JPWO2018225223A1 - マンコンベア装置およびマンコンベア装置の制御装置 - Google Patents

マンコンベア装置およびマンコンベア装置の制御装置 Download PDF

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Abstract

マンコンベア装置1は、無端状に連結されたステップ17と、ステップ17を循環移動させる2以上の駆動モーター4a,4bと、駆動モーター4a,4bの負荷を検出する負荷検出装置10と、駆動モーター4a,4bの運転/停止を制御する制御装置11とを備え、制御装置11は、負荷検出装置10で検出された負荷の値に応じて、駆動させる駆動モーターの個数を増加または減少させるとともに、駆動モーターの個数を減少させる毎に、主モーターとして駆動させる駆動モーターを変更する。

Description

この発明は、マンコンベア装置およびマンコンベア装置の制御装置に関する。
マンコンベア装置には、エスカレーター、動く歩道などがある。
例えば、エスカレーターを、階高の大きい建物に設置する場合、駆動モーターなどの構成部品を大型化するか、あるいは、特殊部品を使用しなければならない。そのため、例えば、特許文献1の従来のエスカレーターにおいては、駆動ユニットを複数個に分散することで、駆動モーターの大型化を回避している。具体的には、特許文献1では、エスカレーターの中間位置に複数の駆動ユニットを設置している。また、特許文献1では、駆動ユニットの個数を増加させていくことで、10mを超えるような階高の場合にも、エスカレーターを設置可能にすることが記載されている。
また、例えば特許文献2には、複数の駆動モーターを有するマンコンベア装置において、歪計を内蔵した弾性材を用いてマンコンベアの負荷を検出し、駆動させる駆動モーターの個数を制御する技術が開示されている。
特開平7−252073号公報 特開昭59−138586号公報
しかしながら、特許文献1に記載の従来のエスカレーターでは、負荷の値にかかわらず、常に、複数の駆動ユニットを稼動させているため、電力が無駄に浪費されるという課題があった。
特許文献2においては、軽負荷時には、駆動させる駆動モーターの個数を1個にするように制御しており、省エネルギーが図られている。しかしながら、特許文献2の制御方法においては、軽負荷時に駆動させる1個の駆動モーターは常に同じものであり、他の駆動モーターは過負荷時にのみ駆動される。そのため、当該駆動モーターと、過負荷時にのみ駆動される他の駆動モーターとでは、機器寿命が大きく異なってくる。その結果、機器によって交換頻度にバラツキが生じ、機器寿命が短い機器については交換頻度が高くなるといった課題があった。
この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、軽負荷時には省エネルギー運転を行うことで消費電力を抑えながら、各機器の交換頻度のバラツキを低減させることが可能な、マンコンベア装置、および、マンコンベア装置の制御装置を得ることを目的としている。
この発明は、無端状に連結された踏段と、前記踏段を循環移動させる2以上の駆動モーターと、前記駆動モーターの負荷を検出する負荷検出装置と、前記駆動モーターの運転/停止を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記負荷検出装置で検出された前記負荷の値に応じて、駆動させる前記駆動モーターの個数を増加または減少させるとともに、前記駆動モーターの個数を減少させる毎に、主モーターとして駆動させる駆動モーターを変更する、マンコンベア装置である。
この発明に係るマンコンベア装置によれば、負荷検出装置で検出された負荷の値に応じて、駆動させる駆動モーターの個数を増加または減少させるとともに、駆動モーターの個数を減少させる毎に、主モーターとして駆動させる駆動モーターを変更するようにしたので、軽負荷時には省エネルギー運転を行うことで消費電力を抑えながら、各機器の交換頻度のバラツキを低減させることができる。
この発明の実施の形態1に係るマンコンベア装置の構成を示す側面図である。 この発明の実施の形態1に係るマンコンベア装置に設置された制御盤の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るマンコンベア装置の動作パターンの一例を示したタイミングチャートである。 この発明の実施の形態1に係るマンコンベア装置の制御装置の処理の流れを示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、マンコンベア装置の全体の構成を示す側面図である。マンコンベア装置1は、無端状に連結された踏段を循環移動させることで、乗客を輸送する。以下では、踏段を、ステップ17と呼ぶこととする。図1に示すように、マンコンベア装置1においては、トラス構造体16内に、無端状に形成されたステップチェーン18が設置されている。ステップチェーン18には、複数のステップ17が装着されている。ステップチェーン18は、例えば歯付きチェーンから構成されている。
トラス構造体16内には、複数の駆動モーター4a,4bが設置されている。駆動モーター4a,4bは、ステップチェーン18の歯と噛み合って回転することで、ステップチェーン18を循環移動させる。ステップチェーン18の循環移動に伴って、各ステップ17が、トラス構造体16内の経路に沿って、循環移動する。また、駆動モーター4a,4bに対しては、駆動モーター4a,4bの駆動を停止させるためのブレーキ装置5a,5bが設けられている。
なお、実施の形態1においては、駆動モーターが2個設置されている場合について説明するが、その場合に限らず、駆動モーターを3個以上設けるようにしてもよい。また、駆動モーターが3個以上の場合においても、マンコンベア装置および制御盤3等の動作については、基本的に同じである。そのため、実施の形態1では、主として、駆動モーターが2個の場合を例に挙げて説明する。
また、マンコンベア装置1においては、トラス構造体16の上方に、サイドパネル15とゴム手摺14とが設けられている。サイドパネル15とゴム手摺14とは、ステップ17の幅方向の両端に沿って設けられている。なお、ステップ17の幅方向とは、乗客が乗るステップ17の踏板面を構成する水平面においてステップ17の進行方向に対して垂直な方向を意味する。乗客は、マンコンベア装置1を利用する際には、ステップ17の踏板面に乗り、ゴム手摺14につかまった状態で、ステップ17の進行方向に搬送される。
また、マンコンベア装置1の上部には、機械室2が設けられている。機械室2の中には、制御盤3が設けられている。制御盤3は、駆動モーター4a,4bおよびブレーキ装置5a,5bに動力を供給するための制御を行う。
図2は、制御盤3の内部構成を示したブロック図である。図2に示すように、制御盤3は、交流電源6に接続されている。交流電源6は、例えば商用電源から構成される。
図2に示すように、制御盤3は、コンバーター7、インバーター8、電磁接触器9a,9b、電流検出装置10、および、制御装置11を備えている。
コンバーター7は、駆動モーター4a,4bを駆動させるため、一旦、交流電源6からの交流電圧を直流電圧に変換する。
インバーター8は、コンバーター7に接続されている。インバーター8は、コンバーター7から出力された直流を再度交流に変換することで、周波数と電圧を所望の周波数および所望の電圧に変換する処理を行う。
なお、図1においては、インバーター8とコンバーター7との間にコンデンサが設けられている。コンデンサは必ずしも設置しなくてもよいが、コンデンサを設ける場合が一般的である。コンデンサを設ける理由としては、コンバーター7によって直流に変換された電圧を平滑するため、インバーター8に接続された駆動モーター4a,4bの急な加速に追従するため、コンバーター7からの出力が瞬停した場合にインバーター8の出力を補償するため、などが挙げられる。
電流検出装置10は、駆動モーター4a,4bに流れる電流値を検出して、電流検出値を制御装置11に出力する。電流検出装置10で検出される電流検出値は、駆動モーター4a,4bの負荷によって増減する。具体的には、駆動モーター4a,4bの負荷が増加すると電流検出値が高くなり、駆動モーター4a,4bの負荷が減少すると電流検出値が低くなる。従って、電流検出装置10は、駆動モーター4a,4bの負荷を検出する負荷検出部を構成している。なお、駆動モーター4a,4bの負荷は、マンコンベア装置1の負荷を示し、すなわち、マンコンベア装置1に乗っている乗客およびその荷物などの総重量を示す。
制御装置11は、電流検出装置10からの電流検出値に基づいて、電磁接触器9a,9bのオン/オフ制御を行う。
電磁接触器9aは、駆動モーター4aおよびブレーキ装置5aに接続されている。電磁接触器9aがオン状態のときに、駆動モーター4aまたはブレーキ装置5aに、制御盤3から、動力が供給される。一方、電磁接触器9aがオフ状態のときには、駆動モーター4aまたはブレーキ装置5aに対して、制御盤3からの動力が供給されない。
同様に、電磁接触器9bは、駆動モーター4bおよびブレーキ装置5bに接続されている。電磁接触器9bがオン状態のときに、駆動モーター4bまたはブレーキ装置5bに、制御盤3から、動力が供給される。一方、電磁接触器9bがオフ状態のときには、駆動モーター4bまたはブレーキ装置5bに対して、制御盤3からの動力が供給されない。
制御盤3は、以上のように構成され、電流検出装置10からの電流検出値に応じて、電磁接触器9a,9bのオン/オフ制御を行うことで、駆動モーター4a,4bの駆動/停止を切り替えるとともに、ブレーキ装置5a,5bの駆動/停止を切り替える。
次に、図3および図4を用いて、制御盤3に設けられた制御装置11の動作について説明する。
図3は、乗客の増減に伴う、電流検出装置10、電磁接触器9a,9bの動作パターンの一例を示す。また、図4は、制御装置11の処理の流れを示すフローチャートである。
図3の(a)において、横軸は時間を示す。また、縦軸は、電流検出装置10の電流検出値30を示す。但し、ここでは、電流検出値30は、電流検出装置10の出力をAD変換(アナログ/デジタル変換)した値とする。また、図3の(a)において、符号32が閾値1を示し、符号31が閾値2を示す。閾値1は、駆動させる駆動モーターの個数を減少させるか否かの判定に用いる電流閾値であり、閾値2は、駆動させる駆動モーターの個数を増加させるか否かの判定に用いる電流閾値である。閾値1と閾値2とは互いに異なる値に設定されており、閾値2が閾値1よりも大きい値に設定されている。なお、閾値2は、例えば、負荷が駆動モーター1台分の定格の80%の場合の電流値の値に設定する。また、閾値1は、例えば、負荷が駆動モーター1台分の定格の30%の場合の電流値の値に設定する。但し、閾値1および閾値2は、これらの例に限定されるものではなく、任意の値に適宜設定してよいものとする。閾値1および閾値2は、制御装置11の記憶部(図示省略)に予め記憶されている。
また、図3の(b)において、横軸は時間を示す。また、縦軸は、電磁接触器9aのコイル電圧の波形33を示す。すなわち、(b)の縦軸は、電磁接触器9aのON/OFFの状態を示す。また、同様に、図3の(c)において、横軸は時間を示す。また、縦軸は、電磁接触器9bのコイル電圧の波形34を示す。すなわち、(c)の縦軸は、電磁接触器9bのON/OFFの状態を示す。
図3の動作パターンの例を用いて、制御装置11の動作の概要について説明する。図3において、時間tがt<taの場合は、電流検出装置10の電流検出値30は閾値2未満である。そのため、制御装置11は、1個の駆動モーター4aのみを駆動させるべきであると判定し、電磁接触器9aをONにして、駆動モーター4aのみを運転させる。このとき、駆動モーター4aが主モーターに設定されており、駆動モーター4bは補助モーターに設定されている。
次に、時間tがta≦t<tbの場合は、まず、時間tがt=taの時点で、電流検出装置10の電流検出値30が閾値2以上となっている。そのため、制御装置11は、駆動させる駆動モーターの個数を増加させるべきであると判定し、電磁接触器9bもONにして、駆動モーター4bの運転を開始させる。これにより、駆動モーター4a,4bが共に駆動する。その後も、電流検出装置10の電流検出値30が閾値1を下回ることがないため、制御装置11は、引き続き、駆動モーター4a,4bを共に駆動させる。
次に、時間tがtb≦tの場合は、まず、時間tがt=tbの時点で、電流検出装置10の電流検出値30が閾値1を下回る。そのため、制御装置11は、駆動させる駆動モーターの個数を減少させるべきと判断する。そのため、制御装置11は、主モーターである駆動モーター4aの運転を停止させ、駆動モーター4bのみの運転を継続させる。また、制御装置11は、主モーターおよび補助モーターの設定を更新し、駆動モーター4bを主モーターに設定し、駆動モーター4aを補助モーターに設定する。
このように、制御装置11は、主モーターとして設定する駆動モーターを、2つの駆動モーター4a,4b間で交代させることで、電磁接触器9a,9bの開閉頻度をほぼ同等とすることができる。
次に、図4のフローチャートを用いて、制御装置11の処理の流れを説明する。まず、ステップS1で、制御装置11は、主モーターおよび補助モーターの設定を行う。ここでは、例えば、駆動モーター4aを主モーターに設定し、駆動モーター4bを補助モーターに設定したとして以下の説明を行う。
次に、ステップS2で、制御装置11は、電磁接触器9aをONにして、主モーターである駆動モーター4aを駆動させる。
次に、ステップS3で、制御装置11は、電流検出装置10の電流検出値30をモニタリングし、電流検出値30と閾値2とを比較する。制御装置11は、電流検出値30が閾値2以上になるまでステップS3の比較処理を一定の周期で繰り返し、電流検出値30が閾値2以上になったときに、ステップS4に進む。
ステップS4では、制御装置11は、ステップS3の比較の結果に基づいて、駆動させる駆動モーターの個数を増加すべきと判定し、電磁接触器9bをONにして、駆動モーター4bを駆動させる。これにより、駆動モーター4a,4bが共に動作する。
次に、ステップS5で、制御装置11は、電流検出装置10の電流検出値30をモニタリングし、電流検出値30と閾値1とを比較する。制御装置11は、電流検出値30が閾値1未満になるまでステップS5の比較処理を一定の周期で繰り返し、電流検出値30が閾値1未満になったときに、ステップS6に進む。
ステップS6では、制御装置11は、ステップS5の比較の結果に基づいて、駆動させる駆動モーターの個数を減少すべきと判断して、電磁接触器9aをOFFにして、主モーターである駆動モーター4aの駆動を停止させる。これにより、駆動モーター4bのみが運転を継続する。
次に、ステップS7で、制御装置11は、主モーターおよび補助モーターの設定の更新を行う。当該更新において、制御装置11は、主モーターと補助モーターとを交代させる。すなわち、上記のステップS1では、駆動モーター4aを主モーターに設定し、駆動モーター4bを補助モーターに設定していたため、ステップS7では、主モーターと補助モーターを逆にして、駆動モーター4bを主モーターに設定し、駆動モーター4aを補助モーターに設定する。そうして、ステップS3の処理に戻り、ステップS3からステップS7の処理を繰り返す。
以上のように、実施の形態1においては、マンコンベア装置1において、制御装置11が、電流検出装置10を用いて駆動モーター4a,4bに流れる電流を検出し、電磁接触器9a,9bを制御することにより、電流検出値30に応じた個数の駆動モーター4a,4bを駆動させる。例えば、通常時は、1個の駆動モーター4aのみでマンコンベア装置1を駆動し、乗客の増加に伴い、駆動モーター4aに流れる電流が閾値2以上になった場合に、電磁接触器9bを制御することにより、現在駆動していない別の駆動モーター4bにも電圧を印加し、2個の駆動モーター4a,4bでマンコンベア装置1を駆動させる。
また、乗客が減り、駆動モーター4a,4bに流れる電流が小さくなった場合には、駆動させる駆動モーターの個数を減らす。その際、最後に駆動させた駆動モーター4bの運転を継続させ、最初に駆動させた駆動モーター4aを停止させる。こうすることで、各駆動モーター4a,4bを駆動させる電磁接触器9a,9bの開閉回数を同等にし、駆動モーター4a,4b及び電磁接触器9a,9bの交換頻度を削減する。
また、実施の形態1においては、閾値1と閾値2とを同じ値ではなく、異なる値に設定している。具体的には、閾値2が閾値1よりも大きい値になるように設定している。このように、閾値1を閾値2よりも小さい値に設定しておけば、駆動モーターの個数を減らした直後に、乗客が増えても、すぐに、駆動モーターの個数を増やすといったことを防止することができる。それにより、電磁接触器9a,9bが頻繁に開閉することもなくなる。
実施の形態1に係るマンコンベア装置1においては、軽負荷時においては、駆動モーターの個数を減らすことで、省エネルギー運転を行うことで、消費電力の低減を図っている。また、主モーターとして駆動させる駆動モーターを、駆動モーター間で交代させることで、電磁接触器の開閉頻度が同等になるように制御している。これにより、電磁接触器9a,9b及び駆動モーター4a,4bの交換頻度を削減することができる。
なお、上記の説明においては、駆動モーターが2個の場合について説明したが、駆動モーターが3個以上の場合も同様である。但し、その場合には、主モーターに設定する順序を各駆動モーターに予め振り分けておき、当該順序に従って、各駆動モーターを順に主モーターに設定する。そうして、まず、主モーターに設定した1個の駆動モーターのみでマンコンベア装置1を駆動し、乗客の増加に伴い、駆動モーターに流れる電流が閾値2以上になった場合に、電磁接触器を制御することにより、現在駆動していない別の駆動モーターにも電圧を印加し、2個の駆動モーターでマンコンベア装置1を駆動させる。また、さらに乗客が増えて閾値3以上になった場合に、電磁接触器を制御することにより、現在駆動していない別の駆動モーターにも電圧を印加し、3個の駆動モーターでマンコンベア装置1を駆動させる。この動作を繰り返す。このように、駆動モーターの個数に合わせて3個以上の閾値を設定しておき、それらの閾値との比較で、順に、駆動モーターの個数を増加させていく。また、乗客が減り、それらの駆動モーターに流れる電流が小さくなった場合には、駆動させる駆動モーターの個数を1個ずつ減らす。すなわち、同様に、駆動モーターの個数に合わせて3個以上の閾値を設定しておき、それらの閾値との比較で、順に、駆動モーターの個数を減少させていく。また、その際には、主モーターに設定されている駆動モーターの運転を停止させ、他の駆動モーターの運転を継続させる。また、順序が次の駆動モーターを主モーターに設定し直す。こうすることで、各駆動モーターを駆動させる電磁接触器の開閉回数を同等にし、各駆動モーター及び各電磁接触器の交換頻度を同等にすることができる。
また、上記の説明においては、駆動させる駆動モーターの個数を増減させる際に、1個ずつ増減させていたが、その場合に限らず、例えば、2個ずつなどのように、予め設定された個数ずつ増減させるようにしてもよい。
実施の形態2.
上記の実施の形態1においては、マンコンベア装置1の負荷を検出する負荷検出部として電流検出装置10を用いる例について説明した。しかしながら、負荷検出部として、電流検出装置10以外の他の装置を用いることも可能である。以下では、他の装置を用いた場合について説明する。
実施の形態2においては、図1に示すように、負荷検出部として、マンコンベア装置1の乗降口を撮影するためのカメラ12,13を設けている。カメラ12,13は、マンコンベア装置1の乗り口と降り口の両方に設けてもよいが、乗り口のみに設けるようにしてもよい。
いま、カメラ12が、マンコンベア装置1の乗り口に設置されていると仮定する。カメラ12により、乗り口を撮影し、撮影により得られた画像データを画像処理することで、乗り口を通過した乗客の人数をカウントすることができる。こうして、予め設定した時間幅で、乗客の人数を検出すれば、マンコンベア装置1に乗っている乗客の人数を検出することができる。こうして、乗客の人数から、マンコンベア装置1の乗客の乗り込み率を算出し、その結果から、駆動させるべき駆動モーターの個数を判定することができる。
実施の形態2においては、マンコンベア装置1の乗客の乗り込み率に対して、閾値1および閾値2を予め設定しておく。そうして、制御装置11が、図4のフローチャートのステップS3において、検出電流値の代わりに、マンコンベア装置1の乗客の乗り込み率を用いて、乗り込み率が閾値2以上か否かを判定する。また、同様に、図4のフローチャートのステップS5において、制御装置11が、検出電流値の代わりに、マンコンベア装置1の乗客の乗り込み率を用いて、乗り込み率が閾値1未満か否かを判定する。
実施の形態2においては、他の構成および動作は、実施の形態1と同じであるため、ここでは、その説明を省略する。
さらに、カメラ12をマンコンベア装置1の乗り口に設置し、カメラ13をマンコンベア装置1の降り口に設置すれば、負荷の検出の精度をより高めることができる。すなわち、カメラ12により乗り口を撮影し、カメラ13により降り口を撮影する。こうすることで、カメラ12の画像データから、乗り口を通過した乗客の人数をカウントすることができ、カメラ13の画像データから、降り口を追加した乗客の人数をカウントすることができる。こうして、予め設定した時間幅で、乗り口を通過した人数から、降り口を通過した人数を減算することで、マンコンベア装置1に乗っている乗客の人数を、さらに、精度よく検出することができる。
また、カメラ12,13の代わりに、赤外線センサーなどのセンサーを用いて、乗り口および降り口を撮影して、乗客の人数を検出し、それにより、マンコンベア装置1の乗客の乗り込み率を検出するようにしてもよい。
また、特許文献1に記載のように、トラス構造体16と建物の階床との間に、歪みセンサーを内蔵した弾性体を設置し、当該歪みセンサーの歪み量から、マンコンベア装置1の乗客の乗り込み率を検出するようにしてもよい。
あるいは、カメラ12,13の代わりに、マンコンベア装置1の乗降口に、光を発信する発光装置と、当該光を受信する受光装置とからなる、光電センサーを設けるようにしてもよい。通常時には、発光装置から発光される光は受光装置によって受光される。一方、乗り口または降り口を乗客が通過すると、発光装置から発光される光は乗客によって遮光されるため、受光装置が受光することができない。そのため、予め設定された時間の間、受光装置による受光がない場合、乗客が乗り口および降り口を通過したと判定することができる。こうして、予め設定した時間幅で、乗降口を通過した人数から、マンコンベア装置1に乗っている乗客の人数を検出することができ、それにより、マンコンベア装置1の乗客の乗り込み率を検出することができる。
また、マンコンベア装置1の乗客の乗り込み率の代わりに、乗客の人数に基づいて、駆動させるべき駆動モーターの個数を判定するようにしてもよい。その場合には、乗客の人数に対して閾値1及び閾値2を設定しておく。
以上のように、実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、低負荷時においては、駆動モーターの個数を減らすことで、省エネルギー運転を行うことで、消費電力の低減を図っている。また、主モーターとして駆動させる駆動モーターを、2つの駆動モーター間で交代させることで、電磁接触器の開閉頻度が同等になるように制御している。これにより、電磁接触器9a,9b及び駆動モーター4a,4bの交換頻度を削減することができる。
なお、上記の実施の形態1,2において、制御装置11は、プロセッサとメモリとから構成され、制御装置11の上記の各機能は、プロセッサがメモリに記憶されたプログラムを実行することにより実現される。あるいは、制御装置11を、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサなどの専用のハードウエアから構成するようにしてもよい。
産業上の利用の可能性
上記の実施の形態1,2においては、マンコンベア装置として、エスカレーターを例に挙げて説明したが、動く歩道など他のマンコンベア装置にも、実施の形態1,2に係るマンコンベア装置およびその制御装置は適用可能である。また、駆動モーターを複数個設けるようにしたので、一般的なエスカレーターだけでなく、階高の大きいエスカレーターおよび移動距離の長い動く歩道などにも、実施の形態1,2に係るマンコンベア装置およびその制御装置は有効である。
1 マンコンベア装置、2 機械室、3 制御盤、4a,4b 駆動モーター、5a,5b ブレーキ装置、6 交流電源、7 コンバーター、8 インバーター、9a,9b 電磁接触器、10 電流検出装置、11 制御装置。

Claims (6)

  1. 無端状に連結された踏段と、
    前記踏段を循環移動させる2以上の駆動モーターと、
    前記駆動モーターの負荷を検出する負荷検出装置と、
    前記駆動モーターの運転/停止を制御する制御装置と
    を備え、
    前記制御装置は、前記負荷検出装置で検出された前記負荷の値に応じて、駆動させる前記駆動モーターの個数を増加または減少させるとともに、前記駆動モーターの個数を減少させる毎に、主モーターとして駆動させる駆動モーターを変更する、
    マンコンベア装置。
  2. 前記制御装置は、
    第1の閾値と第2の閾値とを予め記憶している記憶部と、
    前記負荷検出装置で検出された前記負荷の値と前記第2の閾値とを比較して、前記負荷の値が前記第2の閾値以上の場合に、駆動させる前記駆動モーターの個数を、予め設定された個数だけ増加させて、駆動モーター数として出力する第1の判定部と、
    前記負荷検出装置で検出された前記負荷の値と前記第1の閾値とを比較して、前記負荷の値が前記第1の閾値未満の場合に、駆動させる前記駆動モーターの個数を、予め設定された個数だけ減少させて、駆動モーター数として出力する第2の判定部と、
    前記第1の判定部および前記第2の判定部から出力される前記駆動モーター数に従って、各前記駆動モーターの運転/停止を制御する制御部と
    請求項1に記載のマンコンベア装置。
  3. 前記第2の閾値は、前記第1の閾値より大きい値に設定されている、
    請求項2に記載のマンコンベア装置。
  4. 無端状に連結された踏段を循環移動させて乗客を輸送するマンコンベア装置に設けられた2以上の駆動モーターの運転/停止を制御するマンコンベア装置の制御装置であって、
    前記駆動モーターの負荷を検出する負荷検出装置で検出された前記負荷の値に応じて、駆動させる前記駆動モーターの個数を増加または減少させるとともに、前記駆動モーターの個数を減少させる毎に、主モーターとして駆動させる駆動モーターを変更する、
    マンコンベア装置の制御装置。
  5. 前記制御装置は、
    第1の閾値と第2の閾値とを予め記憶している記憶部と、
    前記負荷検出装置で検出された前記負荷の値と前記第2の閾値とを比較して、前記負荷の値が前記第2の閾値以上の場合に、駆動させる前記駆動モーターの個数を、予め設定された個数だけ増加させて、駆動モーター数として出力する第1の判定部と、
    前記負荷検出装置で検出された前記負荷の値と前記第1の閾値とを比較して、前記負荷の値が前記第1の閾値未満の場合に、駆動させる前記駆動モーターの個数を、予め設定された個数だけ減少させて、駆動モーター数として出力する第2の判定部と、
    前記第1の判定部および前記第2の判定部から出力される前記駆動モーター数に従って、各前記駆動モーターの運転/停止を制御する制御部と
    を備えている、
    請求項4に記載のマンコンベア装置の制御装置。
  6. 前記第2の閾値は、前記第1の閾値より大きい値に設定されている、
    請求項5に記載のマンコンベア装置の制御装置。
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