JP2003275727A - 水分調節機、温風送気ファンを備えた微生物担持セラミックスに適応した生ゴミ分解機 - Google Patents
水分調節機、温風送気ファンを備えた微生物担持セラミックスに適応した生ゴミ分解機Info
- Publication number
- JP2003275727A JP2003275727A JP2002123215A JP2002123215A JP2003275727A JP 2003275727 A JP2003275727 A JP 2003275727A JP 2002123215 A JP2002123215 A JP 2002123215A JP 2002123215 A JP2002123215 A JP 2002123215A JP 2003275727 A JP2003275727 A JP 2003275727A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- garbage
- decomposition tank
- decomposition
- microorganism
- moisture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 分解槽内に温風を送風することで、分解槽内
の分解細菌及び生ゴミを均一適温に保持し、酸素を供給
し、又、分解槽内に適宜量の水分を滴下することによ
り、生ゴミ中の水分を適度に保持し、分解細菌の活発な
分裂増殖を促す。 【解決手段】 分解槽（２）中の微生物担持セラミック
ス及び生ゴミを撹拌すべく撹拌板（７）を設け、水分調
節機（８）温風送気ファン（１０）、残渣分離網（１
４）による残渣分離により、微生物の活発な分裂増殖を
促すことを可能とさせた。
の分解細菌及び生ゴミを均一適温に保持し、酸素を供給
し、又、分解槽内に適宜量の水分を滴下することによ
り、生ゴミ中の水分を適度に保持し、分解細菌の活発な
分裂増殖を促す。 【解決手段】 分解槽（２）中の微生物担持セラミック
ス及び生ゴミを撹拌すべく撹拌板（７）を設け、水分調
節機（８）温風送気ファン（１０）、残渣分離網（１
４）による残渣分離により、微生物の活発な分裂増殖を
促すことを可能とさせた。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、水分調節機、温風
送気ファンを備えた微生物担持セラミックスに適応した
生ゴミ分解機に関する。 【０００２】 【従来の技術】微生物による生ゴミ分解装置は従来から
知られており、この装置は、主たる分解槽に、送気、排
気ファン、加温ヒーター及び撹拌装置を設け、生ゴミを
分解槽中に投入して長時間の運転をすることにより処理
を行っていた。 【０００３】生ゴミ分解後に分解槽に残る残渣は、手作
業により、担持体と共に外部に取り出し肥料等として使
用し、その都度担持体を補給若しくは全てを交換してい
た。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】微生物による生ゴミ分
解の必須の条件は、微生物が必要とする酸素を供給する
ことは勿論のこと、その他重要な要件は、適宜な分解槽
内の温度と水分を保持させることである。 【０００５】分解槽内の適温保持については、従来、分
解槽外周に電熱ヒーターを取り付けることによりこれを
実施していたが、この方法は、電熱ヒーターの性格上、
分解槽内の微生物及び生ゴミを適温に保持するには、分
解槽の壁面を適温を越える温度にしなければならず、従
って、分解槽の壁面に接触する微生物は死滅してしまう
等の問題点があった。本発明は、分解槽内に温風を送風
することで、分解槽内の微生物及び生ゴミを均一適温に
保持し、同時に酸素を供給することで微生物の活発な分
裂増殖を促す水分調節機、温風送気ファンを備えた微生
物担持セラミックスに適応した生ゴミ分解機を提供する
ことを目的としている。 【０００６】分解槽内の水分保持については、従来、生
ゴミに含まれる水分を微生物の増殖に利用していたが、
この方法は、分解槽中への送気及び加温により生ゴミ中
の水分が蒸発してしまうことにより、微生物が必要とす
る水分が減少してしまうことから、微生物の増殖に悪影
響を与えていた。本発明は、分解槽内に適宜量の水分を
供給することにより、生ゴミ中の水分を適度に保持し、
微生物の活発な分裂増殖を促す水分調節機、温風送気フ
ァンを備えた微生物担持セラミックスに適応した生ゴミ
分解機を提供することを目的としている。 【０００７】次に、生ゴミ等は微生物により、主として
炭酸ガス、窒素ガス等及び水分に分解され、このとき、
分解不能な、主として無機物残渣が残るが、セラミック
ス担体を利用した生ゴミ分解機おいては、残渣が微生物
及び酸素と生ゴミの接触を妨げる場合がある。本発明
は、分解槽の底部に残渣分離網を設け残渣を分離し、更
にケーシング底部に残渣トレイを設け、残渣を分離する
ことにより分解作用を速やかに促すべく水分調節機、温
風送気ファンを備えた微生物担持セラミックスに適応し
た生ゴミ分解機を提供することを目的としている。 【０００８】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の構成とした。 【０００９】本機は、駆動機器の全てを駆動ケース体
（１）中に配設している。 【００１０】駆動ケース体（１）の中央部近傍には、分
解槽（２）中の微生物担持セラミックス及び生ゴミを撹
拌すべく、撹拌板（７）を有する回転板（６）に接続す
る駆動軸（５）を有するモーター（４）を配設してい
る。 【００１１】駆動ケース体（１）中配設の水分調節機
（８）は、水タンク及び電磁弁を設け、水分検知機
（９）により分解槽（２）内の水分を検知し、電磁弁の
開閉により分解槽（２）内に水を滴下する。 【００１２】駆動ケース体（１）中配設の温風送気ファ
ン（１０）は、分解槽（２）内への酸素の供給と分解槽
（２）内の温度調整を図り、温度調整は分解槽（２）内
の温度検知機（１１）により行い、送風は一定量行う。 【００１３】駆動ケース体（１）中配設の排風フィルタ
ー（１３）は、分解槽（２）内の生成ガスを脱臭し外部
に排出するもので、周知の脱臭フィルターを使用する。 【００１４】ケーシング（３）に内包された分解槽
（２）の中央部近傍底部には、残渣を分離すべく残渣分
離網（１４）を固着し、残渣分離網（１４）下部のケー
シング（３）底部には、残渣を捕集すべく残渣トレイ
（１５）を備えている。 【００１５】 【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明する。 【００１６】図１、図２に基づいて詳細に述べる。 【００１７】駆動ケース体（１）の中央部近傍には、分
解槽（２）中の微生物担持セラミックス及び生ゴミを撹
拌すべく、撹拌板（７）を有する回転板（６）に接続す
る駆動軸（５）を有するモーター（４）を配設してい
る。生ゴミは、生ゴミ投入蓋（１６）を開け、既に分解
槽（２）中に投入されている微生物担持セラミックス上
に投入されるが、回転板（６）は、リング状の板に駆動
軸（５）に向けて支板を取り付けたもので、支板間は窓
状となっており、この部分から分解後の生ゴミ残渣が抜
け落ち、残渣分離網（１４）を通過し残渣トレイ（１
５）に落下する。リング状の板状には中心部に向けて湾
曲した撹拌板（７）がほぼ垂直に立てられているが、図
２の回転板（６）の右回転によれば、セラミックス及び
生ゴミは矢示Ｅの如く撹拌回転する。回転板（６）を左
回転とすれば、セラミックス及び生ゴミは矢示Ｅの逆回
転をするが、性能に変化は無い。 【００１８】駆動ケース体（１）中配設の水分調節機
（８）は、水タンク及び電磁弁を設け、水分検知機
（９）により分解槽（２）内の水分を検知し、電磁弁の
開閉により分解槽（２）内に水を滴下する。水路開閉機
器は電磁弁でも電磁ポンプでも差し支えは無い。 【００１９】駆動ケース体（１）中配設の温風送気ファ
ン（１０）は、分解槽（２）内への酸素の供給と分解槽
（２）内の温度調整を図り、温度調整は分解槽（２）内
の温度検知機（１１）により行い、送風は一定量行う。
温風送気ファン（１０）への吸気は矢示Ａの如く、又、
分解槽（２）内への送気は、温風案内板（１２）によ
り、矢示Ｂの如く流れる。 【００２０】駆動ケース体（１）中配設の排風フィルタ
ー（１３）は、分解槽（２）内の生成ガスを脱臭し外部
に排出するもので、周知の脱臭フィルターを使用する。
排風フィルター（１３）の入り口部に排気ファンを取り
付ければ、より良好な排気が得られる。排風は矢示Ｃ、
Ｄの如く流れる。 【００２１】ケーシング（３）に内包された分解槽
（２）の中央部近傍底部には、残渣を分離すべく残渣分
離網（１４）を固着し、残渣分離網（１４）下部のケー
シング（３）底部には、残渣を捕集すべく残渣トレイ
（１５）を備えている。残渣は主として金属、土等の微
生物では分解不能のものが小粒となって残渣分離網（１
４）を通過し、残渣トレイ（１５）中に落下する。 【００２２】 【発明の効果】本発明の水分調節機、温風送気ファンを
備えた微生物担持セラミックスに適応した生ゴミ分解機
よれば、以下の効果がある。 【００２３】微生物による生ゴミ分解の必須の条件は、
微生物が必要とする酸素を供給することは勿論のこと、
その他重要な要件は、適宜な分解槽内の温度と水分を保
持させることである。 【００２４】分解槽内の適温保持については、従来、分
解槽外周に電熱ヒーターを取り付けることによりこれを
実施していたが、この方法は、電熱ヒーターの性格上、
分解槽内の微生物及び生ゴミを適温に保持するには、分
解槽の壁面を適温を越える温度にしなければならず、従
って、分解槽の壁面に接触する微生物は死滅してしまう
等の問題点があった。本発明は、分解槽内に温風を送風
することで、酸素の送気はもちろんのこと、分解槽内の
微生物及び生ゴミを均一適温に保持し、微生物の活発な
分裂増殖を促すことが可能となる。 【００２５】分解槽内の水分保持については、従来、生
ゴミに含まれる水分を微生物の増殖に利用していたが、
この方法は、分解槽中への送気及び電熱ヒーターにより
生ゴミ中の水分が蒸発してしまうことにより、微生物が
必要とする水分が減少してしまうことから、微生物の増
殖に悪影響を与えていた。本発明は、分解槽内に適宜量
の水分を滴下することにより、生ゴミ中の水分を適度に
保持し、微生物の活発な分裂増殖を促すことが可能とな
る。 【００２６】生ゴミ等は微生物により、主として炭酸ガ
ス、窒素ガス等及び水分に分解され、このとき、分解不
能な、主として無機物残渣が残るが、セラミックス担体
を利用した生ゴミ分解装置おいては、残渣が微生物及び
酸素と生ゴミの接触を妨げる場合がある。本発明は、分
解槽の底部に残渣分離網を設け、残渣を分離することに
より分解作用を速やかに促すべくものとなる。 【００２７】更に、本発明の水分調節機、温風送気ファ
ンを備えた微生物担持セラミックスに適応した生ゴミ分
解機によれば、生ゴミ等有機物、無機物を安定高速に分
解処理することができ、極めて小規模の装置により大量
の生ゴミを処理することが可能となり、今後のゴミ処理
等環境問題に大きく貢献できるものとなる。 【００２８】
送気ファンを備えた微生物担持セラミックスに適応した
生ゴミ分解機に関する。 【０００２】 【従来の技術】微生物による生ゴミ分解装置は従来から
知られており、この装置は、主たる分解槽に、送気、排
気ファン、加温ヒーター及び撹拌装置を設け、生ゴミを
分解槽中に投入して長時間の運転をすることにより処理
を行っていた。 【０００３】生ゴミ分解後に分解槽に残る残渣は、手作
業により、担持体と共に外部に取り出し肥料等として使
用し、その都度担持体を補給若しくは全てを交換してい
た。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】微生物による生ゴミ分
解の必須の条件は、微生物が必要とする酸素を供給する
ことは勿論のこと、その他重要な要件は、適宜な分解槽
内の温度と水分を保持させることである。 【０００５】分解槽内の適温保持については、従来、分
解槽外周に電熱ヒーターを取り付けることによりこれを
実施していたが、この方法は、電熱ヒーターの性格上、
分解槽内の微生物及び生ゴミを適温に保持するには、分
解槽の壁面を適温を越える温度にしなければならず、従
って、分解槽の壁面に接触する微生物は死滅してしまう
等の問題点があった。本発明は、分解槽内に温風を送風
することで、分解槽内の微生物及び生ゴミを均一適温に
保持し、同時に酸素を供給することで微生物の活発な分
裂増殖を促す水分調節機、温風送気ファンを備えた微生
物担持セラミックスに適応した生ゴミ分解機を提供する
ことを目的としている。 【０００６】分解槽内の水分保持については、従来、生
ゴミに含まれる水分を微生物の増殖に利用していたが、
この方法は、分解槽中への送気及び加温により生ゴミ中
の水分が蒸発してしまうことにより、微生物が必要とす
る水分が減少してしまうことから、微生物の増殖に悪影
響を与えていた。本発明は、分解槽内に適宜量の水分を
供給することにより、生ゴミ中の水分を適度に保持し、
微生物の活発な分裂増殖を促す水分調節機、温風送気フ
ァンを備えた微生物担持セラミックスに適応した生ゴミ
分解機を提供することを目的としている。 【０００７】次に、生ゴミ等は微生物により、主として
炭酸ガス、窒素ガス等及び水分に分解され、このとき、
分解不能な、主として無機物残渣が残るが、セラミック
ス担体を利用した生ゴミ分解機おいては、残渣が微生物
及び酸素と生ゴミの接触を妨げる場合がある。本発明
は、分解槽の底部に残渣分離網を設け残渣を分離し、更
にケーシング底部に残渣トレイを設け、残渣を分離する
ことにより分解作用を速やかに促すべく水分調節機、温
風送気ファンを備えた微生物担持セラミックスに適応し
た生ゴミ分解機を提供することを目的としている。 【０００８】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の構成とした。 【０００９】本機は、駆動機器の全てを駆動ケース体
（１）中に配設している。 【００１０】駆動ケース体（１）の中央部近傍には、分
解槽（２）中の微生物担持セラミックス及び生ゴミを撹
拌すべく、撹拌板（７）を有する回転板（６）に接続す
る駆動軸（５）を有するモーター（４）を配設してい
る。 【００１１】駆動ケース体（１）中配設の水分調節機
（８）は、水タンク及び電磁弁を設け、水分検知機
（９）により分解槽（２）内の水分を検知し、電磁弁の
開閉により分解槽（２）内に水を滴下する。 【００１２】駆動ケース体（１）中配設の温風送気ファ
ン（１０）は、分解槽（２）内への酸素の供給と分解槽
（２）内の温度調整を図り、温度調整は分解槽（２）内
の温度検知機（１１）により行い、送風は一定量行う。 【００１３】駆動ケース体（１）中配設の排風フィルタ
ー（１３）は、分解槽（２）内の生成ガスを脱臭し外部
に排出するもので、周知の脱臭フィルターを使用する。 【００１４】ケーシング（３）に内包された分解槽
（２）の中央部近傍底部には、残渣を分離すべく残渣分
離網（１４）を固着し、残渣分離網（１４）下部のケー
シング（３）底部には、残渣を捕集すべく残渣トレイ
（１５）を備えている。 【００１５】 【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明する。 【００１６】図１、図２に基づいて詳細に述べる。 【００１７】駆動ケース体（１）の中央部近傍には、分
解槽（２）中の微生物担持セラミックス及び生ゴミを撹
拌すべく、撹拌板（７）を有する回転板（６）に接続す
る駆動軸（５）を有するモーター（４）を配設してい
る。生ゴミは、生ゴミ投入蓋（１６）を開け、既に分解
槽（２）中に投入されている微生物担持セラミックス上
に投入されるが、回転板（６）は、リング状の板に駆動
軸（５）に向けて支板を取り付けたもので、支板間は窓
状となっており、この部分から分解後の生ゴミ残渣が抜
け落ち、残渣分離網（１４）を通過し残渣トレイ（１
５）に落下する。リング状の板状には中心部に向けて湾
曲した撹拌板（７）がほぼ垂直に立てられているが、図
２の回転板（６）の右回転によれば、セラミックス及び
生ゴミは矢示Ｅの如く撹拌回転する。回転板（６）を左
回転とすれば、セラミックス及び生ゴミは矢示Ｅの逆回
転をするが、性能に変化は無い。 【００１８】駆動ケース体（１）中配設の水分調節機
（８）は、水タンク及び電磁弁を設け、水分検知機
（９）により分解槽（２）内の水分を検知し、電磁弁の
開閉により分解槽（２）内に水を滴下する。水路開閉機
器は電磁弁でも電磁ポンプでも差し支えは無い。 【００１９】駆動ケース体（１）中配設の温風送気ファ
ン（１０）は、分解槽（２）内への酸素の供給と分解槽
（２）内の温度調整を図り、温度調整は分解槽（２）内
の温度検知機（１１）により行い、送風は一定量行う。
温風送気ファン（１０）への吸気は矢示Ａの如く、又、
分解槽（２）内への送気は、温風案内板（１２）によ
り、矢示Ｂの如く流れる。 【００２０】駆動ケース体（１）中配設の排風フィルタ
ー（１３）は、分解槽（２）内の生成ガスを脱臭し外部
に排出するもので、周知の脱臭フィルターを使用する。
排風フィルター（１３）の入り口部に排気ファンを取り
付ければ、より良好な排気が得られる。排風は矢示Ｃ、
Ｄの如く流れる。 【００２１】ケーシング（３）に内包された分解槽
（２）の中央部近傍底部には、残渣を分離すべく残渣分
離網（１４）を固着し、残渣分離網（１４）下部のケー
シング（３）底部には、残渣を捕集すべく残渣トレイ
（１５）を備えている。残渣は主として金属、土等の微
生物では分解不能のものが小粒となって残渣分離網（１
４）を通過し、残渣トレイ（１５）中に落下する。 【００２２】 【発明の効果】本発明の水分調節機、温風送気ファンを
備えた微生物担持セラミックスに適応した生ゴミ分解機
よれば、以下の効果がある。 【００２３】微生物による生ゴミ分解の必須の条件は、
微生物が必要とする酸素を供給することは勿論のこと、
その他重要な要件は、適宜な分解槽内の温度と水分を保
持させることである。 【００２４】分解槽内の適温保持については、従来、分
解槽外周に電熱ヒーターを取り付けることによりこれを
実施していたが、この方法は、電熱ヒーターの性格上、
分解槽内の微生物及び生ゴミを適温に保持するには、分
解槽の壁面を適温を越える温度にしなければならず、従
って、分解槽の壁面に接触する微生物は死滅してしまう
等の問題点があった。本発明は、分解槽内に温風を送風
することで、酸素の送気はもちろんのこと、分解槽内の
微生物及び生ゴミを均一適温に保持し、微生物の活発な
分裂増殖を促すことが可能となる。 【００２５】分解槽内の水分保持については、従来、生
ゴミに含まれる水分を微生物の増殖に利用していたが、
この方法は、分解槽中への送気及び電熱ヒーターにより
生ゴミ中の水分が蒸発してしまうことにより、微生物が
必要とする水分が減少してしまうことから、微生物の増
殖に悪影響を与えていた。本発明は、分解槽内に適宜量
の水分を滴下することにより、生ゴミ中の水分を適度に
保持し、微生物の活発な分裂増殖を促すことが可能とな
る。 【００２６】生ゴミ等は微生物により、主として炭酸ガ
ス、窒素ガス等及び水分に分解され、このとき、分解不
能な、主として無機物残渣が残るが、セラミックス担体
を利用した生ゴミ分解装置おいては、残渣が微生物及び
酸素と生ゴミの接触を妨げる場合がある。本発明は、分
解槽の底部に残渣分離網を設け、残渣を分離することに
より分解作用を速やかに促すべくものとなる。 【００２７】更に、本発明の水分調節機、温風送気ファ
ンを備えた微生物担持セラミックスに適応した生ゴミ分
解機によれば、生ゴミ等有機物、無機物を安定高速に分
解処理することができ、極めて小規模の装置により大量
の生ゴミを処理することが可能となり、今後のゴミ処理
等環境問題に大きく貢献できるものとなる。 【００２８】
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の断面図
【図２】分解槽断面図
【符号の説明】
１ 駆動ケース体
２ 分解槽
３ ケーシング
４ モーター
５ 駆動軸
６ 回転板
７ 撹拌板
８ 水分調節機
９ 水分検知機
１０ 温風送気ファン
１１ 温度検知機
１３ 排風フィルター
１４ 残渣分離網
１５ 残渣トレイ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 主として駆動ケース体（１）及びケーシ
ング（３）に内包された分解槽（２）から成り、生ゴミ
投入蓋（１３）を有する駆動ケース体（１）中には、水
分検知機（９）を有し、水タンクを有する、分解槽
（２）内の必要水分を調整すべく水分調節機（８）を配
設し、又、温度検知機（１１）を有し、分解槽（２）内
への酸素の供給と分解槽（２）内の温度調整を図るべく
周知の温風送気ファン（１０）を備え、分解槽（２）内
の生成ガスを脱臭し外部に排出すべく排風フィルター
（１３）を配設している。更に、駆動ケース体（１）の
中央部近傍には、分解槽（２）中の微生物担持セラミッ
クス及び生ゴミを撹拌すべく、撹拌板（７）を有する回
転板（６）に接続する駆動軸（５）を有するモーター
（４）を配設している。ケーシング（３）に内包された
分解槽（２）の中央部近傍底部には、残渣を分離すべく
残渣分離網（１４）を固着し、残渣分離網（１４）下部
のケーシング（３）底部には、残渣を捕集すべく残渣ト
レイ（１５）を備えている。以上の如く構成された水分
調節機、温風送気ファンを備えた微生物担持セラミック
スに適応した生ゴミ分解機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002123215A JP2003275727A (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | 水分調節機、温風送気ファンを備えた微生物担持セラミックスに適応した生ゴミ分解機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002123215A JP2003275727A (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | 水分調節機、温風送気ファンを備えた微生物担持セラミックスに適応した生ゴミ分解機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003275727A true JP2003275727A (ja) | 2003-09-30 |
Family
ID=29208100
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002123215A Pending JP2003275727A (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | 水分調節機、温風送気ファンを備えた微生物担持セラミックスに適応した生ゴミ分解機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003275727A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108838059A (zh) * | 2018-07-18 | 2018-11-20 | 芜湖青悠静谧环保科技有限公司 | 一种可以提高工作效率的建筑施工用装置 |
-
2002
- 2002-03-20 JP JP2002123215A patent/JP2003275727A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108838059A (zh) * | 2018-07-18 | 2018-11-20 | 芜湖青悠静谧环保科技有限公司 | 一种可以提高工作效率的建筑施工用装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR101507303B1 (ko) | 친환경 폐기물 발효 건조장치 | |
| KR100701480B1 (ko) | 미생물을 이용한 음식물쓰레기 처리장치 | |
| JP3954864B2 (ja) | 除湿発酵式有機廃棄物処理機 | |
| JP2003275727A (ja) | 水分調節機、温風送気ファンを備えた微生物担持セラミックスに適応した生ゴミ分解機 | |
| JP2007313440A (ja) | 廃棄物処理方法及び廃棄物処理装置 | |
| KR100443748B1 (ko) | 음식물쓰레기처리기의 냄새탈취장치 | |
| JP2000325752A (ja) | 脱臭装置 | |
| JP2003275717A (ja) | 廃棄物処理装置 | |
| JPH1024280A (ja) | 有機ごみ処理装置 | |
| JP2007069168A (ja) | 廃棄物処理装置 | |
| JP4135369B2 (ja) | 生ごみ処理装置 | |
| JP4721253B2 (ja) | 廃棄物処理装置 | |
| JP2002096049A (ja) | 生ごみ処理方法および装置 | |
| JP2000325923A (ja) | 有機廃棄物処理装置 | |
| JP3620262B2 (ja) | 生ごみ処理装置 | |
| JP2003154344A (ja) | 温風加湿機を備えた分解細菌による生ゴミ分解装置 | |
| JP2000325738A (ja) | 脱臭装置 | |
| JPH11292668A (ja) | 生ごみ処理装置 | |
| JP2002239514A (ja) | 有機廃棄物処理機および有機廃棄物処理方法 | |
| JP3357836B2 (ja) | 廃棄物処理装置 | |
| JP2000061430A (ja) | 廃棄物処理装置 | |
| JP2008194621A (ja) | 廃棄物処理装置 | |
| JP4168729B2 (ja) | 生ごみ処理装置 | |
| JPWO2019017481A1 (ja) | 処理装置及び処理方法 | |
| JP2004230237A (ja) | 生ごみ処理装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050318 |
|
| A072 | Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination] |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073 Effective date: 20051115 |