JP2004230237A - 生ごみ処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】生ごみ処理槽からオーバーフロー穴を通じて行う処理残渣の排出は支障なく行いつつ、熱と水分の流出を防止することができる生ごみ処理装置を提供する。
【解決手段】生ごみ処理槽2内に設けた攪拌羽根部材3を回転駆動して生ごみ処理槽2内に充填した生ごみ処理材6を攪拌することにより生ごみ処理槽2内に投入した生ごみを分解処理するようにした生ごみ処理装置である。これにおいて、生ごみ処理槽2内の微生物により分解されない未分解物や余剰の生ごみ処理材等の処理残渣6′をオーバーフローさせるオーバーフロー穴13を生ごみ処理槽2の端面の上部に設ける。生ごみ処理槽2の下方にオーバーフロー穴13からオーバーフローした処理残渣6′を受ける受け容器14を設ける。オーバーフロー穴13を閉塞し得る遮蔽板15をオーバーフロー穴13に開閉自在に設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】生ごみ処理槽2内に設けた攪拌羽根部材3を回転駆動して生ごみ処理槽2内に充填した生ごみ処理材6を攪拌することにより生ごみ処理槽2内に投入した生ごみを分解処理するようにした生ごみ処理装置である。これにおいて、生ごみ処理槽2内の微生物により分解されない未分解物や余剰の生ごみ処理材等の処理残渣6′をオーバーフローさせるオーバーフロー穴13を生ごみ処理槽2の端面の上部に設ける。生ごみ処理槽2の下方にオーバーフロー穴13からオーバーフローした処理残渣6′を受ける受け容器14を設ける。オーバーフロー穴13を閉塞し得る遮蔽板15をオーバーフロー穴13に開閉自在に設ける。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、微生物の力を利用して生ごみの分解処理を行うようにした生ごみ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の生ごみ処理装置としては図12に示すようなものがある(例えば、特許文献1参照)。生ごみ処理装置本体1内には生ごみ処理槽2を内装してあり、回転軸3aに複数の羽根3bを設けた攪拌羽根部材3を生ごみ処理槽2内に回転自在に装着してあり、生ご処理装置本体1内に配置した攪拌モータ5にて攪拌羽根部材3の回転軸3aが回転駆動されるようになっている。生ごみ処理槽2内にはバイオチップと称される生ごみ処理材6を装填してあり、生ごみ処理槽2内に生ごみを投入されたとき、生ごみと生ごみ処理材6とが攪拌羽根部材3の回転駆動で攪拌され、微生物の力で生ごみが分解されるようになっている。
【0003】
また生ごみ処理槽2の上面開口は生ごみを投入する投入口となっており、この投入口を開閉する投入口蓋7を開閉自在に設けてある。生ごみ処理槽2には吸気口8と排気口9を設けてあり、排気口9には排気ファン10を配置してあり、排気ファン10を駆動すると外気が吸気口8から生ごみ処理槽2内に取り入れられ、生ごみ処理槽2内から臭気を含んだ排気を排出するようになっている。生ごみ処理槽2には生ごみ処理槽2内の生ごみ処理材や生ごみを加熱する加熱ヒータ11や生ごみ処理材6や生ごみの水分を検出する水分センサー12を設けてある。
【0004】
また生ごみ処理槽2の端面の上部には微生物により分解されない未分解物や余剰の生ごみ処理材等の処理残渣6′をオーバーフローさせるオーバーフロー穴13を設けてあり、生ごみ処理装置本体1内の生ごみ処理槽2下方にはオーバーフロー穴13からオーバーフローした処理残渣6′を受ける受け容器14を配置してあり、オーバーフロー穴13からオーバーフローした処理残渣6′をダクト16を介して受け容器14に受けることができるようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−121114号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記の図12に示すような生ごみ処理装置においては、好気的雰囲気のもとで微生物に好適な温度、水分を保持しつつ、生ごみ処理材に有用な微生物を繁殖させる。この生ごみ処理材と生ごみを混合することで、微生物による有機物分解作用が進み、生ごみは処理されて行く。一方、分解により生じる無機物を中心とする処理残渣6′はオーバーフロー穴13より、僅かずつ排出されていく。排出された処理残渣6′は受け容器14に受けられて集積され、最終的に取り出して回収される。ここで加熱ヒータ11による加熱と微生物の有機物分解乾燥による発熱が生じるため、生ごみ処理槽2内の空気温度が高くなる。さらに、生ごみの分解過程では多量の水分が発生するので、槽内空気は高温多湿の状態となりやすい。
【0007】
一方、生ごみ処理槽2にオーバーフロー穴13のような開口部を設けるということは、槽内から高温多湿の空気が受け容器14側へ流出することになる。これにより次にような問題が生じる。(1)高温空気の流出は生ごみ処理槽2内の温度保持に対して熱損失となる。熱損失は加熱ヒータ11の稼働率を上昇させるので運転費用が高くなってしまう。(2)受け容器(の前面)は外気と接しているため、湿度の高い空気が受け容器14へ流出すると、ここで結露が生じる(図12で符号Wが結露水である)という原因となる。受け容器14内での結露は処理残渣6′にカビを発生させることがある。
【0008】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、生ごみ処理槽からオーバーフロー穴を通じて行う処理残渣の排出は支障なく行いつつ、熱と水分の流出を防止することができる生ごみ処理装置を提供し、さらに受け容器内の除湿性に優れた生ごみ処理装置を提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の生ごみ処理装置は、生ごみ処理槽2内に設けた攪拌羽根部材3を回転駆動して生ごみ処理槽2内に充填した生ごみ処理材6を攪拌することにより生ごみ処理槽2内に投入した生ごみを分解処理するようにした生ごみ処理装置において、生ごみ処理槽2内の微生物により分解されない未分解物や余剰の生ごみ処理材等の処理残渣6′をオーバーフローさせるオーバーフロー穴13を生ごみ処理槽2の端面の上部に設け、生ごみ処理槽2の下方にオーバーフロー穴13からオーバーフローした処理残渣6′を受ける受け容器14を設け、オーバーフロー穴13を閉塞し得る遮蔽板15をオーバーフロー穴13に開閉自在に設けたことを特徴とする。上記の構成によれば、オーバーフロー穴13は通常遮蔽板15にて閉塞しておき、処理残渣6′を排出するときだけ遮蔽板15を開いてオーバーフロー穴13から排出することができる。これにより、生ごみ処理槽2からオーバーフロー穴13を通じて行う処理残渣6′の排出は支障なく行いつつ、熱と水分の流出を防止することができる。熱の流出を防止することにより熱損失をなくして運転コストを低減することができる。また水分の流出を防止することにより受け容器14の結露を防止できる。
【0010】
また遮蔽板15と攪拌羽根部材3の羽根3bとに同極の磁性を付与し、羽根3bが遮蔽板15に接近したときのみ遮蔽板15が磁力で開くようにしたことを特徴とすることも好ましい。羽根3bがオーバーフロー穴13に接近してオーバーフロー穴13から処理残渣6′を排出するときだけ自動的に遮蔽板15が開かれ、確実に処理残渣6′を排出できると共に処理残渣6′を排出しないときは遮蔽板15で閉じて熱と水の流出を防止できる。
【0011】
また攪拌羽根部材3を回転駆動する攪拌モータ5の作動と連動して遮蔽板15が開くようにしたことを特徴とすることも好ましい。この場合も、攪拌モータ5で攪拌羽根部材3を回転駆動して攪拌するとき、遮蔽板15が自動的に開かれ、確実に処理残渣6′を排出できると共に攪拌羽根部材3の回転駆動を停止して処理残渣6′を排出しないときは遮蔽板15で閉じて熱と水の流出を防止できる。
【0012】
また処理残渣6′を受ける受け容器14に外部に蒸気を放出するための蒸気放出口22を設けたことを特徴とすることも好ましい。この場合、受け容器14内が多湿になっても蒸気放出口22から外部に蒸気を放出することで湿気を放出して湿気の除湿を行い、受け容器14内の処理残渣6′の結露とカビの発生を防止できる。
【0013】
また生ごみ処理槽2内の循環空気に対して除湿を行う結露装置4を設け、処理残渣6′の受け容器14に外気を受け容器14内に吸気する吸気口17と受け容器14内を空気を排気する排気口18とを設け、結露装置4の冷却風の一部を受け容器14の上記吸気口17から受け容器14内及び排気口18を介して取り入れることにより受け容器14内の除湿をするようにしたことを特徴とすることも好ましい。この場合、結露装置4を冷却するための冷却風の一部を受け容器14に通過させることで受け容器14内を除湿することができ、受け容器14内の処理残渣6′の結露とカビの発生を防止できる。
【0014】
また生ごみ処理槽2に生ごみを投入するとき開閉する投入口蓋7の開閉にて上下動する振動棒19を設け、振動棒19の下端が当ることにより振動する振動板20を受け容器14に装着したことを特徴とすることも好ましい。生ごみ処理槽2内に生ごみを投入するために投入口蓋7を開閉するとき、この動作にて振動棒18を介して振動板20が振動することで受け容器14が振動させられ、受け容器14内に溜まった処理残渣6′が受け容器14内にまんべんなく行き亙るように堆積され、受け容器14を取り出して処理残渣6′を捨てる回数を減らすことができてユーザーの手間を軽減できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
先ず、図1や図2に示す実施の形態の例から述べる。生ごみ処理装置本体1内には生ごみ処理槽2を内装してあり、回転軸3aに複数の羽根3bを設けた攪拌羽根部材3を生ごみ処理槽2内に回転自在に装着してあり、生ご処理装置本体1内に配置した攪拌モータ5にて攪拌羽根部材3の回転軸3aが回転駆動されるようになっている。生ごみ処理槽2内にはバイオチップと称される生ごみ処理材6を装填してあり、生ごみ処理槽2内に生ごみを投入されたとき、生ごみと生ごみ処理材6とが攪拌羽根部材3の回転駆動で攪拌され、微生物の力で生ごみが分解されるようになっている。
【0016】
また生ごみ処理槽2の上面開口は生ごみを投入する投入口となっており、この投入口を開閉する投入口蓋7を開閉自在に設けてある。生ごみ処理槽2には吸気口8と排気口9を設けてあり、排気口9には排気ファン10を配置してあり、換気の必要なとき排気ファン10を駆動すると外気が吸気口8から生ごみ処理槽2内に取り入れられ、生ごみ処理槽2内から臭気を含んだ排気を排出するようになっている。生ごみ処理槽2には生ごみ処理槽2内の生ごみ処理材6や生ごみを加熱する加熱ヒータ11や生ごみ処理材6や生ごみの水分を検出する水分センサー12を設けてある。
【0017】
また生ごみ処理槽2の端面の上部には微生物により分解されない未分解物や余剰の生ごみ処理材等の処理残渣6′をオーバーフローさせるオーバーフロー穴13を設けてあり、生ごみ処理装置本体1内の生ごみ処理槽2下方にはオーバーフロー穴13からオーバーフローした処理残渣6′を受ける受け容器14を配置してあり、オーバーフロー穴13からオーバーフローした処理残渣6′をダクト16を介して受け容器14に受けることができるようになっている。
【0018】
オーバーフロー穴13の外側にはオーバーフロー穴13を塞ぎ得る遮蔽板15を配置してあり、遮蔽板15の上端をヒンジ21で回転自在に連結することで遮蔽板15を開閉自在に取り付けてある。ここで遮蔽板15が生ごみ処理槽5の外側に取り付けてあるので、生ごみ処理槽2内から流出する方向にのみ開くようになっている。
【0019】
上記のような生ごみ処理装置においては、好気的雰囲気のもとで微生物に好適な温度、水分を保持しつつ、生ごみ処理材6に有用な微生物を繁殖させる。この生ごみ処理材と生ごみを混合することで、微生物による有機物分解作用が進み、生ごみは処理されて行く。一方、分解により生じる無機物を中心とする処理残渣6′はオーバーフロー穴13より、僅かずつ排出されていく。排出された処理残渣6′は受け容器14に受けられて集積され、最終的に取り出して回収される。
【0020】
上記のようにオーバーフロー穴13から処理残渣6′がオーバーフローするようになっているが、通常は図2(a)のように遮蔽板15が閉じてオーバーフロー穴13が閉塞されており、攪拌羽根部材3が回転駆動による攪拌により処理残渣6′が内部から押し出して排出される時のみ、図2(b)のように遮蔽板15が開放されてオーバーフロー穴13が開放状態となる。このため、生ごみ処理槽2と受け容器14とは、通常、分離された状態とすることができるので、生ごみ処理槽2内から受け容器14側への高温多湿な空気の流出は最小限に抑えられる。このように生ごみ処理槽2内の空気流出を防止することで、処理残渣6′の受け容器14内での結露の発生を抑えることができる。また熱の損失も抑制することができる。
【0021】
次に図3に示す実施の形態の例について述べる。本例の場合、遮蔽板15と攪拌羽根部材3の羽根3bとに同極の磁性を付与し、羽根3bが遮蔽板15に接近したときのみ遮蔽板15が磁力で開くようにしてある。例えば、遮蔽板15のヒンジ21と反対の端部に磁石23を取り付けてこの磁石23のS極23aを生ごみ処理槽2の内側に向けてあり、羽根3bに磁石24を取り付けてこの磁石24のS極24aを遮蔽板15側に向けてある。
【0022】
通常、処理残渣6′が排出されるのは、生ごみ処理槽2内が攪拌される時である。特にオーバーフロー穴13に羽根3bが最も接近するとき生ごみ処理槽2から外へ排出される。そこで上記のように開閉自在な遮蔽板15に磁性を付与し、さらに遮蔽板15に近接する羽根3bの先端にも同極の磁性を付与すると、未攪拌時には遮蔽板15が図3(a)に示すようにオーバーフロー穴13を閉塞しているが、攪拌時には図3(b)に示すように羽根3bが遮蔽板15に接近したときのみ、遮蔽板15が開いてオーバーフロー穴13が開放されて処理残渣6′が排出可能となる。
【0023】
次に図4に示す実施の形態の例について述べる。本例の場合、遮蔽板15がヒンジ21にて開閉自在に装着してあり。このヒンジ21の近傍に遮蔽板15を開閉駆動する開閉モータ25を装着してある。この開閉モータ25は攪拌モータ5と連動して駆動されるようになっており、攪拌モータ5が駆動されるとき開閉モータ25が駆動されて遮蔽板15を開くように駆動するようになっている。つまり、攪拌モータ5が駆動されて攪拌羽根部材3が回転駆動されて攪拌を行っているときは攪拌モータ5と連動して開閉モータ25にて図4(b)のように遮蔽板15が開かれてオーバーフロー穴13から処理残渣6′が排出されるようになっている。一方を攪拌モータ5が駆動されていない未攪拌時には図4(a)のように遮蔽板15が閉じられてオーバーフロー穴13が閉じられる。これにより、処理残渣6′が排出される攪拌時以外は、オーバーフロー穴13を確実に閉じることができる。これにより、生ごみ処理槽2内の空気の流出防止効果を高めることができる。
【0024】
次に図5に示す実施の形態の例について述べる。上述のように攪拌して処理残渣6′が排出されるときのみ遮蔽板15が開かれてオーバーフロー穴13が開放されるために生ごみ処理槽2から受け容器14への空気流出は防止されるが、処理残渣6′の排出時には遮蔽板15が開くので、これを完全に防止することは不可能である。この問題を解決するのが図5に示す実施の形態の例であり、受け容器14の外面に面する前面に蒸気放出口22を設けてある。このように受け容器14に蒸気放出口22を設けることで、生ごみ処理槽2より受け容器14内へ僅かながら流入してくる高温多湿の空気の排出を行うことができる。生ごみ処理槽2と受け容器14とは通常、縁切りされているため、空気の温度・密度差による自然なガス交換が行われ、受け容器14内の除湿が可能となる。
【0025】
次に図6に示す実施の形態の例について述べる。本例の場合、生ごみ処理槽2の循環空気に対して除湿を行う結露装置4を生ごみ処理装置本体1内に有する。
循環ファン27を駆動すると、生ごみ処理槽2内の空気は流出口28から循環ファン29を介して結露装置4に流れ、結露装置4から流入口29を介して生ごみ処理槽2内に戻るように空気が循環する。生ごみ処理槽2内の空気が結露装置4を通るとき、空気が結露装置4で冷却されて結露させられ、水分が結露水として回収され結露水排出管30から排出される。このように結露装置4の働きにより生ごみ処理槽2内から外部を排気を行うことなく、生ごみの連続処理が可能となる。つまり、生ごみ処理過程で発生する水分は結露水として回収されるので、生ごみ処理材6の水分は上昇することなく、槽内排気のない運転が可能となる。槽内からの排気はないということは、運転時に臭気発生の殆どない生ごみ処理装置を提供することが可能である。
【0026】
ところが、このように結露装置4を有する生ごみ処理装置においては、槽内から強制排気を行わないため、排気タイプの装置に比べて槽内空気の温度と湿度は相対的に高い。このため上記のように処理残渣6′を排出するときだけオーバーフロー穴13を開放し、それ以外時は閉塞するようにした構造を採用した場合、効果が一層高くなる。
【0027】
本例の場合、結露装置4を有するために結露装置4の下方に冷却ファン31を配置してあり、冷却ファン31を駆動することで外気導入口32から外気を冷却風として導入して冷却風を結露装置4に当てて結露装置4を冷却できるようになっている。本例の場合、これに加えて受け容器14には外気を吸気する吸気口17と受け容器14内を空気を排気する排気口18とを設けてあり、上記冷却ファン31を駆動することで吸気口17、受け容器14内、排気口18を介して外気を冷却風の一部として取り込んで結露装置4を冷却するようになっている。これにより、受け容器14内は常に強制換気されるので結露やカビの発生を防止できる。さらに受け容器14の排気口18に脱臭フィルター33を設けることで結露装置4の冷却風に残渣臭が混入するのを防止できる。
【0028】
次に図7乃至図9に示す実施の形態の例について述べる。処理残渣6′がオーバーフロー穴13からダクト16を介して受け容器14に落下して受け容器14に堆積して行くが、受け容器14ではダクト16の直下を頂点として山状に堆積して行く。そしてダクト16の出口付近まで処理残渣6′が堆積したことを検知したとき、ユーザに報知することで受け容器14内の処理残渣6′の廃却を促している。処理残渣6′を廃却しなかった場合、ダクト16まで堆積し、生ごみ処理槽2内の生ごみ処理材6や生ごみが増量し、攪拌不良による分解不良を招くおそれがある。処理残渣6′の廃却は重要なメンテナンスであるが、ユーザにとって手間である。ところが、処理残渣6′は受け容器14内に山状に堆積するため受け容器14内に十分に処理残渣6′が溜まっていないのにユーザに報知するためユーザが処理残渣6′を廃却する回数が受け容器14の容積の割りには多くなって手間である。つまり、受け容器14の収容容積が十分にいかされて処理残渣6′が受けられるようになっていない。
【0029】
そこで、本例の場合、受け容器14内に処理残渣6′が山状に堆積しないように次のような構造を採用してある。生ごみ処理装置本体1の上部から受け容器14の上部に至る位置まで至る長さの振動棒19を生ごみ処理装置本体1に上下に摺動自在に装着してあり、振動棒19の上端に係止板部34を設けてあり、係止板部34の下方には所定距離離れた位置でストッパー35を設けてある。この振動棒19の上端部は少なくとも強磁性体で形成してある。生ごみを投入するとき開閉する投入口蓋7には磁石36を設けてある。また受け容器14には振動板20を設けてあり、振動棒19の下端が振動板20に対向している。
【0030】
投入口蓋7を閉塞した状態では、図8(a)に示すように磁石36に振動棒19の上端が磁着しており、投入口蓋7をあけると、磁石36に磁着した振動棒19が図8(b)のように持ち上げれる。そして図8(c)に示すように投入口蓋7が持ち上げられた時点でストッパー35が当ることで磁石36から振動棒19から離れて振動棒19が下方に落下し、振動棒19の下端が振動板20に当って振動板20が振動させられ、振動板19の振動にて受け容器14が振動して受け容器14に堆積した処理残渣6′が均されて受け容器14内にまんべんなく処理残渣6′が堆積する状態となる。このように振動させることで以前図9(a)に示すように山状に処理残渣6′が堆積していたのが、図9(b)に示すように受け容器14全体にまんべんなく堆積させることができる。これにより受け容器14の容積を効率的に活用することで、処理残渣6′の廃却頻度を低減し、ユーザの手間を軽減できる。このような振動構造をとることで、処理残渣6′の廃却期間が約50%長くなる。
【0031】
次に図10及び図11に示す実施の形態の例について述べる。本例も受け容器14内に処理残渣6′が山状に堆積するのを防止するものである。受け容器14の内の前面側に処理残渣6′が後方に行くようにガイドする傾斜面37を設けてある。このように傾斜面37を設けてガイドすることによりダクト16から落下する処理残渣6′が後方にガイドされてまんべんなく堆積される。つまり、以前図11(a)に示すように山状に処理残渣6′が堆積していたのが、図11(b)に示すように受け容器14全体にまんべんなく堆積させることができる。これにより受け容器14の容積を効率的に活用することで、処理残渣6′の廃却頻度を低減し、ユーザの手間を軽減できる。このような傾斜面37を設ける構造をとることで、処理残渣6′の廃却期間が約30%長くなる。また傾斜面37を設けることで傾斜面37と受け容器14の外殻の前面との間に空間でき、断熱材を取り付けたり密閉することで断熱効果を持たせることができる。これにより結露の発生を抑制、処理残渣6′のこびり付きによる煩わしさを低減できる。
【0032】
【発明の効果】
本発明の請求項1の発明は、生ごみ処理槽内の微生物により分解されない未分解物や余剰の生ごみ処理材等の処理残渣をオーバーフローさせるオーバーフロー穴を生ごみ処理槽の端面の上部に設け、生ごみ処理槽の下方にオーバーフロー穴からオーバーフローした処理残渣を受ける受け容器を設け、オーバーフロー穴を閉塞し得る遮蔽板をオーバーフロー穴に開閉自在に設けたので、オーバーフロー穴は通常遮蔽板にて閉塞しておき、処理残渣を排出するときだけ遮蔽板を開いてオーバーフロー穴から排出することができるものであって、生ごみ処理槽からオーバーフロー穴を通じて行う処理残渣の排出は支障なく行いつつ、熱と水分の流出を防止することができるものであり、熱の流出を防止することにより熱損失をなくして運転コストを低減することができるものであり、また水分の流出を防止することにより受け容器の結露を防止できるものである。
【0033】
また本発明の請求項2の発明は、請求項1において、遮蔽板と攪拌羽根部材の羽根とに同極の磁性を付与し、羽根が遮蔽板に接近したときのみ遮蔽板が磁力で開くようにしたので、羽根がオーバーフロー穴に接近してオーバーフロー穴から処理残渣を排出するときだけ自動的に遮蔽板が開かれるものであって、確実に処理残渣を排出できると共に処理残渣を排出しないときは遮蔽板で閉じて熱と水の流出を防止できるものである。
【0034】
また本発明の請求項3の発明は、請求項1において、攪拌羽根部材を回転駆動する攪拌モータの作動と連動して遮蔽板が開くようにしたので、攪拌モータで攪拌羽根部材を回転駆動して攪拌するとき、遮蔽板が自動的に開かれるものであって、確実に処理残渣を排出できると共に攪拌羽根部材の回転駆動を停止して処理残渣を排出しないときは遮蔽板で閉じて熱と水の流出を防止できるものである。
【0035】
また本発明の請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかにおいて、処理残渣を受ける受け容器に外部に蒸気を放出するための蒸気放出口を設けたので、受け容器内が多湿になっても蒸気放出口から外部に蒸気を放出することで湿気を放出して湿気の除湿を行い、受け容器内の処理残渣の結露とカビの発生を防止できるものである。
【0036】
また本発明の請求項5の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかにおいて、生ごみ処理槽内の循環空気に対して除湿を行う結露装置を設け、処理残渣の受け容器に外気を受け容器内に吸気する吸気口と受け容器内を空気を排気する排気口とを設け、結露装置の冷却風の一部を受け容器の上記吸気口から受け容器内及び排気口を介して取り入れることにより受け容器内の除湿をするようにしたので、結露装置を冷却するための冷却風の一部を受け容器に通過させることで受け容器内を除湿することができ、受け容器内の処理残渣の結露とカビの発生を防止できるものである。
【0037】
また本発明の請求項6の発明は、請求項1乃至請求項3のいすれかにおいて、生ごみ処理槽に生ごみを投入するとき開閉する投入口蓋の開閉にて上下動する振動棒を設け、振動棒の下端が当ることにより振動する振動板を受け容器に装着したので、生ごみ処理槽内に生ごみを投入するために投入口蓋を開閉するとき、この動作にて振動棒を介して振動板が振動することで受け容器が振動させられ、受け容器内に溜まった処理残渣が受け容器内にまんべんなく行き亙るように堆積され、受け容器を取り出して処理残渣を捨てる回数を減らすことができてユーザーの手間を軽減できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の生ごみ処理装置の断面図である。
【図2】同上の遮蔽板の部分を示す断面図で、(a)は遮蔽板の閉状態、(b)は遮蔽板の開状態である。
【図3】同上の他の例の遮蔽板の部分を示す断面図で、(a)は遮蔽板の閉状態、(b)は遮蔽板の開状態である。
【図4】同上の他の例の遮蔽板の部分を示す断面図で、(a)は遮蔽板の閉状態、(b)は遮蔽板の開状態である。
【図5】同上の他の例の生ごみ処理装置の断面図である。
【図6】同上の他の例の生ごみ処理装置の断面図である。
【図7】同上の他の例の生ごみ処理装置の断面図である。
【図8】(a)(b)(c)は同上の要部の構造の動作を説明する断面図である。
【図9】(a)(b)は同上の処理残渣が堆積する状態を説明する断面図である。
【図10】同上の他の例の生ごみ処理装置の断面図である。
【図11】(a)(b)は同上の処理残渣が堆積する状態を説明する断面図である。
【図12】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 生ごみ処理装置本体
2 生ごみ処理槽
3 攪拌羽根部材
3a 回転軸
3b 羽根
4 結露装置
5 攪拌モータ
6 生ごみ処理材
6′ 処理残渣
13 オーバーフロー穴
14 受け容器
15 遮蔽板
16 ダクト
17 吸気口
18 排気口
19 振動棒
20 振動板
【発明の属する技術分野】
本発明は、微生物の力を利用して生ごみの分解処理を行うようにした生ごみ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の生ごみ処理装置としては図12に示すようなものがある(例えば、特許文献1参照)。生ごみ処理装置本体1内には生ごみ処理槽2を内装してあり、回転軸3aに複数の羽根3bを設けた攪拌羽根部材3を生ごみ処理槽2内に回転自在に装着してあり、生ご処理装置本体1内に配置した攪拌モータ5にて攪拌羽根部材3の回転軸3aが回転駆動されるようになっている。生ごみ処理槽2内にはバイオチップと称される生ごみ処理材6を装填してあり、生ごみ処理槽2内に生ごみを投入されたとき、生ごみと生ごみ処理材6とが攪拌羽根部材3の回転駆動で攪拌され、微生物の力で生ごみが分解されるようになっている。
【0003】
また生ごみ処理槽2の上面開口は生ごみを投入する投入口となっており、この投入口を開閉する投入口蓋7を開閉自在に設けてある。生ごみ処理槽2には吸気口8と排気口9を設けてあり、排気口9には排気ファン10を配置してあり、排気ファン10を駆動すると外気が吸気口8から生ごみ処理槽2内に取り入れられ、生ごみ処理槽2内から臭気を含んだ排気を排出するようになっている。生ごみ処理槽2には生ごみ処理槽2内の生ごみ処理材や生ごみを加熱する加熱ヒータ11や生ごみ処理材6や生ごみの水分を検出する水分センサー12を設けてある。
【0004】
また生ごみ処理槽2の端面の上部には微生物により分解されない未分解物や余剰の生ごみ処理材等の処理残渣6′をオーバーフローさせるオーバーフロー穴13を設けてあり、生ごみ処理装置本体1内の生ごみ処理槽2下方にはオーバーフロー穴13からオーバーフローした処理残渣6′を受ける受け容器14を配置してあり、オーバーフロー穴13からオーバーフローした処理残渣6′をダクト16を介して受け容器14に受けることができるようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−121114号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記の図12に示すような生ごみ処理装置においては、好気的雰囲気のもとで微生物に好適な温度、水分を保持しつつ、生ごみ処理材に有用な微生物を繁殖させる。この生ごみ処理材と生ごみを混合することで、微生物による有機物分解作用が進み、生ごみは処理されて行く。一方、分解により生じる無機物を中心とする処理残渣6′はオーバーフロー穴13より、僅かずつ排出されていく。排出された処理残渣6′は受け容器14に受けられて集積され、最終的に取り出して回収される。ここで加熱ヒータ11による加熱と微生物の有機物分解乾燥による発熱が生じるため、生ごみ処理槽2内の空気温度が高くなる。さらに、生ごみの分解過程では多量の水分が発生するので、槽内空気は高温多湿の状態となりやすい。
【0007】
一方、生ごみ処理槽2にオーバーフロー穴13のような開口部を設けるということは、槽内から高温多湿の空気が受け容器14側へ流出することになる。これにより次にような問題が生じる。(1)高温空気の流出は生ごみ処理槽2内の温度保持に対して熱損失となる。熱損失は加熱ヒータ11の稼働率を上昇させるので運転費用が高くなってしまう。(2)受け容器(の前面)は外気と接しているため、湿度の高い空気が受け容器14へ流出すると、ここで結露が生じる(図12で符号Wが結露水である)という原因となる。受け容器14内での結露は処理残渣6′にカビを発生させることがある。
【0008】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、生ごみ処理槽からオーバーフロー穴を通じて行う処理残渣の排出は支障なく行いつつ、熱と水分の流出を防止することができる生ごみ処理装置を提供し、さらに受け容器内の除湿性に優れた生ごみ処理装置を提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の生ごみ処理装置は、生ごみ処理槽2内に設けた攪拌羽根部材3を回転駆動して生ごみ処理槽2内に充填した生ごみ処理材6を攪拌することにより生ごみ処理槽2内に投入した生ごみを分解処理するようにした生ごみ処理装置において、生ごみ処理槽2内の微生物により分解されない未分解物や余剰の生ごみ処理材等の処理残渣6′をオーバーフローさせるオーバーフロー穴13を生ごみ処理槽2の端面の上部に設け、生ごみ処理槽2の下方にオーバーフロー穴13からオーバーフローした処理残渣6′を受ける受け容器14を設け、オーバーフロー穴13を閉塞し得る遮蔽板15をオーバーフロー穴13に開閉自在に設けたことを特徴とする。上記の構成によれば、オーバーフロー穴13は通常遮蔽板15にて閉塞しておき、処理残渣6′を排出するときだけ遮蔽板15を開いてオーバーフロー穴13から排出することができる。これにより、生ごみ処理槽2からオーバーフロー穴13を通じて行う処理残渣6′の排出は支障なく行いつつ、熱と水分の流出を防止することができる。熱の流出を防止することにより熱損失をなくして運転コストを低減することができる。また水分の流出を防止することにより受け容器14の結露を防止できる。
【0010】
また遮蔽板15と攪拌羽根部材3の羽根3bとに同極の磁性を付与し、羽根3bが遮蔽板15に接近したときのみ遮蔽板15が磁力で開くようにしたことを特徴とすることも好ましい。羽根3bがオーバーフロー穴13に接近してオーバーフロー穴13から処理残渣6′を排出するときだけ自動的に遮蔽板15が開かれ、確実に処理残渣6′を排出できると共に処理残渣6′を排出しないときは遮蔽板15で閉じて熱と水の流出を防止できる。
【0011】
また攪拌羽根部材3を回転駆動する攪拌モータ5の作動と連動して遮蔽板15が開くようにしたことを特徴とすることも好ましい。この場合も、攪拌モータ5で攪拌羽根部材3を回転駆動して攪拌するとき、遮蔽板15が自動的に開かれ、確実に処理残渣6′を排出できると共に攪拌羽根部材3の回転駆動を停止して処理残渣6′を排出しないときは遮蔽板15で閉じて熱と水の流出を防止できる。
【0012】
また処理残渣6′を受ける受け容器14に外部に蒸気を放出するための蒸気放出口22を設けたことを特徴とすることも好ましい。この場合、受け容器14内が多湿になっても蒸気放出口22から外部に蒸気を放出することで湿気を放出して湿気の除湿を行い、受け容器14内の処理残渣6′の結露とカビの発生を防止できる。
【0013】
また生ごみ処理槽2内の循環空気に対して除湿を行う結露装置4を設け、処理残渣6′の受け容器14に外気を受け容器14内に吸気する吸気口17と受け容器14内を空気を排気する排気口18とを設け、結露装置4の冷却風の一部を受け容器14の上記吸気口17から受け容器14内及び排気口18を介して取り入れることにより受け容器14内の除湿をするようにしたことを特徴とすることも好ましい。この場合、結露装置4を冷却するための冷却風の一部を受け容器14に通過させることで受け容器14内を除湿することができ、受け容器14内の処理残渣6′の結露とカビの発生を防止できる。
【0014】
また生ごみ処理槽2に生ごみを投入するとき開閉する投入口蓋7の開閉にて上下動する振動棒19を設け、振動棒19の下端が当ることにより振動する振動板20を受け容器14に装着したことを特徴とすることも好ましい。生ごみ処理槽2内に生ごみを投入するために投入口蓋7を開閉するとき、この動作にて振動棒18を介して振動板20が振動することで受け容器14が振動させられ、受け容器14内に溜まった処理残渣6′が受け容器14内にまんべんなく行き亙るように堆積され、受け容器14を取り出して処理残渣6′を捨てる回数を減らすことができてユーザーの手間を軽減できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
先ず、図1や図2に示す実施の形態の例から述べる。生ごみ処理装置本体1内には生ごみ処理槽2を内装してあり、回転軸3aに複数の羽根3bを設けた攪拌羽根部材3を生ごみ処理槽2内に回転自在に装着してあり、生ご処理装置本体1内に配置した攪拌モータ5にて攪拌羽根部材3の回転軸3aが回転駆動されるようになっている。生ごみ処理槽2内にはバイオチップと称される生ごみ処理材6を装填してあり、生ごみ処理槽2内に生ごみを投入されたとき、生ごみと生ごみ処理材6とが攪拌羽根部材3の回転駆動で攪拌され、微生物の力で生ごみが分解されるようになっている。
【0016】
また生ごみ処理槽2の上面開口は生ごみを投入する投入口となっており、この投入口を開閉する投入口蓋7を開閉自在に設けてある。生ごみ処理槽2には吸気口8と排気口9を設けてあり、排気口9には排気ファン10を配置してあり、換気の必要なとき排気ファン10を駆動すると外気が吸気口8から生ごみ処理槽2内に取り入れられ、生ごみ処理槽2内から臭気を含んだ排気を排出するようになっている。生ごみ処理槽2には生ごみ処理槽2内の生ごみ処理材6や生ごみを加熱する加熱ヒータ11や生ごみ処理材6や生ごみの水分を検出する水分センサー12を設けてある。
【0017】
また生ごみ処理槽2の端面の上部には微生物により分解されない未分解物や余剰の生ごみ処理材等の処理残渣6′をオーバーフローさせるオーバーフロー穴13を設けてあり、生ごみ処理装置本体1内の生ごみ処理槽2下方にはオーバーフロー穴13からオーバーフローした処理残渣6′を受ける受け容器14を配置してあり、オーバーフロー穴13からオーバーフローした処理残渣6′をダクト16を介して受け容器14に受けることができるようになっている。
【0018】
オーバーフロー穴13の外側にはオーバーフロー穴13を塞ぎ得る遮蔽板15を配置してあり、遮蔽板15の上端をヒンジ21で回転自在に連結することで遮蔽板15を開閉自在に取り付けてある。ここで遮蔽板15が生ごみ処理槽5の外側に取り付けてあるので、生ごみ処理槽2内から流出する方向にのみ開くようになっている。
【0019】
上記のような生ごみ処理装置においては、好気的雰囲気のもとで微生物に好適な温度、水分を保持しつつ、生ごみ処理材6に有用な微生物を繁殖させる。この生ごみ処理材と生ごみを混合することで、微生物による有機物分解作用が進み、生ごみは処理されて行く。一方、分解により生じる無機物を中心とする処理残渣6′はオーバーフロー穴13より、僅かずつ排出されていく。排出された処理残渣6′は受け容器14に受けられて集積され、最終的に取り出して回収される。
【0020】
上記のようにオーバーフロー穴13から処理残渣6′がオーバーフローするようになっているが、通常は図2(a)のように遮蔽板15が閉じてオーバーフロー穴13が閉塞されており、攪拌羽根部材3が回転駆動による攪拌により処理残渣6′が内部から押し出して排出される時のみ、図2(b)のように遮蔽板15が開放されてオーバーフロー穴13が開放状態となる。このため、生ごみ処理槽2と受け容器14とは、通常、分離された状態とすることができるので、生ごみ処理槽2内から受け容器14側への高温多湿な空気の流出は最小限に抑えられる。このように生ごみ処理槽2内の空気流出を防止することで、処理残渣6′の受け容器14内での結露の発生を抑えることができる。また熱の損失も抑制することができる。
【0021】
次に図3に示す実施の形態の例について述べる。本例の場合、遮蔽板15と攪拌羽根部材3の羽根3bとに同極の磁性を付与し、羽根3bが遮蔽板15に接近したときのみ遮蔽板15が磁力で開くようにしてある。例えば、遮蔽板15のヒンジ21と反対の端部に磁石23を取り付けてこの磁石23のS極23aを生ごみ処理槽2の内側に向けてあり、羽根3bに磁石24を取り付けてこの磁石24のS極24aを遮蔽板15側に向けてある。
【0022】
通常、処理残渣6′が排出されるのは、生ごみ処理槽2内が攪拌される時である。特にオーバーフロー穴13に羽根3bが最も接近するとき生ごみ処理槽2から外へ排出される。そこで上記のように開閉自在な遮蔽板15に磁性を付与し、さらに遮蔽板15に近接する羽根3bの先端にも同極の磁性を付与すると、未攪拌時には遮蔽板15が図3(a)に示すようにオーバーフロー穴13を閉塞しているが、攪拌時には図3(b)に示すように羽根3bが遮蔽板15に接近したときのみ、遮蔽板15が開いてオーバーフロー穴13が開放されて処理残渣6′が排出可能となる。
【0023】
次に図4に示す実施の形態の例について述べる。本例の場合、遮蔽板15がヒンジ21にて開閉自在に装着してあり。このヒンジ21の近傍に遮蔽板15を開閉駆動する開閉モータ25を装着してある。この開閉モータ25は攪拌モータ5と連動して駆動されるようになっており、攪拌モータ5が駆動されるとき開閉モータ25が駆動されて遮蔽板15を開くように駆動するようになっている。つまり、攪拌モータ5が駆動されて攪拌羽根部材3が回転駆動されて攪拌を行っているときは攪拌モータ5と連動して開閉モータ25にて図4(b)のように遮蔽板15が開かれてオーバーフロー穴13から処理残渣6′が排出されるようになっている。一方を攪拌モータ5が駆動されていない未攪拌時には図4(a)のように遮蔽板15が閉じられてオーバーフロー穴13が閉じられる。これにより、処理残渣6′が排出される攪拌時以外は、オーバーフロー穴13を確実に閉じることができる。これにより、生ごみ処理槽2内の空気の流出防止効果を高めることができる。
【0024】
次に図5に示す実施の形態の例について述べる。上述のように攪拌して処理残渣6′が排出されるときのみ遮蔽板15が開かれてオーバーフロー穴13が開放されるために生ごみ処理槽2から受け容器14への空気流出は防止されるが、処理残渣6′の排出時には遮蔽板15が開くので、これを完全に防止することは不可能である。この問題を解決するのが図5に示す実施の形態の例であり、受け容器14の外面に面する前面に蒸気放出口22を設けてある。このように受け容器14に蒸気放出口22を設けることで、生ごみ処理槽2より受け容器14内へ僅かながら流入してくる高温多湿の空気の排出を行うことができる。生ごみ処理槽2と受け容器14とは通常、縁切りされているため、空気の温度・密度差による自然なガス交換が行われ、受け容器14内の除湿が可能となる。
【0025】
次に図6に示す実施の形態の例について述べる。本例の場合、生ごみ処理槽2の循環空気に対して除湿を行う結露装置4を生ごみ処理装置本体1内に有する。
循環ファン27を駆動すると、生ごみ処理槽2内の空気は流出口28から循環ファン29を介して結露装置4に流れ、結露装置4から流入口29を介して生ごみ処理槽2内に戻るように空気が循環する。生ごみ処理槽2内の空気が結露装置4を通るとき、空気が結露装置4で冷却されて結露させられ、水分が結露水として回収され結露水排出管30から排出される。このように結露装置4の働きにより生ごみ処理槽2内から外部を排気を行うことなく、生ごみの連続処理が可能となる。つまり、生ごみ処理過程で発生する水分は結露水として回収されるので、生ごみ処理材6の水分は上昇することなく、槽内排気のない運転が可能となる。槽内からの排気はないということは、運転時に臭気発生の殆どない生ごみ処理装置を提供することが可能である。
【0026】
ところが、このように結露装置4を有する生ごみ処理装置においては、槽内から強制排気を行わないため、排気タイプの装置に比べて槽内空気の温度と湿度は相対的に高い。このため上記のように処理残渣6′を排出するときだけオーバーフロー穴13を開放し、それ以外時は閉塞するようにした構造を採用した場合、効果が一層高くなる。
【0027】
本例の場合、結露装置4を有するために結露装置4の下方に冷却ファン31を配置してあり、冷却ファン31を駆動することで外気導入口32から外気を冷却風として導入して冷却風を結露装置4に当てて結露装置4を冷却できるようになっている。本例の場合、これに加えて受け容器14には外気を吸気する吸気口17と受け容器14内を空気を排気する排気口18とを設けてあり、上記冷却ファン31を駆動することで吸気口17、受け容器14内、排気口18を介して外気を冷却風の一部として取り込んで結露装置4を冷却するようになっている。これにより、受け容器14内は常に強制換気されるので結露やカビの発生を防止できる。さらに受け容器14の排気口18に脱臭フィルター33を設けることで結露装置4の冷却風に残渣臭が混入するのを防止できる。
【0028】
次に図7乃至図9に示す実施の形態の例について述べる。処理残渣6′がオーバーフロー穴13からダクト16を介して受け容器14に落下して受け容器14に堆積して行くが、受け容器14ではダクト16の直下を頂点として山状に堆積して行く。そしてダクト16の出口付近まで処理残渣6′が堆積したことを検知したとき、ユーザに報知することで受け容器14内の処理残渣6′の廃却を促している。処理残渣6′を廃却しなかった場合、ダクト16まで堆積し、生ごみ処理槽2内の生ごみ処理材6や生ごみが増量し、攪拌不良による分解不良を招くおそれがある。処理残渣6′の廃却は重要なメンテナンスであるが、ユーザにとって手間である。ところが、処理残渣6′は受け容器14内に山状に堆積するため受け容器14内に十分に処理残渣6′が溜まっていないのにユーザに報知するためユーザが処理残渣6′を廃却する回数が受け容器14の容積の割りには多くなって手間である。つまり、受け容器14の収容容積が十分にいかされて処理残渣6′が受けられるようになっていない。
【0029】
そこで、本例の場合、受け容器14内に処理残渣6′が山状に堆積しないように次のような構造を採用してある。生ごみ処理装置本体1の上部から受け容器14の上部に至る位置まで至る長さの振動棒19を生ごみ処理装置本体1に上下に摺動自在に装着してあり、振動棒19の上端に係止板部34を設けてあり、係止板部34の下方には所定距離離れた位置でストッパー35を設けてある。この振動棒19の上端部は少なくとも強磁性体で形成してある。生ごみを投入するとき開閉する投入口蓋7には磁石36を設けてある。また受け容器14には振動板20を設けてあり、振動棒19の下端が振動板20に対向している。
【0030】
投入口蓋7を閉塞した状態では、図8(a)に示すように磁石36に振動棒19の上端が磁着しており、投入口蓋7をあけると、磁石36に磁着した振動棒19が図8(b)のように持ち上げれる。そして図8(c)に示すように投入口蓋7が持ち上げられた時点でストッパー35が当ることで磁石36から振動棒19から離れて振動棒19が下方に落下し、振動棒19の下端が振動板20に当って振動板20が振動させられ、振動板19の振動にて受け容器14が振動して受け容器14に堆積した処理残渣6′が均されて受け容器14内にまんべんなく処理残渣6′が堆積する状態となる。このように振動させることで以前図9(a)に示すように山状に処理残渣6′が堆積していたのが、図9(b)に示すように受け容器14全体にまんべんなく堆積させることができる。これにより受け容器14の容積を効率的に活用することで、処理残渣6′の廃却頻度を低減し、ユーザの手間を軽減できる。このような振動構造をとることで、処理残渣6′の廃却期間が約50%長くなる。
【0031】
次に図10及び図11に示す実施の形態の例について述べる。本例も受け容器14内に処理残渣6′が山状に堆積するのを防止するものである。受け容器14の内の前面側に処理残渣6′が後方に行くようにガイドする傾斜面37を設けてある。このように傾斜面37を設けてガイドすることによりダクト16から落下する処理残渣6′が後方にガイドされてまんべんなく堆積される。つまり、以前図11(a)に示すように山状に処理残渣6′が堆積していたのが、図11(b)に示すように受け容器14全体にまんべんなく堆積させることができる。これにより受け容器14の容積を効率的に活用することで、処理残渣6′の廃却頻度を低減し、ユーザの手間を軽減できる。このような傾斜面37を設ける構造をとることで、処理残渣6′の廃却期間が約30%長くなる。また傾斜面37を設けることで傾斜面37と受け容器14の外殻の前面との間に空間でき、断熱材を取り付けたり密閉することで断熱効果を持たせることができる。これにより結露の発生を抑制、処理残渣6′のこびり付きによる煩わしさを低減できる。
【0032】
【発明の効果】
本発明の請求項1の発明は、生ごみ処理槽内の微生物により分解されない未分解物や余剰の生ごみ処理材等の処理残渣をオーバーフローさせるオーバーフロー穴を生ごみ処理槽の端面の上部に設け、生ごみ処理槽の下方にオーバーフロー穴からオーバーフローした処理残渣を受ける受け容器を設け、オーバーフロー穴を閉塞し得る遮蔽板をオーバーフロー穴に開閉自在に設けたので、オーバーフロー穴は通常遮蔽板にて閉塞しておき、処理残渣を排出するときだけ遮蔽板を開いてオーバーフロー穴から排出することができるものであって、生ごみ処理槽からオーバーフロー穴を通じて行う処理残渣の排出は支障なく行いつつ、熱と水分の流出を防止することができるものであり、熱の流出を防止することにより熱損失をなくして運転コストを低減することができるものであり、また水分の流出を防止することにより受け容器の結露を防止できるものである。
【0033】
また本発明の請求項2の発明は、請求項1において、遮蔽板と攪拌羽根部材の羽根とに同極の磁性を付与し、羽根が遮蔽板に接近したときのみ遮蔽板が磁力で開くようにしたので、羽根がオーバーフロー穴に接近してオーバーフロー穴から処理残渣を排出するときだけ自動的に遮蔽板が開かれるものであって、確実に処理残渣を排出できると共に処理残渣を排出しないときは遮蔽板で閉じて熱と水の流出を防止できるものである。
【0034】
また本発明の請求項3の発明は、請求項1において、攪拌羽根部材を回転駆動する攪拌モータの作動と連動して遮蔽板が開くようにしたので、攪拌モータで攪拌羽根部材を回転駆動して攪拌するとき、遮蔽板が自動的に開かれるものであって、確実に処理残渣を排出できると共に攪拌羽根部材の回転駆動を停止して処理残渣を排出しないときは遮蔽板で閉じて熱と水の流出を防止できるものである。
【0035】
また本発明の請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかにおいて、処理残渣を受ける受け容器に外部に蒸気を放出するための蒸気放出口を設けたので、受け容器内が多湿になっても蒸気放出口から外部に蒸気を放出することで湿気を放出して湿気の除湿を行い、受け容器内の処理残渣の結露とカビの発生を防止できるものである。
【0036】
また本発明の請求項5の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかにおいて、生ごみ処理槽内の循環空気に対して除湿を行う結露装置を設け、処理残渣の受け容器に外気を受け容器内に吸気する吸気口と受け容器内を空気を排気する排気口とを設け、結露装置の冷却風の一部を受け容器の上記吸気口から受け容器内及び排気口を介して取り入れることにより受け容器内の除湿をするようにしたので、結露装置を冷却するための冷却風の一部を受け容器に通過させることで受け容器内を除湿することができ、受け容器内の処理残渣の結露とカビの発生を防止できるものである。
【0037】
また本発明の請求項6の発明は、請求項1乃至請求項3のいすれかにおいて、生ごみ処理槽に生ごみを投入するとき開閉する投入口蓋の開閉にて上下動する振動棒を設け、振動棒の下端が当ることにより振動する振動板を受け容器に装着したので、生ごみ処理槽内に生ごみを投入するために投入口蓋を開閉するとき、この動作にて振動棒を介して振動板が振動することで受け容器が振動させられ、受け容器内に溜まった処理残渣が受け容器内にまんべんなく行き亙るように堆積され、受け容器を取り出して処理残渣を捨てる回数を減らすことができてユーザーの手間を軽減できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の生ごみ処理装置の断面図である。
【図2】同上の遮蔽板の部分を示す断面図で、(a)は遮蔽板の閉状態、(b)は遮蔽板の開状態である。
【図3】同上の他の例の遮蔽板の部分を示す断面図で、(a)は遮蔽板の閉状態、(b)は遮蔽板の開状態である。
【図4】同上の他の例の遮蔽板の部分を示す断面図で、(a)は遮蔽板の閉状態、(b)は遮蔽板の開状態である。
【図5】同上の他の例の生ごみ処理装置の断面図である。
【図6】同上の他の例の生ごみ処理装置の断面図である。
【図7】同上の他の例の生ごみ処理装置の断面図である。
【図8】(a)(b)(c)は同上の要部の構造の動作を説明する断面図である。
【図9】(a)(b)は同上の処理残渣が堆積する状態を説明する断面図である。
【図10】同上の他の例の生ごみ処理装置の断面図である。
【図11】(a)(b)は同上の処理残渣が堆積する状態を説明する断面図である。
【図12】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 生ごみ処理装置本体
2 生ごみ処理槽
3 攪拌羽根部材
3a 回転軸
3b 羽根
4 結露装置
5 攪拌モータ
6 生ごみ処理材
6′ 処理残渣
13 オーバーフロー穴
14 受け容器
15 遮蔽板
16 ダクト
17 吸気口
18 排気口
19 振動棒
20 振動板
Claims (6)
- 生ごみ処理槽内に設けた攪拌羽根部材を回転駆動して生ごみ処理槽内に充填した生ごみ処理材を攪拌することにより生ごみ処理槽内に投入した生ごみを分解処理するようにした生ごみ処理装置において、生ごみ処理槽内の微生物により分解されない未分解物や余剰の生ごみ処理材等の処理残渣をオーバーフローさせるオーバーフロー穴を生ごみ処理槽の端面の上部に設け、生ごみ処理槽の下方にオーバーフロー穴からオーバーフローした処理残渣を受ける受け容器を設け、オーバーフロー穴を閉塞し得る遮蔽板をオーバーフロー穴に開閉自在に設けたことを特徴とする生ごみ処理装置。
- 遮蔽板と攪拌羽根部材の羽根とに同極の磁性を付与し、羽根が遮蔽板に接近したときのみ遮蔽板が磁力で開くようにしたことを特徴とする請求項1記載の生ごみ処理装置。
- 攪拌羽根部材を回転駆動する攪拌モータの作動と連動して遮蔽板が開くようにしたことを特徴とする請求項1記載の生ごみ処理装置。
- 処理残渣を受ける受け容器に外部に蒸気を放出するための蒸気放出口を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の生ごみ処理装置。
- 生ごみ処理槽内の循環空気に対して除湿を行う結露装置を設け、処理残渣の受け容器に外気を受け容器内に吸気する吸気口と受け容器内を空気を排気する排気口とを設け、結露装置の冷却風の一部を受け容器の上記吸気口から受け容器内及び排気口を介して取り入れることにより受け容器内の除湿をするようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の生ごみ処理装置。
- 生ごみ処理槽に生ごみを投入するとき開閉する投入口蓋の開閉にて上下動する振動棒を設け、振動棒の下端が当ることにより振動する振動板を受け容器に装着したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の生ごみ処理装置。
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JP (1) | JP2004230237A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200462279Y1 (ko) * | 2007-03-29 | 2012-09-04 | 주식회사 엘.엠.디.테크 | 폐기물의 저온 열처리장치 |
CN111086256A (zh) * | 2020-01-06 | 2020-05-01 | 湖大海捷(湖南)工程技术研究有限公司 | 一种厨余垃圾催化分解反应前预处理装置 |
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2003
- 2003-01-28 JP JP2003019521A patent/JP2004230237A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR200462279Y1 (ko) * | 2007-03-29 | 2012-09-04 | 주식회사 엘.엠.디.테크 | 폐기물의 저온 열처리장치 |
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