JPWO2019017481A1 - 処理装置及び処理方法 - Google Patents

処理装置及び処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2019017481A1
JPWO2019017481A1 JP2019530620A JP2019530620A JPWO2019017481A1 JP WO2019017481 A1 JPWO2019017481 A1 JP WO2019017481A1 JP 2019530620 A JP2019530620 A JP 2019530620A JP 2019530620 A JP2019530620 A JP 2019530620A JP WO2019017481 A1 JPWO2019017481 A1 JP WO2019017481A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ions
processing
supply unit
tank
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019530620A
Other languages
English (en)
Inventor
雅仁 中石
雅仁 中石
紀彦 池添
紀彦 池添
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GLENCAL TECHNOLOGY CO., LTD.
Original Assignee
GLENCAL TECHNOLOGY CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GLENCAL TECHNOLOGY CO., LTD. filed Critical GLENCAL TECHNOLOGY CO., LTD.
Publication of JPWO2019017481A1 publication Critical patent/JPWO2019017481A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B09DISPOSAL OF SOLID WASTE; RECLAMATION OF CONTAMINATED SOIL
    • B09BDISPOSAL OF SOLID WASTE NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B09B5/00Operations not covered by a single other subclass or by a single other group in this subclass

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Refuse Receptacles (AREA)

Abstract

含水有機物をより効率的に処理することができる処理装置及び処理方法を提供する。含水有機物を処理する処理装置10であって、底部20と側部22とを有する処理槽12と、前記側部22間に配置された回転軸30と、当該回転軸30に設けられた羽根32とを有する撹拌部14と、前記処理槽12内の前記回転軸30より上方からイオンを出す第1供給部16と、前記処理槽12内の前記回転軸30と同じ位置又は前記回転軸30より下方からイオンを出す第2供給部18とを備える。

Description

本発明は、処理装置及び処理方法に関し、含水有機物としての例えば野菜くずなど生ごみを処理する装置に関する。
従来から、生ごみ等の含水有機物は、好気性菌を利用した分解処理による処理が行われてきた。一般的な生ごみ処理装置は、羽根と換気装置を設けた処理槽におがくず、もみがら等の培養基材を収容し、ここに破砕機を通して破砕した生ごみを攪拌する方式を採用している。
また、大気へ排出するバクテリアや悪臭の元になる分子をオゾンにより殺菌、分解し、無害な分子に変えて外気に放出することが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開平7−136629号公報
上記特許文献1では、培養基材が不調の場合、含水有機物が処理されずに腐敗してしまう、という問題があった。また培養基材を入れる分、処理槽に投入する含水有機物の容量を減らさざるを得ず、結果として含水有機物を効率的に処理することが困難である、という問題があった。
本発明は、含水有機物をより効率的に処理することができる処理装置及び処理方法を提供することを目的とする。
本発明に係る処理装置は、含水有機物を処理する処理装置であって、底部と側部とを有する処理槽と、前記側部間に配置された回転軸と、当該回転軸に設けられた羽根とを有する撹拌部と、前記処理槽内の前記回転軸より上方からイオンを出す第1供給部と、前記処理槽内の前記回転軸と同じ位置又は前記回転軸より下方からイオンを出す第2供給部とを備える。
本発明に係る処理装置は、含水有機物を処理する処理装置であって、処理槽と、前記処理槽内を加熱する処理槽用加熱器と、イオンを含み所定の温度に加熱されたイオンガスを発生する発生部と、前記処理槽内に前記イオンガスを出すノズルとを備え、前記発生部は、気体中の分子からイオンを生成するイオン発生器と、気体を加熱する加熱器と、気体に圧力を加えて送り出す吸気用気流発生器とを有する。
本発明に係る処理方法は、含水有機物を処理する処理方法であって、底部と側部とを有する処理槽と、前記側部間に配置された回転軸と、当該回転軸に設けられた羽根とを有する撹拌部と、前記処理槽内の前記回転軸より上方からイオンを出す第1供給部と、前記処理槽内の前記回転軸と同じ位置又は前記回転軸より下方からイオンを出す第2供給部と、を備える処理装置を用い、前記第2供給部によって、前記回転軸より下方から前記処理槽内に前記イオンを出すことで、前記撹拌部でかき混ぜながら前記含水有機物中にイオンを拡散させつつ、かき混ぜられている前記含水有機物の上方からも前記第1供給部によって前記イオンを供給する。
本発明によれば、イオンガスを用いて処理するので、従来の培養基材を用いる場合に比べ、培養基材を用いない分だけ処理槽の容量を有効活用でき、より効率的に処理することができる。
また、本発明によれば、イオンガスが所定の温度に加熱されているので、処理槽内、及び投入された含水有機物の温度が低下することを防止することができる。したがって処理装置は、温度を容易に管理し、安定的に保持できるので、より効率的に処理することができる。
本実施形態に係る含水有機物処理装置の概略図である。 本実施形態に係る含水有機物処理装置の横から見た断面図である。 本実施形態に係る供給部の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る供給部の変形例の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る配管の変形例を示す正面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
(全体構成)
図1に示す処理装置10は、処理槽12と、撹拌部14と、供給部15とを備え、処理槽12内に収容された含水有機物としての生ごみなどを処理する。本実施形態の場合、供給部15は、第1供給部16及び第2供給部18からなる。
処理槽12は、底部20、長手方向の一対の側部22、短手方向の一対の側部24、及び上部25を有する密閉容器である。処理槽12は、特に限定されないが、例えば繊維強化プラスチック(FRP:Fiber-Reinforced Plastics)で形成することができる。処理槽12の底部20には、ロードセル28を介して基台26が設けられている。
撹拌部14は、側部22間に配置された回転軸30と、当該回転軸30に設けられた羽根32とを有する。回転軸30は、側部22にそれぞれ設けられたベアリング34により、処理槽12に対し回転可能に支持されている。回転軸30の一端は、駆動部36に連結されている。
第1供給部16は、回転軸30より上方から処理槽12内にイオンを出す。第1供給部16は、発生部としての第1発生部38Aと、ノズルとしての上側ノズル44とを有する。第1発生部38Aは、イオンガスを発生する。イオンガスは、プラスイオン及び/又はマイナスイオンを含む。イオンガスは、含水有機物の水分の蒸発を促進し得る程度のイオンを含む。イオンガス中のイオン濃度は、多い方が望ましく、例えば、6000万個以上であるのが好ましい。またイオンガスは、80℃以上に加熱されているのが好ましい。
本図の場合、上側ノズル44は、開口が円形であり、回転軸30より上方に配置された供給管としての上側供給管40Aに形成されている。上側供給管40Aは、回転軸30に平行に配置されている。第1発生部38Aと上側供給管40Aは、流路42によって接続されている。
第2供給部18は、回転軸30より下方から処理槽12内にイオンを出す。第2供給部18は、発生部としての第2発生部46Aと、ノズルとしての下側ノズル54とを有する。第2発生部46Aは、第1発生部38Aと同様のイオンガスを発生する。本図の場合、下側ノズル54は、開口が円形であり、回転軸30より下方に配置された供給管としての下側供給管48に設けられている。下側供給管48は、回転軸30に平行に配置されている。第2発生部46Aと下側供給管48は、流路52によって接続されている。本明細書では、第1発生部38Aと第2発生部46Aを特に区別しない場合、発生部と総称する。
上部25には、厚さ方向に貫通した排気口として、第1排気口56及び第2排気口57が設けられている。第1排気口56には、流路58を介して排気部としての第1排気部59が接続されている。第2排気口57には、流路60を介して排気部としての第2排気部61が接続されている。第1排気部59及び第2排気部61は、図示しないが、処理槽12内の気体を外部へ放出する前に通過させるフィルタと、気体を吸引する気流を処理槽12内に生じさせるために、処理槽12内の気体を外部へ排気する排気用気流発生器とを有する。排気用気流発生器としてはファンやブロワを用いることができる。本明細書では、第1排気部59と第2排気部61を特に区別しない場合、排気部と総称する。
図2に示すように、第1排気口56及び第2排気口57は、処理槽12の短手方向の中央に設けられている。上側ノズル44は、第1排気口56及び第2排気口57を挟んで一側に配置された第1上側ノズル45と、他側に配置された第2上側ノズル47とを有する。本図の場合、上側供給管40Aは、第1排気口56及び第2排気口57を挟んで両側に配置された第1配管64と、第2配管66とを有する。第1上側ノズル45は第1配管64に、第2上側ノズル47は第2配管66にそれぞれ形成されている。第1配管64は一方の側部24(本図中左側の側部)に沿うように、第2配管66は他方の側部24(本図中右側の側部)に沿うように配置されている。第1上側ノズル45及び第2上側ノズル47は、水平方向の処理槽12の中央向きから鉛直方向の下向きの範囲に開口しているのが好ましい。第1配管64と第1上側ノズル45を結ぶ直線と水平面、及び、第2配管66と第2上側ノズル47を結ぶ直線と水平面とがなす角度のうち小さい方の角度θ1は、それぞれ10°〜90°であるのが好ましく、30°〜60°であるのがより好ましい。
上部25には、厚さ方向に開口した投入口68が形成されており、当該投入口68を開閉する蓋70が設けられている。当該蓋70は、一端においてヒンジを介して上部25に回転可能に固定されていることにより、投入口68を開閉する。
側部24には、処理槽用加熱器72がそれぞれ設けられている。処理槽用加熱器72は、熱線ヒータ、PTCヒータ等を用いることができる。
撹拌部14は、処理槽12の短手方向の一側に配置された第1撹拌部74と、他側に配置された第2撹拌部76とを有する。本実施形態の場合、第1撹拌部74は反時計回り、第2撹拌部76は時計回りに回転する。
底部20は、第1撹拌部74及び第2撹拌部76に沿った円弧上の曲面78,80を有する。曲面78,80は、それぞれ、回転軸30に沿って配置された二つの平行な円弧上の各点を結んだ直線からなる。下側ノズル54は、曲面78,80における羽根32の回転軌道が下向きになる位置に設けられている。本図の場合、下側ノズル54は、曲面78において二つの回転軸30より外側に設けられた第1下側ノズル53と、曲面80において二つの回転軸30より外側に設けられた第2下側ノズル55とを有する。回転軸30から下側ノズル54の中央を結ぶ直線と、水平面とがなす角度のうち小さい方の角度θ2は、0°〜60°であるのが好ましく、40°〜60°であるのがより好ましい。下側ノズル54は、回転軸30に向かって、水平より下側へ1°〜5°程度傾斜しているのが好ましい。下側ノズル54は、下側へ傾斜していることにより、下側供給管48へ液体が流入するのを防止することができる。
図3を参照して、第1発生部38A及び第2発生部46Aについて説明する。なお第1発生部38A及び第2発生部46Aは、同様の構成であるので、第1発生部38Aについて説明する。第1発生部38Aは、イオン発生器82、吸気用気流発生器としてのブロワ84、加熱器86を有する。イオン発生器82は、特に限定されず、例えば、コロナ放電や熱電離により、イオンを発生する方式を用いることができる。加熱器86は、熱線ヒータ、PTCヒータ等を用いることができる。気体に圧力を加えて送り出す吸気用気流発生器としてファンを用いてもよい。
第1発生部38Aは、ブロワ84によって吸い込んだ外気をイオン発生器82に送り込む。イオン発生器82は、外気に含まれる酸素や窒素などの気体分子から電子を離脱させることにより、気体分子をイオン化する。イオン化された気体分子を含む気体は、加熱器86によって所定の温度に加熱され、流路42を通じて上側供給管40Aへ送り出される。このようにして、第1発生部38Aは、イオン化された気体分子を含み、所定の温度に加熱されたイオンガスを、流路42を通じて上側供給管40Aへ送り出す。同様に第2発生部46Aは、イオン化された気体分子を含み、所定の温度に加熱されたイオンガスを、流路52を通じて下側供給管48へ送り出す。
(動作及び効果)
次に上記の処理装置10の動作及び効果を説明する。まず、蓋70を開け、投入口68から含水有機物としての例えば生ごみを処理槽12内へ投入する。次いで、蓋70を閉める。続いて図示しない電源スイッチをオンにする。そうすると処理槽用加熱器72に電流が印加されて処理槽12内が所定の温度まで加熱される。駆動部36は、回転力を回転軸30に与えることにより、第1撹拌部74及び第2撹拌部76を回転動作させる。図2中、第1撹拌部74は反時計回り、第2撹拌部76は時計回りに回転軸30が回転する。羽根32は、底面に沿って回転することにより、生ごみを撹拌する。生ごみは第1撹拌部74及び第2撹拌部76でかき混ぜられながら、全体が加熱される。生ごみに含まれる水分子は、加熱されることで、生ごみから分離しやすくなる。
第1排気部59及び第2排気部61は、処理槽12内の気体を吸引し、フィルタを通過させて外部へ放出する。電源スイッチがオンされてから所定の時間が経過後、第1発生部38A及び第2発生部46Aは、発生したイオンガスを、流路42,52を通じて上側ノズル44及び下側ノズル54から、処理槽12内へ供給する。
下側ノズル54から供給されたイオンガスは、撹拌部14によってかき混ぜられた生ごみ中に吹き付けられる。イオンガス中のイオンが生ごみ中に拡散していき、生ごみからの水分子の分離を促進する。生ごみから分離した水分子は処理槽12内を上昇していく。
上記水分子の一部は、上昇する際に、水分子が複数(例えば、5〜6個)結びついたクラスター構造が壊れ、蒸発し、排気部によって外部へ放出される。一方、残りの水分子、すなわちクラスター構造を維持した水分子は、撹拌されている生ごみと、処理槽12の回転軸30より上方にある気体で満たされた空間の境界に滞留する。
上側ノズルから供給されたイオンガスは、上記境界に向かって吹き付けられる。イオンガス中のイオンが、水分子のクラスター構造を分解する。クラスター構造が分解された水分子は、処理槽用加熱器72によって加えられた熱量によって容易に蒸発し、排気部によって外部へ放出される。
上記のように下側ノズル54から供給されるイオンガスが生ごみに含まれる水分を生ごみから分離し、上側ノズルから供給されるイオンガスが水分子のクラスター構造を分解する。したがって、処理装置10は、生ごみに含まれる水分を蒸発して容易に減量することができる。
本実施形態の処理装置10は、イオンガスを用いて処理するので、従来の培養基材を用いる場合に比べ、培養基材を用いない分だけ処理槽12の容量を有効活用でき、より効率的に処理することができる。
イオンガスは、所定の温度に加熱されているので、処理槽12内、及び投入された生ごみの温度を保持することができる。したがって処理装置10は、温度を容易に管理し、安定的に保持できるので、より効率的に処理することができる。
イオンガスは、所定の温度に加熱されているので、処理槽12内、及び投入された生ごみの温度が低下することを防ぐことができる。したがって処理装置10は、温度を容易に管理し、安定的に保持できるので、より効率的に処理することができる。
下側ノズル54は、羽根32の回転軌道が下向きになる曲面に設けられていることにより、撹拌された生ごみが下側ノズル54内に詰まることを防止することができる。
第1発生部38A及び第2発生部46Aは、イオン発生器82と、上側ノズル44、下側ノズル54の間に、加熱器86が配置されていることにより、イオン発生器82が耐熱性を要しないので、イオン発生器82の構造を簡略化することができる。
以上の構成によれば、処理装置10では、第2供給部18によって回転軸30より下方から処理槽12内にイオンを出すことで、撹拌部14でかき混ぜながら生ごみ(含水有機物)中にイオンを拡散させつつ、かき混ぜられてイオンが内部に拡散している生ごみ(含水有機物)の上方からも第1供給部16によりもイオンを供給する。これにより、処理装置10は、処理槽12内の生ごみ(含水有機物)全体にイオンを確実に拡散させることができ、生ごみからの水分子の分離や、水分子のクラスター構造の分解を促進することができる。
また、処理装置10では、処理槽12内を加熱する処理槽用加熱器72が設けられていることから、回転軸30より下方から処理槽12内にイオンを出すことで、撹拌部14でかき混ぜられながら処理槽用加熱器72で加熱されている生ごみ(含水有機物)中にイオンを拡散させつつ、かき混ぜられながら加熱されている生ごみ(含水有機物)の上方からも第1供給部16によりイオンを供給する。これにより、処理装置10は、処理槽用加熱器72により生ごみを熱乾燥している際に、イオンによっても生ごみの乾燥を促進できる。
(変形例)
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内で適宜変更することが可能である。
上記実施形態の場合、下側ノズル54は、二つの回転軸30より外側の曲面に設けられている場合について説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、二つの回転軸30の間の曲面に下側ノズル54を設けることとしてもよい。当該曲面は、第1撹拌部74は時計回り、第2撹拌部76は反時計回りとすることにより、羽根32の回転軌道が下向きになる曲面であるから、上記実施形態と同様の効果が得られる。
上記実施形態の場合、第1発生部38A及び第2発生部46Aは、イオン発生器82と上側ノズル44、下側ノズル54の間に、加熱器86が配置されている場合について説明したが、本発明はこれに限らない。第1発生部38A及び第2発生部46Aは、加熱器86と、上側ノズル44、下側ノズル54の間にイオン発生器82を配置し、加熱された気体をイオン発生器82に送り込むこととしてもよい。この場合、加熱後の気体にはより多くの水分子を含めることができるので、イオン発生器82は、より効率的にイオンを発生することができる。
第1供給部16及び第2供給部18のうち、少なくともいずれか一方に、イオンを生成する気体中に水分を供給する水分補給器を設けるようにしてもよい。すなわち、図4に示すように、第1発生部38A及び第2発生部46Bは、イオン発生器82に水を供給する水分補給器88を有することとしてもよい。水分補給器88は、イオン発生器82の入り口側に水を供給する機構、例えば霧吹きやスポイトなどを用いることができる。イオン発生器82は、水分補給器88によって水(水分)が供給されることにより、より効率的にイオンを発生することができる。また、第1発生部38B及び第2発生部46Bのうちいずれか一方にのみ、水分補給器88を設けるようにしてもよい。
図5に示すように、上側ノズル90は、開口が、上側供給管40Bの長手方向に長いスリット状でもよい。上側ノズル90は、境界に対し、面的にイオンガスを供給することができる。したがって上側ノズル90を適用した含水有機物処理装置は、水分子のクラスター構造をより効率的に分解することができる。
また、上述した実施形態においては、第1発生部38B及び第2発生部46Bの両方に気体を加熱する加熱器86を設けた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、第1発生部38B及び第2発生部46Bのいずれか一方にのみ加熱器86を設けて、所定の温度に加熱されたイオンガスを、第1発生部38B又は第2発生部46Bから処理槽12内に供給するようにしてもよい。
10 処理装置
12 処理槽
14 撹拌部
15 供給部
16 第1供給部
18 第2供給部
20 底部
22 側部
24 側部
30 回転軸
32 羽根
38A 第1発生部(発生部)
44 上側ノズル
45 第1上側ノズル
46A 第2発生部(発生部)
47 第2上側ノズル
53 第1下側ノズル
54 下側ノズル
55 第2下側ノズル
56 第1排気口(排気口)
57 第2排気口(排気口)
59 第1排気部
61 第2排気部
64 第1配管
66 第2配管
72 処理槽用加熱器
82 イオン発生器
86 加熱器

Claims (14)

  1. 含水有機物を処理する処理装置であって、
    底部と側部とを有する処理槽と、
    前記側部間に配置された回転軸と、当該回転軸に設けられた羽根とを有する撹拌部と、
    前記処理槽内の前記回転軸より上方からイオンを出す第1供給部と、
    前記処理槽内の前記回転軸と同じ位置又は前記回転軸より下方からイオンを出す第2供給部と
    を備える処理装置。
  2. 前記第1供給部は、前記回転軸に沿って前記回転軸より上方に配置された複数の上側ノズルを有する請求項1記載の処理装置。
  3. 前記処理槽の上部に設けられた排気口に接続され、前記処理槽内の気体を排気する排気部を備え、
    前記複数の上側ノズルは、前記排気口を挟んで一側に配置された第1上側ノズルと、他側に配置された第2上側ノズルとを有する請求項2記載の処理装置。
  4. 前記第2供給部は、前記回転軸に沿って前記回転軸と同じ位置又は前記回転軸より下方に配置された複数の下側ノズルを有する請求項1〜3のいずれか1項記載の処理装置。
  5. 前記底部は、前記回転軸に沿って配置された二つの平行な円弧上の各点を結んだ直線が作る曲面を有し、
    前記複数の下側ノズルは、前記曲面に設けられている請求項4記載の処理装置。
  6. 前記第1供給部及び前記第2供給部のうち、少なくともいずれか一方には、
    前記イオンを生成する気体中に水分を供給する水分補給器を有する請求項1〜5のいずれか1項記載の処理装置。
  7. 前記処理槽内を加熱する処理槽用加熱器を備える請求項1〜6のいずれか1項記載の処理装置。
  8. 前記処理槽用加熱器は、前記撹拌部でかき混ぜられている前記含水有機物を加熱し、
    前記第2供給部は、前記回転軸より下方から前記処理槽内に前記イオンを出すことで、前記撹拌部でかき混ぜられながら前記処理槽用加熱器で加熱されている前記含水有機物中に前記イオンを拡散させ、
    前記第1供給部は、前記撹拌部でかき混ぜられながら前記処理槽用加熱器で加熱され、かつ前記第2供給部により前記イオンが内部に拡散されている前記含水有機物の上方から、前記イオンを供給する請求項7記載の処理装置。
  9. 前記第1供給部は、前記イオンを発生する第1発生部を備え、
    前記第2供給部は、前記イオンを発生する第2発生部を備え、
    前記第1発生部及び前記第2発生部は、
    気体中の分子から前記イオンを生成するイオン発生器と、
    気体に圧力を加えて送り出す吸気用気流発生器と、を備えており、
    前記第1発生部及び前記第2発生部のうち、少なくともいずれか一方は、気体を加熱する加熱器を備えており、所定の温度に加熱された前記イオンを前記処理槽内に供給する請求項7又は8記載の処理装置。
  10. 含水有機物を処理する処理装置であって、
    処理槽と、
    前記処理槽内を加熱する処理槽用加熱器と、
    イオンを含み所定の温度に加熱されたイオンガスを発生する発生部と、
    前記処理槽内に前記イオンガスを出すノズルと
    を備え、
    前記発生部は、
    気体中の分子からイオンを生成するイオン発生器と、
    気体を加熱する加熱器と、
    気体に圧力を加えて送り出す吸気用気流発生器と
    を有する処理装置。
  11. 前記発生部は、前記イオン発生器と前記ノズルの間に前記加熱器が配置された請求項10記載の処理装置。
  12. 前記発生部は、前記加熱器と前記ノズルの間に前記イオン発生器が配置された請求項10記載の処理装置。
  13. 含水有機物を処理する処理方法であって、
    底部と側部とを有する処理槽と、
    前記側部間に配置された回転軸と、当該回転軸に設けられた羽根とを有する撹拌部と、
    前記処理槽内の前記回転軸より上方からイオンを出す第1供給部と、
    前記処理槽内の前記回転軸と同じ位置又は前記回転軸より下方からイオンを出す第2供給部と、
    を備える処理装置を用い、
    前記第2供給部によって、前記回転軸より下方から前記処理槽内に前記イオンを出すことで、前記撹拌部でかき混ぜながら前記含水有機物中に前記イオンを拡散させつつ、かき混ぜられている前記含水有機物の上方からも前記第1供給部によって前記イオンを供給する処理方法。
  14. 前記処理装置は、前記処理槽内を加熱する処理槽用加熱器を備えており、
    前記回転軸より下方から前記処理槽内に前記イオンを出すことで、前記撹拌部でかき混ぜられながら前記処理槽用加熱器で加熱されている前記含水有機物中に前記イオンを拡散させつつ、かき混ぜながら加熱されている前記含水有機物の上方からも前記第1供給部によって前記イオンを供給する請求項13記載の処理方法。
JP2019530620A 2017-07-20 2018-07-20 処理装置及び処理方法 Pending JPWO2019017481A1 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017141356 2017-07-20
JP2017141357 2017-07-20
JP2017141357 2017-07-20
JP2017141356 2017-07-20
PCT/JP2018/027313 WO2019017481A1 (ja) 2017-07-20 2018-07-20 処理装置及び処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2019017481A1 true JPWO2019017481A1 (ja) 2020-07-30

Family

ID=65016161

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019530620A Pending JPWO2019017481A1 (ja) 2017-07-20 2018-07-20 処理装置及び処理方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPWO2019017481A1 (ja)
WO (1) WO2019017481A1 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0592146A (ja) * 1991-04-30 1993-04-16 Sekiyu Sangyo Kasseika Center 生ごみ処理装置
JP2005118743A (ja) * 2003-10-20 2005-05-12 Sharp Corp 生ごみ処理機
JP2005246365A (ja) * 2004-03-06 2005-09-15 System Kaihatsu Kk 生ゴミ加熱攪拌処理装置
JP2005288292A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Nobuyoshi Hirose 生ごみ処理機
JP2007222707A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Kumakura Industry Co Ltd 生ゴミ処理装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0592146A (ja) * 1991-04-30 1993-04-16 Sekiyu Sangyo Kasseika Center 生ごみ処理装置
JP2005118743A (ja) * 2003-10-20 2005-05-12 Sharp Corp 生ごみ処理機
JP2005246365A (ja) * 2004-03-06 2005-09-15 System Kaihatsu Kk 生ゴミ加熱攪拌処理装置
JP2005288292A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Nobuyoshi Hirose 生ごみ処理機
JP2007222707A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Kumakura Industry Co Ltd 生ゴミ処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2019017481A1 (ja) 2019-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2016043656A1 (en) Apparatus for treating food waste
CN113613512B (zh) 处理装置、处理方法和粉末体
JP3954864B2 (ja) 除湿発酵式有機廃棄物処理機
JPWO2019017481A1 (ja) 処理装置及び処理方法
JP7282386B2 (ja) 粉末体
KR100859973B1 (ko) 음식물 쓰레기 처리기의 살균 및 소취장치
KR20180002399A (ko) 탈취수단이 구비된 음식물쓰레기 발효 처리기
WO2021251114A1 (ja) 発酵処理装置
JP7072791B2 (ja) 処理装置及び処理方法
JP2007303749A (ja) 高含水廃棄物乾燥処理装置
CN214598083U (zh) 一种废气除臭装置
JP2019018180A (ja) 処理装置及び処理プログラムを記憶した記憶媒体
JP2003148868A (ja) 連続廃棄物処理装置
KR102188475B1 (ko) 유기성 폐기물 처리장치
KR102315892B1 (ko) 습식 폐기물용 탈취 및 건조 시스템
JP2004066196A (ja) 有機物処理装置
JP3734920B2 (ja) 消滅型生ゴミ処理機
JP2001269647A (ja) 有機性廃棄物の処理装置
JP2008020080A (ja) 乾燥処理方法と装置
JP2003275727A (ja) 水分調節機、温風送気ファンを備えた微生物担持セラミックスに適応した生ゴミ分解機
JP2002239514A (ja) 有機廃棄物処理機および有機廃棄物処理方法
JP3055647U (ja) 有機廃棄物分解処理装置
JP2005161291A (ja) バイオによる回転式有機物処理機
JP2012072024A (ja) 活性炭の製造方法及び炭化炉
JP3363391B2 (ja) 生ごみ処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200124

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220524

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220722

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220916

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20221011