JP2006145115A - 換気制御装置 - Google Patents

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博資 野田
Yasunari Okamoto
康令 岡本
Hiroyuki Ikegami
裕之 池上
Kensuke Yamazaki
健輔 山崎
Kenichi Kawada
健一 河田
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Abstract

【課題】厨房空間(B1)の空気を室外に排出する排気ファン(4)の排気風量を、調理機器(C)の稼働状況に応じて制御し、或いは厨房空間(B1)に室外の空気を供給する給気ファン(22)の給気風量を排気ファン(4)と共に制御するコントローラ(11)を備えた換気制御装置(A)において、コントローラ(11)の誤作動を防止して作動安定性、信頼性を高める。
【解決手段】排気ファン(4)を駆動するモータ(7)を回転数可変に制御するインバータ(10)と同一のケーシング(12)内にコントローラ(11)を配置する。また、給気ファン(22)を駆動するモータ(25)を回転数可変に制御するインバータ(30)のコントローラ(31)と、排気側のコントローラ(11)とを信号授受可能に接続して、排気ファン(4)の排気風量及び給気ファン(22)の給気風量を互いに関連付けて協調制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、調理機器が設置された厨房空間内の空気を排気ファンによって室外に排気し或いは厨房空間に室外から空気を供給する場合において、その排気ファンの排気風量や給気ファンの給気風量を制御する換気制御装置に関するものである。
従来より、室内空間等の清浄性や快適性を維持するための換気装置はよく知られている。この換気装置は、例えば室内空間の空気を排気ファン等で室外に排出する一方、この排出した空気に相当する室外空気を自然給気によって室内に取り込むことで、室内空間の換気を行うようにしている。
上記換気装置を使用する場合、室内空気の換気が充足しているにも拘わらず、過剰の換気を行ってしまうと、排気ファンの動力が無駄となったり、この室内空間の空調を行う空気調和機の空調負荷の増大を招いたりするという難がある。
このような問題を解決するため、従来、特許文献1に示されている換気制御装置がある。この換気制御装置は、温度センサ、制御部及び排気ファンを備えており、温度センサは、例えば二酸化炭素や水蒸気等の換気対象物を発生するガスレンジに備え付けられている。また、制御部は、ケーブル配線を介して温度センサ及び排気ファンと接続されている。そして、制御部では、ガスレンジの稼働に伴う温度変化を上記温度センサが検知すると、この検出温度に基づいて排気ファンの排気風量を変更する。
この特許文献1の換気制御装置では、ガスレンジの稼働状況を温度センサで検知し、室内空間の換気負荷に応じた換気を行うようにしており、室内空間の快適性を確保しながら、排気ファンの動力や空気調和機の空調負荷の低減を図るようにしている。
特開昭62−213628号公報
ところで、上述したような換気制御装置が適用される空間としては、レストランやホテル等の飲食店の厨房空間が想定される。このような厨房空間においては、通常、調理機器の上方を排気フードで覆い、この排気フードを排気ダクトを介して排気ファンに接続して、その排気ファンにより、調理により生じた排気を吸引して厨房空間外に排出するようになっている。
上記排気ファンによる排気風量を変更するためには、その排気ファン駆動用のモータを制御するインバータの他に、そのファン(モータ)の回転数を調理器具の稼働状況に応じて制御するためのコントローラが必要である。そして、このコントローラを、通常一般的な設置方法のとおり、厨房空間内の分電盤等に設置すると、そのコントローラが厨房空間内の調理機器の燃焼排ガスによって高温度に昇温し、或いは調理に伴って飛散する粉(小麦粉)やオイルミスト、水蒸気等に晒されることとなり、それらが原因で誤作動が生じて適正な換気制御を行い得なくなる状況に陥る。
また、上記排気ファンに加えて、厨房空間に室外の空気を供給する給気ファンを設け、これら2種類のファンを制御する場合には、給気ファンによる厨房空間内への給気量を適正に設定しないと、その影響を受けて排気ファンによる厨房空間内の排気がスムーズに行われず、厨房空間内で調理機器の燃焼排ガスや水蒸気等が拡散して、やはりコントローラの誤作動を招く虞れがあった。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、厨房空間の空気を室外に排出する排気ファンの排気風量を調理機器の稼働状況に応じて制御し、或いは、厨房空間に室外の空気を供給する給気ファンを排気ファンと共に制御するコントローラを備えた換気制御装置において、そのファン駆動用モータのインバータと共に使用されるコントローラの設置形態、或いは排気ファン及び給気ファンの制御形態を特定することにより、コントローラの誤作動を防止し、その作動安定性や信頼性を高めることにある。
第1の発明は、調理機器(C)が配置される厨房空間(B1)の空気を室外に排出する排気ファン(4)と、調理機器(C)の稼働状況に応じて上記排気ファン(4)の排気風量を変更するコントローラ(11)とを備えた換気制御装置であって、上記排気ファン(4)を駆動するモータ(7)を回転数可変に制御するインバータ(10)を備え、上記コントローラ(11)は、上記インバータ(10)と同一のケーシング(12)内に配置されていることを特徴とする。
この第1の発明では、排気ファン(4)用のインバータ(10)及びそのコントローラ(11)が同一のケーシング(12)内に配置されているので、冷却ファン等によりケーシング(12)に送風してインバータ(10)を冷却すると、それと同時にコントローラ(11)も冷却されることとなり、コントローラ(11)が調理機器(C)の燃焼排ガス等の熱により高温度になることはなく、コントローラ(11)の異常昇温等による誤動作を防止できる。しかも、コントローラ(11)がケーシング(12)内に封入されているので、厨房空間(B1)内で調理に伴って飛散する粉(小麦粉)やオイルミスト、水蒸気等が直接にコントローラ(11)に侵入するのを防止して、その誤作動を防ぐことができる。これらによりコントローラ(11)の作動安定性や信頼性を向上させることができる。
第2の発明は、第1の発明において、コントローラ(11)及びインバータ(10)は、厨房空間(B1)の外部に配置されていることを特徴とする。
この第2の発明では、インバータ(10)及びコントローラ(11)がいずれも、厨房空間(B1)の外部で厨房空間(B1)に比べ温度の環境や空気の質の良好な空間に配置されているので、コントローラ(11)の作動安定性や信頼性をさらに向上させることができる。
第3の発明は、第1の発明において、コントローラ(11)と分離されたリモコン(13)を備えていることを特徴とする。
この第3の発明では、コントローラ(11)を操作する操作部がコントローラ(11)と分離されたリモコン(13)として設けられることとなり、そのリモコン(13)をコントローラ(11)から離した位置に設けることで、操作の容易化を図ることができる。しかも、厨房空間(B1)の熱や空気質の影響を受け易いコントローラ(11)及びインバータ(10)を厨房空間(B1)外に、また厨房空間(B1)の熱や空気質の影響を受け難いリモコン(13)のみを厨房空間(B1)内にそれぞれ配置すれば、コントローラ(11)の作動安定性や信頼性の向上を図りつつ、操作部であるリモコン(13)を厨房空間(B1)から使い易くし、使い勝手や操作性の向上を図ることができる。
第4の発明は、少なくとも、調理機器(C)が配置される厨房空間(B1)の空気を室外に排出する排気ファン(4)と、少なくとも上記厨房空間(B1)に室外の空気を供給する給気ファン(22)と、調理機器(C)の稼働状況に応じて、上記排気ファン(4)の排気風量及び給気ファン(22)の給気風量を制御するコントローラ(11,31)とを備えた換気制御装置であって、上記コントローラ(11,31)は、排気ファン(4)の排気風量及び給気ファン(22)の給気風量を互いに関連付けて制御するものとされていることを特徴とする。
この第4の発明では、排気ファン(4)の排気風量と給気ファン(22)の給気風量とが互いに関連して制御されるため、厨房空間(B1)内の調理機器(C)による燃焼排ガス、発生した熱、水蒸気、オイルミスト等の排出効率が向上して、その厨房空間(B1)への漏れ量を抑制でき、その漏れた排気をコントローラ(11,31)から遠ざけてその作動安定性や信頼性を高めることができる。
第5の発明は、第4の発明において、コントローラ(11,31)は、排気ファン(4)の排気風量及び給気ファン(22)の給気風量を該両風量の差が設定値の±50%となるように制御するものとされていることを特徴とする。
この第5の発明では、排気風量及び給気風量の連動した制御により、それら風量の差が設定値の±50%となるように制御されるので、最低風量から最大風量までの全制御域において適正な給排気バランスを取ることが実現できる。
第6の発明は、第5の発明において、コントローラ(11,31)は、排気ファン(4)が厨房空間(B1)から排気する排気風量が、給気ファン(22)が厨房空間(B1)又は該厨房空間(B1)に常時連通した隣接空間(B2)に給気する給気風量よりも多くなるように制御するものとされていることを特徴とする。
この第6の発明では、排気ファン(4)が厨房空間(B1)から排気する排気風量が、給気ファン(22)が厨房空間(B1)に給気する給気風量又は該厨房空間(B1)に常時連通した隣接空間(B2)に給気する給気風量よりも多くなるように制御されるので、厨房空間(B1)が常時排気過多の状態となり、その厨房空間(B1)内を隣接空間(B2)に対し常に負圧状態にして、厨房空間(B1)から調理排ガスが他の空間への拡散するのを防止することができる。
第7の発明は、第4の発明において、コントローラ(11,31)は、排気ファン(4)の排気風量を制御する排気側コントローラ(11)と、給気ファン(22)の給気風量を制御する給気側コントローラ(31)とからなっていて、両コントローラ(11,31)間で信号の授受を行うことにより排気風量及び給気風量を互いに関連付けて制御するものとされている。そして、上記排気側及び給気側のコントローラ(11,31)は、両コントローラ(11,31)間で信号の授受が不可能のときに、排気ファン(4)による排気風量及び給気ファン(22)による給気風量をそれぞれ所定の固定風量となるように制御するものとされていることを特徴とする。
この第7の発明では、例えば給気側コントローラ(31)の故障が原因で信号の授受が不可能となったときには、排気側コントローラ(11)の制御により排気ファン(4)が必要な一定の固定排気風量となり、厨房空間(B1)の調理機器(C)で発生した燃焼排ガスの排気を確保できるようになる。一方、排気側コントローラ(11)の故障が原因で信号の授受が不可能となったときには、給気側コントローラ(31)の制御により給気ファン(22)が必要な一定の固定給気風量となるように運転され、排気ファン(4)の停止に気付かないで調理機器(C)を使用した場合であっても、給気ファン(22)により供給された空気によって厨房空間(B1)内の空気が燃焼排ガスと置換されて、調理機器(C)の作動に必要な空気が補給される。
第8の発明は、第4の発明において、コントローラ(11,31)は、排気ファン(4)の排気風量を制御する排気側コントローラ(11)と、給気ファン(22)の給気風量を制御する給気側コントローラ(31)とからなっていて、両コントローラ(11,31)間で信号の授受を行うことにより排気風量及び給気風量を互いに関連付けて制御するものとされている。そして、排気側及び給気側のコントローラ(11,31)は、両コントローラ(11,31)間で信号の授受が可能でかつ両コントローラ(11,31)のいずれか一方の異常状態が検出されたときに、該異常となった側のファンによる風量を固定風量とするように制御するものとされていることを特徴とする。
第8の発明によれば、上記第7の発明の同様の作用効果を奏することができる。
第1の発明によれば、調理機器(C)が配置される厨房空間(B1)の空気を室外に排出する排気ファン(4)と、調理機器(C)の稼働状況に応じて上記排気ファン(4)の排気風量を変更するコントローラ(11)とを備えた換気制御装置として、排気ファン(4)用のインバータ(10)及びそのコントローラ(11)を同一のケーシング(12)内に配置したことにより、インバータ(10)と共にコントローラ(11)を冷却して、コントローラ(11)の異常昇温等による誤動作を防止できるとともに、厨房空間(B1)内で調理に伴って飛散する粉やオイルミスト、水蒸気等が直接にコントローラ(11)に侵入するのを防止して、その誤作動を防ぐことができ、コントローラ(11)の作動安定性や信頼性の向上を図ることができる。
また、第2の発明によれば、コントローラ(11)及びインバータ(10)を厨房空間(B1)の外部で、厨房空間(B1)に比べ温度の環境や空気の質の良好な空間に配置したことにより、コントローラ(11)の作動安定性や信頼性をさらに向上させることができる。
また、第3の発明によれば、コントローラ(11)と分離されたリモコン(13)を設けたことにより、操作の容易化を図ることができる。そして、コントローラ(11)及びインバータ(10)を厨房空間(B1)外に、またリモコン(13)を厨房空間(B1)内にそれぞれ配置すれば、コントローラ(11)の作動安定性や信頼性の向上を図りつつ、操作部であるリモコン(13)を厨房空間(B1)から使い易くし、使い勝手や操作性の向上を図ることができる。
また、第4の発明によれば、厨房空間(B1)の空気を室外に排出する排気ファン(4)と、厨房空間(B1)に室外の空気を供給する給気ファン(22)と、調理機器(C)の稼働状況に応じて排気ファン(4)の排気風量及び給気ファン(22)の給気風量を制御するコントローラ(11,31)とを備え、コントローラ(11,31)により、排気ファン(4)の排気風量及び給気ファン(22)の給気風量を互いに関連付けて制御するようにしたことにより、厨房空間(B1)内の調理機器(C)による燃焼排ガス、発生した熱、水蒸気、オイルミスト等の排出効率が向上して、その厨房空間(B1)への漏れ量を抑制でき、コントローラ(11,31)の作動安定性や信頼性を高めることができる。
また、第5の発明によれば、排気ファン(4)の排気風量及び給気ファン(22)の給気風量を両風量の差が設定値の±50%となるようにしたことにより、最低風量から最大風量までの全制御域において適正な給排気バランスを取ることが実現できる。
また、第6の発明によれば、排気ファン(4)が厨房空間(B1)から排気する排気風量が、給気ファン(22)が厨房空間(B1)又は該厨房空間(B1)に常時連通した隣接空間(B2)に給気する給気風量よりも多くなるようにしたことにより、厨房空間(B1)内を隣接空間(B2)に対し常に負圧状態にして、厨房空間(B1)から調理排ガスが他の空間への拡散するのを防止することができる。
また、第7の発明では、排気側及び給気側のコントローラ(11,31)間で信号の授受が不可能のときに、排気ファン(4)による排気風量及び給気ファン(22)による給気風量をそれぞれ所定の固定風量となるようにした。また、第8の発明では、排気側及び給気側のコントローラ(11,31)間で信号の授受が可能でかつ両コントローラ(11,31)のいずれか一方の異常状態が検出されたときに、その異常となった側のファンによる風量を固定風量とするようにした。これら第7又は第8の発明によれば、例えば給気側コントローラ(31)の故障のときには、排気側コントローラ(11)の制御により排気ファン(4)が必要な一定の固定排気風量となり、厨房空間(B1)の調理機器(C)で発生した燃焼排ガスの排気を確保することができる一方、排気側コントローラ(11)の故障のときには、給気側コントローラ(31)の制御により給気ファン(22)が必要な一定の固定給気風量となるように運転され、排気ファン(4)の停止であっても、給気ファン(22)により供給された空気によって厨房空間(B1)内の空気が燃焼排ガスと置換されて、調理機器(C)の作動に必要な空気が補給され、よって良好なフェイルセイフ対策を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
《発明の実施形態1》
本発明の実施形態1について図1及び図2に基づき説明する。この実施形態1に係る換気制御装置(A)は、図1に示すように、レストランやホテル等の建物(B)内に設けられている厨房空間(B1)の換気を行うものである。(B2)は厨房空間(B1)に隣接した客室、(B3)は同様の事務室であり、客室(B2)は厨房空間(B1)との間に隔壁がなくて厨房空間(B1)と常時連通している(但し、厨房空間(B1)と客室(B2)との境界を破線で示している)。一方、事務室(B3)は厨房空間(B1)との間をドアによって開閉される出入口(いずれも図示せず)を有する隔壁(B4)で区画されてあり、ドアを閉じた状態では、厨房空間(B1)と事務室(B3)との連通は遮断される。
上記換気制御装置(A)は、厨房空間(B1)において調理機器(C)の使用時に発生する換気対象物(二酸化炭素、水蒸気、臭気物質等)を含んだ空気を、客室(B2)内の空気と共に建物(B)の外部(室外)に排出する排気ユニット(1)を備えている。
排気ユニット(1)は、厨房空間(B1)に設置した例えば2台の調理機器(C,C)の上方に該調理機器(C,C)に跨るように配置されかつ調理機器(C,C)から発生する換気対象物を捕集する排気フード(2)と、この排気フード(2)の上端出口に上流端(下端)が接続され、建物(B)外に延びる排気ダクト(3)と、この排気ダクト(3)の下流端(上端)に接続され、厨房空間(B1)の空気を室外に排出するための排気ファン(4)とを備えている。つまり、排気ダクト(3)の上端は室外に開口して排気口を構成しており、この排気口に排気ファン(4)の吸込部が接続されている。上記排気ダクト(3)の途中には排気分岐ダクト(3a)の下流端部が接続され、この排気分岐ダクト(3a)の上流端(下端)は上記客室(B2)の天井部等に開口しており、排気ファン(4)の作動により厨房空間(B1)内の空気を客室(B2)内の空気とを排気ダクト(3)内に吸引して建物(B)外に排出する。尚、Qeは排気ファン(4)による排気風量、Qe,tは厨房空間(B1)からの排気風量、Qe,kは客室(B2)からの排気風量で、Qe=Qe,t+Qe,kとなる。また、上記調理機器(C)は、例えばガスを燃焼して調理対象を加熱するスープレンジ等で構成されている。
図2に示すように、上記排気ファン(4)は、ハウジング(5a)内に羽根車(図示せず)を有するファン本体(5)と、このファン本体(5)の羽根車をベルト伝動機構(6)を介して回転駆動する駆動モータ(7)とを備えている。尚、羽根車と駆動モータ(7)とをベルト伝動機構(6)以外の伝動機構により連結してもよく、直接に連結してもよい。
上記駆動モータ(7)は、排気ファン(4)専用のインバータ(10)(排気側インバータ)に接続されていて該インバータ(10)により回転数が可変に制御されるようになっており、このモータ(7)の回転数の可変制御により排気ファン(4)の回転数つまりその排気風量を変更可能としている。
また、上記インバータ(10)は排気ファン(4)専用のコントローラ(11)(排気側コントローラ)からの制御信号を受けてモータ(7)の回転数を制御するようになっている。このコントローラ(11)はインバータ(10)と共に厨房空間(B1)に設置されており(図1参照)、コントローラ(11)には、調理機器(C,C)の近傍にそれぞれ配置された第1及び第2の2つの温度センサ(15,16)の出力信号が入力されており、この各温度センサ(15,16)により各調理機器(C)近傍の温度を検出する。各温度センサ(15,16)は、対応する調理機器(C)の稼働の有無に応じて変化する温度を検出することで各調理機器(C)毎の稼働状況を検知する検知手段を構成している。
コントローラ(11)は、上記温度センサ(15,16)の検出温度に応じて排気ファン(4)の排気風量を変更するもので、このコントローラ(11)は、ケーブル配線を介して、排気ファン(4)、第1温度センサ(15)及び第2温度センサ(16)とそれぞれ接続されている。
コントローラ(11)は、図示しないが設定部と風量変更部とを備え、設定部において、排気ファン(4)の最低排気風量を設定する。この最低排気風量は、例えば排気フード(2)のタイプ、排気フード(2)の捕集率、調理機器(C)の発熱量等に基づいて任意に定められるものである。本実施形態において、設定部では、排気フード(2)の大きさや形状、調理機器(C)から排気フード(2)までの距離等に応じて定められるフード定数と、調理機器(C)の発熱量とに基づいて最低排気風量が設定されている。
設定部では加算風量も設定されている。この加算風量は、全ての調理機器(C,C)が稼働している場合に、最低排気風量に加えられる風量である。例えば、設定部で、一方の調理機器(C)の稼働時に加算される第1加算風量と、他方の調理機器(C)の稼働時に加算される第2加算風量とが設定される。第1加算風量は、一方の調理機器(C)の発熱量等に基づいて任意の風量が、また第2加算風量は、他方の調理機器(C)の発熱量等に基づいて任意の風量がそれぞれ決定される。
風量変更部は、上記温度センサ(15,16)の検出温度、つまり各調理機器(C)の稼働状況にあわせて上記最低排気風量に加算風量を加え、排気ファン(4)の排気風量を変更するものである。
また、コントローラ(11)には、それと分離されたリモコン(13)が操作部として接続されている。このリモコン(13)は厨房空間(B1)内に配置されて利用者により手動操作可能となっているもので、詳細は図示しないが、例えば換気制御装置(A)を起動するための運転ボタン、換気制御装置(A)を停止させるための停止ボタン、換気制御装置(A)が運転中であることを知らせるための運転表示ランプ、換気制御装置(A)が停止中であることを知らせるための停止表示ランプ等が設けられている。
図2にも示すように、上記インバータ(10)とコントローラ(11)とは同一のケーシング(12)内に配置されて収納され、このケーシング(12)には冷却フィン(図示せず)が形成されている。このケーシング(12)の近傍にはケーシング(12)の冷却フィンに送風する冷却ファン(18)が配設されており、この冷却ファン(18)の送風によって作動時のインバータ(10)及びコントローラ(11)が空冷され、その作動時の発熱が放熱されるようになっている。
尚、図1中、(19)は客室専用の換気扇で、客室(B2)内の空気を独立して排出する。また、客室(B2)内にその出入口から供給される外気を図1左下部の矢印にて示している。
−運転動作−
次に、本実施形態に係る換気制御装置(A)の運転動作について説明する。コントローラ(11)の制御信号を受けてインバータ(10)が排気ファン(4)のモータ(7)を回転数を変更しながら制御し、この排気ファン(4)の作動により、厨房空間(B1)の空気が排気フード(2)から排気ダクト(3)に、また客室(B2)内の空気が排気分岐ダクト(3a)を介して排気ダクト(3)にそれぞれ吸い込まれ、この排気は排気ダクト(3)下流端に接続された排気ファン(4)の吹出し部から屋外に排出される。このことで厨房空間(B1)内の空気が換気される。
そして、上記複数の調理機器(C,C)がいずれも停止状態の場合、第1温度センサ(15)及び第2温度センサ(16)の検出温度が共に所定温度未満となるため、コントローラ(10)の風量変更部は、両調理機器(C,C)が停止状態であると見倣し、加算風量をゼロとする。従って、排気ファン(4)の排気風量は最低排気風量となる。
一方の調理機器(C)が稼働状態であり、他方の調理機器(C)が停止状態である場合、一方の調理機器(C)に対応する第1温度センサ(15)の検出温度が所定温度以上となり、他方の調理機器(C)に対応する第2温度センサ(16)の検出温度が所定温度未満となるので、風量変更部は、一方の調理機器(C)が稼働状態でかつ他方の調理機器(C)が停止状態であると見倣して第1加算風量を設定する。従って、排気ファン(4)の排気風量は、最低排気風量に第1加算風量を加えた量となる。
逆に、一方の調理機器(C)が停止状態であり、他方の調理機器(C)が稼働状態である場合、第1温度センサ(15)の検出温度が所定温度未満となり、第2温度センサ(16)の検出温度が所定温度以上となるので、風量変更部は、一方の調理機器(C)が停止状態でかつ他方の調理機器(C)が稼働状態であると見倣して第2加算風量を設定する。従って、排気ファン(4)の排気風量は、この第2加算風量を最低排気風量に加えた量となる。
さらに、両調理機器(C,C)がいずれも稼働状態の場合、第1温度センサ(15)及び第2温度センサ(16)の検出温度が共に所定温度以上となるため、風量変更部は、両調理機器(C,C)が稼働状態であると見倣し、加算風量は上記各調理機器(C)の稼働状態に対応する第1及び第2加算風量を合計した量とする。従って、排気ファン(4)の排気風量は最低排気風量に合計した加算風量を加えた量となる。
以上のように、コントローラ(11)は、調理機器(C)の稼働状況に応じて排気ファン(4)の排気風量を適宜変更することで、調理機器(C)から発生する換気対象物の発生量に応じて最適な換気を行う。
−実施形態1の効果−
この実施形態によれば、排気ファン(4)用のインバータ(10)及びそのコントローラ(11)が同一のケーシング(12)内に配置収納されているので、冷却ファン(18)によりケーシング(12)の冷却フィンに送風してインバータ(10)を冷却すると、それと同時にコントローラ(11)も冷却されることとなる。このことで、コントローラ(11)が厨房空間(B1)内で調理機器(C)の燃焼排ガスの熱を受けても、それによって高温度になることはなく、コントローラ(11)の異常昇温等による誤動作を防止することができる。
しかも、コントローラ(11)がインバータ(10)と共にケーシング(12)内に封入配置されていることで、厨房空間(B1)内で調理に伴って飛散する粉(小麦粉)やオイルミスト、水蒸気等が直接にコントローラ(11)に侵入することをケーシング(12)で防止でき、その侵入による誤作動を防ぐことができる。このようなコントローラ(11)の誤動作の防止により、長期間に亘り適正な換気制御を行って、その作動の安定性や信頼性を確保することができる。
また、同じケーシング(12)内にインバータ(10)とコントローラ(11)とを配置し、両者のケーシング(12)を兼用しているので、両者をそれぞれ個別にケーシングに配置して各々の冷却ファンにより冷却する場合に比べ、構造を簡単にしかつコンパクトにすることができる。
さらに、コントローラ(11)を操作する操作部がコントローラ(11)とは分離されたリモコン(13)として設けられているので、そのリモコン(13)をコントローラ(11)から離した位置に設けることが可能となり、操作の容易化を図ることができる。
《発明の実施形態2》
次に、図3〜図5により本発明の実施形態2について説明する。尚、以下の各実施形態では、図1及び図2と同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
この実施形態2においては、図3に示すように、排気ユニット(1)に加え、厨房空間(B1)及び客室(B2)に室外の空気を供給する給気ユニット(21)を備えている。上記排気ユニット(1)は上記実施形態1に示したものと同じである。
上記給気ユニット(21)は、建物(B)外に吸込み部が上記排気ファン(4)とは離れて設置された給気ファン(22)と、この給気ファン(22)の吹出し部に上流端(上端)が接続され、建物(B)の厨房空間(B1)内に延びる給気ダクト(27)とを備え、この給気ダクト(27)の下端は厨房空間(B1)内に開口して給気口を構成している。また、給気ダクト(27)の途中には給気分岐ダクト(27a)の上流端部が分岐接続され、この給気分岐ダクト(27a)の下流端(下端)は客室(B2)内に開口しており、給気ファン(22)の作動により建物(B)外の空気を給気ダクト(27)内を経て厨房空間(B1)内及び客室(B2)に供給するようにしている。
図4に示すように、上記給気ファン(22)は、ハウジング(23a)内に羽根車(図示せず)を有するファン本体(23)と、このファン本体(23)の羽根車をベルト伝動機構(24)を介して回転駆動する駆動モータ(25)とを備えている。尚、この給気ファン(22)においても、羽根車と駆動モータ(25)とをベルト伝動機構(24)以外の伝動機構により連結してもよく、直接に連結してもよい。
上記駆動モータ(25)は、給気ファン(22)専用の給気側インバータ(30)に接続されていて該インバータ(30)により回転数が可変に制御されるようになっており、このモータ(25)の回転数の可変制御により給気ファン(22)の回転数つまりその給気風量を変更可能としている。
上記給気側インバータ(30)は給気ファン(22)専用の給気側コントローラ(31)からの制御信号を受けてモータ(25)の回転数を制御するようになっており、この給気側コントローラ(31)は排気側コントローラ(11)と共に厨房空間(B1)に設置されている(図3参照)。
上記排気側のインバータ(10)及びコントローラ(11)と同様に、給気側のインバータ(30)とコントローラ(31)とは、冷却フィン(図示せず)が形成された同一のケーシング(32)内に配置収納されている。このケーシング(12)の近傍にはケーシング(12)の冷却フィンに送風する冷却ファン(33)が配設されており、この冷却ファン(33)の送風によって作動時のインバータ(30)及びコントローラ(31)を空冷して、その作動時の発熱を放熱するようになっている。
そして、給気側コントローラ(31)は上記排気側コントローラ(11)に対し、各々のケーシング(12,32)を通るケーブル配線(35)を介して互いに信号を授受可能に接続されており、排気側及び給気側のコントローラ(11,31)は、両コントローラ(11,31)間で信号の授受を行うことにより、排気ファン(4)の排気風量及び給気ファン(22)の給気風量を互いに関連付けて制御(協調制御)し、排気側コントローラ(11)が排気ファン(4)の排気風量を変更すると、これに連動して給気側コントローラ(31)が給気ファン(22)の給気風量を排気風量の変化量と略等量となるように変更する。
具体的には、図5に示すように、排気側及び給気側のコントローラ(11,31)は、排気ファン(4)の排気風量Qe及び給気ファン(22)の給気風量Qsを該両風量の差Qe−Qsがその設定値Qcの±50%となるように制御するものとされている。
すなわち、設定値QcがQc≧0の場合、
Qe+0.5Qc<Qs<Qe+1.5Qc
とし、Qc<0の場合には、
Qe+1.5Qc<Qs<Qe+0.5Qc
とする。
この理由は以下のとおりである。排気風量Qe及び給気風量Qsの差Qe−Qsが常に一定(設定値Qc)になるように制御ができれば、最低風量から最大風量までの全制御域において給排気バランスがとれるので好ましい。しかし、実際には、風量が変化する過渡状態を含めた全ての制御域で、上記風量差Qe−Qsを一定にすることは困難である。そこで、この実施形態では、風量差Qe−Qsを設定値Qcの±50%の範囲内に抑えることで、バランスを略適正に取るようにしている。
また、上記排気側及び給気側のコントローラ(11,31)は、排気ファン(4)の排気風量Qeのうち排気ファン(4)が客室(B2)を除く厨房空間(B1)のみから排気する排気風量Qe,tが、給気ファン(22)の給気風量Qsのうち給気ファン(22)が厨房空間(B1)に給気する給気風量Qs,t又は該厨房空間(B1)に常時連通した隣接空間たる客室(B2)に給気する給気風量Qs,kよりも多くなるように制御するものとされている。
すなわち、
Qe,t−Qs,t>0
又は、
Qe,t−Qs,k>0
とすることにより、厨房空間(B1)が常時排気過多の状態となり、その厨房空間(B1)内を客室(B2)等に対して常に負圧状態にして、厨房空間(B1)から調理排ガスが客室(B2)等の他の空間への拡散するのを防止するようにしている。
その他の構成は上記実施形態1と同様である。
−運転動作−
次に、本実施形態2に係る換気制御装置(A)の運転動作について説明する。排気ファン(4)の制御は実施形態1と同様であり、排気側コントローラ(11)により、調理機器(C)の稼働状況に応じて排気ファン(4)の排気風量を適宜変更することで、調理機器(C)から発生する換気対象物の発生量に応じて最適な換気を行う。
また、給気側コントローラ(31)の制御により、その制御信号を受けて給気側インバータ(30)が給気ファン(22)のモータ(25)を回転数を変更しながら制御し、この給気ファン(22)の作動により、屋外の空気が給気ファン(22)に吸い込まれ、この空気は給気ダクト(27)を介して厨房空間(B1)に、また給気分岐ダクト(27a)を介して客室(B2)内にそれぞれ供給される。このような排気ファン(4)による排気及び給気ファン(22)による給気により、厨房空間(B1)内の空気及び客室(B2)内の空気が換気される。
そして、上記排気側コントローラ(11)に給気側コントローラ(31)が信号授受可能に接続されているので、排気ファン(4)と給気ファン(22)とは互いに協調制御され、上記調理機器(C)の稼働状況に応じて排気ファン(4)の排気風量が変更されると、それに連動して給気ファン(22)の給気風量は排気風量と略等量となるように変更される。
−実施形態2の効果−
この実施形態2においては、排気ファン(4)と給気ファン(22)とが互いに協調制御され、調理機器(C)の稼働状況に応じて排気ファン(4)の排気風量が変更されると、給気ファン(22)の給気風量は連動して変更されるため、厨房空間(B1)での換気の流れが安定してスムーズになり、厨房空間(B1)内の調理機器(C)による燃焼排ガス、発生した熱、水蒸気、オイルミスト等の排出効率が向上して、その厨房空間(B1)への漏れ量を抑制でき、その分、その漏れた排気を厨房空間(B1)にある排気側及び給気側のコントローラ(11,31)から遠ざけてその作動安定性や信頼性を高めることができる。
また、上記排気側及び給気側の両コントローラ(11,31)の協調制御により、排気ファン(4)の排気風量Qe及び給気ファン(22)の給気風量Qsの差Qe−Qsがその設定値Qcの±50%となるように制御されるので、最低風量から最大風量までの全制御域において適正な給排気バランスを取ることが実現できる。
さらに、両コントローラ(11,31)の協調制御により、上記排気ファン(4)の排気風量Qeのうち排気ファン(4)が客室(B2)を除く厨房空間(B1)のみから排気する排気風量Qe,tが、給気ファン(22)の給気風量Qsのうち給気ファン(22)が厨房空間(B1)に給気する給気風量Qs,t又は該厨房空間(B1)に常時連通した隣接空間たる客室(B2)に給気する給気風量Qs,kよりも多くなるように制御されるので、厨房空間(B1)が常時排気過多の状態となり、その厨房空間(B1)内を客室(B2)等に対して常に負圧状態にして、厨房空間(B1)から調理排ガスが客室(B2)への拡散するのを防止することができる。尚、上記客室(B2)から厨房空間(B1)への定常的な空気の流れを矢印にて示している。
−実施形態2の変形例−
尚、この実施形態2(実施形態3以下の実施形態も含む)において、厨房空間(B1)に常時連通して隣接した空間として客室(B2)を例示しているが、この客室(B2)の他に、例えば待合室、売場、トイレ等の各種空間が挙げられる。
《発明の実施形態3》
本発明の実施形態3について図6により説明する。この実施形態3は、上記実施形態2と同様の構成(図3参照)において、両インバータ(10,30)、両コントローラ(11,31)及びリモコン(13)の設置位置を変えたものである。
すなわち、この実施形態では、図6に示すように、同一のケーシング(12)内に収容された排気側のインバータ(10)及び排気側のコントローラ(11)と、同様に同一のケーシング(32)内に配置された給気側のインバータ(30)及び給気側のコントローラ(31)と、排気側コントローラ(11)に接続されたリモコン(13)とは、いずれも厨房空間(B1)ではなくて、該厨房空間(B1)に隔壁(B4)を介して隣接する事務室(B3)内に設置されている。その他の構成は実施形態2と同様である。
−実施形態3の効果−
この実施形態3においては、排気側のインバータ(10)及びコントローラ(11)と、給気側のインバータ(30)及びコントローラ(31)と、リモコン(13)とがいずれも、厨房空間(B1)に比べ温度の環境や空気の質の良好な事務室(B3)内に配置されているので、コントローラ(11,31)やリモコン(13)の作動安定性や信頼性をさらに向上させることができる利点がある。
《発明の実施形態4》
本発明の実施形態4について図7により説明する。この実施形態4では、上記実施形態3と同様の構成(図6参照)において、排気側のインバータ(10)及びコントローラ(11)、並びに給気側のインバータ(30)及びコントローラ(31)は事務室(B3)に設置されているが、排気側コントローラ(11)に接続されるリモコン(13)のみが厨房空間(B1)に設置されている。その他は実施形態3と同様の構成である。
−実施形態4の効果−
この実施形態4においては、厨房空間(B1)の熱や空気質の影響を受け難いリモコン(13)のみが厨房空間(B1)に配置され、その他は事務室(B3)に配置されているので、特に厨房空間(B1)の熱や空気質の影響を受け易いコントローラ(11,31)の事務室(B3)への配置によってその作動安定性や信頼性の向上を図ることができると同時に、操作部であるリモコン(13)が厨房空間(B1)から使い易くなり、その使い勝手や操作性の向上を図ることができる。
《発明の実施形態5》
本発明の実施形態5について図8により説明する。この実施形態4では、上記実施形態4と同様の構成(図7参照)において、リモコン(13)のみが厨房空間(B1)に設置されているが、排気側のインバータ(10)及びコントローラ(11)、並びに給気側のインバータ(30)及びコントローラ(31)は実施形態4のように事務室(B3)内ではなく、排気側のインバータ(10)及びコントローラ(11)は排気ファン(4)の近傍に、また給気側のインバータ(30)及びコントローラ(31)は給気ファン(22)の近傍にそれぞれ設置されている。その他の構成は実施形態2と同様である。
−実施形態5の効果−
この実施形態5においては、排気側のインバータ(10)及びコントローラ(11)が排気ファン(4)に、また給気側のインバータ(30)及びコントローラ(31)が給気ファン(22)にそれぞれ近接して設置されているので、インバータ(10,30)とファン(4,22)のモータ(7,25)との配線を短くすることにより、コントローラ(11,31)内のサーマルリレーの誤動作を抑制することができ、作動安定性や信頼性の向上を図ることができると同時に、屋内設置スペースの削減や配線工事の削減を図ることができる。
《発明の実施形態6》
本発明の実施形態6について図9により説明する。この実施形態5では、上記実施形態5の構成(図8参照)と同様に、リモコン(13)のみが厨房空間(B1)に設置されているが、実施形態5とは異なり、排気側のインバータ(10)及びコントローラ(11)、並びに給気側のインバータ(30)及びコントローラ(31)は建物(B)の天井裏の空間に設置されている。その他の構成は実施形態2と同様である。
−実施形態6の効果−
この実施形態6のように、排気側のインバータ(10)及びコントローラ(11)、並びに給気側のインバータ(30)及びコントローラ(31)が建物(B)の天井裏の空間に設置されていると、コントローラ(11,31)の作動安定性や信頼性のより一層の向上を図ることができる。
《その他の実施形態》
本発明は上記実施形態の態様に限定されず、以下のような構成としてもよい。例えば、上記各実施形態では、排気側のインバータ(10)及びコントローラ(11)、給気側のインバータ(30)及びコントローラ(31)を建物(B)の内部に配置しているが、建物(B)外である屋外に配置してもよい。
また、上記実施形態2〜6では、コントローラとして排気側コントローラ(11)と給気側コントローラ(31)とを別々に設けているが、これらを1つのコントローラにまとめて共通化してもよい。
上記実施形態2〜6のように、排気ファン(4)と給気ファン(22)とを組み合わせて協調制御する構成においては、次のような2つのフェイルセイフ技術を採用することもできる。
まず、実施形態2〜6では、排気側及び給気側のコントローラ(11,31)間で信号の授受を行うことにより排気風量及び給気風量を互いに関連付けて協調制御するようにしているが、例えば排気側又は給気側のコントローラ(11,31)の故障等により両コントローラ(11,31)間で信号の授受が不可能となることがある。そのときには、排気ファン(4)による排気風量及び給気ファン(22)による給気風量をそれぞれ所定の固定風量となるように制御する(第1のフェイルセイフ技術)。
例えば、給気側コントローラ(31)の故障が原因で信号の授受が不可能となったときには、排気側コントローラ(11)の制御により排気ファン(4)が必要な一定の固定排気風量となるように運転される。このため、厨房空間(B1)の調理機器(C)で発生した燃焼排ガスの排気を確保することができる。一方、逆に、排気側コントローラ(11)の故障が原因で信号の授受が不可能となったときには、給気側コントローラ(31)の制御により給気ファン(22)が必要な一定の固定給気風量となるように運転される。このため、排気側コントローラ(11)の故障による排気ファン(4)の停止に気付かないで調理機器(C)を稼働させた場合であっても、給気ファン(22)により供給された空気によって厨房空間(B1)内の空気が燃焼排ガスと置換されて、調理機器(C)の作動に必要な空気が補給され、その不完全燃焼等を起こすまでには至らなくなる。
また、上記とは異なり、排気側及び給気側のコントローラ(11,31)間での信号授受はできるものの、両コントローラ(11,31)のいずれか一方の異常状態が検出されたときに、その異常となった側のファンによる風量を固定風量とするように制御してもよい(第2のフェイルセイフ技術)。この場合でも、上記第1のファイルセイフ技術と同様の作用効果が得られる。
尚、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、或いはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、厨房空間の換気システムにおいて、排気ファン(4)のインバータを制御するコントローラの作動安定性や信頼性の向上を実現できるので、その利用可能性が高い。
図1は、本発明の実施形態1に係る換気制御装置の全体構成を示す図である。 図2は、実施形態1の要部を示す図である。 図3は、本発明の実施形態2を示す図1相当図である。 図4は、実施形態2を示す図2相当図である。 図5は、排気ファン及び給気ファンの運転時の風量設定方法を示す図である。 図6は、本発明の実施形態3を示す図1相当図である。 図7は、本発明の実施形態4を示す図1相当図である。 図8は、本発明の実施形態5を示す図1相当図である。 図9は、本発明の実施形態6を示す図1相当図である。
符号の説明
A 換気制御装置
B1 厨房空間
B2 客室(隣接空間)
C 調理機器
1 排気ユニット
2 排気フード
3 排気ダクト
4 排気ファン
7 駆動モータ
10 インバータ(排気側インバータ)
11 コントローラ(排気側コントローラ)
12 ケーシング
13 リモコン
15 第1温度センサ
16 第2温度センサ
21 給気ユニット
22 給気ファン
25 駆動モータ
27 給気ダクト
30 給気側インバータ
31 給気側コントローラ
32 ケーシング

Claims (8)

  1. 調理機器(C)が配置される厨房空間(B1)の空気を室外に排出する排気ファン(4)と、調理機器(C)の稼働状況に応じて上記排気ファン(4)の排気風量を変更するコントローラ(11)とを備えた換気制御装置であって、
    上記排気ファン(4)を駆動するモータ(7)を回転数可変に制御するインバータ(10)を備え、
    上記コントローラ(11)は、上記インバータ(10)と同一のケーシング(12)内に配置されていることを特徴とする換気制御装置。
  2. 請求項1において、
    コントローラ(11)及びインバータ(10)は、厨房空間(B1)の外部に配置されていることを特徴とする換気制御装置。
  3. 請求項1において、
    コントローラ(11)と分離されたリモコン(13)を備えていることを特徴とする換気制御装置。
  4. 少なくとも、調理機器(C)が配置される厨房空間(B1)の空気を室外に排出する排気ファン(4)と、少なくとも上記厨房空間(B1)に室外の空気を供給する給気ファン(22)と、調理機器(C)の稼働状況に応じて、上記排気ファン(4)の排気風量及び給気ファン(22)の給気風量を制御するコントローラ(11,31)とを備えた換気制御装置であって、
    上記コントローラ(11,31)は、排気ファン(4)の排気風量及び給気ファン(22)の給気風量を互いに関連付けて制御するものとされていることを特徴とする換気制御装置。
  5. 請求項4において、
    コントローラ(11,31)は、排気ファン(4)の排気風量及び給気ファン(22)の給気風量を該両風量の差が設定値の±50%となるように制御するものとされていることを特徴とする換気制御装置。
  6. 請求項5において、
    コントローラ(11,31)は、排気ファン(4)が厨房空間(B1)から排気する排気風量が、給気ファン(22)が厨房空間(B1)又は該厨房空間(B1)に常時連通した隣接空間(B2)に給気する給気風量よりも多くなるように制御するものとされていることを特徴とする換気制御装置。
  7. 請求項4において、
    コントローラ(11,31)は、排気ファン(4)の排気風量を制御する排気側コントローラ(11)と、給気ファン(22)の給気風量を制御する給気側コントローラ(31)とからなっていて、両コントローラ(11,31)間で信号の授受を行うことにより排気風量及び給気風量を互いに関連付けて制御するものとされ、
    上記排気側及び給気側のコントローラ(11,31)は、両コントローラ(11,31)間で信号の授受が不可能のときに、排気ファン(4)による排気風量及び給気ファン(22)による給気風量をそれぞれ所定の固定風量となるように制御するものとされていることを特徴とする換気制御装置。
  8. 請求項4において、
    コントローラ(11,31)は、排気ファン(4)の排気風量を制御する排気側コントローラ(11)と、給気ファン(22)の給気風量を制御する給気側コントローラ(31)とからなっていて、両コントローラ(11,31)間で信号の授受を行うことにより排気風量及び給気風量を互いに関連付けて制御するものとされ、
    排気側及び給気側のコントローラ(11,31)は、両コントローラ(11,31)間で信号の授受が可能でかつ両コントローラ(11,31)のいずれか一方の異常状態が検出されたときに、該異常となった側のファンによる風量を固定風量とするように制御するものとされていることを特徴とする換気制御装置。
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