JP2020071549A - 買物支援システム及び買物支援方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】よりスムーズな買物を実現可能な買物支援システム及び買物支援方法を提供する。【解決手段】買物支援システム1は、登録装置2と、荷詰装置4と、を備える。登録装置2は、商品の登録に関する顧客の操作を受け付ける。荷詰装置4は、商品の荷詰めを実行する。登録装置2は、待機スペースSp1に配置された商品について登録を行う。荷詰装置4は、登録装置2による登録が完了した商品が配置される荷詰スペースSp2にある商品について荷詰めを実行する。【選択図】図1
Description
本開示は、一般に買物支援システム及び買物支援方法に関し、より詳細には顧客による買物を支援する買物支援システム及び買物支援方法に関する。
特許文献1には、顧客によるセルフチェックアウトを可能にするセルフチェックアウト端末が記載されている。このセルフチェックアウト端末では、バーコードスキャナによってバーコードが読み取られた商品は、載置場所としての一時置き台等に載置される。
特許文献1において、顧客は、積層状態で保持されている複数枚のレジ袋から最上位のレジ袋を引っ張り出し、レジ袋を開いた状態で第2の保持部にセットする。そして、顧客は、一時置き台に置いた商品を、第2の保持部に保持されたレジ袋に収容する。つまり、特許文献1に記載のセルフチェックアウト端末では、商品をレジ袋に収容する袋詰めの作業は人(顧客)が行う必要がある。
しかし、商品の袋詰めに要する時間は、例えば、袋詰めを行う者の熟練度、及び購入した商品の個数等によって変動し、場合によっては、数分程度、袋詰めに要することもある。したがって、たとえ商品の登録から精算までの処理がスムーズに行われたとしても、その後の商品の袋詰めの段階で混雑が生じ、結果的に、顧客の待ち時間が増えたり、店員がサポートにまわることで店員の作業が増えたりする可能性がある。
本開示は上記事由に鑑みてなされており、よりスムーズな買物を実現可能な買物支援システム及び買物支援方法を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る買物支援システムは、登録装置と、荷詰装置と、を備える。前記登録装置は、商品の登録に関する顧客の操作を受け付ける。前記荷詰装置は、前記商品の荷詰めを実行する。前記登録装置は、待機スペースに配置された前記商品について登録を行う。前記荷詰装置は、前記登録装置による登録が完了した前記商品が配置される荷詰スペースにある前記商品について荷詰めを実行する。
本開示の一態様に係る買物支援方法は、登録処理と、荷詰処理と、を有する。前記登録処理は、商品の登録に関する顧客の操作を受け付けて、待機スペースに配置された前記商品について登録を行う処理である。前記荷詰処理は、前記登録処理による登録が完了した前記商品が配置される荷詰スペースにある前記商品について、荷詰装置にて荷詰めを実行する処理である。
本開示によれば、よりスムーズな買物を実現可能である、という利点がある。
(実施形態1)
(1)概要
本実施形態に係る買物支援システム1の概要について、図1を参照して説明する。買物支援システム1は、顧客93(図3参照)による買物(つまり顧客93が商品91(図3参照)を購入する作業)を支援するシステムである。買物支援システム1は、例えば、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、百貨店、衣料品店、家電量販店又はホームセンター等の小売店の店舗9(図3参照)に導入される。
(1)概要
本実施形態に係る買物支援システム1の概要について、図1を参照して説明する。買物支援システム1は、顧客93(図3参照)による買物(つまり顧客93が商品91(図3参照)を購入する作業)を支援するシステムである。買物支援システム1は、例えば、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、百貨店、衣料品店、家電量販店又はホームセンター等の小売店の店舗9(図3参照)に導入される。
本実施形態に係る買物支援システム1は、顧客93の買物に関する一連の作業を全て顧客93自身が行うフルセルフ型のシステムである。このようなシステムによれば、顧客93の買物に関する一連の作業を顧客93と店員とが分担して行うシステムに比較すると、店員の介入が必須でなく、例えば、レジ作業に係る店員の負担を軽減しやすい。また、顧客93にとっては、店員の手が空くのを待たずに買物を終えることができるので、店舗9の混雑時でもスムーズな買物を実現しやすい。本実施形態では、買物支援システム1は、基本的に、店員が不在の無人店舗ではなく、店員が存在する有人店舗に導入されることと仮定する。ただし、買物支援システム1は、店員が不在の無人店舗に導入されてもよい。
本実施形態に係る買物支援システム1は、登録装置2と、荷詰装置4と、を備えている。登録装置2は、商品91の登録に関する顧客93の操作を受け付ける。登録装置2は、待機スペースSp1に配置された商品91について登録を行う。荷詰装置4は、商品91の荷詰めを実行する。荷詰装置4は、荷詰スペースSp2にある商品91について荷詰めを実行する。荷詰スペースSp2は、登録装置2による登録が完了した商品91が配置されるスペースである。
本開示でいう商品91の「登録」は、顧客93が購入する商品91を特定するための情報(後述する「商品情報」)を、買物支援システム1に入力する処理を意味する。本実施形態では、顧客93は、商品91を識別するための情報(識別コード)である商品情報を、読取機51(後述する)にて読み取ることによって、商品91の登録を実行する。
また、本開示でいう「荷詰め」は、商品91を容器7に収容する処理を意味する。本開示でいう「容器」は、商品91が入る大きさで、かつ商品91を出し入れするための口があればよく、一例として、エコバッグ又は買物袋等の袋状の容器である。本開示でいう「袋」は、商品91が入る大きさで、かつ商品91を出し入れするための袋口71(図6A参照)を有する袋であればよい。このような袋への「荷詰め」は「袋詰め」ともいう。本実施形態では、荷詰装置4は荷詰スペースSp2に配置された商品91について、人の手を介さずに自動的に荷詰めを行う。すなわち、本実施形態に係る買物支援システム1は、荷詰スペースSp2として定められた場所に配置された商品91を対象として、荷詰装置4にて、この商品91の荷詰めを実行する。
上述した構成の買物支援システム1によれば、顧客93が登録装置2に対し商品91の登録に関する操作を行うことで、商品91の登録が完了する。そして、登録が完了した商品91の荷詰めについては、顧客93及び店員のいずれでもなく、荷詰装置4にて実行される。すなわち、待機スペースSp1に配置された登録前の商品91については、顧客93が登録装置2にて登録のための操作を行い、登録が完了した商品91が荷詰スペースSp2に配置されることで、荷詰装置4にて荷詰めが自動的に実行される。このように、買物支援システム1によれば、顧客93の買物に関する一連の作業(商品91の登録及び荷詰め)のうち、荷詰めについては荷詰装置4にて自動化され、商品91の登録のための操作については顧客93が行う。したがって、顧客93が荷詰めまで行う場合に比較して、商品91の荷詰めに要する時間のばらつきを小さくでき、商品91の登録後の混雑が生じにくくなって、よりスムーズな買物を実現可能である。その結果、商品91の登録後の混雑に起因して、顧客93の待ち時間が増えたり、店員がサポートにまわることで店員の作業が増えたりすることを低減できる。
(2)構成
以下、本実施形態に係る買物支援システム1について詳細に説明する。本実施形態では、買物支援システム1が導入される店舗9としてコンビニエンスストアを例に説明する。つまり、店員はコンビニエンスストアの店員(アルバイト及びパートタイマを含む)、顧客93はコンビニエンスストアの来客である。この種の店舗9においては、複数の商品91が店内に陳列された状態で、複数の商品91の販売が行われている。顧客93は、店内に陳列されている複数の商品91の中から所望の商品91をピックアップし、ピックアップした商品91について精算を行うことで、所望の商品91を購入する。そして、本実施形態では、容器7が、布製、ポリエチレン製又はポリプロピレン製のエコバッグのように、繰り返し利用可能な袋状の容器である場合を想定する。また、図面中において物体の移動(動作)等を示す矢印は、説明のために表記しているに過ぎず、実体を伴わない。
以下、本実施形態に係る買物支援システム1について詳細に説明する。本実施形態では、買物支援システム1が導入される店舗9としてコンビニエンスストアを例に説明する。つまり、店員はコンビニエンスストアの店員(アルバイト及びパートタイマを含む)、顧客93はコンビニエンスストアの来客である。この種の店舗9においては、複数の商品91が店内に陳列された状態で、複数の商品91の販売が行われている。顧客93は、店内に陳列されている複数の商品91の中から所望の商品91をピックアップし、ピックアップした商品91について精算を行うことで、所望の商品91を購入する。そして、本実施形態では、容器7が、布製、ポリエチレン製又はポリプロピレン製のエコバッグのように、繰り返し利用可能な袋状の容器である場合を想定する。また、図面中において物体の移動(動作)等を示す矢印は、説明のために表記しているに過ぎず、実体を伴わない。
(2.1)買物支援システム
ここではまず、本実施形態に係る買物支援システム1の全体構成について説明する。買物支援システム1は、図1に示すように、登録装置2及び荷詰装置4に加えて、精算装置3を更に備えている。精算装置3は、商品91の精算に関する顧客93の操作を受け付ける装置である。言い換えれば、本実施形態に係る買物支援システム1は、商品91の精算に関する顧客93の操作を受け付ける精算装置を更に備えている。
ここではまず、本実施形態に係る買物支援システム1の全体構成について説明する。買物支援システム1は、図1に示すように、登録装置2及び荷詰装置4に加えて、精算装置3を更に備えている。精算装置3は、商品91の精算に関する顧客93の操作を受け付ける装置である。言い換えれば、本実施形態に係る買物支援システム1は、商品91の精算に関する顧客93の操作を受け付ける精算装置を更に備えている。
本開示でいう商品91の「精算」は、売主(店舗9)から買主(顧客93)に商品91の所有権を移転し、これに対する対価(代金)を買主が売主に支払う行為(売買)に必要な、買主側の決済処理を意味する。本実施形態では、顧客93は、登録装置2にて登録された商品91の代金を、例えば、クレジットカード、プリペイドカード、電子マネー、ポイントカード又は現金等で支払うことにより、商品91の精算を実行する。
また、本実施形態に係る買物支援システム1は、図1〜図3に示すように、登録装置2、精算装置3及び荷詰装置4に加えて、読取機51、管理装置52、認証装置53、検知装置54及び容器ストッカ6を更に備えている。
本実施形態に係る買物支援システム1は、登録装置2、精算装置3及び荷詰装置4をそれぞれ1台ずつ備えている。買物支援システム1は、基本的には、登録装置2、精算装置3及び荷詰装置4が1台ずつあれば、1人の顧客93の買物に係る一連の作業(商品91の登録、精算及び荷詰め)が可能である。
登録装置2は、上述したように、商品91の登録に関する顧客93の操作を受け付ける装置である。精算装置3は、商品91の精算に関する顧客93の操作を受け付ける装置である。荷詰装置4は、商品91の荷詰めを実行する装置である。荷詰装置4は、顧客93の所定の操作に従って荷詰めを開始する。本開示でいう「所定の操作」は、荷詰装置4による荷詰めを開始させるためのトリガとなる操作である。一例として、後述するユーザインタフェース20(図1参照)等に対する操作が「所定の操作」であってもよいし、又は登録装置2での登録の完了若しくは精算装置3での精算の完了等が「所定の操作」であってもよい。
ところで、買物支援システム1は、例えば、店舗9のレジカウンタに設置される1つのカウンタ台8に組み込まれている。つまり、買物支援システム1を構成する登録装置2、精算装置3及び荷詰装置4に加えて、読取機51、管理装置52、認証装置53、検知装置54及び容器ストッカ6が、カウンタ台8に設置されている。このようなカウンタ台8は、図3の例のように、1つの店舗9に対して複数(図3の例では2つ)設置されていてもよい。つまり、1つの店舗9に複数の買物支援システム1が導入されてもよい。
本実施形態では、カウンタ台8は、平面視において一方向に長い、直方体状に形成されている。平面視において、カウンタ台8の短手方向の一方側が、それぞれカウンタ台8の正面となる。顧客93は、カウンタ台8の正面側からカウンタ台8にアクセスして、買物支援システム1を利用する。以下では、カウンタ台8の上面80の長手方向を「左右方向」、上面80の短手方向を「前後方向」と仮定し、正面からカウンタ台8を見た場合の左方を「左方」として説明する。
カウンタ台8の上面80上には、登録装置2が設置されている。具体的には、登録装置2はカウンタ台8の左右方向の中央部に配置されている。登録装置2は、タッチパネルディスプレイを含むユーザインタフェース20を有している。ユーザインタフェース20のタッチパネルディスプレイの画面は、正面に向けられている。精算装置3は、登録装置2の下方に配置されている。本実施形態では、登録装置2のユーザインタフェース20は、精算装置3のユーザインタフェースとして兼用される。
ユーザインタフェース20は、一例として、顧客93の操作を受け付けることで情報の入力を行い、顧客93に向けて各種の表示を行うことで情報の出力を行う。本実施形態では、ユーザインタフェース20は、タッチパネルディスプレイを有し、タッチパネルディスプレイにて、顧客93による操作の受け付けと、顧客93への情報の表示と、を行う。
カウンタ台8の上面80における登録装置2の右方には、待機スペースSp1が形成されている。待機スペースSp1は、登録装置2による登録待ちの商品91が配置されるスペースである。つまり、登録装置2は、待機スペースSp1に配置された商品91の登録を行う。すなわち、本実施形態では、登録装置2による登録が未完了の商品91は待機スペースSp1に配置される。
また、カウンタ台8の上面80における登録装置2の左方には、荷詰スペースSp2が形成されている。荷詰スペースSp2の下方には荷詰装置4が設置されている。荷詰スペースSp2は、登録装置2による登録が完了した商品91が配置されるスペースである。荷詰装置4は、荷詰スペースSp2にある商品91について荷詰めを実行する。つまり、荷詰装置4は、待機スペースSp1とは別の荷詰スペースSp2に配置されている商品91について荷詰めを実行する。荷詰装置4について詳しくは「(2.4)荷詰装置」の欄で説明する。
要するに、カウンタ台8上には、登録装置2による登録が未完了の商品91が配置される待機スペースSp1が、登録装置2による登録が完了した商品91が配置される荷詰スペースSp2とは別に確保されている。特に、本実施形態では、待機スペースSp1と荷詰スペースSp2とは、カウンタ台8の上面80において、登録装置2を挟んで登録装置2の両側に配置されている。言い換えれば、待機スペースSp1と荷詰スペースSp2との間に、登録装置2が配置されている。
上述したような配置により、待機スペースSp1と登録装置2と荷詰スペースSp2とは、平面視において、カウンタ台8の長手方向に一列に並ぶことになる。つまり、待機スペースSp1、登録装置2及び荷詰スペースSp2は、左右方向に延びる一直線に沿って、この順で並べて配置されている。そして、荷詰スペースSp2の下方には荷詰装置4が配置されているので、待機スペースSp1、荷詰装置4及び荷詰スペースSp2は、登録装置2に隣接することになる。言い換えれば、待機スペースSp1、荷詰装置4及び荷詰スペースSp2は、登録装置2と同一のカウンタ台8に設けられることで、登録装置2と一体化されており、登録装置2と隣接する。
ここで、荷詰スペースSp2は、底面811と、底面811の周囲に位置する囲い部812と、で囲まれた空間である。本実施形態では、荷詰スペースSp2は、カウンタ台8の上面80に形成された凹所の内部空間である。そのため、底面811は凹所の底面であって、囲い部812は凹所の内側面である。ただし、荷詰スペースSp2は、カウンタ台8の上面80に形成された凹所に限らない。例えば、カウンタ台8の上面80の一部を底面811とし、その底面811の周囲を壁、柵又は網等からなる囲い部812で囲むことにより、荷詰スペースSp2が形成されてもよい。つまり、囲い部812は、荷詰スペースSp2の底面811の周囲に位置し、荷詰スペースSp2を囲む構成であればよく、「面」に限らず、壁、柵又は網等の構造体であってもよい。また、囲い部812は、買物支援システム1に必須の構成ではなく適宜省略可能である。囲い部812が省略される場合、例えば、カウンタ台8の上面80の一部が荷詰スペースSp2の底面811を構成し、カウンタ台8の上面80の一部(底面811)上に、登録装置2による登録が完了した商品91が配置される。
本実施形態では、荷詰スペースSp2の底面811は、後述する荷詰装置4の載置面413からなる。より厳密には、載置面413上に保持された容器7の底部72(図9A参照)が、荷詰スペースSp2の底面811を構成する。つまり、カウンタ台8の天板には貫通孔が形成されており、載置面413上に保持された容器7の底部72が、貫通孔の下面側の開口を塞ぐことで底面811を構成する。荷詰装置4は、容器7の底部72を介して載置面413上に置かれた商品91について荷詰めを行う。
読取機51は、商品91から、商品91に関する商品情報を読み取る装置である。本開示でいう「商品情報」は、商品91を識別するための情報(情報識別コード)であって、例えば、日本国で用いられているJAN(Japanese Article Number)コード等の商品識別コードである。この種の商品識別コードには、JANコードの他、EPC(Electronic Product Code)、欧州等で用いられているEAN(European Article Number)コード、及び米国等で用いられているUPC(Universal Product Code)等がある。また、商品情報は、商品91の品種(種類)を識別する情報に限らず、同一品種の商品91を個別に識別するシリアル情報等の情報を含んでいてもよい。これにより、同一品種の商品91が複数ある場合にも、これら同一品種の複数の商品91の各々を商品情報にて特定可能である。
読取機51は、バーコードリーダであって、商品91に付されたバーコードを光学的に読み取って、商品情報を読み取る。読取機51で読み取られた商品情報は、登録装置2での商品91の登録処理に用いられる。したがって、顧客93が、待機スペースSp1に置かれた商品91を読取機51にかざす操作により、読取機51で商品情報の読取りが行われ、登録装置2による商品91の登録に関する操作が実行されることになる。読取機51は、一例として、登録装置2のユーザインタフェース20の右方に設置された据置型のバーコードリーダである。
また、読取機51は、バーコードリーダに限らず、例えば二次元コードを読み取るリーダ、又はRFID(Radio Frequency Identification)を利用して電子タグから商品情報を非接触で読み取るタグリーダであってもよい。また、読取機51は、例えば商品91の画像からも商品情報を読み取るように構成されていてもよい。この場合、読取機51は、待機スペースSp1にある商品91を撮像するイメージセンサを有する。読取機51は、商品91の画像に画像認識処理を施し、輪郭、色及びテクスチャ情報等の特徴量を抽出し、商品91ごとに予め記憶されているテンプレートと照合することにより、商品情報を特定する。この場合においては、読取機51は、バーコードリーダで読み取った情報を、商品91の画像からの商品情報の読み取りの補助に用いることができる。あるいは、商品91の画像のみからでも商品情報の読み取りが十分に可能であれば、バーコードリーダは省略されていてもよい。
上記構成によれば、顧客93は、図4に示すように、待機スペースSp1に配置された商品91について、登録装置2にて登録を行い、荷詰スペースSp2に移動させて、荷詰装置4に荷詰めを実行させるまでの作業を、1つのカウンタ台8で終えることができる。すなわち、顧客93は、待機スペースSp1に置いた商品91について、まずは買物かご92から取り出して読取機51にて商品情報の読取りを行うことで、登録装置2での登録を行う(図4の矢印A1参照)。そして、顧客93は、登録装置2での登録が完了した商品91を移動させて、荷詰スペースSp2に置く(図4の矢印A2参照)。
ただし、登録装置2は、待機スペースSp1に配置された商品91について登録を行う機能を有していればよく、待機スペースSp1に配置されていない商品91について登録を行ってもよい。例えば、顧客93が、買物かご92を使用せずに商品91を1つだけ購入するような場合に、手に持った商品91を、待機スペースSp1に置くことなく、商品91について登録装置2で登録を行ってもよい。このような場合に、待機スペースSp1に商品91を置くか否かは、顧客93が適宜決定できる。
さらに、カウンタ台8には、管理装置52、認証装置53、検知装置54及び容器ストッカ6等が内蔵されている。
荷詰装置4は、容器ストッカ6にストックされている容器7に商品91を荷詰めする。言い換えれば、容器ストッカ6は、荷詰装置4での商品91の荷詰めに用いる容器7をストックするための器具である。詳しくは後述するが、容器ストッカ6には、顧客93が持参した容器7を装填可能である。本開示でいう「持参した容器」は、顧客93が店舗9の入店時に持参した容器であって、例えば、いわゆるマイバッグのように、顧客93の所有物である容器7である。このような容器7は、例えば、店舗9で販売されており、顧客93は、初めて店舗9を利用する際には容器7を購入し、2回目以降に店舗9を利用する際には、容器7を持参する。
また、カウンタ台8の右側面(登録装置2から見て待機スペースSp1側となるカウンタ台8の側面)には、装填口61が形成されている。装填口61は、容器ストッカ6に容器7を装填するための開口部である。装填口61には一対のフック62が設けられており、一対のフック62に容器7の一対の持ち手74(図6A参照)が引っ掛けられるようにして、装填口61に容器7がセットされる。通常時には装填口61は閉じており、装填口61に容器7がセットされると装填口61が開いて、装填口61を通して容器ストッカ6に容器7が装填される。つまり、装填口61に容器7がセットされると、装填口61を通して容器7がカウンタ台8内に取り込まれて、カウンタ台8内にある容器ストッカ6に容器7が装填される。
本開示でいう「装填」は、容器7を詰め込んで準備することを意味し、容器7をストックするための容器ストッカ6に容器7が追加されることで、容器ストッカ6に容器7が装填されることになる。顧客93が容器7を持参した場合においては、顧客93は、持参した容器7を装填口61にセットすることで、顧客93が持参した容器7を容器ストッカ6に装填することができる。
管理装置52は、図2に示すように、精算装置3、荷詰装置4、認証装置53及び検知装置54等と通信可能に構成されている。管理装置52は、ストアコンピュータとも通信可能に構成されている。管理装置52は、精算装置3から受信した商品情報に基づいて、精算装置3での精算処理に必要な情報を精算装置3に送信する処理等、所定の処理を実行する。
管理装置52は、少なくとも荷詰装置4を制御可能に構成されている。そのため、管理装置52は、例えば、精算装置3と荷詰装置4とを連動させるように、荷詰装置4を制御することが可能である。本実施形態では、顧客93が精算装置3にて精算処理を行っている間に、商品91の荷詰めが行われるように、管理装置52が、精算装置3と連動させて荷詰装置4を制御する。例えば、荷詰装置4は、精算装置3で精算処理が開始したことをトリガにして、商品91の荷詰めを開始する。ただし、詳しくは後述するが、荷詰装置4は、常に荷詰めを行うのではなく、荷詰めを行わない「荷詰め無し」という動作も可能である。
認証装置53は、顧客93により持参された容器7について、荷詰装置4による荷詰めに使用することの適否を判断する。本実施形態では、容器ストッカ6には、顧客93が持参した容器7を装填可能であるため、顧客93は、故意又は過失により正規品でない容器7をセットする可能性がある。このような場合に、荷詰装置4を保護し、また顧客93に対して適切な容器7の使用を促すため、認証装置53では、容器7が正規品か否かを判断する。認証装置53は、容器7から認証情報を読み取って、容器7が正規品か否かを判断し、容器7が正規品であれば、荷詰装置4による荷詰めに使用可能と判断する。ここでは、認証装置53は、装填口61にセットされた容器7から認証情報を読み取って、容器7が正規品か否かを判断する。すなわち、荷詰装置4に対応していない非正規の容器7が装填口61にセットされた場合には、認証装置53にて、この容器7の使用を禁止することができる。
認証装置53は、一例として、容器7に付されている電子タグから、RFIDを利用して認証情報を非接触で読み取るタグリーダである。また、認証装置53は、タグリーダに限らず、例えば、容器7に付されたバーコードを読み取るバーコードリーダ、二次元コードを読み取るリーダ等であってもよい。さらに、認証装置53は、容器7の画像から認証情報を読み取るように構成されていてもよい。
検知装置54は、少なくとも重量センサを有している。検知装置54は、重量センサにて、荷詰スペースSp2に置かれた商品91の重量を測定する。荷詰スペースSp2に複数の商品91が置かれている場合には、検知装置54は、複数の商品91の総重量を重量センサにて測定する。重量センサは、例えば、荷詰スペースSp2の底面811に組み込まれている。また、検知装置54は、荷詰スペースSp2を撮像するカメラ等を有していてもよい。
上述した買物支援システム1の各部の位置関係及び形状等は、一例に過ぎず、適宜変更が可能である。例えば、待機スペースSp1は、カウンタ台8の上面80上に形成される構成に限らず、荷詰スペースSp2と同様に、待機スペースSp1が凹所にて構成されていてもよい。
また、買物支援システム1は、上述した構成に加え、例えば、特定商品(例えば、煙草又はファストフード等)を顧客93に供給する供給ユニット等を更に備えていてもよい。このように、買物支援システム1は、店舗9での顧客93の買物を総合的に支援するために、様々な構成要素を備えることが好ましい。
このような買物支援システム1が導入された店舗9では、顧客93が登録装置2に対し商品91の登録に関する操作を行い、顧客93が精算装置3に対し商品91の精算に関する操作を行うことで、商品91の登録及び精算が完了する。そして、登録及び精算が完了した商品91の荷詰めについては、顧客93及び店員のいずれでもなく、荷詰装置4にて実行される。そのため、顧客93は、店内で商品91をピックアップし、登録装置2で登録、かつ精算装置3で精算を行った後、自動的に容器7に収容された商品91を受け取る、という一連の処理で、商品91の購入を済ませることができる。したがって、顧客93が荷詰めまで行う場合に比較して、商品91の荷詰めに要する時間のばらつきを小さくでき、商品91の登録後の混雑が生じにくくなって、よりスムーズな買物を実現可能である。その結果、商品91の登録後の混雑に起因して、顧客93の待ち時間が増えたり、店員がサポートにまわることで店員の作業が増えたりすることを低減できる。
さらに、店員においては、荷詰めの作業を行う必要がなく、例えば、顧客93が登録又は精算を行っている間に、この顧客93の応対とは異なる、何らかの作業を行うことが可能である。その結果、1人の店員にて、複数人の顧客93の買物に係る作業を並行してこなすことが可能であって、複数人の顧客93の買物に要する時間を短縮し、顧客93の待ち行列の低減を図ることができる。
(2.2)登録装置
次に、本実施形態に係る買物支援システム1の登録装置2の構成について、図2を参照して説明する。
次に、本実施形態に係る買物支援システム1の登録装置2の構成について、図2を参照して説明する。
登録装置2は、商品91の登録に関する顧客93の操作を受け付ける装置である。ここでは、登録装置2は、いわゆるPOS(Point Of Sales)端末であって、商品91に関する商品情報を用いて商品91の登録処理を実行する。
本開示でいう「登録処理」は、ある商品91の商品情報から、この商品91についての特定の処理を実行するために必要な関連情報を特定し、関連情報を登録する処理を意味する。つまり、商品情報を記憶するだけの処理は「登録処理」ではない。登録装置2が買物支援システム1に用いられる場合、特定の処理は精算処理であって、精算処理を実行するために必要な関連情報には、例えば、商品91の価格及び品目等が含まれている。このように、登録処理によれば、単に商品91を識別するだけの商品情報から、この商品91についての特定の処理に必要な情報(関連情報)が特定される。つまり、特定の処理は、商品情報だけでは実行することができず、商品情報を用いた登録処理を経て、初めて実行可能となる。一例として、ストアコンピュータに、商品情報と関連情報とが対応付けられた状態で記憶されている場合には、登録処理では、商品情報を用いて、この商品情報に対応する関連情報がストアコンピュータから読み出されることになる。
登録装置2は、図2に示すように、登録用入力部21、登録用出力部22、登録側通信部23、取得部24、判定部25及び登録側処理部26を有している。
登録用入力部21は、顧客93の操作を受け付ける装置である。登録用出力部22は、顧客93に向けて各種の表示を行う装置である。本実施形態では、ユーザインタフェース20が、登録用入力部21及び登録用出力部22として機能する。すなわち、登録装置2は、ユーザインタフェース20としてタッチパネルディスプレイを用いており、タッチパネルディスプレイにて、顧客93の操作の受け付けと、顧客93への表示と、を行う。
このように、登録装置2は、登録処理に関連する人の操作を受け付ける操作入力部と、登録処理に関連する情報の提示を行う提示部と、の少なくとも一方を有している。本実施形態では、操作入力部は登録用入力部21にて実現され、提示部は登録用出力部22にて実現されている。
登録側通信部23は、登録装置2と精算装置3との通信を実現する。ここで、登録装置2と精算装置3とは双方向に通信可能である。登録装置2と精算装置3との間の通信方式としては、無線通信又は有線通信の適宜の通信方式が採用される。さらに、登録側通信部23は、例えば、ストアコンピュータと、直接的に又は精算装置3を介して間接的に、通信可能に構成されている。
取得部24は、読取機51に接続されている。取得部24は、読取機51で読み取られた商品情報を取得する。つまり、読取機51で読み取られた商品情報は、取得部24に入力される。取得部24にて取得された商品情報は、登録側処理部26に出力される。
判定部25は、商品91について荷詰装置4による荷詰めの可否の判定結果を出力する。一例として、判定部25は、荷詰めの対象となる商品91、つまり荷詰スペースSp2に置かれている商品91について、個数、精算金額、サイズ及び重量の少なくとも1つのパラメータから評価値を算出し、この評価値に基づいて荷詰めの可否を判定する。評価値の算出に使用されるパラメータは、例えば、読取機51で読み取られた商品情報に基づいて、ストアコンピュータから取得可能である。「評価値」は、荷詰めの対象となる商品91の個数、精算金額、サイズ及び重量の少なくとも1つのパラメータを反映した評価用の数値である。パラメータが大きくなる(高くなる)ほど、評価値は大きくなる。
判定部25は、算出した評価値を、例えば、評価閾値と比較することにより荷詰めの可否を判定する。評価閾値は、容器7の容量の上限を規定する値であって、任意に設定される値である。評価値が評価閾値以上であれば、判定部25は、商品91が容器7に収まらない、つまり荷詰めが不可であると判定する。つまり、商品91の数が多過ぎる、又は商品91が大き過ぎる等により、評価値が評価閾値以上となる場合、判定部25は、荷詰めが不可と判定する。一方、評価値が評価閾値未満であれば、判定部25は、荷詰め可と判定する。判定部25が出力する荷詰めの可否の判定結果は、例えば、登録用出力部22から、顧客93又は店員に通知される。このとき、荷詰め不可と荷詰め可とのいずれか一方のみが、通知されてもよい。
詳しくは「(3.3)荷詰処理の詳細」の欄で説明するが、判定部25は、少なくとも荷詰スペースSp2に配置された商品91の重量が判定条件を満たさない場合に、荷詰装置4による商品91の荷詰めを中止させる。本開示でいう「判定条件」は、商品91の重量から荷詰スペースSp2に配置された商品91が適正か否かを判定するための条件であって、一例として、登録装置2にて登録済みの商品91の重量と略一致すること等である。ここでは、判定部25は、検知装置54の重量センサで測定される、荷詰スペースSp2に置かれた商品91の重量(総重量)と、登録装置2にて登録済みの商品91の重量(総重量)と、を比較し、両者が略一致するか否かを判定する。例えば、荷詰スペースSp2に置かれた商品91の重量が、登録装置2にて登録済みの商品91の重量に対して、誤差数%の範囲にあれば、判定部25は、両者が略一致し判定条件を満たすと判定する。
登録側処理部26は、商品91の登録処理を行う。例えば、登録側処理部26は、取得部24に商品情報が入力されると、この商品91についての特定の処理(例えば精算処理)を実行するために必要な関連情報を特定し、関連情報を登録することで、商品91の登録処理を実行する。具体的には、登録側処理部26は、商品情報に基づいて、商品91の精算処理に必要な関連情報(一例として、商品91の価格及び品目等)をストアコンピュータから取得することで、商品91の登録を行う。ここで、登録側処理部26は、メモリを有しており、1以上の商品情報及び関連情報をメモリに一時的に記憶する。さらに、メモリに記憶される商品情報には、商品91の個数(つまり取得部24に商品情報が入力された回数)の情報が付随する。例えば、1以上の商品情報が、「A」という商品91が2個、及び「B」という商品91が1個の計3個の商品91についての商品情報である場合、メモリには「A」の商品情報及びその個数「2」と、「B」の商品情報及びその個数「1」とが記憶される。
ところで、登録装置2は、登録処理を終了させる確定処理を実行可能である。確定処理は、登録処理を終了させることで、登録処理にて行われた商品91の登録を確定させる処理である。確定処理は、「操作入力部」としての登録用入力部21に対する特定の操作があることによって実行される。確定処理を実行させるための登録用入力部21の操作は、一例として、「小計ボタン」の押下である。確定処理が実行されると、登録側処理部26は、登録した商品91の商品情報及び関連情報を、精算装置3に転送(送信)する。このとき、登録側処理部26は、メモリに記憶されている1以上の商品情報及び関連情報を、一括して、又は複数のパケットに分割して精算装置3に送信する。確定処理は、基本的には、顧客93ごとに行われる。そのため、登録装置2は、基本的には、1人の顧客93についての購入対象の商品91の全てについて登録処理が完了すると、確定処理を実行して、精算処理に用いられる商品情報及び関連情報の精算装置3への送信を実行する。これにより、精算装置3では、顧客93ごとに区切られた商品情報及び関連情報を用いて、顧客93ごとに精算処理を実行可能となる。
さらに、登録側処理部26は、商品91の登録のキャンセルも可能であって、例えば、取得部24にて誤って商品情報が取得された場合でも、確定処理前であれば、この商品91の登録をキャンセルすることが可能である。精算装置3に対して1以上の商品情報及び関連情報が正常に送信されると、メモリに記憶されている商品情報及び関連情報は消去される。
判定部25及び登録側処理部26は、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを主構成とする。すなわち、マイクロコントローラのメモリに記録されたプログラムを、マイクロコントローラのプロセッサが実行することにより、判定部25及び登録側処理部26の機能が実現される。プログラムはメモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
ここで、登録装置2は、登録処理に関連する人の操作(読取機51での商品情報の読取りを含む)を受け付ける機能があればよく、実際には登録装置2を顧客93以外が操作してもよい。つまり、登録装置2は、顧客93以外の者(例えば店員)による操作を積極的に禁止する機能を有していてもよいが、このような機能は登録装置2に必須ではなく、例えば、店員が読取機51を操作して商品情報を読み取ってもよい。そのため、例えば、顧客93が読取機51を使いこなせないような状況においても、待機スペースSp1に置かれた商品91を店員が読取機51にかざす操作を行うことにより、読取機51で商品情報の読取りを行って、登録装置2での登録処理が可能になる。
(2.3)精算装置
次に、本実施形態に係る買物支援システム1の精算装置3の構成について、図2を参照して説明する。
次に、本実施形態に係る買物支援システム1の精算装置3の構成について、図2を参照して説明する。
精算装置3は、登録処理の結果を用いて商品91の精算処理を行う装置である。精算装置3は、図2に示すように、精算用入力部31、精算用出力部32、精算側通信部33、決済機34及び精算側処理部35を有している。
精算用入力部31は、顧客93の操作を受け付ける装置である。精算用出力部32は、顧客93に向けて各種の表示を行う装置である。本実施形態では、登録装置2のユーザインタフェース20が、精算用入力部31及び精算用出力部32として機能する。すなわち、精算装置3は、ユーザインタフェース20としてタッチパネルディスプレイを用いており、タッチパネルディスプレイにて、顧客93の操作の受け付けと、顧客93への表示と、を行う。
精算側通信部33は、登録装置2と精算装置3との通信を実現する。ここで、登録装置2と精算装置3とは双方向に通信可能である。さらに、精算側通信部33は、例えば、ストアコンピュータと、直接的に又は中継装置等を介して間接的に、通信可能に構成されている。
決済機34は、精算金額の決済(支払い)を受け付ける。決済機34は、例えば、現金の受け渡しを行う現金ユニット、カードリーダ、及びレシートを発行するプリンタを有している。カードリーダでは、例えば決済に用いられるクレジットカード、電子マネー決済用のカード、携帯電話端末、会員カード及びポイントカード等の読み取りが可能である。レシートには、例えば、明細、精算金額及び購入日時等の情報が記入される。
精算側処理部35は、登録装置2で登録された商品91についての精算処理を行う。例えば、精算側処理部35は、登録装置2から受信した商品情報及び関連情報(一例として、商品91の価格及び品目等)に基づいて、精算金額の計算等の精算に係る処理を実行する。精算側処理部35は、精算金額の決済が決済機34にて完了することをもって、商品91の精算を完了する。
精算側処理部35は、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを主構成とする。すなわち、マイクロコントローラのメモリに記録されたプログラムを、マイクロコントローラのプロセッサが実行することにより、精算側処理部35の機能が実現される。プログラムはメモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
ここで、精算装置3は、商品91の精算に関して顧客93の操作を受け付ける機能があればよく、実際には精算装置3を顧客93以外が操作してもよい。つまり、精算装置3は、顧客93以外の者(例えば店員)による操作を積極的に禁止する機能を有していてもよいが、このような機能は精算装置3に必須ではなく、例えば、店員が精算装置3を操作して商品91の精算を実行できてもよい。そのため、例えば、顧客93が幼い場合等で顧客93自身が精算装置3の操作を行えないような状況においても、精算装置3が、商品91の精算の関する店員の操作を受け付けることにより、買物が可能になる。
(2.4)荷詰装置
次に、本実施形態に係る買物支援システム1の荷詰装置4の構成について、図2、図4〜図7Bを参照して説明する。
次に、本実施形態に係る買物支援システム1の荷詰装置4の構成について、図2、図4〜図7Bを参照して説明する。
荷詰装置4は、商品91の荷詰めを実行する装置である。荷詰装置4は、図2に示すように、荷詰機構41、駆動部42、制御部43及び容器供給部44を有している。
荷詰機構41は、荷詰スペースSp2に置かれた商品91を容器7に収容することで「荷詰め」を実行する。つまり、例えば、顧客93が商品91を荷詰スペースSp2に置くことにより、荷詰機構41に商品91の荷詰めを行わせることができる。したがって、顧客93においては、荷詰めの作業を行うために両手が塞がる必要もなく、商品91の荷詰めを簡単に行うことができる。
ここで、荷詰スペースSp2に複数の商品91が配置されている場合には、荷詰機構41は、これら複数の商品91を一括して荷詰めすることが可能である。すなわち、顧客93が複数の商品91を購入する場合、これら複数の商品91が荷詰スペースSp2に置かれることで、荷詰機構41では、これら複数の商品91を1つの容器7に一括して収容することが可能である。
ここにおいて、荷詰装置4は、登録装置2による登録(登録処理)が完了した商品91について荷詰めを実行する。本実施形態では、荷詰装置4が、荷詰スペースSp2に配置された商品91の荷詰めを行うことで、結果的に、登録装置2による登録が完了した商品91について荷詰めを実行する。すなわち、本実施形態では、上述したように登録装置2による登録が未完了の商品91が配置される待機スペースSp1が、登録装置2による登録が完了した商品91が配置される荷詰スペースSp2とは別に確保されている。そして、荷詰装置4は、待機スペースSp1から荷詰スペースSp2に移動された商品91について荷詰めを行うので、登録装置2による登録が完了した商品91について荷詰めが実行されることになる。
駆動部42は、電動機(モータ)を含み、パンタグラフ式又はラックピニオン式等、電動機で発生する駆動力により、荷詰機構41を駆動することが可能な適宜の機構で実現される。
制御部43は、駆動部42及び容器供給部44を制御する。制御部43は、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを主構成とする。制御部43は、マイクロコントローラのメモリに記録されたプログラムを、マイクロコントローラのプロセッサで実行することにより、駆動部42及び容器供給部44の制御を行う。プログラムはメモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
容器供給部44は、荷詰機構41に容器7を供給する装置である。容器供給部44は、図5A〜図5Cに示すように、複数の容器7をストックしている容器ストッカ6から、容器7を1つずつ取り出して、取り出した容器7を荷詰機構41に供給する。本実施形態では、荷詰機構41には容器7が1つずつセット(準備)されるように、制御部43が、荷詰機構41と連動させて容器供給部44を制御する。
図5Cにおいては、荷詰機構41にセットされた状態の容器7を想像線(2点鎖線)で示している。すなわち、荷詰機構41は、容器供給部44から供給された1つの容器7を使用して荷詰めを行うように構成されており、荷詰機構41が1回の荷詰めを行う度に、次回の荷詰めに備えて新たな容器7が1つずつ、容器供給部44から荷詰機構41に供給される。言い換えれば、容器供給部44は、荷詰機構41で荷詰めが完了したことをトリガにして、荷詰機構41への容器7の供給を開始する。
すなわち、カウンタ台8に内蔵された容器ストッカ6には、図5Aに示すように、複数の容器7がストック可能である。具体的には、カウンタ台8の内部においては、図5Aに示すように、一対の保持レール63に吊るされるようにして、容器ストッカ6に複数の容器7が保持されている。つまり、容器ストッカ6は、一対の保持レール63を有しており、一対の保持レール63に容器7の一対の持ち手74(図6A参照)を引っ掛けるようにして、複数の容器7を保持している。ここで、容器ストッカ6への容器7の装填及び容器ストッカ6からの容器7の取出しは、基本的には、先入れ先出し(FIFO:First-In First-Out)による。
つまり、図5Aに示すように、複数の容器7は、一対の保持レール63の長手方向に沿って一列に配置されている。装填口61にセットされた第1の容器701は、容器ストッカ6における複数の容器7の最後尾に追加される(図5Aの矢印A1参照)。一方、容器ストッカ6に保持(ストック)されている複数の容器7のうちの1つの容器7を荷詰めに使用する場合には、容器ストッカ6における複数の容器7のうち先頭の第2の容器702が取り出される(図5Bの矢印A2参照)。取り出された容器7(第2の容器702)は、容器供給部44により荷詰機構41に供給され、荷詰機構41には容器7が1つずつセット(準備)される(図5Cの矢印A3参照)。
ここにおいて、容器ストッカ6には、第1の容器701及び第2の容器702を含む複数の容器7がストックされる。本実施形態では、基本的に、荷詰装置4は、第1の容器701を持参した顧客93が購入する商品91の荷詰めに、第2の容器702を使用する。つまり、本実施形態では、顧客93が購入する商品91の荷詰めには、基本的に、この顧客93が持参した自前の容器7である第1の容器701とは別の第2の容器702が使用される。
すなわち、上述したように、容器ストッカ6には、顧客93が持参した容器7を装填可能である。ただし、1つ以上の容器7が既に容器ストッカ6に装填されている状況において、顧客93が持参した容器7を装填口61にセットすることで、顧客93が持参した容器7は、第1の容器701として容器ストッカ6の最後尾に追加される。そして、容器ストッカ6への容器7の装填及び容器ストッカ6からの容器7の取出しは、基本的には、先入れ先出しによるので、第1の容器701を持参した顧客93の買物に際して、第2の容器702が荷詰めに使用されることになる。
ところで、制御部43は、選択部431としての機能、及び切替部432としての機能を有している。
本実施形態では、図5A及び図5Bに示すように、容器ストッカ6には、第1の容器701及び第2の容器702を含む複数の容器7がストックされる。選択部431は、第1の容器701を持参した顧客93が購入する商品91の荷詰めに、第1の容器701と、第2の容器702とのいずれを使用するかを選択する。本実施形態では、選択部431は、例えば、ユーザインタフェース20が顧客93の操作を受け付けることで、第1の容器701と、第2の容器702とのいずれかを選択するように構成されている。言い換えれば、顧客93においては、自身が持参した自前の容器7である第1の容器701と、自前の容器7(第1の容器701)とは別の第2の容器702と、のいずれを、商品91の荷詰めに使用するかを選択できる。
要するに、顧客93が持参した容器7(第1の容器701)の他に、別の容器7(第2の容器702)が既に容器ストッカ6に装填されている状況において、選択部431によれば、いずれの容器7を荷詰めに使用するかを選択可能である。つまり、容器ストッカ6への容器7の装填及び容器ストッカ6からの容器7の取出しは、基本的には、先入れ先出しによるため、通常は顧客93が持参した容器7(第1の容器701)とは別の容器7(第2の容器702)が荷詰めに使用される。ただし、選択部431にて、顧客93が持参した容器7(第1の容器701)が選択されている場合には、容器供給部44は、容器ストッカ6における複数の容器7のうち先頭の第2の容器702に代えて、第1の容器701を荷詰機構41に供給する。既に、第2の容器702が荷詰機構41にセット(準備)されている場合には、容器供給部44は、荷詰機構41から第2の容器702を外して、第1の容器701を荷詰機構41にセット(準備)する。
具体的には、選択部431は、所定の選択期間において、ユーザインタフェース20が顧客93の指定操作を受け付けなければ第2の容器702を選択し、顧客93の指定操作を受け付けると第1の容器701を選択する。要するに、選択部431は、顧客93の自前の容器7(第1の容器701)とは別の第2の容器702をデフォルトで選択し、選択期間に指定操作があれば第1の容器701を選択するように、荷詰めに使用する容器7を選択する。本実施形態では一例として、指定操作は「容器指定ボタン」の押下(タップ)である。
すなわち、本実施形態に係る荷詰装置4によれば、例えば、顧客93が、自前の容器7(第1の容器701)と、第2の容器702と、のいずれを任意に選択でき、人が荷詰めを行う場合のように柔軟な対応を採用し得る。したがって、荷詰装置4によれば、荷詰機構41により荷詰めを自動化しながらも、人(顧客93又は店員等)が荷詰めの作業を行う場合と同様に、荷詰めに関して柔軟な対応を採用可能となる。
また、本実施形態では、選択部431は、容器7を購入するか否かを選択する購入選択部としての機能を有している。つまり、本実施形態では、選択部431は購入選択部として兼用される。荷詰装置4は、購入選択部により購入を選択した顧客93が購入する商品91の荷詰めに、顧客93がその場で購入した容器7(在庫容器)を使用する。この点について詳しくは、「(3.3)荷詰処理の詳細」の欄で説明する。
また、切替部432は、容器ストッカ6にストックされている容器7に商品91を荷詰めするか否かを切り替える。本実施形態においては、切替部432は、単に荷詰めの有無を切り替える。本実施形態では、切替部432は、例えば、ユーザインタフェース20が顧客93の操作を受け付けることで、商品91の荷詰めの有無を切り替えるように構成されている。切替部432は、「荷詰め有り」が選択された場合、駆動部42を駆動して荷詰機構41に荷詰めを実行させ、「荷詰め無し」が選択された場合、駆動部42を駆動せず荷詰機構41に荷詰めを実行させない。
具体的には、切替部432は、所定の切替期間において、ユーザインタフェース20が顧客93の切替操作を受け付けなければ荷詰めを有りとし、顧客93の切替操作を受け付けると荷詰めを無しとする。要するに、切替部432は、「荷詰め有り」をデフォルトで選択し、切替期間に切替操作があれば「荷詰め無し」とするように、荷詰めの有無を切り替える。本実施形態では一例として、切替操作は袋不要ボタンの押下(タップ)である。
すなわち、本実施形態に係る荷詰装置4によれば、例えば、商品91に応じて荷詰めの有無を切り替えることで、荷詰めが必要な商品91についてのみ荷詰めを行うことができ、人が荷詰めを行う場合のように柔軟な対応を採用し得る。したがって、荷詰装置4によれば、荷詰機構41により荷詰めを自動化しながらも、人(顧客93又は店員等)が荷詰めの作業を行う場合と同様に、荷詰めに関して柔軟な対応を採用可能となる。
次に、荷詰機構41について更に詳しく説明する。荷詰機構41は、図5Cに示すように、支持部411と、ガイド部412と、を有している。
支持部411は、載置面413を有する。支持部411は、矩形板状に形成されている。支持部411の上面は、商品91を載せるための載置面413を構成する。ここでは、載置面413は角部が丸く形成された長方形状である。
ガイド部412は、載置面413の外周縁に沿って支持部411の周囲に配置される。ガイド部412は、上面及び下面のうち少なくとも上面が開口した筒状に形成されている。本実施形態では、ガイド部412は、上面及び下面の両方が開口した角筒状に形成されている。ガイド部412の開口面は載置面413より一回り大きく形成されており、ガイド部412は載置面413の外周縁に沿って支持部411の周囲に配置される。ここで、ガイド部412の上端面の内周縁の形状と、載置面413の外周縁の形状とは相似の関係にある。
荷詰機構41は、載置面413にて容器7の底部72(図9A参照)を介して商品91を支持した状態で、支持部411とガイド部412との相対的な位置関係を、第1状態から、第2状態へ変化させることにより、商品91を容器7に収容する。第2状態は、ガイド部412に対する支持部411の相対的な位置が第1状態よりも下方になる状態である。ここでは、支持部411がガイド部412の上端部に位置する状態を、第1状態とする(図9A参照)。支持部411とガイド部412との相対的な位置関係が第1状態にあるとき、支持部411の上面(載置面413)はガイド部412の上端面よりやや上方に位置する。そのため、第1状態においては、支持部411はガイド部412の上面側の開口を塞ぐような配置になる。第2状態は、支持部411がガイド部412の下端部に位置する状態である(図9C参照)。
本実施形態では、支持部411とガイド部412との相対的な位置関係が第1状態から第2状態に変化する際に、商品91が容器7の内側へと移動する。つまり、本実施形態では、商品91を容器7に収容する荷詰めは、支持部411とガイド部412との相対的な位置関係が第1状態から第2状態に至ることで完了する。荷詰機構41の動作については、後述する「(3.2)荷詰機構の動作」にて詳細に説明する。
また、本実施形態では、駆動部42が、支持部411とガイド部412との相対的な位置関係を、第1状態から第2状態へ変化させる。駆動部42は、支持部411及びガイド部412のうち支持部411のみを下方に移動させることにより、支持部411とガイド部412との相対的な位置関係を、第1状態から第2状態へと変化させる。すなわち、支持部411は、定位置に固定された筒状のガイド部412内を、駆動部42により上下方向に移動するように構成されている。具体的には、支持部411は、柱状の駆動軸415によって駆動部42に接続されている。駆動部42は、駆動軸415を上下方向に移動させることにより、駆動軸415の上端部に固定された支持部411を上下方向に移動させる。
また、本実施形態では、荷詰機構41は、容器7の底部72を載置面413に保持するための保持部414を更に有している。保持部414は、容器7の底部72を摘むことにより、底部72を保持する。荷詰機構41は、少なくとも支持部411とガイド部412との相対的な位置関係が第1状態から第2状態へと変化する間、保持部414により、容器7の底部72を載置面413に保持し続ける。
ところで、図5Cに示すように、容器7は、底部72(図9A参照)で載置面413を覆うように、袋口71(図6A参照)が大きく開いた状態で、荷詰機構41にセット(準備)される。容器供給部44は、容器7の袋口71を開く「袋開き」の機能を有している。本開示でいう「袋開き」は、袋口71が閉じた状態の袋状の容器7を対象にして、袋口71の開口面積が広がるように、袋口71を開く作業を意味している。
要するに、本実施形態では、容器7は、商品91を出し入れするための袋口71、及び底部72を有する袋状の容器(特にエコバッグ)である。本実施形態で用いられる容器7は、図6A及び図6Bに示すように、袋口71及び底部72に加えて、側周部73及び一対の持ち手74を有している。側周部73は、底部72と袋口71との間をつなぐ部位である。一対の持ち手74は、容器7を持つための部位であって、袋口71の両側に配置されている。
以下に、容器供給部44の袋開きの機能について、図6A〜図7Bを参照して説明する。図6A及び図6Bは、袋開きに係る容器供給部44の機構を示す概略斜視図、図7A及び図7Bは、袋開きに係る容器供給部44の機構を示す概略平面図である。
すなわち、容器供給部44は、図6A及び図6Bに示すように、二対(計4本)のピン441と、一対のシャフト442と、を有している。各シャフト442には、一対のピン441が保持されている。各ピン441は、図6Aに示すように、シャフト442の軸を中心に回転可能である。さらに、各ピン441は、図6Bに示すように、シャフト442の長手方向に直進移動可能である。図6A及び図6Bでは、移動前のピン441を想像線(二点鎖線)で表している。
袋開きを実行するに当たり、容器供給部44は、まず、図6Aに示すように、二対(計4本)のピン441を回転させることにより、二対のピン441の先端部を袋口71から容器7内に挿入する。このとき、各シャフト442に保持されている一対のピン441は、シャフト442の長手方向において互いに近接して配置されている。つまり、図6Aに示すように、袋口71が殆ど開いていない状態の容器7に対して、まずはピン441が袋口71から差し込まれる。
次に、容器供給部44は、図6Bに示すように、袋口71から差し込まれた状態のピン441を、シャフト442の長手方向に移動させることにより、二対(計4本)のピン441にて袋口71を徐々に開く。このとき、各シャフト442に保持されている一対のピン441は、シャフト442の長手方向において互いに離れるように直進移動する。つまり、図6Bに示すように、袋口71から差し込まれた状態のピン441が、シャフト442の長手方向において互いに離れる向きに移動することで、袋口71は、シャフト442の長手方向に開くことになる。
ここにおいて、容器供給部44は、図7Aに示すような状態から、図7Bに示すような状態まで、袋口71から差し込まれたピン441を、シャフト442の長手方向に移動させることで、袋開きを完了する。つまり、図7Bに示す状態では、平面視において、容器7の底部72は、大きく開かれた袋口71を通して露出している。このとき、容器7は、袋口71の四隅が二対(計4本)のピン441にて引っ張られた状態となり、底部72の略全面が露出する(図5C参照)。
容器供給部44は、図7Bに示すように、大きく開かれた袋口71から底部72が露出した状態の容器7を、図5Cに示すように、荷詰機構41にセット(準備)する。これにより、荷詰機構41には、袋口71が大きく開いた状態の容器7が、その底部72で載置面413を覆うようにセット(準備)されることになる。
ただし、ここで説明した袋開きに係る容器供給部44の機構は一例に過ぎず、容器供給部44は、袋開きに係る適宜の機構を採用可能である。
(3)動作
以下、本実施形態に係る買物支援システム1の動作について説明する。
以下、本実施形態に係る買物支援システム1の動作について説明する。
(3.1)全体動作
まず、顧客93の来店から買物が完了するまでの間における、買物支援システム1の全体動作について説明する。本実施形態では、荷詰装置4は、ユーザインタフェース20に対する切替操作(袋不要ボタンの押下)の有無によって、「荷詰めの有無」を切り替える。そのため、荷詰装置4による「荷詰め」が常に行われるのではなく、「荷詰め無し」が選択されると荷詰装置4による「荷詰め」が行われない。ただし、ここでは荷詰装置4が「荷詰め」を実行する「荷詰め有り」の場合を例に説明する。また、ここでは顧客93が複数の商品91を購入する場合を例に説明する。
まず、顧客93の来店から買物が完了するまでの間における、買物支援システム1の全体動作について説明する。本実施形態では、荷詰装置4は、ユーザインタフェース20に対する切替操作(袋不要ボタンの押下)の有無によって、「荷詰めの有無」を切り替える。そのため、荷詰装置4による「荷詰め」が常に行われるのではなく、「荷詰め無し」が選択されると荷詰装置4による「荷詰め」が行われない。ただし、ここでは荷詰装置4が「荷詰め」を実行する「荷詰め有り」の場合を例に説明する。また、ここでは顧客93が複数の商品91を購入する場合を例に説明する。
顧客93が買物かご92を使用して商品91を購入する場合、来店した顧客93は、まず、かご置場から買物かご92を取る。その後、顧客93は、買物かご92を持ったまま店内を移動し、購入を希望する商品91を順次、買物かご92に収容する。その後、顧客93は、図3及び図4に示すように、購入を希望する商品91を全て収容した買物かご92を、待機スペースSp1に置く。つまり、待機スペースSp1には、買物かご92に収容された状態の複数の商品91が、買物かご92ごと置かれる。
そして、顧客93は、待機スペースSp1に置いた複数の商品91について、登録装置2に対し商品91の登録に関する操作を行い、登録が完了した商品91を荷詰スペースSp2に置く。つまり、顧客93は、待機スペースSp1から荷詰スペースSp2に商品91を移動させつつ、読取機51で商品情報の読取りを行うことで、登録装置2による商品91の登録に関する操作を実行する。これにより、登録装置2への複数の商品91の登録処理が行われる。待機スペースSp1に置かれた複数の商品91が全て荷詰スペースSp2に移動すると、顧客93は、空になった買物かご92を待機スペースSp1から回収(撤去)する。ただし、買物かご92の回収作業は、顧客93に限らず、店員が行ってもよい。
一方、顧客93が買物かご92を使用せずに商品91を購入する場合、待機スペースSp1には、複数の商品91のみが置かれる。この場合には、そもそも買物かご92の回収作業が不要である。
ここで、顧客93は、待機スペースSp1から荷詰スペースSp2に商品91を移動させるに際して、複数の商品91の配置及び並び順の少なくとも一方を変更することが可能である。そのため、顧客93は、例えば、複数の商品91のうち相対的に重量が小さい商品91を、相対的に重量が大きい商品91の上に置く等、荷詰装置4による荷詰めされた状態を想定しながら、複数の商品91を荷詰スペースSp2に置くことが可能である。すなわち、カウンタ台8上には、上述したように、登録装置2による登録が未完了の商品91が配置される待機スペースSp1が、登録装置2による登録が完了した商品91が配置される荷詰スペースSp2とは別に確保されている。そのため、登録装置2による登録が完了した商品91は、顧客93によって、待機スペースSp1から荷詰スペースSp2へと移動させられることになる。つまり、荷詰スペースSp2に商品91を置くのは顧客93であるので、顧客93は、荷詰めしやすいような配置及び並び順で、荷詰スペースSp2に複数の商品91を置くことができる。
登録装置2は、登録処理を終了させる確定処理を実行することで、登録した商品91の商品情報及び関連情報を、精算装置3に送信する。精算装置3は、登録装置2から受信した複数の商品情報及び関連情報に基づいて、精算金額の計算等の精算に係る処理を実行する。具体的には、精算装置3は、取得した価格等の情報を用いて、複数の商品91についての情報の一覧である購入リストを作成する。
これにより、精算装置3での精算が可能となるため、顧客93は、精算装置3に対し商品91の精算に関する操作を行う。具体的には、顧客93は、例えば、精算用出力部32に表示される精算金額等を確認し、決済機34にて精算金額の決済を行うことで、精算装置3による商品91の精算に関する操作を実行する。これにより、精算装置3での複数の商品91の精算が行われる。
このとき、精算装置3は、販売に際して年齢確認を必要とする特定商品(一例として、酒類等)が、購入リストに含まれているか否かを判断する。つまり、精算装置3は、登録された複数の商品91の中に特定商品が含まれているか否かを、購入リストを参照して判断する。そして、購入リストに特定商品が有れば、精算装置3は、例えば、「20歳以上ですか?」という文字列を含む確認ボタン(オブジェクト)を精算用出力部32に表示する。顧客93が確認ボタンを操作(タップ)することで、精算装置3を用いて、顧客93自身が年齢確認を行うことができる。ただし、年齢確認は、例えば、店員が行ってもよい。
ところで、登録装置2での登録さえ完了していれば、荷詰装置4による荷詰めを行うことは可能である。つまり、確定処理が実行された時点で、複数の商品91は全て待機スペースSp1から荷詰スペースSp2に移動しているので、この時点で、荷詰装置4による荷詰めが可能となる。本実施形態では、確定処理が実行された時点で、精算装置3での精算が完了する前に、荷詰装置4による荷詰めを開始させる。これにより、荷詰装置4は、精算装置3での精算中に、商品91を容器7に収容する「荷詰め」を実行する。つまり、荷詰装置4による荷詰めは、精算装置3での精算と並行して実行される。
図8は、上述した買物支援システム1の全体動作の概要を表すシーケンス図である。図8中において、顧客93の列には顧客93に関する処理を、登録装置2の列には登録装置2に関する処理を、精算装置3の列には精算装置3に関する処理を、荷詰装置4の列には荷詰装置4に関する処理をそれぞれ表記する。
まず、顧客93は、購入を希望する商品91を、買物かご92ごと又は直接的に、待機スペースSp1に置く(S1)。次に、顧客93は、登録装置2に対し商品91の登録に関する操作を行う。具体的には、顧客93は、読取機51にて商品91から商品情報を読み取る操作を行う。このとき、登録装置2においては、商品91の登録に関する顧客93の操作を受け付ける「登録処理」が実行される(S2)。顧客93は、登録が完了した商品91を、順次、荷詰スペースSp2に置く(S3)。
顧客93が購入を希望する全ての商品91について商品情報の読取りが完了すると、顧客93は、確定処理を実行させるために、ユーザインタフェース20(タッチパネル)上の「小計ボタン」を押下(タップ)する。
顧客93が購入を希望する全ての商品91について登録が完了し、登録装置2で確定処理が実行されると、顧客93は、精算装置3に対し商品91の精算に関する操作を行う。このとき、精算装置3においては、商品91の精算に関する顧客93の操作を受け付ける「精算処理」が実行される(S4)。これ(精算処理)と並行して、荷詰装置4は、荷詰スペースSp2にある商品91の荷詰処理を実行する(S5)。荷詰装置4での荷詰め(荷詰処理)が完了すると、顧客93は、荷詰スペースSp2にある、容器7に収容された状態の商品91を受け取る(S6)。
買物支援システム1によれば、上述した一連の処理(S1〜S6)により、顧客93の買物が完了する。
ところで、「荷詰め無し」が選択された場合、つまり、切替期間にユーザインタフェース20(タッチパネル)上の袋不要ボタンが押下(タップ)された場合には、荷詰装置4による「荷詰め」が行われない。切替期間は、一例として、顧客93が商品91を待機スペースSp1に置いた後(S1)、登録装置2に対し商品91の登録に関する操作を開始する(S2)までの間に設定される。つまり、荷詰装置4による「荷詰め」が不要であれば、顧客93は、登録装置2に対し商品91の登録に関する操作を開始する前の切替期間に、袋不要ボタンを押下(タップ)して、「荷詰め無し」を選択すればよい。この場合には、顧客93は、荷詰スペースSp2に置かれた商品91を、容器7に収容されていない状態で受け取る。つまり、顧客93は、容器7に収容されていない商品91を受け取ることになる。
(3.2)荷詰機構の動作
次に、荷詰装置4における荷詰機構41の動作について図9A〜図10Bを参照して説明する。図9A〜図10Bでは、荷詰装置4の動作を模式的に表しており、容器供給部44等の図示を適宜省略している。ここでは、荷詰装置4が、荷詰スペースSp2に配置された複数の商品91を、一括して容器7に収容する場合を想定している。
次に、荷詰装置4における荷詰機構41の動作について図9A〜図10Bを参照して説明する。図9A〜図10Bでは、荷詰装置4の動作を模式的に表しており、容器供給部44等の図示を適宜省略している。ここでは、荷詰装置4が、荷詰スペースSp2に配置された複数の商品91を、一括して容器7に収容する場合を想定している。
まず、支持部411とガイド部412との相対的な位置関係が第1状態にあるとき、図9Aに示すように、容器7は、底部72で載置面413を覆うように、袋口71(図6A参照)が大きく開いた状態で、荷詰機構41にセット(準備)されている。このとき、容器7の底部72は載置面413にて支持されている。
荷詰装置4は、図9Aに示す状態を待機状態とし、登録装置2にて確定処理が実行されるまで、待機状態で待機する。上述したように、載置面413上に保持された容器7の底部72が、荷詰スペースSp2の底面811を構成するので、図9Aの状態において、商品91は容器7の底部72を介して載置面413上に載せられていることになる。このとき、容器7は、商品91の重量に加えて、保持部414(図5C参照)の保持力により載置面413に保持されている。
そして、荷詰装置4は、登録装置2にて確定処理が実行されると、「荷詰め」を開始する。荷詰めが開始すると、図9Bに示すように、駆動部42(図1参照)により、ガイド部412に対して支持部411が相対的に下方に移動する。このとき、支持部411の移動に伴って商品91も下方に移動している。そして、商品91は、容器7を間に介して載置面413に載せられた状態を維持する。このとき、容器7は、袋口71の四隅が二対(計4本)のピン441にて引っ張られた状態にあるため、少なくとも容器7の一対の持ち手74は、ガイド部412の内側に引き込まれることなく、ガイド部412の外側にピン441にて保持されている。
さらに、この状態から、図9Cに示すように、駆動部42にて、ガイド部412に対して支持部411が相対的に下方に移動することで、容器7がガイド部412の内側に徐々に引き込まれる。このとき、二対(計4本)のピン441が袋口71から抜去されることで、容器7の側周部73及び一対の持ち手74は、容器7の底部72に引っ張られて、ガイド部412の内側に引き込まれる。したがって、容器7の側周部73は、底部72の外周縁から上方に立ち上げられる。
そして、支持部411とガイド部412との相対的な位置関係が第2状態になると、図9Cに示すように、商品91は、底部72の外周縁から上方に立ち上がった側周部73にて囲まれるようにして、容器7に収容される。このとき、側周部73から一対の持ち手74にかけてが、ガイド部412の内周面に沿って立ち上がった状態となる。
ここで、荷詰装置4は、第2状態において、載置面413からガイド部412の上端面までの高低差が、容器7の上下方向の全長以上となるように構成されている。ここでいう「容器7の上下方向の全長」は、容器7の一対の持ち手74を含む全長、つまり容器7の底部72から持ち手74の先端までの寸法である。これにより、容器7は持ち手74の先端まで、ガイド部412で囲まれた空間に収まる。そのため、容器7は側周部73だけでなく、持ち手74まで含めて立ち上がった状態となる。
次に、図10Aに示すように、荷詰装置4は、駆動部42にて支持部411を駆動し、支持部411とガイド部412との相対的な位置関係を第2状態から第1状態へと変化させる。これにより、ガイド部412に囲まれた空間から、容器7が徐々に排出される。すなわち、載置面413上の容器7は、支持部411が上方に移動するのに伴って、ガイド部412の上面側の開口から上方にせり出す。
さらに、支持部411が上方に移動することで、図10Bに示すように、容器7は、ガイド部412に囲まれた空間から完全に排出される。つまり、荷詰スペースSp2には、商品91を収容した状態の容器7が排出される。このとき、容器7は、持ち手74を含め自立した姿勢を維持する。これにより、顧客93は、容器7に収容された状態の商品91を受け取ることが可能になる。
(3.3)荷詰処理の詳細
次に、荷詰処理に関連する買物支援システム1の動作について、図11のフローチャートを参照して詳細に説明する。ここでは荷詰装置4が「荷詰め」を実行する「荷詰め有り」の場合を例に説明する。
次に、荷詰処理に関連する買物支援システム1の動作について、図11のフローチャートを参照して詳細に説明する。ここでは荷詰装置4が「荷詰め」を実行する「荷詰め有り」の場合を例に説明する。
まず、買物支援システム1は、待機スペースSp1に商品91を置いた顧客93に対して、ユーザインタフェース20にて、容器7の持参の有無の問い合わせを行う(S11)。買物支援システム1は、ユーザインタフェース20に、例えば「マイバッグはお持ちですか」とのテキストと、「はい」及び「いいえ」等の選択ボタン(オブジェクト)とを表示し、いずれかの選択ボタンを押下(タップ)する顧客93の操作を受け付ける。処理S11にて「はい」の選択ボタンが押下される、つまり顧客93が容器7を持参していれば(S11:Yes)、買物支援システム1は、装填口61に容器7がセットされたか否かを判定する(S12)。買物支援システム1は、装填口61に容器7がセットされていなければ(S12:No)、装填口61に容器7がセットされたか否かの判定を継続する。
装填口61に容器7がセットされると(S12:Yes)、買物支援システム1は、認証装置53による容器7の認証処理を開始する(S14)。一方、処理S11にて「いいえ」の選択ボタンが押下される、つまり顧客93が容器7を持参していなければ(S11:No)、買物支援システム1は、顧客93が容器7を購入するための容器購入処理(S13)を経て、処理S14に移行する。容器購入処理では、買物支援システム1は、ユーザインタフェース20に、例えば、容器7(マイバッグ)の販売用の画面を表示して、顧客93に対して新規の容器7を販売する。販売された容器7は、例えば、直接的に又は装填口61を経由して容器ストッカ6に装填される。このとき、選択部431は購入選択部として機能する。つまり、容器7(マイバッグ)の販売用の画面には、例えば、購入の意思確認用の購入ボタンが含まれており、購入選択部(選択部431)は、購入ボタンが押下されるか否かによって容器7を購入するか否かを選択する。顧客93が購入ボタンを押下すると、購入選択部(選択部431)は、「購入」を選択する。容器7の代金は、商品91の代金と共に精算処理(S22)で支払わされる。
このように、本実施形態に係る買物支援システム1では、荷詰装置4が「荷詰め」を実行する「荷詰め有り」の場合には、顧客93が持参した容器7(持参容器)、又は顧客93がその場で購入した容器7(在庫容器)が、容器ストッカ6に装填される。そのため、容器ストッカ6の容器7が荷詰めに使用されても、容器ストッカ6にストックされている容器7の個数は変動しない。本開示でいう「持参容器」は、買物支援システム1を利用中の顧客93が持参した容器7を意味する。本開示でいう「在庫容器」は、買物支援システム1を利用中の顧客93が登録装置2を操作する以前に、容器ストッカ6に装填された(ストックされている)容器7を意味する。在庫容器には、買物支援システム1を利用中の顧客93以外の顧客93が持参した容器7と、顧客93がその場で購入した容器7と、が含まれる。
認証処理(S14)では、装填口61にセットされた容器7、又は購入された容器7について、荷詰装置4による荷詰めに使用することの適否を認証装置53にて判断する。容器購入処理(S13)で購入された容器7は、通常は正規品である。容器7が正規品でない場合、つまり認証に失敗した場合(S14:No)、買物支援システム1は、ユーザインタフェース20にてエラー通知(S24)を実行し、処理を終了する。
容器7が正規品である場合、つまり認証に成功した場合(S14:Yes)、買物支援システム1は、ユーザインタフェース20にて、容器7の指定の有無の問い合わせを行う(S15)。つまり、買物支援システム1は、ユーザインタフェース20に、例えば「容器指定ボタン」を表示し、容器指定ボタンを押下(タップ)する顧客93の操作を受け付ける。
このとき、容器指定ボタンが押下されると、買物支援システム1は、選択期間において、ユーザインタフェース20が顧客93の指定操作を受け付けたと判断し、容器7の指定有りと判断する(S15:Yes)。この場合、買物支援システム1は、選択部431にて、顧客93が持参した顧客93の自前の容器7(持参容器)、又は容器購入処理(S13)で購入された容器7を、容器供給部44にて荷詰機構41にセット(準備)する(S16)。ここで、第1の容器701を持参した顧客93にとっての持参容器は第1の容器701である。また、容器購入処理(S13)で容器7を購入した顧客93にとっての在庫容器は購入した容器7である。つまり、荷詰装置41は、購入選択部により購入を選択した顧客93が購入する商品91の荷詰めには、在庫容器を使用することになる。
一方、容器指定ボタンが押下されずに選択期間が経過すると、買物支援システム1は、選択期間において、ユーザインタフェース20が顧客93の指定操作を受け付けなかったと判断し、容器7の指定無しと判断する(S15:No)。この場合、買物支援システム1は、選択部431にて、顧客93が持参した顧客93の自前の容器7、又は容器購入処理(S13)で購入された容器7とは別の容器7(第2の容器702)を、容器供給部44にて荷詰機構41にセット(準備)する(S17)。ここで、第1の容器701を持参した顧客93にとっては第2の容器702は在庫容器である。
すなわち、容器ストッカ6には、顧客93が持参した容器7である持参容器に加えて、持参容器とは別の容器7である在庫容器を装填可能である。荷詰装置41は、商品91の荷詰めに、持参容器と在庫容器とのいずれかを使用する。ここで、荷詰装置41は、持参容器を容器ストッカ6に装填しない顧客93が購入する商品91の荷詰めには、在庫容器(買物支援システム1を利用中の顧客93以外の顧客93が持参した容器7、又は顧客93がその場で購入した容器7)を使用する。
その後、買物支援システム1は、商品情報のスキャン待ちを行い(S18)、読取機51での商品情報のスキャンが行われなければ(S18:No)、商品情報のスキャン待ちを継続する。商品情報がスキャンされると(S18:Yes)、買物支援システム1は、登録装置2で登録処理を実行し(S19)、確定処理の有無を判断する(S20)。このとき、ユーザインタフェース20上の「小計ボタン」が押下(タップ)されなければ、買物支援システム1は、登録は完了していないと判断し(S20:No)、再び、商品情報のスキャン待ちを行う(S18)。
一方、ユーザインタフェース20上の「小計ボタン」が押下(タップ)されると、買物支援システム1は、確定処理を実行し、登録が完了したと判断する(S20:Yes)。その後、買物支援システム1は、判定部25にて、荷詰スペースSp2に置かれた商品91の重量(総重量)と、登録装置2にて登録済みの商品91の重量(総重量)と、を比較し、両者が略一致するか否かを判定する(S21)。両者が略一致しない場合(S21:No)、つまり判定条件を満たさない場合、買物支援システム1は、ユーザインタフェース20にてエラー通知(S24)を実行し、処理を終了する。つまり、この場合には荷詰装置4による荷詰処理は中止されることになる。
一方、両者が略一致する場合(S21:Yes)、つまり判定条件を満たす場合、買物支援システム1は、精算装置3にて精算処理を実行し(S22)、荷詰装置4で荷詰処理を実行する(S23)。このような一連の処理により、顧客93は、容器7に収容された状態の商品91を受け取り可能となる。
以上説明した図11のフローチャートは、買物支援システム1の動作の一例に過ぎず、各処理の順番は適宜変更可能であり、また各処理が適宜省略又は追加されてもよい。
ところで、本実施形態に係る買物支援システム1においては、1人の顧客93が購入する複数の商品91を、2つ以上の容器7に分けて収容することも可能である。この場合、荷詰装置4は、一会計に係る複数の商品91を、第1グループと第2グループとを含む複数のグループに分ける。そして、荷詰装置4は、荷詰スペースSp2に配置される第1グループに属する商品91を荷詰めした後に、荷詰スペースSp2に配置される第2グループに属する商品91を荷詰めする。
すなわち、買物支援システム1は、一会計に係る複数の商品91を2回以上に分けて荷詰めすることで、1台の荷詰装置4でありながらも、一会計に係る複数の商品91を複数の容器7に分けて荷詰めすることが可能である。具体的には、買物支援システム1は、ユーザインタフェース20(タッチパネル)上に、確定処理を実行させるための「小計ボタン」とは別に、「小分けボタン」を設け、「小分けボタン」が押下(タップ)された時点で、荷詰装置4に荷詰めを実行させる。
要するに、「小分けボタン」が押下されると、一会計に係る複数の商品91が、「小分けボタン」が押下される前と後とでグループ分けされ、グループごとに荷詰めされることになる。例えば、一会計に係る複数の商品91を、第1グループと第2グループとの2つのグループに分ける場合には、「小分けボタン」が押下された時点で、荷詰スペースSp2に配置されている商品91が第1グループに属する。そして、第1グループの荷詰めの終了後、登録装置2による登録を再開して、荷詰スペースSp2に配置される商品91が第2グループに属することになる。同様の処理を繰り返すことで、一会計に係る複数の商品91を3回以上に分けて荷詰めすることも可能である。
(4)変形例
実施形態1は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。実施形態1は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、実施形態1に係る買物支援システム1と同様の機能は、買物支援方法、コンピュータプログラム、又はコンピュータプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。一態様に係る買物支援方法は、登録処理(図8の「S2」参照)と、荷詰処理(図8の「S5」参照)と、を有する。登録処理は、商品91の登録に関する顧客93の操作を受け付けて、待機スペースSp1に配置された商品91について登録を行う処理である。荷詰処理は、登録処理による登録が完了した商品91が配置される荷詰スペースSp2にある商品91について、荷詰装置4にて荷詰めを実行する処理である。
実施形態1は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。実施形態1は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、実施形態1に係る買物支援システム1と同様の機能は、買物支援方法、コンピュータプログラム、又はコンピュータプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。一態様に係る買物支援方法は、登録処理(図8の「S2」参照)と、荷詰処理(図8の「S5」参照)と、を有する。登録処理は、商品91の登録に関する顧客93の操作を受け付けて、待機スペースSp1に配置された商品91について登録を行う処理である。荷詰処理は、登録処理による登録が完了した商品91が配置される荷詰スペースSp2にある商品91について、荷詰装置4にて荷詰めを実行する処理である。
以下、実施形態1の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
本開示における買物支援システム1は、例えば、登録装置2、精算装置3及び荷詰装置4等に、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における買物支援システム1としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。ここでいうIC又はLSI等の集積回路は、集積の度合いによって呼び方が異なっており、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又はULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれる集積回路を含む。さらに、LSIの製造後にプログラムされる、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はLSI内部の接合関係の再構成若しくはLSI内部の回路区画の再構成が可能な論理デバイスについても、プロセッサとして採用することができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。ここでいうコンピュータシステムは、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを含む。したがって、マイクロコントローラについても、半導体集積回路又は大規模集積回路を含む1ないし複数の電子回路で構成される。
また、買物支援システム1における複数の機能が、1つの筐体内に集約されていることは買物支援システム1に必須の構成ではなく、買物支援システム1の構成要素は、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。さらに、買物支援システム1の少なくとも一部の機能、例えば、登録装置2又は精算装置3の一部の機能がクラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。
反対に、実施形態1において、複数の装置に分散されている買物支援システム1の少なくとも一部の機能が、1つの筐体内に集約されていてもよい。例えば、登録装置2と精算装置3とに分散されている買物支援システム1の一部の機能が、1つの筐体内に集約されていてもよい。
また、買物支援システム1が、登録装置2、精算装置3及び荷詰装置4を1台ずつ備えることは、買物支援システム1に必須の構成ではなく、例えば、登録装置2、精算装置3及び荷詰装置4の少なくとも1つを複数台備えていてもよい。例えば、荷詰装置4が2台あれば、2台の荷詰装置4に一対一で対応するように2つの荷詰スペースSp2が設けられることが好ましい。この場合、顧客93は、登録装置2で登録済みの商品91を、これら2つの荷詰スペースSp2に分けて置くことが可能である。2つの荷詰スペースSp2にそれぞれ商品91を置いた状態で、2台の荷詰装置4の両方が荷詰めを実行することで、複数の商品91が2つの容器7に分けて荷詰めされることになる。
また、買物支援システム1の用途はコンビニエンスストアに限らず、コンビニエンスストア以外の店舗9に買物支援システム1が設置されていてもよい。商品91は、ペットボトル飲料、缶入り飲料、紙パック入り飲料、箱入り菓子、及び袋入り菓子等の飲食品に限らず、ボールペン等の日用品、その他の商品であってもよい。
また、認証装置53での容器7の認証結果は、荷詰装置4による荷詰めに使用することの適否だけでなく、他の用途に用いられてもよい。例えば、認証装置53が、容器7に付されている電子タグから、RFIDを利用して認証情報を非接触で読み取るタグリーダである場合、容器7に付されている電子タグからは、容器7が正規品か否かに限らず、種々の情報を読み出し可能である。そのため、容器7の使用回数又は容器7に収容した商品91の履歴等、容器7の使用履歴に関する情報についても、認証装置53での容器7の認証結果にて得ることが可能である。
容器7に生鮮食品を収容したことがあるか等、容器7に収容した商品91の履歴が分かれば、好ましくない容器7を避けて、商品91の荷詰めに使用することができる。一例として、生鮮食品を収容したことがある容器7に、衣料品を収容することで、衣料品への匂いうつり等が懸念されるケースでは、衣料品を購入する際には、生鮮食品を収容したことがない容器7を荷詰めに使用することが好ましい。あるいは、使用回数が閾値を超えた容器7については、容器7の買い替えを勧めるような処理をしてもよい。
また、荷詰装置4は、容器7に商品91を収容する構成であればよく、上述したようなエコバッグに限らず、例えば、ネット袋、マイかご又は箱等の容器7に商品91を収容(荷詰め)する構成であってもよい。さらに、容器7は、布製、ポリエチレン製又はポリプロピレン製に限らず、例えば、紙製又は金属製の容器であってもよい。
また、待機スペースSp1と荷詰スペースSp2とは、少なくとも一部が重複していてもよい。つまり、待機スペースSp1と荷詰スペースSp2とは物理的に分離していることは必須でなく、例えば、待機スペースSp1が荷詰スペースSp2に兼用されてもよい。この場合、待機スペースSp1に配置された商品91について、登録装置2にて登録処理が行われた後、この商品91が再び同じスペース(荷詰スペースSp2を兼用する待機スペースSp1)に配置されることになる。
また、買物支援システム1は、登録装置2、精算装置3及び荷詰装置4の少なくとも一部を複数台ずつ備えていてもよい。これにより、買物支援システム1は、同時に2人以上の顧客93に対応可能となる。
また、荷詰機構41のガイド部412は、買物支援システム1に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。つまり、ガイド部412は、荷詰処理の途中で商品91が転倒することによる不具合等を低減するための構造であるので、例えば、商品91の転倒による不具合等を他の手段で解消できる場合には、ガイド部412は省略可能である。
また、荷詰装置4は、荷詰めの有無に代えて、又は荷詰めの有無と共に、荷詰めに使用される容器7の種類を切り替え可能に構成されていてもよい。この場合、例えば、容器ストッカ6は、複数種類(ここでは2種類)の容器7をストックする。つまり、容器ストッカ6には、互いに種類(サイズ、形状、色、材質及び表記等を含む)が異なる容器7が複数枚ずつストックされる。そして、容器供給部44は、制御部43からの指示に従って、これら複数種類の容器7のうちのいずれの容器7を容器ストッカ6から取り出して荷詰機構41に供給するかを切り替える。この場合、基本的には、荷詰スペースSp2に商品91が置かれるより前、つまり商品91が登録されるよりも前のタイミングで、荷詰めに使用される容器7の種類が切り替えられる。
また、実施形態1では、判定部25は登録装置2と一体化されている(登録装置2に含まれている)が、この構成に限らず、判定部25は、登録装置2と別体であってもよい。例えば、判定部25は、荷詰装置4と一体化されていてもよい。この場合、荷詰装置4が例えば、荷詰スペースSp2に置かれた商品91の重量を測定する重量センサを有することで、判定部25は、商品91の重量の実測値から評価値を求めて荷詰めの可否を判定してもよい。判定部25は、登録装置2及び荷詰装置4のいずれとも別体であってもよい。
また、判定部25が出力する荷詰めの可否の判定結果は、登録用出力部22から顧客93に通知されることに限らず、例えば、荷詰装置4の制御に使用されてもよい。この場合、荷詰装置4は、判定部25での荷詰めの可否の判定結果に連動して動作することが可能であるため、例えば、判定部25で荷詰め不可と判定された場合に、自動的に荷詰めの動作を中止する、という処理が可能となる。又は、荷詰装置4は、評価値が評価閾値(容器7の容量の上限を規定する値)に達した時点で、一旦、荷詰めを実行してもよい。
さらには、荷詰装置4は、例えば、商品91に応じて荷詰めに使用される容器7の種類を切り替えることで、商品91の大きさに合わせたサイズの容器7を使用して荷詰めを行う構成であってもよい。この場合において、荷詰装置4が登録装置2と連動していれば、判定部25での荷詰めの可否の判定結果に応じて、荷詰装置4が容器7の種類を自動的に切り替えることも可能である。
また、荷詰装置4が登録装置2と連動している場合に、荷詰装置4は、登録装置2から商品91の登録の完了を示す通知を受信するまでは荷詰めの実行を禁止する機能を有していてもよい。この場合、荷詰装置4は、登録装置2からの通知を受信して初めて、荷詰めを実行可能な状態となる。したがって、荷詰装置4は、仮に登録装置2で登録が完了していない商品91が荷詰スペースSp2に置かれても、この商品91について荷詰めを実行することはなく、登録装置2による登録が完了した商品91についてのみ荷詰めを実行することが可能となる。
また、荷詰装置4は精算装置3と連動してもよい。この場合、荷詰装置4は、例えば、精算装置3で精算が開始又は完了したことをトリガにして、商品91の荷詰めを開始することができる。
また、買物支援システム1は、荷詰スペースSp2に配置された商品91の重量に関わらず、登録装置2で登録された商品91と、荷詰スペースSp2に置かれている商品91との整合性を確認してもよい。荷詰スペースSp2に置かれている商品91の情報については、例えば、カメラで検知可能である。一例として、読取機51で商品情報が読み取られていないにもかかわらず、荷詰スペースSp2に商品91が置かれている場合には、精算装置3は、両者が整合しないと判断し、エラー通知を行う。
また、荷詰装置4に使用する容器7よりも大きなサイズの袋(特大袋)のストッカが、カウンタ台8に設けられていてもよい。これにより、例えば、判定部25にて荷詰めが不可であると判定された場合に、店員又は顧客93が、特大袋を使用して荷詰めを行うことが可能となる。
また、実施形態1では、荷詰スペースSp2には商品91のみが直接的に置かれているが、この構成に限らず、例えば、商品91は買物かご92等の容器に収容されている状態で、荷詰スペースSp2に容器(買物かご92等)ごと置かれてもよい。この場合、一例として、買物かご92の底板が開閉可能に構成されることで、荷詰装置4は、買物かご92の底部から商品91を取り出して荷詰めを実行することが可能である。すなわち、荷詰装置4が実行する「荷詰め」には、買物かご92等の容器内にある商品91を買物かご92等の容器内から容器7内に移動させる動作、言い換えれば、商品91を買物かご92等の容器から容器7に移し替える動作を含む。同様に、買物カートに商品91が収容されている場合には、荷詰装置4は、買物カートから容器7に商品91を移し替えることにより荷詰めを実行してもよい。
また、登録装置2及び精算装置3におけるユーザインタフェースは、タッチパネルディスプレイに限らず、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、メカニカルなスイッチ、又はジェスチャセンサ等の入力装置を有していてもよい。さらに、ユーザインタフェースは、例えば、プロジェクションマッピング技術により映像を投影するプロジェクタ等の表示装置を含んでいてもよい。また、ユーザインタフェースは、タッチパネルディスプレイに代えて、又はタッチパネルディスプレイと共に、音声入出力部を有していてもよい。この場合、ユーザインタフェースは、スピーカから出力される音声により、店員又は顧客93に向けて各種の情報を提示することが可能である。さらに、ユーザインタフェースは、マイクロホンから出力された音声信号に対して音声認識及び意味解析の処理を施すことで、店員又は顧客93においては音声による操作(音声入力)も可能になる。
また、荷詰装置4の保持部414は、上記実施形態のように、容器7の底部72を摘むことにより底部72を保持する構成に限らず、例えば、真空吸着パッド等の吸着によって底部72を載置面413に保持する構成であってもよい。
(実施形態2)
本実施形態に係る買物支援システム1は、図12A及び図12Bに示すように、顧客93が持参する容器7ではなく、顧客93の来店前から予め用意されている容器7Aを用いて荷詰めする点で、実施形態1と相違する。以下、実施形態1と同様の構成については、共通の符号を付して適宜説明を省略する。
本実施形態に係る買物支援システム1は、図12A及び図12Bに示すように、顧客93が持参する容器7ではなく、顧客93の来店前から予め用意されている容器7Aを用いて荷詰めする点で、実施形態1と相違する。以下、実施形態1と同様の構成については、共通の符号を付して適宜説明を省略する。
本実施形態では一例として、容器7は、ポリエチレン製又はポリプロピレン製の袋体、いわゆる買物袋(又はレジ袋)である。すなわち、実施形態1では、エコバッグのように繰り返し利用可能な容器7を想定し、容器ストッカ6には顧客93が持参した容器7を装填可能であったのに対して、本実施形態では、基本的には店舗9に用意されている買物袋のような容器7Aを想定する。
本実施形態では、図12Aに示すように、荷詰装置4は、複数枚の容器7Aをストックしている袋ストッカ6Aから、容器7Aを1枚ずつ取り出して、取り出した容器7Aを用いて商品91の荷詰めを実行する。そのため、容器供給部44は、図12A及び図12Bに示すように、袋ストッカ6Aから、容器7Aを1枚取り出して(図12Aの矢印A1参照)、取り出した容器7を荷詰機構41に供給する(図12Bの矢印A2参照)。
本実施形態では、荷詰機構41には常に1枚の容器7Aがセット(準備)されるように、制御部43が、荷詰機構41と連動させて容器供給部44を制御する。図12Bにおいては、荷詰機構41にセットされた状態の容器7Aを想像線(2点鎖線)で示している。すなわち、荷詰機構41は、容器供給部44から供給された1枚の容器7Aを使用して荷詰めを行うように構成されており、荷詰機構41が1回の荷詰めを行う度に、次回の荷詰めに備えて新たな容器7Aが1枚ずつ、容器供給部44から荷詰機構41に供給される。言い換えれば、容器供給部44は、荷詰機構41で荷詰めが完了したことをトリガにして、荷詰機構41への容器7Aの供給を開始する。
本実施形態に係る買物支援システム1によれば、顧客93は容器7を持参する必要が無く、気軽に買物できるという利点がある。
ところで、実施形態2の変形例として、上述したような袋ストッカ6Aを、実施形態1に係る買物支援システム1と組み合わせて適用してもよい。この場合、例えば、切替部432は、容器ストッカ6にストックされている容器7に商品91を荷詰めするか、袋ストッカ6Aにストックされている容器7A(買物袋)に商品91を荷詰めするか、を切り替えてもよい。すなわち、本変形例においては、切替部432は、単に荷詰めの有無を切り替えるのではなく、容器ストッカ6にストックされている容器7に商品91を荷詰めしない場合、袋ストッカ6Aにストックされている容器7A(買物袋)に商品91を荷詰めする。さらに、切替部432は、荷詰めの有無に加えて、「荷詰め有り」の場合に、容器ストッカ6にストックされている容器7と、袋ストッカ6Aにストックされている容器7A(買物袋)とのいずれに商品91を荷詰めするかを切り替えてもよい。
実施形態2で説明した種々の構成(変形例を含む)は、実施形態1で説明した種々の構成(変形例を含む)と適宜組み合わせて採用可能である。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様に係る買物支援システム(1)は、登録装置(2)と、荷詰装置(4)と、を備える。登録装置(2)は、商品(91)の登録に関する顧客(93)の操作を受け付ける。荷詰装置(4)は、商品(91)の荷詰めを実行する。登録装置(2)は、待機スペース(Sp1)に配置された商品(91)について登録を行う。荷詰装置(4)は、登録装置(2)による登録が完了した商品(91)が配置される荷詰スペース(Sp2)にある商品(91)について荷詰めを実行する。
以上説明したように、第1の態様に係る買物支援システム(1)は、登録装置(2)と、荷詰装置(4)と、を備える。登録装置(2)は、商品(91)の登録に関する顧客(93)の操作を受け付ける。荷詰装置(4)は、商品(91)の荷詰めを実行する。登録装置(2)は、待機スペース(Sp1)に配置された商品(91)について登録を行う。荷詰装置(4)は、登録装置(2)による登録が完了した商品(91)が配置される荷詰スペース(Sp2)にある商品(91)について荷詰めを実行する。
この態様によれば、顧客(93)が登録装置(2)に対し商品(91)の登録に関する操作を行うことで、商品(91)の登録が完了する。そして、登録が完了した商品(91)の荷詰めについては、顧客(93)及び店員のいずれでもなく、荷詰装置(4)にて実行される。すなわち、顧客(93)の買物に関する一連の作業のうち、荷詰めについては荷詰装置(4)にて自動化され、商品(91)の登録のための操作については顧客(93)が行う。したがって、顧客(93)が荷詰めまで行う場合に比較して、商品(91)の荷詰めに要する時間のばらつきを小さくでき、商品(91)の登録後の混雑が生じにくくなって、よりスムーズな買物を実現可能である。その結果、商品(91)の登録後の混雑に起因して、顧客(93)の待ち時間が増えたり、店員がサポートにまわることで店員の作業が増えたりすることを低減できる。
第2の態様に係る買物支援システム(1)では、第1の態様において、荷詰装置(4)は、容器ストッカ(6)にストックされている容器(7)に商品(91)を荷詰めする。容器ストッカ(6)には、顧客(93)が持参した容器(7)を装填可能である。
この態様によれば、顧客(93)が持参した容器(7)を商品(91)の荷詰めに利用することができるので、容器(7)が無駄に消費されることを抑制できる。
第3の態様に係る買物支援システム(1)では、第2の態様において、容器ストッカ(6)には、第1の容器(701)及び第2の容器(702)を含む複数の容器(7)がストックされる。荷詰装置(4)は、第1の容器(701)を持参した顧客(93)が購入する商品(91)の荷詰めに、第2の容器(702)を使用する。
この態様によれば、顧客(93)が第1の容器(701)を装填するより前に、第2の容器(702)を予め準備しておくことができるので、荷詰めまでに要する時間の短縮を図ることができる。
第4の態様に係る買物支援システム(1)は、第2の態様において、選択部(431)を更に備える。容器ストッカ(6)には、第1の容器(701)及び第2の容器(702)を含む複数の容器(7)がストックされる。選択部(431)は、第1の容器(701)を持参した顧客(93)が購入する商品(91)の荷詰めに、第1の容器(701)と、第2の容器(702)とのいずれを使用するかを選択する。
この態様によれば、顧客(93)においては、自前の容器(7)である第1の容器(701)と、第1の容器(701)とは別の第2の容器(702)と、のいずれを、商品(91)の荷詰めに使用するかを選択できる。
第5の態様に係る買物支援システム(1)は、第2〜4のいずれかの態様において、切替部(432)を更に備える。切替部(432)は、容器ストッカ(6)にストックされている容器(7)に商品(91)を荷詰めするか否かを切り替える。
この態様によれば、容器ストッカ(6)にストックされている容器(7)に商品(91)を荷詰めするか否かを、例えば、商品(91)に応じて切り替えることができる。
第6の態様に係る買物支援システム(1)は、第2〜5のいずれかの態様において、認証装置(53)を更に備える。認証装置(53)は、顧客(93)により持参された容器(7)について、荷詰装置(4)による荷詰めに使用することの適否を判断する。
この態様によれば、例えば、顧客(93)が故意又は過失により正規品でない容器(7)を装填した場合に、荷詰装置(4)を保護し、また顧客(93)に対して適切な容器(7)の使用を促すことができる。
第7の態様に係る買物支援システム(1)では、第2〜6のいずれかの態様において、容器ストッカ(6)には、顧客(93)が持参した容器(7)である持参容器に加えて、持参容器とは別の容器(7)である在庫容器を装填可能である。荷詰装置(41)は、商品(91)の荷詰めに、持参容器と在庫容器とのいずれかを使用する。
この態様によれば、顧客(93)が持参容器としての容器(7)を持参しなくても、在庫容器を使用して荷詰めが可能である。
第8の態様に係る買物支援システム(1)では、第7の態様において、荷詰装置(41)は、持参容器を容器ストッカ(6)に装填しない顧客(93)が購入する商品(91)の荷詰めに、在庫容器を使用する。
この態様によれば、顧客(93)が持参容器としての容器(7)を持参しない場合、在庫容器が使用されて荷詰めが行われる。
第9の態様に係る買物支援システム(1)は、第7又は8の態様において、容器(7)を購入するか否かを選択する購入選択部(選択部431)を更に備える。荷詰装置(41)は、購入選択部により購入を選択した顧客(93)が購入する商品(91)の荷詰めに、在庫容器を使用する。
この態様によれば、顧客(93)が持参容器としての容器(7)を持参しない場合でも、容器(7)を購入することで在庫容器を使用して荷詰めが可能になる。
第10の態様に係る買物支援システム(1)では、第1〜9のいずれかの態様において、荷詰装置(4)は、顧客(93)の所定の操作に従って荷詰めを開始する。
この態様によれば、荷詰めを開始するタイミングを顧客(93)の操作で決定できる。
第11の態様に係る買物支援システム(1)は、第1〜10のいずれかの態様において、判定部(25)を更に備える。判定部(25)は、荷詰スペース(Sp2)に配置された商品(91)の重量が判定条件を満たさない場合に、荷詰装置(4)による商品(91)の荷詰めを中止させる。
この態様によれば、例えば、荷詰スペース(Sp2)に配置された商品(91)の重量が、登録装置(2)にて登録済みの商品(91)の重量と一致しない場合に、荷詰装置(4)による商品(91)の荷詰めを中止させることができる。
第12の態様に係る買物支援システム(1)では、第1〜11のいずれかの態様において、荷詰装置(4)は、一会計に係る複数の商品(91)を、第1グループと第2グループとを含む複数のグループに分ける。荷詰装置(4)は、荷詰スペース(Sp2)に配置される第1グループに属する商品(91)を荷詰めした後に、荷詰スペース(Sp2)に配置される第2グループに属する商品(91)を荷詰めする。
この態様によれば、一会計に係る複数の商品(91)を、複数の容器(7)に荷詰めすることができる。
第13の態様に係る買物支援システム(1)では、第1〜12のいずれかの態様において、待機スペース(Sp1)、荷詰装置(4)及び荷詰スペース(Sp2)は、登録装置(2)に隣接する。
この態様によれば、顧客(93)においては、商品(91)の登録から荷詰めまでの一連の処理を、一箇所で終えることができる。
第14の態様に係る買物支援システム(1)では、第1〜13のいずれかの態様において、商品(91)の精算に関する顧客(93)の操作を受け付ける精算装置(3)を更に備える。
この態様によれば、商品(91)の精算に関する操作についても顧客(93)が行うため、顧客(93)の買物に係る一連の処理を、精算も含めて顧客(93)のみで行うことができる。
第15の態様に係る買物支援方法は、登録処理と、荷詰処理と、を有する。登録処理は、商品(91)の登録に関する顧客(93)の操作を受け付けて、待機スペース(Sp1)に配置された商品(91)について登録を行う処理である。荷詰処理は、登録処理による登録が完了した商品(91)が配置される荷詰スペース(Sp2)にある商品(91)について、荷詰装置(4)にて荷詰めを実行する処理である。
この態様によれば、顧客(93)が商品(91)の登録に関する操作を行うことで、商品(91)の登録が完了する。そして、登録が完了した商品(91)の荷詰めについては、顧客(93)及び店員のいずれでもなく、荷詰装置(4)にて実行される。すなわち、顧客(93)の買物に関する一連の作業のうち、荷詰めについては荷詰装置(4)にて自動化され、商品(91)の登録のための操作については顧客(93)が行う。したがって、顧客(93)が荷詰めまで行う場合に比較して、商品(91)の荷詰めに要する時間のばらつきを小さくでき、商品(91)の登録後の混雑が生じにくくなって、よりスムーズな買物を実現可能である。その結果、商品(91)の登録後の混雑に起因して、顧客(93)の待ち時間が増えたり、店員がサポートにまわることで店員の作業が増えたりすることを低減できる。
上記態様に限らず、実施形態1及び実施形態2及び実施形態3に係る買物支援システム(1)の種々の構成(変形例を含む)は、買物支援方法にて具現化可能である。
第2〜14の態様に係る構成については、買物支援システム(1)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
ところで、第2の態様に係る買物支援システム(1)の構成は、第1の態様の構成を必須とすることなく、それ単独でも適用可能である。すなわち、第16の態様に係る買物支援システム(1)は、商品(91)の荷詰めを実行する荷詰装置(4)を備える。荷詰装置(4)は、容器ストッカ(6)にストックされている容器(7)に商品(91)を荷詰めする。容器ストッカ(6)には、顧客(93)が持参した容器(7)を装填可能である。
この態様によれば、顧客(93)が持参した容器(7)を商品(91)の荷詰めに利用することができるので、容器(7)が無駄に消費されることを抑制できる。
また、第3〜14の態様に係る構成については、第16の態様に係る買物支援システム(1)と組み合わせて適用可能である。さらに、第16の態様に係る買物支援システム(1)の構成は、買物支援方法にて具現化可能である。
1 買物支援システム
2 登録装置
3 精算装置
4 荷詰装置
6 容器ストッカ
7,7A 容器
25 判定部
53 認証装置
91 商品
93 顧客
431 選択部(購入選択部)
432 切替部
701 第1の容器(持参容器)
702 第2の容器(在庫容器)
Sp1 待機スペース
Sp2 荷詰スペース
2 登録装置
3 精算装置
4 荷詰装置
6 容器ストッカ
7,7A 容器
25 判定部
53 認証装置
91 商品
93 顧客
431 選択部(購入選択部)
432 切替部
701 第1の容器(持参容器)
702 第2の容器(在庫容器)
Sp1 待機スペース
Sp2 荷詰スペース
Claims (15)
- 商品の登録に関する顧客の操作を受け付ける登録装置と、
前記商品の荷詰めを実行する荷詰装置と、を備え、
前記登録装置は、待機スペースに配置された前記商品について登録を行い、
前記荷詰装置は、前記登録装置による登録が完了した前記商品が配置される荷詰スペースにある前記商品について荷詰めを実行する、
買物支援システム。 - 前記荷詰装置は、容器ストッカにストックされている容器に前記商品を荷詰めし、
前記容器ストッカには、前記顧客が持参した容器を装填可能である、
請求項1に記載の買物支援システム。 - 前記容器ストッカには、第1の容器及び第2の容器を含む複数の容器がストックされ、
前記荷詰装置は、前記第1の容器を持参した前記顧客が購入する前記商品の荷詰めに、前記第2の容器を使用する、
請求項2に記載の買物支援システム。 - 選択部を更に備え、
前記容器ストッカには、第1の容器及び第2の容器を含む複数の容器がストックされ、
前記選択部は、前記第1の容器を持参した前記顧客が購入する前記商品の荷詰めに、前記第1の容器と、前記第2の容器とのいずれを使用するかを選択する、
請求項2に記載の買物支援システム。 - 前記容器ストッカにストックされている容器に前記商品を荷詰めするか否かを切り替える切替部を更に備える、
請求項2〜4のいずれか1項に記載の買物支援システム。 - 前記顧客により持参された容器について、前記荷詰装置による荷詰めに使用することの適否を判断する認証装置を更に備える、
請求項2〜5のいずれか1項に記載の買物支援システム。 - 前記容器ストッカには、前記顧客が持参した容器である持参容器に加えて、前記持参容器とは別の容器である在庫容器を装填可能であって、
前記荷詰装置は、前記商品の荷詰めに、前記持参容器と前記在庫容器とのいずれかを使用する、
請求項2〜6のいずれか1項に記載の買物支援システム。 - 前記荷詰装置は、前記持参容器を前記容器ストッカに装填しない前記顧客が購入する前記商品の荷詰めに、前記在庫容器を使用する、
請求項7に記載の買物支援システム。 - 前記容器を購入するか否かを選択する購入選択部を更に備え、
前記荷詰装置は、前記購入選択部により購入を選択した前記顧客が購入する前記商品の荷詰めに、前記在庫容器を使用する、
請求項7又は8に記載の買物支援システム。 - 前記荷詰装置は、前記顧客の所定の操作に従って荷詰めを開始する、
請求項1〜9のいずれか1項に記載の買物支援システム。 - 前記荷詰スペースに配置された前記商品の重量が判定条件を満たさない場合に、前記荷詰装置による前記商品の荷詰めを中止させる判定部を更に備える、
請求項1〜10のいずれか1項に記載の買物支援システム。 - 前記荷詰装置は、一会計に係る複数の前記商品を、第1グループと第2グループとを含む複数のグループに分けて、前記荷詰スペースに配置される前記第1グループに属する前記商品を荷詰めした後に、前記荷詰スペースに配置される前記第2グループに属する前記商品を荷詰めする、
請求項1〜11のいずれか1項に記載の買物支援システム。 - 前記待機スペース、前記荷詰装置及び前記荷詰スペースは、前記登録装置に隣接する、
請求項1〜12のいずれか1項に記載の買物支援システム。 - 前記商品の精算に関する前記顧客の操作を受け付ける精算装置を更に備える、
請求項1〜13のいずれか1項に記載の買物支援システム。 - 商品の登録に関する顧客の操作を受け付けて、待機スペースに配置された前記商品について登録を行う登録処理と、
前記登録処理による登録が完了した前記商品が配置される荷詰スペースにある前記商品について、荷詰装置にて荷詰めを実行する荷詰処理と、を有する、
買物支援方法。
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JP (1) | JP2020071549A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2022080291A1 (ja) * | 2020-10-12 | 2022-04-21 | 株式会社ポケモン | プログラム、方法、情報処理装置、システム |
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2018
- 2018-10-29 JP JP2018203320A patent/JP2020071549A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2022080291A1 (ja) * | 2020-10-12 | 2022-04-21 | 株式会社ポケモン | プログラム、方法、情報処理装置、システム |
JP2022063559A (ja) * | 2020-10-12 | 2022-04-22 | 株式会社ポケモン | プログラム、方法、情報処理装置、システム |
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