JPH09174027A - 有機物の処理装置 - Google Patents

有機物の処理装置

Info

Publication number
JPH09174027A
JPH09174027A JP33642695A JP33642695A JPH09174027A JP H09174027 A JPH09174027 A JP H09174027A JP 33642695 A JP33642695 A JP 33642695A JP 33642695 A JP33642695 A JP 33642695A JP H09174027 A JPH09174027 A JP H09174027A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
tank
liquid
water
sewage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33642695A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Ohashi
勝 大橋
Shinji Maeda
眞次 前田
Takahiro Origasa
孝浩 折笠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP33642695A priority Critical patent/JPH09174027A/ja
Publication of JPH09174027A publication Critical patent/JPH09174027A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/20Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/20Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/20Waste processing or separation

Landscapes

  • Fertilizers (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】環境汚染の解消と、装置の小型化および生ごみ
処理の高速化を図り、分解効率を高めると共に、処理生
成物の少量化が達成できる固形有機廃棄物の処理装置の
提供。 【解決手段】処理槽50内で発生する水蒸気を熱交換器
72で凝縮させ、液体(水)と気体に分離した後、液体
を液体浄化装置90を介して、槽外に排出(放出)する
と共に、上記槽外に排出される気体を脱臭装置80を通
してから、雑排水が流れ込む排水経路に導くようにした
有機物の処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機物の処理装置
に係り、特に厨芥(生ごみ)、都市ごみ、食品製造廃棄
物、バイオマスなど有機物全般を好気性発酵処理する、
家庭用、業務用、公共用、工業規模用に広く適用できる
有機物の処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、固形有機廃棄物の好気性発酵処
理、すなわち堆肥化(コンポスト化)に関する技術は、
無公害的処理方法であることは勿論のこと、廃棄物の再
利用技術および自然還元を可能にする技術として、見直
され始めてきている。
【0003】特に、厨芥いわゆる生ごみについては、残
飯の大量消費産業であった畜産業が衰退するなどに伴
い、臭気汚染を解決した高速、高分解率で発酵できる処
理装置の開発が望まれるに至った。
【0004】このニーズを受け最近、上記廃棄物を微生
物を用いて水と炭酸ガスに分解する厨芥処理機が市販さ
れるようになってきた。
【0005】所が、処理槽内に微生物を取り込み、廃棄
物を水と炭酸ガスに分解しても、この水及び炭酸ガスに
は廃棄物特有の腐敗臭がある他、水に至っては上記分解
反応が脂肪酸や酢酸など、微弱ではあるが酸を伴う反応
であるため、酸性水となる。
【0006】従って、この水或いは炭酸ガスを大気中に
放出(排出)すると異臭が強く、使用者に不快感を与え
ることは勿論、水に至っては周囲のものを酸化し、錆に
至らしめると云う問題があった。
【0007】この点に着目し、最近提案されているのが
例えば特開平6−226231号である。このものは、
上記処理槽より出る水及び炭酸ガスを下水に流してしま
おうと云うものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】微生物により分解され
た水と炭酸ガスとは云え、上記炭酸ガスには臭いがある
他、水は酸性の為、下水に流してしまえば使用者にとっ
ては良いかも知れないが、社会環境破壊に継がるもので
あった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決すべくなされたものである。
【0010】即ち、処理槽内で発生する水蒸気を液体浄
化装置を介して排水経路(下水等)に導くようにして、
酸性の水で下水が汚染されるのを防止するようにしたも
のである。
【0011】又、処理槽内で発生する気体を脱臭装置を
介して排水経路(下水等)に導くようにして、処理槽内
周囲に異臭がたちこめるのを防止したものである。
【0012】又、処理槽内で発生する水蒸気を熱交換器
で凝縮させ、液体を気体に分離した後、液体を液体浄化
装置を介して排水経路(下水)に導くようにして、処理
槽から出る酸性の水を効率良く中性化し、下水等の汚染
を防止したものである。
【0013】又、処理槽内で発生する水蒸気を熱交換器
で凝縮させ、液体と気体に分離した後、気体を脱臭装置
を介して排水経路(下水)に導くようにして、処理槽か
ら出る臭いのある気体を効率良く脱臭し、下水に放出さ
せ処理機周囲に異臭がたち込めるのを防止したものであ
る。
【0014】又、処理槽内で発生する水蒸気を熱交換器
で凝縮させ、液体と気体に分離した後、液体を液体浄化
装置を介して、気体を脱臭装置を介して、それぞれ排水
経路(下水)に導くようにして、下水が酸性の水或いは
臭いの強い気体で汚染されるのを防止するようにしたも
のである。
【0015】更には、処理槽内で発生する水蒸気を液体
浄化装置、脱臭装置を介して排水経路(下水等)に導く
ようにして、下水が酸性の水或いは臭いの強い気体で汚
染されるのを防止するようにしたものである。
【0016】又、液体浄化装置は弱アルカリ性材料を充
填した調整タンクで構成し、通過する液体を中性化する
ようにしたものである。
【0017】又、脱臭装置は臭分を分解する微生物を備
え、気体を微生物に接触させることにより脱臭するよう
にしたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面によ
り説明する。
【0019】〈実施例1〉図1は、本発明の処理装置の
一例を示した要部正面縦断面図、図2は側部断面図。
又、図3は処理槽の構成説明図である。
【0020】固形有機廃棄物処理装置は固形有機物処理
部Aと気体、液体処理部Bとよりなる。
【0021】固形有機物処理部Aは投入口51を上部に
開口した処理槽50を備えている。処理槽50は断面を
半円形の円弧を2つ並列に連結した略ギリシャ文字の
「ω」形状の湾曲底面52を有し、第1の湾曲底面52
1、第2の湾曲底面522とした箱体である。第1の湾
曲底面521、第2の湾曲底面522は中心をO点とし
半径を寸法rとする円弧形状をなし、第1の湾曲底面5
21と第2の湾曲底面522との連結点525は底面の
下部からほぼ2/3rの高さとなっている。
【0022】「ω」形状の湾曲底面52の外壁には、処
理槽50を加熱する手段としての帯状の電気ヒータ53
が湾曲面に沿って複数枚貼付されている。ヒータ53に
より、処理槽50の底部分は、内容物である廃棄物が効
率良く十分に発酵できる温度、60℃〜80℃に保持さ
れている。
【0023】処理槽50は投入口51に連続する破砕部
10と、破砕部10に隣接する処理部20とから構成さ
れる。
【0024】破砕部10には処理槽50の側壁に配設し
た櫛歯状の固定腕12が固定されると共に、投入側仕切
板14により処理部20と区画されている。投入側仕切
板14は処理槽50の上面から垂設され、処理槽50の
下面との間に間隙16を形成すると共に、その高さ方向
に摺動自在に構成することにより、間隙16の大きさが
調節される。さらに投入側仕切板14はその上部に孔1
7が開口されており、破砕部10と処理部20との間の
空気の流通を図っている。
【0025】処理部20はその中央部分に槽の底部分に
固定した端板側仕切板24が設けられており、上部に処
理槽50の内壁との間隙が設けられている。そして、処
理部20の端部には端板25、破砕部10の側面には端
板15をそれぞれ設けて固形有機物処理部Aの処理槽5
0の両端が閉塞されている。廃棄物の投入口51には開
閉自在な蓋が配設されている。
【0026】処理槽50には破砕部10、処理部20を
貫通して一端部を駆動装置30に連絡する回転軸が両端
板15、25に支持されて2本配設されている。第1の
回転軸40は一方の湾曲底面(半円状)521のほぼ円
中心点Oの位置に配設し、第2の回転軸45は他方の湾
曲底面522のほぼ円中心点Oの位置に配設する。この
回転軸40(45)には撹拌腕42が所定間隔で放射状
に固定されている。
【0027】第1の回転軸40の撹拌腕と第2の回転軸
45の撹拌腕とは互いに干渉しないよう配設され、かつ
破砕部10の固定腕12と撹拌腕42とも干渉しない配
設となっている。そして、撹拌腕42は破砕部10内と
処理部20内に複数本ずつ配設される。第1の回転軸4
0と第2の回転軸45は処理槽50外でスプロケットと
チェーンまたは歯車によって繋がれ、モータより成る駆
動装置30に連結されている。
【0028】処理部20の端板25には排出口が設けら
れ、排出口を介して排出筒55が連結されている。排出
筒55は円筒状をなし、下端はストッカー60に開口し
ている。ストッカー60は固形有機物処理装置Aの下部
に配設する気体、液体処理部Bの一端部に配設され、処
理槽50で処理された処理物(コンポスト)が排出筒5
5を経てストッカー60内に落下、堆積されるよう構成
されている。
【0029】気体、液体処理部Bは固形有機物質処理部
Aの下部にフレーム35を介して配置される。
【0030】気体、液体処理部Bは熱交換装置70、脱
臭装置80、液体浄化装置90、およびストッカー60
を備えている。
【0031】ストッカー60は収納した処理物を取り出
すための排出扉63が壁面に開閉自在に設けられ、気
体、液体処理部Bの外壁の一部を構成している。
【0032】熱交換装置70は熱交換器72と送風器7
4とを備える。熱交換器72は複数本の通風パイプを並
設、連結して形成される。熱交換器72の上流は気体取
り入れ管76に接続され、気体取り入れ管76は処理槽
50の破砕部10内に連結されている。熱交換器72の
上流端部は空気戻し管78により処理部20内に接続さ
れている。熱交換器72と処理部20とを連結する空気
戻し管78の経路上には気体循環器75を配設する。
【0033】気体循環器75は処理部20方向への送風
の役目を果たし、気体循環器75を作動させることによ
り、破砕部10側から槽内の気体を、気体取り入れ管7
6を経由して熱交換器72の通風パイプ内に取り入れ、
空気戻し管78を経由して処理部20に積極的に送風、
循環させている。この間、通風パイプ通過途上の破砕部
10から流入する発酵による水蒸気を含んだ空気は、気
体通路上に配設する送風器74により、低温の外気を吹
き付けられることによって空冷され、水蒸気中の水分を
液滴化させる。そして、水分を取り去った空気は空気戻
し管78を経由して処理部20内に戻す構成となってい
る。
【0034】気体循環器78により気体循環する経路の
一部に、脱臭槽連絡管82を設け、脱臭装置80に連結
する。脱臭装置80は脱臭槽84、脱臭槽連絡管82の
経路上に配設する脱臭用ブロワ86、脱臭槽80の上部
に一端を開口し他端を雑排水が流れ込む排水経路(下
水)に開口する排気管88とを備えている。
【0035】又、脱臭槽84内には臭気を分解する微生
物を含有する液を充填している。脱臭装置80の脱臭用
ブロワ86を作動させることにより、脱臭連絡管82か
ら臭気を含んだ気体を脱臭槽84内に導き、充填液中で
気体を曝気することにより微生物と接触させて気体中の
臭気成分を分解し、無臭の空気を排気管88を通じて装
置外に排出する構成となっている。
【0036】なお、この脱臭処理されて外部に排出され
る空気量は、処理槽50で発酵により消費される空気量
に相当し、これらの空気は処理槽50と投入口51の投
入扉との隙間や、ストッカー60と排出扉63の隙間等
から供給される。
【0037】液体浄化装置90は熱交換装置70の下流
側に熱交換により水蒸気が凝縮されて生成した水を排出
するためのドレイン(水抜き)管92を配設するととも
に、ドレイン管92に連結して弱アルカリ性材料93を
充填した調整タンク94と、微生物を固定した担体95
を充填した処理タンク96とを配設し、さらに処理タン
ク96の後段に、装置外に開口する排出管98が配設さ
れている。
【0038】処理部20内の発酵の反応が脂肪酸や酢酸
など微弱な酸を伴う反応であるため、熱交換装置70に
より液滴化した水分は若干酸性を呈する。この酸性の水
分は調整タンク94内に充填された弱アルカリ性材料9
3により中性化される。さらに、液滴化した水中には若
干の有機物が浮遊しているため、調整タンク94の下流
側に配設した微生物を固定した担体95を充填した処理
タンク96により、有機物が分解処理され、有機物を除
去し中性化した液体が排出管98から排出される。尚、
この排出管98も雑排水が流れ込む排水経路(下水)に
接続されているものである。
【0039】この気体、液体処理装置B内に配設される
液体浄化装置90の調整タンク94、処理タンク96
は、気体、液体処理装置B内の各機器の配置のスペース
性を損なわぬよう、その形状を少なくとも一端が開閉可
能な管状に構成されている。一端を開閉可能に構成する
ことにより、弱アルカリ性材料93、および微生物を固
定した担体95を管内に容易に充填することができると
共に、管状であることにより装置への取付けのスペース
性が良いという効果も有する。
【0040】次に、固形有機廃棄物処理装置の動作機構
について説明する。処理槽50の湾曲状底部53に発酵
のための種菌100を予め投入しておく。種菌100は
例えば、堆肥から採取した好気性菌種等である。先ず、
駆動装置30を稼働させ回転軸40、45を回転させ、
投入口51から被処理物である生ごみを投入する。固形
物は破砕部10中の固定腕12と回転する撹拌腕42と
の間で破砕され、さらに、この撹拌腕42で生ごみを撹
拌する際の掬い上げる動作において生ごみ中に酸素が供
給される。
【0041】このとき、第1の湾曲底面521と第2の
湾曲底面522との連結部525の高さは、高さ寸法2
/3rとなっており、撹拌腕42が傾斜状態で連結部5
25を通過するので、撹拌腕42で撹拌される被撹拌物
は第1の湾曲底面部521と第2の底面部522とを移
動自在であって、撹拌混合、破砕が促進される。泥状と
なった被処理物は仕切板14の下部の間隙16から処理
部20内に順次流入する。
【0042】処理部20では破砕された被処理有機物を
さらに撹拌腕42により撹拌して種菌100を混合、均
一化する。好気性菌は被処理物を発酵させ、分解する。
このとき、底部の外面に配設するヒータ53は常時50
〜80℃の適温に保持されるようにサーモスタット(図
示せず)で制御され、処理槽50内の被処理物の発酵分
解の促進を助長する。種菌は有機廃棄物を餌にして自己
増殖するので、最初の装置作動時に必要であって、装置
稼働中は常時好気性菌が存在して次に投入される種菌と
なり、新たな菌の補給を必要としない。
【0043】また、投入口51から次の生ごみが投入さ
れると、オーバーフローが起こり、オーバーフローした
分が投入側仕切板14および端板側仕切板24の下部ま
たは上部から隣の区画に流入する。処理槽50の下流側
に移動した被処理物は水分を蒸発して粉状のコンポスト
となる。そして、処理槽50内に処理物(コンポスト)
が所定量蓄積すると、コンポストは端板25からストッ
カー60内に落下し、排出扉63から回収される。
【0044】処理槽50内での発酵時に発生した水分を
含んだ気体の処理は、気体、液体処理部Bで処理され
る。
【0045】高温、高湿の気体(臭気と水蒸気を伴った
空気が主)は、気体循環器75を作動することにより、
破砕部10から気体取入れ管76を通って熱交換器72
の高温(上流)側に取り入れられ、通風パイプ内を流れ
る。熱交換器72通過途上、送風器74の風で水蒸気は
熱交換され凝縮して水となり、水は熱交換器72の低温
(下流)側からドレイン管92を通して液体浄化装置側
に排出される。一方、水分を取り去った後の空気は空気
戻し管78を通って処理槽50内に戻り、処理槽50内
の水分を吸収する。
【0046】ドレイン管92から滴下する水は調整タン
ク94に流入し、弱アルカリ性材料によって中性化さ
れ、さらに、処理タンク96の微生物95に有機物質が
分解されて、無害な水となって、排水管98から下水側
に排出される。
【0047】また、脱臭ブロワ86を作動させることに
より、脱臭槽連絡管82に、空気戻し管78側に行く空
気の一部が脱臭槽連絡管82を経由して脱臭槽80中に
吹き込まれ、臭気は槽中の微生物に接触して分解され、
無臭の空気となって排気管88から下水側へ排出され
る。排出された分だけ処理槽50内の空気は負圧となる
ので、空気は処理槽50と投入口51の投入扉との隙間
や、ストッカー60と排出扉63の隙間等から供給さ
れ、総体的には装置の循環系内は常にほぼ外気圧に近い
状態に保持されている。
【0048】処理槽50は第1の湾曲底面521と第2
の湾曲底面522との連絡部525を回転軸の配設位置
より低くしているので、処理槽50の回転軸に直交する
方向の大きさWを小さくすることができ、装置全体を小
型化できる。また、2本の回転軸40、45により同時
に大量の撹拌、混合処理ができ、処理能率の向上、高速
化を可能とする。
【0049】この装置は、比較的小型の装置構成で連続
的に廃棄物の投入処理が可能であると共に、運転、保守
が容易であることから、生ごみ発生を伴う産業分野に適
用すれば、ごみ処理専用業者に処分を依頼することな
く、経済的である。かつ、機外に排出される気体、液体
は無害、無臭で周囲の環境に何ら悪影響を与えることが
ないので下水等の公共施設等に排出(放出)しても従来
の如く種々の弊害を招くことがないものである。
【0050】又、最初に仕込まれる種菌100は投入さ
れる生ごみ(固形有機廃棄物)を餌にして自己増殖する
ので、種菌の投入は最初の装置作動時のみに必要であっ
て、装置稼働中は増殖した好気性菌が存在して種菌とな
り、新たな菌の補給を必要としない。
【0051】さらに、固形有機廃棄物の発酵時に発生す
る水分は熱交換器70により除去され、また、凝縮した
水は水浄化されて下水等に排出されるので、従来のよう
な、水分吸収のためのおが屑やもみ殻等の水分調整材を
投入せずとも、回収されたコンポストは乾燥した粉末状
をなし、無臭に近い堆肥であり、農作物、園芸、その他
一般の植物育成用の肥料として極めて付加価値の高い材
料として回収でき、排気物の再利用の点からも好まし
い。
【0052】〈実施例2〉この実施例は、気体、液体処
理部Bの脱臭処理機構を、排水内の有機物の除去兼用に
構成したものである。図4に示す本実施例の気体、液体
処理部Bの要部断面図によりその構成を説明する。
【0053】固形有機廃棄物処理部Aは実施例1で説明
した構成と同一であるので説明を省略する。
【0054】気体、液体処理部Bには実施例1と同様な
熱交換装置700が配設される。熱交換装置700の下
流側のドレイン管920に連結して脱臭兼調整タンク8
40を配設する。脱臭兼調整タンク840には弱アルカ
リ性材料830を充填する。
【0055】気体循環する経路の一部から、分岐して脱
臭連絡管820を設け、脱臭連絡管820は脱臭兼調整
タンク840内下部に開口する。脱臭兼調整タンク84
0内には微生物を固定した担体850を充填し、微生物
により臭気は分解処理される構成となっている。
【0056】また、脱臭兼調整タンク840に隣接して
水位タンク870を配設し、脱臭兼調整タンク840と
水位タンク870とはその下部位置に設けた連結管85
5を介して連結されている。また、水位タンク870は
脱臭兼調整タンク840内の水位と同位置には排水管8
80を取付け、排水管880は機外の下水側に開口す
る。水位タンク870の排水管880を脱臭兼調整タン
ク840の水位位置としているので、脱臭兼調整タンク
840内の水位は変動せず、常に担体850が曝気され
る脱臭連絡管820からの気体と最良の接触状態に保て
る一定の水位を得ることができる。
【0057】このように構成する気体、液体処理部Bは
処理槽内の水蒸気を含む気体を、熱交換器700の管内
に取り入れ、低温の外気を吹き付けることによって空冷
し、水蒸気中の水分を液滴化させると共に、水分を取り
去った空気は固形有機物処理部内に戻す。熱交換により
水蒸気が凝縮して生成された水はドレイン(水抜き)管
920を通って弱アルカリ性材料830を充填した脱臭
兼調整タンク840内に入り、弱アルカリ性材料830
により中性化される。
【0058】また、脱臭用ブロワ860により、脱臭連
絡管820から導かれた臭気を含んだ気体は、脱臭兼調
整タンク840の液中で曝気することにより、槽内に充
填されている微生物を固定した担体850と接触して臭
気成分が分解され、無臭の空気となると同時に、水中の
若干の有機物は、脱臭兼調整タンク840内に充填され
た微生物を固定した担体850によって、同時に分解処
理される。そして、脱臭兼調整タンク840に流入した
水の量だけ水位タンク870側に水が移行し、水位タン
ク870の排水管880取付け位置より溢れる水が機外
の下水側に排出される。
【0059】このようにこの実施例に示す固形有機廃棄
物処理装置は、脱臭処理手段と排水中の有機物の分解を
同時に行うようにして構成を簡素化し、小型の装置で気
体の無臭化、液体の浄化を達成したものである。
【0060】
【発明の効果】本発明による有機物の処理装置は、機外
に排出される気体、液体は無害で、公共施設である下方
等に排水(放出)しても、周囲の環境に何ら悪影響を与
えることがないものである。換言すると、屋内設置や住
宅密集地設置等が可能となるものである。
【0061】又、投入する生ごみに油分が多く、低級脂
肪酸の発生により臭いが強くなるようなことがあって
も、上記設置が可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固形有機廃棄物の処理装置の構成を示
す正面縦断面説明図。
【図2】同じく処理装置の側面断面説明図。
【図3】処理槽の構成説明図。
【図4】固形有機廃棄物の処理装置の気体、液体処理部
の他の例を示す要部正面縦断面図。
【符号の説明】
A…固形有機物処理部、 B…気体、液体処理部、 10…破砕部、 12…固定腕、 14…仕切板、 16…間隙、 20…処理部、 35…フレーム、 40,45…回転軸、 50…処理槽、 52…湾曲底面、 521…第1の湾曲底面、 522…第2の湾曲底面、 525…連結部、 53…ヒーター、 60…ストッカー、 70…熱交換装置、 72…熱交換器、 74…送風器、 80…脱臭タンク、 84…微生物、 90…液体浄化装置、 93…弱アルカリ性材料、 94…調整タンク、 95…担体、 96…処理タンク、 840…脱臭兼調整タンク、 870…水位タンク。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理槽内で発生する水蒸気を液体浄化装置
    を介して排水経路(下水等)に導くようにしたことを特
    徴とする有機物の処理装置。
  2. 【請求項2】処理槽内で発生する気体を脱臭装置を介し
    て排水経路(下水等)に導くようにしたことを特徴とす
    る有機物の処理装置。
  3. 【請求項3】処理槽内で発生する水蒸気を熱交換器で凝
    縮させ、液体と気体に分離した後、液体を液体浄化装置
    を介して排水経路(下水)に導くようにしたことを特徴
    とする有機物の処理装置。
  4. 【請求項4】処理槽内で発生する水蒸気を熱交換器で凝
    縮させ、液体と気体に分離した後、気体を脱臭装置を介
    して排水経路(下水等)に導くようにしたことを特徴と
    する有機物の処理装置。
  5. 【請求項5】処理槽内で発生する水蒸気を熱交換器で凝
    縮させ、液体と気体に分離した後、液体を液体浄化装置
    を介して、気体を脱臭装置を介して、それぞれ排水経路
    (下水)に導くようにしたことを特徴とする有機物の処
    理装置。
  6. 【請求項6】処理槽内で発生する水蒸気を液体浄化装
    置、脱臭装置を介して排水経路(下水等)に導くように
    したことを特徴とする有機物の処理装置。
  7. 【請求項7】液体浄化装置は弱アルカリ性材料を充填し
    た調整タンクで構成し、通過する液体を中性化するよう
    にしたことを特徴とする特許請求の範囲第1,3,5,
    6記載の有機物の処理装置。
  8. 【請求項8】脱臭装置は臭分を分解する微生物を備え、
    気体を微生物に接触させることにより脱臭するようにし
    たことを特徴とする特許請求の範囲第2,4,5,6記
    載の有機物の処理装置。
JP33642695A 1995-12-25 1995-12-25 有機物の処理装置 Pending JPH09174027A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33642695A JPH09174027A (ja) 1995-12-25 1995-12-25 有機物の処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33642695A JPH09174027A (ja) 1995-12-25 1995-12-25 有機物の処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09174027A true JPH09174027A (ja) 1997-07-08

Family

ID=18299014

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33642695A Pending JPH09174027A (ja) 1995-12-25 1995-12-25 有機物の処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09174027A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002336829A (ja) * 2001-05-17 2002-11-26 Edamoto Minoru 生ゴミ処理装置
KR100918647B1 (ko) * 2008-10-24 2009-09-25 김형종 유기성폐기물 처리기에 사용되는 혼합기체 흐름 제어장치
CN112023652A (zh) * 2020-08-25 2020-12-04 廖本泉 除臭装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002336829A (ja) * 2001-05-17 2002-11-26 Edamoto Minoru 生ゴミ処理装置
KR100918647B1 (ko) * 2008-10-24 2009-09-25 김형종 유기성폐기물 처리기에 사용되는 혼합기체 흐름 제어장치
CN112023652A (zh) * 2020-08-25 2020-12-04 廖本泉 除臭装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07124538A (ja) 固形有機廃棄物の処理装置
JP2975286B2 (ja) 有機廃棄物処理装置
KR100224502B1 (ko) 하수 및 분뇨 슬럿지의 퇴비화장치
KR20130107101A (ko) 음식물 쓰레기 처리장치
KR100844915B1 (ko) 제 처리의 병행 처리가 가능한 음식물 쓰레기의 발효분해 소멸화 처리장치
JP3484634B2 (ja) 殺菌・発酵処理システム
JPH06304542A (ja) 固形有機廃棄物の処理装置
JPH09174027A (ja) 有機物の処理装置
KR970010844B1 (ko) 고형유기폐기물 처리장치
JP2002355694A (ja) 畜産糞尿処理装置及び方法
JPH07148479A (ja) 脱臭処置を伴う有機廃棄物の発酵乾燥装置及びその方法
JPH0810792A (ja) 厨芥含有汚水処理装置
KR102359864B1 (ko) 하수, 가축분뇨, 음식물류폐기물 처리시설 협잡물 처리장치
JPH08276169A (ja) 厨房廃棄物処理装置及び方法
KR0175775B1 (ko) 미생물을 이용한 유기성 슬러지 정화장치
JP2000325993A (ja) 生ゴミ処理方法および同設備
KR0159355B1 (ko) 음식물 찌꺼기 퇴비화장치의 악취제거방법 및 그 장치
JP4030496B2 (ja) 有機質汚泥の処理方法および処理設備
KR100263662B1 (ko) 유기물 발효기용 탈취장치
JP3595748B2 (ja) 発酵処理装置およびその運転方法
KR100282021B1 (ko) 음식물쓰레기 퇴비화 장치
KR20100041606A (ko) 음식물 쓰레기 처리 방법 및 그 장치
JPH0987076A (ja) 生ごみ処理方法
JP2000237731A (ja) 有機性廃棄物又は汚泥の高速無機化装置
JP2008127225A (ja) 屎尿汚泥の堆肥化処理方法