JPWO2019026255A1 - 換気システム - Google Patents

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Abstract

換気システム(100)は、建物の専有部分に設置されて熱交換換気を行う熱交換換気装置(11,21,22,31)と、建物の共用部分に設置されて局所排気を行う局所排気装置(41,51,52)とを有し、熱交換換気装置(11,21)の排気が共用部分に排出される換気システムであって、局所排気装置(41,51,52)は、熱交換換気装置(11,21,22,31)による熱交換換気の換気風量が低下し、給気風量及び排気風量が減少したことを検出すると、局所排気の換気風量を低下させる制御部(412,512,522)を備える。

Description

本発明は、建物の専有部分の熱交換換気と共用部分の換気とを行う換気システムに関する。
入居者が占有する専有部分と不特定者によって共用される共用部分とを備える建物には、専有部分の熱交換換気を行う換気装置と共用部分の換気を行う換気装置とを備えた換気システムが用いられる。専有部分とは、事務室及び会議室といった設備の部分であり、共用部分とは、トイレ及び給湯室といった設備の部分である。
特許文献1には、熱交換換気装置と局所排気装置とを備えた換気システムが開示されている。特許文献1に開示される換気システムは、共用部分の一部に相当するキッチンにおいてレンジフードファンが運転を開始し局所排気が変化した場合に、専有部分に相当する居室の熱交換換気による排気の風量を変化させる。
特開2016−17701号公報
専有部分の熱交換換気装置が共用部分の給気も兼ねる場合、専有部分の熱交換換気装置の少なくとも一部が運転を停止したり換気風量が低下したりすると、建物全体での給排気のバランスが崩れる。これによって、専有部分においても熱交換効率が低下したり、すきま風が発生したり、扉が開きにくくなったり、扉が勢いよく開いたりする可能性がある。したがって、建物全体の給排気のバランスを崩さないためには、在室人数が少ない場合又は在室者が存在しない場合であっても、換気システムは、全ての部屋で熱交換換気装置及び局所排気装置の定格運転を続ける必要があった。
特許文献1に開示される発明は、レンジフードファンが運転を開始することによって共用部分に相当する部分での局所換気が変化した場合に給排気のバランスをとる制御について開示しているが、専有部分に相当する各部屋の換気風量が変化した場合に給排気のバランスをとる制御について開示していない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、専有部分の熱交換換気を行う熱交換換気装置と共用部分の換気を行う局所排気装置とを備え、専有部分の熱交換換気装置の少なくとも一部が運転を停止したり換気風量が低下した場合に、建物全体での給排気のバランスが崩れることを抑えた換気システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、建物の専有部分に設置されて熱交換換気を行う熱交換換気装置と、建物の共用部分に設置されて局所排気を行う局所排気装置とを有し、熱交換換気装置の排気が共用部分に排出される換気システムである。本発明において、局所排気装置は、熱交換換気装置による熱交換換気の換気風量が低下し、給気風量及び排気風量が減少したことを検出すると、局所排気の換気風量を低下させる制御部を備える。
本発明に係る換気システムは、専有部分の熱交換換気を行う熱交換換気装置と共用部分の換気を行う局所排気装置とを備え、専有部分の熱交換換気装置の少なくとも一部が運転を停止したり換気風量が低下した場合に、建物全体での給排気のバランスが崩れることを抑えることができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る換気システムの構成を示す図 実施の形態1に係る換気システムのブロック図 実施の形態1に係る換気システムに適用される熱交換換気装置の斜視図 実施の形態1に係る換気システムにおいて一部の熱交換換気装置を停止させた状態を示す図 実施の形態1に係る換気システムの動作の流れを示すフローチャート 本発明の実施の形態2に係る換気システムのブロック図 実施の形態2に係る換気システムの動作の流れを示すフローチャート 本発明の実施の形態3に係る換気システムのブロック図 実施の形態3に係る換気システムにおける運転状態の遷移を示す図 実施の形態3に係る換気システムにおける運転状態の遷移を示す図 実施の形態3に係る換気システムにおける運転状態の遷移を示す図 実施の形態1から実施の形態3のいずれかに係る制御部の機能をハードウェアで実現した構成を示す図 実施の形態1から実施の形態3のいずれかに係る制御部の機能をソフトウェアで実現した構成を示す図
以下に、本発明の実施の形態に係る換気システムを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る換気システムの構成を示す図である。図2は、実施の形態1に係る換気システムのブロック図である。換気システム100は、第1事務室10に設置された熱交換換気装置11、第2事務室20に設置された熱交換換気装置21,22、会議室30に設置された熱交換換気装置31、給湯室40に設置された局所排気装置41及びトイレ50に設置された局所排気装置51,52を有する。ここで、第1事務室10、第2事務室20及び会議室30は専有部分であり、給湯室40及びトイレ50は共用部分である。
熱交換換気装置11,21の排気は、共用部分に排出される。なお、熱交換換気装置11,21,22の排気とは、第1事務室10又は第2事務室20から吸い出され、外気空気との間で熱交換がなされた後の空気である。
熱交換換気装置11,21,22,31及び局所排気装置41,51,52は、通信ケーブル60で接続されている。熱交換換気装置11,21,22,31及び局所排気装置41,51,52は、通信ケーブル60を通じて他の機器に運転状態情報を送信する。運転状態情報とは、装置が運転しているか否かを示す情報及び運転強度の情報を含む。熱交換換気装置11,21,22,31及び局所排気装置41,51,52の運転状態の監視及び操作は、監視用操作盤70を通じて行うことが可能である。
図1中に矢印とともに示す数値は、給気量及び排気量を示している。図1に示すように、建物全体では、給気量及び排気量はともに1950m/hであるため、給排気のバランスはとれている。
図3は、実施の形態1に係る換気システムに適用される熱交換換気装置の斜視図である。なお、図3では、熱交換換気装置11の筐体の一部を切り欠いて内部を可視化して示している。熱交換換気装置11は、対向する側面の一方に室内側の吸込口104と吹出口106とを有し、他方に室外側の吸込口105と吹出口107とを有する箱体101内に、吸込口104,105と吹出口107,106との間に設けた熱交換器112において互いに交差し熱交換するよう設けられた給気風路109及び排気風路108とを備えている。
排気風路108には、排気流を形成する排気用送風機110が設置される。給気風路109には、給気流を形成する給気用送風機111が設置される。排気用送風機110及び給気用送風機111は、羽根121及び電動機126を備える。羽根121及び電動機126は、羽根ケーシング116に収容されている。箱体101には、給気流と排気流との間で熱交換を行う熱交換器112が設置されている。熱交換器112は、箱体101に形成されている開口115から挿抜可能となっている。
熱交換換気装置11において、熱交換器112を利用した空調換気については、排気用送風機110及び給気用送風機111を運転することにより、室内空気は、ダクトを介して吸込口104から矢印Aのように吸い込まれ、熱交換器112及び排気風路108を矢印Bのように通り、排気用送風機110により吹出口107から矢印Cのように吹き出される。
また、ダクトを介して吸込口105から矢印Dのように吸い込まれ、熱交換器112及び給気風路109を矢印Eのように通り、給気用送風機111により吹出口106から矢印Fのように吹き出され、ダクトを介して室内に給気される。このとき、熱交換器112では排気流と給気流との間で熱交換が行われ、排気熱を回収して冷暖房負荷を軽減する。なお、排気用送風機110及び給気用送風機111の運転は、制御部117により制御される。
なお、熱交換換気装置21,22,31も熱交換換気装置11と同様の構成を有する。また、給気用送風機211,221,311は、給気用送風機111と同様であり、排気用送風機210,220,310は、排気用送風機110と同様である。また、熱交換器212,222,312は、熱交換器112と同様である。また、制御部217,227,317は、制御部117と同様である。
局所排気装置41は、設置箇所の空気を取り込んで排気流を形成する排気用送風機411と、排気用送風機411の運転強度を変更することによって換気風量を変化させる制御部412とを備える。局所排気装置41は、共用部分に設置されており、設置箇所の局所排気を行う。なお、局所排気装置51,52も局所排気装置41と同様の構成を有し、共用部分に設置される。また、排気用送風機511,521は排気用送風機411と同様であり、制御部512,522は、制御部412と同様である。
図4は、実施の形態1に係る換気システムにおいて一部の熱交換換気装置を停止させた状態を示す図である。在室人数が減るなどの理由で第1事務室10の熱交換換気装置11を停止させると、建物全体では、給気量は950m/hとなり、排気量は1950m/hとなり、給排気のバランスが崩れる。実施の形態1に係る換気システム100は、熱交換換気装置11を停止させるなどして換気風量が低下し、給気風量及び排気風量が減少する場合、給湯室40又はトイレ50に設置された局所排気装置41,51,52の排気量を減らすことで、建物全体での給排気のバランスを整える。建物全体での給排気のバランスを整えることにより、第2事務室20に設置された熱交換換気装置21,22及び会議室30に設置された熱交換換気装置31は、給排気のバランスを崩すことなく運用が可能となる。
なお、局所排気装置41,51,52が停止した場合、連動して熱交換換気装置11,21,22,31の換気風量を低下させてしまうと、専有部分で必要換気風量が確保できないおそれがあるため、局所排気装置41,51,52が停止しても、専有部分の換気風量は低下させない。
図5は、実施の形態1に係る換気システムの動作の流れを示すフローチャートである。制御部117,217,227,317,412,512,522の動作の流れは全て同じであるため、ここでは制御部412を例にして説明する。換気システム100の運転開始後、ステップS1において、制御部412は、他の機器の制御部117,217,227,317,512,522から運転状態情報を受信したか否かを監視する。運転状態情報を受信していなければ、ステップS1でNoとなり、運転状態情報を受信したか否かの監視を継続する。運転状態情報を受信したならば、ステップS1でYesとなり、ステップS2において制御部412は、専有部分の換気風量が低下するか否かを受信した運転状態情報を基に判断する。
専有部分の換気風量が低下する場合は、ステップS2でYesとなり、ステップS3において制御部412は、局所排気装置の制御部であるか否かを判断する。制御部412は、局所排気装置の制御部であるため、ステップS3でYesとなり、ステップS4において、排気用送風機411の運転強度を弱くするか又は停止させ、共用部分の換気風量を低減させる。なお、制御部117,217,227,317の場合は、熱交換換気装置の制御部であるため、ステップS3でNoとなり、ステップS1に戻って、他の機器から運転状態情報を受信したか否かの監視を行う。
専有部分の換気風量が低下しない場合は、ステップS2でNoとなり、ステップS1に戻り、制御部412は、他の機器の制御部117,217,227,317,512,522から運転状態情報を受信したか否かの監視を行う。
実施の形態1に係る換気システム100は、専有部分の熱交換換気装置11,21,22,31の少なくとも一部が運転を停止したり換気風量が低下した場合に、共用部分の局所排気装置41,51,52の排気風量を低下させる。したがって、実施の形態1に係る換気システム100は、専有部分の換気風量が低下する場合に、建物全体での給排気のバランスを整えることができる。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2に係る換気システムのブロック図である。実施の形態2に係る換気システム100は、給排気のバランスよりも換気を優先する設定を記憶する換気優先設定記憶部118,218,228,318,413,513,523を有する点で、実施の形態1に係る換気システム100と相違している。この相違点以外は、実施の形態1に係る換気システム100と同様であるため、重複する説明は省略する。
図7は、実施の形態2に係る換気システムの動作の流れを示すフローチャートである。実施の形態1と同様に、制御部117,217,227,317,412,512,522の動作の流れは全て同じであるため、ここでは制御部117を例にして説明する。ステップS1及びステップS2は、実施の形態1と同様である。専有部分の換気風量が低下する場合は、ステップS2でYesとなり、ステップS13において制御部117は、給排気のバランスよりも換気を優先する設定が換気優先設定記憶部118に記憶されているか否かを確認する。給排気のバランスよりも換気を優先する設定が換気優先設定記憶部118に記憶されていれば、ステップS13でYesとなり、ステップS14において、制御部117は、熱交換換気装置の制御部であるか否かを判断する。制御部117は、熱交換換気装置の制御部であるため、ステップS14でYesとなり、ステップS15において、制御部117は、給気用送風機111のみを動かし、専有部分の給気風量を維持する。なお、制御部412,512,522の場合は、局所排気装置の制御部であるため、ステップS14でNoとなり、ステップS1に戻る。給排気のバランスよりも換気を優先する設定が換気優先設定記憶部118に記憶されていなければ、ステップS13でNoとなり、ステップS3に進む。ステップS3及びステップS4は、実施の形態1と同様である。
実施の形態2に係る換気システム100は、換気優先設定記憶部118,218,228,318,413,513,523に給排気のバランスよりも換気を優先する設定が記憶されていれば、熱交換換気装置11,21,22,31の給気用送風機111,211,221,311を動かして給気風量を維持するため、専有部分の換気を確実に行うことができる。
実施の形態3.
図8は、本発明の実施の形態3に係る換気システム100のブロック図である。実施の形態3に係る換気システム100は、熱交換換気装置11,21,22,31が外気温度センサ119,129,229,319を備えている点で、実施の形態2に係る換気システム100と相違する。
実施の形態3に係る換気システム100は、熱交換換気装置11,21,22,31の制御部117,217,227,317は、外気温度が基準値以下の時に熱交換換気の換気風量を低下させる操作が行われた場合には、換気風量を低下させずに非熱交換換気を行い、外気冷房を実行する。
図9、図10及び図11は、実施の形態3に係る換気システムにおける運転状態の遷移を示す図である。熱交換換気装置11,21,22,31が給気風量及び排気風量が大の運転を行い、局所排気装置41,51,52が風量大の運転を行っているとき、建物全体の給排気のバランスが取れている。この状態のときに熱交換換気装置11の換気風量を低下させる操作が行われると、図9中に矢印Gで示すように、熱交換換気装置11の給気風量及び排気風量が低下し、建物全体での給排気のバランスが取れていない状態に移行する。このとき、給排気のバランスよりも換気を優先する設定が換気優先設定記憶部118,218,228,318,413,513,523に記憶されていれば、図9中に矢印Hで示すように、熱交換換気装置11の給気風量は、換気風量を低下させる前の熱交換換気での給気風量に戻され、局所排気装置41,51,52の風量は大のまま維持される。一方、給排気のバランスよりも換気を優先する設定が換気優先設定記憶部118,218,228,318,413,513,523に記憶されていない場合には、図9中に矢印Iで示すように、局所排気装置41は風量を小とし、局所排気の換気風量を低下させた状態に移行する。局所排気装置41の局所排気の換気風量が低下することにより、建物全体の給排気のバランスが取れた状態となる。
また、局所排気装置41の換気風量が低下している状態において、熱交換換気装置11の換気風量を低下させる操作が行われると、建物全体の給排気のバランスは大きく崩れることはないので、熱交換換気装置11以外の機器は換気風量を変化させず、図10中に矢印Jで示すように、熱交換換気装置11の換気風量のみが低下した状態に移行する。
局所排気装置41の換気風量が低下している状態において、図10中に矢印Kで示すように熱交換換気装置11,21,22の換気風量を低下させる操作が行われると、建物全体の給排気のバランスが大きく崩れることに加え、在室者がおらず換気風量を大きくする必要がないと推定できるため、図10中に矢印Lで示すように、共用部分に設置されている局所排気装置41,42,52の換気風量を低下させた状態に移行する。
また、図11に矢印Mで示すように、熱交換換気装置11の換気風量を低下させる操作が行われた場合でも、外気温度が基準値以下であって外気冷房の効果が見込めるならば、図11中に矢印Nで示すように、熱交換換気装置11,21,22,31は、換気風量を低下させずに非熱交換換気を行う状態に移行し、外気冷房を実行する。
実施の形態3に係る換気システム100は、外気温度が基準値以下の場合には、熱交換換気装置11,21,22,31の換気風量は低下させずに非熱交換換気を行うことで、外気冷房により専有部分の室温を下げることができる。したがって、実施の形態3に係る換気システム100は、外気温が低い場合には、冷熱源を用いることなく室内の温度を下げ、省エネルギー化を図ることができる。
なお、上記実施の形態1、実施の形態2及び実施の形態3において、共用部分には局所排気装置41,51,52が設置されているが、共用部分にも熱交換機能を備えた熱交換換気装置を設置してもよい。すなわち、共用部分には、少なくとも排気機能を備えた装置を設置すればよい。
上記実施の形態1から3において、専有部分には熱交換機能を備えた熱交換換気装置11,21,22,31を設置しているが、専有部分からの排気と専有部分への給気との熱交換機能を1台の装置に集約してもよい。すなわち、熱交換機能を備えた外気処理エアコンディショナの吹出口を第1事務室10、第2事務室20及び会議室30に設置してもよい。
上記実施の形態1、実施の形態2及び実施の形態3の制御部117,217,227,317,412,512,522の機能は、処理回路により実現される。すなわち制御部117,217,227,317は、換気優先設定記憶部118,218,228,318に給排気のバランスよりも換気を優先する設定が記憶されている場合には、給気風量を、換気風量を低下させる前の熱交換換気での給気風量に戻す処理と、外気温度が基準値以下の時に熱交換換気の換気風量を低下させる操作が行われた場合には、換気風量を低下させずに非熱交換換気を行う処理とを行う処理回路を備える。制御部412,512,522は、熱交換換気装置11,21,22,31による熱交換換気の換気風量が低下したことを検出すると、局所排気の換気風量を低下させる処理と、換気優先設定記憶部413,513,523に給排気のバランスよりも換気を優先する設定が記憶されている場合には、熱交換換気装置11,21,22,31による熱交換換気の換気風量が低下したことを検出しても局所排気の換気風量を低下させない処理とを行う処理回路を備える。また、処理回路は、専用のハードウェアであっても、記憶装置に格納されるプログラムを実行する演算装置であってもよい。
処理回路が専用のハードウェアである場合、処理回路は、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、又はこれらを組み合わせたものが該当する。図12は、実施の形態1から実施の形態3のいずれかに係る制御部の機能をハードウェアで実現した構成を示す図である。処理回路19には、換気優先設定記憶部118,218,228,318に給排気のバランスよりも換気を優先する設定が記憶されている場合には、給気風量を、換気風量を低下させる前の熱交換換気での給気風量に戻す処理と、外気温度が基準値以下の時に熱交換換気の換気風量を低下させる操作が行われた場合には、換気風量を低下させずに非熱交換換気を行う処理とを実現する論理回路19aが組み込まれている。または、処理回路19には、熱交換換気装置11,21,22,31による熱交換換気の換気風量が低下したことを検出すると、局所排気の換気風量を低下させる処理と、換気優先設定記憶部413,513,523に給排気のバランスよりも換気を優先する設定が記憶されている場合には、熱交換換気装置11,21,22,31による熱交換換気の換気風量が低下したことを検出しても局所排気の換気風量を低下させない処理とを実現する論理回路19aが組み込まれている。
処理回路19が演算装置の場合、換気優先設定記憶部118,218,228,318に給排気のバランスよりも換気を優先する設定が記憶されている場合には、給気風量を、換気風量を低下させる前の熱交換換気での給気風量に戻す処理と、外気温度が基準値以下の時に熱交換換気の換気風量を低下させる操作が行われた場合には、換気風量を低下させずに非熱交換換気を行う処理は、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。また、処理回路19が演算装置の場合、熱交換換気装置11,21,22,31による熱交換換気の換気風量が低下したことを検出すると、局所排気の換気風量を低下させる処理と、換気優先設定記憶部413,513,523に給排気のバランスよりも換気を優先する設定が記憶されている場合には、熱交換換気装置11,21,22,31による熱交換換気の換気風量が低下したことを検出しても局所排気の換気風量を低下させない処理とは、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。
図13は、実施の形態1から実施の形態3のいずれかに係る制御部の機能をソフトウェアで実現した構成を示す図である。処理回路19は、プログラム19bを実行する演算装置191と、演算装置191がワークエリアに用いるランダムアクセスメモリ192と、プログラム19bを記憶する記憶装置193を有する。記憶装置193に記憶されているプログラム19bを演算装置191がランダムアクセスメモリ192上に展開し、実行することにより、換気優先設定記憶部118,218,228,318に給排気のバランスよりも換気を優先する設定が記憶されている場合には、給気風量を、換気風量を低下させる前の熱交換換気での給気風量に戻す処理と、外気温度が基準値以下の時に熱交換換気の換気風量を低下させる操作が行われた場合には、換気風量を低下させずに非熱交換換気を行う処理とが実現される。または、記憶装置193に記憶されているプログラム19bを演算装置191がランダムアクセスメモリ192上に展開し、実行することにより、熱交換換気装置11,21,22,31による熱交換換気の換気風量が低下したことを検出すると、局所排気の換気風量を低下させる処理と、換気優先設定記憶部413,513,523に給排気のバランスよりも換気を優先する設定が記憶されている場合には、熱交換換気装置11,21,22,31による熱交換換気の換気風量が低下したことを検出しても局所排気の換気風量を低下させない処理とが実現される。ソフトウェア又はファームウェアはプログラム言語で記述され、記憶装置193に格納される。演算装置191は、中央処理装置を例示できるがこれに限定はされない。
処理回路19は、記憶装置193に記憶されたプログラム19bを読み出して実行することにより、各処理を実現する。すなわち、制御部117,217,227,317は、処理回路19により実行されるときに、換気優先設定記憶部118,218,228,318に給排気のバランスよりも換気を優先する設定が記憶されている場合には、給気風量を、換気風量を低下させる前の熱交換換気での給気風量に戻すステップと、外気温度が基準値以下の時に熱交換換気の換気風量を低下させる操作が行われた場合には、換気風量を低下させずに非熱交換換気を行うステップとが結果的に実行されることになるプログラム19bを記憶するための記憶装置193を備える。また、制御部412,512,522は、処理回路19により実行されるときに、熱交換換気装置11,21,22,31による熱交換換気の換気風量が低下したことを検出すると、局所排気の換気風量を低下させるステップと、換気優先設定記憶部413,513,523に給排気のバランスよりも換気を優先する設定が記憶されている場合には、熱交換換気装置11,21,22,31による熱交換換気の換気風量が低下したことを検出しても局所排気の換気風量を低下させないステップとが結果的に実行されることになるプログラム19bを記憶するための記憶装置193を備える。また、プログラム19bは、上記の手順及び方法をコンピュータに実行させるものであるとも言える。
なお、換気優先設定記憶部118,218,228,318に給排気のバランスよりも換気を優先する設定が記憶されている場合には、給気風量を、換気風量を低下させる前の熱交換換気での給気風量に戻す処理と、外気温度が基準値以下の時に熱交換換気の換気風量を低下させる操作が行われた場合には、換気風量を低下させずに非熱交換換気を行う処理と、熱交換換気装置11,21,22,31による熱交換換気の換気風量が低下したことを検出すると、局所排気の換気風量を低下させる処理と、換気優先設定記憶部413,513,523に給排気のバランスよりも換気を優先する設定が記憶されている場合には、熱交換換気装置11,21,22,31による熱交換換気の換気風量が低下したことを検出しても局所排気の換気風量を低下させない処理とについて、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェア又はファームウェアで実現するようにしてもよい。
このように、処理回路19は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
10 第1事務室、11,21,22,31 熱交換換気装置、19 処理回路、19a 論理回路、19b プログラム、20 第2事務室、30 会議室、40 給湯室、41,51,52 局所排気装置、50 トイレ、60 通信ケーブル、70 監視用操作盤、100 換気システム、101 箱体、104,105 吸込口、106,107 吹出口、108 排気風路、109 給気風路、110,210,220,310,411,511,521 排気用送風機、111,211,221,311 給気用送風機、112,212,222,312 熱交換器、115 開口、116 羽根ケーシング、117,217,227,317,412,512,522 制御部、118,218,228,318,413,513,523 換気優先設定記憶部、119,219,229,319 外気温度センサ、121 羽根、126 電動機、191 演算装置、192 ランダムアクセスメモリ、193 記憶装置。

Claims (4)

  1. 建物の専有部分に設置されて熱交換換気を行う熱交換換気装置と、前記建物の共用部分に設置されて局所排気を行う局所排気装置とを有し、前記熱交換換気装置の排気が前記共用部分に排出される換気システムであって、
    前記局所排気装置は、前記熱交換換気装置による前記熱交換換気の換気風量が低下し、給気風量及び排気風量が減少したことを検出すると、前記局所排気の換気風量を低下させる制御部を備えることを特徴とする換気システム。
  2. 前記熱交換換気装置を複数有し、複数の前記熱交換換気装置の少なくとも一部が運転を停止するか、又は換気風量が低下した場合に、前記局所排気装置の制御部は、前記局所排気の換気風量を低下させることを特徴とする請求項1に記載の換気システム。
  3. 前記熱交換換気装置及び前記局所排気装置は、給排気のバランスよりも換気を優先する設定を記憶する換気優先設定記憶部を有し、
    前記換気優先設定記憶部に給排気のバランスよりも換気を優先する設定が記憶されている場合には、
    前記局所排気装置の制御部は、前記熱交換換気装置による前記熱交換換気の換気風量が低下したことを検出しても前記局所排気の換気風量を低下させず、
    前記熱交換換気装置の制御部は、前記熱交換換気の給気風量を、換気風量を低下させる前の前記熱交換換気での給気風量に戻すことを特徴とする請求項1に記載の換気システム。
  4. 前記熱交換換気装置は、外気温度を検出する外気温度センサを備え、
    前記熱交換換気装置の制御部は、前記外気温度が基準値以下の時に前記熱交換換気の換気風量を低下させる操作が行われた場合には、換気風量を低下させずに非熱交換換気を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の換気システム。
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