JPWO2018180946A1 - アクチュエータ - Google Patents

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Abstract

アクチュエータ(1)において、磁気駆動回路に用いたコイルまたは磁石を保持する複数のホルダをガタつくことなく第1方向に重ねて配置するために、第1磁気駆動回路(6)の第1コイルホルダ(65)、第2磁気駆動回路(7)の第2コイルホルダ(75)、および第3磁気駆動回路(8)の第3コイルホルダ(85)がZ方向に重ねて配置され、第1コイルホルダ(65)、第2コイルホルダ(75)および第3コイルホルダ(85)は、拘束部材(90)によってZ方向で締め付けられている。このため、第1コイルホルダ(65)、第2コイルホルダ(75)および第3コイルホルダ(85)をガタつくことなくZ方向に重ねて配置することができる。拘束部材(90)は、サイズおよび形状を含めて構成が同じような第1部材(91)と第2部材(92)とによって構成されている。

Description

本発明は、各種振動を発生させるアクチュエータに関するものである。
磁気駆動回路によって振動を発生させる機器として、磁石を備えた支持体と、磁石と対向するコイルを備えた可動体とを有し、可動体と支持体との間に弾性部材が配置されたアクチュエータが提案されている(特許文献1参照)。また、特許文献1に記載のアクチュエータでは、第1方向に板厚方向を向けたホルダにおいて、第1方向に直交する第2方向で離間する位置に2つの第1コイルが設けられている一方、第1方向および第2方向に対して直交する第3方向で離間する位置に2つの第2コイルを設けられている。また、支持体には、第1コイルに対して第1方向の両側に第1磁石が配置され、第2コイルに対して第1方向の両側に第2磁石が配置されている。したがって、第1コイルおよび第1磁石は、可動体を第2方向に振動させる第1磁気駆動回路を構成し、第2コイルおよび第2磁石は、可動体を第3方向に振動させる第2磁気駆動回路を構成している。それゆえ、アクチュエータによって、第2方向の振動や第3方向の振動を発生させる。
特開2016−127789号公報
特許文献1に記載のアクチュエータにおいて、可動体では、第1方向に板厚方向を向けたホルダに対して第1コイルおよび第2コイルが平面的に設けられているため、可動体の平面積が大きい。かかる問題を解消するには、第1磁気駆動回路および第2磁気駆動回路を第1方向に重ねて配置すればよいが、その場合、第1磁気駆動回路のコイルまたは磁石を保持する第1ホルダと、第2磁気駆動回路のコイルまたは磁石を保持する第2ホルダを第1方向に重ねて配置することになる。その結果、部品公差等の影響でホルダにガタ付きが発生してしまう。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、磁気駆動回路に用いたコイルまたは磁石を保持する複数のホルダをガタつくことなく第1方向に重ねて配置することのできるアクチュエータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るアクチュエータは、第1ホルダおよび前記第1ホルダに第1方向で重なる第2ホルダを備えた支持体と、前記支持体に対して移動可能な可動体と、前記第1ホルダに第1コイルおよび第1磁石の一方が保持され、前記可動体に他方が保持されて、前記可動体を前記第1方向と直交する第2方向に駆動する第1磁気駆動回路と、前記第2ホルダに第2コイルおよび第2磁石の一方が保持され、前記可動体に他方が保持されて、前記可動体を前記第1方向と直交し、前記第2方向と交差する第3方向に駆動する第2磁気駆動回路と、前記第1ホルダおよび前記第2ホルダを前記第1方向の両側から締め付けて拘束する拘束部材と、を有し、前記拘束部材は、前記第1ホルダに前記第1方向の一方側から直接または他の部材を介して重なる第1部分と、前記第2ホルダに前記第1方向の他方側から直接または他の部材を介して重なる第2部分と、前記支持体の前記第2方向の一方側で前記第1部分および前記第2部分に接続された第3部分と、前記支持体の前記第2方向の他方側で前記第1部分および前記第2部分に接続された第4部分と、前記支持体の前記第3方向の一方側で前記第1部分および前記第2部分に接続された第5部分と、前記支持体の前記第3方向の他方側で前記第1部分および前記第2部分に接続された第6部分と、を備えていることを特徴とする。
本発明に係るアクチュエータにおいて、支持体では、磁気駆動回路のコイルまたは磁石を保持する複数のホルダ(第1ホルダおよび第2ホルダ)が第1方向に重ねて配置されている。このため、複数の磁気駆動回路(第1磁気駆動回路および第2磁気駆動回路)が第1方向に重ねて配置されている。したがって、アクチュエータを第1方向からみたときのサイズ(平面積)が小さい。また、複数のホルダが第1方向で重ねて配置されているが、拘束部材は、複数のホルダを第1方向の両側から締め付けて拘束している。このため、複数のホルダをガタつくことなく第1方向に重ねて配置することができる。
本発明において、前記拘束部材は、前記第1部分の前記第2方向の一方側の端部および前記第2方向の他方側の端部から前記第3部分および前記第4部分が前記第1方向の他方側に向けて折れ曲がった第1部材と、前記第2部分の前記第3方向の一方側の端部および前記第2方向の他方側の端部から前記第5部分および前記第6部分が前記第1方向の一方側に向けて折れ曲がった第2部材と、を有し、前記第3部分および前記第4部分の前記第1方向の他方側の端部は各々、前記第2部分に連結され、前記第5部分および前記第6部分の前記第1方向の一方側の端部は各々、前記第1部分に連結されている態様を採用することができる。
本発明において、前記第1部材および前記第2部材は各々、金属製の板状部材であって、前記第3部分および前記第4部分の前記第1方向の他方側の端部は各々、前記第2部分に溶接により連結され、前記第5部分および前記第6部分の前記第1方向の一方側の端部は各々、前記第1部分に連結されている態様を採用することができる。
本発明において、前記第1部材と前記第2部材とは、サイズおよび形状を含めて構成が同じような構成である態様を採用することができる。かかる態様によれば、第1部材および第2部材に共通の拘束部材を用いることもできる。したがって、アクチュエータのコストを低減することができる。
本発明において、前記第1ホルダは、前記第1コイルまたは前記第1磁石を保持する第1保持部と、前記第1保持部の端部で前記第1方向に突出した複数の第1柱状部と、を備え、前記第2ホルダは、前記第2コイルまたは前記第2磁石を保持する第2保持部と、前記第2保持部の端部で前記第1方向に突出した複数の第2柱状部と、を備え、前記複数の第1柱状部と前記複数の第2柱状部とは各々、連結されている態様を採用することができる。
本発明では、前記支持体において前記第2ホルダに対して前記第1ホルダとは反対側に重ねて配置された第3ホルダと、前記第3ホルダに第3コイルおよび第3磁石の一方が保持され、前記可動体に他方が保持されて、前記可動体を前記第2方向に駆動する第3磁気駆動回路と、を有し、前記拘束部材は、前記第1ホルダ、前記第2ホルダおよび前記第3ホルダを前記第1方向の両側から締め付けて拘束している態様を採用することができる。
本発明において、前記第1ホルダは、前記第1コイルを保持する第1コイルホルダであり、前記第2ホルダは、前記第2コイルを保持する第2コイルホルダである態様を採用することができる。
本発明の実施の形態1に係るアクチュエータの斜視図である。 図1に示すカバーを外した状態のアクチュエータの分解斜視図である。 図1に示すアクチュエータを第1方向および第2方向に切断したときの説明図である。 図1に示すアクチュエータを第1方向および第3方向に切断したときの説明図である。 図1に示す第1端板および第2端板を外した状態のアクチュエータの分解斜視図である。 図1に示すアクチュエータに用いた磁気駆動回路を分解したときの分解斜視図である。 図6に示す第1磁気駆動回路の分解斜視図である。 図6に示す第2磁気駆動回路の分解斜視図である。 図6に示す第3磁気駆動回路の分解斜視図である。 本発明を適用したアクチュエータに用いられる拘束部材の変形例を示す説明図である。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明において、互いに交差する3つの方向を各々、X方向、Y方向およびZ方向として説明する。Z方向はX方向およびY方向に対して直交する方向である。また、X方向の一方側にX1を付し、X方向の他方側にX2を付し、Y方向の一方側にY1を付し、Y方向の他方側にY2を付し、Z方向の一方側にZ1を付し、Z方向の他方側にZ2を付して説明する。ここで、X方向、Y方向およびZ方向は各々、本発明における方向と以下の関係を有している。
X方向=本発明における「第2方向」
Y方向=本発明における「第3方向」
Z方向=本発明における「第1方向」
(全体構成)
図1は、本発明を適用したアクチュエータ1の斜視図である。図2は、図1に示すアクチュエータから拘束部材を外した状態の分解斜視図である。図3は、図1に示すアクチュエータ1を第1方向(Z方向)および第2方向(X方向)に切断したときの説明図である。図4は、図1に示すアクチュエータ1を第1方向(Z方向)および第3方向(Y方向)に切断したときの説明図である。図5は、図1に示す第1端板28および第2端板29を外した状態のアクチュエータ1の分解斜視図である。
図1に示すように、本形態のアクチュエータ1は、直方体形状の本体部分10と、本体部分10を覆うカバー9とを有している。本体部分10のY方向の一方側Y1の面にはフレキシブル配線基板からなる配線基板16が貼付されている。配線基板16には、複数の電極161および配線パターン162が形成されており、かかる電極161には、後述するコイルの端部が接続される。
図3、図4および図5に示すように、アクチュエータ1は、支持体2と、可動体3と、支持体2と可動体3との間に配置された弾性部材4とを有しており、可動体3は、弾性部材4を介してZ方向、X方向およびY方向に移動可能に支持体2に支持されている。また、アクチュエータ1は、可動体3を支持体2に対してX方向およびY方向に駆動して振動させる複数の磁気駆動回路(第1磁気駆動回路6、第2磁気駆動回路7、および第3磁気駆動回路8)を有している。
支持体2は、Z方向の一方側Z1の端部および他方側Z2の端部に、第1端板28および第2端板29を有している。第1端板28は、可動体3に対してZ方向の一方側Z1で対向しており、可動体3と第1端板28との間に第1弾性部材41(弾性部材4)が配置されている。第2端板29は、可動体3に対してZ方向の他方側Z2で対向しており、可動体3と第2端板29との間に第2弾性部材42(弾性部材4)が配置されている。
本形態において、弾性部材4は、粘弾性を備えた粘弾性体であり、本形態では、弾性部材4(粘弾性体)として板状のゲル状ダンパー部材が用いられている。第1弾性部材41は、Z方向の両面が各々、可動体3および第1端板28に接着等の方法で接続されている。第2端板29は、第2弾性部材42は、Z方向の両面が各々、可動体3および第2端板29に接着等の方法で接続されている。すなわち、弾性部材4は、可動体3に対する第1方向Zの一方側Z1、および可動体3に対する第1方向Zの他方側Z2の各々に設けられている。また、弾性部材4は、可動体3、および支持体2において可動体3に第1方向Zの一方側Z1で対向する部分(第1端板28)の双方に接する第1弾性部材41と、可動体3、および支持体2において可動体3に第1方向Zの他方側Z2で対向する部分(第2端板29)の双方に接する第2弾性部材42として配置されている。
ゲル状ダンパー部材は、その伸縮方向によって、線形あるいは非線形の伸縮特性を備える。例えば、板状のゲル状ダンパー部材は、その厚さ方向(軸方向)に押圧されて圧縮変形する際は、線形の成分よりも非線形の成分が大きい伸縮特性を備える一方、厚さ方向(軸方向)に引っ張られて伸びる場合は、非線形の成分よりも線形の成分が大きい伸縮特性を備える。また、厚さ方向(軸方向)と交差する方向(せん断方向)に変形する場合も、非線形の成分よりも線形の成分が大きい変形特性を持つ。本形態において、可動体3がX方向およびY方向に振動した際、弾性部材4(粘弾性体)は、せん断方向に変形するように構成されている。
複数の磁気駆動回路(第1磁気駆動回路6、第2磁気駆動回路7、および第3磁気駆動回路8)はいずれも、コイルと、コイルの各々と対向する磁石とを有している。コイルは、支持体2および可動体3の一方側部材に設けられ、磁石は、他方側部材に設けられる。また、コイルおよび磁石のうち、支持体2の側に設けられている一方の部材は、支持体2の側に設けられたホルダに保持され、他方の部材は可動体3に保持されている。本形態では、以下に説明するように、コイル(第1コイル61、第2コイル71、および第3コイル81)が支持体2に設けられている。したがって、ホルダは、コイル(第1コイル61、第2コイル71、および第3コイル81)を保持するコイルホルダ(第1コイルホル65、第2コイルホルダ75、および第3コイルホルダ85)として構成されている。また、磁石(第1磁石、622、第2磁石721、722、および第3磁石821)、およびヨーク(第1ヨーク64、第2ヨーク74、および第3ヨーク84)が可動体3に設けられている。また、第1磁気駆動回路6、第2磁気駆動回路7、および第3磁気駆動回路8は、Z方向の一方側Z1から他方側Z2に順に重ねて配置されている。
(駆動回路の構成)
図6は、図1に示すアクチュエータ1に用いた磁気駆動回路を分解したときの分解斜視図である。図3、図4、図5および図6に示すように、第1磁気駆動回路6は、第1コイル61と、第1コイル61にZ方向の他方側Z2で対向する第1磁石622とを有している。第2磁気駆動回路7は、第2コイル71と、第2コイル71にZ方向の一方側Z1で対向する第2磁石721と、第2コイル71にZ方向の他方側Z2で対向する第2磁石722とを有している。第3磁気駆動回路8は、第3コイル81と、第3コイル81にZ方向の一方側Z1で対向する第3磁石821とを有している。
このように構成した第1磁気駆動回路6、第2磁気駆動回路7、および第3磁気駆動回路8をZ方向に重ねて配置するために、支持体2は、第1コイル61を保持する第1コイルホルダ65と、第2コイル71を保持する第2コイルホルダ75と、第3コイル81を保持する第3コイルホルダ85とを有しており、第1コイルホルダ65、第2コイルホルダ75、および第3コイルホルダ85は、Z方向の一方側Z1から他方側Z2に順に重ねて配置されている。また、第1コイルホルダ65、第2コイルホルダ75、および第3コイルホルダ85は、Z方向で隣り合うコイルホルダ同士が連結されている。
また、可動体3は、第1コイル61に対してZ方向の一方側Z1、第1コイル61と第2コイル71との間、第2コイル71と第3コイル81との間、および第3コイル81に対してZ方向の他方側Z2に配置された複数のヨーク(第1ヨーク64、第2ヨーク74、および第3ヨーク84)を備えており、第1磁石622、第2磁石721、722、および第3磁石821は各々、複数のヨークのいずれかに保持されている。また、複数のヨークは、Z方向で隣り合うヨーク同士が連結されている。
本形態において、複数のヨークには、第1コイル61に対してZ方向の一方側Z1に配置された第1ヨーク64(ヨーク板641)と、第2コイル71に対してZ方向の両側に配置された第2ヨーク74(ヨーク板741、742)と、第3コイル81に対してZ方向の他方側Z2に配置された第3ヨーク84とが含まれている。ここで、第2ヨーク74は、第2コイル71に対してZ方向の両側に配置された第2磁石721、722を保持している。また、第2ヨーク74は、第1コイル61にZ方向の他方側Z2で対向する第1磁石622、および第3コイル81にZ方向の一方側Z1で対向する第3磁石821を保持している。したがって、第1ヨーク64および第3ヨーク84は、磁石を保持していない。
(第1磁気駆動回路6の詳細構成)
図7は、図6に示す第1磁気駆動回路6の分解斜視図である。図5、図6および図7に示すように、第1コイルホルダ65は、第1コイル61を内側に保持する第1枠部66(第1コイル保持部)と、第1枠部66の端部(4つの角)からZ方向の両側に向けて突出した複数の第1柱状部69とを備えており、第1柱状部69は、第1端板28と連結されている。第1コイルホルダ65は、樹脂製あるいは金属製である。本形態において、第1コイルホルダ65および第1端板28は樹脂製であり、第1柱状部69と第1端板28とは接着等により連結されている。
第1磁気駆動回路6に用いた第1コイル61は、Y方向に延在する第1有効辺部分611、612(長辺部分)を有する長円形状の空芯コイルである。かかる形状に対応して、第1コイルホルダ65の第1枠部66には、Y方向に長径方向を向けた長円形状の第1開口部67が形成されており、第1開口部67の内側に第1コイル61が接着等により固定される。
第1コイルホルダ65において、第1枠部66に対してZ方向の他方側Z2には、第1開口部67のY方向の両端部と重なる位置に、第1コイル61の両端部でY方向に延在する第1無効辺部分613、614(短辺部分)をZ方向の他方側Z2で支持する第1座部681、682が形成されている。第1座部681、682は、第1枠部66からZ方向の他方側Z2に突出し、第1開口部67のX方向の両端部でZ方向の他方側Z2の底部を構成している。なお、第1枠部66のZ方向の一方側Z1の面には、第1開口部67から縁まで凹部(図示せず)が延在しており、かかる凹部は、第1コイル61の巻き始めの引き出し部分を通すためのガイド部である。第1枠部66の厚さ(Z方向の寸法)は、第1コイル61の厚さ(Z方向の寸法)より大である。このため、第1開口部67の内側に第1コイル61が収容された状態で、第1コイル61は、第1枠部66からZ方向の一方側Z1に突出していない。
第1磁石622は、長方形の平面形状を有しており、X方向に長辺が延在し、Y方向に短辺が延在している。第1磁石622は、X方向に分極着磁されており、N極およびS極が各々、第1コイル61の第1有効辺部分611、612に対向している。したがって、第1コイル61に通電すると、第1磁気駆動回路6は、可動体3をX方向に駆動する駆動力を発生させる。第1磁気駆動回路6において、第1ヨーク64は、第1コイル61に対してZ方向の一方側Z1に配置されたヨーク板641からなる。ヨーク板641は、X方向の両端部からZ方向の他方側Z2に向けて折れ曲がった側板部641b、641cを有しており、側板部641b、641cの先端には凹部が形成されている。
(第2磁気駆動回路7の詳細構成)
図8は、図6に示す第2磁気駆動回路7の分解斜視図である。図5、図6および図8に示すように、第2コイルホルダ75は、第2コイル71を内側に保持する第2枠部76(第2コイル保持部)と、第2枠部76の端部(4つの角)からZ方向の両側に突出した複数の第2柱状部79とを備えており、第2柱状部79は、Z方向の一方側Z1で隣り合う第1コイルホルダ65の第1柱状部69と連結されている。第2コイルホルダ75は、樹脂製あるいは金属製である。本形態において、第2コイルホルダ75は樹脂製であり、第1柱状部69と第2柱状部79は接着等により連結されている。
第2磁気駆動回路7に用いた第2コイル71は、X方向に延在する第2有効辺部分711、712(長辺部分)を有する長円形状の空芯コイルである。かかる形状に対応して、第2コイルホルダ75の第2枠部76には、X方向に長径方向を向けた長円形状の第2開口部77が形成されており、第2開口部77の内側に第2コイル71が接着等により固定される。
第2コイルホルダ75において、第2枠部76に対してZ方向の一方側Z1には、第2開口部77のX方向の両端部と重なる位置に、第2コイル71の両端部でY方向に延在する第2無効辺部分713、714(短辺部分)をZ方向の一方側Z1で支持する第2座部781、782が形成されている。第2座部781、782は、第2枠部76からZ方向の一方側Z1に突出し、第2開口部77のX方向の両端部でZ方向の一方側Z1の底部を構成している。第2枠部76には、第2開口部77から縁に向けて凹部762が延在しており、かかる凹部762は、第2コイル71の巻き始めの引き出し部分を通すガイド部である。第2枠部76の厚さ(Z方向の寸法)は、第2コイル71の厚さ(Z方向の寸法)より大である。このため、第2開口部77の内側に第2コイル71が収容された状態で、第2コイル71は、第2枠部76からZ方向の他方側Z2に突出していない。
第2磁石721、722は各々、長方形の平面形状を有しており、Y方向に長辺が延在し、Y方向に短辺が延在している。第2磁石721、722は各々、Y方向に分極着磁されており、N極およびS極が各々、第2コイル71の第2有効辺部分711、712に対向している。したがって、第2コイル71に通電すると、第2磁気駆動回路7は、可動体3をY方向に駆動する駆動力を発生させる。第2磁気駆動回路7において、第2ヨーク74は、第2コイル71に対してZ方向の一方側Z1に配置されたヨーク板741と、第2コイル71に対してZ方向の他方側Z2に配置されたヨーク板742とからなる。ヨーク板742は、第2磁石722をZ方向の一方側Z1の面で保持する平板状の磁石保持部742aと、磁石保持部742aのY方向の両端部からZ方向の一方側Z1に向けて折れ曲がった側板部742b、742cと、磁石保持部742aのX方向の両端部からX方向の両側に突出した連結板部742f、742gとを有している。側板部742b、742cの先端部には凸部が形成され、連結板部742f、742gの先端部には切り欠きが形成されている。本形態では、ヨーク板742の磁石保持部742aのZ方向の他方側Z2の面には、第3磁気駆動回路8の第3磁石821が保持されている。
ヨーク板741は、第2磁石721をZ方向の他方側Z2の面で保持する平板状の磁石保持部741aと、磁石保持部741aのY方向の両端部からY方向の一方側Y1および他方側Y2に突出した連結板部741b、741cと、磁石保持部741aのX方向の両端部からX方向の一方側Y1および他方側Y2に突出した連結板部741f、741gとを有している。連結板部741b、741c、741f、741gの先端部には切り欠きが形成されている。本形態では、ヨーク板742の磁石保持部742aのZ方向の他方側Z2の面には、第3磁気駆動回路8の第3磁石821が保持されている。
本形態では、ヨーク板742の側板部742bの先端部に形成された凸部がヨーク板741の連結板部741bの先端部に形成された切り欠きに嵌った状態で、側板部742bの先端部と連結板部741bの先端部とが溶接やカシメ等により連結される。また、ヨーク板742の側板部742cの先端部に形成された凸部がヨーク板741の連結板部741cの先端部に形成された切り欠きに嵌った状態で、側板部742cの先端部と連結板部741cの先端部とが溶接やカシメ等により連結される。
また、ヨーク板741の連結板部741fの先端部に形成された切り欠きに、図7に示すヨーク板641の側板部641bの先端部に形成された凸部が嵌った状態で、側板部641bの先端部と連結板部741fの先端部とが溶接やカシメ等により連結される。また、ヨーク板741の連結板部741gの先端部に形成された切り欠きに、図7に示すヨーク板641の側板部641cの先端部に形成された凸部が嵌った状態で、側板部641cの先端部と連結板部741gの先端部とが溶接やカシメ等によって連結される。
(第3磁気駆動回路8の詳細構成)
図9は、図6に示す第3磁気駆動回路8の分解斜視図である。図5、図6および図9に示すように、第3コイルホルダ85は、第3コイル81を内側に保持する第3枠部86(第3コイル保持部)と、第3枠部86の端部(4つの角)からZ方向の両側に突出した複数の第3柱状部89とを備えており、第3柱状部89は、Z方向の一方側Z1で隣り合う第2コイルホルダ75の第2柱状部79と連結されている。また、第3柱状部89は、第2端板29と連結されている。第3コイルホルダ85は、樹脂製あるいは金属製である。本形態において、第3コイルホルダ85は樹脂製であり、第2柱状部79と第3柱状部89とは接着等により連結されている。また、第2端板29は樹脂製であり、第3柱状部89と第2端板29とは接着等により連結されている。
第3磁気駆動回路8は、第1磁気駆動回路6と同様に構成されている。より具体的には、第3磁気駆動回路8に用いた第3コイル81は、Y方向に延在する第3有効辺部分811、812(長辺部分)を有する長円形状の空芯コイルである。かかる形状に対応して、第3コイルホルダ85の第3枠部86には、Y方向に長径方向を向けた長円形状の第3開口部87が形成されており、第3開口部87の内側に第3コイル81が接着等により固定される。
第3コイルホルダ85において、第3枠部86に対してZ方向の一方側Z1には、第3開口部87のY方向の両端部と重なる位置に、第3コイル81の両端部でX方向に延在する第3無効辺部分813、814(短辺部分)をZ方向の一方側Z1で支持する第3座部881、882が形成されている。第3座部881、882は、第3枠部86からZ方向の一方側Z1に突出し、第3開口部87のY方向の両端部でZ方向の一方側Z1の底部を構成している。第3枠部86には、第3開口部87から縁に向けて凹部862が延在しており、かかる凹部862は、第3コイル81の巻き始めの引き出し部分を通すためのガイド部である。第3枠部86の厚さ(Z方向の寸法)は、第3コイル81の厚さ(Z方向の寸法)より大である。このため、第3開口部87の内側に第3コイル81が収容された状態で、第3コイル81は、第3枠部86からZ方向の他方側Z2に突出していない。
第3磁石821は、長方形の平面形状を有しており、X方向に長辺が延在し、Y方向に短辺が延在している。第3磁石821は、X方向で着磁されており、N極およびS極が各々、第3コイル81の第3有効辺部分811、812に対向している。したがって、第3コイル81に通電すると、第3磁気駆動回路8は、第1磁気駆動回路6と同様、可動体3をX方向に駆動する駆動力を発生させる。本形態において、第3磁石821は、第1磁気駆動回路6の第1磁石622と同一の向きに着磁されている。
第3磁気駆動回路8において、第3ヨーク84は、第3コイル81に対してZ方向の他方側Z2に配置されたヨーク板842とからなる。ヨーク板842は、X方向の両端部からZ方向の一方側Z1に向けて折れ曲がった側板部842b、842cを有しており、側板部842b、842cの先端部には凸部が形成されている。本形態では、ヨーク板842の側板部842bの先端部に形成された凸部がヨーク板742の連結板部742fの先端部に形成された切り欠きに嵌った状態で、側板部842bの先端部と連結板部742fの先端部とが溶接やカシメ等により連結される。また、ヨーク板842の側板部842cの先端部に形成された凸部がヨーク板742の連結板部742gの先端部に形成された切り欠きに嵌った状態で、側板部842cの先端部と連結板部742gの先端部とが溶接やカシメ等により連結される。
(磁気駆動回路の磁気的中心と可動体3の重心との位置関係)
このように構成したアクチュエータ1において、第1コイル61、第2コイル71、第3コイル81、第1コイルホルダ65、第2コイルホルダ75、第3コイルホルダ85、は、可動体3のX方向の中心を通ってY方向に延在する仮想線の中心とする線対称、かつ、Y方向の中心を通ってX方向に延在する仮想線の中心とする線対称に構成されている。また、第1磁石622、第2磁石721、722、第3磁石821、第1ヨーク64、第2ヨーク74、および第3ヨーク84は、可動体3のX方向の中心を通ってY方向に延在する仮想線の中心とする線対称、かつ、Y方向の中心を通ってX方向に延在する仮想線の中心とする線対称に構成されている。また、第2コイル71は、可動体3のZ方向の中心に配置され、第2磁石721、722は、第2コイル71を中心にZ方向で面対称に配置されている。また、第1磁石622、および第1ヨーク64は、第3磁石821および第3ヨーク84に対して、第2コイル71を中心にZ方向で面対称に配置されている。
したがって、第2磁気駆動回路7の磁気的中心位置(駆動中心)は、Z方向、X方向、およびY方向において可動体3の重心と一致する位置、またはほぼ一致する位置にある。また、第1磁気駆動回路6の磁気的中心位置と第3磁気駆動回路8の磁気的中心位置とを合成した磁気的中心位置は、Z方向、X方向、およびY方向において可動体3の重心と一致する位置、またはほぼ一致する位置にある。
(拘束部材90の構成)
再び図1および図2において、支持体2では、第1コイルホルダ65、第2コイルホルダ75、および第3コイルホルダ85がZ方向の一方側Z1から他方側Z2に順に重ねて配置されており、支持体2および本体部分10の外形は、第1端板28、第1コイルホルダ65、第2コイルホルダ75、第3コイルホルダ85、および第2端板29によって構成されている。
このように構成したアクチュエータ1を組み立てる際には、第1端板28と、第1弾性部材41と、第1ヨーク64、第1コイル61を保持した第1コイルホルダ65と、第1磁石622、第2磁石721、722および第3磁石821を保持した第2ヨーク74、第2コイル71を保持した第2コイルホルダ75と、第3コイル81を保持した第3コイルホルダ85と、第3ヨーク84、第2弾性部材42と、第2端板29とをZ方向に重ねて本体部分10を構成する。次に、図1および図2に示すカバー9を取り付ける。その際、カバー9は、第1コイルホルダ65、第2コイルホルダ75および第3コイルホルダ85をZ方向の両側から締め付けて拘束する拘束部材90として機能する。
本形態において、拘束部材90は、本体部分10にZ方向の一方側Z1から被さった第1部材91と、本体部分10にZ方向の他方側Z2から被さった第2部材92とからなり、第1部材91と第2部材92とを結合させた状態で、拘束部材90(第1部分91および第2部材92)は、Z方向の両側から重なる第1部分901および第2部分902が本体部分10をZ方向の両側から締め付ける。本形態において、第1部材91および第2部材92は、所定形状に折り曲げられた金属製の板状部材からなる。
より具体的には、第1部材91は、第1コイルホルダ65にZ方向の一方側Z1から第1端板28および第1弾性部材41を介して重なる板状の第1部分901と、第1部分901のX方向の一方側X1の端部からZ方向の他方側Z2に向けて折れ曲がった板状の第3部分903と、第1部分901のX方向の他方側X2の端部からZ方向の他方側Z2に向けて折れ曲がった板状の第4部分904とを有している。なお、第1部分901は、Y方向の一方側Y1の端部および他方側Y2の端部でZ方向の他方側Z2部に向けて折れ曲がった連結部901a、901bを有している。
第2部材92は、第2コイルホルダ75および第3コイルホルダ85にZ方向の他方側Z2から第2端板29および第2弾性部材42を介して重なる板状の第2部分902と、第2部分902のY方向の一方側Y1の端部からZ方向の一方側Z1に向けて折れ曲がった板状の第5部分905と、第2部分902のY方向の他方側Y2の端部からZ方向の一方側Z1に向けて折れ曲がった板状の第6部分906とを有している。なお、第2部分902は、X方向の一方側X1の端部および他方側X2の端部でZ方向の一方側Z1に向けて折れ曲がった連結部902a、902bを有している。
本形態において、第1部材91と第2部材92とは、サイズおよび形状を含めて構成が全て同一な金属部材からなる。したがって、本体部分10に対してZ方向の両側から第1部材91および第2部材92を被せて両側から押圧して、第1端板28、第1コイルホルダ65、第2コイルホルダ75、第3コイルホルダ85および第2端板29が第1柱状部69、第2柱状部79および第3柱状部89での隙間がないように締め付けると、第1部分901の連結部901a、901bの先端部に第5部分905および第6部分906の先端部が重なり、第2部分902の連結部902a、902bの先端部に第3部分903および第4部分904の先端部が重なる。それゆえ、第1部分901の連結部901a、901bと第5部分905および第6部分906とを各々、溶接し、第2部分902の連結部902a、902bと第3部分903および第4部分904を各々、溶接すると、図1に示す状態となる。すなわち、拘束部材90において、第3部分903は、支持体2のX方向の一方側X1で第1部分901および第2部分902に接続され、第4部分904は、支持体2のX方向の他方側X2で第1部分901および第2部分902に接続された状態となる。また、第5部分905は、支持体2のY方向の一方側Y1で第1部分901および第2部分902に接続され、第6部分906は、支持体2のY方向の他方側Y2で第1部分901および第2部分902に接続された状態となる。
この状態で、角部分では、第1部材91と第2部材92との隙間から、第1端板28、第1コイルホルダ65、第2コイルホルダ75、第3コイルホルダ85、および第2端板29が露出している。このため、第1端板28、第1コイルホルダ65、第2コイルホルダ75、第3コイルホルダ85、および第2端板29の各境界部分を溶接することができるので、余計な隙間を発生させずに、第1端板28、第1コイルホルダ65、第2コイルホルダ75、第3コイルホルダ85、および第2端板29を連結することができる。なお、本形態では、第1部材91と第2部材92とは、全て同一な金属部材からなっているが、これに限定されることはない。これらの部材は、サイズおよび形状を含めて構成が同じような構成であればよい。
(基本動作)
本形態のアクチュエータ1において、第1コイル61および第3コイル81に交流を印加する一方、第2コイル71への通電を停止すると、可動体3は、X方向に振動するため、アクチュエータ1における重心がX方向に変動する。このため、利用者は、X方向の振動を体感することができる。その際、第1コイル61および第3コイル81に印加する交流波形を調整して、可動体3がX方向の一方側X1に移動する加速度と、可動体3が第2方向の他方側X2に移動する加速度とを相違させれば、利用者は、X方向において方向性を有する振動を体感することができる。
また、第2コイル71に交流を印加する一方、第1コイル61および第3コイル81への通電を停止する。その結果、可動体3は、Y方向に振動するため、アクチュエータ1における重心がY方向に変動する。このため、利用者は、Y方向の振動を体感することができる。その際、第2コイル71に印加する交流波形を調整して、可動体3がY方向の一方側Y1に移動する加速度と、可動体3が第3方向の他方側Y2に移動する加速度とを相違させれば、利用者は、Y方向において方向性を有する振動を体感することができる。
また、第1コイル61および第3コイル81への通電と第2コイル71への通電とを組み合わせれば、利用者は、X方向での振動とY方向での振動とを組み合わせた体感を得ることができる。さらに、第1コイル61と第3コイル81とに逆位相の交流を印加すると、可動体3には、Z方向に延在する中心軸線周りの偶力が加わるので、利用者は、さらに複雑な体感を得ることができる。
(ストッパ機構)
本形態のアクチュエータ1では、可動体3が支持体2に対して過度に移動した際、強度の弱い個所が当接しないように、図3および図4に示すストッパ機構が設けられている。より具体的には、図4に示すように、第1磁石622に対してY方向の一方側Y1で所定の間隔を介して対向する位置には、第1コイルホルダ65の第1座部681が位置し、第1磁石622に対してY方向の他方側Y2で所定の間隔を介して対向する位置には、第1コイルホルダ65の第1座部682が位置している。また、第3磁石821に対してY方向の一方側Y1で所定の間隔を介して対向する位置には、第3コイルホルダ85の第3座部881が位置し、第3磁石821に対してY方向の他方側Y2で所定の間隔を介して対向する位置には、第3コイルホルダ85の第3座部882が位置している。本形態において、第1座部681、682のY方向で第1磁石622と対向する側端部が第1ストッパ部683、684として機能する。また、第3座部881、882のY方向で第3磁石821と対向する側端部が第3ストッパ部883、884として機能する。したがって、第2磁気駆動回路7によって可動体3をY方向に駆動した際の可動体3のY方向への可動範囲は、第1磁気駆動回路6の第1磁石622と第1コイルホルダ65の第1座部681、682(第1ストッパ部683、684)とによって構成されたストッパ機構、および第3磁気駆動回路8の第3磁石821と第3コイルホルダ85の第3座部881、882(第3ストッパ部883、884)とによって構成されたストッパ機構によって規制されている。
本形態において、第1ストッパ部683、684は、第1コイル61の第1無効辺部分613、614の内縁より第1磁石622の側に位置している。このため、第1コイル61の巻き始め側の引き出し部分が、例えば、第1無効辺部分613の内縁から第1コイル61と第1座部681との間を通っている場合でも、第1コイル61の巻き始め側の引き出し部分に第1磁石622が接触するという事態が発生しにくい。それゆえ、第1コイル61の巻き始め側の引き出し部分が断線するという事態が発生しにくい。また、第3ストッパ部883、884は、第3コイル81の第3無効辺部分813、814の内縁より第3磁石821の側に位置している。このため、第3コイル81の巻き始め側の引き出し部分が、例えば、第3無効辺部分813の内縁から第3コイル81と第3座部881との間を通っている場合でも、第3コイル81の巻き始め側の引き出し部分に第3磁石821が接触するという事態が発生しにくい。それゆえ、第3コイル81の巻き始め側の引き出し部分が断線するという事態が発生しにくい。
また、図3に示すように、第2磁気駆動回路7の第2磁石721に対してX方向の一方側X1で所定の間隔を介して対向する位置には、第2コイルホルダ75の第2座部781が位置し、第2磁石721に対してX方向の他方側X2で所定の間隔を介して対向する位置には、第2コイルホルダ75の第2座部782が位置している。本形態において、第2座部781および第2座部782のX方向で第2磁石721と対向する側端部が第2ストッパ部783、784として機能する。したがって、第1磁気駆動回路6および第3磁気駆動回路8によって可動体3をX方向に駆動した際の可動範囲は、第2磁気駆動回路7の第2磁石721と第2コイルホルダ75の第2座部781、782(第2ストッパ部783、784)とによって構成されたストッパ機構によって規制されている。
本形態において、第2ストッパ部783、784は、第2コイル71の第2無効辺部分713、714の内縁より第2磁石721の側に位置している。このため、第2コイル71の巻き始め側の引き出し部分が、例えば、第2無効辺部分713の内縁から第2コイル71と第2座部781との間を通っている場合でも、第2コイル71の巻き始め側の引き出し部分に第2磁石721が接触するという事態が発生しにくい。それゆえ、第2コイル71の巻き始め側の引き出し部分が断線するという事態が発生しにくい。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のアクチュエータ1において、可動体3をX方向に振動させる第1磁気駆動回路6、可動体3をY方向に振動させる第2磁気駆動回路7、および可動体3をX方向に振動させる第3磁気駆動回路8が設けられているため、可動体3をX方向およびY方向に振動させることができる。したがって、使用者にX方向の振動、Y方向の振動、X方向の振動とY方向の振動とを組み合わせた振動を体感させることができる。また、第1磁気駆動回路6、第2磁気駆動回路7、および第3磁気駆動回路8がZ方向に重ねて配置されているため、アクチュエータ1をZ方向からみたときのサイズ(平面積)が小さい。それゆえ、本形態のアクチュエータ1は、手に持つコントローラ等の機器に搭載するのに適している。さらに、可動体3をY方向に振動させる第2磁気駆動回路7に対してZ方向の両側に、可動体3をX方向に振動させる第1磁気駆動回路6および第3磁気駆動回路8が設けられているため、可動体3をX方向に振動させた際、可動体3が傾く等の事態が発生しにくい。また、第2磁気駆動回路7の磁気的中心位置(駆動点)は、Z方向、X方向、およびY方向において可動体3の重心と一致する位置、またはほぼ一致する位置にある。また、第1磁気駆動回路6の磁気的中心位置(駆動点)と第3磁気駆動回路8の磁気的中心位置(駆動点)とを合成した磁気的中心位置は、Z方向、X方向、およびY方向において可動体3の重心と一致する位置、またはほぼ一致する位置にある。このため、可動体3をX方向およびY方向に振動させた際、可動体3が傾く等の事態が発生しにくい。
また、第1磁気駆動回路6、第2磁気駆動回路7、および第3磁気駆動回路8をZ方向に重ねて配置した場合、第1コイルホルダ65、第2コイルホルダ75および第3コイルホルダ85をZ方向に重ねて配置することになるが、第1コイルホルダ65、第2コイルホルダ75および第3コイルホルダ85は、第1端板28および第2端板29とともに、拘束部材90によってZ方向で締め付けられている。このため、第1コイルホルダ65、第2コイルホルダ75および第3コイルホルダ85をガタつくことなくZ方向に重ねて配置することができる。また、拘束部材90は、サイズおよび形状を含めて構成が全て同一である第1部材91と第2部材92とによって構成されている。拘束部材90にかかるコストを低減することができるので、アクチュエータ1のコストを低減することができる。
また、第1コイルホルダ65、第2コイルホルダ75および第3コイルホルダ85は、第1コイルホルダ65の第1柱状部69、第2コイルホルダ75の第2柱状部79、および第3コイルホルダ85の第3柱状部89を介して連結しているので、第1コイル61、第2コイル71、および第3コイル81の各間に磁石やヨークを配置するスペースを確保した状態で、第1コイルホルダ65、第2コイルホルダ75、および第3コイルホルダ85を一体化することができる。この場合でも、第1コイルホルダ65、第2コイルホルダ75および第3コイルホルダ85は、拘束部材90によってZ方向で締め付けられているため、第1コイルホルダ65、第2コイルホルダ75および第3コイルホルダ85を補強することができる。
また、弾性部材4は、粘弾性を備えた粘弾性部材であって、可動体3に対するZ方向の一方側Z1、および可動体3に対するZ方向の他方側Z2の各々に設けられている。このため、可動体3が支持体2に対してX方向およびY方向に振動するとき、弾性部材4は、伸縮方向と直交するせん断方向に変形する。したがって、弾性部材4は、線形性が高い範囲で変形するので、リニアリティが良好な振動特性を得ることができる。
すなわち、弾性部材4(第1弾性部材41および第2弾性部材42)は、粘弾性部材(板状のゲル状ダンパー部材)であって、その伸縮方向によって、線形あるいは非線形の伸縮特性を備える。例えば、その厚さ方向(軸方向)に押圧されて圧縮変形する際は、線形の成分(バネ係数)よりも非線形の成分が大きい伸縮特性を備える一方、厚さ方向(軸方向)に引っ張られて伸びる場合は、非線形の成分(バネ係数)よりも線形の成分(バネ係数)が大きい伸縮特性を備える。また、厚さ方向(軸方向)と交差する方向(せん断方向)に変形する場合、いずれの方向に動いても、引っ張られて伸びる方向の変形であるため、非線形の成分(バネ係数)よりも線形の成分(バネ係数)が大きい変形特性を持つ。本形態において、可動体3がX方向およびY方向に振動した際、弾性部材4(粘弾性部材)は、せん断方向に変形するように構成されている。したがって、弾性部材4では、可動体3がX方向およびY方向に振動した際、運動方向によるバネ力が一定となる。それゆえ、弾性部材4のせん断方向のバネ要素を用いることにより、入力信号に対する振動加速度の再現性を向上することができるので、微妙なニュアンスをもって振動を実現することができる。
また、弾性部材4は、可動体3と支持体2との間で第1方向Zに伸縮するように取り付けられ、弾性部材4が可動体3と支持体2との間で厚さ方向(軸方向)に押圧されて圧縮変形する際は、線形の成分(バネ係数)よりも非線形の成分(バネ係数)が大きい伸縮特性を備える。したがって、可動体3の駆動方向と直交するZ方向では、弾性部材4が大きく変形することを抑制できるので、可動体3と支持体2とのギャップが大きく変化することを抑制できる。
また、第1弾性部材41は、Z方向の両面が各々、可動体3および第1端板28に接着等の方法で接続され、第2弾性部材42は、Z方向の両面が各々、可動体3および第2端板29に接着等の方法で接続されている。したがって、弾性部材4は、可動体3の移動に確実に追従するので、可動体3の共振を効果的に防止することができる。
また、第1磁気駆動回路6および第3磁気駆動回路8によって可動体3をX方向に駆動した際の可動範囲は、第2磁気駆動回路7の第2磁石721と第2コイルホルダ75の第2座部781、782とによって構成されたストッパ機構によって規制されている。また、第2磁気駆動回路7によって可動体3をY方向に駆動した際の可動体3のY方向への可動範囲は、第1磁気駆動回路6の第1磁石622と第1コイルホルダ65の第1座部681、682とによって構成されたストッパ機構、および第3磁気駆動回路8の第3磁石821と第3コイルホルダ85の第3座部881、882とによって構成されたストッパ機構によって規制されている。それゆえ、可動体3が過度に移動した場合でも、強度が弱い個所同士が当接しにくいので、アクチュエータ1の信頼性が高い。また、支持体2に対する可動体2X方向およびY方向への可動範囲は、第1コイルホルダ65と第1磁石622との間に構成されたストッパ機構、および第2コイルホルダ75と第2磁石721との間に構成されたストッパ機構、および第3コイルホルダ85と第3磁石821との間に構成されたストッパ機構とによって規制される。かかるストッパ機構であれば、第1磁気駆動回路6、第2磁気駆動回路7および第3磁気駆動回路8に対してZ方向で重なる位置に設けることができる。したがって、Z方向からみたときのアクチュエータ1の平面積を縮小することができる。
[拘束部材90の変形例]
図10は、本発明を適用したアクチュエータ1に用いられる拘束部材90の変形例を示す説明図である。上記実施の形態では、金属製の板状部材を予め折り曲げた第1部材91および第2部材92によって拘束部材90を構成したが、本形態では、図10に示すように、帯状に延在する第1部材96および第2部材97によって拘束部材90が構成されている。
より具体的には、第1部材96は、本体部分10のZ方向の他方側Z2からX方向の一方側X1、Z方向の一方側Z1、およびX方向の他方側X2を通ってZ方向の他方側Z2に戻るように巻き付け、Z方向の他方側Z2で端部970を溶接等の方法で固定してある。また、第2部材97は、本体部分10のZ方向の他方側Z2からY方向の一方側Y1、Z方向の一方側Z1、およびY方向の他方側Y2を通ってZ方向の他方側Z2に戻るように巻き付け、Z方向の他方側Z2で端部960を溶接等の方法で固定してある。したがって、本形態の拘束部材90において、第1部材96は、第1コイルホルダ65にZ方向の一方側Z1から直接重なる第1部分901と、第2コイルホルダ75にZ方向の他方側Z2から第3コイルホルダ85を介して重なる第2部分902と、支持体2のX方向の一方側X1で第1部分901および第2部分に接続された第3部分903と、支持体2のX方向の他方側X2で第1部分901および第2部分902に接続された第4部分904とを備えている。また、本形態の拘束部材90において、第2部材97は、第1コイルホルダ65にZ方向の一方側Z1から直接重なる第1部分901と、第2コイルホルダ75にZ方向の他方側Z2から第3コイルホルダ85を介して重なる第2部分902と、支持体2のY方向の一方側Y1で第1部分901および第2部分に接続された第5部分905と、支持体2のY方向の他方側Y2で第1部分901および第2部分902に接続された第6部分906とを備えている。
このような構成でも、第1コイルホルダ65、第2コイルホルダ75および第3コイルホルダ85は、拘束部材90によってZ方向で締め付けられている。このため、第1コイルホルダ65、第2コイルホルダ75および第3コイルホルダ85をガタつくことなくZ方向に重ねて配置することができる。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、第1磁気駆動回路6に1枚の第1磁石622を用い、第3磁気駆動回路8に1枚の第3磁石821を用いたが、第1磁気駆動回路6において第1コイル61のZ方向の両側に第1磁石を配置し、第3磁気駆動回路8において第3コイル81のZ方向の両側に第3磁石を配置してもよい。
上記実施の形態では、弾性部材4(粘弾性部材)を可動体3のZ方向の両側に配置したが、可動体3のX方向の両側、および可動体3のY方向の両側に弾性部材4(粘弾性部材)を配置してもよい。また、上記実施の形態では、弾性部材4としてゲル状ダンパー部材を用いたが、ゴムやバネ等を弾性部材4として用いてもよい。ゲル状部材(ゲル状ダンパー部材)としては、シリコーン系ゲルを例示することができる。より具体的には、弾性部材4として、針入度が10度から110度であるシリコーン系ゲルを用いることができる。針入度とは、JIS−K−2207やJIS−K−2220で規定されており、この値が小さい程、硬いことを意味する。
また、粘弾性とは、粘性と弾性の両方を合わせた性質のことであり、ゲル状部材、プラスチック、ゴム等の高分子物質に顕著に見られる性質である。したがって、粘弾性を備えた弾性部材4として、天然ゴム、ジエン系ゴム(例えば、スチレン・ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム)、クロロプレンゴム、アクリロニトリル・ブタジエンゴム等)、非ジエン系ゴム(例えば、ブチルゴム、エチレン・プロピレンゴム、エチレン・プロピレン・ジエンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム等)、熱可塑性エラストマー等の各種ゴム材料及びそれらの変性材料を用いてもよい。
また、上記実施の形態において、第1弾性部材41のZ方向の両面を各々、可動体3および第1端板28に接着により接続し、第2弾性部材42のZ方向の両面を各々、可動体3および第2端板29に接着により接続する際、弾性部材4(第1弾性部材41および第2弾性部材42)は、支持体2と可動体3との間でZ方向に圧縮された状態にある。したがって、弾性部材4は、可動体3の移動に確実に追従するので、可動体3の共振を効果的に防止することができる。
上記実施の形態では、コイルおよびコイルホルダが支持体2に設けられ、磁石およびヨークが可動体3に設けられていたが、コイルおよびコイルホルダが可動体3に設けられ、磁石およびヨークが支持体2に設けられている場合に本発明を適用してもよい。この場合、ホルダは、磁石を保持するヨークによって構成される。
本発明に係るアクチュエータにおいて、支持体では、磁気駆動回路のコイルまたは磁石を保持する複数のホルダ(第1ホルダおよび第2ホルダ)が第1方向に重ねて配置されている。このため、複数の磁気駆動回路(第1磁気駆動回路および第2磁気駆動回路)が第1方向に重ねて配置されている。したがって、アクチュエータを第1方向からみたときのサイズ(平面積)が小さい。また、複数のホルダが第1方向で重ねて配置されているが、拘束部材は、複数のホルダを第1方向の両側から締め付けて拘束している。このため、複数のホルダをガタつくことなく第1方向に重ねて配置することができる。

Claims (7)

  1. 第1ホルダおよび前記第1ホルダに第1方向で重なる第2ホルダを備えた支持体と、
    前記支持体に対して移動可能な可動体と、
    前記第1ホルダに第1コイルおよび第1磁石の一方が保持され、前記可動体に他方が保持されて、前記可動体を前記第1方向と直交する第2方向に駆動する第1磁気駆動回路と、
    前記第2ホルダに第2コイルおよび第2磁石の一方が保持され、前記可動体に他方が保持されて、前記可動体を前記第1方向と直交し、前記第2方向と交差する第3方向に駆動する第2磁気駆動回路と、
    前記第1ホルダおよび前記第2ホルダを前記第1方向の両側から締め付けて拘束する拘束部材と、
    を有し、
    前記拘束部材は、前記第1ホルダに前記第1方向の一方側から直接または他の部材を介して重なる第1部分と、前記第2ホルダに前記第1方向の他方側から直接または他の部材を介して重なる第2部分と、前記支持体の前記第2方向の一方側で前記第1部分および前記第2部分に接続された第3部分と、前記支持体の前記第2方向の他方側で前記第1部分および前記第2部分に接続された第4部分と、前記支持体の前記第3方向の一方側で前記第1部分および前記第2部分に接続された第5部分と、前記支持体の前記第3方向の他方側で前記第1部分および前記第2部分に接続された第6部分と、を備えていることを特徴とするアクチュエータ。
  2. 前記拘束部材は、前記第1部分の前記第2方向の一方側の端部および前記第2方向の他方側の端部から前記第3部分および前記第4部分が前記第1方向の他方側に向けて折れ曲がった第1部材と、前記第2部分の前記第3方向の一方側の端部および前記第2方向の他方側の端部から前記第5部分および前記第6部分が前記第1方向の一方側に向けて折れ曲がった第2部材と、を有し、
    前記第3部分および前記第4部分の前記第1方向の他方側の端部は各々、前記第2部分に連結され、
    前記第5部分および前記第6部分の前記第1方向の一方側の端部は各々、前記第1部分に連結されていることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記第1部材および前記第2部材は各々、金属製の板状部材であって、
    前記第3部分および前記第4部分の前記第1方向の他方側の端部は各々、前記第2部分に溶接により連結され、
    前記第5部分および前記第6部分の前記第1方向の一方側の端部は各々、前記第1部分に連結されていることを特徴とする請求項2に記載のアクチュエータ。
  4. 前記第1部材と前記第2部材とは、サイズおよび形状を含めて構成が同じような構成であることを特徴とする請求項2に記載のアクチュエータ。
  5. 前記第1ホルダは、前記第1コイルまたは前記第1磁石を保持する第1保持部と、前記第1保持部の端部で前記第1方向に突出した複数の第1柱状部と、を備え、
    前記第2ホルダは、前記第2コイルまたは前記第2磁石を保持する第2保持部と、前記第2保持部の端部で前記第1方向に突出した複数の第2柱状部と、を備え、
    前記複数の第1柱状部と前記複数の第2柱状部とは各々、連結されていることを特徴とする請求項1から4までの何れか一項に記載のアクチュエータ。
  6. 前記支持体において前記第2ホルダに対して前記第1ホルダとは反対側に重ねて配置された第3ホルダと、
    前記第3ホルダに第3コイルおよび第3磁石の一方が保持され、前記可動体に他方が保持されて、前記可動体を前記第2方向に駆動する第3磁気駆動回路と、
    を有し、
    前記拘束部材は、前記第1ホルダ、前記第2ホルダおよび前記第3ホルダを前記第1方向の両側から締め付けて拘束していることを特徴とする請求項5に記載のアクチュエータ。
  7. 前記第1ホルダは、前記第1コイルを保持する第1コイルホルダであり、
    前記第2ホルダは、前記第2コイルを保持する第2コイルホルダであることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
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