JP2001041642A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2001041642A
JP2001041642A JP11211669A JP21166999A JP2001041642A JP 2001041642 A JP2001041642 A JP 2001041642A JP 11211669 A JP11211669 A JP 11211669A JP 21166999 A JP21166999 A JP 21166999A JP 2001041642 A JP2001041642 A JP 2001041642A
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Kiyotaka Tahira
清隆 田平
Koji Maeda
耕治 前田
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2317/00Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2317/06Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation
    • F25D2317/062Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation along the inside of doors

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  • Refrigerator Housings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯蔵室のスロートへの冷気対流を抑制し、均
一にかつ効率よく冷却することで消費電力量を低減した
冷蔵庫を提供する。 【解決手段】 冷蔵庫本体20を上下方向に仕切る仕切
り板21と、開閉自在に取付けられた引出しドア36を
有する冷蔵庫において、前記引出しドア36の内板50
の平面部51と仕切り板21の平面部を対向させて形成
したスロート52を、仕切り板21に設けたシール部材
53aでシールすることで、冷気62がスロート52に
流れ込むのを抑制するヒレ57aをシール部材53aに
備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫における、
庫内を強制通風で冷気を循環させ冷却する冷却方式であ
ると共に少なくとも1つが引出しドアを有する貯蔵室と
なっている冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種の冷蔵庫は、例えば特開
平8−303930号公報に示されているものがある。
以下、図面を参照しながら従来の冷蔵庫について説明す
る。
【0003】図5は、従来の冷蔵庫の下半部分の縦断側
面図である。図6は、従来の冷蔵庫の下半部分の正面図
である。
【0004】1は冷蔵庫本体で箱体2と複数の扉3aか
ら3cを備え、上半分は固定棚式の冷蔵室4であり、下
半分は複数の引出し式の貯蔵室として第1及び第2の冷
凍室5a,5bと野菜室6の背面及び下部の外側空間は
機械室7となっている。引出し式の貯蔵室は、仕切り部
材8aから8cによって区画され前記箱体2の前面フラ
ンジ部の封止のために各扉3aから3cの内側にはパッ
キン9aから9cが設けられ、各扉3aから3cと各貯
蔵容器10aから10cは容器側面のガイドレール11
aから11cにより箱体2の前後方向に一体的に滑動す
るかたちで出し入れされる。
【0005】冷凍室5a,5bの背面側の庫内には蒸発
器12と送風機13が配置され、冷気14を各貯蔵室に
循環させている。冷蔵庫本体1の前面フランジ近傍の庫
内側には、冷気通路15aから15cの前面周囲の隙間
を封止するように、軟質材で形成したヒレ状のシール部
材16aから16iが設置される。このシール部材16
aから16iは、各扉3aから3c及び貯蔵容器10a
から10cを全閉状態から扉スイッチによる開放検知さ
れないパッキン9の厚さまで引出した状態の範囲までシ
ール部材16aから16iの先端が、容器滑動のために
設けた隙間を挟んで対向する各扉3aから3cの内面突
出部の表面ないし各貯蔵容器10aから10cの前面に
追加した通路形成部材の上下の開口より前側の表面との
接触を保つように位置する。
【0006】図5は冷凍室5aと野菜室6の扉3a、3
cと貯蔵容器10a、10cが僅かだけ引出され、かつ
冷凍サイクルが動作して冷気14の循環が行われている
状態を示している。扉3aが開けられた冷凍室5aと野
菜室6においても冷気14は貯蔵容器10aから10c
の前面では前面冷気通路15aから15cを流れて循環
し周囲の隙間がシール部材16aから16iで封止され
ているので冷気14の庫外への漏れ出しも抑制される。
【0007】したがって、庫内温度がほとんど上昇しな
いために各貯蔵室内の貯蔵品に傷みが発生することはな
い。また貯蔵室5a、5b、6の庫内温度の上昇がない
ため冷凍サイクルの連続動作が起こらず、外気17の侵
入による蒸発器12の過大着霜も発生しないため、冷蔵
庫全体としての消費電力の増加も軽微である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成ではシール部材16aから16iのヒレが各扉
3aから3cの内面突出部の表面ないし各貯蔵容器10
aから10cの前面に追加した通路形成部材の上下の開
口より前側の表面との接触を保つように接触するため、
常にヒレが各貯蔵容器10aから10cの底面に当たる
のでヒレが破れたり、劣化が生じるという欠点があっ
た。
【0009】また、仕切り部材8aから8cと扉3aか
ら3cの内面突出部との隙間が大きいため熱伝導による
庫内への熱侵入が大きかった。
【0010】また、シール部材16aから16iのヒレ
の先端が扉3aから3c側に向かって形成されているた
め、扉開閉によってヒレが扉3aから3cの内面突出部
と仕切り部材8aから8cとの間で変形した状態でシー
ルされ、扉開閉に余分な力が必要となり、またヒレの破
損の原因となった。
【0011】また、従来例には開示されていないが、こ
のようなシール部材の取付け仕様については、シール部
材に穴を設けてリベットなどで仕切り部材に取付けると
いう方法がとられていたが、取付け作業やリベットなど
にコストがかかるという問題があった。
【0012】本発明は上述した従来の課題を解決するも
ので、その第1の目的は本体開口部周縁の外部からの侵
入熱を低減して、省エネルギー化を図った冷蔵庫を提供
することである。
【0013】また、本発明の第2の目的はシール部材の
耐久性や扉開閉の操作性を損なわずに内箱と扉内板間の
スロートを確実にシールした冷蔵庫を提供することであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する為
に、本発明の冷蔵庫は引出しドアのスロートをシールす
るシール部材を仕切り板に形成し、引出しドアの内板の
平面部とでシールしたものである。
【0015】これにより、熱伝導による庫内への熱侵入
を低減することができる。
【0016】また、本発明はシール部材のヒレをドアの
内板側へ向かって形成し、仕切り板に係合する係合部と
を構成したものである。
【0017】これにより、貯蔵室内の冷気がガスケット
に流れ込むのを抑制することができる。
【0018】また、本発明はヒレを傾斜して庫内方向へ
設け、ヒレの根元部に基部を設けたものであり、シール
部材の耐久性や扉開閉の操作性を損なわずに内箱と扉内
板間のスロートを確実にシール出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、断熱壁により区画形成され前面を開口した断熱箱体
と、前記断熱箱体を上下方向に仕切る仕切り板と、前記
断熱箱体の開口部前面に前後方向に開閉自在に取付けら
れた引出しドアと、前記引出しドアの内板の平面部と前
記仕切り板の平面部を対向させて形成したスロートをシ
ールするシール部材とを有する冷蔵庫において、前記シ
ール部材は前記仕切り板に形成し、前記引出しドアの内
板の平面部とでシールすることを特徴とするものであ
り、熱伝導で庫内に熱侵入しやすい場所にシール部材を
設けることで、侵入熱を低減できる。
【0020】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、シール部材は、ドアの内板側へ向かっ
て形成され貯蔵室内の冷気がガスケットに流れ込むのを
抑制するヒレと、仕切り板に係合する係合部とを有する
ことを特徴とするものであり、ヒレをドアの内板に当接
させて貯蔵室内の冷気がガスケットに流れ込むのを抑制
することができ簡素な構成でシール性が高まる。
【0021】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、ヒレは貯蔵室の内側へ向かって傾斜し
て形成され、前記ヒレの根元部にはスロート間隔を狭
め、ドアの内板に接しないように形成した相当厚さの基
部を設けたことを特徴とするものであり、ドア内板の取
付け寸法にかかわらず扉の操作性を損なわず、確実にシ
ールできる。また、基部でスロートを狭くできるので、
さらに熱侵入を低減できる。
【0022】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、シール部材の係合部は仕切り板に形成
された溝部に係合する爪を有し、前記爪は前記溝部に形
成された凸部と係合することを特徴とするものであり、
垂直方向にはめ込むことで簡単に取付けることができ、
作業性を簡素化することができる。また、シール部材に
は実使用条件では、常にほとんど水平方向に力がかかる
ので、外れることはない。またシール部材を交換する場
合も工具を使わずに、垂直方向に引っ張れば簡単に外れ
るのでサービス性にも優れている。
【0023】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明にさらに、溝部に形成された凸部が複数個形成さ
れたことを特徴とするものであり、さらに確実に固定で
きる。
【0024】請求項6に記載の発明は、断熱壁により区
画形成され前面を開口した冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本
体を上下方向に仕切る仕切り板と、前記冷蔵庫本体の開
口部前面に前後方向に開閉自在に取付けられた引出しド
アと、前記引出しドアの内板の平面部と前記仕切り板の
平面部を対向させて形成したスロートをシールするシー
ル部材とを有する冷蔵庫において、前記シール部材は、
引出しドアの内板側へ向かって伸び貯蔵室内の冷気がガ
スケットに流れ込むのを抑制するヒレと、前記ヒレの端
部には前記スロートを狭め、ドアの内板に接しないよう
に形成した相当厚さの基部と、仕切り板に係合する係合
部とからなり、前記ヒレは貯蔵室の内側へ向かって傾斜
して形成され、前記シール部材の係合部は仕切り板に形
成された溝部に係合する爪を有し、前記爪が前記溝部に
形成された凸部と係合することで、前記シール部材は前
記仕切り板の上下面に取付けられたことを特徴とするも
のであり、仕切り板に取付けたシール部材で引出しドア
の内板をシールするのでガスケットからの熱侵入を抑え
吸熱負荷量を低減することができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例の冷蔵庫について、図
面を参照しながら説明する。
【0026】(実施例1)図1は本発明の実施例1によ
る冷蔵庫の縦断面図である。図2は同実施例の冷蔵庫の
要部断面図である。図3は同実施例の要部斜視図であ
る。図4は同実施例のA−A線断面図である。
【0027】図1から図4において、20は冷蔵庫本体
である。21、22は前記冷蔵庫本体20内を上下に区
画する仕切り板で内部には発泡スチロール23などの断
熱材が嵌め込まれている。24は内部にウレタンなどが
注入発泡されて形成された断熱壁であり、上部に冷蔵室
25と前記冷蔵室25の下部に設けた野菜室26、下部
に冷凍室27を区画形成している。28は前記冷蔵室2
5内に適当な間隔で複数設けられた棚であり、前記棚2
8の相互間に複数の収納区画29を構成している。30
は前記冷蔵室25内の下部に設けた低温室であり、収納
容器31を備えて主として肉、魚介類などの生鮮食品を
冷蔵室以下の温度(例えば約0℃のチルドや約−3℃の
パーシャルフリージングなど)で貯蔵する。32は冷蔵
室25の上部後方に設けた空気循環用送風機である。3
3は前記空気循環用送風機32から吐出される空気34
の吐出口である。
【0028】35は前記冷蔵室25の開口面に開閉自在
に取付けられた回転ドアである。
【0029】36は前記野菜室26の開口面に開閉自在
に取付けられた引出しドアであり、室内側の収納容器3
7を一体に引き出せるよう構成されている。また38は
前記冷凍室27の開口面に開閉自在に取付けられた引出
しドアであり、室内側の収納容器39を一体に引き出せ
るよう構成されている。40は前記収納容器39の上部
に前後方向に移動可能に設けられた第2の収納容器であ
る。
【0030】41は冷蔵庫本体20の下部に形成された
機械室であり冷凍室27の後方には冷凍サイクルの圧縮
機42を配置し、その上方向には冷却器43を配置して
おり、その上部には強制通風用の送風機44がある。さ
らに冷凍室27下方には凝縮器45を収納している。前
記冷却器43の下方には除霜水蒸発用の蒸発皿(図示し
ない)が設けられ、機械室41には前記圧縮機42、凝
縮器45、蒸発皿への空気対流を促進するための強制通
風用の送風機(図示しない)がある。
【0031】46は冷凍室27の引出しドア38に取付
けられた把手である。47は引出しドア36,38に取
付けられたガスケットで、仕切り板22の前面に嵌め込
まれた鉄製の前面板48に吸着する。49は前記前面板
48に接触するように這わされた冷媒配管である。50
は引出しドア36の内板で樹脂材料(例えばABS樹
脂)で成形されている。51は前記内板50の平面部で
あり、52は前記平面部51と仕切り板22とで形成さ
れる狭小空間(以下スロートという)である。
【0032】53a、53bはシール部材で、基部54
a、54bと、仕切り板22と係合する係合部55a、
55bで前記基部54と一体で成形された爪56aから
56dと、ヒレ57a、57bとで構成されていて引出
しドア36、38の幅程度の長さに亘って、野菜室26
と冷凍室27とを上下に区画する仕切り板22の上下面
に設けられている。また、基部54、爪56はABSや
PPなどの樹脂材料であり、実施例ではPP樹脂を使用
している。ヒレ57は熱可塑性の弾性体で実施例ではオ
レフィン系エラストマーで成形し基部54a、54bの
端部に溶着されている。
【0033】また、ヒレ57は前記基部54の端部58
から斜め方向に立ち上がって取付けられており、前記端
部58にはヒレ57に弾力をもたせて柔軟に端部58か
ら倒れこむように、くびれ部59が設けられている。
【0034】また、仕切り体22には前記係合部55と
係合する溝部60a、60bがシール部材53a、53
bと係合するように引出しドア36、38の幅程度の長
さに亘って設けられている。そして、前記溝部60a、
60bには凸部61a、61b、61c、61dが相対
向して連続して設けられている。図3のように前記凸部
61を断続的に冷蔵庫本体20の左右方向に亘って複数
個に分けて設けても良い。また、シール部材53と溝部
60の勘合がよければ凸部61を一側のみ(たとえば溝
部60aに対して凸部61aのみ)に成形してもよい。
【0035】また、前記シール部材53a、53bは引
出しドア36,38の取付け工程において、冷蔵庫本体
20の断熱壁を形成するウレタン発泡時に取付けられた
仕切り板21,22の平面部に対して図4のようにほぼ
垂直方向に溝部60a、60bに向かって嵌め込まれ、
爪56a、56bはそれぞれ凸部61a、61bと係合
し、爪56c、56dはそれぞれ凸部61c、61dと
係合固定され、簡単にはずれないようになっている。実
施例ではシール部材53と溝部60との保持力は垂直方
向に約20Nであり、引出しドア36の開閉動作ではほ
とんど水平方向に力がかかるのでこの程度の保持力では
ずれ落ちることはない。
【0036】またシール部材53a、53bが溝部60
a、60bに取付けられた時には、ヒレ57a、57b
はそれぞれ野菜室26、冷凍室27内側に向かった状態
になっていて、それぞれ野菜収納容器37、冷凍室の収
納容器39、第2の収納容器40には,係らない程度の
位置になっている。
【0037】以上のように構成された冷蔵庫について以
下、その動作について説明する。
【0038】まず、引出しドア36が閉じられた状態に
おいて、冷凍サイクルを構成する圧縮機42が運転し、
冷却器43で冷却された冷気62は送風機44によって
強制通風され、冷凍室27については冷気吐出口(図示
しない)から冷凍室27に吐出される。そして冷凍室内
27を循環した後、冷却器43へ帰還する。また冷蔵室
25へ吐出された冷気62は冷蔵室27内を循環した
後、一部は冷気吸入口(図示しない)に導かれ冷却器4
3へ帰還する。残った冷気62は空気循環用送風機35
から吐きだされ吐出口36から冷蔵室25を循環する。
この循環した一部の空気34と冷気62は冷蔵室27の
下部に設けられた野菜室26に導かれ、野菜収納容器3
7の外側面や底面を循環した後、野菜室26の奥面に設
けられた吸込み口(図示しない)を通って冷却器43へ
帰還する。このとき野菜室26内ではシール部材53a
のヒレ57aは引出しドアの内板50の平面部51に圧
されて野菜室26内に向かって倒れ、平面部51のでき
る限り野菜室26内側に近い部分で当接している。
【0039】また、ヒレ57aは端部58に設けた、く
びれ部59によって弾力をもちながら押さえつけられる
ので、平面部51は引出しドア36の幅方向に亘ってヒ
レ57aによってシールされスロート52と野菜室26
とを仕切った状態を維持する。
【0040】また、このとき基部54aは仕切り板22
の上面に前記基部54aの高さ分だけ盛り上がった状態
で取付けられるので、スロート52を前記高さ分(実施
例では基部54aの高さ2mm)だけ狭くすることがで
きるので、野菜室26内を循環している空気37や冷気
62はヒレ57aによってスロート52内への対流を阻
止されガスケット47の方へは流れ込むことができなく
なり、また外気による野菜室26への熱侵入も阻止され
るので、吸熱負荷量を低減することができる。
【0041】これによって消費電力量も下げることがで
きるので効率の高い冷蔵庫を提供できる。また、上記で
は圧縮機42運転中の野菜室について記載したが、冷凍
室についても同様の効果があり、圧縮機停止中について
は空気循環用送風機32、送風機44とも停止してお
り、かつ引出しドア36、38は閉じられた状態なの
で、上記と同様の効果を得る。
【0042】また、引出しドア36を開ける動作中にお
いて、僅かにドアを引出した状態までは、ヒレ57aは
内板の平面部51に摺動したままであり、それ以降、す
ぐにヒレ57aは平面部51から離れ、基部54の端部
58から斜め方向に立ち上がった元の状態に戻る。この
とき、ヒレ57aは野菜収納容器37の底面には接触し
ない位置に設けられているので、ドアの引出し動作によ
ってヒレ57aが傷ついたり、破れたりすることはな
い。
【0043】また、引出しドア36を閉める動作中にお
いては、閉まる直前ではじめてヒレ57aに接触し、そ
れ以降、ヒレ57aは野菜室26内方向に倒されながら
僅かな距離を平面部51と摺動状態を保ち、完全に閉ま
ったときには上記状態が保たれる。
【0044】このように引出しドア36の開閉動作にお
いて、ヒレ57aが他の部材と摺動する関係がきわめて
少ないので耐久性の高いシール部材53aを提供するこ
とができる。
【0045】また、引出しドア36にドア下がりが生じ
た場合でもヒレ57aは野菜室26の庫内側に向かって
倒れこむので基部54aの上に重なることはなく、ヒレ
57のかみ込みにより引出しドア36の開閉動作に抵抗
を感じ、余分な力が必要となるということはない。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明は、引出しドアの内板の平面部と仕切り板の平面部を
対向させて形成したスロートをシールするシール部材と
を有する冷蔵庫において、シール部材を仕切り板に形成
し、引出しドアの内板の平面部とでシールするので、侵
入熱を低減でき、庫内への吸熱負荷量を低減できるので
効率のよい冷蔵庫を提供できる。
【0047】また引出しドアの開閉動作によるシール部
材の劣化を防止することができ、耐久性のあるシール部
材を提供できる。
【0048】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明にさらに、シール部材はドアの内板側へ向かって
伸び貯蔵室内の冷気がガスケットに流れ込むのを抑制す
るヒレを備え、仕切り板に係合する係合部とを有するの
で、スロートへの冷気対流を抑制し均一かつ効率的に庫
内を冷却することができる。
【0049】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、ヒレを貯蔵室の内側へ向かって傾斜し
て形成し、ヒレの根元部にはスロートを狭め、ドアの内
板に接しないように形成した相当厚さの基部を設けたの
で、ドアの取付け寸法やドアの操作にかかわらず、確実
にシールできる。また、基部でスロートを狭くできるの
で、さらに熱侵入を低減できるので消費電力量を低減し
た冷蔵庫を提供できる。
【0050】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、シール部材の係合部は仕切り板に形成
された溝部に係合する爪を有し、爪は溝部に形成された
凸部と係合するので、取付けが簡素化でき作業性を高め
ることができる。
【0051】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明にさらに、溝部に形成された凸部が複数個形成さ
れるので、確実に固定することができる。
【0052】請求項6に記載の発明は、引出しドアの内
板の平面部と仕切り板の平面部を対向させて形成したス
ロートをシールするシール部材とを有する冷蔵庫におい
て、引出しドアの平面部をシール部材に設けたヒレでシ
ールし、スロートはシール部材の基部で狭め、シール部
材を仕切り板の上下面に取付けて、仕切り板を有効に活
用することで、シール部材取付けの簡素化と作業工数を
低減し、消費電力量を低減した冷蔵庫を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による冷蔵庫の縦断面図
【図2】本発明による同実施例の冷蔵庫の要部断面図
【図3】本発明による同実施例の要部斜視図
【図4】本発明の同実施例のA−A線断面図
【図5】従来の冷蔵庫の下半部分の縦断側面図
【図6】従来の冷蔵庫の下半部分の正面図
【符号の説明】
20 冷蔵庫本体 21,22 仕切り板 24 断熱壁 26 野菜室(貯蔵室) 27 冷凍室(貯蔵室) 36、38 引出しドア 47 ガスケット 50 内板 51 平面部 52 スロート 53a、53b シール部材 54a、54b 基部 55a、55b 係合部 56a、56b、56c、56d 爪 57a、57b ヒレ 58 端部 60a、60b 溝部 61a、61b、61c、61d 凸部 62 冷気
フロントページの続き (72)発明者 青木 孝 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3L102 JA01 KA10 KC02 KC08 KC10 LB13 LE03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱壁により区画形成され前面を開口し
    た冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体を上下方向に仕切る仕
    切り板と、前記冷蔵庫本体の開口部前面に前後方向に開
    閉自在に取付けられた引出しドアと、前記引出しドアの
    内板の平面部と前記仕切り板の平面部を対向させて形成
    したスロートをシールするシール部材とを有する冷蔵庫
    において、前記シール部材は前記仕切り板に形成し、前
    記引出しドアの内板の平面部とでシールすることを特徴
    とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 シール部材は、引出しドアの内板側へ向
    かって伸び貯蔵室内の冷気がガスケットに流れ込むのを
    抑制するヒレと、仕切り板に係合する係合部とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 ヒレは貯蔵室の内側へ向かって傾斜して
    形成され、前記ヒレの端部にはスロートを狭め、ドアの
    内板に接しないように形成した相当厚さの基部を設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 シール部材の係合部は仕切り板に形成さ
    れた溝部に係合する爪を有し、前記爪は前記溝部に形成
    された凸部と係合することを特徴とする請求項1に記載
    の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 溝部に形成された凸部が冷蔵庫本体の左
    右方向に亘って複数個形成されたことを特徴とする請求
    項4に記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 断熱壁により区画形成され前面を開口し
    た冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体を上下方向に仕切る仕
    切り板と、前記冷蔵庫本体の開口部前面に前後方向に開
    閉自在に取付けられた引出しドアと、前記引出しドアの
    内板の平面部と前記仕切り板の平面部を対向させて形成
    したスロートをシールするシール部材とを有する冷蔵庫
    において、前記シール部材は、引出しドアの内板側へ向
    かって伸び貯蔵室内の冷気がガスケットに流れ込むのを
    抑制するヒレと、前記ヒレの端部には前記スロートを狭
    め、ドアの内板に接しないように形成した相当厚さの基
    部と、仕切り板に係合する係合部とからなり、前記ヒレ
    は貯蔵室の内側へ向かって傾斜して形成され、前記シー
    ル部材の係合部は仕切り板に形成された溝部に係合する
    爪を有し、前記爪が前記溝部に形成された凸部と係合す
    ることで、前記シール部材は前記仕切り板の上下面に取
    付けられたことを特徴とする冷蔵庫。
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