JP3055647U - 有機廃棄物分解処理装置 - Google Patents

有機廃棄物分解処理装置

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JP3055647U
JP3055647U JP1998005023U JP502398U JP3055647U JP 3055647 U JP3055647 U JP 3055647U JP 1998005023 U JP1998005023 U JP 1998005023U JP 502398 U JP502398 U JP 502398U JP 3055647 U JP3055647 U JP 3055647U
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JP
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casing
organic waste
decomposition
air
air outlet
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JP1998005023U
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Inventor
由保 三宅
一仁 木村
Original Assignee
有限会社ワイ・エム・イー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機廃棄物分解処理装置の分解速度を上げて
短時間のうちに有機物を消化し、このことにより同一容
量の分解装置であっても他の装置よりも大量の有機廃棄
物を処理することができ、しかも、それが連続状態で長
時間にわたって安定して使用できるようにする。 【解決手段】 ケーシング1壁内に保温可能な通気路15
を有する分解室と、ケーシング内で回転する中空分岐撹
拌羽根4と、ケーシング内に充填した多数の粒状担体17
とからなり、有機廃棄物を高温好気性分解菌により微生
物分解する装置であって、ケーシング側通気路に65℃以
上の加温空気を通気する給気ダクトと分解室への加温空
気吹出口16を設け、中空分岐撹拌羽根へ常温空気吹出口
4bを設けてなる有機廃棄物分解処理装置である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、有機廃棄物を微生物分解する装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
有機廃棄物分解処理装置のケーシング内の回転軸に放射状に撹拌羽根を設けて 、食品屑等の有機廃棄物を撹拌しながら分解させる装置については、例えば特開 平8-109086号、特開平9-295703号などにみられる。これらの装置は有機廃棄物を 投入し、撹拌羽根を回転させておけば分解が進行する特徴がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の有機廃棄物分解処理装置は、供給空気の温度や供給量が充分で なかったり、高温発酵させるに充分な構造でないなど問題があった。本考案者は 、撹拌羽根がケーシング内で回転する構造の有機廃棄物分解処理装置に改良を加 えて、分解速度を上げて、短時間のうちに有機物を消化し、このことにより同一 容量の分解装置であっても他の装置よりも大量の有機廃棄物を処理することがで き、しかも、それが連続状態で長時間にわたって安定して使用できるようにする ことを検討した。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を検討した結果、ケーシング壁内に保温可能な通気路を有する分解室 と、ケーシング内で回転する中空分岐撹拌羽根と、ケーシング内に充填した多数 の粒状担体とからなり、有機廃棄物を高温好気性分解菌により微生物分解する装 置であって、ケーシング側通気路に65℃以上の加温空気を通気する給気ダクトと 分解室への加温空気吹出口を設け、中空分岐撹拌羽根へ常温空気吹出口を設けて なる有機廃棄物分解処理装置とした。高温でケーシングまで送られてきた空気が 、ケーシングを温めるために熱量を放出し、更に、分解室内で中空分岐撹拌羽根 からの常温の空気と混合されて高温好気性分解菌の分解に最も適した45〜60℃と なるようにしたのである。
【0005】 粒状担体はポリプロピレン,FRPやポリカーボネート等の合成樹脂又は、金 属等の摩耗しないか、摩耗し難い材質であり、内部に微生物保持間隙を有するよ うに、中空チップ、多孔質チップとしたものが好ましい。内部に微生物保持間隙 を設けておくと、微生物分解を終えて有機物が消化して無機残渣のみになった時 、水洗で無機残渣を装置外へ排出しても、粒状担体内部の微生物保持間隙へ分解 菌及び有機物が保持されるので、極めて速く次に分解する有機廃棄物に関与させ ることができる。
【0006】
【考案の実施の形態】
図1は本考案の有機廃棄物分解処理装置の斜視図、図2は図1中A−A断面図 、図3は分解処理の過程を示す流れ図である。 これらの図にみられるように、本考案の有機廃棄物分解処理装置は、二重壁で 断熱構造としたケーシング1の上部に有機廃棄物投入口2を設け、底面3は中空 分岐撹拌羽根4の回転軌跡に沿う円弧断面としている。ケーシング1内にはケー シング両端の壁面間に軸支した中空分岐撹拌羽根4を設けている。この中空分岐 撹拌羽根4は中空の回転軸5から放射状に多数の中空分岐羽根4aを設けて連通さ せて分解室内へ通気可能としている。中空分岐羽根4aには常温空気吹出口4bを設 けている。ケーシング内の上部には水栓6を設けており水分調整又は洗浄に使用 することができる。調湿は有機廃棄物が乾燥状態で微生物分解が困難な場合に分 解を促進させるために使用する。
【0007】 内壁7に暖気が沿うよう給気ダクト8を設け、ケーシング1の二重壁内に設け られた通気路15を通って内壁に設けた加温空気吹出口16より分解室内へ暖気を供 給するようにしている。ケーシング側通気路に65℃以上の加温空気を通気して加 温空気吹出口16からケーシング内へ60℃付近にまで降温した空気を供給し、中空 分岐撹拌羽根4には常温空気を通気して常温空気吹出口4bから吹出すようにして 、ケーシング内で混合される空気及び有機廃棄物を45〜60℃に保って微生物分解 する。
【0008】 ケーシング1の上部に排気ダクト9とダクト内空気の悪臭成分を吸着除去する 脱臭装置10を設けている。ケーシングの下部に洗浄水を排水するための止水弁付 排水ダクト12がある。中空の回転軸5には外部のコンプレッサ11から空気が供給 される。
【0009】 本考案の有機廃棄物分解処理装置は、このような構造であるから、回転する中 空分岐羽根4aの常温空気吹出口4bから装置ケーシング内の分解室内に空気を供給 しながら、内壁面に沿って暖気を供給して周囲から加温し、分解によって生じる 悪臭を含む排気は脱臭装置により脱臭することができる。分解室13内に吸湿性の 粒状担体17を入れて連続運転すると連続的して有機廃棄物を分解させることがで きる。粒状担体17は、この例では肉厚1mm、直径10mm、長さ10mmのポプロピレン 製中空チップを内容積1.7m3の分解室内へ0.5m3入れて用いた。
【0010】 図3(a)に本考案の有機廃棄物分解処理装置へ有機廃棄物を投入している様子 を示す。投入するものは野菜屑やスーパーで生じる魚等の残滓、残飯等である。 水分調整が必要な場合には水栓6から適度に水を噴霧する。(b)は分解中を示し ており、回転する中空分岐羽根4aの常温空気吹出口4bから装置ケーシング内の分 解室13内に空気を供給しながら、内壁面に沿って空気加温装置18で加温されたコ ンプレッサ19からの暖気を供給して周囲から加温し、分解加温空気吹出口16より 分解室内へ暖気を供給して適温のほぼ60℃としている。新たに有機廃棄物を投入 することもできる。(c)は途中で有機廃棄物の投入が無い状態で回転分解させた 、ほぼ20時間後の有機廃棄物が完全に分解された状態を示している。
【0011】
【考案の効果】
本考案の有機廃棄物分解処理装置は、分解室内を高温発酵菌に繁殖し易い環境 とすることができるので、分解速度を上げることができて、短時間のうちに有機 物を消化し、このことにより同一容量の分解装置であっても他の装置よりも大量 の有機廃棄物を処理することができる。連続状態で長時間にわたって安定して使 用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の有機廃棄物分解処理装置の斜視図であ
る。
【図2】図1中A−A断面図である。
【図3】分解処理の過程を示す流れ図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 有機廃棄物投入口 4 中空分岐撹拌羽根 4b 常温空気吹出口 5 回転軸 15 通気路 16 加温空気吹出口 17 粒状担体 18 空気加温装置 19 コンプレッサ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング壁内に保温可能な通気路を有
    する分解室と、ケーシング内で回転する中空分岐撹拌羽
    根と、ケーシング内に充填した多数の粒状担体とからな
    り、有機廃棄物を高温好気性分解菌により微生物分解す
    る装置であって、ケーシング側通気路に65℃以上の加温
    空気を通気する給気ダクトと分解室への加温空気吹出口
    を設け、中空分岐撹拌羽根へ常温空気吹出口を設けてな
    る有機廃棄物分解処理装置。
  2. 【請求項2】 ケーシング側通気路は70℃以上の空気加
    熱装置に接続し、ケーシング側通気路を経て加温空気吹
    出口からケーシング内へ60℃付近にまで降温させた空気
    を供給し、中空分岐撹拌羽根はコンプレッサに接続して
    常温空気を通気し常温空気吹出口から吹出すようにし、
    ケーシング内で混合される空気及び有機廃棄物を45〜60
    ℃にする請求項1記載の有機廃棄物分解処理装置。
  3. 【請求項3】 粒状担体が合成樹脂又は金属であり、内
    部に微生物保持間隙を有してなる請求項1又は2記載の
    有機廃棄物分解処理装置。
JP1998005023U 1998-07-08 1998-07-08 有機廃棄物分解処理装置 Expired - Lifetime JP3055647U (ja)

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