JPH1024280A - 有機ごみ処理装置 - Google Patents
有機ごみ処理装置Info
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- JPH1024280A JPH1024280A JP9084466A JP8446697A JPH1024280A JP H1024280 A JPH1024280 A JP H1024280A JP 9084466 A JP9084466 A JP 9084466A JP 8446697 A JP8446697 A JP 8446697A JP H1024280 A JPH1024280 A JP H1024280A
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- gas
- tank
- water
- treatment
- decomposition
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Abstract
(57)【要約】
【課題】有機ごみの分解処理時に発生するガスと水分と
に含まれる悪臭を完全に除去し、環境を汚染することの
ない有機ごみ処理装置を提供すること。 【解決手段】加熱手段により好気性バクテリアの活性を
高める最適温度に調整された状態で撹拌しながら有機ご
みを分解処理する分解処理槽1と、分解処理槽に並設さ
れて上記有機ごみから発生するガスと水分とに含まれる
臭気を脱臭する脱臭槽5とを有する有機ごみ処理装置で
あって、上記脱臭槽5には、所定の高さに水が張られる
とともに、水中に上記分解処理槽1からの水蒸気中の水
分を脱臭処理する水処理部aと、上記分解処理槽1から
の水蒸気を含むガスを脱臭処理するガス処理部bとを、
それぞれ下と上に連続配置したことを特徴とする。
に含まれる悪臭を完全に除去し、環境を汚染することの
ない有機ごみ処理装置を提供すること。 【解決手段】加熱手段により好気性バクテリアの活性を
高める最適温度に調整された状態で撹拌しながら有機ご
みを分解処理する分解処理槽1と、分解処理槽に並設さ
れて上記有機ごみから発生するガスと水分とに含まれる
臭気を脱臭する脱臭槽5とを有する有機ごみ処理装置で
あって、上記脱臭槽5には、所定の高さに水が張られる
とともに、水中に上記分解処理槽1からの水蒸気中の水
分を脱臭処理する水処理部aと、上記分解処理槽1から
の水蒸気を含むガスを脱臭処理するガス処理部bとを、
それぞれ下と上に連続配置したことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機ごみ処理装
置、特に有機ごみを処理する段階で発生する臭気を脱臭
処理しながら有機ごみを処理をする有機ごみ処理装置に
関する。
置、特に有機ごみを処理する段階で発生する臭気を脱臭
処理しながら有機ごみを処理をする有機ごみ処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、生ごみ等の有機ごみの処理装置
としては、嫌気性バクテリアや好気性バクテリアを有機
ごみに混ぜ合わせて撹拌装置で撹拌することにより発酵
を促進し、処理した有機ごみをたい肥や飼料等の処理生
成品として再利用に供する有機ごみ処理装置が知られて
いる。
としては、嫌気性バクテリアや好気性バクテリアを有機
ごみに混ぜ合わせて撹拌装置で撹拌することにより発酵
を促進し、処理した有機ごみをたい肥や飼料等の処理生
成品として再利用に供する有機ごみ処理装置が知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、有機ご
みを処理する段階で発生するガスと水分には悪臭が含ま
れており、この悪臭による環境汚染のため、処理装置の
設置場所に苦慮しているのが実情であった。
みを処理する段階で発生するガスと水分には悪臭が含ま
れており、この悪臭による環境汚染のため、処理装置の
設置場所に苦慮しているのが実情であった。
【0004】本発明は上記問題点を解消し、有機ごみの
処理段階で発生するガスと水分とに含まれる悪臭を完全
に除去し、環境を汚染することのない有機ごみ処理装置
を提供することをその課題とする。
処理段階で発生するガスと水分とに含まれる悪臭を完全
に除去し、環境を汚染することのない有機ごみ処理装置
を提供することをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係る有機ごみ処理装置は、加熱手段により
好気性バクテリアの活性を高める最適温度に調整された
状態で撹拌しながら有機ごみを分解処理する分解処理槽
と、分解処理槽に並設されて上記有機ごみから発生する
ガスと水分とに含まれる臭気を脱臭する脱臭槽とを有す
る有機ごみ処理装置であって、上記脱臭槽には、所定の
高さに水が張られるとともに、水中に上記分解処理槽か
らの水蒸気中の水分を脱臭処理する水処理部と、上記分
解処理槽からの水蒸気を含むガスを脱臭処理するガス処
理部とを、それぞれ下と上に連続配置したことを特徴と
する。
め、本発明に係る有機ごみ処理装置は、加熱手段により
好気性バクテリアの活性を高める最適温度に調整された
状態で撹拌しながら有機ごみを分解処理する分解処理槽
と、分解処理槽に並設されて上記有機ごみから発生する
ガスと水分とに含まれる臭気を脱臭する脱臭槽とを有す
る有機ごみ処理装置であって、上記脱臭槽には、所定の
高さに水が張られるとともに、水中に上記分解処理槽か
らの水蒸気中の水分を脱臭処理する水処理部と、上記分
解処理槽からの水蒸気を含むガスを脱臭処理するガス処
理部とを、それぞれ下と上に連続配置したことを特徴と
する。
【0006】なお、前記水処理部は複数の脱臭処理室が
横方向に連設されたものであるのが好ましい。
横方向に連設されたものであるのが好ましい。
【0007】また、前記ガス処理部には、前記分解処理
槽からの気体を凝縮させて液化させる冷却手段を配置す
るのが好ましい。
槽からの気体を凝縮させて液化させる冷却手段を配置す
るのが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明の実施
の形態について説明する。
の形態について説明する。
【0009】図1及び図2は本発明に係る有機ごみ処理
装置の正面図と左側面図及び右側面図とを示す。この有
機ごみ処理装置は有機ごみを分解処理する分解処理槽1
と分解時の悪臭を除去する脱臭槽5とから構成されてい
る。分解処理槽1には好気性バクテリアとともに有機ご
みを撹拌する撹拌装置2と、分解処理槽1の下部に配置
され上記有機ごみの発酵を促進するための送気手段3及
び第1の加熱手段4とが設けられている。また、脱臭槽
5は上記有機ごみから発生するガスと水分とに含まれる
臭気を脱臭するもので、分解処理槽1の背面に並設され
ている。
装置の正面図と左側面図及び右側面図とを示す。この有
機ごみ処理装置は有機ごみを分解処理する分解処理槽1
と分解時の悪臭を除去する脱臭槽5とから構成されてい
る。分解処理槽1には好気性バクテリアとともに有機ご
みを撹拌する撹拌装置2と、分解処理槽1の下部に配置
され上記有機ごみの発酵を促進するための送気手段3及
び第1の加熱手段4とが設けられている。また、脱臭槽
5は上記有機ごみから発生するガスと水分とに含まれる
臭気を脱臭するもので、分解処理槽1の背面に並設され
ている。
【0010】分解処理槽1は直方体状で下部が断面略U
字状に形成されたステンレス製のタンクで構成され、周
囲はカバー6で覆われるとともに下側面にキャスタ10
が取着され移動可能に設けられた基台11上に支え部材
12で固定されている(図3参照)。この分解処理槽1
の上面には有機ごみを投入する投入口13が2か所形成
され、この投入口13は分解処理槽1内のガスや水蒸気
が漏れないようにステンレス等の金属で形成された開閉
可能に設けられた蓋部材14で密閉されている。
字状に形成されたステンレス製のタンクで構成され、周
囲はカバー6で覆われるとともに下側面にキャスタ10
が取着され移動可能に設けられた基台11上に支え部材
12で固定されている(図3参照)。この分解処理槽1
の上面には有機ごみを投入する投入口13が2か所形成
され、この投入口13は分解処理槽1内のガスや水蒸気
が漏れないようにステンレス等の金属で形成された開閉
可能に設けられた蓋部材14で密閉されている。
【0011】そして、分解処理槽1の上部には空気取り
入れ口15aとともに排出口15が形成され、この排出
口15は脱臭槽5の吸気口16に連通し、ファン17に
より分解処理槽1内で発生したガスと水蒸気とを上記排
出口15から吸気口16を経由して脱臭槽5内に送り込
むように設けられている。
入れ口15aとともに排出口15が形成され、この排出
口15は脱臭槽5の吸気口16に連通し、ファン17に
より分解処理槽1内で発生したガスと水蒸気とを上記排
出口15から吸気口16を経由して脱臭槽5内に送り込
むように設けられている。
【0012】なお、一方の側面の下部には処理済の有機
ごみ(以下、処理生成品という)を取り出す払出口17
が形成され、開閉可能な蓋部材18で閉じられている。
ごみ(以下、処理生成品という)を取り出す払出口17
が形成され、開閉可能な蓋部材18で閉じられている。
【0013】撹拌装置2は図3に示すように回転軸25
に複数の翼26が形成されたスクリューで構成され、上
記回転軸25は上記分解処理槽1の左右側面の中央に形
成された軸受27に回転自在に軸支されるとともに、一
方の端部は上記分解処理槽1の側面から外部に突出し、
この端部に固定されたプーリ28には図2(a)に示す
ように駆動チェーン29を介して撹拌モータ30が連係
し、該撹拌モータ30が回転することにより回転軸25
はゆっくり回転して翼26が有機ごみを撹拌するように
設けられている。
に複数の翼26が形成されたスクリューで構成され、上
記回転軸25は上記分解処理槽1の左右側面の中央に形
成された軸受27に回転自在に軸支されるとともに、一
方の端部は上記分解処理槽1の側面から外部に突出し、
この端部に固定されたプーリ28には図2(a)に示す
ように駆動チェーン29を介して撹拌モータ30が連係
し、該撹拌モータ30が回転することにより回転軸25
はゆっくり回転して翼26が有機ごみを撹拌するように
設けられている。
【0014】送気手段3は基台11上に固定されたエア
コンプレッサ20と、該エアコンプレッサ20に接続さ
れたパイプ21及びパイプ21aとで構成され、パイプ
21の先端は分解処理槽1の底部を貫通して分解処理槽
1内に開口し、エアコンプレッサ20によって送り出さ
れた空気を分解処理槽1内に放出し、好気性バクテリア
の活性を高め、有機ごみの発酵分解を促すように設けら
れている。そのためにはエアコンプレッサ20からの空
気をスポットヒーター等で加熱して熱風を送り出すのが
好ましい。なお、バクテリアによる発酵分解作用には熱
と大量の空気が必要になるから、エアコンプレッサ20
以外に空気取り入れ口15aを設け、ここからも空気を
供給するのが好ましく、この場合も冬季にはヒーターで
加熱するようにした方がよい。
コンプレッサ20と、該エアコンプレッサ20に接続さ
れたパイプ21及びパイプ21aとで構成され、パイプ
21の先端は分解処理槽1の底部を貫通して分解処理槽
1内に開口し、エアコンプレッサ20によって送り出さ
れた空気を分解処理槽1内に放出し、好気性バクテリア
の活性を高め、有機ごみの発酵分解を促すように設けら
れている。そのためにはエアコンプレッサ20からの空
気をスポットヒーター等で加熱して熱風を送り出すのが
好ましい。なお、バクテリアによる発酵分解作用には熱
と大量の空気が必要になるから、エアコンプレッサ20
以外に空気取り入れ口15aを設け、ここからも空気を
供給するのが好ましく、この場合も冬季にはヒーターで
加熱するようにした方がよい。
【0015】第1の加熱手段4はシーズヒータ等の電熱
ヒータで分解処理槽1の底部外側にシート状に取着さ
れ、分解処理槽1の内部を好気性バクテリアの活性を高
める最適温度に調整するとともに、有機ごみの発酵処理
段階で発生した水分の気化を促進するように設けられて
いる。これにより、上記の熱風の供給とあいまって有機
ごみの分解と槽内の乾燥を早めることができる。なお、
第1の加熱手段4は後述の第2の加熱手段65の余熱を
利用するようにしてもよい。この場合、熱エネルギーを
有効に利用することができる。
ヒータで分解処理槽1の底部外側にシート状に取着さ
れ、分解処理槽1の内部を好気性バクテリアの活性を高
める最適温度に調整するとともに、有機ごみの発酵処理
段階で発生した水分の気化を促進するように設けられて
いる。これにより、上記の熱風の供給とあいまって有機
ごみの分解と槽内の乾燥を早めることができる。なお、
第1の加熱手段4は後述の第2の加熱手段65の余熱を
利用するようにしてもよい。この場合、熱エネルギーを
有効に利用することができる。
【0016】次に、脱臭槽5は分解処理槽1の背面に配
置され、上記分解処理槽1内で発生したガスと水蒸気を
導入し脱臭処理を行うように設けられている。この脱臭
槽5は図3に示されたように、下部の水処理部aと上部
のガス処理部bとこれらによって脱臭処理された後のガ
スと水分とを排出する排出室cとから構成されている。
置され、上記分解処理槽1内で発生したガスと水蒸気を
導入し脱臭処理を行うように設けられている。この脱臭
槽5は図3に示されたように、下部の水処理部aと上部
のガス処理部bとこれらによって脱臭処理された後のガ
スと水分とを排出する排出室cとから構成されている。
【0017】水処理部aは隔壁58、62、59を介し
て横方向に連設された第1〜第4の4つの脱臭処理室5
1、52、53、54によって構成され、第1の脱臭処
理室51の下部は第2の脱臭処理室52の下部に、第2
の脱臭処理室52の上部は第3の脱臭処理室53の上部
に、第3の脱臭処理室53の下部は第4の脱臭処理室5
4の下部にそれぞれ連続している。
て横方向に連設された第1〜第4の4つの脱臭処理室5
1、52、53、54によって構成され、第1の脱臭処
理室51の下部は第2の脱臭処理室52の下部に、第2
の脱臭処理室52の上部は第3の脱臭処理室53の上部
に、第3の脱臭処理室53の下部は第4の脱臭処理室5
4の下部にそれぞれ連続している。
【0018】そして、水処理部aには所定の高さ(隔壁
62よりわずかに高い高さ)に水が張られるとともに、
各脱臭処理室51、52、53、54には上記分解処理
槽1から気体として送り込まれて凝縮した水蒸気やアン
モニアを脱臭処理する活性炭や炭やポーラスなセラミッ
ク等からなる接触濾過材63がそれぞれ配置されてい
る。上記活性炭やセラミックには多量のバクテリアが付
着し、さらに後述のように空気が供給されるので好気性
バクテリアによって良い微生物環境が形成されている。
前段の脱臭処理室内の水はこの接触濾過材63を通過し
て次段の脱臭処理室内に流入するように設けられてい
る。
62よりわずかに高い高さ)に水が張られるとともに、
各脱臭処理室51、52、53、54には上記分解処理
槽1から気体として送り込まれて凝縮した水蒸気やアン
モニアを脱臭処理する活性炭や炭やポーラスなセラミッ
ク等からなる接触濾過材63がそれぞれ配置されてい
る。上記活性炭やセラミックには多量のバクテリアが付
着し、さらに後述のように空気が供給されるので好気性
バクテリアによって良い微生物環境が形成されている。
前段の脱臭処理室内の水はこの接触濾過材63を通過し
て次段の脱臭処理室内に流入するように設けられてい
る。
【0019】なお、第1の脱臭処理室51の側壁から脱
臭槽5内に没入したエアシャワーパイプ70は上述とは
別のエアコンプレッサからのパイプ21aに接続され、
各脱臭処理室内にエアコンプレッサ20から送られてき
た空気を吹き出し、接触濾過材63内のバクテリアを活
性化させるものである。
臭槽5内に没入したエアシャワーパイプ70は上述とは
別のエアコンプレッサからのパイプ21aに接続され、
各脱臭処理室内にエアコンプレッサ20から送られてき
た空気を吹き出し、接触濾過材63内のバクテリアを活
性化させるものである。
【0020】また、上記第1の脱臭処理室51の上部に
は分解処理槽1に連通する吸気口16が形成され、この
吸気口16にはパイプ56が接続され、このパイプ56
の先端は第1の脱臭処理室51に張られた水57の表面
57aの近傍に開口している。なお、上記パイプ56の
先端は水57内にわずかに入り込むようにしてもよく、
あるいはパイプ56の先端部を不織布等で包囲してパイ
プ56内のガス中の水分の凝縮を促進させるものであっ
てもよい。
は分解処理槽1に連通する吸気口16が形成され、この
吸気口16にはパイプ56が接続され、このパイプ56
の先端は第1の脱臭処理室51に張られた水57の表面
57aの近傍に開口している。なお、上記パイプ56の
先端は水57内にわずかに入り込むようにしてもよく、
あるいはパイプ56の先端部を不織布等で包囲してパイ
プ56内のガス中の水分の凝縮を促進させるものであっ
てもよい。
【0021】ガス処理部bには上記隔壁58、59を介
して蛇行状に連続するガス通路が形成され、その中途部
にはオゾン発生器60、61が配置されている。また、
第1の脱臭処理室51と第2の脱臭処理室52との隔壁
58と、第3の脱臭処理室53と第4の脱臭処理室54
との隔壁59とにはオゾン発生器からなるオゾン発生器
60、61が貫通して配置され、上記分解処理槽1から
送り込まれたガスは上記オゾン発生器60、61を順次
通過して順次次段の脱臭処理室に流入するように設けら
れている。
して蛇行状に連続するガス通路が形成され、その中途部
にはオゾン発生器60、61が配置されている。また、
第1の脱臭処理室51と第2の脱臭処理室52との隔壁
58と、第3の脱臭処理室53と第4の脱臭処理室54
との隔壁59とにはオゾン発生器からなるオゾン発生器
60、61が貫通して配置され、上記分解処理槽1から
送り込まれたガスは上記オゾン発生器60、61を順次
通過して順次次段の脱臭処理室に流入するように設けら
れている。
【0022】上記排出室cは水処理部aとガス処理部b
とに直列に接続し、上部には排気口68が形成されてい
る。水処理部aの第4の脱臭処理室54からはオーバー
フローした水が排水口64を経て排出室cに流入するよ
うに設けられている。この排水口64の下方には第2の
加熱手段65が配置されている。この加第2の加熱手段
65は上記排水口64から流入した水が面となって流れ
落ちるように平板状に形成された金属製の加熱板66
と、この加熱板66の裏面に適宜手段で貼着された電熱
ヒータ67とで構成され、上記排水口64から流れ出た
水は加熱板66で加熱され気化して上部に形成された排
気口68から脱臭槽5の外に放出されるように設けられ
ている。また、分解処理槽1からガス処理部bに送り込
まれたガスや、パイプ21aから送られて水処理部aを
通過してガス処理部bに入り込んだ空気も排出室cに送
られ、排気口68から排出される。
とに直列に接続し、上部には排気口68が形成されてい
る。水処理部aの第4の脱臭処理室54からはオーバー
フローした水が排水口64を経て排出室cに流入するよ
うに設けられている。この排水口64の下方には第2の
加熱手段65が配置されている。この加第2の加熱手段
65は上記排水口64から流入した水が面となって流れ
落ちるように平板状に形成された金属製の加熱板66
と、この加熱板66の裏面に適宜手段で貼着された電熱
ヒータ67とで構成され、上記排水口64から流れ出た
水は加熱板66で加熱され気化して上部に形成された排
気口68から脱臭槽5の外に放出されるように設けられ
ている。また、分解処理槽1からガス処理部bに送り込
まれたガスや、パイプ21aから送られて水処理部aを
通過してガス処理部bに入り込んだ空気も排出室cに送
られ、排気口68から排出される。
【0023】なお、第1の脱臭処理室51及び排出室c
の外壁には脱臭槽5内をメンテナンスする際に脱臭槽5
内の水57を排水するためのドレンコック69がそれぞ
れ取着されている。
の外壁には脱臭槽5内をメンテナンスする際に脱臭槽5
内の水57を排水するためのドレンコック69がそれぞ
れ取着されている。
【0024】次に、上記構成の有機ごみ処理装置の使用
態様について説明すると、蓋部材14を開けて投入口1
3から分解処理槽1内に有機ごみとともに好気性バクテ
リアを担持する木材チップ等を投入し、操作盤の電源ス
イッチ(図示せず)を投入して撹拌モータ30、エアコ
ンプレッサ20、第1の加熱手段4及び加第2の加熱手
段65の電熱ヒータ67を作動させる。撹拌モータ30
は撹拌装置2を回転させる。投入された有機ごみは撹拌
装置2によりチップとともにゆっくり撹拌される。分解
処理槽1の底部には第1の加熱手段4が設けられている
とともにエアコンプレッサ20(や空気取り入れ口15
a)から送られた空気(熱風)がパイプ21を経由して
分解処理槽1内に送り込まれので、有機ごみの発酵分解
が促進される。分解処理槽1内の温度は最適温度に調整
され、好気性バクテリアは上記木材チップ等に住み、有
機ごみの生分解と増殖を繰り返す。これによって有機ご
みは主に炭酸ガス、アンモニアガス、窒素ガス、及び水
に分解される。なお、骨、貝殻などの未分解物質は払出
口17から除去される。
態様について説明すると、蓋部材14を開けて投入口1
3から分解処理槽1内に有機ごみとともに好気性バクテ
リアを担持する木材チップ等を投入し、操作盤の電源ス
イッチ(図示せず)を投入して撹拌モータ30、エアコ
ンプレッサ20、第1の加熱手段4及び加第2の加熱手
段65の電熱ヒータ67を作動させる。撹拌モータ30
は撹拌装置2を回転させる。投入された有機ごみは撹拌
装置2によりチップとともにゆっくり撹拌される。分解
処理槽1の底部には第1の加熱手段4が設けられている
とともにエアコンプレッサ20(や空気取り入れ口15
a)から送られた空気(熱風)がパイプ21を経由して
分解処理槽1内に送り込まれので、有機ごみの発酵分解
が促進される。分解処理槽1内の温度は最適温度に調整
され、好気性バクテリアは上記木材チップ等に住み、有
機ごみの生分解と増殖を繰り返す。これによって有機ご
みは主に炭酸ガス、アンモニアガス、窒素ガス、及び水
に分解される。なお、骨、貝殻などの未分解物質は払出
口17から除去される。
【0025】上記分解処理槽1内で有機ごみを分解した
際に発生したガスはファン17で排出口15を経て脱臭
槽5に送られる。また、分解処理槽1内の温度は80°
C以上にもなるので、有機ごみから発生した水分も熱せ
られて気化し、水蒸気となって上述のガスと同様にファ
ン17で排出口15を経て脱臭槽5に送られる。
際に発生したガスはファン17で排出口15を経て脱臭
槽5に送られる。また、分解処理槽1内の温度は80°
C以上にもなるので、有機ごみから発生した水分も熱せ
られて気化し、水蒸気となって上述のガスと同様にファ
ン17で排出口15を経て脱臭槽5に送られる。
【0026】脱臭槽5内に送り込まれたガスと水蒸気と
はパイプ56で第1の脱臭処理室51に張られた水57
の表面近傍57aに放出される。このとき、脱臭槽5は
20〜30°C前後であるから、脱臭槽5内に送り込ま
れたガスの一部は凝縮して水処理部aの水51中に落ち
たりアンモニアガスのように水に溶けたりして脱臭処理
室51内に入り込む。これに対し、凝縮されなかった水
蒸気、アンモニアガス等はガス処理部bに送られる。
はパイプ56で第1の脱臭処理室51に張られた水57
の表面近傍57aに放出される。このとき、脱臭槽5は
20〜30°C前後であるから、脱臭槽5内に送り込ま
れたガスの一部は凝縮して水処理部aの水51中に落ち
たりアンモニアガスのように水に溶けたりして脱臭処理
室51内に入り込む。これに対し、凝縮されなかった水
蒸気、アンモニアガス等はガス処理部bに送られる。
【0027】水処理部a内に水滴が落下すると、第1の
脱臭処理室51の水位を上昇させ、上昇した水57の水
圧で第2の脱臭処理室52の水位を上昇させる。この水
位が上昇すると水57は隔壁62を越えて第3の脱臭処
理室53に流入し、第2の脱臭処理室52の水位と第3
の脱臭処理室53の水位が上昇する。この脱臭処理室5
2、53の水位が上昇すると水圧で第4の脱臭処理室5
4の水位を押し上げる。押し上げられた第4の脱臭処理
室54の水57はオーバーフローして排水口64から排
出室cに流入する。このように、水がゆっくりと第1の
脱臭処理室51から排水口64まで流れる間に各処理室
の接触濾過材63を通過するので、ここで上述と同様に
主にバクテリアによって脱臭処理される。
脱臭処理室51の水位を上昇させ、上昇した水57の水
圧で第2の脱臭処理室52の水位を上昇させる。この水
位が上昇すると水57は隔壁62を越えて第3の脱臭処
理室53に流入し、第2の脱臭処理室52の水位と第3
の脱臭処理室53の水位が上昇する。この脱臭処理室5
2、53の水位が上昇すると水圧で第4の脱臭処理室5
4の水位を押し上げる。押し上げられた第4の脱臭処理
室54の水57はオーバーフローして排水口64から排
出室cに流入する。このように、水がゆっくりと第1の
脱臭処理室51から排水口64まで流れる間に各処理室
の接触濾過材63を通過するので、ここで上述と同様に
主にバクテリアによって脱臭処理される。
【0028】また、ガス処理部bに送られたガスは、第
1の脱臭処理室51の上部空間内に充満し、第1の脱臭
処理室51上の空間内はファン17で継続して送り込ま
れるガスで気圧が高くなってくるので、ガスはオゾン発
生器60内を通過して第2の脱臭処理室52上に流入す
る。第2の脱臭処理室52と第3の脱臭処理室53との
上部空間は連通しているので、この空間もオゾン発生器
60で脱臭処理されて流入してくるガスで充満し、気圧
が高くなるとオゾン発生器61内を通過して第4の脱臭
処理室54内に流入する。2つのオゾン発生器60、6
1を通過したガスはほぼ完全に脱臭されて排出室c内に
入り込む。
1の脱臭処理室51の上部空間内に充満し、第1の脱臭
処理室51上の空間内はファン17で継続して送り込ま
れるガスで気圧が高くなってくるので、ガスはオゾン発
生器60内を通過して第2の脱臭処理室52上に流入す
る。第2の脱臭処理室52と第3の脱臭処理室53との
上部空間は連通しているので、この空間もオゾン発生器
60で脱臭処理されて流入してくるガスで充満し、気圧
が高くなるとオゾン発生器61内を通過して第4の脱臭
処理室54内に流入する。2つのオゾン発生器60、6
1を通過したガスはほぼ完全に脱臭されて排出室c内に
入り込む。
【0029】排出室cには水処理部aとガス処理部bと
からそれぞれ脱臭処理された水と気体とが入り込む。気
体は第2の加熱手段65の熱による上昇気流に乗って排
気口68から外部に排出される。これに対し、排出室c
に流入した水は第2の加熱手段65で加熱され蒸発して
水蒸気として排気口68から外部に排出される。
からそれぞれ脱臭処理された水と気体とが入り込む。気
体は第2の加熱手段65の熱による上昇気流に乗って排
気口68から外部に排出される。これに対し、排出室c
に流入した水は第2の加熱手段65で加熱され蒸発して
水蒸気として排気口68から外部に排出される。
【0030】次に、図5は脱臭槽5の他の例で、この脱
臭槽5において上述の脱臭槽5と特に異なる点は、ガス
処理部bの蛇行状のガス通路に冷却手段71を配置した
点と、排出部cには排水部72と冷却体73とを設けた
点である。冷却手段71は分解処理槽1からのガスを凝
縮させるに十分な程度に冷却させたものであり、冷却体
73は同様にガスを冷却して最終的に凝縮させるための
ものである。また、排水部72にも水57が溜ってい
る。なお、上述の脱臭槽5に示したものと同じ符号は同
じ部品を示す。
臭槽5において上述の脱臭槽5と特に異なる点は、ガス
処理部bの蛇行状のガス通路に冷却手段71を配置した
点と、排出部cには排水部72と冷却体73とを設けた
点である。冷却手段71は分解処理槽1からのガスを凝
縮させるに十分な程度に冷却させたものであり、冷却体
73は同様にガスを冷却して最終的に凝縮させるための
ものである。また、排水部72にも水57が溜ってい
る。なお、上述の脱臭槽5に示したものと同じ符号は同
じ部品を示す。
【0031】上記構成によれば、ガス処理部b中の水蒸
気やアンモニアガスなどは冷却手段71に接触して凝縮
し、水処理部aに落下し、ここで脱臭処理され、さらに
排出部cで残った水蒸気等は冷却体73に接触して凝縮
して水57中に落下して溶け、上記排水部72から排出
され、気体部分はオゾン発生器60で発生したオゾンに
照射された後、排気口68からほとんど無臭状態で排出
される。
気やアンモニアガスなどは冷却手段71に接触して凝縮
し、水処理部aに落下し、ここで脱臭処理され、さらに
排出部cで残った水蒸気等は冷却体73に接触して凝縮
して水57中に落下して溶け、上記排水部72から排出
され、気体部分はオゾン発生器60で発生したオゾンに
照射された後、排気口68からほとんど無臭状態で排出
される。
【0032】また、水処理部aから排水口64を経て排
出部cに流れ込んだ水はほぼ完全に脱臭されているの
で、排水部72からほとんど無臭状態で排出することが
できる。この場合、排出部cの排気口68から排出され
た排気の一部は再び空気取り入れ口15aから分解処理
槽1内に導入して循環させるようにすればなおよい。
出部cに流れ込んだ水はほぼ完全に脱臭されているの
で、排水部72からほとんど無臭状態で排出することが
できる。この場合、排出部cの排気口68から排出され
た排気の一部は再び空気取り入れ口15aから分解処理
槽1内に導入して循環させるようにすればなおよい。
【0033】なお、独立した排出部cは必ずしも必要で
はない。脱臭経路が十分に長ければ、水処理部とガス処
理部からそれぞれ直接に脱臭処理された水やガスを排出
させるようにしてもよい。ただし、この場合ガス処理部
にはオゾン発生器を設けておくものとする。
はない。脱臭経路が十分に長ければ、水処理部とガス処
理部からそれぞれ直接に脱臭処理された水やガスを排出
させるようにしてもよい。ただし、この場合ガス処理部
にはオゾン発生器を設けておくものとする。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、有機ごみは分解処理槽
内で良好な温度環境の下で好気性バクテリアによって分
解処理される。そして、分解時に発生した悪臭を伴った
ガスと水分とは、脱臭槽でガスはガス処理部により、水
蒸気は水処理部によって繰り返し脱臭処理が行われ、無
臭のガス又は水になって排出され、環境を汚染すること
がないので、有機ごみ処理装置を設置する場所に制限を
受けることなく有機ごみを処理することができる有機ご
み処理装置を提供することができる。
内で良好な温度環境の下で好気性バクテリアによって分
解処理される。そして、分解時に発生した悪臭を伴った
ガスと水分とは、脱臭槽でガスはガス処理部により、水
蒸気は水処理部によって繰り返し脱臭処理が行われ、無
臭のガス又は水になって排出され、環境を汚染すること
がないので、有機ごみ処理装置を設置する場所に制限を
受けることなく有機ごみを処理することができる有機ご
み処理装置を提供することができる。
【図1】本発明に係る有機ごみ処理装置の正面図
【図2】(a)(b)は上記有機ごみ処理装置の左側面
図及び右側面図
図及び右側面図
【図3】カバーを外した状態の有機ごみ処理装置の正面
図
図
【図4】脱臭槽の構成を示す図2のXーX線断面図
【図5】脱臭槽の他の例の断面図
a 水処理部 b ガス処理部 1 分解処理槽 4 第1の加熱手段 5 脱臭槽 51〜54 脱臭処理室 60、61 オゾン発生器 63 接触濾過材 65 第2の加熱手段
Claims (3)
- 【請求項1】 加熱手段により好気性バクテリアの活性
を高める最適温度に調整された状態で撹拌しながら有機
ごみを分解処理する分解処理槽と、分解処理槽に並設さ
れて上記有機ごみから発生するガスと水分とに含まれる
臭気を脱臭する脱臭槽とを有する有機ごみ処理装置であ
って、上記脱臭槽には、上記分解処理槽からの水蒸気中
の水分を凝縮させて水中で脱臭処理する水処理部と、上
記分解処理槽からの水蒸気を含むガスを脱臭処理するガ
ス処理部とを、それぞれ下と上に連続配置したことを特
徴とする有機ごみ処理装置。 - 【請求項2】 前記水処理部は複数の脱臭処理室が横方
向に連設されたものである請求項1記載の有機ごみ処理
装置。 - 【請求項3】 前記ガス処理部には、前記分解処理槽か
らの気体を凝縮させて液化させる冷却手段を配置した請
求項1記載の有機ごみ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9084466A JPH1024280A (ja) | 1996-03-18 | 1997-03-17 | 有機ごみ処理装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-88779 | 1996-03-18 | ||
JP8877996 | 1996-03-18 | ||
JP9084466A JPH1024280A (ja) | 1996-03-18 | 1997-03-17 | 有機ごみ処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1024280A true JPH1024280A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=26425509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9084466A Pending JPH1024280A (ja) | 1996-03-18 | 1997-03-17 | 有機ごみ処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1024280A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105080929A (zh) * | 2014-05-13 | 2015-11-25 | 天津市万源新绿环保科技有限公司 | 生活垃圾分解装置 |
KR20160057012A (ko) * | 2014-11-12 | 2016-05-23 | 홍기훈 | 유기성 폐기물 처리장치 |
US9996225B2 (en) | 2014-10-23 | 2018-06-12 | International Business Machines Corporation | Displaying nodes on a view screen |
-
1997
- 1997-03-17 JP JP9084466A patent/JPH1024280A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105080929A (zh) * | 2014-05-13 | 2015-11-25 | 天津市万源新绿环保科技有限公司 | 生活垃圾分解装置 |
US9996225B2 (en) | 2014-10-23 | 2018-06-12 | International Business Machines Corporation | Displaying nodes on a view screen |
US10007665B2 (en) | 2014-10-23 | 2018-06-26 | International Business Machines Corporation | Displaying nodes on a view screen |
KR20160057012A (ko) * | 2014-11-12 | 2016-05-23 | 홍기훈 | 유기성 폐기물 처리장치 |
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