JPWO2018167955A1 - 冷蔵庫 - Google Patents

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JPWO2018167955A1
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史典 小林
拓也 児玉
小林  孝
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D23/00General constructional features
    • F25D23/02Doors; Covers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D23/00General constructional features
    • F25D23/06Walls

Abstract

冷蔵庫は、複数の貯蔵室(132,134)と、それぞれの貯蔵室の前面に配置された貯蔵室の開口部を閉塞する扉(122,124)と、異なる貯蔵室(132,134)間を仕切る仕切り部品(200)と、を備える。仕切り部品(200)は、上側樹脂部品(1)および下側樹脂部品(2)を備え、上側樹脂部品(1)と下側樹脂部品(2)との間には断熱材(3)が配置されている。また、仕切り部品(200)の扉側端部には金属部材(4)が配置されている。上側樹脂部品(1)もしくは下側樹脂部品(2)の少なくとも一方に、上側樹脂部品(1)もしくは下側樹脂部品(2)を貫通するスリット(7)が形成されている。

Description

本発明は、冷蔵庫に関する。
複数の貯蔵室を有する冷蔵庫には、それぞれの貯蔵室を仕切る仕切り部品が設けられている。それぞれの貯蔵室の前面には、貯蔵室の前面を閉塞する扉が設けられている。扉と貯蔵室とを密着させるために、各扉には磁石が設けられ、仕切り部品の前面には金属部材が取り付けられている。この金属部材は、貯蔵室内の冷気によって冷却されるので、金属部材の外気に接する部分が結露する場合がある。この結露を防止するために、金属部材の裏面に結露防止用の放熱パイプを備え、金属部材の温度を上昇させている。
放熱パイプで暖められた金属部材の熱は、仕切り部品を伝搬して、仕切り部品から温度の低い貯蔵室に放熱される。これにより、貯蔵室内の温度が上昇する。冷蔵庫は、この温度上昇を解消するために、追加の消費電力を使用して冷凍サイクルを稼働させて貯蔵室内の温度を下げる。したがって、上記の放熱によって、冷蔵庫の熱効率が低下する。
特許文献1は、仕切り部品の一部を薄くすることにより、仕切り部品の金属部材近くの暖められた部分から仕切り部品全体に伝搬する熱量を低減し、仕切り部品から温度の低い貯蔵室への放熱を低減し、冷蔵庫の熱効率を改善する技術を開示している。
特開2015−48953号公報
しかしながら、仕切り部品の一部を薄くするだけでは、金属部材近くの暖められた仕切り部品の熱が仕切り部品全体に伝搬することを十分に防止することは出来ない。そのため、特許文献1が開示する技術では、暖められた仕切り部品から温度の低い貯蔵室への放熱により冷蔵庫の熱効率が低下し、冷蔵庫の消費電力を増加させるという問題がある。
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、消費電力を低減可能な冷蔵庫を提供することを目的とする。
この目的を達成するため本発明に係る冷蔵庫は、複数の貯蔵室と、扉と、仕切り部品とを備える。扉は、それぞれの貯蔵室の前面に配置された貯蔵室の開口部を閉塞する。仕切り部品は、異なる貯蔵室間を仕切る。仕切り部品は、上側樹脂部品と下側樹脂部品とを備え、上側樹脂部品と下側樹脂部品との間には断熱材が配置されている。また、仕切り部品の扉側端部には金属部材が配置されている。また、上側樹脂部品もしくは下側樹脂部品の少なくとも一方に、上側樹脂部品もしくは下側樹脂部品を貫通する貫通穴が形成されている。
本発明によれば、冷蔵庫の貯蔵室間を仕切る仕切り部品に貫通穴が形成されている。これにより、金属部材の熱が仕切り部品の全体に伝搬することを防止でき、冷蔵庫の消費電力を低減することができる。
実施の形態1に係る冷蔵庫の斜視図 実施の形態1に係る冷蔵庫の断面図 実施の形態1に係る冷蔵庫の部分断面図 仕切り部品のスリットについて説明するための図 仕切り部品のスリットについて説明するための図 パッキンに形成されているヒレ部について説明するための図 パッキンに形成されているヒレ部について説明するための図 変形例1に係る冷蔵庫の部分断面図 実施の形態2に係る冷蔵庫の部分断面図
以下、本発明の実施の形態に係る冷蔵庫について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態1に係る冷蔵庫100の斜視図を図1に示す。冷蔵庫100は、図1に示すように、物品を冷蔵するための冷蔵室131、氷を製造するための製氷室132、異なる温度の室を接続するための温度切替室133、物品を冷凍貯蔵するための冷凍室134、野菜を冷蔵するための野菜室135を備える。
冷蔵庫100の図1のA−A断面図を図2に示す。冷蔵庫100は、図2に示すように、冷蔵庫100の筐体を構成する断熱箱体110と、断熱箱体110を開閉する断熱扉とを備える。冷蔵室131の前面には、冷蔵室断熱扉121が設けられている。製氷室132の前面には、製氷室断熱扉122が設けられている。温度切替室133の前面には、温度切替室断熱扉123が設けられている。冷凍室134の前面には、冷凍室断熱扉124が設けられている。野菜室135の前面には、野菜室断熱扉125が設けられている。冷蔵室131、製氷室132、温度切替室133、冷凍室134、野菜室135は、仕切り部品200で仕切られている。
断熱箱体110は、断熱箱体110の外周を形成する外箱111と、断熱箱体110の内周を形成する内箱112と、外箱111と内箱112との間に封入された断熱材3を備える。断熱材3は、熱伝導率の低い断熱性の材料、例えば、発泡スチロール樹脂で形成される。
次に、貯蔵室の間を仕切る仕切り部品200の構造について、図3を参照しながら説明する。ここでは、製氷室132と冷凍室134との間に設けられた仕切り部品200を例に説明する。図3は、図1のB−B部分断面図である。仕切り部品200の上側が製氷室132であり、仕切り部品200の下側が冷凍室134である。製氷室132の前面開口部には、製氷室断熱扉122が位置している。なお、製氷室断熱扉122は、製氷室132側に突出する突出部11aを備えている。製氷室断熱扉122には、ガスケット10aが設けられている。また、冷凍室134の前面開口部には、冷凍室断熱扉124が位置している。冷凍室断熱扉124は、冷凍室134側に突出する突出部11bを備えている。冷凍室断熱扉124には、ガスケット10bが設けられている。
製氷室132と冷凍室134とを仕切る仕切り部品200は、上側樹脂部品1および下側樹脂部品2を備える。上側樹脂部品1と下側樹脂部品2の間には、断熱材3が設けられている。また、仕切り部品200の扉側には、金属部材4が設けられている。この金属部材4と扉のガスケット10a,10b内に設けられた磁石が引き合うことで、断熱扉と仕切り部品200とが密着する。また、金属部材4の裏側である貯蔵室側には、結露防止のために放熱パイプ5が設けられている。放熱パイプ5には、図示しない冷凍サイクルの圧縮機から噴出される高温冷媒が流通する。
図3に示すように、冷蔵庫100の下側樹脂部品2の一部には、下側樹脂部品2を貫通するスリット7が形成されている。図4および図5は、下側樹脂部品2を下側から見た図である。このスリット7は、図4に示すように、1つのスリットで形成されていても良い。また、図5に示すように、一列に並んだ複数のスリットから形成されていても良い。このスリット7の形成されている位置は、金属部材4から貯蔵室側である奥手方向に10mmから100mm以内の位置であることが好ましい。放熱パイプ5で暖められた金属部材4の熱で暖められる下側樹脂部品2の領域21の面積を小さくし、領域21から冷凍室134への放熱を低減するためである。なお、図4および図5に示す仕切り部品200の金属部材4とスリット7に挟まれた部分を領域21と言い、スリット7より奥手部分を領域22と言うこととする。
図3に戻って、スリット7には、熱伝導率の低い素材で形成されたパッキン8が挿入されている。パッキン8は、スリット7を塞ぐようにスリット7に挿入されている。図5に示すようにスリット7を複数のスリットで形成する場合、それぞれのスリットを塞ぐようにパッキン8が挿入される。このように、スリット7をパッキン8で塞ぐことにより、冷凍室134側の冷気が他の貯蔵室に流出することを防止している。
パッキン8には、スリット7に挿入された状態で冷凍室134側に突き出す第1のヒレ部81が形成されている。第1のヒレ部81は、冷凍室断熱扉124を閉じた状態で、冷凍室断熱扉124の突出部11bに接触するように形成されている。また、第1のヒレ部81と冷凍室断熱扉124の突出部11bと下側樹脂部品2の金属部材4と接する部分とは、第1の空間12を形成している。
この第1のヒレ部81は、冷凍室断熱扉124を開閉するたびに突出部11bと摩耗する。第1のヒレ部81は、この摩耗により破損しないように軟質の材料で形成されていることが好ましい。例えば、第1のヒレ部81を含むパッキン8は、軟質で熱伝導率の低いゴム、プラスチック等の樹脂で形成される。
第1のヒレ部81の先端部811は、図6に示すように、1枚のヒレで形成されていても良い。また、第1のヒレ部81の先端部811は、突出部11bとの摩耗による破損を回避するために、図7に示すように、複数のヒレで形成されるようにしても良い。第1のヒレ部81の先端部811の長さは、第1の空間12内の暖められた空気の流出を防止するために短いことが好ましい。また、第1のヒレ部81の先端部811の破損を回避するために、第1のヒレ部81本体よりも先端部811を薄くすることにより、先端部811をより軟質になるように形成しても良い。
次に、上記の構成を有する冷蔵庫100における放熱パイプ5により暖められた金属部材4の熱の伝搬について説明する。
放熱パイプ5により暖められた金属部材4の熱は、金属部材4と接する下側樹脂部品2に伝搬する。図4を用いて説明したように、下側樹脂部品2の金属部材側の領域21と貯蔵室側の領域22とは、スリット7により分断されている。つまり、領域21と領域22とを接続する下側樹脂部品2の断面積は、このスリット7が形成されることにより小さくなっている。したがって、領域21と領域22間の熱伝導率は、スリット7を設けない場合の熱伝導率と比べると低くなっている。つまり、金属部材4から下側樹脂部品2の領域21に伝搬した熱は、スリット7を設けない場合と比べると領域22に伝わりにくくなっている。これにより、冷蔵庫100は、スリット7を設けない場合と比べると下側樹脂部品2の領域22の温度上昇を低減できるので、下側樹脂部品2の領域22から温度が低い冷凍室134への放熱を減らすことができる。これにより、冷蔵庫100は、消費電力を低減することが出来る。
第1の空間12内の空気は、放熱パイプ5の熱で暖められた金属部材4からの放熱、および金属部材4の熱で暖められた下側樹脂部品2の領域21からの放熱によって暖められる。第1のヒレ部81は、第1の空間12と冷凍室134とを閉ざしている。したがって、第1の空間12の暖められた空気は、冷凍室134側に流出しにくくなっている。また、第1のヒレ部81は、熱伝導率の低い素材で形成されている。したがって、第1の空間12の暖められた空気の熱は、第1の空間12の冷凍室134側に放熱されにくくなっている。このように、冷蔵庫100は、金属部材4および下側樹脂部品2の領域21に接する第1の空間12内の暖められた空気の熱が温度の低い冷凍室134へ放熱されることを低減している。これにより、冷蔵庫100は、消費電力を低減することが出来る。
(変形例1)
実施の形態1では、下側樹脂部品2にスリット7が形成されている場合について説明した。変形例1では、上側樹脂部品1にもスリット7を形成する場合について図8を参照して説明する。
上側樹脂部品1に形成されるスリット7は、図4に示すように、1つのスリットで形成されていても良い。また、スリット7は、図5に示すように、複数のスリットから形成されていても良い。このスリット7を形成する位置は、金属部材4から奥手方向に10mmから100mm以内の位置とすることが好ましい。上側樹脂部品1に形成されるスリット7は、パッキン8で塞がれている。
パッキン8および第1のヒレ部81についての説明は、実施の形態1の説明と同じである。第1のヒレ部81は、製氷室断熱扉122を閉じた状態で、製氷室断熱扉122の突出部11aに接触するように形成される。また、第1のヒレ部81と製氷室断熱扉122の突出部11aと上側樹脂部品1の金属部材4と接する部分とは、第1の空間12を形成する。放熱パイプ5により暖められた金属部材4の熱の伝搬についての説明は、実施の形態1と同じである。
なお、図8に示すように、スリット7およびパッキン8を上側樹脂部品1と下側樹脂部品2の両方に形成しても良い。また、スリット7およびパッキン8を上側樹脂部品1と下側樹脂部品2の何れか一方に形成するようにしても良い。
(変形例2)
上記の説明では、冷凍室断熱扉124が貯蔵室側に突出する突出部11bを備え、第1のヒレ部81と冷凍室断熱扉124の突出部11bと下側樹脂部品2とが第1の空間12を形成する場合について説明した。また、製氷室断熱扉122が貯蔵室側に突出する突出部11aを備え、第1のヒレ部81と製氷室断熱扉122の突出部11aと上側樹脂部品1が第1の空間12を形成している説明をした。しかし、冷凍室断熱扉124もしくは製氷室断熱扉122が貯蔵室側に突出する突出部11を備えておらず第1の空間を形成していない場合においても、上側樹脂部品1もしくは下側樹脂部品2を貫通するスリット7を形成したことによる効果を得ることが出来る。つまり、スリット7を形成することにより、上側樹脂部品1もしくは下側樹脂部品2の領域21と領域22間の熱伝導率を小さくし、領域22からの放熱を減らすことができる。これにより、冷蔵庫100は、熱効率を改善することができ、消費電力を低減することができる。
また、パッキン8に第1のヒレ部81が形成されていない場合においても、スリット7にパッキン8を挿入することによる効果を得ることが出来る。スリット7にパッキン8を挿入することにより、冷えた貯蔵室内の空気が外部に流出することを防止できるからである。
また、パッキン8に第1のヒレ部81を形成しない場合、パッキン8を挿入する代わりに、スリット7に断熱材を充填するようにしても良い。
(実施の形態2)
実施の形態1では、パッキン8に形成された第1のヒレ部81が1つである場合について説明した。実施の形態2では、パッキン8bに複数のヒレ部が形成されている場合について図9を参照して説明する。ここでは、パッキン8bに第1のヒレ部81と第2のヒレ部82とが形成されている場合について説明する。
図9に示すように、スリット7には、熱伝導率の低い素材で形成されたパッキン8bが挿入されている。パッキン8bには、スリット7に挿入された状態で貯蔵室側に突き出す第1のヒレ部81と貯蔵室側に突き出す第2のヒレ部82が形成されている。第1のヒレ部81は、冷凍室断熱扉124を閉じた状態で、冷凍室断熱扉124の突出部11bの先端付近に接触するように形成されている。第2のヒレ部82は、冷凍室断熱扉124を閉じた状態で、冷凍室断熱扉124の突出部11bの先端付近よりもガスケット10bに近い部分に接触するように形成されている。
詳細には、冷凍室断熱扉124を閉じた状態で、第2のヒレ部82は、第1のヒレ部81と突出部11bと下側樹脂部品2の金属部材4と接する部分で形成される第1の空間12を分割するように形成される。つまり、第2のヒレ部82と突出部11bと下側樹脂部品2の金属部材4と接する部分とは、第2の空間12aを形成している。また、第1のヒレ部81と第2のヒレ部82と突出部11bとは、第3の空間12bを形成している。この第2の空間12aは、第3の空間12bと、金属部材4によって暖められた下側樹脂部品2の領域21部分とを隔てる空間を形成している。
このパッキン8bの第2のヒレ部82は、冷凍室断熱扉124を開閉するたびに突出部11bと摩耗する。パッキン8bの第2のヒレ部82は、この摩耗により破損しないように軟質の材料で形成されていることが好ましい。例えば、第1のヒレ部81と第2のヒレ部82を含むパッキン8bは、軟質で熱伝導率の低いゴム、プラスチック等の樹脂で形成される。
第1のヒレ部81の先端部811と同様に、この第2のヒレ部82の先端部を1枚のヒレで形成しても良い。また、突出部11bとの摩耗による破損を回避するために、第2のヒレ部82の先端部を複数のヒレで形成しても良い。
次に、上記の構成を有する冷蔵庫100における放熱パイプ5により暖められた金属部材4の熱の伝搬について説明する。
放熱パイプ5により暖められた金属部材4の熱が下側樹脂部品2の領域21から領域22へ伝搬する説明は、実施の形態1と同じであるので省略する。次に、暖められた金属部材4および下側樹脂部品2の領域21付近の暖められた空気による熱の流出について説明する。
第2の空間12a内の空気は、放熱パイプ5で暖められた金属部材4および下側樹脂部品2の領域21部分からの放熱により暖められる。第2の空間12a内の暖められた空気は、第2のヒレ部82に遮られているので、第3の空間12b側に流出しにくくなっている。また、第2のヒレ部82は熱伝導率の低い素材で形成されているので、暖められた第2の空間12a内の空気の熱は、第2のヒレ部82を介して第3の空間12b側に放熱されにくくなっている。
しかし、第3の空間12b内の空気は、第2の空間12aの空気の熱により次第に暖められていく。しかし、その暖められた第3の空間12b内の空気は、第1のヒレ部81によって遮られているので、冷凍室134側に流出しにくくなっている。また、第1のヒレ部81が熱伝導率の低い素材で形成されているので、暖められた第3の空間12b内の空気の熱は、第1のヒレ部81を介して冷凍室134側に放熱されにくくなっている。
冷蔵庫100は、第1のヒレ部81および第2のヒレ部82が形成されたパッキン8bをスリット7に挿入することにより、第2の空間12aと第3の空間12bとが形成される構造を有する。冷蔵庫100は、このように2重に形成された空間を設けることにより、金属部材4および下側樹脂部品2の領域21に接する第2の空間12aから温度が低い冷凍室134側に逃げる熱を大きく低減することが出来る。これにより、冷蔵庫100は、消費電力を大きく低減することが出来る。
以上に説明したように、冷蔵庫100の仕切り部品200には、スリット7が形成されている。これにより、放熱パイプ5により暖められた金属部材4の熱が、金属部材4と接する上側樹脂部品1もしくは下側樹脂部品2の領域21から金属部材4と離れた領域22に伝搬することを防止している。これにより、冷蔵庫100は、上側樹脂部品1もしくは下側樹脂部品2から温度が低い貯蔵室側への放熱を低減することが出来、冷蔵庫100の消費電力を低減することが出来る。
また、冷蔵庫100は、仕切り部品200に形成したスリット7を塞ぐパッキン8を備える。このパッキン8により、冷えた貯蔵室内の空気が外部に流出することを防止することができる。これにより、冷蔵庫100は、消費電力を低減することが出来る。
また、パッキン8には、第1のヒレ部81が形成されている。この第1のヒレ部81と冷凍室断熱扉124の突出部11bと下側樹脂部品2の金属部材4と接する部分とは、第1の空間12を形成している。これにより、冷蔵庫100は、第1の空間12の暖められた空気が冷えた貯蔵室側に流出することを防止でき、冷蔵庫100の消費電力を低減することが出来る。
また、冷蔵庫100は、パッキン8を仕切り部品200に形成したスリット7に挿入することにより固定している。これにより、冷蔵庫100は、パッキン8を固定するための機構を別途設ける必要が無い。したがって、安価に冷蔵庫100を製造することが出来る。
なお、上記の説明では、仕切り部品200を貫通する貫通穴として、スリット7を例にして説明した。しかし、貫通穴は、スリットに限定する必要は無い。例えば、複数の丸穴、複数の長穴、複数の矩形形状の穴等を一列に配置するようにしても良い。
また、上記の説明では、第1のヒレ部81および第2のヒレ部82を含むパッキン8bを、軟質で熱伝導率の低いゴム、プラスチック等の樹脂で形成する説明をした。しかし、ヒレ部を形成する方法はこれに限定する必要は無い。例えば、第1のヒレ部81をビニール、布、紙等で形成された幕状の部品としても良い。第1のヒレ部81を幕状の部品とすることにより、突出部11との摩耗による破損を防止しやすくなる。また、第1のヒレ部81と突出部11との間の隙間を小さくすることが出来、第1の空間12の暖められた空気が冷えた貯蔵室側に流出することを防止できる。また、ヒレ部の先端部分のみを膜状の部品で形成するようにしても良い。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
1 上側樹脂部品、 2 下側樹脂部品、 3 断熱材、4 金属部材、 5 放熱パイプ、 7 スリット、 8,8b パッキン、 21 領域、 22 領域、 81 第1のヒレ部、 811 第1のヒレ部の先端部、 82 第2のヒレ部、 10,10a,10b ガスケット、 11,11a,11b 突出部、 12 第1の空間、 12a 第2の空間、 12b 第3の空間、 100 冷蔵庫、 110 断熱箱体、 111 外箱、 112 内箱、 121 冷蔵室断熱扉、 122 製氷室断熱扉、 123 温度切替室断熱扉、 124 冷凍室断熱扉、 125 野菜室断熱扉、 131 冷蔵室、 132 製氷室、 133 温度切替室、 134 冷凍室、 135 野菜室、 200 仕切り部品

Claims (6)

  1. 複数の貯蔵室と、
    それぞれの貯蔵室の前面に配置された前記貯蔵室の開口部を閉塞する扉と、
    異なる貯蔵室間を仕切る仕切り部品と、を備え、
    前記仕切り部品は、上側樹脂部品と下側樹脂部品とを備え、
    該上側樹脂部品と該下側樹脂部品との間には断熱材が配置され、
    前記仕切り部品の扉側端部には金属部材が配置され、
    前記上側樹脂部品もしくは前記下側樹脂部品の少なくとも一方に、前記上側樹脂部品もしくは前記下側樹脂部品を貫通する貫通穴が形成されている、
    冷蔵庫。
  2. 前記貫通穴には、前記貫通穴を埋めるようにパッキンが挿入されており、
    前記パッキンは、断熱材で形成されている、
    請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記パッキンには、該パッキンを前記貫通穴に挿入した状態で、前記貫通穴から前記貯蔵室側に突き出す第1のヒレ部が形成されている、
    請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記扉は、前記貯蔵室側に突き出した突出部を備え、
    前記扉を閉じた状態で、前記第1のヒレ部は前記突出部に接触するように形成されており、
    前記扉を閉じた状態で、前記第1のヒレ部と前記突出部と前記仕切り部品とは、前記仕切り部品の前記金属部材と接する部分と前記貯蔵室とを隔てる第1の空間を形成している、
    請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 前記パッキンには、該パッキンを前記貫通穴に挿入した状態で、前記貯蔵室側に突き出す第2のヒレ部が形成されており、
    前記第2のヒレ部は、前記扉を閉じた状態で、前記第1の空間を第2の空間と第3の空間とに分割する位置に形成されており、
    前記扉を閉じた状態で、前記第2のヒレ部と前記突出部と前記仕切り部品の前記金属部材と接する部分とは、前記第2の空間を形成し、
    前記扉を閉じた状態で、前記第1のヒレ部と前記第2のヒレ部と前記突出部とで形成される空間とは、前記第3の空間を形成し、
    前記第2の空間は、前記仕切り部品の前記金属部材と接する部分と前記第3の空間とを隔てるように位置する、
    請求項4に記載の冷蔵庫。
  6. 前記貫通穴は、前記金属部材から奥手方向に10mmから100mm以内の位置に形成されている、
    請求項1から5の何れか一項に記載の冷蔵庫。
JP2019505654A 2017-03-17 2017-03-17 冷蔵庫 Pending JPWO2018167955A1 (ja)

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