JPWO2018131138A1 - 高周波共振器及びこれを用いた高周波発振器 - Google Patents

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Abstract

誘電体(6)上に、第1の伝送線路(1)と第2の伝送線路(2)とこれらの間に位置する伝送線路間誘電体(7)とを設ける。伝送線路間誘電体(7)は誘電体(6)を含む周囲の誘電体と独立した誘電率を有する。第1の伝送線路(1)の一端はスルーホール(3)で短絡され、第2の伝送線路(2)の、第1の伝送線路(1)の一端とは逆側の端部はスルーホール4で短絡される。第1の伝送線路(1)か第2の伝送線路(2)のいずれか一方に高周波入出力端子(9)を備える。

Description

本発明は、インターデジタル型の高周波共振器及びこれを用いた高周波発振器に関するものである。
従来の高周波共振器として、例えば、特許文献1に示されるようなインターデジタル型結合共振器があった。この結合共振器は、非結合時の共振周波数で1/4波長となる2つの伝送線路で構成され、当該伝送線路はそれぞれ一端が短絡、他端が開放である。これらの伝送線路は、短絡点が互い違いとなるように平行に配置される。このような共振器をインターデジタル型共振器という。高周波入力端子は、一方の伝送線路にタップ結合され、高周波出力端子は、他方の伝送線路にタップ結合され、これらのタップ結合点は回転対称軸を有する結合共振器の回転対称軸に対して互いに回転対称となる位置に配置されていた。
上記のような高周波共振器では、インターデジタル型に配置された伝送線路の間隔を狭くすることで伝送線路は結合が強くなり、共振周波数は二つになる。一方の共振周波数は非結合時の共振周波数よりも低い共振周波数であり、他方の共振周波数は非結合時の共振周波数よりも高い共振周波数である。このような高周波共振器は、伝送線路間の容量が共振モードに依存することを利用して、伝送線路の間隔を小さくすることで共振モードに対する容量の変化を大きくし、より低い周波数の共振と、より高い周波数の共振が得られるようにしていた。すなわち、インターデジタル型結合共振器では、高い周波数の共振を十分に高くして、低い周波数の共振を用いることで、帯域通過フィルタ等に用いられていた。
特開2007−60618号公報
上記のように、伝送線路間の結合は間隔に依存する。しかしながら、従来の高周波共振器においては、強結合を得るために多層基板内層の上下配線を用いていたが、他の周辺回路と同じ層に形成されるため、内層の誘電体厚さや誘電率に対する設計自由度が少なく、その結果、伝送線路間の間隔を小さくすることが困難であり、従って、高周波共振器として小型化するのが困難であった。
この発明は、かかる問題を解決するためになされたもので、小型化を図ることができる高周波共振器を提供することを目的とする。
この発明に係る高周波共振器は、誘電体上に設けられた第1の伝送線路と、第1の伝送線路とは異なる層に設けられた第2の伝送線路と、第1の伝送線路と第2の伝送線路との間の層に位置する伝送線路間誘電体とを備え、誘電体と第1の伝送線路と伝送線路間誘電体と第2の伝送線路とは積層構造であり、かつ、伝送線路間誘電体は、誘電体を含む周囲の誘電体の誘電率とは独立した誘電率を有するようにしたものである。
この発明に係る高周波共振器は、第1の伝送線路と第2の伝送線路間に位置する伝送線路間誘電体が、周囲の誘電体の誘電率とは独立した誘電率を有するようにしたものである。これにより、伝送線路間の間隔を狭くして伝送線路間の結合を強くすることができ、その結果、高周波共振器の小型化を図ることができる。
この発明の実施の形態1の高周波共振器の斜視図である。 この発明の実施の形態1の高周波共振器の断面図である。 この発明の実施の形態1の高周波共振器の共振周波数の関係を示す説明図である。 この発明の実施の形態1の高周波共振器の動作を示す説明図である。 この発明の実施の形態1の高周波共振器の他の例を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1の高周波共振器の更に他の例を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2の高周波共振器の斜視図である。 この発明の実施の形態2の高周波共振器の動作を示す説明図である。 図9A及び図9Bは、この発明の実施の形態2の高周波共振器のスタック構造を示す説明図である。 この発明の実施の形態2の高周波共振器の他の例の構成図である。 この発明の実施の形態3の高周波共振器の斜視図である。 この発明の実施の形態3の高周波共振器の動作を示す説明図である。 この発明の実施の形態4の高周波発振器の構成図である。 この発明の実施の形態5の高周波発振器の構成図である。 この発明の実施の形態6の高周波発振器の構成図である。 この発明の実施の形態6の高周波発振器の他の例の構成図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態による高周波共振器を示す斜視図である。
図において、高周波共振器は、第1の伝送線路1、第2の伝送線路2、スルーホール3,4、誘電体6、伝送線路間誘電体7、高周波入出力端子9を備える。第1の伝送線路1及び第2の伝送線路2は、それぞれ一端開放一端短絡であり、スルーホール3,4で形成される短絡端が互い違いとなるように、MIM(Metal−Insulator−Metal)製造プロセスを用いてそれぞれ上面電極と下面電極に平行に配置されている。ここで、MIM製造プロセスとは、絶縁性の基板上にスパッタリング法、蒸着法、CVD法、ゾルゲル法などの薄膜形成プロセスによって下面電極、誘電体薄膜、上面電極を形成するものであるが、これについては公知であるため、詳細な説明は省略する。
スルーホール3及びスルーホール4は、それぞれ第1の伝送線路1の一端を短絡する第1の短絡部及び第2の伝送線路2の第1の伝送線路1とは逆側の端を短絡する第2の短絡部を構成しており、誘電体6の下面のグランド層に接続されている。高周波入出力端子9は、第1の伝送線路1にタップ結合されたものであり、周辺回路からの電波が入力または出力される端子である。ここで、タップ結合とは、共振器(ここでは第1の伝送線路1及び第2の伝送線路2)の短絡端以外に電波が入力または出力される端子を接続することである。
図2に示すように、第1の伝送線路1と第2の伝送線路2との間の伝送線路間誘電体7の誘電率εr2は、誘電体6の誘電率εr1、及び共振器周辺の誘電体8の誘電率εr3と独立したものである。例えば、誘電体6はGaAs基板、誘電体8は空気でも良く、誘電体6も誘電体8もSiOであっても良い。また、伝送線路間誘電体7は薄膜以下の厚さに形成されている。
次に、実施の形態1の高周波共振器の動作について説明する。
平行に配置された非結合時の共振周波数fで1/4波長の電気長を有する第1の伝送線路1と第2の伝送線路2との間隔が狭くなると、第1の伝送線路1と第2の伝送線路2の結合は強くなり、第1の伝送線路1と第2の伝送線路2の電磁界が相互作用を起こすことで、奇モードと偶モードの共振が生じるようになる。図3は、共振周波数を示す説明図である。図3の矢印301に示すように、第1の伝送線路1と第2の伝送線路2との結合により非結合時の共振周波数fが奇モード(低域側共振周波数f)と偶モード(高域側共振周波数f)に分離される。
図4に示すように、奇モードの場合、第1の伝送線路1では開放端の方が短絡端より電位が高く、開放端から短絡端に電流が流れるとき、第2の伝送線路2では短絡端の方が開放端より電位が高く、短絡端から開放端に電流が流れる向きにある。第1の伝送線路1の開放端と第2の伝送線路2の短絡端が上下対向する位置にあることから、電流の流れる向きは上下で同じ向きとなって相互インダクタンスが大きくなり、共振周波数が低くなる。また、第1の伝送線路1と第2の伝送線路2との間の中点が仮想短絡の面を形成するため、等価的にキャパシタンスが大きくなり、共振周波数は低周波にシフトする。偶モードの場合、第1の伝送線路1では開放端の方が短絡端より電位が高く、開放端から短絡端に電流が流れるとき、第2の伝送線路2においても開放端の方が短絡端より電位が高く、開放端から短絡端に電流が流れる向きにある。第1の伝送線路1の開放端と第2の伝送線路2の短絡端が上下対向する位置にあることから、電流の流れる向きは上下で逆向きとなって相互インダクタンスが小さくなるため、共振周波数が高くなる。偶モードでは、第1の伝送線路1と第2の伝送線路2との間の中点が仮想短絡の面を形成しないため、第1の伝送線路1と第2の伝送線路2の間隔によるキャパシタンスが形成される。
高周波入出力端子9に電波を入力することで低域側共振周波数fもしくは高域側共振周波数fは低損失で反射して高周波入出力端子9から出力される。このとき高周波入出力端子9はタップ結合により高周波共振器に接続されているため、高周波共振器は並列共振器として動作している。なお、図4において、αは第1の伝送線路1における短絡端からタップ結合点までの距離を示している。
従来のように、多層基板内の異なる層に形成された伝送線路はそれぞれ異なる層厚さのため、対グランド間容量が異なり、同じ線路幅では特性インピーダンスが異なる、上側と下側の伝送線路の電界分布が対称ではない、などアンバランスな状態である。一方、MIM製造プロセスを用いて形成された伝送線路は、線路間隔が多層基板内の層厚さと比較して十分小さく、nmオーダで製造可能である。従って、伝送線路間の静電容量が大きく、伝送線路間の電界分布は線路間に集中するため、従来のような問題は回避され、対称性の良い特性となる。
このような点から、高周波共振器において小型化を図るためには、MIM製造プロセスを用いて第1の伝送線路1と第2の伝送線路2の間隔を狭く、伝送線路間誘電体7の誘電率εr2を大きくして、第1の伝送線路1と第2の伝送線路2の間の結合度を大きくすることが有効である。
また、図5に示すように、第1の伝送線路1の一端を短絡する第1の短絡部であるスルーホール3を、第2の短絡部であるスルーホール4と同じ層に形成し、第1の伝送線路1とはエアブリッジ5などで接続しても良い。なお、第1の伝送線路1とスルーホール3とをエアブリッジ5で接続する構成は、電気長の設計事項である。
また、図6に示すように、高周波入出力端子91と高周波入出力端子92をそれぞれ第1の伝送線路1と第2の伝送線路2に備えても良い。これらの高周波入出力端子91と高周波入出力端子92は、第1の短絡端からの電気長と前記第2の短絡端からの電気長とが同じ点となる距離dLに接続されている。これにより、高周波入出力端子91と高周波入出力端子92の対称性が保たれ、高周波共振器として損失が小さく良好な特性が得られる。
以上説明したように、実施の形態1の高周波共振器によれば、誘電体上に設けられた第1の伝送線路と、第1の伝送線路とは異なる層に設けられた第2の伝送線路と、第1の伝送線路と第2の伝送線路との間の層に位置する伝送線路間誘電体とを備え、誘電体と第1の伝送線路と伝送線路間誘電体と第2の伝送線路とは積層構造であり、かつ、伝送線路間誘電体は、誘電体を含む周囲の誘電体の誘電率とは独立した誘電率を有するようにしたので、高周波共振器の伝送線路間の結合を強くでき、その結果、高周波共振器の小型化を図ることができる。
また、実施の形態1の高周波共振器によれば、伝送線路間誘電体は、積層構造の同層に位置する周囲の誘電体の誘電率より大きい誘電率を有するようにしたので、高周波共振器の伝送線路間の結合を強くすることができる。
また、実施の形態1の高周波共振器によれば、伝送線路間誘電体を薄膜以下の厚さにするようにしたので、伝送線路間の静電容量を大きくするとともに、対称性の良い特性とすることができる。
また、実施の形態1の高周波共振器によれば、第1の伝送線路の一端を短絡する第1の短絡部と、第2の伝送線路の第1の短絡部とは逆側の端を短絡する第2の短絡部とを備えたので、容易に高周波共振器を構成することができる。
また、実施の形態1の高周波共振器によれば、第1の伝送線路及び第2の伝送線路のうち、少なくともいずれかの伝送線路の短絡部以外の位置に接続した高周波入出力端子を備えたので、高周波共振器として外部との電波の入出力を行うことができる。
また、実施の形態1の高周波共振器によれば、第1の伝送線路における第1の短絡部からの電気長と、第2の伝送線路における第2の短絡部からの電気長とが同じ位置に、それぞれ高周波入出力端子を設けたので、二つの高周波入出力端子の対称性が保たれ、高周波共振器として損失が小さく良好な特性を得ることができる。
実施の形態2.
図7は、実施の形態2による高周波共振器の伝送線路部を示す構成図である。また、図8は、実施の形態2による高周波共振器の動作説明図である。
これらの図において、実施の形態2の高周波共振器は、第1の伝送線路1、第2の伝送線路2、スルーホール3,4、誘電体6、伝送線路間誘電体7、高周波入出力端子9,91,92、キャパシタ101,102、抵抗12とを備える。ここで、キャパシタ101,102及び抵抗12以外の構成は、実施の形態1における図1及び図6の構成と同様であるため、対応する部分に同一符号を付してその説明を省略する。ただし、高周波入出力端子91,92は、それぞれ第1の伝送線路1及び第2の伝送線路2の中点(スルーホール3,4からの距離dLの点)に接続されている。キャパシタ101,102は、それぞれの一端が高周波入出力端子91,92に接続されている。すなわち図8の接続状態103に示すように、それぞれが第1の伝送線路1及び第2の伝送線路2の中点に接続されていることになる。キャパシタ101,102の他端同士は抵抗12の一端に接続され、抵抗12の他端側は短絡されている。ここで、キャパシタ101は第1のリアクタンス回路を構成し、キャパシタ102は第2のリアクタンス回路を構成している。
次に、実施の形態2の高周波共振器の動作について説明する。
基本的な動作は実施の形態1の高周波共振器と同様である。ただし、高周波入出力端子91,92は第1の伝送線路1と第2の伝送線路2のそれぞれ中点に接続されているため、接続されたキャパシタ101とキャパシタ102の他端同士の接続点では、奇モードが逆相で動作していることで仮想短絡に、偶モードが同相で動作していることで抵抗12が見えて抵抗終端になっている(図8参照)。従って、奇モードは抵抗12に電流が流れず損失が生じないのに対して、偶モードは抵抗12に電流が流れて損失が生じるため、高周波共振器は高周波の共振周波数(f)が抑圧され、低周波の共振周波数(f)のみで動作する。
また、共振器の無負荷Q(Qu0)は、等価コンダクタンス、等価キャパシタンス、等価インダクタンスをそれぞれG、C、Lとすると次式で表わされる。
Figure 2018131138
上式においてωは共振角周波数である。この等価キャパシタンスCにキャパシタ101,102の容量が加わるため、低域側の共振の無負荷Q(QuL)はさらに大きくなる。Q値が高いと周波数特性は急峻であるため、急峻な周波数特性が得られる。
図9A及び図9Bに示すように、キャパシタ101,102はスタック構造104としても良い。これにより、キャパシタ101とキャパシタ102を平面に形成した場合よりも高周波入出力端子91とキャパシタ101との間の電気長と、高周波入出力端子92とキャパシタ102との間の電気長とを等しくでき、対称性が向上し、所望の低周波の共振周波数での損失を小さくできる効果がある。例えば、スタック構造104は、高周波入出力端子91に接続される上面電極105、高周波入出力端子92に接続される下面電極106、抵抗12の他端に接続される中央電極107の三つの電極で形成される。また、スタック構造104は、MIMキャパシタの縦積みで形成されても良い。
図10に示すように、キャパシタ101,102はそれぞれ可変容量素子111,112としても良い。これにより、高周波共振器の共振周波数を変化させることが可能となる。このとき、可変容量素子111,112のアノード端子をそれぞれ高周波入出力端子91,92に接続し、カソード端子同士を抵抗12の他端に接続することで、抵抗12はバイアス回路として共有することができる。また、抵抗12の他端は所望の共振周波数で仮想短絡であるため、抵抗12の抵抗値を従来のように数百から数kΩと大きくする必要がなくなり、可変容量素子111,112への雑音の重畳を小さくできる効果がある。これは後述する発振器の位相雑音低減にも効果を奏する。一端が短絡されたキャパシタ13の他端は抵抗12の一端に接続され、抵抗12の一端を高周波的に短絡する。抵抗12の一端は制御電圧源に接続される。
また、可変容量素子111,112のカソード端子をそれぞれ高周波入出力端子91,92に接続し、アノード端子同士を抵抗12の他端に接続しても良い。
以上説明したように、実施の形態2の高周波共振器によれば、第1の伝送線路の中点に一端が接続された第1のリアクタンス回路と、第2の伝送線路の中点に一端が接続され、他端が第1のリアクタンス回路の他端と接続された第2のリアクタンス回路と、第1のリアクタンス回路と第2のリアクタンス回路との接続点に一端が接続され、他端が少なくとも高周波的に短絡された抵抗とを備えたので、不要な高域側の共振を抑圧でき、低域側の共振のみにできる効果がある。
また、実施の形態2の高周波共振器によれば、第1のリアクタンス回路と第2のリアクタンス回路は、スタック構造のキャパシタにて形成されたので、所望の低周波の共振周波数での損失を小さくすることができる。
また、実施の形態2の高周波共振器によれば、第1のリアクタンス回路、第2のリアクタンス回路及びその接続点は、それぞれ上面、下面及び中央の三つの電極で形成されたので、所望の低周波の共振周波数での損失を小さくすることができる。
また、実施の形態2の高周波共振器によれば、第1のリアクタンス回路と前記第2のリアクタンス回路は、それぞれ第1の電圧可変容量素子と第2の電圧可変容量素子であり、第1の電圧可変容量素子と第2の電圧可変容量素子のアノード端子同士またはカソード端子同士を第1のリアクタンス回路と第2のリアクタンス回路との接続点に接続し、抵抗を第1の電圧可変容量素子と第2の電圧可変容量素子のバイアス回路に備えたので、高周波共振器の共振周波数を変化させることができる。
実施の形態3.
図11は、実施の形態3による高周波共振器の伝送線路部を示す構成図である。また、図12は、実施の形態3による高周波共振器の動作説明図である。
これらの図において、実施の形態3の高周波共振器は、第1の伝送線路1、第2の伝送線路2、スルーホール3,4、誘電体6、伝送線路間誘電体7、高周波入出力端子91,92,93,94、キャパシタ101,102、抵抗12とを備える。ここで、高周波入出力端子9がなく、高周波入出力端子93,94が設けられている点以外の構成は、実施の形態2における図7及び図8の構成と同様であるため、対応する部分に同一符号を付してその説明を省略する。
高周波入出力端子93及び高周波入出力端子94は、それぞれ第1の伝送線路1及び第2の伝送線路2に対して、それぞれの短絡端からの距離dLの位置にタップ結合された端子である。これらの高周波入出力端子93及び高周波入出力端子94は、周辺回路からの電波がこれら端子を一対とした差動で入力または出力される端子である。
次に、実施の形態3の高周波共振器の動作について説明する。
基本的な動作は実施の形態2と同様である。ただし、高周波入出力端子93及び高周波入出力端子94はそれぞれ第1の伝送線路1及び第2の伝送線路2の短絡点から同じ電気長の点に接続されているため、高周波共振器で差動動作する低周波の共振周波数(f)が等振幅で出力される。従って、差動回路への適用が容易となる。
なお、実施の形態3においても、実施の形態2と同様に、図9及び図10で示すキャパシタ101,102の変形例を適用しても良い。また、この適用は実施の形態4以降においても同様である。
以上説明したように、実施の形態3の高周波共振器によれば、第1の伝送線路の中点に一端が接続された第1のリアクタンス回路と、第2の伝送線路の中点に一端が接続され、他端が第1のリアクタンス回路の他端と接続された第2のリアクタンス回路と、第1のリアクタンス回路と第2のリアクタンス回路との接続点に一端が接続され、他端が少なくとも高周波的に短絡された抵抗とを備えたので、実施の形態2の効果に加えて、差動回路への適用が容易となる。
また、実施の形態3の高周波共振器によれば、第1のリアクタンス回路と第2のリアクタンス回路は、スタック構造のキャパシタにて形成されたので、所望の低周波の共振周波数での損失を小さくすることができる。
また、実施の形態3の高周波共振器によれば、第1のリアクタンス回路、第2のリアクタンス回路及びその接続点は、それぞれ上面、下面及び中央の三つの電極で形成されたので、所望の低周波の共振周波数での損失を小さくすることができる。
また、実施の形態3の高周波共振器によれば、第1のリアクタンス回路と前記第2のリアクタンス回路は、それぞれ第1の電圧可変容量素子と第2の電圧可変容量素子であり、第1の電圧可変容量素子と第2の電圧可変容量素子のアノード端子同士またはカソード端子同士を第1のリアクタンス回路と第2のリアクタンス回路との接続点に接続し、抵抗を第1の電圧可変容量素子と第2の電圧可変容量素子のバイアス回路に備えたので、高周波共振器の共振周波数を変化させることができる。
実施の形態4.
図13はこの発明の実施の形態4による高周波発振器を示す構成図である。
実施の形態4の高周波発振器は、実施の形態2の高周波共振器と能動回路141で構成されている。高周波共振器については実施の形態2と同様であるため、対応する部分に同一符号を付してその説明を省略する。能動回路141は、低周波の共振周波数fで反射利得を有する回路である。能動回路141の入力端子は高周波入出力端子9に接続され、高周波共振器と能動回路141によって、高周波共振器の反射位相と能動回路141の反射位相の和(ループ位相)が共振周波数fで360°の整数倍(0を含む)となり、高周波共振器の反射利得と能動回路141の反射利得の和(ループ利得)が0dB以上となる発振条件を満足する正帰還を形成するものである。
次に、実施の形態4の高周波発振器の動作について説明する。
共振周波数f近傍の高周波雑音が能動回路141に入力され、その電力が増幅されて高周波共振器の高周波入出力端子9に与えられる。高周波入出力端子9から入力された電力は、高周波共振器の共振周波数fで他の周波数よりも低損失で反射し、再び能動回路141に与えられる。能動回路141と高周波共振器は正帰還となるように構成されているため、元の高周波雑音は益々増幅し、最終的に発振に至る。
実施の形態2で説明したように、高周波共振器は、キャパシタ101の一端が第1の伝送線路1の中点である高周波入出力端子91に接続され、キャパシタ102の一端が第2の伝送線路2の中点である高周波入出力端子92に接続されているため、奇モード及び偶モードに対してそれぞれ対称性を保持しており、偶モードで動作する高域側共振周波数fは抵抗12による損失が生じて抑圧されているために、発振条件のループ利得を満足できず、f近傍の高周波雑音は発振に至らず、不要発振が抑圧される。
従って、実施の形態4では、高周波共振器の高域側の共振を抑圧し、低域側の共振のみにでき、これを用いた発振器において高域側の不要発振を抑圧でき、低域側での発振を得ることができる。また、MIM製造プロセスを用いて伝送線路を形成して強結合を実現できるため、小型化が図れ、かつ高周波共振器のQが高いため低位相雑音化の効果を有する。
以上説明したように、実施の形態4の高周波発振器によれば、実施の形態2の高周波共振器を用い、高周波入出力端子に、設定された周波数で反射利得を有する能動回路の入力端子を接続したので、高域側の不要発振を抑圧でき、低域側での発振を得ることができる。また、高周波発振器として小型化が図れ、かつ、低位相雑音化を図ることができる。
実施の形態5.
図14はこの発明の実施の形態5による高周波発振器を示す構成図である。
実施の形態5の高周波発振器は、実施の形態3の高周波共振器と、能動回路141と、並列共振回路150で構成されている。高周波共振器については実施の形態3と同様であるため、対応する部分に同一符号を付してその説明を省略する。能動回路141は、実施の形態4と同様であり、低周波の共振周波数fで反射利得を有する回路である。能動回路141の入力端子は高周波入出力端子93に接続されている。並列共振回路150は、低周波の共振周波数fで並列共振する共振回路であり、その一端が短絡され、他端が高周波入出力端子94に接続されている。並列共振回路150は、キャパシタ151とインダクタ152から構成されている。これら高周波共振器、能動回路141、並列共振回路150によって、並列共振回路150を含めた高周波共振器の反射位相と能動回路141の反射位相の和(ループ位相)が、共振周波数fで360°の整数倍(0を含む)となり、並列共振回路150を含めた高周波共振器の反射利得と能動回路141の反射利得の和(ループ利得)が0dB以上となる発振条件を満足する正帰還を形成するものである。
次に、実施の形態5の高周波発振器の動作について説明する。
基本的な動作は実施の形態4と同様である。高周波入出力端子94に並列共振回路150が接続されているため、高周波共振器の位相の傾きが大きくなり、Q値が向上する効果がある。このとき、並列共振回路150のインピーダンスは所望周波数であるfでは開放であるため、実施の形態4と同等の対称性を保つことが可能である。
また、キャパシタ151を可変容量として同調回路とすることで、高周波発振器の発振周波数を変化させることが可能となる。
なお、並列共振回路150は、等価的に並列共振回路とみなせる回路であっても良い。
以上説明したように、実施の形態5の高周波発振器によれば、実施の形態3の高周波共振器を用い、第1の伝送線路に接続された高周波入出力端子と第2の伝送線路に接続された高周波入出力端子のうち、いずれか一方の高周波入出力端子に能動回路の入力端子を、他方の高周波入出力端子に、その一端が短絡された並列共振回路の他端を接続したので、実施の形態4の効果に加えて、高周波共振器のQ値を改善し、さらに低位相雑音化を図ることができる。
実施の形態6.
図15はこの発明の実施の形態6による高周波発振器を示す構成図である。
実施の形態6の高周波発振器は、実施の形態3の高周波共振器と、能動回路141,142で構成されている。高周波共振器と能動回路141の構成は実施の形態5の構成と同様であるため、対応する部分に同一符号を付してその説明を省略する。能動回路142は、能動回路141と同様に低周波の共振周波数fで反射利得を有する回路であり、その入力端子が高周波入出力端子94に接続されている。これら高周波共振器と能動回路141,142によって、高周波入出力端子93,94を一対とする差動でみた反射位相と能動回路141,142の入出力端子を一対とする差動の反射位相の和(ループ位相)が共振周波数fで360°の整数倍(0を含む)となり、高周波共振器の反射利得と能動回路141,142の反射利得の和(ループ利得)が0dB以上となる発振条件を満足する正帰還を形成するものである。
次に、実施の形態6の高周波発振器の動作について説明する。
共振周波数f近傍の高周波雑音が能動回路141及び能動回路142に入力され、その電力が増幅されて高周波共振器の高周波入出力端子93及び高周波入出力端子94に与えられる。高周波入出力端子93,94から入力された電力は、高周波共振器の共振周波数fで他の周波数よりも低損失で反射し、再び能動回路141,142に与えられる。ただし、高周波共振器の動作から分かるように低損失なのは差動で動作する成分である。従って、能動回路141,142も差動で動作する。能動回路141,142と高周波共振器は正帰還となるように構成されているため、元の高周波雑音は益々増幅し、最終的に発振に至る。
図15における能動回路141,142は差動で動作することから、図16に示すように二つの能動回路141,142をクロスカップル型能動回路143に置き換えても良い。これにより、高周波発振器のさらなる小型化を図ることができる。
このように、実施の形態6では、高周波共振器の高域側の共振を抑圧し、低域側の共振のみにでき、これを用いた発振器において高域側の不要発振を抑圧でき、低域側での発振を得ることができる。また、MIM製造プロセスを用いて伝送線路を形成して強結合を実現できるため小型化の効果を奏し、かつコモンノイズによる外乱に強い逆相で動作する発振波が得られる。
以上説明したように、実施の形態6の高周波発振器によれば、実施の形態3の高周波共振器を用い、第1の伝送線路に接続された高周波入出力端子と第2の伝送線路に接続された高周波入出力端子の双方にそれぞれ能動回路の入力端子を接続したので、高周波発振器としての不要な発振を抑圧でき、また、小型化が図れ、かつ、コモンノイズによる外乱に強い逆相で動作する発振波を得ることができる。
なお、以上の各実施の形態においては、高周波部に関する構成及び説明を行ったが、能動回路などに印加される直流電圧の分離のためのDCブロック等の挿入については当業者にとって自明である。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
以上のように、この発明に係る高周波共振器及び高周波発振器は、インターデジタル型の高周波共振器と、この高周波共振器を用いた高周波発振器に関するものであり、高周波フィルタや通信装置用局部発振源等に用いるのに適している。
1 第1の伝送線路、2 第2の伝送線路、3,4 スルーホール、5 エアブリッジ、6,8 誘電体、7 伝送線路間誘電体、9,91,92,93,94 高周波入出力端子、12 抵抗、13,101,102,151 キャパシタ、104 スタック構造、105 上面電極、106 下面電極、107 中央電極、111,112 可変容量素子、141,142 能動回路、143 クロスカップル型能動回路、150 並列共振回路、152 インダクタ。
この発明に係る高周波共振器は、誘電体上に設けられた第1の伝送線路と、第1の伝送線路とは異なる層に設けられた第2の伝送線路と、第1の伝送線路と第2の伝送線路との間の層に位置する伝送線路間誘電体とを備え、誘電体と第1の伝送線路と伝送線路間誘電体と第2の伝送線路とは積層構造であり、かつ、伝送線路間誘電体は、誘電体を含む周囲の誘電体の誘電率とは独立した誘電率を有するようにするとともに、薄膜以下の厚さであるようにしたものである。

Claims (17)

  1. 誘電体上に設けられた第1の伝送線路と、
    前記第1の伝送線路とは異なる層に設けられた第2の伝送線路と、
    前記第1の伝送線路と前記第2の伝送線路との間の層に位置する伝送線路間誘電体とを備え、
    前記誘電体と前記第1の伝送線路と前記伝送線路間誘電体と前記第2の伝送線路とは積層構造であり、かつ、前記伝送線路間誘電体は、前記誘電体を含む周囲の誘電体の誘電率とは独立した誘電率を有することを特徴とする高周波共振器。
  2. 前記伝送線路間誘電体は、積層構造の同層に位置する周囲の誘電体の誘電率より大きい誘電率を有することを特徴とする請求項1記載の高周波共振器。
  3. 前記伝送線路間誘電体は、薄膜以下の厚さであることを特徴とする請求項1記載の高周波共振器。
  4. 前記第1の伝送線路の一端を短絡する第1の短絡部と、
    前記第2の伝送線路の、前記第1の短絡部とは逆側の端を短絡する第2の短絡部と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の高周波共振器。
  5. 前記第1の伝送線路及び前記第2の伝送線路のうち、少なくともいずれかの伝送線路の前記短絡部以外の位置に高周波入出力端子を備えたことを特徴とする請求項4記載の高周波共振器。
  6. 前記第1の伝送線路における前記第1の短絡部からの電気長と、前記第2の伝送線路における前記第2の短絡部からの電気長とが同じ位置に、それぞれ高周波入出力端子を備えたことを特徴とする請求項4記載の高周波共振器。
  7. 前記第1の伝送線路の中点に一端が接続された第1のリアクタンス回路と、
    前記第2の伝送線路の中点に一端が接続され、他端が前記第1のリアクタンス回路の他端と接続された第2のリアクタンス回路と、
    前記第1のリアクタンス回路と前記第2のリアクタンス回路との接続点に一端が接続され、他端が少なくとも高周波的に短絡された抵抗とを備えたことを特徴とする請求項5記載の高周波共振器。
  8. 前記第1の伝送線路の中点に一端が接続された第1のリアクタンス回路と、
    前記第2の伝送線路の中点に一端が接続され、他端が前記第1のリアクタンス回路の他端と接続された第2のリアクタンス回路と、
    前記第1のリアクタンス回路と前記第2のリアクタンス回路との接続点に一端が接続され、他端が少なくとも高周波的に短絡された抵抗とを備えたことを特徴とする請求項6記載の高周波共振器。
  9. 前記第1のリアクタンス回路と前記第2のリアクタンス回路は、スタック構造のキャパシタにて形成されたことを特徴とする請求項7記載の高周波共振器。
  10. 前記第1のリアクタンス回路と前記第2のリアクタンス回路は、スタック構造のキャパシタにて形成されたことを特徴とする請求項8記載の高周波共振器。
  11. 前記第1のリアクタンス回路、前記第2のリアクタンス回路及びその接続点は、それぞれ上面、下面及び中央の三つの電極で形成されたことを特徴とする請求項9記載の高周波共振器。
  12. 前記第1のリアクタンス回路、前記第2のリアクタンス回路及びその接続点は、それぞれ上面、下面及び中央の三つの電極で形成されたことを特徴とする請求項10記載の高周波共振器。
  13. 前記第1のリアクタンス回路と前記第2のリアクタンス回路は、それぞれ第1の電圧可変容量素子と第2の電圧可変容量素子であり、
    前記第1の電圧可変容量素子と前記第2の電圧可変容量素子のアノード端子同士またはカソード端子同士を前記第1のリアクタンス回路と前記第2のリアクタンス回路との接続点に接続し、
    前記抵抗を前記第1の電圧可変容量素子と前記第2の電圧可変容量素子のバイアス回路に備えたことを特徴とする請求項7記載の高周波共振器。
  14. 前記第1のリアクタンス回路と前記第2のリアクタンス回路は、それぞれ第1の電圧可変容量素子と第2の電圧可変容量素子であり、
    前記第1の電圧可変容量素子と前記第2の電圧可変容量素子のアノード端子同士またはカソード端子同士を前記第1のリアクタンス回路と前記第2のリアクタンス回路との接続点に接続し、
    前記抵抗を前記第1の電圧可変容量素子と前記第2の電圧可変容量素子のバイアス回路に備えたことを特徴とする請求項8記載の高周波共振器。
  15. 請求項7の高周波共振器を用い、前記高周波入出力端子に、設定された周波数で反射利得を有する能動回路の入力端子を接続したことを特徴とする高周波発振器。
  16. 請求項8の高周波共振器を用い、前記第1の伝送線路に接続された高周波入出力端子と前記第2の伝送線路に接続された高周波入出力端子のうち、いずれか一方の高周波入出力端子に能動回路の入力端子を、他方の高周波入出力端子に、その一端が短絡された並列共振回路の他端を接続したことを特徴とする高周波発振器。
  17. 請求項8の高周波共振器を用い、前記第1の伝送線路に接続された高周波入出力端子と前記第2の伝送線路に接続された高周波入出力端子の双方にそれぞれ能動回路の入力端子を接続したことを特徴とする高周波発振器。
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