の商品にあっては、商品自体が容器92として用いられる場合がある。このような場合、容器92についても、容器92に収容された商品91と同様に、電子タグ93が付されており、読取装置2は、容器92に付された電子タグ93と無線通信することにより、容器92の商品情報を読み取る。
図10に示す例では、読取装置2は、読取空間20に容器92が複数収容された状態で、複数の容器92に収納された商品91から商品情報を読み取るように構成されている。顧客90が購入する商品の数が多い場合、又は商品91の属性(硬さ、食料品と日用雑貨との別、温度(温かいか冷たいか)等)が異なる場合等において、複数の商品91が複数の容器92に分けて収納される場合がある。このような場合、複数の容器92が読取空間20に収容された状態で、読取装置2は、これら複数の容器92に収納された複数の商品91について商品情報を読み取ることができる。読取空間20に同時に収容される容器92の数は、図10のように2つに限らず、3つ以上であってもよい。
また、実施形態2で説明した図8〜図10に係る構成は、適宜組み合わされてもよい。例えば、図9のようにそれ自体が商品である容器92が、図10のように読取空間20に複数収容されてもよいし、図8に示すように容器92外にある商品94が更に読取空間20に収容されてもよい。
また、実施形態2においても、実施形態1と同様に、読取装置2は書込装置11と兼用されている。書込装置11は、例えば、管理装置41が精算システム3から精算処理の完了の通知を受け付けたことをトリガにして、清算済み情報を含む書込情報を電子タグ93に書き込む書込処理を実行する。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様に係る買物支援システム(1)は、読取装置(2)を備える。読取装置(2)は、読取空間(20)に、顧客(90)が少なくとも1つの商品(91)を持ち帰るための容器(92)に収納された商品(91)を、容器(92)ごと収容した状態で、商品(91)から商品(91)に関する商品情報を読み取る。読取空間(20)は、電波遮蔽性を有する遮蔽部材(21)で囲まれた空間である。
この態様によれば、精算等に必要な商品情報の読み取り前に、商品(91)が容器(92)に収納され、荷詰めされた状態の商品(91)から読み取られた商品情報が精算等に用いられる。そのため、顧客(90)は精算が完了すると、既に荷詰めされた状態にある商品(91)を、そのまま持ち帰ることができ、買物の効率の向上を図ることができる、という利点がある。
第2の態様に係る買物支援システム(1)は、第1の態様において、読取装置(2)は、第2商品(94)から、第2商品(94)に関する商品情報を更に読み取るように構成されている。第2商品(94)は、読取空間(20)に収容され、商品(91)である第1商品とは別の商品であって容器(92)外にある商品である。
この態様によれば、容器(92)外の商品(94)についても、容器(92)に収納された商品(91)と一緒に、商品情報の読み取りが可能である。
第3の態様に係る買物支援システム(1)は、第1又は2の態様において、読取装置(2)は、読取空間(20)に収容された状態の容器(92)に関する商品情報を更に読み取るように構成されている。
この態様によれば、容器(92)自体が商品の場合でも、容器(92)に収納された商品(91)と一緒に、商品情報の読み取りが可能である。
第4の態様に係る買物支援システム(1)は、第1〜3のいずれかの態様において、読取装置(2)は、読取空間(20)に容器(92)が複数収容された状態で、複数の容器(92)に収納された商品(91)から商品情報を読み取るように構成されている。
この態様によれば、複数の容器(92)に分かれて収納された複数の商品(91)について、まとめて商品情報の読み取りが可能である。
第5の態様に係る買物支援システム(1)は、第1〜4のいずれかの態様において、読取装置(2)は、商品(91)に付された電子タグ(93)と、電波を媒体とする無線通信を行うことにより商品情報を読み取るように構成されている。
この態様によれば、比較的簡単な構成でかつ正確に商品情報の読み取りが可能となる。
第6の態様に係る買物支援システム(1)は、第5の態様において、商品(91)を読取空間(20)に容器(92)ごと収容した状態で、電子タグ(93)に対して書込情報の書き込みを行う書込装置(11)を更に備える。
この態様によれば、例えば、精算済み情報が書込情報として電子タグ(93)に書き込まれることで、店舗からの商品(91)の不正な持ち出しを管理できる。
第7の態様に係る買物支援システム(1)は、第1〜6のいずれかの態様において、蓋体(24)と、駆動装置(12)と、を更に備える。蓋体(24)は、読取空間(20)における商品(91)の投入口(201)を開放する開位置と投入口(201)を塞ぐ閉位置との間で移動可能である。駆動装置(12)は、読取空間(20)への商品(91)の投入が完了したときに蓋体(24)を開位置から閉位置に移動させる。
この態様によれば、蓋体(24)が自動的に閉まるので、買物に係る顧客(90)の作業負担が低減する。
第8の態様に係る買物支援システム(1)は、第1〜7のいずれかの態様において、排出装置(13)を更に備える。排出装置(13)は、商品情報に基づいて商品(91)についての精算処理を実行する精算システム(3)での精算処理が完了したときに、読取空間(20)から商品(91)を排出する。
この態様によれば、精算処理が完了すれば商品(91)が自動的に排出されるので、買物に係る顧客(90)の作業負担が低減する。
第9の態様に係る買物支援システム(1)は、第8の態様において、排出装置(13)は、読取空間(20)の上方に位置する排出面(204)上に、容器(92)に収納された商品(91)を容器(92)ごと排出する。これにより、排出装置(13)は、読取空間(20)から商品(91)を排出するように構成されている。
この態様によれば、容器(92)に収納された商品(91)が容器(92)ごと、排出面(204)上に排出されるので、顧客(90)が商品(91)を受け取りやすくなる。
第10の態様に係る買物支援方法は、読取空間(20)に、顧客(90)が少なくとも1つの商品(91)を持ち帰るための容器(92)に収納された商品(91)を、容器(92)ごと収容した状態で、商品(91)から商品(91)に関する商品情報を読み取る。読取空間(20)は、電波遮蔽性を有する遮蔽部材(21)で囲まれた空間である。
この態様によれば、精算等に必要な商品情報の読み取り前に、商品(91)が容器(92)に収納され、荷詰めされた状態の商品(91)から読み取られた商品情報が精算等に用いられる。そのため、顧客(90)は精算が完了すると、既に荷詰めされた状態にある商品(91)を、そのまま持ち帰ることができ、買物の効率の向上を図ることができる、という利点がある。
第11の態様に係る買物支援方法は、第10の態様において、第2商品(94)から、第2商品(94)に関する商品情報を更に読み取る。第2商品(94)は、読取空間(20)に収容され、商品(91)である第1商品とは別の商品であって容器(92)外にある商品である。
この態様によれば、容器(92)外の商品(94)についても、容器(92)に収納された商品(91)と一緒に、商品情報の読み取りが可能である。
第12の態様に係る買物支援方法は、第10又は11の態様において、読取空間(20)に収容された状態の容器(92)に関する商品情報を更に読み取る。
この態様によれば、容器(92)自体が商品の場合でも、容器(92)に収納された商品(91)と一緒に、商品情報の読み取りが可能である。
第13の態様に係る買物支援方法は、第10〜12のいずれかの態様において、読取空間(20)に容器(92)が複数収容された状態で、複数の容器(92)に収納された商品(91)から商品情報を読み取る。
この態様によれば、複数の容器(92)に分かれて収納された複数の商品(91)について、まとめて商品情報の読み取りが可能である。
第14の態様に係る買物支援方法は、第10〜13のいずれかの態様において、商品(91)に付された電子タグ(93)と、電波を媒体とする無線通信を行うことにより商品情報を読み取る。
この態様によれば、比較的簡単な構成でかつ正確に商品情報の読み取りが可能となる。
第15の態様に係る買物支援方法は、第14の態様において、商品(91)を読取空間(20)に容器(92)ごと収容した状態で、電子タグ(93)に対して書込情報の書き込みを行う。
この態様によれば、例えば、精算済み情報が書込情報として電子タグ(93)に書き込まれることで、店舗からの商品(91)の不正な持ち出しを管理できる。
第16の態様に係る買物支援方法は、第10〜15のいずれかの態様において、蓋体(24)を、読取空間(20)への商品(91)の投入が完了したときに開位置から閉位置に移動させる駆動処理を更に有する。蓋体(24)は、読取空間(20)における商品(91)の投入口(201)を開放する開位置と、投入口(201)を塞ぐ閉位置との間で移動可能である。
この態様によれば、蓋体(24)が自動的に閉まるので、買物に係る顧客(90)の作業負担が低減する。
第17の態様に係る買物支援方法は、第10〜16のいずれかの態様において、排出処理を更に有する。排出処理は、商品情報に基づいて商品(91)についての精算処理を実行する精算システム(3)での精算処理が完了したときに、読取空間(20)から商品(91)を排出する処理である。
この態様によれば、精算処理が完了すれば商品(91)が自動的に排出されるので、買物に係る顧客(90)の作業負担が低減する。
第18の態様に係る買物支援方法は、第17の態様において、排出処理では、読取空間(20)の上方に位置する排出面(204)上に、容器(92)に収納された商品(91)を読取空間(20)から容器(92)ごと排出する。
この態様によれば、容器(92)に収納された商品(91)が容器(92)ごと、排出面(204)上に排出されるので、顧客(90)が商品(91)を受け取りやすくなる。
上記態様に限らず、実施形態1及び実施形態2に係る買物支援システム(1)の種々の構成(変形例を含む)は、買物支援方法にて具現化可能である。
第2〜9の態様に係る構成については、買物支援システム(1)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
第11〜18の態様に係る構成については、買物支援方法に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1 買物支援システム
2 読取装置
3 精算システム
11 書込装置
12 駆動装置
13 排出装置
20 読取空間
24 蓋体
90 顧客
91 商品(第1商品)
92 容器
93 電子タグ
94 商品(第2商品)
201 投入口
204 排出面

Claims (18)

  1. 電波遮蔽性を有する遮蔽部材で囲まれた読取空間に、顧客が少なくとも1つの商品を持ち帰るための容器に収納された前記商品を、前記容器ごと収容した状態で、
    前記商品から前記商品に関する商品情報を読み取る読取装置を備える
    買物支援システム。
  2. 前記読取装置は、前記読取空間に収容され、前記商品である第1商品とは別の商品であって前記容器外にある第2商品から、前記第2商品に関する商品情報を更に読み取るように構成されている
    請求項1に記載の買物支援システム。
  3. 前記読取装置は、前記読取空間に収容された状態の前記容器に関する商品情報を更に読み取るように構成されている
    請求項1又は2に記載の買物支援システム。
  4. 前記読取装置は、前記読取空間に前記容器が複数収容された状態で、前記複数の容器に収納された前記商品から商品情報を読み取るように構成されている
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の買物支援システム。
  5. 前記読取装置は、前記商品に付された電子タグと、電波を媒体とする無線通信を行うことにより前記商品情報を読み取るように構成されている
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の買物支援システム。
  6. 前記商品を前記読取空間に前記容器ごと収容した状態で、前記電子タグに対して書込情報の書き込みを行う書込装置を更に備える
    請求項5に記載の買物支援システム。
  7. 前記読取空間における前記商品の投入口を開放する開位置と前記投入口を塞ぐ閉位置との間で移動可能な蓋体と、
    前記読取空間への前記商品の投入が完了したときに前記蓋体を前記開位置から前記閉位置に移動させる駆動装置と、を更に備える
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の買物支援システム。
  8. 前記商品情報に基づいて前記商品についての精算処理を実行する精算システムでの前記精算処理が完了したときに、前記読取空間から前記商品を排出する排出装置を更に備える
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の買物支援システム。
  9. 前記排出装置は、前記読取空間の上方に位置する排出面上に、前記容器に収納された前記商品を前記容器ごと排出することにより、前記読取空間から前記商品を排出するように構成されている
    請求項8に記載の買物支援システム。
  10. 電波遮蔽性を有する遮蔽部材で囲まれた読取空間に、顧客が少なくとも1つの商品を持ち帰るための容器に収納された前記商品を、前記容器ごと収容した状態で、
    前記商品から前記商品に関する商品情報を読み取る
    買物支援方法。
  11. 前記読取空間に収容され、前記商品である第1商品とは別の商品であって前記容器外にある第2商品から、前記第2商品に関する商品情報を更に読み取る
    請求項10に記載の買物支援方法。
  12. 前記読取空間に収容された状態の前記容器に関する商品情報を更に読み取る
    請求項10又は11に記載の買物支援方法。
  13. 前記読取空間に前記容器が複数収容された状態で、
    前記複数の容器に収納された前記商品から商品情報を読み取る
    請求項10〜12のいずれか1項に記載の買物支援方法。
  14. 前記商品に付された電子タグと、電波を媒体とする無線通信を行うことにより前記商品情報を読み取る
    請求項10〜13のいずれか1項に記載の買物支援方法。
  15. 前記商品を前記読取空間に前記容器ごと収容した状態で、前記電子タグに対して書込情報の書き込みを行う
    請求項14に記載の買物支援方法。
  16. 前記読取空間における前記商品の投入口を開放する開位置と、前記投入口を塞ぐ閉位置との間で移動可能な蓋体を、前記読取空間への前記商品の投入が完了したときに前記開位置から前記閉位置に移動させる駆動処理を更に有する
    請求項10〜15のいずれか1項に記載の買物支援方法。
  17. 前記商品情報に基づいて前記商品についての精算処理を実行する精算システムでの前記精算処理が完了したときに、前記読取空間から前記商品を排出する排出処理を更に有する
    請求項10〜16のいずれか1項に記載の買物支援方法。
  18. 前記排出処理では、前記読取空間の上方に位置する排出面上に、前記容器に収納された前記商品を前記読取空間から前記容器ごと排出する
    請求項17に記載の買物支援方法。
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