JPWO2018074485A1 - ソーダライムガラス板 - Google Patents
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Abstract
Description
[1]
SO3に換算した全硫黄の含有量が、酸化物基準の質量%表示で0.001〜0.2%、
Fe2O3に換算した全鉄の含有量が、酸化物基準の質量%表示で0.15〜0.4%、
SnO2に換算した全スズの含有量が、酸化物基準の質量%表示で0.02〜1%、及び
Fe2O3に換算した全鉄中のFe2O3に換算した2価の鉄の質量割合が45〜70%であり、
JIS R 3106:1998規定の可視光透過率Tv_Aが、ガラス板の3.85mm厚さ換算値で70%以上であり、
ISO−9050:2003規定の日射熱取得率Ttsが、ガラス板の3.85mm厚さ換算値で63.7%以下であり、かつ
JIS Z 8781−4:2013規格のL*a*b*色空間におけるc*が、ガラス板の3.85mm厚さ換算値で4以下である、ソーダライムガラス板。
[2]
Seの含有量が、質量ppm表示で5〜20ppmである、前記[1]に記載のソーダライムガラス板。
[3]
CoOに換算した全コバルトの含有量が、酸化物基準の質量ppm表示で0〜15ppmである、前記[1]または[2]に記載のソーダライムガラス板。
[4]
H={491×[Fe2+]+54.8×[Fe3+]−17.2×[SnO2]−45.2×[CeO2]+130×[SO3]−0.390×[CoO]+0.608×[Se]−3.95}×[厚さ]
(上記式中、[Fe2+]はFe2O3に換算したFe2+の質量%表示での含有量、[Fe3+]はFe2O3に換算したFe3+の質量%表示での含有量、[SnO2]はSnO2に換算した全スズの質量%表示での含有量、[CeO2]はCeO2に換算した全セリウムの質量%表示での含有量、[SO3]はSO3に換算した全硫黄の質量%表示での含有量、[CoO]はCoOに換算した全コバルトの質量ppm表示での含有量、[Se]はセレンの質量ppm表示での含有量、[厚さ]はガラス板のmm表示での厚さを表す。)
と定義されるパラメータHが、
140≦H≦350
の関係を満たす、前記[1]〜[3]のいずれか1に記載のソーダライムガラス板。
[5]
Σ=[CoO]+6.4×[MgO]
(上記式中、[CoO]はCoOに換算した全コバルトの質量ppm表示での含有量、[MgO]はMgOの質量%表示での含有量を表す。)
と定義されるパラメータΣが、
Σ≦25
の関係を満たす、前記[1]〜[4]のいずれか1に記載のソーダライムガラス板。
[6]
ISO−9050:2003規定の紫外線透過率Tuvがガラス板の3.85mm厚さ換算値で35%以下である、前記[1]〜[5]のいずれか1に記載のソーダライムガラス板。
[7]
CeO2に換算した全セリウムの含有量が、酸化物基準の質量%表示で0.1〜2.0%である、前記[1]〜[6]のいずれか1に記載のソーダライムガラス板。
[8]
TiO2に換算した全チタンの含有量が、酸化物基準の質量%表示で0.001〜0.8%である、前記[1]〜[7]のいずれか1に記載のソーダライムガラス板。
[9]
酸化物基準の質量%表示で、
SiO2:65〜78%、
Al2O3:0〜5%、
CaO:5〜12%、
MgO:0〜10%、
Na2O:5〜18%、および
K2O:0〜5%を含む、前記[1]〜[8]のいずれか1に記載のソーダライムガラス板。
[10]
JIS Z 8781−4:2013規格のL*a*b*色空間における座標が、ガラス板の3.85mm厚さ換算値で、−4≦a*≦1、かつ−1≦b*≦4である、前記[1]〜[9]のいずれか1に記載のソーダライムガラス板。
[11]
JIS Z 8701:1999規定の刺激純度Peが、ガラス板の3.85mm厚さ換算値で2.5%以下であり、かつJIS Z 8701:1999規定の透過光の主波長Dwがガラス板の3.85mm厚さ換算値で485〜565nmである、前記[1]〜[10]のいずれか1に記載のソーダライムガラス板。
[12]
ISO−13837A:2008規定の日射透過率Teがガラス板の3.85mm厚さ換算値で66%以下である、前記[1]〜[11]のいずれか1に記載のソーダライムガラス板。
Fe−Redoxは、下記の式により算出される。
Fe−Redox(%)=(0.0486×α1140nm−0.0175)/[Fe2O3]
ここで、α1140nmは波長1140nmにおける吸収係数(単位:cm−1)、[Fe2O3]はFe2O3に換算した全鉄の含有量(単位:質量%)である。
ここで、板厚3.85mmに換算した値とは、透過率を測定したガラス板の屈折率を測定し、セルマイヤーの式を用いて屈折率から算出した当該ガラス板の反射率により、多重反射を考慮して当該ガラス板の値(ここでは可視光透過率Tv_A)を板厚3.85mmの値に換算したものである。
透過光の主波長Dwは、JIS Z 8701:1999に従って算出した透過光の主波長である。本明細書では、板厚3.85mmに換算した値で表す。
本発明の実施形態によるソーダライムガラス板において、Fe2O3に換算した全鉄(以下、単にFe2O3ともいう。)の含有量は、酸化物基準の質量%表示で0.15〜0.4%である。Fe2O3の含有量が0.15%以上であれば、Ttsを十分に抑えることができる。Fe2O3の含有量は0.2%以上が好ましく、0.22%以上がより好ましく、0.24%以上がさらに好ましい。また、Fe2O3の含有量が0.4%以下であれば、Tv_Aを十分に高くできる。Fe2O3の含有量は0.37%以下がより好ましく、0.35%以下がさらに好ましく、0.32%以下がよりさらに好ましく、0.3%以下がことさらに好ましく、0.28%以下が特に好ましく、0.25%以下が最も好ましい。
本発明の実施形態によるソーダライムガラス板におけるFe−Redoxは、45〜70%である。Fe−Redoxを45%以上とすればTtsを十分に抑えることができる。Fe−Redoxは、47%以上が好ましく、49%以上がより好ましく、51%以上がさらに好ましく、53%以上がよりさらに好ましく、55%以上が特に好ましく、57%以上が最も好ましい。一方で、Fe−Redoxが70%以下であれば、ガラスの溶解工程が複雑にならず、硫黄の還元によるアンバー発色が生じにくい。Fe−Redoxは、67%以下が好ましく、64%以下がより好ましく、63%以下がさらに好ましく、61%以下が特に好ましい。Fe−Redoxの調節は還元剤あるいは酸化剤の投入量を調節すること等により達成され得ることが当業者に理解される。
本発明の実施形態によるソーダライムガラス板において、SO3に換算した全硫黄(以下、単にSO3ともいう。)の含有量は、酸化物基準の質量%表示で、0.001%〜0.2%である。SO3の含有量が0.001%以上であれば、ガラス溶融時の清澄効果が良く、泡が少なくなる。SO3の含有量は、0.003%以上が好ましく、0.01%以上がより好ましく、0.02%以上がさらに好ましい。SO3の含有量が0.2%以下であればアンバー発色を十分に抑えられる。SO3の含有量は、0.1%以下が好ましく、0.05%以下がより好ましく、0.03%以下がさらに好ましい。
本発明の実施形態によるソーダライムガラス板において、Seの含有量は、好ましくは、質量ppm表示で5ppm以上(質量%表示で0.0005%以上)、より好ましくは6ppm以上、さらに好ましくは7ppm以上、よりさらに好ましくは8ppm以上、特に好ましくは10ppm以上である。過剰量のSeを加えることは、後述するTv_Aを低下させる可能性があり、またコストの観点からも好ましくない。Seの含有量は20ppm以下が好ましく、17ppm以下がより好ましく、15ppm以下がさらに好ましく、14ppm以下が特に好ましい。
本発明の実施形態によるソーダライムガラス板において、Coを含有する場合、CoOに換算した全コバルトの含有量(以下、単にCoOともいう。)は、好ましくは、酸化物基準の質量ppm表示で、2ppm以上(質量%表示で0.0002%以上)、より好ましくは3ppm以上、さらに好ましくは4ppm以上である。CoOを加えすぎると、Tvが低下する可能性があり、ガラスが青色を帯びるおそれがある。CoOの含有量は15ppm以下が好ましく、10ppm以下がより好ましく、8ppm以下がさらに好ましく、6ppm以下がよりさらに好ましく、5ppm以下が特に好ましい。
本発明の実施形態によるソーダライムガラス板において、CeO2に換算した全セリウムの含有量(以下、単にCeO2ともいう。)は、好ましくは、酸化物基準の質量%表示で0.1%以上であり、より好ましくは0.15%以上であり、さらに好ましくは0.25%以上であり、特に好ましくは0.3%以上である。Ceは高価であり、また多すぎると可視光透過率も減少させてしまうため、CeO2の含有量は2.0%以下が好ましく、より好ましくは1.0%以下、さらに好ましくは0.5%以下であり、特に好ましくは0.4%以下である。
本発明の実施形態によるソーダライムガラス板において、TiO2に換算した全チタンの含有量(以下、単にTiO2ともいう。)は、好ましくは、酸化物基準の質量%表示で0.001%以上であり、より好ましくは0.002%以上であり、さらに好ましくは0.01%以上である。Tiは紫外線だけでなく可視光も吸収してしまうため、その含有量は0.8%以下とすることが好ましく、より好ましくは0.1%以下、さらに好ましくは0.05%以下、特に好ましくは0.02%以下である。
SiO2:65〜78%、
Al2O3:0〜5%、
CaO:5〜12%、
MgO:0〜10%、
Na2O:5〜18%、および
K2O:0〜5%を含むことが好ましい。
SiO2の含有量が65%以上であれば、耐候性が良好となり好ましい。SiO2の含有量は67%以上がより好ましく、68%以上がさらに好ましく、69%以上がよりさらに好ましく、70%以上が特に好ましい。SiO2の含有量が78%以下であれば、失透しにくくなり好ましい。SiO2の含有量は、77%以下がより好ましく、76%以下がさらに好ましく、75%以下がよりさらに好ましく、74.8%以下がことさらに好ましく、74%以下が特に好ましく、72%以下が最も好ましい。
Al2O3の含有量は0%以上である。Al2O3を含有すると耐候性が良好となる。Al2O3の含有量は、0.1%以上が好ましく、0.2%以上がより好ましく、0.3%以上がさらに好ましく、0.4%以上が特に好ましく、0.5%以上が最も好ましい。Al2O3の含有量が5%以下であれば、溶解性が良好となり好ましい。Al2O3の含有量は、4%以下がより好ましく、3.5%以下がさらに好ましく、2%以下がよりさらに好ましく、1.3%以下が特に好ましく、1%以下が最も好ましい。
CaOの含有量が5%以上であれば、溶解性、耐候性が良好となり好ましい。CaOの含有量は、6%以上がより好ましく、7%以上がさらに好ましく、8%以上がよりさらに好ましく、8.5%以上が特に好ましく、9%以上が最も好ましい。CaOの含有量が12%以下であれば、失透しにくくなり好ましい。CaOの含有量は、11.5%以下がより好ましく、11%以下がさらに好ましい。
MgOの含有量は0%以上である。MgOを含有すると溶解性、耐候性が良好となる。MgOの含有量は、0.1%以上が好ましく、0.2%以上がより好ましく、0.3%以上がさらに好ましく、0.5%以上が特に好ましい。MgOの含有量が10%以下であれば、失透しにくくなり好ましい。MgOの含有量は、8%以下がより好ましく、6%以下がさらに好ましく、4%以下がよりさらに好ましく、2%以下が特に好ましく、1%以下が最も好ましい。
Na2Oの含有量が5%以上であれば、溶解性が良好となり好ましい。Na2Oの含有量は、8%以上がより好ましく、11%以上がさらに好ましく、13%以上がよりさらに好ましく、13.5%以上が特に好ましい。Na2Oの含有量が18%以下であれば、耐候性が良好となり好ましい。Na2Oの含有量は、16%以下がより好ましく、15%以下がさらに好ましく、14%以下がよりさらに好ましく、13.8%以下が特に好ましい。
K2Oの含有量は0%以上である。K2Oを含有すると溶解性が良好となる。K2Oの含有量は、0.05%以上が好ましく、0.1%以上がより好ましく、0.15%以上がさらに好ましい。K2Oの含有量が5%以下であれば、耐候性が良好となり好ましい。K2Oの含有量は、3%以下がより好ましく、2%以下がさらに好ましく、1.5%以下がよりさらに好ましく、1%以下が特に好ましく、0.5%以下が特に好ましい。
b*はガラス板の3.85mm厚さ換算値で−1〜4であることが好ましい。b*は−0.5以上であってもよく、0以上であってもよい。また、b*は3以下であってもよく、2.5以下であってもよく、2以下であってもよい。
ガラス板の3.85mm厚さ換算値で、a*が−4〜1であり、かつb*が−1〜4であることが特に好ましい。
Π=Tv_A×c*
と定義されるパラメータΠが350以下であることが好ましい。Tv_Aが小さいほど、c*が大きい場合でもグレーに見えやすい。これは、人間の主観によるものである。Πはより好ましくは330以下、さらに好ましくは310以下、特に好ましくは300以下である。
H={491×[Fe2+]+54.8×[Fe3+]−17.2×[SnO2]−45.2×[CeO2]+130×[SO3]−0.390×[CoO]+0.608×[Se]−3.95}×[厚さ]
と定義されるパラメータHが、
140≦H≦350
という条件を満たすように調整することが好ましい。
上記式中、[Fe2+]はFe2O3に換算したFe2+の質量%表示での含有量、[Fe3+]はFe2O3に換算したFe3+の質量%表示での含有量、[SnO2]はSnO2に換算した全スズの質量%表示での含有量、[CeO2]はCeO2に換算した全セリウムの質量%表示での含有量、[SO3]はSO3に換算した全硫黄の質量%表示での含有量、[CoO]はCoOに換算した全コバルトの質量ppm表示での含有量、[Se]はセレンの質量ppm表示での含有量、[厚さ]はガラス板のmm表示での厚さである。
Σ=[CoO]+6.4×[MgO]
と定義されるパラメータΣが、
Σ≦25
という条件を満たすように調整することが好ましい。
上記式中、[CoO]はCoOに換算した全コバルトの質量ppm表示での含有量、[MgO]はMgOの質量%表示での含有量である。
パラメータΣは、より好ましくは24以下、さらに好ましくは20以下、特に好ましくは18以下、最も好ましくは16以下である。
例1〜30、38〜51は実施例であり、例31〜37、52は比較例である。例31、32、及び33は、特許文献1に記載された例2、4、及び6にそれぞれ相当する。
表中の空欄は実質的に含有しないことを意味する。
それに対し、例31〜37、52のソーダライムガラス板では、断熱性の基準は満たされているものの、いずれもc*値が4を超えており、望ましい無彩色グレーが達成されていない。また、可視光透過性(例34、36、37、52)、紫外線遮断性(例31〜35)や清澄性(例36、37)も不十分であり、自動車等の窓ガラスとして望ましい特性のバランスが得られていない。
Claims (12)
- SO3に換算した全硫黄の含有量が、酸化物基準の質量%表示で0.001〜0.2%、
Fe2O3に換算した全鉄の含有量が、酸化物基準の質量%表示で0.15〜0.4%、
SnO2に換算した全スズの含有量が、酸化物基準の質量%表示で0.02〜1%、及び
Fe2O3に換算した全鉄中のFe2O3に換算した2価の鉄の質量割合が45〜70%であり、
JIS R 3106:1998規定の可視光透過率Tv_Aが、ガラス板の3.85mm厚さ換算値で70%以上であり、
ISO−9050:2003規定の日射熱取得率Ttsが、ガラス板の3.85mm厚さ換算値で63.7%以下であり、かつ
JIS Z 8781−4:2013規格のL*a*b*色空間におけるc*が、ガラス板の3.85mm厚さ換算値で4以下である、ソーダライムガラス板。 - Seの含有量が、質量ppm表示で5〜20ppmである、請求項1に記載のソーダライムガラス板。
- CoOに換算した全コバルトの含有量が、酸化物基準の質量ppm表示で0〜15ppmである、請求項1または2に記載のソーダライムガラス板。
- H={491×[Fe2+]+54.8×[Fe3+]−17.2×[SnO2]−45.2×[CeO2]+130×[SO3]−0.390×[CoO]+0.608×[Se]−3.95}×[厚さ]
(上記式中、[Fe2+]はFe2O3に換算したFe2+の質量%表示での含有量、[Fe3+]はFe2O3に換算したFe3+の質量%表示での含有量、[SnO2]はSnO2に換算した全スズの質量%表示での含有量、[CeO2]はCeO2に換算した全セリウムの質量%表示での含有量、[SO3]はSO3に換算した全硫黄の質量%表示での含有量、[CoO]はCoOに換算した全コバルトの質量ppm表示での含有量、[Se]はセレンの質量ppm表示での含有量、[厚さ]はガラス板のmm表示での厚さを表す。)
と定義されるパラメータHが、
140≦H≦350
の関係を満たす、請求項1〜3のいずれか1項に記載のソーダライムガラス板。 - Σ=[CoO]+6.4×[MgO]
(上記式中、[CoO]はCoOに換算した全コバルトの質量ppm表示での含有量、[MgO]はMgOの質量%表示での含有量を表す。)
と定義されるパラメータΣが、
Σ≦25
の関係を満たす、請求項1〜4のいずれか1項に記載のソーダライムガラス板。 - ISO−9050:2003規定の紫外線透過率Tuvがガラス板の3.85mm厚さ換算値で35%以下である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のソーダライムガラス板。
- CeO2に換算した全セリウムの含有量が、酸化物基準の質量%表示で0.1〜2.0%である、請求項1〜6のいずれか1項に記載のソーダライムガラス板。
- TiO2に換算した全チタンの含有量が、酸化物基準の質量%表示で0.001〜0.8%である、請求項1〜7のいずれか1項に記載のソーダライムガラス板。
- 酸化物基準の質量%表示で、
SiO2:65〜78%、
Al2O3:0〜5%、
CaO:5〜12%、
MgO:0〜10%、
Na2O:5〜18%、および
K2O:0〜5%を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載のソーダライムガラス板。 - JIS Z 8781−4:2013規格のL*a*b*色空間における座標が、ガラス板の3.85mm厚さ換算値で、−4≦a*≦1、かつ−1≦b*≦4である、請求項1〜9のいずれか1項に記載のソーダライムガラス板。
- JIS Z 8701:1999規定の刺激純度Peが、ガラス板の3.85mm厚さ換算値で2.5%以下であり、かつJIS Z 8701:1999規定の透過光の主波長Dwがガラス板の3.85mm厚さ換算値で485〜565nmである、請求項1〜10のいずれか1項に記載のソーダライムガラス板。
- ISO−13837A:2008規定の日射透過率Teがガラス板の3.85mm厚さ換算値で66%以下である、請求項1〜11のいずれか1項に記載のソーダライムガラス板。
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