JPWO2018123005A1 - アウトソール、及び、靴 - Google Patents

アウトソール、及び、靴 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2018123005A1
JPWO2018123005A1 JP2018558600A JP2018558600A JPWO2018123005A1 JP WO2018123005 A1 JPWO2018123005 A1 JP WO2018123005A1 JP 2018558600 A JP2018558600 A JP 2018558600A JP 2018558600 A JP2018558600 A JP 2018558600A JP WO2018123005 A1 JPWO2018123005 A1 JP WO2018123005A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
outsole
base sheet
continuous body
protrusions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018558600A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6496460B2 (ja
Inventor
雄祐 西浦
雄祐 西浦
純一郎 立石
純一郎 立石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asics Corp
Original Assignee
Asics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asics Corp filed Critical Asics Corp
Publication of JPWO2018123005A1 publication Critical patent/JPWO2018123005A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6496460B2 publication Critical patent/JP6496460B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B13/00Soles; Sole-and-heel integral units
    • A43B13/02Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the material
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B13/00Soles; Sole-and-heel integral units
    • A43B13/02Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the material
    • A43B13/04Plastics, rubber or vulcanised fibre
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B13/00Soles; Sole-and-heel integral units
    • A43B13/02Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the material
    • A43B13/12Soles with several layers of different materials
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B13/00Soles; Sole-and-heel integral units
    • A43B13/02Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the material
    • A43B13/12Soles with several layers of different materials
    • A43B13/122Soles with several layers of different materials characterised by the outsole or external layer
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B13/00Soles; Sole-and-heel integral units
    • A43B13/02Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the material
    • A43B13/12Soles with several layers of different materials
    • A43B13/125Soles with several layers of different materials characterised by the midsole or middle layer
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B13/00Soles; Sole-and-heel integral units
    • A43B13/14Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the constructive form
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B13/00Soles; Sole-and-heel integral units
    • A43B13/14Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the constructive form
    • A43B13/18Resilient soles
    • A43B13/181Resiliency achieved by the structure of the sole
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B13/00Soles; Sole-and-heel integral units
    • A43B13/14Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the constructive form
    • A43B13/18Resilient soles
    • A43B13/181Resiliency achieved by the structure of the sole
    • A43B13/184Resiliency achieved by the structure of the sole the structure protruding from the outsole
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B13/00Soles; Sole-and-heel integral units
    • A43B13/14Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the constructive form
    • A43B13/18Resilient soles
    • A43B13/187Resiliency achieved by the features of the material, e.g. foam, non liquid materials
    • A43B13/188Differential cushioning regions
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B13/00Soles; Sole-and-heel integral units
    • A43B13/14Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the constructive form
    • A43B13/22Soles made slip-preventing or wear-resisting, e.g. by impregnation or spreading a wear-resisting layer
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B13/00Soles; Sole-and-heel integral units
    • A43B13/14Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the constructive form
    • A43B13/22Soles made slip-preventing or wear-resisting, e.g. by impregnation or spreading a wear-resisting layer
    • A43B13/223Profiled soles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B13/00Soles; Sole-and-heel integral units
    • A43B13/14Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the constructive form
    • A43B13/22Soles made slip-preventing or wear-resisting, e.g. by impregnation or spreading a wear-resisting layer
    • A43B13/24Soles made slip-preventing or wear-resisting, e.g. by impregnation or spreading a wear-resisting layer by use of insertions
    • A43B13/26Soles made slip-preventing or wear-resisting, e.g. by impregnation or spreading a wear-resisting layer by use of insertions projecting beyond the sole surface

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

本発明では、アウトソールを構成するシート体を、基材シート(41)と、前記基材シート(41)に固定された連設体(421)とを備えたものとし、しかも、前記連設体(421)を特定形状とすることで機能性に優れた靴が提供される。

Description

本発明は、アウトソールと、アウトソールを備えた靴とに関する。
従来、スポーツシューズなどの靴は多くの部材で構成されている。
例えば、靴底は、インナーソール、ソックライナー、ミッドソール、アウトソール等の部材で構成されている。
靴は、良好な履き心地を着用者に感じさせるだけでなく、走る、止まるといった着用者の動きをサポートする機能が求められる。
そのようなことから易変形性やグリップ性などといった面での機能性に優れた靴が従来求められている。
スポーツシューズでは、優れたグリップ性を発揮させるべく、車両用のタイヤなどと同様に複数の突起物で接地面にトレッドが形成されている。
この点に関し、例えば、下記特許文献1では、シート状の基材の一面側に担持させたトレッドエレメントと称される複数の突起物で靴の接地面にトレッドを形成することが記載されている。
WO99/56576
前記のように靴にはグリップ性が求められる。
しかしながら靴のグリップ性は、あらゆる方向において同じように求められるわけではない。
例えば、走行時や脚を左右に広げるような動作においては、靴に対して高いグリップ性が求められる場合が多いものの左右に広げた脚を閉じるような動作においてグリップ性が強く求められることはない。
このように靴のグリップ性は特定の方向において発揮されることが求められている。
また、靴底は、着用者が歩行する際には、通常、指の付け根部分で大きく屈曲する。
そのため、歩行時の快適性といった観点からは、靴底を形成する部材の屈曲性は、足の幅方向よりも長さ方向の方が重要視される。
このようにアウトソールなどの靴底を形成する部材に求められる機械的特性は方向によって大きく異なる。
そして、従来のアウトソールでは、トレッドの形状を足の外側と内側とで異ならせたり、部分的に厚みを薄くするなどしてグリップ性や屈曲性に異方性を発揮させている。
しかしながらこのような手法だけでアウトソールの機械的特性に異方性を発現させるのには限度があるため、従来のアウトソールでは要求される特性を十分に発揮させ難いという問題を有する。
また、従来のアウトソールでは、トレッドを構成する個々の突起物が独立しているためグリップ性などに関する機械的特性を単に向上させても靴底に過度な力が加わるなどした際には突起物が脱落するおそれがある。
そこで、本発明は、機械的特性についての要求に応えることが容易なアウトソールを提供し、ひいては機能性に優れた靴を提供することを課題としている。
上記課題を解決するための本発明は、少なくとも1つのシート体を備えたアウトソールであって、前記シート体は、基材シートと、前記基材シートに固定された連設体と、を有し、該連設体には、前記基材シートの表面から突出した複数の突起部と、該突起部どうしを突出方向基端側で接続する接続部と、が備えられ、前記基材シートには、前記連設体で覆われた被覆部と、前記連設体で覆われずに表面が露出している露出部と、が備えられ、該連設体の少なくとも一部は、前記基材シート上に延在され、前記露出部の少なくとも一部は、前記延在する連設体に沿って延在されているアウトソールを提供する。
また、本発明は、上記課題を解決すべく、上記のようなアウトソールを備えた靴を提供する。
一態様の靴を示した概略側面図。 靴の接地面側からアウトソールを見た様子を示した概略平面図。 図2の破線円Aで囲まれた領域を拡大して示した拡大図。 別の実施態様のアウトソールを接地面側から見た様子を示した概略平面図。 図4の破線円Bで囲まれた領域を拡大して示した拡大図。
本発明について以下にその実施の形態を例示しつつ説明する。
(第1実施形態)
まず、図1、2を参照しつつ第1の実施形態について説明する。
図1に示すように本実施形態の靴1は、アッパー材2、ミッドソール3、及び、アウトソール4を有している。
本実施形態のミッドソール3は、靴1を接地面側から見た場合に、足裏全体を覆い得る大きさとなっている。
一方で、本実施形態のアウトソール4は、靴1を接地面側から見た場合に、このミッドソール3を部分的に覆うものとなっている。
本実施形態のアウトソール4は、接地面1aにトレッドを形成する2つのシート体を備えており、第1シート4aと第2シート4bとの2つのシート体を備えている。
より詳しくは、本実施形態のアウトソール4は、前足部に配された第1シート4aと、後足部に配された第2シート4bとを備えている。
即ち、第1シート4aは、足の爪先から土踏まずにかけての領域を足裏側から覆うような形で配されており、第2シート4bは、足の踵周辺を足裏側から覆うような形で配されている。
なお、以下においては、第1シート4aと第2シート4bとが並ぶ方向(シューセンター軸Cxに沿った方向)を靴や足の長さ方向DLと称し、この長さ方向DLに直交する方向を幅方向DWと称することがある。
前記ミッドソール3は、前足部において接地面側から上向きに凹入した凹入部3aを有している。
この凹入部3aは、靴1の幅方向に長く延びた形状を有し、奥(上方)に向かうほど狭くなっている。
前記ミッドソール3は、凹入する領域がシューセンター軸Cxの付近から靴の外周縁へと達する3つの凹入部3aを備えている。
本実施形態のミッドソール3は、シューセンター軸Cx付近から足外側の縁部に至る2つの凹入部3a,3aと、シューセンター軸Cx付近から足内側の縁部に至る1つの凹入部3aとを有している。
ミッドソール3に設けられたこれらの凹入部3a,3a,3aにより本実施形態の靴1は前足部において優れた屈曲性が発揮される。
前記アウトソール4を構成する2つのシート体の内、前記第1シート4aは、基材シートと、前記基材シートに固定された連設体とを有している。
前記第1シート4aの連設体には、前記基材シートの表面から突出した複数の突起部と、該突起部どうしを突出方向基端側で接続する接続部とが備えられている。
前記基材シートには、前記連設体で覆われた被覆部と、前記連設体で覆われずに表面が露出している露出部と、が備えられている。
前記連設体の少なくとも一部は、前記基材シート上に延在されている。
そして、前記露出部の少なくとも一部は、前記延在する連設体に沿って延在されている。
前記第1シート4aは、前記凹入部3aの開口部以外の領域を覆う形でミッドソール3の下面に接着されている。
該第1シート4aは、直方体形状の突起物(突起部)42を複数有している。
該複数の突起物42は、突出方向先端部でトレッドを構成している。
本実施形態における前記複数の突起物42は、形状が揃っている。
該突起物42は、足の長さ方向DL(以下単に「長さ方向」ともいう)における寸法が足の幅方向DW(以下、単に「幅方向」ともいう)における寸法よりも長い直方体形状を有している。
本実施形態の突起物42は、複数の群に分かれ、各群において隣り合うものどうしが互いに接続されて連設体421を構成している。
即ち、前記突起物42は、複数の連設体421を構成している。
より具体的には、前記連設体421には、前記基材シート41の表面から突出した複数の突起物42と、突起物42どうしを突出方向基端側で接続する突条(接続部)43と、が備えられている。
そして、一群を成す突起物42は、隣り合うものどうしが突出方向基端側で当該突起物よりも高さの低い前記突条43によって接続されて該突条43とともに連設体421を構成している。
本実施形態における前記連設体421は、突条43による接続が一方向に向かって行われることで線状に延びている。
即ち、前記連設体421の少なくとも一部は、前記基材シート上に延在されている。
本実施形態における前記連設体421は、全体が直線状に延びた形状を有している。
前記連設体421は、曲線状や波線状に延びていてもよい。
本実施形態における前記連設体421は、前記突起物42と前記突条43とが同じエラストマー組成物で形成されている。
一方で基材シート41は、突起物42や突条43とは異なる材質のものとなっており本実施形態では繊維材(繊維シート)となっている。
前記連設体421は、前記突起物42の基端側において基材シート41に接着されている。
前記連設体421は、突起物42どうしの接続が長さ方向DLに沿って行われており、長さ方向DLに沿って延在している。
本実施形態のアウトソール4は、互いに並行する複数の前記連設体421を有している。
即ち、第1シート4aには長さ方向DLに延在する複数本の連設体421が備えられており、この複数の連設体421は、幅方向DWに間隔を設けて第1シート4aに配されている。
前記第1シート4aにおいて幅方向DWに隣り合う連設体421の間には前記基材シート41として利用されている繊維シートが露出した状態になっている。
即ち、前記基材シート41には、前記連設体421で覆われた被覆部411と、前記連設体で覆われずに表面が露出している露出部412とが備えられており、被覆部411及び露出部412が、それぞれ線状となって靴の長さ方向DLに沿って延在している。
そして、第1シート4aは、靴の幅方向DWに前記基材シート41の被覆部411と露出部412とが交互に並ぶように構成されている。
即ち、前記露出部412も連設体421と同様に互いに並行する複数の線状となって第1シート4aに設けられている。
線状の前記露出部412は、第1シート4aの周縁部にまで達する形状を有している。
上記のような構造を有する第1シート4aは、長さ方向DLでは突起物42どうしが接続されているものの幅方向DWでは突起物42どうしが接続されていない。
このため第1シート4aは、長さ方向DLの途中で屈曲させた際の曲げ強度や長さ方向DLでの引張強さが連設体421の引張強さや曲げ弾性率に大きく影響される。
また、幅方向DWの途中で屈曲させた際の曲げ強度や幅方向DWでの引張強さは、基材シート41の引張強さや曲げ弾性率に大きく影響される。
即ち、第1シート4aの機械的特性を種々の方向で測定した場合、長さ方向DLにおいては連設体421が測定結果に与える影響が大きく、機械的特性の測定方向を長さ方向DLから幅方向DWに向けて徐々に変化させると基材シート41の影響が徐々に大きくなる。
そのため、本実施形態の第1シート4aは、連設体421の形状や材質の選択、並びに、基材シート41の厚みや材質の選択により長さ方向DLや幅方向DWの機械的特性のみならずこれ等以外の方向における機械的特性を調整し得る。
本実施形態の靴1に、アスファルトコンクリートで舗装された道路の路面に対する優れたグリップ性を発揮させることを考慮すると突起物42の大きさやピッチは所定の範囲内であることが好ましい。
前記突起物42は、突条43の上面からの突出高さHが、0.01mm以上5mm以下であることが好ましい。
前記突起物42の突条43の上面からの突出高さHは、0.5mm以上4mm以下であることがより好ましく、0.6mm以上1.8mm以下であることがさらに好ましい。
前記突起物42の前記基材シート41からの突出高さは、0.02mm以上10mm以下であることが好ましく、1mm以上8mm以下であることがより好ましく、2mm以上7mm以下であることがさらに好ましい。
本実施形態の靴1に屈曲性を発揮させることを考慮すると突条43の大きさやピッチは所定の範囲内であることが好ましい。
前記突条43の前記基材シート41からの突出高さhは、0.01mm以上5mm以下であることが好ましく、0.1mm以上3.0mm以下であることがより好ましく、0.5mm以上2.5mm以下であることがさらに好ましい。
前記突起物42の先端形状(接地面における形状)は、アスファルトコンクリートで舗装された道路の路面に対する優れたグリップ性を考慮すると以下のようになっていることが好ましい。
即ち、連設体421の延在する方向(長さ方向DL)における前記突起物42の長さLは、1mm以上10mm以下であることが好ましく、2mm以上8mm以下であることがより好ましく、3mm以上7mm以下であることがさらに好ましい。
連設体421の延在する方向(長さ方向DL)における前記突起物42のピッチλ(中心間距離)は、2mm以上20mm以下であることが好ましく、3mm以上15mm以下であることがより好ましく、4mm以上10mm以下であることがさらに好ましい。
連設体421の全体に対して前記突起物42が突出している部分の長さの割合(L/λ ×100%)は、40%以上99%以下であることが好ましく、50%以上95%以下であることがより好ましく、60%以上90%以下であることがさらに好ましい。
連設体421の延在する方向に直交する方向(幅方向DW)での前記突起物42の幅Wは、0.5mm以上10mm以下であることが好ましく、1mm以上8mm以下であることがより好ましく、1.5mm以上5mm以下であることがさらに好ましい。
前記突起物42の幅Wに対する長さLの比率(L/W)は、1以上10以下であることが好ましく1.5以上8以下であることがより好ましく2以上5以下であることがさらに好ましい。
連設体421の延在する方向に直交する方向(幅方向DW)での連設体421のピッチλ(中心間距離)は、0.5mm以上10mm以下であることが好ましく、1mm以上8mm以下であることがより好ましく、1.5mm以上5mm以下であることがさらに好ましい。
前記連設体421は、基材シート41から接地面までの空間体積を一定以上の割合で占有していることが好ましい。
第1シート4aにおける基材シート41の面積をS(mm)、基材シート41から接地面までの空間の厚みをT(mm:T=H+h)とした場合、基材シート41から接地面までの空間体積V(mm)は、「S×T」によって求められる。
そこで、第1シート4aに設けられた全ての連設体421の体積を合計した値をV(mm)とすると、当該合計値(V)が前記空間体積(V)に占める割合(V/V×100%)は、30%以上90%以下であることが好ましく、40%以上80%以下であることがより好ましく、50%以上75%以下であることがさらに好ましい。
尚、本実施形態においては、全ての突起物42が同じ直方体形状を有する第1シート4aでアウトソール4を構成する場合を例示しているが、連設体421の突出部を構成する突起物42の大きさは全て共通していなくてもよく、形状も直方体形状でなくてもよい。
例えば、前記突起物は、基材シート41と平行な平面での断面形状が4角形以外の多角形となる多角柱形状や、前記断面形状が真円、楕円、或いは、長円などとなる円柱状であってもよい。
前記突起物の形状は、多角錐や円錐であってもよく、切頭錐体(角錐台、円錐台など)であってもよい。
さらに前記突起物の形状は、半球などの他、不定形であってもよい。
このような場合においても、長さ方向DLにおける突起物のピッチや幅方向DWにおける連設体のピッチなどについての好ましい範囲は、突起物が全て直方体である場合と共通する。
前記突起物は、線状や網目状であってもよい。
網目状の突起物は、その形状が格子状であってもよく、ハニカム状であってもよい。
網目状の突起物(突起部)が格子状(格子構造)やハニカム状(ハニカム構造)の場合、連設体全体が基材シート41を覆っている総面積を100%としたときに、突起物が基材シート41を覆っている部分の面積は、例えば、40%以上99%以下とすることができる。
前記接続部も2つの突起物の間を接続する態様が1本の線状である必要はなく、2本以上の線状であっても網目状であってもよい。
前記接続部の形状は線状である必要はなく、円柱状や多角柱形状であってもよい。
(第2実施形態)
ここで、図3、4を参照しつつアウトソールに係る発明についての第2の実施形態について説明する。
本実施形態に係るアウトソールは、前足部に配された第1シート4aと、後足部に配された第2シート4bとを備えている点において第1実施形態のアウトソールと共通している。
この第2実施形態のアウトソール4は、第1シート4aが第1分割片4a1、第2分割片4a2、第3分割片4a3、及び、第4分割片4a4の4つの分割片で構成されている点において、第1実施形態のアウトソール4と異なっている。
即ち、本実施形態のアウトソール4は、5つのシート体で構成されている点において2つのシート体で構成されている第1実施形態のアウトソール4と相違している。
第1実施形態のアウトソール4では、全ての連設体421が靴の長さ方向DLに沿って延在する線状のものであったが、この第2実施形態のアウトソール4では、連設体421が線状となっているのは外足部だけで内側部では連設体421が網目状となっている。
また、連設体421が線状となっている部位(以下「線状部421a」ともいう)についても、第2実施形態のアウトソール4では、前記線状部421aの延在する方向が長さ方向DLではなく幅方向DWとなっている。
第2実施形態における基材シート41の露出部412は、前記線状部421aでは第1実施形態の場合と同様に連設体421に沿って延在しているが、連設体421が網目状となっている部位(以下「網状部421b」ともいう)では周囲が被覆部411によって包囲されている。
即ち、網状部421bにおける露出部412は、点在した状態となっている。
前記露出部412は、前記線状部421aでは連設体421とともに複数の並行する線状となっている。
即ち、前記露出部412は、線状となっている領域(線状領域)と点状となっている領域(点状部)とを有する。
また、前記線状部421aでは、露出部412の線状領域の少なくとも一端が基材シートの周縁部に到達している。
前記連設体421に沿って延在する前記露出部412の端縁が、基材シート41の周縁部に位置するように配されることで本実施形態のアウトソールは、機械的特性の異方性が顕著になっているとともに柔軟性に優れている。
第2分割片4a2には、第1分割片4a1と同様に線状部421aと網状部421bとが配されているが、第3分割片4a3、及び、第4分割片4a4は、線状部421のみが配された状態となっている。
そして、第3分割片4a3、及び、第4分割片4a4では、互いに並行する複数本の線状となった露出部412の線状領域は、両端が基材シートの周縁部に達している。
即ち、第3分割片4a3、及び、第4分割片4a4は、機械的特性に係る異方性が第1分割片4a1や第2分割片4a2よりも顕著なものになっている。
第1実施形態での突起物42は、連設体421の延在する方向において隣り合う前後2つの突起物42と接続されているだけであったが、第2実施形態での突起物42は、網状部421bにおいて、3以上の突起物42と接続されている。
具体的には、網状部421bでは、1つの突起物42が、周囲に配された4つの別の突起物42と4つの突条43によってそれぞれ接続されている。
また、第1実施形態での突起物42は、直方体形状であったが、第2実施形態での突起物42は、六角柱状である。
本実施形態のアウトソール4では、連設体421に接続部が設けられ、突起物42どうしが接続されていることで当該突起物42が基材シート41から脱落することが抑制される。
しかも、第2実施形態におけるアウトソール4では、網状部421bにおける突起物42が基材シート41からより一層脱落し難くなっている。
本実施形態においては、走行時などにおいて大きな力が加わり易い前足部の内側に連設体421の網状部421bが配されていることで靴1に優れたグリップ性が発揮される。
そして、本実施形態の靴は、連設体で1つの突起物に接続されている別の突起物の数(平均値)が、前足部の外側よりも前足部の内側の方が多いことによって優れたグリップ性を発揮するとともに突起物の脱落を抑制し得る。
また、本実施形態においては、線状部421aが幅方向DWに沿って延在していることで靴1に優れた屈曲性が発揮される。
上記の第1実施形態及び第2実施形態に示したような連設体421を形成するエラストマー組成物の主成分は、一般的なゴムとすることができる。
即ち、エラストマー組成物に含有させるエラストマーとしては、例えば、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブチルゴム(IIR)、クロロプレンゴム(CR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、エチレンプロピレンゴム(EPR)、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)、シリコーンゴム(Q)、ウレタンゴム(U)、フッ素ゴム(FKM)、塩素化ポリエチレン(CM)、及び、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)などからなる群より選ばれる1種又は2種以上を採用することができる。
また、エラストマー組成物に含有させるエラストマーとしては、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)、スチレン系熱可塑性エラストマー(TPS)、アミド系熱可塑性エラストマー(TPA)、ウレタン系熱可塑性エラストマー(TPU)、及び、エステル系熱可塑性エラストマー(TPC)などからなる群より選ばれる1種又は2種以上の熱可塑性エラストマーを採用することができる。
前記エラストマー組成物には、一般的な熱可塑性樹脂を含有させてもよい。
前記熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレン樹脂(PE)、ポリプロピレン樹脂(PP)、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂(EVA)、エチレン−アクリル酸メチル共重合体樹脂(EMA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体樹脂(EEA)、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体樹脂(EMMA)、環状ポリオレフィン樹脂、(COP,COC)、ポリアミド樹脂(PA)、ポリエステル樹脂(PET,PBT,PEN・・・)、ポリスチレン系樹脂(GPPS,HIPS,AS,ABS・・・)、アクリル系樹脂、ポリカーボネート樹脂(PC)、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)、及び、1,2−ブタジエン樹脂(PBD)などからなる群より選ばれる1種又は2種以上を採用することができる。
前記エラストマー組成物には、一般的な熱硬化性樹脂を含有させてもよい。
前記熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン樹脂、メラミン樹脂、及び、不飽和ポリエステル樹脂などからなる群より選ばれる1種又は2種以上を採用することができる。
前記エラストマー組成物には、さらに、架橋剤、スコーチ防止剤、素練促進剤、スリップ剤、離型剤、滑剤、老化防止剤、酸化防止剤、耐侯剤、難燃剤、顔料、帯電防止剤、抗菌剤、消臭剤、無機充填剤、シランカップリング剤、粘着付与剤等の添加剤を含有させうる。
尚、前記エラストマー組成物は、連設体421を形成している状態において熱可塑性を有していることが好ましい。
従って、前記エラストマー組成物は、架橋剤などによって架橋が施される場合でも架橋の程度を部分架橋などと称される程度に留めておくことが好ましい。
該エラストマー組成物とともに第1シート4aを構成する繊維シート(基材シート41)は、編地、織地、及び、不織布とすることができる。
尚、本明細書での不織布との用語は、JIS L0222に規定されているものの他にフェルトを含む意味で用いている。
但し、第1シート4aの形成に用いる基材シート41は、過度な厚みを有していないことが好ましく、一般的なフェルトよりは薄手のものを採用することが好ましい。
基材シート41は、0.1mm以上2mm以下の厚みを有することが好ましい。
基材シート41の厚みは、0.2mm以上1mm以下であることがより好ましい。
基材シートとして繊維シートを採用した場合、クッション性、異方性、伸縮性を制御しやすい。
基材シートとして樹脂フィルムを採用した場合、優れた剛性の発揮と薄肉化との両立が可能で、アウトソールを軽量化することができる。
基材シートとして繊維強化プラスチックシートを採用した場合、優れた剛性の発揮と薄肉化との両立が容易になり、アウトソールのさらなる軽量化が可能となる。
基材シートとして樹脂発泡シートを採用した場合、ミッドソールとして備えられている樹脂の発泡体を基材シートとして兼用することができ、靴の製造工程を簡略化することができる。
その場合には、基材シートは、ミッドソールとして適した厚みにすることができる。
基材シートとして樹脂の非発泡体を採用した場合、剛性を大きくすることができ、アウトソールの変形を制御しやすい。
前記第1シート4aは、連設体421の配置によって機械的な特性に異方性が発揮されるものであるが、前記基材シート41としても機械的な特性に異方性を有する繊維シートを採用することが好ましい。
例えば、前記基材シート41には、ワンウェイストレッチなどと称される伸縮生地を採用することが好ましい。
そして、基材シート41は、伸長力を測定した際に当該伸長力の最も高くなる方向が連設体421の延在方向とある程度揃うように用いられることが好ましい。
より具体的には、第1シート4aは、基材シート41の30%伸長時の伸長力が最も高い方向と、連設体421の延在する方向との間の角度(鋭角)が30度以下であることが好ましい。
前記角度は、20度以下であることがより好ましく、15度以下であることがさらに好ましい。
尚、基材シート41として用いられる繊維シートの30%伸長時の伸長力は、JIS L 1096:2010「織物及び編物の生地試験方法」の「8.16.3 伸長力」の「B法」に基づいて測定することができる。
前記靴1は、長さ方向DLに沿って連設体421が形成されているだけでなく、長さ方向DLにおいて高い伸長力を示す基材シート41が第1シート4aを構成することで、走行時など、脚を前後に動かす動作において優れたグリップ性を発揮する。
また、前記靴1は、第1シート4aが幅方向DWに良好な伸縮性を示すことから良好なる履き心地を有する。
繊維シートは、前記伸長力(30%伸長時)が最も高い方向を第1方向とし、該第1方向に直交する方向を第2方向とした場合、第1方向での伸長力(F1)に対する第2方向での伸長力(F2)の比率(F2/F1)が、0.01以上0.8以下であることが好ましい。
前記比率は、0.6以下であることがより好ましく、0.5以下であることがさらに好ましい。
前記靴1は、基材シート41の伸長力の最も高い方向と、連設体421の延在する方向とが揃えられることで第1シート4aの製造が容易になるという利点も有する。
この点に関して説明すると、第1シート4aは、その製法が簡便になるという点において、連設体421と基材シート41との接着に接着剤を必要としないことが好ましい。
従って、連設体421と基材シート41とは、連設体421を構成するエラストマー組成物を基材シート41を構成する繊維シートに含浸させて接着できるものであることが好ましい。
その場合、連設体421の形状に対応した成形面を有する成形型に繊維シートを収容し、加熱溶融させたエラストマー組成物を該成形型に注型するような方法で第1シート4aを作製することができる。
しかも、第1シート4aは、注型方向を連設体421の一端側から他端側に向けたインジェクション成形によって作製することが好ましい。
前記第1シート4aとは異なり、連設体を形成していない(独立した)複数の突起物をインジェクション成形で形成させることを考えた場合、通常、エラストマー組成物を繊維シートに対して垂直となる方向から注型することになる。
その場合、成形型は、通常、突起物の数と同じ数のゲートが必要になり、ランナーも複雑な形状となる。
一方で、前記第1シート4aでは、接続方向を共通させた複数の連設体421を構成した状態で突起物が備えられているため、インジェクション成形では繊維シートの表面に平行となる方向にエラストマー組成物を注型して作製することができる。
そして、第1シート4aを作製するための成形型のゲート数は、突起物の数に比べて少なくすることができ、例えば、連設体421と同数とすることができる。
さらに、インジェクション成形で第1シート4aを作製する場合、繊維シートの伸長力が高い方向を連設体421が延在する方向に揃えることでエラストマー組成物の注型に際して繊維シートに変形が生じることを抑制できる。
従って、前記第1シート4aは、インジェクション成形での成形条件に制約が加わることを抑制しつつ作製することができる。
即ち、第1シート4aは、簡便な方法で作製できるという利点も有する。
インジェクション成形で第1シート4aを作製する際には、エラストマー組成物に分子配向を生じさせて連設体421を長さ方向と幅方向とで機械的特性を異ならせたものにすることができる。
なお、連設体421が分子配向しているか否か、並びに、分子配向の程度については、連設体421から切り出した試料を使って偏向ラマンスペクトル分析を行うことで確かめることができる。
インジェクション成形では、成形型に注型される溶融状態のエラストマー組成物の粘度が低い方が成形型の隅々にまで当該エラストマー組成物が行き渡り易い。
また、エラストマー組成物は、繊維シートへの含浸性(繊維シートとの接着性)の観点からも溶融粘度が低いことが好ましい。
エラストマー組成物は、せん断速度100s−1において、600Pa・s未満の溶融粘度となる温度条件で注型に用いられることが好ましく、400Pa・s未満となる条件で用いられることが好ましい。
エラストマー組成物は、240℃において上記のような溶融粘度(η<600Pa・s)を示すことが好ましく、220℃において上記のような溶融粘度を示すことがより好ましく、180℃において上記のような溶融粘度を示すことが特に好ましい。
なお、溶融粘度については、JIS K 7199に規定の方法で測定することが可能である。
前記連設体421は、当該連設体421を構成するエラストマー組成物の一部を基材シート41に含浸させることで基材シート41に対して強固に固定させることができる。
従って、連設体421を構成するエラストマー組成物は、基材シート41の反対面に突出するように基材シート41に含浸されていることが好ましい。
基材シート41として繊維シートを採用することで、上記のように連設体421の固定を強固なものとすることができるが、前記基材シートは繊維シート以外であってもよい。
前記基材シート41は、例えば、樹脂フィルム、繊維強化プラスチックシート、樹脂発泡シート、などであってもよい。
樹脂フィルムは、種々の材質のものが種々の厚みで市販されている。
そのため、基材シートを樹脂フィルムとすることで用途に応じたアウトソールを容易に提供できる。
例えば、グリップ性などの観点から連設体421の形成材料を決定し、次いで、この連設体421と良好な接着性を発揮させることができる樹脂フィルムを市販品などから選択することで用途に応じたアウトソールを得ることができる。
また、基材シートを繊維強化プラスチックシート(FRP)とすることで強度に優れたアウトソールを提供できる。
さらに、基材シートを発泡シートとすることで緩衝性と軽量性とに優れたアウトソールを提供できる。
これらのものを基材シートとして採用する場合、被覆部411となる箇所に貫通孔を複数設けておいて、前記のようなインジェクション成形を行えば、連設体421を形成する側とは逆側に連設体421を構成するエラストマー組成物の一部を前記貫通孔を通じて流出させることができる。
この流出したエラストマー組成物は、連設体の形成された面とは逆側に貫通孔よりも平面視における面積が大きな突起物を形成し得る。
連設体421は、基材シートを介して反対側の前記突起物と貫通孔を通じて連通するため基材シートに対して強固に固定されることになる。
第1シート4aは、色の異なる2種類のエラストマー組成物を用意し、途中で注型するエラストマー組成物を切り替えて作製することもできる。
この場合、長さ方向一端側と他端側とで色が異なり中央部にグラデーションが形成された連設体421を有する第1シート4aを作製することができる。
また、第1シート4aは、機械的特性の異なる2種類のエラストマー組成物を用意し、途中で注型するエラストマー組成物を切り替えて作製することもできる。
この場合、長さ方向一端側と他端側とで機械的特性が異なり中央部に中間的な特性を有する連設体421を備えた第1シート4aを作製することができる。
第1シート4aは、3種類以上のエラストマー組成物を用いて作製してもよい。
第1シート4aは、連設体421ごとに用いるエラストマー組成物を変更して作製してもよい。
なお、ここでは連設体421を熱可塑性を有するエラストマー組成物で形成させることを例示しているが、インジェクション成形が可能で第1シート4aの製造が容易になる点では連設体421の形成に用いるエラストマー組成物を2液硬化型のポリウレタン組成物や付加反応型のシリコーンゴム組成物といった反応硬化性のものに変更しても同じである。
また、ここでは第1シート4aを製造容易なものとする上において連設体421構成する突起物42と突条43とを同一素材としているが、要すれば、これらを別素材としてもよい。
このような第1シート4aとともにアウトソール4を構成する前記第2シート4bは、第1シート4aと同じ素材のものであっても異なっていてもよい。
第2シート4bは、第1シート4aと異なる素材とされる場合、表面に凹凸が形成されたエラストマーシートなどとすることができる。
即ち、歩行時などにおいて複雑な動きをする前足部に比べて後足部では靴底に複雑な応力が加わることが無いが、機械的特性に異方性を発揮させるためや突起物の脱落防止を図る目的で第2シート4bに第1シート4aと同様の連設体を設けてもよい。
そのため、第2シート4bは、従来のアウトソールにおいて用いられてきたものと同様のものであってもよい。
アウトソール以外に前記靴1を構成するアッパー材2やミッドソール3については、従来公知のものを用いることができる。
前記靴1は、上記のようなアウトソール4を有することで、要求される機械的特性を満足させ易いものとなっている。
尚、本発明に係るアウトソール及び靴は、上記実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明に係るアウトソールは、上方まで延び、アッパー材の一部を構成していてもよい。
以上のことからも、本発明によれば機能性に優れた靴の形成に有効なアウトソールが提供されることがわかる。
1:靴、2:アッパー材、3:ミッドソール、4:アウトソール、41:基材シート、42:突起物、43:突条、421:連設体

Claims (9)

  1. 少なくとも1つのシート体を備えたアウトソールであって、
    前記シート体は、基材シートと、前記基材シートに固定された連設体と、を有し、
    該連設体には、前記基材シートの表面から突出した複数の突起部と、該突起部どうしを突出方向基端側で接続する接続部と、が備えられ、
    前記基材シートには、前記連設体で覆われた被覆部と、前記連設体で覆われずに表面が露出している露出部と、が備えられ、
    該連設体の少なくとも一部は、前記基材シート上に延在され、
    前記露出部の少なくとも一部は、前記延在する連設体に沿って延在されているアウトソール。
  2. 互いに並行する複数の線状の連設体が備えられている請求項1記載のアウトソール。
  3. 前記連設体に沿って延在する前記露出部の端縁が、基材シートの周縁部に位置する請求項1又は2記載のアウトソール。
  4. 前記連設体は、前記突起部と前記接続部とが同じエラストマー組成物で構成されている請求項1乃至3の何れか1項に記載のアウトソール。
  5. 前記基材シートが、繊維シートである請求項1乃至4の何れか1項に記載のアウトソール。
  6. 前記基材シートが、樹脂フィルムである請求項1乃至4の何れか1項に記載のアウトソール。
  7. 前記基材シートが、繊維強化プラスチックシートである請求項1乃至4の何れか1項に記載のアウトソール。
  8. 前記基材シートが、樹脂発泡シートである請求項1乃至4の何れか1項に記載のアウトソール。
  9. 請求項1乃至8の何れか1項に記載のアウトソールを備えた靴。
JP2018558600A 2016-12-28 2016-12-28 アウトソール、及び、靴 Active JP6496460B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2016/089068 WO2018123005A1 (ja) 2016-12-28 2016-12-28 アウトソール、及び、靴

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018123005A1 true JPWO2018123005A1 (ja) 2019-03-14
JP6496460B2 JP6496460B2 (ja) 2019-04-03

Family

ID=62707147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018558600A Active JP6496460B2 (ja) 2016-12-28 2016-12-28 アウトソール、及び、靴

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11395523B2 (ja)
EP (1) EP3563710A4 (ja)
JP (1) JP6496460B2 (ja)
CN (1) CN110099581B (ja)
WO (1) WO2018123005A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019106837A1 (ja) * 2017-12-01 2019-06-06 株式会社アシックス アウトソール、及び、靴
CN210611192U (zh) * 2019-04-03 2020-05-26 霍尼韦尔国际公司 具有阻力元件的鞋类外底
KR101995049B1 (ko) * 2019-06-10 2019-07-02 유순후 슬리퍼용 어퍼
CN115087375A (zh) * 2019-12-16 2022-09-20 范斯公司 鞋类制品和用于制备鞋类制品的方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4988937U (ja) * 1972-11-24 1974-08-01
JPH04276204A (ja) * 1991-02-28 1992-10-01 Asics Corp 靴底及びその製法
US6857205B1 (en) * 2002-05-09 2005-02-22 Nike, Inc. Article of footwear having a sole structure with a split plate
JP2005262568A (ja) * 2004-03-17 2005-09-29 Geltec Co Ltd レリーフ地模様を付加した凹凸成形シートの製造方法並びにこの方法によって製造された凹凸成形シート並びにこのシートを適用した靴底並びにこの凹凸成形シートを製造する版
JP2013502947A (ja) * 2009-08-28 2013-01-31 ジェオックス エス.ピー.エー. 透湿性・防水性底革用インサート
US20130167402A1 (en) * 2011-12-29 2013-07-04 Reebok International Limited Sole and Article of Footwear Having a Pod Assembly
JP2014090884A (ja) * 2012-11-02 2014-05-19 Kohshin Rubber Co Ltd つまり防止靴底及びこれを用いた作業靴

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3328901A (en) * 1965-07-06 1967-07-04 Robert E Strickland Detachable golf cleat
FR2434587A1 (fr) * 1978-09-04 1980-03-28 Adidas Chaussures Semelle de chaussures destinees aux sports en salle
DE3328545A1 (de) * 1983-08-08 1985-02-28 Puma-Sportschuhfabriken Rudolf Dassler Kg, 8522 Herzogenaurach Schuhpaar fuer den curling-sport
FR2553635B1 (fr) * 1983-10-19 1987-04-17 Technisynthese Sarl Surface support en elastomere avec reseau de sculptures notamment semelle de chaussure dite " marine "
DE3344764A1 (de) * 1983-12-10 1985-06-20 Nitex GmbH, 3002 Wedemark Einlegesohle
US5617653A (en) * 1991-04-15 1997-04-08 Andrew S. Walker Break-away cleat assembly for athletic shoe
JP3401586B2 (ja) * 1995-11-02 2003-04-28 鈴木総業株式会社 凹凸成形シート並びにその製造方法
US6032388A (en) 1998-05-01 2000-03-07 Puma Ag Rudolf Dassler Sport Thin, flexible shoe outsole with injected-through tread elements, a method of producing such an outsole and a shoe provided with such an outsole
DE10037728C1 (de) * 2000-08-02 2002-02-21 Adidas Int Bv Schuh, insbesondere Laufschuh und Verfahren zu seiner Herstellung
US7290357B2 (en) * 2003-10-09 2007-11-06 Nike, Inc. Article of footwear with an articulated sole structure
US7313876B2 (en) 2005-04-12 2008-01-01 Wolverine World Wide, Inc. Footwear outsole and method of manufacture
US7788827B2 (en) * 2007-03-06 2010-09-07 Nike, Inc. Article of footwear with mesh on outsole and insert
DE102007024427B4 (de) 2007-05-25 2012-08-02 Sportsgeist Wahler & Siebrecht Partg Sohlenkonstruktion für einen Schuh
US9144264B2 (en) 2010-09-24 2015-09-29 Reebok International Limited Sole with projections and article of footwear
US8322050B2 (en) 2010-11-05 2012-12-04 Shoes For Crews, Llc Outsole tread pattern
CN201976874U (zh) 2011-04-29 2011-09-21 浙江工贸职业技术学院 防水透气鞋底
CN202907968U (zh) 2012-10-18 2013-05-01 福建石狮市福盛鞋业有限公司 一种螺钉型鞋底
JP5765826B2 (ja) * 2013-01-30 2015-08-19 美津濃株式会社 フットウエア用ソール構造体
US20160174659A1 (en) 2013-09-03 2016-06-23 Shoes For Crews, Llc Tread pattern combination for non-slip shoes
US9491985B2 (en) 2013-11-14 2016-11-15 Shoes For Crews, Llc Outsole tread pattern
WO2015052813A1 (ja) 2013-10-10 2015-04-16 株式会社アシックス 靴底
DE102014219918B4 (de) 2014-10-01 2016-12-29 Adidas Ag Sohle für einen Schuh
JP6125549B2 (ja) * 2015-01-24 2017-05-10 美津濃株式会社 フットウエア用ソール構造体

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4988937U (ja) * 1972-11-24 1974-08-01
JPH04276204A (ja) * 1991-02-28 1992-10-01 Asics Corp 靴底及びその製法
US6857205B1 (en) * 2002-05-09 2005-02-22 Nike, Inc. Article of footwear having a sole structure with a split plate
JP2005262568A (ja) * 2004-03-17 2005-09-29 Geltec Co Ltd レリーフ地模様を付加した凹凸成形シートの製造方法並びにこの方法によって製造された凹凸成形シート並びにこのシートを適用した靴底並びにこの凹凸成形シートを製造する版
JP2013502947A (ja) * 2009-08-28 2013-01-31 ジェオックス エス.ピー.エー. 透湿性・防水性底革用インサート
US20130167402A1 (en) * 2011-12-29 2013-07-04 Reebok International Limited Sole and Article of Footwear Having a Pod Assembly
JP2014090884A (ja) * 2012-11-02 2014-05-19 Kohshin Rubber Co Ltd つまり防止靴底及びこれを用いた作業靴

Also Published As

Publication number Publication date
EP3563710A4 (en) 2020-07-29
JP6496460B2 (ja) 2019-04-03
WO2018123005A1 (ja) 2018-07-05
CN110099581B (zh) 2021-10-15
US11395523B2 (en) 2022-07-26
CN110099581A (zh) 2019-08-06
US20190335850A1 (en) 2019-11-07
EP3563710A1 (en) 2019-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6496460B2 (ja) アウトソール、及び、靴
US10172418B2 (en) Article of footwear with multi-layered support assembly
JP6567111B2 (ja) 履物用の柔軟な靴底(ソール)及びアッパー
EP3056104B1 (en) Shoe sole
US8813392B2 (en) Kinematic shoe sole and shoe having kinematic shoe sole
KR20190003005U (ko) 신발 바닥 구조
US6224443B1 (en) Multilayer swim fin and method
US11596197B2 (en) Outsole and shoe
CN218737488U (zh) 一种具有缓震功能的运动鞋底及运动鞋
JP7052994B2 (ja) 防滑マット
CN210018063U (zh) 一种耐磨复合鞋底
JP3155374U (ja) 靴用中敷き
JP6615581B2 (ja) シューズのソール構造体
WO2015111097A1 (ja) 球技用ボール及び球技用ボールの製造方法
CN102363945A (zh) 钢筋减震复合地板

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181217

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181221

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20181221

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190308

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6496460

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150