JP6466108B2 - 空調システムを制御する制御システムおよび空調システム - Google Patents

空調システムを制御する制御システムおよび空調システム Download PDF

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本発明は、空調システムの制御システムおよびその制御システムを含む空調システムに関するものである。
特許文献1には、省エネタイプの空調システムを提供することが記載されている。特許文献1の空調システムにおいては、補助空調システムは、屋内熱交換ユニットと屋外熱交換ユニットとを含み、屋内熱交換ユニットは、室内の天井に対し斜めに設置される屋内チューブを含み、ファンを含まず、屋内チューブが室内上部の高温の空気層に斜めに接し、屋内チューブの内部の冷媒が高温の空気層から受熱して沸騰気化し、高温の空気層が屋内熱交換ユニットを通過して下降し、屋外熱交換ユニットは、屋外の、屋内チューブよりも高い位置に設置される屋外チューブを含み、屋外チューブは連通管を介し、圧縮機を介さずに屋内チューブに接続され、屋内チューブで沸騰気化した冷媒を凝縮液化して屋内チューブに戻す。
特開2011−158135号公報
主空調システムと補助空調システムとを含むシステムにおいて、さらに効率よく、消費電力を抑制した条件で空調を行える空調システムが要望されている。
本発明の一態様は、空調システムを制御する制御システムである。空調システムは、第1の室内機を含む第1のシステムと、第1の室内機の下流に配置される第2の室内機を含む第2のシステムとを含み、第1のシステムは、さらに、回転数制御されるファンを含む室外機と、室外機および第1の室内機の間で冷媒を自然循環させる循環系とを含む。当該制御システムは、空調システムの冷却対象の空気の温度と目標吹き出し温度とから必要冷却能力を推定する必要能力推定ユニットと、推定時の冷却対象の空気の温度と外気温度との温度差における第1のシステムの冷却可能能力と第1のシステムの消費電力との関係をファンの回転数に対して推定する冷却可能能力推定ユニットと、第1のシステムの冷却可能能力が必要冷却能力の範囲内で、ファンの回転数の領域に、冷却可能能力が第1のシステムの消費電力以上となる第1の回転数範囲があれば、その第1の回転数範囲で第1のシステムを稼働し、第1の回転数範囲がなければ第1のシステムを停止する第1の制御ユニットとを含む。
冷媒を自然循環する第1のシステムにおいては、冷却可能能力と消費電力との関係は、冷却対象の空気の温度と外気温度との温度差に基づき推定できる。第1のシステムの消費電力には室外機および/または室内機に付属するファンの消費電力が含まれ、そのほとんどは必要冷却能力に含まれる。したがって、冷却可能能力が第1のシステムの消費電力以上となる条件(第1の条件)でのみ第1のシステムを駆動し、それ以外では駆動しないという条件判断を行うことにより、第1のシステムが無駄に稼働することを抑制でき、空調システムのエネルギー消費量をさらに低減できる。
制御システムは、さらに、第2の室内機の吸込み温度が目標吹出し温度より低ければ、第2のシステムを停止するユニットを含んでいてもよい。第1の室内機の下流に位置する第2の室内機における吸込み温度が目標吹出し温度より低ければ、第1のシステムのみで空調可能か、または、空調自体が不要なので第2のシステムを稼働させないことにより、消費電力を抑制できる。
制御システムは、さらに、吹出し温度に対する冷却対象の空気の温度の差が、所定の値よりも小さければ、第1のシステムおよび第2のシステムを停止するユニットを含んでもよい。冷却対象の空気の温度が高い場合でも、吹き出し温度との差が小さければ、機器からの発熱はなく、冷却対象の機器が稼働していないと判断できる。したがって、空調システムを停止することにより、さらに消費電力を抑制できる。
本発明の他の態様の一つは、上記の制御システムと、第1のシステムと、第2のシステムとを有する空調システムである。
この空調システムにおいては、第1の室内機の吹き出し口と第2の室内機の吸い込み口とを接続するダクトスペースと、ダクトスペース内で、第1の室内機をバイパスしてダクトスペースに冷却対象の空気を供給する第1のバイパス開口と第1の室内機の吹き出し口とを交互に開閉する第1のダンパーユニットとを有していてもよい。さらに、ダクトスペース内で、第1のバイパス開口よりも下側に配置され、第2の室内機をバイパスして冷気を放出する第2のバイパス開口を開閉する第2のダンパーユニットを有していてもよい。
第1および第2のダンパーユニットを有する空調システムの制御システムは、第1のダンパーユニットが第1のバイパス開口を閉じ、第2のダンパーユニットが第2のバイパス開口を閉じる第1のモードと、第1のダンパーユニットが第1のバイパス開口を閉じ、第2のダンパーユニットが第2のバイパス開口を開ける第2のモードと、第1のダンパーユニットが第1の室内機の吹き出し口を閉じる、または、第2のダンパーユニットが第2のバイパス開口を開ける第3のモードとの少なくともいずれかを含むことが望ましい。
第1のモードにおいては、第1のシステムおよび第2のシステムを協調させ、トータルとして消費電力が低い条件で空調システムを運転できる。第2のモードにおいては、第1のシステムを低消費電力で運転でき、第1のシステムで空調した空気を、第2のシステムをバイパスして直接供給できる。第3のモードにおいては、第1のシステムをバイパスすることにより、第2のシステムを低消費電力で運転でき、その際、冷却対象の空気が第1のシステムを通過する際の圧力損失を防ぐことができるので、第2のシステムの消費電力をさらに抑制できる。
本発明の異なる他の態様の一つは、冷却対象の空気を排出する発熱機器が配置された部屋と、部屋の空気を空調する上記の空調システムとを有する建造物である。発熱機器の一例は、太陽光発電システムのパワーコンディショナーである。
本発明のさらに異なる他の態様の一つは、上記の空調システムを制御する方法である。この方法は、以下のステップを有する。
1.制御ユニットが、空調システムの冷却対象の空気の温度と目標吹き出し温度とから必要冷却能力を推定すること。
2.推定時の冷却対象の空気の温度と外気温度との温度差における第1のシステムの冷却可能能力と第1のシステムの消費電力との関係をファンの回転数に対して推定すること。
3.冷却可能能力が必要冷却能力の範囲内で、ファンの回転数の領域に、冷却可能能力が第1のシステムの消費電力以上となる第1の回転数範囲があれば、その第1の回転数範囲で第1のシステムを稼働し、第1の回転数範囲がなければ、第1のシステムを停止すること。
この方法は、さらに、以下のステップを有していてもよい。
4.制御ユニットが、第2の室内機の吸込み温度が目標吹き出し温度より低ければ、第2のシステムを停止すること。
5.制御ユニットが、吹出し温度に対する冷却対象の空気の温度の差が、所定の値よりも小さければ、第1のシステムおよび第2のシステムを停止すること。
空調システムが、上記ダクトスペース、第1のダンパーユニットおよび第2のダンパーユニットを含む場合、この方法は、制御ユニットが、第1のダンパーユニットが第1のバイパス開口を閉じ、第2のダンパーユニットが第2のバイパス開口を閉じることと、第1のダンパーユニットが第1のバイパス開口を閉じ、第2のダンパーユニットが第2のバイパス開口を開けることと、第1のダンパーユニットが第1の室内機の吹き出し口を閉じる、または、第2のダンパーユニットが第2のバイパス開口を開けることとの少なくともいずれかを含むことが望ましい。
空調システムが導入された建造物の概要を示す断面図。 空調システムを拡大して概要を示す斜視図。 空調システムの概要を示す正面図。 冷却可能能力および消費電力とファン回転数の関係を示す図。 空調システムの制御を示すフローチャート。 第1のシステムのみを稼働するモードを示す図。 第2のシステムのみを稼働するモードを示す図。
図1に、空調システムが設置された建造物の概要を示している。建造物(建物、コンテナハウス、箱体)1は、太陽光発電システムにおいて太陽電池モジュールが発電した直流電力を交流電力に変換する電力制御ユニット(電力制御装置、パワーコンディショナー、PCS)2と、太陽電池モジュールが発電した直流電力を一時的に蓄えるバッテリユニット3と、PCS2で変換された電力を電送線路へ供給するUPSユニット4とを含み、これらのユニット2、3および4がそれぞれ異なる部屋に配置されている。建造物1は、さらに、PCS2が配置された部屋5の空気を空調(冷却、冷房)する空調システム10を含む。建造物1は、固定されたものであってもよく、移動可能なものであってもよく、パッケージ型であってもよく、現地施工されたものであってもよい。また、建造物1は、PCS2に限らず、サーバーあるいはその他の電子機器を収納するものであってもよく、用途もサーバールーム、データセンターなどであってもよい。
空調システム10は、第1の室内機21を含む第1のシステム(第1の空調システム、補助システム)20と、第1の室内機21の下流に配置される第2の室内機31を含む第2のシステム(第2の空調システム、主システム)30と、第1のシステム20および第2のシステム30を協調制御する制御システム50とを含む。この明細書においては、室外に設置される場合であっても、室内の空気をハンドリングするユニットは室内機と呼ぶ。第1のシステム20は、自然循環型(沸騰循環型)の冷却システム、以下「Self−Circulating−Radiator」(SCR)と称する、であり、コンプレッサを用いずに冷媒を循環するため消費電力は低く、外気温が室内の温度よりも低いという条件で動作する。第2のシステム30は、コンプレッサにより強制的に冷媒を循環させるタイプの空調システム(クーラーユニット、ACU)であり、外気条件に影響されずに冷却効果が得られる。また、ACU30は、冷房(冷却)のみならず、暖房も可能である。
空調システム10は、部屋5の上部の空気6を吸引してSCR20で冷却し、SCR20から出力された冷気7をACU30で冷却して所望の温度になった冷気8を部屋5に戻すことにより部屋5を空調する。
図2に、空調システム10を抜き出して拡大し、斜視図により示している。図3に、空調システム10の概略構成を模式的な断面図により示している。図3においては、制御システム50の構成を示すためにACU30の上のスペースに制御システム50を配置している。空調システム10は、全体が建屋(建造物)1と一体感のある壁1aで外気が流通する状態で囲われていてもよい。
空調システム10は、PCS2が配置された部屋5のいずれかの側壁5aに接続あるいは隣接して配置される。空調システム10は、1台のユニット化されたSCR(第1のシステム)20と、1台のユニット化されたACU(第2のシステム)30とを含む。冷却対象の負荷により、組み合わされる台数は任意である。制御システム50は、SCR20の側に設けられていてもよく、ACU30の側に設けられていてもよく、空調システム10が複数のSCR20およびACU30を含む場合は、複数の制御システム50を備えていてもよく、共通の制御システム50により複数のSCR20およびACU30を制御してもよい。
SCR(第1のシステム)20は、第1のハウジング29と、ハウジング29の室内5に連通した室内機(第1の室内機)の空間(領域)21と、ハウジング29の建造物1の室外(屋外、外気)に連通した室外機(屋外機、第1の室外機)の空間(領域)22とを含む。室内機の領域21は仕切板29aにより室外機の領域22と分離されている。室内機の領域21には、室内熱交換器23が設置され、必要に応じて室内ファンも設置される。室外機の領域22には、外気ファン(屋外ファン、室外ファン)25および室外熱交換器24が設置される。さらに、SCR20は、室内機21の熱交換器23と室外機22の熱交換器24との間で冷媒を循環させる配管系(循環系)26を含む。室内機(第1の室内機)の空間(領域)21と、室外機(第1の室外機)の空間(領域)22とは、室内機21および室外機22として独立したユニットであってもよい。
SCR20の室内機の領域21は、壁面5aの空気取入口(取込口、吸引口、吸込口)21aを介して部屋5と連通しており、下側の吹出口21bを介してACU30と接続するダクトスペース(ダクト)40に連通している。
ACU(第2のシステム)30は、第2のハウジング39を含む。ハウジング39は、ダクト40によりSCR20の室内機の領域(第1の室内機)21に連通し、SCR20の室内機の領域(第1の室内機)21の下流に配置される室内機の領域(第2の室内機)31を含む。室内機の領域31には、室内熱交換器33と室内ファン38とが配置され、下側のダクト15を介してPCR2が配置された部屋5と連通している。
第2のハウジング39は、さらに、室外と連通した室外機の領域(第2の室外機)32を含む。室外機の領域32は仕切板39aにより室内機の領域31と分離されている。室外機の領域32には、室外ファン35、室外熱交換器34、室内熱交換器33および室外熱交換器34の間で冷媒を循環させる循環系(不図示)、室内熱交換器33から室外熱交換器34に供給する冷媒を圧縮するコンプレッサ36、室外熱交換器34で熱交換された冷媒を減圧して室内熱交換器33に供給する減圧器37が配置されている。ACU(第2のシステム)30はハウジング39によりユニット化されていなくてもよく、室内機(第2の室内機)の空間(領域)31と、室外機(第2の室外機)の空間(領域)32とは、室内機31および室外機32として独立したユニットであってもよい。
SCR20の室内機の領域21の吹出口(供給口)21bとACU30の室内機の領域31の吸込口31aとを接続するダクト40は、部屋5と連通する第1のバイパス開口43および第2のバイパス開口44と、第1のバイパス開口43と第1の室内機21の吹出口21bとを交互に開閉する第1のダンパーユニット41と、第2のバイパス開口44を開閉する第2のダンパーユニット42とを含む。第1のバイパス開口43および第2のバイパス開口44は上下に配置されていてもよく、左右に配置されていてもよい。
第1のバイパス開口43は、第1のダンパーユニット41によりオープンすることにより、SCR20の室内機の領域21をバイパスして部屋5から冷却対象の空気6を供給するダクトスペース40内に吸引し、ACU30に供給することができる。第2のバイパス開口44は、第2のダンパーユニット42によりオープンすることにより、SCR20の室内機の領域21で冷却された空気(冷気)7を、ACU30をバイパスして部屋5へ出力することができる。第1のダンパーユニット41および第2のダンパーユニット42は、シャッターやゲートバルブのような機構であってもよい。
バイパス用の開口43および44、およびダンパーユニット41および42を設ける代わりに、稼働を停止したSCR20を通過させて冷却対象の空気6をACU30に導いたり、SCR20で冷却した空気7を、稼働を停止したACU30を通過させて冷気8として部屋5へ供給してもよい。バイパス開口43および44を設けることにより、それぞれの熱交換器23および33を通過する際の圧力損失などの発生を抑制できる。
空調システム10は、さらに、冷却対処の空気6の温度Tsを検出する第1のセンサー11と、空調システム10から吹出される空気の温度Teを検出する第2のセンサー12と、室外の温度Tamを検出する第3のセンサー13と、ダクト40を通過する空気の温度Tdを検出する第4のセンサー14とを含む。第1のセンサー11は、冷却対象の部屋5の天井近くあるいは取込口21a近傍に配置され、第2のセンサー12は、冷却対象の部屋5の床近くのダクト15の吹出口31b近傍に配置され、第3のセンサー13は、SCR20の屋外ファン25の近傍に配置され、第4のセンサー14はダクト40内のACU30の室内機の領域31の吸込口31a近傍に配置される。各センサー11〜14で検出されたデータは、有線または無線により制御システム50で取得される。
制御システム50は、CPUおよびメモリを含み、適当なプログラムをロードすることによりいくつかの機能を実現する。制御システム50は、空調システム10のSCR20およびACU30の冷却可能能力などを推定するシミュレータ51と、シミュレータ51の結果に基づき空調システム10の各機器の動作を制御する機器制御ユニット52とを含む。
シミュレータ51は、空調システム10の冷却対象の空気6の温度Tsと目標吹き出し温度Ttとから空調システム10全体としての必要冷却能力Qd(W)を推定する必要能力推定ユニット53と、推定時の冷却対象の空気の温度Tsと外気温度Tamとの温度差ΔTにおける、SCR20の冷却可能能力Qs(W)とSCR20の消費電力Psとの関係を推定する冷却可能能力推定ユニット54とを含む。SCR20の消費電力Psは、主に、室外ファン25のファン動力である。
必要能力推定ユニット53は、以下の式により必要冷却能力Qdを算出する。
Qd=Kd・(Ts−Tt) ・・・(0)
ただし、Kdは空調システム10の能力係数(W/T)であり、空調システム10の室内風量から略決定できる定数である。また、温度TsおよびTtは摂氏(℃)または絶対温度(K)のいずれか一方の単位で統一される。
冷却可能能力推定ユニット54は、以下の式によりSCR20の冷却可能能力を算出する。
Qs=Ks・(Ts−Tam) ・・・(1)
ただし、KsはSCR20の能力係数(W/T)であり、温度TsおよびTamは摂氏(℃)または絶対温度(K)のいずれか一方の単位で統一される。
Ksは外気ファン25の送風量の関数として以下の式により求められる。
Ks=K・(Nf/N) ・・・(2)
ただし、Kは外気ファン(室外ファン)25のタイプ、仕様などにより決定される比例定数(W/K)であり、Nfはファンの回転数(rpm)、Nはファンの定格回転数(rpm)である。
SCR20の消費電力(第1のシステムの消費電力)Ps(W)は、主に室外ファン25の消費電力に依存し、以下の式により予測できる。
Ps=Kf・(Nf/N+α ・・・(3)
ただし、Kfは室外ファン25のタイプ、仕様により決まる比例定数(W)であり、αはベース電力(W)である。
図4に、冷却可能能力推定ユニット54の推定結果の一例を示している。SCR20の冷却可能能力Qsは、推定時の冷却対象の空気の温度Tsと外気温度Tamとの温度差ΔTと、室外ファン25の回転数Nfとの関数となる。SCR20の消費電力Psは室外ファン25の回転数Nfの関数となる。温度差ΔTが十分に大きければ、冷却可能能力Qsは室外ファン25の回転数Nfの全範囲で消費電力Psを超え、SCR20は、全範囲でサービス可能である。一方、温度差ΔTが小さすぎると、冷却可能能力Qsは室外ファン25の回転数Nfの全範囲で消費電力Psを下回り、SCR20はサービス不可能である。温度差ΔTによっては、室外ファン25の回転数Nfの一部の領域C1で冷却可能能力Qsが消費電力Psを超え、SCR20を使用できる。
シミュレータ51は、さらに、第1のシステムのSCR20および第2のシステムのACU30をともに稼働させた際に、空調システム10全体としての消費電力Pdが最少となる協調運転ポイントを推定する協調運転ポイント推定ユニット55を含む。協調運転ポイント推定ユニット55は、SCR20の冷却可能能力Qsおよび消費電力Psと、ACU30を稼働したときの冷却可能能力Qcおよび消費電力Pcとから、空調システム10の消費電力Pd、すなわち、消費電力PsとPcとの和が最少となる条件を算出する。協調運転ポイント推定ユニット55は、連立方程式を解いたり、数値計算を行ったり、シミュレーテドアニーリングなどの最適化問題を解くアルゴリズムを採用したりすることにより協調運転ポイントを得る。協調運転ポイント推定ユニット55は、消費電力Pdが最少となる条件が複数存在する場合は、ACU30の消費電力Pcが最少となる条件を選択する。メカ的な構成を多く含むACU30の稼働率を減らし、空調システム10全体の長寿命化を図ることができる。
シミュレータ51は、メモリあるいはライブラリに格納された上記の条件に基づき種々の推定を行う。シミュレータ51は、クラウドで接続された外部のリソースを用いてシミュレーションを行ってもよく、空調システム10の条件をシミュレータとしての能力を備えた外部のサーバーに提供してシミュレーションした結果を得るものであってもよい。
機器制御ユニット52は、シミュレータ51の結果を利用して空調システム10を制御する。機器制御ユニット52は、SCR20を制御するSCR制御ユニット56と、ACU30を制御するACU制御ユニット57と、ダクト40のダンパー41および42を制御するダンパー制御ユニット58と、モード制御ユニット59とを含む。SCR制御ユニット56は、冷却可能能力Qsが必要冷却能力Qdの範囲内で、冷却可能能力Qsが第1のシステム20の消費電力Ps以上となる条件(第1の条件)C1があればその条件C1でSCR20を稼働し、条件C1がなければSCR20を停止する第1の制御ユニットとしての機能を含む。モード制御ユニット59およびACU制御ユニット57は、SCR20の冷却可能能力Qsが必要冷却能力Qdに達していなければ、ACU30を稼働する第2の制御ユニットとしての機能を含む。
モード制御ユニット59は、SCR20およびACU30を協調運転する協調運転モード(第1のモード)M1と、SCR20を専用運転する(ACU30を停止する)SCR運転モード(第2のモード)M2と、ACU30を専用運転する(SCR20を停止する)ACU運転モード(第3のモード)M3と、SCR20およびACU30を停止する空調停止モード(第4のモード)M4とを含む。
モード制御ユニット59は、ACU30の第2の室内機の領域31の吸込み温度(ダクト温度)Tdが目標吹出し温度Ttより低ければACU30を停止するSCR専用運転モード(第2のモード)M2をセットする第1の停止ユニットとしての機能59aを含む。モード制御ユニット59は、吹出し温度Teに対する冷却対象の空気6の温度Tsの差が、所定の値よりも小さければ、SCR20およびACU30を停止するモード(第4のモード)M4をセットする第2の停止ユニットとしての機能59bを含む。空調対象の部屋5においては、PCS2が稼働していなければ、例えば太陽光等により部屋5の温度が上昇していても、空調システム10を稼働する必要がない。このため、吹出し温度Teに対する冷却対象の空気6の温度Tsの差が所定の値、たとえば、太陽光のみの熱負荷として予想される値よりも小さければ、モードM4をセットして空調システム10を停止することにより、電力の消費をさらに抑えることができる。モードM4をセットするための温度差は、例えば、5℃、10℃などの特定の値であってもよく、太陽電池などを照度計として利用して日照量から推定してもよい。
モード制御ユニット59は、SCR20の冷却可能能力Qsと、ACU30の冷却可能能力Qcとが同じときに、SCR20の消費電力PsとACU30の消費電力Pcとを比較して消費電力の低い方を専用運転するモード(モードM2、モードM3)あるいは協調運転するモード(モードM3)を選択する機能59cなどを含んでいてもよい。
ダンパー制御ユニット58は、第1のモードM1が選択されると第1のダンパーユニット41が第1のバイパス開口43を閉じ、第2のダンパーユニット42が第2のバイパス開口44を閉じ、第2のモードM2が選択されると第1のダンパーユニット41が第1のバイパス開口43を閉じ、第2のダンパーユニット42が第2のバイパス開口44を開け、第3のモードM3が選択されると第1のダンパーユニット41がSCR20の吹出口21bを閉じて第1のバイパス開口43を開ける。第3のモードにおいては、第2のダンパーユニット42により第2のバイパス開口44を開けてもよい。
協調運転を行う第1のモードM1では、第1のバイパス開口43および第2のバイパス開口44を閉じることによりSCR20およびACU30が直列に繋がり、SCR20およびACU30で冷却された冷気8が部屋5に供給される。SCR専用運転の第2のモードM2においては、第2のバイパス開口44を開放することにより、SCR20から出力された冷気7がACU30をバイパスして部屋5に供給される。したがって、ACU30の室内機器による圧力損失を防止できる。
ACU専用運転を行う第3のモードM3においては第1のダンパーユニット41が第1のシステム20の吹出口21bを閉じることにより第1のバイパス開口43を開けるか、第2のダンパーユニット42により第2のバイパス開口44を開ける。これにより、SCR20をバイパスしてACU30に室内の冷却対象の空気6が供給される。SCR20の室内機器による圧力損失を防止できる。また、SCR20を結露防止のために停止する条件においては、SCR20をバイパスすることにより部屋5へ循環する空気が不要に除湿されるような事態を防止できる。
図5に、空調システム10の制御ユニット(制御システム)50による処理の概要をフローチャートにより示している。ステップ71おいて、制御ユニット50が、冷却対象の空気6の吸込み温度Ts、吹出し温度Te、外気温度Tam、およびダクト40の空気の温度(第2の室内機31の吸込み温度)Tdを取得する。ステップ72において、モード制御ユニット59の機能59aが、ACU30の室内機の吸込み温度Tdが目標吹出し温度Ttよりも低いと判断すると、ステップ73において、第2のモードM2をセットしてACU30を停止しSCR専用運転とする。同時にダンパー制御ユニット58は第2のモードM2にダンパー41および42をセットする。
ステップ74において、吹出し温度Teに対する冷却対象の空気の温度Tsの差が、所定の値、例えば5℃よりも小さいと判断すると、ステップ75において、モード制御機能(モード制御ユニット)59の機能59bは第4のモードM4をセットしてSCR20およびACU30を停止する。
ステップ76において、シミュレータ51の必要能力推定ユニット53は、冷却対象の空気6の温度Tsと目標吹き出し温度Ttとから必要冷却能力Qd(W)を推定する。これと同時に、または前後して、冷却可能能力推定ユニット54は、推定時の冷却対象の空気の温度Tsと外気温度Tamとの温度差ΔTにおけるSCR20の冷却可能能力QsとSCRの消費電力Psとの関係を、式(1)〜(3)により推定し、SCR20を稼働できる条件C1を満たすファン回転数Nfの範囲を算出する。
次に、ステップ77において、SCR20を運転できる条件C1があれば、協調運転ポイント推定ユニット55がSCR20およびACU30をともに稼働させた際に、空調システム10全体としての消費電力Pdが最少となる協調運転ポイントの有無、およびその運転条件を推定する。
ステップ81において、協調運転を行う条件があれば、ステップ82において、モード制御ユニット59は、第1のモードM1を設定する。ダンパー制御ユニット58が、図3に示すように、第1のダンパーユニット41により第1のバイパス開口43を閉じ、第2のダンパーユニット42により第2のバイパス開口44を閉じ、SCR20およびACU30が協調運転を開始する。
ステップ81において、協調運転ポイントがなければ、ステップ84において、シミュレータ51は、SCR20を運転する条件C1におけるSCR20の冷却可能能力Qsおよび消費電力Psと、ACU30の冷却可能能力Qcおよび消費電力Pcとを比較し、SCR20の消費電力Psが低ければステップ85において第2のモードM2をセットしSCR20を運転しACU30を停止する。ダンパー制御ユニット58は、第1のダンパーユニット41でSCR20の室内機の領域21の出口(吹出口)21bを開いて第1のバイパス開口43を閉じ、第2のダンパーユニット42で第2のバイパス開口44を開いてSCR20から出力される冷気7を部屋5へ供給する(図6参照)。
SCR20の消費電力Psが多ければ、ステップ87において第3のモードM3をセットしSCR20を停止しACU30を運転する。ダンパー制御ユニット58は、第1のダンパーユニット41でSCR20の室内機の領域21の出口21bを閉じて第1のバイパス開口43を開いてもよく、第2のダンパーユニット42で第2のバイパス開口44を開いてもよく、SCR20をバイパスして部屋5の空気6をACU30の室内機の領域31へ供給する(図7参照)。
このように、空調システム10においては、自然循環型のSCR(第1のシステム)20と、コンプレッサにより冷媒を強制循環させるタイプの空調ユニットACU(第2のシステム)30とをそれぞれユニット化して組み合わせ、制御システム50により、消費電力が最も低くなるようにそれぞれのシステムをオンオフおよび協調運転できる。また、SCR20をACU30に対して優先的に稼働することにより、メカ的な機構の多いACU30の稼働率を低下でき、空調システム10全体として長寿命化を図ることができる。
1 建造物
10 空調システム
20 SCR(第1のシステム)
30 ACU(第2のシステム)
50 制御システム

Claims (15)

  1. 空調システムを制御する制御システムであって、
    前記空調システムは、第1の室内機を含む第1のシステムと、
    前記第1の室内機の下流に配置される第2の室内機を含む第2のシステムとを含み、
    前記第1のシステムは、さらに、回転数制御されるファンを含む室外機と、前記室外機および前記第1の室内機の間で冷媒を自然循環させる循環系とを含み、
    当該制御システムは、
    前記空調システムの冷却対象の空気の温度と目標吹き出し温度とから必要冷却能力を推定する必要能力推定ユニットと、
    推定時の前記冷却対象の空気の温度と外気温度との温度差における前記第1のシステムの冷却可能能力と前記第1のシステムの消費電力との関係を前記ファンの回転数に対して推定する冷却可能能力推定ユニットと、
    前記冷却可能能力が前記必要冷却能力の範囲内で、前記ファンの回転数の領域に、前記冷却可能能力が前記第1のシステムの消費電力以上となる第1の回転数範囲があれば、前記第1の回転数範囲で前記第1のシステムを稼働し、前記第1の回転数範囲がなければ、前記第1のシステムを停止する第1の制御ユニットとを含む、制御システム。
  2. 請求項1において、
    前記第2の室内機の吸込み温度が前記目標吹出し温度より低ければ、前記第2のシステムを停止するユニットを含む、制御システム。
  3. 請求項1または2において、
    吹出し温度に対する前記冷却対象の空気の温度の差が、所定の値よりも小さければ、前記第1のシステムおよび前記第2のシステムを停止するユニットを含む、制御システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の制御システムと、
    前記第1のシステムと、
    前記第2のシステムとを有する空調システム。
  5. 第1の室内機を含む第1のシステムと、
    前記第1の室内機の下流に配置される第2の室内機を含む第2のシステムとを有し、
    前記第1のシステムは、さらに、ファンを含む室外機と、前記室外機および前記第1の室内機の間で冷媒を自然循環させる循環系とを含む、空調システムであって、
    さらに、当該空調システムを制御する制御システムを有し、
    前記制御システムは、
    前記空調システムの冷却対象の空気の温度と目標吹き出し温度とから必要冷却能力を推定する必要能力推定ユニットと、
    推定時の前記冷却対象の空気の温度と外気温度との温度差における前記第1のシステムの冷却可能能力と前記第1のシステムの消費電力との関係を推定する冷却可能能力推定ユニットと、
    前記冷却可能能力が前記必要冷却能力の範囲内で、前記冷却可能能力が前記第1のシステムの消費電力以上となる第1の条件があれば、前記第1の条件で前記第1のシステムを稼働し、前記第1の条件がなければ、前記第1のシステムを停止する第1の制御ユニットとを含み、
    当該空調システムは、さらに、
    前記第1の室内機の吹き出し口と前記第2の室内機の吸い込み口とを接続するダクトスペースと、
    前記ダクトスペース内で、前記第1の室内機をバイパスして前記ダクトスペースに前記冷却対象の空気を供給する第1のバイパス開口と前記第1の室内機の吹き出し口とを交互に開閉する第1のダンパーユニットとを有する空調システム。
  6. 請求項5において、
    前記ダクトスペース内で、前記第1のバイパス開口よりも下側に配置され、前記第2の室内機をバイパスして冷気を放出する第2のバイパス開口を開閉する第2のダンパーユニットを有する空調システム。
  7. 請求項6において、
    前記制御システムは、前記第1のダンパーユニットが前記第1のバイパス開口を閉じ、前記第2のダンパーユニットが前記第2のバイパス開口を閉じる第1のモードと、
    前記第1のダンパーユニットが前記第1のバイパス開口を閉じ、前記第2のダンパーユニットが前記第2のバイパス開口を開ける第2のモードと、
    前記第1のダンパーユニットが前記第1の室内機の吹き出し口を閉じる、または、前記第2のダンパーユニットが前記第2のバイパス開口を開ける第3のモードとの少なくともいずれかを含む、空調システム。
  8. 前記冷却対象の空気を排出する発熱機器が配置された部屋と、
    前記部屋の空気を空調する請求項ないし7のいずれかに記載の空調システムとを有する建造物。
  9. 請求項8において、前記発熱機器が太陽光発電システムのパワーコンディショナーである、建造物。
  10. 空調システムを制御する方法であって、
    前記空調システムは、第1の室内機を含む第1のシステムと、
    前記第1の室内機の下流に配置される第2の室内機を含む第2のシステムとを含み、
    前記第1のシステムは、さらに、回転数制御されるファンを含む室外機と、前記室外機および前記第1の室内機の間で冷媒を自然循環させる循環系とを含み、
    前記空調システムは、さらに前記第1のシステムおよび前記第2のシステムを制御する制御ユニットを含み、
    当該方法は、
    前記制御ユニットが、前記空調システムの冷却対象の空気の温度と目標吹き出し温度とから必要冷却能力を推定することと、
    推定時の前記冷却対象の空気の温度と外気温度との温度差における前記第1のシステムの冷却可能能力と前記第1のシステムの消費電力との関係を前記ファンの回転数に対して推定することと、
    前記冷却可能能力が前記必要冷却能力の範囲内で、前記ファンの回転数の領域に、前記冷却可能能力が前記第1のシステムの消費電力以上となる第1の回転数範囲があれば、前記第1の回転数範囲で前記第1のシステムを稼働し、前記第1の回転数範囲がなければ、前記第1のシステムを停止することとを有する、方法。
  11. 請求項10において、
    前記制御ユニットが、前記第2の室内機の吸込み温度が前記目標吹き出し温度より低ければ、前記第2のシステムを停止することを有する方法。
  12. 請求項10または11において、
    前記制御ユニットが、吹出し温度に対する前記冷却対象の空気の温度の差が、所定の値よりも小さければ、前記第1のシステムおよび前記第2のシステムを停止することを有する、方法。
  13. 空調システムを制御する方法であって、
    前記空調システムは、第1の室内機を含む第1のシステムと、
    前記第1の室内機の下流に配置される第2の室内機を含む第2のシステムとを含み、
    前記第1のシステムは、さらに、ファンを含む室外機と、前記室外機および前記第1の室内機の間で冷媒を自然循環させる循環系とを含み、
    前記空調システムは、さらに前記第1のシステムおよび前記第2のシステムを制御する制御ユニットと、
    前記第1の室内機の吹き出し口と前記第2の室内機の吸い込み口とを接続するダクトスペースと、
    前記ダクトスペース内で、前記第1の室内機をバイパスして前記ダクトスペースに前記冷却対象の空気を供給する第1のバイパス開口と前記第1の室内機の吹き出し口とを交互に開閉する第1のダンパーユニットと、
    前記ダクトスペース内で、前記第1のバイパス開口よりも下側に配置され、前記第2の室内機をバイパスして冷気を放出する第2のバイパス開口を開閉する第2のダンパーユニットとを含み、
    当該方法は、
    前記制御ユニットが、前記空調システムの冷却対象の空気の温度と目標吹き出し温度とから必要冷却能力を推定することと、
    推定時の前記冷却対象の空気の温度と外気温度との温度差における前記第1のシステムの冷却可能能力と前記第1のシステムの消費電力との関係を推定することと、
    前記冷却可能能力が前記必要冷却能力の範囲内で、前記冷却可能能力が前記第1のシステムの消費電力以上となる第1の条件があれば、前記第1の条件で前記第1のシステムを稼働し、前記第1の条件がなければ、前記第1のシステムを停止することとを含み、さらに、
    前記制御ユニットが、前記第1のダンパーユニットが前記第1のバイパス開口を閉じ、前記第2のダンパーユニットが前記第2のバイパス開口を閉じることと、
    前記第1のダンパーユニットが前記第1のバイパス開口を閉じ、前記第2のダンパーユニットが前記第2のバイパス開口を開けることと、
    前記第1のダンパーユニットが前記第1の室内機の吹き出し口を閉じる、または、前記第2のダンパーユニットが前記第2のバイパス開口を開けることとの少なくともいずれかを含む、方法。
  14. 請求項1ないし4のいずれかにおいて、さらに、
    前記第1の回転数範囲があれば、前記空調システムの消費電力が最少となる前記第1のシステムおよび前記第2のシステムの稼働条件を推定する協調運転ポイント推定ユニットを含む、制御システム。
  15. 請求項10ないし12のいずれかにおいて、さらに、
    前記第1の回転数範囲があれば、前記空調システムの消費電力が最少となる前記第1のシステムおよび前記第2のシステムの稼働条件を推定することを含む、方法。
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