JPWO2019044092A1 - ミネラルイオン水の製造方法、及び、それを用いた液体又はジェルの製造方法 - Google Patents

ミネラルイオン水の製造方法、及び、それを用いた液体又はジェルの製造方法 Download PDF

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Abstract

飲食品に美味を与え、溶解性や分散性に優れたミネラルイオン水の製造方法や、該ミネラルイオン水を含有する加工飲食品や加工燃料の製造方法を提供し、また、該ミネラルイオン水やそれを利用して得られた加工品を増粘させてジェルを製造する方法を提供することを課題とし、アルカリ土類金属イオンを含有し、pHが12以上14以下のミネラルイオン水を製造する方法であって、少なくとも、アルカリ土類金属イオン供給化合物(A)、及び、生物灰化物を水に溶解させる工程を有し、該生物灰化物を、生物由来物にマイクロ波を照射して得るか、又は、該生物由来物に「アルカリ土類金属イオン供給化合物(B)を水に溶解させて得た強アルカリ水」を含浸させた後に乾燥させて得たものにマイクロ波を照射して得ることを特徴とするミネラルイオン水の製造方法によって、また該ミネラルイオン水を用いた加工飲食品や加工液体飲食品によって、上記課題を解決した。

Description

本発明は、pHが12以上14以下のミネラルイオン水を製造する方法であり、詳しくは、生物灰化物を水に溶解させる工程を有するミネラルイオン水を製造する方法に関する。また、該ミネラルイオン水を使用した加工飲食品、加工燃料、食品抽出液等の製造方法、及び、それらを含有するジェルの製造方法に関する。
人や動物に有益でヘルスアップする強アルカリ性の液体又はジェル状の飲食品は殆ど知られていない。所謂「アルカリ性食品」と言われているものは、体内動態を加味したもので、食品を燃やした灰から水溶液を調製して該pHがアルカリ性ならば「アルカリ性食品」と言っているのであって、飲食品自体がアルカリ性であるわけではない。
また、強アルカリ性の液体や飲食品自体が殆ど知られていないので、更に、生物又は生物由来物にマイクロ波を照射して得られるような極めて特殊な天然由来の生物灰化物やミネラルイオンを含有するような液体やジェルは、尚更知られていない。
特許文献1には、グルコマンナン、W/O型エマルジョン及びパン生地を配合して複合パン類を製造する方法が記載されており、W相(内相)にアルカリ水を使用してもよいことが記載されている。
特許文献2には、水酸イオンが多い水でカードランを溶解又は膨潤させたゲル状食品組成物が記載されている。
また、特許文献3には、カードランをpH12以上の強アルカリ性の電解アルカリイオン水に溶解させて常温でゲル化させたものに、原料素材を浸漬して熱風乾燥処理をする乾燥食品の製造方法が記載されている。
特許文献4には、魚介類をアルカリ水溶液に漬け込んでから、調味料と共に加熱用樹脂フィルム包装材の中に真空密閉した、湯せん・蒸し調理用の魚介類包装冷凍食品が記載されている。
特許文献5には、ジヒドロケルセチンとアルカリ物質とを含有する抗酸化剤が記載され、それを酸化抑制したい油性食品に添加させることで、安定性を向上させることが可能であり、長期にわたって酸化を抑制することができる安全な抗酸化剤が記載されている。
しかしながら、これら上記特許文献に記載の技術は何れも、アルカリ性液体を食品の加工や食品への添加物として用いており、該食品の主成分又は主成分の1つとして用いたものではなかった。しかも、該アルカリ性液体中のアルカリ性を示す物質に関しては、組成や製造方法を特殊なものに限定したものではなかった。
近年、新しい美味しい味を有する飲食品が望まれており、天然由来の飲食品(配合物)の登場が要望されており、分散安定性の良好なエマルジョンの形態を有する飲食品や燃料が要望されているが、未だ十分ではなかった。
特開2005−000124号公報 特開2006−191859号公報 特開2016−021924号公報 特許第4649541号公報 特開2018−059024号公報
本発明は上記背景技術に鑑みてなされたものであり、その課題は、飲食品に今までにないような美味を与え、溶解性や分散性に優れたミネラルイオン水の製造方法を提供することであり、また、該ミネラルイオン水やそれを利用して得られた加工品を増粘させてジェルを製造する方法を提供することにある。
本発明者は、上記の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、アルカリ土類金属イオンを含有させ、特定の方法で製造した生物灰化物を溶解させて、pHを12以上14以下にしたものを使用すれば、上記課題を解決でき、また、加工飲食品、加工燃料等として有用なものが得られることを見出して本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、アルカリ土類金属イオンを含有し、pHが12以上14以下のミネラルイオン水を製造する方法であって、
少なくとも、アルカリ土類金属イオン供給化合物(A)、及び、生物灰化物を水に溶解させる工程を有し、
該生物灰化物を、生物由来物にマイクロ波を照射して得るか、又は、
該生物由来物に「アルカリ土類金属イオン供給化合物(B)を水に溶解させて得た強アルカリ水」を含浸させた後に乾燥させて得たものにマイクロ波を照射して得ることを特徴とするミネラルイオン水の製造方法を提供するものである。
また、本発明は、上記生物由来物が、原生生物若しくは植物の全体又は一部分、それらの乾燥物、抽出物、抽出残渣、粉砕物又は廃棄物である上記のミネラルイオン水の製造方法を提供するものである。
また、本発明は、加工飲食品の製造方法であって、
上記のミネラルイオン水の製造方法で製造したミネラルイオン水と飲食品とを混合し撹拌して、溶解又は分散させる工程を有することを特徴とする製造方法を提供するものである。
また、本発明は、加工燃料の製造方法であって、
上記のミネラルイオン水の製造方法で製造したミネラルイオン水と液体燃料とを混合し撹拌して、該液体燃料を微分散させる工程を有することを特徴とする製造方法を提供するものである。ここで、該ミネラルイオン水は、後述するミネラルイオン水ジェルの形態であることが好ましい。
また、本発明は、食品抽出液の製造方法であって、
上記のミネラルイオン水の製造方法で製造したミネラルイオン水を抽出溶媒として使用して、食品から抽出する工程を有することを特徴とする製造方法を提供するものである。
また、本発明は、アルカリ土類金属イオンを含有し、pHが12以上14以下の加工液体飲食品の製造方法であって、
少なくとも、アルカリ土類金属イオン供給化合物(A)、及び、生物灰化物を液体飲食品に溶解又は分散させる工程を有し、
該生物灰化物を、生物由来物にマイクロ波を照射して得るか、又は、
該生物由来物に「アルカリ土類金属イオン供給化合物(B)を水に溶解させて得た強アルカリ水」を含浸させた後に乾燥させて得たものにマイクロ波を照射して得ることを特徴とする製造方法を提供するものである。
また、本発明は、ミネラルイオン水ジェルの製造方法であって、
上記のミネラルイオン水の製造方法で製造したミネラルイオン水に増粘剤を加え50℃以下で撹拌することを特徴とする製造方法を提供するものである。
また、本発明は、加工ジェルの製造方法であって、
上記の製造方法で製造した液体に増粘剤を加え50℃以下で撹拌することを特徴とする製造方法を提供するものである。
また、本発明は、上記のミネラルイオン水の製造方法で製造されるものであることを特徴とするミネラルイオン水を提供するものである。
また、本発明は、上記の製造方法で製造されるものであることを特徴とする液体を提供するものである。
また、本発明は、上記の製造方法で製造されるものであることを特徴とするジェルを提供するものである。
前記したように、所謂「酸性食品とアルカリ性食品」については、食品そのものの酸性又はアルカリ性ではなく、食品に含まれるミネラル等の元素が酸性又はアルカリ性を示す成分に体内で変化し易いか否かで判断する。その測定方法は、食品を燃やした灰を水中に入れて溶出成分を含む水溶液を調製し、その水溶液のpHを計測することによってなされる。
酒類(醸造酒、蒸留酒、リキュール等);調味料である醤油、酢(ビネガー)、味噌、甘味料;等は、体内を酸性化する所謂「酸性食品」である。また、飲料水、酒類、食品等の多くは酸性食品であり、生体内を酸性化させ成人病を始めとした疾病や老化を促進するおそれがある。
野菜は、栄養学の観点から「アルカリ性食品」と定義されているが、その根拠は燃したときの灰化成分がアルカリ性であることであって、灰化物がアルカリ性となることは当たり前である。
本発明においては、飲食品自体をアルカリ性にする。すなわち、本発明の製造方法で製造されるミネラルイオン水は、該ミネラルイオン水自体が、pHが12以上14以下といった強アルカリ性である。また、該ミネラルイオン水を飲食品と混合し、好ましくは撹拌し、溶解、分散、又は、(該飲食品から)抽出させて得られる加工飲食品は、該加工飲食品自体がアルカリ性である。
また、該ミネラルイオン水を経由せず、生物灰化物を液体飲食品に溶解又は分散させることで得られる加工液体飲食品も、該加工液体飲食品自体がアルカリ性である。
更に、かかるミネラルイオン水、加工飲食品、又は、加工液体飲食品をジェルとしたものも、それ自体がアルカリ性である。
従来、飲食品をわざわざアルカリ性にするといった発想が殆どなかった。また、優れた特性を付与すると共にアルカリ性にするための具体的で効果的な技術手段がなかった。
本発明によれば、特殊な製造方法を用いているため、原料である(液体)飲食品を、より美味しくすることができる。また、(液体)飲食品に抗酸化性を付与することができ、原料である(液体)飲食品を抗酸化性食品にすることができる。
本発明によれば、体内のpHバランスを整えることができると共に、人体自らが生成できないミネラル成分を効果的に摂取することができる。すなわち、製造方法として、アルカリ土類金属イオン供給化合物(A)及び生物灰化物を、(アルコール等の液体を含有していてもよい)水に溶解させる工程を有しているため、人が必要とする「天然に存在する元素」を確実に体内に入れることができる。
また、本発明の製造方法で製造されるようなミネラルイオン水は、抽出溶媒としても優れており、環境や健康に優れた抽出溶媒としても機能し、得られた食品抽出液は、美味であると共に健康的にも優れる。特に、漢方薬から該ミネラルイオン水で抽出すると、湯で抽出するより極めて良く抽出でき、得られた食品抽出液は、濃度・効能に優れている。
また、上記本発明のミネラルイオン水の製造方法で製造したミネラルイオン水と液体燃料とを混合し撹拌して、該液体燃料を微分散させて得られる加工燃料は、該液体燃料の節約ができると共に、燃料として問題なく使用できる。
一方、従来から単なる弱アルカリ性ミネラル水は存在するが、ミネラルイオンに富んだイオン水とは異なり硬水にすぎない。また、これらは油脂を乳化できるものでもない。そして、電離イオン化したミネラルイオン水としての機能もない。
また、強アルカリ性のジェル食品も殆ど存在しない。ベビーオイル、芳香剤、精油等の日用オイル;動物性油脂、植物性油脂等の食用油脂;重油、軽油、灯油、ガソリン等の石油系燃料;等も、容易に水に微分散又は相溶が可能となり、乳化エマルジョンや水和燃料となる。
一例として、調味料であるドレッシング等も、相分離し難いドレッシングとすることができる。
更に、ミネラルイオン水は、ミネラルイオン水ジェル、加工ジェルといったようにジェル状にすることによって、飲食品によっては、より美味しくできると共に、ミネラル分を含有するようになり、抗酸化性が付与され、健康にも資するようになる。また、上記食用油脂や上記石油系燃料は、容易に水に微分散又は相溶が可能となるだけではなく、分散安定性が極めて上昇する。
原料となる水、飲食品、液体飲食品、香料、燃料等は、加温せず常温で本発明の製造法で処理することが好ましく、そうすることで、高濃度から低濃度まで溶解・分散・相溶可能であり、(液体)飲食品の場合は、美味しさが増し、抗酸化性も保たれる。また、原料が燃料の場合は、高濃度から低濃度までエマルジョン燃料化できる。
ジェルにすることで、上記効果は更に助長される。常温でジェル化させる好適な増粘剤としては、多種ある増粘剤中で、多糖類又は多糖類の塩が好ましく、中でもキサンタンガムが極めて好適である。
以下、本発明について説明するが、本発明は、以下の具体的形態に限定されるものではなく、技術的思想の範囲内で任意に変形することができる。
<ミネラルイオン水の製造方法>
本発明のミネラルイオン水の製造方法は、アルカリ土類金属イオンを含有し、pHが12以上14以下のミネラルイオン水を製造する方法であって、
少なくとも、アルカリ土類金属イオン供給化合物(A)、及び、生物灰化物を水に溶解させる工程を有し、
該生物灰化物を、生物由来物にマイクロ波を照射して得るか、又は、
該生物由来物に「アルカリ土類金属イオン供給化合物(B)を水に溶解させて得た強アルカリ水」を含浸させた後に乾燥させて得たものにマイクロ波を照射して得ることを特徴とする。好ましくは、微量の炭素(黒体)(炭素質物)と共にマイクロ波を照射して得る。
<<アルカリ土類金属イオン供給化合物(A)>>
ここで、「アルカリ土類金属イオン」とは、第2族元素のイオンのことであり、マグネシウムイオン、カルシウムイオン、ストロンチウムイオン、バリウムイオン等が好ましいものとして挙げられる。
より好ましくは、マグネシウムイオン及び/又はカルシウムイオンである。これらは、人の体内に取り込んだときの安全性が高い;美味さを増す場合がある;該イオンを含む化合物が得られ易く安価である;該イオンを含む化合物(すなわち、「アルカリ土類金属イオン供給化合物」)が天然物であることが好ましいが、該天然物にはマグネシウムイオン及び/又はカルシウムイオンを含むものが多い;等の理由による。
「アルカリ土類金属イオン」は、より好ましくは、マグネシウムイオン(Mg2+)又はカルシウムイオン(Ca2+)であり、特に好ましくは、カルシウムイオン(Ca2+)である。これらのイオンは、単独で含んでいても、2種以上含んでいてもよい。
マグネシウムイオン(Mg2+)と、カルシウムイオン(Ca2+)とを含む場合は、その混合比は、Ca2+リッチなモル比がコストパフォーマンス的にも好ましく、Ca2+/Mg2+=15/15〜19/1(モル比)が特に好ましい。
水に溶解させたときにアルカリ土類金属イオンを供給して、該水をアルカリ性にする化合物を「アルカリ土類金属イオン供給化合物」と言う。
上記「アルカリ土類金属イオン供給化合物(A)」や、後述する生物灰化物の製造方法で使用する「アルカリ土類金属イオン供給化合物(B)」としては、該アルカリ土類金属の酸化物、水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩等が挙げられる。より好ましくは、マグネシウム若しくはカルシウムの、酸化物、水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩等であり、更に好ましくは、カルシウムの、酸化物、水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩等であり、特に好ましくは、水酸化カルシウム(消石灰)である。また、上記を含む所謂「石灰質」と言われているものも好ましい。
これらを使用すると、飲食品の場合は、人体に優しく、味に関しては不味くならないことは勿論のこと美味くなる。
アルカリ土類金属イオンではなく、アルカリ金属イオンの場合は、前記した本発明の効果が得られない。特に、水酸化ナトリウムの場合は、前記した本発明の効果が特に得られない。なお、アルカリ金属イオンは、本発明において必須成分とすることは排除されるが、少量含有することは本発明から排除されない。
ミネラルイオン水の製造に用いるアルカリ土類金属イオン供給化合物(A)の量は、最終的に得られたミネラルイオン水が前記pH範囲になるような量であることが好ましい。
アルカリ土類金属イオン供給化合物(A)は、水に投入して、要すれば濾過を行って、所望のミネラルイオン水を得ることができる。これらの化合物は、単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
なお、アルカリ土類金属イオン供給化合物(A)のみでpHを調整し前記範囲に収めることが好ましいが、後述する生物灰化物を水に溶解させてpHを調製することもできるし、他の「水中でアルカリ性を示すイオン化合物」を加えてpHを調整することもできる。
上記アルカリ土類金属イオン供給化合物(A)として、天然物を用いることが、コスト的に有利である;人体・自然に優しい;人に不足する天然元素を補う;等の点から好ましい。
該天然物としては、安価に入手できること、廃棄物として入手可能であること等から、石灰岩;サンゴ石;卵の殻;牡蠣殻等の貝殻;等が好ましい。
<<生物灰化物>>
本発明におけるミネラルイオン水は、前記したアルカリ土類金属イオン供給化合物(A)の他に、更に「生物灰化物(の水溶解物)」を含有する。
すなわち、本発明におけるミネラルイオン水は、少なくとも、アルカリ土類金属イオン供給化合物(A)、及び、生物灰化物を水に溶解させる工程を有し、
該生物灰化物を、
(1)生物由来物にマイクロ波を照射して得るか、又は、
(2)「該生物由来物に、『アルカリ土類金属イオン供給化合物(B)を水に溶解させて得た強アルカリ水』を含浸させた後に乾燥させて得たもの」に、マイクロ波を照射して得る。好ましく、微量の炭素黒体(炭素質物)と共にマイクロ波を照射して得る。
上記「生物灰化物」は、生物を灰化したものである。生物灰化物を水に溶解させてミネラルイオン水を製造すると、酸化が抑制される;人体・自然に優しい;人に不足するミネラル元素等の元素を補える;ミネラルイオン水や(それを使用する)飲食品が美味くなる;等の点から好ましい。
上記生物灰化物のスタート物質である上記「生物由来物」は、原生生物若しくは植物の、全体又は一部分;それらの乾燥物、抽出物、抽出残渣、粉砕物又は廃棄物:等であることが好ましい。該生物由来物としては、ミネラル成分を多く含むものであることがより好ましい。
好ましい具体例として、該原生生物としては、藻類、原生動物類等に属する生物が挙げられ、該植物としては種子植物等が挙げられる。
該藻類としては海藻等が好ましく、中でも、緑藻;モズク、コンブ、ワカメ、ホンダワラ、ヒジキ等の褐藻;紅藻;珪藻等がより好ましい。
該種子植物としては、チャノキ等が好ましく、中でも、それらの葉、茎、根等がより好ましい。
上記生物としては、草木又は海藻であることが更に好ましい。また、上記生物由来物が、「海藻若しくは草木の全体又はそれらの一部」の乾燥物や加工物であることも特に好ましい。具体的には、乾燥海藻、雑草・枯草・落ち葉、紙等が挙げられる。
これらを使用すると、前記した本発明の効果をより奏することができる。
また、上記「原生生物若しくは植物の全体又は一部分」の廃棄物としては、茶の出し殻、根菜類加工残渣、雑草類等の種子植物由来品、落ち葉・枯草;褐藻等の海藻;ホンダワラ等が挙げられる。また、該廃棄物としては、菌床残渣等も挙げられる。
「生物灰化物」は、所謂草木灰として入手できるものも好適に使用できる。
上記した「アルカリ土類金属イオン供給化合物(A)、及び、生物灰化物を水に溶解させる工程」は、0℃以上50℃以下で行うことが好ましく、5℃以上40℃以下で行うことがより好ましく、10℃以上35℃以下で行うことが特に好ましい。また、常温で行うことが好ましい。該工程は、酸素(空気)を極力遮断した条件下で行うことがより好適である。
上記生物灰化物は、
(1)生物由来物にマイクロ波を照射して得るか、又は、
(2)「該生物由来物に、『アルカリ土類金属イオン供給化合物(B)を水に溶解させて得た強アルカリ水』を含浸させた後に乾燥させて得たもの」に、マイクロ波を照射して得る。
(1)の製造方法であっても、(2)の製造方法であっても、マイクロ波を照射して灰化させて得ることによって、本発明の前記した効果を奏するようになる。更に、上記生物灰化物は、マイクロ波励起で、(好ましくは微量の炭素黒体と共に)高温プラズマ焼成したものであることが、同様の理由から特に好ましい。
上記生物灰化物を得る際には、上記マイクロ波を照射する少なくとも初期には炭素質物(炭素黒体)を介在させ、マイクロ波を照射することでプラズマを発生させることで灰化させることが好ましい。該炭素質物がマイクロ波を吸収して発熱し、該熱(高温熱プラズマ)が全体(全方位)に伝導するが、初期だけでなく初期以外もマイクロ波照射を継続することで、得られる生物灰化物を水に溶解・溶出させたミネラルイオン水が、本発明の前記した効果を奏するようになる。
マイクロ波の照射時間は、特に限定はないが、1分以上60分以下が好ましく、2分以上40分以下がより好ましく、5分以上20分以下が特に好ましい。
灰化中の少なくとも一時期は酸素が必要であるが、まず酸素を遮断して全体を炭化してから、酸素又は空気を供給して酸素(空気)中で灰化してもよい。
加熱に使用するマイクロ波の周波数(波長)は、特に限定はないが、電子レンジに使用されているもの(2.45GHz)が好ましく、マイクロ波照射に汎用電子レンジ自体を用いることもできる。その場合、例えば、低出力(200W)で十分である。
上記(1)の製造方法では、単に、上記生物由来物にマイクロ波を照射して上記生物灰化物得る。
一方、上記(2)の製造方法では、「上記生物由来物に、『アルカリ土類金属イオン供給化合物(B)を水に溶解させて得た強アルカリ水』を含浸させ、その後、その含浸物を乾燥させ、そうして得た該乾燥物」に、(好ましくは微量の炭素質物(炭素黒体)と共に)、マイクロ波を照射して、上記生物灰化物を得る。
(2)の製造方法のように、アルカリ土類金属イオン供給化合物(B)の水溶液を生物由来物に含浸させてから灰化することによって、「生物灰化物を水に溶解させたミネラルイオン水」が相乗効果を示し、含浸させない(1)の製造方法に比べ、本発明の前記した効果をより奏するようになる。
上記アルカリ土類金属イオン供給化合物(B)は、前記したアルカリ土類金属イオン供給化合物(A)と同様の範囲のものが使用でき、(特に)好適なものも同様である。ただし、水に溶解させて含浸させる「アルカリ土類金属イオン供給化合物(B)」は、得られた生物灰化物と共に溶解使用する「アルカリ土類金属イオン供給化合物(A)」と全く同一のものである必要はない。
すなわち、上記アルカリ土類金属イオン供給化合物(A)又は(B)(特に好ましくは、(A)及び(B))は、互いに異なっていてもよい、マグネシウム若しくはカルシウムの、酸化物、水酸化物、炭酸塩又は炭酸水素塩であることが望ましい。
また、上記アルカリ土類金属イオン供給化合物(A)又は(B)(特に好ましくは、(A)及び(B))は、互いに異なっていてもよい天然物であることが望ましい。
上記(2)の製造方法では、「上記生物由来物を一旦乾燥させ、該乾燥物に、『アルカリ土類金属イオン供給化合物(B)を水に溶解させて得た強アルカリ水』を含浸させ、その後、その含浸物を乾燥させ、そうして得た該乾燥物」に、マイクロ波を照射して、上記生物灰化物を得ることが好ましい。
一旦乾燥させることによって、該強アルカリ水が浸み込み易くなり、上記生物由来物とアルカリ土類金属イオン供給化合物(B)との相乗効果で、好適な生物灰化物が得られる。
<<ミネラルイオン水の製造方法における他の工程>>
本発明のミネラルイオン水の製造方法においては、何れかの段階において、適宜、濾過工程又はデカンテーション工程を挿入することが好ましい。
かかる工程を挿入することで、不要な水不溶物を除去して、飲食を含めて取り扱い易くなる。水不溶物としては、アルカリ土類金属イオン供給化合物(A)として、石灰岩、サンゴ石、卵の殻、貝殻等の天然物を使用するときは、そこに含有される水不溶物が挙げられる。また、生物灰化物中の水不溶物が挙げられる。すなわち、生物灰化物中の水不溶物としては、生物由来物やアルカリ土類金属イオン供給化合物(A)を焼成しても、水不溶のままであるもの等が挙げられる。
<<ミネラルイオン水の用途>>
<<<加工飲食品の製造方法>>>
上記の製造方法で製造したミネラルイオン水は、そのまま飲むこともできるし、既存の飲食品に混合して飲食することもできる。該ミネラルイオン水は抗酸化性水として使用できる。
すなわち、本発明の製造方法は、前記したミネラルイオン水の製造方法で製造したミネラルイオン水と、飲食品とを混合して、溶解、分散又は抽出する工程を有することが好ましい。
該混合・撹拌は、具体的には、0℃以上50℃以下で行うことが好ましく、5℃以上40℃以下で行うことがより好ましく、10℃以上35℃以下で行うことが特に好ましい。また、常温で行うことが好ましい。
また、ミネラルイオン水と飲食品とを混合する際に、後述するミネラルイオン水ジェルと飲食品とを混合することも好ましい。ミネラルイオン水ジェルにしておくことによって、混合がし易くなる、飲食し易くなる等の効果がある。
該飲食品には、調味料、ハーブ、野菜、果物、穀物、納豆、茸、ドライフルーツ、干しブドウ、根菜・野菜乾燥パウダー、ウコン、シナモン、ニンニクパウダー、香辛料、漢方薬、モリンガ等の固体飲食品;酒、果汁、野菜汁、コーヒー、紅茶、豆乳、ハチミツ、動植物油等の液体飲食品;甘味料、醤油、ソース等の液体調味料;フルーツゼリー、ババロア、ジャム、乳製品等の半固体飲食品;牛乳、乳製品、ドレッシング、マヨネーズ等の乳化若しくは分散状態の飲食品;アイスクリーム、シャーベット等の冷凍された飲食品;青汁、果物エキス、動植物抽出油等の健康飲食品;等が挙げられる。
該混合・撹拌は、常法で行えばよく、分散の程度も特に限定はないが、液体飲食品の場合には、分離しないように強撹拌して微分散させることも好ましいが、2層にして使用時に振って分散させるようにしてもよい。なお、混合・撹拌して得られる分散状態は、「単に混合している」と言った方がよいような非常に粗い分散状態も含まれる。
該混合(撹拌)による溶解・分散・溶出・抽出は、予め製造者の工場等で行って、溶解・分散状態のもの(製品)を(需要者に)供してもよいが、本発明におけるミネラルイオン水を、飲食品に、飲食する前に、(飲食する人自身又は需要者自身が)混合・撹拌してもよい。また、最終的に、どちらがどちらに溶解・分散されている状態にしてもよい。
ミネラルイオン水は、後述するように、ミネラルイオン水ジェルの形態で、飲食品と共に混合し(好ましくは撹拌して)、互いに溶解(相溶)又は分散させることも好ましい。
また、限定はされないが、製造者でも需要者でも、工程・作業として、ミネラルイオン水の方を飲食品の方に添加して混合・撹拌することが好ましい。
本発明のミネラルイオン水を混合して飲食するに適した特に好ましい飲食品は、調味料、酒、牛乳、乳製品、果汁、野菜汁、ハーブ、醗酵飲食品、コーヒー、紅茶、ジャム、香辛料、漢方薬、健康飲食品等である。
該調味料としては、醤油、味噌、ソース、ケチャップ、マヨネーズ、タバスコ等が挙げられ、何れも好適に使用可能である。該酒としては、醸造酒、蒸留酒、リキュール等が挙げられる。
<<<加工燃料の製造方法>>>
本発明のミネラルイオン水は、飲食品と混合・撹拌することによって加工飲食品を製造するが、液体燃料と混合・撹拌することによって、該液体燃料を微分散させることで加工燃料を製造できる。すなわち、本発明の製造方法は、加工燃料の製造方法であって、「前記のミネラルイオン水の製造方法で製造したミネラルイオン水」と「液体燃料」とを混合し撹拌して、該液体燃料を微分散させる工程を有することを特徴とする製造方法でもある。本発明の製造方法を用いれば、水和燃料を製造方法できる。
本発明では、前記同様ミネラルイオン水を創成する手段と同様な手法によって抗酸化性加工飲食品をも製造するが、ミネラルイオン水ジェルと液体燃料とを混合・撹拌することによって、該液体燃料を微分散させて完全相溶した水和燃料を製造できる。
加工燃料では分散安定性が要求されるので、上記飲食品における撹拌より強撹拌することが好ましく、分散状態もより微分散させることが好ましい。
分散剤、界面活性剤等の添加物を加えてもよく、該分散剤、界面活性剤等は、公知のものを常法に従って使用できる。該「分散」は「乳化分散」でもよい。
ミネラルイオン水は、後述するように、ミネラルイオン水ジェルの形態で、燃料と共に混合し撹拌して、微分散させることもできるが、ミネラルイオン水に燃料が微分散した加工燃料に増粘剤を加えてジェル状にすることが好ましい。ジェル状にすることで微分散状態が長期保存でも維持され易くなる。
更に、該ミネラルイオン水に増粘剤を加えながら、「液体燃料を微分散した加工燃料」を加えてジェル状にすることも好ましい。ジェル状にすることで、微分散状態が長期保存でも保たれて相分離しない。
<<<加工化粧料、加工香水の製造方法>>>
本発明のミネラルイオン水やミネラルイオン水ジェルは、化粧料や香水と混合することで、加工化粧料、加工香水等を製造することができる。
例えば、化粧オイルとミネラルイオン水やミネラルイオン水ジェルを複合(混合)すると、肌に優しく浸透性があり、オイル成分固有のテカリ感がなく、肌を保湿することができる。アミノ酸やヒアルロン酸を含有するベビーオイルも、浸透性美容化粧品として優れている。
また、例えば、香水とミネラルイオン水ジェルを複合すると、アルコール固有の障害を緩和し、肌につけても良好で、長く継続した芳香性を保つことができる。
また、ミネラルイオン水を混合する際に、後述するミネラルイオン水ジェルの状態にしてから混合することが好ましい。ミネラルイオン水ジェルにしておくことによって、混合がし易くなる、低分子化する、肌に塗り易くなる、香りを持続させる、美白効果が出る等の効果がある。
<<<食品エキスの製造方法>>>
本発明のミネラルイオン水は、抽出溶媒としても好適である。強アルカリ性であるために、抽出効果が高い。
また、該抽出溶媒(該ミネラルイオン水)中の固形分や該抽出溶媒(該ミネラルイオン水)自体を、抽出後に除去(濾過、留去等)してもしなくても、該ミネラルイオン水の前記効果を得ることができる。
抽出の対象として食品を選択すれば、前記効果を有する食品エキスを得ることができる。すなわち、本発明は、食品エキスの製造法であって、上記のミネラルイオン水の製造方法で製造したミネラルイオン水を抽出溶媒として使用して、食品から抽出する工程を有することを特徴とする製造方法でもある。該ミネラルイオン水を抽出溶媒として、又は、抗酸化性化したアルコール飲料をベースとして使用して、食品から抽出する工程を有することも好ましい
ここで該「食品」は、特に限定はされず、例えば生のままでは食べられないものでも抽出すれば(食品エキスとすれば)食べられるようになるものも、ここでは「食品」に含まれる。
<加工液体飲食品の製造方法>
本発明の製造方法は、上記したように、ミネラルイオン水を一旦製造しておいて、該ミネラルイオン水(やそのジェル)を、既に存在する飲食品、燃料等に混合してもよいが、該飲食品が水を含有する液体自体であるか、若しくは、「水を含有する液体」を有する(が混合した)飲食品である「液体飲食品」の場合には、上記した「ミネラルイオン水の製造方法」における「水」を「液体飲食品」に代えて製造することができる。言い換えると、液体飲食品中の水で、ミネラルイオン水における「水」を代用することができる。すなわち、前記したミネラルイオン水中の製造工程において該液体飲食品中の水に代えた製造方法も本発明の一製造方法の形態である。
限定はされないが、該液体飲食品が水を含有する液体自体である例としては、例えば、透明な溶解型の果汁(ジュース)、酒、醤油等があり、該液体飲食品が「水を含有する液体を有する(が混合した)飲食品」である例としては、例えば、果肉等が分散した不透明な果物・野菜ジュース;濁り酒;ソース、ケッチャプ等の液体調味料;うどん、豆腐、こんにゃく等の水使用食品;等がある。
該酒としては、日本酒、ワイン等の醸造酒;ウイスキー、焼酎、ウォッカ、テキーラ、ラム、ジン等の蒸留酒;梅酒、果物酒等のリキュール;等が挙げられ、何れも好適に使用可能である。特に、該飲食品として醤油等の調味料を使用すると、抗酸化性調味料となり、ミネラルイオン水の混合と言うより、原材料の飲食品そのものを改良しているために極めて有効である。
すなわち、本発明は、アルカリ土類金属イオンを含有し、pHが12以上14以下の加工液体飲食品の製造方法であって、
少なくとも、アルカリ土類金属イオン供給化合物(A)、及び、生物灰化物を液体飲食品に溶解又は分散させる工程を有し、
該生物灰化物を、生物由来物にマイクロ波を照射して得るか、又は、
該生物由来物に「アルカリ土類金属イオン供給化合物(B)を水に溶解させて得た強アルカリ水」を含浸させた後に乾燥させて得たものにマイクロ波を照射して得ることを特徴とする製造方法でもある。その際、微量の炭素黒体と共にマイクロ波を照射することが好ましい。
上記製造方法は、「アルカリ土類金属イオン供給化合物(A)及び生物灰化物を水に溶解又は分散させる工程」を、単に、「アルカリ土類金属イオン供給化合物(A)及び生物灰化物を液体飲食品に溶解又は分散させる工程」に代えただけで、その他は、前記したミネラルイオン水の製造方法と同様であり、好ましい範囲も同様である。
限定はないが、原料となる上記液体飲食品は、液体調味料、酒、果汁、野菜汁、コーヒー、紅茶、又は、健康飲料であることが、本発明の効果を好適に得るために好ましい。特に酒の場合には、酒中の水を、アルカリ土類金属イオン供給化合物(A)及び生物灰化物の溶媒として用いてしまった方が、全体の容量が無駄に増量しない、アルコール分の含有量が維持できる、その方が美味くなる等のために好ましい。
本発明の上記製造方法においては、何れかの段階において、適宜、濾過工程又はデカンテーション工程を挿入することも好ましい。
かかる工程を挿入することで、水不溶物を除去して、飲食することを含めて取り扱い易くしたり、外観を良くしたりできる。該水不溶物の具体例としては、前記ミネラルイオン水の項で記載したものが挙げられるが、それ以外にも、液体飲食品中に不溶物として既に含有されていたもの;アルカリ土類金属イオン供給化合物(A)や生物灰化物を該液体飲食品に溶解又は分散させることで新たに生じる不溶物等が挙げられる。
例えば、該液体飲食品が酒の場合、該「新たに生じる不溶物」は、該酒が蒸留酒の場合は少ないが、該酒が醸造酒の場合は所謂「澱又は滓(何れも“おり”)」として沈殿することがあり、その場合、濾過等で除去することが好ましい。
本発明においては、前記ミネラルイオン水、前記加工飲食品、前記加工燃料、又は、前記加工液体飲食品を、ジェル状にして使用することも好ましい。
該ミネラルイオン水をジェル状にすることによって、飲食品に混合させ易くできる等の効果がある。
また、該加工飲食品や加工液体飲食品や該加工燃料をジェル状にすることによって、油分と水分が分離し難くなり、分散維持性等の保存安定性を向上させることができる;新たなジェル状食品を提供できる;水素ガスを内包した新規なジェル状食品を提供できる;等の効果がある。
<ジェルの製造方法>
すなわち、本発明は、ミネラルイオン水ジェルの製造方法であって、前記のミネラルイオン水の製造方法で製造したミネラルイオン水に増粘剤を加え50℃以下で撹拌することを特徴とする製造方法でもある。
また、本発明は、加工ジェルの製造方法であって、前記の製造方法で製造した液体(加工飲食品、加工燃料又は加工液体飲食品)に増粘剤を加え50℃以下で撹拌することを特徴とする製造方法でもある。
本発明において、「加工ジェル」、「ミネラルイオン水ジェル」等中の「ジェル」とは、容易に流れない高粘度の液体又は流動性のないゲル状のものを言う。
上記増粘剤としては、多糖類又は多糖類の塩であることが好ましく、増粘多糖類と言われているものがより好ましく、中でも常温で使用可能なものが特に好ましい。上記増粘剤としては、具体的には、例えば、キサンタンガム、フコイダン、グァーガム、ペクチン、アルギン酸、カラギーナン、カードラン等が好ましいものとして挙げられ、中でもキサンタンガムが最も好ましいものとして挙げられる。
上記「増粘剤を加えての撹拌」は、具体的には、0℃以上50℃以下で行うことが好ましく、5℃以上40℃以下で行うことがより好ましく、10℃以上35℃以下で行うことが特に好ましい。また、常温で行うことが好ましい。温度が高過ぎると、抗酸化性食品の熱変質や組成変化;成分中の油脂分の気化;等が生じる場合がある。
<ミネラルイオン水、液体、ジェル>
本発明は、前記したミネラルイオン水の製造方法で製造されるものであることを特徴とするミネラルイオン水でもある。
また、本発明は、前記した製造方法で製造されるものであることを特徴とする液体でもある。該液体とは、前記加工飲食品のうち液体のもの、前記加工燃料、又は、前記加工液体飲食品を言う。
また、本発明は、前記した製造方法で製造されるものであることを特徴とする液体でもある。
すなわち、ここで「ジェル」とは、上記ミネラルイオン水に増粘剤を加え50℃以下で撹拌することで得られるミネラルイオン水ジェル、上記液体に増粘剤を加え50℃以下で撹拌することで得られる加工ジェルを言う。
本発明の製造方法においては、原料として生物灰化物を使用することが必須であるが、該生物灰化物の成分は直接特定することは不可能である。
また、本発明の製造方法においては、該生物灰化物を生物由来物にマイクロ波を照射して得るが、通常の燃焼による灰化や、坩堝内での灰化によって得られた灰に対して、どのような成分の相違があるかを直接特定することが不可能である。更に、該生物由来物は、前記した通り、例えば海藻若しくは草木に由来するものであり、該生物を灰化したときに生物灰化物として得られるものの中に含有される化合物を一義的に特定することは不可能である。
すなわち、本発明において、上記した成分や化合物を、その構造又は特性により直接特定することが不可能であるか、又は、およそ実際的でない。
以下に、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限りこれらの実施例に限定されるものではない。
なお、実施例中、「アルコール」は「エチルアルコール」であり、濃度についての「%」は「質量%」である。
製造例1
<生物灰化物の製造方法(1)>
炭素素材の一部のみをチャー化させて得た炭素質物(微量の炭素黒体)に、電子レンジで使用されている波長のマイクロ波を1分間照射した。この炭素質物の発熱時(熱電対による測定温度1200℃±100℃)に、生物由来物である、紙、落葉、煎茶出し殻、ホンダワラ、木片を、それぞれ接触させた。
その後2分間にわたり、空気の存在下、かつ、マイクロ波照射下で、上記生物由来物を燃焼させた(炭素プラズマ焼成した)。2分後、紙、落葉、煎茶出し殻、ホンダワラ、木片の5種類に由来する5種類の生物灰化物を得た。
上記で得られた生物灰化物の10質量%水溶液のpHは、何れも、pH=12.5〜13.5の範囲であった。
以下の実施例は、この5種類の生物灰化物をそれぞれ別々に用いた。従って、各実施例は、それぞれ上記5種類の生物灰化物を用いたので、5種類の加工液体飲食品が得られている。
製造例2
<生物灰化物の製造方法(2)>
製造例1で使用した生物由来物を、「製造例1で使用した生物由来物に『アルカリ土類金属イオン供給化合物(B)を水に溶解させて得た強アルカリ水』を含浸させた後に乾燥させて得たもの」に代えた以外は、製造例1と同様にして生物灰化物を製造した。
「含浸」は、含浸させる強アルカリ水を最大量含浸させた。
ここで、アルカリ土類金属イオン供給化合物(B)としては、製造例1で使用したアルカリ土類金属イオン供給化合物(B)と同様のものを使用した。
実施例1
液体飲食品として赤ワイン(赤ワイン雫、アルコール度数11%、pH0〜pH1、能登ワイン株式会社製)715gに、アルカリ土類金属イオン供給化合物(A)として水酸化カルシウム(消石灰)8g、及び、上記製造例1、2で製造した10種類(5種類×2)の生物灰化物を、それぞれ3gを投入して、30分間撹拌した。その後、赤ワインに起因する沈殿物(滓(おり))を濾過して、加工液体飲食品を製造した。
濾過時間(約25分間)中に、変色が生じ、濃赤系の色調から濃グリーン系の色調となった。濾過後の加工液体飲食品は、pH14であり、香りもフルティーであり、極めて美味であった。
該「濾過後の濃グリーン系の色調の加工液体飲食品」は、経時で、グリーン系から赤茶色系に変化した後、更に時間が経過すると、淡オレンジ色からゴールド色となり、極めて高貴な感じの色調となり、また、美味くなった。
該加工液体飲食品は、各種有効ミネラル成分を含有し、抗酸化性を有する薬用酒としても好適であった。
実施例2
実施例1の赤ワインを、赤ワイン(製品名アロマルージュ、防腐剤無添加タイプ、pH2、サッポロビール社製)406g、水酸化カルシウム(消石灰)1.8g、上記製造例1、2で製造した10種類(5種類×2)の生物灰化物を、それぞれ1gを投入して30分間撹拌した。
得られた加工液体飲食品は、pH7と赤ワインの酸性から中性に変化した。
更に、水酸化カルシウム(消石灰)0.8gを添加すると、グレーと淡バイオレットの混濁したような色調となり、pHは10へと変化した。更に、水酸化カルシウム(消石灰)0.3gを添加すると、淡グリーン系の色調へと変化し、pH14となった。
その後、赤ワインに起因する沈殿物(滓(おり))を濾過して、加工液体飲食品を製造した。該加工液体飲食品は、各種有効ミネラル成分を含有し、抗酸化性を有する薬用酒としても好適であった。香りもフルティーであり、極めて美味であった。
実施例3
実施例1において、赤ワイン(メルシャン赤ワイン、製品名Bistro、酸化防止剤として亜硫酸塩含有、アルコール度数11%)705g、水酸化カルシウム(消石灰)10g、生物灰化物10gを混合・撹拌した。
沈殿物(滓(おり))が発生したので濾過を行い、加工液体飲食品を得た。
経時変化で様々な色調となり、最終的には淡ゴールド色となった。pHは14であった。水酸化カルシウム(消石灰)と生物灰化物の合計含有率は、2.8質量%と、実施例1、2と比べて多かった。
得られた加工液体飲食品は、美味であり、色調もゴールド色で好ましく、薬用酒としても好適であったが、僅かにカルシウム固有の味覚があった。
実施例4
実施例1の赤ワインに代えて、白ワイン(イタリア産、製品名フレスビアンコ、白ワイン辛口、アルコール度数10.5%、酸化防止剤として亜硫酸塩含有)750g、水酸化カルシウム(消石灰)3g、及び、生物灰化物3gを混合・撹拌した。その後、濾過を行って加工液体飲食品を得た。
該加工液体飲食品は、経時変化で淡ゴールド色となった。pH12であった。
甘いフルティーな香りが原酒より際立っており、極めてまろやかな味覚になった。一般に、糖質が多いと、ゴールド系の色調になることは、後記する日本酒の場合と同様であった。
実施例5
実施例1の赤ワインに代えて、麦焼酎(アルコール度数25%、pH5、合同酒精(株)製)1000g、水酸化カルシウム(消石灰)0.8g、生物灰化物1.0gを混合・撹拌した。その後、40分間静置させ、蒸留酒であるために沈殿物(滓(おり))は少なかったが、濾過して加工液体飲食品を得た。
該加工液体飲食品のpHは14であった。経時で、色調変化も透明性変化もなかった。
味は良好であり、口当たりはまろやかであり、麦焼酎固有の匂いも軽やかとなった。
生物由来物として木片を用いて生物灰化物を得て製造した上記加工液体飲食品(ミネラルイオン水とアルコールを含有している)を抽出溶媒として用いて以下の実験を行った。
すなわち、以下のAないしHを「食品」として用い、そこからそれぞれ抽出することで、8種の食品エキスを製造した。
A:ガーリックパウダ−、B:一味唐辛子、C:黒コショウ、D:シナモンパウダー、E:ウコンパウダー、F:抹茶パウダー、G:乾燥ワカメ粉砕粉、H:干しブドウ(ドライレーズン)
抽出の結果は、何れも極めて良好であり、抽出溶媒中に、アルカリ性のミネラルイオン水とアルコールが存在することで、色素や栄養価の抽出効果があった。また、香り味覚とも良好な食品エキスが得られた。
特に、H:干しブドウ(ドライレーズン)の抽出液は、赤ワインのような香りと味覚を有し、抽出液中の干しブドウも、膨潤しソフトで香しく極めて美味であった。また、腐敗しない効果もあった。
濾過後に該食品エキスを低温乾燥したところ、極めて好適な食粉となった。
従来、抽出溶媒として汎用されているノルマルヘキサンは使用せず、環境に優しい抽出方式であり、廃棄物も皆無であった。
実施例6
抽出溶媒として、上記したアルコールを含有する加工液体飲食品に代えて、後記する実施例10で得られたミネラルイオン水を用いたところ、上記したのと同様に好適な食品エキスが得られた。
更に、実施例10で得られたミネラルイオン水60質量部に、アルコール40質量部を加えて抽出溶媒としたが、上記したのと同様に、香り味覚とも極めて良好な食品エキスが得られた。
実施例7
実施例5で得られた加工液体飲食品(液体飲食品として麦焼酎を使用)に増粘剤を加えてジェルにした。
実施例5で得られた加工液体飲食品100g、キサンタンガム1.5gを計量した。ガラスビーカーに、キサンタンガムを全量投入後、加工液体飲食品を、最初は約1/10をビーカーに注ぎ込むと共に、一気に撹拌しながら、膨潤した紛体をステンレス製の撹拌ベラを使用して壁面に当て潰しながら、徐々に高粘性のジェルを製造した。
その後、該加工液体飲食品を、初回同様、1/10ずつ順次加え、撹拌下に全量入れることで、pH14のアルコール含有の加工ジェルを製造した。
得られた加工ジェルは、食べる麦焼酎でもあって、美味しかった。
この加工ジェルに、カットフルーツ;香辛料となる薬味;メカブ、とろろ昆布、もずく等の海藻類;乾燥野菜、そのパウダー等の食品を加え、撹拌して食したところ、何れも美味しかった。また、抗酸化性アルカリ食品として健康にも良かった。
実施例8
実施例1の赤ワインに代えて、ジン(GILBEY’S DRY GIN、アルコール度数37.5%)を用いた以外は実施例1と同様にして加工液体飲食品を製造した。
また、実施例1の赤ワインに代えて、ウイスキー(TORYS CLASSIC、サントリー社製)を用いた以外は実施例1と同様にして加工液体飲食品を製造した。
また、実施例1の赤ワインに代えて、清酒(淡麗辛口、pH4.3、大関酒造製)を用いた以外は実施例1と同様にして加工液体飲食品を製造した。
実施例1の赤ワインに代えて、ウォッカ、テキーラ、ラムを用いて、実施例1と同様にして加工液体飲食品を製造した。
何れも、まろやかで美味しく、色調も良かった。これらの性質は、全てのアルコール飲料に共通する事項であることが分かった。
実施例9
実施例1の赤ワインに代えて、醤油(濃口醤油、pH4、キッコーマン社製)500g、水酸化カルシウム(消石灰)25g、製造例1、2で得た生物灰化物3gを投入し、3時間撹拌し濾過して、加工液体飲食品を製造した。
上澄みである加工液体飲食品のpHは12であった。その後、1か月以上そのまま静置したところ、pHに変化もなく、ストレートで飲むと、味覚は爽やかであり固有の香りもあり、美味しかった。水で2倍に希釈しても、同様に美味であった。
醤油が持つ本来の旨みに加えて、更に出し汁が加わったような味となり、色調も僅かに薄口醤油に近似していた。濃口醤油に代えて、薄口醤油、白醤油、味醂にしたところ、同様の好適な結果が得られた。
また、上記の濃口醤油以外の、果汁・野菜汁、コーヒー、紅茶、青汁にしても、美味しい加工液体飲食品が製造できた。
実施例10
水700gに、アルカリ土類金属イオン供給化合物(A)として水酸化カルシウム(消石灰)8g、及び、上記製造例1、2で製造した10種類(5種類×2)の生物灰化物を、それぞれ3gを投入して30分間撹拌した。その後、濾過を行って、ミネラルイオン水を製造した。
得られたミネラルイオン水は、pHが13.5であり、何れもそのまま飲むことができた。
実施例11
実施例10で製造したミネラルイオン水20質量部、及び、「飲食品である、野菜、果物、肉、納豆、各種酒、果汁・野菜汁、コーヒー、紅茶、豆乳、ハチミツ、醤油、ソース、乳製品(牛乳を含む)、ケチャップ、マヨネーズ、青汁」を、それぞれ混合・撹拌して、加工飲食品を製造した。
何れも、原料である飲食品に旨味を加えることができ、保存性も良好で、抗酸化性のアルカリ性飲食品を製造できた。
牛乳、ヨーグルト、乳酸菌飲料等は、ジェルとブレンドすることで(ジェルとすることで)、幼児や乳児にもより一層優れた食品となった。
実施例12
実施例10で製造したミネラルイオン水100質量部、及び、増粘剤としてキサンタンガム0.8質量部、1.4質量部、3.0質量部をそれぞれ加えて、3種のミネラルイオン水ジェルを製造した。
このミネラルイオン水ジェルは、ほぼ無味無臭であり、抗酸化性ジェルであった。
このミネラルイオン水ジェルを、単独で口腔飲用したところ、ジェルの効果と強アルカリの効果によって、健康に優れたものとなった。癌細胞は、強アルカリによって減少するとも言われているので、抗癌効果も期待される。
実施例13
実施例12で製造したミネラルイオン水ジェル100質量部に、香水(シャネルNO.5)、芳香剤(製品名NERO、ミラノ産)20質量部を加えて、香水や芳香剤をエマルジョン化した加工ジェルは、人体とって好ましいとは言えないアルコール障害を緩和でき、更に含有するアルコールの蒸発を抑える効果があるため、長期間の芳香性を保ちそして肌につけても優しかった。
実施例14
1−1:
上記実施例で製造した液体(前記加工飲食品、前記加工液体飲食品)100質量部、及び、増粘剤としてキサンタンガム0.8質量部、1.4質量部、3.0質量部をそれぞれ加えて、加工ジェルを製造した。
1−2:
何れも美味であった。特に、赤ワイン、白ワイン、焼酎、清酒、ジン、ウイスキー等の酒を原料とした加工ジェルは、デザート感覚食べることができた。
また、体内を酸化させない抗酸化性のワインとして美味しく食することができ、体内で生成できないミネラルが同時に摂取できた。
実施例15
実施例10で製造したミネラルイオン水、30質量部、50質量部;液体燃料として、重油、軽油、灯油、それぞれ15質量部を、1時間、混合し撹拌して、該液体燃料を微分散させて、加工燃料を得た。
得られた加工燃料は、何れもよく燃えた。
実施例15のようにして得た加工燃料に増粘剤としてキサンタンガムを以下の比率で含有するように加えて、それぞれ加工ジェルを製造した。以下は、ミネラルイオン水ジェル換算の質量部で表している。
1−3:
キサンタンガム添加率1.05%、ミネラルイオン水ジェル50部、重油15部を、混合・撹拌した。
相溶した加工ジェルとなり、経時でも分離しなかった。
1−4:キサンタンガム添加率2%、ミネラルイオン水ジェル30部、軽油15部を、混合・撹拌した。
相溶した加工ジェルとなり、経時でも分離しなかった。
1−5:キサンタンガム添加率1.5%、ミネラルイオン水ジェル50部、灯油15部を、混合・撹拌した。
相溶した加工ジェルとなり、経時でも分離しなかった。
1−6:
ミネラルイオン水ジェル50部、エタノール15部、軽油35部を、混合・撹拌した。
相溶した加工ジェルとなり、経時でも分離しなかった。
これら(1−3、4、5、6)は、エマルジョン化した水和燃料として好適であり、高温環境下中で水分ごと良く燃焼した。
1−7:
キサンタンガム添加率1.05%、ミネラルイオン水ジェル50部、食用ゴマ油50部を、混合・撹拌した。
相溶した加工ジェルとなり、経時でも分離しなかった。
ゴマ油に限らず、オリーブオイル、サラダ油、ココナッツオイル等、全ての食用油に適合する技術であり、体内脂肪分解も容易であり、健康増進に貢献可能である。
1−8:
キサンタンガム添加率1.2%、ミネラルイオン水ジェル30部、フレンチドレッシング70部を、混合・撹拌した。
相溶した加工ジェルとなり、経時でも分離しなかった。
綺麗に相溶し、経時で分離しないアルカリ性ドレッシング調味料となり、体に優しく、美味しかった。
1−9:
キサンタンガム添加率1.08%、ミネラルイオン水ジェル30部、牛乳70部を、混合・撹拌した。
相溶した加工ジェルとなり、経時でも分離しなかった。
1−10:
キサンタンガム添加率0.7%、ミネラルイオン水ジェル80部、乳児用粉ミルク20部を、混合・撹拌した。
相溶した加工ジェルとなり、経時でも分離しなかった。乳児が摂取できないミネラルを補てんする効果があり、骨の発育も促進する効果があった。
1−11:
キサンタンガム添加率0.8%、ミネラルイオン水ジェル95部、シナモンパウダー5部を、混合・撹拌した。
バター共に更に相溶し、シナモントーストとしても極めて好適であった。
1−12:キサンタンガム添加率0.8%抗酸化性水ジェル95部、ウコンパウダー5部を、混合・撹拌した。
相溶した加工ジェルとなり、経時でも分離しなかった。
この技術は、香辛料としての、ワサビ粉、にんにくパウダー、擦りおろし生姜、野菜パウダー、根菜類パウダー、フルーツパウダー、漢方薬パウダー等、その全てに適合できた。
更に、紛体以外の栄養価を抽出した液状品として、東洋漢方薬、薬用高麗人参、ハーブ、日本茶(特に抹茶パウダー)でも好適であった。
1−13:
キサンタンガム添加率0.8%、ミネラルイオン水ジェル10部、納豆90部を、混合・撹拌した。
相溶した加工ジェルとなり、経時でも分離しなかった。
また、外国人が苦手とする納豆固有の匂いが緩和され、より一層美味になった。更に、納豆固体をすり潰してペーストにしたところ、納豆トーストとして極めて美味であった。
実施例16
1−1:
キサンタンガム添加率1.08%、ミネラルイオン水ジェル80部、ベビーオイル(ジョンソン社製)20部を、混合・撹拌した。
相溶した加工ジェルとなり、経時でも分離しなかった。
顔面肌に適合する浸透性の高い保湿クリームとなり、オイル固有のテカリ感やヌメリ感もなく、オイル成分と共に真皮層にも浸透する低刺激性オイルとなった。
1−2:
キサンタンガム添加率1.08%、ミネラルイオン水ジェル80部、ベビーオイル(熊野油脂(株))20部を、混合・撹拌した。
相溶した加工ジェルとなり、経時でも分離しなかった。
前記効果に加えて、カルシウムイオンによる美白効果、皺予防、潤いのある肌が再現可能であった。
これらの技術は、化粧水、整髪料、ファンデーション、美容パック等、多岐にわたることが分かった。
本発明のミネラルイオン水は、飲食品に今までにないような美味を与え、溶解性や分散性に優れており、該ミネラルイオン水やそれを利用して得られた加工(液体)飲食品は、美味しく抗酸化性もある。また、それを増粘させてジェルとすることで、更に食品として優れたものとなる。従って、飲食品の製造分野、飲食品用の配合物の製造分野等に広く利用されるものである。
また、本発明の加工燃料は、油分が微分散して経時安定性が良く、良く燃えて、取り扱い易いので、燃料の精製・製造の分野等に広く利用されるものである。

Claims (18)

  1. アルカリ土類金属イオンを含有し、pHが12以上14以下のミネラルイオン水を製造する方法であって、
    少なくとも、アルカリ土類金属イオン供給化合物(A)、及び、生物灰化物を水に溶解させる工程を有し、
    該生物灰化物を、生物由来物にマイクロ波を照射して得るか、又は、
    該生物由来物に「アルカリ土類金属イオン供給化合物(B)を水に溶解させて得た強アルカリ水」を含浸させた後に乾燥させて得たものにマイクロ波を照射して得ることを特徴とするミネラルイオン水の製造方法。
  2. 上記生物由来物が、原生生物若しくは植物の全体又は一部分、それらの乾燥物、抽出物、抽出残渣、粉砕物又は廃棄物である請求項1に記載のミネラルイオン水の製造方法。
  3. 上記生物由来物が、「海藻若しくは草木の全体又はそれらの一部」の乾燥物である請求項1又は請求項2に記載のミネラルイオン水の製造方法。
  4. 上記アルカリ土類金属イオン供給化合物(A)又は(B)が、互いに異なっていてもよい、マグネシウム若しくはカルシウムの、酸化物、水酸化物、炭酸塩又は炭酸水素塩である請求項1ないし請求項3の何れかの請求項に記載のミネラルイオン水の製造方法。
  5. 上記アルカリ土類金属イオン供給化合物(A)又は(B)が、互いに異なっていてもよい天然物である請求項1ないし請求項4の何れかの請求項に記載のミネラルイオン水の製造方法。
  6. 上記生物灰化物を得る際に、上記マイクロ波を照射する少なくとも初期には炭素質物を介在させ、マイクロ波を照射することでプラズマを発生させることで灰化させる請求項1ないし請求項5の何れかの請求項に記載のミネラルイオン水の製造方法。
  7. 加工飲食品の製造方法であって、
    請求項1ないし請求項6の何れかの請求項に記載のミネラルイオン水の製造方法で製造したミネラルイオン水と飲食品とを混合して、溶解、分散又は抽出する工程を有することを特徴とする製造方法。
  8. 上記飲食品が、調味料、酒、牛乳、乳製品、野菜、果物、茸、果汁、野菜汁、ハーブ、醗酵飲食品、コーヒー、紅茶、ジャム、香辛料、漢方薬、又は、健康飲食品である請求項7に記載の製造方法。
  9. 加工燃料の製造方法であって、
    請求項1ないし請求項6の何れかの請求項に記載のミネラルイオン水の製造方法で製造したミネラルイオン水と液体燃料とを混合し撹拌して、該液体燃料を微分散させる工程を有することを特徴とする製造方法。
  10. 食品エキスの製造方法であって、
    請求項1ないし請求項6の何れかの請求項に記載のミネラルイオン水の製造方法で製造したミネラルイオン水を抽出溶媒として使用して、食品から抽出する工程を有することを特徴とする製造方法。
  11. アルカリ土類金属イオンを含有し、pHが12以上14以下の加工液体飲食品の製造方法であって、
    少なくとも、アルカリ土類金属イオン供給化合物(A)、及び、生物灰化物を液体飲食品に溶解又は分散させる工程を有し、
    該生物灰化物を、生物由来物にマイクロ波を照射して得るか、又は、
    該生物由来物に「アルカリ土類金属イオン供給化合物(B)を水に溶解させて得た強アルカリ水」を含浸させた後に乾燥させて得たものにマイクロ波を照射して得ることを特徴とする製造方法。
  12. 上記液体飲食品が、液体調味料、酒、果汁、野菜汁、コーヒー、紅茶、又は、健康飲料である請求項11に記載の製造方法。
  13. ミネラルイオン水ジェルの製造方法であって、
    請求項1ないし請求項6の何れかの請求項に記載のミネラルイオン水の製造方法で製造したミネラルイオン水に増粘剤を加え50℃以下で撹拌することを特徴とする製造方法。
  14. 加工ジェルの製造方法であって、
    請求項7ないし請求項12の何れかの請求項に記載の製造方法で製造した液体に増粘剤を加え50℃以下で撹拌することを特徴とする製造方法。
  15. 上記増粘剤が多糖類又は多糖類の塩である請求項13又は請求項14に記載の製造方法。
  16. 請求項1ないし請求項6の何れかの請求項に記載のミネラルイオン水の製造方法で製造されるものであることを特徴とするミネラルイオン水。
  17. 請求項7ないし請求項12の何れかの請求項に記載の製造方法で製造されるものであることを特徴とする液体。
  18. 請求項13ないし請求項15の何れかの請求項に記載の製造方法で製造されるものであることを特徴とするジェル。

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