JPWO2018025532A1 - 車両用空調装置 - Google Patents

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Abstract

車両用空調装置は、空調ケーシング(11)と、冷却用熱交換器(13)と、加熱用熱交換器(15)と、温度調整用ドア(17)と、前記冷却用熱交換器より前記空気の空気流れ下流側に配置されるファン装置(20)を備える。ファン装置は、軸方向一端側に形成された第1吸込口(111)側から前記空気を吸い込む第1ファン(21)および軸方向他端側に形成された第2吸込口(112)側から前記空気を吸い込む第2ファン(22)を有する。モータ本体(24a)は、前記第1吸込口および前記第2吸込口のいずれか一方の吸込口に前記空気を流す通路(111a)に配置され、前記ファン装置を前記回転軸の軸周りに回転駆動する。抵抗部材(30)は、前記第1吸込口および前記第2吸込口のいずれか他方の吸込口に前記空気を流す通路(112a)に配置され、前記他方の吸込口に流れる前記空気の抵抗となる。

Description

関連出願への相互参照
本出願は、2016年8月1日に出願された日本特許出願番号2016−151386号に基づくもので、ここにその記載内容が参照により組み入れられる。
本開示は、車両用空調装置に関するものである。
従来、冷却用熱交換器の空気流れ下流側に配置された2つのファンを1つの電動モータで駆動して、空調ケーシングにおいてファンの回転軸の一端側に形成された吸込口と他端側に形成された吸込口からそれぞれ空気を吸い込むようにした車両用空調装置がある。このような空調装置として、2つのファンと、各ファンの間に配置された電動モータを空調ケーシング内に収納したものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−23590号公報
しかし、上記特許文献1に記載された空調装置のように、2つのファンの間に電動モータを配置した構成では、空調ケーシングが大型になってしまう。さらに、電動モータへの給電を行うための電源線を空調ケーシング内に形成したり、耐水性を確保するために電源線をシールしたりする必要があり、構造が複雑でコストが高くなるといった問題がある。
また、このような車両用空調装置において、電動モータのモータ本体を空調ケーシングの外側に配置して空調ケーシング内に設けられた2つのファンを駆動するようにしたものがある。しかし、このような構成では、空調ケーシングの外側に電動モータのモータ本体がはみ出すことになるため、製品全体が大きくなってしまうといった問題がある。
また、このような車両用空調装置において、ファンを駆動する電動モータのモータ本体をファンの内部に収納したものがある。しかし、近年、空調ケーシングの小型化に伴ってファンも小型化されているため、モータ本体をファンの内部に収納しきれないといった問題やモータ本体が通風路を圧迫してしまうといった問題が生じている。
そこで、図6に示すように、ファン21、22を駆動する電動モータ24のモータ本体24aの一部を回転軸Jの軸方向一端側に形成された吸込口111に空気を流す通路111aに突っ込んで配置することを、本願発明者は検討した。
この場合、吸込口111の中央部が電動モータ24のモータ本体24aで塞がれたような状態となる一方、他方の吸込口112は塞がれないため、上下のファン21、22の作動バランスが崩れてしまうことを発明者が発見した。すなわち、下側のファン21は吸込抵抗が大きく効率が悪くなっており、上側のファン22は吸込抵抗が小さく効率が良くなっている。したがって、これらの上下のファンを1つの電動モータ24で駆動すると、上下のファン21、22の作動バランスが悪化して送風騒音が大きくなってしまう。
本開示は、小型化と送風機の作動バランス改善の両立を図ることを目的とする。
本開示の1つの観点によれば、車両用空調装置は、空気を流す空気通路を有する空調ケーシングと、空調ケーシング内に配置され、空気通路を流れる空気を冷却する冷却用熱交換器と、空調ケーシング内に配置され、冷却用熱交換器により冷却された空気を加熱する加熱用熱交換器と、加熱用熱交換器側へ流入させる冷風と、加熱用熱交換器を迂回して流れるバイパス通路側へ流入させる冷風との風量割合を調整する温度調整用ドアと、空調ケーシング内において冷却用熱交換器より空気の空気流れ下流側に回転軸の軸周りに回転するように配置され、空調ケーシング内において回転軸の軸方向一端側に形成された第1吸込口側から空気を吸い込む第1ファンおよび空調ケーシング内において回転軸の軸方向他端側に形成された第2吸込口側から空気を吸い込む第2ファンを有するファン装置と、第1吸込口および第2吸込口のいずれか一方の吸込口に空気を流す通路に配置され、ファン装置を回転軸の軸周りに回転駆動するモータ本体と、第1吸込口および第2吸込口のいずれか他方の吸込口に空気を流す通路に配置され、第1吸込口および第2吸込口のいずれか他方の吸込口に流れる空気の抵抗となる抵抗部材と、を備えている。
このような構成によれば、モータ本体は、第1吸込口および第2吸込口のいずれか一方の吸込口に空気を流す通路に配置され、第1吸込口および第2吸込口のいずれか他方の吸込口に空気を流す通路には、第1吸込口および第2吸込口のいずれか他方の吸込口に流れる空気の抵抗となる抵抗部材が配置されているので、小型化と送風機の作動バランス改善の両立を図ることができる。
第1実施形態の車両用空調装置の室内空調ユニットを車両左右方向から視た断面図である。 図1中のII−II断面図である。 第2実施形態の車両用空調装置の室内空調ユニットを車両左右方向から視た断面図である。 第3実施形態の車両用空調装置の室内空調ユニットを車両左右方向から視た断面図である。 第4実施形態の車両用空調装置の室内空調ユニットを車両左右方向から視た断面図である。 課題を説明するための図であって、車両用空調装置の室内空調ユニットを車両左右方向から視た断面図である。
以下、実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態に係る車両空調装置について図1、図2を用いて説明する。図1は本実施形態による車両用空調装置の室内空調ユニット10を車両左右方向から視た断面図、図2は図1中のII−II線に沿った断面図である。図1の上下、前後の矢印と図2の上下、左右の矢印とは、それぞれ、車両搭載状態における方向を示す。
室内空調ユニット10は、その外殻を形成するとともに、車室内へ向かって送風される室内送風空気の空気通路を形成する空調ケーシング11を有している。この空調ケーシング11は、ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂にて成形されている。例えば、空調ケーシング11は、ポリプロピレンを用いて構成されている。
蒸発器13は、図示しない周知の蒸気圧縮式冷凍サイクルを構成する機器の1つであり、冷凍サイクル内の低圧冷媒を蒸発させて吸熱作用を発揮させることで、室内送風空気を冷却する冷却用熱交換器である。
空調ケーシング11内部において、蒸発器13の空気上流側には薄板状の空気フィルタ14が配置されており、空気フィルタ14は蒸発器13に流入する空気から塵等を除去する。
蒸発器13の空気流れ下流側の車両後方側かつ上方側には、ヒータコア15が配置されている。ヒータコア15は、図示しないエンジン冷却水回路を循環する高温のエンジン冷却水を内部に流入させ、エンジン冷却水と蒸発器13にて冷却された冷風とを熱交換させて、冷風を再加熱する加熱用熱交換器である。
次に、蒸発器13の後方側であって、かつ、ヒータコア15の下方側には、バイパス通路16が形成されている。このバイパス通路16は、蒸発器13通過後の冷風がヒータコア15を迂回して流れる通路である。
さらに、図1に示すように、蒸発器13の空気流れ下流側には、ヒータコア15側へ流入させる冷風と、バイパス通路16側へ流入させる冷風との風量割合を調整する温度調整用ドアとしてのエアミックスドア17が配置されている。このエアミックスドア17は、その回動位置に応じて、蒸発器13通過後の送風空気のうち、ヒータコア15を通過させる風量とバイパス通路16を通過させる風量との風量割合を調整して、車室内へ吹き出す空気の温度を調整する温度調整部として機能する。エアミックスドア17は、不図示の空調制御装置から出力される制御信号によって作動が制御される。
空調ケーシング11においてヒータコア15およびバイパス通路16の空気流れ下流側には、スクロールケーシング25が設けられている。スクロールケーシング25は、空調ケーシング11の一部を構成している。スクロールケーシング25内には、ファン装置20および電動モータ24が配置されている。
ファン装置20は、図1、図2に示すように、空調ケーシング11内において蒸発器13より空気の空気流れ下流側に上下方向に延びる回転軸Jの軸周りに回転するように配置されている。ファン装置20は、スクロールケーシング25における下側に設けられた第1吸込口111側から吸い込んだ空気を径外方向へ吹き出すファン21およびスクロールケーシング25における上側に設けられた第2吸込口112側から吸い込んだ空気を径外方向へ吹き出すファン22を有している。
すなわち、ファン装置20は、空調ケーシング11内において回転軸Jの軸方向一端側に設けられた第1吸込口111側から空気を吸い込むファン21および空調ケーシング内において回転軸Jの軸方向他端側に設けられた第2吸込口112側から空気を吸い込むファン22を有している。
ファン21におけるファン22と対向する面には、ファン21の第1吸込口111側の面と連通する開口部が形成されている。また、ファン22におけるファン21と対向する面には、ファン22の第2吸込口112側の面と連通する開口部が形成されている。
そして、ファン21が第1吸込口111側から吸い込んだ空気はファン21から径外方向へ吹き出され、ファン22が第2吸込口112側から吸い込んだ空気は、ファン22から径外方向へ吹き出される。なお、ファン21は第1ファンに相当し、ファン22は第2ファンに相当する。ファン21およびファン22は、後述する電動モータ24のシャフト24bにより連結されている。
電動モータ24は、車両上下方向両側に延びるシャフト24bと、このシャフト24bを回転駆動するモータ本体24aと、を有している。モータ本体24aは、円筒形状をなす筒上部241と円錐形状をなす円錐部242を有している。
ファン21、ファン22は遠心式多翼ファンであり、ファン21は、電動モータ24のシャフト24bに固定されている。ファン装置20は、回転軸Jの両側から空気を吸い込んで径外方向に吹き出すことができる。
スクロールケーシング25は、ファン装置20のファン21、22を収納して、かつファン21、22から流出した空気が通過する流出空気通路を形成する。スクロールケーシング25は、流出空気通路の通路断面積がファン装置20のファン21、22の回転方向に向かって徐々に拡大する渦巻き状に形成されている。スクロールケーシング25は、回転軸方向両側にそれぞれ設けられる2つの吸込口と、ファン22から吹き出される送風空気を上側に吹き出す吹出口とを備えている。
空調ケーシング11内部においてヒータコア15の車両後側には仕切り壁18が形成されている。仕切り壁18は、図1に示すように、蒸発器13からヒータコア15を通って吹き出される温風をファン22に案内するとともに蒸発器13からバイパス通路16を通って吹き出される冷風をファン21に案内する案内壁を構成する。
空調ケーシング11内部において仕切り壁18と第1吸込口111との間には、第1吸込口111に空気を流す第1通路111aが形成され、仕切り壁18と第2吸込口112との間には、第2吸込口112に空気を流す第2通路112aが形成されている。
本実施形態のモータ本体24aは、小型化のため、第1吸込口111側からファン装置20のファン21の内側にくい込むように配置されている。具体的には、モータ本体24aの円錐部242の一部がファン21の内側にくい込むように配置されている。このため、第1吸込口111の中央部は、電動モータ24のモータ本体24aで塞がれたような状態となっている。
また、空調ケーシング11内部において第2吸込口112に空気を流す第2通路112aには、第2通路112aを流れる空気の抵抗となる抵抗部材30が設けられている。具体的には、抵抗部材30は、空調ケーシング11内部において第2吸込口112に至る通路112aに向けて空調ケーシング11の壁面から突出する凸部31を有している。
なお、凸部31は、樹脂を用いて構成されており、モータ本体24aと同様の形状をなしている。具体的には、凸部31は、円筒形状をなす筒上部311と円錐形状をなす円錐部312を有している。凸部31は、空調ケーシング11と一体で形成されている。
筒上部311は、モータ本体24aの筒上部241と同じ形状をなし、円錐部312は、モータ本体24aの円錐部242と同じ形状をなしている。そして、凸部31の円錐部312の一部が、ファン装置20のファン22の内側にくい込むように配置されている。
スクロールケーシング25から吹き出される送風空気は、空調ケーシング11内部においてファン装置20より空気流れ下流側に設けられた空気通路40を通って不図示の吹出口に導かれる。吹出口には、フェイス吹出口、フット吹出口、デフロスタ吹出口がある。
フェイス吹出口は、空気通路40を流れる空気流を乗員上半身に向けて吹き出す吹出口であり、フット吹出口は、空気通路40を流れる空気流を乗員足元部に向けて吹き出す吹出口である。また、デフロスタ吹出口は、空気通路40を流れる空気流を車両フロントガラス内面に向けて吹き出す吹出口である。
吹出モードドア36、37は、空調ケーシング11に対して回転可能に支持される回転式ドアにより構成されている。吹出モードドア36、37を回転させることによって、各吹出口に流れる空気流の量が調整される。
次に、本実施形態の室内空調ユニット10の作動について説明する。まず、電動モータ24がファン装置20を回転駆動させる。すると、ファン21は、スクロールケーシング25の第1吸込口111から空気を吸い込むとともに、ファン22は、スクロールケーシング25の第2吸込口112から空気を吸い込む。
そして、ファン21およびファン22により吸い込まれた空気は、スクロールケーシング25の内部においてファン装置20より空気流れ下流側に設けられた空気通路40を通って不図示の吹出口から吹き出す。
本実施形態では、電動モータ24のモータ本体24aが、第1吸込口111に空気を流す通路111aに配置されている。より具体的には、電動モータ24のモータ本体24aの一部が、第1吸込口111側からファン装置20のファン21の内側にくい込むように配置されている。このため、第1吸込口111の中央部が電動モータ24のモータ本体24aで塞がれたような状態となっている。このため、ファン21は吸込抵抗が大きく効率が悪くなっている。
一方で、凸部31は、第2吸込口112側からファン装置20の内側にくい込むように配置されており、第2吸込口112の中央部が凸部31で塞がれたような状態となっている。このため、ファン22も吸込抵抗が大きく効率が悪くなっている。
すなわち、第2吸込口112には、この第2吸込口112に流れる空気の抵抗を、第1吸込口111に流れる空気の抵抗に合わせる凸部31が設けられている。したがって、凸部31により、上下のファン21、22の作動バランスを合わせることができる。
上記した構成によれば、モータ本体24aは、第1吸込口111に空気を流す通路112aに配置され、第2吸込口112に空気を流す通路112aには、第2吸込口112に流れる空気の抵抗となる抵抗部材30が配置されているので、小型化と送風機の作動バランス改善の両立を図ることができる。
また、抵抗部材30は、第2吸込口112に至る通路112aに向けて空調ケーシング11の壁面から突出する凸部31を有している。このように、抵抗部材30を、通路112aに向けて空調ケーシング11の壁面から突出する凸部31により構成することもできる。
また、凸部31は、モータ本体24aと同様の形状をなしているので、第2吸込口112に流れる空気の抵抗を、第1吸込口111に流れる空気の抵抗に合わせることができ、より送風騒音バランスを改善することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る車両空調装置について図3に基づいて説明する。図3は、第2実施形態の車両用空調装置の室内空調ユニット10を車両左右方向から視た断面図である。上記第1実施形態では、通路112aに向けて空調ケーシング11の壁面から突出する凸部31により、第2吸込口112に流れる空気の抵抗となる抵抗部材30を構成した。これに対し、本実施形態では、第2吸込口112に至る通路112aを流れる空気を第2吸込口112側に案内するガイド34により抵抗部材30を構成している。
ガイド34は、第2吸込口112に流れる空気の抵抗となるよう空調ケーシング11の壁面に形成されている。このように、ガイド34は、第2吸込口112に流れる空気の抵抗となるので、上下のファン21、22の作動バランスを改善することができる。
また、ガイド34は、第2吸込口112に至る通路112aのうち、第2吸込口112に流れる空気の主流が通る範囲から外れた箇所に形成され、第2吸込口112に至る通路112aを流れる空気を第2吸込口112側に案内する。
なお、ガイド34が形成されていない構成では、第2吸込口112に至る通路112aのうち、第2吸込口112に流れる空気の主流が通る範囲から外れた箇所で、渦が発生して送風騒音が大きくなる。
しかし、本実施形態では、ガイド34により、第2吸込口112に至る通路112aを流れる空気が第2吸込口112側に案内され、第2吸込口112に流れる空気の主流が通る範囲から外れた箇所で渦の発生が抑制されるので送風騒音を低減することができる。
上記したように、抵抗部材30は、第2吸込口112に至る通路112aを流れる空気を第2吸込口112側に案内するガイド34を有している。このように、第2吸込口112に至る通路112aを流れる空気を第2吸込口112側に案内するガイド34により抵抗部材30を構成することができる。
本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る車両空調装置について図4に基づいて説明する。図4は、本実施形態の車両用空調装置の室内空調ユニット10を車両左右方向から視た断面図である。本実施形態では、第2吸込口112に至る通路112aを迷路構造とする迷路構成部材32によりの抵抗部材30を構成している。
迷路構成部材32は、第2吸込口112に至る通路112aを迷路構造とする部材であり、樹脂により構成されている。迷路構成部材32は、第2吸込口112に流れる空気の抵抗となるよう空調ケーシング11内に形成されている。このように、迷路構成部材32は、第2吸込口112に流れる空気の抵抗となるので、上下のファン21、22の送風騒音バランスを改善することができる。
迷路構成部材32は、第2吸込口112に至る通路112aを流れる空気の向きを変える曲げ部321を有している。仕切り壁18より空気流れ上流側の空気通路を流れる空気は、仕切り壁18により迷路構成部材32側に向きが変えられた後、曲げ部321により通路112a側へと向きが変えられ、その後、第2吸込口112に吸い込まれる。
上記したように、抵抗部材30は、第2吸込口112に至る通路112aを迷路構造とする部材32を有している。このように、第2吸込口112に至る通路112aを迷路構造とする部材32により抵抗部材30を構成することができる。
本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
(第4実施形態)
第4実施形態に係る車両空調装置について図5に基づいて説明する。図5は、本実施形態の車両用空調装置の室内空調ユニット10を車両左右方向から視た断面図である。本実施形態では、第2吸込口112に至る通路112aに配置されたメッシュ構造のメッシュ構成部材33により抵抗部材30を構成している。
メッシュ構成部材33は、格子状に形成された樹脂により構成され、第2吸込口112に至る通路112aに配置されている。メッシュ構成部材33は、第2吸込口112に流れる空気の抵抗となるよう空調ケーシング11内に形成されている。このように、メッシュ構成部材33は、第2吸込口112に流れる空気の抵抗となるので、上下のファン21、22の送風騒音バランスを改善することができる。
上記したように、抵抗部材30は、第2吸込口112に至る通路112aに配置されたメッシュ構造のメッシュ構成部材33を有している。このように、第2吸込口112に至る通路112aに配置されたメッシュ構造のメッシュ構成部材33により抵抗部材30を構成することができる。
本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
(他の実施形態)
(1)上記各実施形態では、モータ本体24aを、第1吸込口111側からファン装置20の内側にくい込むように配置し、第2吸込口112に空気を流す通路112aに、第2吸込口112に流れる空気の抵抗となる抵抗部材30を配置した。
これに対し、モータ本体24aを、第2吸込口112側からファン装置20の内側にくい込むように配置し、第1吸込口111に空気を流す通路111aに、第1吸込口111に流れる空気の抵抗となる抵抗部材30を配置してもよい。また、空調ケーシングの向きについても、上記各実施形態に記載された向きに限定されるものではない。
(2)上記各実施形態では、空気フィルタ14→蒸発器13→エアミックスドア17→ヒータコア15→ファン装置20→吹出モードドア36、37→フェイス吹出口、デフロスタ吹出口、フット吹出口の順に空気が流れるよう構成した。
これに対し、ファン装置20の空気流れ下流側にヒータコア15を配置してもよい。すなわち、空気フィルタ14→蒸発器13→ファン装置20→エアミックスドア17→ヒータコア15→吹出モードドア36、37→フェイス吹出口、デフロスタ吹出口、フット吹出口の順に空気が流れるよう構成してもよい。また、フィルタを設けない構成とすることもできる。
(3)上記第1実施形態では、モータ本体24aを第1吸込口111側からファン装置20のファン21の内側にくい込むように配置する構成が開示されている。これに対し、モータ本体24aを第1吸込口111に空気を流す通路111aに配置する構成も可能である。
(4)上記各実施形態では、抵抗部材30を空調ケーシング11の壁面から突出するよう構成した。なお、空調ケーシング11と別部材で構成した抵抗部材30を空調ケーシング11に配置するようにしてもよい。また、上記各実施形態では、樹脂を用いて凸部31を構成したが、樹脂以外の部材を用いて抵抗部材30を構成してもよい。
(5)上記第1実施形態では、凸部31がファン22の内部に食い込んでいる。しかし、上下のファン21、22の作動バランスが合う範囲において、凸部31の上下方向高さを第1実施形態に対して低くしてもよい。また、上下のファン21、22の作動バランスが合う範囲において、凸部31の形状も種々変更可能しても良い。
なお、本開示は上記した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、モータ本体は、第1吸込口に空気を流す通路に配置され、第1吸込口および第2吸込口のいずれか他方の吸込口に空気を流す通路には、第1吸込口および第2吸込口のいずれか他方の吸込口に流れる空気の抵抗となる抵抗部材が配置されている。
また、第2の観点によれば、前記抵抗部材は、前記他方の吸込口に対向した前記空調ケーシングの壁面から前記他方の吸込口に向けて突出した形状の部材である。
また、第3の観点によれば、抵抗部材は、第1吸込口および第2吸込口のいずれか他方の吸込口に至る通路に向けて空調ケーシングの壁面から突出する凸部を有している。このように、第1吸込口および第2吸込口のいずれか他方の吸込口に至る通路に向けて空調ケーシングの壁面から突出する凸部により抵抗部材を構成することができる。
また、第4の観点によれば、抵抗部材は、他方の吸込口に至る通路を流れる空気を他方の吸込口側に案内するガイドを有している。このように、他方の吸込口に至る通路を流れる空気を他方の吸込口側に案内するガイドにより抵抗部材を構成することができる。また、ガイドにより、他方の吸込口に至る通路を流れる空気が他方の吸込口側に案内され、他方の吸込口に流れる空気の主流が通る範囲から外れた箇所で渦の発生が抑制されるので送風騒音を低減することもできる。
また、第5の観点によれば、抵抗部材は、他方の吸込口に至る通路を迷路構造とする部材を有している。このように、他方の吸込口に至る通路を迷路構造とする部材により抵抗部材を構成することができる。
また、第6の観点によれば、抵抗部材は、他方の吸込口に至る通路に配置されたメッシュ構造の部材を有している。このように、他方の吸込口に至る通路に配置されたメッシュ構造の部材により抵抗部材を構成することができる。

Claims (6)

  1. 車両用空調装置であって、
    空気を流す空気通路を有する空調ケーシング(11)と、
    前記空調ケーシング内に配置され、前記空気通路を流れる前記空気を冷却する冷却用熱交換器(13)と、
    前記空調ケーシング内に配置され、前記冷却用熱交換器により冷却された前記空気を加熱する加熱用熱交換器(15)と、
    前記加熱用熱交換器側へ流入させる冷風と、前記加熱用熱交換器を迂回して流れるバイパス通路(16)側へ流入させる冷風との風量割合を調整する温度調整用ドア(17)と、
    前記空調ケーシング内において前記冷却用熱交換器より前記空気の空気流れ下流側に回転軸の軸周りに回転するように配置され、前記空調ケーシング内において前記回転軸の軸方向一端側に形成された第1吸込口(111)側から前記空気を吸い込む第1ファン(21)および前記空調ケーシング内において前記回転軸の軸方向他端側に形成された第2吸込口(112)側から前記空気を吸い込む第2ファン(22)を有するファン装置(20)と、
    前記第1吸込口および前記第2吸込口のいずれか一方の吸込口に前記空気を流す通路(111a)に配置され、前記ファン装置を前記回転軸の軸周りに回転駆動するモータ本体(24a)と、
    前記第1吸込口および前記第2吸込口のいずれか他方の吸込口に前記空気を流す通路(112a)に配置され、前記第1吸込口および前記第2吸込口のいずれか他方の吸込口に流れる前記空気の抵抗となる抵抗部材(30)と、を備えた車両用空調装置。
  2. 前記抵抗部材は、前記他方の吸込口に対向した前記空調ケーシングの壁面から前記他方の吸込口に向けて突出した形状の部材である請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記抵抗部材は、前記他方の吸込口に至る通路に向けて前記空調ケーシングの壁面から突出する凸部(31)を有している請求項2に記載の車両用空調装置。
  4. 前記抵抗部材は、前記他方の吸込口に至る通路を流れる前記空気を前記他方の吸込口側に案内するガイド(34)を有している請求項2に記載の車両用空調装置。
  5. 前記抵抗部材は、前記他方の吸込口に至る通路を迷路構造とする部材(32)を有している請求項1に記載の車両用空調装置。
  6. 前記抵抗部材は、前記他方の吸込口に至る通路に配置されたメッシュ構造の部材(33)を有している請求項1に記載の車両用空調装置。
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