JP2019156486A - 袋詰システム、それを備えた買物支援システム、及び袋詰システムの制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】物品の袋詰めを容易に実現できる袋詰システム、それを備えた買物支援システム、及び袋詰システムの制御方法を提供する。【解決手段】袋詰システム1は、袋詰機構3と、可動部材11と、を備える。袋詰機構3は、かご装置2内にある物品を袋に収容する袋詰めを実行する。かご装置2は、底面が開放されたかご本体、及びかご本体の底面を塞ぐ閉位置と開放する開位置との間で移動する底板を含む。袋詰機構3は、底板が開位置にある状態で、かご本体の底面を通して物品の袋詰めを実行する。可動部材11は、底板が開位置にある状態で、かご本体の底面を通してかご装置2内に進入することで、かご装置2内にある物品を押して物品の姿勢を変化させる。【選択図】図1
Description
本開示は、一般に袋詰システム、それを備えた買物支援システム、及び袋詰システムの制御方法に関し、より詳細には、袋に物品を収容する袋詰システム、それを備えた買物支援システム、及び袋詰システムの制御方法に関する。
特許文献1には、店舗における店員の無人化を狙ったシステム(POSシステム)が記載されている。特許文献1に記載されたシステムは、物品(商品)を収納するかご装置(かご)と、取引端末装置とから構成されている。かご装置は、商品情報(商品データ)を読み取るスキャナ、及び商品情報を外部に送信する送信回路を有している。取引端末装置は、商品情報を受信する受信回路、かご装置が収納した物品の重量を計量する計量器、及び商品情報に対応する重量データと計量器の計量値とを比較する制御部を有している。取引端末装置は、計量器の計量値が重量データの合計重量に一致した場合に、精算処理を行う。
しかし、特許文献1に記載の構成では、かご装置に物品が入っている場合、精算処理後に、顧客又は店舗の従業員(店員)が物品を買物袋等の袋に移し替える袋詰めの作業が必要である。結果として、精算処理の開始から、物品が顧客に渡るまでに掛かる時間が長くなって、買物に掛かる時間の増加につながる可能性がある。
本開示は上記事由に鑑みてなされており、物品の袋詰めを容易に実現できる袋詰システム、それを備えた買物支援システム、及び袋詰システムの制御方法を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る袋詰システムは、袋詰機構と、可動部材と、を備える。前記袋詰機構は、かご装置内にある物品を袋に収容する袋詰めを実行する。前記かご装置は、底面が開放されたかご本体、及び前記かご本体の前記底面を塞ぐ閉位置と開放する開位置との間で移動する底板を含む。前記袋詰機構は、前記底板が前記開位置にある状態で、前記かご本体の前記底面を通して前記物品の袋詰めを実行する。前記可動部材は、前記底板が前記開位置にある状態で、前記かご本体の前記底面を通して前記かご装置内に進入することで、前記かご装置内にある前記物品を押して前記物品の姿勢を変化させる。
本開示の一態様に係る買物支援システムは、袋詰システムと、前記物品についての精算処理を行う販売システムと、を備える。
本開示の一態様に係る袋詰システムの制御方法は、袋詰機構と、可動部材と、を備える袋詰システムの制御方法である。前記袋詰機構は、かご装置内にある物品を袋に収容する袋詰めを実行する。前記かご装置は、底面が開放されたかご本体、及び前記かご本体の前記底面を塞ぐ閉位置と開放する開位置との間で移動する底板を含む。この制御方法は、前記底板が前記開位置にある状態において、前記袋詰機構に、前記かご本体の前記底面を通して前記物品の袋詰めを実行させる。かつ、この制御方法は、前記底板が前記開位置にある状態において、前記かご本体の前記底面を通して前記可動部材を前記かご装置内に進入させることで、前記可動部材にて前記かご装置内にある前記物品を押して前記物品の姿勢を変化させる。
本開示によれば、物品の袋詰めを容易に実現できる、という利点がある。
(実施形態1)
(1)概要
本実施形態に係る袋詰システム1は、図1A及び図1Bに示すように、かご装置2内にある物品8(図4A参照)を袋10(図4A参照)に収容する「袋詰め」を行うシステムである。かご装置2は、かご本体21(図3参照)及び底板22(図3参照)を含んでいる。かご本体21は、底面211(図4A参照)が開放されている。底板22は、かご本体21の底面211を塞ぐ閉位置と開放する開位置との間で移動する。本開示でいう「袋詰め」は、物品8をかご装置2内から袋10内に移動させる動作であって、言い換えれば、物品8をかご装置2から袋10に移し替える動作である。本開示でいう「袋」は、物品8が入る大きさで、かつ物品8を出し入れするための袋口を有する袋であればよい。
(1)概要
本実施形態に係る袋詰システム1は、図1A及び図1Bに示すように、かご装置2内にある物品8(図4A参照)を袋10(図4A参照)に収容する「袋詰め」を行うシステムである。かご装置2は、かご本体21(図3参照)及び底板22(図3参照)を含んでいる。かご本体21は、底面211(図4A参照)が開放されている。底板22は、かご本体21の底面211を塞ぐ閉位置と開放する開位置との間で移動する。本開示でいう「袋詰め」は、物品8をかご装置2内から袋10内に移動させる動作であって、言い換えれば、物品8をかご装置2から袋10に移し替える動作である。本開示でいう「袋」は、物品8が入る大きさで、かつ物品8を出し入れするための袋口を有する袋であればよい。
本実施形態では、袋詰システム1が、例えば、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、百貨店、ドラッグストア、家電量販店、又はホームセンター等の小売店の店舗に導入され、顧客が購入する物品8の袋詰めを行う場合について説明する。この場合において、かご装置2は買物かごである。また、袋10は、ポリエチレン製又はポリプロピレン製の袋体、いわゆる買物袋(又はレジ袋)である。
本実施形態では、袋詰システム1は、販売システム4と共に、店舗において顧客の買物を支援するための買物支援システム100を構成する。言い換えれば、買物支援システム100は、袋詰システム1と、販売システム4と、を備えている。販売システム4は、物品8の販売処理を行うためのシステムである(図2参照)。ここでいう「販売処理」は、売主(店舗)から買主(顧客)に物品8の所有権を移転し、これに対する対価(代金)を買主が売主に支払う行為(売買)に必要な種々の処理を意味する。例えば、顧客が店内でピックアップした物品8の商品情報を取得する取得処理、及び顧客から購入を希望する商品の指定を受け付ける注文処理等が、販売処理に含まれる。買物支援システム100においては、袋詰システム1での袋詰めの対象となる「物品8」は、店舗で販売されている「商品」である。
袋詰システム1は、載置面311上に設定される袋詰スペースに、かご装置2ごと置かれた物品8の袋詰めを行う。袋詰システム1は、例えば、店舗のレジカウンタ等に設置されており、かご装置2に収容された物品8を、かご装置2から袋10に移し替えることで、物品8の袋詰めを行う。これにより、顧客は、購入する物品8を袋詰スペースに置くだけで、袋10に収容された状態の物品8を受け取ることができる。したがって、顧客又は店舗の従業員(店員)においては、袋詰めの作業の手間及び時間の削減が可能である。
ここで、本実施形態に係る袋詰システム1は、袋詰機構3と、可動部材11と、を備えている。袋詰機構3は、かご装置2内にある物品8を袋10に収容する「袋詰め」を実行する。袋詰機構3は、底板22が開位置にある状態で、かご本体21の底面211を通して物品8の袋詰めを実行する。可動部材11は、底板22が開位置にある状態で、かご本体21の底面211を通してかご装置2内に進入することで、かご装置2内にある物品8を押して物品8の姿勢を変化させる。
この構成によれば、かご装置2から袋10への物品8の移し替え、つまり物品8の袋詰めが袋詰システム1にて行われるため、物品8の袋詰めを容易に実現できる。そのため、例えば、顧客又は店舗の従業員(店員)が袋詰めの作業を行う場合に比較して、精算処理の開始から物品8が顧客に渡るまでに掛かる時間の短縮を図ることができる。しかも、可動部材11が、かご装置2内に進入することで、かご装置2内にある物品8を押して物品8の姿勢を変化させることにより、かご装置2内における、物品8の引っ掛かりを解除できる。すなわち、例えば、長尺状の物品8がかご装置2内で引っ掛かっている場合でも、可動部材11が、物品の姿勢を変化させることで、物品8の引っ掛かりを解除でき、袋詰機構3による、かご本体21の底面211を通しての物品8の袋詰めが可能になる。したがって、物品8がかご装置2内で引っ掛かることによる袋詰機構3のエラーを低減でき、物品8の袋詰めを容易に実現できる。
(2)詳細
以下、本実施形態に係る袋詰システム1、それを備えた買物支援システム100について詳細に説明する。本実施形態では、買物支援システム100が導入される店舗としてコンビニエンスストアを例に説明する。つまり、本実施形態でいう「ユーザ」は、コンビニエンスストアの顧客、又はコンビニエンスストアの従業員(店員)である。
以下、本実施形態に係る袋詰システム1、それを備えた買物支援システム100について詳細に説明する。本実施形態では、買物支援システム100が導入される店舗としてコンビニエンスストアを例に説明する。つまり、本実施形態でいう「ユーザ」は、コンビニエンスストアの顧客、又はコンビニエンスストアの従業員(店員)である。
(2.1)買物支援システム
ここではまず、本実施形態に係る買物支援システム100の全体構成について説明する。買物支援システム100は、図2及び図3に示すように、袋詰システム1、かご装置2、販売システム4、及び精算システム5を備えている。ただし、かご装置2及び精算システム5が買物支援システム100の構成要素に含まれていることは必須ではない。かご装置2については、後述する「(2.2)かご装置」の欄で詳細に説明する。また、袋詰システム1については、後述する「(2.3)袋詰システム」の欄で詳細に説明する。
ここではまず、本実施形態に係る買物支援システム100の全体構成について説明する。買物支援システム100は、図2及び図3に示すように、袋詰システム1、かご装置2、販売システム4、及び精算システム5を備えている。ただし、かご装置2及び精算システム5が買物支援システム100の構成要素に含まれていることは必須ではない。かご装置2については、後述する「(2.2)かご装置」の欄で詳細に説明する。また、袋詰システム1については、後述する「(2.3)袋詰システム」の欄で詳細に説明する。
販売システム4は、かご装置2と直接又は間接的に通信可能であって、かご装置2に収容された物品8の販売処理を行うためのシステムである。販売システム4は、管理装置41、供給ユニット42、表示装置43、入力装置44、音声出力装置45、及び撮像装置46を有している。供給ユニット42、表示装置43、入力装置44、音声出力装置45、及び撮像装置46は、いずれも管理装置41の周辺装置であって、管理装置41に接続されている。
管理装置41は、かご装置2との通信により、かご装置2から送信された商品情報(後述する)を受信する。また、管理装置41は、精算処理を行う精算システム5に接続されている。さらに、管理装置41は、例えば、POS(Point Of Sales)端末からなる店舗端末と通信可能に構成されている。管理装置41は、かご装置2から受信した商品情報に基づいて、精算システム5での精算処理に必要な情報を精算システム5に送信する送信処理等、所定の処理を実行する。
また、管理装置41は、袋詰システム1及び携帯端末6とも通信を行うことにより、これらを制御可能に構成されている。そのため、管理装置41は、販売システム4と袋詰システム1を連動させるように、袋詰システム1を制御することが可能である。本実施形態では、顧客が精算システム5にて精算処理等を行っている間に、物品8の袋詰めが行われるように、管理装置41が、販売システム4と連動させて袋詰システム1を制御する。例えば、袋詰システム1は、精算システム5で精算処理が開始したことをトリガにして、物品8の袋詰めを開始する。
精算システム5は、主構成となるコンピュータシステムと、現金の受け渡しを行う現金ユニット等の周辺機器とを含んでいる。精算システム5は、コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムを、コンピュータシステムのプロセッサで実行することにより、販売システム4から受け取った商品情報に基づいて、精算金額の計算等の精算処理を行う。精算システム5は、カードリーダ、及びレシートを発行するプリンタを有している。カードリーダでは、例えば決済に用いられるクレジットカード、電子マネー決済用のカード、携帯電話端末、会員カード及びポイントカード等の読み取りが可能である。レシートには、例えば、明細、精算金額及び購入日時等の情報が記入される。
本実施形態では、商品情報に対応する価格データは精算システム5に記憶されている。また、商品情報に対応する広告、割引情報、生産者情報、及びレシピ情報等の情報、さらには、顧客情報に対応する顧客の性別、年齢、嗜好、及び顧客の過去の購買履歴などについても、精算システム5、店舗サーバ又はセンタサーバに記憶されている。販売システム4に記憶されていないこれらの情報についても、販売システム4が精算システム5、店舗サーバ又はセンタサーバと通信することで、販売システム4にて利用可能である。
供給ユニット42は、特定商品(例えば煙草)を顧客に供給する装置である。表示装置43は、顧客に向けて各種の表示を行う装置である。入力装置44は、例えばジェスチャ検出等により、顧客の操作を受け付ける装置である。さらに、入力装置44は、マイクロホンを含み、マイクロホンから出力された音声信号に対して音声認識及び意味解析の処理を施す機能を有している。そのため、顧客においては音声による操作(音声入力)も可能である。音声出力装置45は、スピーカを含み、音声によって顧客に向けて各種の情報を提示する装置である。
つまり、販売システム4は、表示装置43、入力装置44及び音声出力装置45をユーザインタフェースとして用いることにより、表示又は音声によって各種の情報を顧客に提示したり、顧客の操作(音声入力を含む)を受け付けたりすることができる。ただし、販売システム4による情報の提示は、表示と音声との少なくとも一方で実現されればよく、表示と音声とのいずれか一方で実現されてもよいし、表示と音声との組み合わせで実現されてもよい。
一例として、販売システム4は、来客検知時及び精算処理の完了時に、「いらっしゃいませ。」、「ありがとうございました。」等のメッセージを顧客に提示することができる。これにより、顧客に対して、店員が接客するのに近い親近感を与えることができる。また、顧客は、例えば、入力装置44を操作して支払方法を選択し、表示装置43に表示される精算金額を支払うことにより精算を行う。さらに、販売システム4は、表示装置43及び音声出力装置45にて、買物支援システム100の利用手順を顧客に提示することも可能である。この場合に、表示装置43及び音声出力装置45は、例えばかご装置2が所定の袋詰スペース(カウンタ台7の凹所72の底面上)に置かれると、次にファストフード又は煙草等の購入の有無を確認するなど、順を追って、利用手順を説明することが好ましい。
また、撮像装置46は、顧客を撮像するカメラである。撮像装置46は、例えば、管理装置41及び携帯端末6と共に年齢確認システム9を構築する。言い換えれば、年齢確認システム9は、管理装置41と、撮像装置46と、携帯端末6と、を備えている。年齢確認システム9は、店員(確認者)による顧客(対象者)の年齢確認を支援するシステムである。
携帯端末6は店員によって携帯される端末である。携帯端末6は、電波を媒体とする無線通信により、管理装置41との間で双方向の通信が可能である。管理装置41は、年齢確認の対象となる対象者(顧客)を撮像した画像の画像データを含む要求信号を携帯端末6に送信する。携帯端末6は、受信した要求信号に含まれる画像データを用いて、対象者を撮像した画像を含む年齢確認画面を表示する。この状態において、確認者(店員)は、携帯端末6に表示されている年齢確認画面を見て対象者の年齢確認を行う。携帯端末6は、このようにして確認者が行った年齢確認の結果を確認者の操作として受け付けると、年齢確認の結果を含む応答信号を管理装置41に送信する。
このような買物支援システム100が導入された店舗では、顧客は、例えば、物品8を店内でピックアップしてかご装置2に収容し、精算を行った後、自動的に袋10に収容された物品8を受け取る、という一連の処理で、物品8の購入を済ませることができる。したがって、買物支援システム100によれば、店員及び顧客の手間を軽減しつつ、例えば精算処理の開始から、物品8が顧客に渡るまでに掛かる時間を短縮でき、顧客の買物に掛かる時間を短縮できる。
ところで、買物支援システム100は、図3に示すように、例えば、店舗のレジカウンタに設置される1つのカウンタ台7周辺に設けられている。つまり、カウンタ台7周辺には、買物支援システム100が設けられている。このようなカウンタ台7は、1つの店舗に対して複数設置されていてもよい。
カウンタ台7には、上面71の長手方向(左右方向)の略中央部に開口する凹所72が形成されている。凹所72は、かご装置2のかご本体21を置くための袋詰スペースを形成する。凹所72は、カウンタ台7を正面から見て手前から奥に向けて開放されている。したがって、顧客は、かご装置2のかご本体21を凹所72の底面に沿って水平方向からスライドさせることで、かご本体21を凹所72に置くことが可能である。
凹所72の下方には袋詰システム1が設置されている。凹所72の底面において、かご装置2のかご本体21を置くためのスペース(つまり、袋詰スペース)には、後述する載置面311が露出している。このため、袋詰スペースに置かれたかご装置2の底板22が開放されれば、かご装置2内の物品8は、載置面311上に排出される。そして、袋詰システム1は、載置面311上に置かれた物品8について袋詰めを行う。
供給ユニット42は、カウンタ台7の上方に位置するように、天井に吊り下げられている。管理装置41は、カウンタ台7に内蔵されている。精算システム5は、カウンタ台7を正面から見て袋詰機構3の右側に配置されている。表示装置43は、供給ユニット42の下面に固定されており、例えばプロジェクションマッピング技術により、スクリーン431に対して映像を投影するように構成されている。ここでは、表示装置43は、カウンタ台7の上面71のうち、カウンタ台7を正面から見て袋詰機構3の右側の領域に映像を投影する。つまり、カウンタ台7の上面71のうち袋詰機構3の右側の領域が、表示装置43のスクリーン431となる。入力装置44は、カウンタ台7の上面71上であって、カウンタ台7を正面から見てスクリーン431の奥に設置されている。入力装置44には、音声出力装置45が一体に設けられている。
上述した買物支援システム100の各部の位置関係及び形状等は、一例に過ぎず、適宜変更が可能である。例えば、袋詰機構3及び凹所72は、カウンタ台7の幅方向(左右方向)の一端部(左端部又は右端部)に配置されていてもよい。さらに、カウンタ台7に凹所72が形成されていることも買物支援システム100に必須の構成ではなく、例えば、カウンタ台7の上面71上に、かご装置2のかご本体21を置くためのスペース(袋詰スペース)が設定されていてもよい。
(2.2)かご装置
次に、かご装置2について詳細に説明する。かご装置2は、買物かごであって、図2及び図3に示すように、かご本体21と、底板22と、を有し、物品8を収容する。かご本体21には、顧客がかご装置2を手に持つための一対の取っ手23が取り付けられている。また、かご本体21は、底面211(図4A参照)が開放されている。底板22は、かご本体21の底面211を塞ぐ閉位置と開放する開位置との間で、スライド可能に構成されている。すなわち、底板22は、かご本体21の底面211を開閉可能にかご本体21に取り付けられている。これにより、かご装置2内に収容された物品8を、かご本体21の底面211から排出可能となる。
次に、かご装置2について詳細に説明する。かご装置2は、買物かごであって、図2及び図3に示すように、かご本体21と、底板22と、を有し、物品8を収容する。かご本体21には、顧客がかご装置2を手に持つための一対の取っ手23が取り付けられている。また、かご本体21は、底面211(図4A参照)が開放されている。底板22は、かご本体21の底面211を塞ぐ閉位置と開放する開位置との間で、スライド可能に構成されている。すなわち、底板22は、かご本体21の底面211を開閉可能にかご本体21に取り付けられている。これにより、かご装置2内に収容された物品8を、かご本体21の底面211から排出可能となる。
つまり、本実施形態では、かご本体21の底面211は、袋詰めの際には、物品8をかご装置2から取り出すための開口(取出口)として機能する。そのため、底板22は、通常時には、かご本体21の底面211を塞ぐ閉位置に位置し、袋詰めの際には、かご本体21の底面211を開放する開位置に移動する。つまり、かご装置2は、底板22が開閉することにより、底面211が開閉するように構成されている。
また、かご本体21の内側面24(図6A参照)は平面視において四角形状である。特に本実施形態では、かご本体21の内側面24は平面視において長方形状である。かご本体21の内側面24は、底面211の法線に対して傾斜した傾斜面241(図6A参照)を含んでいる。ここで、かご本体21の底面211から離れるほど、かご本体21の内部空間の底面211に沿った断面積が大きくなるように、傾斜面241は、斜め上方に向けて傾斜している。図6Aでは、底面211の法線に対する傾斜面241の傾斜角度を「θ1」で表している。
かご装置2は、図2に示すように、取得部201、送信部202、メモリ203、及びかご制御部204、を有している。
取得部201は、かご本体21に収容される物品8から商品情報を読み取って、物品8についての商品情報を取得する。本開示でいう「商品情報」は、物品8を識別するための情報(情報識別コード)であって、例えば日本国で用いられているJAN(Japanese Article Number)コード等である。この種の商品識別コードには、JANコードの他、欧州等で用いられているEAN(European Article Number)コード、及び米国等で用いられているUPC(Universal Product Code)等がある。取得部201は、例えばかご本体21の外側面から露出するように設けられている。取得部201は、バーコードリーダであって、物品8に付されたバーコードを光学的に読み取って、商品情報を取得する。したがって、顧客が、ピックアップした物品8を取得部201にかざしてから、かご本体21に収容すれば、かご本体21に収容された物品8については、取得部201で商品情報の取得が完了することになる。取得部201は、バーコードリーダに限らず、例えば二次元コードを読み取るリーダ、又はRFID(Radio Frequency Identification)を利用して電子タグから商品情報を非接触で読み取るタグリーダであってもよい。
また、取得部201は、例えば物品8の画像からも商品情報を読み取るように構成されていてもよい。この場合、取得部201は、かご本体21の内部又は外部にある物品8を撮像するイメージセンサを有する。取得部201は、物品8の画像に画像認識処理を施し、輪郭、色及びテクスチャ情報等の特徴量を抽出し、物品8ごとに予め記憶されているテンプレートと照合することにより、商品情報を特定する。この場合においては、取得部201は、バーコードリーダで読み取った情報を、物品8の画像からの商品情報の読み取りの補助に用いることができる。あるいは、物品8の画像のみからでも商品情報の読み取りが十分に可能であれば、バーコードリーダは省略されていてもよい。
送信部202は、取得部201で取得された商品情報を、販売システム4に送信する。本実施形態では、送信部202は、販売システム4との間で双方向に通信を行う通信モジュールにて構成されている。送信部202は、赤外線又は可視光等の光を媒体とする光無線通信にて、販売システム4との通信を行う。送信部202は、かご本体21がカウンタ台7に置かれた状態で商品情報を送信するので、無線通信の中でも、とくに通信エリアの狭い近接場型の通信(近距離無線通信)を採用可能である。
メモリ203は、1以上の商品情報を記憶する。つまり、取得部201が商品情報を読み取る度に、この商品情報がメモリ203に記憶される。送信部202は、メモリ203に記憶されている1以上の商品情報を、一括して、又は複数のパケットに分割して販売システム4に送信する。本実施形態では、メモリ203には、取得部201が取得した商品情報と、個数(つまり取得部201が商品情報を取得した回数)の情報とが記憶される。例えば、1以上の商品情報が、「A」という物品8が2個と、「B」という物品8が1個の計3個の物品8についての商品情報である場合、メモリ203には「A」の商品情報及びその個数「2」と、「B」の商品情報及びその個数「1」とが記憶される。例えば、送信部202から販売システム4に対して1以上の商品情報が正常に送信されると、メモリ203に記憶されている商品情報は消去される。
かご制御部204は、マイクロコンピュータを主構成とし、マイクロコンピュータのメモリに記録されたプログラムを、マイクロコンピュータのプロセッサで実行することにより、取得部201等の各部の制御を行う。プログラムはメモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
(2.3)袋詰システム
次に、袋詰システム1について詳細に説明する。袋詰システム1は、図2に示すように、袋詰機構3と、可動部材11と、袋供給装置12と、駆動部13と、を備えている。
次に、袋詰システム1について詳細に説明する。袋詰システム1は、図2に示すように、袋詰機構3と、可動部材11と、袋供給装置12と、駆動部13と、を備えている。
袋詰機構3は、かご装置2に収容された状態の物品8について、物品8をかご装置2から袋10へ移し替えることにより、物品8を袋10に収容する「袋詰め」を実行する。つまり、顧客は、店内でピックアップした物品8をかご装置2に入れ、袋詰スペース(カウンタ台7の凹所72の底面上)に、物品8をかご装置2ごと置くことにより、袋詰機構3に物品8の袋詰めを行わせることができる。したがって、顧客においては、袋詰めのために物品8をかご装置2から取り出す必要がなく、物品8の袋詰めを簡単に行うことができる。かご装置2に複数の物品8が収容されている場合には、袋詰機構3は、これら複数の物品8を一括して袋詰めすることが可能である。
袋供給装置12は、袋詰機構3に袋10を供給する装置である。袋供給装置12は、複数枚の袋10をストックしている袋ストッカから、袋10を1枚ずつ取り出して、取り出した袋10を袋詰機構3に供給する。本実施形態では、袋詰機構3には常に1枚の袋10がセット(配置)されるように、管理装置41が、袋詰機構3と連動させて袋供給装置12を制御する。すなわち、袋詰機構3は、袋供給装置12から供給された1枚の袋10を使用して袋詰めを行うように構成されており、袋詰機構3が1回の袋詰めを行う度に、次回の袋詰めに備えて新たな袋10が1枚ずつ、袋供給装置12から袋詰機構3に供給される。言い換えれば、袋供給装置12は、袋詰機構3で袋詰めが完了したことをトリガにして、袋詰機構3への袋10の供給を開始する。
駆動部13は、電動機(モータ)を含み、パンタグラフ式やラックピニオン式等、電動機で発生する駆動力により、袋詰機構3及び可動部材11を駆動することが可能な適宜の機構で実現される。さらに、駆動部13は、かご装置2の底板22を駆動するための駆動力も発生する。本実施形態では、管理装置41が駆動部13を制御する。
次に、袋詰機構3について更に詳しく説明する。袋詰機構3は、図1Aに示すように、支持部31と、ガイド部32と、を有している。
支持部31は、載置面311を有する。支持部31は、矩形板状に形成されている。支持部31の上面は、物品8を載せるための載置面311を構成する。ここでは、載置面311は角部が丸く形成された長方形状である。
ガイド部32は、載置面311の外周縁に沿って支持部31の周囲に配置される。ガイド部32は、上面及び下面のうち少なくとも上面が開口した筒状に形成されている。本実施形態では、ガイド部32は、上面及び下面の両方が開口した角筒状に形成されている。ガイド部32の開口面は載置面311より一回り大きく形成されており、ガイド部32は載置面311の外周縁に沿って支持部31の周囲に配置される。ここで、ガイド部32の上端面の内周縁の形状と、載置面311の外周縁の形状とは相似の関係にある。
袋詰機構3は、載置面311にて袋10の底部102(図4A参照)を介して物品8を支持した状態で、支持部31とガイド部32との相対的な位置関係を、第1状態から、第2状態へ変化させることにより、物品8を袋10に収容する。第2状態は、ガイド部32に対する支持部31の相対的な位置が第1状態よりも下方になる状態である。ここでは、支持部31がガイド部32の上端部に位置する状態を、第1状態とする(図4B参照)。支持部31とガイド部32との相対的な位置関係が第1状態にあるとき、支持部31の上面(載置面311)はガイド部32の上端面よりやや上方に位置する。そのため、第1状態においては、支持部31はガイド部32の上面側の開口を塞ぐような配置になる。第2状態は、支持部31がガイド部32の下端部に位置する状態である(図5A参照)。
本実施形態では、支持部31とガイド部32との相対的な位置関係が第1状態から第2状態に変化する際に、かご装置2の底面211から排出された物品8が、袋10の内側へと移動する。つまり、本実施形態では、物品8をかご装置2から袋10へ移し替える袋詰めは、支持部31とガイド部32との相対的な位置関係が第1状態から第2状態に至ることで完了する。本実施形態では、袋詰機構3は、かご本体21の底面211が開いた状態で物品8をかご装置2に対して下降させることにより、物品8のかご装置2に対する相対的な位置関係を変化させ、かご本体21の底面211を通して物品8の袋詰めを行う。袋詰めを含めた袋詰機構3の動作については、後述する「(3.2)袋詰機構の基本動作」にて詳細に説明する。
また、本実施形態では、駆動部13が、支持部31とガイド部32との相対的な位置関係を、第1状態から第2状態へ変化させる。駆動部13は、支持部31及びガイド部32のうち支持部31のみを下方に移動させることにより、支持部31とガイド部32との相対的な位置関係を、第1状態から第2状態へと変化させる。すなわち、支持部31は、定位置に固定された筒状のガイド部32内を、駆動部13により上下方向に移動するように構成されている。具体的には、支持部31は、柱状の駆動軸33によって駆動部13に接続されている。駆動部13は、駆動軸33を上下方向に移動させることにより、駆動軸33の上端部に固定された支持部31を上下方向に移動させる。
また、本実施形態では、袋詰機構3は、袋10の底部102を載置面311に保持するための保持部312を更に有している。保持部312は、袋10の底部102を摘むことにより、底部102を保持する。袋詰機構3は、少なくとも支持部31とガイド部32との相対的な位置関係が第1状態から第2状態へと変化する間、保持部312により、袋10の底部102を載置面311に保持し続ける。
可動部材11は、図1A及び図1Bに示すように、ガイド部32で囲まれた空間を移動する。すなわち、可動部材11は、筒状のガイド部32内を、駆動部13により上下方向に移動するように構成されている。本実施形態では、可動部材11は、支持部31とは別に、駆動部13にて駆動される。そのため、可動部材11と支持部31とは互いに独立して、定位置に固定された筒状のガイド部32内を上下方向に移動可能である。
具体的には、可動部材11は、図1Aに示すようにガイド部32内に格納された格納位置と、図1Bに示すようにガイド部32の上面から上方に突出した突出位置と、の間で移動可能に構成されている。可動部材11が格納位置にある状態では、可動部材11の上端面とガイド部32の上端面とは略面一となる。
ここで、可動部材11は、第1板111及び第2板112とで、平面視L字状に形成されている。第1板111と第2板112とでは、平面視における長さ寸法が異なっており、第1板111の長さ寸法は、第2板112の長さ寸法よりも大きい。第1板111及び第2板112は、一枚の金属板を曲げることにより形成されている。ここで、第1板111及び第2板112は、載置面311の隣接する2辺に沿って配置されている。このような可動部材11は、支持部31の外周面とガイド部32の内周面との間の隙間を通して、上下方向に移動する。
可動部材11は、かご本体21の底面を通してかご装置2内に進入することで、かご装置2内にある物品8を押して物品8の姿勢を変化させるための部材である。これにより、可動部材11は、かご装置2内における、物品8の引っ掛かりを解除できる。すなわち、例えば、長尺状の物品8がかご装置2内で引っ掛かっている場合でも、可動部材11が、物品の姿勢を変化させることで、物品8の引っ掛かりを解除でき、袋詰機構3による、かご本体21の底面211を通しての物品8の袋詰めが可能になる。可動部材11の動作について詳しくは、「(3.3)可動部材の動作」にて説明する。
(3)動作
以下、本実施形態に係る買物支援システム100の動作について説明する。
以下、本実施形態に係る買物支援システム100の動作について説明する。
(3.1)全体動作
まず、顧客の来店から物品8の袋詰めが完了するまでの間における、買物支援システム100の全体動作について説明する。
まず、顧客の来店から物品8の袋詰めが完了するまでの間における、買物支援システム100の全体動作について説明する。
来店した顧客は、まず、かご置場からかご装置2を取る。その後、顧客は、かご装置2を持ったまま店内を移動し、購入を希望する物品8を1つずつ、かご装置2のかご本体21に収容する。このとき、顧客は、ピックアップした物品8を取得部201にかざしてから、物品8をかご本体21に収容する。これにより、取得部201は、物品8についての商品情報を取得する。
その後、顧客は、購入を希望する物品8を全て収容したかご装置2を、袋詰スペース(カウンタ台7の凹所72の底面上)に置く。このとき、かご装置2が袋詰スペースに置かれたことを、例えばカウンタ台7の凹所72の底面に設置されている検知部が検知する。販売システム4は、検知部の検知結果を受けて、かご装置2との通信を開始し、かご装置2から商品情報を取得する。
商品情報を取得すると、販売システム4は、商品情報を精算システム5に送信(転送)する。販売システム4は、商品情報に対する返信(応答)として、精算システム5から送信される価格データを取得する。さらに、販売システム4は、取得した価格データを用いて、物品8についての情報の一覧である購入リストを作成する。
このとき、販売システム4は、販売に際して年齢確認を必要とする特定商品が、購入リストに含まれているか否かを判断する。本実施形態では、酒類(酒類商品)を、このような特定商品の一例とする。つまり、販売システム4は、かご装置2に収容されている物品8の中に酒類が含まれているか否かを、購入リストを参照して判断する。そして、購入リストに酒類が有れば、販売システム4は、開始信号を年齢確認システム9に送信する。開始信号を受けた年齢確認システム9は、年齢確認のための一連の処理を開始する。
年齢確認システム9での年齢確認に成功した場合、又は購入リストに酒類が含まれていない場合、販売システム4は、特定商品である煙草の購入の有無を確認する煙草確認画面を、表示装置43に表示させる。この煙草確認画面において「煙草の購入有り」が選択されると、販売システム4は、開始信号を年齢確認システム9に送信する。年齢確認システム9での年齢確認に成功すると、販売システム4は、煙草の銘柄を選択するための煙草メニュー画面を、表示装置43に表示させる。ただし、購入リストに酒類が有って、既に年齢確認に成功している場合には、販売システム4は、煙草確認画面で「煙草の購入有り」が選択された後、直ちに煙草メニュー画面を表示装置43に表示させてもよい。
煙草メニュー画面において、特定の煙草が選択されると、販売システム4は、特定の煙草の商品情報を、供給ユニット42に送信する。供給ユニット42は、供給ユニット42にストックされている複数の煙草の中から、特定の煙草を選択して、排出口421(図3参照)から排出する。これにより、顧客は、排出口421から排出された煙草を受け取ることができる。また、販売システム4は、精算システム5から煙草の価格データを取得し、購入リストに追加する。
供給ユニット42からの煙草の供給が完了するか、又は煙草確認画面で「煙草の購入無し」が選択されると、販売システム4は、精算処理に移行する。このとき、販売システム4は、購入リストを含む精算確認画面を、表示装置43に表示させる。この精算確認画面で精算開始が選択されると、販売システム4は、精算システム5に精算処理を開始させる。
また、年齢確認システム9での年齢確認に失敗した場合、販売システム4は、特定商品(ここでは酒類及び煙草)の販売処理を中止する。煙草の販売処理において年齢確認に失敗した場合には、販売システム4は、煙草の販売処理を中止して精算処理に移行する。酒類の販売処理において年齢確認に失敗した場合には、販売システム4は、煙草確認画面を表示せず、酒類の販売処理を中止する。
精算処理の開始後、販売システム4は、袋詰システム1に移し替えを実行させる。つまり、販売システム4は、精算システム5に精算処理を開始させた後、袋詰システム1に対して、袋詰めを開始させるための制御信号を送信する。これにより、袋詰システム1の袋詰機構3は、物品8についての精算処理中に、物品8をかご装置2から袋10に移し替える「袋詰め」を開始する。ただし、袋詰機構3での袋詰めが完了して物品8が収容された袋10を顧客が受け取り可能となるのは、精算処理が完了した後であることが好ましい。
(3.2)袋詰機構の基本動作
次に、袋詰機構3の基本動作について図4A〜図5Cを参照して説明する。図4A〜図5Cでは、袋詰機構3の動作を模式的に表しており、袋供給装置12等の図示を適宜省略している。また、ここでは可動部材11の動作については説明しないため、図4A〜図5Cでは、可動部材11の図示を省略する。
次に、袋詰機構3の基本動作について図4A〜図5Cを参照して説明する。図4A〜図5Cでは、袋詰機構3の動作を模式的に表しており、袋供給装置12等の図示を適宜省略している。また、ここでは可動部材11の動作については説明しないため、図4A〜図5Cでは、可動部材11の図示を省略する。
ここでは、物品8が飲料を収容した瓶(以下、単に「瓶」という)であり、瓶がかご装置2内に横たわっている状態を想定している。さらに、物品8(瓶)は、かご本体21に引っ掛かっておらず、底板22が開位置にある状態では、かご本体21の底面211からかご装置2の外側に物品8を排出可能であることと仮定する。つまり、図4A〜図5Cの例では、袋詰機構3による袋詰めが正常に行われる様子を表している。
まず、支持部31とガイド部32との相対的な位置関係が第1状態にあるとき、図4Aに示すように、袋口101を下向きとする袋10が支持部31及びガイド部32に被せられ、袋10の底部102が載置面311にて支持されている。袋詰機構3は、図4Aに示す状態を待機状態とし、管理装置41からの制御信号を受信するまで、待機状態で待機する。
そして、袋詰機構3は、管理装置41からの制御信号を受信すると、「袋詰め」を開始する。袋詰めが開始すると、図4Bに示すように、かご装置2の底板22が開放されることにより、かご装置2内の物品8が、底面211を通して袋詰機構3の載置面311上に排出される。つまり、駆動部13により、かご装置2の底板22が開位置に移動させられる。これにより、物品8が袋10を介して載置面311上に載せられることになる。このとき、底板22は、物品8の重量に加えて、保持部312の保持力により載置面311に保持されている。つまり、袋詰めの動作には、駆動部13が底板22を開閉することにより、底面211を開閉する動作が含まれている。
この状態(第1状態)から、図4Cに示すように、駆動部13にて、ガイド部32に対して支持部31が相対的に下方に移動する。このとき、支持部31の移動に伴って物品8も下方に移動している。そして、物品8は、袋10を間に介して載置面311に載せられた状態を維持する。さらに、この状態から、駆動部13にて、ガイド部32に対して支持部31が相対的に下方に移動することで、袋10がガイド部32の内側に徐々に引き込まれる。このとき、袋10の底部102に連続する袋10の側周部103は、ガイド部32の上端面にてしごかれながら、ガイド部32の内側に引き込まれる。したがって、袋10の側周部103は、支持部31の周囲にあるガイド部32によって底部102の外周縁から上方に立ち上げられる。
そして、支持部31とガイド部32との相対的な位置関係が第2状態になると、図5Aに示すように、ガイド部32に囲まれた空間において、袋10は図4Aの状態から裏返った状態となり、物品8は袋10に収容されることになる。このとき、側周部103はガイド部32の内周面に沿って立ち上がった状態となる。
ここで、袋詰機構3は、第2状態において、載置面311からガイド部32の上端面までの高低差が、袋10の上下方向の全長以上となるように構成されている。ここでいう「袋10の上下方向の全長」は、袋10の一対の持ち手104を含む全長、つまり袋10の底部102から持ち手104の先端までの寸法である。これにより、袋10は持ち手104の先端まで、ガイド部32で囲まれた空間に収まる。そのため、袋10は側周部103だけでなく、持ち手104まで含めて立ち上がった状態となる。
次に、駆動部13は、図5Bに示すように、かご装置2の底板22を閉位置に移動させる。そして、かご装置2が袋詰機構3上から撤去された後に、袋詰機構3は、駆動部13にて支持部31を駆動し、支持部31とガイド部32との相対的な位置関係を第2状態から第1状態へと変化させる。これにより、ガイド部32に囲まれた空間から、袋10が排出される。
すなわち、載置面311上の袋10は、支持部31が上方に移動するのに伴って、ガイド部32の上面側の開口から上方にせり出す。さらに、支持部31が上方に移動することで、袋10は、図5Cに示すように、ガイド部32に囲まれた空間から完全に排出される。このとき、袋10は、持ち手104を含め自立した姿勢を維持する。また、袋10は、袋供給装置12にて供給された図4Aの状態から、裏返されて物品8を収容するので、袋10に文字等が印刷されている場合、反転印刷した袋10を用いることが好ましい。これにより、顧客は、袋10に移し替えられた状態の物品8を受け取ることが可能になる。
(3.3)可動部材の動作
次に、可動部材11を含めた袋詰システム1全体の動作について図6A〜図7Bを参照して説明する。図6A〜図7Bでは、袋詰システム1の動作を模式的に表しており、袋供給装置12等の図示を適宜省略している。
次に、可動部材11を含めた袋詰システム1全体の動作について図6A〜図7Bを参照して説明する。図6A〜図7Bでは、袋詰システム1の動作を模式的に表しており、袋供給装置12等の図示を適宜省略している。
ここでは、物品8が瓶であり、瓶がかご装置2内に横たわっている状態を想定している。さらに、図6Aに示すように、物品8(瓶)は、かご本体21に引っ掛かっており、底板22が開位置にあっても、かご本体21の底面211からかご装置2の外側に物品8が排出されない状況を想定する。
図6Aは、「袋詰め」が開始し、かご装置2の底板22が開放された直後の状態を示し、「(3.2)袋詰機構の基本動作」で説明した図4Bの状態に相当する。この状態において、物品8がかご本体21の内側面24のうち、対向する一対の面に架け渡された状態で引っ掛かっている。そのため、このままでは、かご装置2内の物品8は、底面211を通して袋詰機構3の載置面311上に排出されず、物品8の袋詰めを完了することはできない。あるいは、このままの状態で袋詰機構3による袋詰めが実行されると、例えば、支持部31とガイド部32との相対的な位置関係が第2状態になった時点で、振動等により物品8の引っ掛かりが解除され、物品8が載置面311に落下する可能性がある。
そこで、本実施形態に係る袋詰システム1は、このような状態において、かご装置2内の物品8の引っ掛かりを可動部材11にて解除することで、図6Aに示すような状況からであっても、正常な袋詰めを可能とする。袋詰システム1は、物品8の引っ掛かりを解除するための可動部材11の動作を、袋詰機構3による袋詰めを実行するに当たり毎回行ってもよいし、物品8の引っ掛かりが生じている場合にのみ行ってもよい。物品8の引っ掛かりが生じているか否かは、例えば、かご装置2内を撮像するカメラの画像、又は支持部31に設けられた重量センサ等により、検知可能である。
可動部材11は、かご装置2の底板22が開放された後、図6Bに示すように、格納位置から突出位置へ向けて上方に移動する。このとき、可動部材11は、開放された状態のかご本体21の底面211からかご装置2内へと進入する。つまり、底板22が開位置にある状態で、かご本体21の底面211を通して可動部材11がかご装置2内に進入する。これにより、可動部材11は、かご装置2内にある物品8を押して物品8の姿勢を変化させる。
より詳細には、可動部材11は、かご本体21の内側面24に沿ってかご本体21内を移動する。本実施形態では、内側面24が傾斜面241を含むのに対して、可動部材11は真上に移動する。そのため、可動部材11は、かご本体21の内側面24に対して平行な方向に移動する訳ではないが、かご本体21の内側面24に沿って上方に移動する。
ここで、可動部材11は、かご本体21の内側面24のうちの少なくとも隣接する2面に沿ってかご本体21内を移動する。つまり、可動部材11は、第1板111と第2板112とで平面視L字状に形成されているので、これら第1板111及び第2板112が、かご装置2内において内側面24のうちの少なくとも隣接する2面に対向する。ここで、内側面24は平面視において長方形状であるので、長辺側の面には第1板111が対向し、短辺側の面には第2板112が対向する。
要するに、図6Bに示すように、かご本体21の底面211からかご装置2内に進入した可動部材11は、上方に移動を続けながら、可動部材11の上端面にて袋10ごしに物品8を押し上げる。可動部材11に押し上げられた物品8は、かご装置2内での姿勢が変化し、その結果、かご装置2内の物品8の引っ掛かりが解除される。特に、図6Bの例では、物品8がかご本体21の内側面24のうち、対向する一対の面に架け渡された状況で、可動部材11が、物品8の長手方向の一端部(図6Bの例では右端部)のみを下方から突き上げる格好になるため、引っ掛かりが解除されやすい。
引っ掛かりが解除されることで、かご装置2内の物品8は、底面211を通して袋詰機構3の載置面311上に排出され、物品8が袋10を介して載置面311上に載せられることになる。
この状態(第1状態)から、図7Aに示すように、駆動部13にて、ガイド部32に対して支持部31が相対的に下方に移動する。このとき、駆動部13は、可動部材11についても支持部31と共に下方に移動させる。言い換えれば、支持部31とガイド部32との相対的な位置関係が第1状態から第2状態へと変化する際、ガイド部32に対して可動部材11は相対的に下方に変位する。そして、駆動部13は、支持部31については、支持部31とガイド部32との相対的な位置関係が第2状態になるまで移動させる。一方、可動部材11については、格納位置まで移動させる。
その結果、図7Bに示すように、ガイド部32に囲まれた空間において、物品8は袋10に収容されることになる。図7Aの状態から図7Bの状態にかけての袋詰機構3の動作は、図4Cの状態から図5Aの状態にかけての袋詰機構3の動作と同様である。図7Bの後に、図5B及び図5Cと同様に、物品8を収容した状態の袋10が、ガイド部32に囲まれた空間から排出されることになる。
上述したように、本実施形態に係る袋詰システム1では、かご装置2内の物品8の引っ掛かりを可動部材11にて解除することで、図6Aに示すような状況からであっても、正常な袋詰めが可能となる。
(4)変形例
実施形態1は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。実施形態1は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、実施形態1に係る袋詰システム1と同様の機能は、袋詰システムの制御方法、コンピュータプログラム、又はコンピュータプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。
実施形態1は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。実施形態1は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、実施形態1に係る袋詰システム1と同様の機能は、袋詰システムの制御方法、コンピュータプログラム、又はコンピュータプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。
一態様に係る袋詰システムの制御方法は、袋詰機構3と、可動部材11と、を備える袋詰システムの制御方法である。この制御方法では、底板22が開位置にある状態において、袋詰機構3に、かご本体21の底面211を通して物品8の袋詰めを実行させる。さらに、この制御方法では、底板22が開位置にある状態において、かご本体21の底面211を通して可動部材11をかご装置2内に進入させることで、可動部材11にてかご装置2内にある物品8を押して物品8の姿勢を変化させる。
以下、実施形態1の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
本開示における買物支援システム100は、例えば、販売システム4等に、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における買物支援システム100としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。
また、買物支援システム100における複数の機能が、1つの筐体内に集約されていることは買物支援システム100に必須の構成ではなく、買物支援システム100の構成要素は、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。さらに、買物支援システム100の少なくとも一部の機能は、例えば、クラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。反対に、上述の実施形態において、複数の装置に分散されている買物支援システム100の少なくとも一部の機能が、1つの筐体内に集約されていてもよい。
また、可動部材11の上端面は、袋10ごしに物品8を押し上げることになるので、袋10に対して引っ掛かりにくい構成であることが好ましい。具体例として、可動部材11の上端面は、アール(R)加工され、かつコーティング等により袋10に対する摩擦係数を小さくするような加工が施されていることが好ましい。または、可動部材11の上端面に、回転可能なローラが設けられていてもよい。
また、「(3.3)可動部材の動作」で説明した袋詰システム1の動作は一例に過ぎず、例えば、図6Bに示すように可動部材11が上方に移動する際、支持部31についても上方に移動してもよい。これにより、載置面311が上昇することになるので、可動部材11により物品8の引っ掛かりが解除された際に、物品8と載置面311との間の高低差を小さく抑えることができ、物品8に掛かる衝撃を緩和可能である。反対に、図6Bに示すように可動部材11が上方に移動する際、支持部31については下方に移動させてもよい。
また、かご装置2は取得部201を有していなくてもよい。例えば、かご装置2が取得部201を有する代わりに、袋詰機構3が物品8についての商品情報を取得する情報取得装置を有していてもよい。情報取得装置は、物品8に付された電子タグから商品情報を読み取ることにより、商品情報を取得する。この場合、情報取得装置は、袋詰機構3が物品8の袋詰めを行う際に、商品情報の読み取りを行う。すなわち、情報取得装置は、袋詰めの開始後、物品8が収容された状態の袋10が袋詰機構3から排出されるまでの読取期間において、商品情報の読み取りを行う。また、この場合、情報取得装置は、取得した商品情報を、販売システム4に送信する。
また、袋詰システム1は、可動部材11とかご本体21との少なくとも一方を振動させる機能を更に備えていてもよい。この構成によれば、かご装置2内における物品8の引っ掛かりを解除する際に、可動部材11とかご本体21との少なくとも一方を振動させることで、かご装置2内における物品8の引っ掛かりをより解除しやすくなる。
また、かご装置2は、顧客が手に持つことができる構成に限らず、例えば、カートと一体化されたかご本体21を有していてもよい。
また、実施形態1では、物品8は瓶であるが、これに限定する趣旨ではない。例えば、物品8は、ペットボトル飲料、缶入り飲料、紙パック入り飲料、箱入り菓子、及び袋入り菓子等の飲食品に限らず、ボールペン等の日用品、その他の商品であってもよい。
また、袋詰システム1の用途はコンビニエンスストアに限らず、コンビニエンスストア以外の店舗に袋詰システム1が設置されていてもよい。さらには、例えば、工場、事務所、及び配送センター等、店舗以外の施設に袋詰システム1が設置されていてもよい。
また、販売システム4において、販売処理のための契約が成立しない場合、袋詰システム1は顧客への物品8の受け渡しを行わなくてもよい。例えば、未成年の顧客に対して酒類等、販売できない物品8が含まれている場合、及び顧客が物品8の購入を取り消す場合等には、販売システム4にて、購入取消処理が行われる。この場合、物品8は、顧客に受け渡されることなく、店舗に返品される。
また、袋詰機構3は、袋10に物品8を収容する構成であればよく、上述したような買物袋に限らず、例えば、エコバッグやネット袋等の袋10に物品8を収容(袋詰め)する構成であってもよい。
また、買物支援システム100は、実施形態1のように店員の操作を必要とせずに物品8の購入が可能な販売システム4と併せて使用されなくてもよく、例えば、いわゆる有人レジのようにレジカウンタに店員が居る状況で使用されてもよい。
また、袋供給装置12は、袋10を裏返してから袋詰機構3に供給するように構成されていてもよい。この場合、袋10は裏返った状態で袋詰機構3にセットされ、さらに裏返されて物品8を収容するので、本来の袋10の外表面が、物品8を収容した状態での外表面になる。したがって、袋10に文字等が印刷されている場合に、反転印刷した袋10を用いる必要がない。
また、袋詰機構3の保持部312は、実施形態1のように、袋10の底部102を摘むことにより底部102を保持する構成に限らず、例えば、真空吸着パッド等の吸着によって底部102を載置面311に保持する構成であってもよい。
また、サイズ又は色等が異なる複数種類の袋10が使用されている場合、袋供給装置12は、複数種類の袋10の中から1つの袋10を随時選択し、選択した袋10を袋詰機構3に供給するように構成されることが好ましい。
また、実施形態1では、駆動部13は、支持部31及びガイド部32のうち支持部31のみを下方に移動させることにより、支持部31とガイド部32との相対的な位置関係を、第1状態から第2状態へと変化させるが、この構成に限らない。すなわち、袋詰機構3は、支持部31とガイド部32との相対的な位置関係を第1状態から第2状態へ変化させればよく、支持部31とガイド部32との両方、又はガイド部32のみを移動させてもよい。
(実施形態2)
本実施形態に係る袋詰システム1Aは、図8A及び図8Bに示すように、可動部材11Aがガイド部32Aと一体である点で、実施形態1に係る袋詰システム1と相違する。以下、実施形態1と同様の構成については、共通の符号を付して適宜説明を省略する。
本実施形態に係る袋詰システム1Aは、図8A及び図8Bに示すように、可動部材11Aがガイド部32Aと一体である点で、実施形態1に係る袋詰システム1と相違する。以下、実施形態1と同様の構成については、共通の符号を付して適宜説明を省略する。
すなわち、袋詰システム1Aは、袋詰機構3Aと別に可動部材11Aを有するのではなく、袋詰機構3Aの一部であるガイド部32Aを、可動部材11Aとして兼用する。そのため、本実施形態では、支持部31とガイド部32Aとの両方を移動させることが可能な駆動部13が採用される。ここで、ガイド部32Aと支持部31とは互いに独立して、上下方向に移動可能である。
具体的には、ガイド部32Aは、第1壁321、第2壁322、第3壁323及び第4壁324を有しており、これら第1壁321、第2壁322、第3壁323及び第4壁324にて角筒状に形成されている。また、ガイド部32Aは、平面視矩形枠状のフレーム325と、複数のヒンジ326と、を更に有している。第1壁321、第2壁322、第3壁323及び第4壁324は、各々の下端部がヒンジ326にてフレーム325に結合されている。これにより、ガイド部32Aは、図8Bに示すように、ヒンジ326を支点にして、第1壁321、第2壁322、第3壁323及び第4壁324を外側に開くように動作可能である。第1壁321、第2壁322、第3壁323及び第4壁324は可動部材11Aを構成する。
袋詰機構3Aは、少なくともガイド部32Aの一部がかご本体21内に位置する状態で、物品8の袋詰めを実行する。すなわち、本実施形態では、ガイド部32Aが可動部材11Aを兼ねているので、ガイド部32A自体が、かご本体21の底面211からかご本体21内に進入可能である。
言い換えれば、本実施形態に係る袋詰システム1Aでは、袋詰機構3Aは、支持部31と、可動部材11Aと、を有する。支持部31は、載置面311を有する。可動部材11Aは、載置面311の外周縁に沿って支持部31の周囲に配置される。ここで、可動部材11Aはガイド部32Aと一体である。つまり、袋詰機構3Aは、支持部31と、ガイド部32Aに兼用される可動部材11Aと、を有している。袋詰機構3Aは、載置面311にて袋10の底部102を介して物品8を支持した状態で、支持部31と可動部材11A(ガイド部32A)との相対的な位置関係を、第1状態から、第2状態へ変化させることにより、物品8を袋10に収容する。第2状態は、可動部材11A(ガイド部32A)に対する支持部31の相対的な位置が第1状態よりも下方になる状態である。
さらに、この袋詰機構3Aは、第1状態において、袋口101を下方に向けた状態の袋10が支持部31及び可動部材11A(ガイド部32A)に被せられ、袋10の底部102を載置面311にて支持する。袋詰機構3Aは、位置関係を第1状態から第2状態へと変化させることにより、袋10の底部102に連続する袋10の側周部103を可動部材11A(ガイド部32A)にて底部102から上方に立ち上げて、物品8を袋10に収容する。
以下、袋詰システム1Aの動作について図9A〜図9Cを参照して説明する。図9A〜図9Cでは、袋詰システム1Aの動作を模式的に表しており、袋供給装置12等の図示を適宜省略している。
ここでは、物品8が瓶であり、瓶がかご装置2内に横たわっている状態を想定している。さらに、図9Aに示すように、物品8(瓶)は、かご本体21に引っ掛かっており、底板22が開位置にあっても、かご本体21の底面211からかご装置2の外側に物品8が排出されない状況を想定する。
図9Aは、「袋詰め」が開始し、かご装置2の底板22が開放された直後の状態を示し、「(3.2)袋詰機構の基本動作」で説明した図4Bの状態に相当する。本実施形態に係る袋詰システム1Aは、かご装置2内の物品8の引っ掛かりを可動部材11Aにて解除することで、図9Aに示すような状況からであっても、正常な袋詰めを可能とする。
すなわち、可動部材11A(第1壁321、第2壁322、第3壁323及び第4壁324)は、かご装置2の底板22が開放された後、図9Bに示すように、上方に移動する。このとき、可動部材11Aは、開放された状態のかご本体21の底面211からかご装置2内へと進入する。つまり、底板22が開位置にある状態で、かご本体21の底面211を通して可動部材11A(ガイド部32A)がかご装置2内に進入する。これにより、可動部材11Aは、かご装置2内にある物品8を押して物品8の姿勢を変化させる。
より詳細には、可動部材11Aは、かご本体21の内側面24に沿ってかご本体21内を移動する。本実施形態では、可動部材11Aは内側面24の傾斜面241に沿って斜め上方に移動する。つまり、ガイド部32Aは、ヒンジ326を支点にして、第1壁321、第2壁322、第3壁323及び第4壁324を外側に開きながら、上方に移動する。そのため、可動部材11は、かご本体21の内側面24の傾斜面241に対して略平行な方向に移動する。
要するに、図9Bに示すように、かご本体21の底面211からかご装置2内に進入した可動部材11Aは、上方に移動を続けながら、可動部材11Aの上端面にて袋10ごしに物品8を押し上げる。可動部材11Aに押し上げられた物品8は、かご装置2内での姿勢が変化し、その結果、かご装置2内の物品8の引っ掛かりが解除される。引っ掛かりが解除されることで、かご装置2内の物品8は、底面211を通して袋詰機構3Aの載置面311上に排出され、物品8が袋10を介して載置面311上に載せられることになる。
しかも、本実施形態では、可動部材11Aがガイド部32Aと兼用されているため、可動部材11Aが上方に移動することで、ガイド部32Aに対して支持部31が相対的に下方に移動する。そのため、可動部材11Aは、支持部31とガイド部32Aとの相対的な位置関係が第1状態から第2状態へと変化する期間に、かご本体21の底面211を通してかご装置2内に進入することになる。また、図9Bの例では、駆動部13は、支持部31についても下方に移動させている。
駆動部13にて、ガイド部32Aに対して支持部31が相対的に下方に移動することで、袋10がガイド部32Aの内側に徐々に引き込まれる。このとき、袋10の底部102に連続する袋10の側周部103は、ガイド部32Aの上端面にてしごかれながら、ガイド部32Aの内側に引き込まれる。したがって、袋10の側周部103は、支持部31の周囲にあるガイド部32Aによって底部102の外周縁から上方に立ち上げられる。
そして、支持部31とガイド部32Aとの相対的な位置関係が第2状態になると、図9Cに示すように、ガイド部32Aに囲まれた空間において、袋10は図9Aの状態から裏返った状態となり、物品8は袋10に収容されることになる。このとき、側周部103はガイド部32Aの内周面に沿って立ち上がった状態となる。
その結果、図9Cに示すように、ガイド部32Aに囲まれた空間において、物品8は袋10に収容されることになる。図9Cの後に、物品8を収容した袋10が顧客に手渡され、その後、かご装置2が袋詰機構3A上から撤去される。
上述したように、本実施形態に係る袋詰システム1Aでは、かご装置2内の物品8の引っ掛かりを可動部材11Aにて解除することで、図9Aに示すような状況からであっても、正常な袋詰めが可能となる。
実施形態2の変形例として、可動部材11Aは、第1壁321、第2壁322、第3壁323及び第4壁324に4分割された構成に限らない。例えば、平面視矩形枠状となるガイド部32Aを、平面視L字状の4つの部材に分割し、これら4つの部材で可動部材11Aを構成してもよい。別の例として、可動部材11Aは、2分割、3分割又は5分割以上された構成であってもよい。
また、実施形態2の他の変形例として、可動部材11Aは、真上に移動してもよい。
また、実施形態2の更に他の変形例として、可動部材11Aは、第1壁321、第2壁322、第3壁323及び第4壁324を一斉に移動させる構成に限らず、個別に移動させてもよい。例えば、互いに対向する第1壁321と第2壁322とで、時間差を付けて移動させることにより、実施形態1の可動部材11と同様に、可動部材11Aは、物品8の長手方向の一端部のみを下方から突き上げる格好になるため、引っ掛かりが解除されやすい。
実施形態2で説明した構成(変形例を含む)は、実施形態1で説明した構成(変形例を含む)と適宜組み合わせて採用可能である。例えば、実施形態2のように、可動部材11Aが斜め上方に移動する構成は、実施形態1の可動部材11にも適用可能である。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様に係る袋詰システム(1,1A)は、袋詰機構(3,3A)と、可動部材(11,11A)と、を備える。袋詰機構(3,3A)は、かご装置(2)内にある物品(8)を袋(10)に収容する袋詰めを実行する。かご装置(2)は、底面(211)が開放されたかご本体(21)、及びかご本体(21)の底面(211)を塞ぐ閉位置と開放する開位置との間で移動する底板(22)を含む。袋詰機構(3,3A)は、底板(22)が開位置にある状態で、かご本体(21)の底面(211)を通して物品(8)の袋詰めを実行する。可動部材(11,11A)は、底板(22)が開位置にある状態で、かご本体(21)の底面(211)を通してかご装置(2)内に進入することで、かご装置(2)内にある物品(8)を押して物品(8)の姿勢を変化させる。
以上説明したように、第1の態様に係る袋詰システム(1,1A)は、袋詰機構(3,3A)と、可動部材(11,11A)と、を備える。袋詰機構(3,3A)は、かご装置(2)内にある物品(8)を袋(10)に収容する袋詰めを実行する。かご装置(2)は、底面(211)が開放されたかご本体(21)、及びかご本体(21)の底面(211)を塞ぐ閉位置と開放する開位置との間で移動する底板(22)を含む。袋詰機構(3,3A)は、底板(22)が開位置にある状態で、かご本体(21)の底面(211)を通して物品(8)の袋詰めを実行する。可動部材(11,11A)は、底板(22)が開位置にある状態で、かご本体(21)の底面(211)を通してかご装置(2)内に進入することで、かご装置(2)内にある物品(8)を押して物品(8)の姿勢を変化させる。
この態様によれば、かご装置(2)から袋(10)への物品(8)の移し替え、つまり物品(8)の袋詰めが袋詰システム(1,1A)にて行われるため、物品(8)の袋詰めを容易に実現できる。しかも、可動部材(11,11A)が、かご装置(2)内に進入することで、かご装置(2)内にある物品(8)を押して物品(8)の姿勢を変化させることにより、かご装置(2)内における、物品(8)の引っ掛かりを解除できる。したがって、物品(8)がかご装置(2)内で引っ掛かることによる袋詰機構(3,3A)のエラーを低減でき、物品(8)の袋詰めを容易に実現できる。
第2の態様に係る袋詰システム(1,1A)では、第1の態様において、袋詰機構(3,3A)は、支持部(31)と、ガイド部(32,32A)と、を有する。支持部(31)は、載置面(311)を有する。ガイド部(32,32A)は、載置面(311)の外周縁に沿って支持部(31)の周囲に配置される。袋詰機構(3,3A)は、載置面(311)にて袋(10)の底部(102)を介して物品(8)を支持した状態で、支持部(31)とガイド部(32,32A)との相対的な位置関係を、第1状態から、第2状態へ変化させることにより、物品(8)を袋(10)に収容する。第2状態は、ガイド部(32,32A)に対する支持部(31)の相対的な位置が第1状態よりも下方になる状態である。
この態様によれば、比較的単純な機構で、袋詰機構(3,3A)を実現することが可能である。
第3の態様に係る袋詰システム(1,1A)では、第2の態様において、袋詰機構(3,3A)は、第1状態において、袋口(101)を下方に向けた状態の袋(10)が支持部(31)及びガイド部(32,32A)に被せられ、袋(10)の底部(102)を載置面(311)にて支持する。袋詰機構(3,3A)は、位置関係を第1状態から第2状態へと変化させることにより、袋(10)の底部(102)に連続する袋(10)の側周部(103)をガイド部(32,32A)にて底部(102)から上方に立ち上げて、物品(8)を袋(10)に収容する。
この態様によれば、比較的単純な機構で、袋詰機構(3,3A)を実現することが可能である。
第4の態様に係る袋詰システム(1,1A)では、第2又は3の態様において、可動部材(11,11A)は、ガイド部(32,32A)で囲まれた空間を移動する。
この態様によれば、可動部材(11,11A)がガイド部(32,32A)の内側を移動するので、可動部材(11,11A)による袋詰システム(1,1A)の大型化を抑制できる。
第5の態様に係る袋詰システム(1,1A)では、第2〜4のいずれかの態様において、位置関係が第1状態から第2状態へと変化する際、ガイド部(32,32A)に対して可動部材(11,11A)は相対的に下方に変位する。
この態様によれば、可動部材(11,11A)がガイド部(32,32A)に対して相対的に変位しない場合に比べて、可動部材(11,11A)から袋(10)に作用する張力を小さく抑えることができる。
第6の態様に係る袋詰システム(1,1A)では、第2〜5のいずれかの態様において、可動部材(11,11A)はガイド部(32,32A)と一体である。
この態様によれば、可動部材(11,11A)がガイド部(32,32A)と別体である場合に比べて、袋詰システム(1,1A)の部品点数を少なく抑えることができる。
第7の態様に係る袋詰システム(1,1A)では、第6の態様において、袋詰機構(3,3A)は、少なくともガイド部(32,32A)の一部がかご本体(21)内に位置する状態で、物品(8)の袋詰めを実行する。
この態様によれば、少なくともガイド部(32,32A)の一部がかご本体(21)内に位置する状態で、物品(8)の袋詰めが行われるので、底板(22)による物品(8)の挟み込みを回避できる。
第8の態様に係る袋詰システム(1,1A)では、第6又は7の態様において、可動部材(11,11A)は、位置関係が第1状態から第2状態へと変化する期間に、かご本体(21)の底面(211)を通してかご装置(2)内に進入する。
この態様によれば、可動部材(11,11A)による物品(8)の引っ掛かりの解除と、袋詰めとを並行して実行できるので、作業時間の短縮を図ることができる。
第9の態様に係る袋詰システム(1,1A)では、第1〜8のいずれかの態様において、可動部材(11,11A)は、かご本体(21)の内側面(24)に沿ってかご本体(21)内を移動する。
この態様によれば、可動部材(11,11A)は、かご本体(21)の内側面(24)に沿って物品(8)を押し上げることになり、物品(8)の引っ掛かりを解除しやすくなる。
第10の態様に係る袋詰システム(1,1A)では、第9の態様において、かご本体(21)の内側面(24)は平面視において四角形状である。可動部材(11,11A)は、かご本体(21)の内側面(24)のうちの少なくとも隣接する2面に沿ってかご本体(21)内を移動する。
この態様によれば、可動部材(11,11A)が内側面(24)のうちの少なくとも隣接する2面に沿って物品(8)を押し上げることになり、物品(8)の引っ掛かりを解除しやすくなる。
第11の態様に係る袋詰システム(1,1A)では、第9又は10の態様において、かご本体(21)の内側面(24)は、傾斜面(241)を含んでいる。傾斜面(241)は、かご本体(21)の底面(211)から離れるほどかご本体(21)の内部空間の底面(211)に沿った断面積が大きくなるように、底面(211)の法線に対して傾斜する。可動部材(11,11A)は、傾斜面(241)に沿ってかご本体(21)内を移動する。
この態様によれば、可動部材(11,11A)が傾斜面(241)に沿って物品(8)を押し上げることになり、物品(8)の引っ掛かりを解除しやすくなる。
第12の態様に係る買物支援システム(100)は、第1〜11のいずれかの態様に係る袋詰システム(1,1A)と、物品(8)についての精算処理を行う販売システム(4)と、を備える。
この態様によれば、かご装置(2)から袋(10)への物品(8)の移し替え、つまり物品(8)の袋詰めが袋詰システム(1,1A)にて行われるため、物品(8)の袋詰めを容易に実現できる。しかも、可動部材(11,11A)が、かご装置(2)内に進入することで、かご装置(2)内にある物品(8)を押して物品(8)の姿勢を変化させることにより、かご装置(2)内における、物品(8)の引っ掛かりを解除できる。したがって、物品(8)がかご装置(2)内で引っ掛かることによる袋詰機構(3,3A)のエラーを低減でき、物品(8)の袋詰めを容易に実現できる。
第13の態様に係る袋詰システムの制御方法は、袋詰機構(3,3A)と、可動部材(11,11A)と、を備える袋詰システムの制御方法である。袋詰機構(3,3A)は、かご装置(2)内にある物品(8)を袋(10)に収容する袋詰めを実行する。かご装置(2)は、底面(211)が開放されたかご本体(21)、及びかご本体(21)の底面(211)を塞ぐ閉位置と開放する開位置との間で移動する底板(22)を含む。この制御方法は、底板(22)が開位置にある状態において、袋詰機構(3,3A)に、かご本体(21)の底面(211)を通して物品(8)の袋詰めを実行させる。かつ、この制御方法は、底板(22)が開位置にある状態において、かご本体(21)の底面(211)を通して可動部材(11,11A)をかご装置(2)内に進入させることで、可動部材(11,11A)にてかご装置(2)内にある物品(8)を押して物品(8)の姿勢を変化させる。
この態様によれば、かご装置(2)から袋(10)への物品(8)の移し替え、つまり物品(8)の袋詰めが袋詰システムにて行われるため、物品(8)の袋詰めを容易に実現できる。しかも、可動部材(11,11A)が、かご装置(2)内に進入することで、かご装置(2)内にある物品(8)を押して物品(8)の姿勢を変化させることにより、かご装置(2)内における、物品(8)の引っ掛かりを解除できる。したがって、物品(8)がかご装置(2)内で引っ掛かることによる袋詰機構(3,3A)のエラーを低減でき、物品(8)の袋詰めを容易に実現できる。
上記態様に限らず、実施形態1及び実施形態2に係る袋詰システム(1,1A)の種々の態様(変形例を含む)は、袋詰システムの制御方法にて具現化可能である。
第2〜11の態様に係る構成については、袋詰システム(1,1A)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1,1A 袋詰システム
2 かご装置
3,3A 袋詰機構
4 販売システム
8 物品
10 袋
11,11A 可動部材
21 かご本体
22 底板
24 内側面
31 支持部
32,32A ガイド部
100 買物支援システム
101 袋口
102 底部
103 側周部
211 底面
241 傾斜面
311 載置面
2 かご装置
3,3A 袋詰機構
4 販売システム
8 物品
10 袋
11,11A 可動部材
21 かご本体
22 底板
24 内側面
31 支持部
32,32A ガイド部
100 買物支援システム
101 袋口
102 底部
103 側周部
211 底面
241 傾斜面
311 載置面
Claims (13)
- 底面が開放されたかご本体、及び前記かご本体の前記底面を塞ぐ閉位置と開放する開位置との間で移動する底板を含むかご装置内にある物品を袋に収容する袋詰めを実行する袋詰機構と、
可動部材と、を備え、
前記袋詰機構は、前記底板が前記開位置にある状態で、前記かご本体の前記底面を通して前記物品の袋詰めを実行し、
前記可動部材は、前記底板が前記開位置にある状態で、前記かご本体の前記底面を通して前記かご装置内に進入することで、前記かご装置内にある前記物品を押して前記物品の姿勢を変化させる
袋詰システム。 - 前記袋詰機構は、
載置面を有する支持部と、
前記載置面の外周縁に沿って前記支持部の周囲に配置されるガイド部と、を有し、
前記載置面にて前記袋の底部を介して前記物品を支持した状態で、前記支持部と前記ガイド部との相対的な位置関係を、第1状態から、前記ガイド部に対する前記支持部の相対的な位置が前記第1状態よりも下方になる第2状態へ変化させることにより、前記物品を前記袋に収容する
請求項1に記載の袋詰システム。 - 前記袋詰機構は、
前記第1状態において、袋口を下方に向けた状態の前記袋が前記支持部及び前記ガイド部に被せられ、前記袋の前記底部を前記載置面にて支持し、
前記位置関係を前記第1状態から前記第2状態へと変化させることにより、前記袋の前記底部に連続する前記袋の側周部を前記ガイド部にて前記底部から上方に立ち上げて、前記物品を前記袋に収容する
請求項2に記載の袋詰システム。 - 前記可動部材は、前記ガイド部で囲まれた空間を移動する
請求項2又は3に記載の袋詰システム。 - 前記位置関係が前記第1状態から前記第2状態へと変化する際、前記ガイド部に対して前記可動部材は相対的に下方に変位する
請求項2〜4のいずれか1項に記載の袋詰システム。 - 前記可動部材は前記ガイド部と一体である
請求項2〜5のいずれか1項に記載の袋詰システム。 - 前記袋詰機構は、少なくとも前記ガイド部の一部が前記かご本体内に位置する状態で、前記物品の袋詰めを実行する
請求項6に記載の袋詰システム。 - 前記可動部材は、前記位置関係が前記第1状態から前記第2状態へと変化する期間に、前記かご本体の前記底面を通して前記かご装置内に進入する
請求項6又は7に記載の袋詰システム。 - 前記可動部材は、前記かご本体の内側面に沿って前記かご本体内を移動する
請求項1〜8のいずれか1項に記載の袋詰システム。 - 前記かご本体の前記内側面は平面視において四角形状であって、
前記可動部材は、前記かご本体の前記内側面のうちの少なくとも隣接する2面に沿って前記かご本体内を移動する
請求項9に記載の袋詰システム。 - 前記かご本体の前記内側面は、前記かご本体の前記底面から離れるほど前記かご本体の内部空間の前記底面に沿った断面積が大きくなるように、前記底面の法線に対して傾斜した傾斜面を含んでおり、
前記可動部材は、前記傾斜面に沿って前記かご本体内を移動する
請求項9又は10に記載の袋詰システム。 - 請求項1〜11のいずれか1項に記載の袋詰システムと、
前記物品についての精算処理を行う販売システムと、を備える
買物支援システム。 - 底面が開放されたかご本体、及び前記かご本体の前記底面を塞ぐ閉位置と開放する開位置との間で移動する底板を含むかご装置内にある物品を袋に収容する袋詰めを実行する袋詰機構と、
可動部材と、を備える袋詰システムの制御方法であって、
前記底板が前記開位置にある状態において、
前記袋詰機構に、前記かご本体の前記底面を通して前記物品の袋詰めを実行させ、
かつ、前記かご本体の前記底面を通して前記可動部材を前記かご装置内に進入させることで、前記可動部材にて前記かご装置内にある前記物品を押して前記物品の姿勢を変化させる
袋詰システムの制御方法。
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