JPWO2018123053A1 - 事故防止システム、方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】作業負担、費用負担軽減のため、監視装置の数を最小限に抑えつつ、衝突事故を防ぐ事故防止システムを提供する。【解決手段】本発明の事故防止システム1は、撮影装置10と、監視サーバ20と、警報装置60とを備える。監視サーバ20の制御部30は、エリア受付モジュール31を実行し、撮影装置10が撮影した基本画像のうち、乗り物が進入する進入エリアと、乗り物が進入すると危険な危険エリアとの入力を受け付ける。また、制御部30は、時間帯判定モジュール33を実行し、乗り物が進入エリアに入る時間帯であるかどうかを判定する。進入エリアに乗り物が入った場合、制御部30は、第2判定モジュール35を実行し、人物等が進入エリア又は危険エリアに入ったかどうかを判定する。そして、人物等が進入エリア等に入った場合、制御部30は、警報モジュール36を実行し、警報装置60に対し、警報情報の提供を指令する。【選択図】図1

Description

本発明は、事故防止システム、方法及びプログラムに関する。
これまで、乗り物が人や動物に衝突する事故を未然に防ぐ種々のシステムが提案されている。しかしながら、事故を未然に防ぐ為に、乗り物が近くにいないときを含めて、常時、周囲を監視するのは、効率が悪い。
到着通知の受信の有無に基づいて検知手段(センサユニット群)の動作を切り替えるシステムとして、例えば、車両の走行する進路に沿って配置され、前記進路の所定の区間内の障害物を検知する検知手段(センサユニット群)と、前記検知手段の検知結果を取得し、侵入物の有無を出力する検知部と、前記検知手段の起動モードを、第一のモードと、前記第一のモードよりも前記検知手段の消費電力の少ない第二のモードのいずれかを選択的に切替え可能なモード制御部と、前記車両が所定の地点に到着したことを示す到着通知の受信の有無に基づいて前記モード制御部へ切替え指示を出力する沿線制御装置と、を備える侵入物検知システムが提案されている(特許文献1参照)。
このシステムによると、検知手段(センサユニット群)の消費電力を抑えられるので、軌道上のより広い区間を監視しようとするためにセンサの数が多数にのぼっても、侵入物監視センサへ給電するための電源装置が大規模化したり、その設置に広い空間を要したりすることを抑えられる。
特開2016−162383号公報
しかしながら、特許文献1に記載のシステムでは、軌道上に予め定めた監視区間において、車両の走行に支障のある侵入物の有無を監視するセンサユニットを多数配置することを要する。そこで、作業負担、費用負担の両方の観点から、侵入物の有無を監視する装置の数を最小限に抑えつつ、衝突事故を防ぐ効果を最大限発揮できるシステムの提供が求められている。
本発明は、このような要望に鑑みてなされたものであり、作業負担、費用負担の両方の観点から、侵入物の有無を監視する装置の数を最小限に抑えつつ、衝突事故を防ぐ効果を最大限発揮できる事故防止システムを提供することを目的とする。
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
第1の特徴に係る発明は、事故防止システムであって、
撮影された画像のうち、乗り物が進入する領域である進入エリアと、乗り物の進入にあたり危険なエリアである危険エリアと、の入力を受け付けるエリア受付手段と、
前記乗り物のスケジュールを参照して、前記乗り物が前記進入エリアに入る時間帯であるかどうかを判定する時間帯判定手段と、
前記時間帯判定手段が、前記乗り物が前記進入エリアに入る時間帯であると判定した場合に、人物及び/又は動物が前記進入エリア及び/又は前記危険エリアに入ったかどうかを判定する第2判定手段と、
前記第2判定手段が、前記進入エリア及び/又は前記危険エリアに前記人物及び/又は前記動物が入ったと判定した場合に、警報情報を提供する警報手段と、
を備える、事故防止システムを提供する。
第1の特徴に係る発明によれば、まず、エリア受付手段が、乗り物が進入する領域である進入エリアと、乗り物の進入にあたり危険なエリアである危険エリアと、の入力を受け付ける。そして、時間帯判定手段は、乗り物のスケジュールを参照して、乗り物が進入エリアに入る時間帯であるかどうかを判定し、第2判定手段は、乗り物が進入エリアに入る時間帯である場合に、人物等が、入力された進入エリア及び/又は危険エリアに入ったかどうかを判定する。そして、警報手段は、進入エリア及び/又は危険エリアに人物等が入った場合に、警報情報を提供する。
これにより、エリア受付手段での受付によって、撮影された画像における進入エリア及び危険エリアの基準を定めておけば、画像を撮影する場所を1箇所あるいはごく少数の場所に固定できるので、侵入物(人物及び/又は動物)の有無を監視する装置の数を最小限に抑えられる。また、乗り物が進入エリアに入る時間帯である場合、第2判定手段は、人物等が進入エリア及び/又は危険エリアに入ったかどうかを判定し、第2判定手段の判定結果に基づいて、警報手段による警報の提供を行うので、乗り物と侵入物(人物及び/又は動物)とが衝突する事故を防ぐことができる。
したがって、第1の特徴に係る発明によれば、侵入物の有無を監視する装置の数を最小限に抑えつつ、衝突事故を防ぐ効果を最大限発揮でき、結果として、作業負担、費用負担の両方を軽減可能な事故防止システムを提供できる。
第2の特徴に係る発明は、第1の特徴に係る発明であって、
撮影された画像により、前記進入エリアに前記乗り物が入ったかどうかを判定する第1判定手段をさらに備え、
前記第2判定手段は、前記第1判定手段が、前記進入エリアに前記乗り物が入ったと判定した場合に、人物及び/又は動物が前記進入エリア及び/又は前記危険エリアに入ったかどうかを判定する、事故防止システムを提供する。
第2の特徴に係る発明によれば、第2判定手段は、進入エリアに乗り物が実際に入った場合に、人物等が進入エリア及び/又は危険エリアに入ったかどうかを判定する。そのため、ダイヤ乱れ等に起因する第2判定手段の誤作動を防止できる。
第3の特徴に係る発明は、第2の特徴に係る発明であって、
前記進入エリアのうち、前記乗り物が進入する初期の段階のエリアを示す進入直前エリアを決定する決定手段をさらに備え、
前記第1判定手段は、前記進入直前エリアに前記乗り物が入ったか否かにより、前記進入エリアに前記乗り物が入ったと判定する、事故防止システムを提供する。
第3の特徴に係る発明によれば、第1判定手段が判定するタイミングを、乗り物が人物等にとって危険なエリアに進入しそうな初期の段階にすることができ、結果として、第2判定手段が判定するタイミング、警報手段が警報情報を提供するタイミングを早めることができる。具体的に、警報手段が警報情報を提供するタイミングを、乗り物の全体が人物等にとって危険なエリアに進入するタイミングよりも早くすることができる。これにより、第2の特徴に係る発明によれば、侵入物の有無を監視する装置の数が最小限に抑えられていても、衝突事故を防ぐ効果をよりいっそう高めることができる。
第4の特徴に係る発明は、第3の特徴に係る発明であって、
前記決定手段は、前記乗り物が進入する初期の段階での画像から前記進入直前エリアを決定する、事故防止システムを提供する。
第4の特徴に係る発明によれば、進入直前エリアを、乗り物が人物等にとって危険なエリアに進入しそうな初期の段階のエリアに確実に定めることができる。これにより、警報手段が警報情報を提供するタイミングを、乗り物の全体が人物等にとって危険なエリアに進入するタイミングよりも早くすることができる。よって、第4の特徴に係る発明によれば、侵入物の有無を監視する装置の数が最小限に抑えられていても、衝突事故を防ぐ効果をよりいっそう高めることができる。
第5の特徴に係る発明は、第3又は第4の特徴に係る発明であって、
前記決定手段は、前記乗り物が前記進入エリアに進入する速度に応じて、前記進入直前エリアを決定する、事故防止システムである。
第5の特徴に係る発明によれば、乗り物が進入エリアに進入する速度が大きい場合には、進入直前エリアを、より初期の領域に定めることができる。これにより、乗り物が進入エリアに進入する速度が大きかったために、警報手段が警報情報を提供するタイミングが、乗り物の全体が人物等にとって危険なエリアに進入した後であった、という事態を回避できる。
また、乗り物が進入エリアに進入する速度が小さい場合には、進入直前エリアを、より後の領域に定めることができる。これにより、乗り物が進入直前エリアに差し掛かっているが、実際には、乗り物が人物等にとって危険なエリアにあるとはいえず、警報手段によって提供される警報情報が誤報であったという事態を回避できる。
よって、第5の特徴に係る発明によれば、侵入物の有無を監視する装置の数が最小限に抑えられていても、警報手段によって提供される警報情報の精度をよりいっそう高めることができる。
第6の特徴に係る発明は、第1から第5のいずれかの特徴に係る発明であって、
前記乗り物が前記進入エリアに進入する速度に応じて、前記エリア受付手段によって受け付けられた前記危険エリアの範囲を変更する危険エリア変更手段をさらに備える、事故防止システムである。
第6の特徴に係る発明によれば、これまで進入エリアに進入した乗り物の速度よりも大きい速度を有する乗り物が、次に進入エリアに進入する場合、危険エリア変更手段が、エリア受付手段によって受け付けられた危険エリアの範囲を、一時的に大きく変更することができる。これにより、乗り物が進入エリアに進入する速度が大きかったために、警報手段が警報情報を提供するタイミングが、乗り物の全体が人物等にとって危険なエリアに進入した後であった、という事態を回避できる。
また、これまで進入エリアに進入した乗り物の速度よりも小さい速度を有する乗り物が、次に進入エリアに進入する場合、危険エリア変更手段が、エリア受付手段によって受け付けられた危険エリアの範囲を、一時的に小さく変更することができる。これにより、乗り物が危険エリアの周りに近づいているが、実際には、乗り物が人物等にとって危険なエリアにあるとはいえず、警報手段によって提供される警報情報が誤報であったという事態を回避できる。
よって、第6の特徴に係る発明によれば、侵入物の有無を監視する装置の数が最小限に抑えられていても、警報手段によって提供される警報情報の精度をよりいっそう高めることができる。
本発明によれば、侵入物の有無を監視する装置の数を最小限に抑えつつ、衝突事故を防ぐ効果を最大限発揮することで、作業負担、費用負担の両方の軽減に寄与した事故防止システムを提供できる。
図1は、本実施形態における事故防止システム1のハードウェア構成とソフトウェア機能を示すブロック図である。 図2は、本実施形態における事故防止方法を示すフローチャートである。 図3は、撮影装置10が撮影した画像から進入エリア及び危険エリアを規定する手法を説明するための模式図である。 図4は、撮影装置10が撮影した画像から進入直前エリアを規定する手法を説明するための模式図である。 図5は、本実施形態における時刻表テーブル52の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
[事故防止システム1の構成]
図1は、本実施形態における事故防止システム1のハードウェア構成とソフトウェア機能を説明するためのブロック図である。
事故防止システム1は、乗り物の進入の状態や、乗り物が進入するエリア等における人物及び/又は動物の所在の有無等を撮影可能に予め設置されている撮影装置10と、撮影装置10によって撮影された画像から、乗り物の進入の状態や、上記人物等の所在の有無等を監視する監視サーバ20と、監視サーバ20の監視結果に基づいて、必要に応じて警報情報を提供する警報装置60と、監視サーバ20に情報を入力する端末70とを備える。撮影装置10、監視サーバ20、警報装置60及び端末70は、それぞれネットワークを介して接続されている。
本実施形態では、乗り物が鉄道車両であり、鉄道車両が駅のホームに進入する場合における鉄道車両と人物や動物との事故を防止するときについて説明するが、これに限るものではない。
例えば、乗り物が鉄道車両であり、鉄道車両が踏切に進入する場合における鉄道車両と人物や動物との事故を防止するときであってもよい。
また、例えば、乗り物が自動車、オートバイ等であり、自動車等が交差点に進入する場合や、直線道路を走行する場合における自動車等と人物や動物との事故を防止するときであってもよい。
また、例えば、乗り物が飛行機であり、飛行機が滑走路上を走行する場合や、空を飛行している場合における飛行機と鳥類との事故(バードストライク等)を防止するときであってもよい。
また、例えば、乗り物が船舶であり、船舶が洋上を航海する場合における船舶と大型動物(クジラ等)との事故を防止するときであってもよい。
以下、乗り物が鉄道車両であり、鉄道車両が駅のホームに進入する場合における鉄道車両と人物や動物との事故を防止するときについて説明する。
〔撮影装置10〕
撮影装置10は、鉄道車両が駅のホームにさしかかる手前の所定区間の映像を撮影できるように予め設置されている。
撮影装置10によって撮影される画像の解像度は、乗り物の進入の状態や、乗り物が進入するエリア等における人物及び/又は動物の所在の有無等を識別できる程度であれば、特に限定されない。
撮影装置10は、撮影された画像から乗り物の進入速度を計測可能な装置であることが好ましい。撮影された画像から乗り物の進入速度を計測可能であれば、撮影装置10は、1秒間に複数の静止画を撮影する連射機能を備えた静止画撮影装置であってもよいし、動画を撮影する動画撮影装置であってもよい。
また、撮影装置10は、可視光カメラ機能と赤外線カメラ機能との両方を搭載したものであってもよい。そうすることで、日中は、可視光カメラ機能を用いて撮影し、夜間は、赤外線カメラ機能を用いて撮影できるので、乗り物の進入の状態や、乗り物が進入するエリア等における人物及び/又は動物の所在の有無等を識別する精度を高めることができる。
〔監視サーバ20〕
監視サーバ20は、データを制御する制御部30と、他の機器と通信を行う通信部40と、データを記憶する記憶部50とを少なくとも備える。
制御部30は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備える。
通信部40は、他の機器と通信可能にするためのデバイス、例えば、IEEE802.11に準拠したWi−Fi(Wireless Fidelity)対応デバイスを備える。
制御部30は、所定のプログラムを読み込むことで、エリア受付モジュール31と、進入直前エリア決定モジュール32と、時間帯判定モジュール33と、第1判定モジュール34と、第2判定モジュール35と、警報モジュール36と、危険エリア等変更モジュール37とを実現する。
記憶部50は、データやファイルを記憶する装置であって、ハードディスクや半導体メモリ、記録媒体、メモリカード等による、データのストレージ部を備える。記憶部50は、後に説明するエリアテーブル51及び時刻表テーブル52を記憶する。
撮影装置10が撮影した画像は、通信部40を介して監視サーバ20に送られる。そして、撮影装置10から監視サーバ20に送られた画像は、記憶部50において、画像データ53として記憶される。
〔警報装置60〕
監視サーバ20は、ネットワークを介して警報装置60と接続されている。
警報装置60は、乗り物が進入するエリア等に人物及び/又は動物の所在が確認された場合に、その人物及び/又は動物や、駅の係員、駅のホームに立っている鉄道車両待ちの乗客等に対して、警報情報を提供する装置であれば、特に限定されない。
警報装置60の機能として、例えば、サイレンを鳴らす機能、管理者(駅のホーム管理者、本部管理者等)に警報情報を通知する機能、鉄道車両の運転士や車掌に警報情報を通知する機能等が挙げられる。
〔端末70〕
監視サーバ20は、ネットワークを介して端末70と接続されている。
端末70の種類は、監視サーバ20に対して入力情報を送信でき、監視サーバ20から得られる情報を画面に表示できるものであれば、特に限定されない。端末70として、例えば、パソコン、タブレット端末、スマートフォン等のコンピュータ装置が挙げられる。
[事故防止システム1を用いた事故防止方法を示すフローチャート]
図2は、事故防止システム1を用いた事故防止方法を示すフローチャートである。上述した各ハードウェアと、ソフトウェアモジュールが実行する処理について説明する。
〔ステップS10:エリアの受付〕
最初に、監視サーバ20の制御部30は、エリア受付モジュール31を実行し、所定位置に固定された撮影装置10が撮影し、記憶部50に画像データ53として記憶されている基本画像から、乗り物が進入する領域である進入エリアと、乗り物の進入にあたり危険なエリアである危険エリアと、の入力を受け付ける。
図3は、撮影装置10が撮影した画像から進入エリア及び危険エリアを規定する手法を説明するための模式図である。撮影装置10は、駅のホームに設置され、鉄道車両が駅のホームにさしかかる手前から駅のホームに停車するまでの映像を撮影できるように構成される。
鉄道車両は、線路上を走行するため、線路上が進入エリアに相当する。そこで、監視サーバ20の制御部30は、撮影装置10が撮影した基本画像から、線路上を進入エリアとして入力を受け付ける。
駅のホームにおいて、白線や黄色い線の内側(線路に近い側)は、危険であり、白線や黄色い線の内側が危険エリアに相当する。そこで、監視サーバ20の制御部30は、撮影装置10が撮影した基本画像から、白線や黄色い線の内側を危険エリアとして入力を受け付ける。
進入エリア及び危険エリアの入力は、管理者が端末70から手作業によって指定してもよいし、画像解析機能によって制御部30が自動的に指定してもよい。
進入エリア及び危険エリアの領域は、記憶部50にエリアテーブル51として記憶される。領域の指定方法は、特に限定されるものでなく、例えば、画像のピクセル値(X座標、Y座標)で指定することが挙げられる。
〔ステップS11:進入直前エリアの決定〕
続いて、監視サーバ20の制御部30は、進入直前エリア決定モジュール32を実行し、ステップS10で受け付けた進入エリアのうち、乗り物が進入する初期の段階のエリアを示す進入直前エリアを決定する。
事故防止システム1を有効に機能させるには、鉄道車両が駅のホームに入る前に警報装置60を作動させることが好ましい。そのことから、乗り物が人物等にとって危険なエリアに進入しそうな初期の段階から、事故防止システム1による侵入物(人物、動物)の有無の監視を開始することが好ましい。進入直前エリアを決定することは、その点で有効である。
進入直前エリアの決定は、管理者が端末70から手作業によって指定してもよいし、画像解析機能によって制御部30が自動的に指定してもよい。
図4を参照しながら、画像解析機能によって指定する手法について説明する。
乗り物は、撮影装置10が撮影した画像に対し、進入エリアに沿って略直線で進入するため、進入エリアのうち、危険エリアから離れた遠方から危険エリアに近づくにつれ、乗り物の正面画像が徐々に拡大する。
上述したとおり、撮影装置10は、連射機能あるいは動画撮影機能等、撮影された画像から乗り物の進入速度を計測できる機能を有することが好ましい。その機能を用い、乗り物の正面の画像を画像データ53として複数記憶し、この正面の画像が徐々に大きくなる際に、まだ小さい段階での乗り物が位置する領域を進入直前エリアとする。
進入直前エリアは、乗り物が進入エリアに進入する速度に応じて決定することが好ましい。
例えば、鉄道車両が駅のホームに進入する速度が時速40kmである場合、鉄道車両の制動距離(急ブレーキをかけてから停止するまでの鉄道車両の移動距離)は、50m程度である。その場合、余裕をみて、鉄道車両が駅のホームにさしかかる100m程度手前に位置する画像データ53において、鉄道車両が位置する領域を進入直前エリアとして規定することが好ましい。
また、例えば、鉄道車両が駅のホームに進入する速度が時速60kmである場合、鉄道車両の制動距離は、110m程度である。その場合、余裕をみて、鉄道車両が駅のホームにさしかかる200m程度手前に位置する画像データ53において、鉄道車両が位置する領域を進入直前エリアとして規定することが好ましい。
進入直前エリアの領域は、記憶部50にエリアテーブル51として記憶される。領域の指定方法は、進入エリア及び危険エリアの領域指定方法と同じでよい。
また、進入直前エリアの領域の面積も、記憶部50にエリアテーブル51として記憶されることが好ましい。
〔ステップS12:乗り物の位置確認 その1〕
続いて、監視サーバ20の制御部30は、時間帯判定モジュール33を実行し、進入エリアに乗り物が入ったかどうかを判別する。
進入エリアに乗り物が入ったかどうかは、記憶部50に記憶されている時刻表テーブルを参照し、制御部30が、乗り物が前記進入エリアに入る時間帯であるかどうかを判定することによって判別できる。
図5は、時刻表テーブルの一例を示す図である。時刻表テーブルには、駅に進入する鉄道車両の種別(普通、快速、急行、特急、貨物等)、駅への到着時刻、駅の発車時刻、駅のホームへの進入速度、備考(駅に停車せず、通過するか等)の情報が格納されている。
例えば、余裕をみて、駅への到着時刻の1分前から駅の発車時刻の1分後までを、乗り物が前記進入エリアに入る時間帯であると規定することで、進入エリアに乗り物が入ったかどうかを判別できる。
ところで、ダイヤ乱れが生じている場合、駅への到着時刻の1分前から駅の発車時刻の1分後までの時間帯であるにも関わらず、進入エリアに乗り物が入っていないことがあり得る。反対に、駅への到着時刻の1分前から駅の発車時刻の1分後までの時間帯でないにも関わらず、進入エリアに乗り物が入っていることがあり得る。
ダイヤ乱れに起因する事故防止システム1の誤作動を回避するため、監視サーバ20の制御部30は、さらに、第1判定モジュール34を実行し、撮影装置10が連続的に撮影する画像から、進入エリアに乗り物が入ったかどうかを判別することが好ましい。
第1判定モジュール34を実行する場合、進入エリアに乗り物が入ったかどうかは、例えば、以下のようにして判別できる。
上述したとおり、進入エリアのうち、危険エリアから離れた遠方から危険エリアに近づくにつれ、乗り物の正面画像が徐々に拡大する。
そこで、画像解析機能によって鉄道車両の輪郭を抽出し、撮影装置10が撮影する画像のうち、鉄道車両が占める領域の面積を計算する。そして、記憶部50に記憶されたエリアテーブル51を参照し、鉄道車両が占める領域の面積と進入直前エリアの領域の面積とを対比する。鉄道車両が占める領域の面積が進入直前エリアの領域の面積以上であれば、制御部30は、進入エリアに乗り物が入ったと判別する。他方、鉄道車両が占める領域の面積が進入直前エリアの領域の面積未満であれば、制御部30は、進入エリアに乗り物が入っていないと判別する。
ステップS12での判別の結果がYESのとき(進入エリアに乗り物が入っているとき)、制御部30は、処理をステップS13に移す。この判別の結果がNOのとき(進入エリアに乗り物が入っていないとき)、制御部30は、処理をステップS16に移す。
〔ステップS13:進入フラグをオン〕
続いて、監視サーバ20の制御部30は、進入フラグをオンにする。進入フラグは、進入エリアに乗り物が入っているか否かを識別するためのフラグである。
〔ステップS14:人物等の位置確認〕
続いて、監視サーバ20の制御部30は、第2判定モジュール35を実行し、撮影装置10が連続的に撮影する画像から、人物及び/又は動物が進入エリア及び/又は危険エリアに入ったかどうかを判別する。
人物等が進入エリア及び/又は危険エリアに入ったかどうかは、例えば、以下のようにして判別できる。
まず、画像解析機能によって人物等の輪郭を抽出し、撮影装置10が撮影する画像のうち、人物等が占める領域の位置情報をセットする。位置情報のセット方法は、進入エリア及び危険エリアの領域の指定方法と同じである。そして、記憶部50に記憶されたエリアテーブル51を参照し、人物等が占める領域の少なくとも一部が進入エリア及び/又は危険エリアの領域に重複するか否かを判別する。人物等が占める領域の少なくとも一部が進入エリア及び/又は危険エリアの領域に重複していれば、制御部30は、人物等が進入エリア及び/又は危険エリアに入ったと判別する。他方、人物等が占める領域の少なくとも一部が進入エリア及び/又は危険エリアの領域に重複していなければ、制御部30は、人物等が進入エリア及び/又は危険エリアに入っていないと判別する。
ステップS14での判別の結果がYESのとき(人物等が進入エリア及び/又は危険エリアに入っているとき)、制御部30は、処理をステップS15に移す。この判別の結果がNOのとき(人物等が進入エリア及び/又は危険エリアに入っていないとき)、制御部30は、処理をステップS12に移す。
〔ステップS15:警報〕
続いて、監視サーバ20の制御部30は、通信部40を介し、警報装置60に警報情報を出力するよう指令する。ステップS15の処理を終えると、監視サーバ20の制御部30は、処理をステップS12に移す。
〔ステップS16:乗り物の位置確認 その2〕
ステップS16は、ステップS12において、進入エリアに乗り物が入っていないと判別された場合に実行される。進入エリアに乗り物が入っていないと判別される場合、乗り物が未だ危険エリアに近づいていないから、進入エリアに乗り物が入っていないと判別されるときと、乗り物がいったん危険エリアに近づいていたが、危険エリアから離れたために進入エリアに乗り物が入っていないと判別されるときとに分かれる。
前者の場合、進入フラグがオフにセットされている。他方、後者の場合、進入フラグがオンにセットされている。そして、後者の場合、進入フラグがオフにセットするとともに、次の乗り物が進入エリアに進入する速度に応じて危険エリア及び進入直前エリアの範囲を変更することが好ましい。
そこで、ステップS16では、制御部30が、進入フラグがオンであるか否かを判別する。この判別の結果がYESのとき(進入フラグがオンであるとき)、制御部30は、処理をステップS17に移す。この判別の結果がNOのとき(進入フラグがオフであるとき、制御部30は、処理をステップS12に移す。
〔ステップS18:危険エリア・進入直前エリアの変更〕
上述したとおり、次の乗り物が進入エリアに進入する速度に応じて危険エリア及び進入直前エリアの範囲を変更することが好ましい。
例えば、次の鉄道車両が特急列車で、撮影装置10が設置されている駅を通過する場合、鉄道車両が駅のホームに進入する速度をより速く見積もることが好ましい。
例えば、鉄道車両が駅のホームに進入する速度が時速80kmである場合、鉄道車両の制動距離は、200m程度である。その場合、危険エリアをより広くとるとともに、余裕をみて、鉄道車両が駅のホームにさしかかる300m程度手前に位置する画像データ53において、鉄道車両が位置する領域を進入直前エリアとして規定することが好ましい。
また、例えば、鉄道車両が駅のホームに進入する速度が時速100kmである場合、鉄道車両の制動距離は、300m程度である。その場合、危険エリアをより広くとるとともに、余裕をみて、鉄道車両が駅のホームにさしかかる500m程度手前に位置する画像データ53において、鉄道車両が位置する領域を進入直前エリアとして規定することが好ましい。
そこで、ステップS18では、制御部30が、監視サーバ20の制御部30は、危険エリア等変更モジュール37を実行し、乗り物が進入エリアに進入する速度に応じて、危険エリアの範囲や進入直前エリアの範囲を変更する。乗り物が進入エリアに進入する速度は、記憶部50に記憶されている時刻表テーブル52を参照することで把握できる。変更の手法は、〔ステップS10:エリアの受付〕及び〔ステップS11:進入直前エリアの決定〕に記載の手法と同じである。
ステップS18の処理を終えると、監視サーバ20の制御部30は、処理をステップS12に移す。
[発明の作用・効果]
本実施形態に記載の発明によると、エリア受付モジュール31の動作によって、乗り物が進入する領域である進入エリアと、乗り物の進入にあたり危険なエリアである危険エリアと、の入力を受け付ける。そして、時間帯判定モジュール33の動作によって、乗り物のスケジュールを参照して、乗り物が進入エリアに入る時間帯であるかどうかを判定し、第2判定モジュール35の動作によって、進入エリアに乗り物が入った場合に、人物等が、入力された進入エリア及び/又は危険エリアに入ったかどうかを判定する。そして、警報モジュール36の動作によって、進入エリア及び/又は危険エリアに人物等が入った場合に、警報情報を提供する。
これにより、エリア受付モジュール31での受付によって、撮影装置10が撮影した画像における進入エリア及び危険エリアの基準を定めておけば、画像を撮影する場所を1箇所あるいはごく少数の場所に固定できるので、侵入物(人物及び/又は動物)の有無を監視する装置(本実施形態では撮影装置10)の数を最小限に抑えられる。また、進入エリアに乗り物が入った場合、監視サーバ20の制御部30は、第2判定モジュール35を実行して、人物等が進入エリア及び/又は危険エリアに入ったかどうかを判定し、第2判定モジュール35での判定結果に基づいて、警報手段による警報の提供を行うので、乗り物と侵入物(人物及び/又は動物)とが衝突する事故を防ぐことができる。
したがって、本実施形態に記載の発明によれば、侵入物の有無を監視する装置の数を最小限に抑えつつ、衝突事故を防ぐ効果を最大限発揮でき、結果として、作業負担、費用負担の両方を軽減可能な事故防止システム1を提供できる。
また、本実施形態に記載の発明によれば、制御部30は、第1判定モジュール34を実行し、撮影装置60が撮影した画像により、進入エリアに乗り物が入ったかどうかを判定する。そして、進入エリアに乗り物が入ったと判定した場合に、制御部30が第2判定モジュール35を実行する。
そうすることで、制御部30は、進入エリアに乗り物が実際に入った場合に、人物等が進入エリア及び/又は危険エリアに入ったかどうかを判定できる。そのため、ダイヤ乱れ等に起因する制御部30の誤作動を防止できる。
また、本実施形態に記載の発明によれば、制御部30は、進入エリア決定モジュール32を実行し、乗り物が進入する初期の段階での画像から進入直前エリアを決定する。
これにより、進入直前エリアを、乗り物が人物等にとって危険なエリアに進入しそうな初期の段階のエリアに確実に定めることができる。これにより、警報装置60が警報情報を提供するタイミングを、乗り物の全体が人物等にとって危険なエリアに進入するタイミングよりも早くすることができる。よって、本実施形態に記載の発明によれば、侵入物の有無を監視する装置の数が最小限に抑えられていても、衝突事故を防ぐ効果をよりいっそう高めることができる。
また、本実施形態に記載の発明によれば、制御部30は、制御部30は、進入エリア決定モジュール32を実行し、乗り物が前記進入エリアに進入する速度に応じて、前記進入直前エリアを決定する。
これにより、乗り物が進入エリアに進入する速度が大きい場合には、進入直前エリアを、より初期の領域に定めることができる。これにより、乗り物が進入エリアに進入する速度が大きかったために、警報装置60が警報情報を提供するタイミングが、乗り物の全体が人物等にとって危険なエリアに進入した後であった、という事態を回避できる。
また、乗り物が進入エリアに進入する速度が小さい場合には、進入直前エリアを、より後の領域に定めることができる。これにより、乗り物が進入直前エリアに差し掛かっているが、実際には、乗り物が人物等にとって危険なエリアにあるとはいえず、警報装置60によって提供される警報情報が誤報であったという事態を回避できる。
よって、本実施形態に記載の発明によれば、侵入物の有無を監視する装置の数が最小限に抑えられていても、警報装置60によって提供される警報情報の精度をよりいっそう高めることができる。
また、本実施形態に記載の発明によれば、制御部30は、危険エリア等変更モジュール37を実行し、乗り物が進入エリアに進入する速度に応じて、エリア受付モジュール31の実行によって受け付けられた危険エリアの範囲、進入直前エリアの範囲を変更する。
これにより、これまで進入エリアに進入した乗り物の速度よりも大きい速度を有する乗り物が、次に進入エリアに進入する場合、危険エリアの範囲、進入直前エリアの範囲を、一時的に大きく変更することができる。これにより、乗り物が進入エリアに進入する速度が大きかったために、警報手段が警報情報を提供するタイミングが、乗り物の全体が人物等にとって危険なエリアに進入した後であった、という事態を回避できる。
また、これまで進入エリアに進入した乗り物の速度よりも小さい速度を有する乗り物が、次に進入エリアに進入する場合、危険エリアの範囲、進入直前エリアの範囲を、一時的に小さく変更することができる。これにより、乗り物が危険エリアの周りに近づいているが、実際には、乗り物が人物等にとって危険なエリアにあるとはいえず、警報手段によって提供される警報情報が誤報であったという事態を回避できる。
よって、本実施形態に記載の発明によれば、侵入物の有無を監視する装置の数が最小限に抑えられていても、警報装置60によって提供される警報情報の精度をよりいっそう高めることができる。
上述した手段、機能は、コンピュータ(CPU、情報処理装置、各種端末を含む)が、所定のプログラムを読み込んで、実行することによって実現される。プログラムは、例えば、フレキシブルディスク、CD(CD−ROMなど)、DVD(DVD−ROM、DVD−RAMなど)等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。この場合、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記憶装置又は外部記憶装置に転送し記憶して実行する。また、そのプログラムを、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に予め記録しておき、その記憶装置から通信回線を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述したこれらの実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 事故防止システム
10 撮影装置
20 監視サーバ
30 制御部
31 エリア受付モジュール
32 進入直前エリア決定モジュール
33 時間帯判定モジュール
34 第1判定モジュール
35 第2判定モジュール
36 警報モジュール
37 危険エリア変更モジュール
40 通信部
50 記憶部
51 エリアテーブル
52 画像データ
60 警報装置
70 端末

第1の特徴に係る発明は、事故防止システムであって、
撮影された画像のうち、乗り物が進入する領域である進入エリアと、乗り物の進入にあたり危険なエリアである危険エリアと、の入力を受け付けるエリア受付手段と、
前記乗り物のスケジュールを参照して、前記乗り物が前記進入エリアに入る時間帯であるかどうかを判定する時間帯判定手段と、
記乗り物が前記進入エリアに入る時間帯であると判定した場合に、人物及び/又は動物が前記進入エリア及び/又は前記危険エリアに入ったかどうかを判定する第2判定手段と、
記進入エリア及び/又は前記危険エリアに前記人物及び/又は前記動物が入ったと判定した場合に、警報情報を提供する警報手段と、
前記乗り物が前記進入エリアに進入する速度に応じて、前記危険エリアの範囲を変更する危険エリア変更手段と、
を備える、事故防止システムを提供する。
第1の特徴に係る発明によれば、まず、エリア受付手段が、乗り物が進入する領域である進入エリアと、乗り物の進入にあたり危険なエリアである危険エリアと、の入力を受け付ける。そして、時間帯判定手段は、乗り物のスケジュールを参照して、乗り物が進入エリアに入る時間帯であるかどうかを判定し、第2判定手段は、乗り物が進入エリアに入る時間帯である場合に、人物等が、入力された進入エリア及び/又は危険エリアに入ったかどうかを判定する。そして、警報手段は、進入エリア及び/又は危険エリアに人物等が入った場合に、警報情報を提供する。危険エリア変更手段は、前記乗り物が前記進入エリアに進入する速度に応じて、前記危険エリアの範囲を変更する
これにより、エリア受付手段での受付によって、撮影された画像における進入エリア及び危険エリアの基準を定めておけば、画像を撮影する場所を1箇所あるいはごく少数の場所に固定できるので、侵入物(人物及び/又は動物)の有無を監視する装置の数を最小限に抑えられる。また、乗り物が進入エリアに入る時間帯である場合、第2判定手段は、人物等が進入エリア及び/又は危険エリアに入ったかどうかを判定し、第2判定手段の判定結果に基づいて、警報手段による警報の提供を行うので、乗り物と侵入物(人物及び/又は動物)とが衝突する事故を防ぐことができる。
また、これまで進入エリアに進入した乗り物の速度よりも大きい速度を有する乗り物が、次に進入エリアに進入する場合、危険エリア変更手段が、危険エリアの範囲を、一時的に大きく変更することができる。これにより、乗り物が進入エリアに進入する速度が大きかったために、警報手段が警報情報を提供するタイミングが、乗り物の全体が人物等にとって危険なエリアに進入した後であった、という事態を回避できる。
また、これまで進入エリアに進入した乗り物の速度よりも小さい速度を有する乗り物が、次に進入エリアに進入する場合、危険エリア変更手段が、危険エリアの範囲を、一時的に小さく変更することができる。これにより、乗り物が危険エリアの周りに近づいているが、実際には、乗り物が人物等にとって危険なエリアにあるとはいえず、警報手段によって提供される警報情報が誤報であったという事態を回避できる。
よって、侵入物の有無を監視する装置の数が最小限に抑えられていても、警報手段によって提供される警報情報の精度をよりいっそう高めることができる。

Claims (8)

  1. 撮影された画像のうち、乗り物が進入する領域である進入エリアと、乗り物の進入にあたり危険なエリアである危険エリアと、の入力を受け付けるエリア受付手段と、
    前記乗り物のスケジュールを参照して、前記乗り物が前記進入エリアに入る時間帯であるかどうかを判定する時間帯判定手段と、
    前記時間帯判定手段が、前記乗り物が前記進入エリアに入る時間帯であると判定した場合に、人物及び/又は動物が前記進入エリア及び/又は前記危険エリアに入ったかどうかを判定する第2判定手段と、
    前記第2判定手段が、前記進入エリア及び/又は前記危険エリアに前記人物及び/又は前記動物が入ったと判定した場合に、警報情報を提供する警報手段と、
    を備える、事故防止システム。
  2. 撮影された画像により、前記進入エリアに前記乗り物が入ったかどうかを判定する第1判定手段をさらに備え、
    前記第2判定手段は、前記第1判定手段が、前記進入エリアに前記乗り物が入ったと判定した場合に、人物及び/又は動物が前記進入エリア及び/又は前記危険エリアに入ったかどうかを判定する、請求項1に記載の事故防止システム。
  3. 前記進入エリアのうち、前記乗り物が進入する初期の段階のエリアを示す進入直前エリアを決定する決定手段をさらに備え、
    前記第1判定手段は、前記進入直前エリアに前記乗り物が入ったか否かにより、前記進入エリアに前記乗り物が入ったと判定する、請求項2に記載の事故防止システム。
  4. 前記決定手段は、前記乗り物が進入する初期の段階での画像から前記進入直前エリアを決定する、請求項3に記載の事故防止システム。
  5. 前記決定手段は、前記乗り物が前記進入エリアに進入する速度に応じて、前記進入直前エリアを決定する、請求項3又は4に記載の事故防止システム。
  6. 前記乗り物が前記進入エリアに進入する速度に応じて、前記エリア受付手段によって受け付けられた前記危険エリアの範囲を変更する危険エリア変更手段をさらに備える、請求項1から5のいずれかに記載の事故防止システム。
  7. 撮影された画像のうち、乗り物が進入する領域である進入エリアと、乗り物の進入にあたり危険なエリアである危険エリアと、の入力を受け付けるステップと、
    前記乗り物のスケジュールを参照して、前記乗り物が前記進入エリアに入る時間帯であるかどうかを判定するステップと、
    前記乗り物が前記進入エリアに入る時間帯であると判定された場合に、人物及び/又は動物が前記進入エリア及び/又は前記危険エリアに入ったかどうかを判定するステップと、
    前記進入エリア及び/又は前記危険エリアに入ったと前記人物及び/又は前記動物が判定された場合に、警報情報を提供するステップと、
    を備える、事故防止方法。
  8. 動物事故防止システムに、
    撮影された画像のうち、乗り物が進入する領域である進入エリアと、乗り物の進入にあたり危険なエリアである危険エリアと、の入力を受け付けるステップと、
    前記乗り物のスケジュールを参照して、前記乗り物が前記進入エリアに入る時間帯であるかどうかを判定するステップと、
    前記乗り物が前記進入エリアに入る時間帯であると判定された場合に、人物及び/又は動物が前記進入エリア及び/又は前記危険エリアに入ったかどうかを判定するステップと、
    前記進入エリア及び/又は前記危険エリアに入ったと前記人物及び/又は前記動物が判定された場合に、警報情報を提供するステップと、
    を実行させるためのプログラム。

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