JP2017101838A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】戻り冷気の冷却室への流れを改善して冷却効率のアップを図った冷蔵庫の提供。【解決手段】冷蔵室冷気戻りダクト35が冷却室14の側部に設けられている冷蔵庫において、前記冷却室側部の冷蔵室冷気戻りダクト35は誘導路36を介して冷却室の側部に連通させるとともに、当該誘導路の冷却室側端部に前記冷却室側に向かって拡大する傾斜拡大部37を設けた構成としてある。これにより、冷気戻りダクトからの戻り冷気は傾斜拡大部に案内されて冷却室内に均一に戻るようになり、その結果、冷却器にも冷気が均一に分散していき、冷却器全体を有効に活用して効率の良い冷却が可能となる。しかも、冷気は拡大しながら円滑に冷却室へと戻り、通気抵抗も少ないものとなる。【選択図】図13

Description

本発明は冷蔵庫に関し、特に、冷却室への冷気の戻り構成に関するものである。
一般に冷蔵庫は、上部より、冷蔵室、冷凍室、野菜室等が配置してあり、冷気は前記冷凍室背部の冷却室で生成し、冷却ファンにより冷蔵室、冷凍室、野菜室等に供給して各室内の食品を冷却する。そして各室を冷却した後の冷気は冷却室へと戻り、冷却されて再び各室へと循環していく(例えば、特許文献1参照)。
図14は、上記特許文献1に記載の冷蔵庫を示し、その冷蔵庫本体101には、上部より、冷蔵室102、冷凍室103、野菜室104等が設けてあり、冷凍室103背部の冷却室105に冷却器106を設けて当該冷却器106で冷気を生成し、この冷気を冷却ファン107で前記各室に供給し冷却するようになっている。
そして、上記各室を冷却した後の冷気は冷却室105へと戻り、冷却器106で冷却して再び各室へと循環していく。
ここで、上記冷蔵室102を冷却した後の冷気の戻りダクト108は、冷却室105の側部に野菜室冷気往きダクト109と共に併設してあり、冷蔵室102冷却後の冷気はこの戻りダクト108を介して冷却室105へと戻っていく。
特開2015−25589号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された冷蔵庫の戻りダクト108は、図14の破線矢印の先の上から見た図に示す通り、冷却室105と戻りダクト108との間に戻りダクト壁108aが突出していて、冷却室105へと戻る冷気がこの戻りダクト壁108aに阻害され冷却室105の後方部分に偏る形となっていた。
そのため、上記戻りダクト108からの戻り冷気が冷却器106の後方部分に偏って流れ、冷却器106での冷気の冷却効率が悪くなるという課題があった。また、戻り冷気の通気抵抗も大きくなるという課題もあった。
なお、上記上から見た図に示す110は冷却室105の下部に配置した除霜ヒータ(図示せず)のカバーである。
本発明は上記従来の課題に鑑みてなしたもので、戻り冷気の冷却室への流れを改善して冷却効率のアップを図った冷蔵庫の提供を目的としたものである。
本発明は、上記目的を達成するため、冷却室と当該冷却室の側部に設けた冷気戻りダクトとの間を連通する誘導路の冷却室側端部に前記冷却室側に向かって拡大する傾斜拡大部を設けた構成としてある。
これにより、冷気戻りダクトからの戻り冷気は傾斜拡大部に案内されて冷却室内に均一に戻るようになり、その結果、冷却室内に設けた冷却器にも冷気が均一に分散していき、冷却器全体を有効に活用して効率の良い冷却が可能となる。しかも、冷気は拡大しながら円滑に冷却室へと戻るので、通気抵抗も少ないものとなる。
本発明は、上記構成により、冷却器による冷却効率を高めると同時に通気抵抗も減少させることができ、冷却効率の高い冷蔵庫とすることができる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図 同実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図 同実施の形態1における冷蔵庫の要部を示す説明図 同実施の形態1における冷蔵庫の冷却室部分を示す正面図 同実施の形態1における冷蔵庫の冷蔵室部分を示す分解斜視図 同実施の形態1における冷蔵庫の冷蔵室ダクトおよび野菜室冷気往きダクトが貫通する仕切板の斜視図 図6における仕切板の分解斜視図 図6における仕切板に組み込む分岐ユニットの分解斜視図 同実施の形態1における冷蔵庫の冷却室ブロックを示す斜視図 同実施の形態1における冷蔵庫の冷凍室及び冷却室の底部を構成する仕切板を示す分解斜視図 同実施の形態1における冷蔵庫の冷却室と冷蔵室冷気戻りダクトとを連通する誘導路部分を示す斜視図 同実施の形態1における冷蔵庫の冷却室と冷蔵室冷気戻りダクトとを連通する誘導路部分を示す平面図 同実施の形態1における冷蔵庫の冷却室と冷蔵室冷気戻りダクトとを連通する誘導路部分の拡大平面図 従来の冷蔵庫の断面図
第1の発明は、上部より冷蔵室、冷凍室、野菜室を配置した冷蔵庫本体と、前記冷蔵室、冷凍室、野菜室に供給する冷気を生成する冷却室と、前記冷却室からの冷気を前記冷蔵室、冷凍室、野菜室へと供給する冷却ファンと、前記冷蔵室を冷却した冷気を前記冷却室に戻す冷気戻りダクトとを備え、前記冷気戻りダクトが前記冷却室の側部に設けられている冷蔵庫であって、前記冷却室側部の冷気戻りダクトは誘導路を介して冷却室の側部に連通するとともに、当該誘導路の冷却室側端部に前記冷却室側に向かって拡大する傾斜拡大部を設けた構成としてある。
これにより、冷気戻りダクトからの戻り冷気は傾斜拡大部に案内されて冷却室内に均一に戻るようになり、その結果、冷却室内に設けた冷却器にも冷気が均一に分散していき、冷却器全体を有効に活用して効率の良い冷却が可能となる。しかも、冷気は拡大しながら円滑に冷却室へと戻るので、通気抵抗も少ないものとなる。
第2の発明は、第1の発明において、冷気戻りダクトの底面と誘導路の底面は冷却室に向かって垂直方向に下向きとなる傾斜面を形成した構成としてある。
これにより、冷蔵室冷気戻りダクトを流れ下って冷却室内へと略直角に向きが変わる戻り冷気であってもその流れは穏やかなものとなり、この点からも通気抵抗は少ないものとなる。そして、冷却器への戻り冷気の流れに対して、傾斜拡大部による水平方向の拡大効
果に加えて、垂直方向の拡大効果も得ることができ、冷却室内に戻った冷気は冷却器に均一に分散していき、さらに冷却器全体を有効に活用して効率の良い冷却が可能となる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記冷蔵庫本体は冷却室からの冷気を野菜室に供給する野菜室冷気往きダクトを更に備え、前記野菜室冷気往きダクトと冷気戻りダクトは前後方向に重合配置した構成としてある。
これにより、野菜室往きダクトおよび冷気戻りダクトを扁平なものとして冷蔵庫本体の前後方向の厚みを小さくできるとともに、冷蔵室冷気戻りダクトを扁平状としたことにより冷気戻りダクトと冷却室との間の前後方向に段差が生じて戻り冷気が偏り易くなるのを、前記段差を傾斜拡大部でつなぐことにより冷気戻りも円滑かつ均一なものとすることができ、冷蔵庫本体前後方向の寸法を小さくしつつ冷却効率を高めることができる。
第4の発明は、第1〜第3のいずれかの発明において、前記冷蔵室冷気戻りダクトの傾斜拡大部は冷却室に設けた冷却器のフィン外縁がその傾斜拡大部の傾斜延長線内に収まる角度に形成した構成としてある。
これにより、傾斜拡大部の傾斜に沿って冷却室に流れ込む戻り冷気は確実に冷却器のフィンと触れるようになり、冷却効率をより一層向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図、図2は同冷蔵庫の縦断面図、図3は同冷蔵庫の要部を示す説明図、図4は同冷蔵庫の冷却室部分を示す正面図、図5は同冷蔵庫の冷蔵室部分を示す分解斜視図、図6は同冷蔵庫の冷蔵室ダクトおよび野菜室冷気往きダクトが貫通する仕切板の斜視図、図7は図6における仕切板の分解斜視図、図8は図6における仕切板に組み込む分岐ユニットの分解斜視図である。
また、図9は同冷蔵庫の冷却室ブロックを示す斜視図、図10は同冷蔵庫の冷凍室及び冷却室の底部を構成する仕切板を示す分解斜視図、図11は同冷蔵庫の冷却室と冷蔵室冷気戻りダクトとを連通する誘導路部分を示す斜視図、図12は同冷蔵庫の冷却室と冷蔵室冷気戻りダクトとを連通する誘導路部分を示す平面図、図13は同実施の形態1における冷蔵庫の冷却室と冷蔵室冷気戻りダクトとを連通する誘導路部分の拡大平面図である。
図1〜図8において、本実施の形態に係る冷蔵庫は、前方を開口した冷蔵庫本体1を備え、この冷蔵庫本体1は金属製の外箱2と、硬質樹脂製の内箱3と、前記外箱2および内箱3の間に発泡充填されたウレタン等の発泡断熱材4とから構成されている。
また、冷蔵庫本体1内には仕切板によって複数の貯蔵室が形成されており、その各貯蔵室は冷蔵庫本体1と同様の断熱構成を採用した回動式或いは引出し式の扉5、6、7で開閉自在となっている。
冷蔵庫本体1内に形成された貯蔵室は、最上部の冷蔵室8と、冷蔵室8の下に設けられた温度帯切り替え可能な切替室9及び切替室9の横に設けられた製氷室10と、切替室9及び製氷室10の下方に設けられた冷凍室11と、更にその下方、即ち最下部に設けられた野菜室12で構成されている。
冷凍室11の背面には冷凍室仕切板19の後部上方を隔壁20により区切って形成され
た冷却室14があり、冷気を生成する冷却器15と、冷気を各室に供給する冷却ファン16とを有し、冷却器15下方にはさらに除霜手段17とそのカバー17aおよび除霜水排水パン17bが設置されている。
冷却器15は、圧縮機18と、コンデンサ(図示せず)と、放熱用の放熱パイプ(図示せず)と、キャピラリーチューブ(図示せず)とを環状に接続してなる冷凍サイクルを構成しており、圧縮機18によって圧縮された冷媒の循環によって冷却を行う。
冷却室14によって生成した冷気は、前記冷却室14を形成する隔壁20に設けた冷凍室ダンパ22を介して冷凍室11及び製氷室10とその横の切替室9に供給されるとともに、図3に示す冷蔵室ダクト23及び当該冷蔵室ダクト23の途中から分岐した野菜室冷気往きダクト24を介して冷蔵室8及び野菜室12に供給される。
冷蔵室ダクト23は、冷却室14から冷蔵室8に向けて上向きに形成され、冷蔵室8と製氷室10及びその横の切替室9との間を仕切る冷蔵室仕切板25を貫通して冷蔵室8背面に延設されるとともに、冷蔵室仕切板25貫通部分で野菜室冷気往きダクト24が分岐されている。そして、上記野菜室冷気往きダクト24は、前記分岐部から野菜室12に向け下向きに形成され、冷却室14の側部を通って野菜室12の背面に開口24aしている。
冷蔵室ダクト23と野菜室冷気往きダクト24の分岐は、図8に示す分岐ユニット26によって行われている。この分岐ユニット26は、冷蔵室ダクト部27と野菜室冷気往きダクト部28ならびに冷蔵室冷気戻りダクト部29を有し、前記野菜室冷気往きダクト部28内に野菜室ダンパ30を組み込んでその上方から蓋体31を装着し野菜室冷気往きダクト部28を閉塞してユニット化してある。
上記ユニット化した状態の分岐ユニット26は、図7に示すように前記冷蔵室仕切板25の下板32と上板33との間に挟み込んで下板32と上板33との間に発泡断熱材を充填発泡させ冷蔵室仕切板25の後部に一体化してある。
分岐ユニット26に設けた冷蔵室ダクト部27は、その上端開口部分に冷蔵室ダンパ34を介して冷蔵室背面の冷蔵室ダクト23に接続してあり、冷却室14で生成された冷気が冷蔵室ダンパ34を介して冷蔵室ダクト23より冷蔵室8に供給される。
また、分岐ユニット26に設けた野菜室冷気往きダクト部28は、図3に示す下向きの野菜室冷気往きダクト24に接続し、冷却室14で生成された冷気が前記冷蔵室ダクト23の上向き部分から分岐し野菜室ダンパ30を介して下向きの野菜室冷気往きダクト24下部より野菜室12に供給される。
更に、分岐ユニット26に設けた冷蔵室冷気戻りダクト部29は、図3に示す冷却室14の側部であって前記野菜室冷気往きダクト24の背面側部分に設けた冷蔵室冷気戻りダクト35に接続してあり、冷蔵室8内の食品を冷却した後の冷気が冷蔵室冷気戻りダクト35を介して冷却室14に戻り循環するようになっている。
なお、上記冷蔵室ダンパ34は図5に示すように冷蔵庫本体の冷蔵室背面壁との間に冷蔵室ダクト23を形成するダクト内板231及びダクト飾り板232と前記冷蔵室背面壁との間に挟持されており、冷蔵室ダクト23を開閉するようになっている。
ここで、上記冷蔵室冷気戻りダクト35及び野菜室冷気往きダクト24は、図12、図13に示すように、扁平形状として、既述したように冷却室14の側部に前後方向に重合
するような形で設けてある。
また、前記冷蔵室冷気戻りダクト35は、その下部側方に設けた誘導路36を介して冷却室14の側部に連通している。
そして、上記誘導路36はその冷却室側端部に前記冷却室14側に向かって拡大する傾斜拡大部37が設けてある。
更に上記冷蔵室冷気戻りダクト35の傾斜拡大部37は、その傾斜拡大部37の傾斜延長線X(図13参照)が前記冷却室14に設けた冷却器15のフィン外縁15aをカバー、すなわち、冷却室14に設けた冷却器15のフィン外縁15aがその傾斜拡大部37の傾斜延長線X内に収まる角度となるように形成してある。
また、冷蔵室冷気戻りダクト35と誘導路36の底面は冷却室14に向かって垂直方向に下向きとなる傾斜面を形成し除霜水排水パン17bの傾斜面と連続させてある。
以上のように構成された本実施の形態における冷蔵庫について、次に、冷気の流れを中心にその作用効果について説明する。
食品の出し入れ等により冷蔵室8、冷凍室11、野菜室12のいずれかが設定温度より高くなると、圧縮機18と冷却ファン16が駆動し、冷却器15で生成された冷気が、冷却ファン16により、冷蔵室ダクト23、冷凍室ダンパ22、野菜室冷気往きダクト24を介して該当する貯蔵室に供給される。
設定温度以上となっている貯蔵室が、例えば冷蔵室8であれば、冷蔵室ダンパ34が開き、冷却室14からの冷気が冷蔵室ダクト23を介して冷蔵室8に供給され、冷蔵室8を冷却した後、冷蔵室冷気戻りダクト35を介して冷却室14に吸い込まれ、再び冷却器15で冷却されて冷蔵室8に供給される循環を繰り返して冷却を行う。
ここで、上記冷蔵室冷気戻りダクト35から冷却室14に吸い込まれる戻り冷気は、図13に示すように冷蔵室冷気戻りダクト35の下部側方に設けた誘導路36を介して冷却室14へと流れるが、この誘導路36の冷却室側端部には冷却室14側に向かって拡大する傾斜拡大部37が設けてあるから、傾斜拡大部37に案内されて冷却室14内に均一に戻るようになる。
すなわち、誘導路36を流れる戻り冷気は、図13の矢印で示すように傾斜拡大部37の傾斜面に沿って冷却室14の前面側部分にも流れるようになり、冷却室14内に均一に戻るようになる。
その結果、冷却室14内に戻った冷気は冷却器15にも均一に分散していき、冷却器全体を有効に活用して効率の良い冷却が可能となる。
しかも、冷気は拡大しながら円滑に冷却室へと戻るようになるので、通気抵抗も少ないものとなる。
加えて、冷蔵室冷気戻りダクト35と誘導路36の底面は冷却室14に向かって垂直方向に下向きとなる傾斜面を形成し除霜水排水パン17bの傾斜面と連続させてあるので、冷蔵室冷気戻りダクト35を流れ下って冷却室14内へと略直角に向きが変わる戻り冷気であってもその流れは穏やかなものとなり、この点からも通気抵抗は少ないものとなる(図4参照)。そして、冷却器15への戻り冷気の流れに対して、傾斜拡大部37による水
平方向の拡大効果に加えて垂直方向の拡大効果も得ることができ、冷却室14内に戻った冷気は冷却器15に均一に分散していき、さらに冷却器全体を有効に活用して効率の良い冷却が可能となる。
また、この実施の形態では、上記冷蔵室冷気戻りダクト35は冷却室14の側部であって野菜室冷気往きダクト24の背面側に重合配置してあるから、野菜室冷気往きダクト24および冷蔵室冷気戻りダクト35を扁平なものとして流量を確保しつつ冷蔵庫本体1の前後幅を小さくできる。
また、上記した如く冷蔵室冷気戻りダクト35を扁平状として流量確保しつつ冷蔵庫本体の前後方向のダクト全体の厚みを小さくしたことにより冷蔵室冷気戻りダクト35と冷却室14との間の前後方向に段差が生じて戻り冷気が偏り易くなるのを、前記段差を傾斜拡大部37でつなぐことにより冷気戻りも円滑かつ均一なものとすることができる。
つまり、この実施の形態の構成によれば、冷却室側方に配置したダクトの冷蔵庫本体前後方向の寸法を小さくし冷却室と同奥行き寸法にできることで冷凍室の貯蔵効率を高めることができるとともに、冷却効率を高めることができる。
また、上記冷蔵室冷気戻りダクト35の傾斜拡大部37はその傾斜拡大部37の傾斜延長線Xが冷却室14に設けた冷却器15のフィン外縁15aをカバーする角度に形成してあるから、傾斜拡大部37の傾斜に沿って冷却室14に流れ込む戻り冷気は確実に冷却器15のフィンと触れるようになる。したがって、冷却効率をより一層向上させることができる。
以上、本発明に係る冷蔵庫について、上記実施の形態を用いて説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。つまり、本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、本実施の形態では、冷気を戻す冷気戻りダクトとして冷蔵室冷気戻りダクト35を例示したが、これは野菜室12からの戻り冷気を含むものであってもよいし、野菜室12もしくは冷凍室11からの戻り冷気を戻すダクト部分に適用してもよいものである。
また、冷蔵庫本体1には冷蔵室8、冷凍室11、野菜室12とともに切替室9と製氷室10を備えたものを例示して説明したが、この切替室9や製氷室10はなくてもよいものである。
本発明は、冷却器による冷却効率を高めると同時に通気抵抗も減少させることができ、冷却効率の高い冷蔵庫とすることができる。よって、家庭用および業務用など様々な種類および大きさの間冷式の冷蔵庫に広く適用可能である。
1 冷蔵庫本体
4 発泡断熱材
5、6、7 扉
8 冷蔵室
9 切替室
10 製氷室
11 冷凍室
12 野菜室
14 冷却室
15 冷却器
15a フィン外縁
16 冷却ファン
17 除霜手段
18 圧縮機
19 冷凍室仕切板
20 隔壁
23 冷蔵室ダクト
24 野菜室冷気往きダクト
25 冷蔵室仕切板
26 分岐ユニット
27 冷蔵室ダクト部
28 野菜室冷気往きダクト部
29 冷蔵室冷気戻りダクト部
30 野菜室ダンパ
31 蓋体
34 冷蔵室ダンパ
35 冷蔵室冷気戻りダクト(冷気戻りダクト)
36 誘導路
37 傾斜拡大部

Claims (4)

  1. 上部より冷蔵室、冷凍室、野菜室を配置した冷蔵庫本体と、前記冷蔵室、冷凍室、野菜室に供給する冷気を生成する冷却室と、前記冷却室からの冷気を前記冷蔵室、冷凍室、野菜室へと供給する冷却ファンと、前記冷蔵室を冷却した冷気を前記冷却室に戻す冷気戻りダクトとを備え、前記冷気戻りダクトが前記冷却室の側部に設けられている冷蔵庫であって、前記冷却室側部の冷気戻りダクトは誘導路を介して冷却室の側部に連通するとともに、当該誘導路の冷却室側端部に前記冷却室側に向かって拡大する傾斜拡大部を設けた冷蔵庫。
  2. 冷気戻りダクトの底面と誘導路の底面は冷却室に向かって垂直方向に下向きとなる傾斜面を形成した請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 冷蔵庫本体は冷却室からの冷気を野菜室に供給する野菜室冷気往きダクトを更に備え、前記野菜室冷気往きダクトと冷気戻りダクトは前後方向に重合配置した請求項1または2記載の冷蔵庫。
  4. 冷蔵室冷気戻りダクトの傾斜拡大部は冷却室に設けた冷却器のフィン外縁がその傾斜拡大部の傾斜延長線内に収まる角度に形成した請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
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