JP2016090073A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却能力を向上できる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷蔵室と冷凍室と、冷蔵室と冷凍室との間に左右方向の一方に偏って配されるとともに冷蔵温度に維持される野菜室と、野菜室の側方に隣接して冷凍温度に維持される冷凍区画部と、複数のフィン40aが並設されるフィン形成部40を有した冷媒管の蛇行により複数段に形成される冷却器11を配した冷気通路とを備え、冷気通路を介して冷気を冷蔵室、野菜室、冷凍区画部及び冷凍室に吐出する冷蔵庫において、冷気通路が冷却器11を設置して冷凍区画部の下方から野菜室の下方に亘って冷凍室の後方に設けられる冷却器室と、野菜室の後方を避けて冷却器室から冷凍区画部の後方を通って上方に延びる上部通路とを有し、冷却器11の最上段のフィン形成部40が最下段のフィン形成部40よりも小さい左右方向の幅に形成され、上部通路側に偏って配されることを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は冷気通路を備えた冷蔵庫に関する。
従来の冷蔵庫は特許文献1に開示されている。この冷蔵庫は断熱箱体の上部に貯蔵物を冷蔵保存する冷蔵室(第1冷蔵室)が配され、冷蔵室の下方には貯蔵物を冷蔵保存する野菜室(第2冷蔵室)が配される。野菜室の下方には貯蔵物を冷凍保存する冷凍室が上下に並設されている。
最下段の冷凍室の背面側には機械室が設けられ、機械室には冷凍サイクルを運転する圧縮機が配されている。
冷凍室、野菜室及び冷蔵室の後部には冷却器、送風ファン及びダンパを配して冷気が流通する冷気通路が設けられている。冷気通路には冷凍室に臨む吐出口及び戻り口、冷蔵室に臨む吐出口、野菜室に臨む戻り口がそれぞれ開口する。また、冷蔵室には冷気を野菜室に導く連通路が導出されている。
上記構成の冷蔵庫において、圧縮機及び送風ファンの駆動によって冷気通路を流通する空気と冷却器とが熱交換して生成された冷気が吐出口から冷凍室に吐出される。吐出口から吐出された冷気は冷凍室内を流通し、戻り口を介して冷却器に戻る。
また、ダンパが開かれると冷気は冷蔵室の吐出口から吐出され、連通路を介して野菜室内に流入する。野菜室内を流通した冷気は戻り口を介して冷却器に戻る。これにより、冷凍室、冷蔵室及び野菜室内が冷却される。
特開平9−113108号公報
しかしながら、従来の冷蔵庫によると、冷却器で生成された冷気は野菜室の背面に配置された冷気通路を介して冷蔵室に流入する。このため、冷気が野菜室の後方を流通する際に、冷気の温度が上昇してしまう虞がある。従って、冷蔵庫の冷却能力が低下するという問題があった。
本発明は、冷却能力を向上できる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の冷蔵庫は、冷蔵温度に維持される第1冷蔵室と、第1冷蔵室よりも下方に配されて冷凍温度に維持される冷凍室と、第1冷蔵室と前記冷凍室との間に左右方向の一方に偏って配されるとともに冷蔵温度に維持される第2冷蔵室と、第2冷蔵室の側方に隣接して第1冷蔵室と前記冷凍室との間に配されるとともに冷凍温度に維持される冷凍区画部と、複数のフィンが並設されるフィン形成部を有した冷媒管の蛇行により複数段に形成される冷却器を配した冷気通路とを備え、前記冷気通路を介して冷気を第1冷蔵室、第2冷蔵室、前記冷凍区画部及び前記冷凍室に吐出する冷蔵庫において、前記冷気通路が前記冷却器を設置して前記冷凍区画部の下方から第2冷蔵室の下方に亘って前記冷凍室の後方に設けられる冷却器室と、第2冷蔵室の後方を避けて前記冷却器室から前記冷凍区画部の後方を通って上方に延びる上部通路とを有し、前記冷却器の最上段の前記フィン形成部が最下段の前記フィン形成部よりも小さい左右方向の幅に形成され、前記上部通路側に偏って配されることを特徴とする。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記冷却器の最上段の前記冷媒管が最下段の前記冷媒管よりも小さい左右方向の幅に形成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記冷却器室に冷気を戻す戻り口が前記冷却器室の前記上部通路と反対側の下部に設けられることを特徴とする。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記冷却器を流出した冷媒を蓄積するアキュムレータを備え、前記アキュムレータが前記冷却器に対して前記上部通路の反対側の側方に配されることを特徴とする。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記冷却器の下方に配される除霜用の除霜ヒータと、前記冷却器の上部の温度を検知する第1サーミスタと、前記アキュムレータの温度を検知する第2サーミスタとを備え、除霜運転を開始して第1サーミスタ及び第2サーミスタが所定の温度になると除霜運転を停止することを特徴とする。
また本発明は、前記冷却器と前記アキュムレータとを遮蔽する遮蔽板を設けたことを特徴とする。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記上部通路の一方の側壁と前記冷却器室の上壁とを傾斜面により連結したことを特徴とする。
本発明によると、冷却器を配した冷却器室が冷凍区画部の下方から第2冷蔵室の下方に亘って冷凍室の後方に設けられ、冷却器室から上方に延びる上部通路が第2冷蔵室の後方を避けて冷凍区画部の後方を通る。このため、上部通路を流通する冷気の昇温が抑制され、冷蔵庫の冷却能力を向上することができる。
また、複数段に形成される冷却器の最上段のフィン形成部が最下段のフィン形成部よりも小さい左右方向の幅に形成され、上部通路側に偏って配される。これにより、冷却器室内を下方から上方に流通する冷気は左右方向の一方に偏る上部通路に導かれるため、最上段のフィン形成部の幅を狭くしても熱交換量の低下を抑制できる。従って、フィンを削減して冷蔵庫のコストを削減することができる。
本発明の第1実施形態の冷蔵庫を示す正面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の本体部の正面図 図2のA−A断面図 図2のB−B断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の冷凍冷気通路の下部及び冷却器室を示す斜視図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の冷却器を示す正面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の野菜室を示す斜視図 本発明の第2実施形態の冷蔵庫の本体部の正面図 本発明の第3実施形態の冷蔵庫の本体部の正面図 図9のC−C断面図
<第1実施形態>
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の冷蔵庫1の正面図を示している。冷蔵庫1は本体部2(図2参照)に設けられる複数の貯蔵室の前面にそれぞれ扉が配される。冷蔵庫1の上部には貯蔵物を冷蔵保存する冷蔵室(第1冷蔵室)4が配され、冷蔵室4の前面は観音開きの扉4L及び扉4Rにより開閉される。冷蔵庫1の下部には貯蔵物を冷凍保存する冷凍室6が配され、冷凍室6の前面は収納ケース6d(図2参照)と一体の引出式の扉6aにより開閉される。
冷蔵室4と冷凍室6との間には右方に偏って野菜室(第2冷蔵室)5が配される。野菜室5は冷蔵温度に維持されて野菜等の貯蔵物を冷蔵保存し、収納ケース50(図2参照)と一体の引出式の扉5aにより開閉される。
また、冷蔵室4と冷凍室6との間には野菜室5の左方に隣接して冷凍温度に維持される冷凍区画部21(図2参照)が設けられる。冷凍区画部21は上部に配される製氷室25と下部に配される冷凍室26とを有している。製氷室25の前面は貯氷ケース25b(図2参照)と一体の引出式の扉25aにより開閉される。冷凍室26の前面は収納ケース26b(図2参照)と一体の引出式の扉26aにより開閉される。
尚、扉5aは冷蔵室4の扉4Rと同じ横幅に形成され、扉25a、26aは冷蔵室4の扉4Lと同じ横幅に形成される。これにより、冷蔵庫1の美観を向上することができる。
図2は本体部2の正面図を示している。また、図3は図2のA−A断面図を示し、図4は図2のB−B断面図を示している。本体部2は内箱と外箱との間に断熱材13を充填した断熱箱体3により各貯蔵室を形成する。冷蔵室4と野菜室5との間及び冷蔵室4と製氷室25との間は水平に配された仕切部18によって仕切られる。野菜室5と冷凍室6との間は水平に配された仕切部19によって仕切られる。野菜室5と冷凍区画部21との間は鉛直に配された仕切部20によって仕切られる。なお、仕切部に断熱材13を充填すると、各貯蔵室間の温度差が大きい場合には仕切部近傍に貯蔵された貯蔵物の過冷却等による貯蔵物の弊害を防止することができる。このため、各貯蔵室間の温度差が大きい場合には貯蔵室を仕切る仕切部に断熱材13を充填することが好ましい。
冷凍室26と冷凍室6との間の前端部には仕切部19と同じ高さに水平に配された仕切部36が設けられる。製氷室25と冷凍室26との間の前端部には水平に配された仕切部35が設けられる。製氷室25、冷凍室26及び冷凍室6は仕切部35、36の後方で互いに連通する。
冷蔵室4内には複数の棚4b、4c、4d、4eが設けられる。下端の棚4eの下方には右側に偏って隔離室から成るチルド室70が形成される。チルド室70内には収納ケース70aが設けられる。チルド室70の左方には収納ケース71を配した小物室73が隣接し、小物室73の左方には製氷用の水を貯水する貯水タンク72が配される。
また、野菜室5の収納ケース50上には収納ケース51が載置される。冷凍室6の収納ケース6d上には収納ケース6cが載置され、収納ケース6c上には収納ケース6bが載置される。
本体部2の下部には冷凍室6の後方に機械室30が設けられる。機械室30内には冷凍サイクルを運転する圧縮機31が配される。
本体部2の後部には冷気が流通する冷気通路7が設けられる。冷気通路7は冷却器室12、上部通路9、下部通路29及び戻り通路34を有している。冷却器室12は冷凍室26の下方から野菜室5の下方に亘って冷凍室6の後方に配され、冷却器11が設置される。冷却器11は機械室30よりも上方であり、冷却器室12の下端部には冷凍室6から冷気が戻る戻り口9cが設けられる。戻り口9cは左右方向に延びるとともに、右端部は上部通路9の反対側に設けられている。
上部通路9は冷却器室12から上方に延び、下部通路29は仕切板27を介して冷却器室12の前面に配される。戻り通路34は野菜室5から上部通路9と反対側の冷凍室6の側壁に沿って下方に導出され、冷却器室12の側壁12dの下端部に設けられる戻り口12cを介して連結される。この時、戻り口12cは冷却器11よりも下方に配されている。また、冷蔵室4の底壁を形成する仕切部18には冷蔵室4と野菜室5とを連通させる連通口4fが設けられる。
上部通路9内には下方から送風ファン10、ダンパ23、送風ファン24が配される。送風ファン10は正面投影において仕切部36に重なる位置に配される。下部通路29は送風ファン10の排気側で上部通路9に対して分岐して下方に延びる。ダンパ23は冷蔵室4及び野菜室5の冷却時に開かれ、上部通路9のダンパ23よりも上方に形成された冷蔵用通路8に冷気を導く。送風ファン24はダンパ23を開いた際に駆動される。なお、ダンパ23よりも下方の上部通路9及び下部通路29の前面はパネル7aによりにより覆われる。また、上部通路9のダンパ23よりも上方の冷蔵用通路8の前面はパネル7bにより覆われる。
冷蔵用通路8は冷蔵室4の背面及び天井面に沿って配され、冷蔵室4に臨む複数の吐出口8a〜8fが開口する。吐出口8aは冷蔵室4の天井面上の冷蔵用通路8の前部に設けられる。吐出口8b〜8dは各棚4b〜4eの間に設けられる。下方の吐出口8e、8fはチルド室70内に臨む。
上部通路9のダンパ23よりも下方は野菜室5を避けて製氷室25及び冷凍室26の後方を通り、製氷室25に臨む吐出口9a及び冷凍室26に臨む吐出口9bが開口する。下部通路29には冷凍室6に臨む吐出口29a〜29dが開口する。吐出口29a〜29cは冷凍室26の鉛直下方に上下方向に並設される。吐出口29dは野菜室5の鉛直下方に配される。
図5は冷気通路7の上部通路9の下部及び冷却器室12の斜視図を示している。図6は冷却器11の正面図を示している。冷却器室12内には下方から除霜ヒータ46、冷却器11、サーミスタ(第1サーミスタ)45aが配され、冷却器11の右側方にはアキュムレータ42、遮蔽板44及びサーミスタ(第2サーミスタ)45bが配されている。
除霜ヒータ46は右端がアキュムレータ42の下方まで延びて形成され、左端が冷却器11の左端の下方まで延びて形成されている。また、除霜ヒータ46はガラス管ヒータにより形成され、冷却器11及びアキュムレータ42の除霜を行う。冷却器11は冷凍サイクルの低温部に配され、冷媒が流通する冷媒管41を有している。冷媒管41は上下方向及び前後方向に蛇行して複数段(本実施形態では7段)に形成され、下部が上部よりも図中、右方に延びて形成される。このため、冷却器11の最上段の冷媒管41の左右方向の幅L1は最下段の左右方向の幅L2よりも小さく形成される。
各段の冷媒管41の水平部分には薄板状のフィン40aを左右に並設したフィン形成部40が設けられる。冷却器11の最上段のフィン形成部40の左右方向の幅L3は最下段の左右方向の幅L4よりも小さく形成され、最上段のフィン形成部40は上部通路9側に偏って配される。なお、本実施形態ではフィン形成部40の左右方向の幅L3は幅L4の1/2以下で形成されている。また、最下段のフィン形成部40のフィン40aのピッチ幅は他の段のピッチ幅に比べて大きく形成されている。
サーミスタ45aは冷却器11の上部の温度を検知する。アキュムレータ42は上部通路9と反対側の下部に設けられて最下段の冷媒管41と接続する。アキュムレータ42は冷媒管41の冷媒を蓄積し、冷却器11でガス化しきれなかった冷媒が液状のまま圧縮機31に吸入されるのを防ぐ。
冷却器11の左端部には複数段に跨る板状のエンドプレート43が設けられ、右端部には複数段に跨る板状の遮蔽板44が設けられる。
遮蔽板44は屈曲してアキュムレータ42の左方及び上方を覆い、冷却器11に対して遮蔽する。これにより、冷却器室12内で遮蔽板44によって区画化された遮蔽室44aが形成される。サーミスタ45b(第2サーミスタ)は遮蔽室44aの外側のアキュムレータ42の上部の左側に設けられ、アキュムレータ42の温度を検知する。なお、サーミスタ45bは除霜ヒータ46の温度を直接検知するのではなく、アキュムレータ42の温度を検知する位置に配されればよいため、遮蔽室44aの内側(例えばアキュムレータ42の上部)に配されていてもよい。
上部通路9の右側の側壁9dと冷却器室12の上壁12bとの間は傾斜面12aにより連結される。送風ファン10と戻り口12cとを結ぶ直線Dは傾斜面12aに対して略平行になっている。これにより、戻り口12cを介して冷却器室12内に冷気が戻った際、冷却器室12の右端部の気流を停留させずに上部通路9に導くことができる。従って、冷気通路7の圧力損失を低減することができる。
図7は野菜室5の概略斜視図を示している。野菜室5の底壁を形成する仕切部19の後部と左側壁を形成する仕切部20の後部との間には傾斜面12aとの干渉を回避する回避部5dが設けられる。回避部5dは仕切部19、仕切部20により一体で形成され、回避部5d内には断熱材13が充填されている。尚、野菜室5内の収納ケース50(図4参照)の側壁と底壁との間には回避部5dとの干渉を回避する面取り(不図示)が形成される。
上記構成の冷蔵庫1において、圧縮機31及び送風ファン10の駆動によって冷却器室12を流通する空気と冷却器11とが熱交換して冷気が生成される。冷却器11で生成された冷気は上部通路9を流通し、吐出口9aから製氷室25に吐出され、吐出口9bから冷凍室26に吐出される。また、冷気は下部通路29を流通して吐出口29a、29b、29cから冷凍室6に吐出される。製氷室25、冷凍室26及び冷凍室6内に吐出された冷気は各貯蔵室内を流通し、戻り口9cを介して冷却器11に戻る。この時、上部通路9が野菜室5の後方を避けて冷凍区画部21の後方を通るため、野菜室5の温度による冷気の昇温が抑制される。これにより、製氷室25、冷凍室26及び冷凍室6内の冷却が行われる。
ダンパ23が開かれると上部通路9の冷蔵用通路8に冷気が流入し、吐出口8a、8b、8c、8d、8e、8fから冷蔵室4に吐出される。吐出された冷気は冷蔵室4の前方へ流通した後に下方に流通し、連通口4fから流出する。これにより、冷蔵室4内の冷却が行われる。
その後、連通口4fを介して冷気は野菜室5内に吐出され、野菜室5内の前部から後部へと流通し、戻り通路34を介して戻り口12cから冷却器室12に戻る。この時、冷却器11の最上段のフィン形成部40の幅L3が最下段のフィン形成部40の幅L4よりも小さく、最上段が上部通路9側に偏って配される。冷却器室12内を下方から上方に流通する冷気は左方に偏る上部通路9に導かれるため、冷却器11の最上段のフィン形成部40の幅L3を狭くしても熱交換量の低下を抑制できる。従って、フィン40aを削減して冷蔵庫1のコストを削減することができる。また、冷却器11の最上段の冷媒管41の幅L1が最下段の冷媒管41の幅L2よりも小さいので、冷却器11を小型化して冷却器室12の省スペース化を図ることができる。
また、所定の時期に冷却器11の除霜運転が行われる。除霜運転が開始されると圧縮機31が停止され、除霜ヒータ46が駆動される。除霜ヒータ46の輻射熱によって冷却器11及びアキュムレータ42が昇温され、サーミスタ45a、45bが所定の温度(本実施形態では10℃)に到達すると除霜ヒータ46が停止して除霜運転を停止する。
この時、サーミスタ45aは除霜ヒータ46から離れた冷却器11の上部の温度を検知する。サーミスタ45bは低温の冷媒が貯留して冷却器11よりも低温のアキュムレータ42の温度を検知する。このため、サーミスタ45a及びサーミスタ45bの検知によって除霜運転を停止することにより、冷却器11全体を確実に除霜温度に昇温して除霜することができる。
また、遮蔽板44によって冷却器11とアキュムレータ42との間が遮蔽される。このため、冷気の戻り口9c、12cから冷気が冷却器室12に戻ってくると、冷気がアキュムレータ42に衝突することを避けて冷却器11と衝突し、冷却器11と熱交換することができる。これにより、熱交換効率を向上することができる。
本実施形態によると、冷却器11を配した冷却器室12が冷凍区画部21の下方から野菜室5の下方に亘って冷凍室6の後方に設けられ、冷却器室12から上方に延びる上部通路9が冷凍室6の後方を避けて冷凍区画部21の後方を通る。このため、上部通路9を流通する冷気の昇温が抑制され、冷蔵庫1の冷却能力を向上することができる。
また、複数段に形成される冷却器11の最上段のフィン形成部40が最下段のフィン形成部40よりも小さい左右方向の幅に形成され、上部通路9側に偏って配される。これにより、冷却器室12内を下方から上方に流通する冷気は左右方向の一方に偏る上部通路9に導かれるため、最上段のフィン形成部40の幅を狭くしても熱交換量の低下を抑制できる。従って、フィン49aを削減して冷蔵庫1のコストを削減することができる。
また、冷却器11の最上段の冷媒管41の幅L1が最下段の冷媒管41の幅L2よりも小さいので、冷却器11を小型化して冷却器室12の省スペース化を図ることができ、冷蔵庫1の容積効率を向上することができる。
また、冷却器室12に冷気を戻す戻り口12c、9cが冷却器室12の上部通路9と反対側の下部に設けられている。このため、戻り口12c、9cから上部通路9に流通する全体冷気を冷却器11に確実に接触させることができ、冷蔵庫1の熱交換効率を向上できる。
また、アキュムレータ42が冷却器11に対して上部通路9の反対側の側方に配されるため、冷却器11の上方に配置するよりも冷気流通の圧力損失を低減することができる。また、冷凍区画部21の下方から野菜室5の下方に亘って形成される冷却器室12の左右方向のスペースを有効利用してアキュムレータ42を設置できる。
また、除霜運転を開始してサーミスタ45a及びサーミスタ45bが所定温度になると除霜運転を停止するので、冷却器11全体を確実に除霜することができる。
また、冷却器11とアキュムレータ42とを遮蔽する遮蔽板44を設けたので、冷気がアキュムレータ42を避けて冷却器11と直接熱交換できるため、熱交換効率を向上できる。
また、上部通路9の側壁9dと冷却器室12の上壁12bとを傾斜面12aにより連結したため、戻り口12cを介して冷却器室12内に冷気が戻った際、冷却器室12の右端部の気流を停留させずに上部通路9に導くことができる。
<第2実施形態>
次に、図8は第2実施形態の冷蔵庫1の本体部2の正面図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図7に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は第1実施形態に対して上部通路9の形状が異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
上部通路9には送風ファン10とダンパ23との間を鉛直に延びる仕切壁32cにより左右に分割された分割通路32a、32bが設けられる。左方の分割通路32bには吐出口9a、9bが開口し、右方の分割通路32aによって送風ファン10とダンパ23とが連結される。
これにより、ダンパ23を開いた際にダンパ23よりも上方の冷蔵用通路8に冷気を円滑に導くことができる。また、吐出口9a、9bからの冷気吐出による冷蔵用通路8に導かれる冷気の減少を防止できる。従って、冷蔵室4及び野菜室5の冷却時の冷凍室6、26及び製氷室25の過冷却を低減することができる。
また、上部通路9に分割通路32a、32bを設けない場合、冷却器11が目詰まりして送風ファン10から製氷室25の吐出口9aまでの上部通路9の風量が低下すると、ダンパ23が開いて送風ファン24を駆動させた時に、吐出口9aから冷気を吸い込む逆流が発生することがある。しかしながら、本実施形態では送風ファン10から送出された冷気がすぐに分割通路32aおよび分割通路32bにより分岐されるので、吐出口9aからの逆流を確実に防止し、冷蔵庫1の冷却効率を向上できる。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、上部通路9が分割通路32a、32bを有するので、冷蔵用通路8に冷気を円滑に導くことができるとともに、冷凍室6、26及び製氷室25の過冷却を低減することができる。
尚、本実施形態において、上部通路9を仕切壁32cによって前後方向に分割し、分割通路32aを分割通路32bの後方に配置してもよい。
<第3実施形態>
次に、図9は第3実施形態の冷蔵庫1の本体部2の正面図を示し、図10は図9のC−C断面図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図7に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は第1実施形態に対して送風ファン33が設けられている点が異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
送風ファン33は吐出口29dの後方に設けられている。冷却器11、送風ファン10、送風ファン33の駆動により、冷凍室6内に冷気が吐出される。この時、吐出口29dが送風ファン10と離間していても、送風ファン33により冷気は吐出口29dから冷凍室6内に確実に吐出される。これにより冷気が吐出口29a〜29dから分散して吐出され、冷凍室6内の温度を均一化できる。なお、吐出口29dを冷凍室6の右端部に複数設けてもよい。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、送風ファン33を設けたことにより、冷凍室6内の温度を均一化できる。尚、第2実施形態に送風ファン33を設けてもよい。
本発明によると、冷気通路を備えた冷蔵庫に利用することができる。
1 冷蔵庫
2 本体部
3 断熱箱体
4 冷蔵室(第1冷蔵室)
4b、4c、4d、4e 棚
4f 連通口
5 野菜室(第2冷蔵室)
5a 扉
5b 側壁
5c 後壁
5d 回避部
6 冷凍室
6a 扉
6b、6c、6d 収納ケース
7 冷気通路
7a、7b パネル
8 冷蔵用通路
8a、8b、8c、8d、8e、8f 吐出口
9 上部通路
9a、9b 吐出口
9c 戻り口
9d 側壁
10 送風ファン
11 冷却器
12 冷却器室
12a 傾斜面
12b 上壁
12c 戻り口
12d 側壁
13 断熱材
14 外箱
15 内箱
17 収納ケース
18、19、20 仕切部
21 冷凍区画部
23 ダンパ
24 送風ファン
25 製氷室
25a 扉
25b 貯氷ケース
26 冷凍室
26a 扉
26b 収納ケース
27 仕切板
29 下部通路
29a、29b、29c、29d 吐出口
30 機械室
31 圧縮機
32a 分割通路
32b 分割通路
33 送風ファン(第2送風機)
34 戻り通路
35、36 仕切部
40 フィン形成部
40a フィン
41 冷媒管
42 アキュムレータ
43 エンドプレート
44 遮蔽板
44a 遮蔽室
45a サーミスタ(第1サーミスタ)
45b サーミスタ(第2サーミスタ)
46 除霜ヒータ
50 収納ケース
51 小物ケース
70 チルド室
70a 収納ケース
71 収納ケース
72 貯水タンク
73 小物室

Claims (5)

  1. 冷蔵温度に維持される第1冷蔵室と、第1冷蔵室よりも下方に配されて冷凍温度に維持される冷凍室と、第1冷蔵室と前記冷凍室との間に左右方向の一方に偏って配されるとともに冷蔵温度に維持される第2冷蔵室と、第2冷蔵室の側方に隣接して第1冷蔵室と前記冷凍室との間に配されるとともに冷凍温度に維持される冷凍区画部と、複数のフィンが並設されるフィン形成部を有した冷媒管の蛇行により複数段に形成される冷却器を配した冷気通路とを備え、前記冷気通路を介して冷気を第1冷蔵室、第2冷蔵室、前記冷凍区画部及び前記冷凍室に吐出する冷蔵庫において、
    前記冷気通路が前記冷却器を設置して前記冷凍区画部の下方から第2冷蔵室の下方に亘って前記冷凍室の後方に設けられる冷却器室と、第2冷蔵室の後方を避けて前記冷却器室から前記冷凍区画部の後方を通って上方に延びる上部通路とを有し、
    前記冷却器の最上段の前記フィン形成部が最下段の前記フィン形成部よりも小さい左右方向の幅に形成され、前記上部通路側に偏って配されることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記冷却器室に冷気を戻す戻り口が前記冷却器室の前記上部通路と反対側の下部に設けられることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記冷却器を流出した冷媒を蓄積するアキュムレータを備え、前記アキュムレータが前記冷却器に対して前記上部通路の反対側の側方に配されることを特徴とする請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記冷却器の下方に配される除霜用の除霜ヒータと、前記冷却器の上部の温度を検知する第1サーミスタと、前記アキュムレータの温度を検知する第2サーミスタとを備え、除霜運転を開始して第1サーミスタ及び第2サーミスタが所定の温度になると除霜運転を停止することを特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 前記冷却器と前記アキュムレータとを遮蔽する遮蔽板を設けたことを特徴とする請求項3又は4に記載の冷蔵庫。
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