JPWO2018159860A1 - 作業車両のカバー、作業車両のキャブ及び作業車両 - Google Patents

作業車両のカバー、作業車両のキャブ及び作業車両 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2018159860A1
JPWO2018159860A1 JP2018522819A JP2018522819A JPWO2018159860A1 JP WO2018159860 A1 JPWO2018159860 A1 JP WO2018159860A1 JP 2018522819 A JP2018522819 A JP 2018522819A JP 2018522819 A JP2018522819 A JP 2018522819A JP WO2018159860 A1 JPWO2018159860 A1 JP WO2018159860A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
work vehicle
side plate
pair
width direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018522819A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6530140B2 (ja
Inventor
智士 平野
智士 平野
慎二郎 大木
慎二郎 大木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Publication of JPWO2018159860A1 publication Critical patent/JPWO2018159860A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6530140B2 publication Critical patent/JP6530140B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/16Cabins, platforms, or the like, for drivers
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/08Superstructures; Supports for superstructures
    • E02F9/0858Arrangement of component parts installed on superstructures not otherwise provided for, e.g. electric components, fenders, air-conditioning units
    • E02F9/0891Lids or bonnets or doors or details thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D33/00Superstructures for load-carrying vehicles
    • B62D33/06Drivers' cabs
    • B62D33/0617Drivers' cabs for tractors or off-the-road vehicles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D33/00Superstructures for load-carrying vehicles
    • B62D33/06Drivers' cabs
    • B62D33/0617Drivers' cabs for tractors or off-the-road vehicles
    • B62D33/0621Drivers' cabs for tractors or off-the-road vehicles able to be dismantled, folding
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/16Cabins, platforms, or the like, for drivers
    • E02F9/163Structures to protect drivers, e.g. cabins, doors for cabins; Falling object protection structure [FOPS]; Roll over protection structure [ROPS]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Abstract

機器(31)を収容する収容空間(R)を画成する作業車両のカバー(40)であって、収容空間(R)の外側を向く表面及び収容空間(R)の内側を向く裏面を有するパネル本体(51)(61)を有し、パネル本体(51)(61)の表面が互いに同一平面上に位置するように配列された複数のパネル(50)(60)と、互いに隣り合う一対のパネル本体(51)(61)の裏面にそれぞれ当接する一対の当接板を有する連結部材(70)と、各パネル本体(51)(61)と連結部材(70)との当接部分に設けられて、各パネル本体(51)(61)を連結部材(70)に対して表面側からそれぞれ着脱可能に固定する固定部材(80)と、を備える。

Description

本発明は、作業車両のカバー、作業車両のキャブ及び作業車両に関する。
作業車両には、機器が収容された収容空間を覆うカバーが設けられている。当該カバーは、例えばメンテナンス時に機器に容易にアクセスできるように、着脱可能に設けられている(例えば特許文献1参照)。
特開2012−136829号公報
ところで、機器の収容空間の容積が大きい場合、これに応じてカバー自体も大型となる。この場合、機器へのアクセス時にカバーを取り外す作業者の負担が増加する。一方、外部からの美感性を維持するためにはカバーが連続的な外観形状をなすことが好ましい。さらに、カバーの取付構造は、収容空間の容積を大きく侵食しない構造であることが好ましい。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、着脱が容易であり、美感性が高く、さらに収容空間を大きく確保することができる作業車両のカバー、作業車両のキャブ及び作業車両を提供することを目的とする。
本発明の一態様に作業車両のカバーは、機器を収容する収容空間を画成する作業車両のカバーであって、前記収容空間の外側を向く表面及び前記収容空間の内側を向く裏面を有するパネル本体を有し、前記パネル本体の前記表面が互いに同一平面上に位置するように配列された複数のパネルと、互いに隣り合う一対の前記パネル本体の裏面にそれぞれ当接する一対の当接板、及び、これら一対の当接板を接続する接続部を有する連結部材と、各前記パネル本体と前記連結部材との当接部分に設けられて、各前記パネル本体を前記連結部材に対して前記表面側からそれぞれ着脱可能に固定する固定部材と、を備える。
上記構成の作業車両のカバーによれば、複数のパネルに分割された構造をなすため、固定部材によってカバーを着脱する際の作業者の負担を軽減することができる。また、複数のパネル同士は、連結部材によって連結されていることで互いに支持されているため、当該パネルを個別に支持するための支持部材を余分に設ける必要はない。そのため、収容空間を大きく確保することができる。さらに、一方のパネル本体に固定された連結部材に対して他方のパネル本体を固定することで、これらパネル本体同士の位置合わせを容易に行うことができる。これによって、パネル本体同士の表面の段差を少なくし、連続性ある外観形状を容易に実現できる。
上記態様の作業車両のカバー及び該作業のカバーを備えた作業車両のキャブ、作業車両によれば、カバーを容易に着脱することができるとともに、美感性高く維持することができ、さらに機器を収容する収容空間を大きく確保することができる。
本発明の実施形態に係るホイールローダの側面図である。 本発明の実施形態に係るホイールローダのキャブの模式的な水平断面図である。 本発明の実施形態に係るホイールローダのキャブの模式的な縦断面図である。 本発明の実施形態に係るホイールローダのキャブにおける要部の斜視図である。 本発明の実施形態に係るホイールローダの内装カバーを車幅方向内側から見た図である。 図5のVI−VI断面図である。 本発明の実施形態に係る内装カバーの第一変形例を示す縦断面図である。 本発明の実施形態に係る内装カバーの第二変形例を示す縦断面図である。 本発明の実施形態に係る内装カバーの第三変形例を示す縦断面図である。 本発明の実施形態に係る内装カバーの第四変形例を示す縦断面図である。
以下、本発明に係る作業車両の一例であるホイールローダの実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<作業車両>
図1に示すように、作業車両としてのホイールローダ200は、作業機210及び車両本体220を有している。以下では、ホイールローダ200の前後方向、前方、後方及び幅方向を単に「前後方向」、「前方」、「後方」及び「車幅方向」と称する場合がある。車幅方向は、「右側」又は「左側」と称する場合もある。車幅方向の中心に向かって、「車幅方向内側」と称し、車幅方向の中心から右側又は左側に向かって「車幅方向外側」と称する場合がある。ホイールローダ200が水平面に配置された状態の上下方向、上方及び下方を単に「上下方向」、「上方」及び「下方」と称する場合もある。
<作業機>
作業機210は、車両本体220の前部に設けられている。作業機210は、ブーム211及びバケット212を有している。ブーム211は、車両本体220に回動可能に連結されている。バケット212は、リンク213を介して、ベルクランク214の一端に連結されている。ベルクランク214の他端には、バケット駆動用シリンダ216が連結されている。バケット212はブーム211の先端に回動可能に連結されている。ブーム211は、ブーム駆動用シリンダ215で駆動され、バケット212は、バケット駆動用シリンダ216で駆動される。これらブーム駆動用シリンダ215及びバケット駆動用シリンダ216は油圧回路を介して供給される油圧によって駆動される。
<車両本体>
車両本体220は、車両フロント部250、車両リア部260、前輪230、後輪240及びキャブ1を有している。
車両フロント部250は車両本体220の前部を構成している。車両本体220のうち車両フロント部250に上記作業機210が設けられている。車両リア部260は車両本体220の後部を構成している。車両フロント部250及び車両リア部260は、上下方向に延びる軸線回りに連結されていることで、互いに水平方向に回動可能とされている。前輪230は車両フロント部250に車幅方向に離間して一対が設けられている。後輪240は車両リア部260に車幅方向に離間して一対が設けられている。前輪230及び後輪240が駆動されることで、車両本体220が前進、後進する。
車両リア部260は、リアフレーム270、燃料タンク271、外装カバー272を有している。
リアフレーム270は、前後方向に延びる部材であって幅方向に間隔をあけて互いに平行に一対が設けられている。
燃料タンク271は、車両リア部260の後部の下方に設けられており、燃料が貯留されている。
外装カバー272はリアフレーム270の後部上方に設けられている。外装カバー272は、その内部にエンジンルームを区画形成している。エンジンルーム内には、燃料が供給されることで駆動されるエンジン、該エンジンを冷却するための冷却ユニット等の機器が設けられている。エンジンの出力が、図示しない油圧ポンプやトルクコンバータ等の油圧機器に伝達され、作業機210やアクスル装置を動作させる。
<キャブ>
図1に示すように、キャブ1は、リアフレーム270の前部上方に設けられている。キャブ1は、一対の支持構造体300を介してリアフレーム270に固定支持されている。支持構造体300は、下部がリアフレーム270に固定されており、上方に向かって延びている。一対の支持構造体300は、キャブ1の後部かつ車幅方向両側で該キャブ1と一体に固定されている。
キャブ1は、図2に示すように、フロアパネル10、フロントピラー11、リアピラー12、フロントパネル13、サイドパネル14、リアパネル15、横壁部16、縦壁部17、運転席20、補助席23、フロントコンソール24a、右コンソール24b、左コンソール24c、後部収容部25、側部収容部26及び機器収容部30を有する。
フロアパネル10は、図2に示すように、キャブ1の床面を形成する部材であって、水平面に沿って延びる板状をなしている。フロアパネル10は、リアフレーム270の前部上方に載置されている。
フロントピラー11は、図2及び図3に示すように、上下方向に延びる柱状の部材である。フロントピラー11は、キャブ1の前部で車幅方向に間隔をあけて車幅方向両側に一対が設けられている。一対のフロントピラー11は、互いに平行となるように上下方向に延びている。フロントピラー11の下端は、フロアパネル10に固定されている。
本実施形態ではリアピラー12として、図2に示す第一リアピラー12a、第二リアピラー12b及び第三リアピラー12cが設けられている。第一リアピラー12a、第二リアピラー12b及び第三リアピラー12cは、キャブ1の後部でそれぞれ上下方向に延びる部材であって、下端がフロアパネル10に固定されている。第一リアピラー12a、第二リアピラー12b及び第三リアピラー12cは、それぞれ車幅方向両側に一対が配置されている。
第一リアピラー12aは、一対のフロントピラー11の後方にそれぞれ設けられている。一対の第一リアピラー12aの車幅方向の間隔は、一対のフロントピラー11の車幅方向の間隔と同一とされている。
第二リアピラー12bは、一対の第一リアピラー12aの車幅方向内側に一対が設けられている。一対の第二リアピラー12bの車幅方向の間隔は、一対の第一リアピラー12aの車幅方向の間隔よりも小さい。第二リアピラー12bの前後方向の位置は、第一リアピラー12aの前後方向の位置と同一とされている。
第三リアピラー12cは、第二リアピラー12bの後方に設けられている。一対の第三リアピラー12cの車幅方向の間隔は、一対の第二リアピラー12bの車幅方向の間隔と同一とされている。第三リアピラー12cの車幅方向の位置は、対応する第二リアピラー12bの車幅方向の位置と同一とされている。
<フロントパネル>
図2に示すように、フロントパネル13は、キャブ1の外形の前部を形成する板状の部材である。フロントパネル13は、キャブ1内の空間である運転室を前方側から区画している。フロントパネル13は、一対のフロントピラー11にわたって設けられている。フロントパネル13は下端がフロアパネル10に接続されている。フロントパネル13は、平面視にて前方側に向かって凸となる形状をなしている。フロントパネル13の一部には、運転室内から前方を視認するための前部窓(図示省略)が設けられている。
<サイドパネル>
図2及び図3に示すように、サイドパネル14は、キャブ1の外形の車幅方向両側の部分を構成する。サイドパネル14は、運転室を車幅方向両側から区画するように一対が設けられている。サイドパネル14は、上下方向及び前後方向に延びる板状をなしている。サイドパネル14の一部には、側部窓14aが設けられている。サイドパネル14は、前端が前部支柱に上下方向にわたって接続されている。サイドパネル14は、後端が第一リアピラー12aに上下方向にわたって接続されている。サイドパネル14の下端は前後方向にわたってフロアパネル10に接続されている。一対のサイドパネル14のうちの少なくとも一方は、フロントピラー11に回動可能に取り付けられており、運転室に出入りするためのドアとして機能する。
<リアパネル>
図2に示すように、リアパネル15は、キャブ1の外形の後部を形成する。リアパネル15は、運転室を後方から区画している。リアパネル15は、上下方向及び車両幅方向に延びる板状をなしている。リアパネル15は、車幅方向両側の端部が、一対の第三リアピラー12cに対して上下方向にわたって接続されている。リアパネル15の下端はフロアパネル10に対して車幅方向にわたって接続されている。リアパネル15には、上下方向及び車幅方向に延びる後部窓(図示省略)が設けられている。後部窓はリアパネル15の上部に設けられている。
<横壁部>
図2に示すように、横壁部16は、上下方向及び車幅方向に延びる部材であって、キャブ1の左右両側で、第一リアピラー12aと第二リアピラー12bとにわたって設けられている。横壁部16は、上下方向にわたって第一リアピラー12aと第二リアピラー12bとに接続されている。横壁部16の下端はフロアパネル10に接続されている。
<縦壁部>
図2に示すように、縦壁部17は、上下方向及び前後方向に延びる部材であって、キャブ1の左右両側で、第二リアピラー12bと第三リアピラー12cとにわたって設けられている。縦壁部17は、上下方向にわたって第二リアピラー12bと第三リアピラー12cとに接続されている。縦壁部17の下端はフロアパネル10に接続されている。
なお、図3に示すように、キャブ1の上部には、各フロントピラー11、リアピラー12によって支持された天井部18が設けられている。天井部18は、上方から運転室を区画する。フロントパネル13、サイドパネル14、リアパネル15、横壁部16及び縦壁部17は、それぞれ上端が天井部18に接続されている。
<運転席>
図2に示すように、運転席20は、キャブ1内に形成された運転室中央部に設けられている。運転席20は、床面上に設けられた座部21と、該座部21の後部から上方に向かって立ち上がる背もたれ部22とを有している。座部21は、前後方向の位置を調整可能とされており、第一リアピラー12aよりも前方側の位置まで移動可能とされている。
<補助席>
補助席23は、運転室内における運転席20の左側に間隔をあけて設けられている。補助席23は、左側の横壁部16の前方に設けられている。
<フロントコンソール、右コンソール、左コンソール>
フロントコンソール24a、右コンソール24b及び左コンソール24cは、それぞれ電子機器を収容している。フロントコンソール24aは、運転室の前部に設けられている。右コンソール24bは、運転室における運転席20の右側に設けられている。左コンソール24cは、運転室における運転席20の左側の位置であって、運転席20と補助席23との間に設けられている。
<後部収容部>
図2及び図3に示すように、後部収容部25は、運転室の後部のフロアパネル10上に設けられている。後部収容部25は、リアパネル15に接するように設けられている。後部収容部25は、リアパネル15の後部窓の下方に位置している。これによって、後部収容部25は運転席20からの後部窓を介した後方側の視界を妨げないようになっている。後部収容部25内には、例えば空調器等の機器31が設けられている。
<側部収容部>
図2及び図3に示すように、側部収容部26は、キャブ1内の運転室内における運転席20の右側であって、右コンソール24bのさらに右側のフロアパネル10上に設けられている。側部収容部26の上面の位置は、後部収容部25の上面よりも上方に位置している。側部収容部26内には、各種の電子機器が収容されている。
<機器収容部>
次に機器収容部30について説明する。図2〜図4に示すように、機器収容部30は、キャブ1内の運転室における後部の右側に設けられている。機器収容部30は、機器31及び内装カバー40を有する。本実施形態では機器31として、上部機器31aと下部機器31bを有している。
<上部機器>
図2に示すように、上部機器31aは、横壁部16の前面に固定されている。上部機器31aは、図4に示すように、側部収容部26の上面よりも上方で、上下方向に間隔をあけて二つがそれぞれ横壁部16に固定されている。2つの上部機器31aはいずれも電子機器である。上方側の上部機器31aは、例えば取得した各種データを記録するデータロガー、エンジンコントローラ、空調器コントローラ等の電子機器である。下方側の上部機器31aは、例えばホイールローダの全周囲監視システムの情報処理装置等の電子機器である。
<下部機器>
図2に示すように、下部機器31bは、縦壁部17における車幅方向内側を向く面に固定されている。下部機器31bは、図4に示すように、後部収容部25の上面より上方、かつ側部収容部26の上面より下方に配置されている。下部機器31bは、例えば、キャブ1の下部構造部と上部構造部との間の電気的な接続を行うコネクタ等の電気機器である。下部構造部及び上部構造部はそれぞれのハーネスがコネクタを介して接続されることで電気的に連結されている。
<内装カバー>
内装カバー40は、左右両側のリアピラー12のうち右側のリアピラー12との間に、上記機器31を収容する収容空間Rを区画形成する。内装カバー40は、図4に示すように、複数のパネル、連結部材70及び固定部材80を有している。本実施形態では複数のパネルとして、上下方向に配列された上部パネル50及び下部パネル60を有している。これら上部パネル50及び下部パネル60は、リアピラー12、横壁部16及び縦壁部17との間に収容空間Rを区画形成している。
<上部パネル>
上部パネル50は、収容空間Rの上部を区画形成するパネル本体51を有する。パネル本体51における収容空間R側の面は裏面とされており、該収容空間R側とは反対側の面(収容空間Rの外方を向く面)が表面とされている。
パネル本体51は、鉛直面に沿って延びる板状をなす部材である。上部パネル50のパネル本体51は、前板52、上部側板53、接続傾斜板54及び端部傾斜板55を有する。
<前板>
図2及び図4に示すように、前板52は、上下方向及び車幅方向に延びる板状をなしている。前板52は、側部収容部26の後端から上方に延びるように配置されている。図2に示すように、前板52は、第一リアピラー12aの前端に対応する前後方向位置に配置されている。前板52の車幅方向内側の端部は、第二リアピラー12b及び第三リアピラー12cよりも車幅方向内側に位置している。前板52の車幅方向外側の端部は、第一リアピラー12aに沿って配置されている。
<上部側板>
図2から図4に示すように、上部側板53は、上下方向及び前後方向に延びる板状をなしている。上部側板53の下端は、前板52の下端と同様の上下方向位置とされて前後方向に直線状に延びている。図2に示すように、上部側板53は、第二リアピラー12b及び第三リアピラー12cよりも車幅方向内側に位置している。上部側板53の前端は、前板52よりも後方に位置している。
<接続傾斜板>
図2〜図4に示すように、接続傾斜板54は、前板52と上部側板53との間に設けられている。接続傾斜板54は、前板52の車幅方向内側の端部から後方かつ車幅方向内側に向かって斜めに延びて、上部側板53の前端に接続されている。上部側板53は、前板52の車幅方向内側の端部に接続傾斜板54を介して接続されて、後方に延びている。
<端部傾斜板>
図2〜図4に示すように、端部傾斜板55は、上部側板53の後端に設けられている。端部傾斜板55は、上部側板53の後端から後方に向かうに従って車幅方向外側に向かって傾斜している。
図4に示すように、前板52における車幅方向外側の部分は、第一リアピラー12aや横壁部16から突出するように設けられたブラケット(図示省略)に対して複数のボルト52aを介して締結されている。図3及び図4に示すように、上部側板53の後部及び上部は、縦壁部17や第三リアピラー12cから突出するブラケット(図示省略)に対して複数のボルト53aを介して締結されている。各ボルト52a,53aは、パネル本体51の表面側から着脱可能とされている。
<下部パネル>
下部パネル60は、収容空間Rの下部を画成しており、パネル本体61を有する。パネル本体61における収容空間R側の面は裏面とされており、該収容空間R側とは反対側の面が表面とされている。
パネル本体61は、鉛直面に沿って延びる板状をなす部材である。下部パネル60のパネル本体61は、下部側板62、前部傾斜板63及び後部傾斜板64を有する。
<下部側板>
下部側板62は、上下方向及び前後方向に延びる板状をなしている。下部側板62は、上部側板53の下方で、該下部側板62の表面が上部側板53の表面と同一平面状に位置するように設けられている。下部側板62の下端は、後部収容部25の車幅方向外側の端部に接続されている。
<前部傾斜板>
前部傾斜板63は、下部側板62の前端に設けられている。前部傾斜板63は、下部側板62の前端から前方に向かうに従って車幅方向外側に向かって傾斜している。前部傾斜板63の表面は、接続傾斜板54の表面と同一平面上に位置するように設けられている。前部傾斜板63の前端は、側部収容部26の後端かつ車幅方向内側の端部に接続されている。
<後部傾斜板>
後部傾斜板64は、下部側板62の後端に設けられている。後部傾斜板64は、下部側板62の後端から後方に向かうに従って車幅方向外側に向かって傾斜している。後部傾斜板64の表面は、端部傾斜板55と同一の鉛直面に沿う同一平面上に位置するように設けられている。
図3及び図4に示すように、下部側板62の下部は、例えば縦壁部17から突出するブラケット(図示省略)に対して複数のボルト62aを介して締結されている。各ボルト62aは、下部側板62の表面側から着脱可能とされている。
ここで、図5に示すように、上部側板53の下端と下部側板62の上端とは、上下方向に間隔をあけて互いに平行に配置されている。 接続傾斜板54の下端と前部傾斜板63の上端とは、上下方向に間隔をあけて互いに平行に配置されている。端部傾斜板55の下端と後部傾斜板64の上端とは、上下方向に間隔をあけて互い平行に配置されている。
これによって、互いに隣り合う一対の上部パネル50と下部パネル60との間には、隙間Cが形成されている。隙間Cは、収容空間Rの内側と外側とを連通させている。上部パネル50と下部パネル60との上下方向における隙間Cの寸法は、該隙間Cの延在方向にわたって均一とされている。
<パネル縁部>
図6に示すように、上部側板53の下端と下部側板62の上端には、収容空間Rの内側に向かって延びるパネル縁部56,66がそれぞれ設けられている。パネル縁部56,66は、上部側板53の下端及び下部側板62の上端の延在方向にわたって設けられている。
上部パネル50のパネル縁部56は、接続傾斜板54及び端部傾斜板55の下端に設けられていてもよい。下部パネル60のパネル縁部66は、前部傾斜板63及び後部傾斜板64の上端に設けられていてもよい。また、これらパネル縁部56,66は、上部パネル50及び下部パネル60の他の端部に設けられていてもよい。
<連結部材>
連結部材70は、図5及び図6に示すように、上部パネル50の裏面と下部パネル60の裏面とにわたって設けられている。連結部材70は、例えば、当接板71、接続部72及びナット75を有する。連結部材70は、上部パネル50及び下部パネル60のみに接続されている。即ち、連結部材70は、上部パネル50及び下部パネル60のみによって保持されており、他の構造物には支持されていない。
<当接板>
当接板71は、板状をなす部材であって、上部パネル50と下部パネル60との配列方向である上下方向に間隔をあけて、一対が設けられている。一方の当接板71は、上部パネル50の上部側板53の裏面に板面が当接している。他方の当接板71は、下部パネル60の下部側板62の裏面に一方の当接板71が当接している。上下方向に配置される当接板71が上側側板53及び下側側板62と当接する位置は、前後方向において同一である。本実施形態の当接板71は、上記一対を一組として、上部側板53の下端及び下部側板62の上端が延在する方向である前後方向に間隔をあけて二組が設けられている。なお、ナット75を用いずに、当接板71に雌ねじ孔を設けてもよい。
<接続部>
接続部72は、上下に間隔をあけて設けられた一対の当接板71同士を接続する。接続部72の上端には、上部側板53に当接する当接板71の下端が一体に設けられている。接続部72の下端には、下部側板62に当接する当接板71の上端が一体に設けられている。接続部72は、上部パネル50の上部側板53の裏面と下部パネル60の下部側板62の裏面とに跨るようにして、上部側板53の下端と下部側板62の上端との延在方向に棒状に延びている。これによって、接続部72は、当該延在方向に離間して配置された二組の当接板71同士を接続している。
図6に示すように、接続部72は、該接続部72の延在方向(図6の紙面に垂直な方向)に直交する断面形状が、収容空間R側に突出するU字状をなしている。該U字の内側に当たる部分には、当接板71から収容空間Rの内側に延びるとともに上下方向に対向する一対の対向面73が形成されている。これら一対の対向面73の間には、上部パネル50のパネル縁部56及び下部パネル60のパネル縁部66がそれぞれ収容されている。
<ナット>
ナット75は、連結部材70の当接板71における上部側板53側及び下部側板62側の面とは反対側の面に、例えば溶接等で一体に固定されている。ナット75の孔部の内面には雌ネジが形成されている。孔部の中心軸線が延びる方向は当接板71の厚さ方向に一致している。当接板71にはナット75の孔部に対応して貫通孔71aが形成されている。当該貫通孔71aの内径は、ナット75の孔部の内径よりも大きく形成されていてもよい。
<固定部材>
固定部材80は、上部パネル50のパネル本体51及び下部パネル60のパネル本体61を連結部材70に対して表面側から着脱可能に固定する。固定部材80は、上部パネル50及び下部パネル60と連結部材70との当接部分に設けられている。
本実施形態の固定部材80はボルトである。固定部材80はナット75を介して上部側板53及び下部側板62を連結部材70に固定する。即ち、図6に示すように、上部側板53及び下部側板62には、被固定箇所に収容空間Rの内外に貫通する貫通孔53b,62cが形成されている。当該貫通孔53b,62cの内径は、固定部材80の軸部81の外径よりも大きく形成されている。固定部材80は、軸部81の先端から当該上部側板53又は下部側板62の貫通孔53b,62c、連結部材70の当接板71の貫通孔71aを通過するように挿入されている。そして、固定部材80の軸部81の雄ネジが、ナット75の孔部の雌ネジに締結されることで、上部側板53及び下部側板62と連結部材70とを一体に固定している。固定部材80の頭部82と上部側板53及び下部側板62との間にワッシャーが介在されていてもよい。また、ナット75を用いずに、雌ネジ孔としての当接板71の貫通孔71aに、雄ネジとしての固定部材80の軸部81が締結されることによって、上部側板53及び下部側板62と連結部材70とが一体に固定される構成であってもよい。
<作用効果>
作業者が例えばメンテナンス時に上部機器31aや下部機器31bにアクセスする際には、内装カバー40の一部を取り外す。即ち、例えば上部機器31aにアクセスする際には、上部パネル50の各種ボルト52a,53a及び固定部材80を取り外すことで、上部パネル50のみを機器収容部30から取り外す。一方、下部機器31bにアクセスする際には、下部パネル60の各ボルト62a及び固定部材80を取り外すことで、下部パネル60のみを機器収容部30から取り外す。また、上部機器31a及び下部機器31bの双方にアクセスする際にも、上部パネル50及び下部パネル60を取り外す順番の制約なく個別に取り外すことができる。つまり、いずれかのパネルだけを取り外したい場合に、取り外す必要がないパネルはそのままで取り外しの対象となるパネルだけを取り外すことができる。
これによって、例えば内装カバー40が一枚のパネルのみから構成されている場合に比べて上部機器31a及び下部機器31bに容易にアクセスすることができる。即ち、例えば内装カバー40が一枚のパネルから構成されている場合、上部機器31a及び下部機器31bのいずれか一方にアクセスする際であってもパネル全体を取り外す必要がある。機器31の収容空間Rの大きさに応じてパネルも大きくなるため、重量物である一枚のパネルの脱着を行うことは容易ではない。
これに対して本実施形態では、内装カバー40のパネルは、上部パネル50及び下部パネル60に分割された構造をなしているため、これら上部パネル50及び下部パネル60を個別に取り外すことができる。これによりパネル一枚当たりの重量が低減されるため、作業者の負担を軽減することができる。
また、比較的スペースの少ないキャブ1内の空間であっても、パネルが複数に分割されていることで、着脱作業を容易に行うことができる。
上部パネル50の下部及び下部パネル60の上部は、互いに連結部材70及び固定部材80によって連結されている。即ち、上部パネル50及び下部パネル60は、連結部材70を介して相互に支持し合う構成とされている。そのため、上部パネル50の下部及び下部パネル60の上部を、支持するためのブラケット等を別途設ける必要がない。よって、ブラケット等の支持部材による収容空間Rの容積の侵食を回避することができ、収容空間Rの有効利用を図ることができる。これにより、機器の配置レイアウトの自由度を向上させることができ、新たな機器の後付けを容易に行うことができる。
ここで仮に上部パネル50の下部及び下部パネル60の上部が、リアピラー12等にそれぞれ固定された個別のブラケットによって支持されていた場合、これらブラケットを基準に手作業で上部パネル50と下部パネル60との位置合わせを行うことになる。この場合、上部パネル50と下部パネル60との相対位置は、ブラケットの2つ分の製作誤差の影響を受けることになる。そのため、上部パネル50の上部側板53の表面と下部パネル60の下部側板62の表面とが同一平面上からずれてしまい美感を損なうこともある。
この点、本実施形態によれば、上部パネル50の下部と下部パネル60の上部とは、これらを互いに連結する一の連結部材70に支持されている。そのため、二つのブラケットを用いた場合のような製作誤差によるズレを抑えることができる。また、上部パネル50と下部パネル60とを連結部材70で連結しながら上部パネル50と下部パネル60との位置合わせをする場合に、これら上部パネル50の表面と下部パネル60の表面とが同一平面上からずれてしまうことを抑えることができる。これにより、上部パネル50の上部側板53の表面と下部パネル60の下部側板62の表面との連続した外観を得ることができ、美感性を担保することができる。
また、固定部材80は、連結部材70の上下の貫通孔71aの位置と上部パネル50又は下部パネル60の貫通孔53b,62cとを位置合わせした状態で締結される。これによって、上部パネル50と下部パネル60との隙間Cが規定されるため、一定の隙間Cが確保することができ、美感性を担保することができる。
さらに、本実施形態では、連結部材70が上部パネル50及び下部パネル60の裏面側に設けられているため、上部パネル50及び下部パネル60の表面側での凹凸を抑えることができる。この点からも美感性をより一層確保することができる。併せて、表面側で段部や突出箇所を最小限に抑えることができるため、安全性も担保することができる。
また、本実施形態では、上部パネル50及び下部パネル60にはパネル縁部56,66が設けられているため、上部パネル50及び下部パネル60を保持する際、鋭利な断面に触れることなく、パネル縁部56,66に触れることになる。つまり、上部パネル50及び下部パネル60を着脱する際におけるこれら上部パネル50及び下部パネル60の端部の安全性を高めることができる。
上部パネル50及び下部パネル60が取り付けられている際には、これら上部パネル50及び下部パネル60の端部は接続部72の内側に収容されている。そのため、パネル縁部56,66が着脱の妨げになることはない。
また、本実施形態では、上部パネル50及び下部パネル60のパネル縁部56,66は、連結部材70の対向面73同士の間に収容された状態で、これら対向面73に対して上下に対向している。これによって、上部パネル50及び下部パネル60を取り付ける際には、対向面73を基準として上部パネル50及び下部パネル60のおおよその取付位置がわかるため、取り付け作業を容易に行うことができる。
また、下部パネル60の着脱を手作業で行う際には、誤って下部パネル60が手から滑り落ちてしまった場合であっても、パネル縁部66が下側の対向面73に引っかかることにより、それ以上の落下を回避することができる。よって、着脱作業の安全性を高めることができる。
本実施形態では、機器収容部30は、車幅方向一方側のリアピラー12側に配置されている。そのため、機器収容部30が運転席20からの後部窓を介しての後方側の視界を妨げてしまうことはない。さらに、機器31をリアピラー12に沿った上方に配置することができる。これにより、塵や埃、水分に比較的弱い電子機器を、床面から離して配置することができる。
また、上部パネル50に対応する位置に上部機器31aが配置されており、下部パネル60に対応する位置に下部機器31bが配置されているため、いずれかの機器31にアクセスする際には、上部パネル50及び下部パネル60の一方のみを取り外せば足りる。
さらに、上部機器31aは上部パネル50における前面板の裏面側に設けられている一方、下部機器31bは下部パネル60における下部側板62の裏面側に設けられている。これによって、下部機器31bと上部機器31aに異なる作業者がアクセスする場合であっても、それぞれの作業が互いに邪魔になることはない。
<その他の実施形態>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
実施形態の第一変形例として、例えば図7に示す内装カバー40であってもよい。この内装カバー40は、上下に順次配列された複数(本変形例では3つ)のパネル90を有している。これらパネル90におけるパネル本体91の表面は、互いに同一面上に配置されている。各パネル90は上記実施形態同様の連結部材70及び固定部材80によって互いに連結されている。当該連結箇所では、各パネル90のパネル縁部92が連結部材70における対向面73の間に収容されている。最も上方のパネル90の上端は、固定部材90aを介してブラケット40aに支持されている。最も下方のパネル90の下端は、固定部材90aを介してブラケット40aに支持されている。
このように内装カバー40が3つ以上のパネル90を有する場合であっても、隣り合うパネル90同士を連結部材70及び固定部材80で連結することにより、各パネル90を個別に着脱することができる。
実施形態の第二変形例として、例えば図8に示す内装カバー40であってもよい。
当該内装カバー40では、互いに隣り合うパネル90のうち上方のパネル90の下端には、パネル縁部92が設けられていない。これによっても上記同様に、美観性や各パネル90を個別に着脱できるといった作用効果を奏する。
実施形態の第三変形例として、例えば図9に示す内装カバー40であってもよい。
当該内装カバー40では、互いに隣り合うパネル90は、いずれもパネル本体91の端部にパネル縁部92を有していない。これによっても上記同様に、美観性や各パネル90を個別に着脱できるといった作用効果を奏する。
実施形態の第四変形例として、例えば図10に示す内装カバー40であってもよい。この内装カバー40では、第三変形例と同様のパネル90を有している。第四変形例の内装カバー40の連結部材70の接続部72aは、一対の当接板71と面一に延びる板状をなしている。これによっても、互いに隣り合うパネル90同士を個別に着脱することができる。
実施形態及び変形例では、パネル90が上下方向に配列された例について説明したが、水平方向等の他の方向に配列されていてもよい。
実施形態及び変形例では、本発明をキャブ1内の内装カバー40に適用した例について説明したが、これに限定されることはない。例えば、本発明を外装カバー272の一部に適用してもよい。この場合も、外装カバー272が複数のパネル90から構成されて各パネル90が連結部材70及び固定部材80によって連結されることで、上記同様の作用効果を奏する。
実施形態ではリアピラー12として第一リアピラー12a、第二リアピラー12b及び第三リアピラー12cが設けられている例について説明したが、左右一対のリアピラーのみを備えた構成であってもよい。
実施形態では、ホイールローダ200に本発明を適用した例について説明したが、油圧ショベル、ブルドーザ、ダンプトラック、モータグレーダ等の他の作業車両に本発明を適用してもよい。
本発明の作業車両のカバー及び該作業のカバーを備えた作業車両のキャブ、作業車両によれば、内装カバーや外装カバーといったカバーを容易に着脱することができるとともに、美感性を高く維持することができ、さらに機器を収容する収容空間を大きく確保することができる。
1…キャブ、10…フロアパネル、11…フロントピラー、12…リアピラー、12a…第一リアピラー、12b…第二リアピラー、12c…第三リアピラー、13…フロントパネル、14…サイドパネル、14a…側部窓、15…リアパネル、16…横壁部、17…縦壁部、18…天井部、20…運転席、21…座部、22…背もたれ部、23…補助席、24a…フロントコンソール、24b…右コンソール、24c…左コンソール、25…後部収容部、26…側部収容部、30…機器収容部、31…機器、31a…上部機器、31b…下部機器、40…内装カバー、40a…ブラケット、50…上部パネル、51…パネル本体、52…前板、52a…ボルト、53…上部側板、53a…ボルト、53b…貫通孔、54…接続傾斜板、55…端部傾斜板、56…パネル縁部、60…下部パネル、61…パネル本体、62…下部側板、62a…ボルト、62c…貫通孔、63…前部傾斜板、64…後部傾斜板、66…パネル縁部、70…連結部材、71…当接板、71a…貫通孔、72…接続部、72a…接続部、73…対向面、75…ナット、80…固定部材、81…軸部、82…頭部、90…パネル、90a…ボルト、91…パネル本体、92…パネル縁部、200…ホイールローダ(作業車両)、210…作業機、211…ブーム、212…バケット、213…リンク、214…ベルクランク、215…ブーム駆動用シリンダ、216…バケット駆動用シリンダ、220…車両本体、230…前輪、240…後輪、250…車両フロント部、260…車両リア部、270…リアフレーム、271…燃料タンク、272…外装カバー、300…支持構造体、R…収容空間

Claims (8)

  1. 機器を収容する収容空間を画成する作業車両のカバーであって、
    前記収容空間の外側を向く表面及び前記収容空間の内側を向く裏面を有するパネル本体を有し、前記パネル本体の前記表面が互いに同一平面上に位置するように配列された複数のパネルと、
    互いに隣り合う一対の前記パネル本体の裏面にそれぞれ当接する一対の当接板、及び、これら一対の当接板を接続する接続部を有する連結部材と、
    各前記パネル本体と前記連結部材との当接部分に設けられて、各前記パネル本体を前記連結部材に対して前記表面側からそれぞれ着脱可能に固定する固定部材と、
    を備える作業車両のカバー。
  2. 前記連結部材は、一対の前記パネル本体のみに接続されて保持されている請求項1に記載の作業車両のカバー。
  3. 前記接続部は、
    各前記当接板から前記収容空間の内側に延びるとともに前記配列方向に対向する一対の対向面を有し、
    前記パネルは、
    前記パネル本体における前記配列方向の端部から前記収容空間の内側に延びるとともに前記対向面の間に収容されるパネル縁部をさらに有する請求項1又は2に記載の作業車両のカバー。
  4. 互いに隣り合う一対の前記パネル本体の間に、前記収容空間の外側と内側とを連通させる隙間が形成されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の作業車両のカバー。
  5. 上下方向に延びるとともに、車幅方向両側に設けられたリアピラーと、
    車幅方向両側の前記リアピラーのうち少なくとも車幅方向一方側の前記リアピラーとの間に前記収容空間を画成し、前記複数のパネルが上下方向に配列された内装カバーとしての請求項1から4のいずれか一項に記載の作業車両のカバーと、
    前記収容空間内に設けられた前記機器と、
    前記車幅方向両側の前記リアピラーにわたって設けられた後部窓と、
    を備える作業車両のキャブ。
  6. 前記機器は、前記複数のパネルに対応するように上下方向に複数が設けられている請求項5に記載の作業車両のキャブ。
  7. 前記複数のパネルとしての上部パネル及び下部パネルを有し、
    前記上部パネルの前記パネル本体は、
    前方を向く前板と、
    該前板の車幅方向内側の端部に接続されて後方に延びる上部側板と、を有し、
    前記下部パネルのパネル本体は、前記表面が前記上部側板の表面と同一平面上に位置するように前記上部側板の下方に配置された下部側板を有し、
    前記一対の当接板の一方は、前記上部側板の前記裏面に当接し、
    前記一対の当接板の他方は、前記下部側板の前記裏面に当接し、
    前記複数の機器としての上部機器及び下部機器を有し、
    前記上部機器は、前記上部パネルの前記前板の裏面側に設けられ、
    前記下部機器は、前記下部パネルの前記下部側板の裏面側に設けられている請求項6に記載の作業車両のキャブ。
  8. 外装カバーとしての請求項1から4のいずれか一項に記載の作業車両のカバーと、
    前記収容空間内に設けられた前記機器と、
    を備える作業車両。
JP2018522819A 2018-03-26 2018-03-26 作業車両のカバー、作業車両のキャブ及び作業車両 Active JP6530140B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2018/012189 WO2018159860A1 (ja) 2018-03-26 2018-03-26 作業車両のカバー、作業車両のキャブ及び作業車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018159860A1 true JPWO2018159860A1 (ja) 2019-03-07
JP6530140B2 JP6530140B2 (ja) 2019-06-12

Family

ID=63370534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018522819A Active JP6530140B2 (ja) 2018-03-26 2018-03-26 作業車両のカバー、作業車両のキャブ及び作業車両

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10550546B2 (ja)
EP (1) EP3418453B1 (ja)
JP (1) JP6530140B2 (ja)
CN (1) CN110536987B (ja)
WO (1) WO2018159860A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD969878S1 (en) 2019-09-30 2022-11-15 Kubota Corporation Backhoe loader
US20230116011A1 (en) * 2021-10-12 2023-04-13 Caterpillar Inc. Secondary control system and method for mounting with service orientation
JP7452738B1 (ja) 2023-04-25 2024-03-19 いすゞ自動車株式会社 フロントパネルの構造、及びフロントパネルの固定方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2555875Y2 (ja) * 1991-05-21 1997-11-26 株式会社クボタ 作業機の操縦塔構造
JP2006082661A (ja) * 2004-09-15 2006-03-30 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械
WO2007010807A1 (ja) * 2005-07-19 2007-01-25 Komatsu Ltd. 建設機械のキャブ構造
WO2013051609A1 (ja) * 2011-10-05 2013-04-11 日立建機株式会社 建設機械
US20160114837A1 (en) * 2014-10-24 2016-04-28 Komatsu Ltd. Cab and work machine
JP2017053191A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 コベルコ建機株式会社 建設機械のフロントガード構造
JP2017128928A (ja) * 2016-01-20 2017-07-27 株式会社日立建機ティエラ 小型の建設機械
JP2017155493A (ja) * 2016-03-02 2017-09-07 日立建機株式会社 建設機械および建設機械のエンジンカバー取付方法

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07138987A (ja) 1993-11-15 1995-05-30 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の運転室
JPH10183972A (ja) 1996-12-27 1998-07-14 Sapporo Sanki Kk ケーブル収納溝用蓋
JP3187782B2 (ja) 1998-12-16 2001-07-11 有限会社オレンジプロダクションリミテッド 金属板の接合方法
CN101223076B (zh) * 2005-07-19 2011-03-23 株式会社小松制作所 建筑机械驾驶室结构
JP4510717B2 (ja) 2005-08-03 2010-07-28 住友建機株式会社 建設機械のキャブの構造
DE202007006500U1 (de) * 2007-05-07 2008-09-18 Liebherr-Hydraulikbagger Gmbh Baumaschine
DE102010015163A1 (de) * 2010-04-16 2011-10-20 Liebherr-Hydraulikbagger Gmbh Baumaschine oder Umschlaggerät
JP5706110B2 (ja) * 2010-07-29 2015-04-22 プレス工業株式会社 建設機械のキャブフレーム構造
JP5073045B2 (ja) 2010-12-24 2012-11-14 株式会社小松製作所 建設機械
US8905173B2 (en) * 2011-02-24 2014-12-09 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. Construction machine
CN202530497U (zh) * 2012-05-07 2012-11-14 山东卡特重工机械有限公司 一种挖掘机驾驶室
JP5990087B2 (ja) * 2012-11-02 2016-09-07 日野自動車株式会社 キャブ補強構造
JP6145029B2 (ja) * 2013-11-12 2017-06-07 キャタピラー エス エー アール エル 建設機械
JP5991350B2 (ja) * 2014-08-01 2016-09-14 コベルコ建機株式会社 建設機械のキャブ
CN204266281U (zh) * 2014-12-01 2015-04-15 中联重科股份有限公司渭南分公司 工程机械
JP1577338S (ja) * 2016-08-30 2017-05-29

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2555875Y2 (ja) * 1991-05-21 1997-11-26 株式会社クボタ 作業機の操縦塔構造
JP2006082661A (ja) * 2004-09-15 2006-03-30 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械
WO2007010807A1 (ja) * 2005-07-19 2007-01-25 Komatsu Ltd. 建設機械のキャブ構造
WO2013051609A1 (ja) * 2011-10-05 2013-04-11 日立建機株式会社 建設機械
US20160114837A1 (en) * 2014-10-24 2016-04-28 Komatsu Ltd. Cab and work machine
JP2017053191A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 コベルコ建機株式会社 建設機械のフロントガード構造
JP2017128928A (ja) * 2016-01-20 2017-07-27 株式会社日立建機ティエラ 小型の建設機械
JP2017155493A (ja) * 2016-03-02 2017-09-07 日立建機株式会社 建設機械および建設機械のエンジンカバー取付方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP3418453A4 (en) 2019-05-01
CN110536987A (zh) 2019-12-03
EP3418453A1 (en) 2018-12-26
WO2018159860A1 (ja) 2018-09-07
EP3418453B1 (en) 2020-07-01
US20190360171A1 (en) 2019-11-28
US10550546B2 (en) 2020-02-04
JP6530140B2 (ja) 2019-06-12
CN110536987B (zh) 2020-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2018159860A1 (ja) 作業車両のカバー、作業車両のキャブ及び作業車両
JP6340068B2 (ja) 油圧ショベル
JP2008075445A (ja) 建設機械の運転室を支持する上部フレーム構造
EP2840190B1 (en) Construction machine
JP5106657B1 (ja) 油圧ショベル
KR101036859B1 (ko) 운전실의 바닥구조
JP6213526B2 (ja) 作業機械
WO2016063395A1 (ja) コントローラ組立体および作業機械用キャブ
JP4982167B2 (ja) ホイールローダ
JP2006056325A (ja) 建設機械用キャブ
JP6346676B2 (ja) 油圧ショベル
JP5668719B2 (ja) 建設機械
US20190381942A1 (en) Console Box for Construction Machine
JP5567229B1 (ja) 作業車両
JP2011052455A (ja) 建設機械
WO2016060280A1 (ja) コントローラ組立体および作業車両
JP6015092B2 (ja) 建設機械の電装品取付構造
JP2008265698A (ja) 作業車両のモニタ装置取付構造
JP5912902B2 (ja) クローラ作業車における空気浄化装置の配置構造
JP5238058B2 (ja) 作業車両
JP2013035400A (ja) 作業機械のフロアユニット
JP2011226087A (ja) フェンダ装置
JP2005090094A (ja) 建設機械のカウンタウエイト装置
JP2010059657A (ja) 作業車両
JP2013104224A (ja) 建設機械

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190515

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6530140

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250