JPWO2018062285A1 - 炭素材料、キャパシタ用電極シート及びキャパシタ - Google Patents

炭素材料、キャパシタ用電極シート及びキャパシタ Download PDF

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Abstract

キャパシタの静電容量及び出力特性の双方を高め得る、炭素材料を提供する。蓄電デバイスの電極材料に用いられる炭素材料であって、前記炭素材料が、グラフェン積層構造を有する第1の炭素材料を含み、前記炭素材料と、体積平均粒径が7.5±2.5μmのシリコン粉末との混合比1:1における混合物のX線回折スペクトルを測定したときに、グラフェン積層構造に由来するピークの高さaと、シリコンに由来するピークの高さbとの比a/bが、0.05以上、0.4以下である、炭素材料。

Description

本発明は、炭素材料、並びに該炭素材料を用いたキャパシタ用電極シート及びキャパシタに関する。
従来、キャパシタの電極材料として、黒鉛、活性炭、カーボンナノファイバー、又はカーボンナノチューブ等の炭素材料が、環境的側面から広く用いられている。
例えば、下記の特許文献1には、電気二重層キャパシタの電極材料として、均一な連通マクロ孔を有する活性炭が開示されている。特許文献1では、上記活性炭の比表面積が、1500〜2300m/gの範囲にあることが記載されている。
また、下記の特許文献2には、樹脂残存部分剥離型薄片化黒鉛とバインダー樹脂とを含む、キャパシタ用電極材料が開示されている。上記樹脂残存部分剥離型薄片化黒鉛は、部分的にグラファイトが剥離された構造を有する、炭素材料である。
国際公開第2013/140937号 国際公開第2015/98758号
特許文献1では、上記のような活性炭をキャパシタの電極材料に用いることにより、キャパシタの静電容量の増加が図られている。しかしながら、特許文献1の活性炭では、キャパシタの出力特性を十分に高めることができなかった。
また、特許文献2の部分剥離型薄片化黒鉛を用いた場合においても、キャパシタの静電容量及び出力特性の両立を図ることが困難であった。
本発明の目的は、キャパシタの静電容量及び出力特性の双方を高め得る、炭素材料、並びに該炭素材料を用いたキャパシタ用電極シート及びキャパシタを提供することにある。
本発明に係る炭素材料は、蓄電デバイスの電極材料に用いられる炭素材料であって、前記炭素材料が、グラフェン積層構造を有する第1の炭素材料を含み、前記炭素材料と、体積平均粒径が7.5±2.5μmのシリコン粉末との混合比1:1における混合物のX線回折スペクトルを測定したときに、グラフェン積層構造に由来するピークの高さaと、シリコンに由来するピークの高さbとの比a/bが、0.05以上、0.4以下である。
本発明に係る炭素材料は、好ましくは、前記比a/bが、0.07以上、0.3以下である。
本発明に係る炭素材料のある特定の局面では、前記第1の炭素材料が、黒鉛又は薄片化黒鉛である。
本発明に係る炭素材料の別の特定の局面では、前記第1の炭素材料が、部分的にグラファイトが剥離されている構造を有する部分剥離型薄片化黒鉛である。
本発明に係る炭素材料の他の特定の局面では、前記第1の炭素材料の表面又はグラフェン層間に存在している第2の炭素材料をさらに含む。
本発明に係るキャパシタ用電極シートは、本発明に従って構成される炭素材料を含む。
本発明に係るキャパシタ用電極シートのある特定の局面では、バインダー樹脂をさらに含む。
本発明に係るキャパシタ用電極シートの別の特定の局面では、前記バインダー樹脂が、スチレンブタジエンゴム、ポリビニルブチラール、ポリテトラフルオロエチレン、又はフッ素系ポリマーである。
本発明に係るキャパシタ用電極シートの他の特定の局面では、前記フッ素系ポリマーが、ポリフッ化ビニリデンである。
本発明に係るキャパシタ用電極シートのさらに他の特定の局面では、前記炭素材料100重量部に対し、前記バインダー樹脂を0.3〜40重量部含む。
本発明に係るキャパシタは、本発明に従って構成されるキャパシタ用電極シートを備える。
本発明によれば、キャパシタの静電容量を高めつつ、出力特性を高め得る、炭素材料を提供することができる。
以下、本発明の詳細を説明する。
[炭素材料]
本発明の炭素材料は、蓄電デバイスの電極材料に用いられる炭素材料である。上記炭素材料は、グラフェン積層構造を有する第1の炭素材料を含む。
蓄電デバイスとしては、特に限定されないが、電気二重層キャパシタ又はリチウムイオンキャパシタなどのキャパシタや、非水電解質一次電池、水系電解質一次電池、非水電解質二次電池、水系電解質二次電池、コンデンサが例示される。また、蓄電デバイスは、キャパシタであることが好ましい。この場合、静電容量及び出力特性の双方をより一層高めることができる。
本発明においては、上記炭素材料とシリコン粉末との混合物のX線回折(XRD)スペクトルを測定したときに、グラフェン積層構造に由来するピークの高さaと、シリコンに由来するピークの高さbとの比a/bが、0.05以上、0.4以下である。なお、上記シリコン粉末の体積平均粒径は、7.5±2.5μm、すなわち5.0μm以上10.0μm以下である。また、上記混合物における上記炭素材料と上記シリコン粉末との混合比は、1:1である。
なお、シリコン粉末の体積平均粒径は、例えば、レーザー回折・散乱法を原理として用いた粒度分布測定装置を用い、粉体がエタノール中に分散した試料を測定することにより、粒度分布を求めることにより算出することができる。粒度分布測定装置としては、例えば、堀場製作所製、品番「LA−950」を用いることができる。
なお、XRDスペクトルは、広角X線回折法によって測定される。X線としては、CuKα線(波長1.541Å)が用いられる。X線回折装置としては、例えば、SmartLab(リガク社製)を用いることができる。
XRDスペクトルにおいて、グラフェン積層構造、すなわちグラファイト構造に由来するピークは、2θ=26.4度付近に現れる。一方、シリコン粉末に由来するピークは、2θ=28.5度付近に現れる。従って、上記比a/bは、2θ=26.4度付近のピークと2θ=28.5度付近のピークとのピーク高さの比(2θ=26.4度付近のピーク/2θ=28.5度付近のピーク)により求めることができる。
本発明の炭素材料は、グラフェン積層構造を有する第1の炭素材料を含むため、導電性に優れている。そのため、キャパシタの充放電に対する応答性、すなわち出力特性を効果的に高めることができる。また、本発明の炭素材料は、比a/bが上記範囲内にあるため、高い比表面積を有する。そのため、キャパシタの静電容量を高めることができる。
これに対して、従来の炭素材料においては、静電容量の高容量化に伴い、規則正しいグラフェン積層構造(グラファイト構造)を崩した非晶質構造が導入されている。従って、従来の炭素材料のXRDスペクトルにおいては、グラフェン積層構造に由来する26.4度付近のピークが確認されない。このように従来の炭素材料は、グラフェン積層構造を有していないので、本発明の炭素材料と比較して導電性が低く、効果的にキャパシタの出力特性を高めることができない。なお、このような従来の炭素材料としては、例えば、活性炭や酸化グラフェンが挙げられる。
本願発明は、本願発明者らが鋭意検討した結果、グラフェン積層構造を有する第1の炭素材料を含む上記炭素材料の比a/bを上記特定の範囲内とすることで、キャパシタの静電容量及び出力特性の双方を高め得ることを見出したものである。
また、本発明では、第1の炭素材料の表面又はグラフェン層間に存在している第2の炭素材料をさらに含んでいることが好ましい。上記第2の炭素材料は第1の炭素材料と複合化されることにより複合体を形成していてもよい。また、第2の炭素材料は、第1の炭素材料のグラフェン層間に存在していることがより好ましい。第2の炭素材料が、第1の炭素材料のグラフェン層間に存在している場合、第1の炭素材料の細孔径をより一層拡げることができる。この場合、イオンの吸脱着に寄与できる面積をより一層大きくすることができ、炭素材料間の導電性をより一層高めることができる。また、成膜性をより一層向上させることができる。なお、炭素材料がさらに第2の炭素材料を含んでいる場合、第2の炭素材料を含んだ状態で、上記比a/bを求めるものとする。
上記第2の炭素材料は、適度な導電性を有していることが好ましい。この場合、第1の炭素材料間において、第2の炭素材料によって、導電性をより一層高めることができる。
上記のように、本発明においては、上記炭素材料とシリコン粉末との混合物のX線回折(XRD)スペクトルを測定したときに、グラフェン積層構造に由来するピークの高さaと、シリコンに由来するピークの高さbとの比a/bが、0.05以上、0.4以下である。比a/bが上記下限以上である場合、炭素材料の導電性を高めることができる。一方、比a/bが、上記上限以下である場合、炭素材料の比表面積を大きくすることができる。なお、比a/bは、グラフェン積層構造を有する炭素材料の剥離度を表すものである。
炭素材料の導電性をより一層高め、炭素材料の比表面積をより一層大きくする観点から、比a/bは、好ましくは0.07以上であり、好ましくは0.3以下である。また、比a/bは、より好ましくは0.08以上であり、より好ましくは0.25以下である。
なお、グラフェン積層構造を有する炭素材料の比a/bの確認は、例えば、X線回折装置を用いて以下の要領で行うことができる。
まず、原料である炭素材料をSiナノ粒子(シリコン粉末、Aldrich社製)と1:1の割合でサンプル瓶中にて混合し、測定試料としての混合物を作製する。次に、作製した混合物のXRDスペクトルを測定する。得られたXRDスペクトルにおいて、Si(シリコン)由来のピーク(2θ=28.5度付近)高さbを1として規格化し、グラフェン積層構造由来のピーク(Gr、2θ=26.4度付近)高さaを比較することで確認できる。具体的には、それぞれのピーク比a/b、すなわちGr/Si比が小さい場合は、グラフェン積層構造が少なく、剥離部位が増加していることがわかる。従って、Gr/Si比が0.05以上であれば、導電性を付与するのに十分なグラフェン積層構造が存在することを示している。また、このとき、複合物などの物質の重量は除外して、主成分である炭素材料とSiナノ粒子が混合比1:1になるようにピーク比を算出する。
炭素材料のGr/Si比を上記範囲とすることにより、大きな比表面積と高い導電性を併せ持った電極材料を作製することができ、高容量かつ高出力なキャパシタを作製できる。また、これは剥離部に第2の炭素材料が挿入されている場合においても、同様に適用される。
炭素材料の導電性をより一層高め、キャパシタの出力特性をより一層高める観点から、上記比a/bは、好ましくは0.07以上、より好ましくは0.1以上、さらに好ましくは0.15以上、特に好ましくは0.2以上である。
炭素材料の比表面積をより一層高め、キャパシタの静電容量をより一層高める観点から、上記比a/bは、好ましくは0.3以下、より好ましくは0.25以下、さらに好ましくは0.2以下、特に好ましくは0.15以下である。
本発明においては、上記炭素材料のBETによる比表面積(BET比表面積)が、好ましくは100m/g以上、より好ましくは300m/g以上、さらに好ましくは500m/gである。この場合、キャパシタの静電容量をより一層高めることができる。なお、炭素材料がさらに第2の炭素材料を含んでいる場合、第2の炭素材料を含んだ状態で、上記BET比表面積を求めるものとする。また、BET比表面積の上限は特に限定されないが、例えば、4000m/g以下とすることができる。
本発明においては、上記炭素材料の粉体抵抗が、好ましくは5.0×10−2Ω以下、より好ましくは1.0×10−2Ω以下である。この場合、キャパシタの出力特性をより一層高めることができる。なお、炭素材料がさらに第2の炭素材料を含んでいる場合、第2の炭素材料を含んだ状態で、上記粉体抵抗を求めるものとする。また、粉体抵抗の下限は特に限定されないが、例えば、1.0×10−6Ω以上とすることができる。粉体抵抗は、例えば、4端針法により、粉体に圧力を4kNずつかけて、20kNのときにおける抵抗値を測定することにより得ることができる。粉体抵抗は、例えば、低抵抗粉体測定装置(三菱化学アナリテック社製、ロレスタGX)を用いて測定することができる。
本発明の炭素材料は、上記のようにキャパシタの静電容量と、出力特性を高いレベルで両立できるので、キャパシタの電極材料に好適に用いることができる。上記キャパシタ用電極材料の形状は特に限定されず、フィルム状、シート状、粒状などの適宜の形状のものを用いることができる。
以下、本発明の炭素材料の詳細及び製造方法について説明する。
(第1の炭素材料)
本発明で用いる第1の炭素材料は、グラフェン積層構造を有する炭素材料である。
グラフェン積層構造を有する炭素材料としては、特に限定されないが、好ましくは、黒鉛又は薄片化黒鉛を用いることができる。より好ましくは、部分的にグラファイトが剥離されている構造を有する部分剥離型薄片化黒鉛を用いることができる。部分剥離型薄片化黒鉛は、製造方法によってグラファイト構造と薄片化部位との比率、つまり剥離度を制御することが可能な材料である。
黒鉛とは、複数のグラフェンシートの積層体である。黒鉛のグラフェンシートの積層数は10万層以上〜100万層程度である。黒鉛としては、天然黒鉛、人造黒鉛、膨張黒鉛などを用いることができる。膨張黒鉛は、通常の黒鉛よりもグラフェン層同士の層間が大きい。従って、黒鉛としては、膨張黒鉛を用いることが好ましい。
薄片化黒鉛とは、元の黒鉛を剥離処理して得られるものであり、元の黒鉛よりも薄いグラフェンシート積層体をいう。薄片化黒鉛におけるグラフェンシートの積層数は、元の黒鉛より少なければよい。また、剥離処理によって、比表面積を大きくすることができる。
薄片化黒鉛において、グラフェンシートの積層数は、好ましくは、1000層以下であり、より好ましくは、500層以下である。
部分剥離型薄片化黒鉛は、黒鉛もしくは一次薄片化黒鉛と、樹脂とを含み、樹脂が黒鉛または一次薄片化黒鉛にグラフトまたは吸着により固定されている組成物を用意し、該組成物中に含まれている樹脂を、熱分解したものである。
上記熱分解により、黒鉛又は一次薄片化黒鉛におけるグラフェン層間の距離が拡げられる。より具体的に、黒鉛又は一次薄片化黒鉛などのグラフェンの積層体において、端縁からある程度内側までグラフェン層間が拡げられる。すなわち、エッジ部分においてグラファイトの一部が剥離しており、中央側の部分ではグラファイト層が元の黒鉛又は一次薄片化黒鉛と同様に積層している構造を得ることができる。このように、部分剥離型薄片化黒鉛は、部分的にグラファイトが剥離されている構造を有している。
上記のように、「部分的にグラファイトが剥離されている」とは、グラフェンの積層体において、端縁からある程度内側までグラフェン層間が開いており、すなわち端縁にてグラファイトの一部が剥離していることをいうものとする。また、中央側の部分ではグラファイト層が元の黒鉛又は一次薄片化黒鉛と同様に積層していることをいうものとする。従って、端縁にてグラファイトの一部が剥離している部分は、中央側の部分に連なっている。なお、上記第1の炭素材料には、端縁のグラファイトが剥離され薄片化したものが含まれていてもよい。
このような部分剥離型薄片化黒鉛は、詳細には、以下の2つの工程を備える製造方法により得ることができる。黒鉛又は一次薄片化黒鉛と樹脂とを含み、該樹脂が上記黒鉛又は一次薄片化黒鉛に固定されてる原料組成物を用意する工程と、該原料組成物中に含まれてる樹脂を熱分解することにより、樹脂の一部を残存させつつ黒鉛又は一次薄片化黒鉛を剥離する工程である。例えば、国際公開第2014/34156号に記載の薄片化黒鉛・樹脂複合材料の製造方法と同様の方法で製造することができる。なお、上記黒鉛としては、より一層容易にグラファイトを剥離することが可能であるため膨張黒鉛を使用することが好ましい。
上記熱分解の際の加熱温度は、特に限定されないが、例えば、200℃以上、500℃以下とすることができる。
また、上記熱分解の際の加熱時間は、好ましくは2時間以上であり、より好ましくは3時間以上であり、好ましくは12時間以下であり、より好ましくは6時間以下である。加熱時間が上記下限以上である場合、剥離度をより一層高めることができ、比表面積をより一層大きくすることができる。また、加熱時間が上記上限以下である場合、黒鉛の再スタックをより一層抑制することができるので、比表面積をより一層大きくすることができる。なお、上記加熱時間は、用いる樹脂によって異なるものであり、用いる樹脂ごとに調整することができる。
また、本発明においては、抵抗値をより一層低くする観点から、上記熱分解に際し、上記組成物中に含まれている樹脂のごく一部を残存させながら熱分解させることが好ましい。従って、部分剥離型薄片化黒鉛においては、樹脂の一部が残存していてもよい。また、本発明においては、上記の方法で、樹脂が残存した部分剥離型薄片化黒鉛を得た後、他の工程で、加熱等による処理をすることにより残存樹脂量を減少させて用いてもよい。
このような樹脂としては、特に限定されないが、ラジカル重合性モノマーの重合体であることが好ましい。樹脂は、複数種類のラジカル重合性モノマーの共重合体であってもよいし、1種類のラジカル重合性モノマーの単独重合体であってもよい。
用いられる樹脂の例としては、ポリプロピレングリコール、ポリグリシジルメタクリレート、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸、ポリエチレングリコール、又はスチレンブタジエンゴムが挙げられる。好ましくは、ポリプロピレングリコールや、ポリ酢酸ビニルが挙げられる。ポリプロピレングリコールや、ポリ酢酸ビニルを用いた場合、部分剥離型薄片化黒鉛の比表面積をより一層大きくすることができる。
部分剥離型薄片化黒鉛中に残存している樹脂の量は、部分剥離型薄片化黒鉛100重量部に対し、好ましくは5重量部〜350重量部であり、より好ましくは15重量部〜250重量部であり、さらに好ましくは20重量部〜200重量部である。残存樹脂の量を上記範囲内とすることで、部分剥離型薄片化黒鉛の比表面積をより一層大きくすることができる。
さらに、部分剥離型薄片化黒鉛中に残存している樹脂を減少させることで、導電性をより一層向上させることができ、キャパシタの出力特性をより一層向上させることができる。このとき、加熱や化学処理などによる除去方法が可能であり、一部構造を改質することもできる。
また、部分剥離型薄片化黒鉛を後述の微粒子と複合化した場合には、微粒子によって黒鉛の再スタックが低減されることから、部分剥離型薄片化黒鉛中に残存している樹脂を除去することも可能である。
なお、部分剥離型薄片化黒鉛は、グラファイトが薄片化している部分を多数有している。上記グラファイトが薄片化している部分とは、黒鉛又は一次薄片化黒鉛のうち、一部のグラフェン積層体又グラフェンが部分的に剥離されている部分のことをいう。
また、部分剥離型薄片化黒鉛は、中央側の部分において、元の黒鉛または一次薄片化黒鉛と同様にグラフェンが積層している構造を有している。もっとも、中央側の部分においても、樹脂が熱分解することによって、元の黒鉛又は一次薄片化黒鉛よりグラフェン層間の拡げられている部分が存在していてもよい。
部分剥離型薄片化黒鉛において、グラファイトが部分的に剥離されているエッジ部と、未剥離の中央部との存在比率(エッジ部:中央部)は、1:30〜1:60であることが好ましい。なお、この場合において、エッジ部は、左右不定形であってもよい。エッジ部と中央部の存在比率が上記範囲内にあることにより、より一層大きな比表面積とより一層高い導電性とを両立させることができる。
エッジ部においては、部分的にグラファイトが剥離され薄片化している部分のグラフェンの積層数が少ない。部分的にグラファイトが薄片化している部分のグラフェンの各積層数は、好ましくは100層以下であり、より好ましくは50層以下であり、さらに好ましくは30層以下である。薄片化している部分のグラフェン積層数が上記上限以下である場合、後述するバインダー樹脂との相溶性をより一層高めることができる。
また、部分剥離型薄片化黒鉛においては、グラフェン層間の層間距離が拡げられており、エッジ部における薄片化している部分のグラフェン積層数が少ないため、比表面積が大きい。
このようなグラフェン積層構造を有する第1の炭素材料のメチレンブルー吸着法により測定した比表面積は、500m/g以上であることが好ましく、3000m/g以下であることが好ましい。
第1の炭素材料のメチレンブルー吸着法により測定した比表面積が小さすぎると、十分にキャパシタの静電容量を高められない場合がある。また、第1の炭素材料のメチレンブルー吸着法により測定した比表面積が大きすぎると、再スタックやスクロールが生じることがあり、キャパシタ用電極シートとした場合に最適な構造が維持できない場合がある。
なお、上記メチレンブルー吸着法による比表面積は、以下の方法により測定することができる。
まず、測定試料のメチレンブルー吸着量を求める。メチレンブルー吸着量は、10mg/Lの濃度のメチレンブルーのメタノール溶液の吸光度と、該メチレンブルーのメタノール溶液に測定試料を投入し、攪拌した後、遠心分離により得られた上澄み液の吸光度との差に基づき測定される。
より詳細には、メチレンブルー吸着量は、以下の方法で求められる。
まず、10mg/Lの濃度のメチレンブルーのメタノール溶液に、測定試料を投入し、攪拌する。次に、遠心分離し、得られた上澄み液の極大吸収波長における吸光度変化を観察する。メチレンブルーは、測定試料に対し、π共役により吸着する。他方、メチレンブルーは光の照射により蛍光を発する。測定試料にメチレンブルーが吸着されると蛍光を発しなくなる。すなわち、蛍光強度が低下することになる。よって、元のメチレンブルーの蛍光強度に対する上記上澄み液から求められた蛍光強度の低下量により、メチレンブルー吸着量を求めることができる。
次に、上記のようにして得られたメチレンブルー吸着量から比表面積を算出する。上記メチレンブルー吸着量と、第1の炭素材料の比表面積とには相関が存在する。従来から知られている球状の黒鉛粒子では、BETにより求められた比表面積(m/g)をx、上記メチレンブルー吸着量(μモル/g)をyとしたとき、y≒0.13xの関係にある。これは、比表面積が大きい程、メチレンブルー吸着量が多くなることを示している。球状の黒鉛粒子としては、ライオン社製、商品名「ケッチェンブラックEC300JD」又は日本紛体工業技術協会製、商品名「RPSA−2」を用いることができる。この黒鉛粒子のメチレンブルー吸着量とBET法による測定で得られた比表面積が同値であると仮定して、メチレンブルー吸着量から湿式表面積を算出する。この結果、メチレンブルー吸着量とメチレンブルー吸着法による湿式表面積との関係式はメチレンブルー吸着法による比表面積(m/g)=上記測定によるメチレンブルー吸着量(μモル/g)/0.13となる。なお、この関係式の係数は、乾式法(BET法)による比表面積と湿式法による比表面積(湿式表面積)との間に実質的に差異がないと仮定したときの相関係数である。
グラフェン積層構造を有する第1の炭素材料のメジアン径は、1μm以上、100μm以下であることが好ましい。第1の炭素材料のメジアン径が小さすぎると、細孔径も小さくなってイオンの拡散が遅くなり、出力特性を十分に高められない場合がある。また、第1の炭素材料のメジアン径が大きすぎると、第2の炭素材料を複合化する場合に十分に複合体の比表面積を高められないことがある。
また、後述するように、グラフェン積層構造を有する第1の炭素材料に第2の炭素材料を複合化する場合には、比表面積をより一層高め、キャパシタの静電容量をより一層高める観点から、第1の炭素材料のメジアン径は、より好ましくは2μm以上、さらに好ましくは5μm以上である。また、第1の炭素材料のメジアン径は、より好ましくは60μm以下、さらに好ましくは40μm以下である。
なお、上記メジアン径は、粉体の粒径分布における分布の中央値に対応する径である。例えば、レーザー回折・散乱法を原理として用いた粒度分布測定装置(堀場製作所製、品番「LA−950」)を用い、粉体がエタノール中に分散した試料を測定することにより、粒度分布を求めることにより算出できる。
第2の炭素材料;
上記のように第1の炭素材料は第2の炭素材料と複合化して用いてもよい。本発明の炭素材料は、第1の炭素材料の表面又はグラフェン層間に存在している第2の炭素材料をさらに含んでいてもよい。第1の炭素材料が部分剥離型薄片化黒鉛である場合は、薄片化部位に第2の炭素材料が存在していてもよい。
第2の炭素材料としては、特に限定されないが、イオンの物理的な吸脱着が可能である微粒子、及び/又は導電性を有している微粒子、すなわち導電性微粒子であることが好ましい。
具体的には、活性炭、カーボンブラック、酸化グラフェン、黒鉛、酸化黒鉛、カーボンナノチューブ等を用いることができる。これらの微粒子は、単独で用いてもよく、複数を併用してもよい。
上記微粒子のメジアン径は、10nm以上であることが好ましく、20μm以下であることが好ましい。
微粒子のメジアン径が小さすぎると、例えば上記薄片化部位へ挿入される際に、十分に細孔径を拡げられず、微粒子同士の凝集が促進される場合ある。また、微粒子のメジアン径が大きすぎると、微粒子が薄片化部位に挿入されない場合がある。
キャパシタの出力特性をより一層高める観点から、微粒子のメジアン径は、より好ましくは20nm以上、さらに好ましくは30nm以上、より好ましくは10μm以下、さらに好ましくは5μm以下である。
なお、微粒子の粒度分布の上限は、50μm以下であることが望ましい。
微粒子の形状は球状に限らず、破砕状、楕円状、又は鱗片状等さまざまな形状であってもよい。
グラフェン積層構造を有する第1の炭素材料に対する第2の炭素材料の重量比(第2の炭素材料/第1の炭素材料)は、1/100以上、4以下であることが好ましい。グラフェン積層構造を有する第1の炭素材料の重量が大きすぎると、第1の炭素材料の層間に挿入される必要量が得られない場合がある。従って、重量比(第2の炭素材料/第1の炭素材料)は、好ましくは1/20以上である。他方、第2の炭素材料の重量が大きすぎると、複合体として寄与していない第2の炭素材料の割合が増加することによって上記に記載の複合体としての効果が発現されない場合がある。
本発明においては、上記複合体において、第2の炭素材料が、グラフェン積層構造を有する第1の炭素材料の層間に存在していることが好ましい。すなわち、上記複合体において、第2の炭素材料は、グラフェン積層構造を有する第1の炭素材料の層間に挿入されていることが好ましい。第2の炭素材料が、グラフェン積層構造を有する第1の炭素材料の層間に存在している場合、電解液中での細孔径を拡げることで、より一層出力特性を上げることができる。
なお、上記複合体は、グラフェン積層構造を有する第1の炭素材料と、第2の炭素材料とを混合することにより得ることができる。混合方法としては、各粉体を混練する乾式法や、一方を水もしくは有機溶媒中に分散させる半湿式法、各粉体を水もしくは有機溶媒中に分散させる湿式法等が挙げられる。なお、グラフェン層間に第2の炭素材料を挿入する場合、溶媒によってグラフェン層間が拡がることから、湿式法が好ましい。
また、湿式法における溶媒について、第2の炭素材料の吸着を効率的に行うためには、グラフェン積層構造を有する第1の炭素材料と第2の炭素材料に対して、良溶媒となりすぎないことが好ましい。良溶媒となりすぎると、第2の炭素材料の吸着が進行しきらない場合がある。一方で、貧溶媒となりすぎると、凝集体が形成されやすく、十分に比表面積を高められない場合がある。
ここで、グラフェン積層構造を有する第1の炭素材料と第2の炭素材料に対して、良溶媒となりすぎない溶媒としては、例えば、エタノール、プロパノール、炭酸プロピレン、炭酸ジエチル等などの有機溶媒を用いることができる。また、水系では、分散剤の種類と濃度を変えることで、グラフェン積層構造を有する第1の炭素材料と第2の炭素材料に対して、良溶媒となりすぎない溶媒を調製することができる。
[キャパシタ用電極シート]
本発明のキャパシタ用電極シートは、本発明に従って構成される上記の炭素材料を含む。そのため、本発明のキャパシタ用電極シートは、キャパシタの静電容量及び出力特性の双方を高めることができる。
(バインダー樹脂)
本発明に係るキャパシタ用電極シートは、さらにバインダー樹脂を含んでいてもよい。バインダー樹脂としては、ポリビニルブチラール、ポリテトラフルオロエチレン、スチレンブタジエンゴム、ポリイミド樹脂、又はポリフッ化ビニリデン(PVDF)などのフッ素系ポリマーや水溶性のカルボキシメチルセルロースなどを用いることができる。好ましくは、ポリテトラフルオロエチレンを用いることができる。ポリテトラフルオロエチレンを用いた場合、分散性や耐熱性をより一層向上させることができる。
バインダー樹脂の配合割合については、グラフェン積層構造を有する炭素材料100重量部に対し、0.3〜40重量部の範囲であることが好ましく、0.3〜15重量部の範囲であることがより好ましい。バインダー樹脂の配合割合を上記範囲内とすることにより、キャパシタの静電容量をより一層高めることができる。
(電極シートの製造方法)
本発明に係る電極シートは、上記炭素材料に、必要に応じてバインダー樹脂や溶媒を含めた組成物を賦形することにより製造することができる。
上記組成物の賦形は、例えば、圧延ローラーでシート化した後、乾燥することにより行うことができる。また、上記炭素材料、バインダー樹脂と溶媒とからなる塗液を集電体に塗工し、その後乾燥することによっても行うことができる。上記溶媒としては、エタノール、N−メチルピロリドン(NMP)又は水等を使用することができる。
また、本発明の電極シートは、上記組成物の賦形後にロールプレス機によりプレスすることにより得てもよい。
なお、本明細書においては、本発明の炭素材料を含むキャパシタの電極材料として、電極シートについて説明したが、上述したように電極材料の形状は特に限定されず、フィルム状、又は粒状などの適宜の形状のものを用いることができる。
[キャパシタ]
本発明に係るキャパシタは、本発明に従って構成される上述のキャパシタ用電極シートを備える。そのため、本発明のキャパシタでは、静電容量及び出力特性の双方が高められている。キャパシタとしては、例えば、電気二重層キャパシタや、リチウムイオンキャパシタなどが挙げられる。
電気二重層キャパシタの電解液としては、水系を用いてもよいし、非水系(有機系)を用いてもよい。
水系の電解液としては、例えば、溶媒に水を用い、電解質に硫酸や水酸化カリウムなどを用いた電解液が挙げられる。
他方、非水系の電解液としては、例えば、以下の溶媒や電解質を用いた電解液を用いることができる。具体的に、溶媒としては、プロピレンカーボネート(PC)、エチレンカーボネート(EC)、ジメチルカーボネート(DMC)又はジエチルカーボネート(DEC)などが挙げられる。また、電解質としては、六フッ化リン酸リチウム(LiPF)、四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF)、四フッ化ホウ酸テトラエチルアンモニウム(TEABF)又は四フッ化ホウ酸トリエチルメチルアンモニウム(TEMABF)などが挙げられる。
本発明のキャパシタは、サイクリックボルタンメトリー(CV)測定を行ったときに、出力特性が0.4以上であることが好ましく、0.5以上であることがより好ましい。電解液中でのイオンの拡散速度の観点から、上限を1.0程度としてもよい。
なお、出力特性は、電解液中でサイクリックボルタンメトリー(CV)測定を行ったときに、外部電圧を印加させる掃引速度を10mV/s及び50mV/sで変化させたときの比によって定義する。つまり、掃引速度が10mV/sのときの静電容量をC10とし、50mV/sのときの静電容量をC50とした場合に、C10/C50により求めることができる。
次に、本発明の具体的な実施例及び比較例を挙げることにより本発明を明らかにする。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
炭素材料としての部分剥離型薄片化黒鉛の調製;
膨張化黒鉛20gと、熱分解性発泡剤としてアゾジカルボンアミド40gと、ポリプロピレングリコール400gと、溶媒としてのテトラヒドラフラン400gとを混合し、原料組成物を用意した。膨張化黒鉛としては、東洋炭素社製、商品名「PFパウダー8」(BET比表面積=22m/g)を用いた。アゾジカルボンアミド(ADCA)としては、永和化成社製、商品名「AC♯R−K3」(熱分解温度:210℃)を用いた。ポリプロピレングリコールとしては、三洋化成社製、品番「サンニックスGP−3000」(数平均分子量=3000)を用いた。
原料組成物に、超音波処理装置(本多電子社製)を用い、100W、発振周波数:28kHzで2時間超音波を照射した。超音波処理により、ポロプロピレングリコール(PPG)を膨張化黒鉛に吸着させた。このようにして、ポリプロピレングリコールが膨張化黒鉛に吸着されている組成物を用意した。
上記超音波照射後に、上記組成物を溶液流延法により成形し、乾燥温度80℃の温度で2時間維持し、次に110℃の温度で1時間維持した。しかる後、150℃の温度で1時間維持し、さらには、230℃の温度で2時間維持した。それによって、上記組成物中において上記ADCAを熱分解させ、発泡させた。
次に、400℃の温度で、3時間維持する加熱工程を実施した。それによって、上記ポリプロピレングリコールを熱分解させた、部分剥離型薄片化黒鉛を得た。
電極シートの作製;
上記のようにして得た部分剥離型薄片化黒鉛をN−メチルピロリドン中に分散させ、バインダー樹脂としてのPVDFを、部分剥離型薄片化黒鉛9重量部に対して1重量部添加し、混合させた。得られた塗液を、アルミニウム箔上に塗工し、乾燥させた。次に、室温及びクリアランス幅80μmの条件で、ロールプレス機(東宝社製、型番「BLUD90A」)により30秒間プレスすることにより、電極シートを得た。
(実施例2)
実施例1におけるポリプロピレングリコールを熱分解する加熱工程において、400℃の温度で、3時間維持する加熱工程ではなく、400℃の温度で、4.5時間維持する加熱工程を実施したこと以外は、実施例1と同じ製造方法にて炭素材料としての部分剥離型薄片化黒鉛を得た。加熱時間を長くすることで、薄片化をより一層進行させた。その他の点は、実施例1と同様にして電極シートを得た。
(実施例3)
実施例1におけるポリプロピレングリコールを熱分解する加熱工程において、400℃の温度で、3時間維持する加熱工程ではなく、380℃の温度で、6時間維持する加熱工程を実施したこと以外は、実施例1と同じ製造方法にて炭素材料としての部分剥離型薄片化黒鉛を得た。温度を低くして加熱時間を長くすることで、樹脂(ポリプロピレングリコール)のグラフト反応をさらに促進させることにより薄片化をより一層進行させた。その他の点は、実施例1と同様にして電極シートを得た。
(実施例4)
実施例1で得た部分剥離型薄片化黒鉛(第1の炭素材料)60重量%に対して、微粒子(第2の炭素材料)としてケッチェンブラック(ライオン社製、品番「EC300J」)を40重量%となるように複合させた複合体を炭素材料として用いたこと以外は、実施例1と同様にして電極シートを得た。なお、微粒子との複合体は、部分剥離型薄片化黒鉛とケッチェンブラックをそれぞれTHF中に分散させた後、両分散液を混合し、濾過および乾燥させることで得た。
(比較例1)
実施例1におけるポリプロピレングリコールを熱分解する加熱工程において、400℃の温度で、3時間維持する加熱工程ではなく、400℃の温度で24時間維持する加熱工程を実施したこと以外は、実施例1と同じ製造方法にて炭素材料としての部分剥離型薄片化黒鉛を得た。比較例1では、加熱時間を長くしすぎたため、樹脂が極端に減少して再スタックが進行した。その他の点は、実施例1と同様にして電極シートを得た。
(比較例2)
実施例1におけるポリプロピレングリコールを熱分解する加熱工程において、400℃の温度で、3時間維持する加熱工程ではなく、400℃の温度で1.5時間維持する加熱工程を実施したこと以外は、実施例1と同じ製造方法にて炭素材料としての部分剥離型薄片化黒鉛を得た。なお、比較例2では、加熱時間が短いため、炭素材料を十分に剥離することができなかった。その他の点は、実施例1と同様にして電極シートを得た。
(比較例3)
炭素材料としての活性炭(wako純薬社製)をN−メチルピロリドン中に分散させ、バインダー樹脂としてのPVDFを、活性炭9重量部に対して1重量部添加し、混合させた。得られた塗液を、アルミニウム箔上に塗工し、乾燥させた。次に、室温及びクリアランス幅80μmの条件で、ロールプレス機(東宝社製、型番「BLUD90A」)によりプレスすることにより、電極シートを得た。
(比較例4)
炭素材料としてのグラフェン(XGサイエンス社製、品番「C−500」)をN−メチルピロリドン中に分散させ、バインダー樹脂としてのPVDFを、グラフェン9重量部に対して1重量部添加し、混合させた。得られた塗液を、アルミニウム箔上に塗工し、乾燥させた。次に、室温及びクリアランス幅80μmの条件で、ロールプレス機(東宝社製、型番「BLUD90A」)によりプレスすることにより、電極シートを得た。
(比較例5)
炭素材料としての薄片化黒鉛(伊藤黒鉛社製、品番「PC−H」)をN−メチルピロリドン中に分散させ、バインダー樹脂としてのPVDFを、薄片化黒鉛9重量部に対して1重量部添加し、混合させた。得られた塗液を、アルミニウム箔上に塗工し、乾燥させた。次に、室温及びクリアランス幅80μmの条件で、ロールプレス機(東宝社製、型番「BLUD90A」)によりプレスすることにより、電極シートを得た。
(比a/bの評価)
比a/bは、以下のようにして求めた。
まず、実施例1〜4及び比較例1〜5で用いた炭素材料とシリコン粉末(Aldrich社製、体積平均粒径:8.6μm)とを1:1の割合でサンプル瓶中にて混合し、測定試料としての混合物を作製した。次に、得られた混合物のXRDスペクトルを測定した。なお、XRDスペクトルは、X線回折装置として、SmartLab(リガク社製)を用い、広角X線回折法により測定した。また、X線としては、CuKα線(波長1.541Å)を用いた。また、シリコン粉末の体積平均粒径は、レーザー回折・散乱法を原理として用いた粒度分布測定装置を用い、粉体がエタノール中に分散した試料を測定することにより、粒度分布を求めることにより算出した。粒度分布測定装置としては、堀場製作所製、品番「LA−950」を用いた。
得られたXRDスペクトルにおいて、グラファイト構造に由来するピーク(26.0度<2θ<27.0度)の高さaと、シリコンに由来するピーク(28.0度<2θ<29.0度)の高さbとの比a/bを求めた。結果を下記の表1に示す。
(サイクリックボルタンメトリー測定によるキャパシタ評価)
サイクリックボルタンメトリー測定により、以下の方法で静電容量及び出力特性を評価した。
サイクリックボルタンメトリー測定においては、実施例1〜4及び比較例1〜5の電極シートから打ち抜いた電極を作用極と対極として用いた。これらと参照電極としてAgワイヤーの3つの電極を水系電解液もしくは有機系電解液に浸漬して測定を行った。このデータから得られた静電容量を電極重量で割ることで、重量あたりの静電容量を算出した。
なお、測定は、外部電圧を印加させる掃引速度を10mV/s及び50mV/sで変化させて行った。また、掃引速度が10mV/sのときの静電容量をC10とし、50mV/sのときの静電容量をC50とした。
静電容量及び出力特性は、下記の基準で判定した。静電容量の判定には、C10を用いた。また、出力特性は、C10/C50により判定した。結果を下記の表1に示す。
[重量あたりの静電容量の判定基準]
◎:10F/g≦C10
○:4F/g≦C10<10F/g
△:1F/g≦C10<4F/g
×:0F/g<C10<1F/g
[出力特性の判定基準]
◎:0.5≦C10/C50
○:0.4≦C10/C50<0.5
△:0.2≦C10/C50<0.4
×:0<C10/C50<0.2
(BET比表面積の評価)
炭素材料100mgを秤量し、比表面積測定装置(島津製作所社製、ASAP−2020)にて窒素ガスを用いて測定を行った。結果を下記の表1に示す。
(粉体抵抗の評価)
炭素材料100mg以上を秤量し、低抵抗粉体測定装置(三菱化学アナリテック社製、ロレスタGX)を用いて4端針法で測定を行った。粉体に圧力を4kNずつかけて、20kNの時における抵抗値を用いた。結果を下記の表1に示す。
Figure 2018062285
表1より、実施例1〜4の電極シートを用いた場合、キャパシタの静電容量及び出力特性の双方が高められていることがわかる。他方、比較例1〜5の電極シートを用いた場合キャパシタの静電容量及び出力特性のうちいずれか一方が高められていないことがわかる。

Claims (11)

  1. 蓄電デバイスの電極材料に用いられる炭素材料であって、
    前記炭素材料が、グラフェン積層構造を有する第1の炭素材料を含み、
    前記炭素材料と、体積平均粒径が7.5±2.5μmのシリコン粉末との混合比1:1における混合物のX線回折スペクトルを測定したときに、グラフェン積層構造に由来するピークの高さaと、シリコンに由来するピークの高さbとの比a/bが、0.05以上、0.4以下である、炭素材料。
  2. 前記比a/bが、0.07以上、0.3以下である、請求項1に記載の炭素材料。
  3. 前記第1の炭素材料が、黒鉛又は薄片化黒鉛である、請求項1又は2に記載の炭素材料。
  4. 前記第1の炭素材料が、部分的にグラファイトが剥離されている構造を有する部分剥離型薄片化黒鉛である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の炭素材料。
  5. 前記第1の炭素材料の表面又はグラフェン層間に存在している第2の炭素材料をさらに含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の炭素材料。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の炭素材料を含む、キャパシタ用電極シート。
  7. バインダー樹脂をさらに含む、請求項6に記載のキャパシタ用電極シート。
  8. 前記バインダー樹脂が、スチレンブタジエンゴム、ポリビニルブチラール、ポリテトラフルオロエチレン、又はフッ素系ポリマーである、請求項7に記載のキャパシタ用電極シート。
  9. 前記フッ素系ポリマーが、ポリフッ化ビニリデンである、請求項8に記載のキャパシタ用電極シート。
  10. 前記炭素材料100重量部に対し、前記バインダー樹脂を0.3〜40重量部含む、請求項7〜9のいずれか1項に記載のキャパシタ用電極シート。
  11. 請求項6〜10のいずれか1項に記載のキャパシタ用電極シートを備える、キャパシタ。
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