JPWO2018230746A1 - 光プリントヘッドを備える画像形成装置 - Google Patents

光プリントヘッドを備える画像形成装置 Download PDF

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Abstract

画像形成装置は、スライド部のスライド移動に連動して、第1リンク部が第1接続部を回動軸として回動し且つ第2リンク部が第2接続部を回動軸として回動し、第1移動部と第2移動部とがドラムユニットに向かって移動するように、第1接続部と第1移動部との間において第1リンク部に回動可能に接続され且つ画像形成装置本体に対して回動可能に接続された第3リンク部を備える。第3リンク部は、光プリントヘッド側の端部に相当する部分が光プリントヘッドに非接触である。

Description

本発明は、光プリントヘッドを移動させて、感光ドラムを備える交換ユニットから退避した位置から交換ユニットに接触および付勢させる移動機構を備える画像形成装置に関する。
プリンタや複写機等の画像形成装置は、感光ドラムを露光するための複数の発光素子を備える光プリントヘッドを有する。光プリントヘッドとしては、発光素子の例としてLED(Light Emitting Diode)や有機EL(Electro Luminescence)等を用いるものがあり、これらの発光素子が感光ドラムの回転軸線方向に沿って、例えば1列や千鳥状の2列に複数配列されたものが知られている。また、光プリントヘッドは、複数の発光素子から出射される光を感光ドラムに集光させるための複数のレンズを備える。複数のレンズは、複数の発光素子と感光ドラムとの間において、発光素子の配列方向に沿うように感光ドラム表面に対向して配置される。複数の発光素子から出射された光は、レンズを介し感光ドラム表面に集光する。これにより、感光ドラム上に静電潜像が形成される。
感光ドラムは消耗品であるため定期的に交換される。ユーザやメンテナンス者などの作業者は、感光ドラムを有する交換ユニットを交換することで、画像形成装置のメンテナンスを行うことができる。交換ユニットは、画像形成装置本体の側面から抜き差しされることで画像形成装置本体に対して着脱可能な構成である。感光ドラムを露光する際の光プリントヘッドの位置である露光位置(ドラム表面に接近して対向する位置)において、レンズと感光ドラム表面との間隔は非常に狭い。よって、交換ユニットの交換時には光プリントヘッドを露光位置から退避させないと光プリントヘッドと感光ドラム等が接触し、感光ドラム表面およびレンズが傷ついてしまう可能性がある。そこで画像形成装置は、光プリントヘッドを、露光位置と交換ユニットを着脱するために露光位置よりも交換ユニットから退避した退避位置との間に往復移動させる機構を設ける必要がある。
特開2013−134370号公報には、光プリントヘッドを露光位置と退避位置との間で移動させる機構を開示されている。特開2013−134370号公報の図2に示されるように、LEDユニット12は、LEDアレイ50と、LEDアレイ50を支持する第1フレーム51と、LEDアレイ50を露光位置と退避位置とに移動させるための移動機構60と、を備える。LEDアレイ50は第1フレーム51によって支持されている。また、第1フレーム51は、その長手方向両端側に感光ドラム15と対向する2つの位置決めころ53を備えている。第1フレーム51の長手方向両端側それぞれにおいて、感光ドラム15が配置されている側とは反対側には圧縮ばね54の一端がそれぞれ取り付けられている。当該それぞれの圧縮ばね54の他端は、第1フレーム51に対して感光ドラム15が配置されている側とは反対側に設けられた保持部材63の長手方向両端側に取り付けられている。すなわち、第1フレーム51は保持部材63によって圧縮ばね54を介して支持されている。第1フレーム51は露光位置と退避位置とを往復移動する方向に移動可能である。
移動機構60は、LEDアレイ50に対して感光ドラム15が配置さている側とは反対側に配置されており、保持部材63と、感光ドラム15の回転軸線方向にスライド移動するスライド部材61と、移動部材62と、を備える。移動部材62は、特開2013−134370号公報の図2に示されるように、前側の移動部材62Fと、後側の移動部材62Rと、を備える。前側の移動部材及び後側の移動部材はそれぞれ、第1リンク部85と、第2リンク部89と、を備える。
以下、前側の移動部材62について説明する。前述の通り、第1リンク部85と第2リンク部89とはそれぞれが軸部95を回動中心として相対回転可能に接続されており、パンタグラフ機構を成す。第1リンク部85の長手方向における一端側は、スライド部材61に対して回動可能に接続されており、スライド部材61のスライド移動に伴い、本体に対して固定された本体側ガイド部99内にて回動しながら前後方向に移動する。第1リンク部85の長手方向における他端側は、保持部材63に設けられた嵌合穴106に回動可能に接続されている。第2リンク部89の長手方向における一端側は、本体に対して固定された本体側嵌合部100に回動可能に接続されている。第2リンク部89の長手方向における他端側は、保持部材63に設けられたガイド穴105に回動可能、かつ、前後方向に移動可能に接続されている。なお、後側の移動部材62Rについても同様である。
以上の構成により、スライド部材61がスライド移動すると、保持部材63は露光位置と退避位置との間を往復移動する。そして、保持部材63の移動に伴って、第1フレーム51及びLEDアレイ50も、露光位置と退避位置とに往復移動する方向に移動する。第1フレーム51が退避位置から露光位置へと向かう方向に移動すると位置決めころ53が感光ドラム15に当接し、圧縮ばね54が縮められる。縮められた圧縮ばね54の復元力によって感光ドラム15に向けた位置決めころ53が付勢され、感光ドラム15とLEDアレイ50との間に間隙が形成されることでLEDアレイ50が露光位置となる。
しかしながら、移動機構を簡易な構造とするために、特開2013−134370号公報に記載の保持部材を用いずに、図24に示すような比較例としての移動機構を構成すると次のような課題が生じる。図24は、リンク部材281とリンク部材283とをX字型にクロスさせたリンク機構である。リンク部材281は特開2013−134370号公報における第2リンク部89に対応し、リンク部材283は特開2013−134370号公報における第1リンク部85に対応する。リンク部材281と保持体205との接続部分である突起210は、保持体205に形成されたバネ取付部261においてコイルばね147と接触しており、かつ保持体205に対して回動可能に接続されている。リンク部材283と保持体205との接続部分である突起211は、保持体205に対する上下方向の移動が規制された状態で前後方向に移動可能、かつ保持体205に対して回動可能に接続されている。
図24の移動機構240においてドラムユニット518に付勢する付勢力を保持体205に付与するためには、保持体205がドラムユニット518に当接した後にさらに突起210がドラムユニット518側に移動し、この突起210の移動によってコイルばね147が変形することで保持体205にドラムユニット518に付勢する付勢力が付与される構造であることが望ましい。しかしながら、この移動機構では、突起211が保持体505に設けられた開口257および開口258に嵌合しており、保持体205に対して保持体205の移動方向に突起211が移動できない。そのため、突起211の保持体205に対する嵌合が突起210のドラムユニット518側への移動の妨げとなり、突起210はコイルばね147を変形させることができない。そのため、図24に示す移動機構240は保持体205に対して付勢力を十分に付与することができない。
上記課題に対して、本発明の画像形成装置は 装置本体に対して回転する感光ドラムを有するドラムユニットと、前記感光ドラムを露光する光プリントヘッドと、前記光プリントヘッドを、前記ドラムユニットから退避した位置から前記ドラムユニットに向けて移動させて前記ドラムユニットに対して付勢させる移動機構と、を備え、前記移動機構は、前記装置本体に対して前記感光ドラムの回転軸線方向にスライド移動するスライド部と、前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの一端側に設けられ、前記光プリントヘッドを前記ドラムユニットに対して付勢する付勢力を前記光プリントヘッドに付与する第1バネと、前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの他端側に設けられ、前記光プリントヘッドを前記ドラムユニットに対して付勢する付勢力を前記光プリントヘッドに付与する第2バネと、一端側は前記スライド部に回動可能に接続され第1接続部を形成し、他端側には前記光プリントヘッドに接続され前記第1バネに接触して前記第1バネを変形させる第1移動部が形成されている第1リンク部と、一端側は前記スライド部に回動可能に接続され第2接続部を形成し、他端側には前記光プリントヘッドに接続され前記第2バネに接触して前記第2バネを変形させる第2移動部が形成されている第2リンク部と、前記スライド部のスライド移動に連動して、前記第1リンク部が前記第1接続部を回動軸として回動し且つ前記第2リンク部が前記第2接続部を回動軸として回動し、前記第1移動部と前記第2移動部とが前記ドラムユニットに向かって移動するように、前記第1接続部と前記第1移動部との間において前記第1リンク部に回動可能に接続され且つ前記装置本体に対して回動可能に接続されており、前記光プリントヘッド側の端部に相当する部分は前記光プリントヘッドに非接触である第3リンク部と、を有する。
また、本発明の画像形成装置は、装置本体に対して回転する感光ドラムを有するドラムユニットと、前記感光ドラムを露光する光プリントヘッドと、前記光プリントヘッドを、前記ドラムユニットから退避した位置から前記ドラムユニットに向けて移動させて前記ドラムユニットに対して付勢させる移動機構と、を備え、前記移動機構は前記装置本体に対して前記感光ドラムの回転軸線方向にスライド移動するスライド部と、前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの一端側に設けられ、前記光プリントヘッドを前記ドラムユニットに対して付勢する付勢力を前記光プリントヘッドに付与する第1バネと、前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの他端側に設けられ、前記光プリントヘッドを前記ドラムユニットに対して付勢する付勢力を前記光プリントヘッドに付与する第2バネと、一端側は前記スライド部に回動可能に接続され第1接続部を形成し、他端側には前記光プリントヘッドに接続され前記第1バネに接触して前記第1バネを変形させる第1移動部が形成されている第1リンク部と、一端側は前記スライド部に回動可能に接続され第2接続部を形成し、他端側には前記光プリントヘッドに接続され前記第2バネに接触して前記第2バネを変形させる第2移動部が形成されている第2リンク部と、前記スライド部のスライド移動に連動して、前記第1リンク部が前記第1接続部を回動軸として回動し且つ前記第2リンク部が前記第2接続部を回動軸として回動し、前記第1移動部と前記第2移動部とが前記ドラムユニットに向かって移動するように、前記第1接続部と前記第1移動部との間において前記第1リンク部に回動可能に接続され且つ前記装置本体に対して回動可能に接続された第3リンク部と、を備え、前記第3リンク部と前記装置本体との接続部である第3接続部と前記第3リンク部と前記第1リンク部との接続部である第4接続部とを結ぶ方向における前記第3リンク部の長さは、前記第1接続部と前記第1移動部とを結ぶ方向における前記第1リンク部の長さよりも短く、回動する前記第3リンク部の前記光プリントヘッド側の端部に相当する部分は前記光プリントヘッドと前記第4接続部との間に位置する。
また、本発明の画像形成装置は、装置本体に対して回転する感光ドラムを有するドラムユニットと、前記感光ドラムを露光する光プリントヘッドと、前記光プリントヘッドを、前記ドラムユニットから退避した位置から前記ドラムユニットに向けて移動させて前記ドラムユニットに対して付勢させる移動機構と、を備え、前記移動機構は、前記装置本体に対して前記感光ドラムの回転軸線方向にスライド移動するスライド部と、前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの一端側に設けられ、前記光プリントヘッドを前記ドラムユニットに対して付勢する付勢力を前記光プリントヘッドに付与する第1バネと、前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの他端側に設けられ、前記光プリントヘッドを前記ドラムユニットに対して付勢する付勢力を前記光プリントヘッドに付与する第2バネと、一端側は前記スライド部に回動可能に接続され第1接続部を形成し、他端側には前記光プリントヘッドに接続され前記第1バネに接触して前記第1バネを変形させる第1移動部が形成されている第1リンク部と、一端側は前記スライド部に回動可能に接続され第2接続部を形成し、他端側には前記光プリントヘッドに接続され前記第2バネに接触して前記第2バネを変形させる第2移動部が形成されている第2リンク部と、前記スライド部のスライド移動に連動して、前記第1リンク部が前記第1接続部を回動軸として回動し且つ前記第2リンク部が前記第2接続部を回動軸として回動し、前記第1移動部と前記第2移動部とが前記ドラムユニットに向かって移動するように、前記第1接続部と前記第1移動部との間において前記第1リンク部に回動可能に接続され且つ前記装置本体に対して回動可能に接続された第3リンク部と、回動する前記第3リンク部の前記光プリントヘッド側の端部に相当する部分に設けられ、前記光プリントヘッドに前記付勢力が付与された状態において、前記光プリントヘッドと前記第3リンク部とによって挟まれて弾性変形する弾性部材と、を備える。
また、本発明の画像形成装置は、装置本体に対して回転する感光ドラムを有するドラムユニットと、前記感光ドラムを露光する光プリントヘッドと、前記光プリントヘッドを、前記ドラムユニットから退避した位置から前記ドラムユニットに向けて移動させて前記ドラムユニットに対して付勢させる移動機構と、を備え、前記移動機構は、前記装置本体に対して前記感光ドラムの回転軸線方向にスライド移動するスライド部と、前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの一端側に設けられ、前記光プリントヘッドを前記ドラムユニットに対して付勢する付勢力を前記光プリントヘッドに付与する第1バネと、前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの他端側に設けられ、前記光プリントヘッドを前記ドラムユニットに対して付勢する付勢力を前記光プリントヘッドに付与する第2バネと、一端側は前記スライド部に回動可能に接続され第1接続部を形成し、他端側には前記光プリントヘッドに接続され前記第1バネに接触して前記第1バネを変形させる第1移動部が形成されている第1リンク部と、一端側は前記スライド部に回動可能に接続され第2接続部を形成し、他端側には前記光プリントヘッドに接続され前記第2バネに接触して前記第2バネを変形させる第2移動部が形成されている第2リンク部と、前記スライド部のスライド移動に連動して、前記第1リンク部が前記第1接続部を回動軸として回動し且つ前記第2リンク部が前記第2接続部を回動軸として回動し、前記第1移動部と前記第2移動部とが前記ドラムユニットに向かって移動するように、前記第1接続部と前記第1移動部との間において前記第1リンク部に回動可能に接続され且つ画像形成装置本体に対して回動可能に接続された第3リンク部と、前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの一端側において前記ドラムユニットが配置されている側とは反対側に設けられ、前記光プリントヘッドに前記付勢力が付与された状態において、前記光プリントヘッドと前記第3リンク部の前記光プリントヘッド側の端部に相当する部分とによって挟まれて弾性変形する弾性部材と、を備える。
本発明の画像形成装置によれば、第3リンク部の回動が保持体によって妨げられることが抑制され、第1リンク部および第2リンク部によってそれぞれ第1バネおよび第2バネを変形させることができるため、保持体に対して交換ユニットに向かう方向の付勢力を付与することができる。
図1は画像形成装置の概略断面図。
図2は画像形成装置におけるドラムユニット周囲の斜視図。
図3は露光ユニットの概略斜視図。
図4は光プリントヘッドの、感光ドラムの回転軸線に垂直な方向の断面図。
図5は光プリントヘッドの基板、LEDチップ、およびレンズアレイを説明するための概略図。
図6は光プリントヘッドの側面図。
図7は光プリントヘッドがドラムユニットに当接した状態と退避した状態を示す図。
図8はドラムユニットの後側に取り付けられるブッシュの斜視図。
図9は第1支持部、および第3支持部の斜視図。
図10は第2支持部、後側板、および第2支持部の斜視図。
図11は第1支持部を不図示とした移動機構の斜視図。
図12は第1リンク機構の側面図。
図13はカバーの斜視図。
図14はカバーが閉じられる際の動作を説明するためのカバーの斜視図。
図15はカバーが閉じられる際の動作を説明するためのカバーの側面図
図16はカバーが開けられる際の動作を説明するためのカバーの斜視図。
図17はカバーが開けられる際の動作を説明するためのカバーの側面図。
図18は保持体の両端の構造を説明するための斜視図。
図19は保持体の両端の構造を説明するための側面図。
図20は移動機構の変形例。
図21は第2実施例、第3実施例、第4実施例に係る移動機構を説明するための図。
図22は変形例1に係る移動機構を説明するための図。
図23は変形例2に係る移動機構を説明するための図。
図24は比較例の移動機構を示す図。
(画像形成装置)
まず、画像形成装置1の概略構成を説明する。図1は画像形成装置1の概略断面図である。図1に示す画像形成装置1は読取装置を備えていないカラープリンタ(SFP:Small Function Printer)であるが、実施の形態は読取装置を備える複写機であってもよい。また、実施の形態は、図1に示すような複数の感光ドラム103を備えるカラー画像形成装置に限られない。1つの感光ドラム103を備えるカラー画像形成装置やモノクロ画像を形成する画像形成装置でも良い。
図1に示す画像形成装置1は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像を形成する4基の画像形成部102Y、102M、102C、102K(以下、総称して単に「画像形成部102」とも称する)を備える。また、画像形成部102Y、102M、102C、102Kは、それぞれ感光ドラム103Y、103M、103C、103K(以下、総称して単に「感光ドラム103」とも称する)を備える。また、画像形成部102Y、102M、102C、102Kは、感光ドラム103Y、103M、103C、103Kをそれぞれ帯電させる帯電器104Y、104M、104C、104K(以下、総称して単に「帯電器104」とも称する)を備える。また、画像形成部102Y、102M、102C、102Kは、感光ドラム103Y、103M、103C、103Kを露光する光を出射する露光光源としてのLED(Light Emitting Diode、以下LEDと記載)露光ユニット500Y、500M、500C、500K(以下、総称して単に「露光ユニット500」とも称する)を備える。さらに、画像形成部102Y、102M、102C、102Kは、感光ドラム103上の静電潜像をトナーによって現像し、感光ドラム103上に各色のトナー像を現像する現像器106Y、106M、106C、106K(以下、総称して単に「現像器106」とも称する)を備える。符号に付されたY、M、C、Kはトナーの色を示している。
画像形成装置1は、感光ドラム103に形成されたトナー像が転写される中間転写ベルト107、各画像形成部102の感光ドラム103に形成されたトナー像を当該中間転写ベルトに順次転写させる一次転写ローラ108(Y、M、C、K)を備える。また、画像形成装置1は、中間転写ベルト107上のトナー像を給紙部101から搬送されてきた記録紙Pに転写させる二次転写ローラ109、二次転写された画像を記録紙Pに定着させる定着器100を備える。
(ドラムユニット)
続いて、本実施例に係る画像形成装置1に着脱可能な交換ユニットの一例であるドラムユニット518(Y、M、C、K)および現像ユニット641(Y、M、C、K)について説明する。図2(a)は、画像形成装置1が備えるドラムユニット518及び現像ユニット641周囲の概略斜視図である。また、図2(b)は画像形成装置1に対して装置本体の外側から挿入途中の状態のドラムユニット518を示す図である。
図2(a)に示すように、画像形成装置1は、板金で形成される前側板642と後側板643を備える。前側板642は画像形成装置1の正面側に設けられた側壁である。一方、後側板643は画像形成装置1の背面側に設けられた側壁である。図2(a)に示すように、前側板642と後側板643は対面して配置され、それらの間には梁としての不図示の板金が橋架されている。前側板642、後側板643、および不図示の梁はそれぞれ、画像形成装置1の枠体の一部を構成する。
画像形成装置1の正面側からドラムユニット518、および現像ユニット641を挿抜できるように、前側板642には開口が形成されている。ドラムユニット518、および現像ユニット641は、開口を通して画像形成装置1本体の所定の位置(装着位置)に装着される。また、画像形成装置1は、装着位置に装着されたドラムユニット518と現像ユニット641の正面側を覆うカバー558(Y、M、C、K)を備える。カバー558は、一端がヒンジによって画像形成装置1本体に固定されており、ヒンジによって画像形成装置1本体に対して回動可能となっている。メンテナンスを行う作業者がカバー558を開いて本体内のドラムユニット518あるいは現像ユニット641を取り出し、新しいドラムユニット518あるいは現像ユニット641を挿入してカバー558を閉じることによってユニットの交換作業が完了する。カバー558についての詳しい説明は後述する。
図2(a)および図2(b)に示すように、以下の説明では前側板642側を前側、後側板643側を後側と定義する。また、ブラックのトナー像に関する静電潜像が形成される感光ドラム103Kを基準としたとき、イエローのトナー像に関する静電潜像が形成される感光ドラム103Yが配置されている側を右側と定義する。また、イエローのトナー像に関する静電潜像が形成される感光ドラム103Yを基準としたとき、ブラックのトナー像に関する静電潜像が形成される感光ドラム103Kが配置されている側を左側を定義する。さらに、ここで定義した前後方向及び左右方向に垂直な方向であって鉛直方向上向きを上方向、また、ここで定義した前後方向及び左右方向に垂直な方向であって鉛直方向下向きを下方向と定義する。定義した前方向、後方向、右方向、左方向、上方向、下方向を図2に示す。また、以下の本文で記載する感光ドラム103の回転軸線方向における一端側はここで定義する前側を意味し、他端側はここで定義する後側を意味する。前後方向における一端側および他端側に関してもここで定義する前側および後側に対応する。左右方向における一端側はここで定義する右側を意味し、他端側はここで定義する左側を意味する。
本実施例の画像形成装置1にはドラムユニット518が取り付けられる。ドラムユニット518は、交換されるカートリッジである。本実施例のドラムユニット518はドラムユニット518の筐体に対して回転可能に支持された感光ドラム103を備える。ドラムユニット518は、感光ドラム103、帯電器104、及び不図示のクリーニング装置を備えている。感光ドラム103が、例えばクリーニング装置によるクリーニングによって摩耗するなどして寿命を迎えた際に、図2(b)に示すようにメンテナンスを行う作業者がドラムユニット518を装置本体から取り出して感光ドラム103を交換する。ドラムユニット518は、帯電器104、及びクリーニング装置を備えておらず、感光ドラム103を備えていた構成でも良い。
本実施例の画像形成装置1にはドラムユニット518とは別体の現像ユニット641が取り付けられている。現像ユニット641は図1に示す現像器106を含む。現像器106は、現像剤を担持する現像剤担持体であるところの現像スリーブを備える。現像ユニット641にはトナーとキャリアを攪拌するためのスクリュを回転させるためのギアが複数設けられている。これらのギアが経年劣化等した際には、メンテナンスを行う作業者が現像ユニット641を画像形成装置1の装置本体から取り出して交換する。本実施例の現像ユニット641は、現像スリーブを備える現像器106とスクリュが設けられたトナー収容部とが一体化されたカートリッジである。なお、ドラムユニット518および現像ユニット641の実施の形態は、上記ドラムユニット518と現像ユニット641が一体化されたプロセスカートリッジでも良い。
(画像形成プロセス)
次に、画像形成プロセスについて説明する。後述する光プリントヘッド105Yは帯電器104Yによって帯電された感光ドラム103Yの表面を露光する。これにより、感光ドラム103Yには静電潜像が形成される。次に、現像器106Yは感光ドラム103Yに形成された静電潜像をイエローのトナーによって現像する。感光ドラム103Yの表面に現像されたイエローのトナー像は、一次転写部Tyにおいて一次転写ローラ108Yによって中間転写ベルト107に転写される。マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像も同様の画像形成プロセスで中間転写ベルト107に転写される。
中間転写ベルト107上に転写された各色のトナー像は、中間転写ベルト107によって二次転写部T2まで搬送される。二次転写部T2に配置された二次転写ローラ109にはトナー像を記録紙Pに転写するための転写バイアスが印加されている。二次転写部T2まで搬送されたトナー像は、二次転写ローラ109の転写バイアスによって、給紙部101から搬送されてきた記録紙Pに転写される。トナー像が転写された記録紙Pは定着器100に搬送される。定着器100は、熱と圧力によって記録紙Pにトナー像を定着させる。定着器100によって定着処理がなされた記録紙Pは、排紙部111に排出される。
(露光ユニット)
次に光プリントヘッド105を含む露光ユニット500について説明する。ここで、電子写真方式の画像形成装置に採用される露光方式の一例として、半導体レーザの出射ビームを回転するポリゴンミラーなどで走査しf−θレンズ等を介して感光ドラムを露光するレーザビーム走査露光方式がある。本実施例で説明する「光プリントヘッド105」は、感光ドラム103の回転軸線方向に沿って配列されたLED等の発光素子を用いて感光ドラム103を露光するLED露光方式に用いられるものであって、上記に言うレーザビーム走査露光方式には用いられない。図3は、本実施例の画像形成装置1が備える露光ユニット500の概略斜視図である。図4は、図3に示す露光ユニット500、及び感光ドラム103を感光ドラム103の回転軸線方向に垂直な面の概略断面図である。露光ユニット500は、光プリントヘッド105と移動機構640を含む。光プリントヘッド105は、光プリントヘッド105は、レンズアレイ506(レンズ)と基板502とを保持する保持体505と、当接ピン514と、当接ピン515と、を備える。移動機構640は、第1リンク機構861と、第2リンク機構862と、スライド部525と、第3支持部526と、第1支持部527と、第2支持部528と、を含む。ここで、本実施例では、当接ピン514および当接ピン515は円柱状のピンとしているが、その形状は円柱に限らず角柱や端部ほどその径が細くなる円錐のような形状でも構わない。
まず、保持体505について説明する。保持体505は、後述する基板502、レンズアレイ506、当接ピン514、および当接ピン515を保持するホルダーである。本実施形態では一例として、保持体505の上面から突き出す当接ピン514の長さは7mm、保持体505の上面から突き出す当接ピン515の長さは11mm、保持体505の下面から突き出す当接ピン514の長さは22mm、保持体505の下面から突き出す当接ピン515の長さは22mmとしている。図4に示すように、保持体505は、レンズアレイ506が取り付けられるレンズ取付部701と、基板502が取り付けられる基板取付部702と、を備える。また、詳細は後で説明するが、保持体505は、バネ取付部661(662)、ピン取付部632(633)を備える。本実施例の保持体505は、レンズ取付部701、基板取付部702、バネ取付部661、バネ取付部662、ピン取付部632、およびピン取付部633を備える一体成形物である。保持体505は、一体的に射出成形された樹脂製の成形物である。
図3に示すように、リンク部材651が取り付けられるバネ取付部661は、前後方向におけるレンズアレイ506とピン取付部632との間に設けられている。また、リンク部材652が取り付けられるバネ取付部662は、前後方向におけるレンズアレイ506とピン取付部633との間に設けられている。すなわち保持体505は、光プリントヘッド105が露光位置と退避位置とを移動するにあたり、前後方向におけるレンズアレイ506と当接ピン514との間でリンク部材651によって支持され、前後方向におけるレンズアレイ506と当接ピン515との間でリンク部材652によって支持される。リンク部材651とリンク部材652によって保持体505に対して付勢力が付与される部分が、レンズアレイ506と上下方向で重ならないため、当該付勢力によるレンズアレイ506の撓みが低減される。
レンズ取付部701は、保持体505の長手方向に延びる第1内壁面507と、第1内壁面507に対面し、同じく保持体505の長手方向に延びる第2内壁面508と、を備える。光プリントヘッド105の組み立て時に第1内壁面507と第2内壁面508との間にレンズアレイ506が挿入される。そして、レンズアレイ506の側面とレンズ取付部701との間に接着剤が塗布されることによって、レンズアレイ506は保持体505に固定される。
図4に示すように、基板取付部702は、断面が略コの字状の形状となっており、保持体505の長手方向に延びる第3内壁面900と、第3内壁面900に対面し、保持体505の長手方向に延びる第4内壁面901と、を備える。第3内壁面900および第4内壁面901との間には基板502を挿入するための間隙910が形成される。また、基板取付部702は、基板502が当接する基板当接部911を備える。光プリントヘッド105の組み立て時に基板502は間隙910から挿入され、基板当接部911まで押し込まれる。そして、基板502が基板当接部911に当接した状態で間隙910側の基板502と第3内壁面900と第4内壁面901との境界部に接着剤が塗布されることによって、基板502は保持体505に固定されている。
当該露光ユニット500は感光ドラム103の回転軸線よりも鉛直方向下側に設けられており、光プリントヘッド105が有するLED503が感光ドラム103を下方から露光する。なお、露光ユニット500は感光ドラム103の回転軸線よりも鉛直方向上側に設けられ、光プリントヘッド105が有するLED503が感光ドラム103を上方から露光する構成であってもよい。
次に、保持体505に保持される基板502について説明する。図5(a)は基板502の概略斜視図である。図5(b1)は基板502に設けられた複数のLED503の配列を示し、図5(b2)は図5(b1)の拡大図を示している。
基板502にはLEDチップ639が実装されている。図5(a)に示すように、基板502の一方の面にはLEDチップ639が設けられ、裏面側にコネクタ504が設けられている。基板502には各LEDチップ639に信号を供給するための配線が設けられている。コネクタ504には、不図示のフレクシブルフラットケーブル(FFC)の一端が接続される。画像形成装置1本体には基板が設けられている。基板は制御部とコネクタとを備える。FFCの他端は、当該コネクタに接続されている。基板502には、画像形成装置1本体の制御部からFFCおよびコネクタ504を介して制御信号が入力される。LEDチップ639は、基板502に入力された制御信号によって駆動される。
基板502に実装されたLEDチップ639についてさらに詳しく説明する。図5(b1)および(b2)に示すように、基板502の一方の面には複数のLED503が配置された複数のLEDチップ639−1〜639−29(29個)が配列されている。各LEDチップ639−1〜639−29はそれぞれ、その長手方向に516個のLED(発光素子)が一列に配列されている。LEDチップ639の長手方向において隣り合うLEDの中心間距離k2は画像形成装置1の解像度に対応している。本実施例の画像形成装置1の解像度は1200dpiであるので、LEDチップ639−1〜639−29LEDチップ639の長手方向において、LEDは隣接するLEDの中心間距離が21.16μmとなるように一列に配列されている。そのため、本実施例の光プリントヘッド105の露光範囲は約316mmとなる。感光ドラム103の感光層は316mm以上の幅で形成されている。A4サイズの記録紙の長辺の長さおよびA3サイズの記録紙の短辺の長さは297mmであるため、本実施例の光プリントヘッド105は、A4サイズの記録紙およびA3サイズの記録紙に画像形成可能な露光範囲を有している。
LEDチップ639−1から639−29は、感光ドラム103の回転軸線方向に沿って二列となるよう交互に配置されている。すなわち、図5(b1)に示すように、左側から数えて奇数番目のLEDチップ639−1、639−3、・・・639−29が基板502の長手方向に一列に実装され、偶数番目のLEDチップ639−2、639−4、・・・639−28が基板502の長手方向に一列に実装されている。LEDチップ639をこのように配置することで、図5(b2)に示すように、LEDチップ639の長手方向において、隣り合う異なるLEDチップ639における一方のLEDチップ639の一端と他方のLEDチップ639の他端とに配置されたLEDの中心間距離k1を一つのLEDチップ639上における隣り合うLEDの中心間距離k2と等しくすることができる。
なお、本実施例では露光光源にLEDを用いる構成を例示するが、露光光源として有機EL(Organic Electro Luminescence)を用いても良い。
次に、レンズアレイ506について説明する。図5(c1)はレンズアレイ506を感光ドラム103側から見た時の概略図である。また、図5(c2)はレンズアレイ506の概略斜視図である。図5(c1)に示すように、これら複数のレンズは複数のLED503の配列方向に沿って二列に並べられている。各レンズは、一方の列のレンズの配列方向において隣り合うレンズの両方に接するように他方の列のレンズの一つが配置されるよう交互に配置されている。各レンズは、円柱状の硝子製のロッドレンズである。なお、レンズの材質は硝子製に限らず、プラスチック製でも構わない。レンズの形状についても円柱状に限らず、例えば六角柱等の多角柱でも構わない。
図5(c2)に示す点線Zはレンズの光軸を示す。光プリントヘッド105は前述の移動機構640によって当該点線Zで示すレンズの光軸に沿った方向に移動させられる。ここで言うレンズの光軸とは、レンズの光出射面の中心と当該レンズの焦点とを結ぶ線を意味する。図4に示すように、LEDから出射された光はレンズアレイ506に含まれるレンズに入射する。レンズに入射した光は、感光ドラム103の表面上に集光される。レンズアレイ506は、LEDの発光面とレンズの光入射面との距離と、レンズの光出射面と感光ドラム103の表面との距離と、が略等しくなるように光プリントヘッド105の組み立て時のレンズ取付部701に対する取付位置が調整される。
ここで、光プリントヘッド105を移動させる必要性について説明する。本実施例の画像形成装置1は、図2で説明したようにドラムユニット518を交換する際に感光ドラム103の回転軸線方向であって装置本体の前側にドラムユニット518をスライド移動させる。光プリントヘッド105が感光ドラム103表面近傍に位置した状態でドラムユニット518を移動させるとスライド移動する感光ドラム103表面に接触してしまい、装着する感光ドラム103の表面に傷がついてしまう。また、ドラムユニット518の枠体にレンズアレイ506が接触してレンズアレイ506に傷がついてしまう。そのため、感光ドラム103を露光する露光位置(図6(a))と露光位置よりも交換ユニットから退避した退避位置(図6(b))との間で、光プリントヘッド105が往復移動する構造が必要である。光プリントヘッド105が露光位置(図6(a))の状態でスライド部525が矢印A方向にスライド移動すると光プリントヘッド105は退避位置(図6(b))へと向かう方向に移動する。一方、光プリントヘッド105が退避位置(図6(b))の状態でスライド部525が矢印B方向にスライド移動すると光プリントヘッド105は露光位置(図6(a))へと向かう方向に移動する。詳細は後述する。
図7(a1)は露光位置に位置する光プリントヘッド105の後側、およびドラムユニット518の後側に設けられたブッシュ671を示す斜視図である。図7(a2)は露光位置に位置する光プリントヘッド105の後側およびドラムユニット518の後側に設けられたブッシュ671を示す断面図である。図7(b1)は退避位置に位置する光プリントヘッド105の後側、およびドラムユニット518の後側に設けられたブッシュ671を示す斜視図である。図7(b2)は退避位置に位置する光プリントヘッド105の後側およびドラムユニット518の後側に設けられたブッシュ671を示す断面図である。
図7を用いて、光プリントヘッド105の後側に設けられた当接ピン515がドラムユニット518側に設けられたブッシュ671に当接する様子を説明する。ドラムユニット518の前側にも当接ピンが当接するブッシュ671に相当する部品が設けられており、その構造はブッシュ671の構造と同様である。ここでは当接ピン515がドラムユニット518側に設けられたブッシュ671に当接する様子のみ説明する。
図7(a1)および図7(a2)に示すように、当接ピン515がドラムユニット518の後側に設けられたブッシュ671に当接し、かつ、当接ピン514(不図示)がドラムユニット518の前側に設けられたブッシュ671に相当する部品に当接した位置が、光プリントヘッド105の露光位置である。当接ピン514、および当接ピン515がブッシュ671およびブッシュ671に相当する部品にそれぞれ当接することによって、レンズアレイ506と感光ドラム103表面との距離が設計称呼となる。
一方、図7(a1)および図7(a2)に示すように、当接ピン515がドラムユニット518の後側に設けられたブッシュ671から退避した位置が、光プリントヘッド105の退避位置に相当する。光プリントヘッド105が図7(b1)および図7(b2)に示す退避位置に位置することによって交換のためにスライド移動するドラムユニット518と光プリントヘッド105が接触しない状態となる。
ここで、ドラムユニット518が備えるブッシュ671について説明する。図8にブッシュ671の斜視図を示す。ブッシュ671は、ドラムユニット518の筐体にビスあるいは接着剤によって固定された部材である。図8に示すように、ブッシュ671には開口916が形成されている。開口916には感光ドラム103の他端側の軸部材が回転可能に挿入されている。すなわち、ブッシュ671は感光ドラム103を回転可能に軸支する。
感光ドラム103は中空の円柱形状のアルミ管の外壁面に感光層が形成されている。アルミ管の両端にはフランジ673が圧入されている。ブッシュ671に形成された開口916には感光ドラム103の他端側のフランジ673が回転可能に挿入されている。フランジ673は、ブッシュ671に形成された開口916の内壁面に摺擦しながら回転する。すなわち、ブッシュ671は感光ドラム103を回転可能に軸支する。また、当接ピン514が当接する、ドラムユニット518の前側に設けられたブッシュ671に相当する部品の中央部にもブッシュ671と同様に開口が形成されている。ブッシュ671に相当する部品に形成された開口には感光ドラム103の一端側(前側)のフランジ673が回転可能に挿入されている。フランジ673は、当該開口の内壁面に摺擦しながら回転する。すなわち、ドラムユニット518の後側と同様、前側においてもブッシュ671は感光ドラム103を回転可能に軸支する。
ブッシュ671は、当接ピン515が嵌る嵌合部685を備える。嵌合部685は、当接面551と、後側壁面596と、テーパ部585と、を備える。当接面551には、退避位置から露光位置へと向かう方向へ移動する当接ピン515が当接する。嵌合部685の下端の淵はテーパ形状であるテーパ部585が形成されている。テーパ部585は、退避位置から露光位置へと向かう方向へ移動する当接ピン515が、当接面551に当接するようにその移動を案内する。後側壁面596と当接ピン515との接触については後で説明する。
(移動機構)
以下、光プリントヘッド105を移動させるための移動機構640について説明する。
まず、第1支持部527ついて説明する。図9(a)は第1支持部527の概略斜視図である。第1支持部527は、当接面586、開口部700、突起601、ビス孔602、位置決めボス603、位置決めボス604、ビス孔605を備える。
当接面586は、露光位置から退避位置に向けて移動する保持体505の下側に当接する部分である。保持体505の下側が当接面586に当接し、光プリントヘッド105が退避位置となる。
第1支持部527は前側板642の前側の面に固定されている。前側板642には位置決めボス603、位置決めボス604、固定用のビスそれぞれに対応する複数の孔が形成されている(不図示)。位置決めボス603および位置決めボス604は、設けられた複数の孔に挿入されており、その状態で第1支持部527のビス孔から通されたビスによって第1支持部527は前側板642に固定されている。
後述する第3支持部526はコの字型に折り曲げられた板金である。図9(b)は、第3支持部526の長手方向における一端部が図9(a)に示す点線で囲まれた部分に挿入される様子を説明するための図を示し、図9(c)は第3支持部526の長手方向における一端部が図9(a)に示す点線で囲まれた部分に挿入された図を示す。図9(b)および(c)に示すように、第3支持部526の一端部には切欠きが設けられており、第1支持部527側の突起601が第3支持部526の切欠きに係合する。突起601が第3支持部526の切欠きに係合することによって第1支持部527に対して第3支持部526の左右方向の位置が決まる。第3支持部526は、ビス孔602から挿入されたビスによって図9(c)の下側から加圧されて第1支持部527の接触面681に当接することによって第1支持部527に固定されている。第1支持部527の開口部700にはトナー等によって汚れたレンズアレイ506の光出射面を清掃するための棒状の清掃部材が、画像形成装置1本体の外側から挿入される。
次に、第2支持部528について説明する。図10(a)は第2支持部528の概略斜視図である。第2支持部528は、当接面587、第1壁面588、第2壁面589を備える。
当接面587は、露光位置から退避位置に向けて移動する保持体505の下側に当接する部分である。保持体505の下側が当接面587に当接し、光プリントヘッド105が退避位置となる。
図10(b)に示すように、第2支持部528は後側板643の前側の面に固定されている。第2支持部528は、第1支持部527が前側板642に固定される方法と同様に、位置決めボスおよびビスによって後側板643に固定されている。図10(c)は、第3支持部526の長手方向における第3支持部526の他端側(後側)が図10(a)に示す点線で囲まれた部分に挿入された状態を示す。すなわち、第3支持部526は一端部が第1支持部527に支持され、他端部が第2支持部528に支持され、第1支持部527および第2支持部528がそれぞれ前側板642および後側板643に固定されている。そのため、第3支持部526は画像形成装置1本体に対して固定されていることになる。
なお、第2支持部528は第3支持部526に対してビス等によって固定され、後側板643とはビス留めされていない構成であっても構わない。その場合、例えば、第2支持部528には凹部が形成されており、後側板643に形成された凸部に嵌ることで、後側板643に対する第2支持部528の位置が決まる構造とする。第2支持部528の第1壁面588、第2壁面589については後述する。
次に、図11を用いて第3支持部526およびスライド部525について説明する。
図11(a)は、第1支持部527を不図示とした移動機構640の前側を左側から見た概略斜視図である。また、図11(b)は、第1支持部527を不図示とした移動機構640の前側を右側から見た概略斜視図である。移動機構640はスライド部525と、第3支持部526と、第1リンク機構861を備える。第3支持部526は、支持軸531と、E型止め輪533と、を備える。図11に示すように、支持軸531は、コの字型に加工された第3支持部526の対向する面(左側面と右側面)に設けられた開口に挿入されている。支持軸531は第3支持部526の右側面および左側面を貫通している。支持軸531は、第3支持部526の開口から抜け落ちないように左側面の外側でE型止め輪533にて留められている。一方、図11(a)に示すようにスライド部525には前後方向に延びる長孔691が形成されている。支持軸531はスライド部525の長孔691に挿入されている。そのため、スライド部525は、第3支持部526に対して上下方向の移動が規制され、長孔691の前後方向の長さの分だけ第3支持部526に対してスライド移動可能となる。
また、スライド部525の一端側には左側から下側に亘って収納スペース562を有するスライド補助部材539が取り付けられている。スライド補助部材539はスライド部525に対して左側からビス留めされることで固定されている。収納スペース562には後述するカバー558が備える加圧部561が収納される。収納スペース562と加圧部561との関係および構造的特徴については、後のカバー558についての説明と合わせて記載する。
以下、図11(a)、図11(b)、および図12を用いて、第1リンク機構861について説明する。図12(a)は、第1リンク機構861を感光ドラム103の回転軸線に沿った面で切断した断面図である。第1リンク機構861は、第1リンク部としてのリンク部材651と、第3リンク部としてのリンク部材653と、を備える。本実施例のリンク部材651およびリンク部材653はそれぞれ単一のリンク部材であるが、複数のリンク部材を組み合わせて構成しても良い。
図12(a)および(b)に示すように、リンク部材653の長手方向の長さはリンク部材651の長手方向の長さよりも短い。当該第1リンク機構861及び第2リンク機構862はλ型のリンク機構を成している。
リンク部材651は、軸受部610、第1移動部の一例としての突起655、および接続軸部538、を備える。軸受部610はリンク部材651の長手方向の一端側に設けられている。突起655は、リンク部材651の長手方向の他端側に設けられた、リンク部材651の回動軸線方向に延びる円柱状の突起である。接続軸部538はリンク部材651の長手方向において軸受部610と突起655との間に設けられている。なお、第1移動部は突起655に限らず、リンク部材651の長手方向の一端側が回動軸線方向に屈曲した構造でも構わない。
軸受部610には図12(a)の左右方向に延びる円形の中空孔が形成されている。スライド部525には嵌合軸部534が設けられている。嵌合軸部534はスライド部525から図12(a)の左方向に立設した円柱状の突起である。嵌合軸部534は軸受部610の孔に対して回動可能に嵌合されることで第1接続部を形成する。すなわち、リンク部材651は第1接続部を回動中心としてスライド部525に対して回動可能となっている。ここで、嵌合軸部534がリンク部材651側に形成され、軸受部610がスライド部525に形成されていても構わない。
突起655はスライド部525から図12(a)の立設した円柱形状の突起である。突起655は光プリントヘッド105の保持体505側に設けられたバネを変形させるための突起である。
リンク部材653は、接続軸部530を備える。接続軸部530はリンク部材653の長手方向の一端側に設けられている。接続軸部530はリンク部材653から図12(a)の左側に立設した円柱状の突起である。接続軸部530は第3支持部526に形成された孔に回転可能に挿入され、第3接続部を形成する。ここで、接続軸部530はリンク部材653ではなく、第3支持部526に形成されていても構わない。すなわち、リンク部材653に形成された孔に第3支持部に形成された接続軸部530が挿入されていてもよい。リンク部材653の長手方向の他端側には図12(a)の左右方向に延びる円形の孔が形成されている。当該孔にはリンク部材651の接続軸部538が回転可能に挿入されており、接続軸部538とリンク部材653の孔は第4接続部を形成する。すなわち、リンク部材653は、第3接続部を回動中心に第3支持部526に対して回動可能であり、第4接続部を回動中心にリンク部材651に対して回動可能となっている。ここで、接続軸部538はリンク部材651ではなく、リンク部材653に形成されていても構わない。すなわち、リンク部材651に形成された孔にリンク部材653に形成された接続軸部538が挿入されてもよい。
なお、第3支持部526の後側には支持軸531と同様の軸が設けられ、スライド部525の後側には長孔691と同様の孔が形成されており、移動機構640の後側は前側と同様の構造が設けられている。また、第2リンク機構862の構成についても、上で説明した第1リンク機構861の構成と同様である。第2リンク機構862が備えるリンク部材652およびリンク部材654は、それぞれリンク部材651およびリンク部材653に対応する。また、第1接続部に対応して、リンク部材652の長手方向の一端側とスライド部525との接続部分は第2接続部を構成する。なお、移動機構640の実施の形態はリンク部材653とリンク部材654のいずれか一方を省略しても良い。
以上の構成により、スライド部525が第3支持部526に対して前側から後側へスライド移動すると、スライド部525と共に嵌合軸部534に嵌合した軸受部610が第3支持部526に対して前側から後側へスライド移動する。これにより、図12(a)に示すように第1リンク機構861を右側から見た時、リンク部材651は嵌合軸部534を回動中心として時計回りに回動し、かつ、リンク部材653は接続軸部530を回動中心として反時計回りに回動する。よって、突起655が露光位置から退避位置へと向かう方向へ移動する。
一方、スライド部525が、第3支持部526に対して後側から前側へスライド移動するとスライド部525と共に嵌合軸部534に嵌合した軸受部610が第3支持部526に対して後側から前側へスライド移動する。これにより、図12(a)に示すように第1リンク機構861を右側から見た時、リンク部材651は嵌合軸部534を回動中心として反時計回りに回動し、かつ、リンク部材653は接続軸部530を回動中心として時計回りに回動する。よって、突起655は退避位置から露光位置へと向かう方向へ移動する。
ここで、第1リンク機構861と、第2リンク機構862と、のそれぞれを前後方向で逆の構造とし、スライド部525を前側から後側へスライド移動させると光プリントヘッド105が退避位置から露光位置に向けて移動し、スライド部525を後側から前側へスライド移動させると光プリントヘッド105が露光位置から退避位置に向けて移動する構成としても構わない。この場合、後述するカバー558は、開状態から閉状態への移動時にスライド部525を前側から後側へ押し込み、閉状態から開状態への移動時にスライド部525を後側から前側へ引き込む。
なお、(1)接続軸部538の回動中心軸と軸受部610の回動中心軸との距離をL1、(2)接続軸部538の回動中心軸と接続軸部530の回動中心軸との距離をL2、(3)接続軸部538の回動中心軸と突起655の回動中心軸との距離をL3とする。本実施例において第1リンク機構861は、L1、L2、L3は互いに等しいスコットラッセル機構を形成する(図12(b)参照)。距離L1、L2、L3は等しくすることによって、嵌合軸部534のスライド移動方向に対して突起655が垂直に移動(図12(b)の点線A上)するため、上記のリンク機構において光プリントヘッド105をレンズの略光軸方向に移動させることができる。光プリントヘッド105がレンズの略光軸方向に移動する時、保持体505の後側は、前記した第2支持部528が備える第1壁面588と第2壁面589とが形成する間隙内を移動する。これにより、保持体505が左右方向に傾倒することを防止する。
次に、図13を用いてカバー558について説明する。カバー558はスライド部525を上記のようにスライド移動させるための部材である。なお、スライド部525をスライド移動させる構成はカバー558に限定されるものではない。例えば、不図示の前扉の開閉に連動してスライド部525がスライド移動するように構成しても良い。また、カバー558や扉のような被覆部材ではなく、レバーのような回動部材の回動に連動してスライド部525がスライド移動するように構成しても良い。
図13(a)はカバー558の斜視図である。図13(a)に示すように、カバー558は、回動軸部559と、回動軸部560と、を備える。回動軸部559は、カバー558の右側方向に突出する円柱形状の突起である。一方、回動軸部560は、カバー558の左側方向に突出する円柱形状の突起である。
図13(b)に前側板642にカバー558が取り付けられる部分の拡大図を示す。また図13(c)は、前側板642に取り付けられたカバー558の斜視図である。図13(b)に示すように、前側板642には、カバー558の回動軸部559が嵌合する軸受部材621と、回動軸部560が嵌合する軸受部材622と、が設けられている。図13(c)に示すように、カバー558の回動軸部559が前側板642の軸受部材621に回動可能に嵌合し、回動軸部560が前側板642の軸受部材622に回動可能に嵌合している。図13(a)に示すように、回動軸部559の回動軸線と回動軸部560の回動軸線は回動軸線563上にある。カバー558は画像形成装置1本体に対して回動軸線563を回動中心として開閉する。閉じられたカバー558はドラムユニット518、現像ユニット641の挿抜経路上に位置する。そのため、カバー558が閉状態であると、作業者はドラムユニット518、現像ユニット641の交換作業を行うことができない。作業者は、カバー558を開くことによってドラムユニット518を交換することができ、作業終了後にカバー558を閉じる。
次に、図14〜図17を用いて、カバー558の開閉動作に連動してスライド部525が感光ドラム103の回動軸線方向にスライド移動する構成について詳しく説明する。
図14(a)〜(d)は開状態から閉状態に向けて回動するカバー558を示す斜視図である。図15(a)〜(d)は閉状態から開状態に向けて回動するカバー558を示す断面図である。図14(a)、および図15(a)はカバー558の開状態を示している。図14(d)、および図15(d)はカバー558の閉状態を示している。図14(b)および図15(b)、並びに図14(c)および図15(c)は、開状態から閉状態に移行するカバー558を示す図である。なお、図14(d)、および図15(d)に示す閉状態のカバー558は、本体に係合するスナップフィット機構や回動防止のストッパーなどによって閉状態を維持する。
図14(a)〜(d)に示すように、カバー558は画像形成装置1本体に対して回動軸線563を中心に回動する。カバー558は左側から右側に向けて突出する円筒状の加圧部561を備える。図14に示すように、加圧部561はスライド部525の一端に取り付けられた収納スペース562に位置する。加圧部561は、図15(a)〜(d)に示すように、カバー558の回動に伴って、移動軌跡564上を移動する。
図15(a)〜(d)を用いて加圧部561のスライド部525に対する作用について説明する。図15(a)の状態からカバー558が時計回りに回動すると、加圧部561が移動軌跡564上に位置し、移動軌跡564に交差する第1被押圧部566に当接する(図15(b))。この状態からさらにカバー558が時計回りに回動すると、加圧部561は第1被押圧部566に摺擦しながら第1被押圧部566を前側に押圧する。それにより、スライド補助部材539が前側に移動する。スライド補助部材539はスライド部525に固定されているため、スライド部525もスライド補助部材539の移動に連動して前側にスライド移動する。
さらに、カバー558が時計回りに回動すると、加圧部561は第1被押圧部566上から第2被押圧部567上に移動する(図15(c))。第2被押圧部567は、加圧部561の移動軌跡564に凡そ沿う形状の曲面をなしている。そのため、図15(c)の状態からカバー558がさらに時計回りに回動した場合、加圧部561は第2被押圧部567に接触して上側に移動するが、加圧部561からスライド補助部材539をさらに前側にスライド移動させる力は付与されない。
図14(c)及び図15(c)より、カバー558が開状態から閉状態に向けて回動し、保持体505が露光位置となった直後、加圧部561は収納スペース562の前側の第2被押圧部567に当接している。第2被押圧部567は加圧部561の移動軌跡564に凡そ沿う形状、すなわち、回動軸線563を中心とする円弧形状をなしている。そのため、図15(c)の状態からカバー558がさらに時計回りに回動した場合、加圧部561は第2被押圧部567に当接した状態で滑りながら移動する。しかしながら、加圧部561からスライド補助部材539をさらに前側にスライド移動させる力は付与されない。そのため、加圧部561が第2被押圧部567上を移動する間、スライド補助部材539が後側から前側に向けて移動することはない。つまり、本実施例の移動機構640は、加圧部561が第1被押圧部566上に当接した状態でカバー558が回動すると、スライド部525は加圧部561の移動に連動してスライド移動するが、加圧部561が第2被押圧部567上に当接した状態においてカバー558が回動してもスライド部525はスライド移動しないように構成されている。図15(c)の状態からさらにカバー558が時計回りに回動すると、カバー558は図15(d)に示す閉状態となる。
図16(a)〜(d)は閉状態から開状態に向けて回動するカバー558を示す斜視図である。図17(a)〜(d)は開状態から閉状態に向けて回動するカバー558を示す断面図である。図16(a)、および図17(a)はカバー558の閉状態を示している。図16(d)、および図17(d)はカバー558の開状態を示している。図16(b)および図17(b)、並びに図16(c)および図17(c)は、閉状態から開状態に移行するカバー558を示す図である。
図17(a)に示すカバー558が閉状態において、光プリントヘッド105の自重および後述するバネの復元力によってスライド部525には第1リンク機構861および第2リンク機構862を介して前側から後側にスライドする力が作用する。しかしながら、閉状態のカバー558は回動しないように画像形成装置1本体に対して固定されており、加圧部561がスライド補助部材539の後側への移動を制限しているため、スライド部525が後側にスライド移動しない。
図17(a)からカバー558が反時計回りに回動すると、図17(b)に示すように加圧部561が第3被押圧部568に当接する。図17(b)の状態からさらにカバー558が反時計回りに回動すると、図17(b)(c)に示すように加圧部561が第3被押圧部568を前側から後側に向かって押圧するため、スライド部525が後側に向かって移動する。その後、さらにカバー558が反時計回りに回動すると、図17(d)に示すようにカバー558が開状態になる。
加圧部561が第3被押圧部568を押圧する機構は次の理由により設けられている。すなわち、図16(a)の状態からカバー558を反時計回りに回動させて加圧部561によるスライド補助部材539に対する移動の制限が解除されても、各リンク部材同士の摩擦力やリンク部材651またはリンク部材653とスライド部525との摩擦力、リンク部材652またはリンク部材654と第3支持部526との摩擦力が大きいと、スライド部525が後側に移動しない場合が考えられる。つまり、カバー558を開いてもスライド部525がスライド移動しない場合が考えられる。それに対して、カバー558を開くことによってスライド部525が後側に向かって移動するように、本実施例の移動機構は加圧部561が第3被押圧部568を押圧する機構を含んでいる。
以上の構成により、メンテナンスを行う作業者がカバー558を開閉させることで、カバー558の移動に連動してスライド部525が第3支持部526に対してスライド移動する。
次に、保持体505とリンク部材651との接続機構について説明する。図18(a)、(c)は、前後方向(感光ドラム103の回転軸線方向)における保持体505の一端側を示す斜視図である。図18(b)、(d)は、前後方向(感光ドラム103の回転軸線方向)における保持体505の他端側を示す斜視図である。
図18(a)に示すように、保持体505は、レンズアレイ506が取り付けられるレンズ取付部701と、第1バネとしてのコイルばね547が取り付けられるバネ取付部661と、第2バネとしてのコイルばね548が取り付けられるバネ取付部662と、当接ピン514が取り付けられるピン取付部632と、当接ピン515が取り付けられるピン取付部633と、を備える。レンズ取付部701、バネ取付部661、バネ取付部662、ピン取付部632、およびピン取付部633は射出成形された一体成形物である。前後方向において、レンズ取付部701の一端側にバネ取付部661が配置され、バネ取付部661よりもさらに保持体505の端部側にピン取付部632が配置されている。また、前後方向において、レンズ取付部701の他端側にバネ取付部662が配置され、バネ取付部662よりもさらに保持体505の端部側にピン取付部632が配置されている。保持体505において、レンズ取付部701、バネ取付部661、ピン取付部632が形成されている箇所を図示すると、図18(a)において、Cの領域、Bの領域、Aの領域で示す箇所となる。また、図18(c)を用いて、レンズ取付部701、バネ取付部662、ピン取付部633が形成されている箇所を図示するとそれぞれ、Cの領域、Dの領域、Eの領域で示す箇所となる。
まず、バネ取付部661について説明する。バネ取付部661は、第1壁部751、第2壁部752、第1係合部543、第2係合部544を含む。第1壁部751は左右方向における保持体505の一端側に配置され、第2壁部752は左右方向における保持体505の他端側に設けられている。本実施例において、左右方向において第1壁部751および第2壁部752は当接ピン514の両側に配置されている。図18(a)に示すように、第1壁部751と第2壁部752はそれぞれ互いに対面する内壁面を含む。第1壁部751には開口755が形成され、第2壁部752には開口756が形成されている。開口755および開口756は上下方向に延びる長孔である。開口755および開口756には突起655が挿入されている。突起655は開口755および開口756に対して嵌合されておらず、前後方向において最も狭いところで0.5mm程度の間隙を以て挿入されている。そのため、突起655は、開口755および開口756の内壁面から大きな摩擦力を受けることなく、開口755および開口756によって上下方向にその移動方向を案内される。
図18(b)は、図18(a)から第1壁部751を取り除いた図面である。左右方向において第1壁部751と第2壁部752との間に第1係合部543(第1取付部)と第2係合部544(第1取付部)が配置されている(1対の第1取付部)。また、第1係合部543と第2係合部544とは、それぞれ開口755と開口756との間に配置されている。本実施例において、第1係合部543は第2係合部544よりも保持体505の前側に配置されている。第1係合部543および第2係合部544は、保持体505の第1壁部751と第2壁部752とを連結する連結部分から下方に突出する突起である。第1係合部543には(コイルばね547の長手方向における)コイルばね547の一端側が係合され、第2係合部544には(コイルばね547の長手方向における)コイルばね547の他端側が係合される。第1係合部543と第2係合部544とに係合したコイルばね547が開口755および開口756を横断するように、第1係合部543および第2係合部544はバネ取付部661に配置されている。
上下方向において、第1係合部543と第2係合部544は互いに異なる位置に配置されている。本実施例において、第1係合部543は第2係合部544よりも感光ドラム103側に配置されている。なお、第1係合部543と第2係合部544は上下方向において略同じ高さとなる位置に設けても良いし、第2係合部544が第1係合部543よりも感光ドラム103側に配置されていても良い。
図18(b)に示すように、突起655は、第2壁部752の外壁面側から開口756に挿入され、第1係合部543と第2係合部544に架け渡されたコイルばね547の下を通り、第1壁部751の開口755に挿入されている。
次に、バネ取付部662について説明する。図18(c)に示すように、バネ取付部662は、第3壁部753、第4壁部754、第3係合部545、第4係合部546を含む。第3壁部753は左右方向における保持体505の一端側に配置されており、第4壁部754は左右方向における保持体505の他端側に設けられている。本実施例において、左右方向において第3壁部753および第4壁部754は当接ピン515の両側に配置されている。第1壁部751と第3壁部753は左右方向において同じ側、すなわち、第1壁部751と第3壁部753は左右方向において保持体505の右側に配置されている。第2壁部752と第4壁部754は左右方向において同じ側、すなわち、第2壁部752と第4壁部754は左右方向において保持体505の左側に配置されている。
図18(c)に示すように、第3壁部753と第4壁部754はそれぞれ互いに対面する内壁面を含む。第3壁部753には開口757が形成され、第4壁部754には開口758が形成されている。開口757および開口758は上下方向に延びる長孔である。開口757および開口758には第2移動部の一例としての突起656が挿入されている。突起656は開口757および開口758に対して嵌合されておらず、前後方向において最も狭いところで0.5mm程度の間隙を以て挿入されている。そのため、突起656は、開口757および開口758の内壁面から大きな摩擦力を受けることなく、開口757および開口758によって上下方向にその移動方向を案内される。
図18(d)は、図18(c)から第3壁部753を取り除いた図面である。左右方向において第3壁部753と第4壁部754との間に第3係合部545と第4係合部546が配置されている。また、第3係合部545と第4係合部546はそれぞれ開口757および開口758との間に配置されている。本実施例において、第4係合部546は第3係合部545よりも保持体505の後側に配置されている。第3係合部545および第4係合部546は、保持体505の第3壁部753と第4壁部754とを連結する連結部分から下方に突出する突起である。第3係合部545には(コイルばね548の長手方向における)コイルばね548の一端側が係合され、第4係合部546には(コイルばね548の長手方向における)コイルばね548の他端側が係合される。第3係合部545と第4係合部546とに係合したコイルばね548が開口757および開口758を横断するように、第3係合部545および第4係合部546はバネ取付部662に配置されている。
上下方向において、第3係合部545と第4係合部546は互いに異なる位置に配置されている。本実施例において、第3係合部545は第4係合部546よりも感光ドラム103側に配置されている。なお、第3係合部545と第4係合部546は上下方向において略同じ高さとなる位置に設けても良いし、第4係合部546が第3係合部545よりも感光ドラム103側に配置されていても良い。
図18(d)に示すように、突起656は、第4壁部754の外壁面側から開口758に挿入され、第3係合部545と第4係合部546に架け渡されたコイルばね548の下を通り、第3壁部753の開口757に挿入されている。
なお、本実施例では、コイルばね547およびコイルばね548の一例としてコイル状のバネを示すが、板バネを用いても構わない。
次に、リンク部材651に設けられた突起655のコイルばね547に対する作用、およびリンク部材652に設けられた突起656のコイルばね548に対する作用を図19を用いて説明する。突起655のコイルばね547に対する作用と突起656のコイルばね548に対する作用は実質的に同様であるので、図19では突起656のコイルばね548に対する作用を例示する。
図19(a)は保持体505に設けられた当接ピン515がドラムユニット518の当接面551から退避した状態を示す図である。図19(b)は当接ピン515がドラムユニット518の当接面551に当接した時点を示す図である。図19(c)は、図19(b)の状態からリンク部材652が反時計回りに回動した状態を示す図である。
図19(a)の状態において、スライド部525がスライド移動すると、それに連動してリンク部材652が反時計回りに回動し、突起656が上側に移動する。このとき、突起656がコイルばね548を上側に向かって押圧する。突起656がコイルばね548を上側に向かって押圧すると、第3係合部545および第4係合部546を介して保持体505に対して上側に力が作用する。当接ピン515はドラムユニット518に非接触であり、光プリントヘッド105に作用する重力を除いて突起656がコイルばね548を押圧する力に抗する力が存在しない。そのため、第3係合部545および第4係合部546に上側に向かって作用する力が光プリントヘッド105に作用する重力よりも大きくなると、保持体505が第3係合部545および第4係合部546に作用する力によって上側に移動する。ここで、保持体505が退避位置である時、当接ピン515(514)の下端や保持体505を装置本体で支え、リンク部材652(651)の突起656(655)がコイルばね548(547)と非接触となるようにしても構わない。
保持体505が上側に移動すると、図19(b)に示すように当接ピン515がドラムユニット518の当接面551に当接する。図19(b)は光プリントヘッド105が露光位置に配置されているが、光プリントヘッド105に作用するドラムユニット518に付勢する付勢力が不十分である。そのため、光プリントヘッド105に上記付勢力を付与するために、本実施例の移動機構640は、図19(b)の状態からさらにリンク部材652が回動可能な構成となっている。
図19(b)の状態からさらにリンク部材652が反時計回りに回動しても、当接ピン515がドラムユニット518の当接面551に当接しているため、保持体505の位置は変化しない。一方、突起656は上側方向に移動するため、コイルばね548は第3係合部545と第4係合部546との間を突起656によって押圧されて図19(c)に示すように屈曲して伸長する。
図19(c)の状態は、図15(c)および(d)のカバー558の状態に対応する。すなわち、スライド部525はそれ以上前側にスライド移動しない状態となる。そのため、スライド部525がスライド移動しないため、リンク部材652は図19(c)に示す状態から反時計回りに回動することはなく、突起656も上側に移動することなく図19(c)の位置に静止する。この状態においてコイルばね548は収縮する力が第3係合部545および第4係合部546に作用する。第3係合部545および第4係合部546に作用するコイルばね548の収縮力の分力が上方向に向くため、保持体505にはドラムユニット518側に付勢する付勢力が作用し、保持体505は当接ピン515を介してドラムユニット518に付勢する。
上記したように、第3係合部545が第4係合部546よりも感光ドラム103側に配置されているため、コイルばね548には突起656から矢印N方向の抗力が作用する。矢印N方回の抗力の分力が保持体505に作用する。そのため、当接ピン515には前後方向の後側に向かう力が作用し、当接面551に当接した当接ピン515は嵌合部685の奥側の後側壁面596に付勢して当接する。第1係合部543は第2係合部544よりも感光ドラム103側に配置されている理由も同様である。
このように、コイルばね547およびコイルばね548を変形されて保持体505に十分なドラムユニット518への付勢力を付与するためには、当接ピン514の端部が当接面550に当接し、かつ、当接ピン515の端部が当接面551に当接した時点から、リンク部材651およびリンク部材652をさらに回動可能な構成であることが望ましい。図24(a)および(b)は本実施例の比較例である移動機構240を示す図である。なお、本実施例と実質的に同じ機能を有する部材には同じ符合を付して説明し、重複する説明は省略する場合がある。図24(a)に示す移動機構240は、保持体205と、リンク部材281と、リンク部材283と、を備え、リンク部材281とリンク部材283とが交差し、交差部分で連結されている。図24(b)は、図24(a)に示す移動機構240から、リンク部材281とリンク部材283とを不図示とした図である。図24(b)に示す保持体205は、レンズアレイ506が取り付けられるレンズ取付部701と、コイルばね147が取り付けられるバネ取付部261と、コイルばね147が取り付けられるバネ取付部262と、リンク部材283が取り付けられるリンク取付部270と、リンク部材284が取り付けられるリンク取付部271と、当接ピン514が取り付けられるピン取付部232と、当接ピン515が取り付けられるピン取付部233と、を備える。なお、図24(b)では保持体505の前側のみを示しているため、コイルばね548が取り付けられるバネ取付部262と、リンク部材284が取り付けられるリンク取付部271と、当接ピン515が取り付けられるピン取付部233と、は図示していない。前後方向において、レンズ取付部701よりも保持体205の一端側にバネ取付部261が配置され、バネ取付部261よりもさらに保持体205の端部側にピン取付部232が配置されている。また、前後方向において、レンズ取付部701よりも保持体205の他端側にバネ取付部262が配置され、バネ取付部262よりもさらに保持体205の端部側にピン取付部232が配置されている。レンズ取付部701とバネ取付部261との間にはリンク取付部270が設けられている。また、レンズ取付部701とバネ取付部262との間にはリンク取付部271が設けられている。
まず、図24(b)を用いてバネ取付部261について説明する。バネ取付部261は、第1壁部251、第2壁部252、係合部272を含む。また、図24(b)を用いて、レンズ取付部201、リンク取付部270と、バネ取付部261、ピン取付部232が形成されている箇所を図示するとそれぞれ、Iの領域、Hの領域、Gの領域、Fの領域で示す箇所となる。第1壁部251は左右方向における保持体205の一端側に配置され、第2壁部252は左右方向における保持体205の他端側に設けられている。本実施例において、左右方向において第1壁部251および第2壁部252は当接ピン514の両側に配置されている。第1壁部251には開口255が形成され、第2壁部252には開口256が形成されている。開口255および開口256は上下方向に延びる長孔である。開口255および開口256には図24(a)に示すように、突起210は保持体205の左側から開口256、開口255の順に挿入される。突起210は開口755および開口756に対して嵌合されておらず、前後方向において最も狭いところで0.5mm程度の間隙を以て挿入されている。そのため、突起210は、開口755および開口756の内壁面から大きな摩擦力を受けることなく、開口755および開口756によって上下方向にその移動方向を案内される。図24(b)に示すように、係合部272は、第1壁部251と第2壁部252との間において、上側から下側へ向けて立設された円柱状の突起である。そして、図24(a)に示すように、係合部272にはコイルばね547の一端が下側から上側にむけて挿入される。また、コイルばね547の他端側は突起210と接触している。
次に、図24(b)を用いて、リンク取付部270について説明する。リンク取付部270は、第1壁部253と、第2壁部254と、を含む。第1壁部253は左右方向における保持体205の一端側に配置され、第2壁部254は左右方向における保持体205の他端側に設けられている。第1壁部253には開口257が形成され、第2壁部254には開口258が形成されている。開口257および開口258は前後方向に延びる長孔である。開口257および開口258には図24(a)に示すように、リンク部材283の他端側において左側から右側に向けて立設する円柱状の突起211が保持体205の左側から開口258、開口257の順に挿入される。突起211は開口257および開口258のへりに沿って前後方向に回動しながら移動可能である。
図24(a)は当接ピン514が当接面550に当接した状態である。この状態において、スライド部525を前側から後側に向けてスライド移動させると突起202もスライド部525と共に前側から後側に向けて移動する。同時に、リンク部材281は突起202の軸中心を回動中心として時計回りに回動し、リンク部材283は接続軸部230の軸中心を回動中心として反時計回りに回動する。リンク部材283の他端側に設けられた突起211はリンク取付部270に形成された長孔に沿って前側から後側に向けて移動する。以上により、突起210と突起211が保持体205を上側から下側へ向けて移動させる
ここで、図24に示す当接ピン514が当接面550に当接した状態におけるコイルばね147の変形様相について考える。図24の状態では、スライド部525をさらに前側に移動させ、リンク部材281を回動させることは出来ない。なぜならば、リンク部材281をさらに反時計回りに回動させるためには、リンク部材283も時計回りに回動する必要があるが、リンク部材283の他端側に設けられた突起211が保持体205に対して上下方向に移動可能な構成でないからである。当接ピン514が当接面550に当接した状態では、保持体205は上側に移動することが不可能であるため、保持体205に対して上下方向の移動が出来ない突起210も上側に移動することは出来ない。すなわち、当接ピン514が当接面550に当接した状態でコイルばね147が変形することはない。
したがって、リンク部材283の他端側は保持体205とは非接触とし、回動が妨げられない構成にする必要がある。
このような課題に対して、本実施例の露光ユニットは、回動するリンク部材283の上端が保持体205に非接触な構造としている。以下、図20を用いて当該構造を例示する。図20(a)に示す保持体305には、保持体305の前側であってレンズ取付部301の前端とバネ取付部361との間において、下側にリンク部材920の一端側を移動可能とする移動スペース303が設けられている。当該移動スペース303は、保持体305の下側から形成された孔であって、空洞となっている。移動スペース303の内壁面はいずれも、回動するリンク部材920の上端に相当する部分とは接触しない。移動スペース303が設けられることで、リンク部材920の回動が保持体305によって妨げられることがなくなる。なお、リンク部材920の長手方向の長さとの兼ね合いから、移動スペ−ス303の上部に位置する保持体305の上面部分において、上下方向に貫通する貫通穴が設けられ、回動するリンク部材920の他端側が通過する間隙が形成された構造でも構わない。
また、図20(b)に示すように、リンク部材921が回動してもリンク部材921の一端側が保持体305と接触し得ない位置となるよう、リンク部材921の一端と他端とを結ぶ方向である長手方向の長さをリンク部材381の一端と他端とを結ぶ方向である長手方向の長さと比べて短くしても良い。リンク部材921の長手方向の長さは、回動するリンク部材381の上端に相当する部分が、保持体305と第4接続部の一例としての接続軸部338との間に位置する長さであれば十分である。
次に実施例2について、図21(a)を用いて説明する。なお、移動機構340と実質的に同じ機能を有する部材には同じ符合を付して説明し、重複する説明は省略する場合がある。
図21(a)は回動するリンク部材922の上端に相当する部分(保持体305側の端部に相当する部分)に弾性部材315を設けた例である。弾性部材315は、例えばウレタンやスポンジ、ゴムのようなクッション性・伸縮性が十分にある部材であれば構わない。
図21(a)は光プリントヘッド105が退避位置から露光位置へ向けて移動し、当接ピン514が当接面550に当接した直後の状態である。光プリントヘッド105は露光位置に配置されているが、光プリントヘッド105に作用するドラムユニット518に付勢する付勢力は不十分である。本実施例では、この時、リンク部材922の上端に相当する部分に設けられた弾性部材315は保持体305と接触している。
リンク部材922の上端に相当する部分に弾性部材315が設けられているため、リンク部材922は図21(a)の状態からさらに時計回りに回動可能である。リンク部材922が時計回りに回動すると、弾性部材315はリンク部材922の上端に相当する部分と保持体305とに挟まれ押し潰され弾性変形するが、保持体305がリンク部材922の回動を妨げることはない。ここで、リンク部材922が時計回りに回動しても、当接ピン514および当接ピン515が当接面550および当接面551に当接しているため、保持体305の位置は変化しない。一方、第1移動部の一例である突起300は上側方向に移動するため、一端が係合部372に取り付けられたコイルばね547の他端を上側方向へ押圧し縮める。縮められたコイルばね547の復元力により保持体305にはドラムユニット518側に付勢する付勢力が作用し、保持体305は当接ピン514を介してドラムユニット518に付勢される。突起300の上側方向への移動と共にリンク部材922の上端に相当する部分も上側方向へ移動するため、リンク部材922と保持体305との間に位置する弾性部材315はさらに押し潰され弾性変形するが、保持体305がリンク部材922の上端に相当する部分の上側への移動を妨げることはない。なお、実施例2ではコイルばね347を突起300で押圧する例を説明したが、第1移動部を突起300でなくリンク部材381の上端として、リンク部材381の上端で押圧しても構わない。また、突起300に代わって、リンク部材381の上端側がリンク部材381の回動軸線方向に屈曲した構造でもよい。リンク部材381の屈曲した部分を第1移動部として、コイルばね347を押圧する。
上記の図21(a)の状態からさらにリンク部材922が時計回りに回動した状態は、図14(c)、(d)および図15(c)、(d)に示すカバー558の状態に対応する。すなわち、スライド部525はそれ以上前側にスライド移動しない状態となる。スライド部525がスライド移動しないため、リンク部材922はこれ以上時計回りに回動することはなく、突起300も上側に移動することなく静止する。
次に実施例3について、図21(b)を用いて説明する。なお、移動機構340と実質的に同じ機能を有する部材には同じ符合を付して説明し、重複する説明は省略する場合がある。
図21(b)は保持体305の前側であってレンズ取付部301の前端とバネ取付部361との間において、下側に弾性部材316が張架された例である。弾性部材316は、例えばウレタンやスポンジ、ゴムのようなクッション性・伸縮性が十分にある部材であれば構わない。
図21(b)は光プリントヘッド105が退避位置から露光位置へ向けて移動し、当接ピン514が当接面550に当接した直後の状態である。光プリントヘッド105は露光位置に配置されているが、光プリントヘッド105に作用するドラムユニット518に付勢する付勢力は不十分である。本実施例では、この時、リンク部材922の上端に相当する部分(保持体305側の端部に相当する部分)は、保持体305の下端に張架された弾性部材316に接触している。
図21(b)に示すように、保持体305の下端には弾性部材316が張架されているため、リンク部材922は図21(b)の状態からさらに時計回りに回動可能である。リンク部材922が時計回りに回動すると、弾性部材316はリンク部材922の上端に相当する部分と保持体305とに挟まれ押し潰され弾性変形するが、保持体305がリンク部材922の回動を妨げることはない。ここで、リンク部材922が時計回りに回動しても、当接ピン514および当接ピン515が当接面550および当接面551に当接しているため、保持体305の位置は変化しない。一方、突起300は上側方向に移動するため、一端が係合部372に取り付けられたコイルばね347の他端を上側方向へ押圧し縮める。縮められたコイルばね347の復元力により保持体305にはドラムユニット518側に付勢する付勢力が作用し、保持体305は当接ピン515を介してドラムユニット518に付勢される。突起300の上側方向への移動と共にリンク部材922の上端に相当する部分も上側方向へ移動するため、リンク部材922と保持体305との間に位置する弾性部材316はさらに押し潰され弾性変形するが、保持体305がリンク部材922の上端に相当する部分の上側への移動を妨げることはない。
上記の図21(b)の状態からさらにリンク部材922が時計回りに回動した状態は、図14(c)、(d)および図15(c)、(d)に示すカバー558の状態に対応する。すなわち、スライド部525はそれ以上前側にスライド移動しない状態となる。スライド部525がスライド移動しないため、リンク部材922はこれ以上時計回りに回動することはなく、突起300も上側に移動することなく静止する。
次に実施例4について、図21(c)を用いて説明する。なお、移動機構340と実質的に同じ機能を有する部材には同じ符合を付して説明し、重複する説明は省略する場合がある。
図21(c)は保持体305の前側であってレンズ取付部301の前端とバネ取付部361との間において、下側に弾性部材317が張架された例である。また、本実施例のリンク部材923は上端に相当する部分(保持体305側の端部に相当する部分)が撓む構造になっている。弾性部材317は、例えばウレタンやスポンジ、ゴムのようなクッション性・伸縮性が十分にある部材であれば構わない。
図21(c)は光プリントヘッド105が退避位置から露光位置へ向けて移動し、当接ピン514が当接面550に当接した直後の状態である。光プリントヘッド105は露光位置に配置されているが、光プリントヘッド105に作用するドラムユニット518に付勢する付勢力は不十分である。本実施例では、この時、リンク部材923の上端に相当する部分は、保持体305の下端に張架された弾性部材316に接触し、撓んでいる。
図21(c)に示すように、保持体305の下端には弾性部材317が張架されており、また、リンク部材923の上端に相当する部分は撓む構造であるため、リンク部材923は図21(c)の状態からさらに時計回りに回動可能である。リンク部材923が時計回りに回動すると、弾性部材317はリンク部材923の上端に相当する部分と保持体305とに挟まれ押し潰され弾性変形するが、保持体305がリンク部材923の回動を妨げることはない。ここで、リンク部材923が時計回りに回動しても、当接ピン514および当接ピン515が当接面550および当接面551に当接しているため、保持体305の位置は変化しない。一方、突起300は上側方向に移動するため、一端が係合部372に取り付けられたコイルばね347の他端を上側方向へ押圧し縮める。縮められたコイルばね347の復元力により保持体305にはドラムユニット518側に付勢する付勢力が作用し、保持体305は当接ピン515を介してドラムユニット518に付勢される。突起300の上側方向への移動と共にリンク部材923の上端に相当する部分も上側方向へ移動するため、リンク部材923と保持体305との間に位置する弾性部材317はさらに押し潰され弾性変形する。また、リンク部材923の他端側もさらに撓むが、保持体305がリンク部材923の上端に相当する部分の上側への移動を妨げることはなく、弾性部材317と保持体305との接触面とリンク部材923とが接触することはない。
上記の図21(c)の状態からさらにリンク部材923が時計回りに回動した状態は、図14(c)、(d)および図15(c)、(d)に示すカバー558の状態に対応する。すなわち、スライド部525はそれ以上前側にスライド移動しない状態となる。スライド部525がスライド移動しないため、リンク部材923はこれ以上時計回りに回動することはなく、突起300も上側に移動することなく静止する。
(変形例1)
次に、バネ取付部361およびバネ取付部362に取り付けられるコイルばね547およびコイルばね548について、その取り付け方の変形例を図22(a)および図22(b)を用いて説明する。なお、移動機構340と実質的に同じ機能を有する部材には同じ符合を付して説明し、重複する説明は省略する場合がある。
図22(a)および図22(b)に示すコイルばね547の取り付け方は、上で図24を用いて説明した移動機構240の比較例と同様である。図22(a)および図22(b)に示す保持体305は、レンズアレイ506が取り付けられるレンズ取付部301と、コイルばね347が取り付けられるバネ取付部361と、コイルばね348が取り付けられるバネ取付部362と、当接ピン514が取り付けられるピン取付部387と、当接ピン515が取り付けられるピン取付部388と、を備える。なお、図23(b)では保持体305の前側のみを示しているため、コイルばね348が取り付けられるバネ取付部362と、当接ピン515が取り付けられるピン取付部388と、は図示していない。レンズ取付部301、バネ取付部361、バネ取付部362、ピン取付部387、およびピン取付部388は射出成形された一体成形物である。前後方向において、レンズ取付部301よりも保持体305の一端側にバネ取付部361が配置され、バネ取付部361よりもさらに保持体305の端部側にピン取付部387が配置されている。また、前後方向において、レンズ取付部301よりも保持体305の他端側にバネ取付部362が配置され、バネ取付部362よりもさらに保持体305の端部側にピン取付部388が配置されている。
図22(b)を用いてバネ取付部361について説明する。バネ取付部361は、第1壁部351、第2壁部352、係合部372を含む。また、図22(b)を用いて、レンズ取付部301、バネ取付部361、ピン取付部387が形成されている箇所を図示するとそれぞれ、Lの領域、Kの領域、Jの領域で示す箇所となる。第1壁部351は左右方向における保持体305の一端側に配置され、第2壁部352は左右方向における保持体305の他端側に設けられている。本変形例において、左右方向において第1壁部351および第2壁部352は当接ピン514の両側に配置されている。第1壁部351には開口355が形成され、第1壁部352には開口356が形成されている。開口355および開口356は上下方向に延びる長孔である。開口355および開口356には、突起300が保持体305の左側から開口355、開口356の順に挿入される。突起300は開口355および開口356に対して嵌合されておらず、前後方向において最も狭いところで0.5mm程度の間隙を以て挿入されている。そのため、突起300は、開口355および開口356の内壁面から大きな摩擦力を受けることなく、開口355および開口356によって上下方向にその移動方向を案内される。図22(b)に示すように、係合部372は、第1壁部351と第2壁部352との間において、上側から下側へ向けて立設された円柱状の突起である。そして、図22(a)に示すように、係合部372にはコイルばね347の一端が下側から上側にむけて挿入される。また、コイルばね347の他端側は突起300と接触している。すなわち、コイルばね347の一端側と係合部との接触部分よりコイルばね347の他端側と突起300との接触部分の方が下側に位置する。
また、図22(a)は光プリントヘッド105が退避位置から露光位置へ向けて移動し、当接ピン514が当接面550に当接した直後の状態である。光プリントヘッド105は露光位置に配置されているが、光プリントヘッド105に作用するドラムユニット518に付勢する付勢力は不十分である。そのため、光プリントヘッド105に上記付勢力を付与するために、本変形例の移動機構340は、図22(a)の状態からさらにリンク部材381およびリンク部材383が回動可能な構成となっている。
図22(a)の状態からさらにリンク部材381が反時計回りに回動しても、当接ピン514がドラムユニット518の当接面550に当接しているため、保持体305の位置は変化しない。一方、突起300は上側方向に移動するため、コイルばね547は係合部372と突起300とに挟まれ押し縮められる
上記の図22(a)の状態からさらにリンク部材381が反時計回りに回動した状態は、図14(c)、(d)および図15(c)、(d)に示すカバー558の状態に対応する。すなわち、スライド部525はそれ以上前側にスライド移動しない状態となる。スライド部525がスライド移動しないため、リンク部材381はこれ以上反時計回りに回動することはなく、突起300も上側に移動することなく静止する。この状態において、縮められたコイルばね347の復元力により保持体305にはドラムユニット518側に付勢する付勢力が作用し、保持体305は当接ピン515を介してドラムユニット518に付勢される。
(変形例2)
コイルばね447およびコイルばね448の保持体405への取り付け方について、他の変形例を図23(a)および図23(b)を用いて説明する。
図23(a)および図23(b)に示す保持体405は、レンズアレイ506が取り付けられるレンズ取付部401と、コイルばね447が取り付けられるバネ取付部461と、コイルばね448が取り付けられるバネ取付部462と、当接ピン514が取り付けられるピン取付部487と、当接ピン515が取り付けられるピン取付部488と、を備える。なお、図23(b)では保持体405の前側のみを示しているため、コイルばね448が取り付けられるバネ取付部462と、当接ピン515が取り付けられるピン取付部488と、は図示していない。レンズ取付部401、バネ取付部461、バネ取付部462、ピン取付部487、およびピン取付部488は射出成形された一体成形物である。前後方向において、レンズ取付部401よりも保持体405の一端側にバネ取付部461が配置され、バネ取付部461よりもさらに保持体405の端部側にピン取付部487が配置されている。また、前後方向において、レンズ取付部401よりも保持体405の他端側にバネ取付部462が配置され、バネ取付部462よりもさらに保持体405の端部側にピン取付部488が配置されている。
図23(b)を用いてバネ取付部461について説明する。バネ取付部461は、第1壁部451、第2壁部452、係合部472を含む。また、図23(b)を用いて、レンズ取付部401、バネ取付部461、ピン取付部487が形成されている箇所を図示するとそれぞれ、Oの領域、Nの領域、Mの領域で示す箇所となる。第1壁部451は左右方向における保持体405の一端側に配置され、第2壁部452は左右方向における保持体405の他端側に設けられている。本変形例において、左右方向において第1壁部451および第2壁部452は当接ピン514の両側に配置されている。第1壁部451には開口455が形成され、第2壁部452には開口456が形成されている。開口455および開口456は上下方向に延びる長孔である。開口455および開口456には図23(b)に示すように、突起655は保持体405の左側から開口755、開口756の順に挿入される。突起655は開口755および開口756に対して嵌合されておらず、前後方向において最も狭いところで0.5mm程度の間隙を以て挿入されている。そのため、第2移動部の一例である突起400は、開口455および開口456の内壁面から大きな摩擦力を受けることなく、開口455および開口456によって上下方向にその移動方向を案内される。図23(b)に示すように、係合部472は、第1壁部451の開口455および第2壁部452の開口456の下側において、第1壁部451に設けられた孔から第2壁部452に向けて挿入され、第1壁部451に固定されている。図23(a)に示すように、第1壁部451と第2壁部452との間においてコイルばね447の他端が係合部472に掛けられる。また、コイルばね447の一端側は突起400に回動可能に接続されている。すなわち、コイルばね447の一端側と係合部472との接触部分よりコイルばね447の他端側と突起400との接触部分の方が上側に位置する。
また、図23(a)は光プリントヘッド105が退避位置から露光位置へ向けて移動し、当接ピン514が当接面550に当接した直後の状態である。光プリントヘッド105は露光位置に配置されているが、光プリントヘッド105に作用するドラムユニット518に付勢する付勢力は不十分である。そのため、光プリントヘッド105に上記付勢力を付与するために、本変形例の移動機構440は、図23(a)の状態からさらにリンク部材481が回動可能な構成となっている。
図23(a)の状態からさらにリンク部材481が反時計回りに回動しても、当接ピン514がドラムユニット518の当接面550に当接しているため、保持体405の位置は変化しない。一方、突起400は上側方向に移動するため、コイルばね447は係合部472と突起400とによって伸ばされる。
上記の図23(a)の状態からさらにリンク部材481が反時計回りに回動した状態は、図14(c)、(d)および図15(c)、(d)に示すカバー558の状態に対応する。すなわち、スライド部525はそれ以上前側にスライド移動しない状態となる。スライド部525がスライド移動しないため、リンク部材481はこれ以上反時計回りに回動することはなく、突起400も上側に移動することなく静止する。この状態において、伸ばされたコイルばね447の復元力により保持体405にはドラムユニット518側に付勢する付勢力が作用し、保持体405は当接ピン514を介してドラムユニット518に付勢される。
ここで、コイルばね447は突起400でなくリンク部材481の上端部分によって直接伸ばされる構造、すなわち第1移動部をリンク部材481の上端部分としても構わない。
以上、説明したように、上記本実施例および変形例に係る画像形成装置1は、光プリントヘッド105を退避位置から露光位置へと移動させるために回動するリンク部材483の回動が、保持体405によって妨げられることがないため、リンク部材481と保持体405とに接するコイルばね447を変形させることができ、光プリントヘッド105をドラムユニット518に向けて付勢させる付勢力を得ることができる。
本発明によれば、光プリントヘッドを移動させて、感光ドラムを備える交換ユニットから退避した位置から交換ユニットに接触および付勢させる移動機構を備える画像形成装置が提供される。

Claims (36)

  1. 装置本体に対して回転する感光ドラムを有するドラムユニットと、
    前記感光ドラムを露光する光プリントヘッドと、
    前記光プリントヘッドを、前記ドラムユニットから退避した位置から前記ドラムユニットに向けて移動させて前記ドラムユニットに対して付勢させる移動機構と、を備え、
    前記移動機構は、
    前記装置本体に対して前記感光ドラムの回転軸線方向にスライド移動するスライド部と、
    前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの一端側に設けられ、前記光プリントヘッドを前記ドラムユニットに対して付勢する付勢力を前記光プリントヘッドに付与する第1バネと、
    前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの他端側に設けられ、前記光プリントヘッドを前記ドラムユニットに対して付勢する付勢力を前記光プリントヘッドに付与する第2バネと、
    一端側は前記スライド部に回動可能に接続され第1接続部を形成し、他端側には前記光プリントヘッドに接続され前記第1バネに接触して前記第1バネを変形させる第1移動部が形成されている第1リンク部と、
    一端側は前記スライド部に回動可能に接続され第2接続部を形成し、他端側には前記光プリントヘッドに接続され前記第2バネに接触して前記第2バネを変形させる第2移動部が形成されている第2リンク部と、
    前記スライド部のスライド移動に連動して、前記第1リンク部が前記第1接続部を回動軸として回動し且つ前記第2リンク部が前記第2接続部を回動軸として回動し、前記第1移動部と前記第2移動部とが前記ドラムユニットに向かって移動するように、前記第1接続部と前記第1移動部との間において前記第1リンク部に回動可能に接続され且つ前記装置本体に対して回動可能に接続されており、前記光プリントヘッド側の端部に相当する部分は前記光プリントヘッドに非接触である第3リンク部と、を有する画像形成装置。
  2. 前記第3リンク部の一端側は前記装置本体を接続され第3接続部を形成し、前記第3リンク部の他端側は前記第1リンク部と接続され第4接続部を形成し、
    前記第3接続部と前記第4接続部とを結ぶ方向における前記第3リンク部の長さは、前記第1接続部と前記第2接続部とを結ぶ方向における前記第1リンク部の長さよりも短い請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1接続部の回動中心と前記第4接続部の回動中心との距離と、前記第1移動部の回動中心と前記第4接続部の回動中心との距離と、前記第3接続部の回動中心と前記第4接続部の回動中心との距離と、は全て等しい請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの一端側に形成され、前記第1バネの長手方向における前記第1バネの一端側と他端側とのそれぞれが取り付けられる1対の第1取付部と、
    前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの他端側に形成され、前記第2バネの長手方向における前記第2バネの一端側と他端側とのそれぞれが取り付けられる1対の第2取付部と、を備え、
    前記第1リンク部は、前記第1移動部が前記1対の第1取付部に取り付けられた前記第1バネに対して前記感光ドラムが配置されている側とは反対側から、前記第1バネの長手方向における前記第1バネの一端側と他端側との間に向けて当接するように、前記スライド部と前記光プリントヘッドとに回転可能に接続され、
    前記第2リンク部は、前記第2移動部が前記1対の第2取付部に取り付けられた前記第2バネに対して前記感光ドラムが配置されている側とは反対側から、前記第2バネの長手方向における前記第2バネの一端側と他端側との間に向けて当接するように、前記スライド部と前記光プリントヘッドとに回転可能に接続されており、
    前記光プリントヘッドが前記ドラムユニットに接触した状態で前記スライド部がスライド移動され、前記スライド移動に連動して前記ドラムユニットに向けて移動する前記第1移動部が前記第1バネを伸長させ、かつ、前記スライド移動に連動して前記ドラムユニットに向けて移動する前記第2移動部が前記第2バネを伸長させ、伸長した前記第1バネと前記第2バネとのそれぞれの復元力が前記光プリントヘッドに作用することによって前記光プリントヘッドに前記付勢力が付与される請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記1対の第1取付部それぞれのうち一方の第1取付部は他方の第1取付部よりも前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの一端側に配置され、かつ、前記1対の第1取付部それぞれのうち一方の第1取付部は他方の第1取付部よりも前記感光ドラムが配置されている側に配置され、
    前記1対の第2取付部それぞれのうち一方の第2取付部は他方の第2取付部よりも前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの一端側に配置され、かつ、前記1対の第2取付部それぞれのうち一方の第2取付部は他方の第2取付部よりも前記感光ドラムが配置されている側に配置されており、
    前記スライド部のスライド移動に連動して、前記第1移動部と前記第2移動部とのそれぞれが前記ドラムユニットに向かって移動し、前記第1バネと前記第2バネとが伸びる方向に前記第1バネと前記第2バネとを変形させることによって、前記光プリントヘッドは前記第1バネの長手方向における前記第1バネの一端側から他端側へと向かう方向に付勢される請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1バネの長手方向における前記第1バネの一端側は前記光プリントヘッドに接続され、かつ、前記第1バネの長手方向における前記第1バネの他端側は前記一端側と前記光プリントヘッドとの接続部分よりも前記感光ドラムに近い位置において前記第1移動部に接続されており、
    前記第2バネの長手方向における前記第2バネの一端側は前記光プリントヘッドに接続され、かつ、前記第2バネの長手方向における前記第2バネの他端側は前記一端側と前記光プリントヘッドとの接続部分よりも前記感光ドラムに近い位置において前記第2移動部に接続されており、
    前記光プリントヘッドが前記ドラムユニットに接触した状態で前記スライド部がスライド移動され、当該スライド移動に連動して前記ドラムユニットに向けて移動する前記第1移動部が前記第1バネを伸長させ、かつ、前記スライド移動に連動して前記ドラムユニットに向けて移動する前記第2移動部が前記第2バネを伸長させ、伸長した前記第1バネと伸長した前記第2バネとのそれぞれの復元力が前記光プリントヘッドに作用することによって前記光プリントヘッドに前記付勢力が付与される請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1バネの長手方向における前記第1バネの一端側は前記第1移動部と接触し、かつ、前記第1バネの長手方向における前記第1バネの他端側は前記一端側と前記第1移動部とが接触する部分よりも前記感光ドラムに近い位置において前記光プリントヘッドに接続されており、
    前記第2バネの長手方向における前記第2バネの一端側は前記第2移動部と接触し、かつ、前記第2バネの長手方向における前記第2バネの他端側は前記一端側と前記第2移動部とが接触する部分よりも前記感光ドラムに近い位置において前記光プリントヘッドに接続されており、
    前記光プリントヘッドが前記ドラムユニットに接触した状態で前記スライド部がスライド移動され、当該スライド移動に連動して前記ドラムユニットに向けて移動する前記第1移動部が前記第1バネを収縮させ、かつ、前記スライド移動に連動して前記ドラムユニットに向けて移動する前記第2移動部が前記第2バネを収縮させ、収縮した前記第1バネと収縮した前記第2バネとのそれぞれの復元力が前記光プリントヘッドに作用することによって前記光プリントヘッドに前記付勢力が付与される請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1バネと前記第2バネとはコイル状のバネである請求項4に記載の画像形成装置。
  9. 前記第1リンク部の長手方向における前記第1リンク部の一端側に形成された前記第1移動部は、前記光プリントヘッドに対して回動する前記第1リンク部の回動軸線方向に突出した突起であって、
    前記第2リンク部の長手方向における前記第2リンク部の一端側に形成された前記第2移動部は、前記光プリントヘッドに対して回動する前記第2リンク部の回動軸線方向に突出した突起である請求項8に記載の画像形成装置
  10. 装置本体に対して回転する感光ドラムを有するドラムユニットと、
    前記感光ドラムを露光する光プリントヘッドと、
    前記光プリントヘッドを、前記ドラムユニットから退避した位置から前記ドラムユニットに向けて移動させて前記ドラムユニットに対して付勢させる移動機構と、を備え、
    前記移動機構は、
    前記装置本体に対して前記感光ドラムの回転軸線方向にスライド移動するスライド部と、
    前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの一端側に設けられ、前記光プリントヘッドを前記ドラムユニットに対して付勢する付勢力を前記光プリントヘッドに付与する第1バネと、
    前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの他端側に設けられ、前記光プリントヘッドを前記ドラムユニットに対して付勢する付勢力を前記光プリントヘッドに付与する第2バネと、
    一端側は前記スライド部に回動可能に接続され第1接続部を形成し、他端側には前記光プリントヘッドに接続され前記第1バネに接触して前記第1バネを変形させる第1移動部が形成されている第1リンク部と、
    一端側は前記スライド部に回動可能に接続され第2接続部を形成し、他端側には前記光プリントヘッドに接続され前記第2バネに接触して前記第2バネを変形させる第2移動部が形成されている第2リンク部と、
    前記スライド部のスライド移動に連動して、前記第1リンク部が前記第1接続部を回動軸として回動し且つ前記第2リンク部が前記第2接続部を回動軸として回動し、前記第1移動部と前記第2移動部とが前記ドラムユニットに向かって移動するように、前記第1接続部と前記第1移動部との間において前記第1リンク部に回動可能に接続され且つ前記装置本体に対して回動可能に接続された第3リンク部と、を備え、
    前記第3リンク部と前記装置本体との接続部である第3接続部と前記第3リンク部と前記第1リンク部との接続部である第4接続部とを結ぶ方向における前記第3リンク部の長さは、前記第1接続部と前記第1移動部とを結ぶ方向における前記第1リンク部の長さよりも短く、回動する前記第3リンク部の前記光プリントヘッド側の端部に相当する部分は前記光プリントヘッドと前記第4接続部との間に位置する画像形成装置。
  11. 前記第3リンク部の一端側は前記装置本体と接続され第3接続部を形成し、前記第3リンク部の他端側は前記第1リンク部と接続され第4接続部を形成し、
    前記第3接続部と前記第4接続部とを結ぶ方向における前記第3リンク部の長さは、前記第1接続部と前記第2接続部とを結ぶ方向における前記第1リンク部の長さよりも短い請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記第1接続部の回動中心と前記第4接続部の回動中心との距離と、前記第1移動部の回動中心と前記第4接続部の回動中心との距離と、前記第3接続部の回動中心と前記第4接続部の回動中心との距離と、は全て等しい請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの一端側に形成され、前記第1バネの長手方向における前記第1バネの一端側と他端側とのそれぞれが取り付けられる1対の第1取付部と、
    前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの他端側に形成され、前記第2バネの長手方向における前記第2バネの一端側と他端側とのそれぞれが取り付けられる1対の第2取付部と、を備え、
    前記第1リンク部は、前記第1移動部が前記1対の第1取付部に取り付けられた前記第1バネに対して前記感光ドラムが配置されている側とは反対側から、前記第1バネの長手方向における前記第1バネの一端側と他端側との間に向けて当接するように、前記スライド部と前記光プリントヘッドとに回転可能に接続され、
    前記第2リンク部は、前記第2移動部が前記1対の第2取付部に取り付けられた前記第2バネに対して前記感光ドラムが配置されている側とは反対側から、前記第2バネの長手方向における前記第2バネの一端側と他端側との間に向けて当接するように、前記スライド部と前記光プリントヘッドとに回転可能に接続されており、
    前記光プリントヘッドが前記ドラムユニットに接触した状態で前記スライド部がスライド移動され、前記スライド移動に連動して前記ドラムユニットに向けて移動する前記第1移動部が前記第1バネを伸長させ、かつ、前記スライド移動に連動して前記ドラムユニットに向けて移動する前記第2移動部が前記第2バネを伸長させ、伸長した前記第1バネと前記第2バネとのそれぞれの復元力が前記光プリントヘッドに作用することによって前記光プリントヘッドに前記付勢力が付与される請求項10に記載の画像形成装置。
  14. 前記1対の第1取付部それぞれのうち一方の第1取付部は他方の第1取付部よりも前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの一端側に配置され、かつ、前記1対の第1取付部それぞれのうち一方の第1取付部は他方の第1取付部よりも前記感光ドラムが配置されている側に配置され、
    前記1対の第2取付部それぞれのうち一方の第2取付部は他方の第2取付部よりも前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの一端側に配置され、かつ、前記1対の第2取付部それぞれのうち一方の第2取付部は他方の第2取付部よりも前記感光ドラムが配置されている側に配置されており、
    前記スライド部のスライド移動に連動して、前記第1移動部と前記第2移動部とのそれぞれが前記ドラムユニットに向かって移動し、前記第1バネと前記第2バネとが伸びる方向に前記第1バネと前記第2バネとを変形させることによって、前記光プリントヘッドは前記第1バネの長手方向における前記第1バネの一端側から他端側へと向かう方向に付勢される請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記第1バネの長手方向における前記第1バネの一端側は前記光プリントヘッドに接続され、かつ、前記第1バネの長手方向における前記第1バネの他端側は前記一端側と前記光プリントヘッドとの接続部分よりも前記感光ドラムに近い位置において前記第1移動部に接続されており、
    前記第2バネの長手方向における前記第2バネの一端側は前記光プリントヘッドに接続され、かつ、前記第2バネの長手方向における前記第2バネの他端側は前記一端側と前記光プリントヘッドとの接続部分よりも前記感光ドラムに近い位置において前記第2移動部に接続されており、
    前記光プリントヘッドが前記ドラムユニットに接触した状態で前記スライド部がスライド移動され、当該スライド移動に連動して前記ドラムユニットに向けて移動する前記第1移動部が前記第1バネを伸長させ、かつ、前記スライド移動に連動して前記ドラムユニットに向けて移動する前記第2移動部が前記第2バネを伸長させ、伸長した前記第1バネと伸長した前記第2バネとのそれぞれの復元力が前記光プリントヘッドに作用することによって前記光プリントヘッドに前記付勢力が付与される請求項10に記載の画像形成装置。
  16. 前記第1バネの長手方向における前記第1バネの一端側は前記第1移動部と接触し、かつ、前記第1バネの長手方向における前記第1バネの他端側は前記一端側と前記第1移動部とが接触する部分よりも前記感光ドラムに近い位置において前記光プリントヘッドに接続されており、
    前記第2バネの長手方向における前記第2バネの一端側は前記第2移動部と接触し、かつ、前記第2バネの長手方向における前記第2バネの他端側は前記一端側と前記第2移動部とが接触する部分よりも前記感光ドラムに近い位置において前記光プリントヘッドに接続されており、
    前記光プリントヘッドが前記ドラムユニットに接触した状態で前記スライド部がスライド移動され、当該スライド移動に連動して前記ドラムユニットに向けて移動する前記第1移動部が前記第1バネを収縮させ、かつ、前記スライド移動に連動して前記ドラムユニットに向けて移動する前記第2移動部が前記第2バネを収縮させ、収縮した前記第1バネと収縮した前記第2バネとのそれぞれの復元力が前記光プリントヘッドに作用することによって前記光プリントヘッドに前記付勢力が付与される請求項10に記載の画像形成装置。
  17. 前記第1バネと前記第2バネとはコイル状のバネである請求項13に記載の画像形成装置。
  18. 前記第1リンク部の長手方向における前記第1リンク部の一端側に形成された前記第1移動部は、前記光プリントヘッドに対して回動する前記第1リンク部の回動軸線方向に突出した突起であって、
    前記第2リンク部の長手方向における前記第2リンク部の一端側に形成された前記第2移動部は、前記光プリントヘッドに対して回動する前記第2リンク部の回動軸線方向に突出した突起である請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 装置本体に対して回転する感光ドラムを有するドラムユニットと、
    前記感光ドラムを露光する光プリントヘッドと、
    前記光プリントヘッドを、前記ドラムユニットから退避した位置から前記ドラムユニットに向けて移動させて前記ドラムユニットに対して付勢させる移動機構と、を備え、
    前記移動機構は、
    前記装置本体に対して前記感光ドラムの回転軸線方向にスライド移動するスライド部と、
    前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの一端側に設けられ、前記光プリントヘッドを前記ドラムユニットに対して付勢する付勢力を前記光プリントヘッドに付与する第1バネと、
    前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの他端側に設けられ、前記光プリントヘッドを前記ドラムユニットに対して付勢する付勢力を前記光プリントヘッドに付与する第2バネと、
    一端側は前記スライド部に回動可能に接続され第1接続部を形成し、他端側には前記光プリントヘッドに接続され前記第1バネに接触して前記第1バネを変形させる第1移動部が形成されている第1リンク部と、
    一端側は前記スライド部に回動可能に接続され第2接続部を形成し、他端側には前記光プリントヘッドに接続され前記第2バネに接触して前記第2バネを変形させる第2移動部が形成されている第2リンク部と、
    前記スライド部のスライド移動に連動して、前記第1リンク部が前記第1接続部を回動軸として回動し且つ前記第2リンク部が前記第2接続部を回動軸として回動し、前記第1移動部と前記第2移動部とが前記ドラムユニットに向かって移動するように、前記第1接続部と前記第1移動部との間において前記第1リンク部に回動可能に接続され且つ前記装置本体に対して回動可能に接続された第3リンク部と、
    回動する前記第3リンク部の前記光プリントヘッド側の端部に相当する部分に設けられ、前記光プリントヘッドに前記付勢力が付与された状態において、前記光プリントヘッドと前記第3リンク部とによって挟まれて弾性変形する弾性部材と、を備える画像形成装置。
  20. 前記第3リンク部の一端側は画像形成装置本体と接続され第3接続部を形成し、前記第3リンク部の他端側は前記第1リンク部と接続され第4接続部を形成し、
    前記第3接続部と第4接続部とを結ぶ方向における前記第3リンク部の長さは、前記第1接続部と前記第2接続部とを結ぶ方向における前記第1リンク部の長さよりも短い請求項19に記載の画像形成装置。
  21. 前記第1接続部の回動中心と前記第4接続部の回動中心との距離と、前記第1移動部の回動中心と前記第4接続部の回動中心との距離と、前記第3接続部の回動中心と前記第4接続部の回動中心との距離と、は全て等しい請求項20に記載の画像形成装置。
  22. 前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの一端側に形成され、前記第1バネの長手方向における前記第1バネの一端側と他端側とのそれぞれが取り付けられる1対の第1取付部と、
    前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの他端側に形成され、前記第2バネの長手方向における前記第2バネの一端側と他端側とのそれぞれが取り付けられる1対の第2取付部と、を備え、
    前記第1リンク部は、前記第1移動部が前記1対の第1取付部に取り付けられた前記第1バネに対して前記感光ドラムが配置されている側とは反対側から、前記第1バネの長手方向における前記第1バネの一端側と他端側との間に向けて当接するように、前記スライド部と前記光プリントヘッドとに回転可能に接続され、
    前記第2リンク部は、前記第2移動部が前記1対の第2取付部に取り付けられた前記第2バネに対して前記感光ドラムが配置されている側とは反対側から、前記第2バネの長手方向における前記第2バネの一端側と他端側との間に向けて当接するように、前記スライド部と前記光プリントヘッドとに回転可能に接続されており、
    前記光プリントヘッドが前記ドラムユニットに接触した状態で前記スライド部がスライド移動され、前記スライド移動に連動して前記ドラムユニットに向けて移動する前記第1移動部が前記第1バネを伸長させ、かつ、前記スライド移動に連動して前記ドラムユニットに向けて移動する前記第2移動部が前記第2バネを伸長させ、伸長した前記第1バネと前記第2バネとのそれぞれの復元力が前記光プリントヘッドに作用することによって前記光プリントヘッドに前記付勢力が付与される請求項19に記載の画像形成装置。
  23. 前記1対の第1取付部それぞれのうち一方の第1取付部は他方の第1取付部よりも前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの一端側に配置され、かつ、前記1対の第1取付部それぞれのうち一方の第1取付部は他方の第1取付部よりも前記感光ドラムが配置されている側に配置され、
    前記1対の第2取付部それぞれのうち一方の第2取付部は他方の第2取付部よりも前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの一端側に配置され、かつ、前記1対の第2取付部それぞれのうち一方の第2取付部は他方の第2取付部よりも前記感光ドラムが配置されている側に配置されており、
    前記スライド部のスライド移動に連動して、前記第1移動部と前記第2移動部とのそれぞれが前記ドラムユニットに向かって移動し、前記第1バネと前記第2バネとが伸びる方向に前記第1バネと前記第2バネとを変形させることによって、前記光プリントヘッドは前記第1バネの長手方向における前記第1バネの一端側から他端側へと向かう方向に付勢される請求項22に記載の画像形成装置。
  24. 前記第1バネの長手方向における前記第1バネの一端側は前記光プリントヘッドに接続され、かつ、前記第1バネの長手方向における前記第1バネの他端側は前記一端側と前記光プリントヘッドとの接続部分よりも前記感光ドラムに近い位置において前記第1移動部に接続されており、
    前記第2バネの長手方向における前記第2バネの一端側は前記光プリントヘッドに接続され、かつ、前記第2バネの長手方向における前記第2バネの他端側は前記一端側と前記光プリントヘッドとの接続部分よりも前記感光ドラムに近い位置において前記第2移動部に接続されており、
    前記光プリントヘッドが前記ドラムユニットに接触した状態で前記スライド部がスライド移動され、当該スライド移動に連動して前記ドラムユニットに向けて移動する前記第1移動部が前記第1バネを伸長させ、かつ、前記スライド移動に連動して前記ドラムユニットに向けて移動する前記第2移動部が前記第2バネを伸長させ、伸長した前記第1バネと伸長した前記第2バネとのそれぞれの復元力が前記光プリントヘッドに作用することによって前記光プリントヘッドに前記付勢力が付与される請求項19に記載の画像形成装置。
  25. 前記第1バネの長手方向における前記第1バネの一端側は前記第1移動部と接触し、かつ、前記第1バネの長手方向における前記第1バネの他端側は前記一端側と前記第1移動部とが接触する部分よりも前記感光ドラムに近い位置において前記光プリントヘッドに接続されており、
    前記第2バネの長手方向における前記第2バネの一端側は前記第2移動部と接触し、かつ、前記第2バネの長手方向における前記第2バネの他端側は前記一端側と前記第2移動部とが接触する部分よりも前記感光ドラムに近い位置において前記光プリントヘッドに接続されており、
    前記光プリントヘッドが前記ドラムユニットに接触した状態で前記スライド部がスライド移動され、当該スライド移動に連動して前記ドラムユニットに向けて移動する前記第1移動部が前記第1バネを収縮させ、かつ、前記スライド移動に連動して前記ドラムユニットに向けて移動する前記第2移動部が前記第2バネを収縮させ、収縮した前記第1バネと収縮した前記第2バネとのそれぞれの復元力が前記光プリントヘッドに作用することによって前記光プリントヘッドに前記付勢力が付与される請求項19に記載の画像形成装置。
  26. 前記第1バネと前記第2バネとはコイル状のバネである請求項22に記載の画像形成装置。
  27. 前記第1リンク部の長手方向における前記第1リンク部の一端側に形成された前記第1移動部は、前記光プリントヘッドに対して回動する前記第1リンク部の回動軸線方向に突出した突起であって、
    前記第2リンク部の長手方向における前記第2リンク部の一端側に形成された前記第2移動部は、前記光プリントヘッドに対して回動する前記第2リンク部の回動軸線方向に突出した突起である請求項26に記載の画像形成装置。
  28. 装置本体に対して回転する感光ドラムを有するドラムユニットと、
    前記感光ドラムを露光する光プリントヘッドと、
    前記光プリントヘッドを、前記ドラムユニットから退避した位置から前記ドラムユニットに向けて移動させて前記ドラムユニットに対して付勢させる移動機構と、を備え、
    前記移動機構は、
    前記装置本体に対して前記感光ドラムの回転軸線方向にスライド移動するスライド部と、
    前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの一端側に設けられ、前記光プリントヘッドを前記ドラムユニットに対して付勢する付勢力を前記光プリントヘッドに付与する第1バネと、
    前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの他端側に設けられ、前記光プリントヘッドを前記ドラムユニットに対して付勢する付勢力を前記光プリントヘッドに付与する第2バネと、
    一端側は前記スライド部に回動可能に接続され第1接続部を形成し、他端側には前記光プリントヘッドに接続され前記第1バネに接触して前記第1バネを変形させる第1移動部が形成されている第1リンク部と、
    一端側は前記スライド部に回動可能に接続され第2接続部を形成し、他端側には前記光プリントヘッドに接続され前記第2バネに接触して前記第2バネを変形させる第2移動部が形成されている第2リンク部と、
    前記スライド部のスライド移動に連動して、前記第1リンク部が前記第1接続部を回動軸として回動し且つ前記第2リンク部が前記第2接続部を回動軸として回動し、前記第1移動部と前記第2移動部とが前記ドラムユニットに向かって移動するように、前記第1接続部と前記第1移動部との間において前記第1リンク部に回動可能に接続され且つ画像形成装置本体に対して回動可能に接続された第3リンク部と、
    前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの一端側において前記ドラムユニットが配置されている側とは反対側に設けられ、前記光プリントヘッドに前記付勢力が付与された状態において、前記光プリントヘッドと前記第3リンク部の前記光プリントヘッド側の端部に相当する部分とによって挟まれて弾性変形する弾性部材と、を備える画像形成装置。
  29. 前記第3リンク部の一端側は前記装置本体と接続され第3接続部を形成し、前記第3リンク部の他端側は前記第1リンク部と接続され第4接続部を形成し、
    前記第3接続部と第4接続部とを結ぶ方向における前記第3リンク部の長さは、前記第1接続部と前記第2接続部とを結ぶ方向における前記第1リンク部の長さよりも短い請求項28に記載の画像形成装置。
  30. 前記第1接続部の回動中心と前記第4接続部の回動中心との距離と、前記第1移動部の回動中心と前記第4接続部の回動中心との距離と、前記第3接続部の回動中心と前記第4接続部の回動中心との距離と、は全て等しい請求項29に記載の画像形成装置。
  31. 前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの一端側に形成され、前記第1バネの長手方向における前記第1バネの一端側と他端側とのそれぞれが取り付けられる1対の第1取付部と、
    前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの他端側に形成され、前記第2バネの長手方向における前記第2バネの一端側と他端側とのそれぞれが取り付けられる1対の第2取付部と、を備え、
    前記第1リンク部は、前記第1移動部が前記1対の第1取付部に取り付けられた前記第1バネに対して前記感光ドラムが配置されている側とは反対側から、前記第1バネの長手方向における前記第1バネの一端側と他端側との間に向けて当接するように、前記スライド部と前記光プリントヘッドとに回転可能に接続され、
    前記第2リンク部は、前記第2移動部が前記1対の第2取付部に取り付けられた前記第2バネに対して前記感光ドラムが配置されている側とは反対側から、前記第2バネの長手方向における前記第2バネの一端側と他端側との間に向けて当接するように、前記スライド部と前記光プリントヘッドとに回転可能に接続されており、
    前記光プリントヘッドが前記ドラムユニットに接触した状態で前記スライド部がスライド移動され、前記スライド移動に連動して前記ドラムユニットに向けて移動する前記第1移動部が前記第1バネを伸長させ、かつ、前記スライド移動に連動して前記ドラムユニットに向けて移動する前記第2移動部が前記第2バネを伸長させ、伸長した前記第1バネと前記第2バネとのそれぞれの復元力が前記光プリントヘッドに作用することによって前記光プリントヘッドに前記付勢力が付与される請求項28に記載の画像形成装置。
  32. 前記1対の第1取付部それぞれのうち一方の第1取付部は他方の第1取付部よりも前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの一端側に配置され、かつ、前記1対の第1取付部それぞれのうち一方の第1取付部は他方の第1取付部よりも前記感光ドラムが配置されている側に配置され、
    前記1対の第2取付部それぞれのうち一方の第2取付部は他方の第2取付部よりも前記回転軸線方向における前記光プリントヘッドの一端側に配置され、かつ、前記1対の第2取付部それぞれのうち一方の第2取付部は他方の第2取付部よりも前記感光ドラムが配置されている側に配置されており、
    前記スライド部のスライド移動に連動して、前記第1移動部と前記第2移動部とのそれぞれが前記ドラムユニットに向かって移動し、前記第1バネと前記第2バネとが伸びる方向に前記第1バネと前記第2バネとを変形させることによって、前記光プリントヘッドは前記第1バネの長手方向における前記第1バネの一端側から他端側へと向かう方向に付勢される請求項31に記載の画像形成装置。
  33. 前記第1バネの長手方向における前記第1バネの一端側は前記光プリントヘッドに接続され、かつ、前記第1バネの長手方向における前記第1バネの他端側は前記一端側と前記光プリントヘッドとの接続部分よりも前記感光ドラムに近い位置において前記第1移動部に接続されており、
    前記第2バネの長手方向における前記第2バネの一端側は前記光プリントヘッドに接続され、かつ、前記第2バネの長手方向における前記第2バネの他端側は前記一端側と前記光プリントヘッドとの接続部分よりも前記感光ドラムに近い位置において前記第2移動部に接続されており、
    前記光プリントヘッドが前記ドラムユニットに接触した状態で前記スライド部がスライド移動され、当該スライド移動に連動して前記ドラムユニットに向けて移動する前記第1移動部が前記第1バネを伸長させ、かつ、前記スライド移動に連動して前記ドラムユニットに向けて移動する前記第2移動部が前記第2バネを伸長させ、伸長した前記第1バネと伸長した前記第2バネとのそれぞれの復元力が前記光プリントヘッドに作用することによって前記光プリントヘッドに前記付勢力が付与される請求項28に記載の画像形成装置。
  34. 前記第1バネの長手方向における前記第1バネの一端側は前記第1移動部と接触し、かつ、前記第1バネの長手方向における前記第1バネの他端側は前記一端側と前記第1移動部とが接触する部分よりも前記感光ドラムに近い位置において前記光プリントヘッドに接続されており、
    前記第2バネの長手方向における前記第2バネの一端側は前記第2移動部と接触し、かつ、前記第2バネの長手方向における前記第2バネの他端側は前記一端側と前記第2移動部とが接触する部分よりも前記感光ドラムに近い位置において前記光プリントヘッドに接続されており、
    前記光プリントヘッドが前記ドラムユニットに接触した状態で前記スライド部がスライド移動され、当該スライド移動に連動して前記ドラムユニットに向けて移動する前記第1移動部が前記第1バネを収縮させ、かつ、前記スライド移動に連動して前記ドラムユニットに向けて移動する前記第2移動部が前記第2バネを収縮させ、収縮した前記第1バネと収縮した前記第2バネとのそれぞれの復元力が前記光プリントヘッドに作用することによって前記光プリントヘッドに前記付勢力が付与される請求項28に記載の画像形成装置。
  35. 前記第1バネと前記第2バネとはコイル状のバネである請求項31に記載の画像形成装置。
  36. 前記第1リンク部の長手方向における前記第1リンク部の一端側に形成された前記第1移動部は、前記光プリントヘッドに対して回動する前記第1リンク部の回動軸線方向に突出した突起であって、
    前記第2リンク部の長手方向における前記第2リンク部の一端側に形成された前記第2移動部は、前記光プリントヘッドに対して回動する前記第2リンク部の回動軸線方向に突出した突起である請求項35に記載の画像形成装置。
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