JP6409664B2 - 高周波共振器及び高周波発振器 - Google Patents

高周波共振器及び高周波発振器 Download PDF

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Description

本発明は、高周波共振器及び高周波発振器に関するものである。
従来の高周波共振器として、特許文献1に示されるインターディジタル型結合共振器があり、帯域通過フィルタに用いられている。本結合共振器は、非結合時の共振周波数で1/4波長となる2つの伝送線路で構成され、当該伝送線路はそれぞれ一端が短絡、他端が開放である。これらの伝送線路は、短絡点が互い違いとなるように平行に配置される。このような共振器をインターディジタル型共振器という。高周波入力端子は、一方の伝送線路にタップ結合され、高周波出力端子は、他方の伝送線路にタップ結合され、これらのタップ結合点は回転対称軸を有する結合共振器の回転対称軸に対して互いに回転対称となる位置に配置される。
次に、従来の高周波共振器の動作について説明する。
インターディジタル型に配置された伝送線路の間隔(以下、gapと呼ぶ)を狭くすることで伝送線路は結合が強くなり、インターディジタル型結合共振器の共振周波数は2つになる。一方の共振周波数は、非結合時の共振周波数よりも低い共振周波数であり、他方の共振周波数は、非結合時の共振周波数よりも高い共振周波数である。従来の高周波共振器は、結合線路間の容量が共振モードに依存することを利用して、gapを小さくすることで共振モードに対する容量の変化を大きくし、より低い周波数の共振とより高い周波数の共振が得られるようにしていた。以上のように、従来の高周波共振器は、高い周波数の共振を十分に高くして、低い周波数の共振を用いることで、小型の共振器及び帯域通過フィルタを得ていた。
特開2007−60618号公報
従来の高周波共振器においては、伝送線路間の結合はgapに依存し、製造精度の制限から強結合が難しい場合、低域側と高域側の共振周波数を十分に分離できなかった。このため、低域側の共振を用いて回路を動作させようとしても、高域側の不要共振が回路特性に悪影響を及ぼすという問題があった。とりわけ、その共振器を用いた発振器においては、高域側の不要共振による不要発振の問題が生じることがあった。
本発明は、以上のような問題を解消するためになされたものであり、結合の強弱に関わらず高域側の共振を抑圧できる効果を奏する高周波共振器及びこれを用いた高周波発振器を提供することを目的とする。
本発明の高周波共振器は、一端が短絡された第1の伝送線路と、第1の伝送線路に対して平行に配置され、第1の伝送線路と電磁界結合し、第1の伝送線路の短絡端に対して逆側の一端が短絡された第2の伝送線路と、第1の伝送線路の中点に一端が接続された第1のリアクタンス回路と、第2の伝送線路の中点に一端が接続され、他端が第1のリアクタンス回路の他端と接続された第2のリアクタンス回路と、第1のリアクタンス回路と第2のリアクタンス回路との接続点に一端が接続され、他端が接地された抵抗とを備える。
本発明によれば、高周波共振器における伝送線路間の結合の強弱に関わらず、低域側の共振に影響を与えずに、高域側の共振を抑圧できる効果がある。
実施の形態1に係る高周波共振器の一構成例を示す図である。 実施の形態1に係る高周波共振器の共振周波数を示す図である。 実施の形態1に係る高周波共振器における偶モードの回路図である。 伝送線路の偶モードにおける電圧分布を示す図である。 実施の形態1に係る高周波共振器における奇モードの回路図である。 伝送線路の奇モードにおける電圧分布を示す図である。 実施の形態1に係る高周波共振器の他の構成例を示す図である。 図7の共振器における共振周波数の変化を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る高周波共振器の構成例を示すレイアウト図である。 端子が一つである場合の高周波共振器の構成例を示す図である。 実施の形態2に係る高周波共振器の一構成例を示す図である。 実施の形態2に係る高周波共振器の他の構成例を示す図である。 実施の形態3に係る高周波発振器の構成例を示す図である。 実施の形態4に係る高周波発振器の一構成例を示す図である。 実施の形態4に係る高周波発振器の他の構成例を示す図である。 実施の形態5に係る高周波発振器の構成例を示す図である。 実施の形態5に係る高周波発振器の他の構成例である。
実施の形態1
図1は、実施の形態1に係る高周波共振器の一構成例を示す図である。
図1において、高周波共振器1は、伝送線路103(第1の伝送線路の一例)、伝送線路104(第2の伝送線路の一例)と、キャパシタ105(第1のリアクタンス回路の一例)、キャパシタ106(第2のリアクタンス回路の一例)と、抵抗107(抵抗の一例)とを備える。また、高周波共振器1には、端子101(端子の一例)、端子102(端子の一例)が接続されている。図1において、@は、@以下が周波数であることを意味し、例えば、λ/8@fは、周波数fにおいて電気長がλ/8であることを意味する。
端子101は、信号が入力または出力される端子であり、伝送線路103にタップ結合により、伝送線路103の短絡端から電気長αだけ離れた位置に接続される端子である。ここで、タップ結合とは、共振器(ここでは伝送線路)の短絡端以外の部分に、信号が入力または出力される端子を接続することである。
端子102は、信号が入力または出力される端子であり、伝送線路104にタップ結合により、伝送線路104の短絡端から電気長αだけ離れた位置に接続される端子である。
伝送線路103、104は、それぞれ一端開放一端短絡であり、非結合時の共振周波数fで1/4波長の電気長を有し、短絡端が互いに反対方向であって、互いに平行に配置される伝送線路である。伝送線路103、104は、例えば、マイクロストリップ線路、ストリップ線路、スロット線路、コプレナ線路などで構成される。
キャパシタ105は、一端が伝送線路103の中点に接続され、他端がキャパシタ106と抵抗107とに接続されるキャパシタである。ここで、中点とは、伝送線路103の長さ方向の中心であり、伝送線路103の開放端と短絡端との電気長的中心である。
キャパシタ106は、一端が伝送線路104の中点に接続され、他端がキャパシタ105と抵抗107とに接続されるキャパシタである。ここで、中点とは、伝送線路104の長さ方向の中心であり、伝送線路104の開放端と短絡端との電気長的中心である。
抵抗107は、一端がキャパシタ105及びキャパシタ106に接続され、他端が接地された抵抗である。つまり、抵抗107は、キャパシタ105及びキャパシタ106の接続点に接続されている。
次に、実施の形態1に係る高周波共振器の動作について説明する。
平行に配置された伝送線路103と伝送線路104との間隔(gap)が狭くなると、伝送線路103と伝送線路104との結合は強くなり、線路間の容量が共振周波数に影響し始め、fに対して低域側(f)と高域側(f)で共振するようになる。このとき、fは奇モードで動作し、fは偶モードで動作する。
図2は、実施の形態1に係る高周波共振器の共振周波数を示す図である。
図2において、縦軸は、Z(インピーダンス)またはY(アドミッタンス)であり、共振の強弱または有無の指標である。横軸は周波数である。点線は、gapが無限大のとき、つまり非結合の場合の共振周波数fを表す。実線は、伝送線路103と伝送線路104とが結合しているときの共振周波数を表す。gapが小さくなると、伝送線路103と伝送線路104とが電磁界結合し、共振周波数は2つに分離する。fに対して低域側の共振周波数fが奇モードの共振周波数であり、fに対して高域側の共振周波数fが偶モードの共振周波数である。
図3は、実施の形態1に係る高周波共振器における偶モードの回路図である。
図3において、伝送線路103、104内の矢印は、電圧が高くなる方向を示している。図3に示すように、fは偶モードで動作するため、キャパシタ105及びキャパシタ106を介して抵抗107が見えており、抵抗107に高周波電流が流れて損失が生じる。以下、その理由を説明する。
図4は、伝送線路の偶モードにおける電圧分布を示す図である。
図4において、縦軸は、伝送線路103及び104の電圧Vであり、横軸は、短絡端からの電気長Lである。αは、伝送線路103及び104のタップ結合されている位置である。短絡端において電圧は0であり、開放端に向けて電圧は大きくなる。
キャパシタ105、キャパシタ106及び抵抗107からなる回路の偶モードにおける動作を説明する。図3において、キャパシタ105及びキャパシタ106は、伝送線路103または伝送線路104の中点に接続されている。つまり、短絡端からλ/8の位置に、キャパシタ105及びキャパシタ106は接続されている。そのため、キャパシタ105が接続されている点における電圧と、キャパシタ106が接続されている点における電圧とは、同じ値になる。キャパシタ105及びキャパシタ106の接続点は、同電圧となるので、キャパシタ105及びキャパシタ106を介して伝送線路103から伝送線路104に電流は流れず、電流は、一端が接地された抵抗107に流れる。偶モードにおいては、抵抗107に電流が流れるので、本共振器では、fにおいて損失は大きくなる。
図5は、実施の形態1に係る高周波共振器における奇モードの回路図である。
図5において、伝送線路103、104内の矢印は、電圧が高くなる方向を示している。図3に示すように、fは奇モードで動作するため、伝送線路103と104とは逆相動作となり、キャパシタ105とキャパシタ106との接続点で仮想短絡となる。このため、抵抗107が見えておらず、抵抗100に高周波電流が流れずに損失が生じない。以下、その理由を説明する。
図6は、伝送線路の奇モードにおける電圧分布を示す図である。
図6において、縦軸は、伝送線路103及び104の電圧Vであり、横軸は、短絡端からの電気長Lである。αは、伝送線路103及び104のタップ結合されている位置である。伝送線路103の短絡端において電圧は0であり、開放端に向けて電圧は大きくなる。一方で、伝送線路104では、短絡端において電圧は0であるが、開放端に向けて電圧は小さくなる。伝送線路103及び伝送線路104は奇モードで動作するからである。
キャパシタ105、キャパシタ106及び抵抗107からなる回路の奇モードにおける動作を説明する。図5において、キャパシタ105及びキャパシタ106は、伝送線路103または伝送線路104の中点に接続されている。つまり、短絡端からλ/8の位置に、キャパシタ105及びキャパシタ106は接続されている。そのため、キャパシタ105が接続されている点における電圧と、キャパシタ106が接続されている点における電圧とは、絶対値は同じで、正負が逆の値になる。キャパシタ105及びキャパシタ106の接続点は逆電圧となるので、キャパシタ105とキャパシタ106との接続点に仮想短絡が形成される。この場合、キャパシタ105とキャパシタ106との接続点にグラウンドが接続されていることと等価と考えられるので、抵抗107に電流は流れない。したがって、本共振器では、fにおいて損失が生じない。
なお、本高周波共振器では、端子101のタップ結合位置及び端子102のタップ結合位置は、
それぞれ伝送線路103及び104において、短絡端から同じ電気長である。したがって、図4及び図6に示されているように、αにおける電圧振幅は、同じ値となるので、端子101と端子102とは、伝送線路103および104に同じ結合度で接続される。したがって、端子101と端子102とを設けても、本高周波共振器は電気的な対称性が維持され、偶モードまたは奇モード以外の不要なモードの共振を抑圧できるとともに、不要なモードの共振による損失を低減できる。
仮に、端子101の短絡端からの電気長と端子102の短絡端からの電気長とが異なる場合、端子101の結合度と端子102の結合度とが異なる。そのため、高周波共振器は、電気的な対称性が維持できず、例えばf、fにおいて偶モード及び奇モードが混合した混合モードで共振する。その結果、混合モードにおける偶モード成分により抵抗107で損失が生じるので、fにおいて損失が増加する。また、fにおいて、混合モードにおける奇モード成分は、抵抗107により損失が生じないので、fにおける損失が小さくなり、共振の抑圧量が小さくなる。
以上のように、実施の形態1によれば、高周波共振器1は、キャパシタ105の一端が伝送線路103の中点に接続され、キャパシタ106の一端が伝送線路104の中点に接続されていることにより、電磁界結合の強弱に関わらず高域側の共振が抑圧され、低域側の共振を有することができる。
さらに、端子101及び端子102は、本高周波共振器にタップ結合されているので、タップ結合の位置を変更することで、本高周波共振器に対する結合度を容易に変化させることができる。これにより、本高周波共振器を用いて発振器、フィルタ等を実現する場合、タップ位置により特性を変更できるので、設計がしやすいという利点がある。
また、本高周波共振器は、従来の結合線路を用いた高周波共振器に比べて、急峻な周波数特性を得ることができる。これにより、本高周波共振器を発振器に用いた場合、発振器の低位相雑音化を図れる。また、本高周波共振器をフィルタとして用いた場合、不要な周波数の信号に対する減衰量を大きくできる。
以下、本高周波共振器において急峻な周波数特性を得ることができる理由を説明する。一般的に、共振器の無負荷Q(Qu0)は、次式で表わされる。Qu0は、fにおける無負荷Qである。
Figure 0006409664
ここで、G、C、Lは、それぞれ、伝送線路を形成する基板の誘電体および伝送線路の導体による等価コンダクタンス、等価キャパシタンス、等価インダクタンスである。ωは共振角周波数である。本共振器では、この等価キャパシタンスCに、キャパシタ105、106による容量が加わるため、低域側の共振周波数における無負荷Q(QuL)はさらに大きくなる。Q値が高いと周波数特性は急峻であるため、急峻な周波数特性が得られる。
なお、実施の形態1に係る高周波共振器は、以下の構成であっても良い。
図7は、実施の形態1に係る高周波共振器の他の構成例を示す図である。
図7(a)は、キャパシタ105及びキャパシタ106を可変容量としたときの構成図である。
本構成であっても、上記で述べた効果を奏する。さらに、本構成では、キャパシタ105及びキャパシタ106の容量値を変化させられるので、低域側の共振周波数fを変化させることができる。これにより、本高周波共振器を発振器に用いた場合、発振器の発振周波数を変化させることができ、発振周波数の異なる複数の発振器を一つの発振器で実現できる。また、本高周波共振器をフィルタとして用いた場合、通過周波数または遮断周波数を可変にでき、周波数帯域の異なる複数のフィルタを一つのフィルタで実現できる。
図7(b)は、伝送線路の開放端に可変容量を設けたときの構成図である。
図7(b)に示すように、伝送線路103及び伝送線路104の開放端に、一端が接地された可変容量105、106をそれぞれ備えても、各伝送線路の容量成分を変化することができるため、共振周波数を変化させることができる。また、キャパシタ105とキャパシタ106を可変容量として図7(a)と図7(b)とを組み合わせた構成としても良い。これは、他の実施例でも同様である。
図8は、図7の共振器における共振周波数の変化を説明する図である。
図8において、縦軸は、Z(インピーダンス)またはY(アドミッタンス)であり、共振の強弱または有無の指標である。横軸は周波数である。点線は、gapが無限大のとき、つまり非結合の場合の共振周波数fを表す。実線は、伝送線路103と伝送線路104とが結合しているときの共振周波数を表す。キャパシタ105及びキャパシタ106の容量を変化させることで、fを変化させずに、fを変化させることができる。
以下、実施の形態1に係る高周波共振器を誘電体基板上に作成する場合のレイアウト構成について説明する。
図9は、実施の形態1に係る高周波共振器の構成例を示すレイアウト図である。
図9(a)は、同一の誘電体基板に伝送線路103、伝送線路104を配置した場合のレイアウト図である。
図9(b)は、異なる積層誘電体基板にそれぞれ伝送線路103、伝送線路104を配置した場合のレイアウト図である。
図9(c)は、異なる積層誘電体基板にそれぞれ伝送線路103、伝送線路104を配置し、伝送線路103と伝送線路104とをオーバラップさせた構成のレイアウト図である。
図9(d)は、異なる積層誘電体基板にそれぞれ伝送線路103、伝送線路104を配置し、伝送線路103の一部と伝送線路104の一部とをオーバラップさせた構成のレイアウト図である。
図9(a)に示すように、伝送線路103と伝送線路104は誘電体基板の同一レイヤ層に配置されていても良い。また、図9(b)に示すように、異なるレイヤ層に配置されていても良い。図9(b)に示すように、異なるレイヤ層に伝送線路103及び伝送線路104を設けることにより、レイヤ層間の距離によっても、伝送線路103と伝送線路104との電磁界結合の強度を変化させることができるので、本高周波共振器の設計の自由度を大きくできる。
また、図9(c)、(d)に示すように、異なるレイヤ層に配置してオーバラップを生じていても良い。ここで、オーバラップとは、伝送線路の上下対向に対する重なりをいう。図9(c)、(d)に示すような構造の場合、伝送線路103と伝送線路104とのオーバラップを大きくすることにより、伝送線路103と伝送線路104との電磁界結合の強度を変化させることができるので、本高周波共振器の設計の自由度を大きくできる。図9に示した構成例は、他の実施の形態においても適用できる。
なお、ここまで、高周波共振器において端子が2つある場合を説明してきたが、端子は一つであっても良い。
図10は、端子が一つである場合の高周波共振器の構成例を示す図である。
図1と比べて、端子102が削除されている。この構成であっても、伝送線路103と伝送線路104とは、偶モード及び奇モードで電磁界結合するので、上記で説明したように、fの共振周波数に影響を与えずに、fの共振周波数を抑圧することができる。図10の場合、信号は端子101から入力されるが、fにおいて信号は高周波共振器1で反射し、端子101から出力される。fの信号は、抵抗107で吸収される。
実施の形態2.
図11は、実施の形態2に係る高周波共振器の一構成例を示す図である。
なお、図11中、図1と同一符号は同一又は相当部分を示し、説明を省略する。
実施の形態2に係る高周波共振器は、高周波共振器1に並列共振回路2が接続された構成とすることにより、低域側の共振周波f以外の不要共振を抑え、fの共振周波数を利用できるようにするものである。
並列共振回路2は、互いに並列に接続されるインダクタ201とキャパシタ202とを備え、伝送線路104にタップ結合し、低域側の共振周波数fにおいて並列共振する並列共振回路である。並列共振回路2の一端は接地され、他端は端子102に接続される。並列共振回路2は、伝送線路103または伝送線路104の少なくとも一方にタップ結合していれば良い。
次に、実施の形態2に係る高周波共振器の動作について説明する。
高周波共振器1の内部動作は、実施の形態1と同じであるため、説明を省略する。
端子101から信号が高周波共振器1に入力される。fにおいて高周波共振器1は偶モードで動作するため、fの信号は、キャパシタ105及びキャパシタ106を介して抵抗107で吸収される。
一方、fでは、高周波共振器1は奇モードで動作する。そのため、キャパシタ105とキャパシタ106との接続点に仮想短絡が形成されるので、抵抗107に信号は流れず、損失は生じない。したがって、端子101から入力された信号は、奇モードで電磁界結合する伝送線路103と伝送線路104とを介して、端子102から並列共振回路2に出力される。
並列共振回路2は、低域側の共振周波数fで共振するため、そのインピーダンスは開放となる。したがって、端子102から出力された信号は、fにおいて全反射する。並列共振回路2で全反射した信号は、端子102から高周波共振器1に入力される。その反射信号は、入力されたときと同様に、奇モードで電磁界結合する伝送線路103と伝送線路104とを介して、端子101から出力される。つまり、本構成では、端子101から入力された信号は、fにおいて全反射し、端子101から出力される。
低域側の共振周波数f以外の信号に対して、並列共振回路2は、有限のインピーダンスをもつ。そうすると、伝送線路104には有限のインピーダンスが接続されることになり、伝送線路103と、伝送線路104との間の対称性が崩れる。したがって、伝送線路103と伝送線路104とは、奇モードまたは偶モードという単一モードで共振せず、偶モード及び奇モードの混合モードで共振する。そのうち、偶モードは、抵抗107により損失が生じる。よって、f以外の信号に対して、高周波共振器1は損失を与え、信号を減衰させる。減衰した信号は端子101から出力される。
以上のように、実施の形態2によれば、低域側の共振周波f以外の不要共振を抑え、fの共振周波数を利用できる効果を奏する。
ここでは、キャパシタ201とインダクタ202とを並列に接続した並列共振回路を用いた例について説明したが、次のように並列共振回路を構成しても良い。
図12は、実施の形態2に係る高周波共振器の他の構成例を示す図である。
並列共振回路2は、λ/4の伝送線路203と、直列共振回路204とを備える。伝送線路203は、fにおいてλ/4の長さをもつ伝送線路である。直列共振回路204は、fにおいて共振する一端が接地された直列共振回路である。直列共振回路204と伝送線路203とが直列に接続され、伝送線路203が端子102に接続されている。なお、伝送線路203は、例えば、マイクロストリップ線路、ストリップ線路、スロット線路、コプレナ線路などで構成される。
並列共振回路2のインピーダンスについて説明する。直列共振回路204は、fにおいて直列共振し、インピーダンスは短絡となる。λ/4の伝送線路203は、インピーダンスインバータとして動作するので、直列共振回路204のインピーダンスは反転する。よって、端子102から直列共振回路204側を見たインピーダンスは、短絡の反対の開放となる。
以上のように、伝送線路203と、直列共振回路204とを直列接続した構成でも、並列共振回路として動作する。これは、他の実施の形態においても同様である。
実施の形態3.
実施の形態1及び実施の形態2では、高周波共振器について説明したが、以下実施の形態3から5では、その共振器を用いた発振器について説明する。
図13は、実施の形態3に係る高周波発振器の構成例を示す図である。
なお、図13中、図1と同一符号は同一又は相当部分を示し、説明を省略する。
本高周波発振器は、高周波共振器1と、能動回路3とを備える。高周波共振器1は、能動回路3に並列に接続される。
能動回路3は、fにおいて利得を有する能動回路である。能動回路3は、トランジスタ、整合回路を備える。能動回路3と、高周波共振器1とは並列に接続される。能動回路3の通過位相と、高周波共振器1の通過位相との和は、fにおいて360°の整数倍(0を含む)である。また、通過利得の和(ループ利得)が0dB以上である。つまり、能動回路3に対して、高周波共振器1は発振条件を満足する正帰還を形成している。
次に、実施の形態3に係る高周波発振器の動作について説明する。
回路内に存在する共振周波数f近傍の高周波雑音が、能動回路3の端子301に入力される。次に、能動回路3は、その電力を増幅し、高周波共振器1の端子101に出力する。高周波共振器1の端子101に入力された電力は、共振周波数fにおいて、他の周波数よりも低損失で通過する。高周波共振器1を通過した電力は、端子102を介して、再び能動回路3の端子301に入力される。能動回路3と高周波共振器1とは正帰還となるように構成されているため、元の高周波雑音は益々増幅し、最終的に発振に至る。
実施の形態1で説明したように、高周波共振器1は、キャパシタ105の一端が伝送線路103の中点に接続され、キャパシタ106の一端が伝送線路104の中点に接続されているため、奇モード及び偶モードに対してそれぞれ対称性を保持している。偶モードで動作する高域側の共振周波数fは抵抗100による損失が生じて抑圧されているために、発振条件のループ利得を満足できず、f近傍の高周波雑音は発振に至らず、不要発振が抑圧される。
以上のように、実施の形態3によれば、高周波共振器の高域側の共振を抑圧し、低域側の共振を有する高周波共振器1を用いているので、発振器において高域側の不要発振を抑圧でき、低域側での発振を得る効果を奏する。また、非結合時の共振周波数fにおいて1/4波長の電気長をもつ伝送線路103、104を用いて、fにおいて発振させることができるため、小型化の効果を奏する。加えて、高周波共振器1のQ値は高いため、高周波発振器の低位相雑音化を図ることができる。
実施の形態4.
図14は、実施の形態4に係る高周波発振器の一構成例を示す図である。
なお、図14中、図1と同一符号は同一又は相当部分を示し、説明を省略する。
本高周波発振器は、高周波共振器1と、能動回路4と、能動回路5とを備える。
能動回路4、5は、fにおいて反射利得を有する能動回路である。能動回路4と、高周波共振器1と、能動回路5とは、直列に接続されている。能動回路4の反射位相と、能動回路5の反射位相と高周波共振器1の通過位相との和(ループ位相)が共振周波数fで360°の整数倍(0を含む)となり、能動回路4の反射利得と、能動回路5の反射利得と、高周波共振器1の通過損失との和(ループ利得)が0dB以上である。つまり、能動回路4と、能動回路5と高周波共振器1とは、発振条件を満足する正帰還を形成している。
次に、実施の形態4に係る高周波発振器の動作について説明する。
共振周波数f近傍の高周波雑音が、高周波共振器1の端子101が接続された能動回路4の端子401に入力され、その反射電力が増幅されて高周波共振器1の端子101に入力される。その電力は、高周波共振器1を通過して端子102に接続された能動回路5の端子501に入力され、能動回路5で増幅されて反射し、高周波共振器1の端子102に入力されて再び高周波共振器1を通過し、端子101から能動回路4の端子401に入力される。このループにおいて正帰還となるように構成されているため、元の高周波雑音は益々増幅し、最終的に発振に至る。このとき、高周波共振器1は、共振周波数fにおいて、奇モードで動作しているため、能動回路4と能動回路5とは逆相で動作し、能動回路4の端子402と能動回路5の端子502とから、互いに逆相の発振波が得られる。
実施の形態1で説明したように、高周波共振器1は、キャパシタ105の一端が伝送線路103の中点に接続され、キャパシタ106の一端が伝送線路104の中点に接続されているため、奇モード及び偶モードに対してそれぞれ対称性を保持している。偶モードで動作する高域側の共振周波数fは抵抗100による損失が生じて抑圧されているために、発振条件のループ利得を満足できず、f近傍の高周波雑音は発振に至らず、不要発振が抑圧される。
以上のように、実施の形態4によれば、高周波共振器の高域側の共振を抑圧し、低域側の共振を有する高周波共振器1を用いているので、発振器において高域側の不要発振を抑圧でき、低域側での発振を得る効果を奏する。また、非結合時の共振周波数fにおいて1/4波長の電気長をもつ伝送線路103、104を用いて、fにおいて発振させることができるため、小型化の効果を奏する。加えて、高周波共振器1のQ値は高いため、高周波発振器の低位相雑音化を図ることができる。さらに、本構成では、コモンノイズによる外乱に対して耐性が強い逆相信号を得ることができる。
ここでは、能動回路4及び能動回路5から逆相信号を取り出す構成例について説明したが、次のように構成して、信号を取り出しても良い。
図15は、実施の形態4に係る高周波発振器の他の構成例を示す図である。
図15に示すように、能動回路4の端子402と合成回路6の端子601とが接続され、能動回路5の端子502と合成回路6の端子602とが接続され、合成回路6は、能動回路4の発振出力と能動回路5の発振出力とを等電気長で電力合成する。これにより、逆相であるfの信号は相殺されるが、fの偶数次高調波は同相合成となるため、fの偶数次高調波が合成回路6の端子603から出力される。このような発振器をPush−Push発振器という。これにより、fで発振させつつ、偶数次高調波を出力できるので、高い周波数で低位相雑音の発振波を得ることができる。
実施の形態5.
図16は、実施の形態5に係る高周波発振器の構成例を示す図である。
なお、図16中、図1と同一符号は同一又は相当部分を示し、説明を省略する。
図16において、高周波発振器は、共振周波数fにおいて反射利得を有する能動回路4と、高周波共振器1とを備える。能動回路4の反射位相と高周波共振器1の反射位相との和(ループ位相)が共振周波数fにおいて360°の整数倍(0を含む)であり、能動回路4の反射利得と高周波共振器1の反射損失との和(ループ利得)が0dB以上である。つまり、能動回路4と高周波共振器1とは、発振条件を満足する正帰還を形成している。
次に、実施の形態6に係る発振器の動作について説明する。
共振周波数f近傍の高周波雑音が、高周波共振器1の端子101が接続された能動回路4の端子401に入力され、その反射電力が増幅されて高周波共振器1の端子101に入力される。その電力は高周波共振器1で反射されて、再び端子101から能動回路4の端子401に入力される。このループは正帰還となるように構成されているため、元の高周波雑音は益々増幅し、最終的に発振に至る。発振により生じた電力は、能動回路4の端子402から負荷に出力される。
実施の形態1で示されるように高周波共振器1は、キャパシタ105の一端が伝送線路103の中点に接続され、キャパシタ106の一端が伝送線路104の中点に接続されているため、奇モード及び偶モードに対してそれぞれ対称性を保持している。偶モードで動作する高域側の共振周波数fは抵抗100による損失が生じて抑圧されているために、発振条件のループ利得を満足できず、f近傍の高周波雑音は発振に至らず、不要発振が抑圧される。
以上のように、実施の形態5によれば、高周波共振器の高域側の共振を抑圧し、低域側の共振を有する高周波共振器1を用いているので、発振器において高域側の不要発振を抑圧でき、低域側での発振を得る効果を奏する。また、非結合時の共振周波数fにおいて1/4波長の電気長をもつ伝送線路103、104を用いて、fにおいて発振させることができるため、小型化の効果を奏する。加えて、高周波共振器1のQ値は高いため、高周波発振器の低位相雑音化を図ることができる。さらに、実施の形態4のように、能動回路を2つ要しないため、より小型な高周波発振器が得られる。
なお、実施の形態5に係る高周波発振器は以下のように構成しても良い。
図17は、実施の形態5に係る高周波発振器の他の構成例である。
図17(a)は、高周波共振器1に並列共振回路2及び能動回路4が接続された高周波発振器である。
図17(a)に示すように、本構成では、高周波共振器1の端子102に一端を接地した並列共振回路2を備え、端子108のタップ結合位置βに能動回路4の端子401をタップ結合している。ここで、α≠βである。並列共振回路2はfで並列共振しているため、高インピーダンスであり、fにおいて図17(a)と図16とは等価であると見なせるので、本構成では、不要発振を抑えつつ、タップ結合位置を、端子102のタップ結合位置と独立に選択することができる。これにより、本構成では、端子に対する設計の自由度を大きくできる。ここで、並列共振回路2は、図12において説明したように、伝送線路203及び直列共振回路204からなる並列共振回路を用いても良い。
図17(b)は、高周波共振器1に並列共振回路2、7及び能動回路4が接続された高周波発振器である。
図17(b)に示すように、高周波共振器1の端子101、102に一端を接地した並列共振回路2、7をそれぞれ備え、能動回路4を伝送線路103に別途タップ結合した構成としても良い。並列共振回路2は、高周波共振器1の端子102に接続され、並列共振回路7は、高周波共振器1の端子101に接続されている。能動回路4の端子401は、高周波共振器1の端子108に接続されている。このとき、並列共振回路2及び7は、fにおいて並列共振しているため、高インピーダンスである。したがって、fにおいて、図17(b)と図16とは等価である。よって、端子101及び102のタップ結合位置αと、能動回路4の端子401のタップ結合位置βとは独立して設定しても、図16と同様に動作することが分かる。図17(a)のときよりも、並列共振回路2及び7が電気的に対称に配置され、回路の電気的な対称性が維持できるため、共振周波数を変化させるとき、広帯域に変化させることができる。高周波共振器の共振周波数は、並列共振回路2、7のリアクタンスを可変とすることで、変化させることができる。並列共振回路2、7は、図12において説明した、伝送線路203及び直列共振回路204からなる並列共振回路を用いても良い。
1 高周波共振器、2 7 並列共振回路、3 4 5 能動回路、6 合成回路、101 102 端子、103 104 203 伝送線路、105 106 202 702 キャパシタ、107 抵抗、201 701 インダクタ 203 直列共振回路。

Claims (7)

  1. 一端が短絡された第1の伝送線路と、
    前記第1の伝送線路に対して平行に配置され、前記第1の伝送線路と電磁界結合し、前記第1の伝送線路の短絡端に対して逆側の一端が短絡された第2の伝送線路と、
    前記第1の伝送線路の中点に一端が接続された第1のリアクタンス回路と、
    前記第2の伝送線路の中点に一端が接続され、他端が前記第1のリアクタンス回路の他端と接続された第2のリアクタンス回路と、
    前記第1のリアクタンス回路と前記第2のリアクタンス回路との接続点に一端が接続され、他端が接地された抵抗と
    を備えた高周波共振器。
  2. 信号が入力または出力される端子を備え、
    前記第1の伝送線路または前記第2の伝送線路の少なくとも一方に、前記端子がタップ結合した請求項1記載の高周波共振器。
  3. 前記端子を2つ備え、
    前記端子の一方から前記第1の伝送線路の短絡端までの電気長と、前記端子の他方から前記第2の伝送線路の短絡端までの電気長とが同じである請求項2記載の高周波共振器。
  4. 前記第1の伝送線路または前記第2の伝送線路の少なくとも一方にタップ結合した並列共振回路とを備えた請求項1または請求項2に記載の高周波共振器。
  5. 一端が短絡された第1の伝送線路と、
    前記第1の伝送線路に対して平行に配置され、前記第1の伝送線路と電磁界結合し、前記第1の伝送線路の短絡端に対して逆側の一端が短絡された第2の伝送線路と、
    前記第1の伝送線路の中点に一端が接続された第1のリアクタンス回路と、
    前記第2の伝送線路の中点に一端が接続され、他端が前記第1のリアクタンス回路の他端と接続された第2のリアクタンス回路と、
    前記第1のリアクタンス回路と前記第2のリアクタンス回路との接続点に一端が接続され、他端が接地された抵抗と、
    通過利得を有し、前記第1の伝送線路及び前記第2の伝送線路にタップ結合した能動回路と
    を備えた高周波発振器。
  6. 一端が短絡された第1の伝送線路と、
    前記第1の伝送線路に対して平行に配置され、前記第1の伝送線路と電磁界結合し、前記第1の伝送線路の短絡端に対して逆側の一端が短絡された第2の伝送線路と、
    前記第1の伝送線路の中点に一端が接続された第1のリアクタンス回路と、
    前記第2の伝送線路の中点に一端が接続され、他端が前記第1のリアクタンス回路の他端と接続された第2のリアクタンス回路と、
    前記第1のリアクタンス回路と前記第2のリアクタンス回路との接続点に一端が接続され、他端が接地された抵抗と、
    反射利得を有し、前記第1の伝送線路または前記第2の伝送線路の少なくとも一方にタップ結合した能動回路と
    を備えた高周波発振器。
  7. 前記第1の伝送線路または前記第2の伝送線路の少なくとも一方にタップ結合した並列共振回路と
    を備えた請求項5または請求項6に記載の高周波発振器。
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