JP7410705B2 - アクチュエータおよび触覚デバイス - Google Patents
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Description
は、前記第1方向に対して直交する方向で前記ホルダと前記ヨークとが対向する部分に配置され、前記第1方向に対して直交し、前記駆動力の発生方向に交差する方向を第2方向としたとき、前記接続体は、前記第2方向において前記ホルダと前記ヨークとが対向する部分に配置され、前記ヨークは、前記ホルダに対して前記第1方向の一方側で対向する第1端板部と、前記ホルダに対して前記第1方向の他方側で対向する第2端板部と、前記ホルダに対して前記第2方向の一方側で前記第1端板部と前記第2端板部とを連結する第1連結部と、前記ホルダに対して前記第2方向の他方側で前記第1端板部と前記第2端板部とを連結する第2連結部と、を備え、前記接続体は、前記ホルダと前記第1連結部との間、および前記ホルダと前記第2連結部との間の各々に配置されていることを特徴とする。
、ヨークおよびホルダを縮小する必要がないので、磁石およびコイルのサイズを大きくすることができる。それ故、大きな駆動力を得ることができる。よって、小型化、および駆動力の増大の双方を図ることができる。
図1は、本発明の実施形態1に係るアクチュエータ1の外観斜視図である。図2は、図1のアクチュエータ1の分解斜視図である。図3は、図1に示すアクチュエータ1のXZ断面図である。なお、図3では、カバー9の図示を省略してある。
図1、図2および図3に示すアクチュエータ1は、多角形のカバー9を含む支持体2と、カバー9の内部に収容された可動体3とを有する。支持体2は、第3方向Yにおいて対向する一対の第1側面部21と、第1方向Zにおいて対向する一対の第2側面部22と、第2方向Xにおいて対向する一対の底面部23とを有する。従って、アクチュエータ1は、第2方向Xに長手方向を向けた直方体形状である。
図4は、図3に示す磁気駆動回路10を第1方向Zの他方側Z2からみた分解斜視図である。図5は、図3に示す磁気駆動回路10を第1方向Zの一方側Z1からみた分解斜視図である。
5方向Gに沿って長手方向が延在する長円形の空芯コイルである。従って、コイル6は、第5方向Gに沿って延在する2つの直線部分61(有効部分)と、2つの直線部分61の端部を繋ぐ曲線部分62(無効部分)とを有する。
図6は、図4に示すヨーク8の斜視図である。図4および図5に示すように、可動体3において、磁石5は、2つのコイル6の直線部分61に第1方向Zの一方側Z1で対向する2つの第1磁石51と、2つのコイル6の直線部分61に第1方向Zの他方側Z2で対向する2つの第2磁石52とを有する。磁石5(第1磁石51および第2磁石52)は各々、磁性材料からなるヨーク8(第1ヨーク81および第2ヨーク82)に保持されている。
の他方側X2で第1端板部811と第2端板部821とを連結する。また、凸部813、823を凹部814、824に嵌めた状態で、凸部813、823の縁と凹部814、824の縁とを溶接等で固定することによって、第1ヨーク81と第2ヨーク82とを連結することができる。
図7は、図3に示す磁気駆動回路10の平面図である。図7において、磁石5は右上がりの斜線を付した部分であり、磁石5に付した一点鎖線は着磁境界線50である。図7に示すように、アクチュエータ1は、磁石5と長円形のコイル6との対からなる磁気駆動回路10を2組有する。各磁気駆動回路10は、第2方向Xおよび第3方向Yによって規定される面内方向であって、第2方向Xおよび第3方向Yに対して交差する第4方向Fに働く駆動力を発生させる。例えば、第4方向Fは、第2方向Xおよび第3方向Yに対して45°傾いた方向である。
図3および図7に示すように、接続体4は、第1方向Zおよび駆動力の発生方向(第4方向F)の双方に交差する方向でホルダ7とヨーク8とが対向する部分に配置されている。本形態において、ヨーク8は、ホルダ7に対して第2方向Xの一方側X1で第1端板部811と第2端板部821とを連結する第1連結部812と、ホルダ7に対して第2方向Xの他方側X2で第1端板部811と第2端板部821を連結する第2連結部822とを備えていることから、接続体4は、ホルダ7と第1連結部812との間、およびホルダ7と第2連結部822との間の各々に配置されている。より具体的には、接続体4は、ホルダ7の第1壁部721と第1連結部812との間に配置された第1接続体41と、ホルダ7の第2壁部722と第2連結部822とのの間に配置された第2接続体42とからなる。第1接続体41は、ホルダ7の第1壁部721、および第1連結部812に接着剤等により固定され、第2接続体42は、ホルダ7の第2壁部722、および第2連結部822に接着剤等により固定されている。また、第1接続体41および第2接続体42は各々、第2方向Xに圧縮された状態にある。
材料及びそれらの変性材料を用いることができる。本形態において、第1接続体41および第2接続体42は、シリコーンゲル等からなるゲル状部材である。
本形態のアクチュエータ1において、コイル6に通電すると、磁気駆動回路10は、第1方向Zに直交する第4方向Fの駆動力を発生させる。従って、可動体3を支持体2に対して第1方向Zに直交する第4方向Fに駆動し、可動体3を第4方向Fに振動させることができる。従って、コイル6に印加する交流波形を調整することで、可動体3が第4方向Fの一方側に移動する加速度と、可動体3が第4方向Fの他方側に移動する加速度を異なるものとすることができる。したがって、アクチュエータ1を取り付けた機器等を利用する者は、第4方向Fにおいて方向性を有する振動を体感することができる。
図8は、図1に示すアクチュエータ1の振動特性を模式的に示す説明図であり、図8の横軸は磁気駆動回路10の駆動周波数fであり、コイル6へ流す駆動電流の周波数である。また、図8の縦軸は、可動体3が振動する際の加速度である。図7において、第1接続体41および第2接続体42は、伸縮方向に変形する際のばね定数とせん断方向に変形する際のばね定数が異なる。本形態では、第1接続体41および第2接続体42は粘弾性体である。例えば、第1接続体41および第2接続体42は、シリコーンゲル等からなるゲル状部材である。シリコーンゲルは、伸縮方向に変形する際のばね定数が、せん断方向に変形する際のばね定数の3倍程度になる粘弾性体である。粘弾性体は、厚さ方向と交差する方向(せん断方向)に変形する場合、引っ張られて伸びる方向の変形であるため、非線形の成分よりも線形の成分が大きい変形特性を備える。また、厚さ方向に押圧されて圧縮変形する際は、線形の成分よりも非線形の成分が大きい伸縮特性を備える一方、厚さ方向に引っ張られて伸びる場合は、非線形の成分よりも線形の成分が大きい伸縮特性を備える。
により、アクチュエータ1や、アクチュエータ1を取り付けた機器等を利用する者に振動を与える触覚デバイスとして使用することができる。
以上説明したように、本形態のアクチュエータ1(触覚デバイス)では、磁石5とコイル6とが対向する第1方向Zに対して直交する第2方向Xで、支持体2に設けられたホルダ7と可動体3に設けられたヨーク8とが対向する部分に接続体4が設けられている。このため、アクチュエータ1の第1方向Zの寸法を小さくすることができる。また、ヨーク8を覆うように設けたカバー9とヨーク8との間に接続体を設けた場合と違って、ヨーク8の外側に接続体4を設けるための大きなスペースを必要としない。このため、第1方向Zに直交する方向のうち、接続体4を設けた第2方向Xにおけるアクチュエータ1のサイズを小さくした場合でも、ヨーク8およびホルダ7を第2方向Xにおいて縮小する必要がない。従って、磁石5およびコイル6のサイズを大きくすることができるので、大きな駆動力を得ることができる。よって、本形態のアクチュエータ1によれば、小型化、および駆動力の増大の双方を図ることができる。
図9は、本発明の実施形態2に係るアクチュエータ1の説明図であり、磁気駆動回路10および接続体4の平面構造を示してある。なお、本形態の基本的な構成は実施形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。図9に示すように、本形態のアクチュエータ1においては、磁気駆動回路10は、1つのコイル6に対して第1方向Zの一方側Z1および他方側Z2の双方に磁石5が設けられている。ここで、コイル6は、第2方向Xに沿って長手方向が延在する長円形の空芯コイルである。より具体的には、コイル6では、2つの直線部分61(有効部分)が第2方向Xに延在しており、磁石5は、2つの直線部分61に異なる磁極が対向している。従って、磁気駆動回路10は、第1方向Zおよび第2方向Xに対して直交する第3方向Yの駆動力を発生させる。それ故、可動体3は、支持体2に対して第3方向Yに振動する。
上記形態では、コイル6に対する第1方向Zの両側に磁石5(第1磁石51および第2磁石52)を配置しているが、コイル6に対する第1方向Zの一方側Z1または他方側Z2のみに磁石5を配置してもよい。
Claims (7)
- 支持体と、
可動体と、
前記支持体および前記可動体の双方に接続され、弾性および粘弾性の少なくとも一方を備えた接続体と、
磁石および前記磁石に第1方向で対向するコイルを備え、前記可動体を前記支持体に対して前記第1方向に交差する方向に相対移動させる駆動力を発生させる磁気駆動回路と、
を有し、
前記支持体は、前記磁石および前記コイルの一方を保持するホルダを含み、
前記可動体は、前記磁石および前記コイルの他方を保持するヨークを含み、
前記接続体は、前記第1方向に対して直交する方向で前記ホルダと前記ヨークとが対向する部分に配置され、
前記第1方向に対して直交し、前記駆動力の発生方向に交差する方向を第2方向としたとき、
前記接続体は、前記第2方向において前記ホルダと前記ヨークとが対向する部分に配置され、
前記ヨークは、前記ホルダに対して前記第1方向の一方側で対向する第1端板部と、前記ホルダに対して前記第1方向の他方側で対向する第2端板部と、前記ホルダに対して前記第2方向の一方側で前記第1端板部と前記第2端板部とを連結する第1連結部と、前記ホルダに対して前記第2方向の他方側で前記第1端板部と前記第2端板部とを連結する第2連結部と、を備え、
前記接続体は、前記ホルダと前記第1連結部との間、および前記ホルダと前記第2連結部との間の各々に配置されていることを特徴とするアクチュエータ。 - 請求項1に記載のアクチュエータにおいて、
前記ヨークは、前記第1方向に重ねて配置された第1ヨークおよび第2ヨークからなり、
前記第1ヨークおよび前記第2ヨークは同一形状であることを特徴とするアクチュエータ。 - 請求項1または2に記載のアクチュエータにおいて、
前記コイルは、前記第2方向に対して斜めに交差する方向に長手方向が延在する空芯コイルであることを特徴とするアクチュエータ。 - 請求項1または2に記載のアクチュエータにおいて、
前記コイルは、前記第2方向に長手方向が延在する空芯コイルであることを特徴とするアクチュエータ。 - 請求項1から4までの何れか一項に記載のアクチュエータにおいて、
前記支持体は、前記コイルおよび前記ホルダを含み、
前記可動体は、前記磁石および前記ヨークを含むことを特徴とするアクチュエータ。 - 請求項5に記載のアクチュエータにおいて、
前記支持体は、前記ヨークを外側から覆うカバーを有することを特徴とするアクチュエータ。 - 支持体と、
可動体と、
前記支持体および前記可動体の双方に接続され、弾性および粘弾性の少なくとも一方を備えた接続体と、
磁石および前記磁石に第1方向で対向するコイルを備え、前記可動体を前記支持体に対して前記第1方向に交差する方向に相対移動させる駆動力を発生させる磁気駆動回路と、
を有し、
前記支持体は、前記磁石および前記コイルの一方を保持するホルダを含み、
前記可動体は、前記磁石および前記コイルの他方を保持するヨークを含み、
前記接続体は、前記第1方向に対して直交する方向で前記ホルダと前記ヨークとが対向する部分に配置され、
前記第1方向に対して直交し、前記駆動力の発生方向に交差する方向を第2方向としたとき、
前記接続体は、前記第2方向において前記ホルダと前記ヨークとが対向する部分に配置され、
前記ヨークは、前記ホルダに対して前記第1方向の一方側で対向する第1端板部と、前記ホルダに対して前記第1方向の他方側で対向する第2端板部と、前記ホルダに対して前記第2方向の一方側で前記第1端板部と前記第2端板部とを連結する第1連結部と、前記ホルダに対して前記第2方向の他方側で前記第1端板部と前記第2端板部とを連結する第2連結部と、を備え、
前記接続体は、前記ホルダと前記第1連結部との間、および前記ホルダと前記第2連結部との間の各々に配置されていることを特徴とする触覚デバイス。
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