JPWO2018135229A1 - 壁面吸着走行装置 - Google Patents

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Abstract

壁面吸着走行装置(10)は、壁面に吸着しつつ壁面上を走行可能な壁面吸着走行装置である。中間室(24)は、壁面に対向する凹部状の減圧室(22A)に連通する。吸引装置(30)は、中間室(24)の空気を吸引して中間室(24)を減圧する。主連通部は、減圧室(22A)と中間室(24)とを連通する。補助連通部は、減圧室(22A)と中間室(24)とを連通する。弁体(28)は、主連通部の開口(18c)に対向配置されている。補助連通部の開口面積は、主連通部の開口面積よりも小さい。減圧室(22A)の圧力が壁面吸着時の圧力に比べて高くなると、減圧室(22A)と中間室(24)との間の差圧により、弁体(28)が主連通部の開口(18c)を閉じる。

Description

本開示は、壁面に吸着しつつ該壁面上を走行可能な壁面吸着走行装置に関する。
例えば、特許文献1に記載するように、壁面に吸着しつつ該壁面上を走行する壁面吸着走行装置が知られている。特許文献1に記載された壁面吸着走行装置は、壁面に対向する凹部状の9つの減圧室と、減圧室の空気を吸引する2つの吸引装置とを有する。一方の吸引装置は5つの減圧室の空気を吸引し、他方の吸引装置は残り4つの減圧室の空気を吸引する。それにより、壁面吸着走行装置が壁面に吸着する。また、壁面上のへこみや貫通穴などの上に1つの減圧室が到達し、その減圧室がへこみなどを介して外部と連通して大気圧になっても、残りの減圧室によって壁面吸着走行装置は壁面に対する吸着状態を維持する。
特開2016−97955号公報
しかしながら、特許文献1に記載する壁面吸着走行装置の場合、一方の吸引装置に連通する減圧室と他方の吸引装置に連通する減圧室とが壁面上のへこみや貫通穴などを介して外部に連通すると、壁面吸着走行装置は壁面に吸着することができなくなる可能性がある。
本開示は、複数の減圧室の中における任意のいくつかの減圧室が壁面上のへこみや貫通穴などを介して外部に連通しても、壁面との吸着を維持することができる壁面吸着走行装置を提供する。
上記課題を解決するために、本開示の一態様の壁面吸着走行装置は、壁面に吸着しつつ壁面上を走行可能な壁面吸着走行装置であって、壁面に対向する凹部状の複数の減圧室と、共通の中間室と、吸引装置と、複数の主連通部と、複数の補助連通部と、複数の弁体とを有する。中間室は、複数の減圧室それぞれに連通する。吸引装置は、中間室の空気を吸引して中間室を減圧する。複数の主連通部は、複数の減圧室と中間室とを、それぞれ連通する。複数の補助連通部は、複数の減圧室と中間室とを、それぞれ連通する。複数の弁体は、複数の主連通部の開口に、それぞれ対向配置されている。複数の補助連通部の開口面積は、複数の主連通部の開口面積よりもそれぞれ小さい。複数の減圧室の中の減圧室の圧力が壁面吸着時の圧力に比べて高くなると、減圧室と中間室との間の差圧により、複数の弁体の中の弁体が複数の主連通部の中の主連通部の開口を閉じる。
本開示によれば、壁面に対向する凹部状の減圧室を複数備える壁面吸着走行装置において、複数の減圧室の中における任意のいくつかの減圧室が壁面上のへこみや貫通穴などを介して外部に連通しても、壁面との吸着を維持することができる。
図1は、本開示の実施の形態1に係る壁面吸着走行装置の斜視図である。 図2は、実施の形態1に係る壁面吸着走行装置の下面図である。 図3は、実施の形態1に係る壁面吸着走行装置の断面図である。 図4Aは、壁面に対する吸着を開始した直後の状態を示す、実施の形態1に係る壁面吸着走行装置の断面図である。 図4Bは、壁面に対する吸着が完了した状態を示す、実施の形態1に係る壁面吸着走行装置の断面図である。 図5は、壁面上のへこみを介して1つの減圧室が外部に連通した状態を示す、実施の形態1に係る壁面吸着走行装置の断面図である。 図6は、本開示の実施の形態2に係る壁面吸着走行装置の断面図である。 図7は、実施の形態2に係る壁面吸着走行装置の下面図である。 図8Aは、壁面に対する吸着を開始した直後の状態を示す、実施の形態2に係る壁面吸着走行装置の断面図である。 図8Bは、壁面に対する吸着が完了した状態を示す、実施の形態2に係る壁面吸着走行装置の断面図である。 図9は、壁面上のへこみを介して1つの減圧室が外部に連通した状態を示す、実施の形態2に係る壁面吸着走行装置の断面図である。
本開示の一態様の壁面吸着走行装置は、壁面に吸着しつつ壁面上を走行可能な壁面吸着走行装置であって、壁面に対向する凹部状の複数の減圧室と、共通の中間室と、吸引装置と、複数の主連通部と、複数の補助連通部と、複数の弁体とを有する。中間室は、複数の減圧室それぞれに連通する。吸引装置は、中間室の空気を吸引して中間室を減圧する。複数の主連通部は、複数の減圧室と中間室とを、それぞれ連通する。複数の補助連通部は、複数の減圧室と中間室とを、それぞれ連通する。複数の弁体は、複数の主連通部の開口に、それぞれ対向配置されている。複数の補助連通部の開口面積は、複数の主連通部の開口面積よりもそれぞれ小さい。複数の減圧室の中の減圧室の圧力が壁面吸着時の圧力に比べて高くなると、減圧室と中間室との間の差圧により、複数の弁体の中の弁体が複数の主連通部の中の主連通部の開口を閉じる。
このような構成によれば、壁面に対向する凹部状の減圧室を複数備える壁面吸着走行装置において、複数の減圧室の中における任意のいくつかの減圧室が壁面上のへこみや貫通穴などを介して外部に連通しても、壁面との吸着を維持することができる。
例えば、壁面吸着走行装置は、複数の減圧室および複数の主連通部を備える移動可能な複数の吸着ユニットを有する。複数の主連通部は、中間室に進入している。複数の弁体が、中間室に配置されている。減圧室の圧力が壁面吸着時の圧力に比べて高くなると、減圧室と中間室との間の差圧によって複数の吸着ユニットの中の吸着ユニットが弁体に向かって移動し、弁体が主連通部の開口を閉じる。
例えば、壁面吸着走行装置は、吸着ユニットを弁体に向かって付勢する付勢部材を有する。これにより、吸着ユニットの筒状部の端面開口がより確実に閉じられる。
例えば、付勢部材が、弾性材料から作製され、壁面と接触する環状のシール部材である。
例えば、壁面吸着走行装置は、弾性を備え、弁体を支持する弁体支持部材を有する。減圧室の圧力が壁面吸着時の圧力に比べて高くなると、減圧室と中間室との間の差圧によって弁体支持部材が弾性変形して弁体が主連通部に向かって移動し、弁体が主連通部の開口を閉じる。
例えば、弁体と弁体支持部材が、一部品として一体化されている。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者らは、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面及び以下の説明を提供するものであって、これらによって請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態1)
図1は、本開示の実施の形態1に係る壁面吸着走行装置の概略的斜視図である。図2は、壁面吸着走行装置の下面図である。なお、図に示すX−Y−Z直交座標系は、本開示の理解を助けるものであって、本開示を限定するものではない。
図1および図2に示す壁面吸着走行装置10は、壁面に吸着しつつ該壁面上を走行可能な装置である。なお、走行可能な面は壁面に限らない。壁面吸着走行装置10は、天井面などのオーバーハング面や床面上も走行可能である。
図1および図2に示すように、壁面吸着走行装置10は、本体12と、本体12の幅方向(Y軸方向)の両側それぞれに設けられたクローラ14と、本体12の壁面側に設けられて壁面に吸着する複数の吸着ユニット16A〜16Dとを有する。複数の吸着ユニット16A〜16Dが壁面に吸着した状態でクローラ14が該壁面上で転動することにより、壁面吸着走行装置10は壁面上を走行することができる。
図2に示すように、本実施の形態1の場合、壁面吸着走行装置10は、4つの吸着ユニット16A〜16Dを有する。4つの吸着ユニット16A〜16Dは、壁面吸着走行装置10の走行方向(X軸方向)に二列に、また幅方向(Y軸方向)に二列に並んで配置されている。なお、これらの吸着ユニット16A〜16Dは、実質的に同一の構成を備える。そのため、一部の吸着ユニットについて適宜に説明を行い、残りの吸着ユニットの説明については省略することがある。
図3は、壁面吸着走行装置10の断面図(Z−X平面に沿った断面図)であって、特に吸着ユニット16A、16Bの断面を示している。また、図3は、壁面吸着走行装置10の停止状態、すなわち壁面WSを吸引していない状態を示している。
図3に示すように、吸着ユニット16A(および残りの吸着ユニット16B〜16D)は、壁面WSとの対向方向(Z軸方向)に移動可能に、壁面吸着走行装置10の本体12に設けられている。
本実施の形態1の場合、吸着ユニット16Aは、プレート状のベース部18を備える。ベース部18には、本体12を貫通する筒状部18a(主連通部の一例)が設けられている。また、ベース部18の壁面WS側には、環状のシール部材20が設けられている(図2参照)。このシール部材20は、シリコンゴムなどの弾性を備える弾性材料から作製されている。これらのベース部18とシール部材20とにより、壁面WSに対向する凹部状の減圧室22Aが画定されている。なお、本実施の形態1の場合、図3に示すように、壁面WSを吸引していない状態のとき、クローラ14およびシール部材20は壁面WSに接触している。しかしながら、壁面WSを吸引していないとき、シール部材20は壁面WSから離れていてもよい。
図3に示すように、吸着ユニット16Aの減圧室22Aは、壁面吸着走行装置10の本体12に設けられた中間室24に連通されている。本実施の形態1の場合、中間室24は、キャップ状の減圧室ハウジング26を本体12に取り付けることによって画定されている。このような中間室24に吸着ユニット16Aの筒状部18aが進入し、筒状部18aの内部流路18bを介して減圧室22Aと中間室24とが連通されている。
詳細は後述するが、吸着ユニット16Aが壁面対向方向(Z軸方向)に移動することにより、吸着ユニット16Aのベース部18の筒状部18aの中間室24への進入量が変化する。それにより、筒状部18aの端面が、中間室24に設けられた弁体28に対して接触するまたは離間する。ここで、弁体28は、筒状部18aの端面に対向するように設けられている。すなわち、筒状部18aの端面開口18cが弁体28によって開閉される。なお、図3に示すように、吸着ユニット16Aが壁面WSに吸着していない状態のとき、筒状部18aの端面に弁体28が接触し、端面開口18cが弁体28によって閉じられている。
弁体28は、例えば、ゴムなどの弾性材料から作製されている。なお、この弁体28によって筒状部18aの端面開口18cが閉じられているときに減圧室22Aと中間室24とを連通するために、補助連通部18eが形成されている。補助連通部18eには、筒状部18aを径方向に貫通する補助連通穴18dが形成されている。詳細は後述するが、補助連通穴18dの開口面積が筒状部18aの端面開口18cの面積に比べて極端に小さくなるように、補助連通孔18dは形成されている。
残りの吸着ユニット16B〜16Dも、図2に示すように、減圧室22B〜22Dをそれぞれ備えている。減圧室22B〜22Dは、吸着ユニット16Aの減圧室22Aと同様に、中間室24に連通されている。
図2に示すように4つの吸着ユニット16A〜16Dの減圧室22A〜22Dそれぞれに連通する共通の中間室24を減圧するために、壁面吸着走行装置10は吸引装置30を有する。本実施の形態1の場合、吸引装置30は、減圧室ハウジング26上に搭載され、減圧室ハウジング26に形成された吸引穴26aを介して中間室24の空気を吸引する。吸引装置30は、例えば吸引ポンプや中間室24の空気を外部に排出するファンなどである。
図4Aに示すように、シール部材20が壁面WSに密着して減圧室22A〜22Dが外部と連通していない状態で吸引装置30が中間室24の空気の吸引を開始すると、空気の流れFが生じる。中間室24の圧力が低下し、吸着ユニット16A〜16Dの減圧室22A〜22Dの空気が中間室24に移動する。このとき、吸着ユニット16A〜16Dそれぞれの端面開口18cが弁体28によって閉じられているために、補助連通穴18dを介して、減圧室22A〜22Dそれぞれの空気が中間室24に移動する。なお、白抜き矢印は吸着を示している。
図4Bに示すように、吸着ユニット16A〜16Dの減圧室22A〜22Dの減圧が進行するにしたがい、吸着ユニット16A〜16Dそれぞれのベース部18が壁面WSに接近する。それにより、壁面WSに接触する吸着ユニット16A〜16Dそれぞれのシール部材20が、壁面対向方向(Z軸方向)に圧縮される。それとともに、ベース部18の筒状部18aの端面が弁体28から離れ、端面開口18cが開いた状態になる。その結果、減圧室22A〜22Dの空気のほとんどが端面開口18cを介して中間室24に流入する流れF’が生じる。最終的に、減圧室22A〜22Dそれぞれの圧力は、中間室24の圧力と略等しくなり、壁面吸着に必要な所定の負圧(大気圧に比べて低い圧力)に達する。減圧室22A〜22Dそれぞれの圧力が所定の負圧に達すると、壁面吸着走行装置10は、壁面WSへの吸着が完了し、クローラ14によって壁面WS上を走行することができる。
このような吸着構成によれば、複数の減圧室22A〜22Dの中における任意のいくつか(全てではない)の減圧室の圧力が壁面吸着時の圧力に比べて高くなっても、壁面吸着走行装置10は壁面WSへの吸着を維持することができる。例えば、壁面上を吸着走行中において、壁面上のへこみや貫通穴などの上に任意のいくつかの減圧室が到達し、そのいくつかの減圧室がへこみや貫通穴などを介して外部と連通しても、壁面吸着走行装置10は壁面WSへの吸着を維持することができる。このことについて、具体的に説明する。
図5は、走行中において、複数の減圧室22A〜22Dの中において減圧室22Aの圧力が壁面吸着時の圧力に比べて高くなった状態の壁面吸着走行装置10を示している。具体的には、図5は、移動方向Tへの走行中に、減圧室22Aが壁面WSのへこみRの上に到達し、そのへこみRを介して減圧室22Aが外部に連通している状態を示している。減圧室22Aが外部に連通した結果として、減圧室22Aの圧力が壁面吸着時の圧力から上昇して大気圧になっている。
図5に示すように、減圧室22Aが外部に連通して減圧室22Aの圧力が大気圧になると、減圧室22Aと中間室24との間に差圧が生じる。すなわち、前者が相対的に高圧に、後者が相対的に低圧になる。
このような差圧が生じることにより、吸着ユニット16Aのベース部18が壁面WSから本体12に向かって移動する。また、本実施の形態1の場合、圧縮状態のシール部材20が自然状態の形状に戻るときに生じる弾性力によってベース部18が本体12に向かって押し進められる。
減圧室22Aと中間室24との間の差圧によって吸着ユニット16Aが壁面WSから本体12に向かって移動する。これにより、吸着ユニット16Aの筒状部18aの端面が弁体28に接触する。そして、端面開口18cが弁体28によって閉じられる。それにより、外部に連通した減圧室22Aを介して、中間室24の圧力が大気圧になることが抑制される。その結果、中間室24に連通し、外部に連通していない残りの減圧室22B〜22Dの圧力が大気圧になることも抑制される。これにより、減圧室22Aを備える吸着ユニット16Aを除く残りの吸着ユニット16B〜16Dによって壁面吸着走行装置10は壁面WSへの吸着を維持することができる。
なお、図5に示すように、外部に連通する減圧室22Aは、端面開口18cを介して中間室24に連通されてはいないが、補助連通穴18dを介して中間室24に連通されている。しかし、補助連通穴18dの開口面積が端面開口18cの面積に比べて極端に小さいために、吸引装置30が中間室24の空気を吸引し続けている限り中間室24の圧力は大気圧にはならない。つまり、中間室24の圧力は吸着に必要な所定の負圧で実質的に維持される。すなわち、減圧室22Aが外部に連通しても中間室24の圧力が所定の負圧で実質的に維持されるように、吸引装置30の吸引能力を考慮して補助連通穴18dの開口面積が決定されている。
壁面吸着走行装置10がさらに走行すると、減圧室22AがへこみRの上から移動し、減圧室22Aが外部に連通していない状態に戻る。それにより、図4Aに示すように補助連通穴18dを介して減圧室22A内の空気が中間室24に流れ、減圧室22Aが減圧される。減圧室22Aの減圧が進行すると、シール部材20が圧縮して弁体28から端面開口18cが離れる。その結果、図4Bに示すように、減圧室22Aの空気のほとんどが端面開口18cを介して中間室24に流入する流れF’が再び生じる。そして、減圧室22Aの圧力が、中間室24の圧力と略等しくなり、壁面吸着に必要な所定の負圧に戻る。
以上のように、本実施の形態1において、補助連通部18eの開口面積(補助連通穴18dの開口面積)は、筒状部18aの開口面積(端面開口18cの面積)よりも小さい。また、減圧室22A〜22Dの中の減圧室22Aが壁面吸着時の圧力に比べて高くなると、減圧室22Aと中間室24との間の差圧により、弁体28が端面開口18cを閉じる。より具体的には、減圧室22Aが壁面吸着時の圧力に比べて高くなると、減圧室22Aと中間室24との間の差圧によって吸着ユニット16Aが弁体28に向かって移動し、弁体28が端面開口18cを閉じる。
以上のような本実施の形態1によれば、壁面吸着走行装置10は、複数の減圧室22A〜22Dの中における任意のいくつかの減圧室が壁面WS上のへこみRや貫通穴などを介して外部に連通しても、壁面WSとの吸着を維持することができる。
(実施の形態2)
図6および図7は、本実施の形態2に係る壁面吸着走行装置の断面図および下面図である。なお、上述の実施の形態1の構成要素と実質的に同一の本実施の形態2の構成要素には、同一の符号が付されている。したがって、実施の形態1と異なる点を中心に、本実施の形態2の説明を行う。
図6に示すように、本実施の形態2の壁面吸着走行装置110は、上述の実施の形態1の壁面吸着走行装置10と異なり、本体に対して壁面方向(Z軸方向)に移動可能な複数の吸着ユニットを備えていない。その代わりに、本実施の形態2の壁面吸着走行装置110は、本体112に複数の減圧室22A〜22Dを備える。
具体的には、図6および図7に示すように、本体112の壁面WS側に、格子状のシール部材120が設けられている。本体112と格子状のシール部材120とにより、壁面WSに対向する凹部状の減圧室22A〜22Dが画定されている。
減圧室22A〜22Dそれぞれは、本体112に形成された主連通部112dを介して中間室24に連通している。主連通部112dには、貫通穴状の流路112aが形成されている。また、流路112aの減圧室側開口112bに対向するように、弁体140が設けられている。
弁体140は、例えばゴムなどの弾性材料から作製されている。弁体140はまた、図6に示すように、弾性を備えた弁体支持部材142によって支持されている。その弁体支持部材142は、スペーサ144とネジ146とを介して本体112に固定されている。具体的には、弾性の弁体支持部材142は、自然状態であるとき、弁体140が減圧室側開口112bを閉じないように、スペーサ144を介して本体112に固定されている。なお、本実施の形態2の場合、弁体140と弁体支持部材142は、例えばゴムなどの同一の弾性材料から作製され、一部品として一体化されている。
また、詳細は後述するが、弁体140が減圧室側開口112bを閉じているときに、吸引装置30によって吸引されている中間室24に減圧室22A〜22Dそれぞれの空気が移動できるように、減圧室22A〜22Dそれぞれと中間室24とを連通する補助連通部112eが本体112に形成されている。補助連通部112eには、補助連通穴112cが形成されている。
図8Aに示すように、シール部材120が壁面WSに密着して減圧室22A〜22Dが外部と連通していない状態で吸引装置30が中間室24の空気の吸引を開始すると、中間室24の圧力が低下する。それにより、減圧室22A〜22Dそれぞれと中間室24との間に差圧が生じ、その差圧によって弁体支持部材142の弾性力に逆らって弁体140が中間室24側に移動する。その結果、弁体140が減圧室側開口112bを閉じる。弁体140が減圧室側開口112bを閉じた後、減圧室22A〜22Dそれぞれの空気は、補助連通穴112cを介して中間室24に移動する(空気の流れFが生じる)。
図8Bに示すように、吸引装置30の吸引を実行し続けて減圧室22A〜22Dそれぞれと中間室24との間の差圧が小さくなると、弁体支持部材142の弾性力によって弁体140が減圧室側開口112bから離れる。すなわち、減圧室側開口112bが開いた状態になる。その結果、減圧室22A〜22Dの空気のほとんどが減圧室側開口112bを介して中間室24に流入する流れF’が生じる。最終的に、減圧室22A〜22Dそれぞれの圧力は、中間室24の圧力と略等しくなり、壁面吸着に必要な所定の負圧(大気圧に比べて低い圧力)に達する。減圧室22A〜22Dそれぞれの圧力が所定の負圧に達すると、壁面吸着走行装置110は、壁面WSへの吸着が完了し、クローラ14によって壁面WS上を走行することができる。
本実施の形態2の壁面吸着走行装置110も、上述の実施の形態1の壁面吸着走行装置10と同様に、複数の減圧室22A〜22Dの中における任意のいくつか(全てではない)の減圧室の圧力が壁面吸着時の圧力に比べて高くなっても、壁面WSへの吸着を維持することができる。
図9は、走行中において、複数の減圧室22A〜22Dの中において減圧室22Aの圧力が壁面吸着時の圧力に比べて高くなった状態の壁面吸着走行装置110を示している。具体的には、図9は、移動方向Tへの走行中に、減圧室22Aが壁面WSのへこみRの上に到達し、そのへこみRを介して減圧室22Aが外部に連通している状態を示している。その結果として、減圧室22Aの圧力が壁面吸着時の圧力から上昇して大気圧になっている。
図9に示すように、減圧室22Aが外部に連通して減圧室22Aの圧力が大気圧になると、減圧室22Aと中間室24との間に差圧が生じる。すなわち、前者が相対的に高圧に、後者が相対的に低圧になる。
減圧室22Aと中間室24との間に差圧が生じると、弁体支持部材142の弾性力に逆らって弁体140が中間室24側に移動する。その結果、弁体140が減圧室側開口112bを閉じる。それにより、外部に連通した減圧室22Aを介して、中間室24の圧力が大気圧になることが抑制される。その結果、中間室24に連通し、外部に連通していない残りの減圧室22B〜22Dの圧力が大気圧になることも抑制される。これにより、減圧室22Aを除く残りの減圧室22B〜22Dによって壁面吸着走行装置110は壁面WSへの吸着を維持することができる。
なお、図9に示すように、外部に連通する減圧室22Aは、減圧室側開口112bを介して中間室24に連通されてはいないが、補助連通穴112cを介して中間室24に連通されている。しかし、補助連通穴112cの開口面積が減圧室側開口112bの面積に比べて極端に小さいために、吸引装置30が中間室24の空気を吸引し続けている限り中間室24の圧力は大気圧にはならない。つまり、中間室24の圧力は吸着に必要な所定の負圧で実質的に維持される。すなわち、減圧室22Aが外部に連通しても中間室24の圧力が所定の負圧で実質的に維持されるように、吸引装置30の吸引能力を考慮して補助連通穴112cの開口面積が決定されている。
壁面吸着走行装置110がさらに走行すると、減圧室22AがへこみRの上から移動し、減圧室22Aが外部に連通していない状態に戻る。それにより、図8Aに示すように、補助連通穴112cを介して減圧室22A内の空気が中間室24に流れ、減圧室22Aが減圧される。減圧室22Aの減圧が進行して減圧室22Aと中間室24との間の差圧が小さくなると、弁体140が減圧室側開口112bから離れる。その結果、図8Bに示すように、減圧室22Aの空気のほとんどが減圧室側開口112bを介して中間室24に流入する流れF’が再び生じる。そして、減圧室22Aの圧力が、中間室24の圧力と略等しくなり、壁面吸着に必要な所定の負圧に戻る。
以上のように、本実施の形態2において、補助連通部112eの開口面積(補助連通穴112cの開口面積)は、主連通部112dの開口面積(減圧室側開口112bの面積)よりも小さい。また、減圧室22A〜22Dの中の減圧室22Aが壁面吸着時の圧力に比べて高くなると、減圧室22Aと中間室24との間の差圧により、弁体140が減圧室側開口112bを閉じる。より具体的には、減圧室22Aが壁面吸着時の圧力に比べて高くなると、減圧室22Aと中間室24との間の差圧によって弁体支持部材142が弾性変形して弁体140が減圧室側開口112bに向かって移動し、弁体140が減圧室側開口112bを閉じる。
以上のような本実施の形態2によれば、壁面吸着走行装置110は、複数の減圧室22A〜22Dの中における任意のいくつかの減圧室が壁面WS上のへこみRや貫通穴などを介して外部に連通しても、壁面WSとの吸着を維持することができる。
なお、本開示の実施の形態は、上述の実施の形態に限らない。
例えば、上述の実施の形態1の場合、図1に示すように、壁面吸着走行装置10は、壁面上を走行する手段として、すなわち壁面上を転動する転動体としてクローラを有する。しかしながら、本開示の実施の形態はこれに限らない。例えば、壁面吸着走行装置10における走行するために壁面上を転動する転動体は、ローラや車輪などであってもよい。
また、上述の実施の形態1の場合、図2に示すように、壁面吸着走行装置10は、4つの減圧室22A〜22Dを備えるが、本開示の実施の形態はこれに限らない。本開示の実施の形態は、1つの吸引装置(1つの中間室)に対して連通する減圧室を少なくとも2つ備える壁面吸着走行装置である。なお、本開示の実施の形態は、1つの吸引装置のみを有する壁面吸着走行装置に限定されない。
さらに、上述の実施の形態1の場合、図5に示すように、減圧室22Aが外部に連通したとき、減圧室22Aと中間室24との間に差圧が生じることにより、吸着ユニット16Aのベース部18が壁面WSから本体12に向かって移動する。また、圧縮状態のシール部材20が元の形状に戻るときに生じる弾性力によってベース部18が本体12に向かって押し進められる。すなわち、シール部材20が吸着ユニット16Aを弁体28に向かって付勢する付勢部材として機能する。その結果、吸着ユニット16Aの筒状部18aの端面開口18cが弁体28により確実に接触して閉じられる。しかしながら、付勢部材はシール部材20に限らない。例えば、吸着ユニットと本体とをばねによって連結し、ばねの引っ張り力によって吸着ユニットを弁体に向かって付勢してもよい。なお、このばねとシール部材20を併用することも可能である。
なお、減圧室が外部に連通したときに、減圧室と中間室との間に生じた差圧のみで、吸着ユニットが壁面から本体に向かって移動することができるのであれば、シール部材などの付勢部材を省略することも可能である。例えば鉛直方向に沿った壁面上を吸着走行中、減圧室と中間室との間に生じた差圧のみで、吸着ユニットは壁面から本体に向かう壁面対向方向、すなわち水平方向に移動することが可能である。
上述の実施の形態1の壁面吸着走行装置10と上述実施の形態2の壁面吸着走行装置110は、簡潔に言えば、外部に連通した減圧室と中間室との間の流路の開口を弁体が閉じるように構成されている。実施の形態1では、開口(すなわち端面開口18cを備える吸着ユニット)が固定状態の弁体(弁体28)に向かって移動することにより、その開口が弁体によって閉じられる。一方、実施の形態2では、弁体(弁体140)が固定状態の開口(減圧室側開口112b)に向かって移動することにより、その開口が弁体によって閉じられる。しかしながら、本開示の実施の形態は、これに限らない。例えば、開口(すなわち開口を備える部材)と弁体の両方が移動することにより、その開口が弁体によって閉じられるように壁面吸着走行装置を構成してもよい。
すなわち、広義には、本開示に係る壁面吸着走行装置は、壁面に吸着しつつ壁面上を走行可能な壁面吸着走行装置であって、壁面に対向する凹部状の複数の減圧室と、共通の中間室と、吸引装置と、複数の主連通部と、複数の補助連通部と、複数の弁体とを有する。中間室は、複数の減圧室それぞれに連通する。吸引装置は、中間室の空気を吸引して中間室を減圧する。複数の主連通部は、複数の減圧室と中間室とを、それぞれ連通する。複数の補助連通部は、複数の減圧室と中間室とを、それぞれ連通する。複数の弁体は、複数の主連通部の開口に、それぞれ対向配置されている。複数の補助連通部の開口面積は、複数の主連通部の開口面積よりもそれぞれ小さい。複数の減圧室の中の減圧室の圧力が壁面吸着時の圧力に比べて高くなると、減圧室と中間室との間の差圧により、複数の弁体の中の弁体が複数の主連通部の中の主連通部の開口を閉じる。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施形態を説明した。そのために、添付図面及び詳細な説明を提供した。したがって、添付図面及び詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、前記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、前述の実施形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、請求の範囲又はその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略等を行うことができる。
本開示は、壁面に吸着しつつ該壁面上を移動する装置に適用可能である。
10 壁面吸着走行装置
16A 吸着ユニット
16B 吸着ユニット
16C 吸着ユニット
16D 吸着ユニット
18a 筒状部(主連通部)
18b 内部流路
18c 端面開口
18e 補助連通部
22A 減圧室
22B 減圧室
22C 減圧室
22D 減圧室
20 シール部材(付勢部材)
24 中間室
28 弁体
30 吸引装置
142 弁体支持部材

Claims (6)

  1. 壁面に吸着しつつ前記壁面上を走行可能な壁面吸着走行装置であって、
    前記壁面に対向する凹部状の複数の減圧室と、
    前記複数の減圧室それぞれに連通する共通の中間室と、
    前記中間室の空気を吸引して前記中間室を減圧する吸引装置と、
    前記複数の減圧室と前記中間室とを、それぞれ連通する複数の主連通部と、
    前記複数の減圧室と前記中間室とを、それぞれ連通する複数の補助連通部と、
    前記複数の主連通部の開口に、それぞれ対向配置された複数の弁体と、を有し、
    前記複数の補助連通部の開口面積は、前記複数の主連通部の開口面積よりもそれぞれ小さく、
    前記複数の減圧室の中の減圧室の圧力が壁面吸着時の圧力に比べて高くなると、前記減圧室と前記中間室との間の差圧により、前記複数の弁体の中の弁体が前記複数の主連通部の中の主連通部の開口を閉じる、壁面吸着走行装置。
  2. 前記複数の減圧室および前記複数の主連通部を備える移動可能な複数の吸着ユニットを有し、
    前記複数の主連通部は、前記中間室に進入しており、
    前記複数の弁体が、前記中間室に配置され、
    前記減圧室の圧力が壁面吸着時の圧力に比べて高くなると、前記減圧室と前記中間室との間の差圧によって前記複数の吸着ユニットの中の吸着ユニットが前記弁体に向かって移動し、前記弁体が前記主連通部の開口を閉じる、請求項1に記載の壁面吸着走行装置。
  3. 前記吸着ユニットを前記弁体に向かって付勢する付勢部材を有する、請求項2に記載の壁面吸着走行装置。
  4. 前記付勢部材が、弾性材料から作製され、前記壁面と接触する環状のシール部材である、請求項3に記載の壁面吸着走行装置。
  5. 弾性を備え、前記弁体を支持する弁体支持部材を有し、
    前記減圧室の圧力が壁面吸着時の圧力に比べて高くなると、前記減圧室と前記中間室との間の差圧によって前記弁体支持部材が弾性変形して前記弁体が前記主連通部に向かって移動し、前記弁体が前記主連通部の開口を閉じる、請求項1に記載の壁面吸着走行装置。
  6. 前記弁体と前記弁体支持部材が、一部品として一体化されている、請求項5に記載の壁面吸着走行装置。
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